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二分の一((BL

1 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:10:28 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
こんにちゎ。というか初めまして。ゅぅきと申します。


私はBL好きなので、小説を作ってみました。

と言っても、カラダ系は初めてなのでそんなに上手じゃないと思いますが、もしよければ読んでみてください。




2 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:10:49 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「好きです」

単刀直入に言われた言葉。

生まれて初めて、人に告白された。




相手の子は少し俯き加減で俺の名前を呼んだ。

「あの・・・塩崎君?」

何も答えないままの俺に、相手は戸惑っているようだ。



「ごめん」

俺は知らぬ間にそう言っていた。


何でフッたのか分からない。好きな人がいるわけでもない。

気付けば、俺に好きだと言った女子は涙を流していた。


3 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:11:17 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
俺の名は、塩崎 優(しおざき ゆう)。

女みたいな名前だが、本名だから仕方ない。

こういってはなんだが、結構気に入っている名前だ。



昨日、告白してきた女子の席へと目をやった。


その子はいない。机と椅子だけがあった。


大方ショックで寝込んでいるとか、俺と顔を合わせられないとかだ。

罪悪感は全く感じられない。

いくら好みのタイプであっても、向こうが勝手に好きになって勝手に告白してきただけ。


それで勝手にショックを受けてるだけ。

俺には関係ない。



「塩崎?お前、春野フッたん?」

休み時間を告げるチャイムが鳴り、誰かが話しかけてきた。

俺は誰かと付き合うのを好まない。

友達なんか疲れるだけだ。


そいつのことも、名前すら知らなかった。



「だから何?」

目をあわさず、教科書をカバンの中に入れながら答えた。


「何でも。ただ、塩崎と話すきっかけが欲しかっただけ」


4 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:11:38 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「・・・は?」

俺は驚いて、そいつの顔を見てしまった。


不良っぽい・・・

人を見た目で判断するのはよくないかもしれないが、人目でそう思った。


髪の毛色抜きすぎ。

耳に穴開けすぎ。


って言うか、こんな目立つやつの存在に気付かなかったなんて。


「あ・・・なんでもない。ただ、塩崎って誰ともつるんでねーじゃん?」

といいながらそいつは笑った。


「・・・、お前誰?」

折角話しかけてくれたのだから、名前くらいは聞いておこう。

クラスメート同士なのに、"誰?"と聞くなんて周りからしたら、奇妙な話題だ。



「僕、後藤 恋(ごとう れん)。塩崎みたいに女みたいな名前だけど、よろしく」

丁重に自己紹介をし、後藤 恋は自分の席へ戻って行った。



・・・驚いた。あんな見かけでも、自分のことを"俺"とは言わないんだ。

それに、クラスメートの名前を覚えていないようなやつに驚きもしない。



恋。 俺からしてみれば、不思議なヤツだった。

5 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:15:54 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
今気付いたら、恋ってあまり女の子向けの名前じゃないですね(汗;

6 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 14:40:20 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「塩崎ー!」

あれ以来、後藤はよく俺に話しかけてくる。


"話すきっかけが欲しい"と言っていた。

元々俺と喋りたかったのか?


「・・・着いてくんな」

俺の答えは決まってそれ。

人になれなれしくされるなんて、俺は嫌だった。

それでも後藤は話しかけて来る。



「塩崎ー」

「・・・」

「塩崎?」

「・・・」

「おい?」



何を言っても無言な俺に対して、コイツは何がしたいんだ?


「なんだよ」

俺は鬱とおしそうに後藤を睨んだ。



「否べつに〜。お前とつるんでみてぇな〜と思って」

 
嫌だね。お前みたいな不良なんかと誰がつるむかよ。


「嫌。さっさと消えろ」

俺は思った通りのことを口に出した。

7 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 15:16:25 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
後藤は少し黙って、いきなり笑い出した。

「じゃ、僕も嫌」

そういいながら、一歩一歩近づいてくる。


「何で俺に付きまとうわけ?」

後藤に合わせて、俺は後ろに身を引いた。



「何となく、かなぁ・・・」

後藤は歩くのを止め、俺の顔を見た。


コイツの馬鹿さ加減には腹が立ってくるほどだった。

何となくで、人とつるんでいけると思ってんのか。

ふざけるな。



「・・・消えろって言ってんだろ」

俺は後藤に冷酷な声でそう言った。


後藤は少しだけ悲哀な表情を浮かべ、その場を去った。

8 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 15:26:20 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「後藤・・・いないのか」

担任が出席簿を手にしながらそう言った。

授業が始まっているのに、後藤はいない。



「仕方ない。授業を始める」

・・・無責任な教師だ。

授業のためなら、生徒一人の行方なんかどうでも良いと言うのか。



これだから人は信用できない。

俺は走れメロスの国王の意見と全く同じだった。



だが、後藤の無事なんてどうでも良いとは俺も思う。

なのに、あの顔が気になって仕方がない。



結局後藤は戻ってこず、授業が終わった。

9 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 15:36:25 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
チャイムが鳴った。

昼休みだ。



俺は教室で昼食を取らない。

教室内の女子は、耳元でギャーギャーと喚いてうるさい。




俺はいつも屋上で弁当を食べていた。

屋上は通常、出入り禁止になっている。誰も入ってくることはない。

尤も、俺も入っては駄目なのだが。



だが今日は人がいるようだった。

姿は見えないが、声色からして4人ほどだ。



普通の会話には到底聞こえない。

誰かが誰かをいじめているのだろうか。




「ぃ・・・やぁっ」

嫌がるも、甲高い喘ぎ声が聞こえる。

「嫌・・・じゃないんだろ?身体は正直だからな」


現場を目撃してないが、おそらく性行為だ。

10 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 15:56:11 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
俺は少し興味を示し、裏側に回った。

女子3人に、男子1人。


女子の方は誰か知らないやつだったが、横たわっている男子を見て驚いた。


後藤・・・


授業をサボってこんなことしてたなんてな。


4人とも俺がいることに気付かないでいた。



後藤は殆んど全裸で地面に横たわっている。

笑えるな・・・。

不良が・・・いい気味だ。


少しだが、俺は顔に笑みを浮かべた。

息を殺し、じっと後藤をみる。



「恋くん?もっと気持ちよくしてあげようか?」

後藤はもう、気絶寸前だった。

おそらく何回かイってるはずだ。



「ゃ・・・ですっ」

不良が女子に敬語を使っている。

これほど面白い場面はない。



「ふーん・・・。我慢は身体に毒だよ?」

そういって女子の方は、3人がかりで後藤を攻め続けた。



「・・・ぁっ。う・・・」

後藤は無惨にも気を失っていた。


「つまんないなぁ〜。折角見た目は不良なのに。中は変わってないんだね」


そういうと3人は後藤を置いて、どこかへ行ってしまった。


俺はしばらく見、やっと後藤を助ける気になった。

11 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 16:23:53 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「・・・生きてたのか?」

舌打ちするように俺は言った。


「・・・」

後藤は黙っている。

俺にあんな姿見られたのが、ショックでならないらしい。



「場所をわきまえろ。ああいう行為はいいとしてもだ」

そばにあった後藤の征服を、全裸の後藤に渡した。



「・・・好きでやってるんじゃない。あいつらの話、聞いた?」

「知るか」

「・・・そっか。なら良い」

後藤は俺から視線を外し、征服を着終わった。



「教室もどれ。・・・身体大丈夫か?次、体育だけど」

俺は驚いた。

自分でも驚くほど、人に優しい。



あの悲哀な表情には何かがあるようだった。

俺は、後藤に同情していた。

12 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 20:14:39 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
訂正。。征服→制服。
すみません。


13 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 20:32:05 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「ごめん。僕やっぱり体育休む」

後藤は壁に手を置き、フラフラと立ち上がった。


「・・・大丈夫か?」

あまりに表情が苦痛だったので、自然とそんな言葉が出る。



「SEXのせいじゃない。大丈夫」

後藤はそのまま歩きだした。


後藤に何があるか俺は知らないが、どうも気になっていた。




俺が人の心配をするなんて、多分初めてだ。

また、俺にすがってくるようなヤツも初めて会った。



後藤はボソッと"有難う"と言って、屋上を後にした。

14 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/04(金) 20:38:32 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
きります。

15 :さき:08/05(土) 08:55:17 HOST:ser350298003900129
あげ!!d(vu'#●")楽しみですww

16 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 09:25:51 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「後藤は、休みか」

教師が後藤の席に目をやり、そう呟く。


またか・・・。

今日で4日目だ。何をしているのだろう。

後藤が気になって仕方がない。



あの表情といい、俺に付きまとってくることといい。

いつしか俺は、人の身なんか案じなかった俺が、後藤の無事を願っていた。



授業も後半に近づいた頃、静かに扉が開き向こうに後藤が立っていた。


「遅れてすみません」

そう教師に謝罪し、俺の方を向く。

後藤は軽く会釈して、自分の席へとついた。



会釈の代わりと言ってはなんだが、俺も後藤の方を向いた。

席に座った後藤はずっと俯いて、教科書も出そうとしない。



「後藤?」

小声だが、俺は思わず声を出してしまった。


周りの奴らはそれほど俺の声が珍しいのか、一斉に俺の方を見る。


「大丈夫・・・」

後藤は今にも消えそうな声で言った。

大丈夫・・・と言うも、顔は苦痛で歪んでいた。




後藤がやっと教科書を出す気になったとき、チャイムが授業の終わりを告げた。

17 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 09:27:30 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
さき様
げめちゃくちゃ嬉しいですww
ぁりがとぅございます。

*更新*


チャイムと共に回りは一気に騒がしくなり、俺は金だけ持って教室を離れた。



塩崎が喋ってたぞ・・・

廊下を出る際、かすかに聞こえた言葉だ。

俺だって人間なのだから、声を出すこともある。

何が、珍しい。



そんな奴らの言うことなんか聞かず、俺はまた屋上に向かった。

購買部は、屋上に行くまでにある。そこでおにぎりでも買えば良い。



屋上には先客がいた。

体育座りのような姿勢で、俯いていて顔は見えない。


俺はヤツの隣に座った。

「後藤。何やってんだ?」

おにぎりの封を開けながら、俺は少年の方に視線を合わした。

「塩崎・・・」

後藤はやっと顔を上げ、俺達の視線が一直線になる。



「塩崎、へんなこと聞いて良いか?」

体育座りの格好を崩し、後藤は深刻な口調で問いかけてきた。

「何?」

俺も親身になって話を聞こうとする。


「同性愛って、アリだと思う?」

「何でそんなことを聞く?」

「・・・」

後藤はより一層悲しげな顔をして、黙り込んでしまった。



「アリじゃねーの?人が人を愛す確率なんて、宝くじで2億当たる確率より少ないんだから、そん中に同姓がいたって仕方ねーだろ」

沈黙を壊すのを名残惜しそうに、俺は答えた。

何故後藤がそんなことを聞くのか分からなかったが、話は聞いた以上、答えるのが義務だ。



「そっか・・・」

後藤は納得したように笑いかけた。


18 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 11:51:44 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp

