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きおく (BL)
- 1 :れん:03/04(日) 13:29:50 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 目が覚めると目の前に知らない男がいた
「なお!!! なお!!! 気づいたか!!! ああ よかったー!!!」
よく分からないが
何か必死になって騒いで喜んでいる
周りを見渡しても知らない人ばかり
その時 僕は記憶喪失者だった
- 2 :れん:03/04(日) 13:32:17 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- -CAST=
相良 直 (さがら なお) ♂
三好 馨 (みよし かおる) ♂
- 3 :れん:03/05(月) 13:58:37 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「なお・・? 大丈夫!?」
男が聞く
「なお? 誰だ?」俺が言う
「ぇ・・・」
男の顔が青くなる
「そんな!! なおってお前のことだよ!!! 自分の名前も忘れたのか!!!」
え?
俺がなお? だって俺の名前は・・・!!!
って え? 名前・・何だっけ・・思い出せないっ
まさかホントに「なお」??
自分の名前が思い出せないなんてどうかしてる
「なおくん・・この人誰だかわかる?」
医者らしき人がさっきの男を指して言う
「知りません。」
僕はありのままを言った
すると男はたいそう悲しそうな顔をして俺をみた
「記憶喪失かもしれないな」
医者が言った
それから医者にいくつかの質問を受けた
「今日が何日だかわかる?」だとか 「事故のこと覚えてる?」だとか 「君のお母さんとお父さんの名前は?」だとか
すべて分からない
「これ何だかわかる?」 「それは"みかん"です」
答えられたのはこれだけ
- 4 :れん:03/05(月) 14:16:17 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺は変な機械にいれられていろいろと調べられた
それから長々と説明を受けた
事故のことから この"病気"のことから
脳がどうとかこうとか
それらはよく理解できなかったが
わかったことは
俺はさっきの男を守ろうとして事故にあったらしい
ということだけ
あいつがそんなに大事だったのかな
説明が終わると医者は出て行き
さっきの男が入ってきた
「なお? ホントに俺のことわかんない??かおるだよ かおる!!!」
「わかりません」
「そ・・そんな他人行儀に話さないでよ 俺ら"恋人同士"じゃん」
「は? 男同士なのに??」
俺は記憶を失ったが
同性では愛し合わないことくらい知っている
「そうだよ 俺の事大好きってあんなに言ってたじゃんかぁ!!」
「そ・・そんな・・嘘だ」
「嘘じゃないやいっ こうやったら思い出すかな・・?」
顔が近づいてくる
「ちょっやめろっ!」
俺が抵抗しても無理やりキスしてきた
気持ち悪い・・
こんなやつ好きだったわけがない
- 5 :れん:03/05(月) 14:29:33 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 唇を噛んでやった
「いてっ!!何すんだよお!!」
泣き顔で訴えかけてくる
「俺はお前のことなんか好きじゃないっ!!」
「ぅ・・・」
また悲しい顔をする
何か女みたいなヤツだな
かおるって言ったっけ・・
ガチャ
医者が入ってきた
「なおくん 脳には何も障害がないみたいし 怪我もひどくないから 二、三日で退院できるよ」
「あぁ そうですか・・」
「よかったね♪ なお」
よかった よかった
でも退院するってどこに帰ればいいんだろう
- 6 :れん:03/05(月) 22:33:48 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 3日後に馨が迎えに来た
「よし帰ろう!俺たちの家に♪」
「・・・やっぱりお前と住んでたんだ、俺・・」
「そうだよ ラブラブだったんだからー」
嬉しそうに馨が言う
家はマンションの3階
意外と広いようだ
「ここが直の部屋だよ?ホントに覚えてないの?」
「うん 全然・・」
「そっか・・どうやったら俺のこと思い出してもらえるんだろう・・」
ブツブツ言いながら馨は部屋から出て行った
俺は部屋を見渡してみた
やっぱり思い出せないっ
くそー
カチャ 夜になって馨が再び入ってきた
「少しは何か思い出せた?」
「いいや・・ダメみたい」
「そっか・・じゃあこうするしかないね」
「え?」
俺は馨に押し倒された
「ちょ 何すんだよ!」
にやっと馨が笑う
- 7 :れん:03/05(月) 22:43:19 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「いつもはね 直が"攻め"なんだけど
特別に今日は俺が攻めてあげるよ」
「は?何言って・・ んっっっ」
噛み付くようなキスをされる
「ん・・んん・・ぁ・・ふっ」
ちょっと待てよ 息ができない あんな可愛い顔して こんなキス・・
「はぁ・・はぁ・・」 苦しむ俺
「ふふっww」
「ふふっじゃねぇ!」
「だって直可愛いんだもーん」
もう一度キスされる
馨の唇は今度はすぐ離れた
そして下の方へ動いていく
- 8 :れん:03/05(月) 22:50:30 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ぁ・・」
舌は首をつたってさらに下へ
俺の乳首を刺激する
「あっ・・ちょっと・・」
「ん?感じてる?」
「ちがっ!・・・」
「ふぅん」
馨の唇は俺の乳首を強く吸った
くちゅ・・ちゅ・・
いやらしい音なんか出して・・
「んふっ ぁ・・」
俺が反応を見せるともう片方の乳首を指で刺激される
「ぁぁ・・もう やめ・・・」
「いやなの?こんな可愛い声出してるのにーw 懐かしいなぁこの声 久しぶりだぁw」
馨はうっとりしている
- 9 :れん:03/05(月) 23:03:33 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「乳首くらいでこんなに感じてるようじゃ 先が思いやられるなぁ」
そう言うと乳首を刺激していない方の手がさらに下へとのびる
ちょっと待てよ
その下は・・・
手は目的地までたどり着くと
ズボンの上から優しくなでまわした
「・・・っ」
俺は馨の思い通りに感じた
「おっきくなってるよ?w」
馨が嬉しそうに小声でささやく
「うるせ・・っ」
くそ・・このままじゃ・・
- 10 :れん:03/05(月) 23:06:50 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 今日はこのへんできりますね
中途半端な所ですみません;;
読んでる人いるのかなぁ(´・ω・`)
- 11 :さくら:03/10(土) 12:41:20 HOST:softbank220061172081.bbtec.net
- あげ
- 12 :N:03/10(土) 22:25:54 HOST:u213.d024228218.ctt.ne.jp
- 気になる!
ネクスト
- 13 :ゆう:03/11(日) 01:37:27 HOST:ser356616005432532
- ネクスト
- 14 :ルナ:03/11(日) 07:49:19 HOST:07032040939663_ep.ezweb.ne.jp
- キャラクターが可愛らしく、内容もおもしろいです!
記憶を失った直は、無事に馨を思い出すのでしょうか(^∀^) これからの更新に期待しています!
- 15 :れん:03/11(日) 13:04:13 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 更新サボっててすみません!
たくさんコメントがきたので
続きを書かせてもらいます^^
さくらさん あげありがとうです-☆+゜
Nさん 読んでもらえて嬉しいです♪ 今から続きを書かせてもらいます!
ゆうさん ネクスト有難うございます★゛ 今から書いてきますねッ
ルナさん コメント有難うございます! 期待にそえるかわかりませんが これからも読んでもらえると嬉しいです(*'v`*)
- 16 :れん:03/11(日) 13:37:34 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺の気持ちとは裏腹に俺のモノはすっかり立ち上がっていた
馨はすばやくズボンとパンツを脱がせた
「やめろ・・っ」
俺は弱弱しく馨の手を掴んだが
馨の手は止まらない
パンツを剥ぎ取ると
愛おしそうにソレにゆっくり触れる
「可愛い・・」
そう言うと
手で扱きはじめた
「ぁぁ・・ん・・はぁ・・」
思わず声が漏れる
「喘いでいいよ」
今度は口を使って俺をいたぶる
「んっ・・ あっ もっ」
ジュルジュルと音が聞こえる
「ふっ・・もう・・」
「何?」
「だから・・もう・・・い・・く」
「だーめ」
「は?」
「まだイかせてやんない」
馨は根元をギュッと掴む
- 17 :れん:03/11(日) 13:39:02 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ちょ・・やめ・・」
「ねぇもっと声聞かせてよ 直」
そしてまた口をつける
「やぁ・・あ・・あああぁ・・はぁはぁ
もう だめ 早く!・・」
もう限界になった俺は情けなく頼む
「ねぇ馨って呼んで?そうしたらイかせてあげる」
「・・馨・・早く・・」
馨は手を外す
すると同時に大量の液が飛び出る
「はぁ・・はぁ・・」
落ち着く間もなく
馨は俺の腰を持ち上げた
「ちょっと・・何して・・あっっっ」
尻に指が入ってくる
- 18 :N:03/15(木) 21:38:25 HOST:u213.d024228218.ctt.ne.jp
- 続きが気になる
- 19 :楓:03/16(金) 21:50:07 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
- おもしろい!!
- 20 :れん:03/18(日) 00:29:04 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- Nさん
そう言ってもらえると嬉しいです♪ 続きかきます!
楓さん コメント有難うございます☆ 嬉しいです!
- 21 :れん:03/18(日) 00:35:25 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ちょっと・・・あぁ っっ痛っ
あぁぁぁぁぁ」
「大丈夫!すぐ気持ちよくなるから」
「だ・・・いじょ・・うぶって・・あぁ」
「かっわいい・・もういれちゃおっかな」
馨は俺に挿入した
「っっ!あぁっ ふっ はぁ・・ああ」
恥ずかしい声をあげてる自分が情けない
でもそんなことどうでもよかった
俺は快感を追いかけ続け
イってしまった
- 22 :れん:03/18(日) 00:48:32 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- すると同時に俺の頭の中に
1つの情景が移った
何だろう
暗い夜道・・?
横で楽しげな馨の声がする
2人で並んで歩いてるようだ
ブォーーー
ん
車の音?
こっちに向かってきている
だいぶん大きな車のようだ
とたんに楽しそうだった馨の顔が強ばる
どうした?と俺が聞く
あれ?
