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【オレらのお試しBoysLove!?】*BL*
- 1 :坂城 たくみ:08/19(土) 16:12:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
初めての投稿です。 拙い文章ですが、よろしくお願いします!
*Warning!! この小説は、BL(BoysLove、男の子同士の恋愛)です。 苦手な方は、回れ右ッ><でお戻り下さい!
- 2 :咲枝:08/19(土) 16:13:44 HOST:p7143-ipad206sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
- 期待アゲッッ!!
- 3 :坂城 たくみ:08/19(土) 16:16:13 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
【オレらのお試しBoysLove!?】
若生晃紀(わこう こうき) ♂ 新谷隆(しんたに りゅう) ♂
- 4 :坂城 たくみ:08/19(土) 16:17:36 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>咲枝サマ
早速……!!すごく嬉しいですッ><泣 ありがとうございます…! ご期待にこたえられるかあまり自信は無いのですが、 頑張りますね!
- 5 :坂城 たくみ:08/19(土) 16:21:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「なァ晃紀、やってみねぇ?」
ボロくて小さい扇風機を顔の目の前に置いて、 ガリ○リ君を食っているオレの後ろで、ふいに隆が言った。
「んぁ?何を。っつーか何もしたくねえ、何この部屋、暑すぎ」
オレはアイス片手にもう何杯目かの麦茶を飲みながら、 振り向きもせず不機嫌な声を漏らす。 人の家に来といてその態度はねえだろって感じかも知れないけど、 だって何でこの部屋はこんなに暑いんだ。
ただでさえ今年の夏最高気温を記録したこの真夏日に、 クーラーも無い部屋で過ごすなんて、このご時世にありえねえよ。
畜生、だまされた。オレは思った。 この部屋の主…オレの後ろのボロベッドに座ってるこいつ、 新谷隆(しんたに りゅう)は、中3の去年まで確かに 自室にクーラーを持っていたハズだった。
それを、それだけを目当てに今日オレは ここに来たっていうのに、この有様は何だ。 何でも、あんまり際限無く使って電気代がハンパ無かったから、 去年親に没収されたらしい。
……暑い暑い、暑い。
商店街で配っていた広告付きの真っ黄色いうちわと、 百均のセンスを両手に、必死にあおぐ。 逆に体力を使って汗が更ににじんでくるような気がして、 オレは顔をしかめてそれを放り投げた。
- 6 :坂城 たくみ:08/19(土) 16:26:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「おい、人の投げんなよ」
それを拾い上げて、オレの後頭部を隆がパシっと殴る。
センスの端が丁度当たった。
ただでさえ気がたっていたオレは、すかさずうちわで殴り返す。
「いてーよボケッ」
「いてッ」
隆もすかさず反応してくる。
パシッ、バシッ、ドカッ だんだんと、小道具でのじゃれあいは足と手を武器にした結構マジなモノに変わって、
小気味良い音は鈍い音に変わって、
オレらはそのまま取っ組み合いを始めた。
クソあちーのに何でこんなことしてんの、オレ
そんな事が頭の隅をよぎるけど、オレらの取っ組み合いはいつだって熱い。
もう暗黙の了解で、先に音をあげた方がジュースを奢ることになってるから、
毎度のこと、お互いバカみてえに真剣になる。
- 7 :坂城 たくみ:08/19(土) 17:06:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
オレが動いた拍子に扇風機が倒れて、 隆がベッドから降りた拍子に足元の麦茶のコップが倒れる。 カカカ、というどこか間抜けな扇風機の音をバックに、
クーラー持ってこいタコお前が持ってこいボケあっちいんだよバカしらねーよクソミジンコ芋虫アリんこ野郎ハワイ行きてーよオレも行きてーよ、
思いつく限りの暴言と特に意味の無い言葉を口走りながら、 オレらは見よう見真似のプロレス技を掛け合う。 小学生か、と思わずツッコミたくなるような光景だけど、 実際小学生の時から何一つ変わってない。
隆が、上にまたがった優勢になる。 しまった、とオレは舌打ちを漏らす。 思わず目をつむる。 瞼にまで汗が伝ってるのが分かった。
「………?」
ふいに隆の動きが止まって、眉をひそめてオレは目を開けた。
- 8 :光:08/19(土) 17:23:29 HOST:28.32.215.220.ap.yournet.ne.jp
- 期待アゲです!
頑張って下さい!!
- 9 :あ:08/19(土) 17:25:35 HOST:ZB173234.ppp.dion.ne.jp
- あげ
- 10 :坂城 たくみ:08/19(土) 17:34:51 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>光サマ、あサマ(一括ごめんなさい;)
わー!!泣 ありがとうございます! シリアスな部分も後々入ってきたりで、 表現しきれるか不安ですが、頑張ります! 良ければ、しばしお付き合いくださいませ^^
- 11 :坂城 たくみ:08/19(土) 17:39:57 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……おい、何」 「……てる」 「は?」 「似てる……」
何が、とオレが言いかけた時、 隆はそのままの体勢でベッドの下を何やらごそごそと探る。 怪訝な顔でソレを眺めてると、 一冊の本を目の前に突き出してきた。 漫画のようだった――こいつが小説なんて持ってる訳ねえけど。
タイトルと表紙絵を見る。 と同時に、オレは思わず飛び起きた。 隆を押しのけ、それを受け取る。
「……んだ、コレ」
- 12 :坂城 たくみ:08/19(土) 17:50:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
やたら目のデカくて色白の(多分)男と、 対照的にガッチリとした色黒の男が、 カメラ目線で抱き合ってる表紙。 どっちの男も、胸のはだけたYシャツを着ている。 オレは、丸文字で書かれたタイトルを読み上げた。
「…僕、らの……危ない、ほうか……」
“僕らの危ない放課後”。
「!!??」
これはもしかしてもしかしなくとも確実に“ソッチ系”!? 思い切り非難の眼差しでバッと隆を見ると、 隆は慌てたようにぶんぶんと首を振る。
「違うッ、オレ、そーゆー趣味があるとかじゃなくて!!姉貴に読めって言われてッ、なんか今流行ってるらしくてッ、そんで、姉貴に読めって言われてッ、だから別にオレの趣味じゃねーんだけどッ、結構おもしろ……じゃなくて!!姉貴が読めって……」
すごい勢いで、最後は徐々に尻すぼみにそこまで言うと、 隆ははーっと息を吐いた。 どうやらこいつは姉に薦められてこれをキッチリ読んで、 しかも結構楽しんだらしい。 オレは黙る。 カカカ……と扇風機が倒れたまま回る。 どこからか、風鈴の音がした。 しばらくの沈黙。
- 13 :坂城 たくみ:08/19(土) 18:27:21 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……お前も読めば?」
思い切り握ったオレのグーが、隆の脳天を直撃する。 いってぇー……と弱々しく漏らすと、両手で頭を抱える隆。 当たり前だ、渾身の力を込めたんだ。
うわ、しかも18禁じゃん……てことは、やっぱりアレか? あーゆーシーンもあるって事か? 痛がる隆をよそに表紙を呆然と眺めてると、 オレの脳裏をふと嫌な予感がかすめた。 “似てる”って、ちょうど今みてえな状況のシーンがあったって事……だよな。
「……お前、さっきの。」
言いかけて、ごくりと生唾を飲み込む。 頼む、外れろ、オレの勘。 オレは出来るだけ声を平坦に保って、言った。
「……さっきの『やってみねぇ?』ってまさか、そーゆー意味じゃねえよな?」
- 14 :坂城 たくみ:08/19(土) 19:56:33 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
頭を抑えたまま、隆がぴたり……と動きを止めるのが分かった。 再び訪れる気まずい沈黙。 遠くのセミの声が、妙にデカく響く。 信じらんねえけど、それが何よりの答えだった。
「バカかよ?お前」
もう何と言うか呆れてしまって、オレは肩で大きくため息をついた。 漫画に影響されるなんてお前は小学生か。 俺も精神年齢は小学生並みかも知んねえけど、そこまでじゃねえぞ? 顔を上げた隆を横目で見やると、隆は気まずそうにひとつ、苦笑う。 片手でくしゃ、と頭をかく。 Tシャツの袖でぐいと汗をぬぐうと、ぽつりぽつりと話し出す。
「いや、なんつーか、好奇心っつーか……。それ読んだ後にお前ならどー思うかな、とか思ったら、無性に知りたくなって……。ガキん頃も漫画のマネとかしたじゃん?だからそのノリで……今回もどーかな、とか……」
- 15 :坂城 たくみ:08/19(土) 22:26:18 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
オレと隆の付き合いは長い。 家もそう遠くない距離にあって、小中高とずっと同じ。
さすがにクラスは違うけどサッカー部で 毎日のように顔を合わせるし、 部活なんて無い小学生の時なら尚更、 毎日のように遊んでいたから、 オレ達は必然的に「マブダチ」と呼べる仲になっていた。
好奇心だけは人一倍、二倍、十倍強いオレ達は、 ガキの頃から色々なことを試してきた。 主にそのネタになるのが漫画だった。 プロレスやらサッカーやらヒーローやら、 技を真似たりシーンを真似たり、 それがオレ達の一番の遊びだった。
漫画の世界の再現なんてただでさえ危ねえのに、 おまけに揃ってバカだったから(バカだから)、 “危うく事故”の場面なんて何度もあった。
その結果、オレは右腕、隆は左足を、何針も縫った経験さえある。 ちなみに隆の姉貴というのは、今年で大学2年になる。
- 16 :夕莉:08/19(土) 22:43:15 HOST:tohk203192106249.itakita.net
- おもしろいです!!あげ
- 17 :坂城 たくみ:08/19(土) 23:19:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉サマ
ほほほ、ホントですか!?泣 読んで下さってる方、いるかなぁと不安だったので とっても嬉しいです!! あげ、ありがとうございます^^
- 18 :まちこ:08/19(土) 23:20:10 HOST:i220-220-154-45.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 良いですね。
なんかホントに有り得そうで面白いVv これからも頑張って下さい 応援してます。
- 19 :坂城 たくみ:08/19(土) 23:24:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
言うまでもなく、オレも隆もノーマルだ。 そっちの気は、お互いに無い。 隆の片想いにオレが協力したこともある。 本当に純粋な好奇心で、隆は、こんな事を言い出したんだろう。 それは分かった。それにしても、だ。
「……バカだな、お前」
知ってたけど。 言うと、何だかおかしくてオレは噴出した。 隆も、だよなぁ、と漏らすと、同じように噴出す。 未だに隆が微妙に照れたような顔なのが ますますおかしくて、オレは腹を抱えて笑う。
二人でしばらく声を上げて笑っていると、 オレは自分の気がどこか軽くなっていくのが分かった。
笑いって、どこまでも気楽な考えを生み出すから不思議だ。
こんな思い切った提案が出来るなんて ある意味すげえ貴重な仲だよなぁ、 信用されてんなぁなんていう嬉しさと、 終いにはこんな発想さすがオレの相棒だ、 なんていう気持ちまで起こっていた。
それで、オレは、気が付いたときには言っていた。
「お試しといきますか」
隆が、驚いたような顔を一瞬浮かべてから お前も相当バカじゃん と声をまたひとつ上げて、笑った。
- 20 :夕莉:08/19(土) 23:46:42 HOST:tohk203192106249.itakita.net
- またAあげです!!
めっちゃ楽しいです!! はまっちゃいましたぁvv
- 21 :坂城 たくみ:08/20(日) 00:06:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉サマ
あわわ…卒倒しそうなほど嬉しいです…!! 少しシリアスな部分が強くなってくるかと思いますが、 お付き合い頂けると嬉しいです>< ありがとうございます!^^
- 22 :坂城 たくみ:08/20(日) 00:16:05 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……っは、……ッ、っく」 「イク?」 「……ッヤベ……ッ」
小さい頃は二人でパンツもはかずに 部屋を飛び回ったこともあるし、 サッカーの合宿とかで風呂に一緒に入った事だって一度や二度じゃない。 他人の、隆のを触るのには、 自分でも不思議なくらい抵抗は無かった。
自分のをそうする時と同じように、 自分が良い部分を思い返しながら、 オレは隆のそれに手を這わせていた。
感触は同じ。 自分でしている時とほとんど同じ感覚だった。 結局、突っ込むとか突っ込まれるとかは無理そうだから、 とりあえず互いのを触ってイカせるだけ、 そういう事になった。
なら言い出しっぺから、という事で、 隆は今下半身だけ露にするという あられも無い格好でオレの前にいる。
どうせならどっちが早くイカせられるか勝負しようなんていう、 いかにもオレららしいルールまでついてるから、 オレはもちろんマジでするし、 隆もマジで耐えている。
「オラ、我慢すんなって」
- 23 :あい:08/20(日) 07:07:01 HOST:softbank219019116016.bbtec.net
- アゲA↑↑
めっちゃ面白いですっ>< ってか、BL大好きです♪♪この小説に、マヂでハマりました!! 更新、楽しみに待ってるんで頑張って下さいvv 応援して松☆★☆
- 24 :坂城 たくみ:08/20(日) 10:48:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>まちこサマ
お返事遅くなってしまいごめんなさい! バカなことに見落としてしまっていました>< ホントにありそう…… 実はちょっと狙ってます笑 そう言って頂けて嬉しいです^^ ありがとうございます!
>>あいサマ
BL、良いですよね…!笑 私も最近なのですが、 その良さに気付いてしまってw 勿体無い言葉の数々、ありがとうございます!!泣 全力投球で頑張りますね!
*** そろそろ、 だんだんギャグ要素も無くなって、 そっち系のシーンともしばしのお別れになりますが……笑 読んで下さると嬉しいです>< 見づらい!とかありましたら、 じゃんじゃん言って下さいませ^^
- 25 :坂城 たくみ:08/20(日) 10:52:16 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
指の動きを変えると、隆は眉根を寄せて 苦しそうに身をよじる。 とっさに、という感じでオレの首に しがみつくように手を回した。
ついさっきまで、まだまだ、男は忍耐、 なんて強がりを言ってみせていた隆が、 ちくしょう、と耳元で途切れ途切れ呟く。 勝ち誇ったような気分になって オレは知らず口の端を上げていた。
近付いた隆の肌が熱い。 部屋の蒸し暑さは、いつしか気にならなくなっていた。
「ぅ……んああぁぁぁっ」 「―――!?」
隆が背をのけぞらせて吐き出すのを 手のひらで感じながら、 オレは驚いて思わず目を丸くした。 隆はというと、オレと同じ表情を浮かべながら、 とっさに自分の口を抑えている。 ……何だ、今の……
「……今の、最後のオレの声、……聞いた?」
紅潮した頬を更に赤くして、隆が言う。 聞いたも何も。 オレはこくん、と頷く。
- 26 :坂城 たくみ:08/20(日) 10:55:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
それまでは声とも吐息ともつかない響きが口から漏れる という感じだったのが、 最後は今まで一度も聞いたことの無い、隆の声だった。
鼻にかかった、いつもより数段高い。
ヤバい。 オレは反射的にそう思った。 ただでさえそういう気分になってる時に、 あの声は絶対に、ヤバい。
実際オレは急に下半身に 熱が集中するのを自覚していたし、 心臓はバカみてえな早鐘を打ち出していた。
隆は真っ赤に染まった頬で、 口を抑えたまま小さくカッコわりぃ〜女みてぇ〜と漏らす。ぽた、とうつむいた前髪から一滴、汗が落ちる。 俺は思わずそれを目で追う。 なんか、ヤバい、……ヤバい。
「……ひいた、か?」
心なしかかすれた不安定な声。 そのままうかがうように、見上げるようにオレを見る隆。 目が合う。 オレは、とっさに立ち上がった。
- 27 :夕莉:08/20(日) 12:49:57 HOST:tohk203192106187.itakita.net
- やばいおもしろいです!!
キュンってきますvv(は ぁげ
- 28 :龍之介:08/20(日) 13:52:12 HOST:ser356609004212492
- やばいー!おもしろすぎです!!!こーゆーシチュエーションって萌えますよね!(私だけ……?
- 29 :坂城 たくみ:08/20(日) 17:16:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉サマ
キュンきますかー!? う、嬉しい…!!>< 流れるの早いので、 またまた上げて頂きとても助かります^^ ありがとうございます!**
>>龍之介サマ
私も、同級生系の方が萌えるんですよー^^笑 リアルさ重視で頑張ってるのですが、 少しでも伝わると嬉しいです。 コメ、ありがとうございます!
- 30 :大咲 智希:08/21(月) 19:00:23 HOST:p7128-ipad08morioka.iwate.ocn.ne.jp
- 面白いですね♪♪
私も萌・・・ます!!! 何かホントにキュンときますよね!!! 続き楽しみにしてますね!!!!! がんばって下さい☆★☆★☆
- 31 :大咲 智希:08/21(月) 20:55:03 HOST:p4055-ipad02morioka.iwate.ocn.ne.jp
- あげます↑↑(☆≧∧≦人≧∨≦★)
- 32 :さき:08/21(月) 21:03:20 HOST:ser350298003900129
- あげ!なんか新鮮(?)で新しいです!頑張れ 尸"
- 33 :坂城 たくみ:08/22(火) 23:19:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 掲示板直ってる…!良かったぁ泣泣
>>大咲 智希サマ 面白いなんて言って頂けて とっても嬉しいです!!!>< 読んで下さった方が少しでもキュンくることを 目標にしてるので、 そう言って頂けるととても励みになります! ありがとうございます! あげまでして頂いて…><
>>さきサマ ずっと「こーゆーのが読みたい!」って 願望があって笑、 なかなか見当たらないので、 思い切って自分で書いてみることにしました笑 ありがとうございます!>< 良ければ続きもお付き合い頂けたらと思います^^
- 34 :坂城 たくみ:08/23(水) 02:15:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「わりぃ……っ」 「晃紀?」 「オレ、帰るわ。」
へッ?という隆の間の抜けた声と、 オレが部屋のドアノブをひねるのはほとんど同時だった。 バタバタ、と隆の家の階段を駆け下りて 気付いた時には、オレは自宅への道を全速力で突っ切っていた。 心臓がうるさいのは、走ってるせいじゃない。 ……何だ、何だ、何だ……!?
