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俺らのお試し〜【番外編】
- 1 :坂城 たくみ:10/15(日) 21:52:39 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- *****************あいさつ***********
どうもこんばんは。 初めまして、お久しぶりです。 「俺らのお試しBoys Love!?」という話を カラダの方でこの前完結させて頂きました 坂城たくみ といいます。
今回は本編の時から考えていた【番外編】を書かせて頂こうと思います。 タイトル長いのですごくどーでも良い感じに略しました(笑
本編を読んだ事がない方にも分かるようにするつもりなので、 暇つぶし程度に目を通して頂ければ幸いです。 本編から見てやる!って方は、 やたらとベッドシーンにご注意下さい。ぶっちゃけ引きます(素
では、頑張ります、よろしくお願いしますm(_ _)m
*******************************
- 2 :坂城 たくみ:10/15(日) 21:58:18 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 訂正
やたらとベッドシーン⇒やたらと長いベッドシーン
…苦笑
(((((これさえ知ってればOK)))))
+登場人物+
若生晃紀(わこう こうき) ♂ 新谷 隆(しんたに りゅう)♂
高1、幼馴染(ご近所さん) サッカー部(知らなくても可)
・隆の姉は腐女子
では、本編です。
- 3 :凛:10/16(月) 11:52:25 HOST:ser356611004750034
- 本編読んでましたょ!!!また大好きなぁの二人の話が読めるなんてめっちゃ嬉しいです!!!
ァタシゎ腐女子なんでドンドンベッドシーンぃっちゃってくださぃ!!((シネョ
頑張ってくださぃ(%p'ω`●)⌒◆♪+。
- 4 :龍之介:10/16(月) 16:22:56 HOST:ser356609004212492
- た、た、たくみちゃん!!!元気にしてた〜?
番外編ないかなーと思ってたんよ! 楽しみにしてるから頑張ってъ( *゜∪^)
- 5 :夕莉:10/16(月) 18:00:56 HOST:tohk203192106228.itakita.net
- しばらくぶりィ!!
きゃー!! めっちゃ楽しみ!! 期待しまくってますvv 見まくるカラがんばって⌒☆ 応援するーbbb
- 6 :夜:10/16(月) 20:35:52 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- えっと・・・ずううっと隠れファンだった者です。
たくみさんの小説すっごい好きだったから、 番外編を書いてくれるということを知って ものすごく嬉しくて、はじめて書き込んじゃいました!! これから応援していくのでがんばってください!!!! 長文失礼しました(^-^;
- 7 :坂城 たくみ:10/16(月) 22:30:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 自分の昨日の書き込みのテンションの低さにびっくりしてます、坂城です(何
スレ立てだけしちゃってごめんなさい><
>>凛ちゃまw タメ語のままで大丈夫かな!?; また来てくれてありがとう〜^^バッチ覚えてるよw 今回はベッドシーンまで結構ひっぱるかも…笑 良ければ、今回もよろしくね♪
>>龍w おひさー!また会えて嬉しいよ…!! そしてまた来てくれて嬉しいよ…!泣 今回は隆の姉に色々動いてもらう予定です^^ 見守ってやってけろー><
>>夕莉ちゃんw 今回も来てくれてありがとうー!! 最近パソする時間無くてなかなか来れず…っ>< また話せて嬉しいよ〜♪ 期待…なるべく、こたえられるよう、頑張りまぷ…!何
>>夜サマw 初めましてー!! ママママジですか!?隠れファン…!? 恐れ多くもああありがたやーッ! なんか、すいません、なんか…滝汗 二人の行方を見守って下さると嬉しいですw よろしくお願いします!!
- 8 :坂城 たくみ:10/16(月) 22:31:47 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
【俺らのお試しBoys Love!?】〜番外編
- 9 :坂城 たくみ:10/16(月) 22:43:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
-
――半ばふいうちで奪ったキスは、冷たい夜風と、深まる秋の味がした。
未だぎこちなさの残る動作で、そっと唇を離す。 薄暗い夕闇の中で正面から見つめると、困ったようによせられた眉。 指先に触れると、ひんやりと冷たい。
「…………」
オレは握る手のひらに力を込めて、何の前触れもなくぐいと引き寄せた。 頬に髪が触れるまでに縮まった距離。 それを埋めようとその背に回そうとしたオレの腕は、 けれどもう少しのところで振り払われてしまった。
「バカ、家の目の前だっつーの!」
心なしか声をひそめてそう言うと身をひるがえし、 大きめのスポーツバックを揺らしてバタバタと玄関前に走り寄る隆。 自動の灯りがぱっとついて、玄関先の小道に濃い影が落ちた。
「じゃあなっ!」
素っ気無く片手を上げる仕草にオレもおー、と手を上げて返す。
……振り返りもしねえ。
小さく漏らした舌打ちは、 扉の開く音と、ダックスフンド・“太郎”の主人を迎える元気な鳴き声によって、 掻き消されてしまった。
「……あーぁ…」
深く吸いこんで、吐き出す。 見上げた暗闇に吐き出した息はまだ白くこそならないけど、 肺を満たす空気はもう確かに冷たくて、 時の流れと季節の訪れなんてものを、柄にもなく感じてしまう。
- 10 :坂城 たくみ:10/16(月) 22:47:52 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
――“あの日”から、約一ヶ月。
オレ若生晃紀と、あいつ新谷隆が、 ……いわゆる「恋人同士」になった“あの日”から、約一ヶ月がたつ。
恋人同士。
つまりオレ達は今、男同士の、恋愛をしてる。
ただひとつここで言っておきたいのは、 オレらの関係には いわゆる世間でいうところの「禁断の仲」だとか、 そんな色っぽい単語はどこをどうしても似つかわしくないということ。 むしろ「恋人」と呼べるのかどうかすら疑問だし 恋愛をしてるのかさえぴんとこない。
学校での過ごし方も、休日の遊び方も、交わす会話も、 ダチとして過ごしてきた今までと何ひとつ変わらない。 ちょうど今のような、帰り際の軽く触れるだけのキスでさえ、 まだこれで3度目だった。
……“キス以上”なんてものが、あの日以来皆無なことは、言うまでもなく。
元々、幼馴染みなんていうただでさえ気兼ねの無い関係だったオレ達。 幼少時代を知ってる者同士独特の、いつもどこか真剣味の欠ける雰囲気。 そんな中でいきなり“恋の駆け引き”だとか、 艶っぽい会話をしろという方が無理な話なのかもしれない。 気遣いなんて無くて、楽で。 もちろん、そこがオレ達の良いところだとも思うし、 気に入ってるところでもある。
……だけど。
- 11 :坂城 たくみ:10/16(月) 22:55:08 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「なんか、なぁ……」
払われたばかりの手のひらを眺める。 いつもはその雰囲気のせいで、 意識しない…というよりは、出来ない気持ち。 “好きだ”とか……あとはまぁ、色々。 そういう気持ちが 例えば今のようにふいに強くなる瞬間が確かにあることにも、 オレは気付いていた。
そういう時に、この染み付いた空気は、辛い。 誰よりも近い場所にいると感じさせるのに 一歩踏み込もうとすると途端に分厚い壁になるこの空気。
茶化したりふざけたりするのが常の日常に 自然体で甘さを持ち込めるほど、残念ながらオレは器用でも大人でもなかった。
払われたときの感触が残る手のひらを眺めていると、 だんだんと負けたような(…お預けをくらったような?)悔しさがわいてくる。 その手をぎゅっと握り締め、オレは呟いた。
「家の前じゃなくても、してねえだろ……」 「何を?」 「ッ!?」
突然の問いかけに、飛び上がりそうになりながら声もあげずに振り返る。
「あ……」
豆鉄砲をくらったような顔のオレを見上げてニッコリ笑いかけるのは、 つい今まで見ていたのと、良く似た奥二重。
「こんばんは、こー君」
薄暗い空に、柔らかく広がるような声で、その人は言った。
- 12 :夜:10/16(月) 23:08:09 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- めちゃおもしろいです♪
隆のオネィチャン登場!?
- 13 :凛:10/17(火) 00:04:51 HOST:ser356611004750034
- たくみチャン(*^^*)覚えててくれてたんだー!!!めたぅれしぃんゃ`!!!(;_;)
もし忘れてたらタメ語って馴れ馴れしいかなって思って敬語にしたのょ_(^^;)ゞ ぅわーぃ!!ベッドシーンゃったァ!!((ぇ; 塚、すでに姉チャンの存在が気になるょ!!!! これからどぉなるのか…こー君欲求不満かッ!?((爆
- 14 :坂城 たくみ:10/17(火) 22:56:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>夜サマ
いぁ、もったいない言葉ありがとうございます…! オネィチャン登場ですよー!笑 この人を動かしたかった…!!^皿^
>>凛ちゃんw いや忘れる訳なかろーもん!!(誰 馴れ馴れしいなんて…むしろ大歓迎よw 今回こそベッドシーン上手く短縮に勤めるよ笑 こー君は完璧キテますね、彼には苦労してもらいます笑
- 15 :坂城 たくみ:10/17(火) 23:01:32 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「花サン!?なんだ、すげえビビりましたよ!久しぶりッスね!」 「もう、サン付けなくて良いって言ってるのに」
玄関前に突っ立ってたオレの後ろにいたのは、 “花サン”――大学二年生になる、隆の姉だった。
小学生になる前から仲の良かったオレ達の面倒を良く見てくれていた、 名前の通り花のようにふんわりした雰囲気の人。 いつからサンを付けるようになって、 いつから敬語を話すようになったかは覚えていないけど、 たまに会うとこうして気さくに話しかけてくれる。
しばらくぶりに見た花さんは、 肩までの髪を大学生らしく柔らかい茶で染めて、緩くパーマをかけていた。 幼い時から変わらない、ゆったりとした動作でオレの肩を叩くと、 花さんは目を丸くしながら言う。
「またおっきくなったねー!隆も抜かされちゃったんじゃない?」 「そーッスね、つっても2センチくらいしか変わんないけど」 「隆、悔しがってるでしょ?」 「カナリ。身体測定の時小細工しよーとしてましたよ、あいつ」 「あはは、ホントにー?」
……うわ、似てる。 黒目がちの奥二重、薄めの唇、 高くはないけど鼻筋の通った鼻、長い睫、人懐っこい笑顔。 幼い頃から、この家の姉弟は本当に良く似ていた。 けど改めて、笑うときの目じりの感じ、片えくぼ、仕草まで。 見れば見るほど花さんの動作や表情は隆に良く似ていて、 こんなに似てたっけと、オレは一瞬息をのんだ。 すると、花さんは何やら不思議そうな顔でオレを覗き込んでくる。
- 16 :坂城 たくみ:10/17(火) 23:09:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「それで。何が“家の前じゃなくてもしてねえ”なの?」 「へ!?……あ、いやッ、別に!」
オレが慌ててぶんぶんと首を振ると、 花さんはふ〜んと漏らしながら首を傾げる。
言うまでもないことだが、オレ達の関係は学校のヤツにも親にも兄弟にも、秘密だ。 一見何も変わってない(というかマジでどっこも変わらない)オレ達が、 例え「付き合ってます」なんて言ったところでネタにしかならないだろうけど。
それでも、花さんのオレを見る目にどこか食い入るような、 探るような色が含まれてる気がして。 オレは思わず挙動不審気味に視線を泳がせた。
「そう言えば」 「はいっ?」 「家まで送ってきてくれたの〜?隆のこと。こー君ちの方が学校から近いのに…」
『ギク。』体のどこかでそんな音が鳴った気がした。 オレはその聞こえるはずもない音を掻き消すように、 必要以上に声を上げて答える。
「……ぁ、まぁ……たまにはアリかなー、とか…」 「そうなの?…なんだか、“コイビト”みたいだね。」
そう言うと花サンは片頬に手を当てて、ふふふ、と品の良い感じで笑う。
- 17 :坂城 たくみ:10/17(火) 23:16:48 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
『ギクギクギクッ』 背に走った悪寒のような感覚に、 オレはひきつる頬を必死で歪ませて、笑顔を作るように努めた。
「はは、はははっ、……」 「ふふふ」 「はは……なっ、なに言ってんすかッ!ありえねえって、そんなの!オレ好きなの女だし、そーゆーのあいつもキョーミねえし、ってか男同士だし…ッ!」 「冗談よ」 「それにっ……ぇあっ?」
思い切り取り乱したところを肩透かしを食らうようにかわされて、 オレは我ながら間抜けな、声ともつかない声をあげてしまった。 固まった後、 そーっすよね冗談ですよねでもその冗談あんま笑えないっすよ花サン、 取り繕うように早口でそう返す。 ……マジで笑えねえよ。 一先ず息をつくオレ。 そんなオレをよそに、花さんはこう続けた。
「でも、あたしとしては大賛成なんだけどな。萌えるもん。」
―――!?
- 18 :坂城 たくみ:10/17(火) 23:22:21 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……何って? も、もえ……?もえってアレだよな、なんかメイドとかの…?ってか大賛成?大賛成…!?
……ダメだ。動揺するな。流せ、オレ。
再び乱れかけた意識をぐっと引き止めて、 オレはまた笑い声をあげる。 もうむしろ、不自然なほどの自然さで。
「はははは、まーたんな事言って。」
すると花サンは、 今度は不思議そうに小首を傾げてオレの目を見つめ返してくる。
「冗談じゃないよ〜?それに話聞いてると、隆ってこー君のこと大好きなんだもん。あれはそーゆー意味での“好き”を感じるのよねぇ。こー君だって、隆のこと好きでしょー?」
好きだけどしかも「そーゆー意味」で好きだけど、ってか一体家で何話してんだよ隆。
ショートギリギリの思考を繋ぎとめて、 えーとかあーとか、曖昧な声を漏らして曖昧な反応を返すオレ。 そんなオレに向かって、花さんはふんわりと微笑み、言った。
「リアルBL、楽しみにしてるね〜」
- 19 :夕莉:10/17(火) 23:49:45 HOST:tohk203192106096.itakita.net
- おもしろいー!!
パソコンの前で笑っちゃってる怪しい私です((汗 ィィね⌒☆ 花サンかワィィvv がんばってね⌒♪
- 20 :龍之介:10/17(火) 23:59:09 HOST:ser356609004212492
- 覚えててくれたんだー☆私もたくみちゃんに会えて嬉しいよ(′∪`艸)⌒*。
花サン……完璧な腐女子だぁ!! 笑
- 21 :彩:10/19(木) 20:17:19 HOST:white2.scn-net.ne.jp
- 本編みてましたッ!!((◎*ノ∀`*)。*゜⌒♪
また会えるなんてHAPPY♪です。+゜(*´∀`*)。+゜ これから頑張ってください(・∀・)
- 22 :坂城 たくみ:10/19(木) 21:46:08 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- こんばんちはーw
>>夕莉ちゃんw 笑ってもらえて嬉しい!! 花サン可愛い!?良かった>< BLに出てくる女キャラって微妙かなーとか ちょい心配だったさぁ; ありがとねww
>>龍w 完ッ璧腐女子ですよ、この人笑 下手すると主人公二人よりキャラ濃い…? レスあんがとw
>>彩サマw 私こそ、また来て下さるなんてHAPPYですー!!♪ 本編で学んだことを生かせるように頑張りますね! 良ければ見守ってやって下さいませ…★
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言い忘れていましたが、 今回は前回と違って『隆サイド』も入れてみました。 切り替わる時に『隆サイド』と表記したりしないので、 分かりにくかったらガンガン言ってください!
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- 23 :坂城 たくみ:10/19(木) 21:48:56 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぅあー……ッ」
意味不明な、うめきめいた声を漏らしながら、 ダッシュで2階の自分の部屋まで駆け上がる。 階段の下に置いていかれた太郎が 寂しげな鳴き声をあげるのが聞こえてきて、 少しだけ良心をとがめられる気持ちで、部屋の扉をバタンとしめた。
ごめん太郎、今は構ってやる余裕ねえんだ。
そのまま扉の背にもたれて、 電気もつけずにずるずると座り込む。
キ……
キス、した
思い出したかのように、心臓が早鐘を打ち出す。 息苦しさを感じて、オレははーっと深く息を吐き出した。
「……びびった……」
あのヤロー……ふいうちかよ。
- 24 :坂城 たくみ:10/19(木) 21:52:43 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
唇に残る冷たい感触。 滅多に見せない、真剣な色を帯びた切れ長の目。
熱くほてってくる顔を誰が見てるわけでもないのに両腕で覆う。
いや、たかが、キスだけど。 付き合って、一ヶ月にもなるけど。 ……でも、なんか、やっぱ。
「慣れねぇ……。」
搾り出すような声で呟いて頭をガシガシとかき乱す。 隆ー、帰ったのー、 というこっちの気なんて知りもしない(実際知られたらマズいけど) のん気な母親の声が一階から聞こえ、 出来るだけ普通の声色を取り繕って 帰った、メシいらねえから、とだけ返す。
ふと顔を上げると、目に飛び込んでくる壁際のベッド。 また、カーっと頬に血が昇る。
……ちょうど、一ヶ月くらい前。 ここで、オレと晃紀が、したこと。 ホントに現実だったのかと、 オレはたまに信じられないような気持ちになる。
というのも、あの日以来オレは、 なぜかキスすらまともに出来なくなってしまったから。
ここ一ヶ月、本当に自分に呆れるばっかの毎日を、オレは過ごしていた。
- 25 :坂城 たくみ:10/19(木) 21:54:56 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
何度か家に呼んだし、呼ばれたし、 ほぼ毎日一緒に帰るし、土日はゲーセンとかにも行った。 つまり過ごし方は今までと何ひとつ変わらない。 だけど一ヶ月前のあの日から、 それらはただの「遊び」じゃなくなった。 オレも晃紀も、その単語を口に出しはしないけど。
……“デート”。
でも急に呼び名が変わったからといって、 今更態度をそれらしいものにするなんて出来る訳もなく。 出かける前は色々頭を悩ませたりもするけど、 顔を合わせると今まで通り接してしまっている。
晃紀が、ふとした時に見せる真剣な目には、気付いていた。 そういう雰囲気に持っていこうとする時に、小さく咳払いをする癖にも、気付いていた。
なのにその度にどうしても構えてしまって 思い切りはぐらかしての繰り返し。 全く、身の振り方が分からないままでいる。
- 26 :龍之介:10/19(木) 22:00:52 HOST:ser356609004212492
- 激しくリアルタイム……。
うれしッ!(*ё∀ё*) 花サン凄いねー。私も腐女子だけどここまでヒドくねぇや(^□^;)
- 27 :坂城 たくみ:10/19(木) 22:04:50 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
大体、なんであいつは、晃紀は、実は結構積極的なんだ。 最近、見たこともないような表情を浮かべたりするから、 オレはますますどーしようもない。
ふらふらと立ち上がって、そのままの足でベッドに向かい、ばたんと倒れ込む。 開けっ放しの窓から入った冷たい風で、 青いベッドカバーもすっかり冷えてしまっている。
まだ熱の残る頬を押し付けて目を閉じると さっき思わず振り払ってしまった時の、 晃紀の怒ったような、それでいて悲しそうな目が脳裏に浮かんだ。 そういや、送ってくれたのに振り返りもしなかった。
「……嫌な訳じゃ、ねえんだよ……」
薄暗闇に自分の声が虚しく溶けてゆくのを確認すると、 ふいにものすごい後悔に襲われる。 やっぱ、あのまま素直に応じてれば良かった。 仰向けで、さっき引き寄せられた手のひらを顔の前にかざして眺める。
……全然、嫌じゃねえのにな
呟いて、 一人になった途端糸が切れたように正直になりやがる自分の口を、少し恨んだ。
- 28 :坂城 たくみ:10/19(木) 22:10:47 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍w うわ!!初リアルタイム!!感動 そんで初の隆視点に挑戦……震震震 今回は晃紀、隆で交互に進めてくね(出来れば 花サンちょっとこえーよなぁ、捕まりそー笑
ちなみに今日はここまででしー^^ 今日も来てくれてありがとうvv
- 29 :鈴:10/20(金) 20:45:29 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- たくみちゃんッ!!!
覚えてますか!? 鈴ですッ!!! やっと番外編に気づいた私・・・ なんでもっと早く気づかなかったの?! 微妙な時期なんでしょぉヵね―晃紀と隆は。 花さんNiceキャラです―w 好きですね。こういう人。 がんばってねッ☆
- 30 :夕莉:10/20(金) 21:18:34 HOST:tohk203192106029.itakita.net
- ぅゎー!!
いっぱい更新されてるーvv パソコン壊れ気味の夕莉です・・・。 がんばってねvv応援∪まくりだょーvv
- 31 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:31:41 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>鈴ちゃん 鈴ちゃんッッ!! 覚えてるに決まってるでないっすか!何 ってか、番外編にまで来てくれてありがとう泣 花サン好きって言ってもらえて救われる思いだよ…!! あいよっ!頑張るぞー!^^
>>夕莉ちゃん パソ壊れ気味!?腹立つよねー! あたしもCDが詰まって最近ずっと動かなかった… イラっとくるよね〜。 応援あんがちゅい♪
- 32 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:33:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ヤバい。 なんかもう、マジでヤバい。 まさかとは、まさかとは思うけど、嫌な予感ほど的中するモンだし。
昨日の夜から何度もリピートされる一コマを 性懲りもなくまた思い出して、オレはうーっと頭を抱えた。
楽しみにしてるね萌えるそういう意味で好きリアルBL……
ふんわりとしていて、それでいてどこか押しの強い、 有無を言わせないような声色。 明らかに常識的とはいえない発言。 楽しげに笑いながら、なのに冗談じゃないと言ってみたり。
……全く、何を考えてるのか読めねえ。
- 33 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:35:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
――思えば、花サンていう人は昔から、不思議な人だった。
小学生のときは、 探検とか意気込んで結局隣町で迷子になったオレと隆を真っ先に見つけたり、 木登りで二人揃って降りられなくなったところにナイスタイミングで現れたり、 キャッチボール中に近所の家の窓ガラスを割ったこともすぐにバレたし、 ケンカしたら親よりも先に気付いたり。 中学のときは修学旅行先でオレらが起こした騒動 (他校とのケンカ、ホテル脱出なんていう定番のモノから、その他もろもろまで) をひとつ残らず言い当ててみせたり。
都合良くも悪くも、オレと隆の一番の理解者で…… 超人的なものを感じずにはいられないくらい鋭い勘をもってて……
考えれば考えるほど、不安が確信的なものに変わっていく気がして、 オレは振り切るようにぶんぶんと頭を振った。 今思うと、花サンがオレらの事を気付いていない方が 変じゃないかという気さえしてくる。
- 34 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:42:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
いや待て、それはヤベーって、よりによって身内かよ、じゃあ隆の部屋ではもう無理じゃん、ってそーゆう問題じゃねえだろオレッ……
「……き!晃紀!!」 「っ!?」
ふいに混乱する思考から引き戻される。 反射的に顔を上げると、見るからに不機嫌そうな顔の隆。 行儀悪くイスの上に片足を乗せて、腕を組んでオレを睨んでいる。
「……ぁ…?」
割烹着を着たおばちゃん達の威勢の良い声、 視界の左端でパンを奪い合うヤツら、 すぐ側を窮屈そうに行きかうクラスメート、 そして目の前には本日のAランチ(竜田揚げとコンソメスープ)。
それらが一気に視覚やら聴覚に飛び込んできて、 オレは半ば寝起きのような気分でひとつ、ふたつと瞬きをした。 ……そうだ、食堂に来てたんだった。
よっぽど間の抜けた顔をしてしまってたのか、 隆はオレを見ながら露骨に眉をひそめて、
「お前、朝から変。なんか危ねえよ。独り言とか言ってたし、今」 「マジで!?」
ガタッ、と勢いをつけて立ち上がる。 すぐ後ろを通っていたヤツが迷惑そうな声をあげた。
- 35 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:50:03 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「え、なんつってた、オレ!?」 「知らねーよ!そんなんいちいち聞こえねーし」 「……あ、だよな……」
なら良いんだよ、 というのは胸の中だけで呟いて、オレはすとんと腰を下ろした。 花サンにバレてるかも、なんて隆には口が裂けても言えない。 いくらなんでも、それは酷(コク)すぎると思う。
そもそも、花サンは隆には何も言ってねえのかな……言ってねえと良いけど……
神妙な顔を浮かべて、オレがまた思考に引きずり込まれそうになると、
「痛って!!」
ふいに、膝にものすごい衝撃が走った。
「……にすんだよテメーはっ!!」
正面から思い切り蹴られた膝を抑えながら、 反射的にその犯人を見上げて睨み付ける。
「何はこっちの台詞だっつーの!人の話聞いてんのかよタコボケ!!」
思いのほか殺気だったその雰囲気と暴言に一瞬固まる。 オレは思わず呆けた顔をして、
「……あ?ごめん、何?」
って何で謝ってんだよ、 と頭の隅ですかさず反論が浮かぶ。 けど、今度は情け無げにヘナヘナとテーブルに突っ伏した隆の様子に、 何事かとオレはそのツッコミを飲み込んだ。
- 36 :坂城 たくみ:10/21(土) 00:57:53 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……隆?」 「やっぱ聞いてねえよ……ムカつく、非常にムカつく」
…“非常に”? どこかチグハグな隆の呟きが、テーブルに反射してオレの耳に届く。 こいつがこーゆう風に口調がおかしくなる時は、 動揺してるときか緊張してるときか都合が悪いときか…… 何だっけ、何か大事な話でもしてたんだっけ。 マジで、全然聞いてなかった。 オレが顔に?を浮かべてうつむく隆を眺めていると、 うつむいた顔がぼそっと口を開く。
「…………つったんだよ」 「え?」 「…だからっ!!」
バっと顔を上げた隆と、バチっと目が合う。 すると膨らんだ風船がしぼむように、 隆はまた顔をうつむけて、尻すぼみに言った。
「……だから」 「はい」 「…だから、あした、うち、こねえ?」 「……え……」
内容的には普段通りの誘い。 なのに 何でんなカタコトなんだよ。っつーか何でんな赤くなってんだよ。 ……なんか期待しちゃうんですけど。
「行く」
健全な男子高校生、若生晃紀16歳。 気付いたときには全部飛んで、オレは即答していた。
- 37 :龍之介:10/21(土) 09:11:28 HOST:ser356609004212492
- うっわぁ!家に行くって事はやっぱヤるのかな(黙れ
でも家には花サンが居るんじゃないのー?(*/Д/*)
- 38 :亜衣:10/22(日) 19:14:14 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- お久しぶりですo( ・∀・*)ノ
覚えてますかぁ?? 久しぶりに来たら、番外編やってて、もっと早く来たらよかったぁ!!なんて思ってるよ。。。 またA、甘甘な世界楽しみにしてるよ♪
- 39 :坂城 たくみ:10/22(日) 19:24:53 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍w とりあえず晃紀君はその気まんまんだよねー。笑 でも、どうだろ、続きの展開を見守ってやってちょーらいw コメありがとうw
>>亜衣ちゃんw ぅわーい!お久し〜ッ! また来てくれて嬉しいよ…泣 今回は甘甘まで色々ありそーなんだけど、 晃紀君にキバってもらいます笑 ありがとうw
- 40 :坂城 たくみ:10/22(日) 19:26:48 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「じゃ、じゃー明日、用意出来たらテキトーに来い」 「おー」 「んじゃ」 「あいよ」
不自然なくらい素っ気無い短いやりとりを交わして、家の前で別れた。 玄関の前でそっと振り返って塀の向こうにのぞく晃紀の横顔を盗み見ると、 何でもないような顔をしながら、 どこか口元がゆるんでいる気がしないこともない。 ……何考えてんのかモロバレだ、あのバカ。 半ば呆れながら、玄関の扉を開ける。すると、
「お帰り〜。あ、何ニヤニヤしてるのー?」 「うわ!!」
思わず体をのけぞらせて声をあげると、そこには姉貴が立っていた。 太郎を両手で抱え、にこにこと微笑みながらオレを見ている。
「んだ姉貴か、びびらせんなよ!大学は?」
サークルやらバイトやらで いつもはオレの一時間以上遅くに帰ってくるはずの姉貴が、 オレを出迎えるなんて珍しい。 オレが尋ねると、今日は早く帰ってきたんだ〜と、満面の笑顔で返してくる。 ふ〜んとテキトーな返事をしながら、 オレはその姉貴の姿を頭から足の先まで眺めた。
- 41 :龍之介:10/22(日) 20:07:03 HOST:ser356609004212492
- 晃紀はヤる気満々だよねー……(黙れって
楽しみにしてるね(*´∀`)
- 42 :夜:10/22(日) 21:46:00 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 隆可愛すぎます!!
読んでるうちに口がにやけてきちゃいました♪(きも 最新楽しみにしています!!!!