周りにモヤがかかってきた
何?よく見えないっ
「なおーーーーー!!!!」
何か馨が叫んでる
そこで俺は現実に戻った
「何・・今の夢?」
俺はベットで寝ていた
馨の顔が目の前にある
「なお?起きた?」
俺の顔を覗き込んでいる
- 23 :れん:03/22(木) 18:30:07 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「なぁ・・俺が事故にあったとき2人で夜道歩いてた?」
「うん・・そだけど・・え!!!思い出したのお?」
「いや・・夢で出てきただけだけど・・そっか・・本当だったんだ」
「でもよかったじゃん 少しでも記憶がよみがえって・・」
安心したようににこっと笑う
「あ!そっか!俺とヤッて記憶が戻ったんだよね?!」
今度は興奮気味に顔を近づけた
「いや・・別に・・それは・・ヤッたからとかじゃなくて・・」
「だってそういうことじゃん? 俺の作戦は成功したんだぁ♪」
「作戦って・・?」
「だーかーらー 直に俺のこと思い出してもらうために ヤッたのさ イッたときの衝撃で思いだすかなーって!」
「・・・」
「だから、直、これからは嫌がらずに"リハビリ"受けましょーねー?」
不気味に笑う
- 24 :れん:03/22(木) 23:46:03 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「リハビリって・・」
俺はため息をついた
リハビリを理由に頻繁あんなことされるのかよ
・・しかし本当に俺は馨と付き合ってたんだよな・・
あいつが言ってたように夜な夜なイチャついてたんだよな・・
あーーーーー
何か思いだすのが怖い
「直?顔暗いよ? あっそうそう!俺、高校行ってくるからー」
気づくと馨は制服姿
着崩した制服が何だか懐かしい感じだ
「高校?」
「うん!俺ら高校生なんだよ! ぁっでも、直はもう少しの間、家で休養しといた方がいいよ」
「うん、じゃあいってらっしゃい」
「俺が帰ってくるまでいい子して待っててね♪」
「ふぅ・・」
俺は安心したようにまたため息をついた
- 25 :れん:03/23(金) 00:00:15 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
馨が帰ってくるまでの間、俺は物珍しげに
家中をあちこち探検した
何か思い出すかもしれないし・・
リビング・・風呂・・トイレ・・
しかしそれらはどれも人の家のようだった
自分が住んでいた実感はまるでない
ていうかそもそも何で馨と二人暮らししているんだろう?
親は?どこにいるのだろう
普通、子供が事故に遭って記憶喪失にでもなったならば
どんな遠い所に住んでいても
心配して駆けつけてくれるはずだ
しかし俺が目覚めたあの日、俺の顔を
不安げに覗き込んでいたのは馨だけだった
- 26 :れん:03/23(金) 00:21:49 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- -今日はここまでで-
見てる人いたらレスください(´ω`)
- 27 :そら:03/23(金) 00:26:23 HOST:i125-202-199-225.s10.a033.ap.plala.or.jp
- 初めましてww
この作品ずっと読んでましたww これからも頑張ってください。 楽しみにしてます♪
- 28 :*チョコボーlレ* (0pIB/7na.E):03/23(金) 10:34:43 HOST:V058206.ppp.dion.ne.jp
- あげ↑
- 29 :れん:03/23(金) 15:24:23 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- そらさん
期待にそえるか分かりませんが、がんばります- ww 読んでくれてる人がいて嬉しいです♪゛
チョコボールさん あげ有難うございますっ!!
- 30 :れん:03/23(金) 15:56:55 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
「ねぇ 俺らってここで二人暮らししてんの?」
帰ってきたばかりの馨に聞いてみた
「それは・・俺らがずっと2人っぼっちだったからだよ」
「答えになってないよ・・」
「だからーんーとねー
俺も直も親がいないんだ
だから小さい頃から施設に預けられてたの
その時からずーっと2人で生きてきて 16歳になって施設から遠い高校に通うために
マンション借りて二人暮らし始めたんだ」
「へぇ・・なるほど」
そんな小さい頃から馨は俺を知ってんだ・・
「直はね・・小さいときから強くて よくいじめられてた俺を守ってくれたんだぁ」
「そうだったんだ・・」
「うん!ずっと大好きだったから!」
馨は一途に俺を見た
「だから・・直も俺のこと好きだったキモチ 早く思い出してね」
恥ずかしそうに言った馨を俺は少しだけ可愛いと思った
- 31 :れん:03/23(金) 15:59:09 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- -訂正-
「ねぇ 俺らってここで二人暮らししてんの?」 ↓ 「ねぇ 何で俺らってここで二人暮らししてんの?」
でした;; すみません!
- 32 :れん:03/24(土) 00:04:39 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ぁっそうだ!お腹すかない?
俺がオムライス作ってあげるっ」
「オムライス・・」
「うん!直の大好物♪」
馨は足早にキッチンへ行き作り始めた
「じゃーん☆」
「うまそっ」
「でしょ?早く食べてっ」
「あ・・すっげうまいかも」
馨の作ったオムライスは懐かしい味がした
俺が夢中で食べるのを馨はにこにこして見ている
その光景は新婚夫婦みたいだったかもしれない
「ごちそーさま!」
「腹もふくれたことだし・・そろそろ始める?」
「は?何を?」
「何って・・"リハビリ"だよ」
不敵に微笑む
「嫌だ!またあんなこと・・」
「む・・ちゃんと嫌がらずにするって約束したのにっ」
そう言うと馨は俺を抱きかかえ部屋に連れて行く
「やっやめろっ!馨っ」
「もーじたばたすんなよお
昨日はあーんなに気持ちよさそうだったくせに!」
「・・・っ」
「今日も気持ちよくしてあげるからね?」
ベットに俺を倒して言う
そして自分は馬乗りになった
- 33 :れん:03/24(土) 00:18:43 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- くそ また流されるのか俺は・・
「やめろ!嫌だよ 離せ このやろっ」
とりあえずできる限り抵抗してみるが
体制的に無理だった
俺の顎を掴んで優しく言う
「直・・暴れんなよ そんなに嫌がるなよ 俺、惨めじゃん・・」
馨は急に悲しそうな表情を作った
「前はさ・・あんな仲良かったのに・・
今は・・俺の片思いじゃんか すっげ惨め・・」
「・・・」
俺は少し驚いていた
さっきまではあんなに強気だったのに・・
「もう、いいや
今日はもうしなーい」
そう言うと馨は部屋を出て行った
「ぁ・・」
何だかまるで俺が悪い事したみたいな気分だ
- 34 :れん:03/24(土) 00:29:06 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 次の日の朝、馨は部屋から出てこなかった
俺はさすがに心配になって様子を見にいった
「馨?起きてる?」
ドアをノックして言う
「起きてない!!」
不機嫌な返事が返ってくる
「起きてるじゃん・・ 学校遅れるよ?」
「・・・」
「・・・ごめん」
何言ってんだ 俺
気づくとその言葉を発していた
「・・・」
「昨日は・・何か
傷つけちゃったみたいで
ごめん!」
「・・・部屋入ってきて」
やっと返事が返ってきた
- 35 :れん:03/24(土) 00:49:14 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「うん」
ドアの向こうには布団の中で丸くなっている馨がいた
「機嫌直してよ」
「じゃあキスしてよ」
中から声がした
「キス・・して」
布団から顔だけ出して俺を見る
「うん」
俺は馨にキスをしていた
自分でも驚くほど自然に
なぜしたかはわからない
それは俺の中にいた
昔から馨を知っている
もう1人の俺が
指示した行為なのかもしれない
- 36 :れん:03/24(土) 00:52:10 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- -今日はここまで-
たくさん更新できてよかったです'v`*
読んでる人いたら
コメントもらえるとすっごく励みになります☆
- 37 :あい:03/24(土) 10:00:32 HOST:i60-35-15-215.s02.a010.ap.plala.or.jp
- すごくいい話ですね。
頑張って下さい。 あげー
- 38 :れん:03/24(土) 23:00:36 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- あいさん
いい話とか言ってもらえるなんて感激です-っ!! がんばります♪
- 39 :れん:03/24(土) 23:16:19 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ゆっくり唇を離す
「ふぅ・・・」
馨は一呼吸おいた後、にんまり笑った
そして満足したように
ご機嫌に学校へと向かった
俺はその時になってようやく
理性を取り戻した
「はぁ・・・」
今日は病院へ診断に行く日
「んー怪我も治ったし明日から学校行っていいよ」
医者は軽く言った
「ぇ・・もういいんですか」
「あぁ
それに学校へ行って友達に会ったら
何か思い出すかもしれないしね」
「ぁっ そのことなんですけど、
僕、思い出したんです!事故の時のこと・・少しですけど・・」
俺は医者に夢の内容を言って聞かせた
「え・・・?
それは違うな・・・」
医者はなぜか首をかしげた
「君の思い出した内容は間違っている
事故の時は夜じゃなくて昼だったんだ
きっと君が見た夢はただの意味のない夢だったんだよ」
「え?」
だって・・・
馨は夜で合ってるって・・・
何で
嘘をついたんだろう・・・
- 40 :れん:03/24(土) 23:28:39 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
「直ー早くしないと遅刻しちゃうよおー」
「あぁ ちょっと待ってー」
今日から俺は久しぶりに学校へ登校する
「久々だなあ こうやって並んで歩くの」
「何か緊張するな・・
転校生の気分」
「あー そうだよねぇ
友達のことも忘れてるわけだし・・
わかんないこととかあったら何でも言ってね」
「うん ありがと」
馨には嘘のことは、あえて問いたださなかった
何か聞いてはいけないような気がした
しかし何で・・・
「着いたよ ここが学校!
覚えてない?」
「うん・・わかんない」
「そっか」
- 41 :れん:03/24(土) 23:45:24 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「直くんもう大丈夫なのぉ!?」
「記憶喪失って本当!?」
「あたしのこと覚えてないの!?」
「えー!!ショックぅ」
教室について早々 女子がまとわりついてきた
俺はモテていたらしい
ちらっと横を見ると
女子に押しのけられた馨が不服そうな顔をしている
学校は案外楽しかった
心配していた授業にもついていけそうだ
俺の記憶障害は学力などにはあまり影響していないらしく
数学の公式などはスルスルと思い出せた
「直・・」
「ん?」
「屋上でご飯食べない?」
休憩時間に馨がやってきた
「うん」
- 42 :れん:03/25(日) 00:01:56 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「はい、あーん♪」
「いいよ 自分で食べれる」
「いーじゃん ほら口あけて」
俺はしょうがなく開ける
「次、目閉じて」
俺は釣られて閉じそうになって気づく
は? なぜ目?