「実は僕、昔付き合ってたヤツが同姓でさ・・・。そいつが今の佐伯の彼氏ってわけなんだ」

後藤はいきなり言った。

「・・・佐伯?」

「あ、この前のセフレ・・・」


何でそんなことを俺に言うんだ?といいかけたが、後藤の言葉が遮った。


「キスしてるところを佐伯に撮られて、まかれたくなかったら言うこと聞けって」

「俺に言ってどうなる?」

「・・・ごめん」


変な奴だ。謝るなら最初から迂闊に物を言うな。



後藤の話だと、佐伯ってヤツが後藤の身体に穴を開けたらしい。

昔はおしとやかで、ヤンキーなどという要素は全く後藤入ってなかった。


かつての俺は関心はなかったと思う。

人が不幸に遭ったって、幸せだって、俺には関係のないハナシだ。


人のことなどどうでも良い。

それが俺の精神だからだ。




でも後藤相手だと、なぜか親身になってしまう。

それは同情心というより、友達として・・・と言う様な感覚。

後藤とは何も面識が無いのに、放っては置けない。

そういう感覚。

19 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 11:59:02 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
すみません、また訂正です。。

全く後藤入ってなかった
を、
全く後藤には入ってなかった
と解釈して下さぃ。

20 :椿:08/05(土) 12:09:00 HOST:177.210.12.221.megaegg.ne.jp
スゴク面白いです(*^▽^*)
続きがものごっつい気になりますネ!!
頑張って下さい☆★☆ぁげです♪

21 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 13:21:23 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
椿様++
ぁりがとうございます!!
面白ぃですか!?
凄く嬉しいですww☆.:*(嬉´Д`)


*更新*


自分の隣に蹲っている少年をよく見た。

よく見ると俺より5センチくらい小さくて、顔も女顔。


「あのさぁ、後藤。お前その髪やめたほうが良いぞ」

俺はすっと後藤の髪の毛を触った。

後藤はびっくりして、俺の方を振り返る。


「でも・・・」

「その髪、気に入ってんのか?」

「別に。でも染め直したら、写真ばらまかれるから」

後藤はよそよそしい。というか、気が弱い。


「良いじゃん。佐伯なんか放っとけば?」

「怖い・・・」

見た目と中身が違いすぎる。

そのギャップの激しさに俺は笑ってしまった。


「何笑ってんだよ!?」

強気で言うが、どう考えても無理してるとしか思えない。

「俺の前では、本性でいろよ。"僕系"のお前が無理して強気がってると、笑える」

「いいの?」

見た目とは想像もつかない笑顔で、後藤は言った。

「何で嘘つく必要がある?」

俺も笑顔で返す。


「取り合えず、戻るか?」

ベルはもうとっくに鳴っていた。

22 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 18:03:25 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「ん・・・ぁあっ・・・」

帰り道。道端なのに、女性の甲高い喘ぎ声が聞こえた。

人目はなかったが、こういう場所でのSEXは正直やめてほしい。


「ぁっ・・・ぃいィ・・・んぁっ」

そう喘ぐ女性は、後藤を甚振っていたあの女だった。

"佐伯"と言うヤツかどうかは解らなかったが、間違いなく3人の内の一人だ。


しかも最後に後藤を気絶させた女だ。



「ゃぁっ・・はぁ・・・ん」

色っぽい喘ぎ声を聞くと、何故だか無性に腹が立ってきた。


後藤に近づいてんじゃねぇ。淫乱女子が。

自然にそう思えてくる。



「お前のせいで、後藤はボロボロだよ」

俺は誰にも気付かれないよう、小声で吐き捨ててその場を去った。



23 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/05(土) 18:18:15 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
随分変わったじゃねえか。

人は、外見を変えただけでこんなに変わるものなのか?


俺は誰よりも早く、学校に来たつもりだった。

教室の扉を開けると、寂しそうに1つの影がこちらを向いた。



髪の毛は黒く変色していて、ピアスも全く付けていない。

前の不良キャラからは、想像も付かないほどに後藤は変わっていた。



ルックスが良い・・・と言うわけでもないが、一般人というか秀才タイプって感じがする。



「あ・・・塩崎、おはよう」

後藤は笑って挨拶を交わした。


「お前、変わったな。前の後藤とは想像が付かないほど」

挨拶をするや否や、俺は驚きの表情を隠すことが出来ずにいた。




「だって・・・佐伯なんて放っとけって言ったのは塩崎だし、僕黒色が好きだから。それとさ」

後藤は少しためらって、

「僕のこと、恋って呼んでいーよ」

と言った。


誰も名前で呼びたいなど、頼んでいないが・・・?


「俺も優でいい」

「本当?」

後藤は目を輝かした。


呼び捨てにしろって言ったのは俺を呼び捨てにする、ただの口実だった。




+今日はこの辺りで・・・+

24 ::08/05(土) 21:08:32 HOST:237.net059085209.t-com.ne.jp
あg

25 :らん (qNWBKsIEFA):08/05(土) 23:23:43 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
意味は無いんですが、HN変えました(何故

k様++
上げ有難うございます。
応援して下さいね(誰;


*更新*(今日はこの辺りでって言ったんじゃ・・・ってツッコミナシで藁


恋、恋。

何か違和感がある。

俺が親しげに人を呼び捨てするなんて・・・



「優!!」

他人に呼び捨てにされたことのない俺には、"優"と呼ばれるのは不自然だった。

「優?聞いてる??」

そういって恋は俺にすがって来る。

「何?」

俺はいつもと変わらず、ぶっきらぼうに聞き返した。


「一緒に屋上行こーと思って」

恋はいつも満面の笑みだ。

なにがおかしいのか、と思うくらいに。



裏のない、屈託のない笑顔。

裏切るということが出来ない笑顔は好きだった。



何を知っているわけじゃない。

ただ、この笑顔は本物だって思うくらい。



「解った」

そう言って俺は教室に戻った。

そして弁当をカバンから取り出し、恋と共に屋上へ向かった。




26 :らん (qNWBKsIEFA):08/05(土) 23:24:37 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「れーんーくんっ」

突如、背後から声がして振り返る俺と恋。

声の主は、恋と行為をしていた女の内の一人だ。

道端で、SEXをしていた淫乱女子だった。



「佐伯っ・・・」

恋は酷く怯えた様子だった。

コイツか、佐伯という女は。


佐伯は昨日俺がやったみたいに、恋の髪の毛を触る。

「髪、染め直したんだ。オレンジ系の色の方が、亜由好みなのに〜」

佐伯亜由(さえきあゆ)・・・だな。覚えとこう、名前くらい。


「・・・触んなっ」

恋が佐伯の手を、バシッと叩いた。


「ったぁ〜。逆らったらどーなるかわかってんでしょお・・・」

わざと姿勢を低くし、頬を膨らませ、上目遣いで恋の目を見る。

まぁ、世に言うぶりっ子ってヤツだ。


「ねぇ、やろぉ〜」

俺がいるというのにも関わらず、佐伯が恋の手を握り行為の申し出をする。


「彼氏とヤッとけよ・・・」

恋は佐伯が握った手を振りほどいた。そして立ち上がり、佐伯から遠のく。


「酷い・・・。亜由はぁ、恋くんも好きなのに〜」

いちいち語尾を延ばす佐伯に腹立って仕方なかった。


佐伯も立ち上がり、恋の方へ歩いていく。


「犯らせてぇ〜」

そう言いながら、恋へと一歩ずつ近づく。


「嫌だ!!」

恋が威厳を放ったも束の間、佐伯は恋のポロシャツに手をかけた。


プチ、とボタンを外す音が聞こえる。

「あれぇ?感じてないね・・・」

佐伯は残念そうに、恋の乳首を舐めようと舌を出す。


「嫌ぁぁっ!!」

恋はまだ何もされていないのに、怯えながら抵抗していた。



「・・・やめとけ。嫌がってるだろ、解んねーの?」

俺は、自分の意思で佐伯の手を止めていた。

「何すんの!?」

佐伯は嫌悪立って俺を睨みつける。


「SEXなら、彼氏と路上でやっとけよ」

恋をまた犯そうとしている佐伯に、俺は止めの一言を食らわせてやった。

佐伯は言葉を詰まらせ、無言でそこから立ち去った。


27 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:08/06(日) 09:00:54 HOST:actkyo088030.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
(ゝc_,・o)ノ+゚*。゚オハツ+゚。*゚+
すごい面白いデスЙёッッ
もう少し早く気づきたかったooooc(涙'Д`.)v
更新p(○´∀`)q ガンバッテくださぃ♪

28 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 11:28:18 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。 様++
ぁりがとうございます☆
面白ぃですか???(ノ*´▽)ノワーイ♪
はい、頑張りますネo

*更新*


「優・・・」

恋は声を震わせていた。


俺は何も言えない。言う言葉が見つからない。

恋も何も言わなかった。


おそらく、明日になったら例の写真がばら撒かれているだろう。


「だから」

俺は声を出した。

「気にすんな。お前がそいつを本気で好きだったのなら、仕方ないことだろ?」

「・・・」

「同姓を好きになる確率なんて、二分の一なんだからな。そん位の確率だから、気持ち悪いこともなんともないよ」

俺は恋を励ますようなつもりで言った。



「にぶんのいち・・・」

そう、恋は呟く。まだ不安そうだ。



「どうしても撒かれたくないのなら、佐伯から力ずくでも取り返せば?」

俺は冗談で言ったつもりだった。

なのに恋は本気で俺の言葉を受け入れ、後々思わぬ事態を招くことになる。

29 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:08/06(日) 11:36:11 HOST:actkyo087156.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
どんな事態を招いたのかoooo気になります!!
続き楽しみにしてますッッ

30 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 11:55:24 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「佐伯!」

さっきの怯えとは全く正反対に、潔く佐伯のクラスへ入っていった。


「何?」

佐伯はまだ、写真を誰にも見せていないようだった。

他の女子と弁当を食べながら、恋の方を向いた。


「あの写真、消せよ」

ただ言っただけでは、佐伯に通用する訳もないと思いながらも、恋は静かに言った。


「消して欲しい?」

「当たり前だろ!」


「・・・解った」

佐伯は、少しだけ言葉をためらっていたが、素直に用件を引き入れた。

「ただし・・・」

少し声の高さを変え、ニヤっと笑う。

「ただじゃ、ダメ。そぉね〜・・・今日午後5時、公園の前に来てくれる?あ、あの隣にいた男子には言っちゃだめだよ〜」

と、いつものぶりっ子調子で恋を誘った。


「解った」

何をされるかわからないが、写真を消されるなら・・・と恋は了承した。




「遅ぉ〜。亜由、待ちくたびれたよぉ?」

相変わらず、語尾を延ばす。

恋は佐伯の元へ、走っていった。


「恋くん?今から何されるかわかってる??」

佐伯がニコニコ笑いながら恋に耳打ちする。


すると、恋の顔が青ざめて行った。


「大丈夫だよ。やったことあるでしょ?亜由の彼と」

「ない!!キスまでだった・・・っ」

恋は、嫌々とその場を逃げようとする。


「消して欲しくないの?亜由、約束は守るほうだけど・・・」

携帯を取り出し、男同士のキスシーンを恋の顔に近づけた。


「・・・」

「まぁ、ただのSEXとは言わないけどね。ちょこっと快楽度が増すだけ」

「・・・っ」

「解ったら、亜由に着いてきて」

恋は仕方なく、佐伯に着いて行った。

31 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 11:57:32 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp

。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。様++

さぁ。。。どんな事態を招くんでしょう?(ワラ*

ぇっと、またコメント有難うございます♪
はい、楽しみになさってください(ぇw


*更新*


着いたところは、あるホテルのようなところだった。

繁華街より外れたところに一軒だけ聳え立つ、いわばラブホテル。



「亜由はここで終わりね。じゃ、楽しんできてね〜」

と、佐伯は恋の背中を軽く突いた。

その反動で自動ドアが開き、中には2人の男性がいた。


「コイツか?」

男性達はニヤニヤ笑いながら、恋の方を見る。

「ま、いっかぁ。顔はタイプじゃないけどなぁ・・・」

一人の男性が恋の顔をくいっと上げる。

恋の顔は、恐怖で怯えていた。



「着いて来い。部屋はこっちだ」

と、強引に手を引っ張られる。



恋はさっきから一声と声を出していない。

変わりに胸の中で、ある固有名詞を唱えていた。


(優・・・っ。助けて、優っ)

