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Everlasting

1 :KIKYO:08/07(火) 13:55:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

気付いてほしい。

わたしが,あなたをずっと見つめているということ。

やっぱりあなたはあの子しか見えていないのかな?

わたしがその瞳に映し出される日は来ないのかな?

苦しいよ…。


ねえせめて。

あなたの笑顔を,永遠に。


                   Everlasting

2 :KIKYO:08/07(火) 13:59:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
こんにちはヾ(o・ω・o)シ
KIKYOっていいます!!
小説を書かせて頂くのは初めてなんですが…頑張って書き上げたいと思います(`・ω・´)
あ,ちなみにコメなどもらえるとめっちゃ喜ぶのでww

更新が遅くなるかもしれませんが…よろしくお願いします♪

3 :KIKYO:08/07(火) 14:14:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
さっそく更新したいと思います!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


季節はめぐる。


あなたの存在に気付いて,

あなたを意識し始めて,

あなたの一つ一つの仕種に心ときめかせて,

ああ,あの日からもうどれくらいがたっただろう。

何も変わることのない毎日。

わたしは相変わらずあなたを見つめてばかりで。

もうあなた以外目に入らないよ…。


「莉依っ。次音楽室だよ〜行こ!」

 わたしがぼぅっと暖かな日溜まりの中に目をこらしていると,後ろからポン,と背中を叩かれた。

振り返ると,未来が音楽の教科書を手に立っている。

「なにぼぅっとしてんの。遅れちゃうよ?」

「あ,うん」

 ふと教室を見渡すと,あの人はいない。もう,いっちゃったのかな。

 わたしはのろのろと教科書を出すと,未来について急いで音楽室へと向かう。


4 :KIKYO:08/07(火) 14:34:09 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
「ほら,急いで。授業を始めますよ」

相変わらずきれいな先生は,すでにわたしたちを待っていた。

ごめんなさい,と謝ってから席につき,またあなたを探す。
彼は,自分の席で眠っていた。

かわいい寝顔。

あどけなく定期的な呼吸に,膨らんではしぼむ胸。

幸せそうに…寝ているなあ。

そんな彼をじっと見ている暇もなく,まもなく授業は始まった。


暖かな陽気。


音楽は大好きだけど,こんな陽気に眠くならないはずがない。

外から聴こえる小鳥のさえずりがやわらかなフルートの音によく似ていて。

ああ眠い。
このまま寝てしまえたら,夢の中では眠ったあなたと会えるかな。

…なんて考えながら,やっぱり音楽の授業はあっという間だった。

わたしは眠る暇もなく,そしてあなたは結局最後まで眠っていて。

ああそういえば,あなたを最初に知ったのはいつだったか。

未来と廊下を歩きながらふとそんなことを考える。

あれは中学入学間もない,そう,ちょうど今日のように暖かな四月。


5 :希乃☆×A:08/07(火) 15:30:11 HOST:p1050-ipad31niigatani.niigata.ocn.ne.jp

来ましたー♪

すごい文が綺麗ですね!!!!

読みやすくて凄いです><

頑張ってください☆

6 :KIKYO:08/07(火) 16:38:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
希乃☆×A 様

来てくれてありがとうございます!!(人´・ω・`o)感謝♪


文…きれいですか!?Σ【*゚д゚*】ぇっ


いやいやそんな,まだまだですよ←


でも,めっちゃ嬉しいです(´゜ω゜):;*.':;いやはや 照


また遊びに来てくださいね☆⌒Y⌒ ヽ(о>∀<)ノ


いまから,もう少し更新します*(o^冖^o)*


7 :KIKYO:08/07(火) 16:45:31 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「あ,おい。なんか落としたぞ」


中学一年生。

何もかもが初めて見る世界で,
不安と期待ばかりを胸に抱いていたあの頃。

あなたと初めてしゃべったのは,教室の前の廊下だったね。


「…え?」


顔見知りが激しいわたしは,
やっぱり男の子は女の子以上に苦手な存在だった。


しかも,それがよりによって知らない男の子だなんて。


「ほら。これ,お前のだろ?」

そう言って確かにわたしのハンカチを差し出してくる彼。

わたしは,知らない人という存在の彼を意識し,上がって,

頭が真っ白になる。

顔が赤くなり,わたしは何も言えずにただただ俯くだけで。

そんなわたしに,彼はにっこり笑ってハンカチをわたしの手に乗せた。


「もう落とすなよ」


ねえ,わたしがいつもその笑顔に心踊らせてるの,気付いてる?


わたしに向かって,

あんなに優しい言葉をかけてくれたのはあなただけでした。


いつもなら,ブアイソだ,ってみんな離れてゆくのに。


気付いたの。




あなたはみんなと違うって。


8 :KIKYO:08/07(火) 20:05:17 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

神楽佑。



わたしが,初めて何度も胸に刻み込んだ名前。


彼の名前を頭に焼きつけ,その度に幸せが一つ増える気がした。

そしてわたしが決してその名を口にすることはないのかもしれない。
だって,彼はわたしなんかを選ばない。


不公平だよね…。

わたしはこんなにも想い続けているのに。


だけど,わたしはそれで充分。
付き合うなんて,告白なんて,そんな大それたことなど。

見ているだけ。


ただ遠くから,見ているだけ…。




中2の四月,始業式の前にみんなと混ざって目をこらしたクラス発表。


違うクラスになっても友達だからね,ってそんな声がちらほら。

わたしは自分の名と共に,あの大切な名前も探す。


あ…―。


隣で未来が喜ぶ声も聞こえない。

だって,すごく嬉しかった。同じクラスだった。

―今年も,また一年彼を見つめることができる。


「莉依っ!! うちら同じクラスだよっ」


ごめんね未来。

未来と今年も同じクラスになれたのは嬉しいけれど,
わたしにとっては,それ以上に幸せなことだったんだ。


ああ。


桜がきれい。

たった一日の命を,はらりまたはらりと最期を舞っていく。

きれいに染め上げられたきれいなピンクが生徒の肩に降りかかる。


ほら。



あなたと出逢った季節と同じ。


9 :KIKYO:08/08(水) 08:46:47 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
おはようございます(´゜ω゜):;*.':;
暇なので更新しちゃいますねッ!! コメント・アドバイス待ってます♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

桜にピンクの花が消え,

太陽を喜ぶ緑の若葉が顔を出す。


出逢いと別れの春が去り,風は早くも夏を追っている。


教室にもほら,いくつものグループができ,
わたしは去年と変わらず未来と一緒。

そんな未来との話題にも,そろそろテストが首を伸ばす。


「ねえ,もうすぐテストだよっ! 莉依,勉強してる?」


「え…してないけど」


「だよねぇ。もうテストとかまじイヤ〜」



うそ。ほんとはしてる。ごめんね未来。


だけどそれはすべて彼のため。

いい点を取って,少しでも彼に近付きたかった。
それで彼の視界に入れれば。


数学ではスターの彼。

先生が黒板に書き写した問題を,
わたしたちが考える暇もなくスラスラ解いていく。

そんな彼を少なからず尊敬し,また好きになる。


彼の字はきれい。


聞くところによると,昔書道をやっていたそう。

そんな彼は,数学の先生だけじゃなく国語の先生もお気に入り。


「じゃあ…この問題,神楽。やってみようか」


「はい」


堂々とした声。

頼もしい背筋の伸びた背中。

そんな姿に,いつだってわたしは釘付けになる。


そして彼は,今日も難問を解いていく。


「…ほんとにすごいな,お前は。正解だよ」


教師も,まるでお手上げみたいに笑った。
彼も,いや,と言いながら笑い返す。

そんな彼の笑顔にどきっとし,わたしはまたノートに目を落とす。


すると,どこかから女の子たちの興奮した囁き声が聞こえた。



…わかってる。



彼が好きなのはわたしだけじゃない。

「…ねえ。神楽くんまじカッコイイんだけど」


聞こえるよ。

でも,そうだよね。神楽はひとりの神楽であって,
決してわたしの私有物なんかじゃない。

わたしが彼を束縛できる権利なんてないのだから。


でも,ねえ怖いよ。


わたしよりもずっとずっと可愛い誰かが,
いつか彼を取ってしまうんじゃないかって。

そうしたらもう,わたしが彼を好きでい続けることは許されないのかな?


はあ,と小さいため息をつくわたし。

外では,小鳥が鳴いている。


やわらかなメロディーに載せて歌うように鳴いている。

その歌声は,本当にきれいで。

喜びの歌?

哀しみの歌?


―それとも,恋の歌?



ああわたしも,彼への想いを歌に載せて伝えることができたなら。



いまならきっと創れるだろう。




あなたへの,最高のLOVESONG.


10 ::08/08(水) 09:11:24 HOST:p20149-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
 
    初です!!!人の小説にコメントするのは。。。

 もう、尊敬してしまうくらい上手いです。

 私も、好きな人を見ていると時間を忘れてしまいます(>□<)

 好きになったのが小4だったんで、4年くらいたちましたよ。。でも、なんか、まだその人の事が好きみたいで・・・。

  では、頑張ってください。。。

     

 

11 :KIKYO:08/08(水) 10:04:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮 様

うわあっww 来てくれてありがとうございます(^ω^)

いやいや,亮さんの方がめっちゃ上手いですよ。。。また見にいきますね☆

やっぱり好きな人との時間は時間を忘れますよね!!←

まだ小4のときの人が好きなんですか^^ 素敵ですね♪

頑張ります!!+(´^ω^`)+.

12 :KIKYO:08/08(水) 10:39:47 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
また少しだけ書いちゃいます 笑
更新(´∀`∩ '`ィ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

今日も長い授業が終わった。


わたしはスクールバッグからフルートを取り出し,音楽室へと向かう。


わたしは吹奏楽部でフルートを吹いている。

なぜ入ったかと問われたら模範解答は出せないけれど,
小学校からフルートを吹いていたから。


「こんにちは」


そう挨拶をして部室に入ると,
先輩や後輩が笑顔で挨拶を返してくれる。

わたしはかばんを机に置くと,楽譜を出して譜面台をセットする。


窓際の後ろから2番目の席は,いわゆるわたしの特等席。

なぜなら,そこからちょうど野球部がやっているグラウンドが見えるから。


背番号4番。期待のピッチャー。


KAGURAと書かれた幼い背中にいつのまにかピントが合って,
わたしは彼を見つけだすのが得意になる。

合奏の合間とか休憩の間には,そんな彼のピッチングを見るのが大好きで,
彼の頑張っている姿を見れば,わたしの疲れは半分になった。



結局,今日は7月にあるコンクールの課題曲と自由曲の練習をして,

5分間のミーティングのあと,わたしたちは解散になった。


野球部はまだ頑張っている。

わたしはそんな光景をぼぅっと見ながら後片付けをし,
部活を終えたのだった。


13 ::08/08(水) 10:53:42 HOST:p20149-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

   今見て吃驚デス!!!!!!

 私の好きな人も小学校の時4番ピッチャーでした!!!

   すごい偶然ですね!!!あげです!!!!頑張ってください。

14 :緋芽:08/08(水) 11:03:26 HOST:fju2005.fjubr1.thn.ne.jp


文章が綺麗で、とっってもステキだと思います。


神楽くん、格好いいですねぇ↑↑



15 :KIKYO:08/08(水) 11:24:21 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントありがとうございます!!
今は感激で涙を流してます←

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

亮 様

オオオオッ!!(ノ゚д゚)ノ オオオオォォォォォォォー

ままままじですかッ!?


すごい偶然…いや運命…?←(*ノωノ)キャッ(*ノωノ)キャッ♪


ピッチャーって格好いいですよねぇwwわたしもあこがれですw

ちなみにわたしの好きな人も野球部ですよ(^ω^)


あげTHANKSです。亮さんの小説も応援してますよッ♪


緋芽 様

スッ…ステキだなんて!!

わたしにはもったいなすぎる言葉です。o゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о

神楽くん格好いいですよねぇ☆

わたしも…我ながら…タイプですよ(/ω\)ハズカシーィ

また読みにきてくださいね。


頑張ります!!(´ω`*)

16 :あンり:08/08(水) 11:36:38 HOST:softbank220022118052.bbtec.net
面白いです!!
頑張って下さい
あげw


17 :KIKYO:08/08(水) 12:04:36 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
あンり 様

面白いですかっ(;゚ Д゚) ・・・!?


嬉しすぎて鼻血出ちゃいそうですよ,もうwwΣ(・ω・ノ)ノなにっ

いやいや,わたしなんか…まだまだですよ〜(>д<)


励みになります。。。

ほんと,あげTHANKSですw 頑張ります(`・ω・´)

18 :KIKYO:08/08(水) 12:51:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ここで,ここまでの登場人物について少しだけまとめたいと思いますwwまだあんまりいませんが…笑

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

○望月 莉依○
モチヅキ リイ 中学2年生の14歳

吹奏楽部でフルートを吹いていて,実はピアノも上手。
神楽佑のことが好き。

○飯田 未来○
イイダ ミク 中学2年生の14歳

陸上部で,すごく足が速い。明るくて元気。
未来の好きな人は,もうすぐ出てきますww

○神楽 佑○
カグラ ユウ 中学2年生の14歳

数学が天才的でスポーツ万能。野球部で背番号4番,ピッチャーをしている。
みんなから人気者。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

こんなσ(・ω・*私)のことを応援してくれる優しい人がいらっしゃるので,今からまた少し更新します(●'v`bd)

もしかしたら夕方〜夜にかけてもう一度くらい更新するかもw

19 :KIKYO:08/08(水) 13:06:20 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


最近,わたしによく話しかけてくる人がいる。


工藤亮汰。

わたしの隣の席の人。


「なあ,この問題わかった?」


いつもの数学の時間,窓から差し込む太陽の陽に顔をうずめ,
大好きな彼はいつものように黒板でチョークを踊らせている。


その背中を食い入るように見ていたわたしは,
しばらくその声に気付かなかった。

しばらくすると,おい,と隣で少し怒った声がする。


「…はい?」


とぼけた声を発すると,彼は面白そうにクスクス笑った。


なに,この人。


「…なんですか」


「いや。お前面白いやつだなあって思って」


「はあ…」


「緊張せんでいいよ。俺,工藤亮汰って言うんだ。呼び捨てでいいから」


そうですか,と話も聞かずぶっきらぼうにそう言うと,
わたしは前へと向き直る。

念を押して言うけれど,自称かなりの人見知り。


いきなり「面白いやつだな」なんて言われても別に喜べないし,嬉しくない。


「おい,まだ話は終わってねえって」


「なんですか,もう…」


わたしは神楽を見るのに忙しいんです。


そんなわたしの事情も気にせずに,彼は一本調子でしゃべり続ける。

「俺のこと,呼び捨てでいいから。亮汰って呼んでな」


「あ,それはムリです」


「はあっ? なんでだよ」


「なんでも」

わたしは小さくため息をつく。なんだか疲れる,この男。

人を呼び捨てするか否かなど,わたしが決めてもいいでしょう?


わたしは机に顔を伏せた。

神楽は,もうとっくに問題を解き終えて席についている。ああ眠い。


隣で,工藤が一生懸命しゃべってる。

聞きたくないと,わたしは手中に顔をうずめ,一人の世界をつくり出す。


窓からゆるやかに吹き込む風はすでに夏の香りを感じさせ,
わたしの顔を滑ってく。

きっと,もうすぐどこからか風鈴の音が聴こえてくるだろう。


そんなことより,来週はテストだ。

20 ::08/08(水) 15:44:57 HOST:p20149-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
 
 いや、私の好きな人は帰宅部なんですよ・・・・
 シニア(?)に入っているらしくて。。。。
 部活姿見たかったんですけどね・・・((泣))

21 :KIKYO:08/08(水) 19:49:18 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮 様

またまたコメントありがとう+(*´艸`)ww

帰宅部なんですか…。

むむッ…!? シニアって何でしょう??バカでごめんなさい↓

まあ,泣かないでください+d(。・`ω・)b笑
お互い頑張りましょうね!!

今からまた更新しますね.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「おい,お前英語84点なんだって?」


わたしにとって,

まるで天と地がひっくり返るくらいのアクシデント。
それは,嬉しいと言えようかそれとも…?


気がつくと,

頑張って勉強したうちの成果となって返ってきた点数の一つを,
無意識に握りしめていた。

84点だなんて。


そして,目の前には彼がいる。


「そうなんだろ? 俺もだよ」


ああ言葉が出ない。

憧れのあなたと同じ点数?


これは…いったい誰の悪戯だろう。


「俺らスゲェな!! 同じ点数だなんてさ」


「…うん」

本当はこんなに無愛想な返事したくない。

未来みたいに,
明るい調子でしゃべられたなら,人生こんなに苦労しないのに。



よかったねって。


一緒だねって。


そんな数秒にも満たない言葉が言えなくて。



なぜだかわからない。

けれど,何かを言おうとする度に胸が異様に熱くなり,
わたしの声帯をシャットダウンしてしまうの。


そして,いま彼はいる。わたしの目の前に。
 
顔が赤くなる。
心臓が破裂しそうなくらいにどきどきして,もうもたない。

ああ,後ろから女の子たちの視線を感じる。


「ほかの教科も頑張ろうな! まあ,俺的には数学に自信があるけど」


「え…あ,うん。そっ…そうだね」

何度もつっかえながらそれだけを言い,
あなたの返事も待たぬうち,わたしはばっと駆け出した。

背中にあなたの声を聞く。だけど,わたしは立ち止まれなくて。


ごめんなさい。

許して…。

あなたがいる教室を飛び出し,
わたしは熱く火照った顔を俯かせながら廊下を走る。

そのまま気がつくとトイレに駆け込んでいた。


個室に鍵をかけ,そっと壁にもたれかかる。

ゆっくり胸を撫で下ろし,少しだけ深呼吸をした。


ああ,まだ覚えている。


あなたのやさしい髪の匂いと,

しつこくわたしを魅惑するあの笑顔と,

そしてあなたと「会話」を経て繋がったたった数十秒の時間。


ごめんねとわたしはそっと彼に謝る。

だけど,あなたと話すなんてこと,わたしにとって致命的なの。


教室に帰ればあなたがいる。

あなたの姿を確かめたい一心と,
あなたと顔を合わせる気まずさがわたしを襲う。


さらにわたしを追い込むチャイムの音。


しょうがなく個室を出,教室へ向かう重い足。

ああ,大好き。こんなに大好きだからこそ,こんなにも胸が痛い。


次は数学。テストが返ってくる。


22 ::08/08(水) 20:08:48 HOST:p24068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 シニアは、中学生を集めて作った野球チームみたいなものです(^□^)

 好きな人と目が合うだけでも赤面してしまいますよね・・・・。

23 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/08(水) 20:11:43 HOST:d202051032073.cable.ogaki-tv.ne.jp
next

24 :○*夕月*●:08/08(水) 20:21:42 HOST:ZJ059060.ppp.dion.ne.jp
ゥチもフルートとピァノやってるんですょぉ!!!
りぃちぁんと同じだぁWWW
ぁとァドバイスなんですけど読点ゎ「,」でゎなく「、」にした方がいいと思いますww
何か文句みたいになっちゃってごめんなさいSΟЯЯΥ_─。・゚(p'д`。@[涙]q
ぁげw

25 :KIKYO:08/08(水) 20:33:06 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮 様

またまたコメント(人´・ω・`o)感謝♪です。。。


へぇ,シニアは中学生の野球チームなんですか!!
なんか格好いいですね*(o^冖^o)*

そうそう! KIKYOも授業中目が合うだけでドキッとしちゃいますww

でも,幸せですよねぇ(*´ェ`*)


また遊びに来てくださいね。待ってますヾ('ω`)ノ


雫 餡子 様

nextどうもありがとうございます!!


すごく嬉しいです^^

雫 餡子様の小説,よく見ますよwwお上手ですね。


またお暇なときに読みにきてください(●P'凵`q)+。*・


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

いつも,みなさんコメントをありがとうございます!!
こんなヘボチョコに…(感激;
みなさんの温かいコメを,いつもKIKYOは涙しながら読んでますよ↑ww

とても感謝してるので,これからもよろしくお願いしますね(^ω^)

26 :KIKYO:08/08(水) 20:37:21 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
○*夕月*● 様

初めまして♪ 読んでくださってありがとうございます!!


○*夕月*●様もフルートとピアノをやっているんですか(・∀・)
実はわたしもなんですよww

フルートはただの趣味ですが…。

読点は「,」よりも「、」の方がいいんですね!! わかりました♪

いえいえ,貴重なご意見なんですから逆に感謝ですよw


あげ,ありがとうございます+(´^ω^`)+.

また見にきてくださいね☆

27 :KIKYO:08/09(木) 12:25:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新します♪

。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

彼は、その時間もやっぱりスターだった。


ねえ、100点だって。信じられる?


彼は先生に、「すごすぎるぞ神楽」って頭をくしゃくしゃにされ、
みんなからも拍手喝采を浴びて。

ああ、これで神楽を好きになった人が増えただろうなぁ。


なんて、そう考える自分もいて。


あなたが自分の席に帰るとき、微かにわたしと目が合った。

わたしはすぐに逸らしたけれど、あなたは少し見つめてから、
何も言わずに席につく。


わたしはハァッとため息をつき、哀しみに暮れて目を閉じる。


苦しいよ。

こんなとき、漫画の中の女の子なんかはにこって笑ったりするんだろうな。

わたしには、そんな勇気なんかなくて。


「次、んーと…望月莉依」

「あ、はい」


先生に名を呼ばれ、教壇の前へと行くわたし。

ああこのときだけは、神楽のことよりテストにどきどき。


解答をもらい、帰り間際にそっと陽に透かしてみると、
赤いペンで大きく踊る二つの数字が目に入る。


78点。


ああ、やっぱり彼には近付けない。

22点も差があるし、こんなに凄くも悪くもない点数。

いっそ、思いきり悪い点を取っちゃえば彼の視界に入るかな。


そんなことを考えるわたしが怖い。


この時間は,すべてが答え合わせに費やされた。

100点で直すところのない彼は、隣の女の子に教えてあげている。
女の子は、すごく嬉しそうに笑っていて。


ああ…―。


やめて。


やめて。


いやだよ…。


胸が苦しい。

まるで、ナイフでキリキリ切りつけられているみたいに。


どうしてこんなにせつないの?


途端にここから逃げ出したくなった。彼のいない遠いところへと。

つらくて、苦しくて、せつなくて、目を逸らしているはずなのに、
彼と女の子の笑顔が目に浮かぶ。


見たくないよ、こんな彼。


彼はその子が好きなの?

なんて、ついつい悲観的に考えてしまうわたし。
そんな自分に自己嫌悪。


ああ声が聞こえる。


必死に涙をこらえるわたし。

歯を食いしばっているはずなのに、
感情はさらにわたしを絶望へと突き落とす。


やっぱり、そうだよね。

彼はわたしなんかを選ばない。


わたしは、もう数学の解説なんて聞いていられなくて、
わたしに足りなかった22点分なんてどうでもよくなって、

寝ているフリしてずっと涙をこらえてた。


ねえ、わたしはこんなにもあなたを想ってる。


だけど―。

ねえ、やっぱりそうなんだよね?


彼はわたしなんかを選ばない…。


震える拳を握りしめる弱いわたしを、隣で工藤が口を結んで見つめているのに

わたしは、気付かなかった。

28 :KIKYO:08/09(木) 15:05:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
そんなさなか。


テストが終わった開放感からなのか、
未来が赤く好調した顔で好きな人ができたと言ってきた。


好きな人。

一瞬、彼の笑顔が頭をよぎる。

すると、さっきの光景がまざまざと目に浮かんできて、
わたしは慌てて振り払う。


「好きな人?」


いかにも興味があるように、

照れた未来を覗き込む。


彼女は、恥ずかしそうに頷いた。


「誰?」と単刀直入に聞いてみる。

彼女は、少し考えるように黙り込んでから、
誰にも言わないでね、と念を押す。


「言わないよ。未来の大切な人だもん」

「うん…そっか。そうだよね。 なら、大丈夫」


「で、誰なの?」

「…工藤亮汰」


え?


目をぱちくりするわたし。

工藤亮汰って、あの?


「そう。莉依の隣の席の人だよ」


「え…あ、そ、そうなん…だ」

動揺を隠せない。


なぜ未来みたいな可愛い女の子が、
あんなにしつこいやつを好きになるのか不思議だった。

いや,もしかしたらあんなやつにも魅力があるのかもしれないなあ、なんて、

そんなことをぼんやり考えてみる。


「どこが好きなの?」


「うーん…強いて言えば、まずかっこいいところかな。あと…」

「かっこいい!?」


「何言ってるの莉依。言っとくけど、あの人クラスでモテる人No1だよ!」


うそ。そうなの?

もう一度あいつの顔を思い浮かべてみるけれど、
さあ、どこがどうかっこいいのか。

わたしの頭にはクエスチョンマークだけが浮かぶ。


世の中って不思議だ。

あんな人なんかがモテるんだね。


なんだか世界って狭いなあ。


「そっか…うん、まあ、応援するよ。頑張ってね」


「うんっ!! 頑張るよ」

未来は女の子らしく、ころころと笑った。

29 :KIKYO:08/09(木) 18:13:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

いま読み返して気がついたのですが…。
ところどころ、読点の「、」が「,」になっているところがあります。
未熟者なのでクセで…。
そこはスルーしていただければ結構ですww

30 :KIKYO:08/09(木) 21:38:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
すみません、また訂正です↓

×未来が赤く好調した顔で好きな人ができたと言ってきた。

        ↓

○未来が赤く紅潮した顔で好きな人ができたと言ってきた。

で,お願いします(PД`q。)
何度もごめんなさい。。。


31 :さゆり:08/09(木) 22:54:25 HOST:b153130.ppp.asahi-net.or.jp
見に来ました。

ちょっとしょんぼりしました(笑)


だって文章かくのとっても上手で、自分のがちょーへたっぴってのがバッチリ判明しました。


あたしも、KIKYOさんみたいに国語力があるといいのにな…

あたしの小説、頑張って更新するから、よかったらまた見に来てね。

32 :KIKYO:08/10(金) 08:44:23 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
さゆり 様

しょんぼりしないでください!!!! 笑

いやいや、さゆりさんの方がすっごくお上手ですよww
だからわたしはカキしたんですから(^ω^)

もちろん、また見にいくから、わたしの小説もちょくちょく読みにきてね♪


きてくれてありがとう.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。

今からまた更新しちゃいますッo゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о


33 :KIKYO:08/10(金) 09:03:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

そして結局、わたしと神楽は何の進展もないまま、
ときはすでに夏休みへ入ろうとしている。

わたしは、基本夏休みが嫌い。


だって…大好きな彼と会えない。



うだるような暑さ。


濃い緑の葉が生い茂るサクラの木に止まったセミたちが、

七日間の一生をかけて鳴いている。


「クーラーつけようよ学校〜」とぼやいている工藤の隣、
またいつものように数学の授業。


もう、その科白聞いたの4回目です。


最近は先生が生徒に問題を当てることもなく、

ただひたすらテキストやらプリントやらをやる毎日。


わたしはときどき彼の背中を見てみるけれど、
彼は一心にシャーペンを動かしていて、

そんな姿にわたしもまた目を戻す。


この暑さにこんな問題やれって言われても…。


わたしはさっさとやるのを諦めて、
開け放された窓から外を見た。

暑さのせいか、外の空気がぼやけて見える。


真っ青な空に、白い入道雲がちょうどいい割合で浮かんでいる。


外でだらだらとバレーボールをしている三年生が、
今更ながら可哀想に見えてきて。



この窓から、花壇に植わる向日葵畑がよく見えた。


意気揚々と太陽に向かって伸びる花。

その茎はまっすぐで、いつまでも太陽を追い続けている。



必死に生き続けようとしているのか、


それともたった数日の命を喜んでいるのか。



あの向日葵のように、わたしもまっすぐ生きていけたなら、


あんなにきれいな花びらを咲かせることは可能だろうか。



目のやり場もないありふれた情景に、一点映えた黄色が美しくて。

それは…きっと彼、神楽佑にも代入できる。


彼は、ありふれた日常にぱっと輝く太陽の花。

笑う度にわたしに元気をくれる、かけがえのない存在のひとつ。


ねえ。

彼がいつまでも笑えるように。



もしも彼が向日葵ならば、わたしは彼を潤す一滴の水となりたい。



34 :あンり:08/10(金) 10:04:52 HOST:softbank220022118052.bbtec.net
アゲ↑
お互い頑張ろうや

35 :KIKYO:08/10(金) 11:49:44 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
あンり 様

あげヾ(o・ω・o)シTHANKSヾ(o・ω・o)シ

うんっ、お互い頑張ろうね(`・ω・´)


今日中にはまた更新するので良かったら見てねぇノシ

36 :KIKYO:08/10(金) 12:22:02 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新します(`・ω・´)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


夏休みに入った。

未来からは、毎日のように電話が来る。


未来は陸上部に入っているから、


日焼けがどうのこうのだとか、

記録がどうしても伸びなくて悩んでいるんだとか、


工藤亮汰のことだとか。


聞くところによると、工藤も陸上部だという。



わたしは毎日のように部活があり、

毎日フルートを吹きながら、
毎日のように部活がある野球部の背番号4番を目で追ってた。


マウンドに立つきみは、一段とかっこよくて。


キャッチャーがミットを構え、軽くサインを出すと、
彼は少しだけ頷いてボールを構える。


数秒間の投球動作。

そのときだけは、まるで世界が止まって見えるんだ。


勢いよく放たれた球は、まっすぐキャッチャーのミットまで飛んでいき、
バッターの振りかざすバットもすり抜けて、


ほら。


また今日も歓声が上がる。



どうやら、野球部の二年は八月に試合があるらしい。

小さな大会だけれど、勝ち進めば県大会にだって行ける。


頑張ってね、ってその想いも込めて、わたしは今日もあなたを見つめるの。



大会と言えば、
わたしたち吹奏楽も今週コンクールが控えている。


といっても、わたしたちの学校はそんなに名門でもなく、
地区大会、よく行って県大会までの実績しかなく、

全国大会は行ったことがないのだけれど。


先輩曰く、今年の目標は県大会。


練習時間は日に日に増し、指導もハードになってくる。

けれど、そんな厳しい練習にも耐えていけたのは、


きっと同じようにグラウンドで頑張っているあなたの姿があったから。


ねえ、聴こえる?



わたしは今日も、あなたのためにフルートを奏でているよ。

37 ::08/10(金) 15:57:10 HOST:p13024-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
 
 お久しぶりです(^□^)/

ムッチャ文とか上手いですねぇ・・・尊敬しますよ・・・

私のスレにコメントくださってありがとうございました^^

後、タメ語で全然OKですよ〜〜♪♪♪


38 :KIKYO:08/10(金) 19:00:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


アハッ←

さっそくタメ語使っちゃった(´゜ω゜):;*.':;

わたしもタメで全然OKだからねぇ♪


文、上手いかぁっ!?

///照 亮に言われると嬉しいよ〜+(´^ω^`)+.

亮だってほんと尊敬するよ。。。亮の小説大好きだもン!!

本当にこちらこそありがとう!!!!


亮のレスで元気が出たからww今からまた更新するね☆

39 :KIKYO:08/10(金) 19:15:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新⌒Y⌒ ヽ(о>∀<)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

結果は金賞。


先輩は、みんな涙を流してた。

ううん、喜びすぎて、きっと涙が出たんだろう。
なにせ先輩にとって最後の大会だったから。


「莉依ちゃん頑張ったね」

フルートの先輩が指で涙をぬぐいながら、
優しくわたしの頭を撫でてくれる。

わたしは先輩に少しだけ微笑んで、その手を取った。


「まだ泣いちゃだめですよ。うれし涙は県大会までとっておいてください」

「ええ。これからの練習もハードだけど、莉依ちゃんならできるから」

「はい」


県大会に行くのは、3年ぶりなんだって。

つまり、先輩は県大会に行くの、初めてなんだね。


わたしが1年生のときから、お世話になり続けてきた先輩。

そんな先輩も、もう引退寸前で。


ねえだから。

せめて、先輩に最高の想い出を残してあげよう。




県大会に向けて、
わたしたちはほぼ毎日全日練習を繰り返していた。


絶対先輩と金賞を取りにいく。

その思いからか、いつしか窓を見る回数も少なくなっていた。


彼の試合は8月11日。

そういえば、この前未来から電話がかかってきた。


「野球部の2年の応援行く?」

わたしはベッドの上で寝返りを打ちながら、うーんと考える。


「どうしよう。未来は行くの?」


「うん、行くよっ! クラスの女子がさぁ、みんな行くらしいよ〜。
 神楽くんを見にいくんだって」


その言葉を聞いて、わたしはズキッと胸を痛ませる。

やっぱり、みんな行くんだ。そうだよね。


うーん…どうしようかなあ。

「莉依も行こうよ。莉依も神楽くん見たいでしょ」

うん、まあ…。

「なら決まり。じゃあ」

プッ。

気がつくと電話を切れている。


なんだか…強引に決まってしまった…。

まあ、楽しみなんだけどね。

40 :KIKYO:08/10(金) 21:05:25 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
全日本バレー見てました 笑
ちなみにわたしはSHINの大ファンです←関係ないww

日本が勝って気分がいいうちに更新しますo゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


ねえ、あのときわたし、本当に見にいったんだよ。

一人マウンドに立つきみは、ほかの誰よりも輝いて見えて。


ときどき帽子をかぶり直す仕種も、

手の甲で汗をぬぐう仕種も、

そして、ずっと練習してきたピッチングだって。



わたし、あなたがどれだけ練習してきたか知ってるよ。


先輩がみんな着替えて帰っていくのに、
あなただけは最後まで残ってずっとボールを投げていた。

上手くできないと、唇噛んでは震えた手でボールを握りしめて。


わたしは、そんな彼を見る度に心を震わせてばかりで。


あなたが独りぼっちで頑張っているのを、
ただ遠めから見ているしかなかった。


そばに行って、「頑張ってるね」って笑う勇気もなかった。



臆病者で、ごめんね。

でも、そんな彼はちゃんとわたしに元気を与えてくれていたよ。



3-5

試合は負けてしまったけれど、
あなたの汗はきっとかけがえのない一滴の雫だから。

これから、どれだけその雫を流すだろう。


あなたのピッチング、わたしずっと忘れないよ。


ずっとずっと、記憶の中で見ているよ。



41 :KIKYO:08/11(土) 11:53:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

長かった夏も、もうすぐ幕が閉じようとしている。

ヒグラシが鳴き始め、それは確実に秋を誘い込んでいる。


淋しくなった空。



ねえほら、もう秋の足音が聴こえるね。


学校の始業式。


久しぶりに彼の姿を見て、わたしは思わず微笑んでしまう。

彼は、少しだけ日焼けした顔で友達と笑ってた。


吹奏楽部は、
結局今年も県大会は銀賞で終わってしまった。

だけど、また先輩は泣いていて、


けれど今回は悔しい涙でもなく悲しい涙でもなく、



やりきった清清しさから出る涙だったから。


もういいよ、って先輩は言った。

もう、安心して高校に行けるから。



そんな日から、もう何日がたったのか。


「えっと、みんな久しぶり」


始業式が終わり、教室に帰ってきてから担任が言う。

また、長ったらしい話の前兆だ。


「おいおい、ちょっと飯田焼けすぎじゃねーか?
 バカンスでも行ってきたのかよ」

先生の話が続いている中、
退屈そうな工藤は前の席の未来をからかっている。


未来は赤い顔をしながらぷっと頬を膨らませて振り返った。


「行ってませんっ!
 あんた、陸上部が日焼け止め禁止なの知ってるでしょ!」

とか言いながら、どこか嬉しそうな未来。


工藤と話しているときの未来は、一番女の子らしくて、輝いるようにみえる。

わたしも、未来みたいに好きな人とふざけあうことができたらな…。


ふと神楽を見てみる。



ああ。

なんのこともない。



彼はとっくの昔に深い眠りについていたのだった。




42 :KIKYO:08/11(土) 14:39:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

突然なんだけど、本当にこの小説見てくれてる人いるのかなあ 笑
コメとかけっこうもらうけど、なんだか不安になっちゃったり…(´・ω・`)わたしは贅沢なんかなぁ?ww
この小説見てくれてる人!!
お願いだから、一言でもいいのでコメントくださいッ 笑


43 :KIKYO:08/11(土) 16:03:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新します(●P'凵`q)+。*・

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


はらはらと赤や黄色に染まった生命の葉が、
優しく地面に覆いかぶさっていく。


いつからかいなくなったセミたちの存在感がいやにあり、

ぬるかった風も今では少し肌寒い。


わたしは、いつものように彼を見つめていた。

工藤はいつものようにわたしに一生懸命話しかけ、
わたしは適当に相槌を打ちながら問題を解く。



わたしは、なぜか最近ため息の数が多くなっている。


秋は恋の季節だとか言うけれど、

恋って実際そんなに軽々しいものじゃない。



正直に言えば、

毎日毎日ただ遠くから見ているような、こんな生活終わりにしたい。


彼の行動のひとつひとつに


せつなくなったり、

嬉しくなったり、


ときには、自分の気持ちを伝えられないことにもどかしさを感じたり。


そして、それは未来から告げられた突然のできごと。



「ねえ知ってる? 神楽くん好きな人いるらしいよ」


好きな人。



一瞬、彼女が何を言ったのか理解できない自分が3秒。

しかし、そのあとすぐに状況を解釈した。


途端に心臓が興奮で踊り出す。



「だ、だれっ!?」



「え…う、噂だからよくわかんないんだけど…」


わたしはねだる。

お願いだから、教えて。


「じゃあ教えるけど…」

未来は、普段見せないわたしの興奮ぶりに少し驚いているようだった。


まあ、しょうがないことだとも思う。

だって、わたしはあまり感情を表に出さないタイプだし。


そして、次の未来の言葉がわたしを闇へと突き落とすことになる。




「あ…美咲ちゃん…らしい…」




わたしの中で少しずつ積み上げてきた何かが、


一気に崩れ落ちる音がした。



うそ…?

目の前が真っ暗になる。


そんな。


そんな…。




ねえ、うそでしょ?


何も見えなかった。まるで、世界がわたしだけを残して動いているような。


うそって言ってほしかった。


「冗談だって」って、いつもの笑顔で未来に笑ってほしかった。



そんなの…信じたくないよ…。


勘のいい未来はすぐにわたしの心を見抜いてしまい、
かなり慌てた様子でこう尋ねる。


「もしかして…莉依、神楽のこと好きだった…?」


わたしは、唇を噛みしめながらこっくりと頷く。

未来は、まるで言葉が出ないみたいに青ざめた顔をする。



こんなにショックなことってない。


ああ、これは神様の悪戯なのでしょうか。

わたしが、何か神様の気に食わないことをしたのでしょうか。


未来やわたしがどうこう言ったって解決できる問題ではないけれど。


だって、未来が悪いわけではないのだから。

彼がどんな人を好きになろうが自由だよ…なんて。



そんなにプラス思考に考えられたらどんなに楽だろう。



これは現実?


そんなの…ひどすぎるよ…。




わたしだって、ずっと彼だけを見つめてきたのに…?




「ごめっ…」


未来が慌てて謝ろうとする。


だけど、わたしはその言葉も聞き入れず思わず教室を飛び出した。




44 ::08/11(土) 19:46:39 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 KIKYOもムッチャ上手いですよぉ〜!!!!

ウチも見習ってやっていきたいですwwwwww

 余談ですが・・・なんでウチって女なのに「亮」って名前なんやろ・・・・・・!?!?!?



45 :KIKYO:08/11(土) 21:32:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


コメありがとぉッ+(*´艸`)

わたしだって、いつも亮を尊敬してるよ♪


「亮」なんてかっこいい名前じゃん!!(´ω`*)うんうん

うちの友達で、「圭」ケイっていう名前の女の子いるよwwだから大丈夫っ!!w


わたしも余談だけど、なんでアンパンマンって愛と勇気しか友達がいないんだろうね??←バカww


亮の応援を胸にww今から少し更新するね.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。

46 :KIKYO:08/11(土) 21:44:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新(^▽^//

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


何も考えられなかった。



自分がどこへ行こうとしているのかもわからない。


ただひたすらに、走り続ける。

このまま走り続けて、どこか知らない世界に行けたなら。



―あ…美咲ちゃん…らしい…。


未来の言葉が何度も何度も頭の中によみがえる。


神楽の笑顔が、浮かんでは消えた。



言いようのない絶望感。




これは…現実逃避?



ああ、わかっていたはずなのに。

彼はわたしなんかを選ばない。



前みたいにトイレに行こうかとも思ったけれど、
わたしは途中でお腹が痛くなり、保健室に行くことにした。


午後は数学の授業がある。

けれど、もう今日は彼を見ることができない。



保健室で、布団の中にうずくまりながらわたしは涙を押し殺す。


けれど、耐え切れなくなった涙が、一滴、二滴流れて、


そのあとはもう、止まらなくなった。



どうして?



どうして気付いてくれないの?



そういえば…彼が数学を教えていたのも美咲だった。


そうだ。今思い出した。

彼の隣の席は美咲だ。



こんなに人を好きになったことなんてない。


そして、こんなに人のために泣いたことだってない。



わたしなんて、所詮恋愛初心者。

どうすればいいのかわからずに、結局あとで後悔する。



こんなんでいいの?


どうしてわたしはいつもこうなの?



その日、わたしは学校を早退した。


明日が来るのが、怖かった。


47 :KIKYO:08/12(日) 09:02:29 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
今日は次の更新が夜になってしまうかも↓
まあ更新ヾ(o・ω・)ノ゚ 笑

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


次の日、何度か携帯に着信がかかってきていた。



着信はすべて未来。

休み時間の合間にでも、トイレでかけているのだろうか。



わたしは仮病で学校を休み、ベッドに横になりながら、
携帯がずっと震えてるのを眺めてた。



静かに涙が頬を伝う。



秋はもうすぐ終わろうとしている。

こんなんでいいのか、そんな思いが出口もなく暗い世界をさまよい続ける。



なんか、現実を思い知らされた感じ…。



ハハハ、と力なく笑ってみる。バカみたい。


だってそうだよ。

彼ハワタシナンカヲ選バナイ。


わかっていたことなのに、
いざそれが現実となるとなかなか受け止められなくて。



何度肝に命じてきた言葉だろう。


授業中たまに彼と目が合ったり、

彼に「おはよう」と挨拶されたりする度に、



舞い上がらぬようそう言い聞かせてきた。




舞い上がっても、どうせあとで裏切られるだけ。




一縷の願いはかけちゃだめ。






そんなの…苦しすぎるよ…。




そう思うとまた涙が溢れてきて。


涙は枯れることがないって言うけれど、
もし枯れてしまったらどうすればいいの。




わたしにとって涙は彼への想いだよ…。




48 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/12(日) 10:59:29 HOST:d202051032185.cable.ogaki-tv.ne.jp
ぁげ

49 :KIKYO:08/12(日) 23:12:59 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

あげありがとうございます!!

嬉しいです。ホント励みになりますよ(´゜ω゜):;*.':;


今日は夜に更新すろと言いましたが、
まさかこんなに遅くなってごめんなさい↓

頑張って更新します+(*´艸`)


50 :KIKYO:08/12(日) 23:35:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

そのとき、何度目かの着信が鳴った。

設定してある、場違いすぎる軽やかなメロディーが流れ出し、
わたしは察しがついていながらも明るく光るサブ画面を覗き込む。


着信:未来



やっぱり。

放っておこうかとも思ったけれど、
心の底ではきっと誰かに話を聞いてほしいと思っていて、

それがボタンを押す原動力となる。



力なく弱々しい声で、はいと出た。


「あ、莉依?」

電話の向こうで心配そうな未来の声が響く。


「未来だよ。大丈夫?」


「うん」


「…そっか。心配したよ」



「…うん」




なぜだろう。



その声を聞いただけでなぜかわたしはすっかり安心してしまい、
そのまま泣き崩れてしまったんだ。


ぽろぽろと、あとからあとから


止まらない涙が。


「莉依っ!? どうしたのっ…」


わたしは泣き続ける。

何かを言おうと思っても、嗚咽ばかりで声にならない。


ずっと溜めていたものが、一気に溢れ出してきた感じだった。




ほんとは察しがついていた。



見ればだいたい予想がついた。

彼は美咲が好きなんだって。



ただ、自分が認めたくなかっただけ。


それでもまだ、ひたすらに信じ続けたかっただけ。


理想ばかりにしがみついて、進みゆくミライに気付くことができなかった。



何度も何度も未来の名前を呼んでいると、
未来は電話の向こうでこう言った。


「大丈夫。わたしはここにいるよ」



わたしが泣いているのに、
充分すぎるくらいの優しい言葉をかけてくれる未来。


わたしが名前を呼ぶ度に、大丈夫だよって言ってくれた。



わたしはここにいるよ。


莉依から離れたりなんかしないから。



ずっと泣き続けていると、ふともう涙は出なくなっていて。

わたしは最後の涙を手の甲でぬぐうと、強く携帯を耳に押しつける。


「…ごめんっ、未来…」


「何謝ってんの、気にしないでよ。ていうか、わたしこそごめんね…。
 昨日、わたし莉依の気持ちも考えずに無神経なこと言った」


ううん。

未来のせいなんかじゃないよ。


ただ、わたしが受け入れたくなかっただけだから。



「うん。でも、ホントにごめん。
 だけどわたしは莉依を応援するからね! 莉依は安心していいから」


ありがとう、ってわたしは言った。

いろんな意味を込めて、そう言った。


だって未来はきっと今も、
授業をさぼってわたしの話を聞いてくれているのだろうから。



いまどこにいるの、と聞いたら、屋上だよと答えた。


「風が気持ちいいよ。少し寒いけど」


「そう。なんか心配かけちゃってごめんね。明日はちゃんと学校行くから」


「無理しないでね。待ってるよ」



待ってるよ。



ああ、この言葉にいったいわたしはどれだけ救われたことだろう。



いまは未来がいるから大丈夫。

きっときっと、上手くやっていけるようなそんな気がした。


わたしは電話を切った。




もう、涙は出なかった。

51 :KIKYO:08/13(月) 10:08:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

それから、わたしは未来のおかげでなんとか学校に行くことができた。


もう…彼から目を逸らさないと決めた。



まだつらいよ。



泣きたくなるときだってあるよ。





だけど、目を逸らしては何も始まることなんてないから。



「莉依っ、また見てんのー?」


見てるよ。


だってわたしは彼が好きだから。



いつまでも見ていたいと思う。

そして、いつまでも彼を想い続けることができたなら、
わたしはきっと幸せになれるような気がした。


どんなにつらくても、いつかきっと報われる日が来るのでしょう?



―その日のために、わたしは今日もあなたを想うんだ。



「おはよ」

朝、いつものように彼が挨拶をしてくれる。


わたしは彼を一瞬見つめ、口を開く。

が、声が出ない。



落ち着け、莉依。




赤くなる顔をなんとか抑え、わたしは少し空気を吸うと、


とびっきりの笑顔でにっこりと笑う。




「…おはよう」





電撃みたいな軽いショックが、わたしのからだを駆け巡る。




言えた。





言えた。




おはようって。



ずっと言えなかった四文字。

今まで、彼から挨拶されても頷くだけで、一度も返したことなんてなかった。



ねえ、わたしも少しは成長できたかな。



いまこのとき、少しでもあなたに近付くことができたかな。


一気に前進できなくてもいい。



少しずつ、その少しが確実にわたしの背中を後押ししてくれるはずなんだ。



わたしは溢れ出すように一気に頬を紅潮させると、
そそくさとその場を去ろうとした。


そんなわたしを、彼が腕を掴んで引きとめる。



「待ってよ」



どきっ…―



彼の肌が触れている部分から温かなぬくもりが感じられて、

わたしは思わず立ち止まる。



「なっ…なに?」




心臓がバクバクと大きすぎる音を立てていて、
その音が握った手から彼へと伝わるんじゃないかって少しだけ不安になる。



彼は少しだけ黙ってから、ちょっとだけ笑った。




「あ、いや…ただ、望月が初めて笑ったから」



え?




「お前が俺に対して笑ってくれたの、初めてだっただろ。嬉しかったんだ」




「え…あ、ありがと…う」



「お前、笑ってた方がいいよ。望月の笑顔、可愛いから」




可愛い。




彼は、わたしを可愛いと言ってくれたの?



わたしはどうしようもなく恥ずかしくて、
顔を真っ赤に染めたまま教室に入る。



ああやっぱり。




わたしは今日もあなたの笑顔に打ちのめされてしまうんだね。

52 :KIKYO:08/13(月) 15:46:29 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
やっと自由研究終わったぁ〜ww←関係無
気分がいいので更新ヾ(o・ω・o)シ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


わたしは屋上にいた。

今日は授業を受ける気分じゃない…なんて、わたしにしては珍しいことで。



この屋上は、この学校で一番空に近い場所。


わたしもお気に入りの場所なんだ。

手を伸ばせば、あの飛行機雲に手が届きそうな気がして。



けれど、ここに来たって考えることは神楽のことばかり。


下で持久走をやらされている生徒の声を遠くに聞いて、

ゆったりと流れ続ける雲を追い、



わたしは今日も静かに彼とのささやかな想い出にふけるんだ。



そのとき、がちゃりと重い扉を押し開ける音を聞いたような気がした。


寝転んでいたからだを起こして振り返る。


一瞬、神楽かと思って期待した自分がいたから。



だけど、そこにいたのは工藤亮汰。



「なんだ、工藤か」

「なんだとはなんだ」


少し笑いながら、彼はゆっくり扉を閉める。

わたしは少しだけ期待した自分に損して、また寝転んだ。


「別に。ていうか、いま授業中なのに何してんの?」


「お前もだろ」


彼は悪戯っぽい笑いを浮かべながらこっちに近付いてくる。

そのまま、わたしの隣に腰かけた。


「いま、授業中だぞ。何やってんだよ」


なんでもいいでしょ。と冷たく言って顔を背ける。


工藤に、どこかへ行ってほしかった。

いまは一人にしてほしいのに…。



彼は、そんなわたしにも気付かない。


「どうしたんだ?」



突然言われた言葉。わたしはびっくりしてまた起き上がる。


心臓がどきどきしていた。




だって、わたしは本当に悩んでいて、
誰かに話を聞いてほしいと思っていたから。


テレパシー?

