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 いじめ 

1 :とも:08/14(火) 23:06:17 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 
  
   こんばんわ,夜遅くに「いじめ」とゆう小説を
   
   書く とも と言いますっ

   頑張りますのでアドバイスよろしくお願いします♪
 
 

2 :とも:08/14(火) 23:08:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  もうこんな学校・・行きたくないよ・・・


  ダレカ タスケテ─







  心の叫びは誰もわかってくれない







  あたしは口に出すことも,喋ることもできない・・





  怖いから・・・・






 

  ─余計なことを言うと,またいじめられちゃうから














  あたしは臆病者。









  










  あの人みたいに・・強くなれたら・・







3 :とも:08/14(火) 23:14:35 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  ガラガラガラ...








  ゆっくりと教室の戸を開ける


  教室の戸を開けると,”恐怖”がこみ上げる・・


  

  
  
「あっれ〜??今日も学校来ちゃったのォ〜〜〜?????」


「ブース!!!家帰れ〜!!!!」


「もう来ンなよなぁー」




  
  あたしが教室に入ると,すぐ大騒ぎになる

  
  どうしていじめの標的があたしなのか分からない






  せめてそれくらい教えてよ─







  ゆっくりと席につく





  そして教科書を机の中に詰める・・

 

  ?!



  
  教科書が奥まで入らなかったので私は机の中を見た・・




  すると,机の中には雑巾が何枚も押し詰められていた






「ギャッハッハッハッハッハッハ」


「見て見て〜あの顔♪♪超ウケるんですけど〜っ!!!!」


「ブスがさらにブスになっちゃったねえ」


「本田 悠〜は、ブ・ス・子♪♪♪」


「あハハハハハハハハハハ」





  もう・・悪口は聞きたくないよ─


  あたしは 本田 悠 Honda yu


  いじめの標的の1人



 

4 :とも:08/14(火) 23:20:33 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


 ガラガガラガラッ





  勢いよく戸が開く・・






「げえ〜また嫌な奴来たよ〜っ!!!!!!!」


「空気汚れる〜〜〜」


「ねえねえそこら辺の空気・・黒くなーい?!?!」


「やあだぁ〜」






  いじめの標的は3人いる




  1人はあたし




  2人目は学年美人ってくらいに美人な人





  山井 舞 ( Yamai mai )さん




  クールでこんなにカッコいい舞さんが




  どうしていじめの標的になってるの・・?






  そして・・もう1人は・・







  結構可愛い目の女の子





  福川 夢 ( Hukukawa yume ) ちゃん






  あたしは可愛くも,ブスでもないっていう





  標準のつもり・・







「おいおい山井〜〜〜!!!!!なんで学校に来てんの?!?!」


「あんたに言う必要ないでしょ」


「・・・・・・ムッカつく」


「てか化粧濃くね?!?!何気合入れちゃってんの〜???」


「「「あっはっはっはっはっはっは」」」




  誰か女の子の一声で教室全体が爆笑する




  その中で舞の少し低くて落ち着いた声が通った・・






「あんたら,なんでそんな暇なの」






  
  それはため息混じりの声だった



5 :とも:08/14(火) 23:26:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


「てか,お前の立場分かってんの???」


「お前めっちゃくっちゃ可愛くねぇのなっ!!!!!!!」


「生意気すぎるんですけど〜」


「おいおいおいおい、山井ィ〜ムカつく〜」


「てか山井って外はいいかもしれないけど・・中身は

 ぶっさいくだよねぇ〜〜〜〜」




  1人の女の子がサラッとした口調で言った




  


「あんたらは・・中身も・・外見もブサイクだよね」









  この一言で,クラス中の女子は激しい怒りを覚えた






  舞が席につく






  悠は舞のところに行って喋りかけた







「ねえねえっ,あんなこと言って大丈夫なの??」


「何が?」


「あんなこと言ったら・・・ますますみんな敵に回しちゃうよ??」


「別にいいよ」


「なんでっ?!?!」


「じゃあ・・あんたは何に怯えてるの」


「えっ・・・・・」


「この状態が好きなの」


「・・・・・まさか・・。言い返したらもっと悪化すると思うと・・
 
 怖くて・・」


「臆病者」







  舞はそういい、席を立った

  