32 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 12:13:49 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
部屋の扉を思い切り開けられ、その中へ恋は突き飛ばされていた。



犯られることは頭の中では解っていた。

だが、佐伯は"ただのSEXでは無い"と言っていた。

一体、何をされるのだろう・・・と、恋の胸は不安と恐怖でいっぱいになる。


男達が二人、部屋の中へ入ってきた。

さっきと同様に、扉を思い切り閉める。


「お前、同姓同士でヤッたことあるか?」

いきなり、そんなことを聞いてくる。


恋は首を横に振った。

男はこくんと頷いて、小さな袋を取り出した。


「これ、何か解るか?」

恋はまた、首を横に振る。

「飲め」

男が持っていたペットボトルの中に、その袋の中の白い粉状の物を入れ、恋に渡した。

恋は飲むのをためらっている。毒が入っているのかもしれない。



「飲めっつってんだろ」

男は液体を自分の口の中に入れ、恋に口付けをした。

そうすると、白い異物は勝手に恋の喉を通る。


「それはなぁ・・・麻薬だよ、麻薬」

麻薬、と聞いた途端、恋は咳き込んだ。

液体を出そうと必死だったが、時既に遅し。

もう、恋の体内に充満していた。


男達は、その光景を見てケラケラと笑っていた。



媚薬なら有り得るものを、SEX前に麻薬を飲ます、と言うのは前代未聞だ。

恋は、放心状態だった。

もう抵抗する力も儘ならないほどだった。


「諦めたか?ってか、元々抵抗なんて殆んどしてないがな」

男は、恋の身体をベッドに寝かし、ボタンを一つ一つ外していった。



33 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 15:13:52 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
放心状態と言えど、恋にはしっかり意識がある。

自分が今、どんな状況に置かされているか頭の中では解っているはずだ。



男は、恋の手を縄で縛った。

ボタンを全て外し終わり、恋は上半身裸になっていた。


「ぁっ・・・」

突起されていない乳首を舐められ、恋は喘ぎ声を出す。

「かわいー声」

男はフッと笑いながら、下半身を纏っているズボンもずり下ろした。


「勃ってんじゃん?嫌じゃないんだろ?」

恋の急所を触りながら、答えにくい質問をする。

少し触れただけで、恋の身体はピクンと魚のように跳ねる。


「いやだっ・・・やめろぉ!!」

ここまで来て、恋はやっと抵抗する気になった。

縛られている手首を必死に動かす。


男達は、嫌がる恋の顔を見て一層に行為を楽しんでいた。

恋のモノをグッと掴み、そのまま口まで運んでいく。


「んぁ・・・っ。ゃめ・・・」

こらえきれない快感に、思わず恋は声をあげた。

こんなことされて感じている自分が情けない。

「止めて欲しいんじゃないだろ?こんなに濡れてんのに・・・」

男は、尚も一層舐めるのをやめない。


「いや・・・っぅ・・・ゆぅ・・・優っ」

先ほどまで胸に止めておいた固有名詞を口に出した。


「・・・けてっ、優・・・」

必死で塩崎優の名前を呼ぶ恋。


「もういいだろ・・・」

男はそう言い、自分のモノを出してきた。


恋の裸体と、喘ぎ声で男のペニスは大きくなっていた。


「嫌ぁぁっ」

恋も一層に暴れだした。

男は気にもせず、自分のモノを恋の秘孔へ入れようとする。


「入んないって!!やめろ!!」

恋は反射的に異物を拒絶した。

先端が少し入った、と思った瞬間、男は誰かに殴られていた。



「優・・・?」

34 :白夜:08/06(日) 16:38:04 HOST:softbank220044238073.bbtec.net
BLラヴ〜♪頑張ってください!

35 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 17:01:30 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「恋?」

恋の消息を察して、俺は校内全体を探していた。


2-A

と言う札が俺の目前に浮かぶ。

教室内からは、キャピ声の女子が2、3人で寄り添って喋りあっていた。


「佐伯って、やばそうだよね」

"佐伯"と言う名を聞いて、俺は無意識の内にその場に止まった。

「あー、知ってる。ヤクとか平気でやってる奴らと絡んでるって聞いたことある!」

「今頃、後藤君危ないんじゃない??」

後藤・・・?恋のことだ。俺は尚も耳を寄せた。

「言えてる。さっき佐伯と喋ってたもんね」



「佐伯はどこだ?」

俺は他人のクラスに乗り込んだ。

人・・・特に女子とはあまり喋ったことがない俺に、佐伯について語っていた女子達は酷く驚いた様子だった。


「さぁ・・・知らないけど、5時に公園に来いって後藤君に言ってた」


俺は女子達に手がかりを聞き、そのまま走って校内を出た。


公園・・・。

公園と一言に言っても、多数ある。

一体どこの公園なんだ?


「恋ー!!」

佐伯を探しているのにも関わらず、俺は恋の名を呼んでいた。

どこにいるんだ・・・


壮行しているうちに、ある繁華街から外れた公園の前に来ていた。

この公園にいるという確信はないが、俺はキョロキョロ辺りを見回す。

公園内の時計を見ると、5時23分。


「ここじゃないのか・・・」

俺はその公園から身を引いた。


36 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 17:01:48 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
暫く歩いていくと、携帯を片手に持った佐伯を見つけた。


「佐伯!恋はどこだ?」

俺はすかさず佐伯に近づき、恋の居場所を聞く。


「・・・知らない」

佐伯は無理にとぼけたフリをして言った。


「本当にか?」

「うるさいなぁ。知らないってば」

「じゃあ、お前5時に公園で何してた?」

「・・・」


「言えよ」

俺はしつこく佐伯に問いかける。

佐伯も諦めたのか、心情を言葉に出した。



「公園の近くのラブホテル。でも今頃もうやられちゃってるかも・・・」

場所を聞くと、俺は一目散に走った。

自分でも何故こんなに胸騒ぎがするのかわからない。


恋が犯られてるかも・・・と考えると、居ても経ってもいれない状態だ。



「恋!!」

恋の存在を確認するため、ホテル内に入ると同時に大声を上げた。

フロントへ駆け出し、

「俺より少し背が低いくらいの男子がここに来てませんか?」

と質問する。


「ハイ・・・30分ほど前に来られたかと思います」

フロントガールは丁重に受け答えした。


「どこの部屋ですか?」

俺は焦って聞いた。

相手は困って、

「それはお教えできかねません・・・」

と答えた。


「頼む、教えてください。俺の弟なんです」

・・・変だな。嘘を吐くという行為が一番俺は嫌いなはずだ。

なのに、恋を助けるためにそんな嘘を吐いている。


「解りました」

フロントガールは納得した様子で、俺に部屋番号を教えてくれた。

人が良い人だったのだろう、おそらく。


指定された部屋の扉は、鍵がかかっていない。


開けると、恋に二人の男が群がっている。

恋の顔は、引きつっていた。


一人の男が、恋に自分のモノを入れようとする。


ドガッ

鈍い効果音がしたと同時に、男は頭部を押さえ、痛がっていた。


「優・・・っ」

恋が愛しそうに俺の名を呼んだ。

37 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 17:03:28 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
白夜様++
ぁりがとうございます☆
頑張ります!!
ぅちもBL大好きなんですよ〜(ォィ



38 :らん (qNWBKsIEFA):08/06(日) 19:31:01 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「どうしようっ。僕、麻薬飲まされた・・・」

恋は俺に飛びついて、激しく動揺していた。

どうしよう、と言われても答えられない。


俺はそばに散乱していた服を恋に渡し、とりあえず外へ出ておくように命じた。



「恋には、手出すな・・・」

部屋の中で、焦り気味な二人を俺は睨んだ。

「違う!三万で買ったんだよ」

一人の男が顔をしかめながら言った。


「誰から?」

「佐伯・・・とか言う女」

「ふうん」

やはり佐伯だったのか。

恋をこんな目にあわせて何になるって言うんだ・・・?


俺はそれから無言で部屋を立ち去った。

「それで」

扉を開ける際に、俺は質問と共に少し立ち止まった。


「麻薬・・・飲ませたのか?」

「誰が。高校生に、金も払ってねーのに飲ますかよ」

「ああ。ちょっと驚かそうと思っただけだ」

男達は口々に主張した。

確かに考えてみたらそうだ。

金も払わずに見知らぬヤツにそんな危険なものを使うとは考えにくい。



「もう関わるなよ、佐伯とは」

そういい残し、壊れるほどに扉を力強く閉じてやった。

39 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 08:10:48 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
恋は自分の体内に麻薬が入っていると信じ込み、おどおどしていた。

俺はそんなもの使ったことがないから分からないが、使った瞬間快楽に覆われると聞いたことがある。

それに1日も経てば薬の効果を切らし、薬を求め幻覚や幻聴などと言った後遺症が現れるらしい。



「麻薬・・・が喉を通った時、どんな気分だった?」

俺はホテルから出たと同時に、恋に聞いた。

「なんも感じなかったけど」

「もし体内にそれが入ってるなら、明日になれば幻覚とか見ると思うから」

普通に"麻薬など使ってない"と言った所で、信じるような状態ではなかった。




「バカ。学習能力ないんか?」

と、俺は恋の頭を軽く小突く。

「何・・・?」

恋は驚いた表情で俺を見た。



「佐伯なんかに惑わされるなよ」

「だって優が力ずくでも取り返せって言ったじゃん」



俺は物が言えなくなってしまった。恋の言うとおりだ。

何であんなことを恋に言ったのか、自分でも分からなくなってきた。

俺が言った一言で、恋がこんな目に遭うなんてな。



過去を拘らない俺が、初めて"後悔"というものを目前にした。

40 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 08:49:34 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
「ゴメン」

頭を斜め45°下げ、俺は謝罪した。

「別に・・・」

恋はどうしたら良いのか、戸惑っている様子だった。



「家まで送っていくから・・・」

元はといえば、この事態は俺のせいだ。

せめてもの償いのためにそう言った。


恋は首を横に振り、無言で一人だけで歩き出した。



「・・・」

段々遠ざかっていく恋の背中を見て、俺は何も出来ずに居た。


どうすれば良いのだろうか。

もしかして、恋を傷付けた・・・?