いやいや。


「何が」


動揺した心を見抜かれたくなくて、
わたしはわざとぶっきらぼうに言い捨てる。


「いや、別に」


「何それ…」


「ただ、お前が何か悩んでるなって思ったから」




わたしは黙り込む。



なんて不思議な人なんだろう。

どうしてわたしが悩んでいるってわかったんだろう。



偶然…かな。

そうだよね。


「あんたは話を聞いてくれるの?」


わたしが顔を背けたままそう聞くと、
彼はなんだか嬉しそうにわたしの頭をくしゃくしゃっと撫でる。


「やっ…ちょっと。髪型崩れるからやめて」


「聞くに決まってんだろ! 俺はそんなに冷めた男じゃないぜ」


そう言って、「なんでも話せ」と胸を叩く彼。そんな彼をまじまじと見る。


本当かな。なんて少しだけ疑いをかけてる自分。



少しだけ…。


少しだけ話してみたいと思う自分がいる。



でも、話していいのかな。なんて迷っちゃったり。


正直言えば、
こんな男に自分の心の内を話したらどうなるんだろうと不安がつのる。


「大丈夫だよ」


わたしが黙り込んでいると、彼はなぜか急に優しくなる。


「俺、お前の相談を周りに言いふらすなんてしないから。
 お前が苦しいなら、俺で良ければ話せばいい」



わたしの心臓が、一瞬どきっと鼓動を立てる。


言っていいの? そんな思いが頭を回り、わたしは悩んだあげく決心する。


「わたし…」


わたし。


わたし。



「わたしね、神楽のことが好きなの」

53 :KIKYO:08/13(月) 19:15:11 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮目線です^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「わたしね、神楽のことが好きなの」




ああなぜだろう。


俺はお前なんかなんとも思っていないはずなのに。


だけど…望月のその言葉を聞いたいまこのとき、
胸が異様なくらいに痛んだのはまぎれもない事実なんだ。


「…そうか」


俺はなんとか優しい声をつくり出して彼女に微笑みかける。



ふと望月を見ると、彼女は涙を一筋流してた。



「もっ…望月!? お前なにっ…」


泣いてんだよ。

その言葉がなぜか言えなくて。



途端に、望月をぎゅっと抱きしめたい感情にかられた。


俺は必死に理性を抑えつけ、
手を伸ばして望月の涙をそっと指でぬぐってやる。


「泣くなバカ」


不思議なんだ。


俺が、なんでこんな女に優しくしているんだろうって。



俺は小学校のときから、女とは関わりを持たないタイプだった。

もともと嫌いだったんだ、


すぐ泣いて、わがままで、そのくせ大人に憧れて。



まあそんな俺は俺で、クールなやつとしてモテていたけれど。


そんな俺が女の涙をぬぐってやるなんて、ありえないことだと思ってたのに。



なあ、泣くなよ。


お前が泣くと、どんどん俺が壊れていくんだ。



自分でもわからないほどの感情が俺を刺激して、
喉が痛いくらいに熱くなる。


「わたしもっ…わかん…ないよっ…」


望月は手で顔を覆いながらしゃくり上げる。




女って、誰かが守ってやらないといけないのかな…。



ふとそんなことを考える俺は、やっぱり変わった。




でも、いま彼女を力一杯守ってやりたいと思った。


涙を流すもろい彼女が、限りなく愛しいんだ。


同時に、あの神楽が好きだと語る望月になぜだかわからない苦しさを感じて。


俺を見ろよ。


なんてそんなガキなことを考える俺は、ほんとにどうしちまったんだろう。


わからない。

この気持ちはなんなんだ?



「バカ。大丈夫だよ」


望月の頭を優しく撫でてやる。彼女は泣きながら頷いた。


守りたい。



こいつのそばに、ずっと一緒にいてやりたい。


「苦しいよ工藤っ…!」


望月は膝に顔をうずめて囁く。



「彼はわたしなんかを選ばないの、わかってた。
 わかってたはずなのに…もう…やだ…」



「自信持てよ。お前、アイツに太刀打ちできるくらい、
 充分可愛いんだからさ」


何言ってんだ俺…。


「…ありがとっ…」


ああきみが愛しい。

ありがとうときみに言われると、どうしようもなく嬉しくて。



俺は、授業をさぼってずっと望月の隣にいてやった。


彼女が泣いていたから?




違う、俺がそばにいたかったんだ。



54 :KIKYO:08/13(月) 19:19:23 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ごめんなさいっ(艸д+。悲)

>>53の冒頭の文が間違っていました。

×亮目線です^^
  ↓
○亮汰目線です^^


スイマセン…なぜか「汰」が抜けちゃってました↓

55 :KIKYO:08/13(月) 19:24:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ごめんなさいっ(艸д+。悲)

>>53の冒頭の文が間違っていました。

×亮目線です^^
  ↓
○亮汰目線です^^


スイマセン…なぜか「汰」が抜けちゃってました↓

56 :KIKYO:08/13(月) 19:25:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
↑↑二重投稿ごめんなさい;

57 :KIKYO:08/13(月) 20:53:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

「きみ、それ恋だね」


ジャムパンを頬張りながら恭が言う。


ちなみに、恭は俺のダチで、同じ陸上部に入っている。



足は速い…というか、実を言えばこいつは長距離専門で、


そのスタミナは俺でさえかなわない。



そのクセしたジャムパンが好きなこいつは、
女子にもけっこうモテている。

天然だしね、こいつ。



「恋だよ恋っ。ガキの亮ちゃんもとうとうそのときが来たんだねー」


「ガキって…。お前に言われたかねーや」



「まあまあ落ち着きよ。で、お相手は誰ですか?」



俺は一瞬黙り込む。




「…望月」


「…望月ぃぃっ!?」


彼はジャムにむせ込んで目をぱちくりする。

信じられない、ってそんな顔だ。


ていうか、ほっぺにジャムついてるし…。


「あ、そう…あぁ…」

あの子ね、と彼はウンウンと頷く。


「なんだよ」


「いや、可愛いんじゃないの。特別モテる子じゃないけどさ。
 ていうか笑った顔可愛いよね、あの子」


「ああ」


へえぇ、と言いながらストローのついた紙パックのりんごジュースを飲む恭。


「どこが好きなの?」


「どこっていうか…気がついたらはまってた。そんだけ」



「ふーん…。ま、それが恋ってやつだよ」


偉そうにそう言い切ってまたパンにかぶりつく。

それを遠くで見ていた女子が「恭ちゃんカワイー」と言ってうっとりしてる。


それにも気付かずに、
彼は今だにほっぺにジャムをくっつけながらしゃべり続ける。


「つまり、亮汰は望月さんが好きなんだ。良かったねぇ」


彼はやっとパンを食べ終えた。


俺が放心状態でロールパンを持っていると、恭は俺の肩をぽんぽんと叩く。


「じゃ、そういうことで頑張りな。僕はりんごジュースを買ってくる」


どんだけ飲むんだよこいつは。

どうせ後で「飲みすぎたっ」って急いでトイレに行くくせに。


まあとにかく、恭に相談してわかったことがひとつある。




俺は、望月に恋してる。


58 :KIKYO:08/13(月) 22:27:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
…!!

ごめんなさいっ((oд0`;焦)
また訂正です。

×そのクセしたジャムパンが好きなこいつは、
   ↓
○そのクセしてジャムパンが好きなこいつは、

ほんと…反省します、はい。。。

59 :KIKYO:08/13(月) 22:36:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
…!!

ごめんなさいっ((oд0`;焦)
また訂正です。

×そのクセしたジャムパンが好きなこいつは、
   ↓
○そのクセしてジャムパンが好きなこいつは、

ほんと…反省します、はい。。。

60 :KIKYO:08/13(月) 22:37:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
またまた二重投稿です…。
なんかわたし失敗ばかりですね。本当にごめんなさい。

61 :HERO:08/14(火) 08:40:41 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
初めまして。
読みました、すごい綺麗です。

次も読みます。

62 :KIKYO:08/14(火) 11:25:19 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

初めまして(^ω^)

コメ、ありがとうございます!! 天に舞い上がるほど嬉しいです…ww
本当にものすごく励みになりますヾ(嬉>ω<嬉)ノ


はい、こんな小説で良ければまたドンドン来てください!! 大歓迎ですw

63 :KIKYO:08/14(火) 12:12:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→莉依目線へと変わります。

更新*(o^冖^o)*

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

まもなく、
神楽は美咲のことが好きなのだ、ということはクラス中に広まっていた。


ちなみに、美咲は吹奏楽部でクラリネットを担当してる。

だからこそ、わたしとはいっそう気まずくなるんだ。



部活では、一切話さなくなった。



…違う、わたしから避けているんだ。


そんな現状が、わたしにとっては淋しくて。



ああなぜだろう。

あんなにも可愛くも愛しくも見えた美咲が、



神楽の好きな人となると、



目を逸らしたくなるほどうらやましくて。




いつもみたいに接したいのに、何かがわたしを引き止める。


その人は、わたしのライバルなんだよって…。




わかってる。




美咲は大切な友達。

そんなこと思っちゃいけないことなんだ、っていうこともわかってる。


わかってるけど、
なぜか美咲と視線を合わせることが、もうできなくて。


嫉妬、なんだよね。


これは、わたしにない何かを持っている美咲に対しての嫉妬。


美咲になれたらって、何度思ったことだろう。



「莉依」


ごめんね美咲。

わたし、ほんとはそんなつもりないんだよ。



「…何?」

なぜか冷たくしてしまうわたし。


そんな自分が嫌になり、わたしは美咲から視線を外す。



どこからか、神楽の視線を感じた。


「あ…えっと、もしよかったら、一緒にお弁当、食べよ…?」


黙り込むわたし。

美咲が、心配そうにわたしを見ている。



ああ気が焦る。

周りの妙な静けささえも、わたしを追い込んでいるようで。



YESと言おうと思うわたしの誠実な心と、
NOを訴えるわたしのプライドとが戦っている。


どうしようと思い悩んでいたそのとき、ドアの近くに未来が現れた。


「りーいーっ! お弁当、一緒食べよぉぉっ!」


「あ…ごめん美咲。そういう…こと、だから」



「えっ? ちょっと…莉依っ」


後ろに美咲の声を聞きながら,わたしは弁当を持って未来のもとへと駆ける。


後ろで、
「なんでジャムほっぺについてること教えてくれなかったの!」
って誰かの怒る声が聞こえて。



それを尻目に、わたしたちは屋上へと上がった。


あれでよかったの? と未来は聞いた。

うん、と頷く。それが精一杯だったから。


でも、心の中ではごめんね美咲。



屋上の重いドアを押し開けると、
スッと冷えきった風が髪をなびかせる。


「気持ちいいね」


「うん」


わたしたちは、隅の方でお弁当を開く。


今日は風が強い。

ああそういえば、さっきここで工藤に話を聞いてもらったっけ。



わたしたちは言葉少なに弁当を食べ、しばらくおしゃべりをしていた。

きっと、教室に帰りたくないわたしを想っての、未来の精一杯の考慮。



ありがとね、未来。

64 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/14(火) 14:41:54 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
ぎゃーぷ!
本当にごごっごめんなさぃ!
ぁげ!
ファイト!
がばしょー!!

65 :KIKYO:08/14(火) 14:45:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

いえいえ、本当に気にしないでくだしww

雫 餡子さんの小説、わたし応援してるからねー^^


うんっ、ファイトありがと!!

がばしょだぁっ!!ぃぇ━━━ヾ(。・ω・)人(・ω・。)ノ━━━ぃ♪

66 :KIKYO:08/14(火) 14:57:40 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

あれから数日が過ぎた。


わたしはもうすっかり、彼と美咲が仲良く話すのを見慣れてしまったように思う。

けれど、やっぱり心の痛みは消えなくて。


あなたが美咲と笑っているのを見る度に、
思わず顔を背けてしまうのは、誰にも変えることのできない現実だから。



いい加減つらい思いをしてるのに、
やっぱりあなたを諦められないそんなわたしは臆病なのかな。




そして今日も、わたしはあなたを追い続けるの。



「なあ」


国語の時間。工藤が親しげに話しかけてくる。



「なに」


「…望月はいっつもそっけないな。まあそんなことはどうでもいいんだけど。
 ていうか、俺お前のこと莉依って呼んでいい?」


「あ、ムリ」

あっさりと答えるわたし。


なぜかって、こんな男に呼び捨てられるなんてそんなこと、

考えるだけで鳥肌が立つ。



「え〜別にいいじゃん」


うっとうしい、と言い捨てる。

しかし工藤は気にしない。



「あ、ねえじゃあさぁ! メアド教えてよ。
 俺、お前とメールしたいんだよね」


「だめ。あんたに教えると悪用されそうだから」


「俺はそんな趣味ないっつの!!」


わたしは思いきり迷惑そうな顔をしてみせる。


うっとうしいです。


しかし、彼はそんなわたしのことも気にかけず、
何やら筆箱をあさっている。


「はい。コレ俺のメアドね」

そう言って渡された紙の端切れには、
ぶっきらぼうにアルファベットが並んでいる。


ああまったく準備がよいことで。



「わたしメールしないよ」

「ダメッ!! メールしないと俺が許さん」


「別にあんたに許されなくても」

「いいから!」


なんだか強引にそれを押しつけられ、わたしは仕方なくそれを受け取る。


「今日メールしろよな」


「え…ちょっと」

チャイムが鳴った。

彼はさっさと友達のところへ行く。


わたしがため息混じりにそれをポケットにしまおうとすると、
未来がいきなり振り返り、わたしの机をバンと叩く。


「ちょっと莉依!」

少しご機嫌ななめのご様子。


「ん? どうしたの?」


「どうしたもこうしたもないよ!!
 莉依、なに工藤くんにコソコソメアド教えてもらっちゃってんの!?」


「えっ? ち、違うよ。これは強引に押しつけられたの!!」


慌てて弁解するけれど、未来は信じる気配がない。

眉を吊り上げわたしを睨む。


「…ほんと? でも、すごい仲良さそうにしてたじゃんっ…」


「本当だよ。信じてよ」

わたしは真剣な目で未来の目を見据える。


未来は困惑したように口をつぐみ、
それから少し目を伏せて、小さくゴメンと言った。



「ゴメン…わたし、莉依がうらやましくて」



「ううん、大丈夫。
 でも、わたし本当に未来の好きな人なんかとらないからね」


「わかってる。
 ねーじゃあさ、工藤くんのメアドわたしにも教えてよ! ねっ?お願い!!」


え、とわたしは声をもらす。

わたしは別にいいけれど、
勝手に教えていいのかと少し気になってしまったから。




「そんなん大丈夫だって!」


そう言うと、未来はさっさとわたしから紙を奪って目を通す。



ポケットから自分の生徒手帳を出すと、さらさらそれをメモし始める。


わたしはただ黙ってそれを見ていた。



あーあ…。


それに、わたしがほんとに知りたいのは、決してこのアドレスではない。



まあ、いいか。


楽観的にそう考えて、

わたしは「サンキュ」と嬉しそうな未来に笑いかけ、
それをそっとポケットにしまった。




67 :HERO:08/14(火) 15:48:14 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
面白いです。

頑張って。


68 :KIKYO:08/14(火) 16:03:25 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
うぁ〜んっ!!(PД`q。)

ほんと、こんなダメ小説に「面白い」って言ってくださる人がいるなんて…。

せつなくも何でもない小説ですが、応援よろしくお願いします←必死w

69 :KIKYO:08/14(火) 16:11:57 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO様の応援を胸に頑張ります*。.(('艸'〃))。.*

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


今日も部活に行くわたし。

わたしは、毎日のように部活ばかりで、
たぶん出席日数なんかすごいことになってるんだと思う。



でも、部活に行けばあの小さな窓から野球姿の彼と会えるから。


それが楽しみだ、っていうこともひとつあるんだと思う。



だけど、最近は悩みだって出始めたんだ。



「あ…りっ莉依!」


部活が始まる前、わたしがフルートの音出しをしていると、
隣で誰かが話しかけてくる。


ああ、振り向かなくてもわかってしまう。





わたしが、いま一番話したくない相手。





「…美咲」



わたしはフルートを口から離し、視線を俯かせたままそう答える。


声が震えているのが、自分でもわかった。


怒っているんじゃない。

罪のない美咲を、わたしの一人よがりな妬みで傷つけてしまうのが怖いだけ。


「なに?」


冷たい。


自分でもわかる。



わたしって本当に最低な人間だ…。


「えっと」

彼女も気まずそうに口を開く。


クラリネットをぎゅっと握った汗ばんだ手から、
美咲が緊張してるのがわかる。


「あの、二月の演奏会のことなんだけど。
 フルートとクラリネットのソロ…誰がやるか…で…」


声がだんだん小さくなっていく。

そんな彼女になぜかわたしはいらいらし、言葉少なに言い捨てる。




「そう。それで?」



「あ、うんっ…それで…あのっ、クラリネットはわたしに決まったの。
 で、フルートは誰がやるのかなって…できれば一緒に練習したいから…」


「わたしがやる」


わたしはぶっきらぼうにそう言った。



これは前々から決まっていた。

本当は3年生の先輩にやってほしかったのだけれど、
先輩がどうしてもって言ったから。


そうでもなきゃ、わたしはフルートソロなんか引き受けなかったのに。



美咲と二人きりでの練習。気まずいな…。


「あ、そう。わかった」

美咲はそう言うと、少し迷ったあとで、はにかむように笑ってみせた。


わたしは何の言葉ひとつ返さないまま、またフルートを口に当てる。



ごめん、美咲。


本当は美咲相手にこんな態度取りたくないよ。


でも、なぜか口は勝手に動いてしまって、心と反対のことを口走る。



ごめんね、なんて。

そんなの心の中で呟いたって意味なくて。





だけど、今は精一杯のごめんね。



70 :KIKYO:08/14(火) 21:11:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


隙間ないくらいに茂っていたサクラの木も、すっかり淋しくなってしまった。


もうすぐ、本格的な冬が訪れようとしている。



わたしはいつものように部活が終わり、
フルートとスクールバッグを持ちながら校舎を出る。



最近は本当に寒くなった。


少し前まで夏だったのがうそみたい。

そう考えると、少しだけ夏が恋しくなる。



ヒュゥッと乾いた音を立て、冷たい北風がわたしに容赦なくぶち当たる。

今日はマフラーを忘れてしまったので、首元がスースーして寒い。



そんなとき。


「望月!」



「きゃあっ」


思いがけない至近距離から声がして、わたしはびっくりして転びそうになる。




それを支えてくれたのは…―






大好きな、野球姿の彼だった。




うそ。



わたしは思わず驚愕し、彼を何度も見つめ直した。



なんでここにいるの?


神楽…。




彼の手が触れている。

そう考えるだけで赤くなる。



わたしは彼に支えてもらいながら、なんとか体勢を整えた。



「ごめんごめん」

手を合わせ笑いながら彼が言う。


まさか、転ぶなんて思わなくてさ。



ううん。

大丈夫…ではないけれど。


ああ、彼の顔がすぐそばにある。ずっと見つめていた背中。


強い風が怒ったように吹き荒れるなか、ここだけがまるで春のようで。



近くで見ると、やっぱり彼はかっこよくて。


こんなにも容姿の整った人の隣にわたしなんかが並んでしまっても、
バランス悪くならないだろうか。



「部活帰り?」



「あ、うん」


「俺も。近くまで一緒に帰ろうぜ」



「え…」



いいの?



美咲に見られたらどうするの?


嬉しい反面そんな思いが頭を回り、なんだか複雑な気持ちになる。


「あ、イヤ?」


「…ううん。イヤじゃない」



イヤなわけない。


だって、大好きな彼だもん。




71 :KIKYO:08/15(水) 10:03:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
わたしたちは隣に並んで歩き始める。


信じられない。

いま、憧れのあの人の横を歩いているだなんて。



思いがけなく与えられた、きみとの時間。

自分のことがすごく気になってくる。



ああ、わたし髪の毛ちゃんとしてる?

制服乱れてない?



わたしがとても緊張して何も話せずにいるのに、彼はなんだか楽しそう。


「寒いの?」



わたしの震えた腕を見て尋ねる彼。


うん、とわたしが頷くと、少し考えてからこう言った。



「じゃあ、少し待ってて」


「どこ行くの」

心配になって尋ねるわたし。


なぜだろう、あなたがいなくなることがとてつもなく怖くて。


「アハハ、大丈夫だって。すぐに戻ってくるからさ。
 そうだな…30秒で戻ってくるわ」


そう言うと、彼はわたしを一人置き、走ってどこかへ消えてしまった。



困惑するわたし。どうしよう。

…たぶん、ここは待っておくべきだよね。



そう決心し彼を待っていると、彼は本当に30秒で帰ってきた。


「おまたせ」


「どこいってきたの」

緊張と寒さがかさなって上手く話せない。


彼は、さあどこでしょう、ととぼけながらわたしの手に温かい何かを乗せた。



「はい。今日は俺のおごりね」











ココアだった。






その優しさにわたしは思わず泣き出してしまいそうになる。



ねえ、どうしてそんなに優しいの?

わたしはこんなにも無愛想な女なのに。


そんなことされたら、わたしもっとあなたを好きになっちゃうよ…。



わたしは両手で渡されたココアをゆっくり包み込むと、
それをそっと頬に当てた。

温かさがじわじわと染みてくるようで、気持ちいい。





「ごめん、わたしなんかに」





ココアを頬に当てたまま、わたしは俯きながらそう呟く。


「気にすんなって。寒かったんだろ」

うん。

でも、わたしはもう寒くないよ。


ココアと、あなたの優しさをもらったから。



ねえ、わたしはいったい何万回あなたにアリガトウと言えばいいのかな。




あなたにもらった優しさを、わたしは少しでも返せているかな。



ねえ、やっぱりわたしはきみが好き。

もしあなたがわたしでないほかの誰かを見ていたとしても。



「行こっか」



「うん」


わたしは彼にもらったココアを制服のポケットに滑り込ませる。

あなたの優しさを、少しでも永く感じられるように。



「家どこ? 送るよ」


「え…いい」


「ダーメ。俺が送りたいんだから、案内して」



そんなこと…。

そんなこと言われたら、わたしあなたを期待しちゃうよ。


やっぱりあなたは優しいね。


きっと、
そんなあなたの誰にでも平等な優しさがわたしの心を引きつけるんだ。


わたしは少しだけ彼を見つめて、小さくありがとうと言う。

彼は少しだけ笑った。



ありがとう。


ねえ、わたしの心はもう、あなたの温もりでいっぱいだよ。

72 :HERO:08/15(水) 12:44:57 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
莉依チャンかわいい。

頑張ってね。

73 ::08/15(水) 17:59:09 HOST:FLA1Aap163.stm.mesh.ad.jp
初ですっっ!!
メッチャ面白いです(^^)/
泣けるところもぃっぱぃありますたあ!!
続き,待ってます(●´∀`●)ゝ

74 :KIKYO:08/15(水) 19:25:30 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
(…只今感激の涙を流しています)
コメントありがとうございますッ*。.(('艸'〃))。.*

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

HERO 様

莉依ちゃんかわいいですかッ? おぉぅ、作者としても嬉しいですな(*´ェ`*)
莉依、良かったねw←何

3回目のコメントありがとうございますっ…!!

はい、わたしはHERO様がいるので頑張ります(`・∀・)ゞ


瞳 様

初ですねぇw読んでくださってありがとうございます!!

メ、メッチャ面白いですと…!?←
ししししかも泣けるところもあっただなんてッ+.*.(`・ω・´ノ)ノ

これほど嬉しいことはありませんっ(涙)

HERO様と瞳様を待たせぬよう、今から更新します!

75 :KIKYO:08/15(水) 19:42:58 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線でいきます。

更新+d(。・`ω・)b

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「マジやってらんねぇよ…」


俺は、いつものように部活を終え、
教室に忘れ物をしたのに気がついて急いで廊下を歩いていた。


今日はコーチが機嫌悪くて、ただでさえきつい練習だったのに…。



ああ、早く帰りてぇ。


俺は教室に入るとさっさと机の中から忘れ物のプリントを取り出すと、
教室を出て乱暴にドアを閉める。



「…工藤、くん…?」


後ろから俺を呼ぶか細い声が聞こえた。

俺が振り返ると、そこにはタンクトップ姿の飯田がいる。


おお、と手を上げて俺が鍵を閉めると、飯田が俺に駆け寄ってきた。


「どうしたの? 忘れ物?」


「ああ、ちょっとな。宿題のプリントでさ」


「そうなんだ」


そう言ってはにかむように笑う飯田。

そんな彼女に、可愛いな…なんて思ってしまったり。



だめだめ。

俺は望月一筋なんだから。


「今から帰るところ?」


飯田はまた質問してくる。


俺が職員室へ向かいながら頷くと、飯田が後ろをついてきた。


「そっかぁ。じゃあ、一緒帰ろ?」


「…別にいいけど」



俺は職員室に鍵を置いてくると、飯田と一緒に学校を出た。


校舎を出ると、一気に寒さが襲ってくる。



「さむぅ〜っ!」


「タンプトップだからだろ。着替えればよかったのに」


「いいの。だってもう汗だくだし、家帰ってから着替えればいいかなって」


ふーん、と言いながら俺はころころ転がる落ち葉を蹴った。

そいつはカサカサと乾いた音を立てながら、道路へと舞っていく。


「ていうかさ、わたし工藤くんのこと、亮汰って呼んでいい?」


「え?」


ダメ? と上目遣いで聞いてくる飯田。

その顔は、言うなれば望月と同じくらいに可愛くて。



いや、別にイヤじゃないけど。



でも、

もし俺らが名前で呼び合っている仲だと望月が知ったら、
なんだか変な誤解されはしないだろうか。


「ねぇ、ダメなの?」


「…別にっ。好きにすれば」


「やったぁ! じゃあ呼ばせていただきます」


無邪気に喜ぶ飯田を見ると、なぜか可愛いと思ってしまう自分がいて。


なんでだろ…。

76 ::08/15(水) 19:51:51 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 莉依ちゃんと神楽くんがラブな予感・・・

莉依ちゃんファイト!!!!!!!!!!!!!!!!

 KIKYOもがんばってね(^□^)ノシ

77 :KIKYO:08/15(水) 20:12:51 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


お帰り━━━ヾ(。・ω・)人(・ω・。)ノ━━━ぃ♪

お土産ありがとうッ!!←何のことだよ 笑


さあ莉依ちゃんと神楽はラブになるんでしょーかっ!?←ぇ

莉依を応援してくれてありがとー♪ 莉依、またまた良かったねww


亮も頑張れよっ(^ω^)

78 :KIKYO:08/15(水) 20:30:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


飯田と並び、すっかり暗くなった道を歩き出す。


さっきから飯田はすごく楽しそうにしゃべってばかり。

俺はそんな会話に相槌を打ちながら、実は頭の中は望月のことばかり。



しかし、そんな時間も次の瞬間吹き飛ばされてしまった。






頭が真っ白になる。







うそだろ…。




「ねえそれでさっ…って、ねえ亮汰聞いてる?」




俺は目の前を歩く二人の男女に目が釘付けになっていた。




それは、はたから見ればとても仲良さげなカップルで。


肩寄り添って、会話は少なけれど二人とも幸せそうに歩いている。




なあ、俺は信じられなかったんだ。



それが、俺の大好きな望月と、その想い人の神楽だったなんて…。



いま目にしている現実が、すべてうそであればいいと切に願った。




けれど現実は残酷で。



「ちょっとりょーたっ。何見てるのー?」


「……」



「え…あれってもしかして…」



莉依? と呟く飯田の横で、俺は呆然と立ち尽くす。


ああやっぱりこれは見間違いではない。

望月ともう一人は…―



「なんだっ。莉依ったら神楽くんとラブしちゃってるし!
 そんなこと聞いてないぞわたしは〜」


ちらと横を見ると、飯田はすごく嬉しそうな顔をして。


友達が好きな人と結ばれるのが、そんなにも嬉しいことなんだろうか。



俺にとってはこんなにもつらいのに…。



俺はぎゅっと唇を噛んだ。

そうしないと、神楽に対して思ってもみない暴言を吐いてしまうのが怖くて。




望月、お前はやっぱり俺には振り向いてくれないんだ。


神楽はきっと美咲…とか言うやつが好きだって聞いたけど。



でも、そんな神楽の横に並ぶ望月は顔を赤く染めて、幸せそうに俯いていて。



なんであんなやつ相手に顔赤くしてんだよ…。


俺には一度もそんな顔見せたことないくせに…。




気がつくと俺は、前を歩く望月たちと反対方向に向かって走っていた。

後ろで飯田が俺を呼び止める声が聞こえる。



離れていく、俺と二人。


望月と神楽が寄り添って歩いているのに、俺だけが逃げている。



逃げている。








ああ、俺は逃げている?

79 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/15(水) 20:31:45 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげげ

80 :KIKYO:08/15(水) 20:47:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

あげげをありがとうwwヾ(嬉>ω<嬉)ノ

天然娘、完結おめでとうございます!! 今はフリルを書いていますよね?

また見にいきますねっw


では更新します。亮汰クンはどうなるんでしょーか!? 笑

81 :KIKYO:08/15(水) 21:04:29 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


ひたすらに走った。


周りがどんどん暗くなるのに比例して、
周りの世界もどんどん見知らぬものになっていく。



気がつくと、そこはまったく見知らぬ街だった。


どこまで走ってきたんだろう、俺は…。



「はあ…」


さっきの幸せそうな望月の顔が目に焼きついている。

俺には絶対見せてはくれない、照れくさそうな笑み。



こんなにも心苦しく思ったのは初めてだ…。




俺はとぼとぼと歩き出し、たまたま通りかかった小さな公園に入った。


誰もいない、淋しくなったブランコに座る。



浮かんでくるのは望月の笑顔ばかり。


なんで、あんなにも輝かしい笑みを俺には向けてくれないのだろう。

あいつだって、神楽がほかのヤツを想ってるのくらい知ってるはずなのに…。



知ってて、想っているのかな。


その想いが永遠に神楽のもとへ届かないことを知って追い続けているのか。

そんなことをしても自分がつらいだけなのに…。





俺は深いため息をついて、ゆっくりブランコを揺らした。

キィとさびれた音が、一番星の光る夜空に吸い込まれて消えていく。




なんで俺、あんなやつのこと好きになったんだろう…―




特別モテるわけでもない。

特別頭がいいってわけでもない。


けれど、なぜかあいつに惹かれるものがあったんだ。



神楽に振り向いてもらおうと一生懸命で、俺はきっとそんな姿に見とれた。


ときに立ち止まったりしながらも、一心に神楽を見つめる望月を、
きっと俺は好きになったんだ。






恋って、なんでこんなに難しいんだろう。





叶わないと見通せるような恋なんて、続けていてもいいのかな。


なぜ人間は恋をするのだろう。



なぜ神様は、

この夜空のもとに、好きな人と結ばれることを許さないのだろう…―





また、新たなため息。


からだが、すっかり冷えきった切るような風にさらされて寒かった。

だけど、こんなからだの寒さなど、心の寒さに比べたらまだ耐えられる。





望月…。




神楽ばかりを追い続けても無駄なんだよ…。





俺を見ろよ。




なあ。







望月…?

82 :KIKYO:08/15(水) 23:07:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
タッタッタ、と何やら急いでいるような、誰かの走る音が聴こえた。


俺が振り向かないでずっと夜空を眺めていると、
足音は公園の中まで入ってきて、俺の前で止まる。


「亮汰…?」


泣き出しそうな声。


ああ見なくてもわかったよ。

その声は飯田でしかなくて。



「飯田…」


「バカッ。こんなところまで来て何やってたのよっ!」




パシッ。



乾いた音が俺の頬ではじける。

それは手加減を知らない、初めて女から受けたビンタだった。


「あたしがどれだけ心配したか…あんたわかっ…」



そのまましゃがみ込み、泣き崩れる飯田。



ああ、なぜ俺のためにそこまでやる?


俺の勝手でここまで来たのに。俺はお前を放ってここまで来たのに。



「バカ」

俺はしょうがなくブランコから立ち上がり、飯田を起こしてやる。

まだ飯田がしゃくりあげているから、俺はその頭をくしゃくしゃっとした。


「泣くな。なんでここまで追いかけてきたんだよ」


「だから言ったでしょっ…あんたが心配だったのっ…」



「へぇ。よくここまで追いつけたな」


「…ふんっ。陸上部の力をバカにしないでよね!」



…やっと笑った。

その笑顔を見たとき、なぜか俺は嬉しくて。


「…俺も陸上部なんですけど」



「わかってるわよ」


そう言ってまた笑った飯田は、涙を吹きながら立ち上がる。




「亮汰…」



一瞬だけ見つめあう。





先に逸らしたのは向こう。


「…なんだよ」


「別に。なんでもないよ」



すると、飯田はまた俺と視線を合わせた。



「ねえ。帰ろっか」



「帰るってどこに」



「家に決まってんでしょ。あんたの家」



わかってるよ、と俺は笑う。

すると、飯田も何よそれ、と言って笑った。




俺らは一緒に公園を出た。




真ん丸な月が、静かに俺らを見つめていた。

83 :KIKYO:08/16(木) 10:20:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→未来目線へ変わります!!

更新(●'v`bd)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



なんとなく気付いたんだ。

亮汰は、きっと莉依のことが好きなんじゃないか…って。



だから、胸が張り裂けそうなくらいに不安だった。


亮汰までも、莉依に取られそうで怖かった。



気がつくと足が動いてて、必死に亮汰を追いかけていた。



涙が自然と溢れていて。

なぜだかわからない、んだけど…。



公園の中に亮汰の姿を見つけたとき、
安心感がまた新たな涙とともにどっと溢れ出してきたんだ。


ああやっぱりわたしは亮汰が好きなんだ、って思った。




亮汰との帰り道、わたしはふとこんなことを聞いた。



「ねえ、亮汰好きな人いる…?」



なぜだろう。


こんなにも答えを聞くのが恐ろしい質問を、
なぜかわたしは平気に尋ねてしまって。



「すっ好きな…!?」



星の輝きに照らされた彼は、純粋にも照れている。

わたしの胸はどくどくと鼓動を打っていて、止みそうになくて。



ねえ亮汰、大好きだから…―







お願いだから、わたしだと言って…―







「俺は…」




俺は?






「俺はっ…いねえよ…そんなやつ」



「…いない?」



わざとらしく聞いてみる。



ああうそつき。


あなたはうそをつくのが下手だから、わたしはすぐにわかったよ。



きっとあなたの頭の中は莉依のことでいっぱいなんだって。




亮汰はわたしを見てはくれない。



わたしがどんな努力をしたってあなたの視界には入れない。


わたしはどうしたらあなたに見てもらえるの?





叶わない恋、なのかな。




違う、恋がそもそも叶わないものなのかもしれない。





すぐに叶う恋をする人なんて、なかなかいないんだ。


世界で90%の恋は、みんなが悩んで、泣いて、苦しんで、願って、
やっと手に入れたモノ。




わたしはあなたを守りたい。



あなたの横を、ずっと寄り添っていきたい。






そうしたら、いつかわたしも振り向いてもらえる日が来るのかな。

84 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/16(木) 10:33:10 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
ぎゃー!
どんどん面白くなってってる!
あげ!!!!

85 :KIKYO:08/16(木) 10:44:54 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
未来目線→莉依目線になります♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

「りーいっ!!」


「うわぁっ!? …未来…」


次の日教室に入ると、いきなり未来が飛びついてきた。

未来の異様なテンションにびっくりしていると、
未来はわたしの手をひっぱって教室の隅へと連れていく。


「わたしまだ荷物持ったままなんだけど…」


「そんなん後からでいいじゃんっ! 荷物より大事なことがあるでしょ?」



「…大事なことって?」


「もぉ〜っ、とぼけないで!!」

地団駄を踏みながら、しかし彼女は笑ってる。


わたしはまったく話が読めず、ただただ戸惑ってばかりで。

「何が言いたいの?」


「もう…莉依の鈍感。昨日あの神楽くんとラブラブしてたじゃないっ」



「ラッ…ラブラブ!?」


わたしは驚愕して青ざめ、そのあと急ピッチで赤にする。



「みっ…見てたの?」


「見たよ。ていうか、けっこう噂にもなってるみたいだし」


「う、噂っ?」


そんなに広まってしまっているのだろうか。


そういえば、さっき教室に入っていったときも、
周りの女子の目が少しだけ違ったような気がした。


あのときは見間違いかと思ったけれど…でも、そういうことなら辻褄がつく。



どうしよう…。

わたし、女の子たちに嫌われちゃったのかな。



気がつくと、未来はわたしを見つめながら意味深な顔でニヤニヤしてる。


ああ何か勘違いしているよ。

慌てて弁解を試みる。


「あ、いや、未来。それは違うんだよね、残念ながら」

わたしはわざとみんなに聞こえるように大きな声で言う。


誤解を解きたい。


「違うって何がよ。
 わたし見たんだもんね! 今更ごまかそうったってムダムダ」


「いや、だから本当に違うんだって。あれはたまたま」


「たまたま? フーン」


「もう…」

呆れた顔で未来を見る。


未来ったら、もう完全に楽しんでる…。


「本当に違うからね」

わたしはそれだけ言い残し、荷物を持って椅子に座る。

そのあとを未来がてくてくついてきた。


「違うのー?」

「だからそうだってば」


「ほんと?」

「ほんと」


「…ほんとにほんと?」

「本当です」


「ほんとにほんとにほんと?」

「……」


「アハハ、ごめんって。怒んないでよ」

わたしは未来に向かって笑いかけながら荷物をしまう。



ラブラブ…なんかできたら幸せ。


でも彼は決してわたしなんかを好きじゃない。

彼は好きなのは美咲だけ。


こんなわたしに振り向いてもらおうだなんて、
とてもじゃないけどそんなのムリで。



未来ごめんね。


未来はわたしを応援してくれているけれど、
わたしに幸せになる術はないみたい。



…なんて…。


だめだめ、マイナス思考。


言い聞かせてみるけれど、それでもあまり効果はなくて。



ねえ好きだよ。


わたしはこんなに好きなのに、あなたはやっぱりあの子が好きなんだね。



いい加減苦しいよ…。


こんなに苦しむはめになるのなら、もうあなたなんか忘れたい。


好きになるんじゃなかったと、そうやってスパッと忘れられたら幸せだね。


でも、現実はそんなに甘くはないから。




振り向いてもらえなくても。





それでもやっぱり、彼が好き。


86 :KIKYO:08/16(木) 10:47:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

どんどん面白くなってるっすか!!Σ(・ω・ノ)ノ

うわぁぁスッゴク嬉しいよ☆


あげありがとう!!

雫 餡子様の小説も応援してますよ(^ω^)b

87 :HERO:08/16(木) 11:40:47 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
面白いです。

すごい、気になるマス。

88 ::08/16(木) 15:18:59 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 KIKYO!!!!!!!

 知らん間に面白い展開に!?!?!?!?!?

ってか、前のウチのコメ、タメじゃなかって>□<
まぁ、いいや。。

 たまにはウチの「希望の光」読みに来てねぇ〜〜♪♪

ぢゃぁね!!!(^□^)ノシノシ ←手が多い!!!!!!!!!!!!


89 :KIKYO:08/16(木) 16:58:18 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

面白いですか〜(^ω^)

もう、ホントにめっさ嬉しいっす!!!!

も〜どんどん気になっちゃってください((ぇ


頑張りますね(´∀`∩ '`ィ






ぇっ!!Σ(・ω・ノ)ノ

展開面白いか!?!?

いやいや、そんなこと言ったら舞い上がっちゃうでしょーが!!←ぇ!?

コメントありがとう!!


最近、亮の小説読みにいけなくてホントごめんなぁ〜↓

また見にいくねッヾ('ω`)ノシノシ←

90 :KIKYO:08/16(木) 19:51:55 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新でっす(^ω^)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「え〜、それであるからして…」


つまらない授業。

わたしはぼぅっと髪の毛をいじりながら、
黒板に書かれたいくつもの単語を眺めていた。



いつからだろう。


前まではあんな年号やら歴史上の人物だとかも、

必死にノートにメモしてたのに。


帰ってから、覚えるまでそれを穴が開くほど見つめていたっけ。

今はそんなことやってないな…。



帰ってからは、すぐにベッドにダイブして、

毎日のように送ってくる工藤からのメールを適当に返して、


その日の復習もせずにすぐに眠っちゃう日々。



ほんと、わたしいったいどうしちゃったんだろう。

前までの真面目なわたしはいったいどこへ?



そんなことを考えていると、次第にうとうとと睡魔がわたしを襲ってくる。


教壇の上で熱心に話している社会の先生の声が、
まるで子守歌みたいに、わたしの耳に染み込んできて。



寝ちゃおうかな…。


まぶたが10キロの重りに変わっていく。

わたしは次第に目を閉じている間隔が長くなる。






ガタッと大きな音がした。



わたしは自分が椅子から落ちたのかと思い、慌てて目を開け周りを見回す。


「えっ、わたしどうしたのっ…?」



みんながざわめいていた。

しかし、みんなが見つめているのはわたしではない。



「あれ…わたしじゃないの…え…?」

ふと自分を見ると、わたしはちゃんと椅子に座っている。



「お前、何寝ぼけてんだよ」


隣の工藤がわたしをバカにしたような顔で見る。

わたしが何かを言い返そうとしたとき、向こうで静かに声がした。



「俺が行きます」







神楽だった。




わたしが状況を掴めないまま、彼は床にしゃがみ込み、
次にまた顔を現したときには腕に美咲を抱いていた。



「え…あ…いや、大丈夫か?」


先生がおろおろしている。

そんな先生に神楽は少し頷くと、美咲を抱えたまま教室を出ていった。



教室は、まだざわめいている。

どこかから、「美咲大丈夫かな?」と心配そうな女子の声。




どうなってるの…?



「お、おぉ…じ、じゃあ授業を続けるぞ! ほらっ!」


先生はなぜか勢いを取り戻すとまた教壇の上に戻り、授業が再開された。


うとうとしていたわたしは、訳がわからない。


「ねえ、いったいどうしたの?」


隣の工藤に聞いてみる。

すると、工藤は苦笑いしながらこっちを見た。



「突然、倒れたんだ。矢田が…」







美咲が…?


だから、美咲は気を失っていて、それを彼が連れていったの?



先生の声も、生徒の声も聞こえない。


わたしは、激しく考えを巡らせていた。

91 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/16(木) 20:53:00 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
もーすぐ100ですねぇ
頑張って下さいσ(σo∀o艸)b⌒★
ぁげ!!!

92 :KIKYO:08/16(木) 21:34:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

おぉ!!Σ【*゚д゚*】

そういえば本当にもうすぐ100だぁっ♪ 嬉しいな。


でも、それもアゲてくださった皆様のおかげです!!←早いぞ


あげありがとう($圉'Д`艸)⌒**+。

頑張ります☆

93 :KIKYO:08/16(木) 22:02:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新します .+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


神楽と美咲は、授業が終わっても帰ってこなかった。



号令が終わると、クラスのみんなはパッと散らばって一斉にしゃべり出す。



「ねえねえ、神楽くんヤバくなかった…?」


「うん。まじかっこよかったー」


「違うって!! あの青ざめた顔見た? 神楽くん、もう美咲にベタ惚れだよ」

「うっそー」


耳を塞いでも入ってくる囁き声。

そんなわたしを心配してか、未来がわたしを廊下へと連れてきた。


わたしが俯いていると、優しく大丈夫? と聞いてくる。

わたしは小さく頷く。


「でも…少し、心配かな」



「…でも、きっと神楽くんのことだから次の授業には戻ってくるよ。
 だってほら、数学博士のことでしょ?」

ニコッと優しく微笑む未来。



確かに、次の授業は彼の大好きな数学。


神楽が数学の授業をさぼるわけない…と思うけど。

でもね、きっと神楽は美咲のためなら、
それくらいリスクを冒すのかもな、って考えてしまうんだ。


帰ってくると、いいけど…。




そのとき、チャイムが鳴ってわたしたちは急いで教室に入った。


先生が来る。

先生は教室を見回したあと、ふと空いた二つの席に目を留めた。


「そこは…」

すると、先生がそう言うのを待っていたかのように、生徒がわっと口を開ける。


「先生、そこ、神楽と矢田っ!!」



「さっき急に二人で教室出てっちゃって行方不明なの!」


「サボりだよっ」


「ラブラブしてるんだって!! いや絶対!」




…なんか、微妙に話がズレているような気がするのはわたしだけだろうか。


行方不明…じゃなくて、保健室にいるんじゃないのかな?



それから話がまた少し盛り上がってから、先生が怒鳴ってその場を静めた。




「もうわかったから。神楽と矢田とはあとで連絡を取る」


そして、その言葉を境にして、わたしたちの主張は終わった。

またいつものように授業が始まる。




…けど、なぜか物足りないと感じるのは、
彼の背中がないからかな。



やっぱり、授業に戻ってこなかった…―




それだけ、あなたは美咲が大切なんだね。


それだけ、あなたにとって美咲は守りたい人なんだね。




なんだかせつない…。

二人で、何してるんだろう。



…あ…―



「先生っ!」


気がつくと大きな音を出してわたしは立ち上がり、
先生をまっすぐに見つめていた。



「あの、お腹痛いんでトイレ行ってきてもいいですか」


「あ…おう、行ってこい」


その言葉を聞くなり、わたしは教室を飛び出した。








保健室に、行かなきゃ。




94 :HERO:08/17(金) 09:17:03 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
どうなちゃうの〜

気になるよ

早く読みたい

95 :KIKYO:08/17(金) 09:59:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

早く読みたいですか!?

いやぁ、嬉しい褒め言葉ですよ〜(´ω`*)


HERO様はもう常連様ですね♪ 感謝する限りです!!^^


更新頑張りますね(`・ω・´)

96 :KIKYO:08/17(金) 10:35:19 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

わたしは階段を飛ぶ。


保健室の前に来ると、わたしは立ち止まって息を整えた。

すると、中からなにやら声が聞こえる。


わたしは、いけないと思いながらも耳を済ました。



「美咲…」


神楽の声だ…。



「ん…佑、ここ…どこぉ…?」


美咲の眠そうな声に、神楽が優しく答える。


「保健室だよ。美咲が突然倒れたから…」


「もしかしてっ…佑が連れてきてくれたの?」


「ああ」


わたしはぎゅっと唇を噛む。

もしもわたしが美咲なら、どんなに嬉しいことだろう。


でも、傍観者のわたしから見れば、すごく淋しくて。





やっぱり神楽は美咲のものなの…―?



自分がわからない。

けれど、気がつくとわたしは保健室のドアを少しだけ開けていた。


美咲がベッドに寝ている。その横を、神楽が心配そうに椅子に座っていて。


ここから、ベッドの様子がよく見える。

ドアの近くにはカーテンが引いてあるけれど、あんまり意味はないんだ。


「心配したんだぞ…」

そう言って、優しく美咲の頭をなでてやる神楽。

わたしは思わず顔を背ける。



「うん…ごめんね…」


「大丈夫だって。それより、もうよくなった?」


「うんっ! 佑のおかげで元気になったよ」


美咲は明るく笑う。それを見て、佑…違う、神楽も笑った。

わたしはまだ顔が上げられない。




クラスのみんなの言った通りだ…―


神楽も美咲も、授業も受けずにラブラブしてるだけじゃん…―




そのときだった。


「ねえ佑…ぎゅってして?」


「え?」

わたしと佑の声がはもる。


わたしは慌てて口を押さえ、カーテンの影に隠れた。


「ん? 今…声が…ううん?」




どうしよう。




バレた…?



「…まあいいや。ねえ、ぎゅってしてよ。誰も見てないから」



見てるよ、わたしが。


わたしがしっかり見ているんだよ。





「…しょうがねーな」



わたしは慌ててカーテンの影から飛び出した。

バレるとかバレないとか、そんなのおかまいなしに。



思わず…からだが動いていたんだ。






抱き合っていた。






「あ…莉依…?」


美咲が気付いて、神楽から急いでからだを引き剥がす。

顔が紅潮していて、口をぱくぱくさせている。


神楽も、ものすごく驚いているようだった。


「え…望月…なんでここに…」



わたしは思わず保健室から駆け出した。



頬が涙を流れている。


目にした現実がつらかった。

自分の世界が終わってしまったようで怖かった。



誰か…助けて…。





「…泣き虫」




え?