  そう,言わなくても分かってる─













  あたしは臆病者・・・・。





6 :とも:08/14(火) 23:31:33 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  悠は舞の後を追いかけた





「ねえっ!!!!ねぇっ!!!!舞さんっ!!!!!!」


「なに」


「なんでそんなに強いの???」


「人間は強さがなければ・・・生きてけないよ」


「・・・・・・・・」


「あんたには強さがないんだよ」


「・・分かってるよ。あたしは・・臆病者」


「分かってんじゃん」





  そういい、舞はスタスタと歩いていく





「舞さんはっ・・・・・この状態から逃げ出したいとは思わないの?!?」


「逃げ出したいとは思わない。あたしは,向かってくから」







  舞の言葉の一言一言は,とても強さがあって

  

  重さがあるような気がする・・・






「あっ,あたしも・・・・・・」


「え?」


「あたしも・・っ・・・一緒に戦っていいかなあ?!?!」


「・・・・・・・・」


「あたしは・・今の状態から抜け出したい。なんで,いじめられてるのか

 分からないし,こんな生活が毎日続くのは・・嫌だもん・・・。」


「へえ」


「だから・・あたしも舞さんと一緒に戦ってもいい??」


「別にいいけど」


「・・・・・・・・・ゃった!」





  悠は小さくガッツポーズをした





  舞はそれを見て,ニコッと微笑んだ





「あたし・・・,舞さんみたいに強い人間になりたいっ!!!!!」


「がんばれ」




  


  舞はそういうと,またどこかに去っていった・・






7 :とも:08/14(火) 23:35:37 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  1人で教室に戻ると,悠の机が無くなっていた


  


  

  ・・いつものことだ







  分かってる








「ゆーうっ♪♪♪一緒にお菓子食べない〜〜〜〜???」







  いじめのリーダー的存在の子が悠に向かってグミを

  


  投げつけてきた







  言ってることと,やってることが・・ちがうじゃん









 
「そうだよ〜食べよう食べよう♪机も・・ホラッ!!!

 ちゃーんと準備しといたんだよぉ〜〜〜????」


「でも・・もうすぐHRが始まっちゃ「早くおいでよ〜」」



 


  


  強くならなきゃ 言わなきゃ




  


  でも怖い・・









  あたしは・・・・・・・何もできないんだ・・・









  あたしは・・・・・・対抗することもできない─










  臆病者








8 :とも:08/14(火) 23:39:40 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



『おら〜席つけ〜』


「チッ・・・ハ〜イ♪♪」





  先生の声で,クラスの雰囲気は”見た目平和”に戻る


  



  どうして先生気づかないの・・??






  クラスがこんなになってんのに






『では〜・・・えーっと・・委員会などからの報告などはないですかーっ』









  先生の力なく,やる気のないような声が教室内に響く





  


  スッと手が挙がった










『よし、じゃあ〜〜・・・・・・日向!!』





  


  日向という頭のいい,普段は大人しい子が手をあげた─








  そして今どきにつけるのはどうかと思うようなメガネを





  クイッと中指であげながら,言った
















「先生は気づいていないんですか??」













9 :とも:08/14(火) 23:44:51 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  クラス中の視線が日向に集まる







『なっ,何がだ・・???』








「・・・・先生は・・・・・・このクラスに・・・・・・」









  まさか,日向さん・・・いじめのことを言うつもり??










『なんだね』





「先生はこのクラスにいじめがあると思いますか??・・ないと思いますか?」







  日向の落ち着いた声が教室の隅から隅へと響いていく







『いじめっ・・・・・・??そんなもの・・・・・・このクラスにあるとでも言うのかね?!?』





10 :とも:08/14(火) 23:44:52 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  クラス中の視線が日向に集まる







『なっ,何がだ・・???』








「・・・・先生は・・・・・・このクラスに・・・・・・」









  まさか,日向さん・・・いじめのことを言うつもり??