- 43 :坂城 たくみ:10/22(日) 21:48:28 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……すげえカッコだな、今日も」
何てゆーか、もうそれしか言いようがない。
家着であるフリルのゴテゴテについた白いワンピース。 同じく真っ白のリボン付きソックス。 髪形は高い位置で二箇所に結んで、普段より数段幼く見える。 それに語尾を延ばす独特の話し方も手伝って、今に花でも飛んできそうだ。
外に出るときは割とすっきりした格好のクセに、 どうして家ではそんなの着るのかといつだったか聞いたことがあるけど、 何でも女のロマン!!なんだそうで。 他にもピンクのエプロンドレスやらリボンのついたカチューシャやら、 家の中で着る為だけに買ってきたりしてて、女ってホント分かんねえ。 まぁ、もう見慣れ…いや、まだキツイか。
「すげえ」の意味をおめでたい方向に受け取ったらしく、 姉貴は目を輝かせてホント?ありがと〜なんて言っている。 ツッコむ気もおきずに靴を脱いで廊下に上がると、 姉貴もオレと並んで歩き出した。 冷たいフローリングの上で、真っ白いレースが歩くたびふわふわと揺れる。
- 44 :坂城 たくみ:10/22(日) 21:52:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ねぇ、何ニヤニヤしてたの〜?」
いつからだったか、 もう数年前にはオレより低くなっていた目線が見上げてくる。
「別にしてねえよっ」 「うそ〜?」 「ホント!!」
振り切るように歩を速めて、 そのままワザと足音を立てるようにして階段を数段上る。 そのドンドン、という音にまるで対抗するかのように、 音量の大きくなった姉貴の声が背中にぶつかってくる。
無視を決め込もうと思ってた矢先に ふとある単語が耳に飛び込んできて、思わず足を止めた。
- 45 :坂城 たくみ:10/22(日) 21:54:04 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……え、何?聞こえなかった」 「だから、昨日こー君に会ったよ〜!晃紀君に〜」 「…晃紀に?どこで?」 「家の前で〜!こー君から聞いてない?」
こくん、と軽く頷くと、姉貴は そうなんだ、何でだろうね〜と首をかしげる。 そしてそれから、何やら楽しげに口角を上げて、
「背、抜かれたでしょー?」 「……抜かれてねえ、オレのが高い」 「嘘だぁ〜?」 「…ホントウ」
…嘘だけど。 目線が泳ぐのが自分でも分かって、オレは慌ててふいと背を向ける。 そのまま自室に向かおうとすると、
「でも、久しぶりに見たらすごくカッコ良くなっててびっくりしちゃった〜。」
どこかうっとりした色を含んだ姉貴の声。 はた、とまたオレの足が止まる。
「……ふ〜ん」 「ねね、隆、こー君てモテるでしょー?」 「…男子校だし」 「でも他校の子とか、あるでしょ〜?」 「……知らね」
多分、確実に姉貴までは届いてないだろう音量で返す。 絶対モテるよ、モテないわけないもん、うんうん、 何がそんなに楽しいのか、 弾むような姉貴の独り言を背にスタスタスタと歩を進め、 オレはバタンと部屋の扉を閉めた。
- 46 :坂城 たくみ:10/22(日) 21:56:05 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
春に比べるとすっかり薄汚れてきたスポーツバックをてきとうに放り投げて、 そのままの足で狭いベランダに出る。 人一人でいっぱいになるくらいのスペース。 オレは、この場所がガキの頃から好きだ。 狭くてほっとするんだと前に晃紀に話したら、 なんか貧乏くせえとかって笑われたけど。
手すりに両肘を乗っけて見上げると、 しんと静まり返った暗闇に、片手で数えられそうなだけの星。 それをひとつ、ふたつと数えながら、
……モテそう、ねえ。 へーえ。
意識はもう完全に別の方向へ向く。
- 47 :坂城 たくみ:10/22(日) 22:04:34 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
…確かに。 カッコ良い、というのは、頷ける気がする。 晃紀は実際整った顔立ちをしてると思う…惚れた弱みとかってのを抜きにしても。 美形とかアイドル顔とかの類じゃなく、 だけどクラスにいたらそれなりに人気がありそうな、そんな顔立ち。
しかも本人がそれをまったく自覚してないから、 その感じの良さが全面顔に出てて嫌味がないんだと思う。 ……ってなんか褒めすぎのような気もするけど。
そのぼんやりした感じが気取ってなくて良いとかなんとかで、 中学の時に密かに人気があったのも、実は知ってる。 …悔しいから本人には教えてない。
だけど、高校の今、男子校だから考えたこともなかった。 そっか、他校の女に告られるってこともあり得るのか。
「……ふーん」
誰にともなく漏らすと同時に、はっとして慌てて視線を前に戻す。
……“星を見上げながら考えごと”なんて、一体オレは誰だっつーの。
正面には視界を遮るような、隣の家 (斉藤家、二世帯、体格の良い奥さんはお裾分けが趣味・主に煮物) の薄汚れた壁。 それが邪魔になって、歩いたら3分もかからずに着く距離にある晃紀の家を、 この部屋からじゃ見ることが出来ない。
そんな何年も前から知っている事実に、なぜか少しだけ腹がたった。
- 48 :坂城 たくみ:10/22(日) 22:18:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- なんか悩み気味なのでコメにホント救われてます…!
ありがたやありがたや…(祈←?
>>龍w かなりウキウキですねー笑 浮かれてる晃紀書くの、結構好きだったりw 浮かれさせて突き落とすのも好きw(待 コメありがちゅー♪
>>夜サマw かか、可愛いっすか!? 自分で書いてて、なんて可愛げのない…… とか思ってたので、そう言って頂けて嬉しいです! ありがとうございますw
- 49 :龍之介:10/22(日) 23:58:05 HOST:ser356609004212492
- 何悩んでんよッ?!?!たくみちゃんの小説はめっちゃ面白いって!(あ、関西弁出た。ごめんよ↓)応援してるから、頑張って!
おっと、たくみちゃんのSが出たぞー(´▽`;)たくみちゃんのSなとこも、私は好きだよ(はーと)
- 50 :*りっつん* (tLQWW8EeK6):10/23(月) 00:04:43 HOST:61-27-210-162.rev.home.ne.jp
- はぢめましてー(*´∀`*)
主様の小説を読んだのゎコレが初めてなんですが、 体格の良い奥さんと主に煮物が軽くツボッちゃぃました(( >艸<)プハハハ 画面の前でニヤヶちゃぃましたょ(何 どぅも長文失礼しました。 更新頑張ってさぃ(*´∀`*)
- 51 :亜衣:10/23(月) 19:32:04 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 悩んでるの??
いつも応援してるから、頑張ってね(*>w<*)♪ 甘甘な世界まで、少しかかっちゃうかぁ。。。 晃くん、頑張れ(笑)
- 52 :まみぃー:10/23(月) 22:20:30 HOST:aries.aitai.ne.jp
- ベットシーンまたみたぃですww
これからも応援してます!!
- 53 :坂城 たくみ:10/23(月) 22:52:56 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 文章ツメ過ぎかや?読みにくくないですかー?
*************************
>>龍w キャw関西弁ラブ!! 関西弁キャラって一回書いてみたいんだけど、難しくてなかなか…>< うん、最近あー自分Sかもな的自覚、出てきてる笑 別に縛りたいとかは無いけど…(殴!! コメありがとw
>>*りっつん*サマw 初めまして〜♪見ていただき光栄ですー!! 体格の良い趣味がお裾分けの斉藤家の奥さんですが、 彼女は文章打ちながら思いついた、安産キャラです笑 すんごいすんなり産まれました笑 長文大歓迎ッスwありがとうございます〜♪
>>亜衣ちゃーw なーんかね、う〜んて感じ笑 ちょっと慎重になりすぎてんのかも^^; 私のみならず晃紀にまで応援ありがとう!!w 作者的には、彼を思いっきり空回りさせたいなぁ(待 コメありがとーw
>>まみぃーサマw また来て頂きありがとうございます!!泣 ベッドシーンですかッ今回もありますよ!笑 出来る限り萌えを提供出来ればなぁと…w ありがとうございます!!^^
- 54 :坂城 たくみ:10/23(月) 22:56:03 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
***
ここまで来てやっと、重大なことを思い出した。 昨日の夜9時に寝て、 最高に快調に目が覚めて、 噛みしめるように準備して、 小躍りするような気持ちでここまで来て、やっと。
新谷家、玄関前。 おばさんの趣味で作ったらしい小ぶりのリースを眺めながら、 オレは立ち尽くしている。
なんでもっと早く気付かなかったんだろうと、今更思っても遅い。 だってそうだろ、あんな顔で家に誘われたら、思考なんか切れて普通だろ。
前回も前々回も、思い切りはぐらかされて失敗してる。 だけど、今回は隆からのしかも明らかに“お誘い”な感じの誘いな訳で。 何もなければ、「三度目の正直」を起こせるはずで。
ただ……
「……いんのかな……」
そう、“いる”のか“いない”のか。 問題は、それだけなんだけど。
- 55 :坂城 たくみ:10/23(月) 22:57:57 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
斜め上からの陽射しと、胸をすくような秋風が溶け合って、オレの頬を撫でる。 大きく息を吸うと、そのままごくっと飲み込んだ。 ここに突っ立ってる訳にもいかないし、 ……どうか、神様。 扉の取っ手にかけた手に、ぐっと力を入れたその時、
「!?」
内側から思い切り空いた扉に、ゴンと勢い良く額をぶつけた。
「…っつ……」 「あっ、こー君〜!?ごめんね、大丈夫〜!?」
手のひらで覆うように抑えていると、その上からふわりと触れられる感触。 広がるように響く、どこか独特な喋り方。 覗き込んでくる顔を、額を抑えたまま上目遣いに見やると、 柔らかそうな薄茶が陽射しに照らされて揺れている。
- 56 :龍之介:10/23(月) 23:45:29 HOST:ser356609004212492
- 全然読みにくくないよぉ!!ъ( *゜∪^)
関西弁って難しいよねー。私が標準語話せないのと一緒だぁ☆ 私は縛りたいよ……。(殴 ……はい、失礼しました♪
- 57 :& (mhF0DgRYug):10/24(火) 18:03:03 HOST:i220-221-68-182.s02.a014.ap.plala.or.jp
- こんにちはヾ('ε`)ノ
実は本編の方から密かに読ませて頂いてました!!
もう本当に最高です(*'ε°)b てか小説版に書き込むのはこれが初めてです!! なんか最初はこの作品に書き込みたいと思ったので(b'`★)
ついでに私が腐ったのはこの作品からです 笑 頑張ってください!!
- 58 :坂城 たくみ:10/24(火) 23:30:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- しゅわっち!!
>>龍w ホントにっ!?良かった…! 関西弁てテンポ良いし、カナリ憧れなんだよね^^ なんかカッコ可愛くてツボるw 縛りたいのか!!笑 そりゃ本格的にS入ってんなー笑 じゃぁM男と付き合わなきゃじゃん(黙ww そして、いつもコメありがとーvv
>>&サマ こんにちは、初めましてー! 本編も読んで頂いていたとの事で…!感涙ッス><
書き込みデビューですか!? わわわわたしなんざの作品でよかったのかどうか…!汗 悶え死ぬほど嬉しいです!!
腐らせちまった…!! 頑張りますので、どうぞ一緒に朽ちるまで腐りましょう!(待 本当にありがとうございます…!!
- 59 :坂城 たくみ:10/24(火) 23:35:50 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……花サン……」
おはようございます、と小声で言って、いたんですか、を飲み込む。 花サンはオレの物凄く落胆した表情を痛みのせいと勘違いしたのか、
「大丈夫?結構強かったよね、ごめんね〜」
しきりに謝りながらオレの頬に片手を添え、額に触れてくる。 この辺かな、それともこの辺かな、打ち所悪かったらどうしよう〜 背伸びをした奥二重が、ぐっと近くなる。
「ぇ、あ、ちょ……っ」 「――姉貴!!」
怒気を含んだような声色に、そのままの状態で目線だけ向けると、 バタバタバタと何故か転がるような勢いで 隆が二階から降りてくるところだった。 隆はそのまま裸足で玄関まで出ると、オレと花サンの間に割るように入る。
- 60 :坂城 たくみ:10/24(火) 23:39:19 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- オレは一瞬鼻をかすめた甘い香りにドギマギしながら、
助けを求めるように隆を見る。
「あ、隆〜、こー君の頭にね……っ」 「いいからさっさと行け!!」 「でも……っ」 「良いから!!」
隆は花サンの背をぐいぐと押して、しきりに早く行け行けと繰り返している。
「じゃ、じゃぁ…こー君、ホントごめんねっ」
花サンはちらとオレに視線をよこして両手のひらを合わせる仕草をすると、
「行ってきます〜!」
パタパタと小走りに、家の前の歩道に飛び出していった。 何となく呆然としながらそれを眺める。 少しの沈黙の後、
「……隆」 「あ?」 「……二人?」 「…ん。」
素っ気無くふいときびすを返して、再び家の中へ戻っていく隆。 ……ガッツポーズはバレないように。
- 61 :龍之介:10/25(水) 21:40:24 HOST:ser356609004212492
- 自分でも関西弁は気に入ってたり('∀'*●)てか標準語喋られへんし!関西弁でいいかい??
M男なぁ…実は探し中やねんッ! 笑 なかなか居なくて困ってる(^□^;)
- 62 :鈴:10/25(水) 23:41:14 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 覚えてくれてた!?ほんとに嬉しい―wキャーw
久しぶりだー テストとヵあってね・・・ 晃紀最大のチャーンスじゃんッ!!! ワクワクだょ―w(わたしがね。笑
- 63 :坂城 たくみ:10/26(木) 21:06:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>龍w
関西弁の人ってさ、頭の中でなんか考えるときも関西弁なんだよね!? 当たり前だけどすんごい不思議な感じが…! M男かぁ…案外身近にいるかもよ!?隠してるだけとかさ笑 思い切って「私Sなの」とか言ってみるとか笑 コメありがとうv
>>鈴ちーw
テストおっつー!! 晃紀にビッグウェーブ到来っすよーw 上手く波に乗れるかどうかは知らんけどもッ笑 ワクワクに答えれるように頑張るぞいー^皿^ コメありがとうv
- 64 :龍之介:10/26(木) 22:26:00 HOST:ser356609004212492
- たくみちゃんの返事見て笑ってしまった……。関西弁喋るのに頭では標準語とかおかしいやろッ! 笑
たくみちゃんは頭で関西弁喋るんか?!ありえへんよな(´▽`;) 結構仲いい男子には「実はSやねん」って言うてるけど大抵「俺も」って返される(汗
- 65 :坂城 たくみ:10/26(木) 23:04:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
*****
「ぅわっ、と」
気付くと、グラスに注いでいた麦茶が溢れだして、 銀のシンクに水たまりをつくっていた。 あたふたと麦茶の容器を置き、あたふたとそれを拭く。 そこで初めて、右手が震えていることに気付く。
ヤベ。 …緊張する……!!
とりあえず、親も姉貴も全員でかけてる訳だけど。 とりあえず、二階には晃紀がいる訳だけど。
……どうしよう?
一大決心で、心の準備的なものも一応したつもりで、自分から晃紀を呼んだ。 前回も前々回も思いっきり拒んでしまったけど、 今日も晃紀はくじけずに、そのつもりっぽい(顔を見てれば分かる)。 オレが、拒みさえしなければ事は上手く運ぶと思う。
――だけど、それだけじゃ、ダメだ。 この一ヶ月、自分が何回空気をぶち壊してきたのかは分からない。 でもその度に晃紀を、少なからず傷つけたことは、確実だと思う。
……オレも、気持ちを伝えねえと、ダメだ。 待ってるだけなんて、男じゃねえ。 それが、この前からさんざん考えた結果だった。 それに……
“こー君てモテるでしょ〜?”
……甘えてばっかで、愛想つかされたら、嫌だし、それなりに。
静まり返った台所の中、鼓動の音がうるさくて、 二階の晃紀にまで聞こえるんじゃないかなんてありえない錯覚に駆られる。
「あークソッ」
何でこんな悩まなきゃなんねえんだ。 積極的になるって、こんなに緊張することだったのか。
****
- 66 :坂城 たくみ:10/26(木) 23:07:18 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
****
ドタドタドタと猪でも突っ込んでくるような音の後に、勢い良くドアが開いた。 あんまり物凄い勢いだったから、一瞬ぶち破れたのかと思った。
小さいこたつに足を突っ込んだまま呆気に取られていると、 怒ったような表情でドンドンドンと歩み寄ってくる隆。
「オラ!!」
言われて、ずいと差し出されたコップを受け取る。
「サ、サンキュ……」
しかしそれにふと目をやると、
「…なぁ。……何も入ってねえんだけど」 「オレが飲んだ!!」 「は!?」 「こっちに上がってくるまでに飲んだ!!」
隆はオレを見下ろしたまま、ケンカでも売るような口調。 空のグラスを眺めながら、オレは一瞬固まる。 珍しく、なんか飲みモン持ってきてやるなんて言うから どういう風の吹き回しかと思ったら、 今度は全部自分で飲んだって?
「……ちょっと意味分かんねえ」 「スイマセン!!」
オレの呟きに間髪入れず声を張り上げて謝ると、 隆はウロウロと小さく円を描くように二周三周し、 それからドアの前にどすんとあぐらをかいた。 部屋の隅の、冷たい床の上の、ドアの前に、まるで番犬みたいに。
- 67 :坂城 たくみ:10/26(木) 23:10:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……ってなんでそこだよ!?」
思わずツッコミを入れると、次はガバっと立ち上がって、
「うー……ぁー……」
うめきめいた声を漏らしながら、オレの背にあるベッドの隅の隅の方に座る。 膝を抱えながら。
「……何がしてえんだ、お前は」
久しぶりの隆の部屋ってことで色々思い巡らせたりもしていたオレ。 だけどそのオレの緊張すら、吹き飛ぶくらいの挙動不審。 隆は思い悩むように眉をひそめて、押し黙っている。
…なんか怒ってるのか、でも心当たりなんてないし、それとも。
「…ケーカイしてんの?」
……恐がられてんのか。
そんな、すぐ取って食やしねえっての(多分)。 オレが小さくため息をもらすと、
「違……っ」
隆はベッドからそのまま滑り落ちるようにして、オレの隣にストンと座った。 左の腕のパーカー越しに、隆の腕が触れる。
- 68 :坂城 たくみ:10/26(木) 23:14:34 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……今度はやたらちけえ」 「うるせ」 「お前、なんか変じゃねえ?すげえ挙動不審なんですけど」 「別に」
オレが顔を覗き込もうとすると、それから逃れるようにそっぽを向く。 かと思えば、
「よし……!」
意を決するような声を出して、 こたつの隣に入り込むようにぎゅうぎゅうと身を寄せてくる。 スペースを空けるように詰めてやると、 小さいこたつ(しかも同じ方向から)にさすがに二人はキツくて、 隆の右腕がオレの左腕に重なる形になった。 密着する、形になった。
……あの。何ですか、この状況?
隆の行動の真意が掴めないまま、どうすることも出来ずに空中を無意味に凝視する。 だけど沈黙の中で、腕の体温だけが浮き上がるような存在感で。
「…………。」 「…………。」
……あ。なんか、ヤバい。
「…な、んかあっちーな。窓開けっ……ッ!?」
白々しい台詞を吐いて立ち上がったところを、ぐんと引き戻される。 気付いた時には、オレの視線は隆の怒ったような表情と―― ――その向こうの、白い天井を捉えていた。
- 69 :坂城 たくみ:10/26(木) 23:21:30 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍w
やっぱだよねっ^皿^ 頭の中だけでも良いから関西弁喋ってみたいけど…笑 「俺も」か〜、やっぱ男は基本攻めたい願望なのね…。 背とかもさ〜、Mっ気ありそーな可愛い系が良い? それともギャップを求める派?笑
…どんな会話だ死
- 70 :凛:10/27(金) 10:06:14 HOST:ser356611004750034
- たくみチャン久しぶりッ(*^^*)
コメ出来て無かったけど読んでたょ―!!!(☆'V`艸)⌒b♪# もぅめっちゃ萌え!!!((爆 ァタシゎベットシーンゎOk、OKセィセィセィだから!!((何;
隆めっちゃカヮイイょ!!こー君ムラッときて襲ってしまぅんだ!!((シネョ
意味不明なコメでゴメン!!(;´д`) これからもがんばって☆応援しとるょ!!(^-^)v
- 71 :龍之介:10/28(土) 00:14:01 HOST:ser356609004212492
- 関西弁って標準語の人からしたらめっちゃキツいらしい…。普通に「アホ!」とか言うからなぁ(;´Д`)
「Mやったらどっちでもいい派」かな。 笑 あー、でも背は気にせぇへんけど可愛さは気にする☆ ほんまに、どんな会話してんねん(;^_^A
- 72 :まか:10/28(土) 00:28:20 HOST:nthkid087025.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- めっちゃ期待してる
面白すぎる!
- 73 :夜:10/28(土) 17:15:02 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- きゃー!!!ついにベッドシーンですか!?
てか本当に隆かわいすぎですから!! つづきメチャ楽しみにしてます♪
- 74 :亜衣:10/28(土) 18:06:13 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- わぉ!!いい感じ♪
頑張れ☆★☆
- 75 :坂城 たくみ:10/28(土) 22:44:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ミルク粥サイコーv
>>凛ちゃんw 読んでてくれたのかーvありがとッ^^ 萌えてもらえてる!? なんか微妙な感じだったから、そう言ってもらえて嬉しい…v
晃紀は最近は基本的、常にムラっときてますが笑
意味不じゃないよ!バッチ伝わってる^^ ありがとうvv
>>龍v でもあたし口調キツイ人大好きだから、「アホ」とかツボv 小説のキャラが口悪いのはそのせいだったりw とにかくMが全てですか、なるほど笑 色白と色黒ならどっち好き?^皿^
>>まかサマv コメ頂き、ありがとうございます!! ききき期待ですか!? 自信…はあまり無いのですが、努力は致します! ありがとうございます^^
>>夜サマv 隆お褒め頂き嬉しい限りですー^^ 実は隆が作者的にも一番動かしやすいですv ご期待に沿えるよう頑張ります…! ありがとうございます^^
>>亜衣ちゃんv ちょっと隆にキバらせてみました〜^皿^ 果たして、このまま良い感じのまま進むのかどうかw はいよ!頑張るね! ありがとう^^
- 76 :坂城 たくみ:10/28(土) 23:12:56 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ******
「……隆?」
上半身だけベッドに預けた状態で 目を見開いて見上げてくる視線を正面から受け止めると、 とっくに限界突破した筈の心臓の波が更にスピードを上げる。
眩暈すら起きそうになる反面、 こいつのこんな気持ちをオレは今まで拒んでいたのかと、また胸が痛んだ。
ひとつ大きく息を吸って、瞼をギュッと閉じる。
「…おし……!!」
我ながら場にそぐわない言葉を口走ってから、
「―――ッ」
震える唇で、軽く乗せるだけのキス。 未だに、というよりさっきよりも更に呆然としている晃紀をよそに、 そのまま首筋に移動する。 頬同士が触れると、晃紀のよりも遥かに熱い自分の頬が情けない。
- 77 :坂城 たくみ:10/28(土) 23:15:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
オレが汗ばんだ手のひらでその手を握ると、 ほとんど驚きの色だけを含んだ視線で見上げてくる。 こたつに片方だけ突っ込んだままの足裏が、じりじりと熱い。
「……えーと……だから、オレ……その」 「……?」 「だからな、……あー……っと、えー……」
しばらくの間、うめき声を壊れたテープのようにループ。
……だけど、自分からって決めたから。 嫌われたい訳じゃない、態度で示さないと伝わらない。だから。
「……だから…その……」
し、たい
……かも。 最後に誤魔化すように付け加えて、 いつのまにか伏せていた視線をちらりと上げる。
「…!!」
瞬間、後頭部を掴まれて、唇を塞がれた。 それこそあっと言う間すら無い手早さで、体を反転させられる。
気付けば、それまでと全く別の色を目に宿しながら 白い歯を覗かせて笑う晃紀に、見下ろされる状態。 まるでお手上げでもするようなポーズで ベッドに投げ出したオレの両手をぎゅっと握ると、 耳元に唇を寄せて、吐息だけの声。
「下はお前、だろ」
- 78 :龍之介:10/29(日) 09:34:02 HOST:ser356609004212492
- ミルク粥食べた事ないッv
うまいの?(?_?) アホがツボなんだ…! 男ってさ、なんか自分がMなのを隠すやろ?別に隠さんでいいのに(`ε´●) 色白派!「焼いても赤くなって終わるねん」みたいなのめーっちゃ好き!! あとね、やっぱ黒のブチブチ眼鏡(ファッション眼鏡、度入り)が似合う人でないと無理('∀'*●)
- 79 :マミー:10/29(日) 12:39:15 HOST:aries.aitai.ne.jp
- もぅほんとうキュンですよ!!
応援してますww
龍之介様>>はじめまして★ 私はMなのを隠すのが好きですけど・・・笑
ブチブチ・・(?)フチブチでは・・・?? 違ったらすいません笑
- 80 :たんぽぽ:10/29(日) 20:50:51 HOST:softbank219192070059.bbtec.net
- 前から拝見してましたーーーめっちゃファンでした((笑
番外編まってましたよーー^^
頑張ってください(≧▽≦)b
- 81 :坂城 たくみ:10/29(日) 22:11:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- クッソ……今日中に更新できるか坂城!!(何
>>龍v ミルク粥さー、最初絶対無理と思ったけど…マジ美味いよ! なんか…ママの味?(は ゼヒ^^ M男、開発しちゃいなよ、龍ちゃん!ガガガーッと笑 色白でオサレ眼鏡(しかも度入り)が似合う人がヒットな訳か…v 文学少年系?一人称は「僕」?(いねえ)
>>マミーサマv キュンですか?キュンきてますか!? ありがたやありがたや……祈 応援ありがとうございますvv Sですか?(直球ど真ん中
>>たんぽぽサマv 前作読者サマですか!? うわーい!!泣 ありがとうございますー!! ファンなどともったいないお言葉を頂き…昇天です泣 はい!頑張りますねー!!
- 82 :龍之介:10/29(日) 23:01:08 HOST:ser356609004212492
- じゃぁ今度ママンに作ってもらおー!
まさにそれだよ!(何 今の好きな人が近いんだけど、(眼鏡、色白、僕)自称Sだし彼女いる……(T_T) 開発も楽しそうw
マミー様 隠すのがお好きですか!まぁMってわかったら隠してもいい(黙れ ブチブチ眼鏡とは。 フレームが太い眼鏡の事です……。皆さんに伝わると思ったら私の造語だった様で(^□^;)友にブチブチ眼鏡と言っても伝わんない訳だー。
- 83 :鈴:10/29(日) 23:25:51 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- あたしゎMなんで晃紀みたぃな人に襲われちゃぃたぃ人ですょw笑
なんヵ「やれ」っぽく言われると拒否できない・・・ 女の子のSもイイと思うw
いよいよですヵ?! ワックワク―w
- 84 :まか:10/30(月) 20:02:02 HOST:nthkid077054.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- めっちゃ楽しみ
ベットシーン♪
やっちゃって!ほしいな
頑張れ!
- 85 :まちこ:10/31(火) 17:49:36 HOST:i220-109-100-213.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 久しぶりです
覚えてますかねVv 番外編も相変わらずで面白いです ではまた来ます。
- 86 :亜衣:10/31(火) 19:46:49 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- やっぱりいいよ☆★☆
なんか、もうキャーってなっちゃう!!!!! この調子でファイトヾ(>ω<*)ノ゙ヾ(*>ω<)ノ゙ ドMな亜衣より(笑)
- 87 :夕莉:10/31(火) 20:27:34 HOST:tohk203192106212.itakita.net
- しばらくぶりです!!
もぅやばい!! つぎが楽しみvv 応援しまくってるんでがんばってねーvv あげ↑
- 88 :坂城 たくみ:11/01(水) 00:57:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ううわー!!皆さんレスありがとうございます!!
こんなシーンで更新遅れ気味でごめんなさい>< いくらS作者と言えど、決して狙ってる訳ではありません…!笑
>>龍w 鍋に米と牛乳ぶち込んで燃やせばオッケーだからゼヒv 好きな人いるのかーv良いなぁww 自称Sか…彼女はちゃんとMなのかな(殴 龍と付き合った方が絶対楽しいのに…新境地で笑
>>鈴ちゃんv 晃紀に襲われ希望……襲われ希望!? いや、ちゃんと同意の上でお願いしますよ笑 うーんあたしはMのつもりだったんだけどな…いつのまにSに…
>>まかサマv 楽しみに、しかもめっちゃ楽しみにして頂き、 本当に嬉しい限りです!! ありがとうございます泣 成り行きを見守っててあげてくださいませ><
>>まちこサマ もちろん覚えていますよー!! 本編のみならずこっちにまで来ていただき、 本当にありがとうございます!! あぁぁそして嬉しいお言葉まで…泣 頑張ります!
>>(ドMな)亜衣ちゃんv 待 キャーってなってくれてありがとう!!v なんだかやっぱりベッド上でのやり取り(笑)が 長くなりすぎて悪戦苦闘中…何故…
ドSな坂城より
>>夕莉ちゃんv 超おひさし!! またきてくれて嬉しいよー>< その後、パソコンの状態はいかがですか?(電気屋か 頑張るぞー!