- 35 :坂城 たくみ:08/23(水) 02:24:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
結局、昨日の夜は一睡も出来なかった。 頭の中で何度もリピートする、シーンのせいで。 あんな気分でいるのはどうしても耐え難くて、 何度も自慰に走りたくなった。
だけどそれっていうのはつまり オレが隆に少なからず欲情したっていう証拠で。 それがものすごいショックで、必死でたえた。 隆に悪い、そう思った。 「お試し」と笑ったのはオレなのに、 シャレに、なんねえよ。
それでも、どうしてもあの最後の隆の表情とそして声が 瞼の裏と鼓膜に焼き付いたように離れなくて、 いくらAV女優や女の姿を思い浮かべようとしても 目をつむって無理矢理寝ようとしても、ダメだった。
オレは確かに、幼馴染の、男の、新谷隆に欲情していた。
「やべぇって、オレ……」
情けない。 吐き出したため息は果てしなく重くて、 サッカー部専用のスポーツバックの重さも いつもの30倍はある気がした。
普段の時間より1時間も早い朝は、 見慣れた通学路も驚くほど静まり返っている。 いつも通り行けば、隆と会ってしまう。 どちらともなく、そういう事になっていた。
だけど、せめて今日は、 出来るだけ面と向かって顔を合わせたくなかった。 ほんの一時の、ただの気の迷いだ。 時間がたてば目も醒める。 そうだ、昨日は暑かったし、のぼせただけだ。 若気の至りってことも、あるし。 オレは、頭の中で何度もそんな事を繰り返していた。 空は嫌になるほど良く晴れ渡っていて、 何だかいたたまれなくて 口をつく深いため息は尽きることが無かった。
- 36 :大咲 智希:08/23(水) 07:30:30 HOST:p7054-ipad13morioka.iwate.ocn.ne.jp
- 更新されてるのが嬉しすぎて小指を
イスの角にぶつけました((汗 やっぱめちゃ面白いとおもします!(何 ホントに胸がキューンとなるんです!!! 続きかカナリ気になります☆★☆ 更新がんばって下さい!!!!!
- 37 :ァツシ(`Д´)ノ゛:08/23(水) 08:51:11 HOST:07062070651326_vk.ezweb.ne.jp
- 最高っす~~~
ドキトドキがとまんねぇホ
- 38 :夕莉:08/23(水) 21:46:50 HOST:tohk203192106244.itakita.net
- おもしろすぎです!!
あげ
- 39 :坂城 たくみ:08/23(水) 22:41:57 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>大咲 智希サマ
小指を!!大丈夫ですか!!(何 地味に痛いんですよね〜笑^^; キューンですかッ!最高の褒め言葉です泣 自分では分からないので、 ご指摘などあれば教えて下さい^^ 亀更新ですが、頑張ります! ありがとうございます^^
>>ァツシ(`Д´)ノ゛サマ 初めまして♪読んで頂きありがとうございます! ドキドキして頂けますか…! それを聞いて私もドキドキッス何!! ありがとうございます^^
>>夕莉サマ 流れていくのが本当にあっという間なので いつも上げて下さってとても感謝しております! 亀更新ですが、流れに負けずに頑張ります!笑 ありがとうございます^^
- 40 :坂城 たくみ:08/23(水) 22:49:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「おい!!何だよ晃紀ッ!!昨日のアレは!!」
昼休み。 授業なんかに集中できる訳なくて というか授業以外もぶっ通しで上の空だったオレは 眠気も無いのに机に突っ伏していた。 明らかなオレの異変に気付いた、 クラスのヤツらがかけてくる言葉に もうそれすらも嫌になりながらテキトウに相槌を返す。
そこに、すごい勢いで教室の扉が開く音と 今は何より避けたい声が降ってきた。
「いきなり帰るし……今日の朝だっていねーし!連絡とかしても良いんじゃねーの!?」
押し黙って顔を上げないでいると ふと、肩に手が置かれる感触。 ぴくり、と無意識に眉の端が動く。 周りに聞こえないように声をひそめて どこか笑いを含んで、言う。
あんなカッコで残されたオレの身にもなれよ、嫌がらせか?
すぐ耳元で声がした、こいつ今顔近づけてる、と思った。 瞬間、あの時の、近付いた肌の熱さがはっきりと蘇る。
頭でダメだ、と思うより先に、肌が反応してしまう。 嘘だろ。……信じられなかった。 こんなにも鮮明に、オレは覚えてしまってる。 込み上げる熱さの後をすぐ追うようにして 自分への嫌悪感に思わず泣き出しそうになる。
……マブダチなのに、大事なヤツなのに、何で。
隆は、なぁなぁ、おい、とオレを揺さ振る。 思い切り立ち上がって、叫んでいた。
「うるせえな!!うざってえ!!!」
- 41 :坂城 たくみ:08/23(水) 22:54:49 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
今までだって何度もケンカはした。 こんなセリフはもう飽きるほど口にしたし、 逆に隆に言われたことだってある。 それでも、何故か今までにない締め付けられるような苦さが、 言葉を発したばかりの喉に湧いてくる。
いつもならすぐに言い返してくる隆は 固まったようにオレを見ている。 けなし合いなんて日常会話のように絶えないオレらだけど それまでとは違う何かが、そこにはあった。
思いのほかデカかったオレの怒鳴り声に クラスの空気が一瞬揺れて、 直接は見られていないにしても 誰もがオレ達に視線を向けているのが分かった。 ただならぬ空気は暗黙のうちに伝わったようだった。
- 42 :坂城 たくみ:08/23(水) 23:03:47 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
知らず、拳を握り締めていた。 誰でもない、自分に、吐き気がした。 だって、こんな今でさえオレのどこかが、熱くうずいてる。 ……最低、だった。 吐き捨てるように短く息を吐く。
「……今、お前と関わりたくねえ……」
呟きは苦しげに低くうめくようで、 オレの声では無い気さえした。 隆に目もくれずに、足早に教室を後にする。 晃紀、と誰かに声をかけられたような気がしたけど、答えなかった。 隆は、何も言わなかった。 どんな表情をしてただろう、 分からなかったし分かりたくなかった。 もし傷ついたような顔を浮かべていたら 罪悪感にオレは押しつぶされてしまう、そう思った。
- 43 :大咲 智希:08/24(木) 09:29:32 HOST:p6013-ipad08morioka.iwate.ocn.ne.jp
- ギャーーー!!!((何
更新されてる!!!!!! めちゃ嬉しいです♪♪♪(嬉泣 もう、きゅん死に寸前です!!!!!!! いや、、もう死んでる?? ボケはおいといて、、、、ホントリアルですね!! 続き楽しみにしてます!!!! がんばって下さい★☆★☆
- 44 :大咲 智希:08/24(木) 17:22:23 HOST:p6056-ipad13morioka.iwate.ocn.ne.jp
- 下がってたのであげます!!!!
- 45 :坂城 たくみ:08/24(木) 23:34:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- な、流れるの早ッ!!
や、私が遅い…!?汗
>>大咲 智希サマ
大咲サマのレスで毎回救われる思いです泣 亀更新な私にお付き合い頂き、 本当にありがとうございます>< こっからは、晃紀の切なさのようなモノを 出せていけたらなぁと思っております…; 頑張りますッッ!! ありがとうございます><泣
- 46 :坂城 たくみ:08/24(木) 23:47:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……何で。 悔しい。 遊びのはず、だったのに。 こんなはずじゃ、なかったのに。
ほとんど利用されてなく人通りもない非常階段で、オレは座り込んだ。 頭を抱えて目をつむる。 また昨日の記憶に引き込まれそうになって、 下唇をかみしめる。 バカじゃねえのか。 堪えようにも、涙が込み上げてくる。
認めたくない。 認めたくないけど、訳の分からない気持ちの中で その熱さだけが、はっきりと輪郭を持った事実だった。
もっと触れてみたい。 もっと他の表情が見たい。 あの声で、オレの手で、もっと ……もっと、鳴かせてみたい。
- 47 :坂城 たくみ:08/24(木) 23:50:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……どーしちまったんだよ、オレ……」
行き場のない熱は体中をさまよって、胸がギリリ、と痛む。静まり返った階段の床が冷たくて 言いようも無い心細さに駆られる。
隆。
口から零れ落ちた言葉を耳に届いてから確認して、 また、涙が溢れた。
ごめん、隆、ごめん、ごめん、 オレ、お前と一緒にいらんねえ
自分がどうしようもなく情けなかった。 男に、マブダチに、本気で欲情するなんて。 頭が全然追いつかなくて、戸惑っていた。
だけど、ひとつだけ。 隆と、離れるべきだ。 それだけは分かった。 いつか傷つける前に、……いつか、嫌われちまう前に。 それで正気になった頃、悪い悪い、そう笑って謝れば良い。今のこんな気持ちも熱も、全部、無かったことにして。 いつしか出来た小さな水たまりを眺めながら オレはまたひとつ、ごめんと呟いた。
- 48 :にャんちウ:08/25(金) 00:20:29 HOST:05004011422754_vi.ezweb.ne.jp
- あげえ!!
最高すぎますッ(´_ゝ`)ノ
- 56 :坂城 たくみ:08/25(金) 23:56:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- わー!!レスが55突破していてびっくり…!!
ありがとうございますー!!泣
>>にャんちウサマ 読んで頂けてとても嬉しいです>< 勿体無いような褒め言葉まで…泣 ありがとうございます! そして「にャんちウ」の「ちウ」が私的にツボです何 可愛いv 亀ですが、頑張ります!><
>>大咲 智希サマ 話更新するたびに見て頂いて、 もう何と言ったら良いのやら!!>< ほほほ惚れます!?ありがたやー!!(何 あったかいコメありがとうございます…** 頑張ります!突っ走りますー!
>>龍之介サマ 記念すべき50ありがとうございますー!! ページ開いたとき本当にびっくりしましたよ〜>< 血吐く勢いで嬉しいです……何 ありがとうございます!
>>鈴サマ お越し頂きありがとうございます!^^ 拙い文章でもういっぱいいっぱいですが、 どうにか伝わるように努力しますッ>< 晃紀、色々と頑張らせますね!!笑
>>亜衣サマ 初アゲありがとうございます!>< 私も同級生系が好みなんですよ〜笑 そう言って頂けてとても嬉しいです^^ 良ければ、これからもお付き合い下さいませー><
>>夕莉サマ 何度も来て頂きありがとうございますッ><泣 っというか夕莉サマも小説書かれてますよね!? じっくり読む時間が出来たら絶対にレスします♪ 頑張ってください!^^
>>まーちサマ 初あげありがとうございますー! 見て頂きとても嬉しいです^^ 文章力は、無いのですよ!笑 無いのですが、「それっぽく、それっぽく」なるように 出来る限り頑張っています笑
*************************** こんなにレス頂けるとは思っていなくて 本当にとっても嬉しいです…! ありがとうございます>< 基本夜中更新のその上亀ですが、 ぐだぐだならないように頑張りますね!
- 57 :まちこ:08/26(土) 00:47:29 HOST:i220-220-154-45.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 晃紀悲しいねー;
でもそういう状況の中での男の仔も好きですVv なんか萌える【爆】 ぁげ
- 58 :坂城 たくみ:08/26(土) 00:48:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
-
その日から、オレと隆は口をきかなくなった。 部活でどうしてもという用事がある時でさえ 目も合わさなかった。 オレが故意に、見なかった。
初めこそどうしたんだよ、オレ何かしたかよ、 と一言ではあるけど声をかけてきていた隆も 一週間程たった頃諦めたようにぱったりとオレのところに来なくなった。
いくらヒドいケンカをしても次の日には 何事も無かったように元に戻れてたオレ達。 こんなに長い間顔を合わさないのは、思えば初めてだった。
部活ではいつも二人で組んでいた、 ストレッチもパス練も、別々になった。 登校は一人になったし、学校帰りにゲーセンに行く事も無くなった。 他のヤツらに誘われても、そんな気分には到底なれなかった。 隆は隆で、他のサッカー部のヤツらとつるんでいるようだった。
- 59 :坂城 たくみ:08/26(土) 00:53:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ほっとした。
反面、どうしようもなくイラついていた。
むしろ、離れるようになってからもっと、オレは苦しくなっていた。 隆が他の誰か、先輩でもダチでも、 オレ以外の他の誰かと一緒に 笑い声をあげたりしてるのを見ると、 イラついて仕方がない。 何だよ、オレがいなくても楽しそうじゃねえかよ。 離れたのは自分のくせに、浮かぶのはそんな理不尽で矛盾した言葉。
廊下ですれ違うとき、 部活の片付けのとき、 隆のクラスの前を通るとき、 隆がオレのクラスの前を通るとき。 とにかくいつも、意識したくないと思えば思う程、 オレの目は隆の姿を追っていた。
救いようねえ。 今まで知らなかった、自分は こんなにも女々しく、情けない。
オレの生活の全てが隆だなんて言い方はしたくなかったけど、 隆がいなければ確実に足りない。 そしてその欠陥は、オレにとって一番の痛みだった。 この、気持ち。 “いつか醒める”なんて、どうしたって想像がつかない。 途方もない。
「クソ……ッ」
夜、部屋で一人、オレは何かを払うように頭を振る。 それが、癖になっていた。 気になって仕方ないあの姿を そしてどうしようもない自分を 少しの間だけでも振り払うタメの。 そうでもしないと、崩れそうだった。
それほどまでに オレは、隆を、求めていた。
- 60 :にャんちウ:08/26(土) 01:30:46 HOST:05004011422754_vi.ezweb.ne.jp
- ちウッてとこがツボなんですかあ〜!!笑
ッてかあ、晃紀とあたしの性格… めッちャ似てますッ!!!!(何 だから、晃紀にわ幸せになッて欲し〜ですよおッ(o>□<)笑 あ〜げッ★☆
- 61 :♀仔:08/26(土) 01:44:06 HOST:210-20-113-176.rev.home.ne.jp
- あげ!
- 62 :ミカ:08/26(土) 04:47:25 HOST:07002120396652_vv.ezweb.ne.jp
- あげ!まじ面白いです(●*´ェ`艸)
- 63 :大咲 智希:08/26(土) 09:44:11 HOST:p3014-ipad13morioka.iwate.ocn.ne.jp
- 素敵なお返事ありがとうございます!!!(嬉涙
お返事にも、小説にも感動しまくりですよww 続きがきになりすぎて死にそうです。。(ぇ この小説は私のツボをつきすぎなんですよ!!!(何 更新がんばって下さい★☆★★☆
- 64 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:15:47 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「なぁ若生、新谷が昼休み部室に来いってよ」
……またかよ。 今日だけで、もう4回目じゃねえか。
隆と口をきかなくなってからちょうど2週間がたつ。 今日、隆はこんな調子で朝からずっと 人づてにオレ宛の伝言をよこしてきていた。
1回目は、朝のHRが始まる前。“HRサボって部室に来い” 2回目は、1時間目が終わってすぐ。“2時間目サボって部室に来い” 3回目は、2時間目が終わってすぐ。“3時間目サボって部室に来い”
いきなりの事で驚いたし、どこかでそれを嬉しいと思ってる自分がいて オレはその度それを聞き入れそうになった。 だけど、全部無視した。 もうさすがにこないだろうと思っていたオレは 何かあったのかと半ば心配になりながらふーん、とテキトウな返事をする。
「行かなくて良いのか?」 「別にいい」
何度でも、どんな内容でも同じことだ。 気にはなるけど、呼び出しになんて絶対に応じない。 今二人で会ったりしたら、何を口走るか、何をするか、 自分でも分からなかった。
- 65 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:18:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
4時間目が終わって、昼休み。 オレは当然のように部室には向かわず ダチ数人で食堂に向かって走っていた。 メニューも豊富で量もあって、何より安い食堂は、 毎日あっという間に満席になる。 こうして食堂まで走るのは、2週間前までは隆との日課だった。
2階のオレ達の教室から階段を降りてすぐ、オレはふと立ち止まった。
「おい、何してんだよ若生、早くしろって!」 「ちょっと待った、財布!」 「はぁ?」 「財布忘れた!」
オレが叫ぶと、振り返った全員で呆れ顔を浮かべながら
「バカ、席とっててやっから早く持ってこい!」
そう言ってまた走り出す。
「……マジかよ……」
オレは冷や汗の出る思いで思わず呟く。 マズイ。 ……財布は、今朝、部室のロッカーに入れたままだ。
- 66 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:20:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
戸のガラス越しにそっと室内をのぞきこむ。 まだ昼休みが始まって間もなかったから 運良く隆は来ていないようだった。 油断は出来ない、一刻も早くこの場から離れたい。
飛び込むように部室に入ると オレは手早く自分のロッカーを開ける。 財布を掴んで、乱暴にロッカーの鍵をかける。 ほっとしつつ、床に散らかった用具を飛び越えながら戸を飛び出そうとして、
「……あ」
室内にちょうど入ってきた、人影と目が合う。 びくりと立ち止まる。
……しまった。
- 67 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:22:33 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……わり、オレ財布取りに来ただけだから。」
入り口付近で驚いたように立ち尽くす隆を わざとらしく避けるようにして、 独り言のようなトーンで呟きながら、オレは隆とすれ違う。
隆が何か口を開く前に、と歩を速めた。 部室から一歩、踏み出す。
「!?」
ふいに、ぐいと制服の襟を掴まれて、勢い良く引っ張られる。 隆が片方の手で思い切り戸を閉めた。 バタン、と大きな音が響き渡る。
「待て」 「…………。」
仕方なく振り向くと、隆の顔は暗くもなく、怒ってもいなく かと言って笑ってる訳じゃない。 真剣な表情だった。
「……んだよ」
見んな、オレを見んな、そんな風に真っ直ぐ見んな…… オレの気持ちなんか無視して速くなっていく鼓動に苛立つ。手の届く距離にいる。 それだけで、もう、息がつまりそうだ。
「お前、オレに言いたいことあんだろ」
隆の声は、珍しく落ち着いた響きをしていた。
- 68 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:25:45 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……別にねェよ」 「嘘つけよ、じゃぁ何で最近オレの事避けてんだよ」 「…………。」
オレが押し黙ると、隆が小さく舌打を漏らした。 走り、一気に詰め寄ってくる。 目をそらすオレの胸倉をつかんだ。
「何とか言え!!何もねえ訳ねーだろ!」
息がかかるほどの距離。
「見てりゃ分かんだよ、はっきり言えよ!!」
――肌、声、目、首筋、唇……
毎晩焦がれて、でも堪えていた。 来なきゃ良かった、なんて後悔は、もう遅い。 頭の回転が追いつく暇なんて、無かった。
- 69 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:28:00 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
胸倉の手首を掴む。 ぐいと引き寄せて後ろのロッカーに背を叩きつける。 いってぇ、と言い終わる前に、無理矢理塞いだ。
「……!?」
キス、なんて生易しいもんじゃない。 ただただ乱暴に押し付けるような。 一瞬体を固めて、それからすぐ離れようとするところを 後頭部を掴むようにして抑える。
「……ッ、……ん……やめっ、」
それでも抵抗するように押し返してくる両手を掴む。 苦しげな声が合間に漏れて 背筋から頭に痺れるような感覚が走る。
――足りねえ
追うように、深く深く口付ける。 舌で歯列をつつ、となぞる。
- 70 :坂城 たくみ:08/26(土) 12:39:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぁ、……、ん……ッ」
力が抜けたように一瞬唇が開く。 舌を入れようとしてふと目を開くと キツく閉じて震える瞼があった。
――あぁ
やっちまった――
そう思ったときにはもう、オレの一番恐れていた姿。 オレを見るその瞳に戸惑いと そして恐怖の色をはっきり滲ませる、隆の姿があった。
もう、終わりだ。 泣き出したくてたまらないのに 熱がそのまま零れるように、止まらない。
- 76 :坂城 たくみ:08/27(日) 06:58:58 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- お返事遅れてしまってごめんなさい!