しかしその時にはもう遅かった
馨はまた噛み付くようなキスをしてきた
口を開けてるのをいいことに
舌が中まで入ってくる
「ふっ・・ んん・・・」
クチュ・・・
もう息が限界になった時 馨は口をはなした
そして笑って見せた
- 43 :れん:03/25(日) 00:17:34 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「今度は直からして?」
「は?」
「は?じゃないよ
できるでしょ 昨日もしてくれたんだし」
「き・・昨日は・・・別に・・」
「別に何? まさかぁその場限りに俺の機嫌とろうとして
やったことじゃないよねぇ?」
「それは・・・」
「まさかぁ俺の事好きじゃないのに
俺の気持ちもてあそんだだけじゃないよねぇ?」
「・・・わかったするよ」
また馨が悲しそうな顔をするので
俺は急いで言った
「やったぁ」
馨は目を瞑る
俺は優しく馨の唇に触れる
流されてんなぁと思う
- 44 :れん:03/25(日) 00:26:09 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- -今日はここまで-
コメント貰えたら泣いて喜びます(´ω`)
- 45 :葵:03/25(日) 00:59:03 HOST:ser351903011552064
- あげます(★'U`!Pd)
さっき全部読みました☆ かなり直の記憶喪失の秘密が気になります(゚Д゚)!! 馨はどうして嘘を!?みたいな・・ 続き楽しみにしています●'v`d))
- 46 :(゚∀゚)ニョホ (PINK/F86zU):03/25(日) 11:36:18 HOST:05004010363375_mb.ezweb.ne.jp
- 激しくアゲます
私的にもっと読みたいです(´ω`)
- 47 :れん:03/25(日) 13:00:29 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ごめん、俺は今、馨のこと愛してない」
唇が離れたとき俺は言った
馨は寂しそうに目をそらした
「・・・ふぅん」
「だから、俺がんばるから」
「へ?何を」
「お前のこと好きになれるようにがんばる
前は愛し合ってたんだ
きっとすぐ元に戻れるよ」
そう言って微笑むと馨も微笑んで言う
「期待してるよ」
- 48 :れん:03/25(日) 13:07:23 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
コメント嬉しくて涙が出ます(´;ω・`) 秘密気になりますか! 結構、感動モノにするつもりなのですが(´ω`)
(゚∀゚)ニョホ さん 激しいあげ有難うです(´;ω・`) そう言っていただけると励みになります☆★ これからも読んでもらえたら嬉しいです(´ω`)
- 49 :れん:03/25(日) 13:23:23 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
"「期待してるよ」"
今から思えば
あの言葉には本当はもっと深い意味があったのかもしれない
でもその意味を知るのは
もっと後のことだった
「ねぇキスして?」
その頃から馨は頻繁にキスを求めるようになった
「ほら学校遅れるぞ」
「ねぇーキスー!」
「しょうがないな・・・」
「ん・・・」
「はぁ・・・」
舌を入れると馨も絡ませてくる
「はい、終わり」
「えー もっとしようよ」
そう言うと俺のシャツのボタンに手をかける
「ちょっ、やめろ!マジで遅刻すんぞ」
「いーじゃん、今日はサボろ」
「はぁ・・・」
俺の上半身を裸にすると
愛おしそうにあちこちにキスをする
そして挑戦的な目で俺を見る
馨のしてほしいことはすぐわかった
俺は同じように馨の制服を脱がす
「んっ」
首の所にキスをすると
くすぐったそうに声をあげる
- 50 :れん:03/25(日) 13:43:08 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ん・・・なお・・大好きぃ・・・もっとして」
俺は言われた通り馨の体をあちこち舐める
そのたびに馨は気持ちよさそうな声をあげた
俺は我慢できなくなって
馨のズボンに手をかける
「硬くなってる・・・」
「早くぅ」
俺はすばやくソレをとり出すと
先端を舐める
すかさずピクンと反応する
「ぁっ・・いい・・」
俺は夢中になりソレを咥えこむと上下に動かした
「はぁ・・はぁ・・・」
- 51 :れん:03/25(日) 13:57:43 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ん・・・もう・・はぁ・・・で・・ちゃうよぉ・・」
もう一度先端を強く吸うと
馨は白濁色の液を吐き出した
「はぁ・・はぁ・・・」
「いれていい?」
「ん・・」
最初は指で慣らしてから
自分のモノを挿入する
「ぁぁ・・・はぁ・・ふぅ・・・」
馨のモノは再び立ち上がりはじめていた
俺はソレを持ったまま
腰を動かす
「んっ・・・も・・・いく・・」
俺たちは同時に絶頂をむかえた
- 52 :美咲:03/25(日) 17:04:21 HOST:ser356616005432532
- おもしろすぎです☆★
続きが気になります!
- 53 :れん:03/25(日) 23:54:28 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
「ねぇねぇ腕枕してよ」
「えー腕しびれるじゃん」
「意地悪」
「嘘だよ、してあげる」
俺はもう立派な同性愛者だった
馨が笑うと俺は優しい気持ちになる
馨が俺にくっついてくるのが嬉しい
馨に触れると心地いい
馨が
愛しい
「ねぇ、あれってアルバム?」
俺は本棚に並べてあるのを指差して言う
「ぇっ、あっ・・・うん・・・」
「見ていい?何か思い出すかも」
「だっ駄目!」
馨が急に大きな声を出すから俺は驚いた
「何で・・・?」
「いや・・別に・・・直の写真は入ってないし・・・」
馨の様子は明らかにおかしかった
「俺の写真じゃなくてもいいよ
昔の馨の姿とか見たいな」
「見なくていいのっ!!
ぁっ・・昔の写真とか見られるの恥ずかしいから・・」
馨はむきになって言った
「わかったよ・・・」
俺はしょうがなく諦める
- 54 :れん:03/26(月) 00:04:13 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺はもうすでに気づいていた
馨は何か大切なことを隠している
次の日曜日、馨の留守を見計らってこっそり部屋に入る
急いで棚のアルバムに手をかける
ページを開いて俺は驚く
「何にもないじゃん・・・」
アルバムの中には写真は挟まっていなかった
何で何もないのに隠そうとしたんだろう
それとも俺が見ることを恐れて全部抜き取ったとか・・・
疑問はさらに深まった
諦めてアルバムを元の位置に戻そうとした時
何かが落ちた
写真・・・
アルバムの間に一枚だけ挟まっていたらしい
- 55 :れん:03/26(月) 00:06:03 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 美咲さん
おもしろすぎとか嬉しすぎです 笑 更新がんばるので これからも見てやってください♪
- 56 :れん:03/26(月) 00:22:52 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- それは半分に破いてあった
馨が破いた・・・?
片方には俺が写っている
急いでもう半分を探す
ページをパラパラ開いていくと、すぐに見つかった
「なんだ・・・」
もう片方の切れ端には馨が写っていた
二つを合わせて見てみる
それはどこかの海の砂浜で2人が仲よさそうに
ピースしている写真だった
若いな・・・小学生くらい?
何のへんてつもない、その写真
何で馨は隠そうとしたのだろう
俺はあまりに夢中に見入っていてその足音に気づかなかった
「何やってんの?」
後ろを振り向くと冷たく俺を見下す馨の姿
俺は犯行を見つかった殺人者のような気分になった
「ご・・・ごめん」
「ごめんじゃないよね、人の部屋をコソコソと・・・」
馨は今までの見慣れた馨とは別人のように冷酷だった
- 57 :れん:03/26(月) 00:44:44 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ごめん!あの時、馨がむきになって隠そうとするから
気になって・・・」
「・・・」
「でもさ、何で隠そうとしたの?
普通の写真じゃん 俺も写ってるし」
馨の顔が少し穏やかになる
「普通の写真だよ・・・
別に見られてもかまわなかったし・・」
じゃあ、何で隠そうとしたの?
そう聞きたかったが聞けなかった
「ここ・・どこの海岸?」
「隣の県の観光地とかになってる海だよ
昔・・施設にいた頃・・行ったんだ」
「へぇ・・・綺麗な海だね」
「すごい綺麗だよ また行きたいな・・・」
「行こうよ! 今度」
「うん!行くっ!!」
そう言ってにっこり笑う馨はもういつもの可愛い顔に
戻っていた
「あっ今、どこ行ってたの?」
「あぁ・・・何か学校の血液検査にひっかかっちゃって
病院行ってた」
「大丈夫なの?」
「全然平気!」
- 58 :愛:03/26(月) 00:52:14 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- まぢ楽し-!☆
先が気になるwあげぇ♪
- 59 :れん:03/26(月) 00:57:15 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 平気だと笑顔で言う馨
後にあんなことになるなんて俺も馨も思ってもみなかった
季節は流れ俺が記憶を失ってから初めての春
いつものように馨と登校する道にも
桜が花をつけていた
「そういえば今日、入学式だね」
「あーそっか、まぁ俺らが入学するわけじゃないんだけどね」
「可愛い子、入学してこないかな」
そう言って悪戯そうに俺を見る
「おいっ!!」
「嘘だよぉ 俺には直が一番可愛く見えるよ」
お互いに照れ笑いを浮かべる
今はこんな感じ
「あっあの男の子かっわいー」
「お前っ!!」
「あはは 怒んないでー」
「キスしたら許してやる」
「わかったぁ」
校舎の影でこっそりキスをする
- 60 :れん:03/26(月) 00:59:39 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 愛さん
楽しいとか言ってもらえるなんて感激です'v`*
更新がんばるのでこれからもよろしくですっ!
- 61 :愛:03/26(月) 01:06:41 HOST:wtl7sgky51.jp-k.ne.jp
- はぃ-頑張って下さ-い♪いつまでも応援してます!!!!+゜★愛(*>∀艸*☆)
- 62 :れん:03/26(月) 13:01:27 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 愛さん
応援有難うです(´ω`)ノ☆ そう言ってくださる方がいると とても支えになります!!