97 :KIKYO:08/17(金) 16:23:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

気がつくと、わたしはふわっと温かい何かに包まれていた。


大きくて、なぜか安心できて。

それは、まるでわたしを待ち構えていたように、
保健室のすぐ前でわたしを抱きしめる。



「泣き虫…」




ああ、わたしが欲しかったのはこの優しさ。


ああ、わたしが探していたのはこの温かさ。




わたしは、
こうやって何も考えずにぎゅっと抱きしめてくれる人を求めていたんだ―。


「泣くなって前も言ったろ?」


彼…工藤はわたしの頭をポンポンと優しく撫でた。

次から次へと止まらない涙をぬぐってくれる。



彼の優しさが胸に染みて痛いよ…。





「つらかったんだろ?」




わたしは頷く。



「神楽が美咲のところに行っちゃったようで、淋しかったんだろ?」



わたしは肩を震わせながら小さく頷く。





「…頑張ったな」



そう言って、また優しくわたしを抱きしめてくれた。


彼の心臓の鼓動が伝わってきて、わたしはその胸の中で思いきり泣く。



「望月は、ずっとずっと、つらかったんだよな」




ああ、この思いやりが欲しかった。

苦しいほどの優しさをくれる人が…―。



わたしは彼に抱きついて泣き続ける。




言葉なんていらない。






彼は、きっとわたしを100%わかってくれている。


…ううん、せめてわかろうとしてくれているんだ。




「話ならいくらでも聞くから」


彼はわたしの後頭部に手を回し、自分の胸にそっと押しつけながら囁いた。



「屋上…行こう…いくらでも、一緒にいよう」



わたしはゆっくり、頷いた。





98 :KIKYO:08/17(金) 19:02:36 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


なぜだろう。


あんなにもふざけてばかりで、

わたしを困らせてばかりで、


あんなにイヤなやつだったのに、



気がつくと工藤はいつもわたしの心を癒してくれた。




恋愛のスキ、とは少し違うけれど。


それでもやっぱり、工藤は家族みたいに思えるようになってきたんだ。




わたしは、屋上で彼にずっと慰めてもらっていた。


時々頭を撫でてもらっては、

大丈夫だよ、って



そう言ってくれた。




ねえ、未来がこの人のことを好きになったの、なんだかわかる気がするよ。


ふざけてばかりじゃないんだね。

人を元気にする力だって持っているんだね。



そんな彼なら、安心して未来を任せられるような気がするよ。



「大丈夫か? 何ニヤニヤしてんだよ、気色わる」


わたしが一人でクスッと笑っていると、
彼は悪戯っぽく笑いながらわたしの頭を小突く。


「なんでもないよ」



「うそばっか。どうせ俺のかっこよさに惚れてたんだろ?」



「あ、わたしナルシストは嫌いだから」



「ひでぇ…」


二人でまた笑いあう。



今日は快晴。


風は寒いはずなのに、空は一面青く染められている。




ああ、あの夏の日に見た空と同じだね…。




小さな雲が散っていて、わたしたちを優しく見下ろしている。

その雲でさえ、わたしに大丈夫だよ、って言ってくれているような気がして。




わたしは彼に聞こえぬように、小さな声で呟いたんだ。










ありがとう。





99 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/17(金) 22:13:48 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげ!
あと1こで100だぁ

100 :KIKYO:08/17(金) 22:15:32 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線へ変わります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


『亮汰、望月さんのトコ行ってあげなさい』




その手紙が回ってきたのは、
望月が「お腹が痛い」と教室を出ていってから10分後。


筆跡は、明らかに恭。




回ってきた手紙を見て、俺は恭の方に顔を向ける。

すると恭もこっちを見て、机の下で微かにVサインをしてみせた。



「バカ…」


俺はその紙をポケットに押し込むと、バンと椅子から立ち上がる。


黒板に数式を書いていた先生が、眠そうな顔で振り返った。



「ん…どうした工藤」


「昼にりんごジュース飲みすぎたんで、トイレ行ってきます」


教室に爆笑の渦が起こる。

クラスの女子たちが「亮汰くんまじヤッバい!」なんて興奮してる。


俺はそれを無視して、先生の許可も得ぬまま教室を出ていく。




「…今日は病人が多いなあ」


先生のその一言に、またみんなが笑っていた。





俺は保健室に向かう。

なぜか、望月がそこにいるような気がしたんだ。



保健室のドアは開いていた。


俺が中を覗くと…そこにはあの望月の姿と、



抱き合っている、神楽と矢田がいて。





そのとき望月が振り返った。


目に大粒の涙を浮かべて、目を真っ赤に充血させて。




俺は、そんな彼女を思わずからだ全体で受け止める。


望月は、俺が誰なのかわかっているのかわかっていないのか、
俺の胸に顔をうずめて泣きじゃくっている。


「泣き虫…」

俺はふっと笑いながら、彼女の涙を優しくぬぐう。


そんな彼が、狂おしいほどに愛しくて。



「泣くなって前も言ったろ?」



そのとき、望月がさっき乱暴に閉めたドアを静かに開けて、神楽が顔を出す。


俺は神楽をキッと睨み、口パクで言った。



もうやめろ。







すると神楽は、ふっと悲しそうな顔で口を結び、
また背を向けて保健室へと入っていった。


静かに閉まるドア。





なあ望月。



お前はあのドアの向こうで、悲しみを見たのか…?




俺は彼女を強く抱きしめた。


もう離さない。



すぐに割れてしまうお前のもろいガラスの心を、
俺は全力で守ってやりたいんだ…―



101 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/17(金) 22:18:02 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
100突破おめでとー!!!!!!!

102 :KIKYO:08/17(金) 22:22:07 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

あげありがとうございます!!^^


100、わたしが取ってしまいました…(´゜ω゜):;*.':;←

本当は読者さまの誰かに取って頂きたかったんですけどねぇ…。

また読んでくださいね♪


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


えっと、雫 餡子様の言う通り、なんとEverlastingが100レス突破しました!!

これも、わたしを応援してくださったみなさまのおかげです。
みなさんの応援あっての小説であり、
わたしにとってみなさまのコメントは小説を書く原動力です。

本当にいつも感謝しています。
次は200を目指して!!←

これからも応援をよろしくお願い致します。



                        KIKYO

103 :KIKYO:08/18(土) 08:47:30 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

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×そんな彼が、狂おしいほどに愛しくて。
      ↓
○そんな彼女が、狂おしいほどに愛しくて。


で、お願いします!!

104 :KIKYO:08/18(土) 13:24:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新しちゃいます*(o^冖^o)*

莉依目線です!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


家に帰り、着替えぬままにわたしはベッドに倒れ込む。



今日はなんだかいろいろあった…。


神楽と美咲のことを考えると今でも涙腺がゆるんでしまう。

あれが夢であれば…。



わたしは神楽を諦めた方がいいのかな。


神楽は,わたしなんかに好かれていても迷惑なのかなあ…。




わたし…どうすればいいんだろう…。



恋愛は自由だって言うけれど、本当にそうなのだろうか。

なんて、思考がどこかふらっとさまよいそうになったとき、
下でお母さんがわたしを呼んだ。




「莉依、ちょっと下りてきなさい」


その声はとても真剣で。

わたしはなぜだかいやな予感がして、返事をするとすぐに部屋を出た。




この胸騒ぎ、なんだろう?



「なに?」

平静を装って一階へと下りていくと、
お母さんは口をぎゅっと結んで、椅子に座るよう促した。



「どうしたの?」


震えた声でそう尋ねるわたし。

お母さんは向かい側に座っていて、深刻そうに眉を寄せている。



「ねえ、お母さ…―?」



「莉依、怒らないでね。
 これは、莉依にとってもお母さんにとっても、すごく大事なことなの」



わたしは口を閉じる。


お母さんが普段こんな顔をすることないし、こんな話をすることもないから、
なぜだか知らぬ間に手に汗が滲んでいた。







「お母さん、再婚することにしたの」






え―?






105 :KIKYO:08/18(土) 13:38:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



そんな。


そんなっ…!





うそでしょ―?





「ごめんね、莉依。でも、莉依もお父さんが欲しいかなって思って…」




「そんな…そんなの…ひどいよ」



わたしはすでに流しすぎたはずの涙をぽろぽろこぼす。


椅子から勢いよく立ち上がって、机をバンと叩いた。




「なんでそんなに唐突なのっ? そんなの突然言われてもわたし知らないよ!
 わたし…認めないから…わたし、お父さんなんていらない!!」



そう叫ぶと、わたしは走って部屋を出た。

無意識のうちに、玄関を開けて冬の夜へと飛び出していた。




なんで?



どうして…。



わたし、そんなの聞いていないよ。



わたし、お父さんがいなくても幸せだったのに。

今頃お父さんなんか欲しくないよ。




わたしは公園へと入っていった。


人のいない公園。

まあ、当たり前か。




ふらふらする足取りで、すとんとベンチに座る。


ひんやりしたベンチが冷たい。





わたしは手で顔を覆うと、また泣き出した。


悲しいときに泣くことしかできない自分が、イヤだった。





再婚。





その言葉が何度も頭を反芻する。



やめてよ…。


そんな一縷の叫びは、お母さんには届かないのかな。





怖かったの。


再婚したら、
お母さんがわたしのことなんか構ってくれなくなるんじゃないかって。


わたしよりも、愛する人を選ぶんじゃないかって…。




そう思うとまた頭が真っ白になって、お母さんという存在が憎くて仕方ない。

子供はいつだって「イイナリ」



親の言うことに、逆らうことなんてできなくて。




つらすぎるよ…。


これは現実?




苦しくて、どうしたらいいのかもうわからないよ。


もう…わからないよっ…。





…そのときだった。


106 :HERO:08/18(土) 16:53:47 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
切ないです。

早く次が見たいです。

107 :山手線:08/18(土) 18:58:57 HOST:i58-94-147-50.s10.a022.ap.plala.or.jp
あげ(☆'vンノ⌒*゜

この前は『◇高校・いじめられッ仔デビュー◆』を
読んで頂いて・・・
すンごく嬉しかったです☆

KIKYOさンの小説,すごく読みやすくて
超あげです↑

更新,待ってます♪

108 :KIKYO:08/18(土) 19:16:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

せつない、なんて言って頂いて本当に嬉しいですっヾ(嬉>ω<嬉)ノ

「再婚」って言うの、本当は入れようか入れまいか迷ったんですけどねぇ←ぇ
入れたら話がごちゃごちゃする気がして…。

でも、気にいって頂いたようで安心しました+(´^ω^`)+



HERO様のためにも、更新を頑張りますね!!(`・ω・´)



山手線 様


読みにきてくださったんですね!!Σ(・ω・ノ)ノ

はい、高校・いじめられッ仔デビューすごく面白かったですよ♪
また見にいきますね(^ω^)b


超あげとかめっちゃ嬉しいです!!+(*´艸`)

また遊びにきてくださいね^^待ってます☆

109 :KIKYO:08/18(土) 19:34:25 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新+(*´艸`)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



バサッ。


大きな音がしてびっくりすると、すぐ近くからカラスが飛び出してきた。

大きくて黒い…。


暗闇にまぎれて全然わからなかった。



その途端、わたしは急に怖くなる。



気がつくと、どこからか携帯電話を取り出していて。


自分自身、なぜあの人に電話をかけたのかはわからない。

けれど…きっと、わたしはあの温もりを忘れてはいなかったんだよね…。




わたしは工藤に電話をかけていた。

未来への罪悪感、なんて考えてる場合じゃなかったの。



彼はスリーコールで出た。


「あ、望月じゃん。お前から電話してくるの珍しいな〜。
 …てか、初めてじゃね?」



「ひっ…くどっ…助け…」


「え!? もしかして泣いてんのっ!?」


彼は驚いている。

そりゃ当たり前だろうけど。


わたしはその質問に答えることもなく、ただひたすらに泣き続けた。


「ちょ…いまからすぐ行く!! どこだよ?」


「…こ…公園…」



「お前の家の近くの公園だから…うん。わかった。待っとけ!」


プツッと音がして電話が切れた。

わたしは長いこと携帯を耳につけたまま、ぼぅっと夜空を見上げていた。


感情は落ち着いても、とめどなく流れる涙。




星が…きれいだな…。


なんで星はあんなにもきれいなんだろう。

それに照らされるわたしはこんなにもキレイジャナイのに。




「…望月?」


そのとき、微かにわたしを呼ぶ声が聞こえた。

工藤かな? と思って暗闇に目をこらして見るけれど、
なぜだか工藤じゃないような気がした。


第一、いま電話したばかりなのだから、こんなに早く来れるはずがない。


「…望月…だろ?」


聞こえた。

けれど、工藤よりもずっと高くて、やわらかい声…。



「だれ?」


わたしがそっと聞くと、その人影はわたしに近付いてきた。













「…神楽…?」




神楽でしょ?


110 ::08/18(土) 19:39:10 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 おぉ!!!!!!意外な展開に・・・・!?!?
KIKYO!久しぶり〜〜〜〜(^O^)
 ムッチャ天才やん!!!!!!!!!上手すぎ!!!!!!!!!
そぅいや、もういっこ小説書きよるけんよんでみて^^
●○推理小説〜ようこそ裏探偵部へ〜○●っていう題名。。



111 :KIKYO:08/18(土) 19:59:44 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
…あ、レスがぞろめだww←関係無

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



うわぁっ!! 亮ちゃぁん〜会いたかったあぁぁ!!←号泣


話、急展開にしてしまったよ… 笑w

いやいや、わたしなんかほんとにまだまだだよ〜↓

でも、亮にそう言われると嬉しいなっ(艸U∀U◎*)゚+。:.゚v


推理小説はいまアゲてきたよ☆

わたし推理小説大好きだけん、頑張ってなぁ!!←何弁!? 笑

112 ::08/18(土) 20:19:32 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 ありがとう。。
KIKYOには全然かなわんけど、頑張るけん、
 KIKYOも頑張ってね!!!!!!
(^□^)ノシ 

113 :KIKYO:08/18(土) 21:00:02 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
いま全日本バレー見てる 笑
日本ガンバレ!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



かなわんはずないでしょぉッ!!

亮はすごく上手なんだから、もっと自信持ってOKなんだよ(^ω-)b


うん、亮も頑張って♪

小説2つあって大変だろうけど…応援してるからね!!

114 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/18(土) 21:07:49 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげ!!
どんどん面白くなってますねぇ
あげげ!!

115 :KIKYO:08/18(土) 21:12:35 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

どんどん面白くなってるですか!?

いやいや、めちゃ嬉しいです。もうやばいくらいに(/ω\)照照


あげ&あげげをありがとう!!ww


ていうか、タメでOKですよbb

116 :KIKYO:08/19(日) 00:11:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「なんで…ここにっ…」


唖然とする。

彼の瞳が月夜に照らされて、じっとわたしを見つめていた。



「お前こそ何やってるんだよ。こんな時間に一人で、危ないだろ」


彼はそう言うと、自分が着ていたジャージを脱いで、
わたしの背中に優しくそっと羽織らせた。

わたしが慌ててそれを返そうとすると、彼はわたしの腕を掴んで止める。


「だめ。それ着てて」


「そんなっ…だめだよ。神楽が風邪引いちゃ…」



「俺はいいの。俺はお前のことが心配だから」






ああ。


このできごとはわたしにとってすごく嬉しいはずなのに、












どうしてこんなにせつないの―?










嬉しかった。

自分のことよりわたしのことを心配してくれて、
こんなに寒い風が吹くのに、ジャージをそっと貸してくれて。


嬉しかった。



嬉しすぎた。







だからこそ、こんなにもつらかった。



ああ温かい、こんなにも。

あなたの温もりが心へと、心へと、わたしをただ温めてくれて。



「神楽…」

そっと彼の名前を呼んだ。


すると、また涙がこぼれ落ちてきて。




しかし彼は、わざわざ「どうした?」なんて聞くこともせず、
すべてがわかっているかのように、




もういいんだよって、わたしをぎゅっと抱きしめた。




わたしは彼の腕に包まれて、
すべてに安心して泣きじゃくった。





彼が大好きなの。


だから、今日彼と美咲が抱き合っているのを見て、
もう終わりなんだって思うと、



カラーだった世界がなぜかもう、白黒にしか見えなくて。






だけどわたしはいま、彼の胸に抱かれている。



本当はいや。


一度美咲を抱いた胸で、わたしを抱きしめないで…―。





苦しいよ。




つらいよ。





本当は、神楽をわたしだけのものにしたいんだよ。





「神楽っ…わたし…」




「いいよ」


彼は抱きしめる力を強めながら、優しく優しく囁いた。




「あとで聞く」




ねえ、どうしてあなたの言葉はこんなにも温かいのかな。






ああこれは。


あの輝く星空がわたしのために叶えてくれた、たった一瞬の奇跡…―。

117 :KIKYO:08/19(日) 10:09:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線になります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お前から来た、たった数秒のSOS.


電話の向こうでタスケテと訴えるお前は、もう壊れる寸前だった。



こんな夜遅いのに、というのも気になる。


どうして俺を呼んだのか、なんて考え始めたらいくらでもあって。



だからこそ、俺はコートを羽織ると家を飛び出したんだ。

自転車を出す時間さえもったいなくて、俺はひたすらに走った。



夜の清澄の空気の中、俺の乱れた呼吸の音が自分の耳についてくる。


願いはたったひとつだけ。








無事でいてくれたら…。





健康でいてくれたらそれでよかった。

その心の傷を俺が癒してやれるなら時間はいくらでもある。




俺は公園が見えてくると%8

118 :KIKYO:08/19(日) 10:12:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線になります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お前から来た、たった数秒のSOS.


電話の向こうでタスケテと訴えるお前は、もう壊れる寸前だった。



こんな夜遅いのに、というのも気になる。


どうして俺を呼んだのか、なんて考え始めたらいくらでもあって。



だからこそ、俺はコートを羽織ると家を飛び出したんだ。

自転車を出す時間さえもったいなくて、俺はひたすらに走った。



夜の清澄の空気の中、俺の乱れた呼吸の音が自分の耳についてくる。


願いはたったひとつだけ。








無事でいてくれたら…。





健康でいてくれたらそれでよかった。

その心の傷を俺が癒してやれるなら時間はいくらでもある。




俺は公園が見えてくると、さらにスピードを加速した。


しかし、俺は最悪なものを見ることになる。



頭が完全にショートする。


前が見えなくなって…一瞬くらっときた。

















望月が…あいつが男と抱き合っていた。








望月は泣いていた。


しかし、それは何かに怯えて泣いているのではなく、

男にすべてを委ねたような、安心した泣き方。



俺は呆然と立ち尽くしていて、何がなんだかわからなかった。



望月は俺を呼んだんじゃないのか?


俺は、お前にとって必要、じゃなかったのか?






「ハハ…バカだ、俺…」



俺の口から力ない笑いがこぼれる。


はたから見れば、俺が正気を失ったとでも思うだろう。




だけど、俺は本当にバカだったんだ。

望月のたった一本の電話に舞い上がって、こんなにも慌てて家飛び出して、
そして、得たのはこんな映像。



胸元がえぐられるような感じだった。

喉の奥から込み上げてくる感情と涙をこらえるのに必死で。



「っ…なんでだよ…!」



好きなやつが男と抱き合ってるの見るって、こんなに苦しいことなんだな。


俺…もう…どうしたらいいんだ…。



―もしかして、あれは神楽だろうか。


俺はふと気がついて目をこらす。



二人が座っているベンチに月夜が顔を出して、顔がよく見える。



一人は望月。そしてもう一人は…?




「なんで%8

119 :KIKYO:08/19(日) 10:15:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線になります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お前から来た、たった数秒のSOS.


電話の向こうでタスケテと訴えるお前は、もう壊れる寸前だった。



こんな夜遅いのに、というのも気になる。


どうして俺を呼んだのか、なんて考え始めたらいくらでもあって。



だからこそ、俺はコートを羽織ると家を飛び出したんだ。

自転車を出す時間さえもったいなくて、俺はひたすらに走った。



夜の清澄の空気の中、俺の乱れた呼吸の音が自分の耳についてくる。


願いはたったひとつだけ。








無事でいてくれたら…。





健康でいてくれたらそれでよかった。

その心の傷を俺が癒してやれるなら時間はいくらでもある。




俺は公園が見えてくると%8

120 :KIKYO:08/19(日) 10:16:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→亮汰目線になります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お前から来た、たった数秒のSOS.


電話の向こうでタスケテと訴えるお前は、もう壊れる寸前だった。



こんな夜遅いのに、というのも気になる。


どうして俺を呼んだのか、なんて考え始めたらいくらでもあって。



だからこそ、俺はコートを羽織ると家を飛び出したんだ。

自転車を出す時間さえもったいなくて、俺はひたすらに走った。



夜の清澄の空気の中、俺の乱れた呼吸の音が自分の耳についてくる。


願いはたったひとつだけ。








無事でいてくれたら…。





健康でいてくれたらそれでよかった。

その心の傷を俺が癒してやれるなら時間はいくらでもある。




俺は公園が見えてくると、さらにスピードを加速した。


しかし、俺は最悪なものを見ることになる。



頭が完全にショートする。


前が見えなくなって…一瞬くらっときた。

















望月が…あいつが男と抱き合っていた。








望月は泣いていた。


しかし、それは何かに怯えて泣いているのではなく、

男にすべてを委ねたような、安心した泣き方。



俺は呆然と立ち尽くしていて、何がなんだかわからなかった。



望月は俺を呼んだんじゃないのか?


俺は、お前にとって必要、じゃなかったのか?






「ハハ…バカだ、俺…」



俺の口から力ない笑いがこぼれる。


はたから見れば、俺が正気を失ったとでも思うだろう。




だけど、俺は本当にバカだったんだ。

望月のたった一本の電話に舞い上がって、こんなにも慌てて家飛び出して、
そして、得たのはこんな映像。



胸元がえぐられるような感じだった。

喉の奥から込み上げてくる感情と涙をこらえるのに必死で。



「っ…なんでだよ…!」



好きなやつが男と抱き合ってるの見るって、こんなに苦しいことなんだな。


俺…もう…どうしたらいいんだ…。



―もしかして、あれは神楽だろうか。


俺はふと気がついて目をこらす。



二人が座っているベンチに月夜が顔を出して、顔がよく見える。



一人は望月。そしてもう一人は…?




「なんでここにいるんだよ…」


そこにいたのはまぎれもなく望月の想い人。



神楽があいつを抱きしめていた。


一度美咲を抱いた胸で。

望月をあんなにも泣かせる原因にもなった、あの胸で。



望月を泣か%8

121 :KIKYO:08/19(日) 10:20:37 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ごごごごめんなさいっ!!

なんか最近パソコンの調子が悪くて…。同じのを何回も投稿してしまいました↓


本当にすみません。

122 :KIKYO:08/19(日) 10:25:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
>>117-120はなんだか途中で「%8」みたいな変なのが入っていて、続きが読めなくなっていますよね。

あとでもう一度書き直すので、>>117-120は気にしないでください。
ご迷惑おかけしました。

123 :KIKYO:08/19(日) 10:39:44 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
書き直し

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お前から来た、たった数秒のSOS.


電話の向こうでタスケテと訴えるお前は、もう壊れる寸前だった。



こんなに夜遅いのに、というのも気になる。


どうして俺を呼んだのか、なんて考え始めたらキリがなくて。




だからこそ、俺はコートを羽織ると家を飛び出したんだ。


自転車を出す時間さえもどかしく、俺は夜道を走り抜ける。



夜の清澄な空気の中、俺の乱れた過呼吸の音が際立って聴こえる。



願いはたったひとつだけ。







無事でいてくれたら…。


124 :KIKYO:08/19(日) 10:42:25 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
健康でいてくれたらそれでよかった。

その心の傷を俺が癒してやれるなら、時間はいくらでもある。



俺は公園が見えてくると、さらにスピードを加速した。



しかし、俺はあとで最悪なものを見ることになる。





頭が完全にショートした。


前が見えなくなって…一瞬くらっとくる。







望月が…あいつが男と抱き合っていた。

125 :KIKYO:08/19(日) 10:46:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


望月は泣いていた。


しかし、何かに怯えて泣いているようではなくて、

男に統べてを委ねたような、安心した泣き方。



俺は呆然と立ち尽くしていて、何がなんだかわからなかった。


望月は俺を呼んだんじゃないのか?

俺は、お前にとって必要、じゃなかったのか?



「ハハ…バカだ、俺…」


俺の口から力ない笑いがこぼれる。

はたから見れば、俺が正気を失ったとでも思うだろう。



だけど、俺は本当にバカだったんだ。

望月のたった一本の電話に舞い上がって、こんなにも慌てて家飛び出して、
そして、得たのはこんな映像。


胸元がえぐられるような感じだった。

喉の奥から込み上げてくる感情と涙をこらえるのに必死で。


「っ…なんでだよ…!」

好きなやつが男と抱き合ってるの見るって、こんなに苦しいことなんだな。



俺…もう…どうしたらいいんだ…。


126 :KIKYO:08/19(日) 10:50:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


―もしかして、あれは神楽だろうか。


俺はふと気がついて目をこらす。

二人が座っているベンチに月夜が顔を出して、顔がよく見える。



一人は望月。そしてもう一人は…?



「なんでここにいるんだよ…」

そこにいたのはまぎれもなく望月の想い人。



神楽があいつを抱きしめていた。


一度美咲を抱いた胸で。

望月をあんなにも泣かせる原因にもなった、あの胸で。



あいつは…卑怯だ…。

あんなにも望月を苦しめたのに、今更なにやってんだよ…。



そしてあいつはいま、また望月を泣かせている。

そのことが、俺には許せなかった。


127 :KIKYO:08/19(日) 10:54:01 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
二人はいつまでも抱き合っている。


そんななか、俺だけが場違いのような気がして、俺は思わず背を向けた。



やっぱり、望月は俺なんかより、あいつの腕がいいのかよ…。

なんでそんなやつの胸で泣いてるんだよ…。



本当は、いまいる神楽の場所に俺がいるはずだった。


そう思うとどうしようもないくらい悔しくて。



俺は拳を強く握りしめて、唇を噛む。

口の中に、唇が切れて血の味が広がった。




俺はそのまま、駆け出した。

128 :KIKYO:08/19(日) 12:51:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→莉依目線へ戻ります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


しばらく彼に抱きしめてもらっていると、
すでにわたしの涙は止まっていた。


大丈夫? と優しく神楽が聞いてくる。



うん、と返事をするのがつらかった。




優しくしないで…そんな想いが頭を回ってすごく胸が痛い。


もう、神楽を諦めたかった。

こんなつらい恋、本当はもう続けたくなんかなかった。




ねえ神楽。


わたし、あなたを嫌いになりたいよ…―




なのに、彼を突き放すことも、

美咲に正直になることもできないわたしは、



きっと誰よりも憶病者。




傷つくことが怖くて、嫌われることが怖くて、

わたしはいまも、イイコを装っては自分で自分を傷つけてるね。


わたしはあなたが大好きだから、

あなたを傷つけたくないから、



あなたの代わりに、わたしが傷つくしかないのかな。



「俺でよかったら…」


彼はわたしからからだを離し、わたしの目を見つめながら言った。


その吸い込まれるような瞳に、わたし思わず目を逸らす。



わたしを見ないで…。

あなたを好きになっちゃうよ…。


「俺で良かったら話してくれないかな。望月が泣いてた理由を、さ…」


その声に、わたしは何かがぽろりと取れたような気がした。


それはきっと、ずっと気持ちに蓋をかけていた一つのネジなのかもしれない。



溢れ出すように、わたしは話し出した。

129 :KIKYO:08/19(日) 15:10:31 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

「わたし…わかんなくてっ…。
 お母さんがどうして突然そんなこと言い出したのかも…」


神楽は話を親身になって聞いてくれた。



なぜだろう。


彼に話すと心が軽くなっていくのを感じる。



「わたし…お父さんなんかいらないのにっ…」


そう言っている間にも、涙は止まることを知らない。

お母さんの顔が頭に浮かんでつらかった。



見たことない…あの、泣きそうな顔。



「莉依は、お母さんとは話し合ったのか?」


わたしが一通り話し終わったあと、神楽が言葉を選びながら聞く。

わたしはゆっくり首を振った。


「お母さんに突然言われて…わたし、勝手に家出てきちゃったの。
 いま思うと…お母さんに悪かったかな、って…」


「望月は悪くないよ。
 ただ、自分の意見だけ言ってお母さんの意見聞かないのはだめだと思う」


神楽は、どこか遠くを見るような目つきをしてた。


「帰ったら、まずお母さんに謝るんだよ。
 それから自分の思い伝えて、お母さんの考えも聞いてみな」


「うん…」



わたしは俯きながら呟いた。

それから、ゆっくりと立ち上がる。



心の重荷はすっかりなくなっていた。



「神楽、寒いのに話を聞いてくれてありがとう。
 わたし家に帰って頑張って話してみる」


「ああ」

そう言って、彼もわたしに続いて立ち上がる。




彼は、頑張れよって笑った。


そんな彼の輝く笑顔は、わたしの元気の源になる。





ありがとう。


わたし、頑張るよ神楽。

130 :HERO:08/19(日) 15:19:06 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
見てて、飽きないよ。

面白い。

次が気になる

131 :KIKYO:08/19(日) 16:27:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

見てて飽きないですか!!

すごく嬉しいです…そう言われることが夢でしたからヾ(o・ω・o)シ


HERO様のご支援には、いつも本当に涙が出ますっ☆


頑張りますね(`・ω・´)

132 :KIKYO:08/19(日) 17:36:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

えっと、物語を見ていて「どういうこと?」という人がいるかもしれないので
一応説明しておきますね。

莉依の家はワケあり家庭で、
莉依が小さい頃に父親を交通事故でなくしています。

ここまでずっと母子家庭で育ってきたのですが、
最近母が再婚を考えるようになって…みたいな感じですね。


またわからないことがあれば聞いてください。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


133 ::08/20(月) 07:38:03 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
 KIKYO!!!!!!!お久しぶり〜〜〜♪♪

まったく、神楽はどういうつもりなのかねぇ・・・・

 ぢゃ、更新するのを待ってます!!!!

ってか、今更だけど、100越えおめでとう!!!!!(^□^)/

134 :KIKYO:08/20(月) 10:09:51 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


亮はもう常連さんだねぇ♪ 嬉しいよ+(´^ω^`)+


ほんと神楽はどういうつもりなんだ!!
女の子を泣かせるだなんてぇぇぇっ←落ち着け


100越えは亮を始めとするみなさんのおかげだよ〜ヾ(嬉>ω<嬉)ノ

亮の小説も応援しとるけん、うちの小説もこれからもよろしくねww

135 :KIKYO:08/20(月) 11:41:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

「…ただいま」

静かにドアを開け、わたしはぽつりと呟いた。


その瞬間、ドタドタと忙しない足音がして、
間もなくお母さんが勢いよく玄関へと入ってくる。


「…莉依…」

目を真っ赤にしているお母さん。



ああ、今まで泣いていたんだね。

ああ、ずっとひとりで悩んでいたのかな。


わたしは靴を脱ぐと、玄関に入っていって椅子に座った。


すると、テーブルに一枚の写真を見つける。




かっこいい人…。


もしかして、これがお母さんの再婚相手?





優しそうな人だった。


スーツをきちんと着て、お母さんの横で上品に笑っている。



わたしがその写真をじっと眺めていると、
お母さんがリビングに入ってきた。


「お母さん、この人…」


「あ…ごめんなさい。こんなの見たくなかったわね」


お母さんは泣き腫らした目でそう言うと、わたしから写真を取ろうとした。

わたしはそれを避ける。


「いいよ気ぃ遣わなくても。少し話そ?」


「……」

お母さんは黙ってる。


わたしはお母さんの目をじっと眺めた。

普段、こんな至近距離でお母さんを見たことないからわからなかったけど、
お母さん、なんだかやつれたような顔してる…。



「ごめんなさい」


そう言うと、お母さんはわたしから写真を取りかえした。



「今日は疲れたの…。寝させてくれない」



「え、ちょっ…お母さん!」



「お願いよ。今日は本当に疲れたの。寝させ…」



「逃げるの?」

わたしは声を荒げた。


わかってる。



こんなガキっぽい言葉しか出ないなんて、ほんと情けないよわたし。

だけど、わたしはまだお母さんみたいに大人じゃないから、



こうやって自己表現するしかないんだ。



「逃げないわよ。ただ…」



「逃げてんじゃん。わたし、話があるの。だから…」


「物事には時期というものがあるでしょ。だから今日は…」



「だってっ…!」


「うるさい! もう構わないでって言ってるでしょっ!?」


わたしはびくんと肩をすくませる。

お母さんの怒鳴り声…。



お母さんはそう言うと、肩をいからせてリビングから出ていった。



わたしは呆然としてその姿を目で追っていた。

これって…失敗、なのかな…。





ため息。






ごめん神楽。


わたし、お母さんに気持ち伝えることできないかも…。

136 :沙夜:08/20(月) 12:36:16 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
初めてコメントしていただきます。
以前からこの小説は拝見しておりました!!
ただなんとなくコメントしずらかったので((汗
遅くなってしまいました↓↓
私この小説大好きデス!!
いつまでも応援しています(>▽<)/

137 :KIKYO:08/20(月) 17:51:06 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜 様

初コメントめっちゃ嬉しいですッ!!ヾ(嬉>ω<嬉)ノ

いえいえ、もうバンバンコメントして頂いていいんですよww
良かったら毎日でも!!←ぇ

わたし、読者様からのコメントは大好物です 笑


だだだ大好きだなんてッ!!(*ノωノ)キャッ(*ノωノ)キャッ♪

本当に感謝です〜♪


またコメントいただけると死んでしまうくらい嬉しいですw
また読みにきてください!!

わたしも、いつまでも待ってます($圉'Д`艸)⌒**+。

138 :KIKYO:08/20(月) 18:10:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新+(´^ω^`)+

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


テーブルの上に投げ出されていた、あの写真が頭に焼きついて離れない。


かっこいい人だった。

あの人がもしわたしのお父さんだったら、すごく自慢になるって思った。



けれど、なぜかあの人の瞳がひどく濁って見えるのは、
きっとお母さんの再婚相手だから。



わたしは暗い気分のまま、家を出た。



すっかり冬になったなあ…。

なんて、今更思うことでもないけれど。


ずっと歩いていると、曲がり角から見慣れた人が歩いてくるのが目に映る。


うちの学校の制服だ…。


ああ工藤だ、と察しがついて、わたしは彼に駆け寄った。



「工藤!」

そう呼ぶと、彼はゆっくりと振り返る。


一瞬目が合う。



しかし、彼は何も言わぬまま顔を背けた。






え…―?




「…ねえ、工藤ってば! 聞こえてるの?」


わたしがそばへ行って彼の肩に触ろうとすると、

彼はその手を振り払う。


わたしは驚いて思わず立ち止まる。


「…工藤?」



「うるせぇんだよ…触るんじゃねえ」



肩をびくっと震わせるわたし。

工藤? ともう一度呼んでみるけれど、彼はわたしを見ずに、
走っていってしまった。



怖い声。




あんなの工藤じゃないよ…。



わたしは工藤のただならない様子にただ呆然と立ちすくみながら、
工藤の言葉をただ反芻させていた。


どう…しちゃったんだろう。



だけど、
工藤がわたしのことを嫌っていることは確か…だよね。



そう思うと、なぜか泣き出しそうな自分がいる。


冬の寒さに負けそうだった。

どうして…?



あとで…彼に理由を聞いてみよう。


わたしは涙が出ないうちに、学校への道を歩き始めた。

139 :HERO:08/20(月) 19:39:26 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
泣ける・・・
早く読みたいです。

140 :KIKYO:08/20(月) 19:46:21 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様


泣けますか!?

わたしはそんなHERO様の言葉に泣ける…(´Д⊂グスン


はいッ!! HERO様のためにも、今から精一杯更新します!!

さあ、莉依ちゃんはどうなってしまうのでしょうか!?

141 :KIKYO:08/20(月) 20:05:17 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

途中、偶然未来に会った。


「未来…?」


「あっ、莉依じゃん。おはよ」


そう言っていつものように笑う未来に、わたしはホッと胸を撫で下ろす。


工藤がわたしを避けた理由がなんであれ、

わたしは未来までもあんな態度を取られたら、
きっと心は耐えられないだろうから。


未来と歩いている間にも、なぜか周りを歩く同級生の目が痛い。

まるでわたしを非難しているみたいに…。



未来はまだ気がついていないみたい。


わたしは平静を装おうフリをしながら、理由もわからず傷ついていた。



いったいどうなってるの…?


わたし、何かしたのかな…。




教室に入ると、無数もの冷たい視線が突き刺さる。

こっちを見て何やらコソコソ囁きあってる人もいて。



未来は不思議そうな顔をしながら、何も言わずに席につく。


わたしも席につくと,隣には工藤が不機嫌そうな顔をして座っている。

普段なら、わたしが登校すると笑いかけてくれるはずなのに…。




「工藤…」




わたしは荷物を置きながら工藤を見つめる。

やっぱり工藤は何も返事をしない。



「ねえ、なんで朝、口きいてくれなかっ…」



「うるさいっつったじゃん」


彼はわたしと目を合わせないまま呟く。



「しゃべんじゃねえよ…メイワクなの」









メイワクナノ。





迷惑。


あなたにとって、わたしは迷惑。



ドウシテ…―?





わたしは涙をこぼさまいと俯きながらじっと黙りこくっていた。


「ごめん…」


喉の奥から必死に声をしぼりだす。



その瞬間、熱い涙がひと粒落ちた。



「もう…話しかけないからっ…」



だから、ねえ許してくれる?



気がつくとクラスメイトの全員がおしゃべりをやめ、
こっちに注目をしていた。


けれどそれは興味の目でもなく哀れみの目でもなく同情の目でもなく、






氷のように冷たい目。



わたしは耐え切れなくなって教室を飛び出した。









どうしてこうなっちゃったの…?



昨日までのみんなはどこへ行ったの…?









大粒の涙が、こぼれていた。



142 :沙夜:08/20(月) 22:00:56 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
お言葉に甘えてまた来ちゃいました(^▽^)/
でもチョット見ない間にこんなに話が進んでたなんてェ!!??
KIKYUさんは本当に小説を書くのがお上手ですね☆★
本当に尊敬しちゃいます!!
頑張って下さい!!


143 :KIKYO:08/20(月) 22:43:57 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜 様

わーいわーい(゚∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀゚)

また沙夜さんが来てくれた〜♪


いやいや、わたしなんかまだまだ文才ないです。。。

そそそ尊敬ッ!?


…(/ω\)(/ω\)(/ω\)照っ。


はいッKIKYO頑張ります!!

また(よければ毎日 ぇ!?)遊びに来てくださいね☆

144 :沙夜:08/20(月) 22:57:31 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
また遊びに来ちゃいました(笑)←来すぎ;

いえA!!KIKYO様は文を書く才能をお持ちです!!
自信を持ってください♪

142のKIKYU←は間違いですので…(;−−)
申し訳ございません↓↓

この作品は登場人物がみな中学2年生で自分とタメなので、自分の身の回りと合わせて見る事ができて、見ててなんだか熱が入ってしまいます!!
こんな作品を書けるKIKYO様が大好きデス!!!!
毎日でもコメントさせていただきます!!^^


145 :KIKYO:08/20(月) 23:16:40 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新+(*´艸`)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


チャイムはまだ鳴っていない。



わたしは気がつくと屋上へと来ていた。

その重い扉を力なく開けようとすると、
その向こう側から何やら声が聞こえるのがわかる。


先客…。


先客がいるところに行ったって気まずいだけだよね…。


わたしは教室へ戻ろうと階段を下りかけると、
気になる言葉が耳に飛び込んできた。



「きゃははっ。まじヤッバぁい。あの…望月サン? でしょ」



わたしの名前…?


心臓がどくどくと血液ポンプを早くする。

わたしがそこで動けないでいると、さらに声が聞こえた。



「そーそー。あいつホントうざいよ。だってウチらの神楽を取ったんだよ?」





わたしが神楽を取った…?



意味わかんない。

いつわたしが神楽を取ったというの?



まったく訳がわからなくて、わたしは頭を混乱させた。

彼女たちのかん高い笑い声が木霊する。



もしかして…。


ふとあることが頭に浮かぶ。もしかして。




そして、その『もしかして』はまもなく的中することになる。



「ウン。友達のリエがね、見たんだって。
 昨日の真夜中に、公園でアイツと神楽くんが抱き合ってたところを…」


そこからまた違う女の声が、何やら興奮気味に囁いていたけれど、
わたしはそれがなんなのか、まったく憶えていないんだ。



やっぱり…。




見られてたんだ。

わたしと神楽を昨日、あの真夜中の公園で。



もしかして、その噂が回って、
わたしは「神楽を取った」と勘違いされて、それで…―



どうしよう。

足が小刻みに震えているのがわかる。



やだ…怖い…。


だからわたしは、今朝もあんなに冷たい視線を浴びたの?


そしてこれからもわたしは、
あんなに冷たい視線を浴びながら生きていかなくてはいけないの?



わたしはどうすればいい…?




ああいつだってそうなんだ。


わたしの幸せと不幸は、いつだってワンセット。



146 :KIKYO:08/20(月) 23:24:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜 様

また遊びにきてくれたんですねッ☆ もぅ…感謝感激雨嵐ですよ←古ww

いや、ほんとにそんな才能なんか…わたしは…。

いやでも…そんなに言われたら…自信持っちゃ…((強制終了


いやいや、間違いなんて気にしなくていいですよw
わたしも画面の前で、「あ、間違ってる。かわいーww」ってニヤニヤしておりましたから。←おぃ;


沙夜様も中学2年生なんですかww良かった、そういう設定にしといて。 ぇ

もう、どんどん熱入っちゃってください!!
そのまま夏の熱さも吹き飛ばしちゃってください!!

大好きなんて…キャッ。


毎日来てくださるんですか!!感激…(´Д⊂グスン
わたしも忠犬ハチ公のようにひたすら待ってますッ+(*´艸`)

147 :沙夜:08/21(火) 11:34:07 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
呼ばれて飛び出て…((強制終了
どうもォ!!
また来ちゃいました☆沙夜です^^

あれ、もう更新してる!?
KIKYO様は更新が速いので助かり松(>▽<)ゞ
これからもできればそのペースでおねがいします((笑

それと、おりいってお話があるのですが…。
タメ語でよろしいでしょうか?
いや、あのダメだったらいいんです((汗
できればで!!

148 ::08/21(火) 12:59:02 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 KIKYO更新早っっ((汗
頑張ってるねェ。。。ウチも頑張らないかんなぁ。。。
神楽もはっきりせんけんいけんのにねぇ・・・。
 さてさて、急展開!!!出来れば莉依はいじめられてほしくないです(>□<)
 ぢゃ、KIKYOも頑張れ〜〜〜(^□^)ノシ

149 :KIKYO:08/21(火) 18:18:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントありがとうございますッ!!(・∀・)
もうわたし、涙で画面が見えません!!!! ←おぃ;

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

沙夜 ちゃん(←ちゃん付けの方がいいのかな??)


ぶはっwwまた来てくれてありがとう*(o^冖^o)*

わたしは基本更新は早いっすよ〜 笑 夏休み中はずっとこんなペースかな、たぶん。。。


てかタメ語バリバリOKよbb

わたしもこれからタメでいくッ♪


これからも応援よろしくねぇ〜w(´∀`∩ '`ィ






待ってたべ亮!!!! 笑


更新早いかぁ、そりゃよかったwwまあヒマなのでねぇ(´゜ω゜):;*.':;

亮の小説すごく楽しみにしてるから…まあ…
自分のペースで頑張ってくれちょbb


急展開でしょww

さぁ莉依ちゃんはどうなるのかなあ〜??←ぇ
まあそれは続きをお楽しみに☆(^ω-)b


亮も、(>д<)頑張れぇぇぇ〜〜〜ッ!!

150 :沙夜:08/21(火) 19:09:44 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
じゃぁお言葉に甘えてタメ語で行きます!!!!

いやA呼び捨てでイイよぉ↑↑
別に本名じゃないんだから((笑
それに(多分)KIKYOちゃんの方が年上でしょ??

亮様
お願いがあるのですが、亮様はなんという小説を書いているんですか?
ぜひ拝見したいです!!

151 :KIKYO:08/21(火) 19:26:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新(´゜ω゜):;*.':;

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


教室に戻ると、わたしは足をすくませた。


クラスの女子たちが、ひとりの女の子を囲んでわたしを睨んでいる。

囲まれている女の子は泣いていた。





…美咲…。




目が赤く腫れている。



わたしの姿を見つけると、またわっと泣き出した。

そんな彼女を、周りの女子が慰めたり、背中を撫でてあげたりしている。



いやな予感が胸をよぎる。


それは…恐怖にも似た未来予知。



「矢田さんほんっとにかわいそう!」

わざと大声を張り上げながら叫ぶ女子のひとり。



「みっちゃん、神楽くんのこと好きだったのにね…」

また違う女子。


頭が、真っ白になる。



「こんなオンナに取られるなんて…不幸にもほどがあるよ」



「でもダイジョーブ!!
 わたしたちが美咲の仲間だからね!」


みんなが、わたしを見つめていた。


始めに、未来を見た。

未来は、
「なんで神楽と会ったこと言ってくれなかったの?」
って顔してる。



次に、亮汰に目をやった。

わたしが彼の視線を捕らえないうちに、彼は乱暴に目をそらす。



泣きそうになった。

最後に神楽を見ると、彼は無表情で座ってた。

もちろん、目なんて合わせてくれるはずもなくて。



もう、わたしに仲間はいないの…?



「出ていけば」



女子のひとりが、つかつかとわたしに歩み寄ってくる。


「やっ…」

彼女の指先がわたしの腕にふれて、わたしは思わず振り払う。


出ていけよ。



デテイケヨ。






ああ、もうここにわたしの居場所はないのかな。



わたしはゆっくり、教室を出ていった。

152 :KIKYO:08/21(火) 19:29:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜


じゃあ呼び捨てにするッ☆ 笑

えッ、わたしの方が…年上…?なんかなあ…。。。


ちなみに沙夜って何歳なの?+(´^ω^`)+.

アッ…教えたくなかったらシークレットでもOKよww



これからもよろしくねぇヾ('ω`)ノ

153 :沙夜:08/21(火) 20:02:47 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
えェ〜〜〜〜〜!!!???
なにA((汗
ホントに莉依いじめられちゃうの!!!!
うわぁ…超先が気になる!!

あたしは13才っすよ!あと一ヶ月で14才^^
あ、言いたくなければいいんだけど…KIKYOちゃんは?

うん♪これからもよろしくね☆★

154 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/21(火) 20:07:34 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
うぁー
かわいそうだよぉ
アゲ!!♡
また見に来てくださいねっテレッ☆(ノ)'ω`(ヾ)

155 :KIKYO:08/21(火) 21:07:07 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜 様

超先が気になるかぁ〜((ニヤニヤ

お、13才なんだぁwwわたしもだよ*(o^冖^o)*


莉依ちゃんはどうなっちゃうんだろうねぇ…(´・ω・`)
いじめられない…といいけどねぇ。。。ぇ!?


雫 餡子 様

かわいそうですねぇ〜(PД`q。)

莉依ちゃんはどうなっちゃうのかなあ…←ぇ


あげありがとうございます!!

はいッ!! また見にいきますね(●'v`bd)

156 :HERO:08/22(水) 09:30:42 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
莉依がかわいようだよ。
どうなっちゃうの?
気になるよ〜

157 :沙夜:08/22(水) 13:26:30 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
気になるさぁ!!!!
まるで蛇の生殺し…((泣
早く更新してくれぇ↑↑

お!!じゃぁタメだねぇ^^
仲良くしよォね♪


158 ::08/22(水) 14:14:16 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 お久!!!!!ってか、KIKYOって13才やったん!?!?
ウチ12で中1で、年下やなぁ・・・・。
 タメ語でやってもいいんかしら???

 後、面白すぎ>ω<
頑張って下せィ♪♪♪♪♪♪〜(^□^)/

159 :沙夜:08/22(水) 14:29:17 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
158>>
亮様へ
お願いがあるのですが、できれば亮様が書いている小説の名前を教えていただけないでしょか…。
いやなら別にいいので気にしないでください((汗

160 :KIKYO:08/22(水) 15:05:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

莉依ちゃんかわいそうですねぇ…。。。

さあどうなるんでしょうか!?(^ω^)


続き気になりますか〜めっちゃ嬉しい言葉ですッ(・∀・)
ほんと、HERO様のコメントにはいつも感謝してますww

頑張りますねッ(`・ω・´)



沙夜


蛇の生殺し…?? なんなんだソレは…←バカww

おうッ!! もちろん頑張って更新するぜ!!+(*´艸`)


てか謝らなきゃいけないことが。。。

実はわたし誕生日が早いだけで…中1なんだよ…((汗


てことは、沙夜は先輩ッ?Σ(・ω・ノ)ノ

せ、先輩…大好きです…←気にしないでね。





お久ぁ〜。


おうよッ!! σ(・ω・*私)は13歳でござるww 笑

だから、歳は違うけど亮とはタメなんだぁ(´ω`*)亮も中1だったんだねぇ♪


亮は誕生日何月なんだい??(←教えたくなかったらシークレットOK☆)


面白すぎだなんて…うぁぁっ…←何

頑張る!! わたし、頑張るよ亮ッッッ!!((青春ww

161 :沙夜:08/22(水) 15:13:38 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
え、何!?
年下だったのォ??

んじゃぁ後輩かぁ((笑
これからもよろしくねぇ↑後輩♡((←気にしないで!!

162 :KIKYO:08/22(水) 15:47:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

実は後輩でございました 笑


うんっ!!

先輩にこれからもついていきますッ*(o^冖^o)*


まあ…歳なんて関係ないしねww


いまから更新するねぇヾ(o・ω・o)シ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


その日はこっそり学校を抜け出して、家に帰った。



誰もいない。


わたしを「おかえり」と温かく迎えてくれる人は、誰も。


わたしのそばには、誰もいない。




ダレモイナイ。




覚束ない足取りでふらふらと自分の部屋に入ると、
わたしはベッドにダイブした。



今でも思い出す。


あの教室の、険悪な雰囲気。

みんなから浴びる、無数の冷たい視線のトゲ。


わたしの心…もう…血だらけだ…。



どうしてこんなことになっちゃったんだろう。


わたしが神楽と会ったから…?

神楽は美咲のものなのに、わたしが勝手に手を出したから…?


でも、わたしから神楽に抱きついたわけじゃないのに。




だけど、わたしが神楽と密会していたのは事実。


これは…わたしへの代償なんだよね?







もう…やだ…。






気がつくと、わたしは涙を流しながら、深い眠りについていた。



163 :希乃☆×A:08/22(水) 17:00:06 HOST:p7221-ipad206niigatani.niigata.ocn.ne.jp

やっば!!!パソの前で大泣き><。

感動の嵐ですよもお〜〜〜〜!!!!



最後に・・・KIKYO様愛してます!!!!(>З<)チュ  ぇ

とりあえずあざーーっす♪♪←



164 ::08/22(水) 19:51:15 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  超続きが気になるぅ〜〜〜!!!!!!!
 12月2日生まれの、愛媛出身だよ♪愛媛と言えば蛇口からオレンジジュース・・・
 なんていう人おるけど、そんなん嘘やしwwww

 >>沙夜様へ

 ●○推理小説〜ようこそ裏探偵部へ〜○● と、
 希望の光 です。よければ読んでください。。。。


 ぢゃ、KIKYO頑張ってね(^□^)/ 


165 :KIKYO:08/22(水) 19:53:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
希乃☆×A 様

お久しぶりです!! 元気してましたかぁ〜??*(o^冖^o)*


お、大泣きだなんてッ!?
そんな…涙がもったいないですよ〜(´Д⊂

感動の嵐なんて…そんなこと初めて言われました。。。ほんと嬉しい♪


…!!
わたしも…希乃☆×A様のこと…愛してますッ!!