>>まちこサマ またまた来て頂きありがとうございますッ!>< そうですね…辛い恋なので、 晃紀は今が踏ん張りどころです…何 客観的に見てる分には、大分楽しいんですけどね!爆 あげ、ありがとうございます!^^
>>にャんちウサマ わぉッにゃんちウサマは晃紀系なのですか!(!?) 実は、晃紀は 「あたし(坂城)好み」という設定があるんです笑 なので何だか嬉しいですvvv 良い感じに幸せにしてあげたいですが、作者の技量が追いつくかどうかッ苦笑 ありがとうございます!頑張りますね^^
>>♀仔サマ 見て頂きありがとうございます〜>< 読み方は「めすこ」サマで良かったでしょうか?? あげ、とても助かりますッ>< ありがとうございます!
>>ミカサマ あげと、そしてその上嬉しいお言葉まで ありがとうございますッ>< 亀ですが、良ければ続きもお付き合い下さいませ…v
>>大咲 智希サマ 素敵なお返事に感動させて頂いてるのは 私の方ですよ〜!><感涙ッ ししし死にそうなまでに…! それでは、バリバリ励みます!全力投球です!^^ ツボ、出来るだけ多くつけるように頑張ります!笑 ありがとうございます^^*
>>夕莉サマ 完結したのですかー!尊敬…! レス数もとても多くて、すごいです! じっくりゆっくり読みたいので印刷しても良いでしょうか…?? 応援、とってもありがたいですー! ありがとうございます^^
>> サマ 上げ、ありがとうございます…! 亀ですが、流されないように必死こいて踏ん張ります!笑
>>鈴サマ はい、晃紀やらかしちゃってますね…笑 一旦こうなっちゃうと、辛そうです^^; BL、私も好きですー^^笑 いつのまにかハマっちゃってましたよ…w
>>夕サマ 初めまして!お越し頂き、ありがとうございます^^ 素敵なお言葉まで頂いてしまって…涙 きゅーんですかっ! それが目標なので、とっても嬉しいです…!! あったかいお言葉、感激です>< 最後まで突っ走り続けたいと思いますッ^皿^ ありがとうございました…**
- 77 :坂城 たくみ:08/27(日) 07:05:58 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「言いてえ事って、何だよ」
倒れ込むように押し倒す。
「何て言えっつーんだよ?」
――やめろ、止まれ
「ジョーダンでも“お試し”でも何でもねえ、本気で、オレが、男のお前に欲情してるって?お前が欲しくてしょーがねえって?そー言えってか」
隆はオレの下で目を見開いて動かない。 頬がひきつったように緊張してるのが分かった。
――殴ってでも、蹴り飛ばしてでも良い、早く、止めてくれ、早く
首筋に顔をうずめる。 口付けて、舌を這わせる。 びく、と一瞬隆の喉が反れて、
「や……めろっ!!」
それと同時に、腹に鋭い痛みが走った。
- 78 :坂城 たくみ:08/27(日) 07:16:39 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……ッ」
腹を抱えて座り込む。 うつむきながら、隆が勢い良く部室を飛び出していくのが分かった。
……みぞおちかよ、あのバカ。
「いってーな、ちくしょ……ッ」
吐き気を堪えながら、嗚咽が漏れて、苦しい。 息継ぎすら思うままにいかない。 キツく目を閉じると、一粒二粒、汚れた床に落ちる。
「……泣く権利……、ねえっつーの……ッ」
大声を上げて泣き出すような激しさは、もう無かった。 ただあるのは、 薄暗い部室の湿気に飲まれて消えちまいたいような、絶望感。 唇をかみしめるとかすかに血の味がして、 さっき見下ろした隆の唇の傷は オレが付けたものだったんだと分かった。 歯をくいしばる。
あいつはあの傷を見て何を思うだろう
――もう、戻れない。オレが、壊した。
- 79 :坂城 たくみ:08/27(日) 09:21:10 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
朝目が覚めてすぐ、夜眠るまでずっと。 あの日から、オレは後悔し続けていた。
他に道は無かったと思う。 ああすることしか出来なかったと思う。 だけどだからこそ、そういう自分が憎い。
立ち直ろうにも、術が分からなかった。 試合でミスしてヘコんだ時も、女にフラれた時も、 思えばそういう時はいつも、隆がいた。 それが当たり前だった。
どれほど寄りかかってたか、こんな形で実感するなんて、バカだ
ありがとう、ごめんな
――ごめんな
- 80 :凛:08/27(日) 09:57:44 HOST:ser356611004750034
- 切ねーー!!!!!!
ツラいです(;_;)読んでたらめっちゃ切なくなります!!!!幸せにしてゃってほしぃです(;_;) めっちゃ好きです!更新待ってますね!!
- 84 :坂城 たくみ:08/27(日) 22:50:49 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>凛サマ
切なさ、どうにか出したくて必死なので(笑)、 感じ取って頂けて嬉しいです!^^ 出来る限り、幸せいっぱいに出来ると良いなぁ… と思いますっ>< 頑張ります! ありがとうございます^^
>>夕莉サマ ホントですかっ!ありがとうございます^^ 私、投稿するばっかりでまだ他の方の作品を きちんと読んだ事が無いのですよー>< それでは、読ませて頂きますねww ありがとうございます〜!^^
>>鈴サマ 晃紀は一番辛いですねー^^; 私も書いてて申し訳なくなってきます笑 よく分からないなんて事全然無いですよ! あったかい感想頂けてとても嬉しいです^^ ありがとうございます!
>>マミー♪'v`*サマ 見て頂き、とても嬉しいです! 私もどっちかというと「じゃれあう」感じが好きなので、 こういう形になっちゃいました^^;笑 可愛い男の子も素敵なんですけどねッ^皿^ あげ、ありがとうございます!
- 90 :坂城 たくみ:08/29(火) 06:03:16 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「大会の打ち上げッスか?」
部活後、水道で泥のついた顔を洗っているオレのところに 2年の先輩がカラオケに行かないか、と声をかけてきた。 先月にあった県大会の打ち上げをしよう、と言うことらしい。 何でまたこんな時期に、とオレが尋ねると 軽く目配せをしてニッと笑う。 どうやら、「打ち上げ」なんていうのはただの名目で 飲み会が目的のようだった。
飲み会、といっても缶チューハイを数本持ち込んで あとはカラオケでどんちゃん騒ぎというもので、 主に2年生が主体になって行っている。 誘われた1年生は、この前ベンチ入り出来たメンバーのみ。
タオルで、ぐいと顔をぬぐう。 水道の蛇口をひねる。 無意識のうちに尋ねていた。
「……隆は」
新谷は、行くんスか?
この前のベンチ入りはオレと、もう一人の1年、そして隆。その3人だけだった。
あぁ、と頷いて指差された方を見ると 準備を終えた隆が先輩とつるみながら 校門を出て行くところだった。 陽がすっかり落ちた薄暗い道で、 一回りも大きい先輩に肩を組まれる後姿に、 チリ、という痛みを覚える。
- 91 :坂城 たくみ:08/29(火) 06:05:16 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
あれから……部室での事があってから、もう2週間以上がたつ。
相変わらずオレは自己嫌悪を繰り返す毎日を送っていたけど、 隆の様子は特に変わらないように見えた。 オレのせいで塞ぎ込ませたらどうしようかと心配したりもしたけど、 あいつはバカやって、元気だった。 唇の傷はすっかり治って、今じゃ跡形もなくなった。
もう隆の中ではとっくに片付いた事なのかも知れない。その程度の、ことだったのかも知れない。
そう思うと、やっぱりどこか、寂しかった。
- 92 :坂城 たくみ:08/29(火) 06:06:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「お前も来いよ、最近元気ねえしさ」 「…………」
遠くから、先輩のからかうような声に続いて、隆の笑い声がする。 行きたくない。 カラオケなんか行ったら、もっと近くで、 ああいう場面を目にしなきゃいけない。 ただでさえ、もう、辛いのに。
早く、オレも、忘れたい
オレは、スイマセン用事あるんで、小さくたったそれだけ答える。 それだけ言うのに、とてつもない体力を使った気がした。
- 93 :坂城 たくみ:08/29(火) 06:08:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
部員がいなくなった後も、汗だくになったTシャツのまま、 暗い校庭でひたすらボールを蹴っていた。 最近スランプが足にからみついたように調子が悪くて、 監督にも怒鳴られっぱなしで、焦っていた。
警備員のオッサンに声をかけられてしぶしぶ帰ってすぐ、 母親のお帰り、にも答えずに ランニング用のジャージに着替えて家を飛び出した。
じっとしているのが苦痛だった。 息をつく時間なんて、欲しくない。 どうせ堂々巡りの想いにハマって、ただただ辛くなるだけだ。 こうしてる今も、隆がさっきみたいに誰かと笑っているんだと思うと、なおさら。
- 94 :坂城 たくみ:08/29(火) 06:11:34 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
あたりはどっぷりと暗い。 今日は夏休みに逆戻りしたように暑い日だった。 9月半ばとは思えないような生ぬるい風がふいて、 湿気を含んだ蒸し暑い空気が肌を覆う。
出来るだけ街灯のある道を選んで走りながら、 オレは去年の8月の終わりに隆と行った夏祭りの事を思い出す。 隣町まで自転車こいで、屋台制覇なんて目標を掲げて、 浴衣美人のうなじにいちいち大騒ぎして、 オレらも来年こそ女連れだ、とか何とか言って、 とにかくよく笑った。 気付いた頃には二人揃って財布は空っぽで、 それでもそれすらが楽しかった。 帰り道、ヘトヘトになってペダルをこぎながら見上げた夜空の星。 今でもはっきり思い出せる。
知らず、緩んでいた口元にはっとして。 そのまま頬を歪ませる。 苦く苦く、自嘲。
こんな笑い方。あの時のオレ、知らなかった。
そう思うと、グッと胸の奥が苦しくなる。 また、目じりが熱い。
どうすればこんな風にならずに済んだ? どうすれば元のオレ達に、オレに戻れる? どうすればまたちゃんと笑える?どうすれば……
分かんねえよ。 オレ、頭わりいんだぞ。 どうすりゃ良いんだよ、隆。 どうすりゃ良いんだよ、知らなかったんだよ、 ――こんなに、オレ、お前が
振り切るように足を速めると あちこちで光る街のネオンが、霞んだ視界に痛い。
視線の先に続く夜道は果てが見えない。 終わりは、無いのかもしれない。
- 95 :龍之介:08/29(火) 09:56:03 HOST:ser356609004212492
- 2回目のあげです♪なんか私キリのいい数字ばっかとってる気がする……。
- 96 : :08/29(火) 10:54:55 HOST:aries.aitai.ne.jp
- ぁげます!!
- 97 :坂城 たくみ:08/29(火) 14:16:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍之介サマ
二回目、ありがとうございますーッ! 95番…!気付けばもう90代だぁー;; 100まであと3つです…!緊張><
>> サマ
この前も上げて下さった名無しサマでしょうか? それならば、また来て頂きありがとうございます^^ 初アゲでしたら、見て頂きありがとうございます♪ 頑張りますね!
- 98 :坂城 たくみ:08/29(火) 14:18:36 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>ミカサマ
レスの順番が遅くなってしまいごめんなさい>< まだ見て下さっているのですね…!感涙 ありがとうございます!頑張ります^^
- 99 :彩:08/29(火) 17:27:40 HOST:white2.scn-net.ne.jp
- いっきに読んできましたッ!!
おもしろいですねー(・∀・) これからも頑張ってください(★'`pd)⌒◆
- 100 :ゅヵ:08/29(火) 17:46:08 HOST:05001031319522_af.ezweb.ne.jp
- 100GET!!
メッチャオモシロイです。 アゲ
- 101 :坂城 たくみ:08/29(火) 21:04:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 100達成やったぁーー!!!>▽<
読んで下さっている皆様のおかげですッ!! 本当にありがとうございます!
>>彩サマ 見て頂きありがとうございますー!^^ ギャグ風なテンションだったのが、 今はカナリ重い感じですが……; 良ければ続きも見て頂けると嬉しいです**
>>ゅヵサマ 100ゲット、ありがとうございます!!泣 もう、スレ見た瞬間飛び上がってしまいそうでした>< 面白いなんて言って頂けて嬉しいです^^ 最後まで突っ走り続けますねッ!
- 102 :亜衣:08/29(火) 22:02:48 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- ☆★☆100達成おめでとうございます☆★☆
読んでる側の私まで、なんだか嬉しいです!!って、なんか、ずぅずぅしくてごめんなさい。。。 でも、ほんとに嬉しいです!!これからも、応援するので、頑張ってくださいね(*>w<*)♪
- 103 :坂城 たくみ:08/29(火) 22:53:44 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>亜衣サマ
まさかまさかッ>< 図々しいなんて事絶対に無いですよ! むしろ、あったかい読者様がいて下さって、 もう本当になんて言ったら良いのやら…嬉しいです感涙 お話もそろそろ佳境です。頑張りますね! 応援、ありがとうございます!
- 104 :坂城 たくみ:08/29(火) 22:55:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ってぇ……」
体中があちこち痛い。 歩を進めるたび、ふくらはぎや腕に 引きつったような感覚が走る。
「……さすがに、走りすぎた」
あれからどのくらい走ったかは自分でも分からない。 朦朧とした意識の中で 母親の声を遠くに聞きながら玄関に倒れ込んだ。
覚えてるのは、それだけだった。
また今日も嫌になるほどの快晴。 雲のひとつくらい、出れば良い。
そんなことをぼんやり考えながらやっとの思いで校門の前まで来ると、 ふいに後ろからドン、と肩を叩かれた。 ポン、なんて軽いモンじゃない。 叩かれるというよりかむしろ、殴るような。
……誰かなんて、振り向かなくても分かった。 だから、振り向かない。
「……なに」
歩を止めずに声を落として言う。 全身が固く緊張するのが分かった。
- 105 :坂城 たくみ:08/29(火) 22:58:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「何で昨日、来なかったんだよ?カラオケ。何かあったのかよ」
オレのすぐ後ろで、少し責めるような色を含んで、そう尋ねる声がする。 こんなに近くで声を聞くのは久しぶりだった。 もう話しかけてくる事なんて、無いと思ってた。 振り向きたい衝動を抑えて、聞こえるか聞こえないかの大きさで、 別に それだけ言う。
いくら考えたくないと思ってたって、コレだ。 声ひとつ聞いただけで、全身の神経が反応しちまう。 何のために昨日、あんだけ走ったんだっつーの。
オレは更に歩を速めた。 少しの間があって、数歩進んだところで すごい勢いで背に何かが当たった。 今度は、隆の手じゃない。 とっさに後ろを向く。 足元に、見慣れた黒のスニーカーが落ちていた。 あいつが投げたんだと、それはすぐ分かった。 制服の背に手をやると、ざらりと土の感触がする。
- 106 :夕莉:08/29(火) 23:46:28 HOST:tohk203192106139.itakita.net
- おもしろすぎです!!
あげ↑
- 107 :坂城 たくみ:08/30(水) 00:00:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉サマ
いつもありがとうございますー>< 夕莉サマの作品も、一気に読むのはもったいないので 少しずつ読ませて頂いています…! こんな方にレスもらっていたのかと思うと、 何だか恐縮ですよ……! 作品の方に、後ほどレスさせて頂きますね^^
- 108 :坂城 たくみ:08/30(水) 00:02:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「こっち向けよ!!!」
顔を上げる。 さっき声をかけられた辺りで立ち止まったまま 思い切りオレを睨みつけている隆と目が合う。
「……?」 「何なんだよ……お前……、お前……っ」
拳を握り締めている。 苦しげに歯をくいしばってるのが分かった。 ……泣いてる……?
「りゅ……」
じり、とオレが一歩踏み出すのと、 隆がバカ野朗、と叫んで走り出すのは、ほぼ同時だった。 隆はオレに背を向けて、校門から飛び出していく。
「……隆……?」
追わなきゃ。 何が何だか、分からない。 だけど、追わなきゃ。 追いたい。
なのに、オレの足は動かない。
オレに、何が出来る? もう、あいつと肩を組むことだって自然に出来ないだろう、オレに。 あいつを最低な形で裏切った、オレに。 中途半端な行動は自分の首を絞めるだけだ。 ……追えない。
「クッソ……」 吐き捨てた。 こんな自分、なくなっちまえば良い。 どーしたんだよ、隆……?
- 109 :坂城 たくみ:08/30(水) 01:17:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
隆の苦しげな顔を何度も思い返しながら、 それこそ後ろ髪を引かれる思いで何度も立ち止まっては オレは朝練に向かった。
ふと、校庭のサッカーゴールの前で先輩達が 5,6人集まっているのが目に入った。 いつもの明るい雰囲気とは違う、どこか深刻な表情をしている。 その中の一人がオレに気付いて、手を振った。
「よぉ若生、はえーな」
オレは軽く会釈して、その輪に走り寄る。
「集まったりして、何かあったンスか?」
オレの問いかけに全員が一瞬気まずそうに目を合わせる。
「これって話して良いんかな?」 「いや、マズくね?笑い事じゃねえもん」 「でも若生は仲良いし言っとくべきだろ」 「んじゃお前が言え」 「はっ?何でオレが。お前が言えって」 「ムリッ」
そんな責任の擦り付け合いのような会話がしばらく続いて しびれを切らしたオレがもう良いッスよ、と口を開こうとした時、
「あっ!!犯人来た!!」
そう言って一人がオレの後ろを指差す。 犯人? 内心首を傾げながら振り向くと 昨日隆と肩を組んでカラオケに行った先輩、瀬戸先輩だった。 こっちの深刻な雰囲気とはうって変わって、 のんきそうな顔でおはよ、と片手を上げる。
- 115 :坂城 たくみ:08/30(水) 17:41:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- コメが本当に泣くほど嬉しい坂城です、こんにちは><何
>>凛サマ たくさんの!!が何やらとっても嬉しいです>< 中途半端なトコで止めてしまったので微妙かと思いましたが 続き気がになると言って頂けて嬉しいです^^ 更新頑張ります!ありがとうございます**
>>鈴サマ 中途半端な感じで止めてしまって申し訳なかったですーッ; 可愛い顔文字付きの応援、どうもありがとうございます! FIGHTですね!頑張りますッ^^
>>龍之介サマ 3回目、本当にありがとうございますッ! 100ですか〜ッ><惜しいです!><何 良ければこれからも来て、 キリの良い数字に挑戦して頂けると嬉しいです… …なんてちょっと調子に乗ってみたり!!笑
>>名無しサマ アゲ、ありがとうございます^^ 亀ではありますが、これからも見て頂けると嬉しいです!