- 63 :葵:03/26(月) 16:30:48 HOST:ser351903011552064
- かなり更新されてる!?
嬉しい〜(・∀・)♪ これからも頑張って下さい(*db'u`)⌒愛◆
- 64 :れん:03/26(月) 23:46:37 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
またまたコメント有難うございます♪ 更新がんばりました-(*´ω`*)w これからもよろしくです!
- 65 :れん:03/27(火) 00:12:41 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺は何となく馨の異変に気づいた
「あれ?馨・・歯茎から血出てるよ」
「え?あっ!ホントだぁ 腫れてる・・」
「疲れてるんじゃない?」
「そうかも 直、癒してよー」
馨が俺に抱きつこうとしたその時、後ろから声がした
「あっれー?直先輩と馨先輩ー!?」
振り返ると可愛い女の子がこちらに駆けてくる
俺は見られたかなーっと心配したが、大丈夫だったようだ
「あーやっぱり!!こんなとこで何やってるんですか?」
誰だろう?制服新しい・・新入生かな・・
馨の方を見ると心なしか少し顔を強張らせていた
「誰?」
俺が聞くとようやく我に返ったようだ
「あ・・あぁ・・ゆかりっていって・・
前の施設で一緒だった後輩だよ」
そのやり取りを見て、
ゆかりと呼ばれた女の子は不思議そうな顔をする
「え・・直先輩・・私のこと覚えてないんですか!」
「えっと・・・」
「直、事故にあって記憶なくしちゃったんだよ」
俺が言う前に馨が説明してくれた
「え・・・そんな・・・」
とたんに、ゆかりの表情が暗くなる
「じゃあ、透(とおる)先輩のことも覚えてないんですか!!!」
え?誰? 初めて聞く名前に俺は混乱した
横を見ると馨の顔が青くなっていた
- 66 :れん:03/27(火) 00:29:24 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- "透"・・・
それは馨が俺に一番思い出してほしくない名前だった
馨の表情を見ると
俺は、誰?とは聞けなかった
何か大切なこと、そして俺が踏み入ってはいけない何かが
あるような気がした
俺が?マークを浮かべていると、今度は馨の方を向いて言う
「・・・言ってないんですか?」
「・・・」
馨は答えなかった
俺の首筋にあるモノに気づくと
ゆかりは全てを悟ったように言った
「へぇ・・・そういうことですか」
俺はその時、何かが壊れるような気がした
- 67 :れん:03/27(火) 00:33:33 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- =今日はここまで=
春休み中に完結したいのですが・・
終わるかなぁ・・
- 68 :葵:03/27(火) 10:22:11 HOST:ser351903011552064
- あ・・あげ(゜∀。b)b!!
続きが気になって眠れません((●.'Д`*)藁
- 69 :美咲:03/27(火) 16:59:36 HOST:ser356616005432532
- 透って誰だあ 笑
気になります★
- 70 :れん:03/27(火) 23:13:36 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
そこまで言ってもらえると 書きがいがあります'v`* 笑 続きかきますねッ
美咲さん またまたコメントどうもです☆+゜ 気になりますか!嬉しいです!!
- 71 :れん:03/27(火) 23:45:45 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
ゆかりは意味ありげな言葉を吐いて去っていった
馨は相変わらず呆然と立ったままで
俺は何て声をかけていいのか分からなかった
キーンコーン カーンコーン
俺たちの沈黙はチャイムによって破られた
「直せーんぱいっ!お早うございます♪」
次の日から、ゆかりはなぜか俺に
必要以上にまとわりついてきた
「誰あの子・・一年?ムカつくー」
まわりからクラスの女子のヒソヒソ話が聞こえる
「あぁ・・お早う、学校にはもう慣れた?」
「はい!だいぶん!友達もできたしっ」
ゆかりはそんな女子の声は全然気にしてない様子だ
「そっか・・」
「ってゆーか、久しぶりに見て直先輩が大人っぽくなってたから
びっくりしちゃったぁ」
「そっかなー 俺は昔の自分さえ思い出せないから
わかんないや」
「あーそっかぁ・・早く、記憶が戻ればいいんですけどねぇ・・」
そう言って隣にいた馨を軽蔑した目で見る
馨は何とも言えない悲しそうな顔になる
俺はその顔を見ると胸が痛くなった
馨は俺に何を隠しているのだろうか
その秘密は全てゆかりが握っているようだけれども・・
俺は未だに馨に聞けないでいた
「聞きたい?俺が直に隠してたこと・・」
2人っきりになった時、馨が言ってきたので
俺はびっくりした
「え?」
「気になってるんでしょ?いいよ・・
教えてあげる・・・」
「いいっ」
俺はそう言っていた
「何でだよ 自分の過去を知りたいって思うのは
自然なことだろ?」
馨の声は強ばっていていつもの甘えた声ではなかった
- 72 :れん:03/27(火) 23:57:15 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「いいよ・・・自分で思い出すまでは・・・」
「俺が今、言えば思い出すかもしれないよ?」
「いいって・・自分のことは自分で思い出す」
そう、俺は決めた
自分の力で記憶を取り戻す
そして、それがどんな結果であっても
俺は絶対、馨のことを嫌いになったりはしない
「そっか・・・」
馨は安心したように言った
俺は考えた
俺が見た夢について馨がついた嘘・・・
必死になって隠そうとした写真・・・
透という男の存在・・・
手がかりがあるとすれば
あの写真に写っていた海・・・
あそこに行けば何か思い出せる
そんな気がした
- 73 :れん:03/28(水) 00:16:34 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「あれ・・馨宛に手紙来てるよ?」
帰ってみると、ポストに入っていた封筒
「あぁ・・ありがと・・・」
俺からサッと受け取るとすぐに自分の部屋に入っていった
俺たちは最近とても気まずい関係にある
会話も少ないし
キスもなし
もちろんエッチも・・・
「ねぇ・・入っていい?」
俺は馨の部屋のドアをノックして言った
「うん・・・」
元気のない声が聞こえる
ドアを開けるとベットに横たわる馨の姿があった
「手紙・・誰からだった?」
「病院から・・この前の検査の結果だよ・・
異常なしだって」
「そっか・・よかった・・実は結構心配してたんだ
最近元気ないし・・・」
馨はクルッと俺の方を向いた
「ありがと・・心配してくれて」
「うん」
「・・・」
「・・・」
「・・・あのさ、今度、あの海行かない?
約束してたじゃん」
俺は沈黙を破って言う
- 74 :れん:03/28(水) 00:21:51 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- =今日はここまで=
あー何か、重すぎてすみません 笑
こんな、めんどくさいの読んでくれてる人に感謝です☆+゜
- 75 :葵:03/28(水) 00:26:20 HOST:ser351903011552064
- 何となくクライマックスな予感・・(Д) ←ぇ
私の眠れない日は続きそうです?!(゜∀。b)b藁
- 76 :れん:03/28(水) 18:40:03 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
クライマックス・・どうでしょう(・∀・) 謎 熟睡しちゃってくださいよぉ 笑
- 77 :れん:03/28(水) 23:54:46 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「・・・そうだね、いつにする?」
「じゃあ、今週の日曜なんてどう?」
俺たちは日曜日に例の海に行くことになった
「あの海は俺たちの思い出の場所なんだぁ」
「そうみたいだね」
「きっと何か思い出すよ
俺のことも"透"のことも・・・」
馨の口から初めて出た"透"という言葉に俺は少し戸惑った
「思い出すかな・・・」
「うん・・でも直が全てを思い出した時が
俺たちの別れの時になるんだろうなぁ・・・」
え・・・・?
馨は切ないげにそう言って微かに笑った
それと同時に馨の目から涙がこぼれた
「俺は・・・!!!俺は・・馨のこと嫌いになったりしない!!
確かに俺に何か隠してる馨はムカつく・・・
けど・・・俺は馨のことが好きだ
だから・・簡単に嫌いになったりできないよ!」
「直・・・」
馨は俺を見上げて、また微かに笑って言った
「ごめんね?」
- 78 :葵:03/29(木) 00:00:52 HOST:ser351903011552064
- 直ォ―(p'Дq)!!!
馨ゥ―(p'Дq)!!! ←何 感動・・あげ・・(;△;)
- 79 :れん:03/29(木) 00:11:53 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ごめん・・・ごめん」
馨はその夜何度も俺に謝った
俺たちの通学路の桜たちは完全に開花し
たくさんの花びらがヒラヒラと舞っていた
その道を今日も馨と歩く
「あの・・海のことなんだけど、そんなに遠くないし
電車で行くよりバスで行くほうがいいんじゃないかなぁ
運賃も安いし・・」
黙り込む馨に俺は話題をふった
「うん、そうだね」
「直先輩ー♪」
馨が適当な返事をした時、後ろからゆかりが走ってきた
「今の話、ちょっと聞いちゃったんですけどぉ
海ってあたし達の地元の海ですか?」
「あぁ・・そうだよ」
俺は若干、悪い予感がしたけれど正直に答えた
「あたしも行っていいですか!?」
「え・・・」
俺と馨は同時にためらう
「いいですよね? あー懐かしいなぁ・・
あの海・・めっちゃ綺麗なんですよねぇ!」
ゆかりは答えを聞かないうちから
もうその気になっている
- 80 :れん:03/29(木) 00:36:50 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「あぁ・・うん・・・でも・・・」
「いつ行くんですかー?