******************* SだのMだのという文字が飛び交いまくっててごめんなさい素
- 89 :坂城 たくみ:11/01(水) 01:00:12 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…ぁ…、ふ…ッ」
一か月分を返上するかのような激しいキス。 それに、オレも必死で答えようと絡ませる。 どこで覚えてきたのか…下唇を甘噛みされたり、 舌先で唇の形をなぞられたりという刺激を与えられる度に、無意識の声が漏れる。
顎に疲れを感じるほどの長いキスの後、 唇が離れる瞬間に、晃紀は飴でも舐めるようにぺロっとオレの舌を舐めて、
「久しぶり、これの味」
無邪気すぎるくらい無邪気に、嬉しくて仕方がない感じで笑う。 ボッと火がついたような頬の熱さに、 オレは何も言い返せないまま睨むようにしてみせるけど、 すっかり息のきれた表情はあまり迫力が無い。
晃紀は、今度はオレの押し黙った唇を舌先で舐め、
「……美味すぎてヤバい」
苦笑交じりの声でそう言って、首筋に額を埋めてくる。
- 90 :坂城 たくみ:11/01(水) 01:03:08 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「あ……ッ!ん、は…ッ」
パーカーの裾から差し込まれた手が、素肌を這う。 腹部の辺りを撫で回すようにされると、 背中にゾクゾクと何かが這い上がってくる感覚。 オレの両手はいつしか、晃紀の肩をキツく摑んでいた。
「こんだけで気持ちいい?お前溜まってんじゃねえ?」 「そ、れはおめーだろ…ぁ……ッ」
胸の突起をふいにつまれて、ぴくんと背が跳ねる。 その反応を見た晃紀はノドの奥でクッと笑って、オレのベルトに手をかける。 与えられる刺激と恥ずかしさと期待とで、オレの中心はとっくに熱を帯びていた。
「なんでベルトしてんだよ、制服でもねえのに」 「別に関係ねえだろッ」 「大アリだ、すげー焦れる。ワザトか?」
バカかお前、とオレが口を開きかけたその時、 聞きなれた電子音がオレと晃紀の(というかオレの?) 吐息に割り込むように鳴り響いた。 左肩だけ脱がされた状態で、こたつの上の、音の元に目をやる。
- 91 :まか:11/01(水) 21:11:22 HOST:nthkid088164.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 応援しとるよ!
どきどきして壊れるんですよ・・・・
きゃー楽しみ
- 92 :夕莉:11/01(水) 21:16:48 HOST:tohk203192106170.itakita.net
- またまた登場☆(ぇ
微妙に直ったのヵな?? たまに壊れちゃう時ぁるヶド(汗 心配してくれてぁりがとう!! てヵまぢおもしろぃー!! 隆かわっぃーvv萌え萌えww((ぇ がんばってね⌒♪
- 93 :龍之介:11/01(水) 21:54:58 HOST:ser356609004212492
- 頑張って燃やすわぁ〜☆
彼女さん、Sじゃないと思う。知らんけどさ。 あの人がSと付き合う訳ない……! だよねー!開発してあげるのにv 笑
- 94 :坂城 たくみ:11/01(水) 22:14:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…隆、ケータイ」 「……別に良い」
答えると、晃紀は嬉しそうに口角を上げて、
「集中してえもんな」 「べ…つに!!どーせその音、親か姉貴だし!!」
オレがムキになって言うと、 喜々としてベルトを外しにかかっていた晃紀の表情がはた、と止まった。
「…親か、……花サン?」 「……?うん」 「…出とけば?一応」 「何で?」 「いや……身内は大切に、と思って」
はぁ? 訳の分からないことを言う晃紀にオレが首を傾げると、 晃紀はしつこく鳴り続けているオレの携帯に手を伸ばす。 小窓を覗いて発信者の名前を確認した晃紀の片眉が、 一瞬ピクっと上がったような気がした。 そしてまるでそれが合図だったかのように、 青いケータイはピタっと黙りこくる。
- 95 :坂城 たくみ:11/01(水) 22:17:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……花サン、だった」 「ふーん。姉貴からって珍しいかも」
別にどーでも良いけど、言いながら、 オレはどことなくぼんやりしている晃紀のパーカーの腕を 延びるくらいぐいぐいと引く。 上も下も中途半端にハダけてるこの状態で、ほっとかないで欲しい。
「…ん……っ」
再び唇を合わせながら、背でずりあがるようにして、ベッドに上がる。 晃紀が無造作にパーカーを脱ぎ捨てると、 均整のとれた二の腕や胸板にドクンと心臓が跳ね上がる。
この前も思ったことだけど、同じメニューで鍛えているはずなのに、 どうしてだかオレより晃紀の方が筋肉のバランスが良いような気がする。
覆いかぶさるようにして抱きしめられ、肌同士が触れ合うと、 オレの口からは勝手に熱のこもった吐息が漏れた。
「……隆」 「うん……?」 「何時に、帰ってくんの?……花サンとか」 「?姉貴?……さぁ。何で」 「…いや」
晃紀は一瞬思い悩むような顔を浮かべ、煮え切らない態度。 かと思えばおもむろに、オレの素肌に唇を落としてくる。 鎖骨、胸元、横腹……
「ぅあ……っ!」
軽くついばむような音と、オレの、だけどオレのじゃないような声が響く。 一ヶ月前よりももっとずっと、全身が敏感になっている気がする。 もしかしたら自分で思ってたより何倍も、 オレは晃紀に触れられるのを待ち望んでいたのかもしれない。
- 96 :坂城 たくみ:11/01(水) 22:20:04 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- *******************
ちょっと出てくるので、また後で来ます!! もうちょい更新予定ですッ お礼レスそん時にッ>< ごめんなさい! *******************
- 97 :坂城 たくみ:11/01(水) 23:08:04 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ただいま〜^^スーパーでアイス買ってきてました笑
>>まかサマv 応援嬉しいです!すごく支えです! 壊れるまでして頂いて(!?) 無い頭絞って書いてる甲斐がありますよ^^ ありがとうございます^^
>>夕莉ちゃんv あたしも前フリーズ→強制終了繰り返して、 パソ君のことすごい追い詰めた時あったなぁ…笑 隆に萌え!? もっと可愛げあっても良いと思うのに、なんか出来ないんだよね…悩 ありがとうvv
>>龍v ボッといっちゃってー!!v あとあれ好き、うまい棒v今日5本食べた笑 うまい棒って全国共通? その二人は付き合って長いの? 切ない恋してるのね…>< コメ、ありがとうv
- 98 :龍之介:11/02(木) 21:57:19 HOST:ser356609004212492
- うまい棒は全国共通だよーッ!うまいよな☆ 笑
高校入ってからやからー5ヵ月ぐらいかな(´・д・`) みんな辛そうってゆーけど本人はそんなに気にしてないから!苦笑
晃紀クンは我慢できてるのか?!?!
- 99 :鈴:11/02(木) 23:31:17 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- Mでしたヵ、すみませんッ!!!
龍之介さんとも会話でSなのヵと・・・ 晃紀テクがすごぃよね― 不思議だヶどイイッ!Σd(^U^*) 花サン関わってくるのヵな―w 楽しみ☆
- 100 :アリス:11/03(金) 08:09:38 HOST:07012300287880_vx.ezweb.ne.jp
- 素敵vvぁげです
- 101 :華 (W4H4KtAItE):11/03(金) 15:37:59 HOST:ntt7-ppp138.west.sannet.ne.jp
- うはーーーーっっ!!!!!!!!!!
影ながら覗き見してました!!!! でも今回ので我慢できず出てきてしまいました《笑》 やばすぎッッ 素敵です☆★更新がんばってください¥¥
- 102 :まか:11/03(金) 17:09:07 HOST:nthkid077244.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- めっちゃ面白いし
二人とも可愛いし★
小説とか全て愛してます!
頑張れ!
まぢで楽しみにさせてもらってます
- 103 :亜衣:11/03(金) 18:20:17 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- ベット上でのやりとり(笑)が長いのは、めっちゃ亜衣にとっては嬉しいよ☆
どんどん、長くしちゃってOKですぞヾ(>ω<*)ノ゙ヾ(*>ω<)ノ゙ あと、花サンが気になるwww なんか、微妙に怖いよぉ!!!二人の甘甘の世界の邪魔はしないで〜〜って、願います(笑)
- 104 :坂城 たくみ:11/03(金) 19:55:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぁ、晃紀……!」
片手を首にかけた状態で、正面から目が合う。 晃紀が、頭の横に着いた右肘に体重をかけるようにして、 ゆっくりと顔を近づけてくる。 再び与えられるキスの予感に、オレはギュッと目を閉じる。
「…………?」
少しの沈黙の後。 うっすらと、瞼を開ける。
「……晃紀?」
晃紀はというと。 オレの上にまたがったまま身を起こして、 何やら片手で顔を覆っている。 うつむいているせいで表情は見えないけど、 その口からはうーとかあーとか悩ましげなうめき声が搾り出すように漏れている。
それを怪訝な顔で見つめていると晃紀は苦しそうに、 本当に苦しそうに眉をひそめた顔をバッと上げて、 そのままの勢いで、信じられないようなことを言った。
「やっぱダメだ!!ちゅ、中止!!」 「あ!?」
- 105 :坂城 たくみ:11/03(金) 20:05:43 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
反射的に体を起こすと、晃紀は、 まるでオレが取り扱い危険物か何かであるかのように、 触れられない位置まで飛びのく。
「……何?…中止?」 「いや…っつーか、花サン……」 「姉貴?」 「や!!花サン、じゃなくてハナ、花……花屋!!オレ花屋行かなきゃなんねえんだった!!」
……間。
「無理がある」 「……やっぱ?」
晃紀は気まずそうに口元を歪ませて、 オレと一定の距離を保った位置で何か考え込んでいる。 ……オレのことなんかまるで眼中に無いかのように。
- 106 :坂城 たくみ:11/03(金) 20:37:24 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……あーっそ。分かった。」 「え?」 「……つまり、したくねえって事だろ」 「まさか!?ちょ、んな訳あるか!!そーじゃなくて……ッ」 「別に良いって!!」 「隆、話聞け……、ッ!?」
下腹部、つまり“中核”を両手で抑えながらきゅーっと晃紀がうずくまる。 蹴り飛ばしたばかりの足でベッドから降りると、 オレはその首根っこを掴んでずるずると扉の前まで引きずっていく。 ごく普通に扉を開け、
「ちょ、りゅ……っ」
やっとの事で搾り出したような声ごと廊下に放り投げ、 パタンとごく普通に扉を閉め、手早く鍵をかける。 大きく息を吸って、
「ッバーーーーカ!!」
ボケ、タコ、バカ、バカバカバーカ、 はき捨てるように怒鳴り散らして、極めつけに扉を蹴りつける。 しばらくすると、襲撃を食らった所をかばいながら歩いているのか、 不規則なリズムで階段を降りていく音。 その後に、控えめに玄関の扉の閉まる音。
「……帰んのかよ……」
パンクバンドのCDの音量をマックスにまでつりあげて、布団にもぐりこむ。 絶叫するボーカルの歌声と、悔しさと ――なかなか冷めてくれそうにない熱と。
頭が痛くなりそうだ。
なんだバーカ、ここまでしたら責任とれよ、 こんなに熱くて、なのに一人で、どーすりゃ良いんだよ…
*********
- 107 :坂城 たくみ:11/03(金) 21:11:51 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- はい、こーゆー落ちです、なんか…
散々ヤる雰囲気かもし出しといて本当にごめんなさい…!! この分は後ほど、必ず……!笑
>>龍v 「うまい棒」だけあって、さすがうまいよね!笑 金メダルあげたいから!!
そんな気にしてないの?? なんかそこでシューンとなんないのってすごい!!
哀れ、晃紀(←楽しい笑 コメありがとうvv
>>鈴ちゃんv いやいや、Sで合ってるよ!笑 「いつのまにSに…」ってゆうのは、 その後に「…なってたんだろう自分」ていうのが続きますw 紛らわしくてごめんね…と言いつつ鈴ちゃんの 「Mでしたかッすいません!」の発言にツボり中…笑 コメありがとうvv
>>アリスサマv 100ありがとうございますッ! そして初コメありがとうございます^^ 次は200目指して頑張りますね〜!
>>華サマv わーッ!!お久しぶりです! 出てきて下さり嬉しいですよー!笑 晃紀イジメに走り気味の展開ですが、 良ければ展開を見守ってあげてくださいませー^^ また来て下さりありがとうございます…!泣
>>まかサマv 楽しみにして下さっている方がいるかと思うと、 もうホントに、やる気万倍です……! キャラ褒めて頂けるのが何より嬉しかったりしますvv ありがとうございます!^^
>>亜衣ちゃんv ベッドシーン、長かった割に半端でごめんよ…>< 作者も、なんか花サンが怖い!!笑 そいで、晃紀も花サンを怖がってます!!w 思った以上に不明キャラになっちゃって、なんかどーしよ笑 コメ、ありがとうv
- 108 :まか:11/03(金) 21:36:54 HOST:nthkid077244.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 超たのしみなんですけど・・・・・・・・。
ありえないくらい期待してます BL大好き てか切なくてきゅーんってします。 惚れます
- 109 :*りっつん* (tLQWW8EeK6):11/03(金) 23:56:06 HOST:61-22-32-57.rev.home.ne.jp
- 久しぶりの書き込みですー(*´∀`*)
ちょぃ体調が・・(聞ぃてねぇ もぅ完璧に腐っちゃぃましたょ自分・・(死 っと・・ ぁたしなんヵに敬語使ゎなくて.+:。(・ω・)b゚.+:。グッですw この小説Σd(゚∀゚)ィヵ酢!! はぃw壊れてすぃませんでした(何 更新頑張ってさぃーw
- 110 :華 (W4H4KtAItE):11/04(土) 09:48:24 HOST:ntt6-ppp94.west.sannet.ne.jp
- 華でいいですよーo(>∀<)o
これからはドンドン出てきますね¥¥ アゲアゲです♂♂ 晃紀イジメNICEです★☆も-イジメちゃってください《笑》 話の展開も紀になりますが やぱっりベットシーンが気になりますね(*○'艸`) もう,BL大好きです**** 更新FIGHT¥¥
- 111 :●ばニ⌒◇☆:11/04(土) 10:47:36 HOST:z142.219-121-75.ppp.wakwak.ne.jp
- もはw
あげ↑(*'∀`)⌒☆
- 112 :椎:11/04(土) 10:49:24 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- ドラマCD化してくんないかなぁ……この話…
普通に萌えるし笑えるし…
あと写真かイラスト付きで見たい(笑)
上げ
- 113 :夕莉:11/04(土) 19:29:17 HOST:tohk203192106160.itakita.net
- やば・・・更新楽しみです!!
こういう落ちもいいですよ〜〜☆ がんばってくださいvv あげ↑
- 114 :たんぽぽ:11/05(日) 03:06:29 HOST:softbank219192070059.bbtec.net
- あげぇぇ!!
更新楽しみだぁぁ
- 115 :まか:11/05(日) 12:27:42 HOST:nthkid057181.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- どきどきする・・・・。
- 116 :夕莉:11/05(日) 14:09:38 HOST:tohk203192106187.itakita.net
- またまたあげ↑
なんか楽しみでしょうがないです・・・。 がんばれ!! まぢで!! 応援しまくりの夕莉でしたvv
- 117 :鈴:11/05(日) 17:44:28 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- Sで合ってたのヵぁ―w
女の子にそぉぃぅの思っちゃったりする?
晃紀だめだったね―;;いじめw笑 次のベットシーン楽しみにしてるね―
- 118 :マミー♪'v`*:11/05(日) 20:38:02 HOST:aries.aitai.ne.jp
- あーーー!!
みたかった・・・笑
次に期待・・・ww
- 119 :まちこ:11/05(日) 21:24:01 HOST:ser350278001445103
- 焦らしですかVv凄い気になります。
では更新頑張って下さい
- 120 :坂城 たくみ:11/05(日) 21:39:17 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- *******
………
……死にそう……
「はー……」
帰って来てからもうこれで何度目かのため息。
窓の外はまだ明るくて、 休日にはもってこいの秋晴れで、 なのにオレの気持ちはそれに反比例するように 落ち込んでいく一方で。
……何で家なんかにいるんだ、オレは。 ホントだったら今頃はとっくに、隆を、隆に、隆と……
「……ストップ、想像力……」
- 121 :坂城 たくみ:11/05(日) 21:40:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
アホみたいに呟いて、振り切るように頭を振って、 また引きずり込まれそうになる思考を無理矢理引きとめる。 これ以上にまで想像(妄想)が及んだら、 理性というか神経というかもはや命というか、 色々危ない。
あんなに勢いよく蹴り飛ばされたのに何でこんなに元気なんだろう、 思春期ってすげえな…… ……なんて事を、真剣に考えてしまう。 それくらい、ギリギリのスレスレだ。
- 122 :龍之介:11/05(日) 21:46:36 HOST:ser356609004212492
- 金メダルー!
私はたくみちゃんにあげたいわぁ〜。 こんな素敵な小説書けるんやもん(*^∪^*) ん?そうかなー。 あんまり細かい事は気にしない人やから★☆ あ、出た。ドS発言ー! そんなたくみちゃんも好きやで(はーと
- 123 :坂城 たくみ:11/05(日) 21:48:20 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……可愛すぎた。
“相手が可愛すぎて手を出せない”なんていうのを よく聞くけど、そんなんじゃない。 そんなのは想い方がまだまだ甘いんだと思う。 本当にその相手を想うなら、全身が相手に向くはずだから。
現にオレは今、心の底から隆に会いたいと思うし、 会いたいっていうのはそのまま、 欲しいって事を意味してるんだと思う。
……だけど、可愛すぎた。 可愛すぎて、出来なかった。
さっき…隆に触れようとした時、気付いてしまったから。 大切に扱いたいと思えば思うほど、 一番シンプルな構え方、 真っ直ぐな構え方でいるべきなんだって事。
……可愛くて可愛くて仕方ない。 好きで好きで、押しつぶされそうで。
でもだからこそ、 自分の気持ちで手一杯だからこそ、 他の雑念とかシガラミなんてものは少しだって持つべきじゃない。
大切だからこそ、 オレの全身で、まっさらな状態で、触れたいと思う。
……まぁ、つまりは。 雑念…… ……花サンを恨まずには、いられねえっつー話な訳だけど。
- 124 :坂城 たくみ:11/05(日) 21:59:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ***********ちょっと一息(は)******
晃紀語ってますねー笑 これはそのまま、坂城的恋愛論です笑
昔の少女漫画とかに良くあった、 可愛すぎて、純粋過ぎて汚せねえ!!なんつーのは、 結局「恋してる自分」に酔ってるんですよ、 とか思ってたりします… 好きなら奪えみたいな 体あっての人間でしょみたいな笑
でも今の少女漫画はほいほいヤリ過ぎだよなー(お前が言うな
**************
- 125 :坂城 たくみ:11/05(日) 22:21:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- コメに感涙の毎日です……
合掌して祈らずにはいられません><
***** >>まかサマ 2度もアゲ頂き、ありがとうございます! きゅーんきてもらえて嬉しい限りです^^ 期待を裏切らないよう、一球入魂の全力投球ですv 引き続きお付き合い頂ければ嬉しいです^^
>>*りっつん*ちゃん(…照w 図々しくもお言葉に甘えて…v
体調ー!?季節の変わり目は嫌だよね〜… ガッッツリ寝て下さい!! 我が家には今日からこたつ君降臨したよw 腐(富)女子サイコーw コメありがとうv
>>華(照!! 呼び捨て!?うわ…良いのか汗 あ、私の事も坂城とかたくみとかでッ! 晃紀イジめ推奨派ですかーvv気が合いますね笑 ベッドシーンには特に気を遣うつもりですv コメ、ありがとうございますー^^
>>●ばニ⌒◇☆サマv もはvv アゲ、ありがとうございます〜^^ 良ければ今後の二人も見てやって下さい〜v
>>椎サマ CD化とか、最近増えてますよね〜! 夢ですねえ…vv 作者的に隆のキャストはこだわりたいです、 「聞くだけでヤバイ」喘ぎ声の設定ですから笑 コメ、ありがとうございます^^
>>夕莉ちゃんv 2回も来てくれてありがとう〜!涙 良かった〜、「半端すんなや坂城!!」とか 言われたらどうしようかと…笑 応援されまくってやる気出まくりの坂城でした^^ どうもありがとう^^
続きます!
- 126 :坂城 たくみ:11/05(日) 23:05:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>たんぽぽサマ 楽しみにして下さると、ホントに嬉しい限りですよ〜^^ 自分の書いたものを待ってくれてる人がいるって サイコーの幸せです…vv ありがとうございます*
>>鈴ちゃんv 縛りとかムチには興味ないんだけど、精神的Sみたいな(黙って 女も男もイジリ甲斐のある人は好きだなvツッコミだからv 男なら体張ってボケかませる人が好きだな笑 次のまで待っててちょーv コメありがとう^^
>>マミー♪'v`*サマ ハンパでホントごめんなさい!! その分次に励みますので、どうか見守ってやって下さいませ!笑 コメ、ありがとうございます^^
>>まちこサマ 調子にのって焦らしてみちゃいました〜笑 引き続きお付き合い下さると嬉しいですッ! ありがとうございます^^
>>龍v 素敵ッ!?感涙 金メダルもらえるならもっと頑張っちゃうわーw^^ いやいやマジ偉いよwなんかカラッとしてて気持ち良い!! あらヤダ、照れるーvv(誰よ そんな事言われちゃますますS極めちゃうわー笑 コメありがと^^
- 127 :夕莉:11/05(日) 23:17:57 HOST:tohk203192106094.itakita.net
- きゃー!!
更新されてる!!! やたぁあ↑↑(ぇ 全然いいって!! てか隆君まぢで萌えだぁvv(は がんばれvv
- 128 :まちこ:11/06(月) 15:40:13 HOST:i220-109-100-213.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 仕事中、パソコンと向き合っていたら
無意識に此処へ来ちゃう私って…汗 って私事ですね;; 恐縮です。 でも更新されてたので良かったですv では頑張って下さい^^
- 129 :坂城 たくみ:11/06(月) 17:21:53 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>夕莉ちゃんv
更新でそんなに喜んでもらえると 四六時中小説のことばっか考えてる甲斐があるよ笑 隆萌える!?サイコーの褒め言葉だーv どうもありがとうv
>>まちこサマ お仕事お疲れ様ですー!! お仕事中にチャックして頂けるなんて、 作者としては最高の幸せですよ…!泣 頑張りますね! ありがとうございます^^
- 130 :龍之介:11/06(月) 17:26:03 HOST:ser356609004212492
- 待って!!(何
もしかしてまたリアルタイム?! 私達はきっとつながってるんだね……。苦笑
頑張ってねー♪ 愛してるよ、たくみ☆ 笑
- 131 :坂城 たくみ:11/06(月) 17:34:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…早いとこなんとかしねえと……」
花サンの事が気になってるうちは、 オレは隆に触れられない。 A型だからなのか何なのか、 変なところで変な風に生真面目なこの性格を、 こんなに恨んだことはないけど。
だからどうにかして、 花サンの事を解決しなきゃいけない。 それも、光よりも速いくらいの勢いで、早くだ。 そうじゃないと、 いい加減気でもフれそうだ。
……にしても。 すげえ。
こういう風に色々思い巡らせているうちもずっと、 隆の声やら目やら熱やらが 片隅に刷り込んだように離れないってゆーのは、 一体どういう事なんだ。 いくら冷静に思考を働かせようとしても、 内側からじわじわ食いつぶされてくような気分になる。
あいつはすげえ、ホントに。 魔力とか持ってんのかも知れない。 それか何かの申し子とか。
「……頭、冷やそ…」
ため息と一緒に呟くと、 財布を掴んでジーパンのポケットに突っ込んでスニーカーを履く。 玄関のドアを開けると、冷たい風が控えめに頬をかすめる。 止まらない豊かな想像力にストッパーでもかけるように、鍵をかけた。
- 132 :坂城 たくみ:11/06(月) 17:38:05 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>龍v
またまたリアル!? マジか、ハニーー!!vv笑 これはアレだね、愛だね!!w
っと今日は一個だけ更新なんだけど、 明日も頑張るゼ★
- 133 :夕 (gPixezqV7c):11/06(月) 23:37:18 HOST:i60-43-10-106.s02.a021.ap.plala.or.jp
- こんにちはv
カラダ小説でコメを押し付けたりしてましたっっ 番外編もこそこそと読ませて頂いていましたっっ 「男同士」という事がリアルに表現されていて、本当にお上手です! 細かい心理描写に何度もきゅーんとなって、そろそろ死にそうな感じが・・・笑 隆くんも晃紀くんも互いに男だと認識して欲情してるんですよね。 素敵や・・・っ(何 大変なこともあるかと思いますが、更新頑張ってください! 陰ながら応援しております^^ では、長文失礼いたしましたっっ
- 134 :まか:11/07(火) 18:50:13 HOST:nthkid046158.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- こんばんは???
今日もコレを見て羨ましく思ってしまう。まかです☆
真面目に面白すぎてハマりました。
大好きです!!!!!全部!
意味不明でゴメンなさい
- 135 :坂城 たくみ:11/07(火) 22:39:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
家から高校に行くまでの道のり、 オレと隆が通学路として使っている道の途中には、 小さな商店街がある。 「さくら商店街」という名前を持ち、 何故だかさくらの花がシンボルマークで、 この商店街だけマンホールがさくら模様だったりする。
昔に比べると店の数も大分減ったらしいと聞くけど、 小さくても気の利いた物を扱う店が多くて、 この町の住民は未だに わざわざ隣町の大型スーパーに足を運ぶことなく済んでいる。
オレと隆の、ガキの頃の一番の遊び場。 「さくら商店街の悪ガキコンビ」は、そこそこ名物だったりする。 オレ達の武勇伝(?)は、語り出したらキリがない。
- 136 :夕莉:11/07(火) 22:49:43 HOST:tohk203192106039.itakita.net
- ぅゎー!!!
もう超まってたぁvvv たくみチャン大好きだぁーーーー!!! これヵラもがんばってね⌒☆
- 137 :坂城 たくみ:11/07(火) 22:54:44 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
いつもなら自転車を使うところを、 今日は何となくたっぷり15分くらいかけて歩いた。 休日の昼過ぎ、さくら商店街は、 平日の朝や夕方とは打って変わって賑わっている。
時折店の方から掛けられる声、 顔見知りと軽く言葉を交わしながら、 この商店街では大きい部類の本屋に入る。 レジに視線をよこすと見知らぬバイトの兄ちゃんが頬杖をついて座っていて、 気の良い“阿部のおっちゃん”→“阿部ちゃん”の、 背の低い薄い頭は見当たらなかった。 阿部ちゃんは、オレの知る限りの「40代半ば」層の中で 一番器がデカくて話が分かる。 本屋が順調に繁盛しているようで、嬉しい限り。
人と人の肩口からすいませんと手を伸ばして、サッカーの雑誌を取る。 学生に人気の雑誌は二種類あって もちろんオレと隆は別々なモノを買うように決めている。 どっちが買っても自分の物同然だから便利だ。
今オレが手にしたのは、選手の対談やインタビューなんかが多めに載ってる 隆の担当の方(オレのより100円安い)。 オレは買うと決めたら毎月きっかり買うタイプだけど、 隆は内容とか気分で買ったり買わなかったりなヤツだから、 毎月オレがこうしてチェックして内容を隆に教えるっていうのが いつの間にか出来上がってたオレ達の流れだ。 ちなみにどうしても読みたいと思ったとき、 オレが嘘の内容を話して隆に買わせて、 機嫌を損ねさせるのも、良くある流れだ。 何度でも騙されるから、あいつはホントに扱い易い。
- 138 :坂城 たくみ:11/07(火) 23:35:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 今日、正面に学ランの二人組みがいて、
背の高いほうが低い方の制服の襟を直してあげてて、 なんか……ごめんなさい、萌えました爆 そろそろ朽ちます、坂城です。
>>夕サマv いやいや…何というか、夕サマのコメに惚れです笑 夕サマはもしやあれですか、褒め上手ですか?照 きゅーんとくるって言葉が、 BLモノ書いてると私的に一番嬉しかったりします^^ ぁあ〜拙い文章から読み取って下さり感激です…! どうもありがとうございます! お互い頑張りましょうー!!^^
>>まかサマv いつも来て頂きとっても嬉しいです…! 自分が書いたものを大好きなんて言ってもらえると もうそれだけで報われますよー>< 全然不明じゃないです!!バッチ伝わっております^^ ありがとうございます!
>>夕莉ちゃんv 超待っててくれてありがとうー!! コメのおかげで、書くのがすごく楽しいよ^^ ラブユーミートゥー!!vv あい!頑張るぜぃ♪ 夕莉ちゃんの誘い受けの小悪魔(笑)にも期待してるよ^^
- 139 :夜:11/08(水) 18:33:25 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- やっとパソ禁から脱出できました!!!
まっさきにこの小説にきちゃいましたよ!! なんか・・・・もう、やばいです。 ありえないくらい萌えました。 本当にこの小説大っっ好きです!! 長文スミマセン。
- 140 :龍之介:11/08(水) 20:59:56 HOST:ser356609004212492
- 愛だよ!!!