俺が着いたときは、もう遅かったのか・・・。




その日一日、俺はアイツのことしか脳中に無かった。

俺は遅かったんだ。

恋を助けることが出来なかったんだ。


恋は多分・・・。

思考がどんどんマイナスになっていく。


「恋っ」


あの女子をフッた時には感じられなかった罪悪感が俺を襲った。


ゴメン

どうすれば、良いのだろう・・・。

謝罪なんかじゃ恋の傷を治せない。


+一旦きります+

41 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 13:17:27 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp


*更新*



「おはよう!!」

いつもの調子で恋は話しかけてきた。

俺は何も応えることが出来なく、ただ黙って恋の顔を見る。


「優・・・」

俺が無表情だと、恋は悲しげな顔を浮かべた。



「・・・ごめんな」

「え?何が?」

「ごめん・・・」

「僕・・・何もされてないよ。って言ったら嘘だけど・・・」

「えぇ!?」

「まだ童貞。同姓同士ではだけど」



・・・そうか。

恋は男達に汚されてないのか。

そう聞くと、俺はホッと胸をなでおろした。

恋のことになると、なぜか必死に心配していた。


「良かった」

「・・・そんなに心配してくれたのか?」

「もちろん」


自然と本音が出てしまった。

恋からも笑みがこぼれる。



「あの、優・・・」

方向を自分の席に変えた恋が何かを言いかけた。

俺は顔を疑問系にし、恋の方を向く。


「あ、ごめん。なんでもないや・・・」

恋は少しだけ苦笑し、自分の席に着いた。

42 :伽羅メ婁:08/07(月) 16:32:15 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
アゲ 何というか…ほかのBLと違ってズキンときます(何や) 恋君可愛い♪

43 :パピコ:08/07(月) 17:02:03 HOST:ser356611004750034
ぉ願いです!!!!!早く続きを…!!!!!もぅ最高ですヾ(≧∇≦)〃めっちゃ続き見たいです!!!そんで佐伯を抹殺し、優と恋ゎヤっちゃって下さいィィィ!!!!!!!b(≧∪≦)d

44 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 18:01:37 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
伽羅メ婁 様++
あげ有難うございます!!
ぇ!?本当ですか??嬉しいです☆恋君(ワラ
ならばもっとズキンと来るように頑張ります(ォィ

パピコ 様++
最高ですか??
嬉しいです〜♪ワーィ(ぇ
解りました。今から更新します☆

45 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 18:02:15 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
気が立っていた。

恋の苦笑は、例えどんな形であれ心配してしまっていた。


なんだ、恋。

あの苦笑は何なんだ?



自分が悪いことでもしたのか、と心が痛む。



恋の苦痛と俺の苦痛は、イコールで結ばれていた。

何でこんなに心が痛む。

恋は何もされていないはずだ。

なのに、何故?



考えに浸りながら、授業中だというのに俺は寝てしまった。

夢の中で過去が過ぎった。



屋上で一人、戯れる恋。

いや、戯れているかは解らないが。



『塩崎、変なこと聞いて良いか?』

夢の中の恋が居もしない俺に問いかけてきた。

『同姓愛って、アリだと思う?』



チャイムの音が、目覚まし時計代わりに俺の目を覚まさせた。


同性愛は・・・アリ、だ。

今はあの時の恋の気持ちが、痛いほどよく伝わる。


46 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 18:12:31 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp
今では解る。

それは決してあってはいけない・・・

と言うわけでもない。


人を愛すのは、個人の自由だ。

血縁関係であれ、教師と生徒の関係であれ。



・・・勿論、同姓であっても。



「優」

授業時間が終わり、恋がいつもの調子で俺の名を呼んだ。

俺もいつもの調子で応答しない。

「優っ!!」

恋もまた、しつこく名前を呼ぶ。

そして、日課の如く行われる俺と恋の会話。



確かに恋は大切だ。護りたいとも思う。

現に昨日、ああ言う行動に出た。

今までなら有り得なかったことだ。

恋。 相手が恋だからやったんだ。



なのに俺は、まだ恋に愛す意味での"好意"を持っていなかった。

いや、自分では分かっていない。

解っているのに解っていない。



俺からの恋への気持ちは、まだそんな曖昧な程度だった。

47 :らん (qNWBKsIEFA):08/07(月) 18:39:53 HOST:hvssf07.zaq.ne.jp

「優うぅっ!!」

返答しない俺にイラつかせながら、恋は耳元で叫んだ。

「なんだよ!?」

俺は反射的に耳をふさいだ。内部から、キーンと言う奇妙な音が聞こえる。

「10回呼んでも返事しないからだよ!!」

イラつかせる、と言うか恋は本気で怒っていた。




「・・・・・・ごめん」

「早く行かないとおにぎり無くなるっ言ってんだよ」

「あ、ああ・・・」

妄想と同じく、曖昧な返事をする。



俺と恋は、購買部でおにぎりを二つ買い、いつもと同じように屋上に向かった。


「って言うか、屋上って本当は立ち入り禁止なんだな・・・」

"立ち入り禁止"と書かれたペンプレートを手にし、恋は呟いた。



「僕、佐伯とヤる時はいつも屋上だったけど・・・」

「あ、あのさ恋・・・」

佐伯のことなど忘れさせようと、俺は恋の言葉を遮った。

48 :パピコ:08/07(月) 21:47:34 HOST:ser356611004750034
めっちゃィイ(((*≧▽)×(▽≦*))萌える♪笑

続きを読みたいですッッヾ(≧∇≦)〃

49 :伽羅メ婁:08/07(月) 22:15:27 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ 早くラブAになってほしいです(笑´ν`笑) でもこのじれったさがいいんですが(笑)

50 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:08/07(月) 22:39:36 HOST:actkyo137127.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
更新かなり逃してましたoooc(涙'Д`.)v
ァゲ松☆ミ更新楽しみにしてます!!

51 :らん (qNWBKsIEFA):08/08(火) 10:39:56 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
っわぁぁ(何
こんなに書き込みがあって凄く嬉しいです!!
皆様本当に有難うございます☆

パピコ 様++

良いですか!?めっちゃ嬉しいです。
どんどん萌えちゃって下さい♪(笑

伽羅メ婁 様++

また上げ有難うございます。
じれったいですねぇ、二人とも(は?

。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。 様++

上げ有難うございます。
はい!!ただ今より更新いたします☆


訂正。。 ペンプレートではなくて、テンプレートです。
申し訳ありません。

52 :らん (qNWBKsIEFA):08/08(火) 10:40:08 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
「何?」

テンプレートを手から離し、恋は俺の方を見る。

「お前、俺のこと好きか?」

扉を開けながら、俺は自分でも考えていない変な質問をした。



「・・・?」

恋は俺の意味不明な質問に戸惑いを隠せない様子だった。

「あ、否。変な意味じゃなくて・・・」

必死でごまかす俺。

何か自分が情けなくなっていた。


「うん。好き」

恋が俺の好きな笑顔で答えた。



恋の屈託のないその笑顔を見ると、ドキンと心臓が高鳴る。


自分の心臓が物凄く騒いでいるのに気付き、俺は驚いた。


(ドキン・・・?)

自ら感じたことのない感覚が全身を襲った。



「優?」

顔をしかめている俺の肩を、恋はポンと叩いた。

「うわぁっ」

俺は驚いて飛び退いた。


「・・・」

「あ・・・」


それから幾分かの沈黙が続く。

行き詰るなぁ・・・。この空気。



俺は黙ったままおにぎりを食い尽くし、その場を離れた。


「待って、優」

と言う、恋の叫び声も無視した。

振り返ったらまた、気まずい空気が流れそうだ。



「僕・・・優!!」

名詞だけで言葉を言っている恋が段々遠のいていく。

恋は俺を追ってこない。



「・・・が好きだよ!!」


直接本人が言ったわけじゃない。

ただ単に、俺の脳内を"好き"と言う二文字が過ぎっただけだ。

53 :パピコ:08/08(火) 10:57:48 HOST:ser356611004750034
めっちゃ萌えッです
ャバイです。私のハートにピンポイントです!笑
もぅぁと一歩でキュン死になところでぃつも読んでいます更新楽しみにしてますんで漱漱漱

54 :らん (qNWBKsIEFA):08/08(火) 11:05:47 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
恋が言った"好き"って言うのは、恋愛の方ではないとわかりきっていた。

なのにあの言葉を幾度か聞き返すと、胸がうずく。


嬉しい、と言うか・・・

切ない、と言うか・・・



確実に好意があるのはわかっている。

ただ、恋愛をしたことの無い俺にとって、それは愛なのか友情なのかわからない。


そもそも恋愛ってなんだろう・・・。




考えに浸りきっていると、クラスの奴らの声が聞こえてきた。


「後藤君って、ホモなんだってー」

以前はそんな話、例え俺に投げかけたって聞く耳も持たなかったが、後藤という言葉が入っていると、自然に耳が傾く。

「うっそぉー。気持ち悪っ」

「だって亜由ちゃんから写メ送られてきたんだよ〜」


気持ち悪い事なんかあるかよ。

同性愛って言ったって、れっきとした"愛"だ。


「うわ〜。ホントだ!!この左側の人って平野君だぁ!!」



「・・・?」


俺は何の断りもなしに、女子の間に割り込んでそいつらの携帯を見ていた。


「何すんの?塩崎!!」

隣で名前も知らないような女子が叫んでたってあまり気にもしなかった。



「こいつ、何て名前だ?」

俺は恋の左側にいた人を指差し、携帯の持ち主に聞いた。


「平野竜希(ひらのりゅうき)君・・・」

平野?そんなヤツ聞いたこともない。


「返してよ、携帯!!」

女子が必死に喚くものだから、俺は一言ありがとう、と言って携帯を返した。



平野か・・・

顔も見た事がないようなヤツなのに、俺は不快感を覚えた。



「あたし、塩崎と喋った!!」

「しかも向こうから喋りかけてきたよねー」


あんな写真を何の意味があって見るのか・・・と言う会話は1つも耳に入ってこなかった。

俺は初めて、"こんなキャラで良かった"と思った。


55 :らん (qNWBKsIEFA):08/08(火) 11:08:38 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
パピコ 様++

そうなんですか??ありがとうございます!!
凄い嬉しいです♪
あぁ〜、死なないで下さい!!(ぇ


56 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/08(火) 13:26:59 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp

「ホモだよ・・・」

「ホモだよねぇ・・・」

いたるところから、恋に対して"ホモ"と言う言葉が飛び交っていた。

恋も平野ってヤツも、何もせずにじっと黙り込んでいた。


「気持ち悪い・・・」


気持ち悪い、か。

別に俺に言われた訳ではないが、どうしても俺に向かって言われているような気がしてならない。


「同姓を愛して何が悪いんだ。俺も恋もお前等も、二分の一で同姓を愛していたかも知れないんだぞ?」

俺は、誰にも気付かれない声で呟いた。



「違う!!」

突然、平野が叫び声をあげた。

恋の元恋人・・・ってことは、今の佐伯の彼氏か?


「俺はそんな気ねーよ。後藤が勝手に迫ってきただけだ」

と、平野はひそひそ話をしていた奴らに言う。


「竜・・・希?」

恋は驚いた表情であちらを見た。


「こんな・・・変態と一緒なんて俺は嫌だね!!」

平野は恋を睨んだ。

"真相話すんじゃねーぞ" と言っているかのように。


やっぱりな。

人間は裏切りナシに生きていけないってか。

これだから、人は信じられない。


「嘘っ・・・」

恋の声は今にも泣きそうだった。



安心しろよ、恋。

俺は恋のことは裏切らないつもりだから。


俺は、恋を目で抱擁してやった。

57 :パピコ:08/08(火) 14:18:50 HOST:ser356611004750034
ぁげ↑↑↑更新ぁりがとぅございます
でも平野……ぉ前ゎ死んでしまえッッ。。。。。となりました。笑
恋クン優クンとぜひ恋仲になってくださぃ漱漱
もぅこの小説大好きなんでまた更新楽しみにしてますッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

58 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/08(火) 14:58:37 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
パピコ 様++

またまたげていただきまして、ありがとうございます!!
平野酷いですね〜(笑
大好きだなんて・・・
凄い嬉しいです!!
申し訳ありませんが、更新は明日になるかと思います。

59 :パピコ:08/08(火) 17:26:29 HOST:ser356611004750034
ぁげ↑↑
明日の更新楽しみにしてますんでッッ
この小説ぉもしろスギッッ漱

60 :パピコ:08/08(火) 20:25:17 HOST:ser356611004750034
ぁげ♪

61 :伽羅メ婁:08/09(水) 00:56:36 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ! !平野しんじまえアホ!って感じですねww 更新楽しみにしてマースv

62 :伽羅メ婁:08/09(水) 00:56:41 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ! !平野しんじまえアホ!って感じですねww 更新楽しみにしてマースv

63 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 08:09:54 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
パピコ 様

上げありがとうございます♪♪
面白いですか・・・(嬉)!!