CHUッ。

166 :KIKYO:08/22(水) 19:55:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


どんどん続き気になってくれ!!((ぇ

12月生まれかぁww12月は雪もきれいな季節だよねぇ♪


愛媛出身なんだ!?Σ(・ω・ノ)ノ
ちなみにわたしは愛知だよ。。。同じ「愛」がつくね(●'v`bd)

頑張るぜぇbb

167 :KIKYO:08/22(水) 20:42:37 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
>>166に付け足しねww

蛇口からオレンジジュースってどういうことッ??Σ(゜□゜(゜□゜*)
それが嘘だとしても…すごいねぇww笑


では更新゚+od(o'ェ`o)ノo+゚

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



次の日、憂鬱な気持ちで学校へと登校した。



本当は…少しだけ、期待してたんだ。



昨日の出来事は夢で、

今日起きたら、
またいつものようなありふれた日常が始まるんじゃないかって。



でも、現実はそんなに甘くないんだね。

戻らない過去に、いつまでも目をこらしてはいけないのに。



学校に着き、下駄箱を開けるとあるはずの上履がなかった。


わたしは無言でその場に立ち尽くす。



からっぽの空間が、なぜかわたしをすごくすごく圧倒させて。




泣きそうになって、でも我慢して、

わたしは俯きながら裸足のまま階段をのぼった。



歩いている途中、みんなが軽蔑するような目でわたしを見る。

みんなが。



ねえ、誰か教えてよ。


わたし、そんなにいけないことしたかな…?



教室に入ると、みんなは昨日みたいに無視をした。

わたしの心の中で唯一の望みとして光っていた祈りが、
あっけなく打ち砕かれる。


すると、わたしに気付いた未来が、慌てたようにこっちへ走ってきた。

わたしは、思わず身を構える。



「莉依っ。ごめん!!」






…え?

168 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/22(水) 20:51:34 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげげぇ

169 :KIKYO:08/22(水) 20:55:55 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
「ごめんって…」

わたしは戸惑うみたいにしどろもどろ。


未来は頭を上げない。

「わたし…そんな、知らなくて。
 ただ、夜中に莉依と神楽くんが会っていたって聞いて、
 どうしてわたしに話してくれなかったんだろうって思ったら淋しくてっ…」



「未来…顔、上げて?」


わたしは優しく未来の肩に手を置いた。

未来の肩は…小さくて、小刻みに震えてた。



「わたしね、怒っていたわけじゃなかったの。
 少し、驚いただけなの…」



「わかってるよ」


わたしがそう呟くと、彼女はホッとしたように、
やっと顔を上げてくれた。

涙で…顔はぐしゃぐしゃ。



「もう…未来ったら、可愛い顔がだいなしでしょ」


「ううんっ…これでいいの。
 わたしは昨日莉依を傷つけたから…莉依を独りにさせちゃったから…」



「…バカ。わたしは、未来にそんなペコペコ謝られたかったわけじゃないよ」


未来はやっと笑顔を見せた。




けれど…わたしはなぜか、その笑顔を素直に喜ぶことができなかったんだ。

それより、クラスメイトの視線の方が怖かった。



わたしと仲良くしたら、未来までいじめられるかもしれないのに…。




それでもいいの?




それでもあなたは、わたしと一緒にいてくれるのですか?





「…そうだよね。わたしらしくないね。
 だけど、これだけ伝えたかったの」


照れくさそうに笑う未来。





「莉依のこと、独りになんかさせないよって」



これからも、ずっと。



その声を聞いただけで、わたしは涙がぽろぽろこぼれ、思わず未来に抱きついた。



170 :KIKYO:08/22(水) 20:56:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

あげありがとうございます!!


頑張っちゃいます(艸U∀U◎*)゚+。:.゚v

171 :KIKYO:08/22(水) 21:14:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
バンバン更新しますッww

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

「未来…ありが…とっ…」


未来のブレザーのすそを握りしめながら、わたしは未来に泣きついた。


わたし、昨日たった一日未来と話さなかっただけで、
未来が自分にとってどれだけ大切な人だったのかを痛感した。


未来は、失ってはいけない人。



普段一緒にいすぎて、気付かなかったアタリマエのこと。

そばに感じることに慣れすぎて、風とともに忘れてしまった温かさ。




でも、ねえ。


わたしたちの友情はずっと永遠なんだよね―?




未来はお姉さんみたいに、わたしの頭を撫でながら笑ってくれた。

その微笑みは温かくて。



「屋上、行こっかぁ」


未来はわたしの目を覗き込みながら言う。



「神楽くんと何があったのか、知りたいしね」


わたしはゆっくり頷いた。



わたしたちは、唖然としてわたしたちを見つめているクラスメイトを置き、
教室を出る。



確か昨日も、クラスメイト全員の視線を背負って教室を出たんだよね。


けれど、今日は昨日とほんの少しだけ違うんだ。



なぜなら、


押しつぶされそうな不安の代わりに、

温かい愛しさがあるからだと思うんだ…。


172 ::08/22(水) 21:35:12 HOST:p15250-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  KIKYO!!!本日2回目の訪問!!!!!
 アゲですぜ〜〜〜♪♪♪♪♪
 
  蛇口からオレンジジュースの事について・・・・
 なんかねぇ、東京系の人たちはさ、愛媛って言えばオレンジジュースみたいな感じがあるんだってぇ。。。。

 それで、こんな勘違いしてるって話があるんだって>□<
 
 まぁ、KIKYOも頑張ってね♪♪♪
 


173 :沙夜:08/22(水) 22:18:36 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
また目を放した隙に!!??
あ〜よかったねェ莉依((ホロリ;-;/
そして未来優しいなぁ↑↑
二人の友情応援するぜェ☆★

おうよぉ!!!!
歳なんて関係ない(>▽<)/
これからも仲良くしやしょうや((笑

亮様
アリガトウございます^^
是非拝見させてもらいます!!

あ、私そのジュースの話し知ってます(・v・)/
なんでも学校の蛇口からポンジュースがでるとか…。
でもやっぱりデマなんですね((笑
あと私が聞いた話の中に、蛇口から宇治茶がでる学校が実在するとか…。子れは本当らしいですよ^^

174 :KIKYO:08/22(水) 22:42:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


おぉっ!! オレンジジュースってそういう意味だったんかぁ 笑

勘違いって言っても…なんか…すごいなぁw+(*´艸`)


でも、本当にオレンジジュースが出てきたらいいよねッ(´ω`*)うんうん

うちなんか…愛知やけど…水道水は水道水じゃ!!←当たり前ww

なんかタメになる話聞いた〜☆


アゲありがとぉヾ(o・ω-o)シ 頑張るけぇッ!!



沙夜

フッフッフ…また隙を突きましたゼ。←何

未来優しいよねぇ…((しみじみ
莉依ちゃん、お前は幸せ者だなぁッ!!(^ω^)

二人の(●友'v`)从('v`情○)を応援してくれる沙夜も優しいよ♪


沙夜もオレンジジュースの知ってたんだぁ。。。
しかしポンジュースって…リアルだな…((笑w

う、宇治茶!?
どこなんだそこは…うらやましすぎるぜちきしょう!!

175 :HERO:08/23(木) 17:52:11 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
泣けるよ〜
涙が止まらないよ・・
早く読みたいよ〜

176 :KIKYO:08/23(木) 18:36:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
泣けるだなんてッ!?Σ(・ω・ノ)ノ

そんな…わたしの小説なんかに…涙がもったいないです。。。


今日は思わぬ用事(!?)で更新が遅くなってしまいました…´・ω・`

だけど、頑張って更新しますッヾ(。・ω・)人(・ω・。)ノ

177 :沙夜:08/23(木) 19:00:42 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
そ、そんな!!
優しいだなんて〜…((気色悪

うん宇治茶が出るらしいよぉ^^
つっても一年中温かいのらしい((笑


178 :KIKYO:08/23(木) 19:13:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新+(*´艸`)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

わたしは、未来にすべてを話した。


お母さんに突然再婚の話を持ちかけられて、
思わず家を飛び出してしまったこと。

そこで神楽に会ったこと。


そして…抱きしめられたこと。


未来だけには、親が離婚していることを話してあったから、

再婚のことについては、未来も同じようにショックを受けているみたい。



けれど…ひとつだけ、言えなかった。

それは、公園に来たとき、無意識に亮太に電話してしまったこと。


そんなこと言ったら、未来に嫌われることが怖くて…。

もう、未来を失う恐さを知ってしまったから…。



すべて話し終わったあと、未来はわたしの頭をぽんぽんと撫でて言ったの。



ごめんねって。





どうして?


未来が悪いわけじゃないよ…。



未来は、わたしの異変に気付かなかった自分を責めていた。


何度も何度も…うわ言のように「ごめんね」って繰り返す。

そんな彼女を見た瞬間、わたしはなぜか泣きたくなった。




ねえ、未来はこんなにもわたしのことを考えてくれていたのに、
わたしはどうして何もしてあげられなかったんだろう。



未来の優しさ、ちゃんとわたしの胸に染みたよ。

だから、もう謝らなくていいんだよ。



「未来…」


わたしは無意識のうちに未来の手をぎゅっと握りしめる。


「もう…謝らなくていいよ…。
 未来の泣き顔、もう教室でいっぱい見たんだもん…」


もう、見たくないの。



わたしが欲しいのは、あなたの100万回のゴメンネじゃない。


たった一瞬…笑ってくれるだけで。それだけでいいんだ。



わたしたちは授業をさぼって、ずっとずっと話し込んでいた。

未来は、もちろん再婚についても、
自分のことのように親身になって考えてくれた。



「わたし…これだけはわからないんだけど」


慎重に言葉を選びながら、未来が言う。


「でも、苦しいときは泣いているだけじゃだめなんだよ。
 涙は気休めにはなるけれど、
 それで問題が全部解決しちゃうわけじゃないんだし」


「うん…」


未来が言いたいことは充分わかった。


つまり、わたしたちはもう「赤ちゃん」じゃないんだ。

泣きわめいて同情を求めても、何かが進むわけじゃない。



「莉依は、再婚…してほしくないんだよね?」


「うん…」


「じゃあ、やっぱり莉依の気持ちを正直に伝えるしかないよ。
 わたしには何もできないけど…でも、応援してるから」


「うーん…わかった。頑張ってみる!!」


わたしの決意に満ちた言葉を聞くと、
未来はとっても嬉しそうに、わたしのほっぺを両側から手で挟む。


わたしの顔が、両サイドから押しつぶされて変な顔になった。



わたしは未来と見つめあう。

すると、未来は突然プッと吹き出して笑う。


「…何よぉ」

わたしは不満そうに呟く。


「ゴメンゴメン。ただ、面白くて…アハハッ」


「もういいもん。未来なんか知りませんよーだっ」


わたしはぷいと怒ったようなふりをして、未来から顔を背けてみる。


…なんて。

心の中では、未来の笑顔にどうしようもない嬉しさを感じてるんだけどね。


「…莉依ちゃ〜ん?」


突然、未来が背後から回り込んできてわたしの顔を覗き込む。


「…なんでしょう」


「…怒ってる?」


「んなわけないでしょっ」

そう言って、未来の頬をつねるわたし。

未来は「いててててっ」と言ってわたしの頬をつねり返す。



「…アハハハハッ」


お互いの顔を見て、わたしたちは笑いあった。




ねえ、友情って素敵だね。



ねえほら、抜けるような青空の下で、わたしたちはこんなにも幸せなんだ…。

179 :KIKYO:08/23(木) 19:15:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

うん、沙夜は充分優しいよぉ〜↑


やっぱり宇治茶伝説は本物だったのかぁ…(´ω`*)

でも、一年中温かいとは…夏、さすがにきついよね 笑


いつもコメントありがとぉッ♪ヾ(o・ω・o)シ

180 :KIKYO:08/23(木) 22:03:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

それから、わたしに対しての嫌がらせは何日か続いた。



ときには未来まで巻き込まれることもある。


未来の靴に画鋲が刺さっていたり、

未来がやってきた宿題が、いつのまにか破られて捨てられていたり。



そんなとき、決まって未来は笑顔を崩さない。


余裕の笑みさえ浮かべて、申し訳なさそうな顔をするわたしの頭を撫でる。



大丈夫だよ。



わたしには、莉依がいるから。




未来はこんなにも強いのに、なんだかわたしは情けない。


わたしは未来がいたからこそ、こんな嫌がらせにも耐えることができた。

未来がいなかったら…わたし、どうなっていたんだろう?



考えるだけで身の毛がよだつ。




でも、わたしもうそんなこと考えるのやめたんだ。



だって、もう未来はわたしのもとへと帰ってきてくれた。

わたしを見捨てずに、戻ってきてくれた。



もう、求めるものは何もないはずだよね?




靴が隠される度、授業もさぼって一緒に探してくれる友達。


ノートに中傷を書き殴られる度、一緒に消しゴムで消そうとしてくれる友達。


プリントを破られる度、一生懸命セロテープで張り合わせてくれる友達。




ああわたし、それだけで充分だ。


わたし、未来がいればもう何もいらない…。



ねえ、そうだよね?











そう思っていたのに―。


181 :沙夜:08/24(金) 07:21:46 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
いつもコメント返してくれてありがとう^^
こういう事してくれる人結構少ないからさぁ…。
KIKYOアリガトね!!

KIKYOは優しいし、ちゃんと気を使える所とかラブです((ェ

これからも無理しすぎないように頑張って!!((笑

182 :KIKYO:08/24(金) 13:33:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

いやいや、ありがとうを言うのはこっちの方だよッ!!
こんな小説なのに…いつもコメしてくれてすごく感謝してるんだからね☆

いやいや、全然気ぃ使ってなんかいないよ〜(>д<)
コメ返しはわたしの生き甲斐((ぇ なんですッヾ(嬉>ω<嬉)ノ

沙夜も無理しすぎないでねぇ??(人´・ω・`o)

183 :KIKYO:08/24(金) 14:33:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

みなさん、
いつもこんな未熟者のわたしに温かいコメントをありがとうございます。
いつも、本当に感謝してるんです…。
ぶしつけではありますが、これからも応援よろしくお願いします。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


そんなある日、いつものようにわたしが未来と一緒に学校へ登校すると、
机の中に一枚の紙が入っていた。



また中傷か…。


そう思ってわたしが紙を破こうとすると、隣で見ていた未来が声をあげる。


「ちょっと待って。それ、なんか手紙…みたいだよ?」


「…うそ」


わたしは破ろうとしていた手を止める。

ぐしゃぐしゃと丸められた紙を丁寧に戻すと、何やら文字が綴ってあった。


隣で、未来が顔を覗かせる。




<授業後にグラウンドの体育倉庫裏。ひとりでこなかったら、許さない>



ぶっきらぼうに書き殴られた文字。


わたしはその手紙を食い入るように見つめながら、何度も何度も読み返す。








これって、呼び出し…ってやつ?





「莉依…これ怖い…行っちゃだめだよ」



隣で未来が震えている。


わたしは言葉も出ぬままに、その紙をぐしゃっと丸めた。



「大丈夫だよ」


本当は全然大丈夫なんかじゃないけれど、わたしはにっこり笑う。



「大丈夫。わたしには未来がついてるから」


なんて強がってみるものの、心は不安でいっぱいだった。




これって、行かなかったらどうなるのかな?



明日…わたし、それこそ集団リンチにあってしまうのかも。

もし運が悪かったら…未来までも。



行かなきゃ、いけないんだよね?




「じゃあ…じゃあ、わたしついていく」

声はまだ震えているけれど、未来が小さい声でそう言った。



ああ、未来はわたしを守ろうとしてくれているの?




「いいよ。わたし、一人で行ってくる。
 それに…手紙にだって、一人で来るように書いてあったしね」


「でも…」


「いいの。そばにいなくても、わたしには未来がついてる」


それに、わたしはもう、あなたに甘えちゃいけないと思うんだ。


未来にはもう、充分すぎるほど守ってもらっていた。

そのせいで、未来までつらい思いさせてしまうことだってあった。


なのに…もう、未来を犠牲にはできないよ。


未来を盾になんかしない。

わたしは、一人で戦わなきゃいけないと思うんだ。



「ありがとう。でも、わたし一人で戦ってくるわ」


「で、でもっ…それだったら…」


「いいの。本当に大丈夫だから。
 それに、未来についてきてもらったら、
 あいつらにわたしが卑怯者だと思われるでしょ?」


戦うなら、正々堂々戦ってやる。




だって、わたしには未来がついているんだから。

184 :KIKYO:08/24(金) 17:21:20 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

その日は、なぜだかすぐに終わってしまった。


どうしてだろう。

こんな日にとって、すぎる時間はあまりにも速すぎる。



わたしは授業が終わり、HRを終えると、
心配そうな未来に手を振って、教室を出た。


…途端に、なぜか言いようのない不安と恐ろしさが込み上げてくる。



「リンチ」…だなんて、マンガやニュースでよく知っていた。


暴力、なんだよね。

一人の人を、数人でさんざん痛めつけるんだ。



リンチするって言うのは簡単だけど、
いざそれを目の前の現実として受け止めてみると、

その恐怖は、きっと計り知れない。



殴られたら、どれくらい痛いんだろう。


蹴られたら、どれくらい怖いんだろう。



わたしは…こんな臆病者のわたしは、
そんな恐怖にたった独りで耐えられるの?




やっぱり、未来についてきてもらえばよかった…なんて、


思わないと言えばうそになるけれど、
わたしはもう人には頼らないって決めたんだ。



わたしにはたった一人…たった一人だけれど、

わたしを心配してくれる人がいる。



わたしが「ただいま」って笑って帰ってくることを、

ちゃんと待っていてくれる人がいる。



わたしは独りじゃないんだ…。




そう思うと少し元気が出る。


わたしは、大きな不安や恐怖と、ちょっぴりの元気を胸に抱くと、

体育倉庫へと、向かった。



体育倉庫へと…、向かった。

185 :塔iツ:08/24(金) 18:49:00 HOST:ser359495001747905
間違っていたらすみません。
もしかしたらコメくれた方ですか?


あの時はありがとうございました!
更新頑張って下さい。

186 :KIKYO:08/24(金) 19:58:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
塔iツ刀@様

…あ!!

塔iツ痘lは「マウンド〜俺の輝く場所〜」を
書かれている方ですよね??
はいッ、わたし確かにコメントしました(´∀`∩ '`ィ

マウンド大好きでした〜♪


コメ&応援ありがとうございます!!


187 :沙夜:08/24(金) 21:41:14 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
はろぉ↑↑

うわぁ…また気になる終わりかたしてこの子はぁ((酷
あ〜気になるゥ…今日も眠れなィ(;>д<)/

いやA!!
元気を貰ってるのはアタシだよぉ((汗
毎日読むの楽しみにしてるんだから(^^)
これからも頑張れィ!!

188 :KIKYO:08/24(金) 23:06:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

てへっ☆
ごめんなちゃーい…お姉ちゃんッ!!((おぃ 笑w

↑のキモい発言は気にしないでね。。。


ぇ!!!!
ここここんな小説が、沙夜に元気をあげているだちょぉ!?Σ(・ω・ノ)ノ
そんな…そんなこと言われたら…


わたし、24時間ぶっ通しで頑張っちゃうじゃないかぁ♪ww

…まァ、それは、ナイww安心してちょ。


おうッ!!頑張るぜい(^ω^)b

189 :沙夜:08/25(土) 11:35:59 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
KIKYOお笑い芸人になれるかもよ((笑

うん^^
頑張ってね!!

190 :KIKYO:08/25(土) 11:48:43 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新(´ω`*)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


足取りが重かった。


そっと体育倉庫裏へと忍び寄る。

ここは、ちょうど木が何本か生え茂っていて、
周りから見れば中の様子は何も見えない状態になっていた。


わたしはごくんと唾を飲むと、


静かに、茂みの中へと入っていく。


「誰も…いない…?」


しーんと静まり返っていて、なんだか気味が悪い。

下校していく生徒の声がすぐ近くで聞こえるのに、
まるで別世界のようだった。




途端に、頭に激痛が走る。



痛いっ―






からだがよろめいて、わたしは地面にばさっと倒れ、うずくまった。


激痛が走ったところにそっと手をやると、生温い液体に触れる。


血…?




「アハハ、何で気付かねーんだよ」


すぐ後ろで声がして、わたしは恐怖に身がすくんだ。




…いたんだ。


さっきからずっと待ち伏せて、わたしが来るのを後ろから狙っていたんだ。



そう思うと悔しさが込み上げてきて、
わたしは怒りに顔を歪ませながら、よろよろと立ち上がる。



途端に目を見開いた。





だって、ここには美咲が…―?




「美咲…?」


「そうだけど? それが何か」


美咲は、二人の女の子を連れて不気味な笑みを浮かべていた。



わたしの頭には…恐怖というより、「哀しみ」が浮かぶ。




なんで?


美咲は、こんなことまでできる人だったの?

もっと優しくて、思いやり深くて…そんな人じゃなかったの?



中学2年生で初めて同じクラスになった。

人見知りのわたしも、美咲とは少しずつ話せるようになってきて…。


未来とわたしと美咲。

3人で過ごした日も数え切れないくらいだよね?



なのに、いまではこんなにも亀裂が入っている。

もう…元通りにはならないのかな、って思うくらい。



涙が浮かんだ。


でも…こんなことになったのは、全部わたしのせいなのかもしれないね。

それに、美咲と口をきこうともしなかったのは、わたしの方であって。



わたしが…わたしが神楽なんかを好きにならなかったら…、



そうしたら、すべてが上手くいったのに。

191 :KIKYO:08/25(土) 11:52:01 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

えッ!? お笑いッ??(・∀・)

え…そんな…どうしよう((ぇww


沙夜、突然だけど、本当に毎日コメントくれてホントにホントにありがとう!!

感謝してるよ。。。マジで><


マジ…大好きっす(/ω\)

192 :KIKYO:08/25(土) 16:17:02 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

美咲の手には、太い枝が握られていた。


きっと…わたしが来るまでの間、ここで拾ったものだろう。



「どう…して…?」


わたしは涙をこらえながら美咲を見上げた。


美咲は少しだけ薄笑いを浮かべる。

そこからは…わたしが憶えている、
あの優しかった微笑みなど微塵も感じられなくて。



美咲は、後ろで潜むように立っていた女の子二人に、

あっちへ行くよう指示をした。


女の子たちが消える。どうやら、見張りに行ったみたい。




「これで二人きりね」



そう言い微笑む美咲の瞳は…少しだけ潤んでいるような、そんな気がした。

そして…その奥で、哀しみの色をみたような…。



「…むかつくのよ」


少しの沈黙が流れたあと、美咲はイライラしたようにそう言った。



「あんたが…特別可愛くもない莉依がどうして…どうして佑なんかとっ…?」


そう言われたとき、微かに胸がぎゅっとなる。


やっぱり…やっぱりそうなんだ。

わたしと神楽なんかじゃ…釣り合わないに決まってるよね。



「ねえ。どうして? …ってさっきあんたは聞いたよね」


わたしは言葉が出ない。

しかし、美咲はわたしの言葉を待たずに先を続けた。



「むかつくからよ、あんたが。
 あんたが佑を抱きしめたせいで…佑はけがれたの!!」



心臓が、一瞬止まったような気がした。




佑が…神楽が、けがれた?



つまり、わたしはばい菌、っていうことなの?

わたしのせいで、神楽にばい菌がついたんだって…そう言いたいの?



「ひどいよ…」

わたしは歯を噛みしめて、美咲を睨んだ。



「何その言い方っ?
 美咲、前はもっと優しくて…穏やかで…いつだってわたしによくし…―」


「うるさい!!」



美咲が、悲鳴にも近いような声で叫ぶ。


「うるさい…わたしに思い出させないでっ…。
 わたしは…、人の好きな人に手を出したあんたが限りなく憎いのよっ…」


「わたしの方から神楽を抱きしめたんじゃない!!
 あれは神楽が突然―」


「うるさいって言っているでしょ!?」


そう叫んだ彼女は、本当にわたしを憎んでいるように見えた。



枝で地面を叩きながら、すごい剣幕でこっちへ向かってくる。

わたしは後ずさりしたけれど、途中で倉庫の壁にぶつかった。



「あんたなんか…」



やだ、怖い。

やめてよ美咲…―!!



わたしはぎゅっと目をつぶる。




最後に、美咲が勢いよく枝を振り降ろしたのが見えた。

193 ::08/25(土) 19:29:21 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
  お久しぶり〜〜!!!!!!!!!
 いやぁ、一昨日、昨日は卓球の大会で・・・・・
 筋肉痛だぁ!!!!!!!!!
 

  美咲ひどい!!!!!!!!!やめてぇぇぇぇ

194 :KIKYO:08/25(土) 20:10:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


卓球お疲れさまぁ♪

亮は卓球部だったんだねぇ。。。や〜んカッコいい!!!!


ちなみにσ(・ω・*私)はブラスバンド(吹奏楽)部さぁ☆
トランペット吹いてるんだけど…いまだに上手くは…ハハハ←


美咲ぃぃぃぃぃ!!!!←

195 ::08/25(土) 20:17:48 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  そうなんだよ・・・卓球部。。。
 結構置くが深い・・・((親父くさっっ!!!))
 まだ、初めのころは4回戦行けたんだけど、今は2回戦まで・・((泣き))

  お互い頑張ろうね(^□^)/
 頑張れよぅ!!!!!!応援するぜぃ♪♪♪

196 :沙夜:08/25(土) 20:41:30 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
いやAこちらこそ…((汗
アタシなんて愛してるなんかじゃ言い表せないくらい愛…
ごめん…気にしないで(;><)/
アタシ馬鹿だから!!

ブラスバンドなの!?
あたしもだよぉ↑↑
ちなみにアルトサックスやって松♪

197 ::08/25(土) 20:45:47 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  サックスにトランペット!!!!!!
 2人ともかっこよすぎ!!!!!!!!
  ムッチャええなぁ(^□^)//

198 :KIKYO:08/25(土) 22:29:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


卓球部かっこええやーん。
卓球って、ずっと続けてると…反射神経? が良くなるんだったけ?

卓球ってほんと奥深そうだよね;;
ていうか、よくあんな小さいボール打ち返せるよなぁ(・∀・)
わたし、前一回、友達と遊びでやったことあるけど…挫折したわww

いやいや、トランペットかっこよくないよ。←とか言って照れてます。。。

亮も頑張ってぇ!!!!めっちゃ応援してるッ*(o^冖^o)*


沙夜

沙夜は馬鹿じゃないッ!!←言い切り 笑ww


沙夜もブラスバンドなんだ!?

わぁおッΣ(・ω゜)


しかもA.saxとかめっちゃかっこ…よすぎぃぃぃぃ!!!!
あれってさ〜、リードを唇と歯で挟むんだっけ?←

アルサは憧れさぁ…☆

ていうか、沙夜はMy楽器持ってる??

199 :KIKYO:08/25(土) 23:01:51 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
えっと、もうすぐレス数が200行っちゃいますねぇ。
200レスは、
いつも応援してくださっている読者様の誰かにあげたいな…って思ってます。
誰も取らなかったらわたし取っちゃいますよ?←
てことで、是非誰か取ってくださいッww


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



あ…れ。



痛く…ない…?



わたしが恐る恐る目を開けると、
そこには大きな手が、美咲の腕を取り抑えていた。



「ゆ…う…?」


びっくりしたような、けれどどこか怯えたような声で、美咲が呟く。


ゆう?


わたしがふと上を見上げると、そこには、

















神楽がいた。








「か…ぐら…」




なぜか、わたしの目から涙が溢れる。


神楽が…神楽が、わたしを助けてくれたんだ。



その途端、
わたしはすっと力が抜けて、へなへなとその場に座り込んでしまった。


ただ、その現実がわたしのとってはすごくすごく嬉しくて。


ただ…嬉しくて。



「大丈夫か?」


わたしが動けないでいると、神楽が真剣な表情でそう聞いてくる。

わたしはほとんど放心したままに、ただこっくりと頷いた。



すると、今度は美咲へ向き直る神楽。



「美咲」


美咲のからだがびくっと揺れる。

美咲は振り上げたままの枝をゆっくり降ろすと、
自分の腕を掴んでいた、神楽の手を振りほどいた。


「なっ…なによ」

声が裏返っている。



「…こいつに…莉依に謝ってくれないか」


わたしは、ただその状況を、他人事のようにぼぅっと見ているだけで、

神楽がわたしのことを初めて「莉依」って呼んだことにも気付かなかった。



美咲は黙っている。

…というより、俯きながら涙をこらえているように見えた。



「なんでっ…?」

美咲が泣きそうな声を出しながら、枝を地面に叩きつけた。


「なんで…莉依を…なんでかばうのっ…?」


神楽は何も答えなかった。


三人の間に、言いようのない沈黙が訪れている。



静かだった。


小鳥のさえずりも、木立のざわめきさえも、

まるで奏でることが罪になるかのように。



この沈黙がずっと続くのかな、なんて考えていたら、美咲がそれを破った。


「…っ。もういいよ!!」


「あ…美咲っ…」


美咲は神楽の声にも応えずに、ばっと駆け出して、茂みの奥へ消えていった。


神楽はそのあとを一瞬追いかけそうになったけど、踏み止まる。

気のせいかな。


一瞬…神楽の唇が、ごめん、って呟いたような気がしたんだ。



しばらくすると、神楽はやっと気付いたようにわたしに向き直る。




「ごめんな」

200 :HERO:08/26(日) 00:45:26 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
神楽君かっこいいよ。
次が見たいな〜

201 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/26(日) 09:37:41 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
200おめでとう♦ฺ
頑張って!!!

202 :KIKYO:08/26(日) 11:58:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

200GETお(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)うございます!!

神楽君かっこいいですよねぇ。。。
はぁ〜、わたしの学校にもこんな人がい…((強制終了

頑張って続き書くので、ぜひ見てくださいネッつ^ω^`)つ



雫 餡子 様

ありがとうございますッ(●'v`bd)

わたしも…正直言うと、200行くとは思いませんでしたー笑ww

これも、雫 餡子様のような温かな方々のおかげです!!
頑張りますッ(`・ω・´)


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


えっと、まずは200レス行きました!!
これもわたしだけの努力ではなく、
皆様の温かいご支援があったからだと思っています。

部活とか…勉強とか…(笑)嫌なことがあっても、
皆様のコメントを見るだけで元気が出て、「頑張ろう!!」って思えました。

本当に、並べきれないほどの「ありがとう」を送ります。
これからも、こんなヤツを温かく見守っていていただければ嬉しいです。


これからもよろしくお願いします。



                       KIKYO

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


203 :KIKYO:08/26(日) 16:00:59 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
(●更'v`)从('v`新○)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

「ごめんって…?」


「いや…こんなことになったの、俺のせいだし…」



なんで?


神楽は…悪くないよ。

わたしが誤解をちゃんと解かなかったからいけなかったの。



いまならわかるよ。


前…美咲がいきなり授業中に倒れたあの日。

不安になってわたしが保健室を覗いたら、二人が抱き合っていたね。



わたしは…思わず泣いてしまって。




つらいよね。



好きな人が、自分じゃない誰かと抱き合っていたら、泣きたくもなるよね。


美咲が…美咲がわたしのこと憎く思ったの、わかるよ。




ねえ、美咲は泣いたかな?



わたしはあの日、工藤に涙を拭いてもらえたから立ち直れたの。





ねえ、あなたは誰に涙を拭いてもらった?






わたし、本当にバカだった。



美咲のつらさが痛いほどわかるのに…。


なのに、美咲を傷つけてしまったわたしは、神楽の前に立つ資格はあるの?




「望月、さ…あいつを嫌いにならないでほしいんだ」


わたしがずっと黙りこくっていると、神楽が口を開いた。


「美咲はすごいいいやつだよ。
 俺が…俺が、あいつを傷つけたんだ。だから…」


「…だから?」


「俺は…壊してしまった美咲の心を、
 元通りに直してやる義務があるんじゃないかなって思うんだ」


何が言いたいの?


その言葉が言えなくて。だって、答えを聞くのが怖かった。



でも、わたしだってそう。


わたしも美咲を傷つけた。

だったら、わたしは神楽と話す資格なんてないのかもね。



「ごめん。俺、あいつを追いかける」



その言葉を聞いたとき、わたしの胸がぎゅって苦しくなった。


「だからゴメン。俺を諦めてくれ」
って、そう言われているような気がしたから。



諦めるなんて、そんなことできないよ。


こんなに好きなんだもん、もう後戻りはできないんだよ?




でも…。



ねえ、いつまでもわがままじゃいけないんだよね?


ねえ、いつまでも自己中心じゃいけないんだよね?




だったら、いまわたしが本当に優先しなきゃいけないことはなにかな…―?


そんなの決まってる。



いまわたしが…わたしが、
自分の気持ち押し殺してまでも優先しなきゃいけないことは…



「かっ…ぐら…」


わたしは俯きながら、吐き出すように言った。

涙が…出したくもない涙が、わたしの頬を伝って落ちる。




「美咲を…追いかけてあげて…」



そう言うのが精一杯だった。


つらくて、胸が張り裂けそうなくらいに痛む。涙が止まらなかった。



神楽は申し訳なさそうな顔でしばらくわたしを見つめてから、
小さく…ゴメンって呟いた。


そして彼は、わたしに背を向けて、走りだしたんだ。



違う。彼がわたしから離れていくんだ…。



ねえ、ごめんだなんて言わないで。


わたし…もっとつらくなる。



わたしはあなたのありがとうが聞きたいよ…―





神楽が茂みの奥へ姿を消したあと…わたしは、泣き崩れた。


204 :沙夜:08/26(日) 17:08:56 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
うわぁ…切ないわぁ…。
莉依の気持ちも分かるけど神楽の気持ちも分かる(;M;)
KIKYO悲しいシーン書くのうま過ぎ!!

そうそう歯と唇で挟む奴((笑
あれはたまに凶器になるよ^^;

マイ楽器持って松よ☆★
安くて音悪いけど…。

亮チャン♪
カッコイイのは見かけだけ…。
吹いてる方はバテAッス^^;

それにしても卓球って難しいよね!!
小学校の時クラブはいってたんだけどさぁ…。
あれ打てるとかそういうもんじゃなかった!!
卓球って難しい…。

205 :KIKYO:08/26(日) 17:45:15 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

待ってたぜ沙夜ッッッ!!!!!!←何

悲しいシーン書くの上手いっすか(・∀・)照
…だって…わたしは人の不幸が大好きだもの!!←嘘です。。。

そうそう、吹いてるとバテるよねぇ↓
てか、凶器になるってどゆこと!?気になるんすケドwwΣ(・ω・ノ)ノ

σ(・ω・*私)はMy楽器持ってないんよ〜;;欲しいっす!!
うらやましぃ〜っ(´ω`*)うふ

コメありがとっ♪ マジで嬉しす。。。


206 :KIKYO:08/26(日) 19:19:23 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
(§'∀゜◆p[更新]※゜∀`)ノ⌒☆

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


冬の突き刺すような寒さが、わたしをさらに掻き立てた。

いま、わたしは独りなんだ…という事実が胸に染みて。



今頃、美咲はきっと神楽と一緒にいるだろう。


きっときっと…彼女は笑っているだろう。



わたしは独りで泣いている。

北風は、わたしの涙さえも冷たくしてしまうんだね。


大好きだった彼は、行ってしまった。





そして、きっともう、戻ってこない。








わたし…告白する前に失恋しちゃった…。






わかってたんだよ。



彼はわたしなんかを選ばない。その想いは現実となって、


彼はやっぱり、わたしなんかを選ばなかったね。



望みをかけていたわけじゃないって言ったらうそになる。


もしかしたら…って少し期待していたところだってあった。




ねえ、冷たいね。


わたしの心もからだも、寒さに凍えて死にそうだよ。




ねえ、この心は誰が温めてくれる?


あの夜は…親が再婚騒動を巻き起こしたあの夜は、
何も言わずにあなたが抱きしめてくれたね。

そんな彼の胸の温もりを、わたしはもう二度と、感じることはない。



誰か…



誰かわたしの心に灯火を…




たった一本のろうそくで、わたしを包んでくれる人はだれ?













そのときだった。



近くで、ザッと砂を蹴る音がした。

207 ::08/26(日) 19:27:37 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  だ、誰だぁ!!!!!!!!!!!!って思います・・・・。
 そうそう、なんんかさ、反射神経を鍛えるノックってのがあって、
 それがムッチャきつい・・・・((汗
  足の裏にマメがいっぱいできるんだよぉ〜〜〜(>□<)ノシ

 莉依がフられたぁ〜((泣泣))虚しい・・・。。。

 P.S  200越えおめでとう!!!!!!!アゲてもアゲてもたりないくらい・・・。

 これからも頑張ってね〜〜♪♪♪

208 :KIKYO:08/26(日) 19:38:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


だ、誰だぁ!!!!!!!!!!!!ってわたしも思います((おぃ;

やっぱ反射神経鍛えるんだぁ…Σ(・ω゜)

ノックとか…言葉からしてヤッバいッΣ(艸0ДQ◆))
あ〜足の裏にマメできるの痛いよねぇ↓
歩けねぇよッて感じ。。。

莉依ちゃんフラれちゃったねぇ…(艸д+。悲)
うぅッ…。←泣くな


ウン、200越えありがとう♪ 亮のおかげでもあるよ〜!!!!!

亮も頑張ってねぇ〜ッ☆

209 ::08/26(日) 19:55:12 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  ノック・・・は、、もう、疲れるのになかなか休憩ない・・。
  体操服なんかビッショビショなんよ・・・
 汗臭い〜〜〜〜〜

 

210 :KIKYO:08/26(日) 20:05:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ほんとに大変そうだね↓↓

わたしも小学校のときはバレー部だったからねぇ、
体操服に汗がビッショリ染みたときのあの匂い!! かなりわかるよ 笑

休憩ないのはつらいよね…でも、ほんとかっこいいよ(^ω^)
わたしはバリ応援してるべbb

211 ::08/26(日) 20:11:15 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  ありがと!!!!(^□^)/
 ウチも、KIKYOを応援するぜィ!!!
  

  小説&部活お互い頑張ろ〜〜!!!!!!!

212 :KIKYO:08/26(日) 22:00:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


いやいや☆★

こ…こんなわたしを応援してくれるのかッ!?Σ(・ω・ノ)ノ
おぅよッ、部活も小説もFIGHTじゃぁ!!

てか、ヒマなのでまた更新しちゃいます(`・ω・´)

213 :KIKYO:08/26(日) 22:16:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「…だれ?」


わたしは顔を上げられないでいた。

だって…泣き顔だって見られたくないし、
それよりいまは、誰かに会うことが怖かった。


得体の知れない誰かは、ひざに顔をうずめているわたしの隣に腰をおろす。


「さあ誰でしょう。もしかしたらわかんないかもしれないな」



男の子だ。


でも、声がすごく高いし、優しそうな響きがあった。

親しみがある声…そう言ったらいいかな。


「恭…くん?」


あてずっぽうで言ってみた。

確かこの声は、よく工藤がしゃべっている人の声だった気がしたんだ。



相手は、少しだけうろたえたように「当たり」とだけ言った。


「ほんとに恭くんなの?」


顔を俯かせたままそう聞くと、彼は笑う。


「そんなに気になるんなら、顔上げて確かめればいいじゃん」


そんな声に、わたしは思わず顔を上げる。



すると、本当に恭くん…が、わたしを見て笑っていた。

無邪気な笑顔…。


「ほんとだ」


そう言って、わたしは恭くんと一緒に笑った。



あどけない笑顔だった。


背も小さいし…小学生って言っても通用しそう。



「…フフッ…」


「ちょっと何笑ってんのー?」

恭くんが不服そうな顔をする。そんな顔まで幼くて。


「ん…別に…ハハッ」


「別じゃないでしょ。…あ、わ〜かった!
 さては僕のことガキみたいって思ったんでしょ?」



わたしは不覚にもドキッとして笑いが消える。


いやな想いさせちゃったかな? って一瞬そう思った。




…けれど、案外恭くんはさほど気にしていないみたいだった。


「いいよ、気にしなくて。言われ慣れてますんで!」


「あ、そう」




なぜ彼が、突然わたしの前に現れたのかはわからない。



だけど、なぜかわたしはすごく安心できたんだ。


恭くんはわたしの涙の理由も聞かないで、ずっとそばにいてくれた。



ねえ、どうしてあのとき突然わたしの前に来たの?



偶然…なのかな。






わたしたちは、日が暮れるまでずっとくだらない話をしていた。


もう立ち直れないかも、なんてずーんと落ち込んでいた心が、
自然に明るくなってくるのがわかる。




ねえ、わたし知らなかった。






わたしと恭くんが仲良さげに話しているのを、あなたが見ていたことなんて。

214 :KIKYO:08/27(月) 08:14:43 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
久しぶりに亮汰くん目線^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


知らなかった。

…と、言ったらうそになるかもしれない。



ただ、なんとなく風の便りで聞いていたんだ。





莉依ガツイニ呼ビ出シヲサレタ。





俺はちゃんとそれを耳にしていたのに、

どうしてすぐに助けに行ってやらなかったんだろう。


俺が部活も行かずお前を捜せたら、少しは状況変わってたかもしれないな。




俺は授業とHRが終わると、いつものように陸上部室へ向かった。


今日は恭が休みらしい。

ていうか、なんの連絡もない。



珍しいな、無断欠席だなんて…。


そう思いながら、俺はタンクトップとショートパンツを履いていた。

そのときだった。



バン、とありったけの力でドアが開き、誰かが息を切らして入ってくる。


…恭?



「恭じゃん」

俺は、なぜか顔を赤くして必死に息を整えている恭にひらひらと手を振った。


「どうしたんだよ。来ないかと思ったじゃんかよ〜。
 ていうか、なんで息切れてんの?」




「…も…づ…きさんがっ」



「は?」


「もっ…ち…望月さんがっ…」



不覚にも、俺のからだはその言葉に反応した。



「望月が…どうしたんだよ…」



「よっ…び…よびだ…し。呼び出されて…るんだ!!」



「ああなんだ、そのことか」


俺は安堵の顔を見せる。

恭から見れば、女が呼び出されてるのを知っているのにも関わらず、
「ああなんだ」と笑みを浮かべるのは、さすがに限界があるだろう。



でも、本当だったんだ。



てっきり…望月が骨折して病院に運ばれたんだとか、
そういうことかと思っていた。



「行って…あげないのかよ…」


恭は、まるで何かを訴えるみたいに俺をみすえた。



行かないと許さない。


そう言っているようで、俺は言葉が出なくなる。



「…行かねえよ」


ぶっきらぼうにそう言って、目を伏せる。



「…なんで?」


「あいつ、もう俺のことなんかどうでもいいんだよ。
 俺が助けに行ったって…どうせきっと、もう近寄るなって…」



「そんなことない!!
 行ってやれよ…好きな女のことなんだろ!?」


そう言う恭は、ちょっと…違う、すごく輝いて見えた。



けど俺は…この頃の俺は、そんな素直な恭のぶっつけに応えられるくらいの、

そんな心…持っていなかったんだ。



「…行かねえ」

俺は答えを変えなかった。



俺、バカだよな。


恭にまでこんなバカらしい見栄張ってさ…。




そんな俺をしばらく見つめたあと、恭は静かに口を開いた。




「亮汰が行かないなら、僕が行く。
 人がボコられるって聞いて…のんきに靴ヒモなんか結んでられない」


恭はバッと駆け出して、部室を出ていった。



俺は靴ヒモに手をかけた手を止めながら、ゆっくり閉まるドアに、
微かな憎しみを覚える。



もういいんだ。

俺はそう自分に言い聞かせる。


望月は、俺なんかどうせ好きじゃない。俺が助けに行ったって…。

あいつが…恭が行った方が、望月はまだ…。





そう言い聞かせるしか、なかった。

215 :沙夜:08/27(月) 08:30:53 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
うわぁ亮汰かなりキテますねェ((汗
切ねェ(;m;)

いや、凶器っていうのはですねェ…。
私だけかもしれないんだけど(汗)よく指挟むんだよ↓↓
ついでにマースピースとリードの間でよく口切る…(;−◇ー)

マイ楽器買うときは気お付けた方がいいよぉ(−−)/
ちゃんといいモノか調べてからにしないと買った後に後悔するし!!
だから値段もよく見たほうがいいよ!!??

216 ::08/27(月) 14:50:05 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  亮汰ぁ!!!!!!行ってやれよぉ!!!!!!
 恭君が・・・・カッコイイ・・・//////
 
  そぉいや、ウチの姉ちゃん高2なんやけど、
 「楽器ほしい楽器ほしい」って言いよるけど未だに買ってもらってない・・・。

  楽器ってそれなりに高いよねェ・・・・
 卓球も、最低3万はかかる・・・・。




217 :KIKYO:08/27(月) 15:05:57 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

ありゃぁ…それは災難だね↓
うん、トランペット買うときは気をつけるよ〜(;ω;)

ていうか、わたし自分のお金でトランペット買おうかと思ってマス。。。
今までにためてきた貯金を全て投資して…うぅっ!!!!(艸д+。悲)

まあ、亮汰くんもつらいんだよ←何がだよww

切ないかッ!!ヽ(о>∀<)ノ
よかったよ〜w




恭くんカッコいいでしょ!!←ぇ
まったく亮汰は人任せにして…o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

まあ、しょうがないから許してやってくれ←

亮ってお姉ちゃんいたんだ!!Σ(艸0ДQ◆))
わたしは中3の兄貴っす。。。

楽器は本当に高いよ〜てか、お姉ちゃん吹奏楽部なの!?
もしそうなら…よろしく伝えておいてくれたまえww



二人とも、本当にコメントありがとー☆


218 ::08/27(月) 15:37:24 HOST:p9068-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  ウチは女だけの3姉妹〜〜〜(^□^)/

 まったく・・亮汰めぇ・・・!!!!!!

   ま、頑張ってくんさい ←ぇ。

219 :KIKYO:08/27(月) 15:58:15 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
姉妹いいなぁ♪ww
てか、お姉ちゃん楽器やってるの?? やってるなら何の楽器ぃ〜??

てかさ〜亮とわたしって、いわゆる「ネ友」なのかな??(´∀`
…スマン。急に気になったもんで。。。

220 :KIKYO:08/27(月) 17:32:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新です^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


恭は、もう帰ってくることなんてなかった。


俺はほんの少しの罪悪感を背負って、いつものように
トラックを走る。



俺の部は、比較的自由な学校だった。

部活に来たやつから、自分で目標タイムを決めて自由に走る。
大会が近くなると…また違ってくるんだけど。


恭のいないグラウンド。

向こうでは野球部がバッティングの練習をしていた。



恭が隣にいないだけで、なぜかすごく淋しい。

それだけ、俺にとって恭は存在が大きいんだなあ…なんて実感したり。



俺は400メートルを60秒に設定した。


昨日は確か、1分7秒かかったっけな…。


俺は、走り出す。


走っていると、何もかも忘れられた。

「ただトラックをぐるぐる回るだけなのに何が面白いの?」
って思うやつもいるかもしれないけど、


それでも、陸上は俺にとって生きがいだ。


最初はからだが凍えているから、本当に寒いけれど、
20秒も走っているとすぐにからだが温まってくる。



恭…今頃どうしてるかなあ…。



望月は泣いているんだろうか。

あいつは泣き虫だから、きっと泣いているんだろうな。



あのときは俺があいつの涙をぬぐったけれど…今その役目は恭が握っている。


まあ、俺が行かせたようなものなんだから、文句は言えないけど。

俺はしばらくすると、400メートルを走り終えた。


400メートルなんて本当にあっという間。

タイムを見て、俺は驚愕した。








1分19秒…―?







信じられなかった。


だって昨日は…昨日は1分に限りなく近付いていたんじゃないのか?



おかしい。


俺はストップウォッチを握りしめたまま、地面に座り込んだ。

からだが火照って熱い。



「俺…全然集中できてねぇじゃん…ハハッ」



バカだ。


バカだ。





バカだ俺。



やっぱり望月のことを気にしてる。




あれから…望月が泣いて電話してきたあの日から、俺はおかしくなった。


でも…ほんとショックだったんだ。




俺が慌てて家飛び出して駆けつけたのに、
肝心の望月は…後ろから神楽に抱きしめられていて。


虫酸が走ったんだ…。




神楽だけじゃなく、好きなはずの望月にだって憎しみを憶えた。

お前から俺を呼んだくせに…。



なあ、でも俺はそんなことされてもお前が好きなんだ。





時間がたてばたつほど…



あいつを忘れようとするほど…





心があいつを求めて、やまなくなる。


からだが、どんどんあいつを好きになっていく…。






矛盾してる。


忘れようとしてるのに忘れられないんだ。


諦めようとしてるのに諦められないんだ。



嫌いになろうとしてるのに…好きになっていくんだ。






なあ…俺はどうしたらいい?


221 :KIKYO:08/27(月) 21:39:18 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→未来目線に変わります。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


わたしはおろおろしながら部活へ向かっていた。


莉依が心配…。

様子を見にいきたけれど、あの紙には一人で来るよう書いてあったし。


わたしが行ったのが向こうにバレたら、今度こそ莉依が…―



もう、どうすればいいわけっ…?




そんなことを思いながらなんとなく部室に入ったわたしは、

恭くんの靴がないことに気付いた。


「あれ…」

恭くんが休むなんて珍しい…。


けれどさほど気にせず、わたしはさっさと着替えてグラウンドへと向かう。

すると、グラウンドの端っこで、亮汰が座り込んでいるのが見えたんだ。



「…あれ?」


わたしは目をこらして見るけれど、それは間違いなく亮汰だった。

第一、わたしが亮汰くんの姿を見間違うはずないし!!



「どう…したんだろう…?」



なぜだか、疲れて休憩してるようには見えない。


力が抜けて…もう立てない感じ。



わたしは手に持っていたハンドタオルとストップウォッチを投げ捨てると、
亮汰のもとへと駆け出した。



ねえ、なんでこのときわたしは駆け出してしまったのかな?