BLもあるんやからGLもいけ(強制終了 頑張ってちょー☆
- 141 :鈴:11/08(水) 22:38:51 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 精神的Sヵぁw
・・・イイッΣd(^V^☆) 天然とヵ好き? 晃紀の複雑(?)な気持ちがぁ―ッ!!! 切ないなァ―でもホントに好きなんだねw
- 142 :坂城 たくみ:11/09(木) 23:28:10 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
最初の数ページを読み進んだところで、ふいに肩を叩かれた。 ポンポン、と二回。 やんわりと。
……この、パターンは。
嫌だなぁ、今話したくねえなぁ、何で今かなぁ、 そんな薄情な言葉が頭をよぎる。 振り返ると、
「こー君、こんなトコでどうしたのー?」
案の定、そこにはオレの肩にも満たない高さから、 小首を傾げて見上げてくる目。
「うちにいたんじゃないのー?」 「いた…んスけど、今日はもう帰って来て」 「そうなの?どうして〜?」
……あんたのせいだ、あんたの。 というツッコミはかろうじて飲み込んでおく。 いやまぁ何となく。当たり障りのない返事をして、
「花サンは何して……」
言いかけてふと、花サンの右隣から、 思わず気おされそうな視線が送られていることに気付く。
- 143 :坂城 たくみ:11/09(木) 23:54:24 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
全体的に淡い色合いの服を着た花サンに対して 絵の具のような黄色の何世代か前にありそうなデザインの カーディガンをはおり、 そして長めの髪にゆるいパーマをかけた花サンに対して 奇抜なカットのショートヘア。 雰囲気が正反対過ぎて、もし隣に並んでなかったら 確実に花サンの友達には見えないと思う。 マスカラをバサバサにつけた大きな瞳で、 オレの顔を食い入るように見つめてくる。
「ど…うも」
思わずたじろぎながら軽く会釈すると、 オレに視線をガッチリ固定したままで、
「…花、この子?」 「そうそ、この子が例の〜」
“例の”? 花サンの言葉にひっかかるものを感じながらも、 まるで蛇に睨まれたカエルか何かのように固まるオレ。 すると少しの沈黙の後、
「…良い……!!」 「は?」 「良いッ!理想通り!!それでッ左!?右!?」 「な……っ?」 「だから、上!?下!?」 「……?」 「あれ、分かんない?じゃぁこう言えば良いかな、攻…っ」
志乃。 マシンガンのごとく勢いで話すその人と、 不可解な“上下左右”の質問をされて困惑するオレの間に、 やんわりと花サンの声。 どうやら志乃、という名前らしい。 助けを求めるように花サンを見ると、
「左。上だよ〜こー君は。私の予想だと〜」
ますます訳の分からない事を言って、花サンはオレにね、と笑う。
- 144 :坂城 たくみ:11/10(金) 00:10:13 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- *一応補足、腐女子用語(?)*
左→攻め 右→受け (○○○×○○○ と良く表記するから。例:晃紀×隆)
上→攻め 下→受け (行いのときの位置の話 笑)
***************************
>>夜サマv 真っ先にですかー!?ぅわ〜泣 すごく嬉しいです>< ありがたやありがたや…ッ 萌えて頂けて幸せですーv 少しでも楽しんで頂ければと思います^^ ありがとうございます…!
>>龍v GLかwなんだっけ、“百合”??w 友達で漫画読んでる人いるv結構流行ってんのかな笑 GLモノって見たことないわー、今度挑戦してみるね笑 あい、頑張るよー^^ ありがとうv
>>鈴ちゃんv 良い!?やったw笑 天然好き好き!何で分かった!? イジリ倒せるし話してると落ち着くし、あたしも天然に生まれたかったよ笑 晃紀の隆愛はこれでもかってくらい書きたいなーw^^ ありがとうv
- 145 :夕莉:11/10(金) 22:43:33 HOST:tohk203192106128.itakita.net
- きゃーーーー!!
おもしろ・・・おもしろい!! ぇええ?ぇえええええ!? 萌えだぁあああ!! がんばってねvv
- 146 :凛:11/11(土) 08:21:42 HOST:ser356611004750034
- ゴフッ…萌え死にしてまぅ……
…はぃごめんなさい変態で。てかめっちゃ萌えるょ!!話もぉもしろぃし!! てか左右上下の意味が分かるァタシってどぅなのょΣ まぁぃっか⌒((何が
これからもがんばってね⌒
- 147 :まか:11/11(土) 11:56:22 HOST:nthkid020043.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 面白いし・・・・・・・・
この小説がないと生きていけないよ・・・・・。
頑張ってくださいねぇっぇぇぇっぇ
- 148 :夜:11/11(土) 19:27:18 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 花サン何言っちゃってるんですかああああ!!Σ(゜口゜;
でもやっぱ萌えました。 これからどうなるのかメッチャ楽しみです♪
- 149 :坂城 たくみ:11/11(土) 21:16:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「や、“ね”って言われても……」
期待のこもったキラキラした眼差しで見つめられる中、 首を傾げてかろうじての意思表示をする。 なんとなく情けないような、申し訳ないような。 そんなオレを見ると、花サンはふふっと口元を緩めて、
「シャイね〜」 「シャイなんだぁ!!」 「え……」
へえへえ、それもまた良しだね、 しきりに楽しそうに頷く“志乃”さん。 再び「ねー」と笑いかけてくる、 花サンの小首を傾げる仕草につられるように、 訳が分からないまま頷く。
「えーと、じゃ…じゃぁ、オレ、これで……」
二人の間を縫うようにしてニ、三歩踏み出す。 居心地の悪すぎるこの視線から、とにかく早く逃れたい一心で。
「ッ!」
…が、右に志乃さん、左に花サン。 両脇から腕をガッチリ掴まれたかと思うと、
「さぁっ、どこ行こっか!」 「は!?」 「あ〜、あそこが良いなぁ、この前駅前に出来た〜」 「ちょ……っ、待、」 「花、ナイスアイディアーっ!」
世間一般的に言う“両手に花”の状態の中(片方は実際に「花」だけど) 鎖に捕らえられたような気分で引きずられていく。 オレの抵抗の声は、眼下ではしゃぎ合う二つの横顔には、 とっくに届いてないようだった。
- 150 :まちこ:11/13(月) 13:35:18 HOST:i220-109-100-213.s02.a001.ap.plala.or.jp
- 更新されてて良かったです
というか (今も)仕事しろって感じですねVv; でも午後からの仕事も これにより頑張れます^^ では続き楽しみにしてます。
- 151 :坂城 たくみ:11/13(月) 19:28:23 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
******
一番最後の曲、ボーカルが好きだ好きだを絶叫してるだけの曲が終わって、 キュルキュルという音とともにCDが止まった。 水を打ったように静まり返った部屋で、むくりと体を起こす。
歌でも聴いてれば寝れるかと思ったのに 結局目は完璧に冴えたままで、 そりゃパンクなんか聴いてりゃ寝れる訳ねえじゃんと同時に気付いて、 小さく舌打ちが漏れる。 苛立ったような表情を浮かべてみるものの、 それもすぐに目尻の下がった情けないものに変わる。
「……はー……」
…ツライ。キツイ。 あんなハンパでやめるかよ、普通。
コタツの青いカバーがまくれ上がって出来た空間、 空のコップ、 ……中途半端に外れたベルト。 目に飛び込んでくるもの全部が 今までそこに“いた”こと、 そこで“あった”ことを 嫌でも思い出させる。
- 152 :亜衣:11/13(月) 19:39:41 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- めっちゃいいよぉ!!!!
腐女子用語もあって、おもしろい☆ でも、分かっちゃうんですけどね(笑) 花サンと志乃サン、どこ連れていっちゃうんですかぁ?? めっちゃ気になるよぉ!!!! これからも、頑張れヾ(>ω<*)ノ゙ヾ(*>ω<)ノ゙
- 153 :坂城 たくみ:11/13(月) 22:27:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
結局。 オレは、“仕返し”を食らったってことか。 同じ苦しみを味わえってか。
自業自得、 そう言ってしまえばそうなのかも知れないけど。 そんな、聞き分けの良い理性的な言葉で片付くような、 ハンパな苦しさじゃない。 どんな理由であれこの熱の犯人は晃紀な訳で、腹がたつことこの上ない。 とにかく、どうにかして欲しい。
「……クッソ…」
勢いをつけて立ち上がり、ドアに向かって数歩、浮かされたような足取りで歩く。 ドアノブに手をかけて、 けれど、オレはそこでへたりこんでしまった。
……思うツボみたいで、本気で悔しい。 なのに。 怒りよりも勝る、他の熱が、思考を遮断してしまう。
「……っ、く……っ、ぁ」
これだけは、男のプライド的に、絶対避けたかったのに。 熱に触れた手はそのまま、 他人の力に強いられるように動く。
「ぁ、こ……う、…ッ」
悔しくて情けなくて仕方ない。 なのにそれよりも、受け止めてくれる存在がいないことがたまらなく寂しくて、 漏れる声を何度も何度も飲み込んだ。
*********
- 154 :坂城 たくみ:11/13(月) 22:56:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- コメにレス遅れてしまい、ごめんなさいー!!!
なかなかまとまった時間がとれずに、 せめて更新はー!><でした…謝謝
そして、やっちゃいました隆 笑
+++++++++++++++++++
>>夕莉ちゃんv も、萌え!? このシーンで「萌え」もらえるとは思ってなかったー!w お姉さん方の言葉責め(?)が良かったのかな笑 どうもありがとうvv
>>凛ちゃんv 凛ちゃんが変態だったら作者のあたしはドがつくよ! いや実際そうだけどッ笑 分かったのねーvさすがv^^ 何事も知らないよか知ってる方が良いさー笑 ありがとうv
>>まかサマv 生命保持装置ですか…!!(待 更新、めっちゃ気合入れます!! …と、いうのはちょっと調子のりすぎですが、 でもそんな風に言って頂けて嬉しいですー! ありがとうございますv
>>夜サマv 花サンも志乃サンもめちゃくちゃし放題です笑 ちなみに志乃さんの着てるカーディガンは、 坂城のお気に入り古着がモデルだったり…^^ バリバリ頑張りますねー! ありがとうございますv
>>まちこサマv お仕事お疲れ様です!^^ この小説が少しでも癒しになれると良いなぁ…! の一心で更新頑張りますー! ありがとうございますv
>>亜衣ちゃんv 腐女子用語、色々あって面白いよねー笑 なんか業界用語みたいでカッコ良くない!?w 花サンと志乃さん…どこに行くにしても、晃紀をもてあそぶつもり満々です笑 ありがとうねーv
- 155 :龍之介:11/14(火) 17:29:04 HOST:ser356609004212492
- 久しぶりー♪
ナカナカ来れなくてごめんねッ(´ x `;*)
陸……やっちゃったね☆
- 156 :夜:11/14(火) 21:23:18 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 私も古着大好きですよ!!!
志乃サンのカーディガン見てみたいです♪
隆がとうとう・・・!! でも、まぁ仕方ないよ!!!
- 157 :まか:11/15(水) 00:57:57 HOST:nthkid087214.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- この小説があるから生きれるんですよぉーーー
応援してます!
- 158 :亜衣:11/15(水) 20:48:01 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- めっちゃ楽しみだぁ!!!!
業界用語みたいだね♪ いろんな言葉あって、おもしろい(*ノωノ)キャー
- 159 :鈴:11/15(水) 21:52:46 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 天然好きなんだァ―w
超能力☆なんてね―♪ うちも天然に生まれたかったッ!!! かわぃぃもん―w たくみチャンゎ好きな人とヵいちゃったりする?w
花さんたちゎどこに?!
- 160 :坂城 たくみ:11/15(水) 22:39:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
***********
「じゃぁ次の質問ー!血液型は!?」 「……A」 「ズバリ誕生日!」 「…6がつ、13」 「ってことはふたご座だ!」 「…はぁ、多分」 「好きな色は!?」 「んー…特に……」
ってちょっと待て。 矢継ぎ早に繰り出される質問になされるがまま、 つい律儀に答えそうになっている自分に気付いて、 オレははっと顔を上げた。
「…志乃、さん。んな事聞いてどーすんスか」
その場から自分の空気を掻き消すように身を縮めたまま、 正面に座る志乃さんに尋ねる。
- 161 :坂城 たくみ:11/15(水) 22:55:04 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
さくら商店街から徒歩約10分。 最近リニューアルされて、ガラっと雰囲気の変わった駅前広場の一角。 ケーキ屋・“ル …なんとか。 白を基調にした小さな店内の窓際に今、 オレは何故か、座っている。
周囲は若い女性客ばかりで、 オレ以外に男性客は一人も見当たらない。 そしてガラスの丸いテーブルを挟んだ向かい側には、異色コンビ。 女二人に男一人という取り合わせが珍しいのか、 単に男性客(=オレ)が珍しいのか、 それともその両方なのか。 さっきからカナリ、四方からの視線が痛い。
志乃さんはオレの質問にうん?と首を傾げると、 何かを書き取っていた小さなノートとペンを置いて、
「そうだ!まだ説明してなかったっけ!ごめんごめんっ。あのね、“新作”の材料なの!」
ニっと笑うと、色とりどりの果物の乗ったケーキを 細いフォークで嬉しそうにつつく。 その隣では、こちらもニコニコとして成り行きを眺めながら、 苺のタルトを口に運ぶ花サン。 いる?と差し出された一口分の乗ったフォークを片手で断りながら、
「新作…?」 「そっ!秋の新作!」 「志乃はね〜、漫画を描いてるんだよ。志乃の描く絵ってすごく綺麗なのー。」
言いながら、花サンは大きな紙袋から取り出した紙を、オレにはいと渡す。 二つに折り畳んだ紙を広げると、
「うわっ、うめえ!!」
そこには水彩画のような繊細で淡い感じのタッチで、 大人の女の人の横顔が描かれていた。 光の加減とか服の柔らかい感じ、髪とか、 素人目に見てもとにかく上手いことだけは分かる。 その辺の漫画家よりよっぽど上手いんじゃないか。
- 162 :坂城 たくみ:11/15(水) 23:06:39 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「それは、色は花が入れてるんだよ!めちゃ綺麗だよね!」 「へへへ。私たち、良く共同で作品作るんだぁ」 「すげー本格的じゃないスか」
オレが思わず絵に釘付けになりながら言うと、 二人揃ってはにかんで肩をすくめる。
「でね!こー君!こー君に、キャラのモデルをお願いしたいの!」 「モデルっ?」 「そうー。どうかなぁ、こー君?」 「や、モデルっつっても……」
具体的に何をすれば良いのか、と尋ねようとすると、 志乃さんが先手を打つように口を開いた。 なんでも、“モデル”と言っても実名を出す訳じゃなく、 人物の大体のイメージの、モチーフにする程度なんだという。
「あぁ、そんなんなら別に良いけど。つってもオレみたいなのその辺探せばゴロゴロいますよ」 「「いないよー!!!」」
一斉の、しかも妙に力のこもった否定に、思わず身をすくめる。
「……そー、すか」 「「うん、そう」」 「………。」
なんか目力が怖かったけど、 絵を見る限り普通の(むしろレベルの高い)漫画っぽいし 「身近にいるから」とかそんな理由でオレを選んだんだろうと納得して、 とりあえずオレは、やたら細かいアンケートを再開することにした。
- 163 :坂城 たくみ:11/15(水) 23:27:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍v おひさーvv また来てくれて嬉しいよー^^ 隆やらせちったーvちょっとカワイソー(?) コメ、ありがとねッ**
>>夜サマv マジですか!?良いですよねー!vvv デカイアップリケとかついててなんかウケるんですよ笑
仕方ないよ!そうですよね!隆も男ですから!笑 コメ、ありがとうございます^^
>>まかサマv ありがたやの一言に尽きますよーっ>< 更新、バリバリ頑張ります! コメありがとうございます^^
>>亜衣ちゃんv なんか「分かる人には分かる」っぽいのが、秘密めいてて良いv笑 へタレ攻めとか強気受けとかッ…深いわ(笑 コメありがとう^^
>>鈴ちゃんv 今日ケータイのSM占いやったら普通にSだった…(シーン 超能力かーそれはすごいなー(笑 好きな人…欲しいけどいないさぁー…女子高なのよー。 鈴ちゃんは?^^ コメありがとうv
- 164 :龍之介:11/16(木) 21:30:15 HOST:ser356609004212492
- そこはやらせて良かったと思うよ☆ 笑
花サンとお友達……。 こー君になにするつもりだぁッ?!?!
- 165 :まか:11/16(木) 21:35:38 HOST:nthkid023013.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- めっちゃいい!
- 166 :夜:11/17(金) 22:31:29 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 晃紀が危ないっ!!
これからどんな漫画がかかれるか楽しみです♪
でかいアップリケですか? まさしく古着ですね!! 夜もかわいい古着がほしいです・・・。
- 167 :坂城 たくみ:11/18(土) 21:01:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
++
白いため息が、すっかり陽の落ちた空に溶けていく。 冷たい風から肌を守るようにして、首をすくめた。
「寒」
何の気無しにオレが呟くと、
「そうだよね、寒いよね、遅くまでほんっとーにごめんね!」 「本当にごめんね〜、こんなにかかると思わなくて〜……」
両隣から一斉に申し訳無さそうな声がぶつかってくる。 揃って、両手を合わせたポーズをとり、 ぴょこぴょこと歩くその姿に思わず苦笑が漏れる。
「や、それは良いんで、お願いですから前見て歩いて下さい」
志乃サンの質問は、オレの想像を遥かに超えた分量だった。 一度やると言った手前テキトウに返すことも出来ず、 いちいち律儀に答えてるうちに、 いつのまにか窓の外は真っ暗になっていた。
この暗さだともう6時か7時にはなっているはずだから、 結局5時間以上ケーキ屋で過ごしたことになる。
3人でケーキ2つ以外何も注文せずにここまで居座って、 なのに注意ひとつしないなんて、 あの店は少しお人好しが過ぎると思う(せめて3時間くらいで追い出して欲しかった)
- 168 :坂城 たくみ:11/18(土) 21:07:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「でもホントに助かったー!!ありがとねー!」 「うん、ありがとう〜!」 「や、簡単な質問ばっ……」
かりだったんで、 というオレの声を遮って
「だってさぁ!“三名様でケーキ半額”だもんね!」 「ラッキーだよねぇ〜」 「……そっちかよ」
何に疲れたか、と聞かれれば。 大量の質問ももちろんそうだ。 そうだけど、一番はこの“ダブルボケ”だと思う。
話していくうちに分かったことは、 このコンビは常にツッコミ不在状態だということだった。 どんどんボケ倒しになっていくそのやりとりは どうしてもツッコまずにはいられなくて、 見てる方だけが一方的に疲れていくという脅威のものだった。
オレの眼下ではしゃぐ二人のテンションは行きと全く変わらない。 むしろ、ますます本調子、という感じか。
- 169 :坂城 たくみ:11/18(土) 21:15:05 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「さてこー君、この続きは来週辺りにでもどうかな!?」 「続き!?」 「そう〜、こー君の暇な日にでもー」
続きがあんのかよ…… 胸中で呟かずにはいられないけど、 キラキラした表情で頼まれるとどうも断れない。
「……良いッスよ」
オレって実は相当のお人好しかもしれない。 あの店にも負けないくらいの。
「やったー!!」 「わ〜い!」
両手を挙げて跳ねる志乃サン、 ほんの少しだけスキップを刻む花サン。 ……あんたらホントに大学生か。
「だから、前見て歩けって……」
夜空に向かって独り言のように言いながら、 今日はぐっすり眠れそうだ、と思った。
- 170 :坂城 たくみ:11/18(土) 21:25:41 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>龍v 隆の寂しいプレイも最後には報われるように頑張るね笑 花サンと志乃サン最初の設定とノリが大分違う…… なんか手におえなくなってきた笑 コメありがとーvv
>>まかサマv めっちゃですかッ、嬉しいですー^^ 次からやっとこ隆が出てくるので、そちらもよろしくお願いします★ ありがとうございますー^^
>>夜サマv 晃紀振り回されまくりです、年上のオネーサンです笑
でも春モノなんでしばらく出番無しですね〜>< 古着って、楽しいけど難しくないですか?? 私いっつもあとちょっとの勇気がなくて普通な感じに…笑 コメ、ありがとうございます^^
- 171 :まか:11/18(土) 22:48:44 HOST:nthkid029189.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 隆来るんですねぇ!
嬉しい。 あと更新がめっちゃ嬉しい!
更新ラブ==================
- 172 :鈴:11/18(土) 23:58:29 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 晃紀おつかれ様です;;
このままだと隆がかわぃそぉだな。 まぁいまヵらだね☆(多分)
うちも診断Sって出たことある・・・ うちゎ好きな人いるょぉ―w
- 173 :まちこ:11/19(日) 03:38:46 HOST:ser350278001445103
- わー沢山更新されてるv
隆気になりますねVv 次も楽しみにしてます。
- 174 :坂城 たくみ:11/19(日) 21:09:35 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ++
「お、もー来てる」
オレと隆の家のちょうど中間辺りにある曲がり角が、毎朝の待ち合わせ場所。 そこに、今日は珍しく遅刻しなかったらしい姿を見つけて、 オレは思わず小走りになった。 待たれてることって結構嬉しい。 自然と、口元が緩む。
「……あ?」
表情をはっきり見て取れるくらいの距離まで来て、ふと足を止める。 ……なんか、様子が変だ。 白いガードレールに腰かけて下を向いている横顔が、こっくり、こっくり……
「まさか……」
……寝てる?
そのままそろそろと近寄ると、 聞こえる規則的な呼吸は確実に寝ている時のそれ。 重いスポーツバッグも肩にかけているっていうのに、 ガードレールに器用に寄りかかったまま寝入っている隆。 絶妙なバランス感覚。 この間出掛けた時に買ったマフラーに口元埋めて、 秋晴れの陽射しに照らされている。
「……かわ……ッ」
- 175 :坂城 たくみ:11/19(日) 21:12:03 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- JJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
口元埋めて→口元まで埋めて
やってしまった悔 JJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
- 176 :坂城 たくみ:11/19(日) 21:17:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
思わず零れた呟きを途中で飲み込んで、 それこそ一瞬も取り逃がさないように眺める。
……あ、今日ワックス付けてねえんだ、だからか、なんか幼く見える、そういやあの時※もワックスつけてなかったよな……
そんな事を考えながらアホみたいに突っ立っていると、 ふいにガクン、と隆の体が左に傾いた。
「あぶね……っ」
とっさに左脇に腕を差し入れて、それを支える。
「落ち……ッ!!」
夢の続きのような事を口走って目を丸くする隆と、至近距離でバチっと目が合う。 一瞬の間の後、隆はしがみついていた手をバっと離すと、無言で飛びのいた。
「はよ」 「……おー」
バツ悪そうにぷいと歩き出す隆に、笑いをこらえながら並ぶ。
- 177 :坂城 たくみ:11/19(日) 21:26:05 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ※あの時……前作の、両思いになったときのことです。
JJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
「昨日寝てねえのか?」 「……別に」 「寝てねえ顔してるって」 「寝たっつーのうるせーな超快眠だバーカ」
とげとげしい声で言い捨てると、隆はスタスタと歩を速める。 その態度に一瞬首を傾げてから、オレははっとした。
そうだ、昨日。 オレはちゃんとした誠実な理由があったつもりだけど、 あれじゃ訳もなく途中で投げ出したようなモンなんだ。 下手すれば拒まれたと思っているかも知れない。 現にあの時、隆は怒ってたんだ。 昨日の強烈コンビと、何より今の寝顔ですっかり飛んでた。
オレはずんずん進んでいく後ろ姿を追うと、
「隆、昨日ごめんな」 「…………。」 「おい、隆。隆ちゃん」 「…………。」 「……もしかして、それで昨日寝れなかっ……」
言いかけたところで、いきなり隆の歩が止まり遮られる。
「今日バラバラで行く付いて来んなよ」 「はっ?ちょ、りゅ……っ」
オレの呼び止める声も聞かず、隆はバタバタと全力疾走の勢いで走って行く。 オレはそれを唖然とした視線で追いながら、またひとつ首をひねった。 ……今の、表情。 なんか、怒ってるっていうより……?
- 178 :坂城 たくみ:11/19(日) 21:40:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>まかサマ 隆、やっと出せました〜^^ 花サンとか書くのも好きなんですけど、隆書くのが一番楽しいです* 更新ラブvですかッ!頑張りますねー! ありがとうございますvv
>>鈴ちゃんv 晃紀ばっか女に囲まれてずるいよね笑 うんうん、これからだー^皿^ Sだったのかー!おそろ♪あの占い楽しいよねww 恋してるのー!羨ましい!!!ホントに!!!真剣に!!!力いっぱい羨ましい>< コメありがとうvv
>>まちこサマv 隆を気にかけて頂きありがとうございますーvv これからの展開ではいっぱい出せればなぁと思ってます^^ 女キャラに飲まれないように…笑 ありがとうございますv
- 179 :まか:11/19(日) 22:12:15 HOST:nthkid080229.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- なんでそんなに隆が可愛いの?????
惚れる。男だけど可愛いし。 いいな。あと隆が可愛くてよさ過ぎてて めっちゃいいし更新が本当に楽しみ さすがだぁ 惚れる惚れる惚れる惚れる惚れる 小説自体が好き
- 180 :龍之介:11/19(日) 22:29:20 HOST:ser356609004212492
- ねぇ。
なんでそんなにうまいの?! ほら、あれだよ。情景が頭に……。ってやつ。 うん、ごめん。なんかテンションおかしいんだよね。
- 181 :まちこ:11/19(日) 22:48:51 HOST:i220-109-100-213.s02.a001.ap.plala.or.jp
- マフラーとか萌えツボ直撃ですねぇ【惚】
ってなんかエロ親父みたいですみません^^;; これから沢山出るということなので、 楽しみにしていますVv
- 182 :まか:11/19(日) 23:01:19 HOST:nthkid080229.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- めっちゃよすぎですよね
- 183 :坂城 たくみ:11/20(月) 23:53:15 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
あー……ねっみー……
真っ白な頭で長身、そして妙にホリの深い男が、 教壇の上で何かペラペラと喋っている。 窓際の前から三番目。 この位置からだと、そのホリの深さのせいで影がかかって見える目元を、 あくびをかみ殺しながらぼんやりと眺める。
よく喋るな、ちょっと黙ってくんねえかな、クッソー……
一睡も、しなかった。 厳密に言えば、“出来なかった”。 昨日、あれから。 どこかに出かける気分にもなれなかったし、 かと言って部屋に閉じこもっていると嫌でも色々思い出すしで、 家中を散々うろうろした挙句、 結局オレは居間のこたつで過ごすことに決めた。 家の中で、自分のベッドの次に好きな場所だ。 これでやっと落ち着ける、そう息をついて、うとうとしかけて。
だけど、そこからが予想外だった。
……夢。 何度も何度も何度も。
飛び起きて、うとうとしかけて、夢、また飛び起きて、うとうとしかけて、夢…… このループをこれでもかってくらい繰り返して、 気付けばカーテンの外が明るくなっていた。
ただ単に寝てないだけじゃない。 すげえ、体力消耗した。 悪夢よりタチが悪い。 ホンット、信じらんねえ。
- 184 :坂城 たくみ:11/21(火) 00:14:33 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
宙に浮くような意識で、ふと窓の外に目をやると、
「……ぉわっ……」
何もかもの元凶が飛び込んできて、一気に視界がピンを張り詰める。 タコ、何でいきなりそこにいんだよ、ってか何真っ先に見つけてんだよオレ。
ぞろぞろ列を成して走っているところを見ると、マラソンか何かの授業だろう。 晃紀は寒々しい格好をして、 先頭集団の中間辺りをきっちりキープしている。
何も考えていないような顔をして、 あいつはああいう場面の駆け引きが昔から上手い。 挑発とか、ワザと勝負を仕掛けたりとかはしないのに、 最後にはすーっと集団から抜けて勝ってしまう。 いくら競った集団の中にいても、 どこか冷静に全体の様子を傍観しているようなところがあると思う。
そしてオレは、そういう時の晃紀を見るのが結構好きだったりする。 無関心そうによそ見したりするくせに 気付けばさらっと先頭にいる、他人にいちいち左右されないやり方。
サッカーをしている時もそれは同じで、 すぐに熱くなる超短距離派のオレでも、 あいつがボールを持つとまるでクーリングをした時のようなすっとした気持ちになれる。
- 185 :坂城 たくみ:11/21(火) 00:28:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
忍耐力とか、持久力とかがあるんだ、あいつは。 それに比べて。 たった一度拒まれただけでこんな風になってるオレって……
ラスト一周にさしかかって、 予想通り晃紀はすらすら、さらさらと順位を上げていく。 やっぱ最高。
「新谷」 「んー……?」 「新谷、新谷隆」 「あー?」 「新谷っ」 「うるせーな、ちょお待っ……」
ガタっと音を立てて姿勢を正す。
「……はい」
背筋を学級委員の井上バリにぴんと伸ばしたところでもう遅い。 問3の答えは、と低い声で聞かれて、アホみたいに固まるオレ。 だからホリ深すぎてこえーんだって、どこ見てんのか分かんねえよオッサン。
「隆っ、ルート3」 「あ?」 「ルート、3」
ふいに後ろの席から潜めた声。 サンキュ、と軽く目配せして、
「るーとさん!!」
聞いてねえような顔して聞いてんだよ、ざまみろホリ深ヤロー。 まんまのネーミングをして毒づきながら、胸を張って答える。 ……が、
「……今は英語の時間だ」 「……んえ……?」
間抜けな声を上げて愕然とするオレ。 眉間に皺を寄せて怖さ3割増しのホリ深。 後ろでぶはっと噴き出す音。 ……はめられた。
「……のヤロ……っ」
思わず立ち上がり振り向いて発したオレの声は、 あっという間に大爆笑の渦に飲み込まれていった。
- 186 :坂城 たくみ:11/21(火) 00:47:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ……ベタっすね笑
>>まかサマv わーvv二回もコメ頂きとっても嬉しいですよーvv 隆、可愛いですか!?良かったです!! 口が悪いので、可愛くしづらいんですよー^^; なんだかそんなに褒めてもらっちゃって良いのでしょうかッ ありがとうごさいます!><
>>龍v いんやー!!うま、上手いなんてこた無いよー!!汗 情景が浮かんだとしたらそれは龍ちゃんの読解力だよv でも嬉しい……泣 テンション変なの!?元気無いの!?大丈夫かーっ?>< コメありがとう!