伽羅メ婁 様

上げありがとうございます!!
平野クン酷いですねー(ぇ


でゎ更新いたします☆


「良いのか」

本当に真実を言わない恋に、そう言った。


「うん。ただ、竜希が嘘吐いたから・・・」

「バカだな。だから人間を信じちゃいけないんだよ」


「暴君・・・ディオニスか?」

恋は少し考えながら、走れメロスの国王の名前を口に出した。

「おおー、それそれ。思い出せなかったんだよな」

すっきりしたような感じで、俺ははしゃいだ。


「僕は、違うよ。メロス派だから・・・」

「あっそ。でも今日みたいに痛い目に遭うぞ」


俺の言葉に、また恋は俯いた。


俺が心配そうに恋の顔を覗き込むと、

「大丈夫!佐伯には怯えないって決めたし・・・」

とぎこちない笑顔で言った。


「あ、今日僕の家に来てくれないか?」

「・・・何で」


「勉強教えて欲しい・・・」

恋は恥ずかしそうに、期末テストの解答用紙を俺に見せた。


・・・俺より50点も低い。


今の髪の毛の色や、顔立ちからは予想できないほどの点数だ。

俺だって他人のことは言えないが、完璧に赤点。


今まで見たこともないような点数に、俺は声を立てて笑ってしまった。


「笑うなよっ!!」

頬を赤らめて言う恋にまたときめいてしまった。

64 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 08:11:15 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
目の前に、"聳え立つ"ような高層マンションに恋は住んでいた。

あまりの高さに口をOの字に開け、突っ立っている俺。



「優?」

「お・・・お前っ、金持ちだったのか?んな豪華な家に住みやがって・・・」

俺なんか、家賃13万円の賃貸マンションだぞ!?



「・・・住んでないよ、ここは別宅だから」

別宅だと!?

これよりもっと豪華な本邸があるって言うのか??



エントランスに入ると、すぐに目に入ったのはシャンデリア。

内部には、プールつきの公園。


まぁ、この敷地全て後藤家が所有している訳じゃないようだが、それにしても凄すぎだ。


「あまり人を連れてくるのは嫌なんだ。でも優なら嫌味言ってこないかな〜、と思って」


否。

内部見学に時間を費やしているので、嫌味なんて言ってる暇ない。

マンションって言うより、高級ホテルだ。


恋の部屋まで着くまでに、俺は"スゲー"としか言ってなかった。



「はい、着いたよ」

表札が1102 後藤 となっているところで恋は止まった。


カチャっと扉が開き、周りに目がいっていた俺は、慌てておじゃまします、と言う。


「あ、そんなに畏まんなくても誰も居ないから」

どうぞ、と恋は俺を部屋の中に誘った。


玄関分だけで、俺の部屋の面積はあるぞ・・・。

部屋の中に入っても驚くことは多い。


食器棚や、台所などはあるのに、日常生活に欠かせないものは何も無かった。


「こっちだよ、僕の部屋」

別宅といえども、部屋はちゃんと割り振られているようだ。


俺は恋に手招きされ、恋の部屋へ入った。


それにしても、使用人さんも居ないんだなぁ・・・。

別宅って言っても金持ちなんだから、掃除婦くらい雇ってると思ったのに。


少々ばかり疑問に思ったが、恋と二人切りだしまぁ良いか、と浅く考えていた。


65 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 08:24:45 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
「うっわぁ。本当に解った!!」

「だろ?ちょっとだけ考えたらわかるんだって」

今まで記号のように見えていた数式が解け、恋は得意げに笑みを浮かべていた。



「あ・・・俺もう帰るわ」

時計を見ると、19時。

外はもう暗くなっていた。


「ちょっと待って。夕食でも食べていったら?」

と、恋は俺を引き止める。


夕食って言ったって、材料も無ければ食器も無い。

俺はそんなの迷惑だ、と言うのを口実に家に帰ろうとしていた。


「あ、コンビニで紙皿買って来るし。スーパーとかで材料買ってこれば、僕が作るから」

俺の考えを全て見透かしているように恋は答えた。


「ちょっと待ってて」

恋は財布を持ち、家を出た。



お金持ちがコンビニなんて割に合わないよなぁ・・・

使用人は居ないみたいだし、仕方ないのか?



恋が居ない間、俺は意味もなく恋の部屋とリビングを行ったり来たりしていた。



カサ、と物音がし、振り返ってみると写真が机から落ちていた。

拾い上げてみると、写真の中には笑顔で写った恋と平野。

見事なツーショットだった。



恋と平野が好き合っていたってことは前々から知っている。

なのに、見てはいけないようなものを見てしまったような気がして、俺は慌てて写真をおいた。

それも、面が見えないように裏返して。


またあの妙な不快感に包まれた。

66 :伽羅メ婁:08/09(水) 08:38:21 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ

67 :パピコ:08/09(水) 09:11:27 HOST:ser356611004750034
ぁげぁげぁげ↑↑↑
めっちゃぉもしろいです♪♪♪♪♪続きが気になって気になって…メォ
更新がんばってくださぃ♪楽しみにしてますんでッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

68 :らん (qNWBKsIEFA):08/09(水) 09:23:46 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
鍵が開く音がして、恋が袋をたくさん提げ、帰ってきた。


ごめん、といいながら台所で料理の準備にかかる。



カチャカチャ音を立てながら、恋は炒飯を作っているようだった。

香ばしいにおいが、辺りを立ち込める。



40分ほどかかって、ようやく料理が出来たようだ。



俺に座るよう命じ、恋は紙皿に炒飯を移す。


俺の前に置かれた炒飯を、ゆっくり口の中へと運んだ。

「・・・美味いな」

あまりの美味しさに、自然と褒め言葉が出る。



「だろ?僕、結構料理とか好きだし」

自分の作品を褒められ、恋は嬉しそうだった。


「お前は家に帰らなくても良いのか?」

「あ、うん。僕家出してきたから」

「・・・家出?」

「いや、そんな大したことじゃないけど」

「十分大した事じゃねーか」



「あのさぁ。今日泊まってかない?」

家出って言う単語が恋の気に触ったのか、恋はいきなり話を変えた。


「泊まんのか?別にいいと思うけど」

俺の家は自由気ままだ。

断りさえ入れておけば、何をしたって構わないって親は言うだろう。



「・・・ゴメン」

恋は申し訳なさそうに、俺を見た。

「勉強教えて・・・とかあれ、口実。一人でここに泊まるのが嫌だったから・・・」

最後に、頭が悪いのは本当だけど、と付け足した。



嘘を吐くことは一番嫌いだ。

だが恋がそう言うと、逆に可愛げがある。


俺は家に電話をかけ、成り行きで恋の別宅に泊まることにした。



伽羅メ婁 様++

またまた上げていただいて、ありがとうございます!!

69 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 09:26:07 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
風呂から上がり、俺は恋の部屋のベッドに横たわった。

恋のベッドはウォーターベッドで、寝心地が抜群にいい。


少しばかりか、寝入っていたようだ。

気がつくと、恋の顔が隣にあった。


寝ぼけていた俺は、優しく恋の頭を撫でる。

すると恋は俺の手を掴み、自分の方へ引き寄せた。


反動で二人の顔が重なりあう。

勿論、相手も寝ぼけているはずだ。



キスまでしたのかどうかはわからないが、最後に記憶に残っているのは顔に当たる、変な感触だった。



目覚ましもないのに、ただスズメの鳴き声で目が覚めた。

横には恋がいる。


状況がよく飲み込めない。

ただ、狭い面積に丁寧に二つの身体に一つの毛布がかかっていた。


「・・・・!!」

俺はハッとして、毛布を払いのけた。


俺・・・

まさか恋と??


否。そうでもないらしい。

下半身も服を着たままだし、行為の後の痛みも感じなかった。



ホッとしたやら、少し残念やら、俺は変な感覚に陥った。


パピコ 様++

またあげていただいて、本当にありがとうございます。


伽羅メ婁様、パピコ様
更新するたびにコメントを下さって、本当に嬉しいです。

頑張ります♪♪

70 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:08/09(水) 10:03:28 HOST:actkyo078056.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
続きすごい気になりますЙёッッァゲ☆ミ
このA人,このあとどぅなっちゃうんでしょぅ??

71 :パピコ:08/09(水) 10:23:30 HOST:ser356611004750034
めっちゃぉもしろぃです毘毘毘
続きが気になります!!!
もォ二人ヤってしまぇッッ((マテ
次の更新も楽しみにしてますッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

72 :パピコ:08/09(水) 11:33:40 HOST:ser356611004750034
ぁげ♪

73 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 12:25:47 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「うわあああああ!!」

隣に寝ていた俺に驚いたのか、恋は目を覚ますなり叫び声を上げた。



「いきなり叫び声あげんなよ!!」

俺も思わず耳をふさぐ。

そんな俺を警戒する目で恋は見ていた。


「・・・言っとくけど、なぁぁあんにもしてねーからな」

"何も"というところを妙に強調して言ってやった。


「嘘だぁ!!」

俺に犯されたとばかり思っている恋は、まだ警戒している。


俺は長いため息をついた。

何を言っても信じないか、今のこの状態では。


「き・・・キスもしてない・・・?」

「し て な いって!!」


してない・・・とは言い切れない。

事故であってもしているかもしれない。


昨日の妙な感覚を思い出してしまった。

あれ・・・口付けしてたのかな?

もしそうだとしても、俺の意思じゃないし・・・



・・・

ちょっと待て、俺恋とキスしたかもしれないのか!?


いきなり我に返って、俺は焦った。



「あ・・・したかも知れない」

「ぇえ!?」

「でも、俺の意思じゃねーぞ。お前が勝手にしたんだからな」

「僕が??」


ああ、と俺は一言頷く。


恋は酷く赤面した。



74 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 12:26:38 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「・・・しても・・・」

「は?」

「してもいい?」


・・・何だって??

俺は言葉の意味を理解していなかった。

恋の顔は酢ダコのように赤くなり、俺の返事を待っている。


していいって・・・

どういう意味だ?

って言うか何考えてんだよ。


そんなことを考えながら、血がドキドキと心臓を打っていた。


「そーゆーもんは、好きな人とする物だから」

照れ隠しに似合わない台詞を言ったりしてみる。



「僕のこと、好きじゃないの?」

何でいきなりこんな展開になるかなぁ。

これじゃ、まるで恋が俺に告白しているようなもんだ。


「嫌いじゃないけど、好きじゃない」

あながち嘘ではない。

そのときはまだ、"友達として"と言う範囲だと思っていたからだ。




「僕・・・」

恋は代名詞を出して、少し言葉を溜めた。


「わああっ、ちょっと待て。言ったら情が出る!!」

言った時にはもう遅かった。


「は、好きだから」


この間言われた時より、大分嬉しい。

上手く言えないが、"愛"を感じる。

でもどう答えたら良いか解らない・・・


この場に長い沈黙が続いた。

75 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 12:31:36 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
パピコ 様++

面白いって言ってくださって、ありがとうございます☆★
二人ゎ・・・ヤッちゃうんでしょうか(ぇ


。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。 様++

この後ゎどぅなるんでょう(ワラ*
まだ展開考えていません(ォィ

皆様、コメント本当にぁりがとぅございます!!
すっごぃ励みになります★

76 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 12:45:33 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
恋はそのまま顔を近づけてきた。


ちょっと待てええ!!