『なんだね』





「先生はこのクラスにいじめがあると思いますか??・・ないと思いますか?」







  日向の落ち着いた声が教室の隅から隅へと響いていく







『いじめっ・・・・・・??そんなもの・・・・・・このクラスにあるとでも言うのかね?!?』




「先生の目は,ただついている・・・”飾り物”ですね」



『なんだとっ・・・・・・・・??』






「気づいていないようなので,私が言わせてもらいます。

 ・・・・・・・このクラスには・・いじめがあります」








  日向の一言で,教室内に緊張感が走る








『ある・・・・・のかっ?!?!いじめが,あるのか?!?!』



「ありますよ。先生は疑ったこと・・ないんですか??」



『・・・・・・・』









  いじめのリーダーをしている,葉山(hayama)みくが日向を睨む・・





11 :とも:08/14(火) 23:51:27 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 



  日向が1枚のメモを筆箱の中から出した







「よく聞いていてください・・。」







  日向がそういい,メモ帳を読み上げようとした─







  すると










「日向っ!」









  みくが小声で,日向に向かって言った


 



  日向とみくは席が近いため,他の人に声は聞かれていないみたいだった







「あたしが・・・・言ってもいいかなぁ??」


「えっ?!?」



『・・・・・日向・・何してるんだ?!?早く言いなさいっ・・』



「お願いっ,あたしに言わせて?」



「・・・・・・・・」










  日向がみくにメモ帳を渡す・・・








  そしてみくがメモの内容を読み始めた












「・・・・・・・・いじめ。いじめの加害者,本田悠と,葉山みくさんグループ以外クラス全員・・・・」







  みくのやや高い声が教室内によく響き渡っていた





  その声でクラスがザワめき出した






 

12 :とも:08/14(火) 23:57:36 HOST:softbank220008020168.bbtec.net




「・・・・・いじめの始まりは6月5日。6月5日,みくさんグループの中の

 みくさんの教科書が無くなる。6月6日,みくさんグループKさんの

 財布の中身が全てなくなっている・・・。

 この状態がもっともっと悪化していきます。これが夏休みが終わって

 現在9月7日になっても・・続いている。朝,みくさんグループの誰かが

 教室に入ると教室内はザワッとザワめき,色々な暴言を吐いています。
 
 私,日向 美里は毎日見苦しくて見苦しくて・・被害者のみくさんたちが

 可哀想で可哀想でたまりません。この状態に気づかない教師を憎みます。

 このいじめをなんとかしてください。先生,お願いします。」





  これを全て読み上げると同時に,みくは泣きながら日向に言った




  


「ありがとう・・・ありがとう日向さんっ・・・ヒック・・・日向さんは・・・・
 
 あたしたちヒック・・の味方だったのね・・・・・・・っ・・ヒック・・・・・ヒック」






  みくの様子を見て、みくが率いる女の子4人もみくの真似をして泣く。





  

13 :とも:08/15(水) 00:06:02 HOST:softbank220008020168.bbtec.net







  悠は,唖然としていた









  いじめられているのはあたしなのに・・・








「・・・・・ちがう・・・・・・」







  悠が独り言をボソボソとつぶやいていると,携帯がブルブルと震えた





  メールが届いている








  開いてみた─







  ---------------------------

  受信:みく
  件名:ブスへ

  本文:どぅだった?みくのぉ芝居(*^-^*)
     上手だったでしょお♪♪
     このクラスにぃじめなんてなぃもんねぇ??
     そぉだッ!今度、舞のコトぃじめる予定なの。
     もちろんぁんたと夢のことゎ標的から外して
     ぁげるネ♪♪ぁたしって優しいでしょぉ(*^-^*)
     その代わり…、今から「このクラスにぃじめなんて
     ぁりません」って言ってくれなぃ?
     頼むょ?