>>まちこサマv マフラー萌え頂きありがとうございますー! 自分も最近、学ランにマフラー好きな事が発覚しました笑 エロ親父テンション大好きですよv笑 ありがとうございます!^^
- 187 :椎:11/21(火) 01:43:49 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- …隆可愛すぎない?萌死のうかな…
キャラは作者の分身って言うし…坂城さん、あなたどんな人なの?(笑)
そしてこー君がどんどんカッコ良く…
- 188 :夜:11/21(火) 18:11:18 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 隆が・・・もう、かわいすぎて仕方ありません!!!
頭の中に風景?が浮かび上がってくるんですよ! あ、きもいですね・・・すみません。
本当古着って難しいですよね。 めちゃかわいいんですけど・・・・。
- 189 :龍之介:11/21(火) 20:56:12 HOST:ser356609004212492
- そんな事ないよッ!!
たくみちゃんの書き方が上手いからやって☆ 私は阿呆やからそんな読解力ない(汗
ん……。まぁ色々あった、かな。でも大丈夫だよ! ありがとう♪
- 190 :亜衣:11/22(水) 19:33:08 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- 隆ちゃん、めっちゃかわいい☆
なんか、いいですねぇ!!! 妄想にはまっちゃうwww
- 191 :坂城 たくみ:11/23(木) 20:06:43 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
********
夕飯を終えて風呂から上がると、 甲高い単音のメロディーが廊下から聞こえてきた。 上半身に何もまとわないままで勢い良く引き戸を開ける。 バタバタと音の元に駆け寄り、 ディスプレイに表示された番号を確認すると、 オレは濡れた手で奪うようにして受話器を取った。
「もしもしっ隆?」 『……こー君?ごめんね、わたし〜』
予想外の声に意表をつかれて、一瞬固まる。 受話器ごしに聞くのは初めてかも知れない、ゆったりとした声。
「……花サン?」 『うん、そうー。隆から電話くる約束でもしてたー?』 「いや、してない、スけど……」
約束はしてない、けど、期待はしてた。
今日は、朝のあのやりとり以来、結局隆と一言も喋れなかった。 廊下でも部活でも、帰りも完全に避けられた。 朝の表情からして、照れているだけだと勝手に思っていたけど、 やっぱり本気で怒らせてしまったのかも知れない。
いくら大事にしたいとか思っていても、 自分は誠実に行動したつもりでも、 伝わってない上に傷つけてたんじゃどうしようもない。
だけど、何て言えば良かったのか。 花サンのことを話して、余計な気を遣わせたくないし。 身内にバレそう、なんて知ったらショックだろうし。 ……焦って墓穴掘りそうだし、あいつ。
- 192 :坂城 たくみ:11/23(木) 20:14:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
『こー君?もしもし〜?』 「あっ、はい」 『あのねー、キャラモデルのことなんだけど、いつが大丈夫かな〜?』 「あー……」
そういやそんな話もあったな。 昨日の今日でもう忘れていた自分の薄情さを反省しつつ、 オレは努めて明るい声を作る。 やるっつったの、オレだしな。
「あさって……水曜なら、午前授業で余裕あるんスけど」
水曜日は職員会議だか何だかで午前授業らしい。 帰りのHRの担任の話を思い返しながら、オレは言った。 顧問がいないから部活も休みだ。
『水曜日ね!分かったよ〜!アドレス教えておくから、学校終わったら連絡くれる〜?』 「あ、はい良いっスよ」
心なしか弾んだ声で読み上げられる英数字を、手元のメモ帳に書き取る。
『それじゃぁ、水曜日にね〜!』 「はい、そんじゃぁまた」
何となくほっと息をついて受話器を置く。 と同時に、
「か・の・じょ?」 「ぅわっ!!」
- 193 :坂城 たくみ:11/23(木) 21:13:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
とっさに振り向くと、白いスポーツウェアを着た母親が、 両手にダンベルを抱えてニヤニヤして立っていた。
オレの母親は、健康オタクだ。 学生時代からのテニスをいまだに続けていて、 週に二回、スポーツジムでエアロビの指導もやっている。 今年で42歳。そろそろ潮時と考えているらしく、 最近は家庭内に趣味(スポーツグッズ)をガンガン持ち込みだしている。 今凝っているのは、豆乳と酢。 さっきも得体の知れない赤くて苦い酢を飲まされたばかりだ。
「敬語だったじゃ〜ん、年上?」 「年上だけど彼女じゃねえよ。隆んトコの花サン。ってか堂々と立ち聞きしてんなよ」 「えっ、花ちゃん!?あんた、いつの間に花ちゃんと!!とわ子ちゃんに何て言えばっ」
トワコチャンというのは、隆の母親のことだ。 オレと隆が生まれる前からの付き合いの、オレの母親と隆の母親は この歳で信じられないが、お互いを名前で呼び合っている。 トワコチャン、キョウコチャン。 見ている方が恥ずかしくなる。 ちなみに隆の母親、トワコチャンはうちのキョウコチャンと違っておっとりした性格で、 そこはさすが花サンの親という感じ。 だけど手におえないくらいのミーハー。 ハリウッドスターに本気で恋出来る人だ。
「いやどう言うも何もねえから。早く風呂入ってくれば」
勝手な解釈をして勝手に騒ぎ立てているところを、 背中をハイハイハイと押して風呂に向かわせる。 本気で誤解を解こうとか、しない。 基本的に人の話を聞かねえんだ、この人は。
「晃紀」 「?」
ふいに真剣な声色で名前を呼ばれて、思わず歩を止める。
「何?」 「恋愛は大いに結構。人の気持ちの分かる、良い男になりなさい。でもね……」
何だ何だ。 何となく説教じみた雰囲気を感じて、思わず身構える。 勉強でも何でも放任主義、健康ならそれで良しの人が意見してくるなんて珍しい。 怪訝な顔で続きを待っていると、オレの方をばっと振り向き、
「避妊だけは、しなさいよ!」 「アホかっ」
ズッコケそうになる。 今本気で、ものすごく古典的にズッコケそうになった。 どうしてこの人はこうしょーもないんだろう。 まぁ確かに避妊は大事だけど。
「良い?ハンバーガーにポテト!カレーに福神漬け!それと同じ!学生恋愛には避妊がつき物なの!」 「あーハイハイハイハイハイ」
片手をひらひら振ってあからさまに軽くあしらうと、 オレはまだ何か豪語している声を背に自室に向かった。
学生恋愛に避妊はつきもの。 そうとも言い切れない場合がある事を、オレは知ってる。 だけど、それだけの事だ。 オレの場合、必要なかっただけのこと。 生じている気持ちは同じで、胸が張れるくらい真っ直ぐだ。 親に恋愛の話をフられたらどんな気持ちがわくのか、今まで予想がつかなかったけど。 後ろめたさなんて微塵も浮かばなかったことが、嬉しかった。
- 194 :坂城 たくみ:11/23(木) 22:37:38 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>椎サマv 萌え死…ですか!? 私は今日、だめんずウォーカーの宮迫に萌え死にそうになりました笑 好きだなぁ、宮迫……v はい、坂城はこんなヤツです……笑 コメ、ありがとうございます^^
>>夜サマv ホントですか!!嬉しいですー!(>□<*) 作者的にも隆はいじりやすいのですが、それが文章にモロ出てますね笑 ちなみに、隆の私服イメージは古着寄りという裏設定が…w ピンクパンサーのキャップ(古着?)とかかぶせたいです笑 ありがとうございますv
>>龍v うおあーそんな風に言ってもらえて感動だよ…ヾ(>□<)/ あんまり謙遜し過ぎもアレだと思うので、 じゃあ龍の読解力と半々て事にしておこう?笑 コメありがとうv
色々あった??無理しないでね!? 元気ないときは元気ないの全開で良いよ!!!
>>亜衣ちゃんv 隆にかわいいコール(?)ありがとうv 妄想ね、妄想ハマっちゃうよね、妄想族だよ笑 ヒマな時はお茶片手に妄想だよねー♪ ……ごめんなさい(・ー・;) コメありがとうv
- 195 :まちこ:11/23(木) 23:01:31 HOST:ser350278001445103
- お母さん登場だーVv
良いキャラしてますねぇ 学ランにマフラーですか。 …そそりますねVv 更新楽しみにしてます^^*
- 196 :龍之介:11/24(金) 11:16:57 HOST:ser356609004212492
- 学校休んじゃった☆
半々、ね。 笑 しんどさ全開でいっていいの?!?! 頑張るよーありがとう♪
- 197 :まか:11/25(土) 17:54:25 HOST:nthkid024225.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 超面白い
やばい
めっちゃはまって・・・・・・あぁ
- 198 :ウズラ:11/26(日) 20:43:04 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- …お母さんめちゃめちゃ面白い!めっちゃ良い味だしてますね〜
前々からこのシリーズは大好きなんでこれからも頑張ってください☆
- 199 :椎:11/27(月) 23:11:51 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- 母親に、呆れながらも苦笑する男子大好きvv本当に好みをつかれちゃって、もうどうしようヾ(≧∇≦*)〃坂城さん忙しいのかな?ゆっくり頑張って下さいね〜!上げは任せて(笑)小説雑談で勝手に名前出しちゃいましたv愛なので許して下さい(笑)
- 200 :みさき (K.AI2JB7y.):11/27(月) 23:35:49 HOST:ser357659000701518
- あげ
- 201 :坂城 たくみ:11/27(月) 23:36:28 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
>>まちこサマv なんかお母さんは何も考えずにこんなキャラに…笑 ずっと晃紀と母親のやり取りを書きたくて、 やっとこさ投入してみました^^ ……そそりますよねv後つけたくなります(待!!) コメ、ありがとうございます^^
>>龍v んだ!しんどかったら思いっきり休んで吉だよ! いや、マジ全開で良いよ! お願い、頑張んないで!(笑) こんな風にしか言え無い坂城が憎いよ(/□<)
>>まかサマv その一言でもうずーっと頑張れます!! ハマるって言われるのが、本当に嬉しいですよー>< 飽きのこないのが目標なので……っ ありがとうございますー><
>>ウズラサマv お越し頂きありがとうございます^^ お母さん、かなり何も考えず産んでしまって…良いのでしょうか笑 だ、大好きですか!?いやはーっ>< ありがとうございます…!
>>椎サマv 小説雑談ですか!?え、どこだろ笑 探してみなきゃ!!笑 愛ですか、嬉しいなぁ……vv 更新停滞してしまって申し訳ないです;; あったかいお言葉ありがとうございます^^
- 202 :坂城 たくみ:11/27(月) 23:47:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>みきサマ
初めまして^^ アゲ、どうもです!
*******読んで下さっている皆様*******
金、土、日と更新停滞していて、ごめんなさい><; 実は今週の金曜からテストでして、 なかなか小説にまとまった時間が割けない状態です…; 私事で本当に申し訳ないのですが、七日まで更新出来ない可能性が…ッ 自分的なりに中途半端だと思う文章をのせるのだけは避けたいのです>< 本当に勝手で申し訳ありませんが、次の更新を待って頂けると嬉しいです…!
ではでは、えぇと、坂城とこの小説を今後ともよろしくお願いします(この閉め、なんか違う…!?)
- 203 :龍之介:12/01(金) 21:08:23 HOST:ser356609004212492
- 待ってる!
テスト頑張れ〜('∀'*●)
- 204 :夜:12/04(月) 21:26:08 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- やっとテスト終わりました・・・・。
たくみサンもがんばってください!!!
ピンクパンサー!!かわいいですよねぇ! 隆がそんな物かぶっちゃってたりしたら・・・・ヤバイ。 めっちゃ萌えます!!!
- 205 :まか:12/06(水) 19:31:09 HOST:nthkid089166.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やっと来れた。
多分15日ぶりだよぉ!
あぁうれしいな更新待ってるよ!
テスト疲れたな
- 206 :鈴:12/07(木) 21:26:51 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- やばいくらい久しぶりだ・・・
ごめんね;; テストだらヶですょ―ッ。一応受験生なんだょぉw 恋ってそんなうらやましい!? でももう脈なしヵも・・・ツライょぉ―
隆かわぃスギじゃなぃヵァ!? そこらへんの女の子よりヨユーでかゎぃぃょwキャ―w 恋する乙女ヵこんにゃろ。 がんばってね―ッ!!!!!
- 207 : :12/15(金) 22:59:59 HOST:i125-203-24-246.s02.a001.ap.plala.or.jp
- あげキボンヌ(・∀・)
- 208 :まか:12/16(土) 16:02:43 HOST:nthkid088106.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 頑張ってね!
また来た!
おうえんしてます!
- 209 :天昇:12/17(日) 12:19:15 HOST:softbank219051237007.bbtec.net
- この作品!小説保管庫でもみせてもらってましたっ
最近番外編がでていると気づき・・・(遅すぎ
今、いっきに番外編を読みました。 もーどうしましょう。たくみ様の作品がステキすぎて・・・・。
これからの更新頑張ってくださいね! 二人の恋物語・・、楽しみですっ
- 210 :まか:12/18(月) 19:24:49 HOST:nthkid047034.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- あげときます!
楽しみ!
- 211 :椎:12/18(月) 20:43:22 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- 今この小説に合う曲を探してます(*^□^*)時々、「これは晃紀と隆っぽい…!」とゆうのがあると一人で悶えてます(笑)
- 212 :夜:12/18(月) 21:32:00 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 続きがすっごく楽しみですw
早く読みたいいいィ!! 頑張ってください。
- 213 :坂城 たくみ:12/19(火) 01:44:00 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- コソコソコソ………
ごごごごめんなさいー!! 半放置状態、というか、予定していた日から大分時間がたってしまいました滝汗 あぁぁこんなにレスが!! ごめんなさい、ありがとうございます!!
私情なのですが最近時間がなかなかとれず、 ずるずると時間がたつばかりでした;;;; 少しだけキリの良いところまで書けたので更新します!
そしてッ;これからは コメへのレスが短めに+更新頻度が少なめになるかも…です泣 更新は大体夜中かと…っ;
良ければ、今後ともよろしくお願いします! アゲ、本当にありがとうございますー;;
- 214 :坂城 たくみ:12/19(火) 01:50:09 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……いねえしよ……
1年2組、20番。 「新谷」の下駄箱が空であることを確認して、オレはため息をついた。
やっぱ先に帰りやがった、あいつ。
昨日に引き続き今日も、隆とは一言も話せず終いだった。 朝は、オレが部室掃除の当番の為に隆よりも早くに家を出たし、 昼に会いに行った時は、隆が委員会だった(美化委員。あいつは貧乏くじを引くタイプの上、じゃんけんが弱い。中学のときは緑化委員をさせられていた)。
そんな偶然が重なって放課後の部活まで会えなかったのに、 顔を合わせたら合わせたで隆の反応はめちゃくちゃにショックなものだった。 ストレッチの時も、パス練の時も、 最初から終わりまで目も合わさない。 口もきかない。 いざ、オレが声をかけた時にはそれをあからさまに避けるように、 隣にいた瀬戸先輩※に話しかけた。 ただ無視するならまだしも、瀬戸先輩に話しかけた。 あれが一番、頭にきた。
あの事件以来、オレは内心、瀬戸先輩を敵視している。 もしかしたら、というか確実に、当の被害者よりも敵視している。 かなり、根にもってる。
隆に無視されるのはまだ良い。 原因はオレにもあるんだから。 だけど、瀬戸先輩だけはオレの中で完璧にタブーだ。 近寄んな話すな触んな、に尽きる。
……部活終わった後もなんか話し込んでたよなぁ、まさかどっか行ったとかじゃねえよな……
校門から出ると、冷たい風に思わず首をすくめた。 もう何にイラついてるのか自分でも分からなくなりながら、オレは学校を後にした。
- 215 :坂城 たくみ:12/19(火) 02:10:50 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ※瀬戸先輩→前回、調子にのって隆の唇を奪った(笑)サッカー部の先輩。2年。
************************
>>龍v おひさしっ! 待っててくれてありがとう〜泣 龍は具合はどう?元気出たかいー?^^
>>夜サマv ピンクパンサー着てる男子萌えですよね笑 ショッキングピンクとかの思い切った色のv 二度もアゲありがとうございます!
>>まかサマv テストお疲れ様ですー^^ 三回もアゲて頂きありがとうございます泣 来た時上の方にあって、すごく嬉しかったです!
>>鈴ちゃんv そぅか…恋は基本的にツライモンなのかな!? なんかそれすら分からん笑 隆可愛い言ってくれてありがとうv彼はいじりやすい!笑
>>名無しサマv キボンヌありがとうございますーvv 頑張ります!^^
>>天昇サマv 初めましてー!ほ、保管庫のほうで…!? ありがたやーッ!ありがとうございます! 初対面でいきなりあたふたした感じで申し訳ありませんが、 良ければこれからもよろしくお願いします!
>>椎サマv あ、曲ですか!? 私も良く曲聴いて気分高めてから書くんですよ! せっかくなので下に、今聴いてる曲のURL貼っておきますね^^
あれ…なんだかレス、普通の長さですね笑 まぁ良いや^^
- 216 :坂城 たくみ:12/19(火) 02:15:43 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ****************************
椎サマとの話に曲の話が出たので、音楽バカ(本気で)の坂城がこの話を書く時良く聴くの紹介します♪ どちらも頭にhをつけて、どうぞ♪
*ai ta 心*/UVERworld イメージ的に晃紀視点です^^ 「マジな恋愛 だからこれしかない 今もonelove 他のに映らない」 ってトコが好きです♪
ttp://124.38.234.170:8080/bbs/64955/img/0017138066.3g2
*just Melody/UVERworld ただ単純に曲調が好きで、これ聴くとノレます♪
ttp://124.38.234.162:8080/bbs/68998/img/0028701077.3g2
このグループホントに最近知ったばかりなのですが、結構好きです^^
****************************
- 217 :龍之介:12/19(火) 22:03:50 HOST:ser356609004212492
- おかえりー!!!
だいぶ元気になったよ♪
少しずつでいいから更新頑張ってね(●・艸-)
- 218 :椎:12/20(水) 14:11:52 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- めっっっちゃ良い曲ですね♪♪特に上の曲…ヤバスですよ!!
『夢かなえばオレのそばに』 『愛しすぎてすれ違って傷つけ合ったり 呆れるくらい笑い合った日々 どこにだって君を感じて愛しさが増す』 …とか…ヤバスです!!!/// CDほしぃ★
無理せず頑張って下さいね♪
- 219 :まか:12/22(金) 20:16:30 HOST:nthkid033030.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やばい。
あぁなんでこうなるんだ。
二人のラブラブが見たかったよ!
まぁいつか見れることを期待してます
- 220 :坂城 たくみ:12/23(土) 21:22:32 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「はーっ、なぁ〜新谷、若生ってオレんこと嫌ってんのかなぁ〜」
突然出てきた名前に、オレは飲んでいたコーラをぐっと詰まらせてしまった。
「……ッごほっ、ごほ……ッ」 「おいおい、大丈夫か?」
テーブルに突っ伏した状態のまま、心配そうに見上げてくる瀬戸先輩。 咳き込みながら、こくこくと頷く。
相談があるんだけど。 と、妙に真剣な雰囲気で言われたのは 30分くらい前……部活が終わった直後だった。 晃紀と上手く話せないどころか無視までしてしまって最高に落ち込んでたオレは、 正直、人様の相談になんて乗ってる余裕は無かった。 だけど、年上である瀬戸先輩に、しかもいつになく 真剣な表情で頼む頼むを連呼されると、断るに断れなくて。 学校から出たそのままの足で半ば強引に、 ここ……ファーストフード店「ファーストキッチン」に、連れてこられてしまった。
放課後の時間帯になると、オレ達の学校から歩いて5分の距離にあるこの店には 同じ学ラン姿の男子高校生でいっぱいになる。 向かい側にあるコンビニかこの店に寄るのが放課後の過ごし方の定番で、 オレも、晃紀と来たのは数え切れないくらい。
今も周りには、数組みの学ラングループがいる。 見た感じ、バスケ部、バレー部、バド部辺りだと思う。
- 221 :坂城 たくみ:12/23(土) 21:25:07 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「嫌ってるって……晃紀が?」 「そー……。」 「相談て、もしかしてその事すか?」 「そー……。」
テーブルに額をつけて、瀬戸先輩は情けなく頷く。
「なぁんかさ、最近じゃれてこないって言うかなぁ〜。挨拶だってよぉ、前はこう……ハイタッチとかしてたんだけどな、最近はすげえ他人行儀なんだよ。」 「はぁ……。」 「しかもめちゃくちゃ敬語遣ってくんだよ。や、確かに部長とか顧問は敬語とか礼儀に厳しいけどさぁ、たまにタメ口きかれたりすっと嬉しかった訳よ、オレ的には。それがなぁ、なーんか立派過ぎんだよな、ここんとこずっと。」
続けて長いため息をつくと、
「なぁ、オレ考えすぎ?勘違いかなぁ〜」 「あー……。」
……勘違い、じゃない、と思う。 オレも気付いてた。 何度か、晃紀が瀬戸先輩に対して過剰にそっけなくするのを目にしたことがある。 あいつは基本的に人当たりが良いタイプだから、 先輩にそっけなくするなんて意外で、だからすぐに気付いた。 晃紀は、確実に瀬戸先輩を嫌ってる。 ……て言うよりは……腹を立ててる、のかも知れない。 そしてそれは多分、絶対、間違いなく、“あの事”が原因で。
「新谷、若生と仲良いじゃん?なんか聞いてない?」 「や……何も、聞いてない、っス」 「オレなんかしたんかなぁ〜……」 「ど、どうっスかね……」
眉尻を下げて尋ねてくる瀬戸先輩に、オレはぎこちなく首を傾げる。 だって、何て言えば良いんだろう。 晃紀が先輩を嫌ってんのは、オレにキスしたからですなんて、言えないし。
- 222 :坂城 たくみ:12/23(土) 21:31:42 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「特に仲良い一年てお前と若生だったから、オレ、すげえ寂しい〜……」
更に落ち込んでいく瀬戸先輩。 何故か、オレの良心がちくちくと痛む。 おごられたコーラが、オレを責めている気がしてきた。
「やっ、でもほら、き、気のせいって事もあんじゃないスかっ」 「……う〜ん……」 「そーゆーのって、相手は案外無意識だったりすんじゃないスかっ?」 「……そっかなぁ……」
冷や汗をかきながら、思いつく限りのフォローの言葉を続けざまに言う。 ……なんで、オレがこんな必死になんなきゃいけねんだろう…… オレの気苦労も虚しく、瀬戸先輩の曇った表情は一向に晴れてくれそうにない。
「分かった!そんじゃぁ、オレが話してどーにかしてみますよ!」
……言った瞬間マズいと思った。 だけどもう時は既に遅しで。
「ホントかっ!?新谷っ!!」
気付けば、顔をぱぁっと輝かせて、身を乗り出してくる瀬戸先輩。 バカ、オレ。 どうにかして欲しいのはむしろ、オレの方だっつうのに。
「……いや……、……はい……。」 「サンキュー!!!」
そのまま、テーブルの向こう側から伸びてきた両腕に、頭をぎゅっと抱え込まれる。 ……悪い人では、ねえんだけど…… 弾んだ瀬戸先輩の声を頭上に聞きながら、口の中だけで呟く。 どうすんの、オレ。
- 223 :まか:12/23(土) 22:03:10 HOST:nthkid016212.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やばい。
更新してる!
嬉しい
- 224 :坂城 たくみ:12/23(土) 22:17:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
龍ちゃんv そかそかー♪良かったよ^^ 冬休みだしいっぱい休んでね! あいよっ、ありがとうー★
椎サマv あ、あたしもそこ、好きです!^^ 勝手にイメージ曲とか決めると、気分盛り上がりますよね! 気に入って頂けてよかったです♪
まかサマv 作者も早くラブラブが書きたいです…笑 なのに隆がまたどんどん下手なことを…! 更新頑張りますねっ^^
コメ、ありがとうございます♪ 支えられています^^
- 225 :龍之介:12/25(月) 14:59:25 HOST:ser356609004212492
- たくみちゃんも、体には気をつけらなあかんで!
あんまり無理しないでね♪
- 226 :夜:12/25(月) 18:42:44 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 隆ピンチですね!
ゆっくりでいいですから更新つづけてくださいっ!! 私の楽しみはこの小説だけなんで・・・・!
- 227 :まか:12/26(火) 22:04:23 HOST:nthkid091155.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- この小説のいいところはたくさんあるけど
切なくなるのがいいですよねぇ
- 228 :坂城 たくみ:12/27(水) 01:48:49 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
+++
オレがその噂を聞いたのは、水曜日の四時間目……体育が終わった直後。
未だ、バスケの白熱した空気が残る体育館から外に出ると、 上気した体に冷たい空気が心地良い。 いつのまにか額から頬、首にかけて伝っていた汗を、ジャージの裾で拭う。 無造作にめくった腹の部分から廊下のひんやりとした冷気が忍び込んできて、 体温とのギャップに思わず身震いした。
……男子校の体育の時間ていうのは、つくづく、本当に凄まじい。
「わこーう!!」
ふいに名前を呼ばれたかと思うと振り返るより先に、 背後に体当たりされるような衝撃。
「ぉわっ」
オレはその勢いに押されるように前につんのめった。 反射的に交互を見やると、それぞれ左と右に、見知った顔ぶれ。 教師が眉をひそめるかひそめないかのギリギリの長さの長髪と、 坊主をそのまま伸ばしただけのような中途半端な短髪。 その二人組が何やらニヤニヤしながら、オレの肩に腕を回している。
「んだよおめーらっ。危ねえだろ」
- 229 :坂城 たくみ:12/27(水) 01:51:36 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
同じクラスでサッカー部の、木下(きのした)(長髪)と宮田(短髪)。 オレと隆に負けず劣らずのお調子者で、 どこにいても“お笑い担当”をやってのけているコンビ。 顔をしかめて二人を引き剥がそうとすると、
「なぁなぁなぁ!お前っ、聞いたかよ!?」
木下が耳元でぎゃんぎゃんと声をあげる。
「っるせーな、何をだよ!?」
耳から顔を遠ざけ、オレが迷惑そうな声で返すと、
「例のう・わ・さ!!」 「そーそー!オレ達もさっき聞いたばっかなんだけどなーっ」
木下と宮田はいつにも増して高いテンションで、好奇心に目をきらきら輝かせている。
「……噂ぁ?」
勢いに半分気圧されながら、オレは首をひねった。 ……そんな大騒ぎするような噂なんて、なんかあったっけ。 正直、オレは噂話なんかの類にうとい。 誰には彼女がいるとかいないとか 誰々がムカつくとか 何組のヤツが補導されたとか そういう話に昔からあまり興味がない。 隆曰く、人の話に無頓着過ぎ、らしい。
「……や、知らねえわ、多分」
ほぼ100%の自信を持ってそう言うと、二人は更に目を輝かせた。 しょうがねえな、教えてやるよ、とか何とか言いながらまたぐっと顔を寄せてくる。 別に知りたかねえよ、とはめんどうなので言わずに、なすがままにさせておく。
「あのな……」
いかにも重大発表、とでも言うように。 長髪が、重々しく口を開いた。
「隆と瀬戸先輩って……デキてるらしーぜ」
- 230 :坂城 たくみ:12/27(水) 01:53:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……は?
聞いたばかりの情報を頭の中で反芻してみる。 全く意味が掴めずに、言葉だけが上滑りしていく。
何? 誰と、誰が、 ……なに?