>>彩サマ ご期待に沿えるかとっても心配ですが…… 全力投球の一球入魂で頑張ります!(体育会系化 あげ、ありがとうございます^^*
- 116 :佐奈:08/30(水) 17:59:34 HOST:ser356623002746302
- コレまぢ好きデスッ(○´Ц`*)頑張って書いてさぃッッ♪メッチャ応援∪てマスヨォ!!(*≧з≦)
- 117 :坂城 たくみ:08/30(水) 18:59:03 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>佐奈サマ
わわ!好きなんて言って頂けてとても感激です!! はい!更新、バリバリ頑張ろうと思います^^ 気合ですねッ^皿^ ありがとうございます…**
- 118 :坂城 たくみ:08/30(水) 19:00:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「瀬戸!!おはよ、じゃねえだろ!まさかおめー昨日の事覚えてねーのかよ!?」
そんな表情を見た先輩達は、一斉に非難の声を浴びせる。 瀬戸先輩は走り寄りながらきょとんとして、何が?と言う。
「は!?ふざけんなよ、だからあんま飲み過ぎんなっつったんだよ!」 「そーだぞお前、昨日大変だったんだからな、新谷!!」
その名前を聞いた瞬間、オレは体を固くした。
……隆? 隆が、昨日大変だった? 瀬戸先輩が犯人って、何の……?
渇いた喉のまま、オレは噛みしめるように尋ねる。
「……りゅ……新谷が、昨日どうかしたんスか」
さっきの隆の泣き顔が、また頭をよぎる。
「え、オレ何かしたっけ?」
そう言って引きつった笑いを浮かべる瀬戸先輩を 呆れ顔で眺めながら、 オレのすぐ隣の2年がため息をもらす。
「してたろ、思いっきり。お前は完璧に酔っ払ってたみてーだけど?」
そこまで言うと少し間を開けて、オレの肩に手を置く。 心なしか声をひそめて、続ける。
「あのな、若生……」
――嫌な予感がした。
- 119 :凛:08/30(水) 19:26:30 HOST:ser356611004750034
- 何が!!何がぁったんだぁ!!
気になる!!気になりすぎてリューク(デスノ)みたいになる!!!(;´д`) 嫌な予感的中してほしくナィです…!!((ヲィ
- 120 :龍之介:08/30(水) 19:42:10 HOST:ser356609004212492
- 120、かなー。これからも期待してますよん♪毎日でも見に来ます(●^曲^)v
- 121 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:08/30(水) 19:48:38 HOST:actkyo067224.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- (*´∀`p[。+゚:.ぉ初デス.:゚+。]q"
結構前カラ読んでいたのですが,勇気を振り絞って(ワラ レスしました!!続きかなり楽しみデスッッ 更新頑張ってサイッッ
- 122 :亜衣:08/30(水) 20:40:02 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 今日も、見にきちゃいましたぁ↑↑
なんだか、切なくなっちゃいますね・・・・・。 二人が心から結ばれるコトを祈っておきまぁす!!なんて言ってみたり(笑) 次も楽しみに待ってまぁすo(>∇<)o
- 123 :坂城 たくみ:08/30(水) 20:55:57 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 何だか引っ張りすぎてごめんなさい!!
ムカつきますよね、こーゆうの!!笑 更新頑張ります><
>>凛サマ 嫌な予感、ですか…!! それは一体どのような…!気になります><笑 凛サマがリューク完全体になる前に、更新あるのみです…!
>>龍之介サマ ちょこまかと女々しい更新の仕方、ごめんなさい>< さすがです、キリ良いですね…!** ありがとうございます!
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 初めまして^^ 以前から見て頂いていたとの事で…嬉し恥ずかしです><何 レスして下さってとても嬉しいです^^ ありがとうございます!頑張ります*
>>亜衣サマ 毎回チェックして頂き、本当に感謝、感謝です>< はい!お祈り、叶うように 晃紀に踏ん張らせます!頑張らせます!笑 どうもありがとうございます^^
- 124 :アポロ♪:08/30(水) 21:03:31 HOST:softbank219019116016.bbtec.net
- 実は、隠れファンでした><
すっごく面白くって、毎日、来るたびに更新されてないかチェックしてるぐらいですよ♪♪ 坂城 たくみ さんて、すっごく文章力、ありますね↑↑ めっちゃ、憧れちゃいますvv
続きが、かぁなり気になりますっ(≧Д≦)ノ 更新、楽しみに待ってるんで頑張ってくださいvv 応援して松っ★☆★
- 125 :夕莉:08/30(水) 22:05:40 HOST:tohk203192106190.itakita.net
- 続きめっちゃきになります!!
あげますねvv 坂城 たくみサンの作品、おもしろすぎなんでvv がんばってください★
- 126 :夕莉:08/30(水) 22:05:41 HOST:tohk203192106190.itakita.net
- 続きめっちゃきになります!!
あげますねvv 坂城 たくみサンの作品、おもしろすぎなんでvv がんばってください★
- 127 :坂城 たくみ:08/30(水) 22:09:27 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
かけられる声に耳もかさずに、先輩達に目もくれずに。 オレは、走っていた。 足の痛みも腕の痛みも、どこかに飛んでいた。 風紀の教師を無視して、校門を飛び出す。
「はぁッ、はぁ、はぁ……ッ」
――キス、したのだという。
昨日。 カラオケに行ってすぐ、 隆はまるで糸が切れたように暗い顔をしだした。 その隣にいたのが、悪酔いした、瀬戸先輩だった。 何かあったのか、と聞くと、何も無いッスよ、と笑った。 だけど、全然笑えてなかった。 笑い顔のはずが、泣き顔に見えた。 それをただ笑わせようとして、ほんのジョークのつもりで、 ――キスしたんだ、と。
それからはもう、先輩達が言うには 手が付けられないほど大変だったらしい。 堰を切ったように声を上げて大泣きする隆と 酔って訳の分からない瀬戸先輩。
打ち上げのハズがモメるにモメて、 隆は途中で飛び出して行ってしまって 何とも言え無い空気でカラオケは終了した、と。
「……はぁッ、はぁ、はぁ……ッ」
一度動き出した足は、それを待ち望んでいたかのように軽い。 それでもオレはもどかしくて、蹴る足に、全身に、力を込める。
- 128 :坂城 たくみ:08/30(水) 22:13:50 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
隆が他のヤツとキスした、という事実。 それはもちろんショックで、出来れば信じたくないことで。
だけど、それよりも
「……バカじゃねーの……オレ……!!」
人通りの増え出した朝の商店街を突っ切る。 先輩達のさっきの言葉が頭の中で何度も回る。
“カラオケでもして元気付けようと思ったんだけど、逆効果になっちゃったな” “若生、気付かなかったか?” “あいつ、最近ずっと元気なかったろ”
――最近、隆はずっと元気が無かったのだという。 話してる時に急に泣きそうな顔をしたり 先輩が話しかけても全く聞いていなかったり 思いつめた顔で立ちすくんだり。 そういう事が、ここのところ……ここ2週間ほど、ずっと続いていたらしい。
それでも部活の時だけは逆に心配になるほど元気で 先輩達はそれをすごく気にしていた。 今回のカラオケには、それを元気付ける意味もあったという。
2週間前。 ちょうどあの、部室での事があった時からだ。
――全然、何も、気付いてなかった いつも通りバカやって、いつも通り笑って、 オレのことなんか忘れてるって。 辛いのは、オレだけだって。 そう思ってた。
- 129 :坂城 たくみ:08/30(水) 22:33:46 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>アポロ♪サマ
かかか、隠れファン……!!!! そんな素敵ワードを頂けるなんて…!!涙 嬉しいです!>< 感激です!! 文章力は皆無なのですが…絞りに絞ってます!!笑 嬉しいお言葉の数々、ありがとうございます>< 頑張りますね^^
>>夕莉サマ いつも来て下さり、本当にありがとうございます^^ どの辺で切って投稿すれば良いのか、未だに分からない坂城です笑 いよいよココまできたかって感じです…>< 頑張ります!
- 130 :坂城 たくみ:08/30(水) 23:31:44 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「はぁッ、はぁ、はぁ……ッ」 息が苦しい、それよりも、胸が痛い。
……なぁ隆、隆もあの日からずっと、辛かったのか
泣きたくなって、それを何度も我慢して、無理して笑ってたのか
オレは今まで、お前の何を見てた?
――怖かったんだ。 本当はただ、怖かっただけだ。 隆と向き合うってこと。 それはそのまま、自分の気持ちと向き合うってことだったから。 距離を置いて離れれば、見なくてすんだ。 無視し続けてれば、向き合わなくてすんだ。
……だから、“隆のタメ”なんていかにもらしい理由で、オレは、逃げた。
逃げて逃げて逃げて。 だけどそれで今、何が、残ってる?
分かってる。 この気持ちは、どうしたって隆を傷つけること。 それでも、オレの気持ちはもう、ここまできちまったんだ。 もう、戻るなんて、無理だ。 それならいっそ ――正面から
- 140 :坂城 たくみ:08/31(木) 22:26:46 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>¢н!мÅ☆サマ 初アゲ、ありがとうございますーっ>< そうですね…二人とも、結構純かもです笑 私的にも、純粋ボーイが好きで…(聞いてない!! 頑張りますね^^
>>凛サマ いつも来て頂き本当にありがとうございます^^ 最後まで突っ走り続けたいと思いますので、 良ければこれからも、よろしくお願いしますーっ><
>>さきサマ 嬉しいお言葉ありがとうございます! 上げて下さって、とても助かります^^ 頑張りますね!*
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 笑ッ!! 確かにそーゆう展開も考えられましたね!^皿^ でも一歩手前でした…w良かったです(?) 応援、ありがとうございます! 頑張りますね^^
>>鈴サマ そうですね、晃紀君もびっくりの急展開です笑 恋は盲目ですからね!気付かないことだらけですね何 はい!頑張りますね^^ ありがとうございます!
>>マミー♪'v`*サマ アゲ、ありがとうございます!! 昼間、更新できず申し訳ないですーっ>< 頑張りますね!!
>>龍之介サマ ぁぁぁぁー!!また私が140取ってしまったぁー><笑 キリの良い数字狙ってとか言っておきながら 何だお前!!的な感じですね!?笑 応援、ありがとうございます^^
>>文サマ アゲ、とても助かりますー>< ありがとうございます! 流されないように踏ん張りますねッ!
>>ゆかサマ 晃紀への応援、ありがとうございます!笑 きっとゆかサマの応援届きます!届かせます! 踏ん張らせますので、見守っててあげてくださいー><
- 141 :坂城 たくみ:08/31(木) 22:32:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
オレの家を通り過ぎて二つ目の角を曲がる。 遠目に、見慣れた屋根が見える。 足を速める。
自分の首を絞めるだけ、何も出来ないかも知れない、 関係ねえ もっと苦しくなるだけ、 上等だ そんなこと、もうどうだって良い。 オレのことなんて、もうどうだって良い。
あいつが、隆が、泣いてるんだ。
オレは、隆が大切なんだ。
それだけだ。
- 142 :坂城 たくみ:08/31(木) 22:36:12 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
外から見る隆の自室は青いカーテンが閉め切られていて、中は真っ暗だった。 一階のリビングも同じ。 隆の家は共働きで、隆さえいなければ誰もいないハズだ。 チャイムを鳴らす。 返事は無い。
オレは、躊躇せずドアに手をかけた。 長い付き合いだ、もうお互いの家が自宅同然のようなものだった。
「……鍵、かけとけよな」
開いたことにほっとしつつ、 隆の無用心さに呆れながら鍵とついでにチェーンまでかける。 玄関には見慣れた運動靴が片方だけ、脱ぎ捨てられていた。 さっきとっさに拾ってきたもう片方を置いて、揃える。
二階へと続く階段を、息を切らしたままのぼる。 額を汗が伝って、足なんてガクガクに疲れてるのに、頭の芯はハッキリと冴えていた。
部屋の前まで来て、そこで初めて足が止まる。 家にはズカズカ上がり込むクセに 部屋に入るのは緊張するなんて変だと、思わず苦笑う。 勢いをつけるように腹から息を吐くと、オレは戸を叩いた。
この部屋にノックなんて、初めてだった。
「……隆」
- 143 :夕莉:08/31(木) 23:34:25 HOST:tohk203192106050.itakita.net
- ゎあー!!更新されてる!!
めっちゃ続き楽しみです☆ もうまぢ最高ですょ!! がんばってくださいv
- 144 :鈴:09/01(金) 15:40:00 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- さらに急展開があるのでしょぉか?!
こっちまでドキドキですょ―!!! 楽しみに更新待ってます♪
- 145 :龍之介:09/01(金) 22:06:28 HOST:ser356609004212492
- 145もキリいいよね?主さんが140とっちゃうからさぁ(`ε´●)
これからはそんな事気にせずどんAあげます☆
- 146 :坂城 たくみ:09/01(金) 23:23:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 今週末、文化祭につき更新が遅くなってしまいそうな…予感が>< 応援して下さっている方、申し訳ないです…!
>>夕莉サマ もう、毎回更新が夜中で申し訳ないです〜>< ご期待に沿えるか…自信は無いのですが、 精一杯書きますね!!^^ ありがとうございますvv
>>鈴サマ こっからは一気に展開させていきたいと思いますッ。 晃紀の緊張やら、隆の色々な思いやら、 なんとか伝わるように努力致します! ありがとうございます^^
>>龍之介サマ あちゃぁー>< 私が取っちゃってもめげずにアゲして下さる 龍之介サマ、乾杯です!何 亀作者なのでアゲは本当にとても助かります>< ありがとうございます^^
- 147 :坂城 たくみ:09/01(金) 23:33:20 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
かすかに、布のすれる音。 そのあとをすぐ追うように、鼻をすする音がした。 オレはものすごい勢いで、壊れるってほどの勢いで、ドアを開けた。
「……いねえよ」 「いるじゃん」 「いねえっつってんだろ」 「いるじゃん」
薄暗い部屋の、ベッドの上。 まるまった布団が、もぞもぞと動く。
「……んだよ、ノックの意味、ねえじゃんよ」
布団越し聞こえるこもった声は、やっぱりどこか揺れている。 苦しげに、嗚咽が漏れるのをこらえるように、 詰まった息をふぅっと吐くのが分かった。 今度は出来るだけそっと、ドアを閉める。 自分に迷う暇を与えずに、オレは隆へと向かった。 少しでも考え込んだりしたら、ダメになる。 わずかに震える足が、そう告げていた。
ポン、とそのちっこい塊を叩く。
- 148 :坂城 たくみ:09/01(金) 23:35:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……おい」 「…………。」 「おい、コラ」 「…………。」 「尋ねて来てやったんだから、茶菓子くらい出せ」
自分でも驚くような、前と同じ調子の軽口が、オレの口をついて出る。 ただ、未だに足と、それに加えて指先まで、震えてはいるけど。
カッコわりいから、声は震えるなよ、せめて。
誰にともなくそんな事を思ってから、オレはもう一度ポンポンと丸まった布団を叩く。 心臓をどうにか落ち着かせるように、息を吸う。吐く。
- 154 :坂城 たくみ:09/02(土) 20:58:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 更新ちょびちょびでごめんなさいー!!叫
>>凛サマ 結構一気に展開させてみました!! 最後まで勢い衰えないよう頑張りますね! ありがとうございます♪^^
>>ちひろサマ 面白いといって頂けてとても嬉しいです…! はい、続きももう、とにかく精一杯頑張りますね^^ ありがとうございます!!><
>>龍之介サマ わー!泣かないで下さいましー><何 ガンガン更新頑張りますね!! タメですか!大・賛・成!ですよ!^^嬉しい…vvv ありがとうございますー!
>>鈴サマ 来て下さいましたか、来て下さっちゃいましたかッ(日本語変!!笑 いつもありがとうございますー!!^^ 二人の行く末(!?)をどうぞ見守ってあげて下さい><
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 楽しみにして下さって、本当に嬉しいです^^ 誇りですか!!笑 私も、続きます!誇ります!笑 大事に展開していきたいと思います^^ ありがとうございます><
- 155 :坂城 たくみ:09/02(土) 21:11:28 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……泣いてんのか」 「……泣いてねーよ」 「泣いてんだろ」 「泣いてねえ」
それのどこが泣いてねえんだ。 一言言う度鼻をすすって、話すのもやっとって声で。 隆が深く布団をかぶり直そうとして、一瞬手が覗く。 その手を見たらオレは何故か急に苦しくて、 隆を覆い隠すそれを思い切り剥いだ。
学ランを着たままの隆。 枕に突っ伏して固まったように動かない。
「……泣いてんだろ」
オレがまた、そう言うと、隆は我慢ならなくなったように飛び起きた。
- 156 :+カナコ+:09/02(土) 21:27:37 HOST:p3200-ipad12kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp
- 隠れてみてました;
思ってた以上にすごくぉもしろいです!!!
- 157 :夕莉:09/02(土) 22:31:31 HOST:tohk203192106005.itakita.net
- ぅゎー!!
やばすぎですょ!! がんばってくださいv
- 158 :坂城 たくみ:09/02(土) 22:48:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>+カナコ+サマ
見てくださっていたのですかー!! 光栄ですー>< ありがとうございます! そのお言葉が何よりの活動源です^^
>>夕莉サマ いつも来て頂本当に感謝しております** 今日はもうちょっとでも更新しようと思うので、 良ければ見てやって下さいまし>< ありがとうございます!
- 159 :ゆか:09/02(土) 22:48:41 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- めっちゃ、いいですよぉ!!!!!
もう、感激です☆★☆
- 160 :坂城 たくみ:09/02(土) 22:50:21 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「しつけーな!!泣いてねえっつってんだろ!!」
目が合う。 突っ伏していたままに癖のついた前髪。 赤くなった目。 濡れた睫と、頬。
「……お前それ、泣いてましたって言ってるよーなモンだ」
隆の泣いてる姿を見るのなんて、今までもう数え切れないほど。 だけど、泣き顔をこんなに真っ直ぐ見たのは 初めてかも知れなかった。
隆は悔しげに眉をひそめて、視線を下に逸らす。 腕でぐいと瞼をぬぐう。 濡れた学ランの袖が、薄暗い部屋でやけにくっきりと見える。
「うるせえな……っ。オレだって、オレだって泣きたくなんかねえっつーの……っ!」
隆はまたひとつしゃくりあげると、クソ、ムカつく、と呟く。 あがる息を落ち着かせるように 制服の胸元を右手でとんとんと数回叩いてから、 ベッドの脇で立ち尽くすオレを見上げる。 また、赤い目と視線がぶつかる。
オレがまずするべきこと。謝ること。 それは分かってるのに、どこから話せば良いのか言葉が見つからない。 先に口を開いたのは、隆だった。
- 161 :凛:09/02(土) 22:56:09 HOST:ser356611004750034
- も、萌え……鼻血モンですね!!これゎ!!((爆
めっちゃぉもしろぃです!!!.+★(◎*'艸`q*)☆.+ 続きがめッッッッちゃ気になります!!!!!(* ̄∇ ̄*)エヘヘ((ぇ;
- 162 :坂城 たくみ:09/02(土) 23:02:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……だいたい、何が、“泣いてんのか”だよ!ふざけんなよ…っ。……誰の……っ誰のせいだと思ってんだよ!」
声がだんだんと大きくなって、 それにつれて隆の目からは次から次へと涙が溢れる。
「急に関わりたくねえとか言うし、いくら話しかけても目も合わそうとしねえし、部活でも完全シカトだし、理由も全く説明しねえし……ッ。そうかと思えば、」 「…………。」 「そうかと思えば……い、いきなり……」
そこまで言って、隆は口をつぐんだ。 ふと傷ついたような顔を浮かべる。 部室での、あの時のことが、頭をよぎる。 オレは、黙るしか出来ない。
聞こえる秒針の音。 また、小さな沈黙。
- 163 :ゅぃ:09/02(土) 23:08:11 HOST:05001031319522_af.ezweb.ne.jp
- もォ、最高です!!