バスで行くなら混むからできるだけ早く行ったほうが
いいですよお?」
ゆかりは無理やりにでも行ってやるといった感じで
強引に話を進めた
「じゃあ・・日曜日に・・・バス停で・・・」
結局、俺たちはゆかりを連れて行くことになった
「はぁ・・・」
馨はため息をついている
俺も正直、はぁ・・・って感じの気分だった
日曜の朝
隣の県までの小さなバスの旅
俺たち3人は早起きしてそこへ向かった
俺の記憶が戻るかもしれないという小さな希望をもって
しかし・・・俺は何だか複雑な気持ちでいた
その町へはすぐ着いた
俺たちの故郷
思い出の場所
「わぁーーーキレーイ
変わってないなぁ」
ゆかりは相変わらずはしゃいでいる
「観光客・・少ないね」
馨がやっと口を開いた
「うん・・・まだ春先だし天気もそんなによくないからね」
「そうですね!あっ直先輩あっちの方、歩いてみません?」
ゆかりは岬の方を指して言った
「あっ・・・でも・・・」
俺は馨の方を見た
「行きましょっ!」
ゆかりは強引に俺の腕を掴んだ
その時、突然、馨が声を荒げて言った
「放せっ!!!」
- 81 :れん:03/29(木) 00:42:21 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
感動ですかー! そんなこと言ってもらえると 私まで泣けてきますっ(´;ω・`)待
- 82 :あい:03/29(木) 01:06:15 HOST:ser356616005432532
- 何か感動的ォ
おもしろいです
- 83 :葵:03/29(木) 02:02:22 HOST:ser351903011552064
- 激しく!!あげ('H`db★)
- 84 :れん:03/30(金) 15:11:47 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- あいさん
嬉しいコメント有難うです☆+゜ 励みになります('ω`)
葵さん いつもあげ有難うです♪+゜ 続きかきますねッ
- 85 :れん:03/30(金) 15:28:41 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「俺のもんに触るな!!」
馨はゆかりを睨んだ
いつもの馨とはまるで違う人みたいだ
「あなたに"俺のもの"なんて言う資格はありません!」
ゆかりも負けずに馨を睨んだ
馨はうつむいて唇を噛んだ
「あなたみたいな・・・卑怯な人に・・・
直先輩の気持ちを弄んでるあなたに・・なんか
あたし負けませんから!!」
へ・・・?
「あたし、直先輩が好きです」
「え・・・俺?」
「でも直は俺のことが好きと言っている」
馨がすかさず言った
「そんな気持ち・・あたしが今、全てを暴露すれば
終わりですよ」
ゆかりが冷たく言った
「言いましょうか?あなたが直先輩が記憶を失ったのを
いいことに、騙し続けてることを」
「いいよ」
馨が言った
「言いなよ・・・全てを・・」
もう一度、ゆかりの目を見て言った
- 86 :れん:03/30(金) 15:44:46 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「それじゃあ、遠慮なく言わせてもらいます
直先輩聞いてください」
今度は俺の方を向いて言う
「実は・・・馨先輩はあなたの恋人では・・・
「やめろっ!!!」
俺はそう言い放っていた
ゆかりは"なぜ?"といった目で俺を見る
「もう、いいよ・・・
過去なんてどうでもいい
今、幸せならそれでいいんじゃないの?
あんたがその話をすると馨が辛そうにする
俺はもうそんなの見たくないよ」
「直・・・」
馨が顔をあげて俺を見る
俺は、愕然とし地面に座り込んだゆかりに言う
「俺は馨が好きだ」
ゆかりは一呼吸おいた後言った
「・・・わかりました」
俺を見上げてその言う目には涙が光っていたが
なぜか顔は穏やかに笑っていた
「わかりましたよぉ」
もう一度言うと今度は切なそうに笑い、
体を起こした
「そんなこと言われるとは思いませんでした
ホント、呆れました」
「・・・・」
「・・・でも負けました
諦めます、先輩のこと・・」
- 87 :葵:03/30(金) 16:13:39 HOST:ser351903011552064
- 萌えながら読みました(艸oωO`●)藁
れんさん最高ですッ(◆b'3`d) ⌒☆
- 88 :れん:03/31(土) 11:46:05 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ゆかりがそう言って空を見上げた時
曇り空から大粒の雨が降ってきて、俺たちの頭に当たった
「あ・・・雨・・・」
雨はあっという間に強くなってきた
「あっ・・あそこに非難しましょ」
ゆかりが屋根のある建物を指差して言う
すると突然、馨が俺の手を掴んで
それとは逆の方向へ走り出した
「ちょっと!どこ行くの?」
馨の手にひきづられながら言う
「・・・」
馨は無言で俺をぐいぐい引っ張っていく
「はぁっ・・馨!?ねぇ、聞いてる?」
雨はさらに強くなり容赦なく俺たちの体を濡らしていく
馨は角を曲がって住宅街に入ってくる
あれ・・何か、ここ通ったことあるかも
何となく思う
あぁ、思い出した
前もこんなことあったよな
あれは六年前のこと・・
- 89 :れん:03/31(土) 11:48:38 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 葵さん
最高なのは、いつもコメントしてくれる葵さんですよ'v`*)b 萌えてもらえて嬉しいです-♪+゜
- 90 :れん:03/31(土) 11:53:54 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 何か文章おかしい!?
馨は角を曲がって住宅街に入ってくる ↓ 馨は角を曲がって住宅街に入っていく
に直しておきます;;
すみませんッ
- 91 :ゆうり:03/31(土) 18:29:38 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- めっちゃおもしろいです!!ヽ(*´∀`)ノ
直と馨が大スキです☆⌒ヾ(´ε`*)cнч♪ 続きが気になります(e^□^e)あげ&ねくすと!!
- 92 :葵:03/31(土) 21:01:18 HOST:ser351903011552064
- これからも萌えると思います(+・`ω・)b藁
2人の行方が気になります〜(○*'Д`+) どこ行くのッ!?
- 93 :れん:04/01(日) 12:42:43 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ゆうりさん
嬉しいコメント有難うございます'ω`*)b 大好きなんて言ってもらえて2人も喜んでますよぉ♪+゜笑 続きかきますねッ
葵さん さてどこへ行くのでしょうか'v`*)笑 期待にそえるか分かりませんが、続きかいてきまーす!★
- 94 :れん:04/01(日) 13:00:46 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 小学5年生の夏、俺たち3人はあの海に遊びに来ていた
3人とは俺と馨、そして透
透とは、馨の双子の兄
海で泳いでから、屋台のカキ氷を食べる
楽しい時間はあっという間に過ぎて行き
太陽が沈みかけ、空は真っ赤になっていた
帰り際になってから俺は決心した
今日こそ言おう
「あの・・・透?」
「ん、何?」
「あのね、僕・・あの・・」
緊張してなかなか言葉が出てこない僕
「何だよ、言ってみ?」
優しく微笑む透
「好きなんだ!透のこと・・」
「えっ?」
案の定、驚く透
「僕たち、男同士だよ?」
「うん、わかってるよ・・でも好きなんだ」
そう、わかっているんだ
こんなの絶対に叶わない恋だってこと
「直・・あのね、実は・・俺も」
透が思いもよらない言葉を口にしようとした時
岩陰に隠れてその様子を見ていた馨が出てきた
そして突然、俺の腕を掴み走り出すんだ
- 95 :れん:04/01(日) 13:26:54 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- あーごめんなさいっ
↑の"俺"と"僕"がごっちゃになってる;; 会話文では"僕"、ほかは"俺"に統一したかったのですが・・ 書き直したい・・orz
----------------------------------------
「ちょっと!馨ー!どこ行くの!?」
あの日も俺はそう叫んでいた
透を海に残したまま、無言で俺の手をひいて走る馨
俺たちは角を曲がって住宅街に入る
馨は行くあてもなく走っていた
ただ俺と透を引き離したい一心で・・
「はぁ・・っはぁ・・っ」
幼い2人の息は徐々にあがっていく
疲労がピークに達した時、ある公園に差し掛かった
馨はそこにフラフラと入っていった
俺も馨の手に導かれるままにそこへ入る
ベンチに座って息を落ち着かせると馨は泣きながら言った
「嫌だよぉ・・透のとこ行かないでよ、直・・」
あの夏の思い出
記憶はゆっくりと蘇ってきた
- 96 :美咲:04/01(日) 19:43:33 HOST:ser356616005432532
- あげ↑↑↑
- 97 :葵:04/01(日) 20:10:29 HOST:ser351903011552064
- あげッッ+。(●'v`)b。+
続き、激しく希望しますヽ(*oД0+%)彡藁 直くんの記憶が戻ったらどうなるんだろうと考え込んでしまいます・・(・.) 奥が深い〜(´Д`)←何
- 98 :れん:04/01(日) 23:04:07 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 美咲さん
あげ有難うです(*'ω`*)
葵さん 直の記憶は戻りつつありますよ-(*'з`*)何 奥が深いだけに、自分でもよく意味が分からなく なってきました('д`;) 汗
明日から更新が遅くなるので 今日はたくさん書いておきますッ 春休み中に完結できるかなぁ・・('д`;)
- 99 :れん:04/01(日) 23:28:00 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 思い出した
あの時の馨の泣き顔を・・
そして今日、同じように馨に手を引かれながら走っている俺
あの日と重なる
「馨っ!待ってよぉ・・はぁ・・はぁ・・」
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
高校2年生の2人の呼吸も乱れ始めている
雨のせいで足元がぬかるんで走りにくい
疲労がピークに達した時、やはりそこにたどり着く
少しも変わってないなぁ
雨に濡れたその公園
馨は屋根のある遊具の中に潜り込んだ
俺もその中に入る
「ここなら濡れないでしょ」
馨はやっと言葉を口にした
「ここならって・・もうすでにびしょ濡れなんですけど」
呆れかえったように言ってみる
「うん・・ごめん・・」
馨は申し訳なさそうに俺を見る
わかってるよ
また2人でここに来たかったんでしょ
記憶を取り戻した俺は何となく察した
- 100 :ω:04/01(日) 23:35:21 HOST:05004010363375_mb.ezweb.ne.jp
- あげ(^ω^)
- 101 :れん:04/01(日) 23:47:24 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- しかし、記憶が戻ったことは馨にはまだ言わないことにした
さっき海で"記憶が戻らなくてもいい"だの何だの
言ってしまったすぐ後だし・・
戻ったって言ってもまだ半分だけだし・・
今、透はどこにいるのだろう?
そんなことはまだ思い出せないんだ
それにしても雨は止む気配がない
「すっごい雨だねぇ・・」
「しばらくここにいようよ」
「うん」
その小さな遊具の中は男が2人入ると
狭かったけど隠れ家みたいでワクワクした
2人は無言のまま雨が止むのを待った
しかし途中、馨の手が変な動きを始めた
腰に回っていく片方の手・・
そしてもう片方は股間に・・
「ちょっ!どこ触ってんだよ!」
俺は声を荒げて言った
- 102 :れん:04/02(月) 00:10:11 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ωさん
あげ有難うございます-♪+゜
−−−−−−−−−−−−−−−
「んー? 直の大事なとこ?」
馨の手は止まることなく、俺のそこを撫でつける
「そういうことじゃなくて!ここどこだか分かってる?