「なんでもっ、昨日なんか公衆の面前で抱き合ってたんだってよっ」 「そーそー!ちゃんと目撃したヤツもいんだよ、ホラ、バレー部の斉藤にバスケ部の佐々木に」 「あとあいつもだ!バド部の井口!」 「ファーストキッチンの窓際の席でなっ」 「なんか深刻そうな話してるかと思ったら、瀬戸先輩がいきなり抱きついて、そんで」 「隆も無抵抗だったんだってなぁーっ!!」 「そーそー!!」
我先にと競い合うように。 噂が真実であることを、どうだどうだと裏付けるように。 二色の声が、矢継ぎ早に飛び交う。
「一ヶ月前の“アレ”もそれで納得いくよなぁ!」 「あぁ、アレだろ!キス事件っ!」 「瀬戸先輩もよくやるよな!まぁー確かに隆って目とか可愛いかもなぁ〜っ」 「おいおいっ、お前もかよっ」
- 231 :坂城 たくみ:12/27(水) 01:57:00 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
すかさずツッコミを入れる宮田に、木下がげらげらと爆笑する。 爆笑しながら、宮田の肩にふざけた調子で手をかけ、急にトーンを下げた声で
「“隆っ、オレ、前からお前の事が……っ”」
それに続いて、待ってましたと言わんばかりに宮田。
「“困りますっ、瀬戸先輩!オレ達、男同士っすよっ”」 「“良いだろっ、隆!”」 「“ダメっすよ、瀬戸セン……っ”、……?」
芝居がかった声でノリノリに隆役を買ってでていた宮田が、 迫ってくる瀬戸役を拒むような変なポーズで、ぴたっと口をつぐんだ。 その固まった視線を追うように、木下もオレに目をやる。
……良かった。 それ以上茶番を続けてたら、どっちかをぶん殴っていたかも知れない。
こちらにじーっと視線を送ったあと、木下が先に口を開いた。
「……若生?……どー、した?」 「いや別に?」
目も合わさず返すと、次に宮田が、不穏な空気をうかがうように恐る恐る、
「べ、つにって……なんかお前、目、据わって……」 「どこが。普通だろ」
軽く笑ってみせる。 けど上手くいかずに、勝手に片頬がゆがんだ。 まだ何か言いたげな二人を残して、オレはスタスタと歩調を速めた。
渡り廊下を過ぎ、三階の教室へ続く階段を上る。 途中、いつもとは異なった時間にチャイムが鳴って、 今日が午前授業だった事を思い出す。 同時に芋づる式で、花サンとの約束の事を思い出した。 だけど、今は、それどころじゃない。
……隆と、瀬戸先輩が、 ……何だって?
- 232 :坂城 たくみ:12/27(水) 02:08:21 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- こじれにこじれてきましたー笑
>>龍v うはぁ…!!v龍ちゃん、ツボっちゃいましたよ! 「あかんで!」とか言われちゃったら、たくみ、萌えちゃう笑 ありがとうねーvv
>>夜サマv 楽しみにして頂けてとっても嬉しいです! はいッ、完結は必ず、ガッチリ、お約束しますよーっ^^ ありがとうございますvv
>>まかサマv 切なく…ですかっ?嬉しいです^^ ギャグとほのぼのと切ない感じが目標なので…っ笑 ありがとうございますvv
- 233 :w:12/27(水) 10:35:49 HOST:softbank220027046004.bbtec.net
- ちょ、続き気になるw
がんばってくださいー!
- 234 :龍之介:12/27(水) 10:51:03 HOST:ser356609004212492
- あかんで!に萌えてるよ……(汗
たくみちゃんが大阪来たら大変な事になるなぁ。 萌えすぎて。 笑
- 235 :白夜:12/27(水) 13:46:06 HOST:softbank220044238073.bbtec.net
- お調子者二人が妙に可愛く思いますv
かんばってください!上げ★
- 236 :まか:12/27(水) 16:00:32 HOST:nthkid030147.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 更新嬉しいです!
あぁ嬉しいよですよ
幸せです
- 237 :鈴:12/27(水) 21:28:14 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- どぉなるんだぁ―ッ?!
ドキドキだょぉ・・・ ラブ2に戻ってほしぃw でもたくみちゃんにゆだねる―(当たり前
恋ゎ両思いのときゎいいヶどw 今ゎつらいですねぇ
- 238 :坂城 たくみ:12/27(水) 23:26:53 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ++++
誰かの、じゃぁなと挨拶を交わす声で目が覚めた。 教室の雑然とした雰囲気をぼんやりと聞きながら、 突っ伏していた机から体を起こす。 四時間目は、とっくに終わってしまったらしい。
うわぁ、やっべぇ、英語だったのに。
例によって、ホリ深の影のかかった目元を思い出しながら、オレはため息をついた。 考えてみれば、月曜からずっと寝不足だ。 話しかけようとしてくれた晃紀を無視して勝手に悩んで、 瀬戸先輩から余計な頼まれ事を引き受けて勝手に悩んで。 ことごとく、自分の手で厄介事を招き寄せてるような気がする。 無意識にまたため息が漏れる。とその時、
「お、いたいたっ。隆ーっ!」
オレの名前を呼びながら、教室に駆け込んでくる人影が三つ。 同じサッカー部の木下に、宮田に、……瀬戸先輩……。 思わず暗い色が出そうになる正直な顔を、オレはかろうじて平静に保った。
「おー、どーした?」
目の前に立つ同級生二人に尋ねながら瀬戸先輩を見やり、ちわ、と軽く会釈する。 罪の無い笑顔で、ニパっと笑い返してくる瀬戸先輩。 珍しいメンツだと思う。 この三人の共通点と言ったら、部活くらいしかない筈なんだけど。 そんな事を寝覚めの頭で考えていると、木下が、何かワクワクしたように口を開いた。
- 239 :坂城 たくみ:12/27(水) 23:33:07 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「なぁ、今から遊びに行かねえっ?」 「はっ?今からって……午後の授業どーすんだよ?」
確か、五時間目は一番気の重い教科、数学だったと思う。 オレが目を丸くして聞き返すと、隣の宮田が呆れたように苦笑して、
「お前なぁ、今日は午前授業だろー?」 「え、そーだっけ!」
そう言えば、そんな話があったような、なかったような。 担任の話なんて普段ほとんど聞いてないから、 オレはしょっちゅうこういう勘違いをする。
それにしてもどうして、クラスメートのほとんどが 帰ってしまった今の今まで、気が付かなかったんだ。
そう考えて、はっとした。 いつもは、そういうことは、晃紀が朝に教えてくれていたんだ。 あいつはやる気のないように見えて、担任や顧問の話は割と良く聞いている。 昨日の朝は晃紀が部室掃除の当番、今日の朝はオレが一方的に先に行ったせいで、 バラバラに登校する日が続いたから、今日の事も知らず終いだった訳だ。 お前、そんなんでやってけねーぞ。 部活の集合時刻を間違っていて、そう笑われたのもつい最近のはずなのに、 なんだか随分前のことのように感じる。
「な、どっか行くべ!」
また引きずり込まれそうになる思考を、宮田の弾んだ声が引きとめた。 本当は、遊んでる場合じゃないのかも知れない。 だけど少し、息抜きしてみるのも良いかもしれない。 オレは頷いた。
「あぁ、行く。……それは良いんだけど、何で、このメンツ?」
木下と宮田はセットって言えるくらい仲が良いけど、 この二人と瀬戸先輩はどうしても結びつかない。 オレが首を傾げながらそう尋ねると、
「そーなんだよ、オレもいきなり二人に誘われてびっくりしてるんだけど」
瀬戸先輩がそう言って意外過ぎるよなぁ、と笑う。
「いやぁ、それはだって、なぁ」 「なぁ」 「色々と、興味あるっつーか、なぁ」 「なぁ」
何がなぁ、なんだ。 木下と宮田が顔を見合わせて、意味不明のやり取りをした。
- 240 :坂城 たくみ:12/27(水) 23:36:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「?……まぁ別に良いけど」
オレはまた首を傾げながらもイスから立ち上がった。 この二人が意味不明なのは、よくあることだし。
床の上に放りっぱなしにしていたスポーツバッグを、肩にかける。 勉強道具なんてもちろん持ち歩いてないし、 今日は部活の用意も無いから、いつもより数倍軽い。 そこでやっと、あぁ今日部活休みなのは午前授業だからだったのか、と気が付いた。 どこ行く何するとわいわい盛り上がりながら、 既にドアから出て行くところで、木下がふいに振り向いた。
「あっ、そーだ、なぁ隆」 「んー?」
机の横に乱雑に脱ぎ捨てていた上靴をつっかけながら、 返事ともつかない返事をする。
「若生ってさぁ、彼女いんのか?」
とんとん、と規則的に床を叩いていたつま先が止まる。 どきん、と心臓が大きく波打つ。
――まさか、バレ――?
一瞬、頭が真っ白になりそうになる。 ……いやでも、そんな感じじゃないし、第一、カノ、ジョではねえし…… 思わず不自然に空けてしまった間を取り繕うように、早口で返す。
「いねえよ?モテてたっぽいけどなんか不器用じゃんあいつって、だからずっといねえよ」
宮田がやっぱぁ!?とデカイ声を出して、
「そうだよなぁ!んじゃーさっきのって何だったんだぁ?」 「初対面って訳じゃなかったっぽいしなー」 「…………?」
オレが不可解な表情を浮かべると、 宮田と木下の不親切な返答に補充を加えるように、瀬戸先輩が口を開いた。
- 241 :坂城 たくみ:12/27(水) 23:37:08 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「若生、今さっき女の子二人に呼ばれて出て行ったんだよ。ちょっと渋ってたみたいだけど、女の子達の方が結構元気でさぁ、ありゃ連れてかれたって感じだったなぁ」
続けて宮田が不満げな声で、
「ったく何かと思ったよな!校門ですっげえ可愛い子が話しかけてきたと思ったら『こー君、いますか?』ってさー!こー君て誰だよ、みてーな!」 「宮田、ひがんでんだろーっ」 「違いますー!」
笑い声をあげながら、三人が教室を出て行く。 その声をどこか遠くに感じながら、オレは立ち尽くした。 何かざわざわとしたものが、体中を駆け巡るような感覚。
……晃紀が?女、と……?
「……嘘だろ……?」
- 242 :坂城 たくみ:12/28(木) 00:11:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- コメに助けられていますーvv更新頑張ります!
>>wサマvv この切り方はハンパ過ぎるか!?と思っていたのですが、 具合良く「引き」になったようで嬉しいです^^ ありがとうございます!
>>龍vv いやぁ、基本的に関西弁は全て萌へツボよーv素敵じゃーv うんうん、絶対大変だよね、命持たないかも笑 コメありがとうーv
>>白夜サマv きーちゃんとみーちゃんですか?^^(何それ!? 突発的に生まれたキャラなのですが、そう言って頂けてほっとしました…v アゲありがとうございますv
>>まかサマv 更新、楽しみにして下さっているようで、 作者としてもこんなに嬉しい事はありませんっ! コメ頂けて私も幸せですーvありがとうございます^^
>>鈴ちゃんv ゆだねられるーv^^(? 作者的にももうイチャこらシーン書きたくてうずうずしてる…笑 今はツライのかぁ…↓あつかましいけど、ちょっとでも息抜きを提供出来たら良いなぁ…。 コメありがとうv
- 243 :アリス:12/28(木) 00:17:01 HOST:07012300287880_vx.ezweb.ne.jp
- ぃぃ感じにこじれてきましたねぇ藁 続きが気になる〜(≧ω≦)b
- 244 :夜:12/28(木) 15:22:29 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 誤解が・・・・!!!なんかたくさん絡んできてますね!!
早く隆と晃紀のラブラブが読みたいです♪
- 245 :龍之介:12/29(金) 14:26:28 HOST:ser356609004212492
- そーなんやー。
大阪弁が萌えポイントなんやね☆
死んだらあかんでぇ?!
- 246 :那伽:12/30(土) 10:33:39 HOST:07001140265708_mj.ezweb.ne.jp
- 初めまして。本編ってどういったらみれるんですか?
- 247 :坂城 たくみ:12/30(土) 22:23:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- い、今必死こいて書き書きしております…!!
今日中に更新…出来、……五分五分くらいかと!
>>アリスさまv 前にもお越し頂いたアリス様でしょうか??^^ 絡みまくりで作者は混乱しています(笑) レスありがとうございます^^
>>夜サマv すれ違いすぎですよ、こいつら(笑) 早いトコひっついてくれっ>< コメありがとうございますー^^
>>龍v そそっ、もー萌え萌え!書きたくても書けないから更に憧れるよ^^ だから若手芸人とか大好きださ♪ あかんでえ、を聞きたいがタメに「あかん」ことをやらかしたくなる…笑 コメありがとう!
>>那伽サマv お越し頂きありがとうございます! 本編は保管庫なのですが…「小説保管庫」はパソからでないと表示されないようなのです…; 一応、アドレス貼っておきますね!
http://texthozon.web.fc2.com/bl/1155971146.html
あの、ホント、ベッドシーンすごいくどいですよ(笑)
- 248 :まか:12/31(日) 13:35:01 HOST:nthkid049052.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やっぱりすごいですね。
- 249 :坂城 たくみ:01/02(火) 17:48:01 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ++++++++
ちょっと待ってくれ、 どういうことだよ……?
昨日の放課後、 隆と瀬戸先輩が一緒にいて、 ファーストキッチンで、 深刻そうな話をして、 抱き合ってた……?
隆と瀬戸先輩が、付き合ってる……?
さっき聞いたばかりの情報を、ひとつひとつ箇条書きにして並べてみる。 未だに絡まった糸のような思考を、順を追って解いてゆく。 これでもう何回目かの試み。 だけどやっぱり。
……全然、わかんねえ。
宮田と木下が何を言っていたのか。 何があったのか。 それは分かった。 だけど、“なんで?” それが全く、分からなかった。
なんで、二人でいたんだ? なんで、深刻な話なんか? なんで、抱き合ってたんだ?
考えれば考えるほど、思考が自分のものじゃないかのように、 同じ場所だけをぐるぐる回る。 それこそ、ほどこうとすればするほど絡まっていく、糸みたいに。 ただの、噂だ。 何回そう繰り返しても、不安だけが膨張していく。 頭が働かない。
- 250 :坂城 たくみ:01/02(火) 17:51:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
隆は、黙って他のヤツと付き合うような真似はしない。 それは絶対だ。 デキてる、なんてのはきっと、面白おかしく騒ぎ立てたヤツらのでっち上げだろう。
だけど、問題はそこじゃなくて。 問題は、隆の気持ちだ。
無理矢理付き合わされたとか無理矢理抱き寄せられたとか、 それなら百歩譲って、仕方ない、とオレも思うかもしれない。 だけど、さっき聞かされた言葉。 「隆も無抵抗だった」って言葉。 それがずっと引っかかってる。
抵抗しなかったって、何でだよ? 同意の上でだったのかよ? ――迷惑じゃないって、思ったのか……?
もし。 もしも、隆が瀬戸先輩を好きだとか言い出したら、オレはどうするんだろう。 瀬戸先輩はオレに比べたらずっと穏やかだし、優しい。 オレみたいに、オレが瀬戸先輩にしたみたいに、 ひとつのことを根に持ってそれをあからさまに 態度に出すようなことも、多分しない。 肩を組めば背丈も肩幅の違いも歴然だし。 ……年ひとつ違うだけで、何でこんなに違うんだろう。
オレと瀬戸先輩を比べたら、勝てる事なんてあんのか……?
- 251 :坂城 たくみ:01/02(火) 17:53:09 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……こー君……?」
はっとして顔を上げると、 花サンと志乃サンの心配そうな顔が、並んでオレを覗き込んでいた。
「どうしたの?大丈夫……?」 「なんだか、顔色悪くない〜?」 「……ぁ、いや、すいません」
何でもない、と首を振って、 漏れそうになったため息を寸でのところで押し込める。 事態が飲み込めずにいるうちに、流されるように付いてきてしまった。 前回のときと同じケーキ屋。 平日の午後は、この前と比べても随分すいている。
「それじゃぁ……次の質問にいって良いかな?具合悪かったら言ってねっ?」 「そうだよ〜、これって結構疲れるもんね〜」 「へーきッスよ」
二人揃って首を傾げて、労るような視線をくれる。 情けなくて泣きそうだ。 志乃さんがパラ、とメモ帳をめくって、
「じゃぁね〜、次はこの質問っ!こー君の『好きなタイプ』は!?」 「……え?」
- 252 :坂城 たくみ:01/02(火) 17:56:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
思わず花サンを見やる。 期待のこもった目。 ここで今、オレが。 例えば、隆とは正反対の答えを言えば… …花サンが、オレと隆の事を疑うこともなくなるかも知れない。 おとなしくて、真面目で、女らしくて……嘘をつけば良い。 逃げ道は、いくらでもある。 瀬戸先輩の事はともかく、隆とこじれたそもそもの原因を、解消出来るかもしれない。
「オレの、好きな……」
二人がじっと答えを待っているのが分かる。 息をひとつ吸って、続けた。
「……オレの好きなやつは、騒がしくてアホなことばっかやってて人の話を聞いてなくて、遅刻が日課で実は小心者でその割に注意力がなくて、放っとけなくて……オレの一番の理解者で、一緒にいると楽しくて……あぁ、あとすぐ照れる。すげえ、可愛いやつ」
しんとした間がオレ達を包む。 二人は固まって、一息でまくしたてたオレは息をつく。
「……ぐ、……具体的、だね」
志乃さんにたどたどしい口調で言われて、瞬間、カァっと顔に血が昇った。 ……あ…… ……やべえ、ここまで言うつもりなかったのに……! 何故か真っ赤に頬を染める二人の前で、 多分それ以上に真っ赤になりながらとっさにうつむく。
- 253 :坂城 たくみ:01/02(火) 18:02:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「こ、こー君、好きな人がいるんだねっ!」
あははっと取り繕うような笑い声をあげて、志乃さんが言う。 花サンは、無言でこくこくこくっと頷く。 な、なんか暑いねえこのお店、ねぇ、冷房ないのかなぁ、 この季節に無茶なやり取りを交わす二人の声。
「……いる。います」
冷めてくれそうにない火照った頬はもう放っておくことにする。 声に出すと、オレの中で何かがすっと晴れていった。 この気持ちよりも大切なものなんか、きっと無いんじゃねえのか。 なんとなく、そう思った。
隆が他のヤツが良いって言っても、 隆を好きだとか言うヤツがいても、 ……瀬戸先輩の方がオレよりも背が高くて大人で優しくても。
オレはオレの思うように、堂々としていたい。
妙に力のこもったオレの返事に、二人は再び固まっている。 ガタン、とイスから立ち上がる。 こんな事してる場合じゃない。
「すいません、オレやっぱ今日は……っ」
- 254 :坂城 たくみ:01/02(火) 18:10:21 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- あけましておめでとうございます^^
2007年初更新です笑
>まかサマv はややッいやはや、恐縮です! でも嬉しいです^^ありがとうございます!
- 255 :R:01/02(火) 20:08:54 HOST:ser357661004767297
- 続きが気になります!
□■□■ネクスト□■□■
- 256 :龍之介:01/03(水) 02:28:08 HOST:ser356609005213861
- あけおめ!!!
今年も色々頑張ってね☆
- 257 :ノネム:01/04(木) 12:20:21 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- アゲまくり!!!!
頑張れ晃君!!もう少しだ!!!
- 258 :夜:01/04(木) 21:41:41 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 反対のことを言おうとしても隆のことを言ってしまう
晃紀がものすごくかわいいです・・・・!! 早く、こじれがなおるといいですね♪ 遅いですが、あましておめでとう御座います! 今年もこの小説を愛読していくので、どうぞよろしくお願いします。
- 259 :渋⌒悠Д`.°:01/06(土) 07:43:36 HOST:cap004-009.kcn.ne.jp
- はじめまして(・ω・`)
ひっそり読んでいた 渋⌒悠Д`.°(ゆう、と呼んで下さい^ω^★) と申します★-(◎'゚艸)+。
文章も綺麗やし、なにより模写が上手で... めっちゃあこがれます(●'Д`●)!
あと、 前回ベッドシーンが長いとのことでしたが 悠は長い方がむしろいいと思いますヽ(∀`) 私的な意見ですが,やっぱり腐女子にとって 性的模写は必要やと思いますよ!!笑 隆の可愛さが ひしひしししししs(何 と伝わってきますし(゜レ゜)
ま、実際僕はドSなので こーくんよりりゅーちゃん目立て!!笑 っていう願望が強いですが(◎*'艸`q*)☆
更新頑張って下さい! 応援してます(◇'bЗ`★)
中〇2://立派な腐女子://14歳://関西
- 260 :リカ:01/06(土) 12:09:49 HOST:p3184-ipbf202niigatani.niigata.ocn.ne.jp
- おもしろいです♪
これからも頑張ってください!!
- 261 :坂城 たくみ:01/06(土) 23:11:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
学校から出てさくら商店街に着くまでの道に、晃紀の姿は無かった。 同じみのはずの商店街が、どこか見知らぬ街に見えた。 こんな不安な気持ちでこの場所を歩いた事は、多分今までに一度もない。
女って?他校の知り合い?中学の同級生?そもそも、わざわざ訪ねに来るような仲の人なんて、いたっけ?
……『こー君』て、なんだよ。
晃紀がオレの知らない人と、 オレの知らない場所で一緒にいるのかと思うと、 それだけで苦しい。 いつから、オレはこんな風になったんだろう。
今だけじゃない。 晃紀を好きだって気付いてからもうずっと、オレはなんか、変だと思う。
部活中にオレ以外のメンバーが晃紀とナイスプレーをした時、 廊下で晃紀が他のダチとつるんでるのを見た時、 晃紀の口から知らない名前を聞いた時。 姉貴が晃紀をカッコ良いって言った時も、 晃紀の額に触れた時も。
そういう時いつも、今まで知らなかった感情が、オレの中に沸いた。 悔しいような、寂しいような、苦しいような。 その感情の名前を何て言うのか。 気付きたくなかったけど、今はっきり実感してしまった。
オレ、自分で思ってるよりずっと、嫉妬深いんだ。 独占欲も強くて、これじゃまるで、ガキと一緒だ。
- 262 :坂城 たくみ:01/06(土) 23:13:26 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
もし今頃、晃紀が告白とかされてるんだとしたらどうしよう。 元々オレも晃紀も、男が好きって訳じゃない。 しかも相手は、“めちゃくちゃ可愛くて明るい子”で。
……素直になれば良かった。
周りに嫉妬してばっかだったから、 二人になった時のオレしか知らない晃紀が嬉しくて嬉しすぎて、 それが伝わりそうで恥ずかしくて、何度も拒んだ。 気まずくなった時も怒ってなんかなかったのに、 あんな夢見た事とか……で後ろめたくて、つい、無視した。 自分の気持ちに振り回されて、結局晃紀に甘えてた。 オレがもっと素直で可愛げがあったら、こんなにこじれずに済んだのに。
- 263 :坂城 たくみ:01/06(土) 23:20:31 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「おい、新谷?平気か?なんか考えごとしてる?」
顔を上げると、瀬戸先輩が心配そうにオレを見下ろしていた。 そう言えば学校を出てからずっと、上の空状態だ。 なんの話をしてたのかも覚えてない。
「……ごめん瀬戸先輩、オレやっぱ、今日行けない。勝手でごめん」 「えっ!!なんだどうした!!具合でも悪い!?」
勢い込んで尋ねられて、それに気圧されるようにして頷く。
「……う、……まぁそんな感じ……っつうか何つうか……」 「?……分かった。ちょっと待てよ、あそこの猿共に伝える」
瀬戸先輩の目線を追うと、宮田と木下が大口を開けてバカ笑いしながら、 オレ達の少し前を歩いていた。
「おい、木下ぁ!宮田ぁ!」
大きな声で言うと、二人が揃って振り返る。
「何してるんスかー?歩くのおっせえっすよー」 「悪ぃ悪ぃ!あのさぁ、お前ら二人で遊び行ってくれるかぁ?」
そこまで言うと瀬戸先輩はポン、とオレの肩に手を置いて、
「オレはこいつと帰るからさぁ」
驚いて顔を上げると、オレが口を開く前に気にすんなよ、という声が降ってきた。 妙な間があったので、木下と宮田の方を見やる。 二人はしばらく固まった後、
「あーっもうどうぞどうぞっ!!!」 「オ、オレ達のことは気にせずにっ!!!」 「二人で好きにして下さいよ!」 「そうそう、ゲーセンでもカラオケでもラブ……っ」 「バカお前っ」
木下が何が言い終わる前に、その口を宮田が塞いだ。 そして気持ち悪いくらい愛想良くニッコリと笑って、
「そ、それじゃぁ!また明日〜」
言った途端、二人で何かぎゃぁぎゃぁ騒ぎながら商店街の中を突っ走って行った。
- 264 :坂城 たくみ:01/06(土) 23:27:14 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……なんだ、あいつら」 「……さぁ……」 「ま、良いか。それじゃぁとりあえず座れる所行こう。」 「んえ?」 「なんか悩みだろ?オレも聞いてもらったし、聞くよ。話せば結構楽になるしさ」
……話すって言っても、何をどう話せば? 言葉につまっているうちに、瀬戸先輩はオレの前を歩き出す。
「良い店知ってんだ、連れてってやる」
- 265 :坂城 たくみ:01/06(土) 23:41:25 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
阿部のおっちゃんの本屋の十字路を右に、 それから五分くらい歩いた所にその店はあった。
「……ケ、ケーキ屋か何かスか?」
真っ白な、いかにもメルヘンな感じの店の外観。 軽く拒否反応を覚えながら尋ねると、瀬戸先輩は元気よく頷く。
「美味いんだって!割引券持ってるからさ、オレ」 「…………っ」
半ば強引に、ぐいぐい背中を押されながら、オレは店内に足を踏み入れた。 扉の鐘の、カランカランという音が、虚しく背後に響く。 数歩進んでふと、何の気なしにオレは窓際に目をやり、そして、立ち止まった。
「……!!」
……晃紀……!?
なぜか立ち上がって、窓際の席にいるあの後ろ姿。 ……晃紀だ。 それじゃぁ、あの、向かい側には……
「なんだ、どうした?新谷」
突然立ち止まって一点を見つめるオレに、怪訝そうに尋ねる瀬戸先輩の声。 その声に、ぱっと晃紀が振り返る。 そしてすぐに、驚いたように目を見開いた。 逃げ出したくなるのをぐっとこらえる。 ここで逃げたら、ダメになる。
晃紀が隆?と小さく呟いたのが分かった。 オレは、走り出していた。
- 266 :坂城 たくみ:01/07(日) 00:33:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >Rサマ
あぁ、嬉しいお言葉です!引いたつもりだったので…笑 ありがとうございます!
>龍 あけましておめでとうー♪ なんだかんだで長い付き合いになってきたよね…vvv いつも来てくれて嬉しいよ…泣 ありがとう^^
>ノネムサマ あげまくって頂きまして、とっても嬉しいです! その通り、もう少しです!笑 ありがとうございます^^
>夜サマ あけましておめでとうございます! やっぱり嘘はつかせたくなかったです 笑 あのシーンにはかなり晃紀の愛情を詰めたつもりです…w 一生懸命頑張りますので、今年もよろしくお願いします^^ ありがとうございます**
>渋⌒悠Д`.°サマ わわわ、読んでいてくださったのですか! すごく嬉しいです〜!^^ いやはや、たくさんの嬉しいお言葉、嬉し恥ずかしです笑 ベッドシーン、多めの方が良いでしょうか!?ww 悩んでたんですよ〜…自分的には書きたいので…爆 お言葉に甘えさせてもらおうかしら…笑 隆プッシュありがとうございます!w コメ、ありがとうございました^^
>リカさん そのお言葉が何よりのエネルギーです! 頑張るので、良ければこれからもよろしくお願いいたします!^^
- 267 :渋⌒悠Д`.°:01/07(日) 03:30:06 HOST:cap010-200.kcn.ne.jp
更新されてた(ノ)'ε`(ヾ) めっちゃ どきどきわくわく が似合いますね笑
ベッドシーン が楽しみで...ぶ(o´ェ゜)・;'.、危
待ってます(ノ∀`)!!!
- 268 :龍之介:01/07(日) 18:19:50 HOST:ser356609005213861
- ほんまに、長い付き合いやなぁ(*/Д/*)
今年もよろしくねン☆
- 269 :坂城 たくみ:01/07(日) 18:38:46 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「お、おい新谷!?どーしたんだよ!」
瀬戸先輩の慌てた声が後ろから追ってくる。 穏やかに談笑していた客が数人、怪訝そうな顔をして目を向けてくる。 それを気にもとめず、オレは丸いテーブルの間を通り抜ける。
「晃……っ」
晃紀、言いかけて、その向かい側に座る人影に目をやり、
「……っえ……?」
自分の目を疑って、思わず立ちすくんだ。 晃紀と同じように目を丸くしてオレを見上げる、 薄めの化粧にゆるいパーマ、母親譲りの奥二重の大きな目……
「……隆?」 「……姉貴!?」
何で姉貴がいんだよ……? 晃紀に告白する女って……?
瞬間、姉貴が、晃紀をモテそうだと言っていた事を思い出した。 その時の表情が、妙に嬉しそうだったことを思い出した。 そして今晃紀の前にいる姉貴の顔が、どこか赤くなっていることに気付いた。
……姉貴が、晃紀を……?