更新楽しみにしてます(・∀・)
- 164 :坂城 たくみ:09/02(土) 23:20:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……キ……ス、された」 「え?」 「だからッ!キスされたオレ!!昨日!!」 「……あぁ。」
瀬戸先輩、だろ? 隆は驚いたように目を見開いて、 オレはさっき聞いた、と付け足す。
「お前を元気付けよーとして、ほんのジョークのつもりで……だってよ」
続けてオレが言うと、
「元気付けよーとして!?ふざけんなよ!!こっちは最悪なんだよ!!酒くせーし、いきなりだし、思いっきりだし、ってーか男だし!!笑えるかっつーの、気色わりぃ!!」
一気に叫ぶと、隆ははぁ、と息をついた。 ズキン、と痛みが走る。 “男だし”。 分かってはいたけど、隆の口から直接聞くのは、やっぱりキツい。 だけど、そのくらいが良いんだとも思う。 そのくらい、きっぱり突き放される方が。
「……ごめん」
足元を見て呟く。
- 165 :坂城 たくみ:09/02(土) 23:28:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>ゆかサマ
感激なんてーッ>< もったいないお言葉に、私が感激です…!! ありがとうございます! 更新、頑張りますね!
>>凛サマ 「鼻血モン」の称号、頂けますかね!?(何 萌えて頂けて幸いですww たくさんコメ下さって、とても励みになります^^ ありがとうございます!
>>ゅぃサマ 本当ですかッ…!嬉しいです泣 更新バリバリ頑張るので、見守って頂けると嬉しいです…! ありがとうございます^^
- 172 :坂城 たくみ:09/04(月) 08:22:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>ちひろサマ
BLハマっちゃいましたかッ! 私も最近なのですが、ホントに面白いですよね〜^皿^ コメ、とても嬉しいです^^ありがとうございます!
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 禁断症状…!嬉しいやら、申し訳ないやら>< でも嬉しいです!(何 宗教ですか笑 「BL教」とかでしょうか(まんま!!笑 私も入れてくださいw コメ、ありがとうございます^^
>>鈴サマ そーですよね!私もそう思います! 性別なんか乗り越えて欲しいです笑 ドキドキして頂けて嬉しいです〜>< ありがとうございます^^
>>凛サマ めっちゃアゲありがとうございます!! めっちゃ上がっててとても助かります><←黙れ 更新、頑張るぞー!!
>>龍ちゃん(とか言ってみたり…v なんか読んでもらってる立場でタメ語って申し訳ない…!! でも嬉しいからタメ語で話す!笑 おう!!頑張るZE!!死 ありがとね〜!^^
>>あいサマ 応援、とっても励みになります! 自分の出来る最大限で頑張ります! ありがとうございます^^*
- 173 :夕莉:09/04(月) 12:14:11 HOST:tohk203192106169.itakita.net
- おもしろすぎですvv
はじめてこんなにはまっちゃいましたょぅー!!(ぇ 更新楽しみにしてますvv がんばってくださいね★
- 174 :坂城 たくみ:09/04(月) 15:24:56 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
今まで何度も頭の奥で繰り返した言葉。 やっと搾り出したその言葉は、情けないくらい小さい。 さっきまで、正面から想いを伝えようなんて考えてたのが嘘に思える。 謝ることすらやっとなのに、ましてや気持ちを伝えるなんて、出来んのか。
「……ごめんな」
もう一度呟いてから視線だけ上げて隆を見る。
「オレは……オレも、男で、なのに、ごめん。」 「…………。」
隆はうつむいていて、表情が見えない。 また黙りたくなる気持ちを振り切るように、オレは続ける。
「あの時冗談に笑ってノッたのはオレのくせに、……ジョークで終わらせらんなくて。理由も説明しねえで無視したのも、部室で無理矢理……キスしたことも。すげえ、後悔してる。もうやっちまったんだから取替えしつかねえけど、ごめん。」 「…………。」
今度は隆が黙りこくる番だった。 このまま何も答えなかったらと考えると怖い。 だけどオレは、そのくらいの事をした。 無視され続けても仕方ないくらいの事をした。 もう、謝ることしか出来ない。
- 175 :坂城 たくみ:09/04(月) 15:26:58 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……あんなことして、ごめ……」 「謝んな!!!」
今までよりも数段大きな声をはりあげた隆に オレは言葉を遮られて目を丸くする。
「謝んな……」 「……?」 「謝んなくて、良い。ってゆーか……なんか、聞きたくねえ……。」
思わずえ?と漏らし首を傾げたオレの前で、 隆はがしがしと頭をかく。
「何謝ってんだよ……なんか、ムカつく」 「ムカつくって……しょーがねえだろ。情けねえけど、もう謝る以外に出来ることねーんだよ。謝るくらいさせろ」 「嫌だ。謝んな。なんかムカつくから」 「何で」 「知らねーよ!瀬戸先輩には菓子折つきの土下座で謝って欲しいと思ってっけど、お前のごめんは聞きたくねえ。何でか分からんから更にムカつく」
謝んななんて言われるくらいなら、ずっと無視されてた方がまだマシだったかも
そんな事を思いながら突っ立ってることしか出来ないオレの前で、 隆は眉間に皺を寄せながら押し黙る。 何か考え込んでるようにも見えたし、 話を聞くのを拒んでるようにも見えた。
――もう、帰るべきなのかも知れない
そう思って動かしかけた足を、ふいに顔を上げた隆の目が引き止めた。
- 176 :坂城 たくみ:09/04(月) 15:33:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「お前、ちょっとここ座れ」
そう言って、自分の座るベッドの脇をぽんぽんと叩く。 一瞬どきりと揺れた心臓は無視する。 オレは出来るだけ何でもないことのように頷き、 顔だけ隆に向けて、腰掛ける。 二人分の重さにベッドが沈んで、わずかに揺れる。
その、ほんの、一瞬。
「―――っ」
軽くついばむような音が耳に届いても 自分の唇がわずかに濡れても 何が起きたのか分からなかった。 固まる。 呆然とするオレの方に身を乗り出したまま、 一瞬、怒ったように眉根を寄せる隆。 オレの目を真っ直ぐ見て、言う。
「……ふーん」
やっぱりな、そーだよなとか何とか漏らしながら納得したように頷いて、 何事も無かったようにベッドに座りなおす。 オレはただ、それを目で追う。
- 177 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:09/04(月) 16:32:34 HOST:actkyo062011.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- この二人じれったいデスЙёoooo((萌
BL教!!イイですЙё!!ウチゎBL教第A号になります!!(ワラ 更新楽しみにしてるので,頑張ってサイッッ
- 178 :坂城 たくみ:09/04(月) 16:51:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……って!!ふーんじゃねえだろ!!お前、今、何して……っ、」
勢い良く立ち上がりながら、叫ぶ。
「何してんだよ!!」 「キス」 「な、ふ、ふざけんなよ!!何考えてんだよっ!!バカにしてんのか!?」
知らなかった。 あんまりデカい衝撃って、心臓に時差をつくるんだ。 どんどん押し寄せる混乱に飲まれそうになりながら、 オレの心臓はまるで意識を取り戻したかのように早鐘を打ち出す。 ――キスした。 焼けるように、頬が熱い。
「おいっ、隆!聞いてんのか!?」
ふと、平然とした顔を浮かべていた隆が頭を抱えた。 膝を折って、その間に隠すように顔を埋める。
「……隆?」
覗き込んで、はっとして。 わずかに覗く耳が、オレに負けないほど真っ赤に染まっていることに気付く。
- 179 :ちひろ:09/04(月) 17:04:21 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- 更新されてるっ!!!なんか私までドキドキしちゃいます!もぅ最高の小説ですよ!!これからもがんばってくださLI☆
- 180 :鈴:09/04(月) 17:41:54 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- キャハァ―w
お母さん嬉しいょ…(は? 隆の行動におかしくなってます。 最高ですょッ!!!
- 181 :凛:09/04(月) 18:03:44 HOST:ser356611004750034
- ブハッ!!ヤバイです!!萌えます!!((この人危険
そのまま最後までヤっちゃてください(*^^*)((ヲィ
ってか、ぉトモラチになってください(ノ*´∀`*)ノ+'.*
- 182 :坂城 たくみ:09/04(月) 19:21:41 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- お話、ついに佳境ですー!><いぇーい!!何
>>夕莉サマ いやはや、そんなもったいないお言葉をーッ><誰 私も、夕莉サマの作品持ち歩いて読んでますよ爆 まだ序盤ですが、 切なくて可愛くてキュンキュンでもう…w展開が楽しみです^^ コメ、ありがとうございます!
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ はい、じらすことにかけては命がけです!!笑 もとが友達ですから、なかなか発展しませんねww ビバBL教!!制服とか欲しいッス!笑 ありがとうございますー^^
>>ちひろサマ 昨日は更新出来ずに申し訳なかったです>< なので今日は、現在進行形で頑張っています! 嬉しいお言葉と応援、ありがとうございます^^ 頑張りますー!
>>鈴サマ 息子さん、良かったですね……^^誰 隆は何かと罪ですね笑 作者的に晃紀にカナリエール送ってます笑 ありがとうございます!!^^
>>凛サマ 萌えですか、萌えキましたかッ!?嬉 最高に嬉しいお言葉です…^^ 最後までですね!かしこまりまし…(殴 モチロンです!!タメ語でも何でも、いつでもどうぞです!! ありがとうございますー^^
- 183 :坂城 たくみ:09/04(月) 19:24:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……晃紀」 「……んだよ?」 「今、オレとキスしてどう思った?」
思いがけない質問。また、高鳴る心臓の音。
「どうって……別に……っ」 「嫌だったか」 「…………っ」
下を向いたまま、隆はオレの答えを待っている。 息をひそめて、緊張すらしているように見える。
正直な感想なんて、言える訳ねえ。
そう思っても、この動揺の中で偽りを言えるほど オレは、冷静でも大人でも無くて。 嫌だったか、とまた、念を押すように隆が聞く。
「……嫌な訳、ねえだろ……っ!!」
気付けば、降参したように言ってしまっていた。
「嫌な訳ねーだろ、バカじゃねえの!?どーゆうつもりか知んねえけどなぁ、からかうつもりでもなんでも、お前にこーゆー事されりゃオレはバカみてーに嬉しいんだよ!!ナメてんのかよ、ふざけんなっ」
オレに隆を怒る権利なんてない。 こういうの、開き直ってるって言うんじゃねえか。 そう思うのに、止まらなかった。 一気にまくしたてた後、息をつく。 どうしたいんだよ、オレ。 自分でももう、分からなかった。
ふいに、隆の呟きが耳に飛び込んでくる。 オレは、耳を疑う。 聞き間違いだと思う。 目を見開いて、もう一度、と聞き返す。
「……オレも、嫌じゃねえよ」
- 184 :坂城 たくみ:09/04(月) 19:34:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
なんかオレ、固まってばっかだ。 そんなことを頭の隅で考えながら、オレは、 隆が赤い顔のままぽつりぽつりと話し出すのにただ耳を傾ける。 未だ顔を上げない隆は、けれどももう怒っても泣いてもいない。
「瀬戸先輩にキスされたとき、なんかオレ、引っかかったんだよな。すげえ気持ち悪くなって、寒気とかして…… “男とキスするってこんなんだったっけ”って。 それでさ、お前と……お前に部室でされた時のこと思い出した。そんで……オレ、気持ちわりいとか、全然思わなかったってことに気付いて。 あん時もすげえ驚いたけど……ただ……驚いただけで。」
あ、みぞおちごめんな、と隆が思い出したように謝って それにオレは呆然としたまま首を振る。
「難しいことよくわかんねえけど……オレ……なんつうか」
あー、うー、と漏らしながら、隆は、必死に言葉を探している。
「なんつうか……とにかくっ、オレ、お前とキスすんのとか、……嫌だって思えねえんだ」
気付くと、オレは隆の右腕を掴んでいた。 隆は、真っ直ぐオレを見返してくる。
オレの胸に浮かぶのは、 ありえねえ期待。 バカみてえな期待。
それでも、もしも。 ……もしも。
- 185 :凛:09/04(月) 20:49:30 HOST:ser356611004750034
- ぐはッッ!!萌え死ぬ!!!((マテ
もォドンAヤっちゃってー(^o^)/~~((爆
タメ語ぁりまdd(☆'V`艸)⌒b♪#
- 186 :夕莉:09/04(月) 20:51:45 HOST:tohk203192106231.itakita.net
- きゃー!!
も・・・持ち歩いてるなんて!? えと、たくみさんのお話ゎ 胸キュン指数100ですvv(え 最高ですょ!! がんばってくださいv
- 187 :亜衣:09/04(月) 22:03:38 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- もう最高!!!やっと、くっつきましたね☆
二人の甘甘な世界をのぞき見したい気分です1!って、なんか変態っぽいですが・・・・。
- 188 :坂城 たくみ:09/04(月) 22:13:58 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- もういっちょ更新がんばるぞーッ!!
>>凛ちゃまーw そだそだ、ヤれヤれ〜〜♪ ……ヤがカタカナのあたり、卑猥だー笑 作者の自分でもスローペース過ぎてイラついてくる爆 コメ、ありがとね!^^
>>夕莉サマ 胸キュン指数100頂いちゃっちゃ!!?怖 嬉しくも恐れ多い……!! そのお言葉をバネに突っ走れそうです! ありがとうございますーッ><
>>亜衣サマ やっとやっとですよ…>< 世話焼かされました笑 覗き見、ゼヒしてって下さい!! 頑張ってむせ返るほど甘くしたいと思います ……が出来るか不安!!汗笑 ありがとうございます^^
- 189 :坂城 たくみ:09/04(月) 22:21:13 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「だから、謝んな。その代わり瀬戸先輩にすっげー謝らせっから」 「不公平だろ」 「知るか。結構マジで傷心だったんだ」 「……オレも、同じ男なんスけど」 「しつけーな。お前は特別ってことになってんだよ」
思い切り腕をひいて、抱きしめる。 頬に髪が触れる。
「……フツーここまで言わせねえよ、お前」
隆が呆れたような声を漏らして、笑う。
「オレも、自分がここまで臆病だって初めて知った」
オレも同じように笑う。 後ろ髪に差し込んだ指に、ぎゅっと力を込める。 背中に、戸惑ったように右手が、 その後をすぐ追って、照れ隠しするように勢いをつけた左手が回された。
- 190 :龍之介:09/04(月) 22:24:23 HOST:ser356609004212492
- きゃはっ♪龍ちゃんだってぇー(*v∀v`*)恥ずかちいよぉ〜。(誰
たくみちゃん、これからもファイトだ!!!早く2人でヤらしてあげてくれ! 笑
- 191 :坂城 たくみ:09/04(月) 22:27:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……顔見てえ」
わずかに体を離すと、額の付くほどの距離で、目が合う。
「近っ」
言って噴き出した隆の目が楽しげに細められる。 オレは、片えくぼの右頬に指先だけで触れる。 ――こいつって、どうして、こんなに
「……“お試し”程度じゃ、済ませねえかも」
情け無げな声でそう漏らすと、隆は真剣上等、とまたひとつ声を上げて笑う。 胸元でおどけた風に作られたガッツポーズに、オレも拳を握り、軽く当てる。 そのまま指をからませて、強く強く、握った。
軽く、触れるだけのキス。 今度は、オレから。
「……好きだ」
- 194 :坂城 たくみ:09/05(火) 01:32:33 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>龍ちゃんw
あ、良く考えたら「りゅう」繋がりだ!!(何 うちの隆とも仲良くしてやって下さいw笑 ヤらせろコール、多いなぁ!!爆笑 晃紀頑張らせるぞー!! ありがとう^^
>>凛ちゃんw 悶えてもらえてるかしら…!嬉しい限り…!! ありがとうはこっちのセリフだぁーッッ><叫 卑猥上等w妄想にかけては“富女子”笑 応援あんがとー!! 晃紀にもエール届いてるはず^皿^
>>夕莉ちゃまw(とか呼んでみたり…w 失神ーーーー!!? そんなっこっからが本番よー!!←黙れ えと、お友達大歓迎・大賛成・大喜び(?)ですw タメ語になると急に素になり過ぎの坂城ですが…良ければ* どうもありがとうー!^^
- 195 :坂城 たくみ:09/05(火) 01:36:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
電気もついてない、カーテンも閉め切られた薄暗い部屋で もうオレは隆しか見えない。 あぐらをかいて改めて正面から向き合うと 黒目がちの奥二重に吸い込まれそうになる。 ふざけ合うようにお互いの上着を脱がせて、 ベッドのわきに放り投げた。
片手で、髪をすく。 いつもは軽くワックスで固められた髪が、今日は大人しげにオレの指を通す。
「お前、案外猫っ毛だな」 「うるせ、気にしてんだよ」
そうだったのか、知らなかった。 猫っ毛が悩みで、硬めでクセのつけやすいオレの髪が理想なんだと 隆はすねたように口をとがらせる。 そして、両手でオレの髪をくしゃくしゃとなでた。
「……もっと、知りてえな」
ガキの頃からずっと一緒だった。 何でも知ってると思ってた。 だけど、全然足りねえんだ。 もっともっと、近くにいきたい。 こっ恥ずかしいセリフ言ってんなよ、とおどけようとする唇を、オレは深く、塞いだ。
- 196 :龍之介:09/05(火) 08:00:18 HOST:ser356609004212492
- にゃふーッ(*´Д`)=3
朝から学校へ迎う電車で思わずニヤけそうになったぁー。危ない危ない☆ ほんとだー!「りゅう」だー!こんだけ毎日見てんのに気付かなかった……。
- 197 :ちひろ:09/05(火) 16:28:42 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- やっとですか〜♪♪なんかA人がくっつLIて私までホッとしちゃLIましたよ〜更新楽しみにしてます☆がんばってくださLI♪
- 198 :亜衣:09/05(火) 20:34:24 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 二人の甘い世界にズキュン、ズキュンきてます!!!
もうなんか、リアルな会話がめっちゃいいですwww
私とも、友達になってください(*>w<*)♪
- 199 :鈴:09/05(火) 22:22:19 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- キタ―――――!!!w
2人とも純粋でいいですね―ッ!!! でもでも、これからですょね―ッ!!! テンションあがります*^V^*
- 200 :夕莉:09/05(火) 23:03:47 HOST:tohk203192106022.itakita.net
- ゃたぁー!!