誰か通ったらどうするんだよ!」
「わかってるよぉ?
だって、何か急に直が愛しくなってきちゃってさ」
そう言うと、ベルトに手をかける
カチャカチャ・・
「だからって・・っ」
俺の言葉を無視して、ズボンのチャックを下ろす
「やめろっ 馨おかしくなったんじゃないの?」
「大丈夫、こんな雨の中誰も通らないよ」
そして俺のモノを取り出す
「ぁ・・ちょっと! 」
「直だって、その気じゃん 抵抗しないし」
「それは・・」
俺のモノは気持ちとは裏腹な反応をしている
馨は指で先端を擦った
「ん・・」
思わず声が出る
「トロトロの液が出てますけどぉ?」
馨は余裕の微笑みをもらす
- 103 :れん:04/02(月) 00:30:14 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- そして俺のモノを咥えこみ上下に動かす
「ぁ・・・も・・やめ・・」
俺の声に応えるように動きを速くする
自然にいやらしい音が漏れる
「気持ちいい?」
口から離してそう聞き、再び咥える
「ん・・・ふっ・・も・・・・・っく」
「ん?何?」
その瞬間、快感が体を襲う
体がビクンと動く
精液が馨の顔にかかる
「あ・・ごめ・・」
「いいよ」
馨は指でそれをすくい取りペロッと舐めた
その姿はとてもいやらしかった
「おいし・・」
そう言ってその指を俺の口へ運ぶ
苦味が口中にひろがる
「まずいじゃん・・」
「直のはおいしいの・・甘くて・・」
そう言い、俺の肩に寄りかかる
その時、近くでガサッと音がする
「やべっ 誰か来た?」
2人は同時に焦り
俺は急いでズボンを穿く
- 104 :れん:04/02(月) 00:50:46 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
「あ・・なんだ・・」
そこには猫がいた
ニャー
「可愛いっ」
そう言って猫を抱き上げる馨
「捨て猫かなぁ・・?」
ひどく痩せて毛並みも揃っていないその猫は
馨に抱かれて安心したように胸のなかで丸くなる
「お腹すいてんじゃない?」
俺が言うと
「あーじゃあコレ、お裾分け」
まだ手や顔についている俺の精液を舐めさせようとする
「おいっ やめろ」
慌てて言う俺
「あはは 冗談だよ」
悪戯な笑みを浮かべる馨
「お前、1人なの?」
馨はそう言って猫に顔を近づける
「ニャー」
まるで答えるように猫は鳴いた
馨は優しい笑みを浮かべて言った
「俺が飼ってやるよ」
- 105 :葵―改→紫苑:04/02(月) 11:58:38 HOST:ser351903011552064
- これからは紫苑です(%!*'`*)
てか、馨って優しい人ですねッ☆'v`★)b
- 106 :ゆうり:04/03(火) 16:46:43 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- 「俺が飼ってやるよ」って
馨やさしーーー(´∀`*) これで もっとも〜っと馨にホレました!! れん様は BL小説の達人ですね♪(*´>艸<`*) 「きおく」を読むと (・▽・)ベ(・∀・)リ(・皿・)★HAPPY★☆ になります!!(≧∀≦)
- 107 :紫苑:04/03(火) 17:01:46 HOST:ser351903011552064
- ゆうりサンに同感ッ゚+.(◆ノv`)=b
文章も上手いし(*圉'Д`艸)
- 108 :ゆうり:04/03(火) 18:33:32 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- ほんと れん様は天才です!(>▽<)b
最高です! れん様は神です! (*゜ー゜ノノ゛☆パチパチ
- 109 :れん:04/04(水) 23:05:56 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
お名前変えられたんですね-(*'v`*)♪素敵です! 馨は男の子なんだけど 甘えたで可愛いもの好きなんです☆ 何 文章とか本当、見苦しいですよお;; 褒めてもらえて嬉しいですっ(//ノωノ)
ゆうりさん ホレちゃいましたかっ(つω`*) 馨を褒めてもらえて私も嬉しいです♪+゜ ってか天才とか神とかありえないです!はい。笑 こんな嬉しいコメント貰えるなんて感激です(●´ω`●)
- 110 :れん:04/04(水) 23:59:40 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「てかうちのマンション、ペット禁止なんだけど」
「いいの!ここに置き去りにしたら可愛そうじゃんか」
馨に首のあたりを撫でてもらうと
猫はすっかり気を許し、気持ちよさそうに目を瞑っている
「1人は寂しいよねぇ?」
猫に向かってそう呟く馨は何だかすごく優しい表情になっていた
もう何を言っても無駄なようだ
俺たちは夕方、雨が止んでからバスで家に帰った
もちろん猫も一緒に・・・
「へっくしょん!!」
これで3回目・・
「やっぱ、風邪ひいたんじゃない?
早くシャワー浴びたほうがいいよ」
「そうだね、あっ猫も一緒に入れてやろーっと♪」
相変わらずウキウキしている馨
「どーでもいいけど、管理人に見つかったら怒られるよ?
わかってる?」
一応もう一度だけ警告しておく
馨は、はいはいと適当に返事をする
「あと、風呂場猫の毛とかで汚さないでね?
後から俺が入るんだから!」
「何だよ、直、俺が猫ちゃんと混浴することに嫉妬してんの?」
「はぁ?んなこと・・」
「わかったわかった、後で直もしっかり可愛がってあげるからっ」
俺が最後まで言い終わらないうちに、意味深な言葉を残す
その夜は"ゆかりとの一件"さえも忘れたように
馨はご機嫌だった
- 111 :紫苑:04/05(木) 00:17:49 HOST:ser351903011552064
- 猫に優しい馨くん、素敵すぎです(●#'A`qp).+゜
直くんはもっと嫉妬してしまえ〜(#◆`A')p〃←謎
- 112 :れん:04/05(木) 00:37:49 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「お早うございます・・」
次の日の朝、ゆかりは少し不服そうに挨拶してきた
「先輩達、ひどいじゃないですか!
あの後、私1人取り残されちゃって、1人で帰ったんですからね」
「ご、ごめん・・!」
2人で頭を下げる
「まぁ・・いいんです、私も何か悪い事しちゃったし・・」
ゆかりは、はぁ・・・とため息をついてから馨のほうを見た
「馨先輩、昨日は負けたって言いましたけどぉ
隙があったら、いつでも盗っちゃいますからねー」
そう言って笑うと、俺の腕に手を回した
馨が、それを「やめろ」と振りほどこうと一歩踏み出した時
馨の体はバランスを崩して地面に倒れた
そしてそのまま意識を失った
え・・!?
それはあまりにも突然のことだった
だってさっきまで普通に話してたのに・・
「きゃー 馨先輩!!?」
「おい、どうした馨!!!」
体に触れるととても熱かった
周りの人々が振り返る
馨は救急車で運ばれていった
- 113 :れん:04/05(木) 00:45:48 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
直は嫉妬深いですからねぇ- 笑 でもここらへんから よく分からない展開になっていくんです! 振り回してすみませんヾ( ・Д・;)
- 114 :紫苑:04/05(木) 00:55:37 HOST:ser351903011552064
- 馨くんがあ(Pq'Д`)!?
急展開ですねΣ('`ノ)ノ 続きがさらに気になってしまいます・・(pД゜`)
- 115 :ゆうり:04/05(木) 14:13:40 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- 馨はカゼひいたのか!?(つÅ;。)
馨! 今助けに行くぜ!! ===6(*0H0*)9 続ききっになるぅ!d(・ω・) よく分からない展開まってるぜ!笑
- 116 :れん:04/05(木) 14:36:53 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ピーポーピーポー
サイレンの音が頭に響く
俺は何が起こったのか、未だに状況がつかめないでいた
何も考えられない
頭が真っ白だ
俺は今、馨の付き添いとして救急車で病院まで行き
緊急検査室の前の椅子に駆けている
どれくらいの時間が経ったのだろう
1人の看護婦が出てきて俺に言った
「三好さんは大丈夫ですよ
でも、しばらく入院することになると思うので
着替えなどを持ってきてください」
入院・・・
「何で、急に意識を失ったんですか!?」
「そのことは後でお話しますので・・
とりあえずもう意識は戻りましたので安心して下さい」
その言葉を聞いて少しホッとした
「あっそれで・・今、馨は?」
「はい、入ってください」
扉を開くとベットの上に馨がいた
体を起こしてこちらを見てにこっと笑った
あれ・・?思ったより元気そう・・
俺の姿を見ると医師たちは外に出て行った
「大丈夫・・?」
「あー全然平気だよ、疲れが出たんだよ」
「病気とかじゃないの?」
恐る恐る聞いてみる
「疲れだって!それで免疫力が低下してるんだって
だから、もう少し病院で様子見てみるって」
「そっか・・熱は?」
「うん、まだあるけど大丈夫!昨日、雨に濡れたのがまずかったのかな」
そう言って首をかしげる馨を見て俺は安心した
- 117 :れん:04/05(木) 14:44:55 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
何気に急展開ですよ!(汗'A`;) もう少しで春休みが終わってしまうので じゃんじゃん更新していきます♪+゜
ゆうりさん 馨がゆうりさんの助けを待っていますよっ(・∀-)笑 更新がんばります(´∀`*)
** 病院のこととか病気のこととかよく分かりません(;゜Д゜) 矛盾する点などあったらすみません(人´Д`;)
- 118 :れん:04/05(木) 15:29:02 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 馨は普通の病室に移された
「へっくしゅん!!」
「ほら、早く布団かけて横になってろよ」
「うん・・てか学校サボらせちゃったね」
「そんなこと気にするなよ 俺、家まで着替えとってくるから」
そう言い残して家に帰った
馨の部屋に入り、タンスの引き出しを開け準備する
ふと棚にある、あのアルバムに目がとまった
もう一度、あの写真を見つめる
半分に破られた写真・・
それは馨の嫉妬の表れ
俺の隣に写るその少年
これは馨じゃなかったんだ
これは・・・透
馨の双子の兄だ
俺はあの海での告白の日から透と付き合っていた
俺の恋人は馨ではなく透だった
記憶を失うまでは・・ずっと
"俺ら恋人同士じゃん"
俺が目を覚ました時、馨が言った言葉
それは嘘・・・
俺は胸が痛くなった
- 119 :れん:04/05(木) 23:53:21 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺は写真をギュッと掴んだまま考えた
ずっと気になることがあるんだ
俺の記憶を失った時、すでに透はいなかった
今、透はどこへ?