心配だったんだ…。


いつも強がりな亮汰なのに、まるで雰囲気が違っていたから。


亮汰? って呼びかけると、彼は少しだけこっちを振り向いた。

けれど、目の焦点が合ってない。



…というよりも、どこか遠くを見つめているみたいだった。


もう一度名前を呼ぶ、と、彼は淋しそうに苦笑いを浮かべる。


「どうしたの?」


わたしが聞くと、亮汰は少し黙り込んだあと、
ぶっきらぼうに「なんでもねぇよ」って首を振った。


「じゃあ、どうして座ったの?
 あ…足つった?」


「そんなんじゃねぇ…」



「…教えてくれないの?」


彼はまた少し笑った。

そんな彼の笑いは、少しだけ…疲れている感じだった。



「莉依?」




なぜ突然そんなことを聞いたのかはわからない。


だけど、なぜだか莉依がらみの原因があるように思ったんだ。



女の勘…ってやつだけど。



彼は少し驚いたような顔を見せ、それからゆっくり、ゆっくり笑った。



「ハハ…俺、バカだよなぁっ…」


そう言うと、彼はわたしに強がったような笑みを見せ、
立ち上がろうとした。

けれど、よろっとからだが揺れて、わたしは慌てて支える。



「無理しないでよ。…莉依なんでしょっ?」


NOと言ってほしかった。

もうこれ以上…亮汰の口から「望月」を聞きたくなかったよ。



だって、そんなこと聞いたら、わたしはきっと自信を失ってしまう。


そして…亮汰に好かれる莉依を、きっと妬んでしまうだろう。


莉依と口をきかなくなるのが…怖くて怖くて仕方がなかったの。



ねえ、できることなら莉依を裏切ってまで亮汰をわたしのものにしたいよ。

莉依ばかり見ている亮汰の目を…わたしへ向けたい。



けれど、亮汰はわたしより莉依の方がいいんだね。


本当は「莉依なんかだめだよ。わたしにしなよ」って言いたいのにさ…。



何かがわたしを引き止める。












友情と恋愛、どっちを選ぶ?

222 :KIKYO:08/27(月) 23:18:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

わたしは涙をこらえるのが必死で。


亮汰の前で泣きたくない。

泣き顔を見せたくないって言うよりも…いまわたしが泣いたら、
絶対亮汰が迷惑がると思ったから。


「莉依のこと…知ってるの?
 あの、呼び出されたことなんだけど…」


「ん…あぁ」


そう言うと、亮汰は淋しそうに笑った。

本当に…いままで見たことがないっていうくらい、淋しそうに。



「まあ大丈夫だろ。恭が…俺の代わりに行ったんだ。
 いまの俺には、あいつが救えない」


彼がそう呟いたその瞬間、わたしはぎゅっと胸が苦しくなって、
例えるなら…せつなくなって。


なんでそんなこと言うの?




わたしは、そんな彼を見つめることしかできないね。




「な…んでっ…。なんでそんなことっ…?」


気がつくと涙がぼろぼろ溢れ出していた。



ううん、そうじゃない。

わかっていたの。もうわたしは限界だって。



もう、あなたの前では笑えないって。




「莉依を…莉依を追いかけてあげなさいよ」


気がつくと、わたしはそんなことを口走っていた。



ああ、口が勝手に…―



「好きなんでしょ? 莉依のこと。
 莉依がいますごく苦しんでるかもしれないのにっ…」


もうやめて。

そう自分に言い聞かせたけれど、もう手遅れみたいだね。



涙と一緒に、


言葉が…言葉が溢れてく…。



「バカ! 何つったってんの!?」


わたしはそう言うと、少し驚いたようにわたしを見つめる亮汰の肩を押す。



「もういいから行ってっ…。
 あなたなら…亮汰なら、きっと莉依が救える…よぉっ…」



あなたが莉依を救うことで、わたしはまた独りぽっちになるのかな。


実らない恋なのかな、これって。



亮汰なんか…あんたなんか好きになるんじゃなかったね。

こんなに苦しい思いをするのなら。



ああ…わたし、亮汰がこんなにも好きなのに。


どうして好きな人の恋の手助けなんかしてるんだろう…。



「ん…あぁ」


亮汰は、一瞬何か考えるような顔をした。

けれどすぐに、ストップウォッチを投げ捨てて、


「俺…ちょっと行ってくるわ」






わたしを一人置いて、走っていってしまったね。






わたしはそんな背中を見送れなかった。


いま、彼がわたしとは違う女の子のもとへと走っている。

それも…わたしが行かせたようなもので。



わたし…お人好しすぎるよね…。







わたしは、亮汰が捨てていったストップウォッチを拾うと、








そっと抱きしめて、泣いた。



223 :沙夜:08/28(火) 08:13:30 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
未来〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!??((ェ
優しい!!優しすぎるゥ!!??
塚亮汰はっきりしろやぁッ!!((えェ;
よくも未来を泣かしてくれたな!!((ええェェェ〜;
あ〜切なィ(;m;)/
↑は気にしないで下さい((汗

KIKYOお兄ちゃんいるんだぁ☆★
いいなぁ〜↑↑
アタシは亮ちゃんと同じで三姉妹ですよ(汗)
しかもこんなんなのに長女…(;−−)
世も末だな〜((笑

アタシは自分のお金でマイ楽器買ったよぉ↑↑
高かった…。
貯金ほとんど使って買っちゃったよ((汗



224 :KIKYO:08/28(火) 09:22:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

朝一番投稿ありがとう(´゜ω゜):;*.':;

ほんと、亮汰ははっきりしないんだからねぇ…。
まあ、世の男性はみんな優柔不断なんです((ぇちょ

切ないか!!
嬉しい褒め言葉だよ、もう^^

沙夜も三姉妹かぁ…しかも長女だなんてッΣ(・ω゜)
かっこえ〜(´ω`*)ぽけぇ←

サックスは高いわな、うん。。。
沙夜のサックスはメーカーどこ??(^ω^)

225 :KIKYO:08/28(火) 09:37:05 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
未来目線→亮汰目線に戻ります☆

更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


俺…何やってたんだろう。


俺は望月から逃げていたんじゃない。

望月を避けていたんじゃない。



俺自身…俺自身から逃げていたんだ。


俺の本当の気持ちを、ずっとずっと避けてきたんだ。



ほんと…何やってたんだろう、な。




飯田の言葉で目が覚めたような、そんな気がした。


飯田が俺の背中を押してくれたんだ。



とにかくいまは、望月が無事でいてほしいってそればかりを祈った。

祈って祈って…グラウンドの端にある倉庫がやけに遠く感じて。




待ってろよ…。



もう、俺人任せにはしないから…。





望月のこと、


俺自身のこと、





ちゃんと真正面からぶつかっていくから…。





俺が倉庫裏の木の茂みの前に辿りつくと、

いきなりガサッと音がして誰かが飛び出してきた。




神楽だ。





「神楽…お前…こんなところで何やって…」


いきなりのできごとでろれつが回らない。



神楽は一瞬立ち止まり、俺を見て何かを呟いたあと、
すぐに走っていってしまった。


なにかを急いでいるように…。



俺はなんだかいやな予感がして、そっと茂みの中へと忍び込む。

中は静かだった。



俺がもう少し進んでいくと、なにやら女のすすり泣く声が聞こえたんだ。


違う、「望月の」すすり泣く声が…。

226 :KIKYO:08/28(火) 14:02:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

木の影に隠れて、俺は声のする方を覗いた。


恭と望月が、地面にぺたりと座って何やら話し込んでいた。

恭は時々望月の頭を撫でたりしている。


そんな行動に…俺は少しだけ妬みを憶えた、けど、もう目は離さないんだ。


「わたし…もうだめなんだ…」


望月が、遠くを見るような目つきで言った。

その目は…泣き腫らしたせいか、ここから見ても腫れているのがわかる。


「何が?」

恭が優しく聞く。


そんな恭の問いかけに、望月は少し間を置きながら答える。



「神楽、美咲しか見えていないんだ。
 神楽にとって…わたしはクラスメイトっていう存在であって、
 恋愛対象じゃないから。
 わたし…どんなに頑張っても…もう、美咲には勝てないよ」


そう言って、望月はまたひざに顔をうずめた。


望月の嗚咽と…鼻をすする音が、やけに大きく聞こえてくる。



「望月さんはさぁ、神楽のこと…正直言ってどうなの?」


「どうなの…って…?」


「だから、望月さんは神楽のこと好きなの?
 神楽が…自分を決して見てくれないと知ってても、好きなの?」








「…好きだよ」


そう答える望月に、俺は少なからず胸が苦しくなる。



だけど…だけど、答える前の、あの数秒の沈黙はなんだったんだ?


いや…でも、きっと望月だって、いまは少し混乱しているんだろう。



「そっか。なら、諦めない方がいいよ」


恭が少しだけ微笑みながらそう言うと、望月は顔を上げた。


「どうして?」


「ん?」



「どうして…どうしてこんな恋続けなきゃいけないんだろ。
 叶わない恋なんか、続けたくないよ。
 どうせなら、もっと…わたしを心から愛してくれる人に恋したかった…」



わたしを心から愛してくれる人。

望月のその言葉に、俺の胸が激しく揺れたのはなぜだろう。



せつなそうな目をしていた。


でも、なぜか…誰かをすごく愛している顔だった。


あいつ、本気なんだ。

いつだってあいつは本気でぶつかっていって。


俺みたいに…砕けることが怖くてぶつかることを恐れるのではなく、

砕けることを恐れながら、けれどぶつかっていた…。





227 :KIKYO:08/28(火) 14:04:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「あーあ、バカみたいっ」


突然望月はそう言って立ち上がる。

その背中はピンと背筋が伸びていて、しっかりとしていた。



「わたし、神楽は諦めない。っていうか、今更諦められない」


「お…おぉ」

恭が少し驚いたような声で相槌を打つ。


「わたし、いままで目にするもの全部に遠慮してた。
 恋も、友達も、それこそ人への思いやりもさ。
 だけど、そのせいで…何か、大切なものを見落としそうになっている」


彼女の髪が、夕陽に当たってきらきらと輝いた。







「もう、大切なもの失いたくない。
 何も…中途半端になんかしないんだ」







そう言って恭に微笑みかける望月は、すごくすごく、大人っぽく見えた。





中途半端…。



俺は、いままで中途半端なことをしてきたのか?




俺の心が、急に奇妙な揺れ方をした。


なんだろう…例えるなら、いままでわからなかった数学の問題が、
30分かけてやっとわかったときのような感じ。





俺だって、中途半端にしてたかもしれない。




お前への思い、どうせ伝わらないからって諦めて、


お前と神楽が少し仲良くなったことに嫉妬して、






ああ、もうどうせダメなんだって…―



けれど、やっぱり俺はお前を求めてた。


「恭くん、ありがとう。なんだかすごく心が軽くなった。
 いまやるべきことが…わかったような気がする」


「あ…うん。それはよかった…」


「うんっ。じゃあ…遅くなったし、もう帰ろうか」




なあ、聞こえるか?







望月、お前が好きだ。




もう、俺だってお前への気持ちを中途半端なんかで終わらせない。



砕けても砕けても、もう一度、砕けてやる…―

228 :KIKYO:08/28(火) 17:17:09 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→莉依目線へと変わります!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


恭くんと別れてから、わたしは一人で家路を辿った。


なんか…ずっと心に引っかかっていたものが取れたようで、

すごく心が軽い。


誰かに話を聞いてもらうのって、こんなにすごいことだったんだ…。




「…ただいまぁ」

自分で家の鍵を開けて中に入る。


お父さんと離婚してから、お母さんは朝から晩まで仕事、仕事。

とは言っても、お母さんが働き始めたのはわたしが小学校敵学年の頃だったし
いまでは、もうそんな生活が当たり前のようになりつつあった。




…の、はずが玄関を開けると、見慣れないハイヒールが目に飛び込んでくる。




お母さん…―?






「あら、おかえり。莉依」



わたしが呆然として立ち尽くしていると、
リビングから母がひょっこり現れた。


なんか…お母さんの顔、すごく久しぶりにみたような気がする。

最後に見たときと、なぜだかすっかり印象が変わっていた。



つまり、すごくすごく…きれいになっていた。




「どうしたの? 早く靴ぬいで上がりなさいよ」



「ど…して…?」


わたしは食い入るように母を見つめて言葉を発する。



「どう…して、ここに…?」



「それについてはあとで話すから」


わたしは母に言われるままに靴をぬぎ、記憶が覚束ないまま家に上がった。



状況が…あまり理解できない。

そもそも、母が家にいること事体、すでに非日常的だった。


仕事…休んだの…?






わたしがぼぅっとしていると、母が「着替えてきてね」と言うので、
わたしはふらふらしながら部屋へ行った。




再婚。








いま母を見て、思い浮かぶのはこの二文字。



どうなったんだろう?





あれから、母には「離婚してほしくない」ということは伝えたけれど、
いまから思えば、母がちゃんと聞いていたのかさえもわからない。


わたしはワンピースに着替え、下へ下りていく。



すると母はすでにテーブルにスタンバイしていて、
わたしに座るように促した。


わたしが母の向かい側の椅子に座ると、母はコホンと咳をひとつして、

わたしの目を、しっかり見据えた。




なんだろう?


この…胸がザワザワ落ち着かない感じ…。




なんだかすごく、いや予感がするんだ…。






それはのちに、本当のこととなる。

229 :KIKYO:08/28(火) 17:20:58 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


×とは言っても、
 お母さんが働き始めたのはわたしが小学校敵学年の頃だったし

    ↓

○とは言っても、
 お母さんが働き始めたのはわたしが小学校低学年の頃だったし


です。

なんなんでしょうねぇ、小学校敵学年。。。

230 :HERO:08/28(火) 18:12:34 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
感動するよ〜
早く次が読みたいです。
莉依チャン頑張れ〜

231 :KIKYO:08/28(火) 19:19:29 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

うわぉっww待ってましたHERO様wヾ(@´ω`)ノ

感動だなんてッ!!
もう、充分すぎる言葉でっしゃるΣ(・ω゜)

莉依ちゃん頑張らないとですよねぇぇ。。。
もっと積極的にならないと!!ってよく思います←

頑張って更新しますよぉ!!w


232 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/28(火) 20:32:08 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
ははははは早く続きが見たいですちゃ!
早く書いてほしいちゃぁ!!
あげげ
がんばれぇ
また見に来ます・・・テレッ☆(ノ)'ω`(ヾ)

233 :沙夜:08/28(火) 20:58:14 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
今日2回目の訪問です((笑

そッスよねェ〜…。
世の中そんな男ばっかッスよねェ〜((遠い目

それにしてもKIKYOは日々文章が上手くなっていくなぁ…
アタシも見習わなきゃ^^
これからも頑張れ!!

いやA!!
カッコよくなんかないよぉ((照///
うふふふ…あはははぁ…(気色悪)

楽器のメーカーはねェ〜…。
多分知らないと思うんだけど、「ホーン」(英語)だよ☆★
塚ここはやめとけ!!??
やっぱYAMAHAがいいよ♪

234 :PI:08/28(火) 22:21:53 HOST:05004030583513_vq.ezweb.ne.jp
そんな男の一人…




アゲ

235 :KIKYO:08/29(水) 13:15:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
うぉぉぉっ!!!!←
たくさんのコメにカンドーッです…(・∀・)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

雫 餡子 様

わわわわたしも早く続きを書かなくっちゃ!!Σ(・ω゜)

あげマジでありがとうございやす←
わたしも、雫 餡子様の小説を応援しているので頑張ってくださいっちゃ。

また見にきてくださいっちゃ!!((うざいですね、はい。。。

コメントマジでありがとうございますッ(´゜ω゜):;*.':;


沙夜


日々文章が上手くなっていくとは…(・∀・)

どれだけ嬉しいことを言ってくれるんだこんにゃろう!!!!←
ぐふふ…ふぁっはっは…((こっちも気持ち悪いです☆ ぇ

「ホーン」か!?Σ(・ω・ノ)ノ
むむっ…知らないのう。。。
でも、英語ってなんかカッコいいねッ+(*´艸`)

うーん…まあ、わたしも値段的にもYAMAHAにしますわ♪

コメTHANKSだよ〜(●'v`bd)


PI 様


マ…マジっすか(;゚ Д゚) ・・・!?

いや、PI様は違う!!!!←
わたしの知ってる男たちよりはずっと素晴らしい方です(´゜ω゜):;*.':

アゲありがとうございます(ω)
できれば…その…また読みにきてくだ((強制終了

236 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/29(水) 13:17:20 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
私の憧れ!先輩!小説家先生!
KIKYO様〜
あげます!
頑張って下さい!
応援し続けます!!!!


237 :KIKYO:08/29(水) 13:22:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

アコガレ…なにっ!?
センパイ…ぐふっ。
センセイ…きゃっ☆
KIKYO様…えぇぇぇぇ!!!???

…って感じの反応をしたわたしです←
いやいや、もうほんと…どれもまだ手に届かない言葉ばかりですよ。

はいッ!!
雫 餡子様のためにも、全力を尽くしますッヾ(@´∀`)ノヾ(@´∀`)ノ

238 :(xFy/V8wehE):08/29(水) 13:24:55 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

KIKYOさん!!
「SunSet.」の優です^^
お礼にカキしにきました★
すごっ…
小説書くのうますぎぎです 肝
天才ですKIKYOさん。
見習わなくちゃあ〜


239 :KIKYO:08/29(水) 13:37:43 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新(●'v`bd)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「莉依…たぶん莉依も、
 わたしがどうしてここにいるのか、少しは勘づいていると思う」

お母さんがゆっくり話し出す。


わたしは…からだを硬直させたまま、ただお母さんの視線だけ、
顔にビリビリ感じてた。



「再婚…のこと、なんだけど」



わたしの心臓がどくんと鳴る。


いよいよだ…ってそう思うと、なぜだかお尻が落ち着かない。

からだがムズムズして、速くなるのは心臓の鼓動だけ。



ねえ、お母さんは、

自分の子供と愛する人と、どっちを選ぶ?



















「わたしね、再婚しようと思うの」














心臓が、ピタリと止まったような気がした。





ねえ、わたしがどれだけお母さんを愛しているかわかってる?



わたしは、普段滅多に顔を見せないお母さんが、大好きだった。


会えなくても…大好きだった。




その関係も、もうこれで崩れてしまうかもしれないんだよ?


それでも…それでもいいの?




「勝手なことだとは思ってる」


お母さんは少しだけ涙目になりながらそう話した。




「だけど…だけどね、わたし、あの人を愛しているのっ…」




わたしあの人を愛しているの。



あの人を愛しているの。




アイシテイルノ。





じゃあ、わたしのことは愛してないの?






お母さんは…勝手すぎるよ。


どうせ再婚したら、わたしのことなんか見捨てちゃうんでしょ?

わたしよりも、「その人」を優先しちゃうんでしょ?




また…同じこと繰り返すんでしょ?




「愛…してるっ…って…」


わたしはやっと口を開く。

唇が、まるで何か言葉を出すのを恐れるように、ただぶるぶると震えてた。



「愛してるって…愛してるって何?」


「え…?」



「どうせ、お母さん再婚しても、同じことやるんでしょ!?
 どうせまた離婚して、わたしから離れていくんでしょっ…?」


気がつくと涙がこぼれていた。



涙が…大粒の涙が口の中に入ってしょっぱい。



「どうせ離れていくんなら…そんなことしないでっ…」


涙で、お母さんの顔が見えなかった。



憶えているのは、わたしが椅子から立ち上がって、
逃げるように二階へと上がっていったこと。


その場にいるのが気まずかった?




ううん違う。



お母さんを見ると、自分が壊れてしまうようで怖かった。

240 :KIKYO:08/29(水) 13:40:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
優 様

カキどうもありがとうございます!!

いやいや、わたしなんてまだ…優様の足下にも及びませんよ〜(PД`q。)
ほんと、まだまだです。。。

というか、わたし小説名も書かなかったのに、よくわかりましたねぇww
嬉しいです。ありがとうございますヾ(@´∀`)ノ

241 :(xFy/V8wehE):08/29(水) 13:42:57 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

KIKYOさんの魂が呼んでくれました。笑
ってかKIKYOさんは何歳なんですか?
良ければタメでお話したいです^^

あたしなんて文章力ないですし…
ダメダメですって^^;

242 :KIKYO:08/29(水) 13:48:11 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


さっそくタメのわたし←わははww
そーかそーかわたしの魂が呼んでくれたか!!((親父くさい

いやいや、優は文章力あるよ!!(^ω-)b
ってわたしもそんな大それたこと言えないんだけどね↓

わたしは13歳の中1っすよ♪ 優は〜??

243 :沙夜:08/29(水) 14:34:27 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
あ〜莉依可哀相やなぁ(;−−)
母ちょっとヒドめ…。

いや、あそこのメーカー馬路だめA↓↓
音悪すぎ((汗
値段安いからまぁしょうがないんだけどネ…。

PI様
いえ違うんです;
私の周りにそういう奴が多いだけなんでッ!?
PI様は決してそんなことはありません!!
ご迷惑をおかけしました(;-;)

244 :KIKYO:08/29(水) 15:22:54 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

莉依かわいそうだよねぇ…うは〜↓

でも…サックスってめっちゃ高くない?
わたし、前に楽器屋さん行ったとき、40万とか50万のも合ってビビッたww

わたしもMy楽器買ったらみんなに教える!! 笑

245 :KIKYO:08/29(水) 15:36:15 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


お母さんが二階に上がってくることはなかった。


静かな夜の訪れに、わたしの泣き声だけが響いている。

月が…わたしを照らしていた。



電気もつけずに、わたしはベッドの上でひざに顔をうずめる。




大好きだよ。



わたし、お母さんのことは大好き。





だけど、お母さんの好きな人を、わたしも好きになれる自信はないよ…―






優しかったお母さん。

いつも、わたしのことを気にかけてくれていた。



淋しいときもあった。



友達みたいに…お母さんの手料理を食べられないことに、
孤独感を覚えたこともあった。


「ただいま」と言っても返ってこない「おかえり」に、
ため息が出ることもあった。



でも、それでも大好きだったよ。




それなのに、わたしはもっと淋しい思いしなきゃいけないのかな。




お母さんは、何があってもわたしを考えてくれると思ってたのに―

何があっても、わたしを選んでくれると思ってたのに―



ねえ、お母さんまでわたしを選んでくれないの?




お母さんは、もうわたしのことが好きじゃないのかな。


わたしは…お母さんまで「その人」に取られてしまったら、



誰に頼ればいいんだろう。




誰を好きになればいいんだろう。




誰に温かさを感じればいいんだろう?






もうわたし、わかんない…。




わかんないよ…。





もう、わたしの心ボロボロなのに、もっと傷つくはめになるのかな…―







気がつくと、わたしは眠気に襲われていた。



わたしの記憶が闇へ闇へと限りなく落ちていき、


わたしは…意識を手放した…―

246 :(xFy/V8wehE):08/29(水) 15:45:05 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

うっは★
KIKYOて呼ぶぶん+.
うちわ13歳の中2★!
誕生日12月だからまだ13なの〜^^;
学年わ違うけど今わ同い年だし
よろしくぬ〜ん★

247 :KIKYO:08/29(水) 17:14:14 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


呼んで呼んでww

おぉっ、中2ってことは沙夜と同い年&同学年なんだねぇ☆
で、12月生まれは亮と同じだww

こちらこそよろしくぬん*(o^冖^o)*
また優の小説も見にいくべぇ!!

248 :KIKYO:08/29(水) 17:33:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ごめんなさい!!
今ざっと小説を読み返してきて…誤字がけっこうありました↓

>>228

×あれから、母には「離婚してほしくない」ということは伝えたけれど、

  ↓

○あれから、母には「再婚してほしくない」ということは伝えたけれど、


このほかにも誤字・脱字かなり見つけましたが…^^;
本当にごめんなさい。

249 ::08/29(水) 19:56:00 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  KIKYO!!!!!久しぶり〜〜♪♪♪♪♪
 いやぁ〜最近来てなかった・・・。こんなにも進んでいたのかぁ!!!!!

  しかも、今日練習試合あったぁ〜〜〜疲れたぁ>□<


 >>優様

  同じ12月生まれですね〜〜(^□^)
 ちなみに、何日生まれですか???よかったら教えてください>Ω<


250 :KIKYO:08/29(水) 20:09:40 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


久しぶりぃ♪

また試合あったんかぁΣ(・ω・ノ)ノ
亮の部はほんとに忙しいんやねぇ。。。

わたしの部は、確か9月9日にジャズフェスティバルみたいのがあるんよ↓
まあ、ジャズを演奏するんだけども(・∀・)

お疲れ様でっすヾ(@´∀`)ノ


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


みなさまにお知らせです☆
えっと、わたしは明日から学校が始まりますので、
明日からは今までみたいなペースで更新できないかもです;
特に明日は夏休み明けテストなので…笑

ですが、みなさまの温かい応援もあることなので、
必ず放置にはしません!! これ絶対!!

たぶん、1日…少なくとも2日に一回は更新できると思いますので。
よろしくお願いします!!


                        KIKYO
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


251 ::08/29(水) 20:17:40 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  明日からなんだぁ・・・。
 うち等の学校は、9月3日からなんだよぉ〜〜。。。

 
  それと、ウチの姉ちゃんは中学の時からバスクラ吹いてるよ(^□^)

252 :KIKYO:08/29(水) 20:22:23 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新●^u^●

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


その日…わたしは夢を見た。


恐ろしく暗い…何も見えない闇の中に、わたしが独り佇んでいる。

声を出そうとしても、声が出ない。


そのとき、向こうの方でちらと光が見えた気がした。

その光はわたしの心を温かく包んでくれて…。



わたしは思わず駆け出したの。





だんだん光に近付いていく。


わたしは…手を伸ばして、その光を掴もうとした…―








と、気がつくとその光はお母さんだった。



お母さん?

そう問いかけようとしても声が出なくて、お母さんはわたしに気付かない。


お母さん?




ねえ、お母さん?




お母さんはどこか遠くを見ていた。


長い黒髪をゆらして、あのハイヒール、白いきれいなワンピース。




わたしの知らない。


すっかりきれいになったお母さんだった。




お母さんは、わたしではないどこかを見つめている。


わたしではない。



わたしではないどこかを。




わたしがどんなに走ってもお母さんに近付けなかった。



お母さんに触れることはない。



お母さんに振り向いてもらえることはない。




ねえ、お母さん?



振り向いて。

どうか、こっちを見て…。




すると、突然お母さんが笑顔になって、嬉しそうに手を振った。


わたしがその視線を辿ると、闇の向こうから、
一本のろうそくを持った男の人が笑顔で歩いてくる。


かっこいい人…―



ああ。


この人、前わたしが写真で見た人と同じだ…―



もしかして、この人がお母さんの再婚相手?






お母さんはその男に駆け寄ると、腕にぎゅっと自分の腕をからませた。


そのまま、二人は少しだけ言葉をかわすと、仲良さそうに歩き出す。



え?



ねえ待って。

わたしは連れていってはくれないの?



お母さん。





ねえ、お母さんっ…!!






お母さんにわたしの声が聞こえることはなかった。



わたしの声にも気付かずに、
お母さんは男と一緒にどんどん離れていってしまう。


わたしを置いて…。




お母さんは、わたしじゃなくてその人を選ぶんだ…。





ねえ、お母さん…―!











そのとき、わたしはガバッと起き上がった。


253 :KIKYO:08/29(水) 20:24:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



9月3日からかぁ、いいなあww

バスクラ吹いてるんだ〜かっこいいねっ(´ω`*)うんうん
うちの学校では中1男子が吹いてるよ。。。
その人、「バスクラくん」って呼ばれてる←

コメントありがとう。o゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о

254 ::08/29(水) 20:34:39 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  なんかねぇ、9月1日2日は土・日やけんやって・・・。
 バスクラくんって・・・・・((ププッ))

  笑ったら可哀相だけど・・・・何故か笑える

 ウチの姉ちゃんが中学生の時に、アンパンマンの名前をちょっとひねって呼び合ってたんだけど・・・


  ・姉ちゃん→はたこさん(ばたこさん)

  ・姉ちゃんの友達→どきんさん(どきんちゃん)

  ・先輩→ジャムおっさん(ジャムおじさん)


 こんな感じ・・・。でも主役のアンパンマンはいない・・・((汗))


255 :KIKYO:08/29(水) 20:36:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

「なんだ…夢…」

ハアハアと息づかいが荒い。


そして…気がつくと、わたしの視界はぼやけていた。

あれ? って思ってそっと頬に手をやると、濡れている。




わたし、泣いてた…―?







いまから思い出すだけでも震え上がるような夢。



お母さんが…あれほど大好きだったお母さんが、わたしから離れていく。


ねえ、お母さんはやっぱりわたしじゃなくて、

あの人を優先しちゃうのかな?




あの男性は…お母さんの隣にいたあの人は、

やっぱり、わたしが前に写真で見た人とそっくりだった。



そこそこかっこよくて。


優しそうな目をしていて…。




それにしても、とわたしは思う。




いつからわたし、こんなに涙腺弱くなったのかな。





まあ、しょうがないことだ…とも言える。



だって、今日…正確には昨日だけど…はいろいろあったもの。


いろいろありすぎた。



美咲のこと…神楽のこと…恭くんのこと…


それに再婚の話まで加わったら、こんなに涙腺弱くなっても当たり前だよね?




「やーな夢…だったな…」


わたしはもう一度布団にもぐりこみながら呟く。



本当にいやな夢。



もう忘れようと思ったわたしは、

もう一度まぶたを閉じて、深い深い…闇に堕ちた。


256 :KIKYO:08/29(水) 20:40:08 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


バスクラくん笑えるやろ!?ww+(*´艸`)
実際、背がめっちゃ低くて、丸顔で、丸眼鏡かけてて、めっちゃガキだよw
同学年の子にはモテないくせに、先輩にはモテ男さっ…。


てか、はたこさんとかジャムおっさんとか…ウケるんですけど!!ww

わたし的には、アンパンマンの中ではチーズが一番好みだゾ←

257 ::08/29(水) 21:08:29 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  あぁ〜、うん。チーズはまだ分かる・・・・。

 何故に先輩に!?!?!?!?

    ぢゃぁ、また今度来るね(^□^)ノシ

258 :KIKYO:08/30(木) 18:52:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


チーズ可愛いよね←

まあ…先輩曰く「小学生みたいでマジかわぃ〜っ☆」らしい。。。

今帰ってきたよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
あ、ちなみに整理テストは惨敗でした。


もう少ししたら更新する予定です♪

259 :KIKYO:08/30(木) 19:29:17 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新(ノ)'ω`(ヾ)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


あの日から数日たった。

同時に、あの夢を見てからも数日たったことになるけれど、
あれから…お母さんに変わった様子はない。


再婚についてはひとまず保留…そんな感じだった。



冬休みを前にして、わたしたちは日々復習の毎日。


「来年は受験生なんだぞ〜」

とか、


「来年の今頃はお前ら受験に向けて必死なんだ〜」

とか、


教師からはそんな脅しばかりを受けながら、
わたしたちは北風が窓を叩くなか、必死でテキストをこなしてた。


来年、来年。


来年のことなんか考えてもしょうがないのにね…―





「先生、できました」


そんなしっかりした大きな声が聞こえてきて、わたしはふと顔を上げる。

気がつくと…寝ていてしまったようだった。



前を見ると、神楽が…神楽が、

数枚のプリントを先生に向かって差し出していた。


そっか、いま数学の時間だったんだ…。



「ん? おぉ…」


さっきまでうとうとしていた先生は、ぼぅっとしながら受け取った。


やっぱり、数学での一番は神楽だね…―。

なんか、この光景…久しぶりに見たような気がする。


ううん、本当は毎日こんな情景見ているはずなんだけれど、

最近は毎日いろいろありすぎて…



数学スターの彼を見ることなんか、すっかり忘れていたんだね。


先生は重そうなからだを持ち上げると、
神楽から受け取ったプリントを眠そうな目で丸つけ始める。



そして…神楽に向かって、嬉しそうにこう言ったんだ。



「…全問正解だなぁ。すごすぎるぞ神楽」




『すごすぎるぞ神楽』

どこかで聞いたような、なつかしいセリフ…。


ねえ、わたしはね。

先生のその言葉を聞いた瞬間、なぜか止まらない思いが押し寄せてきたんだ。


涙が…涙が出そうになって、わたしは慌てて上を向く。



なんで…なんでこんなありふれた日常に涙を流すの?


ううん、そんなこと…本当は答え、わかってた。



わたし…嬉しかったんだ。


先生のあの言葉は、わたしが4月の頃から聞いてきた言葉と同じだったから。

あの頃と…まったく同じ言葉だったから。



何も変わっていないんだ、って思うと嬉しかった。


けれど、いまもすべてはあの頃のままなんだって思うと、
わたしだけが変わっていくようで、

どこか…淋しさも感じた。



わたしは変わった?




なぜだろう。


問題を解くときの神楽の背中は、いまもあの頃も同じのはずなのに…。





ねえ、変わらないで。


いまのわたしは…あの頃と、純粋に神楽に恋してたあの頃と同じだよね?



そして…わたしはいまも、変わらず彼が好きなんだ。



フラれても、


フラれても、

何度突き放されても、それでも好き。



ねえ。


『変わらない』ってとっても素敵なこと。




わたしは新しいみらいなんか望まないよ。

ただ…この毎日が、この季節が、同じように繰り返されるだけでいい。



ねえだから、何も変わらずにいて…―














何も。

260 ::08/30(木) 19:33:15 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  やっほぅ!!!!!!お久ぁ〜〜〜^^
 テストかぁ・・・・

  ウチの学校は、3日が始業式、4日が普通授業、5・6日がテスト(午後は普通授業。)
 なんだよ〜〜〜。。。 なんか、4日は水泳の新人戦があるらしい・・・・・。


261 :KIKYO:08/30(木) 19:59:47 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


お久だよ〜゚+od(o'ェ`o)ノo+゚

まあ、σ(・ω・*私)は英語が得意なので、なんとか…笑
亮は得意科目なぁに??

5・6日のテスト頑張ってねっ+d(。・`ω・)b
わたしは明日から通常授業さ…まあ、応援してらぁ!!ww

262 :沙夜:08/30(木) 20:23:08 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
おわぁ(;−−)
またこんなに更新してたの!?
塚莉依やつれて来てるなぁ…((汗
頑張れ莉依〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!??

うん奴ぁ高いんだよ!!
高い奴は300万とかあるからぁ…。
馬路気絶するわ!!((怒

うん!!
教えてね^^

KIKYO英語得意なんだ!?
すごぉ↑↑
アタシ一番苦手((笑

亮☆
あ、アタシん所も9月3日から学校だよぉ↑↑
塚テストの日も一緒!!
これって…運命?((ぇ…

優様☆
タメですね〜♪
よろしくです^^


263 ::08/30(木) 20:41:46 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 数学・理科・英語(・技術・美術・音楽(?))だよっっ!!!

  社会の歴史・地理がヤバイかも・・・・(O口O;)

 ぢゃぁ、今日はこれで!!!!!

 バイビィ〜〜〜(^□^)/

   沙夜って何処住み???



264 :沙夜:08/30(木) 20:49:14 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
亮☆
千葉県の松戸!!
東京にものごっつ近い市((笑

亮はどこだっけ??

265 ::08/31(金) 15:57:35 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  ウチは愛媛の松山!!

 なんか・・・・山が多い・・・のかなぁ・・・(?)

  まぁ、そこまで田舎ではないような気がするようなしないような・・・ ←ぇ。

266 :沙夜:08/31(金) 17:18:32 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
愛媛かぁ…―。
塚松山って有名だよねぇ↑↑
てか山って…うらやましいッス(;・v・)/
松戸は山ないんだよぉ↓↓
自然がほしィ((ぇ

亮は彼氏とかいんの?

267 :HERO:08/31(金) 19:27:07 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
面白いです。
早く読みたいよ〜

268 :KIKYO:08/31(金) 19:54:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


いま学校から帰ってきたぁ〜!!!!
通常授業の上に部活が超キビシくって…><

疲れたよぃ↓


亮は松山に住んでるんだね(゚∀゚ *オッ

てか数学得意なんだ〜マジうらやましいよww
今度教えてねっ(・∀・)←ぇ


沙夜

さ…300万!!??
ど、ど、ど、どんだけぇ〜(´゜ω゜):;*.':;

沙夜は千葉県に住んでるんだね。。。
なんか、東京の近く(関東)って憧れるなあ(´ω`*)

わたしはもっぱら愛知ッ!!
なんでも味噌つけて食べちゃいます←


HERO 様

もう…ほんと…。
いつもいつも嬉しい言葉をありがとうございます!!

HERO様のコメを見ると、わたしいつも安心するんですよ*(o^ω^o)*
はいっ、HERO様のためにも更新を頑張ります♪

また見にきてくださいねぇ〜ヾ(@´∀`)ノヾ(@´∀`)ノヾ(@´∀`)ノ


269 :沙夜:08/31(金) 20:09:21 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
憧れ?
なぜに??
あんなん買物の時はいいけど、夜とか車の音とかうるさいよ((汗
いいめいわくゥ〜…。

塚KIKYOは彼氏いないのォ?

270 :KIKYO:08/31(金) 20:20:27 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

ん〜なんとなくあかぬけた感じがあるからかな 笑
違ってたら申し訳ないんだけど…(^ω^;

まあ、そう言われればそうかもしれないね。。。

わたしは彼氏いないよ↓
好きな人なら…いるんだけどねぇ(´゜ω゜):;*.':;

271 :KIKYO:08/31(金) 20:25:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新します*(o^ω^o)*

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


冬休み前、毎日のように部活はあった。



「…ストップ」




わたしはメトロノームを止めながら言う。

美咲は一瞬びくっとして、クラリネットを口から離す。



わたしは美咲の後ろに回り込み、楽譜を指差しながら言った。

「美咲、ここアクセントなのに音が全然変わってないよ」


「…ごめん」



申し訳なさそうにそう謝る美咲。


わたしは、もう一回ねと言って再度メトロノームを机に置く。



「イチ、ニ、サン」


美咲がクラリネットを奏で出す。




わたしたちは二月にある演奏会に向けて、
フルート・クラリネットソロの練習に励んでいた。



大丈夫かな、って心配していた二人きりの練習は、思った通り気まずくて。


わたしたちは、互いにソロを聴きあって、気付いたことを指摘しあった。



風が窓に激しくぶつかってきて、窓がカタカタ言っている。

外にはちらちらと雪が降っていた。





「…ど、どう?」

気がつくと美咲はソロを終えていた。


「あ…いいよ。じゃあ次聞いて」


わたしは窓から目を離し、自分の前の楽譜に目をやった。



…まだ完全にはできないソロパート。

最初はできるんだけれど、最後の方はまだあやふやで。


わたしはフルートを口に当て、静かに息を吹き込む。




そっと。




そっと。




降り積むあの雪のように。





だけど、指を素早く動かして音を上げるところで、
わたしの指がもつれて一瞬音が途切れてしまう。


美咲はちょっとわたしを見て、わたしは続きからまた演奏を繰り返す。



「…莉依。ココ練習してきてね」

美咲が遠慮がちに笑う。わたしは頷いてから、少しだけ苦笑いした。

心から笑うことは、できない。



「…ねえ」

美咲が俯きながら呟く。



「莉依はさ、わたしに対して何を怒っているの?」



心臓がどきっと嫌な鼓動を鳴らす。


何よ突然。




そんなの…あんたなんかに言えるわけないじゃん。


というか、まるでいまわたしが考えていることを見抜かれたようで怖かった。


「…続きやろ。じゃあGから―」



「ごまかさないで。わたしわかってるし。佑のことでしょ?」


佑。

ねえ、あなたたちはいつから名前で呼び合うようになったのかな。



そのことをわたしに自慢するために、わざわざこの話を振ってきたの?






わたしはフルートをゆっくりと降ろし、静かに美咲を見つめた。

心拍数が上がって、わたしの体内を巡る血液が増加する。


272 :沙夜:08/31(金) 20:25:52 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
おっとォォ〜〜〜〜〜ッ!!??
なになにいるのかぁ((キモス
どんな子ォ??
塚アタシも前はいたんですケドもう別れやしたぁ↓↓


273 :沙夜:08/31(金) 20:28:10 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
あ〜…―。
美咲と気まずい感じになっちゃったね((汗
莉依頑張れ!!

274 :KIKYO:08/31(金) 20:38:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

2回連続コメありがとうッ!!

うん、好きな人は…いちおー…テレテレww
うぅん…一言では言えないんだけどねぇ、野球部の子だよw
バカで、いつもふざけてて、でもすごくかっこいい(/ω\)

沙夜彼氏いたんだぁ!!
でも、別れたんだね…。でも、彼氏いたこと事体が尊敬だよww
また新しい恋ができるといいねっ☆


莉依頑張れぇ〜!!

275 :KIKYO:08/31(金) 20:42:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新^^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


その話、わたしの前でしないでよ…。



「わかってるよ。莉依は佑のことが好き」


うるさい。


「隠しても…むだなんだよ?」


うるさい…。


「…その話は関係ない」


「じゃあ莉依、なんでいつも泣きそうな顔してるの?」




え…?




「わたしと話すときの莉依、いつもつらそうな目してる。
今にも泣き出しそうな顔で、目だって合わせてくれないし」


「…もういいよ」


「よくない。あんたは逃げてる」

美咲の声が荒くなってくる。


わたしは冷静に口を結んで彼女を見据える。



けれど、外面では強がっていながらも、

これ以上神楽の話をされると自分が自分でなくなりそうで怖かった。




「ほんとにあの人のことが好きなら正面からぶつかりなよ!
 わたしに対して、自分が想いを伝えられない悔しさをぶつけないで。
 わたしが…何をしたの…」




わたしはハッとして美咲を見る。


途端に、美咲に対しての申し訳なさがわたしの心を突き上げてきた。




そうだよ、わたしは逃げている…―。




自分が神楽に見てもらえないからって、

そのつらさを罪のない美咲にぶつけて。



美咲がうらやましくて、妬んで、美咲を避けていたのはわたし。

別に美咲が何かをしたわけでもないのに、

ただ神楽の好きな人だという理由をつけて、
彼女と口をきかなかったのはわたし。



わたしは…卑怯だ。



逃げてばかりのくせに、それを美咲のせいにして。




思えば、わたしは神楽に対していつも臆病で、

行動に移したことなんてなくて。




美咲、ねえ淋しかったんでしょ?





わたしのわがままに振り回されてつらかったんでしょ?



「…ごめんっ…」

気がつくと、わたしの目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。

そんなわたしを見た美咲の目にも、薄く涙が滲んでいて。



「わたしっ…莉依に口きいてもらえなくてつらかったんだよっ…?」




276 :KIKYO:08/31(金) 20:46:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

しゃくり上げながら美咲が言う。


そうだよね。

だってわたしたちはいつだって一緒だった。



わたしと美咲と未来。

いつだって三人で仲が良かったのに、
いつの間にか自分だけその仲間から外されて、苦しかったんだよね。




ねえ、わたしのせいなんだよね…―?




「ごめん…許してっ…」

今更ごめんね。



でも…わたしはやっぱり美咲を憎むことなんてできないよ。





「わたしも…ううん、わたしこそごめんっ…。
 いま思えば、本当に現実から逃げていたの、わたしかもしれないね。
 だってわたし…莉依に最低なことをした…最低なこと…」



そう言って泣きじゃくる美咲。


そんな美咲を見ていたら…わたしも涙が止まらなくなる。



「ううん、そんなっ…美咲は悪くないよ…。
 悪かったのはわたしなの。わたしが美咲を避けていたの。
 友達に避けられたら…誰だっていやになるよ…」



だって、美咲のおかげでわたし、また前を向くことができた。



ずっとずっと逃げてきた凸凹道を、また進む勇気が出た。



ありがとうって言わなきゃね。


ねえ美咲、ごめんね。




そして―























「美咲…ありがとうっ…」


277 :KIKYO:09/01(土) 11:17:54 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「莉依、一緒お弁当食べよぉ」


4限目の授業が終わり、国語の辞書を片づけていると美咲が来た。

わたしは顔を上げ、にっこりする。



「いいよ。未来も一緒だけどいい?」


「もちろん! だってわたしたち、いつもそうだったじゃん」


「…うん」




そっか。



そうだよね。



「あれぇっ」

わたしたちがクスクス笑いあっていると、隣にひょっこり未来が現れる。



「二人とも…仲直り、したんだ」



そう言って笑う未来は、すごく嬉しそうだった。





そっか…わたしは、
美咲と仲をこじらせたことで未来にも心配かけてたんだよね。

いつも未来には心配ばかりかけていたけれど、ちゃんと感謝しなきゃ…。



「三人でお弁当食べるの久しぶりだねぇー…って言いたいところだけど」



わたしと美咲がきょとんとした顔をする。


「何それ。どうしたの?」



「ごめんっ」


突然、胸の前で手を合わせる未来。




どうやら、先生に呼び出しを食らっているらしい。

陸上部のことで、話が長くなるそうだから、先に屋上に行っていて、って。



「陸上部の顧問ってナガタでしょ? あの人いつも話長いもんねぇ」


美咲が同情する。



ちなみに、ナガタというのは我らの歴史のセンコウで、
同じことばかりを繰り返し言う別称念仏先生。

なんでも、

中学・高校のときの陸上部ではインターハイで準優勝をしたのだとか…。




人は見かけによらないね、ほんと。





わたしと美咲は未来を送りだしたあと、二人で屋上へと上がった。



「ふぁっ。寒いねぇ」



美咲はからだを縮こませる。

わたしたちはなるべく風の当たらないところを選んで座った。


278 :KIKYO:09/01(土) 11:24:36 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「そういえば」

わたしが弁当を開いていると、思い出したように美咲が言う。



「ん?」



「けっこう前になるけどさ、
 部活のあと佑に送ってもらったことあったでしょ。聞いたよ」


ニヤッと笑いながら言う美咲に、わたしは不覚にも顔を赤らめる。

手の中に…神楽がくれたあ、あの温かいココアの温もりを思い出す。




そして、それを話す美咲の顔はどこか意地悪そうな笑みを浮かべていて。



「…からかうならその話はやめて」



「違うって」


わたしが俯きながらそう言うと、

美咲はわたしの頭に手を置いて、嬉しかったんだよ、と言った。




え? とわたしは頭を上げる。


すぐ近くに美咲の顔があった。



「嬉しかったの。あんたが、やっと正面を向いてくれたような気がしたから」



そう言って笑う美咲が、すごく愛しく見えた。





胸がぎゅっと締めつけられて苦しい。

けど、なんだかそれは嬉しい苦しさ。



「…美咲ぃっ…」


喉に熱いものが込み上げてくる。


嬉しくて、嬉しくて、わたしは思わず美咲に抱きついた。




「きゃっ…ちょっと莉依ってばぁ」



笑いながら、美咲はわたしの背中をぽんぽんと叩く。





本当に…本当にわたしのことをわかっていてくれたのは、

誰でもない美咲だった。



わたしを一人のライバルとして見てくれて、
正面に向き合うことの大切さを教えてくれて。


けれど、ライバル視しながらも、


彼女は一番にわたしのことを想ってくれて、

一番にわたしの恋を応援してくれた。




ごめん。




わたし、美咲の優しさに気付くことができなかった。



「頑張ったじゃん、莉依。あの臆病な莉依がねぇ」


そう言ってくれる美咲はまぎれもないわたしのライバルなのだけれど、
わたしはなぜかすごく安心できる存在に思えた。



「わたしも佑のことは好き。だけど、莉依のことも大好きなんだよ」




「…わたっ…しも…」




「泣くな! バカ莉依」




「バカって…言うなぁっ…」



北風が吹くなか、わたしたちはお互いに顔見合わせて笑いあって、

これからも友達だよって約束した。




白い雲で覆われた淋しい冬空の下で、

照れくさそうに指きりをするわたしたちは、








きっと何よりも温かい友情で結ばれていて。







これからもずっと一緒だよって。






わたしたちは一生ライバルだよって。










そう誓いあったんだ。


279 :KIKYO:09/01(土) 11:28:35 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

×手の中に…神楽がくれたあ、あの温かいココアの温もりを思い出す。

   ↓

○手の中に…神楽がくれた、あの温かいココアの温もりを思い出す。


280 :(xFy/V8wehE):09/01(土) 11:30:58 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp


来てくれてありがとお★
復讐劇だよ!!
怖いね女って… (お前も女だろ

うちも最近来れなくてごめんね!
これからわ来るようにするよ〜


281 :KIKYO:09/01(土) 11:33:32 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


さっそくコメありがと〜☆

復讐劇…まあ、わたしも女だけど、つくづく女は怖いよね。。。笑

うん、ありがとう+*..+
わたしも、来れるときは優の見にいくね+d(。・`ω・)b

282 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/01(土) 11:48:30 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
新作の+14歳記念日+きてくれて有難う!
って・・・タメになってたね
ごめんなさぃ!

KIKYO様のもーすぐ300じゃないですか!
すごい!