お友達vv(ぇ やっぱり最高だょbb がんばってね⌒♪ 本番楽しみにしてるょvv
- 201 :坂城 たくみ:09/06(水) 00:02:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ななな……!!200突破ー!?嬉死
マジかよ、おっかさーーーん!!壊 これも全てはコメ下さる皆さんのおかげです!! ありがとうございます!!泣
>>龍w 呼び方どんどん変えてごめんね笑 なんかこっちの方が私的に親近感が…w 電車の中でも見てくれてるなんて…ありがとうー!!>< ニヤけてもらえるとか、作者としては光栄過ぎる…w笑
>>ちひろサマw くっつくまでにこんなにかかるとは…!! ってか晃紀が作者の想像を遥かに超えてへタレでした笑 不器用なりに、続きも頑張らせます! ありがとうございます^^
>>亜衣サマw 会話、リアルですか!? “リアル”目標なので、嬉しいですー!!>< もういっちょズバンとくるよう、頑張りますッ^^ お友達なって頂けるんですか…!嬉しいッス……!! ありがとうございますー!^^
>>鈴サマ 純ボーイ過ぎて手におえなくなってきました…!!笑 そうですね、これからですよねー!!わははww このままとんとん拍子に進められるか……頑張れ晃紀的な…笑 ありがとうございますー!^^
>>夕莉ちゃまーw あたしもやったぁー!!vv でも基本的に口が悪いから、タメ語できちんと話せるか心配…笑 応援あんがとー♪♪ ガッツリ、頑張るよ!色々と、ガッツリね!!笑
- 202 :鈴:09/06(水) 00:11:06 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 祝200突破!!!
おめでとぉございますッ!!!
これからこれから〜♪ 私も晃紀応援しますょ―w これからも楽しみにしてまーす。
- 203 :坂城 たくみ:09/06(水) 00:13:24 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ん……っ」
誰もが会社やら学校に出かける平日の午前は まるで夜中のように静かだ。 二人だけの部屋に響くのは、 布のすれる音、肌の触れ合う音、隆の声、吐息。 角度を変えて絡み合う度漏れる、水音。 そのひとつひとつ全部が 耳をくぐっては全身を駆け巡るようで、 オレは思わず苦笑を漏らす。
聴覚までにも、欲情しなきゃなんねえなんて、参る。
隙をついて舌先を甘噛みすると、 隆は驚いたように引っ込めようとする。 それをオレは、引き止めるように絡め取る。
「ぅん……っ、は」
焦ったように腕を掴む手のひらに、手のひらを重ねる。 苦しげに身を引こうとした隆がバランスを崩して、 その背をオレがとっさにもう片方の手で支えながら ベッドに倒れ込んだ。 ドサっという音と共に、隆がぎゅっと目をつむる。
頭の両脇に肘をついて、そっと唇を離す。 オレの下にいるのは、頬を上気させて戸惑ったように視線を泳がせる隆。 わずかに、睫が揺れる。
- 204 :坂城 たくみ:09/06(水) 00:45:16 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……っ、な…げえよ……ッ」 「……苦しかったか?」 「カナリ……っ」
オレのペースで塞がれて相当苦しかったのか それともそれ意外の理由で息が上がってるのか。 はっきりとは分からなかったけど、 隆のその表情と苦しげな喋り方は 既にガタガタの理性を揺さ振るには充分過ぎるほどで。
親指で、薄く開いて湿った唇をなぞる。 オレが濡らしたんだと思うと、 どうしようもないほどの熱さが込み上げてくる。 思わず噛み付くように首筋に口付けると、びくんと喉が反れた。
「うぁ……ッ」
舌先で筋をなぞって、それから、強く吸い付く。 しばらくそのままでいると、 はっとしたように隆がオレの背をどんどんと叩いた。
「バカッ、んなに……やったら、跡付いちまうっ」 「……付けてんだよ」 「ん……っ、ま、待った、そこじゃ見えんだろッ!!」
だったらなおさらだろ そう呟いて吸い付く唇に力を込めると 隆は押し黙って、また悩ましげな吐息を漏らす。 顔を離す。 濃く、赤紫にうっ血した首筋。
「……跡、付いた?」 「バッチリ」 「……消えそうか?」 「全然」
アホ、マジふざけんなよ、と言う非難の声をあびながら、 オレは笑わずにはいられない。
ただの、内出血だ。 ただの内出血が、どうしてこんなに意味を持つんだろう ただの内出血が、どうしてこんなに嬉しいんだろう “オレがお前に付けた”。 ただ、それだけで。
- 205 :龍之介:09/06(水) 09:53:22 HOST:ser356609004212492
- 授業ちゅうー!!!(ぉい)
今読んだらにやけそうなので家帰ってからのお楽しみにしますー。 笑 龍でぃぃょ〜♪これからも頑張れー!
- 206 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:09/06(水) 15:17:08 HOST:actkyo071036.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- イイ感じだぁmmmm萌えすぎて鼻血出てますからぁ!!(ワラ
更新頑張ってサイッッまぢ応援してます!!
- 207 :マミー♪'v`*:09/06(水) 22:01:17 HOST:aries.aitai.ne.jp
- ぁげぁげー!!
まだ終わらせないでー
- 208 :亜衣:09/06(水) 22:16:11 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- お友達、ありがとうございます!!
じゃぁ、タメでも、いいですかぁ??
めっちゃいい感じで、感激しますよ♪ なんか、ドキドキしちゃいます☆
- 209 :坂城 たくみ:09/06(水) 22:30:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>龍♪
授業中まで来てくれたー!!?感激 軽く悪影響を及ぼしてる気もするけど(笑)、 すっごい嬉しいよー!ありがとう><泣 あたしも最近授業中小説のことばっか…笑
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 萌えってホントに、最高に嬉しい褒め言葉ですよ!! 妄想フル活動してるかいがあります^皿^ 更新頑張りますー!!ありがとうございます^^
>>マミー♪'v`*サマ あげあげとっても助かりますー!! まだまだこっからが本番ですよー!笑 二人の秘め事(爆笑)をどうか最後まで見守って下さいまし>< ありがとうございます^^
>>亜衣ちゃんw モチ、タメ推奨だぁ〜!w タメ語だといきなり素になり過ぎだけど大丈夫かな!? 良い感じですか、マジスかー!! そう言ってもらえると二人もしがいがあるってモンで(殴 ありがとうー!!><
************************ >>見て下さっている方々** あの…ベッドシーン(笑)長すぎでしょうか…; ノーカットで細かいところまで書きたいのですが、 もし、読んでて不自然に感じたら教えて頂けますか??;; 初心者なので程度が分からなく…><;
- 210 :坂城 たくみ:09/06(水) 22:32:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>鈴サマ
レス順が狂ってしまいごめんなさいー!!;; 200突破なんてすると思ってなく、 本当に嬉しいッス!!泣 晃紀、キバらせますよ!!隆も笑 ありがとうございます^^
- 211 :夕莉:09/06(水) 22:43:07 HOST:tohk203192106249.itakita.net
- 全然ながくないですよ!!
ノーカットで書いて欲しいですvv おもしろすぎなんで大丈夫ですvv がんばってください☆
- 212 :龍之介:09/07(木) 07:58:56 HOST:ser356609004212492
- おはようー♪
全然悪影響じゃないよ!!!良影響でございます☆(…)ぜひぜひ細かく書いて下さいませ(*ゝ∀・)b
- 213 :坂城 たくみ:09/07(木) 17:30:24 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>夕莉ちゃまw あ…タメ語でも大丈夫かな??戻した方良いかな!?汗 ごめんね>< ノーカットで大丈夫??良かった…w ぐだぐだにならないように気を付けつつ頑張るね^^ どうもありがとうー!
>>龍w おはろーん♪ 昨日の夜は更新できなくて申し訳…ッ>< 細かく書いてOK!?良かった…**一安心^^ 細部まで書きつくしたいと思います笑 どうもありがとう!
- 214 :坂城 たくみ:09/07(木) 17:35:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
そこにもう一度軽くキスを落として、 オレはシャツの裾から右手をしのばせた。 手のひらで、わき腹のラインを確かめるようになでると 隆の唇からは震える息が漏れる。 ひそめられた眉を確認して、 一気に胸の上までたくしあげた。
普段陽に当たらないその肌。 腕、足、顔とは別人のモノのように白い。 上半身を目にすることなんて今まで何度もあったのに シーツの上で見る隆の肌は、 思わず目をそらしそうになるほど扇情的で。
人差し指で軽く、小さな突起に触れる。 恥ずかしいのかパッと横を向く仕草は 首筋のキスマークを見せ付けるようで、 ますます、オレを煽る。 突起の周りの薄い皮膚を円を描くようになぞる。 それから挟むようにして、軽く摘む。
「あ……っ!」
それを指で転がしながら、オレは、もう片方を口に含んだ。
「ぅん……っ、や、あ……っ」
いやいやをするようにかぶりを降り、体を揺らして、 隆はそれから逃れようとする。 舌をとがらせて突起を押しつぶすようにすると一瞬脱力して、 今度はバタバタと足を暴れさせる。
- 215 :坂城 たくみ:09/07(木) 17:48:10 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……んだよ?」 「んな、トコ……っ!女じゃ、ねぇんだ…から……ッ!」
胸を弄られて性感を感じてしまうのが屈辱らしく、 隆は怒ったようにオレを見上げる。
「気持ちくねーの?」 「……ぜんっぜん……!!」
挑むような視線を作りながら うっすらと潤んだ瞳に、赤く上気した頬。 そんな顔で言われても全然説得力ないんですけど 思わず苦笑を漏らしてから、 オレはぽつんと膨らんできたそれを舌先で舐め、 強く吸い上げる。
「あぁ……っ!!」 「気持ちくねえのに声は出んのか」 「……るせ……!……は、……んっ」
緩く甘噛みして、とがってきているのを自覚させるように指先ではじく。 背がぴくんと跳ねた瞬間に、 両足の間に滑り込ませた膝を隆の中心に押し付けた。
- 216 :にャんちウ:09/07(木) 17:54:07 HOST:05004011422754_vi.ezweb.ne.jp
- きャあ★☆
久しぶリに 来たら..(*//□//) まあぢ萌えますわあ☆ ッてことであ〜げッ♪
- 217 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:09/07(木) 19:18:43 HOST:actkyo133157.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- ウチの腐った萌えでも喜んでいただけるのなら私この身果てるまで!!(すいませんカッコつけました”ワラ
更新楽しみにしてます!!ァゲ☆ミ 頑張ってサイッッ
- 218 :夕莉:09/07(木) 19:44:58 HOST:tohk203192106139.itakita.net
- ゎー!!
タメ語でぃぃょ!! なんヵ昨日は眠くて。。。狂ってましたv(ぇ おもしろすぎvv あげー!!
- 219 :ちひろ:09/07(木) 20:55:19 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- すごい!!隆ホントにカワイイですね〜☆ アゲです!!
- 220 :亜衣:09/07(木) 21:33:32 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 素になりすぎても、大丈夫だよ(*>w<*)♪
私も、いろんかコトをペロっとしゃべっちゃいそう・・・・(汗) あ!!細かいところまで、書いてあるの、めっちゃいいよぉ☆読みがいがあるしね(笑 もう、2人とも!!隆はかわいいし、晃紀のちょいSなテク にほれちゃうよぉ!!
- 221 :鈴:09/07(木) 21:58:03 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- くわしい方がリアルでイイですよ―ッ!!!
初めてwな感じがたまらん…w 晃紀Sですなァ―まぁ相手が隆だもんなッ♪
- 222 :坂城 たくみ:09/07(木) 22:16:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 今日はもうちょっと更新出来そうですー^^
>>にゃんちウサマw お久しぶりですー!^^ また来て頂けて嬉しい限りです>< はい、やっとここまできましたよー!笑 アゲ、ありがとうございます!
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマ 身が果てるまで、なんて…!! カッコ良いッス!兄貴!!笑w はい!バリバリ書きまくりますよー!^^ ありがとうございます…!**
>>夕莉ちゃまw タメ語OK!?良かった!笑 敬語の方が好きだったかとか色々妄想(?)してた><w いつも来てくれてありがとう^^ 心の支えッス…!!泣
>>ちひろサマw 可愛いですかッ! 確かに、どんどんヘロへロになっていきますね笑 今後も、隆の腰砕け加減を見守って下さいまし…>< ありがとうございます!
>>亜衣ちゃまーw ぺロっとね!色々ね!!w まぁそこは、お互い様って事で!!笑 一挙一動書きすぎかと悩んでたから、そう言ってもらえると助かるよ>< あら、ホントだ、晃紀ちょっとSッ気…!?いつのまに!笑 ありがとうー!^^
>>鈴サマw リアルが目標なので、細かさ加減はこのままでいこうと思いますっ^^ 私も今初めて気付いたのですが、晃紀がS風味ですね!!笑ホント、無意識でした笑 コメ、ありがとうございますー!^^
- 223 :坂城 たくみ:09/07(木) 22:21:52 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「………っ!!」
そのまま、ぐいぐいと上下にこする。 驚いたように一瞬息をのんだ後間もなく、 隆の口からはさらに甘さを増した響きが零れ落ちる。
「……まだこっち触ってねえのに」
隆のそこは服ごしでもはっきりと分かるほど熱く、固くなっていた。 おしつける度ひざに伝わるその存在感が、 それだけで、オレ自身をも張り詰めさせる。
胸を指で弄びながら、鎖骨にキスを落とす。 またひとつ赤を散らして見下ろすと、 苦しげに細められた、何か言いたげな目と視線がぶつかった。 手もひざも休めずに、視線だけで何、と尋ねる。
「……く、あ……っ晃…!!」
何か言いかけては、上擦る声を堪えるように歯を喰いしばる。 ――今、名前呼ばれかけた。 そういえば、この声で名前を呼ばれたことは、まだ無かった。 思わず手のひらが止まりそうになるのに逆らうように、 オレは唐突にズボン越しの昂ぶりに触れた。 上から包み込むようにして、強くなで上げる。
- 224 : :09/08(金) 10:24:37 HOST:62.net059086065.t-com.ne.jp
- さっちゃんはね
ほんとは猿飛あやねっていうんだよ
だけどみんなが頭ごなしに
「猿!」「おい猿!」
っていうから
「やめなよ男子〜猿飛さん嫌がってるじゃん」
「猿飛さん、こっちおいでよ!もっと可愛いあだ名つけてあげる」
だからさっちゃんっていうんだよ
哀しいね
猿〜
by 10月から放送時間変わる某アニメ
--------------------------------------------------------------------------------
- 225 :龍之介:09/08(金) 13:15:14 HOST:ser356609004212492
- 今日は授業中じゃないよ☆
細かくて素敵だー(*^∪^*)
- 226 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:09/08(金) 16:25:59 HOST:actkyo092098.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- MOEデスy◎!!この小説ゎMOEの聖地ですЙё!!
兄貴なんてoooo(調子のっちゃってます 更新楽しみにしてます!!頑張ってサイッッァゲ☆ミ
- 227 :坂城 たくみ:09/08(金) 22:16:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- なんか結構生々しいなぁ…>< 引かれないか心配笑
>>龍w 素敵っ?細かくて?? そかそか、細かくても大丈夫? 具合悪くしちゃいそうで怖いなぁ…苦笑 アゲあんがとー♪♪
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマw 萌え頂き、ありがとございます!! 妄想全開なんでなんか恥ずかしくなってきます笑 付いていきますよ!兄貴!!誰w アゲ、ありがとうございますー^^
- 228 :坂城 たくみ:09/08(金) 22:22:32 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
隆はとっさに口を抑えながら、 あいた方の手でオレのシャツの肩口をぎゅっと掴む。 そして、力の入らない手で数回引く。
「…な……なぁっ……」 「ん……?」 「ぁ、なん……か、オレ…っ」
オレの手の動きを引き止めるように、 両の内股に力を込めてくる。 それを無視して揉むようにすると 腰を引くように身をよじる。
「……も、足り……っ、な…んで…!」 「うん…?」 「何、で……!は、ぁ……何で…っ」
熱に浮かされたように何で、を繰り返すと、 隆は声を振り絞りながら続ける。
「なん……で、直せ…つさわんね……んだ、よ……っ!」
何で直接触んねえんだよ 言って、隆はキツく瞼を閉じる。 それから、堪らないようにわずかにオレの手に腰を寄せた。 ――あぁ、もう
「そーゆー事、言わせたかったから」
余裕の無さを必死に隠すように、 深く息を吐きながら、出来るだけ平坦な声でそう答える。 ムッとして起き上がろうとする肩を抑えて 性急にベルトを外し、ファスナーを下ろす。 下着に手をしのばせる。 脱がせるまで、待てなかった。
- 229 :夕莉:09/08(金) 23:05:16 HOST:tohk203192106102.itakita.net
- やばぃ・・・・
やばい萌!!!(ぇ まぢ最高だょ!! この小説だいすきですv いつまでもついてくねv(嫌 がんばってー☆あげ↑
- 230 :坂城 たくみ:09/08(金) 23:32:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
これ以上ないくらい張り詰めたそれを、ゆるく握る。
「わりぃ、マジ辛そう」 「は……ぁ…っ!!」
触れただけで漏れる声は、一際高い。 初めて隆に触れた日、 オレが隆をそういう目で見るようになったときのことが ふと蘇って、腰に甘い疼きが走る。 …あん時のオレに、見せてやりたい 下着を中途半端におろして、大きくこする。
「ぅ、あ……!?ぁ、……っん、待っ……!!」
急激な刺激に耐え難そうに、 まるで痛みを感じてるかのように、隆は顔を歪ませる。 無意識なのか、わずかに腰が浮く。
そこから手を滑り込ませると背を支え 何の予告も無しにぐいと引いて、 向かい合うように座らせる。 隆は汗ばんだ額をオレの肩口に寄せて、 “あの時”と同じように、両腕を首に回す。
すがるように震える手。 シャツから伸びる二の腕にかかる熱のこもった吐息。 すぐそばで響く上ずった声。
「―――っ」
持っていかれないように、唇で塞ぐ。 苦しげな鳴き声を全て飲み込んで、 息もつかせないほど絡ませる。 わざとらしく音を立てるように 追い詰めるように手を速めていく。
- 231 :まちこ:09/08(金) 23:47:26 HOST:i219-164-22-2.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 面白い展開になっていますね!
続きも楽しみです
- 232 :坂城 たくみ:09/08(金) 23:51:53 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぅ……っく……!!」
小さく身を震わせて、抱きつく腕にぐっと力が入った瞬間、 オレはぴたりとその手を止めた。
「……?」
視線だけで、うかがうように見上げる隆と目が合う。 思わず唇の端を上げてこらえるような笑いを漏らすと、 隆はカッと赤くなってオレの頭をパシッと叩く。
「てめ……ふざけんなよッ!」 「ははっ」 「初心者のクセにチョーシ乗ってんじゃねーぞっ!!」 「初心者のわりには、うまくねえ?」
話してる間も回された腕はかすかに震えていて、 怒鳴る声にも全くと言って良いほど覇気がなくて。 預けるように寄りかかってくる背を、 オレは思わず抱きしめる。 耳に音を立ててキスを落とすと、 それだけで小さく声を漏らす。
「こ、のヤロ……!」
切羽詰まったように目を閉じる表情が、どうしようもなく切ない。 胸の奥が締め付けられる分だけ、 めちゃくちゃにしてやりたくなる。
ごめんごめんと笑って、 再び熱をもてあそぶそこに手を伸ばそうとしたその時、 いきなり、視界が揺らいだ。
「!?」
- 233 :坂城 たくみ:09/08(金) 23:58:41 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉お嬢w(ぇ
萌え?萌えキた!? 少しでも萌えてもらえたんなら幸せだぁ>< 引かれないかカナリ不安だったし笑 お、おう!!付いてこ…きてください!!笑 嬉しいコメありがとう泣
>>まちこサマ また来て頂けてとても嬉しいですー!^^ はい、何やらこんな感じの展開になっております笑 良ければ、続きも見届けて下さると幸いですw ありがとうございます^^
- 234 :ゆ:09/09(土) 00:28:59 HOST:wtl7sgts51.jp-t.ne.jp
- ずっと見てましたあ
更新まってます
- 235 :。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。:09/09(土) 08:07:40 HOST:actkyo085241.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- えぇ!?一体今何がoooo!!