この体勢・・・絶対ヤバイ。


って言うか、恋ってこんなキャラだったか?


もう目前に恋がいる。

恋の行為を避ける意味も無い。

が。

俺は恋を突き飛ばしてしまった。


「・・・ごめん、やっぱダメだ」

凄い悲しげな表情を浮かべる恋に俺は訳の分からないことを口走った。



そういう行為は、俺がお前を完全に好きになってからだ。

ゴメンな、恋。


俺は持ってきた私物を持ち、おじゃましました、とだけ言って外に出た。



心臓から物凄いスピードで出てきた血液が、俺の顔を真っ赤にし、熱くなっていた。

恋に迫られるのは、絶対に嫌じゃなかった。


キスしておけば良かったのか・・・?



俺は少しだけ遣り残したように、豪華な高層マンションを後にした。


77 :パピコ:08/09(水) 13:23:43 HOST:ser356611004750034
ぁげぁげェェェ↑↑↑↑
優クンのヘタレめッッ「「((ヲイ
めっちゃぉもしろいです!!!更新がんばってくださぃ♪期待してますッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

78 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 15:23:56 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
パピコ 様++
ぁりがとうございます♪♪
全く優ゎヘタレですね(笑

*更新*


「優!!おはよう。さっきも会ったけど」

先ほどの行為が嘘のように、恋はいつも通り挨拶を仕掛けてきた。


おはようって言われてもなぁ。

何て言葉を返せばいいのだろう。


いつもと同じように、教室内には俺と恋しかいない。


早く誰か来ないかなぁ。

このままでは気まずくて仕方が無い。



「おはよ」

やっとの思いで声が出た。

駄目だ。

緊張しすぎて思ったように喋れない。




「なんだよ」

恋は無愛想な俺に怒ったように言った。

「さっきのこと、怒ってる?」

少しずつ、俺の範囲内に迫ってきた。


「・・・怒ってない。恋の方が怒っていると思った」


恋が一歩一歩、歩み寄ってくる。

「・・・何?」

突然の様子変異に戸惑ってしまった。


眉をひそめ、

「好きだって言ってるのに」

と優しく言う。


「ま、待て。落ち着けよ」

また先ほどと同じオチになるのでは、と俺は内心ヒヤヒヤしていた。


「落ち着いてるよ、充分」

「・・・・!?」

次の瞬間、俺の唇は恋の唇で塞がれてた。


79 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/09(水) 15:25:11 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
一瞬の間だったが、接吻は接吻だ。


「二回目だね」

恋が唇を離して笑った。


「二回目・・・」

「ごめん。寝ぼけてたフリしてただけ。あの時マジでやったから・・・」


俺は恋の顔をじっと見た。

真剣な目をして、俺の方を見つめる。


「抵抗しないってことは、嫌じゃないってこと?」

「え?」


恋は静かに俺の身体を倒した。

勿論、痛みは感じなかったが、驚きが俺を覆う。



「何て顔するんだよ!?」

恋の表情もまた、驚いていた。

俺は自分でも分からないような顔をしていたらしい。


「いや・・・お前って、てっきり"受け"キャラだと思ってたから」

「優が全然攻めてくれないんだもん・・・」


攻めて欲しいって、お前マゾかよ。

と言わんばかりに俺は目を閉じた。


もういいや・・・

何されても。



さっきの思考は、既にどこかへ行っていた。

80 :パピコ:08/09(水) 15:52:05 HOST:ser356611004750034
きゃあぁぁぁ((キモイ
めっちゃぉもしろいです!!!!!とォとォ時が来たって感じです毘毘((マテ
ぁげぁげぁげェェェ漱漱漱漱漱
また更新楽しみにしてますんでッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

81 :パピコ:08/09(水) 21:37:44 HOST:ser356611004750034
ぁげェ♪

82 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/10(木) 08:23:16 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
恋の指が俺の胸元を開けた。


少し、ほんの少しだけ指が触れただけで、俺の顔が赤らみる。



「ど・・・童貞?」


恋は驚いて言った。


童貞ではない。ヤッたことは何回かある。


だが、こんな愛のあるSEXは初めてだ。尤も、男同士では初めてに過ぎないのだが。



「優」

恋は、愛しげに名前を呼んだ。



「・・・待て。誰か見てる」

見てるって言う言い方はおかしいかも知れない。

二人だけの教室じゃないのだから、登校してきた誰かが目撃するのは当たり前だ。


恋は慌てて俺から退いた。

俺も全開な上半身を隠すようにボタンを留めた。



ガラガラと扉を開ける音がし、生徒一人入ってくる。


「竜希・・・」


平野は気を遣っているのか、何も言わなかった。



取りあえず、黙ったまま席に着く。


平野が来た後は、みんなぞろぞろ教室に入ってきた。


平野は相変わらず何も言わない。

自分に火の粉が飛び交わないように、俺と恋が何をしていたかクラスメートに言うのはたやすいことだ。

それとも何か、裏があるのだろうか。


俺と恋は顔を見合わせ、首を傾げた。


83 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/10(木) 08:24:53 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
パピコ様++

上げありがとうございます!!
しかも面白いだなんて・・・
性行動はまだでした。。。(オイオイ。


84 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/10(木) 08:59:57 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
俺は、チッと鳴る秒針をじっと見ていた。

昼休みまで、後5分。


早く時が過ぎて欲しいのか、そうでないのか、解らない。

ただただ秒針が5週回るまでの過程をずっと見ていた。



(3・・・2・・・1・・・0)

俺の体内時計とは0.5秒ほど遅れて、チャイムが鳴った。


途端にクラスは騒がしくなり、俺は立ち上がった。

勿論、恋もだ。



「優!!!」

屋上に着くや否や、恋が思い切り耳のそばで叫んだ。


「お前、叫ぶの好きだな」

咄嗟に耳をふさぐ。前にもこんな光景に出くわしたことが多数ある。



「なんだよっ」

俺のシャツに手をかけ、無言でボタンを外した。



「ん・・・」

乳首を舐められ、俺は変な声で喘ぎだした。

下半身はもう既に勃起。


恋の表情は、次第ににこやかになり、ズボンにまで手が行った。

「ちょ・・・っと待て。自分で脱ぐから」

「嫌。僕が脱がせる」


あーもう。

マゾヒストなのかサディストなのかわかんねぇよ・・・。


俺はなすがままに脱がされた。

嬉しいけど、情けない。



85 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/10(木) 09:00:21 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「既に勃起・・・。すげぇ、まだ触ってもないのに」

そんなに凄いことでもないだろ。

何て言う気力も俺にはなくなっていた。



「んぁ・・・ッ」

身体で一番敏感なところを触られたんだから、そんな声を出してしまうのは当たり前だ。


恋は、俺のソコを舌を出して舐め始めた。

快感なのか、恥ずかしいのか解らない。


「はぁ・・・っ、ぁ・・・」

只そんないやらしい声が立ち込めた。



一空間に広がる、変な音と声。

確かにここは行為をするに当たって絶好な場所だ。

でも、何か嫌だった。正直なところ。

佐伯と恋がヤッた所で、同じことをするのは何か嫌だ。



恋は俺の考えを無視し、舐め続ける。


「ぁあッ・・・ぃ・・・ん、良ぃ・・・」

あまりの快楽に、遂にイッてしまっていた。

SEXで気持ち良い・・・なんて思ったことがない。



恋は自分の物を出し、俺の秘孔に入れた。

「う・・・」

痛い。思わずうめき声を出していた。



「ゆ・・・ぅっ」

恋がやっと口をきいた。

「愛・・・してる」

そのまま唇を、さっきと同様に俺の顔の前に持ってきた。



俺も快く受け入れる。


俺も・・・恋が好きだ。


唇をふさがれているので、言葉には出せなかった。


86 :にゃんこ:08/10(木) 09:50:25 HOST:nttyma027031.tyma.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
うっわvvめっっちゃ、ゅうきサン小説書くの上手ッッ!!
これからの展開楽しみだァァァ〜vv

87 :伽羅メ婁:08/10(木) 14:12:24 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
わ!更新されてる! 遂にヤりましたか♪ でも恋君が攻めって意外だーvv

88 :パピコ:08/10(木) 14:29:15 HOST:ser356611004750034
ぁげェェェ↑↑b(≧∪≦)d
めっちゃぉもしろぃです!!!!!!
ぁたしゎ優クン受けでバンバンザイです漱漱漱漱
また更新楽しみにしてますんでッッ(((*≧▽)×(▽≦*))

89 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/11(金) 11:17:02 HOST:hvssf02.zaq.ne.jp
「れ・・・」

バタンと激しい音がし、誰かが屋上に入ってきた。


「竜希?何で・・・」

平野は何もためらわず、二つの裸体を無理矢理引き離す。


グポ・・・

卑猥な音がし、俺の秘孔から恋のペニスが抜けた。


「ぅうっ」

俺は激痛で怯む。

その隙に平野は恋を遠くに突き飛ばした。


「何やってんだよ!?」

恥ずかしいのか、嫉妬しているのか、平野の顔は真っ赤だった。



平野は俺を強く睨んだ後、恋にゆっくり近付いた。

そして、そっと自分の胸の中に抱擁する。

「な・・・に?竜希・・・」

突然のことに恋はどうすれば良いのか分からずに戸惑っている。



「ごめん、恋」

平野は更にグッと強く抱きしめた。


「無力でごめん。俺まだ恋が好きなんだよ・・・」

「ん・・・」


やっとのことで再起した俺は、驚くべき光景を見た。


少しだけ腕の力を緩めた平野が、そのまま恋の顔を自分の顔に近づけた。

横から見てるとよく分かる。


唇が、重なり合っていた。

90 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/11(金) 11:23:06 HOST:hvssf02.zaq.ne.jp
にゃんこ 様++

そんな!!小説書くの上手いとヵ・・・。
めっちゃ嬉しいです♪
本当にありがとうございます。
さて、今後どうなるのでしょうか・・・(ワラ*

伽羅メ婁 様++

遂にやりました(オイ。
恋クンゎ攻めだったんです((何
確かにキャラが合ってませんよねぇ。。

パピコ 様++

ぁげぁりがとうございます♪♪
優クン受けで嬉しいんですか!!良かった(笑
いつもいつも更新楽しみにしてくださってぁりがとうございます★(日本語変???)

91 :パピコ:08/11(金) 11:38:16 HOST:ser356611004750034
めっちゃぉもしろぃです!!!ぉもしろいけど…平野ォォォ!!!!死んでしまえ!!!!!!何じゃォノレは!?となってしまいました(´∀`)笑

優クンがんばって!!奪い返すんだ!!!
てか小説書くのめっちゃ上手いですね!!ァゲます!! 更新楽しみにしてます!!