283 :KIKYO:09/01(土) 17:31:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

いやいや、別にタメでもOKですよww

いや〜気がついたら300ですねぇΣ(・ω・ノ)ノ
この小説はいったいどこまで続くのやら。。。笑

コメありがとうございます($圉'Д`艸)⌒**+。

284 :KIKYO:09/01(土) 19:19:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ('ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


「ねえ聞いてよぉ。亮汰がさー」



最近、未来の話には工藤亮汰の話題が尽きない。



しかも、彼女は工藤のことを呼び捨てにする。

だから、工藤と呼び慣れたわたしには、
亮汰という名が…いまいちピンとこないんだ。



工藤と出会ってもう八ヵ月もたつけれど、
やっぱりわたしは未来の言う彼の魅力がよくわからない。



「メール送ったのに返してくれないの…もうどうしよう! 
 わたし嫌われた!」


「そんなことないって。今日またメール送ってみなよ」



「ううん…実は今日の朝におはようメールを送ったの」


ああそうでしたか。



「そうしたらさぁ『うん,おはよ』って返ってきた! 
 もうまじ嬉しい♪」


「にやけてますよ」



「いやあ…」


未来は本当に工藤にゾッコンみたい。




わたしがどんな話題を振りかけても、
気がつくと工藤の話題にすりかえている。



応援してあげたい。



未来の顔を、笑顔でいっぱいにしてやりたい。


未来が幸せになれるなら、わたしはなんだってできるような気がするよ。







そう思っていたのに…。


285 :KIKYO:09/01(土) 19:38:07 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
工藤からの一件のメールが、不幸の始まり。


思えば、あのときからすでに世界は動き始めていたんだ…。




DEAR 望月


おぃ、明日の放課後ヒマか!? ヒマだよな!? うん。

まあもしヒマじゃなくとも、授業終わったら中庭。


                       FROM 亮汰









「何それ。強引だし…」



ヒマじゃねえっつの、と心の中で呟きながら、

わたしはもう一度画面に目を通してため息をつき、ゆっくり携帯を閉じる。



このこと…未来に教えた方がいいかな、って一瞬思ったけれど、
まあいいか、と考え直して携帯を置く。



そして、対して深くも考えないままにわたしはベッドにうつぶせになる。





ねえ、このことが正しかったのか間違っていたのか、
いまになってもわからないまま。


でも、どっちもどっちで必ず不幸は訪れたんだと思うんだ。





ねえ、わたしはどうすればよかった?




ねえ、わたしはどうすればあなたの心を救えた?








―…未来。

286 ::09/01(土) 19:42:09 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

    >>沙夜へ
  か、かかか彼氏なんて!!!!!!!いないよぉ!!!!

    >>KIKYOへ
  お久し〜〜。。。

    部活お疲れ〜〜、、、ウチも6時くらいまであったぁ。
     アゲアゲ!!!気になる〜〜(>□<)//

  ぢゃぁ、頑張れぇ〜〜〜(^□^)ノシ


287 :HERO:09/01(土) 21:09:31 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
かわぃぃね未来チャン
早く読みたい〜

288 :沙夜:09/01(土) 23:08:50 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
おォ〜(>0<)
今日の間にめちゃくちゃ更新してる!!
KIKYOがんばってんね♪

美咲と仲直りしてよかったね!!莉依!!
塚亮汰今それ言っちゃダメさぁ!?
また新たな問題作ろうとして、この子はぁ…―。
トラブルメーカー?((笑

野球部かぁ〜…―。
いいねぇ〜青春だぁ↑↑
純恋っていいなぁ、うん。
アタシが汚いみたいじゃんッ((何ヵ゛

亮☆
照れてる照れてル((笑
ホントはいたりしてぇ〜(−v−)/

289 :KIKYO:09/02(日) 12:08:21 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントめっちゃ嬉しす(´゜ω゜):;*.':;

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



お久しぶり〜(・∀・)ノシ

超気になるかぁ!!亮の小説だって気になりまくりで夜も眠れないぜww
夜も…ああ、肌が荒れるぅ〜ッ!!←

…↑は気にしないように。。。笑

亮も部活遅くまであったんだねぇ…。お疲れ様☆(*´ェ`*)

頑張るねッ(`・∀・)ゞ
コメントありがとう〜*。.(('艸'〃))。.*



HERO 様

未来ちゃん可愛いっすよね〜(゚∀゚ *(。 。 *(゚∀゚ *(。 。 *)ゥンゥン

あぁ〜っ恋する乙女です。。。
さあ、これからどうなるのでしょうねぇ(艸U∀U◎*)゚+。:.゚v

頑張って続き書いちゃいますねっ!!
コメントありがとうございます、です(`・ω・´)


沙夜


お〜、読者の人に喜んでもらえるようガンガン更新したぜ!!

そうそう、亮汰くんはいろんな意味でトラブルメーカーさ(・∀・)フッ←
莉依は美咲と仲直りできたんだけどねぇ。。。

そうそう、野球部なんす(*ノωノ)キャッ(*ノωノ)キャッ♪
いや、沙夜は充分純恋だって!!+(´^ω^`)+.
裏山だよ〜。わたしも沙夜みたいな恋がしてみたい☆

コメントTHANKS(●P'凵`q)+。*・

290 :KIKYO:09/02(日) 12:20:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依視線→亮汰視線になりますww

更新+(*´艸`)

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


恭に言われて気がついたんだ。



俺は現実から逃げている。


「叶わない恋」だからって諦めて、自分の気持ちラクにさせようとして…。




結局苦しいままだった。


結局…本当の恋愛初心者は誰でもな俺なんだってこと、見せつけられた。





だから、決めたんだ。




俺は逃げない。


自分の気持ちにうそつかないためにも、ぶつかっていくんだ。




―それで砕けたとしても。












「恭、俺望月に告白しようと思うんだ」







そう言った瞬間、恭はりんごジュースを吹き出した。



いつもなら「うわぁ〜もったいない!!」ってわめくくせに、

今日は…唖然として俺を見つめている。




「こ、こく…こくは…?」



「落ち着け」



「お、おぅ…」



恭は素直に胸に手をあて、数回深呼吸をした。


それから、目を閉じてうん、と頷くと、目を開けておれを見つめる。



「告白するのか?」



「おう。俺…前に恭に言われて目が覚めたんだ。
 俺が望月を避けていたのは、俺の本当の気持ちじゃないってわかったから」


そうか、と言って彼は何度か頷いた。



「亮汰がそう決めたならそうすればいいと思うよ。
 僕は応援するけど…それでも、亮汰の恋に口は出さないし」


「わかった」





























フラれることは、わかっていた。

291 :KIKYO:09/02(日) 12:30:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

俺は部活から帰ったあと、ベッドに寝転がりながら望月にメールを打った。


…なんて気軽に言っているけれど、
その本文を考えることは…すごく悩んで悩んで考えだしたもので。


放課後に、恭と付き合ってもらって考えた。




…どうしてこんなぶっきらぼうな文面にしたかというと、

「告白する」っていう匂いを漂わせたくなかったから。



だって、もし望月がそう勘付いてしまったら、



俺が告白もできぬまま…「行けません」ってメールが来ると思った。





ごめんな、こんなに無理矢理なメールで。



ただ、想いを伝えられれば良かった。


そして、もしフラれても、俺は何度もぶつかっていくんだ。






…その「ぶつかり」が望月にとって迷惑なものだとしてもさ。





俺はその日、明日に備えて早く寝た。




明日が来るのが…怖いようで嬉しいようで、よくわからなかった。

292 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/02(日) 12:55:07 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
もーすぐ300だぁ
あげ!


293 :KIKYO:09/02(日) 13:54:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子 様

わぁっほんとにもうすぐ300だ!!Σ(・ω・ノ)ノ

あげありがとうww
あとでまた雫さんの小説も見にいきますねぇ^v^

294 :KIKYO:09/02(日) 14:10:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→莉依目線です。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



ねえ、わたしのことが好きなんだって。




告白…だなんて、わたしには絶対に縁のないものだと思ってた。




木枯しが吹き荒れるなか、突然告白してきた工藤。



何がなんだかわからない。


いま、自分がどういう状況に置かれているのかも。




一瞬、彼が頭を打ったんじゃないかと心配になった。


けれど、彼は真剣な目をしていて。



だけどわたしは、嬉しいどころか浮かんでくるのは疑問符ばかり。



なぜ?


どうしてわたしなの?



…一目惚れだったんだ。

そういうあなたは少しだけ顔を赤くして照れている。




「付き合ってくれ」




わたしは困ったような顔をして、どう断ろうか迷ってた。




ごめんね工藤。


あなたとはいい友達になれそうだけど、
恋愛対象としてはどうしても見れないから。




わたしの恋愛対象は、この世の中で一人だけ。








でもね。


わたしは知ってしまったの。



好きな人に…好きな人にフラれてしまうつらさ。


好きな人に、自分の想いを伝えられないもどかしさ。




ねえ、亮汰はずっとつらかったんだよね?


わたしが神楽ばかり見ているから、苦しかったんだよね?




亮汰とわたしは同じ状況に置かれていたんだね。


好きな人が、自分ではない誰かを見つめているせつなさを、
わたしたちは知っている。


フラれることの苦しさも。

想いが伝わらないことを覚悟しての片想いも。




だから…亮汰を振って、また一人自分と同じように傷つく人が増えるのが、

どうしようもなく…怖かった。



また、同じことを繰り返してしまうのが。







どうしよう、そんなことばかりを考えて。


ああ時間だけが過ぎていく。





わたしが口を開こうとすると、彼はそれをさえぎるようにこう言った。


295 :KIKYO:09/02(日) 14:16:37 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「迷惑なのはわかってる」



お前が誰を好きなのかも、わかってる。






でも俺、本気だよ。


好きだから、って彼は言った。




彼は、こんなわたしを好きって言った。



初めての告白。



告白って嬉しいものだと必然的に考えていたのに、
いざ受けてみると、


こんなにもせつないのはなぜだろう?





気がつくと、わたしは俯いたまま、ごめんねって言っていた。


わたし、あなたと付き合うことなんてできない。




ああ、いま亮汰はどんな気持ち?


わたし、あなたを傷つけたかな…―




「ほんとにお前が好きなんだ。
 俺、いつもふざけたこと言ってるけど、真剣なんだよ」



だから、付き合ってほしい。

もう一度考え直してくれないか?









…無理だよ、そんなこと。


あなたがどう頑張ったとしても、

わたしがきっとあなたに振り向くことはないでしょう。




わたしが見ているのは、神楽だけなんだよ。



そんなのわかっているんでしょう?





そして、わたしが神楽を諦めていないのも、知ってるんでしょう?


わたしがいまも、彼の背中を追っていることも…。







あなたは…何もかも知っているはずなのに。





ねえだから、ごめんね工藤。





お願いだから、わたしなんか諦めてよ。





「お前が…お前が言いたいことは、わかってる」





彼が震えた声で言った。



ああ、つらさを我慢している。


ああ、苦しさを押し殺そうとしている…。





そう思うと、どうしようもなく胸が苦しくて。










わたしが正直なことを伝えることで、傷つく人が一人いる。


296 ::09/02(日) 14:31:56 HOST:adsl-west-6760.enjoy.ne.jp
途中から読んだけどなんとなくわかります!!

頑張って下さい!!

297 :KIKYO:09/02(日) 17:39:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
歩 様

そうですか…なら良かったです☆

頑張りますので、またおひまなときに読んでやってください(^ω^)

298 :KIKYO:09/02(日) 17:48:36 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


でも、未来は?


わたしが彼に同情しても、やっぱり傷つく人が一人いる。






ねえ、でもわたしやっぱりあなたを好きになれない。



わたしが神楽を諦めるはずがないんだよ。





冷たい北風がところなしに吹いて本当に寒かった。


寒いねえ、なんて言いながら、下校する帰宅部の生徒たち。



「ごめん」

わたしは繰り返す。


「わたし、いま工藤を選んだら、あとで絶対後悔すると思うの。だから…」









だから?







わたしは少し間を置いてから、スッと冷たい空気を吸う。



「お願いだから…もう…わたしから離れて…」



彼は淋しそうな目でわたしを見る。



ごめん。


ごめん。






本当にごめん。


わたしのこと、嫌ってもいいよ。











ねえだから…お願いだから、そんな目をしないでよ。







「俺は…」


彼は泣き出しそうな声で言う。




わたしは聞くのもつらくなり、そっと地面に目を伏せる。



「俺は、お前を諦めない」



どうして?




もうわたしに構わないでよ。


わたしを選んだところで、
あんたにとって良いことなんか何一つないんだよ。



「ごめん。それでも俺、諦められないんだ」


ねえ、あなたがそんなにしてまでわたしに求めるものはなに?



どうしてこんな女を好きになったの?




「ごめん」

わたしだって、あなたのそんな姿見たら泣きたくなるよ。





溢れてくる感情を必死に押さえつけて、
わたしは工藤に涙を見られないよう背を向けた。



「ごめんね」



だって、



「わたしと…」



わたしにとって、








「もう…関わらないで…」






















あなたは一番にはなれないんだよ…―

299 ::09/02(日) 19:45:27 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  >>沙夜

 いないし〜〜〜。。。。いや、ほしいけど・・ ←願望。


  >>KIKYO

 お久しぶり〜。。。
   なかなか来れんくて・・・。

 亮太!!!!!テメェはよくやったぜ!!!ウチは亮太も応援中。


   頑張ってねェ。。。


300 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/02(日) 19:51:21 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
300!だねぇ
おめでとぉ〜
すごぃよぉ!!


まだまだ面白くなってくるところだぁ〜
あげあげ!!



ファイトファイト!!


301 :KIKYO:09/02(日) 20:25:11 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


いやいや、謝らなくてもOKよbb

確かにわたしも彼氏は欲しいわぁ〜。憧れるよねぇ(´ω`*)うんうん
亮…!!!!
亮汰クンのことも応援してくれるのかッΣ(・ω゜)

な…なんて優しいんだ…。
良かったね、亮汰!!!!!!

頑張りまーす(´∀`∩ '`ィ



雫 餡子 (様…はつけた方がいいかな?)

ほんと300だねぇ〜ww
うん、いつも応援してくれてありがとう!!(人´・ω・`o)感謝♪

いやいや、雫sもすごいよ!!わたしとはホント比べ物にならない〜(^ω^)

あげありがとうございやすヾ(嬉>ω<嬉)ノ
ファイトしますぜw


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

みなさま、ついにこの「Everlasting」が300を突破いたしました!!
これも、こんなヘボを温かく応援してくださるみなさまのおかげです。
感謝してもしきれないくらいです…本当にありがとうございます。

そろそろレス数も増えてきたことですし、
「Everlasting 2」でも作った方がいいのでしょうか? 笑
まあ、これからもよろしくお願い致します。


                        KIKYO

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

302 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/02(日) 20:28:13 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
様なんてつけなくていいよ!
ヘボくなぃよ!
かなり面白い!!
2作ってもいいかもしれなぃけれど・・・

このままだったら500にいくかもね!
でも2も作れたら期待します!
500までいくことも期待しますー!!
またあげます!
ずっと応援しますぉ!!


303 :沙夜:09/02(日) 21:28:48 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
亮太偉い!!!!
ちゃんっと自分の気持伝える事ができて本当偉い!!!!!!!!
アタシなら絶対出来ないよ!!
あんたは偉い!!((シツコイ笑

恋人は年上をおすすめする☆★
大人ですごい安心感あるし♪
んでもってリードしてもらってるって実感があるから幸せ(>▽<)/

亮☆
うん!!
アタシも欲しい(´д`)ゞ
それこそ喉から手がでるほどほ…((強制終了



304 :KIKYO:09/02(日) 22:32:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
うわぁ〜wwまたコメントが♪♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

雫 餡子ちゃん

うわーん!!
ヘボくないっすか??そんなこと言ってくれてありがとうッ(PД`q。)
すごい嬉しいよ〜↑

そっか〜、まあまだ「2」はやめとこうかなっヾ(@´ω`)ノ
500まで…行けたらいいな…((笑

コメントありがとう!!(●'v`bd)



沙夜

亮汰えらいよねッ!!←

わたしも…こんなスパッと「好きだ!!」なんて言えたらどんなにいいか。。。
沙夜も亮汰クンを誉めてくれてありがとうヾ(嬉>ω<嬉)ノ

年上かぁ…確かに先輩は頼りがいあるしね☆
そう言われたらそうかも…うん、やる気出てきたッ(^ω^)b

コメントありがと〜+(*´艸`)


えっと、それと今日、ついに念願のMyトランペットを買いました〜♪
もう…ほんと…幸せでぅ。。。

305 :HERO:09/03(月) 07:56:44 HOST:softbank221026230164.bbtec.net
めちゃくちゃ、おもしろいです。
見てて、楽しいです。
早く次ぎが読みたいです。

306 :KIKYO:09/03(月) 19:48:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
HERO 様

めちゃくちゃ面白いですかッ!!Σ(・ω・ノ)ノ
わたしも…そんなこと言われて、めちゃくちゃ嬉しいですヾ(嬉>ω<嬉)ノ

見てて楽しいですかー^^
とっても嬉しい言葉ですねぇ、ホント。。。
いつも応援ありがとうございます!!



最近はなぜか急激に部活が忙しくなってしまって…ごめんなさい↓

頑張って更新します!!

307 :KIKYO:09/03(月) 19:52:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新ヾ(@´ω`)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



「俺はお前を諦めないよ。だって、恋愛は自由だろ」



自由かもしれないね。

だけど、あなたがその決断を下したことで、傷つく人がいるんだよ。




未来はあなたを好きなのに。






このこと…冗談だって未来には言えないよ。







恋愛って難しい。



もしかしたら世界で一番難しい学問。










彼は、じゃあなって言いながら去っていった。


わたしはしばらくその場に突っ立って、冷たい風にからだをさらし、

それから気付いたように校舎へ戻る。






雲の立ちこめる寒々とした白い空を見上げながら、
わたしは一人、


ごめんねって呟いた―















ああそれは、







工藤のため?




未来のため?





それとも…。











汰寒すぎる極寒の十二月。




気がつくと、今年一番の初雪がさらさらと舞い降りてきていた。


308 :KIKYO:09/03(月) 19:53:51 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


×汰寒すぎる極寒の十二月。

   ↓

○寒すぎる極寒の十二月。

309 ::09/03(月) 20:09:37 HOST:adsl-west-6427.enjoy.ne.jp
あげっ↑

310 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/03(月) 20:23:06 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
おー500まで頑張ってね!
いつでも応援してます!
あげ〜





311 ::09/03(月) 20:31:15 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
 

   お久〜〜♪♪♪
 マジで眠い・・・((怒))

   やっぱKIKYOも彼氏ほしいのかぁ・・・・
  うん。ウチもほしいわww

 ぢゃ、KIKYO・沙夜・亮汰頑張ってね(^□^)ノシ

312 :(xFy/V8wehE):09/03(月) 21:13:54 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

◆-*-*-*-*-*-*-*-*-◆

「SunSet.」の優です!*
本日、「SunSet.」は完結致しました!
これも支えて下さった皆さんのお陰です^^

「SunSet.」のラストは…っと。
これ以上は見てからのお楽しみで!*
次回作品はまだ未定ですが、
私を見つけて頂いたら是非声をかけて下さいね!

レスがここにある限り、
感想などを書いて頂いたら返事するつもりです^^
是非コメントを書いて下さいね+.
お待ちしてます★

いつか、また
どこかで会えたら…。

                             優

313 :沙夜:09/03(月) 21:35:34 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
おォ!!??
とうとう買ったかmy楽器☆★
よっかったねェ!!!!
おめでとォ↑↑(>▽<)/

たしかに恋愛って一番難しいよね…。
ちょっとでもバランスをくずす

314 :沙夜:09/03(月) 21:37:45 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
ごめん;
↑これ間違いです^^;

×ちょっとでもバランスをくずす
○ちょっとでもバランスを崩すと、ねじれて行くからね。


315 :KIKYO:09/04(火) 22:08:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
今日も遅くなりました…ごめんなさい。。。
反省文..._φ(・ω・` )カキカキ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

歩 様

アゲありがとうございまっす+(´^ω^`)+

励みになります…♪
これからもよろしくお願いします。。。


雫 餡子ちゃん

う…うん!!
雫ちゃん…わたし…わたし、頑張るよ!!((青春w

いつまでも応援だなんて…嬉しすぎるッヾ(嬉>ω<嬉)ノうはっ
コメントTHANKSで〜す(人´・ω・`o)




わたしも眠いよぉ〜(ρw-).。o○むにゃ

うん、好きな人はいるんだけどねぇ…なかなか進展は…(ry
彼氏…(´・ω・)しゅん

応援ありがと〜♪
何気に亮汰くんまで応援してくれてるしッヾ(@´∀`)ノ
頑張るべbb




「sunset.」完結おめでとーございます!!ヾ(嬉>ω<嬉)ノ
結局、なかなかコメしに行けなくてごめんなさい↓
でも…いつか優ちゃんの小説を見つけたときには必ずコメするし、
応援もするから…そのときはよろしくねっ+(*´艸`)

ひとまず、本当に完結おめでとう!!
これからも頑張ってくださいです*。.(('艸'〃))。.*


沙夜

買っちゃったよ〜((ニヤニヤ

先輩に「うぉ!? めっちゃキレェ☆」って言われたよ〜ww
いや、安物ですが…みたいな(・∀・;)
ありがとう!!^^

うん、恋愛ってほんと難しいっす←
わたしの恋も成就しないかなあ…(゚∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀゚)笑


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

みなさん、亀更新なのに…本当にたくさんのアゲありがとうございます!!
部活から帰ってきて、これ見て嬉しかったです^^
更新、頑張りますね+d(。・`ω・)b

316 :沙夜:09/05(水) 07:35:09 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
昨日はこれなくてごめんねェ↓↓
実は今週の土曜日体育祭なんです…。
だから吹部の練習も予想以上に長引いちゃってさぁ(;−−)
本当すんません;

317 :沙夜:09/05(水) 19:43:54 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
あげぇ↑↑

318 :KIKYO:09/05(水) 20:58:17 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

いやいや、謝ることなんてないよっ!!汗

体育祭なんだぁ…大変だねぇ。。。
わたしの所は文化祭1日目に体育祭も合同でやっちゃうの(´゜ω゜):;*.':;

わたしも文化祭の1日目の開会式and2日目の閉会式はブラバン演奏だよ♪


あげありがとう☆
今から更新しちゃいます!!!!

319 :KIKYO:09/05(水) 21:04:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


工藤に告白されてから一週間。


あれから、毎日のように雪ばかりが降っていて、
外はすでに幻想的な世界になっている。


ダイヤモンドダスト…まではいかないけれど、
キラキラと光る地上の白い星たちは、


例えるのならまるで宝石のようで。



そして、寒さに耐えるサクラの小枝に積もった真っ白な雪は、

いつかテレビで見たノルウェーの景色とそっくりだった。



「ったく寒いねー」



期末テストも終わりすばらしい開放感の中に置かれ、
目にクマを作った生徒たちは楽しそうに放課後を過ごす。

うちのクラスでは、みんながクリスマスの計画を立てていた。


「うん。でも雪はきれい」



あれから工藤とはあまりしゃべらないようにしているけれど、
彼は何度もわたしに話しかけてくる。


たまに…悪戯っぽい笑顔でこっちを見つめてきたりもする。



「ねえ、クリスマス一緒に過ごす相手いる?」



そんなのいるわけない。


今までも、それにきっとこれからもいないだろう。



「またそんなこと言って」


未来は楽しそうにころころ笑う。

未来が笑うと目の下にできたクマがくっきりと浮き上がる。



「大丈夫。莉依は充分可愛いよ」




「ありがと」


でも、もっと可愛くて明るかったら神楽にも自信が持てるのにな。





神楽とは、初めて挨拶ができたときから毎朝ちゃんと挨拶ができている。


それはわたしにとって大切なことで、
同時に彼と繋がることのできる唯一のコミュニケーション。




初めて気付いたことだけど、

好きな人との挨拶ってその日を幸せにしてくれるね。




しんしんと降り積もる雪は、まるでわたしの幸せを意味しているようで。

あの雪のように、わたしの心の中にもちゃんと幸せが降り積もっているよ。




「わたし、クリスマスは頑張って亮汰を誘うんだ!」




決意を込めたように未来が言う。


頑張ってね、と笑うわたしの顔には、あきらかに疲労が見え隠れしていて。



テストのせいじゃない。


工藤に告白されたことに対しての、未来への罪悪感。



未来が工藤の話題を出す度に、


わたしの心の傷はぱっくり開き、


ちゃんとかさぶたをしていたはずの悲しみがどっと溢れてくる。



あれから、工藤には何度も未来のいる前で変なことを言われてる。






これじゃまるで…恋のアタックというよりも、嫌がらせの域に達してるよ。




望月って可愛いよなあ、とか。


今度の日曜日映画でも観にいこうよ、とか。



彼が平気でわたしにそう言ってくるときの、

未来の悲しそうな顔が忘れられない。




その日、必ずわたしは眠れなくて。






工藤のせいだよ。




ほらね。


わたしを好きになるとみんなに不幸が訪れる。






ねえ。


わたしはあんたなんか嫌いだよ。












未来を悲しませるやつなんか。


320 ::09/05(水) 21:14:52 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp


  展開が!?!?!?!?!?

 気になりまくり!!!!!頑張ってね♪♪♪♪♪



321 :KIKYO:09/05(水) 21:33:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


展開が…!?笑

気になりまくりですかぁ…嬉しいな♪
頑張るよ〜!!^^

亮も忙しいだろうケド、応援してるから頑張ってちょぃ☆

322 :沙夜:09/06(木) 20:19:30 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
そうなんだよォ↓↓
ウチの学校の体育祭無駄に盛り上がるからさぁ…―。
夏休みあけてから、まだ一回も授業してないんだ((汗
朝から晩まで動きっぱなしでこっちは筋肉痛もいいトコですよ(;><)/
んでもって引退したはずの三年生は気合いれまくりで…。
毎日『声だせェッ!!』って怒鳴られまくり((泣

うわぁ!!
なんか新たな展開がありそうな予感(^◇^)/
塚莉依がちょっと心配;
亮汰の告白で未来への罪悪感がスゴイ↓↓
超先が気になるゥ〜
あげぇ♪

323 :KIKYO:09/06(木) 21:42:27 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

授業してないのッ!?Σ(・ω゜)
へえ〜でも、なんかちょっぴりだけうらやましいな 笑

まあ、そりゃ筋肉痛にもなるわな(´ω`*)うんうん
あ〜あ〜3年生気合い入ってると、こっちまで疲れてくるよねぇ。。。
こっちだって疲れてんだよ!!←

莉依ちゃん心配ですねぇ(´・ω・`)
先が気になるかっ!!
昨日はあんま更新できなくてホントごめんねぇ〜(´・ω・)


頑張りやす←

324 :KIKYO:09/06(木) 21:48:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



クリスマスはあっという間だった。


隣にいてくれる人もいなくて、
やっぱりわたしは今年も一人で淋しいクリスマス。



家族も祝ってくれたけど、それでもやっぱり物足りなくて。




…わたしは欲張りなのかなあ。






お正月。


わたしは大好きなあの人に年賀状を書く勇気がなくて。




結局あなたからも来なかったけれど、きっと美咲には書いたんだろうなあ、


なんてそんな悲観的なことばかりを浮かべて、

行動に移さない自分はやっぱり臆病者。



今年も友達と親戚だけの年賀状。

まあしょうがないかとため息混じり。




ああそういえば、初めて工藤から年賀状が届いた。



返そうかな、どうしようとひとしきり悩んでから、

やっぱり返さないと失礼のような気がして、





即席の年賀状をプリントし、急いでポストに投函する。




でも、そんなわたしの冬休みにも、嬉しいことが一つだけあって。


それはまだ寒い一月に、大好きな彼と会えたこと。






彼は、友達と一緒に近くの公園で雪合戦をしていた。




彼は雪まみれになりながら、嬉しそうに友達に雪を投げ返す。


その隣に美咲がいないことも、嬉しさの一つで。



彼は歩いているわたしに気がつくと、おお、と言いながら手を振ってくれた。


わたしは嬉しさに身をもがきつつ、笑って小さく手を振り返す。





ねえ、すごく嬉しかった。





手を振ったことじゃない。



もちろんそれも嬉しかったけど、一番はあなたに気付いてもらえたこと。


久しぶりに見たあなたの笑顔は何よりも素敵で。






やっぱり年賀状書けばよかったなぁ、なんて小さな後悔。






けれど、それでもわたしはそんなあなたにときめいた。




325 :沙夜:09/07(金) 07:47:35 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
はぁ…。
切ないなぁ(;-;)
大好きな人は親友の彼氏…―。
こんなに辛い恋はないよねェ(しみじみ)
莉依の立場は一番悲しいよ。。。
あげぇ↑↑

そう、授業がない所はいいんだよッ!!??
でも体育が6時間続いた後に部活って言うのが無理((酷

そうそう!!
三年生にとっては最後の体育祭だからまぁしょうがないんだけど、一応こっちも疲れてるんだよね;
三年生は準備が終ればすぐに帰れるけど、1,2年生はそのあと部活があるからさぁ…馬路死にます((瀕死状態



326 :KIKYO:09/07(金) 20:03:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

今帰ってきたぜ…(´Д⊂

体育が6時間も続くのはキツいよね。。。
バレーボールならいいけど←
わたしも、球技大会後の部活は疲れすぎてなかなかチューニングも
合わなくて…あーあって感じ+(´^ω^`)+.ぶは

まあ、しょうがないさ←ぇ
応援してっから頑張ってくれけぇ〜($圉'Д`艸)⌒**+。


今日は更新できるかな…?
頑張って宿題やって、時間があったら更新します←

327 :KIKYO:09/08(土) 17:36:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新($圉'Д`艸)⌒**+。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




冬休みなんて本当に少し。



たった二週間のお休みで。




あの嬉しいできごとから少したって、
わたしたちはまた学校で全校集会を聞いている。



今年は、例年にないほど記録的な降雪量なんだって。



わたしは雪が好きだから、別に困ることはないけれど。





滑らないように気をつけて帰りなさい、だなんて


中学生なんだからそんなことわかってる。





教室に帰るとまた長ったらしい先生の話を聞いて、わたしたちは解散になる。





今日からまた、ありふれた日常が始まる。





…と思っていたのはわたしだけだったのかもしれないね。




わたしを独り残して、



周りは確実に何かが動き始めていた。




わたしの知らないところでチェスの駒は進んでいく。








それに早々と気付いていたのなら、


わたしだってもっと早く現実に戻れたかもしれなかったのに。


328 ::09/08(土) 18:44:54 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  どうなんだろぉ!!!!!!!!?????????
 無茶苦茶気になるよォ〜〜続き。。。

  神楽の馬鹿ぁ!!!
 莉依ちゃんに期待させんなぁ!!!((怒)) ←ぇ。八つ当たり。

  アゲまくっちゃうぜ☆=★=

 頑張ってねェ (●^3^)〜♪♪♪

329 :KIKYO:09/08(土) 19:30:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


続き無茶苦茶気になるなんてっ。
いやんウレシイッ←肝

ほんと、神楽はバカバカの大バカ者だよねぇ…(´・ω・)
莉依ちゃん…頑張れよ。。。笑
アゲありがとぉ!!*(o^冖^o)*

てか…顔文字めっちゃ可愛いねぇ(´゜ω゜):;*.':;
頑張るねッ(^u-)-☆

330 :KIKYO:09/08(土) 19:34:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

…あ、無駄レスごめんなさいっ↓

えっと、この「Everlasting」なんですが、前ともだちに
「面白いケド、なんか…コメしにくい…」
って言われてしまいました。。。

うちの小説って、
周りから見ればちょっとコメしにくい環境にあるんでしょうかねぇ??
まあ、そういうことなので…笑
もしこの小説を見てくれている方で、「コメしたいけどしづらい!!」
みたいな人がいたら…その人たちへ。

遠慮しないで、コメントしてもいいんですよ!!
まあ、コメントは強制ではないですが。。
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

331 ::09/08(土) 20:44:16 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  ウチ的には、全然大丈夫やよww

 もっと、友達もほしいし、、、よかったら見ている人、出来るなら友達になってほしいなぁ・・・。

    (@´ω`)//

332 :沙夜:09/09(日) 08:31:55 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
アタシも亮の意見に大賛成だよォ(^▽^)/
みんな友達さ((笑

体育祭、無事終了しましたぁ!!!!
ウチら黄色組みは優勝できなかったけど、応援賞っていうものをゲットしやした♪
疲れたけど、それなりに楽しい体育祭だったぞィ(>V<)
みんなぁ!!ありがとォ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!??(ェ

おっとォ、新たな展開が幕開けかな?
最近この小説が気になってしょうがない!!
あげぇ↑↑

〜KIKYOと亮に質問〜
学校のクラスって何クラスあんのォ?
ちなみにアタシの学校は4クラス(少ない)だよ!!

333 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/09(日) 10:54:12 HOST:d202051047047.cable.ogaki-tv.ne.jp
さっきはコメントありがdねぇσ(σo∀o艸)b⌒★
ウレシスです〜。゚ヽ(゚ŎДŎ゚)ノ゚。ウワァァァン!!

KIKYO様の小説もかなり続きが気になる・・・・

私はほどよい程度にマスを空けてるのが好きですっ!

コメントしにくくなぃですよっ!!!

うん!

これからも応援してるぞぇ!
あげっ




334 :KIKYO:09/09(日) 23:00:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
今日はフェスティバルに行っていて、すごく遅くなってしまいました…↓
ほんと、ごめんなさい。。。
更新は明日…できるかな?って感じなので、今日はコメ返しだけに
しておきます…ごめんなさい。

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



みんな友達だよねッ!!
うん、そーだそーだ 笑

亮にはいつも感謝してるよ〜毎日のようにコメくれるしねww
ま、亮だけじゃないけれど…ほんと、感謝(´ω`*)

またよろしくww←ぇ


沙夜

体育祭終了おめでとう!!゚+od(o'ェ`o)ノo+゚
応援賞かぁ〜。よっぽど沙夜のクラスはチームワークがあるんやねぇww

ま、優勝できないにしても楽しければそれでいいッ←


また新たな兆しが見えてきたさ(゚∀゚ *(。 。 *(゚∀゚ *(。 。 *)ゥンゥン
気になってしょうがないなんて…嬉しすぎる!!((暴走

ウチのクラスは2クラスさ((泣
A組とB組…なんてむなしいんだ!!
わたしは中学受験したんでねぇ…募集人数少なくて(艸U∀U◎*)゚+。:.゚v


雫 餡子

コメントしにくくないかッ!?
良かったぁ〜なんか友達がイヤに真剣な表情で言ってきたから
気になっちゃって…笑

わたしもほどよい行空けは読みやすくて好きだーい←
雫ちゃんも頑張ってね!!
応援してやす(○´・ω・。)σアハ

335 :沙夜:09/10(月) 10:22:22 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
KIKYOの中学って私立なんだぁ!!??
いいなぁ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!(>▽<)/
超金持ちじゃん!!!!
それに比べてウチの中学ゎ…―。
馬路ボンビーですから(苦笑)

いや、うちのクラスはどっちかっていうと無いに等しィ…。
でも先輩が断トツ恐かったから多分取れたんだと思う((笑
みんなあとでリンチされないよう必死だったから^^

KIKYO部活とかあっていろいろ大変だろうケド、無理しない程度に頑張ってね!
応援してます^^
これからも頑張れ(^^)/

336 :KIKYO:09/10(月) 17:58:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

いや、実は私立ではないんだよ〜←
私立を買う金はないタメww公立を受験したのです(´ω`*)
ほんと…全然金持ちじゃないよ。。。
私立受けたコうらやましぃ〜(・∀・)

先輩怖いんだ〜やっぱり目ぇツケられたら怖いよね↓
でも、来年は沙夜がミンナの先輩さ!!

頑張るよぅ(´∀`∩ '`ィ

337 :KIKYO:09/10(月) 18:07:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正

↑私立を買う金はないじゃなくて、「私立を受ける金はない」ねww
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




ねえ、本当は心のどこかでわかってた。



だって、あなたと美咲は仲が良い。


まるで恋人みたいに頬くっつけて笑いあって、お互い名前で呼びあって。






わかってたんだよ。







ただ、わたしが認めたくなかっただけ。



わたしが耳を塞いでいただけ。







突然のできごとだった。



突然すぎたから、いけなかったのかもしれないね。

































































































付き合ってるんだって…。



338 :KIKYO:09/10(月) 18:13:06 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


それを聞いたとき、わたしは泣きそうになった…ううん、泣いてしまった。



「莉依…」


未来、正直に言ってくれてありがとう。




未来がずっと隠し通していたら、きっと今のわたしはなかったよ。



でも…あのときのわたしにはそれがわかるはずもなかったから、

耐えきれるはずのない現実を未来のせいにして。




未来に対して…わたしのことをちゃんと考えてくれている未来に、

素直になることができなかった。






ごめんね。



でもね、そうやって現実を目の前に押しつけられても、
わたしはやっぱり信じることができなかったんだ。



信じたくなかった…その方が正しいのかもしれない。




「うそ…」


それだけを呟くわたし。



屋上。



知らず知らずのうちに、次から次へと溢れて止まらない涙。


ああ、いつからわたしはこんなにも泣き虫になってしまったのだろう?


「うそ…やだ…うそって言って…」



「ごめん。莉依…」


うわ言のように繰り返すわたしに、
未来はつらそうな顔をして目を伏せている。



今日は珍しく雪が降っていない。



その代わり、最低気温は今年一番を記録した。




寒いよ。




からだも、心の中だって。







未来の言葉でぽっかり開いた大きな穴から、

切るように冷たい風がところ構わず吹きつけてくる。



あまりにも大きすぎる絶望感に押しつぶされてしまうようで怖かった。





「やだ…そんな…未来ったら何言って…」


未来が、「話があるの」なんて言って連れてきたのは、

これを言うためだったんだね。




「ごめん。ただ…言わないと、莉依がもっと傷つくと思って」



「うそ…やだぁ…!」










そんなの、信じないよ。




















わたしは手で顔を隠して泣き崩れる。






ねえ、未来がそのことを言ってくれたのは後悔してないよ。



ただ、自分が傷つきたくなかっただけ。


自分が傷つかないように、受け入れなかっただけ。







ドウシテ?


何度も心にそう問いかける。





あなたの笑顔が、もう思い出せないよ。









美咲の顔が…もうわからないよ。

339 :KIKYO:09/10(月) 18:18:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

きっとね、未来はわたしを傷つけたくなかったんだ。







ねえ、そうでしょ?


だから…わたしが傷つくのを恐れたから、未来は正直に、

避けられない現実を…わたしに導いてくれたんだよね。






だけど、だけどね。













わたし…もう少しだけ、夢見ていたかった。




理想でいいよ。


現実逃避してるとかそんなんじゃなくて、





あと少しの幸せを…―








あなたが笑っているだけで、わたしはとっても幸せでした。







ねえ、わたし改めてわかったよ。




彼はわたしを選びません。


そして、彼が選んだのはわたしの親友。




わたしじゃなくて…親友。











わたしはこれから、どうすれば傷つかないのですむのかな。










うそでもいい。



誰か、わたしを安心させて。

不安でいっぱいのわたしの心を、誰か温かいもので満たして…。




ほんとは付き合ってないんだよって。



美咲と神楽はただのトモダチなんだよって。











…そう言ってくれるだけでよかった。









ねえ、わたしはもう、夢を見ることはできないのかな?





もう…夢はエピローグかな…?




340 :KIKYO:09/10(月) 18:25:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



ああこれは、






憎しみ?




悲しみ?











それとも嫉妬?









美咲への感情が、うらやましさから妬みへと変わっていく。




美咲とは、ちゃんと仲直りしたんじゃないの?


トモダチなのに…。





なのに…知らず知らずのうちに、二人がケンカでもすればいいって思ってる。

ケンカして、美咲はほかのヒトと付き合って、



そして、神楽はわたしと…―









ねえ、ほんとわたしって最低だね。




親友の不幸を願ってる。


同時に、愛する人の不幸をも…―








ねえ、もう自分が怖いよ。




「ごめん…」


謝り続ける未来。わたしを傷つけたと思っているのか。



謝らないで。




そう言いたいのに言えなくて。







付き合っている。
















付き合っている。













あの二人は、もう恋人。



わたしが中に入ったら…わたしはもう、悪者になる。
















「聞いちゃったの、わたし」




341 :KIKYO:09/10(月) 18:25:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


未来はつらそうな顔でそう言ってから、また少し黙り込む。




言おうか言うまいか、迷っているみたい。





「部活の帰り、亮汰と神楽くんが一緒に歩いてた。
 悪気もなくその後ろを歩いていたら、そしたら、神楽くんが―」


























「もういいよっ…もう…聞きたくっ…」




わたしは嗚咽まじりにそう囁く。


すると、未来は唇をぎゅっと結んで、それ以上、何も言わなかった。




「ごめん…未来っ…」



わたしはそれだけ呟いてから、思いきり泣き叫ぶ。



授業はもう、始まっている。










次の授業は数学だった。


だけど、もう彼の背中は見れないよ。





彼のあの頼もしい姿を見ると、きっと泣いてしまうと思うから。



ごめん。






ごめんね未来。



正直にわたしに伝えてくれたのに、こんなこと言ってごめん。






わたしがずっと泣いているのを、黙って見ていてくれたのは、未来だった。


ときどきごめんね、ってまた謝りながら、
ずっとずっと背中を撫でてくれていた。




ありがとう、って、







わたしこそごめんね、って言いたいのに、

















神楽のことを考えるだけでまた吐き気が催してくる。






もうやだ…。











































もう、終わりだよ。


342 :沙夜:09/10(月) 21:27:04 HOST:u50041.koalanet.ne.jp
莉依はそんなに神楽が好きなんだぁ…―。
なんか未来の立場も辛いよねェ(;−д−)
恋ってヒネクレもんやなぁ((しみじみ

あ、公立だったのか;
ごめん↓↓早とちりでしタ(;TT)
KIKYO私立いきたかったんだぁ!!
塚私立って凄い金高いよね(汗)
何でいきたかったの??

うん、先輩って恐いよねェ〜!!!!
あたしの学校不良の先輩が多いんですよ^^;
学校の廊下とか普通にタバコの吸殻落ちてるから↓↓
馬路で目付けられたら不登校になっちゃうし…―。

そうそう!!
来年はあたしが先輩だぁ!!(何様…;)
もう少しの辛抱さぁ!!

おうよ!!
頑張れ^^


343 ::09/11(火) 20:41:31 HOST:p14176-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp


  お久ぁ〜〜〜〜!!!!!!KIKYO&皆様。。。

 莉依・・・泣きたい時にないた方がいいよ・・・。


   いやぁ、さすがKIKYO。更新早ッッ

 すげェ!!!更新の早さも、内容も^^


  

      >>沙夜へ

 ウチは、6クラス^^ 7,8組は・・・
  ん〜、ちょっと障害者向けのクラス・・・・かなぁ。

  2,3年生は5クラスだよ!!!!



 KIKYO!!!!!!応援するぜ!!!!頑張れ!!!!!

344 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/11(火) 20:46:51 HOST:d202051036078.cable.ogaki-tv.ne.jp
KiKYOさぁ〜ん!!!
    お久しぶり!



何か険悪だぁ





あげぇ





345 :KIKYO:09/11(火) 22:10:01 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントマジで嬉しいっす!!!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

沙夜

そうそう、恋ってつくづく上手くいかないっす…(´・ω・)
わたしも、最近片思い中の相手となかなかしゃべれな((強制終了

いやいや、謝らなくてOKよヾ(o・ω・o)シ
まあ、私立とかは文化祭とか超・大規模だしねぇww
勉強は難しいケド、一度は行ってみたかった←
てか沙夜の学校なんかスゴいね…。
タバコの吸い殻とか…マジどんだけ??Σ(・ω゜)
めっちゃ怖い…(PД`q。)ウエーン

コメTHANKSヾ('ω`)ノ




マジ久しぶり〜♪ 元気してた?ww
おぅ、けっこう展開早くしちまったよ〜(´゜ω゜):;*.':;
ちょっと早すぎたかな?(・∀・)
内容はホントまだまだだよ〜もっと上手くなりたぁい!!笑

コメント嬉しいッヾ(@´ω`)人(´ω`@)ノ
亮のも見にいくね〜^^ノシ


雫 餡子

いやいや、タメでいいよヾ(嬉>ω<嬉)ノ
うん、けっこう久しぶりだねぇ。。。

ほんと険悪になってきていまちゅ←肝
莉依ちゃんはどうなっちゃうんでしょうねぇΣ(・ω・ノ)ノ
それは…

CMのあとッ!!+d(。・`ω・)b


あげありがとう☆★
雫のもまた見にいくんでヨロww



346 :KIKYO:09/12(水) 21:03:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



わたしは、その日学校を早退した。


未来には変な罪悪感を抱かせてしまったかもしれない。

だけど、
わたしにはまだほかの人のことなんか考えていられる余裕なんかなくて。



ただ…泣き腫らした目で学校を出る。






神楽、ねえ本当に美咲と付き合っているの?




わたしはまだ信じることができないよ…。








あなたで埋め尽くされていた心からあなたという存在が消えて、
わたしは初めて彼の存在感の大きさを知る。




なぜだろう?


別に、彼が転校するわけでもないのに。








それでも、気がつくと彼がとてつもなく遠く感じて。



もう彼はフリーじゃないから、

わたしには何の可能性さえも残っていないと思うと苦しくて。







違う。





苦しいなんてものじゃない。



つらいなんてものじゃない。








そんな言葉じゃ物足りなくて。





想像を超えたつらさだから。








痛い。















この気持ちには、そんな言葉がよく似合う。



痛すぎて、もうどうにかなってしまいそうで。







助けてよ神楽…。













347 :KIKYO:09/12(水) 21:15:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




冬の寒さに、今自分が独りなのだということが身に染みる。



いつもならこの隣で未来が一緒に歩いてた。

そして…それが愛するあなたであったことでさえ。







このまま家に帰るのがなぜかいやで、わたしは途中で公園に寄った。




誰もいないブランコに乗り、一人静かにこいでみる。


キイッとさびれた音がした。










孤独感。










自分だけ、出口のない迷路に閉じ込められてしまったような。




どうすればいい?


白く淋しい空を見上げながらわたしはそっと目を閉じる。





わたしはあなたを諦めなければいけないですか?




それとも、美咲を裏切ってまであなたを想い続けていいですか?



想いたい。想いたいよ。


わたしはあなたを想いたい…―





でも、もしわたしが彼を一途に想い続けたって、彼にとってはただの迷惑。



彼はきっと、わたしを一人の「望月莉依」としてではなく、

ただの「クラスメイト」としか見ていないだろう。





だってきっと、彼が想うのは美咲だけ。







彼にとっての一番はわたしじゃない―







彼の瞳に映るのは、美咲だけに許された特権。




誰も…邪魔しちゃいけないんだよね…。




風がからだを切って寒かった。


早く家に帰って温まりたいのに、わたしはなぜか動けなくて。




いったい誰が、わたしをこの迷路から出口へと導いてくれるのだろう。



そして、出口の向こうにはいったい何があるのだろう。


この迷路を抜け出したら、わたしは何を得るのかな。






わたしがあなたを想っていては、迷惑ですか?
















348 :KIKYO:09/12(水) 21:20:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




わたしはこんなにもあなたが好きなのに。







こんなにも一途に、あなただけを見つめてきたのに…。






この気持ちを伝えられたら。



でも、伝えたらそれは裏切りに類する。






だって…神楽はもう美咲のものだから。







神楽の傍で凛とした向日葵を咲かせることを許されたのは美咲で、



わたしは、そんな二人を小さく祝福する、一滴、たった一滴の涙だから…。
















どんなにあなたが好きだとしても、


これはもう伝えちゃいけない想いなんだ。





わたしが、一人で静かに引き出しの奥にしまっておかなきゃならない想い…―




















心が痛い。






















理想ばかりを並べたせいで、目の当たりにした現実がつらい。







ねえ、わたしはどうすればいい?











ねえだれか。






教えてください。










導いてください。












幸せになる方法を…―

















ねえ、教えてよ?









349 ::09/12(水) 21:29:29 HOST:p9117-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  お!!!更新してるww
 もうすぐ350やねェ〜〜^^

  おめでとぉ!! ←早ッッ!!!

   まだま〜だ応援しとるよ〜 (^□^)P))

350 ::09/12(水) 21:37:32 HOST:p9117-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

   350GET!!!!!カナ(?)

 これからもガンバ!!!!!!!!!

   ウチんトコにもきてねぇ〜〜(^□^)ノシ

351 :沙夜:09/13(木) 17:21:57 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
二日もこれなくてごめんよォッ!!!!!!(泣)
本当すみませんでした…(土下座)
もう本当に((強制終了

もうこんなに更新したんだ!?
KIKYOは相変わらず早いなぁ^^(助かる)
これからも応援してるよ♪

うん。
ウチの学校メッチャ恐い↓↓
なんかヤクザの息子が(三年)番はってんだぁ…((汗
恐くて近寄れません;

352 :KIKYO:09/13(木) 21:52:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントありがとう♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

353 :KIKYO:09/13(木) 21:59:28 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメントありがとう♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



350ゲットおめでとう!!ヾ('ω`)ノイエイッ
これからも応援してくれるなんて…うがぁっ!!←
ギザ嬉しす。。。

最近亮のところに行けなくてゴメンね(´・ω・)しゅん
てことで今から遊びに行ってきますのでぇ★

イッテキマ-ス!!Σ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン

コメントありがとう^^


沙夜

いやいや、謝るでない←殴
沙夜はなんにも悪くはないのさぁっ(゚∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀゚)アハハッ

もうこんなに更新したぜぇ (">ω<)っ))
いや〜、学校始まってからなかなか時間が取れんもんで、
一気にガバッと更新しないと…ね(艸U∀U◎*)゚+。:.゚vあは

ヤクザの息子とか…ヤバイねぇ。。。
てか、そういう人たちって高校行けんのか??って感じ←
行けたらすごい(・∀・)笑

応援ありがと〜★

354 :KIKYO:09/13(木) 22:00:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
すみません、>>352は無視しちゃってください;;

355 :KIKYO:09/13(木) 22:09:08 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



うわさって信じちゃいけない。




そう思って…ずっとずっと、あのうわさがうそなんだって思い込もうとした。




つらすぎる現実の逃げ道をなんとか探そうともがいて…。



そのせいで自分が正しい道を見失ってしまうことにも気付かずに、



ただ…がむしゃらに走り続ける馬のように。






疲れて。










疲れて。












ふと見回したら、周りは真っ暗で、一人迷子になったんだって…。






この現実から、わたしは迷子になったんだ。




帰り道もわからない…。






そして、そのわたしに帰り道を教えてくれたのはあなたでした。





あなたが教えてくれたのは、帰り道。




決して逃げ道じゃない…。











もしもこの世にきれいに舗装されたコンクリートの逃げ道があっても、


絶対その道は自分の知らない土地へと繋がっている。





もしも「現実」という凸凹道があっても、

逃げずにちゃんと向き合って少しずつ進んでいけば、




きっと温かな光にたどり着けるだろう。








わたしがそれに気付くことができたのは、あなたが教えてくれたから。






どうしようもなかったわたしを、






ちゃんとからだ全体で受け止めてくれたから…―





傷ついた馬に、手を差し伸べてくれたから…―



















いまなら言えるよ。





ありがとう。








あなたがいたから、わたしはまた前を向くことができたんだ…。






















356 :KIKYO:09/14(金) 22:47:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
自分であげ↑
更新できなくてホントごめんなさい…明日には更新できると思います。

357 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/15(土) 13:33:54 HOST:d202051047059.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげますー

応援してるんでっσ(σo∀o艸)b⌒★

358 :KIKYO:09/15(土) 17:35:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子

応援してくださるんですかッ★
嬉しいかぎりです…^^

あげありがとうございますヾ(o・ω・o)シ
今から更新しますね。。。

359 :KIKYO:09/15(土) 17:39:45 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
↑なにげに敬語なってました…まあ、お気になさらぬよう 笑


更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




未来から真実を口にされたとき、わたしの中には絶望感しかなかった。



そんなの信じたくない、っていう思いが強くて…。






学校に行って、それを確かめるのが怖かった。



まだ大丈夫だよ、って思いたかった。






どうしてこんなに好きになってしまったんだろう?