ドンA面白くなってきてますЙё!! まぢMOEマス!!そしてMOEマス!!さらにMOEマス!!果てしなくM(もういい 更新楽しみにしてます!!頑張ってサイッッ
- 236 :龍之介:09/09(土) 08:12:03 HOST:ser356609004212492
- たくみちゃんSでしょ?笑めちゃ続き気になるんですけどー(´▽`;)ま、それがいいんだけどね。
体調……?今日も元気有り余ってます☆
- 237 :鈴:09/09(土) 14:18:44 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 晃紀めっちゃSじゃなぃですかァ?!
……いいですッ! Σd(>▽<*) もぉたまりませんッ!!! こおいうの大好きですッ!!!(なんの主張だょ。 がんばってくださーぃ♪
- 238 :ゆあ:09/09(土) 17:32:41 HOST:p2022-ipad05fukui.fukui.ocn.ne.jp
- いやあ-!!! 何
Sっぽい人ダイスキなの-bb なぜなら、ウチがMだから――!!!(どーでもいいね。)
- 239 :坂城 たくみ:09/09(土) 17:54:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 更新はもうちょっと夜(?)になりそうです><
>>ゆサマw ずっと見てて下さってたんですかー!! あ、ありがたや>< やる気100倍です!^^ありがとうございます!
>>。*。+゚σ(o´∀`悠) ゚+。*。サマw 面白くなってますか!? マンネリ化してないか冷や冷やしてました^^; たくさんのMOE頂き、光栄です!笑 ありがとうございますー^^
>>龍w はは!!爆笑 急に何をッ笑 でもじらす事が良い事だとか無意識に思ってるかも爆! 生々しすぎて具合悪くなったら言ってね^^; 今日はきっちり更新するね! コメありがとう^^
>>鈴サマw いや、Sにするつもりは無かったのですが、 晃紀君勝手に暴走しちゃってました笑 予定外でしたが大好きなんて言ってもらえて嬉しいです! がんばりまーす♪ ありがとうございます^^
>>ゆあサマw どーでも良くないっすよ!! どっちなのかは生きてく上でカナリ重要だと思います!笑 ちなみに作者は最近、 磁石の「S極、N極」を「S極、M極」と勘違いしましたw黙
- 240 :坂城 たくみ:09/09(土) 18:56:34 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
赤い顔でオレを見下ろす、隆。 ニッと白い歯を見せて、悪戯っぽい笑いを浮かべる。 呆然として隆を見上げる、オレ。 ニッと白い歯を見せて、引きつった笑いを浮かべる。 ――体勢逆転?
「……どーした、隆ちゃん」 「どしたじゃねーよっ。散々ナメたマネしやがって……っ」
吐き捨てるように言うと、隆はオレの肩を両手で押さえつける。 やべ、ちょっとからかい過ぎたか? 思った瞬間には、唇に思い切りぶつかる感触。
「……っ!!」
抵抗する間もなく、隙間から舌が押し入ってくる。 オレはとっさに隆の肩を押し戻そうとして、やめた。
手順が分からないように、迷うように、どこかぎこちない隆の舌。 勢いづけてキスしたもののこれからどうしよう、 そんな戸惑いの雰囲気がありありと伝わってくる。 オレはわざと非協力的に、答えることもせず、 ただただそのキスを受ける。
しばらくそのままでいると隆は悔しげに下唇をかみながら、 オレのシャツをムキになったかのように一気に捲り上げた。
- 241 :坂城 たくみ:09/09(土) 18:59:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……見てろよ、この……っ」
この状況にはどうしたって似つかわしくないセリフ。 挑むようにそう呟いて、胸に唇を寄せてくる。
「ちょ……やめろって!」
焦ったような色を“わざと”含ませて言う。 余裕が、ある訳じゃない。 いくら手馴れてない手つきとは言え、隆に触れられてる。 それだけで、熱は込み上げる一方で、 余裕なんか影さえ見えなくなる。
それでも、隆の強がる目が一瞬揺れたり、 順序を考え込むように動きが止まったり、 不安げに見上げてくる目と視線が合ったり。 切羽詰った姿が垣間見えるその度に、 オレの片隅には不思議な感覚が広がっていく。 ――優越感。
胸元の頭にそっと触れて、髪に指を差し込む。 するする、となぞるように頬を撫でると そのまま耳に触れた。 一瞬身を固めて小さく声を漏らすのは、オレじゃなく、隆。 触れるか触れないかのもどかしい手つきで、つつつ、と耳をなぞる。 吐息を込めて低く、呟く。
「隆……っ」
- 242 :ちひろ:09/09(土) 19:55:53 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- やばLIっ!!隆ホントにカワイすぎ〜 たくみさんもがんばってください☆☆
- 243 :亜衣:09/09(土) 20:42:29 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- もう、めっちゃ萌えます!!燃えます(笑)
想像できてしまうから、一人でキャーって感じ!!! 晃紀の(たくみちゃんの!?)Sなテクに惚れそう・・・・・。
- 244 :坂城 たくみ:09/09(土) 21:33:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぅ……あ゛ーッ!!」
突然耐え切れなくなったように叫んで、 隆は勢い良く顔を上げた。 耳を抑えてうつむくその顔は、 これ以上ないってくらい真っ赤で。
笑うな、笑っちゃダメだ。 そう思えば思う程、ますます可笑しさが込み上げてくる。 隆が、ごにょごにょと何かうなりながら頭を抱え込む。 笑うな、笑うな……
「あははは!!」
ぶはっと噴き出すと、腹をかかえる。 隆を腰に乗せたまま身をよじって、笑い声をあげる。
「く……っ、おま…お前、いくらなんでも過敏過ぎねえ?み、耳しか触ってねえのに…っ」
からかうようにそう言って、涙を指でこする。 何か言い返してくるかと身構えながらちらりと目をやると、 予想外に押し黙っている。 うつむいたままの耳を抑える手が わずかに震えていることに気付く。 ……キレた?
「隆?ごめん、やりすぎた」
起き上がって肩に手を置く。 顔を覗き込むようにすると、 隆は隠すように深く頭を下げて、オレの胸元に額を付けた。 髪の感触が素肌に伝わる。
「……れよ」 「へ?」 「…やく…、…ってくれよ…!」 「………!」
背に両腕を回して、ぎゅうっと力を込めてくる。
「も…ヤベ…んだよ、好きすぎて……!!」
何もかも、飛ぶ。 シャツを脱ぎ捨てて、 素肌を密着させるように抱きすくめる。 軽い眩暈を覚えながら、力任せに倒れ込んだ。 たった一言で持ってかれた、何もかも。 本当に、体勢逆転。
- 245 :坂城 たくみ:09/09(土) 21:56:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>ちひろサマw 可愛いって言って頂けてとても嬉しいですー^^ なんか隆は扱いやすくて作者的に楽です笑 あい!頑張りますねー!! ありがとうございます^^
>>亜衣ちゃんw 萌え燃えしてもらえて嬉しいよー笑 いやっ、なんか坂城S疑惑浮上中!?何でやねん!!誰 女はMの方可愛くない?((黙 コメ、ありがとう^^ww
- 246 :龍之介:09/09(土) 22:56:13 HOST:ser356609004212492
- ほら〜。(誰
やっぱたくみちゃんSなんじゃんー!私もSなんですけどぉ。 笑 この小説には「萌え」という言葉がぴったりだね♪
- 247 :凛:09/09(土) 23:25:10 HOST:ser356611004750034
- も、萌え…!!ャバイね!!最高だょォ!!
めっちゃぉもしろぃょ!! もっとじらしちゃってー!!((マテ 塚、久しぶり!!最近来れなくて寂しかったょ(;_;)((何
- 248 :夕莉:09/10(日) 00:26:25 HOST:tohk203192106222.itakita.net
- ・・・ありえません。
たくみチャン(とヵ呼んでみたりするvv)ゎなんでこんなに 文章力がぁるのー?? 素敵すぎて意味不明だよ!!(ぇ 本当に素敵だよ!!!(え 最高だぁー!! あげ↑
- 249 :亜衣:09/10(日) 14:49:06 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- もう、本当にたくみちゃん上手すぎだよ!!!
たくみちゃん=S決定!? ちなみに私は・・Mだから、晃紀大好きなんですけどね☆ 別に女の子がSいいと思うよ☆ 男の子もたくみちゃんのテクに惚れるって////
- 250 :鈴:09/10(日) 15:03:03 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 晃紀、隆にそんなこと言われちゃったらなァ―w
この小説やっばぃッ!!!楽しい♪ もぉこの小説のとりこですょぉ―w あの―私もタメでおしゃべりできたらなァと思うんですがイイですヵ!?
- 251 :+カナコ+:09/10(日) 18:33:59 HOST:p4087-ipad01kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp
- マヂ見ててすごぃおもしろいです☆
これからも頑張ってくださいw 応援してマス!!!
- 252 :坂城 たくみ:09/10(日) 21:05:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 日曜なのに更新おっそーい!!!
皆さんからのコメが本当に死ぬほど嬉しい坂城です;;
>>龍w おわ、Sなんすか!? あまりにもきっぱり断言するからびっくらこいた笑 あたしSなのか…知らなかった!! ……S同士、よろしくねvv(待 コメありがとう^^
>>凛ちゃまv おひさー!また来てくれて嬉しいよ…!泣 もっとじらしてコールありがとございます!! 自分、力の限りじらします!!(誰!! コメありがとう^^*
>>夕莉ちゃまv あ、呼び捨てでも何でも良かよ^^ いやいやいや!褒めすぎ褒めすぎ!!汗 素敵過ぎる意味不明ってどんなよ!!笑ww でも、やっぱり嬉しいよー**照w ありがとう^^
>>亜衣ちゃまーv ちょちょちょっと待った!! “たくみちゃんの”テクって何だー!! ちょっと今ドキっとしたよ!!私のテクって!!笑 …取り乱し申し訳ッ>< まさか自分のテクについての話が出るとは爆笑 コメ、ありがとう^^
>>鈴ちゃまv(とかいきなり呼んでみるv タメで、大賛成だよー^^ でもあたしタメになると崩れすぎるから…よろしくね笑 とりこ!?マジっすか!感涙 おし、更新バリバリ頑張るぞー^^ ありがとう♪
>>+カナコ+サマw わわ、また来てくださり感無量です…!! はい、亀ながら必死こいて頑張りますね^^ 良ければまたいらして下さいませ…v ありがとうございます^^
- 253 :坂城 たくみ:09/10(日) 21:47:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「――はぁっ、はぁ……っ」
焦点の定まらない視線を空に投げて、 隆は肩で大きく息をする。 オレは汗ばんだ頬に頬を寄せて こめかみの辺りに口付けた。
「腰、上げろ…っ」
耳元で言うと、さっきまでの態度が嘘のように素直に腰を浮かす。 探るように後孔に触れると、 オレの手で達したばかりのそこから液が伝い 都合よく濡れていることに気付いた。 女のそれとは違って濡れない男の場合どうしたら良いんだろう、 というオレの心配はとりあえず杞憂に終わって ほっと息をつく。 …とは言っても、やっぱり。
「……狭いな」
押し入れるように指先に力を込めると その感触は指ですらキツい。 オレは思わず自分の張り詰めたズボンを見やる。 ……入んのか。 小刻みに揺らすようにして、 第二間接が埋まった辺りで隆の様子をうかがう。
「ぃ……っ、あ……」
隆は慣れない異物感に堪えるように、目をキツく閉じている。
- 254 :坂城 たくみ:09/10(日) 22:24:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…いてえ?」 「い、たくは……ねえけど……っ」
答えるのを聞きながら、オレは一気に指を押し込んだ。 なるべく、気をそらしながらの方が良い。
「ぅあ……っ!」 「けど、なに?」 「ぁ……なん、か…気持ちわり…っん」
ゆっくり、徐々に速度を速めながら、出し入れを繰り返す。 執拗に内壁をこするようにすると、 隆は歯をくいしばりながら、脇に着いたオレの腕をつかむ。 奥の方でクッと間接を折る。 するとふいに、隆の背が大きく反れた。
「ぃあっ!あ……!!」
……ココが、良いのか? もう一度、今の動きを思い返しながら指を動かす。 今度は、少し強く。
「あぁ…っ!!は、な…んだ、コレ……っ!!」
ただ眉をしかめていた時とは明らかに違う、反応。 自分でも驚いたように、隆はとっさに上体を起こそうとする。 それを抑えて、オレはその目をじっと見つめる。
男の尻のどこが良いんだとか、そんな事は知る筈も無かった。 けれど、達したばかりの筈の隆自身が確かに 再び頭をもたげ始めていた。 目を合わせながら、 緩急をつけて同じポイントばかりを擦る。
- 255 :夕莉:09/10(日) 23:49:06 HOST:tohk203192106008.itakita.net
- いやー、もう、真面目に最高だよ!!
なんてゆうか・・・あたしなんヵと格が違うよー((泣 おもしろすぎだょvv キュンキュンきまくりですbb がんばってねーvv
- 256 :坂城 たくみ:09/11(月) 01:19:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「あ…!は、んあぁ……っ!!」
みるみるうちに隆の目に涙が浮かぶ。 苦痛の涙でも、拒絶の涙でも無いことは、 その声の甘さが知らせていた。
空いた方の手で闇雲に、再び熱くなった中心に触れる。 一際大きく背を仰け反らせた瞬間に もう一本、指を増やす。 入り口を広げるようにバラバラに擦っても、 隆の口から零れるのは甘い響きだけだった。
「あ…、こ、う……!!」 「……まだ、気持ちわりいか?」 「ん……!!わる、くね…え…っ」
昂りを弄んでいた手で、投げ出された隆の右手を掴む。 それをぐいと引いてベルトまで持っていく。
「外して」
荒い息をいくつも紡ぎながら、 隆は両方の手をオレのベルトにかけた。 オレの与える、止めどなくなのに決定的な押しのない刺激に、 その手が震えている。 特に複雑な作りでもないそのベルトを中々外せない隆は、 しばらくすると全ての気力を奪われたかのように両手を投げ出した。
「ム…リ……!!そ、れどころじゃ…ねぇよ…っ!!」
苦笑して、オレは息をするのさえ辛そうな唇についばむだけのキスをする。
- 257 :坂城 たくみ:09/11(月) 01:21:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「それじゃ進めねーじゃん。根性見せろ」 「お……前、なぁ……っ!」
なら手止めろよ、 という隆の怒声は無視して、 オレは後孔の指をさまよわせながら もう一度ベルトを掴ませる。
「新谷ファイトでーす」
部活のときと丁度同じような声をかけて、 その後ノドの奥で笑う。 隆は絵に描いたように挑発に乗って 未だ震える手に力を込めた。
零れる吐息と声。 何度も自分でベルトを外したい衝動に駆られるのを、必死で堪える。
「おら……!はず、れた……っ!?」
得意気に隆が顔をほころばせたのもつかの間。 性急に履いていたものを下ろすと、 やっと解放されたその熱を、 オレは隆の入り口に押し当てていた。
- 258 :まちこ:09/11(月) 18:41:17 HOST:i219-164-22-2.s02.a001.ap.plala.or.jp
- アゲます^^
- 259 :亜衣:09/11(月) 22:10:15 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- めっちゃ、めっちゃいいやん!!!!
って、私、関西の方なんで関西弁ですが・・・・。 分かるかな!?
というよりも、たくみちゃ〜ん!!! 惚れちゃいそう/////。。。晃紀にも、たくみちゃんにも(笑)テンションがおかしくなっちゃうwww 頑張れ☆
- 260 :鈴:09/11(月) 22:20:32 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 何でも呼んでやってッ!!!
ズキュ―――ンッ!!!だよッ。胸に。 グッジョブ☆ Σd(>▽<*) たくみちゃん☆ もぉ大好きだよ!(迷惑。
- 261 :坂城 たくみ:09/11(月) 22:47:46 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉ちゃんv
ぅわー!!昨日コメくれてたのに返事遅れてごめん!! ってか、何を言いますか!? あんな素敵作品を書いといて……!! 読んだんだけど、感想どこに書けば良いべか!?語りてぇ…! ここじゃなんか申し訳ない>< コメ、ありがとー^^
>>まちこサマv まだお付き合いして下さってたんですか…!泣 カナリ励みになります! ありがとうございます…!!><
>>亜衣ちゃんv え!!関西弁の使い手(待)でしたか!? 良いな良いな…!すんげえうらやまー!!><カッケー! いやはー照w んな事言われたら晃紀共々照れちまいます誰w ありがとー!!^^
>>鈴ちゃんv 照れるのでとりあえずちゃん付けで笑w ズキューーンッ!!頂き、光栄の至りッス…! グッジョブ!良い仕事!何 んあは、ミートゥーラブユーvv誰 あ〜何かごめんね笑 ありがとう^^*
- 262 :坂城 たくみ:09/11(月) 22:49:57 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぁ……!?待……っ」
待てるかよ。 腰を掴む。 そのまま、途切れそうな思考回路を繋ぎとめながら、進める。
「んぁ……!!ちょ、……っ!」
負担がないように、ゆっくりが良いに決まってる。 そんなこと分かりきってる筈なのに、 体中の血が駆け巡るようで、止まらない。 今止まったら、おかしくなっちまう。 今進んだら、おかしくなっちまう。 どっちにしろ、もう、欲しくてたまらない。
「力、抜け……っ」
こんないきなり突っ込んで、力なんか抜ける訳ねえのに 自分勝手な言葉を放って オレは、そのまま全てをおし進めた。
「ぃ……っ、いってーーー!!!」
叫んで逃れようとする体をとっさに抑える。 隆は、見てる方まで心苦しくなる顔の歪ませ方をして 声を張り上げていてぇいてぇと繰り返す。
- 263 :坂城 たくみ:09/11(月) 22:55:00 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…バ、バッカお前…!!ち……っ、ちったぁ縮めろッ!!」 「……っ、縮まるかっての…!!」 「ぃ……!ギブ、ギブギブギブ!!」 「…“ノーギブ”…っ?」 「っだー!!“ギブアップ”っつってんだろッ!」
気付けばオレ達は、擬似プロレスの取っ組み合いをする時と、 まったく同じ会話を繰り広げていた。 普段ならここでオレの勝ちが決まって、 ジュース一本の戦利品を手に入れる訳だけど。 そんなもの、今は、欲しくない。
「は……っ、隆、暴れんなって…!」
痛みで萎えてしまったそれを緩く握り、 少しでも楽にさせようと扱く。 オレを押し返していた両手は、 気付けばその代わりに、シーツをキツく掴んでいた。
幾筋もの涙の跡に、 震える瞼に、 首筋に キスを落として正面から見下ろすと 赤くなり通しの瞳が見つめ返してくる。
汗が一滴、オレの額から隆の頬に落ちた。
「…つめてっ……」
隆が、そう言ってわずかに笑う。
片えくぼに伝うその雫は、まるで隆の涙のようだ、と。 そんな事を思った瞬間、 自分の汗すら愛しく見えてしまうオレは おかしいのかも知れない。
右手を握りあって、二人同時に息をつく。 少しずつ、体中の神経が自覚し出す。 “繋がっている”という事実。
- 264 :坂城 たくみ:09/11(月) 22:58:33 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
その唇が吐息を漏らすのは、オレがただ、身じろぎしたから。 その眉がひそめられるのは、オレがただ、触れたから。
――こんなことが、あるんだ、本当に 幸せすぎて、苦しいなんて 胸が、痛いなんて
「…んでお前が泣くんだよ」
かすむ視界の中で、大げさに呆れ返った声。 目を閉じても表情が分かるほど、オレ達は、近くにいる。
「…お前も、泣いてんだろ……っ」
思わずしゃくり上げると、ごしごしと瞼をこすられる。
「……オレはイテーからだ、ボケッ」
お返しのように頬をぬぐってやると、手のひらの濡れる感触。 汗なのか、涙なのか オレのなのか、お前のなのか もう分からなくて、分からないことが、嬉しい。
背を起こさせて向かい合うと、隆は甘い声を漏らす。 キツくキツく、抱きしめる。
- 265 :夕莉:09/12(火) 00:09:38 HOST:tohk203192106167.itakita.net
- ぅゎぁー!!