実ゎぁたしも最近「泡沫」ってヤツを書き始めたんですけどこんなに上手に書けません(;_;)一度ァドバイスをぉ願いします(●≧≦)




92 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/11(金) 12:28:38 HOST:hvssf02.zaq.ne.jp
泡沫、読みにいきましたよ!!
大分面白かったです☆

平野最低ですょねぇ。。(汗;
優クン奪い返せますかね〜(何
ぁげありがとうございます。

これから出かけるので、また更新は明日になるかも知れません・・・。

93 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/12(土) 14:41:09 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「何すんだよ!!」

恋は平野を突き飛ばした。

でも平野は動かない。

恋を抱きしめているからだ。


「いくぞ」

平野は、恋の手を強く引っ張った。



「は・・・放せ!!」

引っ張られた手を振りほどこうとしている恋だが、少し平野の力の方が強いようだ。

なかなか振りほどけない。



俺は何もせず、只茫然と見ていた。

恋が平野に盗られる光景を。


「助けて!!・・・す・・・て、・・・ぅ」

助けを呼ぶ恋の声が段々薄れていた。




静かに目を閉じてみる。

浮かぶのは、恋の顔のみ。

屈託のない笑みだ・・・潰せないくらいの。


あれを、誰のものにもしたくない。

俺のものだけにしておきたい。




「恋」

俺は思い出したようにバッと立ち上がり、愛しい人の名を呼んだ。



94 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/12(土) 14:54:05 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「分かっているだろうな!?」

教室に着くと、平野が恋に何かを言っていた。佐伯もいる。

恋は無言で頷く。


話のメインは聞けなかったが、恋の困った顔を見て、脅しをかけている様子だった。


「恋?」

「優・・・」


俺は出来る限りの笑顔で恋に近付く。



恋、ゴメンな・・・


「ごめん、優」

恋は脅々した態度で俺から遠退いた。


「何・・・?」

「僕、もう優を愛せない」

「え・・・」

「ごめん、ごめん・・・」


恋の目には涙がたまっている。

今にも落ちてきそうな量だ。



「何で?」


愛せないってなんだよ。

"愛してる"って先に言ったのは恋じゃねーか。


俺がお前を助けなかったから?

俺が悪いのか・・・?


「僕っ、まだ竜希が好きだから・・・」



ボタボタと涙が滴り落ちる。

平野も佐伯も、勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。


恋の顔が苦痛で歪む。

もう、俺を顔を合わすのも嫌なのか・・・?




"コレダカラ"

恋!!

"人ヲ"

行くな・・・行かないで・・・

"信ジテハ、イケナイ・・・"


暴君の言葉が、罵るように脳中を過ぎった。

95 :伽羅メ婁:08/12(土) 23:06:33 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ 面白い展開になりましたね!

96 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/13(日) 00:20:23 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
伽羅メ婁 様++

また上げありがとうございます☆
二人どうなっちゃうんでしょうか(ワラ・。


*更新*


嘘だろ?

何でだよ。


恋は裏切らないって思っていたのに・・・。




英語の時間、教師は抜き打ちテストだ、と言って長文読解のプリントを配った。

教室中から"えぇーー!?"という悲鳴が上がる。

前から一枚ずつプリントが配られた。


裏を返してみてみると、英文がずらっと並んでいる。



区切りがないから、対話文ではない。

トムという男の子の論文である。



"It is necessary to believe the person."

人を、信じないといけないという意味の文だ。


問いに"トムは何を言いたかったのか、日本語で書け"と書いてあった。


シャーペンを動かす俺の手に、一滴涙が落ちた。


雫はそのまま手を伝い、プリントまで行き届く。

プリントがじわっと濡れるのを見ていると、涙が止まらなくなった。


ポタポタ涙がプリントに落ち続け、気がつけば、文字が滲んでいた。



恋。

お前は俺が嫌いでも、俺はお前を愛してる。

こうなる前に、お前に好きっていえなくてごめんな・・・。


97 ::08/13(日) 12:36:09 HOST:70.net220148163.t-com.ne.jp
あげ↑

98 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/13(日) 15:13:03 HOST:hvssf03.zaq.ne.jp
無 様++
あげありがとうございます!!
嬉しいです☆


*更新*


寝ても冷めても、恋の顔しか浮かばない。

テストの溶暗用紙をじっと見つめている恋に、自然に視線が合わさる。


問題を考え込んでいる姿さえ愛おしい。



どうしてもっと早く気付かなかったのだろう・・・。



後悔ばかりしか考えられない。

結局俺の長文読解のプリントは、白紙のまま英語教師の元へ出された。


恋が本当に平野のことが好きなら、俺の出る幕ではない。

むしろ、恋に幸せになってほしいとさえ思う。


だけど、なんか引っかかるんだよなぁ・・・。

佐伯は目の前で、自分の彼氏が盗られようとしていたのに何も恋に言わなかった。

こんなこといえた義理じゃないが、恋がそう簡単に心変わりするとも思えない。

それに、屋上は立ち入り禁止だ。

躊躇いもなく走って入ってくるとは思えない。



あれこれ考えていると、知らぬ間に屋上に着いていた。

見ると、扉が半開きだ。

誰かいるのだろうか。


そっと扉を開けてみる。




恋・・・

99 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/14(月) 09:06:31 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
「恋?」

一人でいたので、思わず名前を呼んでしまった。

恋は、俺だと気付いたら振り向こうともしない。


そっと、隣に座った。

退こうともしないし、振り向くこともない。


気まずい空気が場を襲った。


「恋」

「・・・」

「・・・恋!」

「・・・」

「頼むから、なんか言ってくれ・・・」


いつもとは立場が逆だった。


何で何も言わないんだろう・・・。

お願いだから、何か言って。



沈黙が"お前が嫌いだ"と言っているようで怖い。

恋は無表情のまま、視線を合わすこともなかった。

おそらくいい意味であれ、悪い意味であれ、早くここから退いてほしいと思っているのだろう。



「恋」

俺は立ち上がって言った。


「・・・好きだ」

言った途端、恋が少しこちらを向きかけた。



「ごめん・・・」

涙を見られたくないから、俺は少し駆け足で校舎内へと入ろうとした。


扉を閉める際、ちらっと恋の顔が見える。

見間違いなのかもしれないが、恋の目から涙が落ちていた。



信じていいのか・・・?




100 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/14(月) 09:07:01 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
廊下を歩いていると、誰かの呼ぶ声がした。


「・・・崎。塩崎」

振り返ると、英語担当の教師だ。

ハイ、と上の空で返事をすると、教師は小テストのプリントを返してきた。


「なんだ、これ。真っ白じゃないか?」

「はい」

「オマケに濡れているし・・・」

「はい」

「・・・」



何に対しても、ハイとしか言わない俺。

教師は説教を諦めたのか、プリントを無言で俺に渡した。

俺も黙ってそれを受け取る。



家でやり直して来い、とかそういう意味だ。



分からないんじゃない。

出来ないんだ。

あいつの顔を思い浮かばせると、何をする気力もなくなる。



どうしよう。

ダメだよな、これじゃ。



恋はどう思っているか知らないが、もう諦めるしかないのかも。



家に帰って、宿題を終わらせようと机の上に教材を広げていた。

じっとプリントを見つめていたが、やはり書く気にはならない。



始めてから30分ほど経とうとした頃、教材で埋もれた携帯が鳴った。

着信番号を見てみると、名前が出ていない。



「もしもし?」

「・・・」

電話の相手は何も言ってこなかった。


いたずらか?

と、俺は電話を切ろうとする。


「・・・優!」

電話の向こうの叫び声を聞いて驚いた。


「恋?」


「ちょっと、話があるから・・・」

「話?」

「あ、明日朝イチに屋上に来て・・・ 何!?うわぁあぁっ!!」


ブチッ


最後に恋の叫び声が聞こえ、電話は切れた。


「恋・・・!?恋!!!」

幾度か呼びかけてみるが、応答は勿論ない。


俺は携帯だけ持って、無意識に家を飛び出していた。

101 :伽羅メ婁:08/14(月) 10:41:58 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
うわーー!!!気になる(´Д`;) あげ!

102 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/15(火) 13:30:17 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
伽羅メ婁 様++

ぁげありがとうございます☆
どうなるんでしょう。。(笑

103 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/15(火) 13:30:57 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
電話を何回かけなおしても恋は出ない。

学校や恋の別宅など、俺が知ってる恋が居そうな場所は全部探した。



お掛けになった電話番号は、現在電波の届かないところにいるか、電源が切られているため・・・


「どこに居るんだよ・・・」

俺はボタンを強く押し、その場に止まった。



「しーおーざーきーくんっ」

聞き覚えのある口調が聞こえ、俺は振り返った。

佐伯と何人かの男女。

「こんなところで何してるのぉ?」

相変わらずの上目遣いと語尾を延ばす。

ぶりっ子の象徴である。


だが、今は佐伯に会えて光栄だ。

佐伯なら恋の居場所をしってるんじゃ・・・



「恋をどこにやった?」

俺は聞いた。

佐伯のことだから、知っていても教えてくれないと思うけど・・・。


「知りたい?」

佐伯の顔に、一瞬だが不気味な笑顔が写った。

それからずっと俺の顔を舐めるように見回して、


「只じゃ駄目だよぉ」

と、笑って言った。

104 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/15(火) 13:31:22 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「只じゃダメって、何する気だよ」

「恋くんともう一生口利かないって約束したら教えてあげる」

「何でそんなことするんだよ!?」

「楽しいから。恋くんに塩崎君に"別れようって言って"って言ったのも亜由だよ」



角も尻尾も生えていないが、佐伯が悪魔に見えてくる。

俺は本気で腹を立て、佐伯の襟元を掴んだ。


「ふざけんなっ」


「・・・ぅぁっ・・・」

俺が威厳を張ると、佐伯は泣き出した。


周りの奴らが、じろじろ俺の方を見る。

だが俺は、少しの罪悪感も感じなかった。


どうせ嘘泣きだろ?

泣いた方が勝ちだとか思ってるんだろ?



確かに泣いた方が勝ちって言うのは一理ある。

他の4,5人は、俺に対して不信な目で見ていた。


そんなことはどうだっていい。

今は恋の無事を問わなければ。


「恋はどこだよ?」

「お・・・教えるから、離してっ。苦しい・・・」

クスンクスンとすすり泣く彼女の襟を離した。

佐伯は涙をふき取りながら、


「こないだの公園。竜希と一緒に居るはずだよ」

と言った。


「本当か?」

「嘘つかないよ!!」


嘘をついているかどうかなんて分からないが、例え嘘でも信じてみようと思った。


錯覚かもしれないが、佐伯の口元がまた歪んで見えた。

105 :伽羅メ婁:08/15(火) 21:04:22 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
あげ

106 :音符:08/17(木) 15:49:54 HOST:177.210.12.221.megaegg.ne.jp
あげ↑↑です♪

107 :伽羅メ婁:08/18(金) 12:43:08 HOST:60-56-198-60.eonet.ne.jp
あげAww

108 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/18(金) 16:35:49 HOST:hvssf11.zaq.ne.jp
私事の都合で、更新が遅れてしまってすみません。

伽羅メ婁 様++

2回も上げていただいて、本当にありがとうございます☆
もしよければ、アドバイスなどサイ*

音符 様++

ぁげありがとうございます。
凄い嬉しいです、頑張ります☆


*更新*

「恋ー!!」

公園の前で俺は大声を張り上げた。

恋はどこにも居ない。恋どころか、平野も居ない。


佐伯のヤツ、計ったのか・・・?