彼がわたしを選ばないことは、わかりきっていたことのはずなのに…。








ねえでも、きっとその方程式に解はない。




恋って数学みたいに、



ただ教えられた通りに解いて、


教えられたように移項して、









そんなに簡単にxを導けるようなものじゃないんだ。





もっと複雑。





その答えは、きっと誰にもわからない…。










それは、人の心が、方程式のように定まった形をしていないからなんだろう。




マイナスだったものが、プラスになることだってある。



2の嬉しさが、3になることだってある。





でもきっと、それは悪いことじゃない。















だから、きっとみんな…恋をする人はみな、

必死で答えを出そうともがいてる。



そして、わたしもその一人。







恋って理屈がどうこう解決できるものじゃない。



恋するのに、理由なんてないから…―


360 ::09/15(土) 19:39:42 HOST:p7070-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  KIKYO〜〜!!!!!!!最近これんくてスマン;;

 明日が運動会なモンで・・・・;;;

   でも、今、さっきから雨降ってるんだよね〜


  あるかなぁ〜、って、今小雨になったぁ(^□^)/

 アゲるよぉ〜〜〜(・ω<)〜★☆


361 :沙夜:09/15(土) 20:10:56 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
またまたこれなくてゴメンォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もォホンットウにすいませんでしたぁッッッ!!!
ホンットウすいませんでし…(強制終了)

そうだねェ。。。
学校大変だよなぁ(遠い目)←?
塚今年の一年生覚え早くて助かる…(何も教えてないのに一人で覚えていてくれる)
馬路先輩だらしないからなぁ笑(笑い事じゃない;)

いや、高校は裏金って奴なんじゃない?(予想)
早く卒業してください。。。


362 :KIKYO:09/16(日) 09:25:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
おはようございます^3^

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★





いやいや、謝らなくてOKなんだってww笑w

明日運動会かぁ〜。ていうことは、いまこのときかな??
うちのところは快晴です。。。
うん、勝てるようにがばしょッヾ(o・ω・o)シ

あげありがとうヾ('ω`)ノ


沙夜

いやいや、そんなに謝られても…笑(∀)

今年の一年生は憶え早いんだねぇ。。。
なんか…全然関係のないわたしまで照れてしまうな!!←は
わたしも来年にはきっとだらしないな(´゜ω゜):;*.':;

う、裏金!!!!Σ(・ω・ノ)ノ
そ…その手があったかっ…(´∀`;どきどき

まあ、あと半年やで頑張りや 笑


コメントありがとう★

363 :KIKYO:09/16(日) 09:30:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



わたしは学校を早退した次の日、

仮病を遣って一人布団にくるまっていた。





序所に太陽が上昇してきて、周りがだんだん明るくなってくる。



今頃、みんな学校。









朝起きてから、なにもかもやる気が失せてしまった。



部活も勉強も、もちろん恋だって…大好きなピアノだって…。




どうでもいいんだ。





ねえ、「青春」ってちゃんと五角形のバランスが大事なの。



もしも部活がダントツによくても、


恋のバランスが崩れたらすべてが崩れることになる。




でも、そんなにバランスのいい青春なっていつまでたっても来ないよ…。








気がつくと時計は正午を過ぎようとしていた。




朝から何も食べていない。





というか、食欲がないし、食べても戻すだけだと確信していた。



ただ…無駄な一時間を、無駄な一分を、無駄な一秒を、

時計の針とともに…ただ正確に、刻んでいる。









美咲、神楽と付き合うとき何も思わなかったのかな…?




少しくらい考えたんじゃないのかな。


「莉依も佑のことが好きだったんだっけ」

とか…少しくらい思わなかったのかな。




わたしのことなんか少しも頭にないまま…


神楽と付き合うことをOKしたのなら。







わたしは彼女がすごく憎く見える。




彼女の笑顔も、ひとつひとつの仕種も、すべてが心苦しく思えてきた。













わたしは、美咲のために恋を遠慮したのに…。















美咲のために、この恋を我慢したことだってあったのに…。


























とうの美咲はなんでそんなに自分勝手なの?






364 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/16(日) 11:38:44 HOST:d202051034126.cable.ogaki-tv.ne.jp
今、めっちゃ深刻だぁ

あげっ
はやく悩みよとけろ〜☆.+.━(◎*’艸’q*)━.+.☆

頑張ってね!


365 :沙夜:09/16(日) 18:06:15 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
そうそう!!
来年はKIKYOもそういう先輩になるさ!!←
だらだら最高↑↑((ェ

ウン頑張る笑

更新がんばれ!!
あげぇ↑↑

366 :KIKYO:09/16(日) 19:21:56 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子

めっちゃ深刻だねぇ…さぁ、どーなるのでしょう 笑
莉依ちゃんは悩める女の子なのよ←何

ほんと…恋って複雑だよねぇ(´ω`*)うんうん

あげありがとう(´゜ω゜):;*.':;
頑張るべbb


沙夜

そ…そうなのか…笑
うん、だらだらって大好きです。。。
来年かぁ…どんな先輩になってるんだろねぇ(・∀・)

応援&あげありがとう^^
更新がんばるッヾ('ω`)ノ

367 :KIKYO:09/16(日) 19:25:59 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



ひどいよ。




美咲は自分さえよければトモダチはどうでもいいのかな?











そう思うとわたしの血は、



せわしなく体内の毛細血管を引きちぎる勢いで巡りはじめる。




熱く火照った血とともに、

ぶつけようのない怒りがふつふつと込み上げてくるような気がした。







その瞬間、わたしは強い吐き気に襲われて、






ベッドから飛び出すと急いでトイレに行って吐く。
























吐きながら、わたしはなぜか、泣いていた。






恋も友情も壊れそうなことに…


少しだけ恐怖を感じていたのかもしれないね。






五角形のうちの二つも崩れてしまったら、



わたしはどうなってしまうのだろう。








吐きながら、わたしの涙も流れてく。




わたしの強い怒りは残るのに、



美咲を信じたいっていう願い、


わたしはまだ頑張れるんだっていう祈り、






そして…友情は絶対壊れないっていう根拠のない確信、








そんなものが…トイレの水とともに、





あっけなくわたしのもとを流れて去ってしまったんだ…―


368 :沙夜:09/16(日) 20:11:03 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
えェ!?
せっかく仲直りしたのに!!!!
美咲との関係がアブねェ((汗

まァ、自分の後輩は可愛がりたいよね^^
でも上達してもらいたいなァ、とも思うよ♪

おう!!
更新頑張れ^^

369 :KIKYO:09/17(月) 16:05:35 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

せっかく……ねぇ 笑
莉依ちゃん、しっかりしないとねぇ(・∀・)

やっぱり後輩って可愛いもんなんだぁ☆
沙夜って優しい先輩さんなんだねぇ(´゜ω゜):;*.':;

頑張るよ〜ヾ('ω`)ノ
いまから更新しちゃいます♪

370 :KIKYO:09/17(月) 16:11:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


わたしはそれから、食べては吐き、を繰り返してばかりいた。



学校は行く気がせず、今日で無断欠席4日目となる。



先生からの電話は毎日鳴り響いていたし、


ときには未来が見舞いにくることもあった。





だけど…わたしはそれを、すべて強く拒絶する。






いやなんじゃない。



逆に、そんな心遣いが嬉しいくらいなのだけど…。












それでも、いま誰かに会ったら泣き出しそうで怖いんだ。




わたしの弱いところをすべてさらけだして、みんなが離れていくことが…。





どうすればいい?






そんな生活を送って…わたしの胃は、もう何も受け付けない。



食欲もなくなって、病人みたいな寝たきり生活。


もっとも、心は病気なのかもしれないけれど。





そして、いつか呼吸をするのだってできなくなるのかな、


なんて根拠のない不安ばかりをつのらせて、




実際に学校に行く決心のつかない弱い自分が、わたしは嫌いだった。







大嫌い。自分なんか…―






大嫌いだよ。



わたし、美咲に生まれていたかった。








そして…1回でもいいから、


わたしが心から愛する人に、心から愛されてみたかった…―





そう思うと、また涙がこぼれてくる。



神楽のこと、こんなに好きにならなければこんなにつらくなかったのかな。




.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

変なところで切ってしまってスイマセン;;
明日から、ウチの学校は文化祭の準備の追い込みに入るので、
家に帰るのが8時を過ぎてしまうと思われます…(´Д⊂グスン
なので、明日更新できるかどうか保証はないです。。。
スイマセン…。


371 ::09/17(月) 19:31:50 HOST:p19165-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  莉依。大丈夫だぜ、この世に男なんざ腐るほどいるんだぜ!!! (古っ)

 KIKYO!!!!!おひさぁww

   あげてもあげてもあげたりんねぇ、この小説は。

 まぁ、頑張ってっちょ^^


372 :KIKYO:09/19(水) 20:58:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


お久しぶりですなぁw

最近は忙しすぎて…やっと時間が作れたよ(´゜ω゜):;*.':;
あげてもあげたりないなんて…☆
まあ、男なんか腐るほどいるわなぁ(´ω`*)

頑張るよ〜♪

373 :KIKYO:09/19(水) 21:02:40 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



でも、そんなこと今頃思っても遅くて。





どうしてこんなに好きなんだろうって…。




これからの未来を受け入れることができそうにない。










だって、二人はもう恋人同士なんだよ?


手ぇつないで、好きあって、微笑みあって、支えあって…それで、それで、




キスだって…するだろう。




そんな二人をこれから毎日見ることになるなんて。




わたし、耐えられそうにないよ…。









わたしの心は、そんなに強くなんかない。



きっときっと、少しダメージを与えただけで、すぐに割れるガラス玉。





恋はどうしてこんなにつらいのでしょう。




恋をして、わたしは何を得るのでしょう?















わからない。





もうわたし、何もわからないよ…。










雨が…わたしに冷たく突き刺さる水銀でできたような命の雨が、

わたしをどんどん削っていく。





わたしのからだ、ではない。





わたしの心を…どんどんむしばんでいく…。





ああ、この気持ちを誰が制御してくれる?








わたしはまた、トイレにたった。





何回目だろう?





そして、いつまでこんな生活を続ければいいのだろう…。



















374 ::09/19(水) 21:34:19 HOST:p19165-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  キャァァァァ!!!!!!! 更新されてるぅ!!!!!

 遅くても、そうでなくても更新してくれるだけでウチは嬉しいよww

   「小説雑談」でもウチの名前出してくれるし・・・

 ホント、お互い頑張ろ〜ね (´―`●)ノシ
 

375 :沙夜:09/20(木) 20:03:41 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
最近これなくてごめんよォ↓↓
今日まで全校イッセイテストがあったもんでぇ…。
二年は今が一番重要な時期でして…はィ…。
だからテスト終わるまでPCは封印してたんでさぁ。
マジすいませんでした…((泣きベソ

てかこんなに更新してるとは思わなかった!!!!!!!
すげ〜気になる!!
あげぇ↑↑



376 :沙夜:09/21(金) 06:50:36 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
昨日はあんまり長くコメできなかったヵラ、朝一でコメしにきました((笑

莉依にとって、神楽の存在はでかいんだね…。
こんなに精神的

377 :沙夜:09/21(金) 06:55:51 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
コメの途中で書き込みしちゃいました↓↓
ゴメン((汗

莉依にとって神楽の存在はでかいんだね…
こんなに精神的にクルなんて…。
未来もきっと心配してるだろうケド、美咲も心配してるんだろうなァ(;-;)
美咲も莉依もライバルとはいえ、モトは親友なんだし…。
この話は冗談抜きで切ないね!!
応援してるよ!!あげぇ↑↑

378 :沙夜:09/21(金) 23:16:27 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
あげぇ↑↑

379 :KIKYO:09/23(日) 10:33:15 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
こんにちは!!KIKYOです…と、いうか、本当にごめんなさい。

やっと文化祭が終わりました。なので、今まで準備なので忙しくて、なかなか更新に来れなかったのです。でも、それは言い訳ですよね。ごめんなさい。

みなさん、たくさんのコメありがとうございます。


これからは、いっぱい更新できます!!
…と言いたいのですが、実はこれから一週間後にテストが控えてるんですよ;
なので、本当はPC触っちゃいけなくて…。

しかし、来れるときには来ようと思います。
思いきり亀更新になってしまうと思いますが、お願いします。

絶対放置はしないんで!! ←

380 :KIKYO:09/23(日) 10:38:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


いやいや、亮の小説は本当にいいと思ったから雑談に出したわけで^^
亮とはこれからも一緒に頑張っていきたいな☆

更新頑張ったよぉヾ(o・ω・o)シ
これからテストも頑張るね(´゜ω゜):;*.':;


沙夜

何回も何回も…ほんと、沙夜のコメを見るだけで涙が出そうだよ;;
すごく嬉しいよ〜(PД`q。)ウエーン

あんま面白くない小説だけど、いっぱいアゲしてくれてありがとう。。。
さあ、莉依ちゃんは立ち直れるのかな〜??

今日はまた午後から用事があるので、また更新できるときにしますヾ('ω`)ノ

381 :(xFy/V8wehE):09/23(日) 11:35:47 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

KIKYO

久しぶり。
覚えてる?
今、SunSet.が保管庫に移されて
新しい作品書いてるよ★
「-お前にもう一度逢いたくて-」
ってやつ…。
良かったら見に来てね。
遅れてごめんねっ


382 :沙夜:09/23(日) 13:00:04 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
コメ返してくれてアリガト^^

そっか〜KIKYOも忙しいんだね(ーー;)
塚テスト頑張ってね!!!!

あげェ↑↑

383 ::09/23(日) 19:01:11 HOST:p19023-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  テストがんばれ!!!!!

 ウチの学校は順位貼り出されないから・・・ww

  KIKYOとか、他の学校の人とかもかなぁ???

 ま、更新&テスト等・・・頑張って!(´―`●)/

384 :KIKYO:09/23(日) 21:15:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
またまたコメントが!!((涙

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




SunSet.保管庫入ったねぇww
本当に良い小説だったよアレは…。o゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о

新しい小説書き始めたんだぁΣ(艸0ДQ◆))
また時間あるときに見にいこうかなぁ。。。
次のも応援してるね☆

コメントありがとう(●P'凵`q)+。*・


沙夜

いやいやこっちこそコメントありがとww笑
最近はかなり忙しいっす(艸д+。悲)
9月入ってから、ずっと帰りが8時なんだよ〜o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

テスト頑張るさぁ。。。
…なんか胃がしくしくしてきた ←




テストがんばる!!((oд0`;焦)
亮のところは順位張り出されないんだね♪
わたしのところもリアルな数字は張られはしないんだけど、
「学年中○位以内」っていうのはわかるようになってるのさ(ノ゚д゚)ノグハッ

やだなーやだなー ←

更新頑張ります。。。

385 :KIKYO:09/23(日) 21:24:04 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
おひさの更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




最近、体重が激減しているのはわかっていた。



見るからに頬はやせこけていたし、


一週間の間、食事らしい食事を取っていない。






「もう、わたしボロボロだぁ…」






わたしはベッドの上で枕を抱きながら呟く。


まっすぐにきらめく朝日が、目の前できれいな直線を描いていた。




ピンポーン。








「…誰?」



わたしはベッドから起き上がり、パジャマのまま窓へ出る。





すると…そこには久しぶりに見る未来の姿があった。









「みくーっ」



窓から身を乗り出して手を振ると、


それに気付いた彼女が、笑顔でそれに応えてくれる。




「家、上がらせてもらっていい?」


下で未来が叫ぶ。



「え…でも、学校は?」




「そんなんいいから」









未来を家に上げるのは久しぶりだった。




家には入れたものの、何を話せばいいのかわからない。




「…ちゃんと食べてる?」



未来が聞いてくる。



「なんだか痩せたね。元気にしてた?
 心配…したんだよ」


「うん…」



「莉依が学校来なくなって…ずっと、淋しかった…」



「うん…」






うん。



わかってるよ。








すると、未来はいきなり泣き出した。






386 :KIKYO:09/24(月) 12:27:31 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線→未来目線

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


久しぶりに見た莉依は、思いきり血の気をなくしていた。



そんな親友を見たとき…思わず込み上げてくる熱いもの。













わたしの…せいなんだ…。






彼女をこんな風にしてしまったのは、わたしのせい。















自分を責めて責めて…それでも心のもやもやは取れなかった。




哀れなほどの莉依を見るのが苦しくて。









「ごめんね」の言葉は出ないのに、涙だけが出てきてしまう。



わたしが言わなければよかった…―







ただ、言わないと莉依がもっと傷つくと思ったの。




莉依は一番避けたかったことだよね。


傷ついて、当たり前だよ。




莉依の大好きな世界でひとりの男の子が、



莉依の大好きな世界でひとりの女の子と付き合っている。







悲しくなって当たり前。




こんなにやつれて、当たり前…。















ごめんね。






「莉依、ごめん」




涙で前が、見えなかった。

387 :KIKYO:09/24(月) 12:35:26 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



たぶん莉依は、悲しい笑みを浮かべてた。



そして、細すぎる腕を差し伸べて、そっとわたしの頭を撫でてくれたの。









ああ、温かい…―

































どうしてこんなにも温かいのだろう?













ねえ、あなたはわたしを許してくれたのかな。





こんなにもあっけなく莉依の心を傷つけてしまったわたしを、



また「親友」として見てくれるのかな。





「大丈夫」



頭上で莉依の声がして、わたしは思わず顔を上げる。




「大丈夫…って…?」



「だから、大丈夫。未来は、悪くない」





「莉依っ…」




どうしてか、わたしは彼女の胸に頭を押しつけて泣いた。









彼女の…莉依の心は、とっくにわたしを許してくれていた。



そう思うと、わたしは張り詰めていた心の糸がぷつんと切れたように、








嬉しくて、





嬉しくて、


















ただちょっぴりせつなくて…






















それから、莉依と少しだけ話したあと、



わたしは彼女の家をあとにした。





ねえ、やっぱりお見舞いに来てよかったよ、亮汰。







388 :KIKYO:09/24(月) 12:41:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「望月の家に…見舞いに行ってやってくれないか」




亮汰からそう言われたとき、わたしは心臓がどくんと一度波打った。



「…行ったよ」


わたしは沈んだ顔でそう答える。





「けど、家に入れてくれないの。
 莉依はいるはずなのに…チャイムを押しても、誰も出ない」



「そっ…か…」



わたしたちの間に、少しだけ流れる沈黙。






わたしが席を立とうとすると、彼は慌てたようにわたしの腕を掴んだ。




「待てよ」





どきっ…―









彼の少しだけ汗ばんだ手のひらから、



温かい温もりが伝わってくる。










だめだよ。





亮汰は莉依のことが好き…。



だから、莉依のことをこんなに心配しているんだ。






「なっ…何?」





「もう一度だけ…もう一回だけでいいから、行ってやってほしい。
 このままだと、あいつはきっとダメになる」








―このままだと、あいつはきっとダメになる―










「ダメ…って?
 莉依はどうダメになっちゃうの…」





「取りかえしがつかなくなっちゃうんだよ。わかるだろ。
 あいつが…あいつじゃなくなるんだよ」




そう言われたとき、わたしの頭の中のスクリーンが動き出す。



そして…正気を失い、部屋で倒れる彼女の姿が鮮明に映し出された。









そんなの…いや…。







だけど…。












「だめだよ」




わたしは震えた声でそう言った。

389 :KIKYO:09/24(月) 12:48:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

「だめって?
 だめって…なにがだよ」




彼が訴えるような目でわたしの顔を覗き込む。


まるで、わたしの心を覗き込むかと思うくらいの澄んだ瞳。




わたしは目を逸らし、握ったその手を振り払う。








「だめ。わたしが…わたしが莉依を傷つけたの。
 そんなひとが見舞いに来たって、莉依はきっと嬉しくないよ」



「傷つけた?
 それ…どういうことだよ」




わたしはね。



そのとき、本当のことを言ってしまおうかと思った。





けど、言えなくて…。








そのことを言ったところで何になる?




わたしにとっては損なことが増えるだけ。







莉依に嫌われているのに、



亮汰にも嫌われるなんて、わたし耐えられないよ…。







「ケンカしてるの」




わたしはうそをついた。



そのことで…わたしが救われるんじゃないかって、そう思った。






「そっか。じゃあ、そのせいで…」




それからの亮汰の言葉は聞こえなかった。



苦しくて、胸がぎゅっとなって、こぼれそうな涙をこらえるのに必死で。








ねえ亮汰、わかってよ。




わたしはうそをついてるの。そんなわたしを理解して。










なんて…わがままだな、わたし。






「じゃあ、俺が見舞いに行くよ」



「えっ…?」



唐突な彼の言葉に、わたしは胸の痛みも忘れて彼を見た。




「あ…そう…」



彼が見舞いに行くことで、莉依が元気になってくれたら嬉しい。


亮汰は…ひとを元気にさせることが得意だから。






だけど、そんな中でわたしにひとつの不安が生まれる。

390 :KIKYO:09/24(月) 12:55:19 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


だって、そのせいで莉依が亮汰のことを好きになっちゃったら?







そして、二人がくっついて、わたしはそれを遠くで小さく見てるだけ。






莉依にも嫌われたままで…―


亮汰にも、もう相手にはされなくて…―







「じゃあ」



彼がスクールバッグを肩に背負い、教室を出ようとする。




「あ、待ってっ…」






「ん?」



彼が振り返る。










いまだ。






言おう…言わなきゃ…。

















































「ごめん…なんでもないの」




「そっか。じゃあまた明日〜」











ねえ、これでいいの?




わたしはこれで後悔しないの?








そんな疑問が頭を回り…



その答えを出す前に、わたしは突然走り出していた。

391 ::09/24(月) 20:02:50 HOST:p19023-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 KIKYOお久しぶりィ〜〜ww
  そうなんだよぉ〜、うちの学校は順位を知りたい人が先生に聞きに行く・・・
 見たいな感じなんだよ・・・。。

    ってか、、!!!!!更新されてる!!!!!

 さぁ、急・展・開!!!さて、コノ後どうなるのでしょうか。
  ↑実況。 ((ヤメレ。


  ぢゃ、頑張ってね〜〜(^□^)ノシ

392 :沙夜:09/24(月) 22:01:32 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
おォっす^^
コメしにきたゼイ(´・д・)/

アタシも亮の学校と同じで、先生に聞きにいくだけだよ!!!!
でも面倒くさくて行かない人のが多いかな…((どんだけェ〜

8時!?
練習時間長ァ!!!!!
テヵ口疲れそう…(−皿ー;)
なんていえば分からんが…口壊さないようにネ(?)

それと沙夜の★プチ自慢☆聞いてください(笑)
実は今日、吹部のトモダチと一緒にディズニ→ランドに行ってきやしたッ♪
もう朝っぱらからテンション上がり↑まくりで…(汗)
カリブにA回も乗りました^^;
でもちょっとヒールの高いサンダルで行ったんで、足痛いッス…

393 :沙夜:09/24(月) 22:16:52 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
A回もコメしてすまん…。
@回めはふざけですが、A回目は真面目にコメしたいと思います…。

今日更新した話を見て、莉依が神楽に対する気持がもの凄くよく分かったな…。
前から莉依が神楽の事を物凄く好きなんだなァとは思ってたけど、今日のこれを見て『莉依は神楽がいないとダメになる』って実感しやした…。

あと未来ね!!
あの子もあの子なりに自分の中で葛藤してるから、偉いなァ…なんて思う(人事)
亮汰も馬鹿だし(超失礼)ね…。
これ以上未来に余計な負担かけさすなよ(チョット怒り気味)

それとこの話をこういうふうに引き出せるのは、KIKYOだけだと思う。お主は心理描写が物凄くリアルに書けるから、それをもっともっと生かせば、今以上に上達できるはず…。
これからも頑張れ^^
あげ↑↑


394 :KIKYO:09/25(火) 21:42:40 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
こんばんわww

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




頑張って更新しちゃったよ〜*(o^冖^o)*
いつもなかなか更新できなくて、
読者の皆様を待たせてしまっているからねぇ…↓

久しぶりの未来視線だよ(´∀`∩ '`ィ
いやいや、我が輩は実況大歓迎さ。。。

いつも本当にコメありがとう☆
亮の小説も応援してるから、一緒に頑張ろうねヾ('ω`)ノ


沙夜

2回もコメントTHANKSだよぉヾ(@´ω`)人(´ω`@)ノ
ディズニィランド行ってきたんだぁwwいいなー^^

友達と行くなんて裏山ですッ+(*´艸`)
わたしも、一度友達と一緒に行くのが夢(ん?)なんだよね。。。
まあ、愛知住みだから難しいんだけど(PД`q。)

小説のこと、いろいろ誉めてくれてありがとうッ!!!!
わたしは心理描写がリアルに書けるのか…(・∀・)ウホッ
よし、これからも頑張るぜぇ☆★

あげありがとう(pq*)

395 :KIKYO:09/25(火) 21:50:29 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「亮汰っ…」



「ん? どうした」




息を切らして、わたしは彼のもとへと走った。


彼の視線が突き刺さるのか…わたしは顔を赤くしながら差遣だの。





「お願い。わたしに行かせて…わたし、このままじゃいや!!」




亮汰が、わたしを呆然として眺めている。



がっかりしているようではなく、


少し驚いているような顔で。






わたしは胸をゆっくり撫で下ろすと、小さく深呼吸をして口を開いた。







「ごめん。わたし、うそついたの…」





「うそ…って…?」








「本当は…本当はね、ケンカなんかしたんじゃない。
 わたしが、莉依にとって無神経なこと言ったから…あの子の恋愛に、
 勝手に干渉してしまったから…」







「それって…」




亮汰が神妙な顔で俯いた。



何かを考え込むように一瞬黙り込んだあと…ふと顔を上げ、
わたしの顔を見ながらこう呟いたの。






「神楽の…ことか…?」








「ええ」


わたしはゆっくり頷いてみせる。




「神楽くん…3学期に入って、美咲と付き合い始めたでしょ。
 わたし、それを莉依に言ったの。莉依が傷つかないようにって思って…。
 でも、逆効果だった…わたし、どうしたらいいかっ…」












「なんで…」





彼がそう呟いて、食い入るようにわたしを見た。




え? と言いながら顔を上げると、亮汰がわたしを見つめている。




「なんで…なんで言ったんだよっ…」





亮汰が震えた声で言う。





「なんで…なんでだよ。
 そんなこと言ったら、あいつ傷つくに決まってるだろう…」







396 :KIKYO:09/25(火) 21:51:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
訂正


×彼の視線が突き刺さるのか…わたしは顔を赤くしながら差遣だの。

    ↓

○彼の視線が突き刺さるなか…わたしは顔を赤くしながら叫んだの。

397 :KIKYO:09/25(火) 22:04:18 HOST:softbank219210242013.bbtec.net





「ごめん」



わたしは、溢れんばかりの涙をこらえるのに必死で、俯きながらそう言った。





「反省してるっ…。
 なんであんなこと言っちゃったんだろう、って後悔もして…」






「後悔して…とか…望月の心はお前だけのもんじゃないだろ!?
 お前が勝手に傷つけて、
 『後悔してる』で済まされるようなもんじゃないだろ!?」














「亮汰…」




正直、すごくすごくショックだった。




亮汰にここまで言われるなんて…。














ねえわたし、あなたに嫌われちゃったかな?






















398 :KIKYO:09/25(火) 22:12:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




「しょうがないじゃん」



気がつくと、わたしはそんな冷めた言葉しか出なかった。





「だって、わたしだって人間だよ。ひと傷つけることだってあるよ。
 じゃあ聞くけど…」



そこまで言うと、わたしはきつく亮汰を睨みつける。







「亮汰はっ…あなたは、莉依を傷つけたことないの?
 莉依はねえ、あんたのことでいっぱいいっぱい悩んできたんだよ。
 わたし、知ってるんだから。亮汰が、莉依に告白したってことっ…」




そこまで言うとね。


熱い涙が…わたしの頬をつたって、廊下の床にぽとりと落ちた。









わたし、もうこらえきれない。



もう限界だよ。

















「わたしだってつらかった。
 だって、わたしはあなたのことが好きだからっ…」

























「え…?」















「あ…ごめん」




わたしは目もとの涙を乱暴にぬぐうと、引きつった笑みを浮かべた。



「ごめん。突然、こんなこと言われても…驚くよね。
 ただ、あなたの心を混乱させようとしたわけじゃないから。
 だから…わたし、付き合ってくださいとは…言わないっ…」











だから。















だから。

















だから…―















「ごめん…じゃあ、ね」






震えた声でそう言い残し、


わたしはただ肌寒い廊下に亮汰を一人残し、駆け出してしまったんだ。

399 :KIKYO:09/25(火) 22:18:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



気がつくと中庭の桜の木の下にいた。





胸に手を当てて…軽く、冷たい空気を吸ってみる。



吐いた息は、真っ白なものだった。










告白…しちゃった。
















明日から、どんな顔で亮汰に会えばいいんだろう。













せつなくて、




苦しい気持ちのはずなのに、








どうしてか…心の中はどこかスッキリしているの。





なぜだろう。








告白するのって、とってもとってもいい気持ち…―



























そのときだった。















「見舞い行ってやれよーっ!」






そんな叫び声が頭上から聞こえてきて、わたしは校舎を見上げたの。





すると…亮汰が、わたしに向かって大きく手を振っていた。













「任せておいてーっ」




わたしは、




涙でぐちゃぐちゃの笑顔で…大きく手を振り返した。













.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

未来目線、終了ですww

400 :KIKYO:09/25(火) 22:20:32 HOST:softbank219210242013.bbtec.net

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


みなさん、KIKYOです。

今回、やっとこのEverlastingが400レスを突破致しました!!
500まであと100かぁ〜早いですね。
これも、わたしがなかなか更新できないときも、
この小説をアゲていてくださった方たちのおかげです。
本当にありがとうございます。

500まで行くといいなあww
これからもよろしくお願い致します。


                        KIKYO

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


401 :沙夜:09/26(水) 07:30:31 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
泣ける〜〜〜〜〜ッ……。
未来失恋したケドなんか輝いてます…(号泣中)
あげェ↑

402 ::09/26(水) 20:38:27 HOST:p38091-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

   ウチもマヂ泣ける・・・・((泣))

 未来、よくやったww ←爺クサッ!!!

  てか、400オメデトォ!!!!

 ―――――そして、これからも頑張ってね(´―`●)

 

403 :沙夜:09/26(水) 20:53:51 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
あたし亮と二人で同盟作るし!!(強制参加!?)
塚ここにいる皆と作るよ!!
それくらい好き!!!!!
あげぇ↑↑

404 ::09/26(水) 21:05:18 HOST:p38091-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp


  あぁ、それいいね ←ぇ。
 ウチも大好き/////

  ぢゃ、頑張れぇ〜〜♪♪♪♪♪


405 :沙夜:09/27(木) 21:13:57 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
あげぇ↑↑



406 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/27(木) 21:15:17 HOST:d202051033133.cable.ogaki-tv.ne.jp
400突破オメデト〜(★'`d◇b)⌒☆:;:★激каωα★:;:☆

  雫もヵゝンげきだぁ!

     あげぇ


がばしょ!


407 :KIKYO:09/27(木) 22:05:22 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
温かいコメント感謝です((涙×100...

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


沙夜

何回も何回も、本当に…((涙でキーボードが見えません。。。

温かなコメント&アゲにこっちが号泣だッ(PД`q。)ウエーン
本当に嬉しいよ〜♪

そうだね、未来ちゃんカナリ輝いております+(´^ω^`)+.
友達を思いやれる子は輝くんですッ★

どどど同盟!!?? ←
いや…そんな…照れちゃうじゃないか♪




泣けるなんて…う、嬉しすぎるッヾ(嬉>ω<嬉)ノ
本当に未来ちゃんはよーやった。。。

大好きとかもうヤバい!!!! ←
嬉しすぎてこり○星まで飛んでいってしまうぜ!!(/ω\)

これからも頑張るよ〜★
亮も頑張ってくれぇ(●'v`bd)


雫 餡子

ありがとうっ*(o^冖^o)*
やっと400行ったよ〜でも、まだまだだねぇ。。。
500まで続けられたらいいけどなー ←

感激とか、まじヤバす(・∀・)

あげありがとうッ(´゜ω゜):;*.':;
がばしょ!!

408 :KIKYO:09/27(木) 22:10:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
莉依目線に戻ります

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



未来が来てくれたのは嬉しい。


だけど…まだ胸のむかつきは治まらなくて、

何かを食べては戻すばかり。




このままじゃ、いつかわたし壊れちゃうなあ、なんて…―






それがいつかはわからない。












精神科、行った方がいいのかな、


なんてふと考えていた頃、今日もまた玄関のチャイムが鳴り響く。









「あ…未来かな?」



そう思って、わたしは前のように窓から身を乗り出すこともせず、

いとも簡単に玄関へと走り寄っていった。





それが、果たして正しかったのか―






「どーもどーも。未来ったらまた来てくれ…た…」










わたしはドアを開けた状態で固まった。

















なぜって、













そこにはあの美咲の姿があったから…―


















409 :くり:09/28(金) 19:46:14 HOST:NGNfa-01p2-132.ppp11.odn.ad.jp
ずっと隠れファンでしたっ!!
超おもしろいです!

410 :沙夜:09/29(土) 09:20:40 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
美咲ッ!?
えェ…てか修羅場始まっちゃう感じ??
この先気になるわぁ((汗
超あげぇ↑↑

アタシもKIKYOがコメ返してくれるから嬉しくて泣く…(´;m;)
もぉこの話見るといつも元気が出てきたり、考えさせられたり、ドキドキしたり、泣いたり、悲しくなったり…。
いつもいつもこの話は存在感がでかくて、大好きだよ^^
いつまでも応援してます☆★

そうそう!!
友達思いの子は輝いてんだよ♪
んでもってアタシはその逆光を浴びて苦しんでるよ…((一人ツッコミ

わっはっは!!!!!
照れろ照れろ←ぇ;






411 :KIKYO:09/29(土) 20:06:33 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメント本当に感謝です★

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


くり 様

隠れファンだったんですか!!ヾ(@´∀`)ノ
そんな…めちゃめちゃ嬉しいじゃないですか(・∀・) ←

超面白いだなんて、そんな。。。
そんなコメントに涙が出ちゃいますッ♪

コメントありがとうございます(●P'凵`q)+。*・


沙夜

美咲ちゃん登場!!とぅっ!!!!((効果音
修羅場だねぇ、うん。
わたしもこの先超気になるよっ .+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。 ←ぇちょ

この小説で元気が出るとな?!Σ【*゚д゚*】ぇっ
大好きとか…いやはや 照照
頑張って書いてる甲斐ありますなあっ(*ノωノ)キャッ(*ノωノ)キャッ♪

いや、沙夜も充分輝いてるさ+。*・
頑張るね!!

412 :KIKYO:09/29(土) 20:12:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「みさ…き…」


開いた口が塞がらない、ってこういうこと?





美咲は制服姿で、


緊張したように頬を引きつらせている。





「どうして…どうしてきたの…」





そのときだった。







わたしの頭の中に、あのイヤな悪夢がリピートされる。





―付き合ってるんだって…






















「いやだ…なんで…」




「莉依…」


美咲がかすれた声でわたしを呼ぶ。









―やだ!!




わたしの名前を呼ばないでよ…。











「なんで来たの…あんたは…わたしを裏切ったのにっ…!」





「莉依…莉依、違うの。聞いてっ…」





「聞きたくないよ!! どうせ言い訳でしょ。
 わたし、美咲のこと信じてたのに…」





信じてたのに。



ねえ、わたしあなたを信じていたよ。








「ひどいよ。わたしが神楽のこと好きって知ってたくせに。
 わたしが…失恋するってわかってたくせに…」



「莉依、聞いて。あのね…」






「やだ。もう帰って!!」







わたしは、





次の美咲の言葉も待たずに、激しくドアを閉めた。









莉依、って…―






あなたの声が、追いかけてくるのに。




413 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):09/29(土) 20:14:27 HOST:d202051035073.cable.ogaki-tv.ne.jp
400いっちゃったねぇ〜!

   おめでとぉ〜(★'`d◇b)⌒☆:;:★激каωα★:;:☆

  雫もうれしいなぁ

     うははっ

    まずは450めざそうねぇ

        その次は500だよっ

  あげ!!!!!!!!!


414 :KIKYO:09/29(土) 20:18:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「莉依!! ねえ、莉依開けて!!
 わたし、莉依に話があるの。お願いだから…開けてよっ…」


美咲はそう叫びながら、ドアをドンドン叩いている。





わたしは…鍵が閉まっていることを確認して、


ドアにもたりかかりながら目を閉じた。





ごめん。



わたし、もうあなたを信じることができないの…―







一度は裏切られた身だから、




もう一度だけ、信じてみようと思ったのに…。











でも、でもさ…









また、裏切られちゃったね。










「莉依!!
 お願い…話だけでいいから…ねえ…ねえ!!」



「美咲…帰って…」


そう呟くと、一瞬だけドアを叩く音が止んだ。






「莉依…わたし、もうあなたを裏切りたくない…」




「…ハハッ…矛盾してるよ、あんた。
 もういいよ。帰って」




帰って。







そんな冷たいあしらいしかできないわたしだけれど、




もう傷ついた身だから、







もうきっと、あなたに向かって温かい言葉を投げかけることはできない…―









しばらくすると、ザッと靴と地面の摩擦の音が聞こえ、




それからゆっくり、









トモダチが遠のいていくのを感じた。

415 :KIKYO:09/29(土) 20:20:56 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子

そうだねッ!!(´ω`*)うんうん

まずは450を目指して…500はその次だねぇ。o゜ヾ(*′□`*)ノ゙o゜o゜о
最近はテスト勉強が忙しくてなかなか更新できんけど、
雫みたいな優しいひとがいっぱいいるから頑張れるよ〜。

アゲありがとうッ★

416 :沙夜:09/30(日) 13:07:53 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
あちゃぁ〜…(;−□ー)ゞ((ペシッ!!
痢依も可哀想だけど美咲の気持ちもわかる((汗
一時期仲直りしたんだけどなぁ==;
一体この先どォなんだぁ!?

あげあげあげあげあげあげ(´=▽=)↑

417 :KIKYO:09/30(日) 19:42:30 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

あちゃあだねぇ(´・ω・)しゅん
まあ美咲ちゃんも苦しいんだよねぇ…↓ 難しいっす。。。

一体この先どぉなんでしょぅ?! ←
続きこうご期待ww
あげMAXをありがとうッ+(*´艸`)

418 ::09/30(日) 19:55:42 HOST:p38091-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 やっほぉ!!!KIKYO・・・!!!!!!!!

  やっと宿泊研修が終わったよぉ〜ww
 つかれたぁ・・・((汗))
    カヌーに乗ったよww 危うく沈(カヌーから落ちる事)しそうになったよぉ・・・
  でも、好きな人と話せたし、よかったぁ(^□^●)

419 :悦生:09/30(日) 21:02:01 HOST:plum.aitai.ne.jp
スゴク面白い展開になってますね(^^)
話を作るのが上手ですね!

420 ::10/01(月) 16:56:59 HOST:05004015058642_eh.ezweb.ne.jp
初めまして☆
この小説、スッゴく気に入りました!!
読んでる内に泣けてきます。更新頑張って下さい♪

421 :KIKYO:10/01(月) 22:54:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
わぁww
たくさんのコメントすごく嬉しいです!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




宿泊研修お疲れさま〜っ(´∀`∩
大変でしたねぇ…だけど、カヌーとか楽しそう♪
わたしも行ってみたいな〜(´゜ω゜):;*.':;

す、好きなひとだって!?
あ…そういえば前そんなこと聞いたような… ←

亮の好きな人ってどんな人だっけ?^^


悦生さま

初めましてですね〜(^ω^)
こんな駄作を読んで頂いて、すごく嬉しいですッ($圉'Д`艸)⌒**+。

話を作るのが上手ですか!?Σ(・ω゜)
そ…そんなこと…初めて言われました。。。照

これから頑張って、もっと面白い展開に!!!!


できると…いいな←


空さま

初めましてですヾ(@´∀`)ノ
気に入って頂けましたか〜それは良かったです★★

な、泣けてくると…!! ←
なんて嬉しいお言葉なんだッ((oд0`;焦)
今はテスト週間なのでなかなか更新できませんが、できるときには、
頑張って更新したいと思いますヾ(*′□`*)ノ゙



422 :KIKYO:10/01(月) 23:02:20 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★








「死んだら…楽になるのかな…」







わたしは、また新しい朝日が上るのを見ながら、


窓に寄り掛かって呟いた。





最近、考えることと言ったらそんなことばかり。



苦しくて苦しくて仕方ないから、


なんとか楽になれる方法探さなきゃともがいて…。






ねえ、これは現実逃避?








現実逃避って、本当にいけないこと?




現実に向き合わないことって、本当にだめなこと?






この世界から、この苦しみから逃れるのは、だめですか?











だったら、わたしはいくらでも現実逃避をしたい。




じゃないと、わたしのからだはもたないから。







いつも向き合ってばかりで、



いつも何かに追われてばかりで、






そんなのじゃいつかわたしの心も壊れてしまうと思うから、











少しくらい…―






『逃げる』のだって大切なことだと思うんだ。









だって、自然界でシマウマがライオンから逃げることは、


ほぼ当たり前のことなんだし。






弱いものが強いものから逃げちゃだめだなんて、おかしいよ。













死にたい…―






楽になりたい。






ただそれだけのことなのに。











どうしてこんなに怖いのだろう?



423 :KIKYO:10/01(月) 23:11:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




死んだら、わたしはすごく後悔するような気がした。






もう未練はない、って思っても、




けれどそのひとの未来はそれからもずっと続くわけで、



生きていればいいこともあるのだから、


もっと生きていたら、もっと幸せになれたかな、なんて考え始めると…。






怖い。



誰だって、悔いのない人生を過ごしたいと思う。






誰だって、ずっとずっと生きていたいと願う。




だって、死ぬのが怖くなくなったそのとき、


ヒトは「終わって」しまうと思うから。







どうしてヒトは生きたいと願うのだろう?




いつか死ぬのに。


いつか終わりが来るはずなのに。




それがわかっているはずなのに、


死ぬのをこんなにも恐れている。






死んだら、これから待ち受けるであろう幸せを手にすることはできないけど、



その代わり、

これからの不幸を手にすることもない。




何も手に入らない。







死んだとき、



自分の手の中に入っているのは、









14年分の幸せと、






14年分の涙と、














14年間の想い出だけ…―










死んだら?



ねえ、死んだら楽になれるはずがない。






いつかきっと後悔するだろう。




これからの未来を断ち切ったそのとき、



必ず「やり残した」ことに気付くだろう。







ねえ、ただでさえ少ない命。



限られた『未来』







どうせなら、80年分の想い出を握りしめて天国へと上りたい。











じゃあ、いまわたしがやるべきことは…―?







424 ::10/02(火) 08:59:41 HOST:p38091-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  やっほww KIKYO。久しぶりィ〜♪♪

 ウチの好きな人はねェ、ヤバイくらいカッコいい///
 
   てか、いつの間に更新!!!!!

  今日来て吃驚だよ〜・・・。
 研修の途中で、マヂで風邪気味。 熱もあったよぉ↓↓。

425 :沙夜:10/02(火) 22:43:01 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
やっほォ〜ィ☆★
皆さんのおなじみ!沙夜デス^^((強制
いや〜ちょっとこないあいだにまたこんなに更新して…。
いつもいつも助かり松♪
莉依が大人になろうと頑張っている!?
青春だねぇ((´д`)/
あげェ↑↑

P★S
亮おかえりィ^^
そんで研修お疲れェ!!

塚亮好きな人いたんかぁ!?
初めて知った((笑

風邪かぁ汗
アタシも最近まで風邪ひいてたよォ(;==)
お大事に!!


426 :沙夜:10/04(木) 21:04:28 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
ありゃ??
珍しく更新してない!?
なんかあったか??

あげぇ↑↑

427 :KIKYO:10/04(木) 23:19:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
最近来れなくて本当にごめんなさい!!
テスト勉強の大詰めで…でらくそ範囲広いんすよ ←
なんと前のテストの2倍の量!!
テストは来週の水曜日に終わるので、それからまたまとめてガバッと
更新したいと思います。。。

ほんと、お待たせしてしまって激しくごめんなさい。
もしよかったら…もしよかったらですが…その、アゲてくださ((強制終了

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




コメントありがとうッ(´∀`∩ '`ィ
ほんと、久しぶりっす。。。
てか、風邪&熱大丈夫っすか??(´・ω・)

そんなにカッコいいのか〜((しみじみ
あ…会ってみたいな(´゜ω゜):;*.':; ←殴
σ(・ω・*私)の好きなひとは野球少年のカッコいいやつです((きゃっ
まじ惚れる〜+(*´艸`)

…はい、のろけです。気にしないでください。


沙夜

更新できなくてごめんね〜(´Д⊂グスン
でも、2回もコメント&アゲをしてくれてまぢ感謝ですっ★

青春だろぉww←
莉依ちゃんもついに成長するときが…!!
わたしにそのときが来るのはいつやら(・∀・)フッ

まあ、少し寝不足ですがわたしは元気にやってま〜す♪
心配してくれてTHANKSヾ(嬉>ω<嬉)ノ

428 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/05(金) 21:17:12 HOST:d202051047119.cable.ogaki-tv.ne.jp
久しぶりに来ましたー!
ってか荒らしやめてよ
スレ無駄です。

あげますねぇ
500までもーすぐ!
がんばれぇ

429 :沙夜:10/06(土) 07:53:09 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
あげぇ↑↑


430 ::10/06(土) 09:22:29 HOST:p5123-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 最近、荒らしが多いよねェ〜、ウチんとこにも来たよ((怒

  KIKYO、コメありがとォww

 これからもお互いガンバろ〜!!!!!!

431 :KIKYO:10/06(土) 11:19:35 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
みなさまこんにちは。

テスト勉強の気分転換にと久しぶりに来てみたら、荒らしで一面埋め尽くされていて…正直、すごくショックでした。
荒らしをしている人はなんでもない気持ちでただ送信のボタンをクリックし続けるのでしょうが、やられた方はすごく迷惑ですし、はっきり言ってしまえば書く気が失せます。

長門さん、あなたは何がしたいのですか?
まあ、こんなバカバカしい事をするのはよっぽどの暇人としか思えませんが。
荒らしは禁じれていることですし、わたしだけでなく読者のみなさまにも不快感を与えるのでやめてください。
今度やった場合は間違いなく管理人さんに通報します。


                        KIKYO

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


沙夜

コメント&注意を本当に本当にありがとう!!!!
すごく嬉しかったよ^^
わたしも一目見たときすごくキレたよ´・ω・`
レス、本当にもったいないよ。

あ、あと>>440の2行目…マジで惚れたぜ(´゜ω゜):;*.':;
あげありがとう(●'v`bd)

テストにも暇人さんにも負けないよう頑張りますッ(●´・д)(д・`●)


雫 餡子

お久しぶり〜♪

最近雫のとこ来れなくて本当にごめんね↓
また探して訪問できたらいいなww

ほんと、500まであと…約50レスくらいかな?
なんていうか…嬉しいような淋しいような、って感じだぁ。。。
注意&応援本当に本当にありがとうっ(´Д⊂グスン ←感動




亮のとこにも荒らし来たの!?Σ(・ω゜)
あらら…お互い災難だったねぇ。。。

てか、本当に裏探偵部完結おめでとうございますッヾ(@´∀`)ノ
良かったよ〜★★
次の小説もこれからコメしに行くさΣ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン

まあお互い頑張ろうね♪


432 :KIKYO:10/06(土) 11:27:14 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
長門さん  HOST:05001014949939_mf.ezweb.ne.jp
二階堂さん HOST:05001014949939_mf.ezweb.ne.jp

↑↑
たった今判明しました〜。
長門さん、ほかのスレでも「二階堂」って名前で荒らししてるんですね。
お刺身、ですか。。。


次から更新します。

433 :KIKYO:10/06(土) 11:32:54 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★






違う。



わたしがやるべきことは、こうやって布団に包まって、


南へと昇りゆく太陽を拝めることじゃない…。





いまできることを、


精一杯成し遂げること。




それが、わたしがいい想い出を増やせる手段。






逃げるのも大切。



だけど、逃げるだけじゃなく立ち向かうことも、同じように大切なんだ。





つまり、疲れたら休めばいいってこと。



けれど、また前向きになれたらもう一度挑戦しなきゃいけないってこと。










ぶつからなきゃ…何も進まないんだってことだから。







わたしはひとりじゃない。



未来がいる。





みんないる…―







だからわたしは、前を向く。




この空を見上げる。












434 :KIKYO:10/06(土) 11:41:19 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



あれから、わたしはちゃんと学校へ行くようになった。




それは誰のおかげ?