切ない、そして萌!!(ぇ あ、語ってくれるの!? んじゃぁ新しく書いてるほうに語って欲しいv(ぇ 小説保管庫の、前書いてたやつの終わりに題名書いてるんでvv えと、ここで言うと宣伝なっちゃうから(汗 おもしろいんでがんばってねvvぁげ↑
- 266 : :09/12(火) 12:03:51 HOST:32.net059086076.t-com.ne.jp
- ながッ!
- 267 :ちひろ:09/12(火) 22:02:09 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- 面白いです☆やっと繋がっちゃいましたか…私も嬉しいです!! 更新がんばってください!!
- 268 :鈴:09/13(水) 20:33:28 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- なんヵたみくちゃんと仲よくなれてうれしぃw
もぉ晃紀と隆が愛しい(*>U<)ノ 1つになれてよかったねッ♪ がんばってちょ―w
- 269 :龍之介:09/13(水) 21:53:45 HOST:ser356609004212492
- 久しぶりー♪
2人とも1つになれて良かったねー('Д`泣)まだまだこれからだッ!!!頑張ってね☆
- 270 :45:09/14(木) 16:36:06 HOST:173.net059086070.t-com.ne.jp
- 皆宜しくぉ願ぃしますっ♥
私の悩みを聞いてくださぃっ!!! 私の好きな人は1つの先輩なんです。 だけど,その人にゎすごく可愛ぃ彼女が居るんです それで,その彼女ゎ私が先輩を好きってぃぅのを知ってるみたぃで,毎回その彼女に会ぅと,必ずにらまれます↓↓ この場合私ゎどぅしたらィィか分かりません。 先輩にゎ,ぁんまり迷惑かけたくなぃし… だからと言って諦めたくなぃし‥‥‥
- 271 :坂城 たくみ:09/14(木) 21:37:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- こ、更新滞ってて、コメ下さってる方ホントにごめんなさい…!
な、なんか…書けない…!! スランプ、って単語はカッコ良すぎて焦るので 調子不良、って感じな(意味不 でも言い訳なので頑張ります(もはや日本語も変
>>夕莉ちゃん 新しい小説の方ね!了解ー^^ なんか、一日にネットつける時間決めてるから、 小説書き終わったらで良いかな?; マジごめんね>< 終わったらソッコー行くね! いっつもコメありがとう^^
>>名無しサマ も、なんかホントすみません!! ありえない長いですね、クドイですね!!恥 これから練習して精進します>< ご意見ありがとうございました!
>>ちひろサマ そのお言葉一言でずっと頑張れそうです泣 なんかもうグダグダになってきましたが、 良ければ続きも覗いて下さると嬉しいです>< ありがとうございます〜><
>>鈴ちゃん あたしもカナリ嬉しいよー^^ こんな素敵な人に読んでもらえて しかも感想までもらっちって、感動泣 あい、頑張るぞー!! ホントにありがとう^^
>>龍 また来てくれてあんがとー!!泣 これからだッの筈が… 坂城いきなりのペースダウンです苦笑 コメくれてるのにホント申し訳ない>< どうもありがとう^^
>>45サマ ファイト!!!!!!!
- 272 :龍之介:09/14(木) 21:50:01 HOST:ser356609004212492
- なんかあったかと思って心配してたよ(^□^;)
たくみちゃんのペースでいいからさっ!うちはいつまでも待つよ☆
- 273 :坂城 たくみ:09/14(木) 22:07:48 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……晃、紀……っ」
少しずつ揺らすと、小さくオレの名前を呼ぶ。 それだけで真っ白になりそうで、 オレは思わず、ぎゅっと目を閉じた。
「隆……っ」
伝えたいことは山ほどあるはずなのに、言葉が出ない。 切なさがノドに詰まったような息苦しさに 不安すら感じて指をからめる。
耳元で揺れる声、オレにしがみつく両手、熱い肌
今すぐにでも手放しそうな意識を必死に繋ぎとめるように、 オレは指先に力を込めた。
「…りゅ、う……!好きだ…好、きだ……っ」
いくら呟いても全然、気持ちに追いつきそうにない。 それなのに、他の言葉は失くしたみたいに バカみたいに、たったそれだけ。 たったそれだけを、繰り返すことしかできない。
交わる呼吸と、きしむベッドと、体温。 隆 ――好きだ、好きだ、好きだ――
「好、きだ……っ」 「…晃紀……っ、オレ…好、き……オレも…!!」
焦点の定まらない意識の中で、白い首筋に浮かぶ赤。 あんまり綺麗で また、泣いた。
- 279 :坂城 たくみ:09/18(月) 01:11:07 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- も、ホントに申し訳ない…!!滝汗
>>龍v し、心配してくれてたなんてーっ>< ホント、ありがとう泣 自分でも訳分からんくらい手がストップしてしまって;; ぅう〜嬉しいよ><ありがとうね〜泣
>>夕莉ちゃんv 待っててくれてありがとう>< 一体どうしたんだか…;;; ぉう!!今日こそ頑張るぞー!! そしてアゲ、ありがとね…! 来たときに上がってると、ホントに嬉しくなる泣
>>鈴ちゃんv この辺はひたすら甘いね〜! 甘さ加減が出てるといいんだけど…v いやいや、逆にあたしが幸せもらっちゃってます!! ありがとう〜><泣
>>名無しサマv 二回もアゲ、ありがとうございます泣 上げて下さった恩返しの為にも、 自分の納得のいく内容を更新していきたいと思います! ありがとうございます〜><
- 280 :坂城 たくみ:09/18(月) 03:49:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
目を開けると、薄暗い視界に真っ白い天井。 宙にぼんやりと視線を投げて、 覚めきらないまま目をこする。
「……ん〜……」
ふと隣を見ると、右回りのつむじ。 オレの肩に額を寄せて 何か声を漏らしながら身じろぎする。
「……あ。」
思わず飛び起きそうになるのをぐっとこらえる。 そっと体をずらして顔を覗き込むと、 案外睫の長い、見慣れた寝顔。 無意識に、咳払いが一つ漏れた。 ふいにパチっと開いた目と、目が合う。
「………。」 「……はよ」
お早うとは言っても今何時だろうと 枕もとの目覚まし時計に目をやる。 ……4時半。 いつもならウォーミングアップが終わって、 パス練が始まってる時間帯。
「…サボったな、ガッコ」
まだ眠気なまこの眼差しにオレがそう言って笑うと 分かってるのかいないのか、 隆は少し間を空けてうん、とだけ頷く。
「おい、寝てんのか」
オレが顔の前でひらひらと手を振ると、しばらくの沈黙。
「……あ。」
さっきのオレと同じ調子でそう言うと 急に体ごとぐりん、と反転させ、オレに背を向ける。 それから背を折り曲げて、手で腰を抑えた。
- 281 :坂城 たくみ:09/18(月) 03:52:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「腰、いてえ?」
オレが顔を覗き込もうとして体を起こすと、 急に伸びてきた手でパン、と顔を抑え付けられる。
「いて!!は、何お前!?」 「…別に顔見なくても喋れんだろ」
隆は妙に平坦に、早口でそう言って首をひねると、 おしつけるようにして枕に顔を埋める。
一瞬見えた頬が赤くて。 それを茶化そうとして口を開きかけるけど それより先にオレの顔にまで熱がのぼってくるのが分かって、 口をつぐんだ。
笑いたいような、 むずがゆいような、 いてもたってもいられない空気。 そんな妙な空気があっという間にオレ達を包んで どうしようもなくて、ガシガシと頭をかく。
- 282 :坂城 たくみ:09/18(月) 03:54:51 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「お、お前な、こーゆうのはハズいとか思ったら負けなんだよっ。一回そう思いだすとキリねーんだから!ひ、開き直れっ」 「誰もハズいなんて言ってねえだろ!お前こそ、何どもってんだよ!」 「う、るせえな!お前だって声上擦ってんだろ!」 「しょーがねーだろ、ノドいてえんだから!」 「…………。」
何でノドが痛いのか、なんていうのは愚問な訳で。
「……だよな。」
オレが頷くと、隆はあーもう、とか何とか漏らしながら布団に潜る。
- 283 :坂城 たくみ:09/18(月) 03:56:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……隆」 「あ!?」 「お前、あの声どっから出してんの?」 「逝きてーのか!?」 「いや、マジであの声だけでイキそーになんだけど、オレ」 「そっちじゃねーよ!!」 「声だけでイクとか、ヤバくねえ?すげーなお前」 「勝手に逝ってろ!!」
律儀にツッコミながら、 隆が布団の中でもぞもぞと動く。 布越しのこもった声はやっぱり少しかすれていて、口元が緩む。 これはオレのせいなんだって頭の中で繰り返すとたまらなくて、 オレはその背に覆いかぶさるように布団ごと抱きしめる。 突然のことに、驚いたように肩をすくめる気配。
「……お前、声直るまで人前で喋んな」 「…ふざけんな、誰のせいだと思ってんだ」 「責められてんだか誘われてんだか分かんねーよ、そのセリフ」
頭の辺りに額を押し付けるようにしてオレが笑うと、 腕の中の塊は大げさにため息をついてみせる。
隆が一挙一動する度に、 つきん、と酸っぱいような感覚が、どこからか湧いてくる。 それは頬なのか、奥歯の辺りなのか、それともどちらでも無いのか。 その感覚の出所が分からなくて、 もどかしさを含んだような笑いが、零れるように止まらない。
- 284 :鈴:09/18(月) 11:49:23 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 幸せいっぱぃのお2人だね―w
この感じ平和でスキw あの声ゎ晃紀だヶのものなのだょッ!!! 注))なんヵ言い出しましたが気にしないでくださぃ。 がんばってねッ☆
- 285 :龍之介:09/18(月) 12:16:08 HOST:ser356609004212492
- 逝きてぇよ!(黙
幸せだねぇ……。私にもその幸せを恵んでくれ!
- 286 :華 (W4H4KtAItE):09/18(月) 13:59:34 HOST:ntt3-ppp118.sizuoka.sannet.ne.jp
- ヤバすぎッッ!!!!!
これカナリ面白いんですけど《笑》 一揆にとりこになっちゃいました(%ノзO*从照) BLいいですねェ♂♂ 憧れちゃいますよww
- 287 :亜衣:09/18(月) 14:43:57 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 久しぶりです☆
最近、見に来れてなかって・・・・・。 アゲれなかったぁ!!ごめんね!? っていうか、もう、すごくいいよぉ(*>w<*)♪ 甘甘loveだぁーーーーーーーーーーーーΣ(`・ω・屮)屮 オオォォォオォ
- 288 :坂城 たくみ:09/18(月) 15:19:18 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>鈴ちゃんv ひたすら平和だよね笑 平和とかまったりとかの感じの方が 私的にも書きやすいんだ〜^^ あたし声低い上に掠れてるから隆より可愛く喘ぐ(待)自信ないわ笑 どもありがとう**
>>龍v 逝っちゃいや!!何 ね、幸せに浸りやがって、ちょっとムカつくわ笑 Sな龍ちゃんとしては、もっといたぶりたいって感じすか?w どもありがとうーvv
>>華サマv 読んで頂きありがとうございますー!! と、とりこっすか!光栄です…泣 BL、あたしもハマりたてなんですけど 憧れるって気持ち分かります笑 もし美少年に生まれてたら、色々と楽しそうですよねw危 コメ、ありがとうございます^^
>>亜衣ちゃんv おひさーッ!!また来てくれてありがとう!!泣 いやいや、ごめんなんてとんでもない! こーして来てくれるだけで、天にも昇る思いッスw むせ返るほど甘くしたい笑 どうもありがとうvv
************************* 完結までもうちょっととなりました…; 最後まで頑張るので、見守って下さると嬉しいです><
- 289 :坂城 たくみ:09/18(月) 16:33:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「あんま寄っかかんなよ、腰超〜〜いてえんだからな」
嫌味のようにそう言ってから、 声をとがらせたまま隆は続ける。
「こんないてえ事、もうぜってーしねえし」
その言葉に唖然として、オレは体を起こす。 隆が、小さく笑う。 そしてもっと小さく、呟いた。
「……お前以外とは」
うわー、我ながら寒っ、何キャラだオレ 布団に潜ったまま大きな声でまくしたてる隆。 今日体力持つかな、まぁ良いか、ぶっ倒れても そんな事を考えながら、オレは隣に滑り込んで肌を寄せる。
「何時に帰ってくんの、おばさんとか」 「まだ帰ってこねえよ」
隆は、ガキの頃悪戯をした時と全く同じ表情を浮かべてオレを見上げる。 その唇に、軽く乗せるように唇を落とす。
「今から何回出来っかな、キス」
オレが同じ表情を浮かべて尋ねると、今度は隆から体を起こして ……2回目
「試そーぜ」
3回目を交わしながら、二人で、笑った。
- 290 :坂城 たくみ:09/18(月) 16:39:18 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
――名前を、つけたい
ライバルだとか、親友だとか ありふれた響きじゃハマらない、距離。 ふざけ合って、笑い転げて どこにでもあるようでここにしかない、距離。
オレとお前のこの距離に オレらだけの、名前をつけたい。
繋ぐ手のひらはまだ幼くて。 未だ名付けようもないこの距離は、どうしようもなく未完成だけど。 ぶち当たってみたり乗り越えてみたりしながら何かを見つけたその時は 誰よりも近くで笑える、そんな距離であるように。
「カウント、間違えんなよ」 「お前もな」
この瞬間を、見つめてく。 交わすキスのひとつひとつ、指折り数えるような純粋さで これからも、ずっと。
「途中でリタイアとか、無しな」 「あたりめーだろっ」 「賭けるか?」 「必要ねーしっ」 「…だな」
――ずっと、一緒に。
Fin.
- 291 :坂城 たくみ:09/18(月) 17:12:00 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
**************あとがき**************
か、完結です……!! なんだかあっという間だったような気もしていますが、 気付けばもう一ヶ月がたとうとしていてビビリ汗
正直、このお話はカナリ何の計画性もなく突発的に浮かんだもので(待 途中手探り過ぎてすさまじい自己嫌悪に陥りました苦笑 なので晃紀がいきなりSになったりして、すごく焦りました笑
・だらだらと間延びした文章 ・拙すぎる表現 ・言葉遣い粗悪なキャラ達 ・どこまでも受けっぽくない受け ・作者無視してSっ気な攻め ・やたらと細かい絡みシーン ・亀
と、あげればキリないほどにツッコミ所満載なこの小説ですが 「書き上げた」事に関しては、とても満足しています。
それもこれも、コメ&アゲ下さった皆様のおかげです!! 皆様がいなければ絶対終わりませんでした!! もうなんかむしろ、私は何もしてません!!
こんなにたくさんのコメを頂いたのに 「絶対楽しめる!」と自分では胸を張れないので、 これから練習して、修行して、精進します(ベッドシーンの短縮に勤めます)
…ってかあとがきなげーよ泣
読者様良い方ばかりで、コメもあったかくて、 ここまで生きてこれました(素 本当に本当に本当に、ありがとうございました。 (タメ語になるといきなり素でごめんなさい笑)
ありがとうございました…vvv
*******************************
- 301 :坂城 たくみ:09/22(金) 20:46:30 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- うわ!!!300突破って!!
ありがたやー!!!泣 完結したのにスレ上げて良いのか不安なのですが… お礼させてください>< **********************
>>華サンv 良い話だなんて!照 読み返すと自分でもハズかしくなってくる文章の拙さに もはや乾杯ですよ笑 願望ですよねv私的に攻めに生まれたかっ(殴 本当に、ありがとうございました!
>>名無しサマv ほほほんとですかッ!? 嬉しいです;; そのお言葉だけで、一ヶ月間頑張ったかいがありました! 本当にありがとうございました><
>>龍v 終わっちったー>< あっという間だったような長かったような… 初めからずっとレスくれてたね>< お喋り出来て嬉しかったよ〜!** 本当にありがとう!
>>彩サマv お疲れーっす!!何 楽しんで頂けましたか!?感激ですよ>< 続編…番外編、書きたいなぁ…と、ちょっと思っています! まだ未定なのですがッ^^; 本当に、ありがとうございました!
>>夕莉ちゃんv 完結ありがとうございます!!泣泣 夕莉ちゃんは序盤からずーっとレスくれてて、 マジ、支えだったよ!! 作品のほう、お邪魔するねvvvv 本当にありがとうー!
>>亜衣ちゃんv いい時間をありがとう!? うわ、なんかすごい嬉しい言葉だ、ソレー!!泣 亜衣ちゃんのレスに毎回元気もらってたよ! 仲良くなれて嬉しかった…vv 本当にありがとうー!
>>鈴ちゃまv おっつー!! 自分の書いたものが大好きなんて言われて、 ホント泣くほど幸せだよ〜>< も〜、更新する度にコメくれて… いっつもやる気と元気、もらってたよ〜^^ 本当にありがとう><
>>アーモンドサマv ファ、ファンすか!!? いや、勿体無い、もったいない、でも嬉しい!何 萌え、少しでも感じて頂けたなら幸いですv 本当にありがとうございました!
>>あぃサマv 300Getありがとうございます!! レス数みた瞬間飛び上がりそうになりました笑 ずっと見てて下さったのですか! 嬉しいです……!! 本当にありがとうございました!><
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