「…ぁあーっと……」
晃紀が、どこか決まり悪そうにチラ、と姉貴に目をやる。 その途端に姉貴の顔がまたパっと赤くなった。 そしてそれにつられるようにして、晃紀もうつむき加減になる。 ……恥ずかしそうに。
それを見た瞬間、頭の芯が、カッと熱くなるのが分かった。 鈍器で殴られたようなショックが走った。
- 270 :坂城 たくみ:01/07(日) 18:42:20 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……ざけんなよ……っ?」
頭の整理がつくより先に、口が勝手に動いていた。
「ふざけんなよ!?晃紀!!ちょっとケンカしたぐらいで、なんでそうなんだよ!?」 「ぇ、ちょ……っ隆?」 「オレの次は姉貴かよ!?相手間違えてんじゃねえの!?マジ笑えねえっつーの!!お前が好きなのは、お前が好きなのはオレじゃねえのかよっ!!」
一気にぶちまけると、それだけなのに息が上がった。 今度は涙腺が震えて、思わず下唇を噛む。 しばらく呆然とオレを眺めて、晃紀は何も返してこない。
……なんか言ってくれよ、頼むから……!!
内心すがるような気持ちでオレも立ちすくしていると、 突然、力が抜けたように深い深いため息をついて、
「……隆」 「あぁ!?」
晃紀は片手で顔を覆いながら小さく、
「お前……バカ」 「はぁ!?ふざけんなっ!なん……っ」
そこでふと。
背後に感じる視線の大群、 ひそひそと囁き合う声、 口の半分開き唖然とオレを見つめる姉貴、 同じくその友達らしき人……
「……ぁ……」
血の気が引いていく。
――しまった――!!
- 271 :坂城 たくみ:01/07(日) 18:44:23 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
******訂正**********
口の半分開き唖然とオレを見つめる姉貴、 ↓ 口を
******************
- 272 :坂城 たくみ:01/07(日) 18:49:13 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >渋⌒悠Д`.°サマv
ベッドシーンを引き立てるタメにも、ここが頑張りどころですよね笑 もう例のシーンに盛り込みたいネタはほとんど挙がってるので、あとは書くのみですよ!!w おバカ一直線の隆を見守ってあげて下さい 笑
>龍v なんだかんだで去年の夏からだから… もう半年くらいだよ!すげえ…! VIPだね 笑
レスありがとうございますvv
- 273 :白夜:01/07(日) 19:10:46 HOST:softbank220044238073.bbtec.net
- あけましておめでとうがざいまs(遅)
隆くん、公衆の面前で大大暴露ですね・・・見てるこっちが 恥ずかしいですよ;;どきどきですね!上げます★ミ
- 274 :亜衣:01/07(日) 20:28:45 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- お久しぶりです(●´∀`●)
覚えてますかぁ??なかなか来れなくてごめんね!!
めっちゃ、いい感じになってる!2人の会話めっちゃいい!!!
- 275 :夜:01/07(日) 21:35:15 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 隆やっちゃった!!
でもめっちゃいいです♪ キュンときましたよ!(いつもですけど) またこじれないことを祈ります・・・!!
- 276 :まか:01/07(日) 21:38:38 HOST:nthkid029123.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 来たァです!
隆くんがついに言っちゃいましたね。
それにしても可愛いです。
お前が好きなのはオレじゃねえのかよっ!!)ってね
可愛いです
- 277 :龍之介:01/08(月) 10:53:51 HOST:ser356609005213861
- ほんまに凄い!!!
たくみちゃんもう半年も書いてるんやなぁ♪
- 278 :坂城 たくみ:01/09(火) 01:47:55 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「……ぁ、や、っつーか、ちが……っ、そ、そうじゃなく…っ」
その場にいる全員に弁解するように、しどろもどろになりながら口を開く。 血の気の引いた顔に、今度は熱がせり上がってくる。 けれど全部言い終わる前に、晃紀が突然顔を上げた。 さっきとは一変した突き刺すような視線に、オレはまた固まってしまう。
「な……っ」
なんだよ、そんな目で見なくても良いだろ!? 胸が引き絞られるような痛みを感じながらそう言おうとして、
「っ、……?」
その視線が、どこかオレを通り抜けた位置に向けられている事に気付く。 振り返って、また、オレの顔から血の気がさっと引いた。
「え……?新谷と……若生、が……新、たにと……ワコ……」
……すっかり忘れてた、この人。 瀬戸先輩は、うわごとのような呟きをもらしてすぐ後ろに立っていた。 しばらくうろうろと目を泳がせた後、のろのろとオレの顔を見やり、
「……へ?」
完璧に思考回路のショートした表情で首を傾げる。
「ちっ、違うんスよ!コレは――!」
- 279 :坂城 たくみ:01/09(火) 01:54:47 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
慌てて開いた口を、突然、後ろから回ってきた手に塞がれた。 そのままの勢いで、ぐいと引かれる。 後頭部をぽすんと、その手の持ち主の肩に預ける状態になる。
状況に思考が追いつく前に、すぐ耳元で聞きなれた、 けれどどこか語気の強まった声が響いた。
「そーゆーことなんで」
――!?
口を塞がれたまま、声すら出ない。 瀬戸先輩は、口を「エ」の字にしてフリーズしている。 晃紀はオレを押さえたまま振り返ると、
「花サン、志乃サン、やっぱまた今度で」
軽く会釈する仕草がすぐ斜め後ろから伝わってくる。 気付いた時にはオレの目には、オレの腕を掴んで走る晃紀の後姿だけが映っていた。
- 280 :坂城 たくみ:01/09(火) 03:36:12 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
++++
周囲なんて気にもとめず、とにかくがむしゃらに走る。 後ろから、途切れ途切れかけられる声は戸惑っていたけど、腕は掴んで離さなかった。 最初は引きずられるように付いてきていた隆の歩幅が、 段々と、オレと同じスピードになる。 言葉は一言も交わさなかったけど、必要もなかった。 もうオレ達の空気だと思った。
- 281 :坂城 たくみ:01/09(火) 03:37:36 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
さくら商店街のアーケードを抜けてすぐ、神社がある方向、 人通りのほとんど無い道を行く。
足が勝手に向かったのは、ガキの頃の遊び場のひとつ。 広さだけはある、遊具の少ない公園。 ……一番近場で、一番人がいない場所。
「……はぁっ、はぁっ、は…っ」
公園に足を踏み入れると、一瞬、視線だけで後ろを見る。 同じように息が上がりながら、ただ見返してくる視線と目が合った。
固めの砂を踏みしめながら、 公園の奥、最近設置されたばかりらしい公衆トイレに向かう。 三つ並んだ真っ白の扉の一番奥。 掴んでいた腕を引いて半ば強引に押し込める。 後ろ手に鍵をかけた。 ガチャンという金属音それと同時にぐいと引き寄せて、白塗りの壁にその背を叩きつける。
「ちょ、……っ」
何か言いかけた唇を塞ぐ。 深く深く口づけた。
- 282 :坂城 たくみ:01/09(火) 03:39:50 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ******一言とお詫び********
……やっとたどりついた……笑 はい、二発目にしてまさかの野外プレ(殴
そしてそして、コメレス、明日させて頂きます>< なんだか気付けば4時になりそうだなんて…!汗
ごめんなさい>< 明日(今日)必ずや…っ
***********************
- 283 :R:01/09(火) 09:47:21 HOST:ser357661004767297
- 野外Hサイコーっす!!!
期待してます! □■□■ネクスト□■□■
- 284 :亜衣:01/09(火) 15:34:15 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- またまた来ました!!もう、かっこいいよぉ晃紀☆
やばい!!ほれちゃいそう。。。。たくみちゃんに(/∀\*)ドキッ エ。。。 めっちゃ続き楽しみにしてるよ!
- 285 :夜:01/09(火) 21:43:10 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- えっもしかしてこのままヤっちゃう!?
もう、晃紀がかっこよすぎて私の心臓がやばいです!! え この小説本当に殺人モノですよ!!!
- 286 :坂城 たくみ:01/10(水) 02:28:27 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ん……っ」
何度も角度を変えて、何度も求める。 舌を滑り込ませると、 驚いたように身を引こうとする頭の両脇に肘をついて、それを防ぐ。 一ミリの隙間も許さない程に身を寄せて、押しつけるようなキスを繰り返す。 交わる吐息が熱い。
しばらくしてふいに、両肩を弱く押し返された。 苦しくなったのかと思い至近距離で表情を伺うと、 隆はその視線から逃れるように顔を背け、
「ぁ、や、やっぱ、やめ……」
今更そんな事を言い出す。 嫌よ嫌よも好きのうち。 そんな言葉が浮かんで、思わず口元が緩む。
「……嫌ならもっと本気で拒めよ」
本音は嫌じゃないクセに。 顎に手をかけて、うつむいた顔を上げさせる。 そのまま再び唇を落とそうとして、けれど次の瞬間隆は信じられない行動に出た。
振り払った。 それも、めちゃくちゃ本気で。
オレと壁の隙間をするりと抜けてゆく。 そのまま個室から出て行こうとする腕を慌てて掴む。
「お前なっ何マジで逃げてんだよ!?展開が違うだろ!!」 「な、なんだそのむちゃくちゃな理屈っ!お前が言ったんだろっ!?」
言いながら、本気で鍵に手をかける隆。 おいおいマジかよ冗談じゃねえぞ。 大慌てで後ろから両腕ごと抱えこんで、動けないように拘束する。
「はーなーせーっ!」 「んでだよっ、めちゃくちゃ臨戦態勢だったくせに!」 「や、やっぱ気が変わったん……っ!」
バタバタと暴れる体に回す腕に力を込めて、 隆の、昔からの弱点……耳元にふっと息を吹きかけた。 こいつは、ただ触られるのも嫌がるくらい耳が弱い。 予想通り隆はびくっと首をすくめて、
「や、やめ……っ」
絞り出すような声で訴える。 そのまま緩く甘噛み、わざとらしく水音を立てて舌を這わせる。 小さく震えながら身をよじる姿。 それが堪らなくて、何の前触れもなく前に手を滑らせた。
「あ、待っ……!」
こうなったら実力行使だ。勃たせちまえばこっちのもんだ。 そんな事を思いながらほんの少し触れたところで、オレはふと動作を止めた。 布越しからでも伝わってくる熱、この、張り詰めた感触。
「……隆?」
伺うように後ろから顔を覗き込むと、隆は顔を真っ赤に染めてうつむく。 それでもじっと見つめていると、観念したかのようにはぁっと息を吐き、言った。
「だ、だから…っ、こ、こんな場所でお前と、こんなっ……。な、なんかキ…スだけで、バカみてえに……っ」
よすぎて
と。最後は、消え入りそうなくらいの声で。
「これ以上やったら、オレ、マジでやべえから……頭、変にな……っ!?」
言い終える前に、後ろからファスナーを降ろして直接その昂りに触れた。 既に立ち上がった熱の前に膝をつくと、隆が身を引きながら上擦った声をあげる。
「バ、バカやろッ!ちょ、お前、なに考えてんだよ…ッ!?」
逃れようとする体を、片手で壁に押さえつける。
「お前のことしか考えてねえよ」
それだけ答えて、何の前触れも無く口に含んだ。
- 287 :坂城 たくみ:01/10(水) 02:47:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- **********レス***********
晃紀君火ついちゃってまーす 笑
>白夜サマv おめでとうございますーvv 隆は予定以上にアホっ子になってきてます…。 書いてて私も恥ずかしかった!笑 ありがとうございます^^
>亜衣ちゃんv 忘れる訳がなかろーもんvvバッチ覚えてるーv また来てくれてありがとう!^^ あら、キャラ通り越して私に?大歓迎よv笑vv ありがとうね^^
>Rサマv ホントですか!?良かった…! 引かれたらどうしようかと…!笑 実は坂城も好きなんです、野外!(待 ありがとうございます^^
>夜サマv 晃紀ですか!晃紀が褒められるのは珍しいのですごく嬉しいですーvv 良かったね晃紀!笑 このまま押し切れるかは晃紀のテクにかかってます笑 ありがとうございます^^
>まかサマv こーゆーアホっ子は本当に書いてて楽しいですね。笑 実はその台詞は、番外編のストーリーが出来上がる前から 言わせようと決めていた台詞だったりします笑 ありがとうございますー^^
>龍v 自分でもびっくりだぁ…! 初めて書いた小説でここまで続けれるなんて幸せよ…* いつもレスくれる読者様のおかげvv龍なんて最初からだし! どうもありがとうーvv
- 288 :渋⌒悠Д`.°:01/10(水) 03:12:18 HOST:cap016-248.kcn.ne.jp
- やあああべーーーーキタ―゜・*(`v゜)゜・*―!!ぶ
もーやじうまです!(´д`)ノ)`ε゜)笑 pcの前で やっちゃえ! って思ってる自分がいます(´・ω・)..何 ヤっちゃいそうですね(カタカナw 隆!隆!!←狂
こんな変態にさせてるのはたくみさんです(Ь´з`笑
- 289 :椎葉:01/10(水) 10:52:24 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- ぅあああぁぁあの、アレですね、これはもう。
・・・ヤバいの一言。
坂城さんて元々描写細かいじゃないですか。心理描写とか背景描写とか。物語の最初から今までの、二人の心理的変化とかが細かく書かれているからこそ、「絡み」シーンも更に引き立つとゆうか・・・っ! ただ「Hシーン書いて終わり」じゃないからこそ、悶える加減も全然違うとゆうか・・・っ!
あー・・・もうとにかく悶えてます。
- 290 :夜:01/10(水) 23:01:29 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- あああ・・・!!
ヤバイです!(良すぎて) 晃紀やりましたね♪ 今回のは前回と比べて何倍も心臓が鳴ってます!! え もっともっと隆を幸せにしてほしいです♪
- 291 :龍之介:01/11(木) 14:17:41 HOST:ser356609005213861
- 晃紀やっちゃったねー☆
そのまま頑張ってヤッちゃえ!!!(。-`д-) 長い付き合いになるんやなぁ……(しみじみ
- 292 :まか:01/11(木) 16:06:59 HOST:nthkid048208.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やばいです。
あぁぁあああぁぁぁぁぁぁすごいいいなぁ
可愛いです。やばい惚れちゃっとるんですけど この話にあああああいいです。
ずっとこの話大好きですから頑張って下さい。
あが多くてすいません。
- 293 :まちこ:01/11(木) 18:28:11 HOST:i125-203-24-246.s02.a001.ap.plala.or.jp
- お久しぶりですー
明けましておめでとう^^
年末は色々と多忙でして汗 暫く振りに来たら凄いですね!!Vv 大分更新されててとても面白くなってます♪ また暇があれば来たいと思います。 頑張って下さいね^^
- 294 :鈴:01/12(金) 17:56:37 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 野外キターッw
やばぃょ・・・めっちゃテンションあがるッ!!! キャァァーwあはは―((壊 もぉ最高ッ。
ちょっと落ち着いた。
かなりおくれたヶどあけおめッ☆ 今年の初めヵら楽しませてもらってるょぉw がんばってね―w
- 295 :坂城 たくみ:01/12(金) 19:59:37 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「んあぁ…っ!!ちょ、や…!」
一際高くなった隆の矯声が、白い壁中に響き渡る。 頭を押し返してくる手首を掴む。 先に舌を這わせて、ついばむようにキスを落とす。 …すげえ、熱い。
「ん…っふ、あ…!」 「隆…良い?」 「っあ、しゃ、しゃべんなぁ…っ!」 「良いだろ」 「んなの…!わ、分かん…っ」 「答えろよ」
口に含んだままの不明瞭な声で尋ねて、見上げる。 一瞬目が合う。 隆は泣きそうな顔を浮かべ、降参するかのようにこくこくと頷いた。
「す…げえ、い…っ、あ!!」
一気に喉の奥までくわえて、強く吸い上げる。 隆の背がびくんと反れて、上体が立っていられなくなったかのように前かがみに折れた。 その腰を両手で支えながら、更に早いリズムで吸い付いてゆく。 緩急をつけながら、舌を絡ませる。
「は…っぁ!も、ムリ…!!もう…っ!んぁ…!!」
息継ぎの隙もないくらいに、甘い声がこぼれ落ちる。 あっと言う間に、口内に放たれる熱い液体。 途端、ガクンと膝が折れ、
「おっと」
倒れ込んでくる体を抱きとめた。
- 296 :坂城 たくみ:01/12(金) 20:05:51 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「――はぁっ、は…っ」 「お前…早すぎ」 「…るせ…っ、お前がいきなり過ぎんだよ…!!し、しかも何飲んでんだよ…っ!出すだろ普通!」 「良いじゃん。お前のだし」
非難するような台詞とは裏腹の、全く覇気を失った声。 肩を上下させながら、脱力してオレの胸に体を預けてくる。 肩口に当たる息が熱い。
「……っ!」
背中の裾からするりと手を忍ばせる。 達したばかりの上気した体を、ゆっくり指でなぞる。
「嫌がってた割に無防備だな」 「ひぁ……っ、手、手つめて…!」 「お前の体が熱いんだろ」
前をはだけさせ、ポツンと膨らんだ胸の突起に触れる。 かすめるようにすると、隆は小さく肩を震わせた。 こめかみにキスを落とし、
「……まだやめて欲しい?」 「ん、ぁ…っ!こ、ここまでやっといて何言って…っ」
まぁそれはごもっともな訳だけど。 だけど、隆の口から聞きたい。 隆が求めないと意味がない。
「どうしてえ?言って」
愛撫を続けながら、質問を繰り返す。 くちごもる隆の顔を、催促するように覗き込む。 ふいに、首に腕が回された。 隆がすがるように、ぎゅっと抱きついてくる。
「…つ…続けて、も良い…っ」
思わず苦笑が漏れた。
――充分だ。 決して、積極的な言い方じゃない。 だけど気持ちが伝わるには、充分だった。 もう、止まれそうにない。
- 297 :坂城 たくみ:01/12(金) 20:33:27 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ベッドシーン書くの本当に楽しいなぁ爆
……ベッドじゃないけど。笑
***********************
>渋⌒悠Д`.°サマ PCの前からどうぞ声援をお願いします!笑 ますます頑張らせますので!ww 隆は思いっきり腰砕けにさせるのが目標です!笑 作者の変態オーラを移してしまったのでは…!w ありがとうございます^^
>椎葉サマ こじれた時の心理描写も、ココでどかーっと幸せに変わるように 細かく書いたつもりだったので、 そんな風に言って頂けて嬉しいです! 頑張った甲斐があります泣 ありがとうございます^^
>夜サマ 晃紀はこーゆうシーン本当に扱いやすいです… 晃紀の台詞とか、あまり悩んだことが無かったり笑 隆を幸せに!!ですね♪ と言っても相手が結構なSなのでアレですが…笑 ありがとうございます^^
>龍 やらかしちゃったよ〜〜w おぅ♪キバらせるぞーッ! 初めて会った時はまだ暑かったよねぇ…笑 どうもありがとう^^
>まかサマ いえ!「あ」がいっぱいとっても嬉しいです! パワーになります!*** 大好きなんて言って頂けて、感激ですよ…泣 ありがとうございます^^
>まちこサマ またお越し頂きとても嬉しいです! あけましておめでとうございます^^ お忙しかったとの事で…お疲れ様でした>< 頑張りますね!ありがとうございます^^
>鈴ちゃん 野外引かれたらどうしようかと思ってたから良かった…! テンション上がる!?嬉しい〜♪ww こちらこそあけおめ〜! また来てくれてどうもありがとう^^
- 298 :夜:01/12(金) 22:25:34 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- きゃああああ!!! え
もう、何なんですかね!隆がかわいすぎます・・・! あと、晃紀のSっぷりがかなりいいです!! こんなに愛されて隆は幸せ者ですね♪
- 299 :煤E∀・:01/14(日) 19:17:43 HOST:07031450095436_mb.ezweb.ne.jp
- は……激しくアァァァァゲ!!!!!!!!!!!!////
ヤバいです!!!!!ヤバいですー!!!!!!!!
- 300 :亜衣:01/14(日) 20:13:39 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- もう、めっちゃ嬉しくなってくる☆
やっぱ、ベットシーン笑最高だぁo(∀<o*)(*o>∀)o
- 301 :坂城 たくみ:01/15(月) 00:03:54 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……ヤバい、ヤバい、ヤバい――!!
上着をだらしなくはだけて、下は中途半端にずり降ろされた状態で、 制服をきちんと着たままの胸に寄りかかる。 体を起こそうにも、背筋とめどなく走るゾクゾクとした感覚に、全く力が入らない。
「…っあ、は…っ」
耳元で囁く声とか、からかうような表情とか、もどかしいくらい優しい触れ方とか。 晃紀の指が少しでも触れた箇所全部、自分のものじゃないみたいに熱い。 …どうにか、なりそうだ。 どうしてあんなに不安だったのか、オレは何を悩んでたのか。 もう、分からなくなる。
「……隆、声我慢すんなよ…」 「お、お前なぁっ、いちお外…っ!」
反論しかけて、また早くなった手つきに慌てて口を噤む。 さっき達したばかりなのに、オレのそれは晃紀の手の中でまた熱くなりだしていた。
本当はもう、声を我慢してる余裕だってない。 だけど、この場所は、音を響かせる。 声を上げれば上げるほどここがどこなのかという事を自覚させられて、 いたたまれない気分になる。 第一オレは、自分のこういう時の声が好きじゃない。 情けない気分になるから。 晃紀は、気に入ってるらしいけど。
それまでオレのたかぶりを弄んでいた手が、するすると後ろに伸びてきた。 前にわずかな寂しさを感じながらも、思わず身構える。 身を固くしていると、晃紀はふっと笑って、
「痛くしねえから、力抜け」
言いながら、上着を脱いでオレの後ろに敷く。 そして、オレの肘をその上に着かせる。
「……?」
何をするのか図りかねていると、 晃紀は急にオレの両足を掴み、それを自分の両肩に掛けた。
- 302 :坂城 たくみ:01/15(月) 00:17:10 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ぅ…わ!?おいっ何だよこの体勢っ!!」 「だって後ろからとか嫌だろ。顔見えねえじゃん」 「は!?やっ、だけどこんなん…!!」
顔も上も下も全部晃紀から見下ろせてしまう。 オレが押し黙ると、晃紀はその続きを分かり切ってるようで、
「だから良いんだって」
壁と晃紀の間で仰向けになるオレの上で、心底楽しそうに笑った。
「ん、あぁ…っ!」
…もう、何分くらいだよ……?
肩で息をしながら、伺うように晃紀の顔を見上げる。 晃紀は自分の手元に恥ずかしくなるほど真剣な視線を注いで、 オレの反応を確かめるように指を動かしている。 確実にオレの弱い箇所を擦るのに、決定的な刺激は与えてこない。 とっくに張りつめて苦しいくらいのそこにも、絶対に触れて来ようとしない。 思わず自ら動いてしまいそうになる腰に、ぐっと力を込める。 ……もどかしくてもどかしくて、もう泣きそうだ。
「〜〜晃紀……っ!!」
思いがけず切羽詰まったような声を上げてしまったオレに、 晃紀は不思議そうに顔をあげた。
「ん?」 「おま、お前なっ!!ん、じゃねーよっ!何ウダウダやってんだよっ!」
恥ずかしさともどかしさでもう訳が分からなくなりながらオレが言うと、 晃紀は指をふと止め、妙に考え込んだ表情を浮かべた。
「ウダウダっつーか…お前に絶対痛え思いさせたくねえんだよ。初めてん時は余裕無くて、めちゃくちゃだっただろ。なんか、そういうの情けない。オレだけ良くてもしょうがねえだろ。少しは、大人になりてえんだよ……負けたくねえし」
最後にボソッと、呟いた言葉に首を傾げる。 負けたくない?誰に? 思い巡らせていると、ふいに奥でぐいと動かれ、
「ぅあっ!!ちょ、な…んだよ…!?…んんっ…!」 「……だけどお前がもう欲しいって言うなら、今すぐ答えてやりてえよ」
オレももう実は結構、余裕ねえし、と。 目を合わせてそう言うと、ついばむようにキスをされる。
――めちゃくちゃ、卑怯だ。こんなにしといて、その上何言わせる気だよ…!!――
どんどん追い立てられて、もう、反論する余裕すらない。
「ぁ……っほし、…も……!」 「え?」 「だから、ほ……っ、……良いから……もう、早くしろって……!!」
声を上げて叫んだ直後、はたと表情を止めた。 さっと冷たいものが走る。 どくんと心臓が跳ね上がる。 外の方から…だんだんと、近くなる――人の、話し声。 こんな場所を利用するなんて、裏の神社の坊さんか何かだろうか。 入って来たのは男の声がふたつ。 すぐそこで聞こえる。 息を殺して身を潜める。
まさか、マジで人が来るなんて、無しだろ――!? 早く、早く出てってくれ――!
「……っ!?」
ふいに。 正面から、ぱしんと口を塞がれた。 目を見開いて顔を上げる。
「……了解」
耳元で囁かれたのは、さっきのオレの要求に対する答え。 どこか切羽詰まりながらも、笑いを含んだ声。
「――――ッ!!」
- 303 :坂城 たくみ:01/15(月) 00:32:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- あれッ!!もっと分割して更新するんだった…!!
読みにくいですね…ごめんなさい>_<;
>夜サマv 普段はノリが似てる二人が、こーゆー時はこうなのよ …みたいな感じを出したいのです笑 受けは受け、攻めは攻め的な…笑 なのでその褒め言葉はとても嬉しいです^^ ありがとうございますv
>煤E∀・サマ 激しくアゲて頂きとても嬉しく思います!笑 本当にありがとうございますv 幸せです〜^^
>亜衣ちゃんv ベッドでないけどね〜♪^^笑 二回目にして野外とは…アブノーマル万歳笑 あ、300ありがとうvvレス数見た時うぉーーってなったよv どうもありがとう^^
- 304 :亜衣:01/15(月) 19:14:38 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- キャー(/∀\*)ドキッ
人が人が!!!でも、こういうの大好きだったりしちゃう笑 いいねぇ!!!もう、ずっと( ●≧艸≦) キャッ なシーンであってほしくなっちゃうo(∀<o*)(*o>∀)o
300レスでしたぁ♪ほんとに、おめでとう(●´∀`●) 私まで、嬉しいよ♪
- 305 :夜:01/15(月) 20:32:02 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- 晃紀のSっぷり・・・・。
やっぱいいです!! お坊さん?が来てもっともっとドキドキしちゃったりしてます♪ 隆がんばれっ!!!
- 306 :まか:01/15(月) 21:34:26 HOST:nthkid060024.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やばぁぁぁぁいです。
惚れる惚れる・・・・あぁぁぁぁぁl すげぇそして。人来るなんて最低だぁ やっといい感じなのになぁ・・・・・。 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁっぁあ 続きほしい。
- 307 :白夜:01/16(火) 18:44:06 HOST:softbank220044238073.bbtec.net
- 野外は人に見つかるっていう危険がありますよね・・・
でも晃紀はそういうのスリルがあって好きそうです(笑 たくみさんと二人、大好きです!(ぇ;
- 308 :龍之介:01/16(火) 22:18:29 HOST:ser356609005213861
- 最近来れてなかった↓↓
ごめんなぁ〜(;д⊂) 晃紀くん、頑張れ!!笑
- 309 :坂城 たくみ:01/18(木) 22:43:52 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ぐいと腰を引き寄せられて、息をのんだ。 そこに押し当てられる熱。 指とはまったく違う圧迫感。 …ドアの向こうでは、穏やかに談笑する声。
う、嘘だろ嘘だろ嘘だろー……っ!?
真っ白な壁と、そこに片手をついた晃紀の間で、身動きがとれない。 晃紀は口を塞がれたまま固まるオレを見下ろすと、耳元に顔を寄せ、
「……首に腕」
吐息だけのそれがまるで信号であるかのように、 言われるがまま、晃紀の首にしがみつく。
「息吐け」 「……っ!!」
息を吐く余裕なんかなかった。 と言うより、与えられなかった。
「…ん、ぅ……!!」 「…は……っ、ヤ、ベ…っ」
二回目だからなのか、散々慣らされた後だからなのか。 痛みよりも、熱い疼きが全身を支配して。
人がいるのに、こんなに突然なのに。 抵抗、出来ない。
むしろ……
「隆…、…っ平気か…っ?いてえ?」
耳元から晃紀の熱い吐息が入り込んで、全身を駆け巡るみたいだ。 抑え気味の掠れた声だけで、心臓が波打つ。 痛くない、訳じゃない、けど。 ふるふる、と首を振ると、晃紀はほっとしたような笑顔を浮かべた。 なぜか、胸が苦しくなる。
中で小さく擦られるだけで、全身が震える。 オレの口を塞ぐ手のひらも背を抱きかかえるもう片方の手も、 頬に触れる首筋も、全部熱い。
「〜〜っ、……ふ、ぁ…っ」
口に被さる指の隙間から、オレの、オレのじゃないような声が零れる。
せめて、声、出したい。 そうでもしないと、やり場のない熱で、溶けそうだ。 水を流す音と、他愛のない会話に紛れるように、息を継ぐ。
- 310 :まか:01/19(金) 21:06:57 HOST:nthkid016252.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やばいです。
おぉぉぉぉすごいです
- 311 :渋悠:01/22(月) 02:52:22 HOST:cap015-085.kcn.ne.jp
- なんか名前を短縮しました 笑
下がってきているのであげます!