…もしかしたら、自分のおかげかもしれない。


だけどその影には、ちゃんと友達の姿があったんだ。







あれから、美咲とは話らしい話をしていなかった。




わたしの方から避けている。







だって…すごく、怖かったんだ。




美咲を見ると、言いようのない嫉妬に押しつぶされて、


自分が見えなくなるような…。




二人は本当に付き合っているらしいけれど、



わたしはそれでも、神楽が好きってそう決めた。









自分の心にうそはつけないから、



だからわたしは、この気持ちを、この感情を押し通すんだ。







美咲に遠慮したくないよ。



いつか、彼女とはまた仲良くなれたら、って思っているけれど…。












「いまは、少し距離置いた方がいいかもね」



わたしが学校へ久しぶりに足を運んで一日目、



誰よりもそのことを喜んでいた未来が、美咲について発した一言。








距離…―








「距離、かあ…」



なんか気が遠くなるね、そう言って笑った未来。





わたしを元気づけようとしてくれているみたいに笑って、



それから急に真剣な表情になる。







「莉依はお人好しだから美咲のことそんなに嫌ってないかもしれないけど、
 わたしは違う。わたし、もう美咲と友達やめたいんだ」




「え…?」



未来の言っていることがわからない、のかもわからない。


友達やめたい…―?






435 :KIKYO:10/06(土) 11:53:06 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




友達って…なんかの職業みたいに、


そんなにも簡単に「やめ」られるようなものなの?





「どういう…こと…?」




「だから、美咲とはもう口をきかないってこと。
 だって莉依を傷つけた魂胆は美咲なわけでしょう。
 だいたい、あの子っていつも自分勝手じゃん」



そう言ってひとつ舌打ちをする未来。





舌打ちをする未来なんて、見たことない…―







「もう、わたし莉依の泣き顔見たくなかったのに。
 最低だよ、あの子。だいっきらい。
 あの子ね、今では他のみんなにも嫌われてるらしいよ」



未来が言った。




「他のみんなって…。嫌われてるって、どういうこと?」



わたしはますますわけがわからなくなる。





どっちかというと、美咲は今まででもみんなから好かれている方だった。



明るくて勉強もできて…あんなに人気者だったのに。




友情ってそんなもん?



何かあるだけで、みんなこんなにも離れていってしまうの?






「だーかーら」


未来が物わかりの悪い子に分数計算を教えるような口調で言った。




「美咲、いまクラスで浮いてるの。
 だから女子に相手にされなくって…唯一神楽くんにすがっているわけね。
 そのせいで神楽くんも、好感度ガタ落ち、っていうか」



「神楽、も…」






「そう。いまじゃもう、亮汰の方がモテるくらい」






亮汰。


その言葉が一瞬ピンと来なくて、わたしは少し阿呆面になる。



けれどすぐにその顔を思い出して、




次に思い出したのが、







亮汰に告白されたこと…―










―俺は…お前を諦めない…。











わたしは慌てて振り払った。



今は、そんなことよりも神楽の方がよっぽど重要なこと。






「ま、そういうこと。
 莉依も、美咲には気をつけた方がいいよ」



「う…うん…」






未来は変わった。



なんだかすごく…疲れたような、顔をしていた。






未来がいきなりすごく遠くに感じられて、


わたしは少し、淋しくなった。







436 :くり:10/07(日) 11:12:47 HOST:NGNfa-03p2-121.ppp11.odn.ad.jp
おもしろすぎて、隠れファン、再び登場です!笑
まぢこの作品スキです。

最近、神楽出てこないですね・・・。
実は隠れ神楽ファン(笑)だったりします!笑



437 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/07(日) 11:18:44 HOST:d202051047119.cable.ogaki-tv.ne.jp
んががががががんばれぇ!
500まではあと少しだ!!!

438 :沙夜:10/07(日) 12:13:21 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
おっとォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
莉依大人になった!!生まれ変わった!!
きゃっほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!
や((強制終了

あ、惚れた??
てれるなぁ〜((酷
でもアタシ長門許したわけじゃないんで〜((笑


439 ::10/07(日) 12:48:43 HOST:p5123-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp


  こんちゃぁww ムッチャ面白い>□<ノシ
 美咲・・・嫌われちゃってるよ・・・・・・↓↓

   神楽も人気下がってるんだぁww
 でも神楽のファンだったり(?)
   まぁ、頑張ってよww
 荒らしにも負けないでね(負けてないし!!)
   ぢゃねww

440 ::10/07(日) 13:46:55 HOST:ser357663003207218
作者頭沸いてんの?(笑)


m9。゚(゚^Д^)゚。プギャー



441 ::10/07(日) 14:20:39 HOST:p5123-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  また荒らし!?!?!?
 意味不なんですけど〜ww

  >>453にもそっくりそのまま返します〜^^
 頭沸いてんの?(笑)

 ま、こういう荒らしとかは、KIKYOにも呼んでる方にも非常に迷惑極まりない!!!!

   やめてくださいね!!!!!!!


442 ::10/07(日) 14:21:20 HOST:p5123-adsau07doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

 ↑失礼、「呼んでいる」ではなく「読んでいる」ですww

443 :KIKYO:10/07(日) 16:24:58 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
たくさんのコメント本当にありがとうございます!!

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


くり 様

再び登場、マジ大歓迎です ←
おもしろすぎだなんてッ…嬉しすぎてヤバいっす。。。
わたしもくり様大好きです(・∀・)

神楽ファンだったんですかッ!?Σ(・ω・ノ)ノおっ
いや〜神楽くんのファン1号とは…神楽くん、良かったね♪
わたしも神楽くん好みっす ←ぇ。

神楽くんはもうすぐ出てくると思うんで、続きをお楽しみくださいな★


雫 餡子

んがががががんばるぅぅ!!!(>д<)

ほんと、500までもう少しになっちゃったよ〜(´・ω・)しゅん
にも関わらず、まだ終わりそうにないという。。。笑

いつ終わるのかな〜((独り言
コメントありがとうッ(●'v`bd)


沙夜

大人になったでしょぉ〜〜〜〜〜〜ッ((莉依 談←ぇ
生まれ変わった、改訂版莉依ちゃんです(´∀`∩ '`ィ
次なる性能は… ←意味不

てことでひとまずビールでお祝いだぁ((よい子はマネしない!!
これからますます莉依ちゃんは大人になっていくさ(´゜ω゜):;*.':;

コメントありがと〜ヾ(●・∀・●)シ




神楽くん&美咲…ただいま話題沸騰中… ←は
どうなっちゃうのかねぇ(´・ω・`)
むっちゃ面白いとかむっちゃ嬉しいんですけど!!!!ww

も…もしや、亮も神楽派か!?(・∀・)おほっ
亮汰くんは人気じゃないのかねぇ((亮汰「おい!!」
神楽くんかっこいいもんねぇ♪

頑張るよ〜+(´^ω^`)+.


か 様

ごめんなさい…テスト寸前でイライラしていて。
それが文章にも表れてしまっていたのかもしれません。
頭沸いている…のかはよくわかりませんけど、ちょっとショックだったんで、少し端ない文章になってしまったのかもしれません。

もし か様がわたしの文章のせいで不快に思われたなら、申し訳ありませんでした。


(2回目)亮

荒らしなのかはよくわかんないけど…わたしもイライラしていたからねぇ。
もしかしたらわたしにも悪いところあったのかもしれないよ〜><

でも、注意ありがとう!!

444 :KIKYO:10/07(日) 16:42:35 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「ちょっと美咲、これ洗ってきてよ」


そう言って、美咲に向かって雑巾を投げつける女子たち。




その光景はもう、見慣れたものになりつつあった。



そりゃ、最初見たときは…すごく、すごくびっくりしたけれど。


これが「浮く」っていうこと?





「え…」


美咲は弱々しい声で、湿った雑巾を見つめる。




「何よ、なんか文句あんの?」
































「…ううん。何も」





美咲から笑顔が消えた。



美咲から、あの楽しそうな声が消えた。







美咲から…感情が消えた。











雑巾を握りしめ黙って出ていく美咲を見ながら、



隣でそっと、未来が耳打ちをする。





「ほらね。あの子、そろそろヤバいよ」





「…んー」


わたしは曖昧に頷きながら、自分の胸に手をやった。





なぜだろう?




あんなにも美咲が嫌いだったのに…―


























わたしの心には今、美咲を哀れむ気持ちが生まれている。














445 :KIKYO:10/07(日) 16:50:55 HOST:softbank219210242013.bbtec.net






どうして?



美咲は自分勝手で、ひとの好きなひとを捕るような最低なひとなのに、




そのはずだったのに、




どうして「かわいそうだ」と思うのだろう?










「まあね」



そのとき、ため息混じりに未来が呟いたので、顔を上げた。







「あんまり関わらない方がいいよ。関わったら…莉依も嫌われるかもだし。
 まあわたしはもう、とっくに…友達やめたけどさ」






莉依もやめれば?



そう問いかける未来の瞳に、わたしはYESと言えなかった。






美咲が嫌いなはずなのに…どこか、躊躇している自分がいる。



そもそも、友達やめるってどういうこと?


友達の基準ってなに?




どれだけ深い付き合いをすれば、「友達」と言えるの?









わからないよ。



友達ってわからない。
















そのとき、ガラッと戸を開けて美咲が帰ってきた。

























その後ろには、神楽がいる―





































教室が、しんとなった。









446 :KIKYO:10/09(火) 14:20:12 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
今日のテストが終わりました♪
まあ惨敗…ではなかったので、只今気分がかなりいいです 笑

たくさんの応援コメント&アゲ、心の底から感謝ですヾ(嬉>ω<嬉)ノ

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


くり 様

さ、最高!! ←
めちゃめちゃ嬉しい言葉です〜ッ(人´・ω・`o)
そうですね〜くり様を待たせないためにも、早く更新しないとです^^

影でくり様が応援していてくださると思うと、
すごく元気になります*(o^冖^o)*
いつもありがとうございますッ★★


沙夜

まぁまぁ押さえて押さえて〜。←殴
いつもあげてくれて、本当にありがとうね(^ω^)
疲れていても、すごく励みになる!!

夏休み明けてからかなりスローペースだけど…頑張るねっ+d(。・`ω・)b
明日でテストが終わるので、もう少しましにはなるかなww


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

皆様、何度も言いますが本当に応援ありがとうございます。
疲れも吹き飛ぶぐらい感激してます。
ま、また涙がっ… ←

447 :KIKYO:10/09(火) 14:29:49 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
更新

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★



幾筋もの視線が二人に集中する。


わたしも…口をぽかんと開けたまま、穴が開くほど二人を見つめた。




神楽。


神楽。




ああ神楽。






やっぱり美咲と一緒なの…―







「これがっ…欲しいんだろ…」


神楽が、美咲の持っていたねずみ色の雑巾を床に投げつけた。




ピシャッと湿った音がして、



水滴が周りに飛んで散る。







「……」


女子たちは黙っている。







神楽が怒っている…―?







見たことなかった。彼の感情的な顔。




彼が、美咲だけのために感情を剥き出しにしている。






「お前らは…みんな、みんなそうなのかよ」




そう言って、神楽はクラス全員を睨みつける。





そして…そのときわたしとも目があった。



わたしは思わず目を逸らす。






「こんなことして何が楽しいんだか」





やだ。






絶対…勘違いされたよ…。



わたしはやっていないのに。見ていただけなのに。






嫌われた…―









「もういいし。行こ」



吐き捨てるようにそう言うと、彼は美咲の手を引っ張って


荒々しく…教室を去っていった。







誰も声を発さない。



まるで、この沈黙を破ることが罪になるかのように。






448 :KIKYO:10/10(水) 22:23:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




「ねえ、莉依ちょっと」



突然横から未来に声をかけれらてわたしははっとする。


未来はわたしに向かって手招きをしている。




「何?」



「ちょっと来て」



わたしは、言われるままに未来に手をひかれ、





ついたのは屋上。







「あれが現実だよ」





「…え?」






「わかったでしょ。神楽くんがどれだけ美咲とべったりか…。
 本当はこんなこと言いたくないけど、それでも莉依が心配だから言う」


そこまで言うと、未来はすぅっと空気を吸った。





「莉依は…あれでも神楽くんが好きなの?
 あんな、嫌われものになってしまった神楽くんでも?」







わたしは思わず黙り込む。




「好き」って即答できるはずなのに…―


わたしは神楽が好きなはずなのに…―






なぜだろう。




胸の辺りがちくちくと痛むんだ。







「あの二人、今クラス…いや、学年で浮いてるんだよ。
 わたしだったらいや。もう、神楽くんは前の神楽くんじゃないよ。
 神楽くんは…もう、変わっちゃったんだよ」






―神楽くんは…もう、変わっちゃったんだよ。











なぜ?












449 :KIKYO:10/10(水) 22:30:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net






何が変わったの?



どう変わったの?





もう、前のようには戻れないの?







「永遠なんてない、この世の中には。
 『永遠に好き』とか、『ずっと愛してる』とか…そんなの存在しないから。
 美咲と神楽くんも、いつかきっと別れるときが来ると思う。
 そのときはそのときだけど、それは未来のことでしょ。
 莉依が今つらい思いしてるのは、現在進行形のことでしょう」






「現在…進行形…」







「いまが莉依にとっての『そのとき』だよ。
 莉依が変わるときが来たの。莉依が永遠じゃなくなるときがね。
 はっきり言わせてもらうけど」





いまが、『そのとき』…?







わたしはどうすればいいの?



どうすればラクになれるの…―






「わたし、もう神楽くん諦めた方がいいと思う。
 このままじゃ莉依ぱっかり傷ついて、不公平だよ。
 悔しくないの?
 莉依が苦しんでるときに…美咲はのほほんと幸せにしていて…」





「…美咲…美咲は…」




違う。


心の中で、そんな声が聞こえた。




美咲だって苦しんでる。





美咲だって、あの背中にいろんな荷物を背負ってる。







決して、幸せばかりじゃないんだ…。







「どうして…どうしてわかるの?」




わたしは震えた声で言った。



感情を押さえつけるのに…必死だった。






「どうしてもこうしてもないよ。
 とにかく、莉依はもう新しい恋探しなよ。その方が、幸せになれるよ」





幸せ…―?







450 :沙夜:10/11(木) 07:11:34 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
コメ返してくれてありがと^^
あげぇ↑

451 ::10/11(木) 18:53:10 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  アゲ♪♪♪

 更新されてる/////

   ウチなら、神楽やめちゃうかも・・・・・・(?)
 亮汰もカッコイイし(?)

     ぢゃ、更新待っとりますww

452 :KIKYO:10/11(木) 21:05:06 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
沙夜

コメントどうもありがとうッ★
いつも本当にアゲてくれてありがとうね(´゜ω゜):;*.':;

今日も疲れましたが、頑張るけ〜bb
頑張りやすっ(・∀・)




亮なら神楽くんやめちゃうかぁ〜(´ω`*)
亮汰くん、「カッコイイ」なんて言われて只今かなり照れております。。。

頑張って更新したぜぇ★
だけど、また明日に更新しま〜すヾ('ω`)ノ

あげありがとう♪

453 :KIKYO:10/12(金) 20:02:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



幸せなんてわかるの?


未来に…未来に、美咲やわたしのシアワセがわかるの?






そんなの…ありえないよ。








未来は、わたしたちの心を知らないくせに…―








美咲はのほほんと幸せにしていて―




もう新しい恋探しなよ。

その方が、幸せになれるよ―






なんで?


幸せになれないかも…しれないじゃん…!










気がつくと、わたしは勢いよく立ち上がっていた。




未来がびっくりしたような顔をする。






「どう…して…」



「え、ちょ、莉依? どうし―」




わたしは思わず未来の顔を睨みつける。


自分が何をしているのか…自分でも、よくわからなかった。





「未来に…未来に、わたしの気持ちなんかわかんないよ。
 わたしが今どれだけ苦しんでいるのかも。
 わたしのことそんなに知らないくせに、
 わかりきったようなこと言わないでよっ!」




思わず。




思わず…走り出していた。






もう、自分がわからないよ。



どうしてこんなにも、いきなり怒りが沸騰したのかも…。





ただ、不思議なくらいに未来が憎かった。


未来に、わたしの『幸せ』を定義してほしくなかった。




ほっといてよ、わたしのことなんか。




ひとの恋に…口出ししないでよ…。










454 :KIKYO:10/13(土) 14:39:38 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


わたしは気がつくと屋上の扉を開けていた。


一人に…なりたかった。




「やだ…あとで未来に謝らなきゃな…」




そう呟いて、わたしはため息混じりにフェンスに手をかける。


吹き抜ける風が、気持ちよかった。





なんだか泣きたくなってくる。





泣きたい。


思いきり泣いて、ラクになれたらいいのに。







すると、枯れたと思っていた涙が、






どっと溢れ出した。








455 :KIKYO:10/13(土) 14:46:42 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
(久しぶりですね♪)亮汰目線になります。


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




教室がざわざわとなる。



ダチと話していた俺は、扉にふと消えていく望月の姿が見えたような気がして、

ふと目を止めたんだ。




「…亮汰?」


いつものようにジャムパンを頬張る恭が、不思議そうに尋ねる。



いつものような昼下がり。




「いや…別に何も…」





「なにあの子? マジうざいんですけどぉ」



俺は目を疑った。




望月と仲が良かったはずの…未来…?だっけか、


あいつがイライラしたように舌打ちをした。




「あーあーうざいよね」


そんな彼女の周りに、ほかの女が集まってくる。




「だいたい望月さんって男好きだしさ。マジ独りよがりして、大丈夫? っていうか」



「わかる。なんか被害妄想入ってるよね〜」





わけがわからない。



望月が、どうして―?

456 ::10/13(土) 14:59:55 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  470超えたね!!!!
 おめでとォww  てか、未来酷っっ ((怒

   ちょっと言われただけであんな・・・女って怖いよね; ←
 
   しかも、ウチの小説にコメありがとww
 かなり勇気付けられましたぜ^^
   新しい小説も書き始めましたww 
 あの風のように。   だよ^^  よろしく〜〜♪♪♪

457 :沙夜:10/14(日) 08:30:07 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
未来!?
え、何この展開!!((汗
なんか本当にありそう…(;−−)

亮また小説書いたの!!
見に行きます笑


458 :KIKYO:10/14(日) 12:19:23 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメント本当にありがとうございます♪

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




女ってもんはつくづく怖いよね〜 ←
未来ちゃん…じ、実は腹黒かったり!?Σ(・ω・ノ)ノ
まあ、それは見てのお楽しみ★

亮の小説は面白いよ+(´^ω^`)+.
だから頑張ってこれからも書き続けていってよね!!((は
…ごめんなさい。書き続けていってください。笑
                ・・・・

とまあまずはコメントTHANKSで〜す(●'v`bd)


沙夜

え、何この展開!!((汗汗
まったくもってそうだよねー ←

コメントTHANKSですッ(人´・ω・`o)感謝♪
また見にきてくださ〜いね〜☆⌒Y⌒ ヽ(о>∀<)ノ


459 :KIKYO:10/14(日) 12:27:24 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「ねえ、今度アヤの家に遊びにいっていい?」


飯田が、女の一人に声をかけた。



怪しそうな…意味ありげな笑みを浮かべて。




「もちろん、いいっすよ」



「え〜じゃあアタシも行くっ」


「じゃあわたしも〜」



女たちが次々と賛成をして、それからみんなでクスクス笑っている。




飯田が…あんな奴だったとはな…。





「わたしさ〜莉依のことは前からうざいって思ってたんだよね」


飯田が少し強めの口調で言った。



「アノコすぐ泣くし。処理が大変っていうかさ〜」


「わかるわかる」



「わかってくれる? や〜ん、嬉しい!!」





「信じられない?」



俺の横で一部始終を聞いていた恭がそう言って、


俺は頭を縦に振った。



「前から、けっこう陰口は言ってたみたいだよ」


「…マジ?」




望月はいつから、独りで泣いていたんだ…―?






望月は騙されていたんだ。


ほんとはあいつ、ずっと前から独りだったんだ。




「行ってきなよ」


恭が、俺の心を読んだみたいにそう言った。



…さすが俺の親友。


いいこと言うじゃん。



「…ああ」





俺は次の恭の言葉も聞かず、教室を飛び出した。






.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

ちなみに、わかることかと思いますが、
「飯田」というのは未来の苗字のことです♪



460 :KIKYO:10/14(日) 12:39:27 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



走った。


走って走って…どこへ行こうとしているのかさえわからない。




けれど…足は勝手に動いていた。




着いたのは屋上。


それは、ここが望月の一番好きな場所だって知っているから。




バン、と大きな音を立てて扉を開ける。








一人の少女が振り返った。



その少女は、俺を見ると淋しく…淋しく笑う。





「工藤…」



「お前…何してんだよ」




望月は、


緑色のフェンスから大きく…身を乗り出している。




俺は望月に走り寄ると、






思わずそいつを抱きしめた。




「やっ…」


望月は少しだけ抵抗したけれど、



俺が離さないでいると、じきに大人しくなった。





「何…してんだよっ…!」



「工藤、離して。苦しいよ…」




「離さない」


俺はそう言った、握る手にますます力を込める。




すると、望月は突然泣き出した。





どうして?


そう呟きながら。







彼女の涙が頬を流れて、アスファルトに濁った染みをつくる。



「バカ…もっと泣けよ…」



俺は望月の後頭部に手をやると、静かにそう囁いた。




こいつはつらい想いいっぱいしてきたから、


その不器用な手で不器用なこといっぱいやってきたから、




それが愛しくて仕方ないんだ…―。







461 :KIKYO:10/14(日) 12:48:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「お前、ずっとつらかったんだよな」


俺がそう尋ねると、彼女はゆっくり頷いた。




「何も自分の思い通りにならなくて…苦しかったんだよな」



彼女はまた頷いた。




俺は聞くことをやめ、優しく彼女の頭を撫でる。





しゃくり上げていたそいつも、


じきに…泣き止んで静かになる。




「…言ってること、前と正反対だよ」


しばらくすると、彼女は俺の胸に顔をうずめたままそう呟いた。



「…何がだよ」



「前…前、わたしに…泣くな、って言ったじゃん。
 なのに今日は…もっと泣けとか…意味わかんないし」



「あのなー」


俺はそう言って、彼女の頭を優しく小突く。




「今と前じゃ違うんだよ」



「何それ」


彼女は顔を上げて、初めて笑った。




何度見ても愛しいよ、きみの笑顔。




愛しすぎて、せつなくなる。


いつ、この笑顔が壊れてしまう日が来るんだろうって…―




俺にそれを守ることができるのか?






「落ち着いた?」



静かにそう聞くと、望月はまたゆっくり頷いた。




「あのな、望月」



「ん?」



「聞いてほしい…ことがあるんだ…」




なあ、今だから言える。



しつこいとか、そう思ってくれてもいいから。





もう一度だけ、伝えてもいいか?



もう一回、わがまま言ってもいいか?





いまのお前に伝えたい―







だから、今だからもう一度聞いてほしいんだ。





462 :KIKYO:10/14(日) 13:00:21 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
亮汰目線→莉依目線です★

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




工藤が…いきなり抱きしめてきて、



わたしは思わずその手を振り払おうとしたけれど…―





ねえ、なぜだか嬉しかった自分がいるの。



もっと抱きしめてって、


もっとその温もりをちょうだいって、



そう思ってやまない、矛盾だらけのわたしの心。




わけがわからなくなってくる。






もう、わたしに優しくしないでって言ったはずなのに―






「あのな、望月」


急に工藤が真剣そうな表情になる。



「ん?」



「聞いてほしい…ことがあるんだ…」





なんとなく。



なんとなくにすぎないのだけれど。





それでもわたしは、工藤の言いたいことが、


なぜかわかるような気がした。




身構える必要などない。





彼と触れている肌から…彼の温もりが伝わってきているから。




ねえ、あなたは何を言おうとしている?



わたしの勘が正しければ…あなたはきっと傷つくことになるだろう。




ごめんね。


こんな我が儘なわたしで…ごめんね。









「しつこいと思うかもしれないけど」




「……」







「俺、お前が好きだ」














463 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/14(日) 19:27:01 HOST:d202051035178.cable.ogaki-tv.ne.jp
こっくはくー!

あげぇ

464 ::10/15(月) 18:47:40 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  超アゲェ!!!!!
 亮汰、ファイト!!!!!ウチは応援してるぜww

   KIKYO、頑張ってねぇ〜〜(>30)〜★

465 :KIKYO:10/15(月) 21:11:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
こんばんゎww

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


雫 餡子


ヒューヒュー♪
亮汰ったら告白だーい ←
「告白」と聞くとなぜかテンションが上がるKIKYOです。。。

あげありがとう*(o^冖^o)*
最近、雫の小説見にいけんくてごめんね↓
また行くばいッ(´゜ω゜):;*.':;




超アゲェを超アリガトォ!!(´ω`*)
おぉッΣ(・ω・ノ)ノ
亮汰くんを応援してくれるんだな、亮は!!
さあ、想いは莉依ちゃんにちゃんと届くのかなぁ…(PД`q。)

わたしも亮汰に負けないように頑張るぜぃっ★

466 :KIKYO:10/15(月) 21:21:39 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

無駄レスを本当にごめんなさい。
みなさまももうお気付きかと想いますが、Everlastingもついに460を越え…そろそろ500も見えてきていますww
ですが…小説が、それまでに終わる様子がありません!!

なので、そろそろ区切りのいいところで「Everlasting」を終わらせてしまおうと思っています。そして、また「Everlasting 2」を作れたらいいなと思います。

次の更新は明日…または明後日くらいにできると思います。


                        KIKYO

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




467 :KIKYO:10/16(火) 21:07:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


「す…き…?」


好き。




同じひとから


二回目の告白…―




ねえ、どうしてだろう。




あんなにも嫌いだった。


あんなにもうっとうしく思っていた。




なのに…どうしてか今、わたしの心は少し足留めを食らってる。




「前はフラれちまったけど」


亮汰は抱きしめていたからだをそっと離しながら呟く。



わたしのからだがふらついて、

亮汰は力強くそれを受け止めた。



「諦め…られないんだ…」




「……」



「好き。今でも好き。
 だけど、返事はいらないから」




わたしは亮汰の目を見上げた。




「今返事を無理強いしても、望月が苦しむだけだと思う。
 ただ憶えててほしいんだ。俺がお前を好きなのはこれからも変わらない…」




ねえ、どうして?




胸がこんなにもせつないの。







胸がまるで張り裂けるかのように、亮汰の言葉は…




…わたしの心を強く揺り動かした。






ねえ、それ以上なにも言わないで。



今日のわたし、なんか変だよ…―





なぜか亮汰を求めてる。


亮汰の変わらない優しさを欲してる。




亮汰の温かすぎる心を、自分の慰めだけのために利用しようとしている。




そんなのいや。





「亮汰…わたしっ…」



「返事は出さなくていいって言ったろ?」




亮汰が優しく微笑む。



そんな無理したような微笑みが、わたしには悲しみに見えた。


すごくすごく…せつなかった。






468 :希乃☆×A:10/16(火) 21:18:31 HOST:p2057-ipad25niigatani.niigata.ocn.ne.jp

お久しぶりです♪(覚えてますかね・・・?苦笑)

ずっと読ませてもらってますが・・・変わらない面白さ
ですねッ★

尊敬ですww

頑張ってください!あげ↑↑


ちなみに私の小説も完結いたしました!
今ゎ違う小説を書かせてもらっています♪
あげ、ありがとうございました!
励みになりましたッ♪♪

469 :KIKYO:10/16(火) 21:18:46 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


亮汰でもいいかも…なんて思ってしまう自分が憎い。



ひとは、こんなにもあっけなく心変わりしてしまうものなの?


わたし、確かに神楽じゃないとだめだったはずなのに―





神楽じゃないとだめだった。



神楽以外の人と付き合っても、絶対幸せになれないと言い切れた。



けどいまは?








わからない。



ただ苦しいから、安全な場所へ逃げようとしていたのかも。





変わらない安心が欲しかったのかもね…―







「俺、話聞くことくらいならできる」



亮汰はわたしの肩から手を離すと、くるっと背を向けて呟いた。





「付き合ってくれと…無理は言わない。
 俺とお前が付き合うとき、それは望月がちゃんと神楽から卒業できた日な」




卒業。




「卒業なんて…まだ実感わかない」




「だから、この俺が待ってやるっつってんの」





目が合った。



先にわたしが、フフッと笑う。


すると…亮汰もつられて、面白そうに笑いだした。





「ねえ、亮汰ってわたしのどんな所が好きなの?」



大胆な質問。


言い終えてからハッとする。




けれど、亮汰はさほど気にしていない様子。




「好きなとこ〜? …んー、全部かな」



「何それ、単純〜。
 それって、ただ思い浮かばなかっただけでしょ?」



「は!? 違うし!!」



「どうだか〜」


わたしたちは笑いあった。



ねえ、まだ確かな恋愛感情はわかないけれど、わたし亮汰といるの楽しいよ。



友達としてなら…。




ねえ、嘘でも付き合うことはできないかもしれないね。


だって、亮汰には未来がいるから。




未来はいまでも、あなたの背中に思いこがれているのです。



その輝いた瞳を知っているわたしには、


とてもじゃないけどあなたの気持ちを受け入れることはできないよ。





「ねえ、気付いたんだけど」


470 :KIKYO:10/16(火) 21:23:37 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


希乃☆×A 様

おぉっ、お久しぶりです♪
もちろん憶えていますよ。忘れるわけないじゃないですか★

小説、完結おめでとうございますっ*(o^冖^o)*
あれからなかなか見にいけなくて…本当にごめんなさい(´Д⊂グスン

変わらない面白さですかッ!?
いや〜、そう言われることが唯一の救いですヾ(嬉>ω<嬉)ノ
はい、頑張りますねッ!!


あげありがとうございます(●'v`bd)
…と、最後にもう一度、完結おめでとうございます!!


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


471 :KIKYO:10/19(金) 19:38:36 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「…ん?」


なぜかニヤニヤしている亮汰に、わたしは思わず首をかしげる。



「何笑ってんの。気持ち悪い」



「いや、ただなんでかなぁと思って。
 お前さ〜いま俺のことなんて呼んでる?」




わたしは固まった。


亮汰の…言おうとしていることがわかった。




「亮汰」

亮汰は自分でそう言った。



無意識のうちに…わたしの頬がみるみるうちに赤くなる。




「何よ。名前で呼んでどこが悪いのっ?」




でも、いつからだろう。


わたし、今まで亮汰のことはいつだって「工藤」だったのにな…―




「ま、俺は構わないけどね」


亮汰はさらりと言う。




「てか、逆にそう呼んでほしいくらいだな」



「じゃあもう呼んであげな〜い」




「…っ、お前なー」


亮汰はわたしの頭をぐりぐりする。






ねえ、幸せかも。




わたし、あなたといて幸せかもしれないよ。









そう思う影、



浮かんでくるのは未来の顔。








472 :KIKYO:10/20(土) 09:09:56 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



未来はなんて言うだろう。




きっと、怒るんだろうなぁ…―






「ねえ」


わたしは亮汰に話しかける。



わたしの真剣な表情から…亮汰は場の空気を読んだみたいだった。




「…何?」



「わたしね、まだ卒業できそうにないの」




亮汰の肩がびくんと揺れる。




ねえ聞いて。


わたしが精一杯考えて決めた、一つの答え。








「だから…まだ、あなたとは付き合えない」






ごめんなさい。


その言葉は出なかった。





わたし、まだ神楽に未練あるよ。



ずっと前から好きだったひと。ずっと思い憧れていたひと。





ずっと見てきたんだ。



わたしはね、いろんな神楽を知ってるんだよ…。






野球してる神楽。


ピッチングのフォーム、すごく…かっこよかった。




けれど、その裏での『かっこわるい』姿でさえわたしは知っている。



上手くできないと、


歯を噛みしめながらボールに八つ当たりして…。






ごめん。



まだわたし、神楽のこと…好きだ。






とってもとっても好きなんだ。












473 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/20(土) 09:16:22 HOST:d202051035026.cable.ogaki-tv.ne.jp
っ切ない・・・
きになるー

あげ!

もーすぐ500だね

頑張れ!


474 :KIKYO:10/20(土) 17:37:51 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
せっ、切ないっすか?!
嬉しいなー★

ほんと、気がつけばもうすぐ500だねぇ…しんみりするゎぁ。。。
頑張りますッ*(o^冖^o)*

あげありがとう♪♪

475 :KIKYO:10/21(日) 13:53:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★


そんな二月。



いろんなことが…本当にいろんなことがあった一月が過ぎ、


わたしは未来の隣にいた。




「なぁに悩んでんのさっ」


未来は、わたしが開いていた雑誌を覗き込んで息を飲む。



開いていたページは…




「…はっはーん……」



「な、なんすか」



「なるほどねぇ。そーゆーこと…」




バレンタイン特集。






本音を言えば、一月の頃から悩んでいた。



神楽にチョコを上げたい。


それで…神楽に、告白したい。





けれど、わたしの中では不安の方が大きくて。






絶対フラれる。


迷惑がられる…かもしれない。




でも、諦めたくないんだ。


でも、前に進みたいんだ。



見つめてばかりじゃ…もういやなの。





「いいんじゃない?」


わたしの心を読んだように未来がニヤッとする。



「い、いいって何が!?」



「チョコ。あげるんでしょ、神楽くんに」



「うーん…」


わたしはまた雑誌を凝視する。



そんなわたしの顔を、未来が顔怖いよッ とびびる。





「また家で考えることにする」



「はいはい」





476 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/21(日) 20:05:21 HOST:d202051032018.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげー

もももももーすぐ500ぅ!?
頑張れっ!

応援してます!



477 ::10/21(日) 20:44:47 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp


  あげ♪
 
   未来は、愚痴ってたんじゃないの!?!?

 超気になる!!!!  がばしょだよぉ〜↑↑

478 :KIKYO:10/21(日) 20:52:59 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


雫 餡子

タイトル下のテロップが赤になっていて、私もびっくりしました ←
ほんと、目指せ500!!(´゜ω゜):;*.':;
マジ頑張りますヾ('ω`)ノ

雫のも応援してるんでッ+(´^ω^`)+.




おぉっと未来疑惑発祥かッ?!Σ(・ω・ノ)ノ
ですねぇ…未来ちゃん、何を考えているんでしょう。。。

超気になってくれ!! ←は
アゲありがとう(●'v`bd)

がばしょ♪

479 :KIKYO:10/23(火) 20:59:50 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




家に帰って、わたしはジャージに着替えてソファに座る。


寝転がりながら雑誌を広げた。



「あー…どうしよっかなぁ…」
 


頭の中で、

そっとシュミレーションをしてみる。



けれど、その前にチョコが上手くできるかどうか不安だった。


わたし、料理にがてだしな…。






美咲は、神楽にチョコあげるんかな?



まああげるんだろうけど。




神楽はなんて言うだろう?



美咲からだったら喜ぶの?





でも、もう後ろは振り向かないって決めたんだよ。



わたし、ちゃんと未来を見つめたいよ…。






進みたい。


一歩ずつ…―






「頑張って…みようかな」



あなたに「ありがとう」と言われたい。


あの笑みで…。



もう遠くから見ているだけじゃいやなんだ。


あなたの元気のためのひと粒の涙になるだけじゃいやなんだ。




あなたの隣で空を見上げたい。


あなたのもとで、きれいな花を咲かせてみたいよ。



どんどん欲が深まるわたし。






大好き。


だからわたしは、この気持ちをあなたへと伝える。







480 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/23(火) 21:02:12 HOST:d202051047107.cable.ogaki-tv.ne.jp
うぉ!?480GETすか!?あたし!

きゃー!


がんばれぇ
ゴールは近いよ!


481 :KIKYO:10/24(水) 22:15:48 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
雫 餡子

おホっ(・∀・)
これはこれハ…480GET!!!!!ですな。。。いやはや。

きゃーヾ(@´∀`)ノ きゃーヾ(@´∀`)ノ


ゴールは目の前さねww((キラッ
頑張るッ★
雫のもいまから見にいくぜぇ。。。



…と、その前に更新・更新と…..._φ(・ω・●)カキカキ

482 :KIKYO:10/24(水) 22:22:52 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


わたしは、



「ねえ、チョコ誰にあげるの〜?」


「えー…ひみつっ」


「なんだよケチッ。じゃあさ〜、一緒にチョコ作ろうよ!」


「え、いいの? そうしよー」




と約束を交わすことのできるような友達はいなく、


未来を誘ってみたけれど無惨にも断られてしまった。




去年は一緒にチョコ作ったのにな…。



でも、『家の用事』なら仕方ないよね。





わたしはバレンタインデーを控えた今日、必死にレシピと睨めっこする。


作るのは簡単な…手作りチョコ。



もしフラれても。


それでも、やっぱりおいしいチョコをあげたいんだ。



精一杯作って…「おいしい」って言ってもらえたら、それでいいの。


わたし、それ以上はまだ求めていないから…―




わたしは市販で買ってきた板チョコを慎重に割りはじめる。




「あぁっ」


上手くくだけなくて、真冬なのにも関わらず額にはじんわり汗がにじむ。



包丁でこまかく刻んで、それをボールに流し込む。






わたしはそれから、



女の子なら誰でも知っているようなチョコの作り方の手順を確認しつつ、


慎重に慎重に…事を進めていった。










483 :裕実:10/26(金) 19:21:58 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


ねえ神楽…


わたしの気持ち、届いてる?




わたし、こんなに頑張ったの。こんなに一生懸命やったの。


すべてはあなたのために…





「…うん。おいしい」






きれいにラッピングされた小包が、すごく誇らしげに…。



わたしの想いを込めて。




きみへの想いを精一杯込めて…。





届くかな?


届くよね。




信じればきっと受け取ってくれるだろう。







望月莉依、





明日、神楽佑に告白します。








484 :KIKYO:10/26(金) 19:22:44 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
ごめんなさい、↑はわたしです…。

485 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/27(土) 21:39:28 HOST:d202051036053.cable.ogaki-tv.ne.jp
う・・・うぅ〜
あとちょっと500かっ・・・


ががががが頑張れぇ

あげっ


486 ::10/28(日) 08:10:12 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  もうすぐ500!!!! がばしょww

 莉依、頑張れぇえぇぇぇええ ←ウゼェ。

    あげ×100 だよぉ↑↑↑ (^□^)ノシ

487 :うんこ:10/28(日) 11:52:05 HOST:i121-112-54-161.s10.a022.ap.plala.or.jp
うんこ

488 :KIKYO:10/28(日) 13:51:02 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


雫 餡子

コメントありがとうヾ('ω`)ノ
500まで、あと…13レスなんだよねぇ。。。なんか早いよ↓
そろそろ区切りのいいところで…((笑

ががが頑張りますッ。・゚・(*ノД`*)・゚・。
是非Everlastingの500突破を見届けてやってくださいヾ(嬉>ω<嬉)ノ

あげありがとうッ♪




久しぶりぃ〜(●'v`bd)
莉依ちゃんを応援してくれてありがとうッ★
いやいや、全然ウザくなんかないさ。。。

もうすぐ500だぁッ!!わーわー
あげ×100をありがとうございやすッ(人´・ω・`o)

がばしょww


>>487

そういう書き込みはやめてくださいね。

489 :KIKYO:10/28(日) 13:58:41 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



不器用なラッピング。


ただひたすらに作った、特別美味しくもないチョコだけど。






神楽の机の中にしまわれた手紙。



From 望月





あなたが来てくれるかどうか不安だった。



きっとわたしはあなたに嫌われている。


そんなわたしに、チョコを渡す権利なんかあるのかどうかさえ。




―――「放課後、公園のブランコで待っています」







わたしはしっかりマフラーを巻き、



膨らみつつある不安と緊張だけを胸に抱いて、その一歩を踏み出した。







どうか。



どうか。





どうかこんなわたしに、想いを伝えることを許して…―







吹き抜ける北風。



乾いた音を立てて地面を転がる枯れ葉が淋しくわたしの目に映る。





大丈夫。


そんな言葉さえ、わたしの心を満たしてくれることはない。




けれど、言い聞かせるしかないんだ。



大丈夫。


きっときっと…―







あなたは来てくれる?



もう一度、わたしの願いを聞き入れてくれますか―






そんな人気のない公園の片隅に、



足を踏み入れたわたしは、ひとつの小さな人影を見つけた…。

490 :KIKYO:10/29(月) 22:08:13 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



心が震えた。


何度も踏み出そうとする足が硬直して、動けない。




ねえ、彼だよね?




あんなにも会いたかった…―





彼はわたしに気付いたのか、固まって動けないままのわたしに近付いてくる。


チョコを持った手がガクガクと震えた。



このまま逃げだせたらどんなにいいか…そんな思いが胸をよぎる。


このまま想いを伝えずにいたら、わたしは後悔するのかな。




「…よぉ」


太い声。



すごく男らしくて…わたしがずっと思い憧れていた声。


あなたのその口から「好きだ」と聞かされたらどんなにいいだろう。

でも…そんなこと絶対になくて。



せつない。





恋ってこんなにもせつないものなんだね。



でも、やみつきになる。


もうわたしやめることなんかできないよ…―




「何か用?」


「え…? あっ」


わたしは動揺している自分に気付き高鳴る胸を静めた。




落ち着け。


きっと大丈夫だから…―




「わたしが何を話そうとしてるか、きっとわかってるよね」




ゆっくりと話し出す。




語尾が震えて緊張しているのが神楽にばれていないか、


とても…不安になった。




「さあ」


彼はとぼけてみせる。



「うそばっかり」



「今日何の日か…知らないわけないでしょ。手紙、読んだでしょ」


「ああ」


素っ気ない彼の返事。



でも、今はそんなこと関係ないんだよね。




「もう遠回しになんかしないから」



しないから。



だから。




「ストレートに言います。
 わたし、神楽が好き。ずっとずっと、好きだった――」





彼の眉毛が、ぴくりと動いた。









491 :KIKYO:10/30(火) 18:49:55 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



「フラれること…わかってるから…付き合ってくださいとは言わない。
 ただっ…―」


そう言って、わたしはゆっくりチョコを差し出した。




彼は黙っている。



わたしは顔が火照っていくのを感じた。




「これだけ、受け取ってほしい。
 ずっと好きだから、ずっと神楽だけを見てきたから、
 ずっと…好きだって言いたかった――」



ねえ、聞こえた?


これがわたしの気持ち。



俯いて、わたしは顔を上げることができなかった。





何分…たったんだろう。






彼は固まったまま。



その大きな手を差し伸べて、包みを受け取ってくれようとはしない。




わたしが心配そうな顔で彼を見ると、


彼は淋しく笑っていた。



「あ…りがと」



「え…?」



「ありがとうって言ってんの」





ねえ、わたしが気付かないとでも思っていた?


淋しそうな笑顔。


無理した声。




わたし、すごくせつなくなったのに…―。



「ありがとうって…」



ありがとうって何?




わたしは思わず耳を塞いだ。




こうなることは絶対にわかっていたはずなのに、


わたしの中にある何かが…音を立てて崩れていく。




「なん…で…」


「ごめん」



初めて彼は『返事』を口にした。ごめん。



「……」


「それ、もらうことできない」




「なんで?」



気がつくとそう問いただしていた。




ねえ、今ならわかるよ。


こんなこと…本当は聞かない方がよかったんだって。



聞かなきゃよかったって後悔してる。





あなたの唇の動きを、わたしは虚ろな目で追った。




492 :KIKYO:10/30(火) 18:57:32 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



誤解されたくないんだ。


美咲に。







わたしの目から、じわっと熱い涙がこぼれた。



やだ…。




なんで涙が出てくるの?





「美咲に言われたんだ。
 女の子からチョコもらわないでって…」



「……っ!」




やっぱりあなたは美咲。





気がつくとわたしは走り出していた。



神楽は…あとを追ってこようとはしなかった。












受け取ってもらえなかったチョコ。




返された返事。


届かなかった…わたしのメッセージ。




涙しか出ない。


わたしは時折手の甲で涙をぬぐいながら、行き先もわからないまま走った。





どうして…だろうね。



フラれることなんか目に見えていたはずなのに。





何度もシュミレーションした。



その内容は…いつだってわたしにとって都合のいいものばかり。




叶うはずのない希望ばかり抱いて。






もうわたし…疲れたよ。






気がつくと、わたしは近所の川へと来ていた。







ちろちろと流れる水面がわたしの足を立ち止まらせる。





493 :(xFy/V8wehE):10/30(火) 19:12:40 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

KIKYO〜
「屋根まで登れば」
完結報告来たよ!★



494 ::10/31(水) 20:01:13 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp

  !!!!神楽ぁぁあぁ!!! 莉依をフるなんてぇ ((怒

 ムッチャ腹立つ〜〜!!!!!!!!!

    ・・・PS
   「あの風のように。」完結したよww
   新しい小説、「守護神死神」つくったんでww

 ぢゃ、頑張ってねェ〜〜 「(^皿^)

495 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):10/31(水) 20:55:27 HOST:d202051035101.cable.ogaki-tv.ne.jp
ややや

  やばぃ!!
 
 もーすぐ500だぁ!!

    お互い頑張ろうね


496 :KIKYO:10/31(水) 22:08:00 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
コメント嬉しいですww

.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★




「屋根まで登れば」完結おめでとうッ♪
結局、あんまりコメントしにいけなくてごめんねぇ(´・ω・`)
自分の小説更新するので必死でした。。。

優は本当に小説を書くのが上手だと思うよ〜(´ω`*)
ほんと、わたしなんかと比べ物にならないくらいすごいと思います。

また新作作ったら言ってほしいな★




神楽ぁぁぁ!! ←
フッちゃいました、はい。画面の前の神楽ファンの人、ごめんなさい。笑
だけど幻滅しないでね((ぇ

「あの風のように」も完結おめでとう*(o^冖^o)*
小説の最後(?)を見届けてあげられなくて本当にごめんね。
これからもお互い頑張ろう♪


雫 餡子

うっわ気付くとあと…4レス??Σ(・ω゜)
やばいやばい!!
あと少しでこのスレも書ききっちゃうけど、生温かい目で見守っててね。
うん、お互い頑張ろうッヾ(o・ω・o)シ

気合いだぁーっ!!


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

もうすぐ500達成です…(ドキドキ)
更新は明日します。

497 :KIKYO:11/01(木) 19:44:10 HOST:softbank219210242013.bbtec.net




「なんでよぉっ……!」


わたしは、流れる川に思いきりチョコを投げつけた。



バシャッと湿った音がして、





ラッピングに水が染み込んでいく…。




流されていくチョコの包み。



それと一緒に、わたしの想いも流すことができたなら。




なぜだか溢れてくる涙。


押さえきれなくて、わたしはひざに顔をうずめてしゃがみこむ。




おかしいな。


心にぽっかり穴が開いたようで、スースーするよ。




「フラれた」んだという現実が深く心に突き刺さり、


わたしは思わず顔を背けたくなる現実に必死に逃げ場を探していた。




あなたの顔が忘れられない。





あなたを嫌いになることなんてできないよ。



わたし、もうすっかり神楽に染まってしまったの。


もう、もとに戻ることなんて…―




夕陽に照らされて、キラキラとどこまでも輝く水。




静寂しか、聞こえない。






ねえ、わたしの声はあなたには伝わらなかったのかな。



わたしの想いを受け取ってくれなかった彼。





わたしを拒否した彼の腕。







けれど、何度考えても、




「そんな彼でも」好きなんだという皮肉な事実。










498 :KIKYO:11/01(木) 19:51:16 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


わたしを否定した彼。


あくまで美咲のことを第一に考える彼。



美咲と笑いあう彼。


わたしと目を合わせようともしない彼。





でも、そんな彼でさえ好きなんだ。



あなたのすべてが、わたしの心に鮮明に映ってる。




そんな想いを…簡単に断ち切ることなんてできなくて。






どうすれば解放される?



フラれて、わたしは、自分がどれだけ神楽が好きなのかに気付いた。




どうしてもっと早く気付かなかった?



もっと早く気付いていれば、

わたしはきっと今までの日々を大切にすることができただろう。



後悔しても、もう遅い。



もう、もとには戻れない。





涙がとめどめなく溢れる。



ぐしゃぐしゃの顔で、目の前を流れる川を見つめた。





死んでしまおうかと…思った。





「…ハハッ…」


そんな自分がおかしくて、わたしは思わず笑ってしまう。



頬の引きつった笑い。





弱いよね。


好きなひとに正式にフラれただけで死んでしまおうとするなんて。



別にカレカノだったわけでもないのに…。




ただ、それほど大事なひとだったんだ。



それほどなくしちゃいけなかったもの。


わたしにとって、すごくすごく大きかった彼の存在。





ねえ、あなたのことがこんなにも好き。



もう、この想いは伝わらない…―






そのとき、背後でザッと砂を踏む音がして、振り返った。








499 :KIKYO:11/01(木) 19:55:17 HOST:softbank219210242013.bbtec.net



わたしはそれが誰なのか、なぜかわかるような気がしたんだ。



別にテレパスなわけじゃない。






だけど、わたしはその温もりを知っていた。



わたしが泣いているとき…必ず優しく慰めてくれるひとを知っていた。




いまのわたしにとって、本当に大切な存在。



心地よい想いは、いつだってわたしの心を満たしてくれたよね。



ねえ、あなたでしょ?



あなたがまた、わたしの涙を拭きにきてくれたんでしょ?






わたしは背後にその人影を感じると、



ぐしゃぐしゃの顔のまま…そっと彼に抱きついた。















                       【続】






500 :KIKYO:11/01(木) 20:00:08 HOST:softbank219210242013.bbtec.net


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

みなさん、こんにちは。
知っての通り…見事Everlastingが500達成をいたしました!!
本当に、いままで応援してきてくださった数々の読者様に感謝する限りです。
思えば長い小説でした…ですが、本当にあっという間だったと思います。

もちろん、>>499にあるように、この物語は続きます。
近々「Everlasting 2」を作らせていただこうと思いますので、続きが読みたい方は是非またそちらにおいでください。
では、最後になりましたが、もう一度お礼を言わせてください。

11/1(木)19時55分17秒
「Everlasting」500達成しました。

ありがとうございました。

                        KIKYO


.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★

501 :501:Over 500 Thread
このスレッドは500を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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