「ん・・・ぁ」

ごくごく僅かだが、声が聞こえた。

俺が動くたびに声のボリュームが上がっていく。



「恋?いるのか・・・?」

幾度か呼びかけているうちに、俺は茂みの中に居る恋と平野を見つけた。


「塩崎。何で?」

俺は恋の姿に驚いた。

恋が下、平野が上・・・って言ったら可笑しいが、お互いキスし合っていた。


しかも、前のように名前で呼んでくれない。


いや、平野が居るからだ。

何の弱味を握っているかは知らないが、平野がいることで、親しく出来なくしてるんだ。




「は・・・話があるって言われたから。それに、れ・・・後藤の叫び声がしたから」

俺も何故か"恋"と言ってはいけないような気がして、咄嗟に後藤と言ってしまっていた。


恋は冷たいような悲しいような目をしながら、俺を見る。


「話っていうのは、僕のこと忘れろってことだから。それに明日学校でって言ったでしょ?」


そんな。

本当に俺が嫌いになったのかよ、恋。


「じゃ、叫び声はなんだよ?」

「それは・・・。いいからもうどこかに行って。お願いだよ」


いや、そうではないらしい。

どこかに行けって言うのは、嫌いって意味じゃない。


根拠もないのに、そんなことを思っていた。

109 :伽羅メ婁:08/18(金) 21:00:33 HOST:60-56-198-60.eonet.ne.jp
ゅぅき様>アドバイスだなんて・・!自分文才もないし、ゅぅき様の小説は凄いですし・・言うこと無しですよ('-')

110 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/21(月) 12:29:52 HOST:07002190721449_mg.ezweb.ne.jp
ぁりがとぉございます。そう言って頂けるだけで嬉しいです☆

111 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/22(火) 14:55:55 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「・・・」

どこかに行けって言われて引き下がるような俺じゃない。

何も言わずにその場に立っていてみた。



「何か用?」

平野と恋が殆んど同じタイミングで言った。

「うん。ご・・・後藤に言いたいことがある」


平野は外せ、と俺は恋を引っ張って行った。


「塩・・・、優」

二人きりになって恋はやっと優と呼んでくれた。


暗示が解けたかのように、甘い目で俺を見る。

俺も同じような感覚だった。



「本当のことを言え。何で平野に憑いている?」

嫉妬感で溢れていた。

本当のことを言えって言っても、"平野が好きだから"とは言ってほしくない。


恋は黙って何も言わない。

俺が幾ら問っても何も返してこなかった。


「恋。あのな、恋が本当に平野が好きなら、もうなんも言わないから。本当のこと喋って?」

恋と平野が好き同士、なんて専ら認めたくないが、仕方ない。



それでも恋は沈黙切らしていた。

112 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/22(火) 15:07:53 HOST:hvssf08.zaq.ne.jp
「・・・・・・・・」

永遠に黙っている恋を、俺は優しく抱擁した。


「ぁ・・・」

俺の愛情を受け止めた恋は、甘い吐息を漏らす。


「俺のこと嫌い?」

少し肩をずらし、恋と視線を合わせて言った。


恋は物こそ言わないが、静かに首を振る。


「恋」


もう駄目だ。

自分の感情をコントロールできない。

情けが出、自分の気持ちを身体で表現してしまいそうだ。



「ぁ・・・」

俺が蚊の鳴くような声で言葉を告げようとすると、恋がやっとの思いで発声した。


「ごめん」



113 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/24(木) 11:57:19 HOST:hvssf01.zaq.ne.jp
「優は好きだから。何も気にしないで」

少し身を引いて、恋が言った。


"好き"にはどんな意味があるのかは知らないが、恋はまたあの笑顔で笑って見せた。



「もうちょっと待ってて。絶対帰ってくるから」

そう言って、平野のところへ戻って行った。


話し声が聞こえる。

そこで何を話しているかは解らないが。


俺は、恋を信じて身を引いた。

少し公園から離れるのを躊躇ったが、俺も恋相手に"メロス"になってみようと思った。




何もしないで呆けている俺の前に、朝日が昇った。

覚えがないが、昨日は一睡もしなかったらしい。



のそのそと支度をし、いつもより30分ほど早く家を出た。



俺が一番だと思ったのに、教室の鍵が開いていた。

教室内には誰も居なかったが。

114 :未華:08/26(土) 10:03:34 HOST:gl11-208.gl11.cilas.net
この話めっちゃおもUろLlですね--題名の二分の一って
ゅうのが気にLlった( *´艸`)ゅぅきさン
頑張って下さLl(∩∀`*)

115 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/31(木) 12:58:23 HOST:hvssf05.zaq.ne.jp
未華サン
ぁりがとうございます。面白いですか!?
題名を考えるのって苦手なので、題名で褒めていただけるなんて、嬉しいです☆

またしても更新を遅らしてしまってすみません。
ただ今より更新します。

116 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/31(木) 13:04:35 HOST:hvssf05.zaq.ne.jp
俺は、のそっと教室に入り、自分の席にカバンを置いて座った。

重い体をやっと落ち着かせ、ふうっと一息つく。


ため息か・・・


ため息をすると、幸せが逃げるって誰かが言っていた。

そんな迷信、誰が言ったのだろうか。

そんだけで幸せが本当に逃げるのなら、俺は周りの酸素を吸いまくる。

そんなことは信じられない。



たかがため息一つで、どうしてこんなにどうでもいいことを考えてしまうのだろうか。


俺は、メロスのような人にはなれない・・・。



「・・・、も・・・なせっ・・・」


いつの間にか俺は寝入っていたようだ。

誰かと誰かの話し声で目が覚めた。


「もういいよ・・・」

覚醒していくうちに、声もはっきり聞こえてくる。


「もういいって何が!!?」


そっけない態度の恋と、真剣な表情の平野。




「竜希、もうやめとけ。佐伯の命令で僕に構うな。お前は佐伯の操り人形じゃないんだから・・・」

「違う!!佐伯の命令でなんて、動いてない!」


窓ガラスがビリビリ鳴るほど、平野は大きい声で叫んだ。


「本当に、好きだから・・・。お前のこと」

顔を真っ赤にして、平野が言った。


「分かった。俺退く・・・」

俺の存在に気付いてか、捨て台詞のように呟いて、教室を出て行った。


117 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):08/31(木) 13:28:09 HOST:hvssf05.zaq.ne.jp
「優っ」

恋は精一杯の顔で俺に微笑みかけてくれた。


「いいの?平野のこと・・・」

「・・・僕がすきなのは、優だから」

少し切ない顔をして、平野が去って行った方を振り返った。


「あのさ、一個聞くけど。操り人形とか命令とかって何?」

「あぁ・・・。佐伯、彼氏とか言って竜希を利用してたんだ」

「何のために?」

「僕に嫌がらせするため・・・だと思う」


声には出さなかったが、内心、佐伯を許せないと思っていた。

変に難しい顔をしていたのか、恋が心配そうに顔を覗かせた。


「いいじゃん。寄り戻ったし」


ニコッと笑ってそのまま顔を近づける。


あの時と一緒だ・・・。

顔を覆いかぶせていた手をどかし、キスを快く受け入れた。


118 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 15:37:25 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
もうすぐ終わりそうです(早

BL専門が出来ているのに、ココに書いていいのか分かりませんが、とりあえず終わりまで書かせていただきます。


119 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 15:37:47 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
「・・・いいの?」

放課後、恋と俺はいつもの屋上に居た。

寝転がって見上げると、恋の愛おしい表情が逆光の影響でよりきれいに見えた。


「何で」

その前に何がいいのか、俺には分からなかった。


「優って鈍感だね」

恋は、にこにこ笑って俺の制服に手をかける。


「・・・・・・ぁッ」

不意打ちに、俺は変に喘ぎ声を出してしまった。



「ゃ・・・ちょ・・・っと、待てっ」

「嫌だ。もう待てない」


恋は可愛い子悪魔のように俺の身体を愛撫し始めた。


「ぁ・・・あぁっ・・・」

恋はひたすら俺の身体を舐め回す。

快感でもう俺たちが男同士だってことは気にならなくなっていた。


「・・・んっ、ぁ・・・っ、れ、恋・・・」

「・・・何?優」


「すっ・・・き、だ。・・・好き・・・だっ」

快感にじゃまされ、思うように言葉を伝えられなかったが、俺は必死に気持ちを伝えた。


恋は途中で愛撫をやめ、俺を優しく抱きしめた。

「僕も・・・好きだよ。凄い、好き」

そう、耳元で甘く囁く。


「・・・いいの?」

恋は腕の力を緩め、俺に視線を合わしてさっきと同じ質問をした。

「何・・・で?」

俺もさっきと同じ言葉で返答する。


「僕、男だよ?」

NOと答えられたら、と心配そうな目で俺を見た。


「知ってる」

俺はもう、恋が男か女かなんてどうでも良かった。

120 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 15:38:10 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
ズ・・・

「・・・ぁっ、・・・」

俺の秘孔には、恋のモノが挿入っていた。

「・・・っ」

恋も顔を赤くしながら、そのまま腰を大きく揺さぶった。


「あぁっ・・・ん、・・・ぁ、ん」

俺はもう、絶頂に達していた。


恋ももう、自分のモノを抜き、俺の隣に座った。


「はぁ、はぁ・・・」

まだ気持ちを落ち着けていない俺に、恋は優しくキスをした。


「・・・んっ」

甘く、溶けそうな深いキス。



「なぁ、優」

乱れた制服を着なおしながら、恋は俺の方を見た。


「・・・?」

「優は、今でもディオニス?」

前ボタンを留め、恋は質問をしてきた。


「・・・・・メロスもいいのかも、な」

俺は恋を信じた。

信じたおかげで結ばれた。


そう考えたら、人を信じることも大事だ。


それを聞いて安心したかの様に、恋はにっこり笑った。

121 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 15:38:46 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
愛を一と例えるのなら、


異性を愛すのは二分の一の確率です。


同姓を愛すのも二分の一の確率です。


同性愛は、一つの愛の形です。




俺と恋はそれを証明するかのごとく、深く深く口付けしあった。

122 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 15:54:08 HOST:hvssf04.zaq.ne.jp
優「遂に終わった。てゆーか早かったな」

恋「作者、長文苦手だもんね」

優「てか"走れメロス"出しすぎだろ」

恋「太宰さん好きなのかな?」

優「人間失格ってか??」

恋「何で僕がメロスなんだよ!? 僕ゼウス派だよ!」

優「・・・それって神じゃねーか?」

恋「正義感だな、やっぱり」

優「不信感だと思うけど?」

恋「・・・」

優「そんなことより、佐伯が何でお前に嫌がらせしようとしたかだ」

恋「それを全部丸く収めるのが小説じゃないのかよ!?」

優「作者のバカさ加減には困る」

恋「真相は、僕がホモだったから・・・?」

優「てゆーか平野もホモだろ」

恋「ま、いいじゃん。それよりそろそろアレ言わないと」

優「ああ。・・・いや、作者に言わせろ」

             ・・・

ココまで読んで頂きまして、本当にありがとうございました。
長文が苦手だし、性行為の描写も苦手だし、あまりいい小説にはなれなく、本当に申し訳ございません。

一人ひとりお礼を言うことが出来ませんが、コメントしていただいた方、もしくは読んでいただいた方、ここまで本当にありがとうございました。

またお会いしたら、そのときはよろしくお願いいたします。

では、
    二分の一 完

123 :キャラメル:09/01(金) 17:08:27 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
お久しぶり!あのキャラメルです!それはそうと完結おめでとうございます!最後のふたりの会話が可愛いです♪次回作も期待してます!


124 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/01(金) 21:38:00 HOST:hvssf12.zaq.ne.jp
キャラメル 様++

完結しました(ぇ
ぁりがとうございます♪
というか曖昧な終わり方ですみません…
次回作も期待しててさいね☆

125 :パピコ:09/02(土) 00:44:32 HOST:ser356611004750034
久しぶりです!!コメゎ久しぶりですが、毎回読んでました!!!
完結ぉめでとぅございます!!!
恋と優、上手くいって良かったです(ノ*´∀`*)ノ+'.*
次回作も楽しみにしてぃます♪

125もらぃッッ




126 :ゅぅき (qNWBKsIEFA):09/02(土) 09:57:47 HOST:hvssf12.zaq.ne.jp
パピコ様++

最後まで読んでいただいて、ぁりがとうございました。
完結しました(早すぎ。。
パピコ様も小説頑張ってサイ☆

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