- 312 :夜:01/22(月) 22:27:38 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- ああああ!もう良すぎです♪
本にしてもらいたいくらいですよっ!! もし出たら、即行買います♪
- 313 :鈴:01/25(木) 21:02:56 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- もぉこの2人最高ッ!!!
野外全然こぃだねッw SとMすぎるょね―いいょね― ナィスカッポーw
- 314 :渋悠:01/28(日) 01:42:51 HOST:cap003-247.kcn.ne.jp
- あげます+.(b゚ェ゚*)゚+
- 315 :坂城 たくみ:01/28(日) 18:29:40 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ふいに、バタンと大きな音が、すぐ隣で響いた。 事も有ろうに、片方の男がすぐ隣の個室に入ったらしい。 慌てて晃紀の背をどんどんと叩く。 ただ同じ空間にいるのと、真隣にいるのとでは話が違う。 壁越しに物音が伝わってしまうかも知れない。
けれどオレの行動に対する晃紀の答えは、 口を塞ぐ手に力を込めて、へへ、と笑ってみせただけだった。
「ちょ、ムリ……ッ」 「いーから」
ぐいと引き寄せられて、また深く、少し強引に、晃紀の熱が入り込んでくる。
「〜〜……ッ!」 「…っ、んなに締めんなよ……結構、感じてんじゃねえの…?」
からかうような色を含んだ声で囁かれると、また体が熱くなる。 もう体裁なんてどうでも良いから、 めちゃくちゃによがってしまえたら、どれだけ楽だろう。
晃紀の追い立てるようなテンポに、喉の奥がひきつる。 初めてのときと、なんか全然、違う。 いつのまにか溢れていた涙が、頬を伝っていく。 キツく、しがみつく。
「こ、うき……っ」
たまらなくて名前を呼ぶと、オレの中でどくんと、熱が増すのが分かった。 見上げる晃紀の眉がふと、困ったように寄せられる。
「…やべえって、お前、色っぽすぎ……っ」
貪るようなキスをしながら、声に出来ない熱を交わす。 一層大きく擦られると、自分の意識さえどこにあるのか分からなくなる。 瞼の裏で、真っ白い閃光がちかちかと弾ける。 すがる腕にぎゅっと力を込めると、晃紀がこくんと、ひとつだけ頷く。
好きだ、と。 囁いたその声が、泣きたいくらいに、優しかった。
- 316 :坂城 たくみ:01/28(日) 18:33:39 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- **************************
ぅあぁ〜〜ッ; 更新停滞してしまいごめんなさい…; 大事にしたいシーンだったのと、なかなか時間が取れずで…; 前回は個レスはおろか、お礼レスさえ出来ずごめんなさい><; 申し訳ありませんが、今回も個レス無しでお願いします;
アゲやコメ、本当に嬉しいです 感涙 毎回力をもらっています! ありがとうございます〜〜><泣 **************************
- 317 :まか:01/28(日) 23:04:22 HOST:nthkid061055.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- すげぇぇぇ
惚れる
- 318 :龍之介:01/30(火) 16:10:22 HOST:ser356609005213861
- 頑張れ〜($*'∀`*)
応援してるよー☆
- 319 :夕 (gPixezqV7c):02/05(月) 17:44:22 HOST:cwtl7sgts51.jp-t.ne.jp
- こんにちはv
いつも来る度覗かせて頂いてます。 相変わらずの文才に感嘆しまくりです〜vv 坂城さんの文ってなんでこうもドキドキするのでしょう…! 本当に大好きですっっ お忙しそうですが更新頑張ってください。 陰ながら全力で応援致しております!! レスのお返事は時間に余裕が出来たらで結構ですので、あまりお気になさらないでくださいね^^ では、またコソコソお邪魔させて頂きますw 失礼しました。
- 320 :まか:02/05(月) 17:47:16 HOST:nthkid011163.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 超応援してますよ!!!
- 321 :坂城 たくみ:02/08(木) 00:15:43 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- +++++
「漫画のモデル!?」 「そ。っつってもそんな大層なモンじゃねえけど」
公園の隅の古ぼけたベンチに腰掛けて目を丸くする隆に向けて、 オレは買って来たばかりのオレンジ色の缶ジュースを放り投げた。
「ぁっ!?100%(パー)かよ!?」 「それしかなかったんだって。炭酸は飲めねえだろ、お前。」 「まぁ、そーだけど……にがすっぺえんだよなぁコレ……」
ぶつくさ文句をこぼしている隆の隣に腰掛けて、自分のコーラの缶を開ける。
ったく人がせっかくこんな薄着で、寒空の下買って来てやったっつーのに、こいつは。
まだ不満げな横顔を尻目に、一口飲み下す。 喉元を通り過ぎる冷たさが心地良いのと同時に、わずかに寒気が走る。 やっぱり、10月の夕暮れ時に、Tシャツってのはキツい。
シート代わりにされた上着はトイレが新設だったおかげで ほとんど汚れていなかったけど、 さすがに着ようとは思わなかった。
…なんか、物凄く卑猥な気がするし。 しばらく上着を直視出来ないような気さえする。
- 322 :坂城 たくみ:02/08(木) 00:32:23 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…んで、モデルって具体的に何すんだ?」 「…お前な、んなマズそーな顔してんじゃねーよ」 「いてっ」
よっぽど苦かったのか、しかめつらして寄せられた眉間のしわに軽くデコピンを食らわせる。 それから、オレはモデルの件についての大体… …本屋で会った時に、何故か志乃さんの気に入ったらしい事、 “一般の男子校生像"としてプロフィールを提供するだけである事、 今日はその為にあのケーキ屋にいた事、を説明した。
「何気にすげえ大変だけどな。質問の量ハンパねえし。今日の埋め合わせの事考えると正直気ぃ重い。」 「ふーん……それってまだ結構かかんの?」 「さー…あのテンションの高さ見る限り、なんか終わりが見えねえんだけど…」 「てか、その志乃って人お前の事好きなんじゃねえの?初めて会った時のリアクションとか普通じゃねえじゃん」 「や……あの人普段からあんな感じなんじゃねえか、たぶん」 「ふーん……」
あの異色コンビを思い出して苦笑を漏らしながら言うと、 聞いているのかいないのか、気のない返事が返ってきた。 見ると、隆は手元の缶に視線を落として、 へえ、と独り言めいた呟きを漏らす。
……分かりやす過ぎる。
笑いをこらえながら、すねた横顔をそのまま眺めていると、
「……んだよ」
隆はふと顔を上げ、さっきよりも多くの眉間のシワを、取り繕ったように寄せる。
「…ははっ」 「な、何笑ってん…っ!」
思わず声を上げて笑うと、すぐさま非難の声が返ってきた。 それが言い終える前に肩に腕を回して引き寄せ、 今度はデコピンじゃなく、小さくキスを落とす。 また非難されるか、嫌がられるかと思ったのに、 隆は意外とすんなり、オレの胸元に頭を預けてきた。 それを抱え込むように、両腕で抱きしめる。
- 323 :坂城 たくみ:02/08(木) 00:53:06 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「…隆、お前は?」 「…なにが」 「お前は、瀬戸せんぱ……」
瀬戸先輩と、何かあったのか? そう続く筈だったけど、やめた。 不思議そうに見上げてくる目と目が合う。
「…いや、やっぱ何でもねえわ」
ニッと笑うと、なんだそれ、言いながら、黒目がちの奥二重がふと細められた。 ……なんか、もうどうでもよくなった。
「……隆」
小さく名前を読んで、額に唇を落とす。 次に頬、今度は薄めの唇に。 ついばむような音と一緒に、合わせた唇から吐息が零れる。
「……晃紀」 「うん?」 「……オレもだから、さっきの」
言いにくそうに口ごもりながら、顔を赤くして呟く隆に、首を傾げる。
「…さっきの?」 「さ、さっきのっつったら、ひとつしかねえだろっ」
さっきの?ひとつしかねえ? ……オレも?
「…あー……」
ふと気がついて、ぷっと苦笑が漏れた。 こいつってホント、どこまでも回りくどい。 真っ赤な頬を隠すように俯く仕草。
…なんでこんなに、可愛いんだろう。 ちょっと、ヤバいくらいじゃねえか。
- 324 :坂城 たくみ:02/08(木) 01:08:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「ん」
笑いながら頷いて、再び唇を合わせる。 口に出さなくても伝える方法が、オレ達にはある。
「……じゃ、そろそろ行くか」
数回キスを繰り返した後、歯止めを効かせるタイミングを逃してしまいそうで、 我ながら不自然に切り上げて立ち上がった。
「どこにだよ?」 「オレんち。あ、言っとくけどまだ終わってねえぞ?」
ニっと口角を上げて答えると、隆は言葉の真意を測りかねるようにしばらく固まり、
「……はっ?」 「ほら、早くしろって」 「……な、何……っ」 「あぁ、心配すんな、誰もいねえから。喘ぎ放題」
最後の一言はわざと音量を上げて、それからははっと声を上げて笑う。
「なっ……!?ん、んな事誰も聞いてねぇーッ!!」
予想通りに上擦った隆の声がオレの背にぶつかって、気持ち良いくらいに響く。 笑いながら見上げた秋空は綺麗なオレンジで、 口の中に残る香りの色にひどく良く似ていて。 オレは、今日のことを、ここで交わしたキスを、きっと忘れられないだろうと思った。
- 325 :坂城 たくみ:02/08(木) 01:14:08 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
***************************
久々更新です…! 遅くなってしまいごめんなさいッ; 今回、ちょっと多めに頑張りました…!><;
ここでとりあえす一件落着というか、一段落ついた感じですが、 まだ少し続きます^^
良ければ最後まで、見届けて下さると嬉しいです♪
***************************
そして、やっと個レスが返せる…!! 遅くなってしまいごめんなさい〜!!
- 326 :坂城 たくみ:02/08(木) 01:38:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>亜衣ちゃん♪
実はあたしもスリルある系好きなのよね〜!笑 なんかこう…背徳的な感じが燃え(萌え?笑)るよね! でも、ドキドキ感を出すのは難しかったわ…! 修行するわッ…笑 レスありがとう♪
>>夜サマ♪ 晃紀はどうしてSになったのか…未だに分からない坂城です笑 というか、自分は攻めはSしか書け無そうな…気が…!震 本ですか〜夢ですね〜^皿^ 同人誌とかでやってる方多いですよね!素敵だ…笑 レスありがとうございます^^
>>まかサマ♪ 人が来てもお構いなしのドS晃紀でした…^^;笑 何度も上げてくださってとても感謝感謝です泣 いつもありがとうございますッ…! 良ければ最後までお付き合い頂けると嬉しいです♪
>>白夜サマ♪ おぉ、うちの攻めちゃんの事をよく分かってらっしゃる!w そうですね、晃紀は“そーゆうの”大好きでした…笑 書いててもシーンの中で一番楽しかったです 爆ッ わ、私も白夜サマ大好きッス!!!何 レスありがとうございます♪
>>龍♪ 晃紀にエールありがとう!!w キバらせました…というか、好き放題やらせた…笑 晃紀視点の方が断然楽な自分が怖い…笑 いつもありがとう♪^^
>>鈴ちゃん♪ 決してSMに興味があるとかで無いんだけど、 どーしてこうもSッ気&Mッ気が強いんだろう泣笑 野外全然こい!?だよねー!!笑ww レスありがとう♪
>>渋悠サマ♪ 短縮なさったのですねー♪了解です笑 何度も上げて頂きとっても助かっております! 上の方にあったのでびっくり&感激しました…! 本当にありがとうございます! あとちょっと、頑張りますねー!^^
>>夕サマ♪ おぉ〜〜夕サマだ…!!感動 ど、ドキドキしますでしょうか!? やたらと細かい絡みシーンのせいでしょうか!笑 とっても嬉しいです…!泣 そんな事を言ったら私だって夕サマの文章大好きですよ!惚 本当にありがとうございます>< これからもお互い頑張りましょう…!
- 327 :龍之介:02/08(木) 19:00:38 HOST:ser356609005213861
- お疲れさん☆
ゆっくりでいいから頑張ってな〜(*´∀`)ъ
- 328 :まか:02/08(木) 21:59:39 HOST:nthkid045250.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 天才だぁ
惚れるしぁあっぁぁぁぁ
ぜったい完結まで見に来るんで!
- 329 :夜:02/10(土) 08:38:14 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- お久しぶりです!
なんか色々ゴタゴタしていてこれなかったです・・・・。 もうドキドキしっぱなしですよ!! あらためて本当にすごいです! もう、この小説もたくみさんも大っ好きです!!!
- 330 :鈴:02/16(金) 17:22:24 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- 隆かわぃスギじゃね?やばぃ―ぃぃw惚
ちょっとちょっとちょっと。(あれ笑) もぉたくみちゃんにアカ○ミー賞とヵあげちゃいたいッ!!!
- 331 :黒猫:02/16(金) 18:01:32 HOST:softbank218127024016.bbtec.net
- 始めましてッ・・今回から読ませていただいてます。
もう作者様に惚れていいですk(ry 真面目に面白いですwwwww
- 332 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:09:30 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- >>龍v
いつもありがとう…! 更新すれば来てくれて…坂城は果報者だ泣
>>まかサマv ててて、天才!!? いぁ、恐縮ですよ…!滝汗 ありがとうございますー!><
>>夜サマv ドキドキを提供できたでしょうか!? それが目標なので、そう言って頂けて嬉しいです^^ ありがとうございます♪
>>鈴ちゃv なんでなんでなんで。(笑w そんな事言ってもらっちゃっちゃ泣く!! ありがとうvv
>>黒猫サマv 初めまして!見て頂きありがとうございますー! 必殺惚れ返ししますよv何vv 頑張りますね!^^
********************* さてさて、今回が最後の更新になります…! 最後の流れは途切れさせたくなかったので、 あえて一度に大量更新しますが…! 良ければお付き合いくださいね♪♪
- 333 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:30:13 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
日曜日の正午、例によってほとんどが女性客で埋めつくされた店内には、 ケーキと紅茶の甘い香りが漂っている。 扉のベルの音が鳴る度に飛び交う、店員の明るい声。 客の穏やかに談笑する声。 オレはひとつ咳払いをして、
「――という訳なんです。」
と、長い長い長い(実質そんなに長く無かったのかも知れないけど)説明をしめくくった。 ヤケに開き直った気持ちでふと隣を見る。 目に飛び込んでくる、俯いて真っ赤でガチガチの横顔。 思わずため息が漏れる。 ……なんで、お前が一番緊張してんだ。
「おい、隆」 「…………」 「おいっ、大丈夫かよっ?」 「…………」 「隆っ!」
肩を揺すり、耳元で声を上げると、
「うぁっ!?はい!?」
隆は飛び上がる勢いで顔を上げ、 それから今起きたかのようにぱしぱしと数度瞬きを繰り返した。
「バカお前、まさか寝てたんじゃねえだろうな」 「寝てねえっつーの!考え事してたんだよ!」
言って姿勢を正して見せるが、目は明らかに泳いでいる。 ……寝るよりタチ悪ぃ、多分今意識飛んでたな、こいつ。 まぁ良いけど、言うとオレは、再び前方に向き直った。
- 334 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:32:24 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
……とどのつまりはオレ達は今、 “付き合ってます宣言" しました。
二人で話し合った結果、隆のあの発言とその後のオレの行動は、 さすがにもうフォローのしようが無いだろうという事になった。 あの時点で既に、オレ達付き合ってまーす両思いでーすと言わんばかりだったと思う。 だけどオレは、もう一度はっきり言っておきたかった。 当は心のどこかで、誰かに聞いて欲しかったのかも知れない。 両思いの相手がいるって事は、ただ単純に嬉しい事だから。
そこで、あの場にいた花サン、志乃さんを呼んで、 もうすっかりお馴染みになった喫茶店に、今こうして集まっている。 瀬戸先輩にはオレの口から、昨日の部活の後に言った。 落ち込んだ表情は微塵もなくて、 特に、校内では瀬戸先輩しか知らないと伝えた時なんか、むしろ嬉しそうだった。 協力するから何でも相談してくれ、らしい。 よく分からない人だと思う。 隆の事を好きだという噂自体、間違いだったのかも知れない。
- 335 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:34:02 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ふふふ、と。妙な沈黙を破ったのは、花サンの笑い声だった。
「やっぱりねぇ〜。知ってたよ、私〜」
まぁこの人はそうだろうなぁ。 頷くオレの隣で、隆がガターッと立ち上がる。 顔面蒼白。 まぁお前はそうだろうなぁ。
「はっ……?え、姉貴、知って……!?」 「うん」 「い、いつから……っ」 「うーん、先月の終わりくらいかなぁ?見ててすごく楽しかったぁ〜。隆、ヤキモチがバレバレなんだもん〜。」
完璧に動転、唖然とする弟に向かって、普通過ぎるくらい普通の花サン。 今の発言を聞いた所、弟をかなり弄んだらしい。 隆の部屋にいた時の電話も、もしかしたらそういう意図があったのかも知れない。 やっぱり、この人はかなりの大物だと、思う。 て言うか怖え。
- 336 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:36:11 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「あたしもっ!花からとっくに聞いてたよ!今回のモデルだって、だからお願いしたんだもん!」
やたら語尾を弾ませるいつもの口調で言う志乃サンに、オレはふと首を傾げた。
「この事と漫画と、何が関係あるんスか?」 「だってあたしの描いてるのBL漫画だもん!」
グラスの水をぶはっと吐き出す。 げほげほとむせ返る。 今度は、オレがどもる番だった。
「げほ……っ、え、な、何……っ?」 「あれっ、言ってなかった?あたしが描いてるのはBL漫画!BoysLove!分かるよね?」
分かる、分かるけど。 ……ちょっと待てよ。 恐る恐る口を開く。
「え、もしかして……オレが関わってるのって……?」 「秋の新作!学ラン特集〜」
歌うようなリズムで言う志乃サン満面の笑み。 頭痛い。 これって、詐欺って言わねえか。 オレが頭を抱えて押し黙っていると、
「あ、隆。もちろん隆もだからね〜」 「はぁ!?」 「よろしくねっ、隆君!」
罪の無い顔をした女子大生二人の鋭利な刃は、今度は隆に向けられた。
- 337 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:39:59 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
気持ちはよく分かるけど、抵抗するだけ無駄だと思う。 この二人の勢いに勝てる奴なんて、そうそういない。 少なくともオレはそう思う。
クリームがこれでもかという程に乗ったケーキを口に運びながら、 花サンがうふふ何言ってるの、と隆の発言をごく自然に流す。 志乃さんはこの前と同じ大きな袋から画用紙を一枚取り出し、
「もう構想も練ってあるから、どうしてもお願いしたいの!これ、花に借りた写真見ながら描いた、隆君役のキャラなんだけど……」 「オレ役とか言うなぁっ!」
可哀想なくらい一生懸命ツッコんでいる隆を尻目に、オレが画用紙を受け取る。 見る。
「志乃さん」
ものの、三秒。
「完成品出来たらオレにも下さい。出来る限り隆の出番多めで」 「おい!!」 「もちろんだよ〜!隆君にもあげるねっ」 「いらねえー!!」 「隆、年上に対して失礼だぞお前」
まだ何かぎゃあぎゃあ声を荒げている隆をよそに繰り広げられる“満場一致”の穏やかな会話。
「志乃サンてマジで絵上手いッスよね、職にした方良いですよ」 「ありがと!でもそんな事言ったら、花の色づけだってプロ並みだよー」 「ですよね、特にこの肌の感じとか……」 「えへへ、照れるなぁ〜」 「話聞けよお前らぁっ!!」
- 338 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:43:36 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
散々いじり倒して疲れきった隆を(力技で)頷かせた頃には、日はどっぷりと暮れていた。 毎度の事居座りすぎだ。 そろそろ店のブラックリストに載る頃かも知れない。 胸をすくような冷たい空気を吸い込んで吐く。 息の白が濃さを増した事にふと気付く。 本格的に冬が近い。
「すげえ疲れた」
打ちのめされたような表情で、ぼそっと隆が呟く。 この数時間で老けた。
「なんであんな元気なんだあいつら」
オレ達の少し前を行く二人は、 こっちにまで届くほどの音量できゃあきゃあとはしゃぎあっている。 世の女子大生みんながみんなああなんて事は絶対ありえないと思うけど、 隆曰く、今日から女子大生恐怖症らしい。 オレには都合が良い事だ。 こいつは小学校の時も中学校の時も、年上にモテる傾向があったから。 いわゆる年上キラーってヤツ。 ……調子に乗るから教えてないけど。
- 339 :坂城 たくみ:02/20(火) 01:54:46 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
「おつかれ」 「それをお前が言うな」 「悪ぃ、リアクションがいちいち可愛くてつい」 「アホっ」
けれどもちらと横顔を盗み見ると案の定、ちゃっかり赤くなっていて、 怒らせるとは分かっているけど噴き出してしまう。
「さみ」
冷たい風がひとつ吹いて、隆が小さく首をすくめる。 瞬間当たり前に手首を掴んでポケットの中に招き、指を絡ませた。
「暗いからダイジョーブ」
お約束のリアクションを返される前にそう言うと、 ふいを突かれたようにぐっと言葉を詰まらせる。 最高に不服そうな表情を浮かべてみせるその隣で、 オレは、また笑わずにはいられなかった。
表情よりも言葉よりも、ポケットの中の手のひらだけが、やけに正直で。
好きで仕方ない。
「キスは」 「バカかお前!!」 「ムリ?」 「ムリ!!」
街中で手を繋ぐたったそれだけの行為が、嬉しくて泣きそうだなんて、我ながら可笑しい。 いっそ言いふらしたいと思う。 これだけ、好きな奴がいる。
ただでさえ口は悪いし何をするにも若葉マークのオレ達だ。 またすれ違う事もあるかもしれない。 なら何度だって、すれ違ってやる。 それで良いんだと思う。 この気持ちさえあるなら、大丈夫だ。
冷たい風がゆきすぎる度に指先に力を込める。 答えるように握り返してくる、嬉しさをかみしめながら歩く。 今年の初雪は二人で見てえな、なんてことを、なんとなく思う。
「隆、冬休み」 「おう」 「遊び倒すぞ」 「言われなくても」
そう、これから。 オレ達はまだ、始まったばかりだ。
fin.
- 340 :坂城 たくみ:02/20(火) 02:01:22 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- **********************
うーわ……もう最後の最後にやってしまった…泣 台詞まるごと一個抜け発見!!!苦笑 337の冒頭には、
「ちょっと待てよ、オレぜってえ無理っ!」
という隆の泣き言が入ります。 そうじゃないと少し矛盾が生じますね…;
ごめんなさい…! **********************
- 341 :坂城 たくみ:02/20(火) 02:14:49 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- ************作者あとがき**********
おーっと。 どうゆうことだ。 本編より番外編の方が長い!!笑
…と、いう訳で、改めまして作者の坂城たくみです。 番外編、なんとか完結です!!
始めてから、気付けばもう4ヶ月が…… え、4ヶ月!?嘘!?そんなに!? と、日付を見て、作者自身おったまげている次第でございます。笑
途中更新が停滞気味になったり、 レスにお返事すら出来なかったり、 こじれすぎだったり、 まさかの野外プレイだったり、
しましたが笑、ようやくたどり着きました!
たくさんのコメ、毎回毎回とっても嬉しかったです。 コメ無しで書き上げる根性は、坂城はおそらく持ち合わせていないと思います(無責任な 隆と晃紀にエール送って下さる方もいて、頑張らせることが出来ました。笑
本当に本当に、どうもありがとうございました…***(ぅわあ言いたりない!!
もっと知的なあとがきが書けないものか自分。笑 ****************************
- 342 :龍之介:02/20(火) 16:47:20 HOST:ser356609005213861
- お疲れ〜($*'∀`*)
本編も番外編もめちゃ良かったで☆ 次も頑張ってなぁ!
- 343 :白夜:02/20(火) 17:08:11 HOST:softbank220044238073.bbtec.net
- お疲れ様です!
とっても面白かったですvv 最後のほうは隆くんに萌えてましたww 次も頑張ってくださいね。
- 344 :亜衣:02/20(火) 20:45:31 HOST:softbank221095019065.bbtec.net
- お疲れ☆
亜衣的には番番外編が見たいなぁ・・・なんて♪
でも、ホントに次のも応援するから、頑張ってね(●´∀`●)
- 345 :夕 (gPixezqV7c):02/22(木) 22:18:03 HOST:i125-201-44-115.s02.a021.ap.plala.or.jp
- こんばんはv
完結おめでとうございます!andお疲れ様でしたv いつもコソコソ覗いたり、ドキドキしながらコメ残させて頂いたり。 坂城さんの文にいつも楽しませて頂きました。 こちらこそお礼を言いたいのです^^ 4ヶ月の中で色々大変だったりすることもあったと思いますが、書き上げられたことに拍手と感謝をッッ また坂城さんの作品に出会えたらいいな〜むふふwなんて思ってます笑
本当にお疲れ様でした! では、失礼します。
- 346 :まか:02/23(金) 20:44:36 HOST:nthkid043005.hkid.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- やっぱり天才です!!!
惚れるわぁぁぁ。 とういかお疲れ様です! 前作と変わらなく面白かったです いやいや天才だなぁ。 次も書くんですか??? 書くんだったら絶対見ますよ! とにかくお疲れしたぁ!
- 347 :坂城 たくみ:02/23(金) 22:49:29 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- 龍v
保管庫の方なんとなく読み返してたら、 龍って真面目にすっごい初期からレスくれてるよね…! びっくりした…!!そいで感動したvv こんな長く見守られて幸せじゃ…>< 本当にありがとうね…!***
白夜サマv 隆、萌えて頂けましたでしょうか!? うはーやっぱりBL最大の目標は萌えだと思うので、 そう言って頂けてとっても嬉しいです!笑 本当にありがとうございました♪
亜衣ちゃんv お付き合いありがとうvお疲れです^^ 番番外編かぁ…書きたいけど、あんまり来れなくなっちゃうかもだから、 しばらくはスレ立てしないかも…ぅ〜ん…悩み中…(何 でもそんな風に言ってくれて嬉しいよv 本当にありがとう♪
夕サマv いや〜まさか4ヶ月もかかろうとは!! 書いてく中で色々付け加えすぎたんですね… (初期設定では志乃はいませんでした笑) いつも心のこもったレスを下さって、とても嬉しかったです! 本当にありがとうございました…♪ そして、夕さんも頑張って下さいね♪夕さん作品大プッシュの坂城です!笑
まかサマv ぉわ〜〜そんなにたくさん天才なんて言葉頂いてしまって、 もうなんと言えば良いのやらー!!笑 たくさんのコメ、本当に嬉しかったです^^ 次は…書きたい話はあるんですが、最近なかなか書く時間が無くって…;; ただ今悩み中です…! お疲れさまでした^^本当にありがとうございました☆
- 348 :鈴:02/24(土) 15:32:20 HOST:softbank219030172040.bbtec.net
- おめでとぉッ!!!
ほのぼのな2人が見られてこっちまでほんわぁwって感じだょ―*^▽^* ホントにこの小説を愛してる、そしてたくみちゃんを愛してるょぉぉぉ―☆ 花サンたちのBL漫画ほしいなぁ・・・と思っている鈴でしたw
- 349 :龍之介:02/25(日) 21:20:43 HOST:ser356609005213861
- 私もこんだけ追っかけしてる小説初めて☆
たくみちゃんの小説大好きやから(*/Д/*)
- 350 :夜:03/02(金) 20:49:22 HOST:softbank221086039011.bbtec.net
- めちゃくちゃよかったです!
もうこの小説には、ドキドキしっぱなしで・・・・ たくみさんが大好きです!! 次回作楽しみにしています♪
- 351 :渋悠:03/04(日) 16:34:36 HOST:cap003-202.kcn.ne.jp
- 見るの遅くなリまして('△q))
もう最後まで萌でした★! 次回作楽しみにしてます笑 お疲れ様でした
- 352 :蘭華:03/05(月) 19:56:20 HOST:softbank219062098062.bbtec.net
- おもろアゲ
- 353 :坂城 たくみ:03/07(水) 22:33:49 HOST:59x87x131x238.ap59.ftth.ucom.ne.jp
- あわわ、遅くなってごめんなさいー!!アゲて良いのだろうか…;;失礼しますッ;
>>鈴ちゃんv なんだかんだでほのぼのな時の会話が一番書きやすいよ〜^^ ほんわぁwとなってくれて作者としても嬉しい限り♪ 腐女子全開の漫画、きっと友人(腐女子)達に売りさばくんだと思うよ笑 読んでくれてどうもありがとう♪♪
>>龍v 去年の夏からだもんね! いやぁ…龍は根性あると思うよ笑 おぉ泣 その一言で全てが報われる…!♪♪
>>夜サマv 序盤からずっとレス下さってましたよね…! 本当に感謝感謝です泣 ドキドキを少しでも提供できたなら嬉しいです^^ ありがとうございます…!!♪
>>渋悠サマv 最後は比較的ほのぼのだったので書きやすかったです^^ 萌えて頂けて光栄ですよ笑 次回作…ちょっとまだ未定ですが…その時は是非よろしくお願いします♪ ありがとうございました…♪
>>蘭華サマv おぉ!!おもろ頂きありがとうございます! もし良ければ次回作の方にも、足を運んで頂けると光栄です♪
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