俺は失った記憶のほとんどを思い出した
小さい頃のことから、現在に至るまで・・
でも透との思い出だけは、そこだけ切り取られたように
思い出せない
覚えているのは一緒にあの海に行ったことと
俺はずーっと透を愛していたことだけ
今、現在、透のことを愛しているかと聞かれたら
俺は答えられない
それは記憶が完全に戻ってからじゃないと
透の全てを思い出してからじゃないと
わからない
俺は決心した
馨に透のことを聞こう
馨は素直に全部を話してくれるかな
- 120 :紫苑:04/06(金) 00:18:07 HOST:ser351903011552064
- クライマックスですか(pД゜`)!?
あげあげ('^`)!!!
- 121 :れん:04/06(金) 00:36:04 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 荷物をもって病院に戻る
馨は眠っていたが俺が来たのに気づくと目を開けた
さっきは気づかなかったが少し顔色が悪い
「ありがと、持ってきてくれて」
「うん」
「ごめんね、いろいろ世話かけて・・」
「いいって 早く元気になれよ」
「うん・・」
弱弱しく答えた
「それで・・話があるんだ」
俺は改まって話をきりだした
「何?」
「実は記憶が戻ったんだ」
俺が言うと、馨は意外にも驚くことなく穏やかに笑った
「あはは・・思い出しちゃったか
全てバレちゃったね」
「うん、でも全部は思い出してないんだ・・
透のことを教えてほしい
透は今どこにいるの?」
馨は切ない表情を作って言った
「死んだよ、2年前・・」
「え!?」
「直を守ろうとして車にひかれたんだ」
それを聞いて愕然とした
「俺を守ろうとして・・・」
「うん、透は直を本当に愛していたからね」
涙が頬をつたって落ちていくのがわかった
「そんな・・・」
「直が最初、見た夢あったよね
よく考えてみたら、きっと、あれはその時の事故の瞬間の
夢だったんだ」
「そっか・・そうだったんだ・・」
あれはでたらめな夢ではなかった
ちゃんと意味がある夢だったんだ
「俺は最初、あの夢は特に意味のない夢だと思ってた
直が事故にあったときは夜じゃなくて昼だったからね
でも、俺は口では応援しつつも
直に記憶を取り戻してほしくなかった
だから混乱させるために嘘をついた」
謎がするすると解けていく
「俺はずっと透に嫉妬してたんだ」
馨は泣きそうな顔で言った
「直が透とイチャついてるのを見ると胸が痛んだ
だから・・正直、透が死んでくれて安心したんだ」
「・・・」
「でも直はその後もずっと透のことを思っていた
俺のことなんか、これっぽっちも見てくれない
そんな時、直は事故で記憶を失った
そして俺はこんな計画を立てた
ずっと付き合ってたことにしてしまえば
俺の事を本当に好きになってくれるかもしれない」
- 122 :れん:04/06(金) 00:56:32 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「それが俺のついた嘘」
馨は俺の顔を覗き込んで言った
「・・・」
俺は言葉が出てこなかった
別に馨のことを怒ったり、軽蔑したわけではない
なぜかものすごく心が苦しかった
「ごめんね・・俺の事嫌いになったでしょ?」
馨の目から涙がこぼれた
「嫌いになんか・・・ならない
だってちゃんと作戦通り、馨のこと好きになったもん」
「ふふっ・・作戦成功か・・・」
馨はボロボロと涙をこぼした
その時、看護師が入ってきて言った
「三好さんの付き添いの方、お話があるので来てもらえますか?」
「あっはい!」
俺が返事をすると
馨は何かを察したように言った
「すみません!もう少し時間をくれませんか?
こういうことは自分から話したいので・・」
「えっ?何?」
「あのね、もう1つだけ隠してたことがあるんだ」
- 123 :れん:04/06(金) 00:58:47 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
クライマックスですね! ここまで付き合ってくださって感謝です☆☆ 何かよく意味がわからないかもしれませんが 読んでやってください♪
- 124 :紫苑:04/06(金) 01:17:53 HOST:ser351903011552064
- はいッ(b凵A)
続き楽しみにしていますね゚*.(回'v`从'v`◎).*゚
- 125 :ゆうり:04/06(金) 11:16:55 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- はい! 助けに行ってきました!笑
馨の寝顔かわいかったです(*´ェ`*)ポッ 見とれちゃいまsi(強制終了 続きが最高にきになきます! 隠してたことってなんなんだぁー(ノ゚ο゚)ノ
- 126 :れん:04/07(土) 17:21:04 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
本当、読んでくれてる人がいて嬉しいです'v`* 続きかいてきま-す☆+゜
ゆうりさん 可愛かったですか!笑 やっぱ、男の子の寝顔は萌えますよね ← 隠していたことは何なのでしょうかっ 続き書いてきますね-
- 127 :れん:04/07(土) 18:08:11 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「何だよ」
「うん・・あのね・・」
下を向いて微かに震えている馨
「もう何を言われても驚かないよ」
俺はできるだけ笑顔で言った
馨は決心したように顔をあげた
「俺さー・・本当は、ただの疲れとかじゃなくて
急性の・・白血病なんだ」
白血病・・・?
その言葉とともに俺は固まった
目の前が真っ暗になり、頭は真っ白になった
頬に温かいものを感じる
「な・・何で・・・何でだよ!!!」
俺は意味も分からずそう叫んでいた
「んー・・何でだろ・・俺が嘘ばっかつくから
神様が罰を与えたんじゃない?」
遠くを見つめて馨は言った
「そんな・・・治るんだろ?」
「うん・・・きっと治るよ」
馨は目線をそらさずそう言った
首に汗が滲む
5月だというのに初夏のように少し蒸し暑い日のことだった
- 128 :紫苑:04/07(土) 21:42:01 HOST:ser351903011552064
- 隠していたことってこれですか(Д)!!
悲しすぎます〜(Pдq`;) 馨くんが治るように願っておきます!(;△;)
- 129 :れん:04/07(土) 23:38:33 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「あの・・詳しいことをお話したいので
お2人とも隣の部屋に来てもらえますか?」
看護師が戸惑いながら、口を挟んだ
隣の部屋には見たことがある顔があった
「やぁ・・久しぶりだね」
「あっ、以前はお世話になりました」
俺が記憶喪失になった時の主治医だった
「馨くんは急性骨髄性白血病といってね
血液中に異常な白血球が増殖することにより
おこる白血球の癌でね」
医者は長々と説明を始めた
俺は一生懸命聞き入った
馨はそれらの説明を聞いているのか、聞いていないのか
窓の外をぼんやり見ていた
*** 紫苑さん ごめんなさい-っ こんなことになってしまいました(・ω;) 本当、ひどい作者ですね・・ ←
- 130 :れん:04/07(土) 23:53:39 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ねぇ・・猫ちゃん、どうしてる?」
病室に帰ってから、馨が何気なく聞いてきた
「あぁ・・元気だよ」
俺は猫の存在すら忘れていた
「そっかぁ・・名前つけてあげなきゃね」
「そういや、つけてなかったな」
「何にしよ・・」
再び、窓の外を見る
「三毛猫だから、ミケでいいんじゃない?」
俺が言うと、馨はわざとらしくため息をついてから笑った
「そんな単純なのはだめー!」
「そうなの?」
「俺が、すっごくいい名前つけてやるのっ」
それから馨は大げさに考えるふりをした
そして俺の方を向いて言う
「次、ここに来るとき、子供の名前辞典ってあるでしょ
あれ買ってきてくんない?」
「そこまで真剣に考えなくても・・
それに、猫の名前なのに人間の名前にすんのかよ」
「うんっ!あの猫は俺と直の子供だから」
「はぁ・・?」
俺が苦笑いすると、馨も笑った
- 131 :紫苑:04/08(日) 00:02:30 HOST:ser351903011552064
- いえいえ(∩Д`)!!
紫苑はれんさんの小説が好きなので、どんな展開になっても最後まで見届けますッ(Pдq`;)
- 132 :れん:04/08(日) 00:11:36 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「そろそろ帰るわ」
「うん・・」
「また明日来るから!」
ガラッとドアを開けると後ろから声がした
「直くん、愛してるよ」
「うん、俺も愛してる」
"愛してる"・・初めて馨に言ったかも
そんなことを思いながら家に向かう
途中、泣きそうになるのを必死でこらえた
治るよ、きっと治る
そしたら何もかも忘れて最初っからやり直すんだ
透の分も馨を愛すんだ
「おい・・ミケ・・・」
玄関で俺を迎えてくれる猫に言う
そういや、ミケは駄目なんだっけか
・・・
「ニャー・・・」
どこか寂しそうに鳴く猫
「ごめんね、今日は馨は帰って来ないの」
そう言って頭を思いっきり撫でてやる
- 133 :れん:04/08(日) 00:36:51 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「馨先輩、大丈夫そうで安心しました」
翌朝、ゆかりがボソッと言う
「ゆかりも行ったの?病院・・」
「はい、昨日の放課後行ってきました
馨先輩、風邪でしょうかねぇ・・」
「うん・・・」
言ってないんだ・・・病気のこと
「今日も病院行きますか?」
「うん、行くよ」
「馨・・・」
馨が入院してから1週間
毎日、放課後は真っ先に病院へ向かう
それが俺の習慣になりつつあった
俺の姿を見ると、馨は安心したように微笑んだ
「持ってきたよ、これでしょ、子供名前辞典」
「やっと持ってきた」
馨はそれを受け取るとパラパラとめくる
「何にしよーかなー」
俺は入院服の隙間から見える首のあたりの
紫色のあざが気になっていた
何だろ・・あれ
俺の視線に気づくと馨はそれを手で隠した
「見ないでよ」
「ごめん」
病気の症状か・・俺は察した
- 134 :れん:04/08(日) 00:52:05 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 馨はやがて辞典をめくるのを止めベットに横になった
「大丈夫?」
「うん、最近クラクラするの・・」
そう言う馨の顔は、以前より青白くほっそりしていた
「来週から、抗がん剤の治療が始まるんだって」
「そっか・・」
「俺、嫌だよ・・あれって副作用で髪とか抜けるんでしょ
そんな姿、直に見られたくないよ」
涙目でそう言う馨を、俺はギュッと抱きしめた
抗がん剤の治療が始まると
馨の体はみるみるうちに衰えていった
菌を持ち込まないように俺は白衣とマスクで見舞いに行き
馨に触れることすらできなくなった
「直・・?」
「ん?」
「こんなことになるなら、もっといっぱいキスしとけば
よかったね」
俺はこらえきれず涙を流した
「大丈夫・・・治ったらいっぱいキスできるよ」
- 135 :れん:04/08(日) 00:56:32 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
そう言ってくださると嬉しいです(・ω;) 予定としては明日で書ききるつもりなのですが・・ たぶん無理ですね・・(; ω ;)
- 136 :紫苑:04/08(日) 01:47:27 HOST:ser351903011552064
- 直くんにつられて泣きそうでした〜(;A;)
切ない・・白血病が許せないです・・(。_.) 余計なことかもしれませんが、小説は自分のペ-スで書いたらいいと思います★d_`)) 春休み中に無理に終わらせなくてもいいんじゃないかなあ、と思います。 紫苑はいつになっても応援していますので!(◎'I`*Pd) 以上、だらだらと生意気を言ってしまったこと、深くお詫びしますッ((oд0`;焦)
- 137 :美咲:04/08(日) 13:50:26 HOST:ser356616005432532
- 久しぶりに見たらこんな展開になっててびっくりですォォ
れんさんの小説は切なくて大好きです茸
- 138 :れん:04/08(日) 23:41:57 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
そうですねっ なんか、学校が始まったら 更新が遅くなっちゃうな-なんて思ったりして・・ε=(´Д`) でもこれからは、自分のペースで書いていきますね(・∀-) ありがたいコメントどうもでした(´▽`*)
美咲さん はい-こんななっちゃいました(。pдq) 大好きだなんて嬉しいです♪+゜ 頑張ります(・∀-)☆
- 139 :れん:04/09(月) 00:07:55 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺は、治ったらこんなことをしよう、あんなことをしよう、と
馨を励まし続けた
馨が希望を捨てず、治療をがんばれるように
それが俺のすべきことだったからだ
「相良、放課後教務室に来なさい」
次の日、担任に呼び出しをくらった
俺は早く病院に行きたい気持ちで少しイラつきながら
そこに向かった
「これを見てみろ」
差し出された前回のテストの成績表
「・・・」
絶句だった
学年で最下位から・・二番目
「お前は、まぁ・・事故で記憶を失ったこともあるが
事故の直後に受けたテストより、今回のはさらに悪い」
「・・やばいですか?」
恐る恐る聞いてみる
さすがに留年は避けたい
「うん・・まぁ・・・そうだな」
担任は率直に答えた
- 140 :れん:04/09(月) 00:16:37 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「今日から補習を受けなさい」
続けてそう言う
は?補習なんか受けてたら病院行けないじゃないか
俺は焦った
「どうしても受けないといけないんですか?」
「お前、進級したくないのか?」
・・・
俺は仕方なく1週間、補習を受けることになった
自習室で1人、猛スピードで課題をこなす
しかし、終わったのは夕方の七時すぎだった
「はぁ・・・っ はぁ・・・っ」
急いで病院に向かう
"面会時間は終了しました"
建てられた看板
こんなんじゃ・・1週間馨に会えないじゃん
俺はため息をついた
- 141 :れん:04/09(月) 00:28:42 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 1週間は俺にとって長すぎた
でも馨にとっても長すぎたのかもしれない
1週間後、足早に病室に向かう
ガラガラ
勢いよくドアを開ける
「馨っ!ごめん・・しばらく来れなくて」
そう言った後、俺は固まった
馨は以前にもまして衰えきっていた
肌は蒼白で血の気がなく、髪もたくさん抜けたようで
ニット帽を被っている
俺に気づくと、
瞼をゆっくり開け虚ろな目で俺を見る
「・・・馨?」
「今、少し熱があるんです」
馨の代わりに近くにいた看護師が言った
俺は後悔した
補習なんて放棄して真っ先に馨の所に行けばよかったと・・
- 142 :れん:04/09(月) 00:39:05 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 俺はしばらくイスに腰掛けて馨を見ていた
馨は相変わらず反応がなく無表情だった
辛いんだよな・・今、ものすごく辛いんだよな
胸が痛くなる
「猫の名前、決まったんだ」
急に馨が話しかけてきて、俺は驚いた
「何にしたの?」
「えっとね・・」
馨は俺の買ってやった名前辞典のページを開き俺に見せた
そして、ある名前を指して言う
「これ」
え?
「これって・・・お前の名前・・」
馨の指の先には彼の名前、"馨"という名前があった
「俺がいなくなったら・・あの猫ちゃんを俺だと思って
可愛がってあげてね」
俺はようやく意味がわかって愕然とした
「何でそんなこと言うんだよ!馨はいなくならないよ」
俺は馨を見つめて言った
- 143 :紫苑:04/09(月) 10:26:14 HOST:ser351903011552064
- うわあぁぁ(゚Д゚)ぁぁあ!!!←落ち着け
ラストには泣き出しそうです・・((oд0`;焦)
- 144 :れん:04/09(月) 17:46:08 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「ふぅん」
馨はまるで人事のように軽い返事をして、うつむいた
唇を噛みしめて涙をこらえている
「直、俺のこと好き?」
声が震えている
「うん、好きだよ」
「じゃあ、100回好きって言ってよ」
「何だよ、それ・・100回って・・」
ふいに、馨はゆっくり起き上がって
ベットから降りてよろめきながら
俺のところまで歩いてきた
「ちょっと・・寝てないと・・」
「いいの」
そう言うと、ゆっくり顔を近づける
「駄目だって、怒られるよ」
「いいの・・
最後だから」
夕暮れ時に2人の影が重なった
一瞬触れるだけの切ないキス
- 145 :れん:04/09(月) 18:05:37 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
泣いてもらえるように頑張ります!!笑
**
"最後だから"
全てを悟ったようなその言葉が胸にささる
「元気になったら、今度は2人だけで
あの海行こうな」
唇が離れた時俺はそう言った
「うん、約束ね」
そう言って優しく微笑む馨
そしてベットに戻ると、安心したように目を瞑った
どこかまだ幼いような、その寝顔
まだ目尻に涙が残っている
俺は未だにあの寝顔が忘れられない
- 146 :れん:04/09(月) 18:35:25 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 「直くん第二ボタン頂戴っ!!」
「あっごめん!急いでるから」
「へ?」
卒業式が終わると急いで学校を出る
家につくと仏壇の馨の写真の前に花を供えた
あれから約二年がたった
今日は高校の卒業式
馨は一緒に卒業できないまま、今年の夏に亡くなった
正座をして手を合わせていると
後ろからニャーと猫の鳴き声がした
「馨・・・」
馨がつけた名前・・
「そういや、お前名付け主に一晩しか会ったことないんだよな・・」
そう言って猫を抱き上げるとギュッと抱きしめる
猫は苦しかったのか、するりと抜け出てしまった
俺は大事な人を2人もなくした
記憶が全て戻ってきた今
馨も透も大切な思い出
それらは、もう二度となくさないように
心の隅にしっかりとしまってある
*END*
- 147 :れん:04/09(月) 18:38:38 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 一気にかいちゃいました!
最後、微妙な終わり方ですみませんっ ここまで付き合ってくれた方、 本当にありがとうございました☆+゜
- 148 :はるこゥ:04/09(月) 19:39:22 HOST:ser350296006065353
- こンにちは
ちょくAのぞいてる隠れファンでした笑┌(;´□`) 私、よい作品でもカキコまでするッてなかッたンですが、この作品、かなりよかったです!!カキコしたくなる作品でした↑↑↑ またがンばッてくださいネ(★从QU<*)
- 149 :れん:04/09(月) 23:51:54 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- はるこゥさん
隠れファンとか嬉しすぎです(*´Д`*) そんな人がいてくれたとはっ!! クラス替えで落ちたテンションが上がりました(*>艸<*)笑
- 150 :紫苑:04/10(火) 00:08:26 HOST:ser351903011552064
- かなり感動モノです・・(う凵G)
馨ゥ・・(;A;) 終わってしまったのは寂しいですが、紫苑はずっとれんさんのファンですから★d_`))
- 151 :れん:04/10(火) 16:58:59 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- 紫苑さん
感動してもらえましたか(*´ェ`*)よかったです♪ 紫苑さんは、毎回コメントしてくださって、 とても励みになりました(∪∀∪*) 本当に今まで有難うでした(*'Д`b)
- 152 :ゆうり:04/12(木) 18:00:00 HOST:softbank221066199170.bbtec.net
- お久しぶりです!
最近いろいろ忙しくて来れなかったゆうりです(v^ー゚) 「きおく」終わりましたか 馨ぅぅぅぅ〜〜〜〜(TДT)(叫ばしてください笑 ほんとに感動しました! 「きおく」に出会えてほんと 幸せです♪。゚( ゚^ω^゚)゚。
- 153 :美咲:04/13(金) 20:36:09 HOST:ser356616005432532
- 感動しました傚ォ
最高でした また書いてくださいネ
- 154 :れん:04/20(金) 15:56:45 HOST:softbank219060222021.bbtec.net
- ゆうりさん
今まで読んでくださってありがとうございました☆ ゆうりさんのコメントには すっごく励まされました(´▽`*) 幸せだなんて言ってもらえるなんて 私が幸せです(*´ェ`*)
美咲さん こんな駄作に感動してもらえて嬉しいです(∪∀∪*) 今まで読んでくださってありがとうございました! また小説書くので読んでもらえたら 嬉しいです(人´Д`*)
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