  ---------------------------







  みくからのメールだった







  これは嘘だ








  あたしを標的から外すことはまずないって・・







  分かってるから









  でも従わなきゃ・・・またあとでみくたちに・・・








「こ・・・このクラスには・・・・・・・・・」







  悠が席を立ちながら,言おうとしたそのとき─





  またブルブルと携帯が震えた





  

14 :とも:08/15(水) 00:15:27 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  またメールが届いていた






「すみません」








  そういい,席に座った





『なんだ??言わなくても・・・・・・いいのか??』







  先生が呆れたような顔をしている





  
  悠はメールを読んだ






  ---------------------------

  受信:舞さん
  件名:これから

  本文:これからあんたのクラスにだけ
     放送を流すね。放送の内容は
     「いじめ」について。あたしが
     やられたこと,あんたや夢が
     やられていること…全部話すからね。

  ---------------------------








  舞さん・・・。





  舞さんがそこまでしてくれるんなら・・・


 



  あたしも・・・








「先生っ!!!!」






『な,なんだね』






「このクラスにはいじめがあります。いじめの加害者は葉山みくが率いて・・・

 あたし,山井 舞さん,福川 夢さん以外のクラス全員がいじめの加害者です!!

 あたし,舞さん,夢さんはいじめの被害者なんです。」



『嘘は辞めなさい。さっき葉山が言っていたことと・・ちがうじゃないか』


「嘘じゃありません」



「嘘ですっ!!!被害者は私たちなんですっ!!!!!」






  みくが先生に向かって泣きながら叫ぶ





  

  そしてメールが届いた






  みくからだろう






  ---------------------------
  
  受信:みく
  件名:ブスへ

  本文:裏切ったわね。
     後悔するわよ。後で

  ---------------------------





  さっきまでの可愛いさや,ブリッコさなどがなくなっていた





  悠は怯えながらも,言い続けた






  
「これから放送が流れます。いじめについて・・・状況をよく理解している人が

 いじめの証言をします。聞いていてください・・・」




  
 ≪2年B組のみなさん,先生へ≫






  ナイスタイミングで放送が流れた






  

15 :佳奈:08/15(水) 00:36:23 HOST:61-27-117-56.rev.home.ne.jp
楽しL1($艸*・3・*)*+.
上げ↑↑

16 :(EZKC0n7NWY):08/15(水) 01:19:09 HOST:ntngno079186.ngno.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
あげます^^
がんばってください

17 :亜斗夢:08/17(金) 10:08:34 HOST:ser351903012450219
あげ↑↑はよ、更新してちょ!ばり、おもろす〜

18 :とも:08/19(日) 10:50:26 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 
  佳奈 さん

  楽しいですか?!まぢ嬉しいです *
  更新する気がモンモンしてきますた( `^ω^)
  あげありがとう!

  
  捺 さん

  もちろん頑張りますお(^ω^ )
  応援よろしくお願いします!!
  あげありがとう!

 
  亜斗夢 さん

  ばり嬉しすでっす♪d( Д)b+゜
  あげありがとうございます!!
  今から早速更新ですな *
 
    
  
  

19 :とも:08/19(日) 11:03:23 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


≪2年B組には・・・いじめがあります≫




  いじめ という言葉におびえていた悠─


  いじめ という行為におびえていた悠─





  
  だけど今はおびえることはないんだ








  舞さんが・・いるから








  舞さんが言い終えた後,教室全体がザワめく





≪まず被害者を言います。被害者は山井舞,本田悠,

 そして福川夢の3人です・・・。・・・・・・・・加害者は・・・。

 葉山みくがリーダになり,被害者3人を抜かしたクラス

 全員が加害者です≫



『なんだとっ・・・・・・』






   舞が言い終えた後にいち早く,反応したのは先生だった






『そんなことがあるわけないだろうっ・・・。このクラスに・・・・

 いじめなんて・・・あるわけないだろうがっ!!!!!』






  先生は教卓を両手で叩きながら,生徒に向かって

 


 
  叫んだ─








「・・・っ・・・叫んだって!!!!!!!」







  悠はたまらず,先生に負けないくらいの大声を出した









「・・・・・・・・叫んだって・・真実は・・・・・・変わらないんですよ・・・??」









  悠のしぼり出すような声が,先生の豹変した態度を






  抑えたことがみんなにも分かった・・








≪いじめは6月5日から初めリました。6月5日に本田悠の

 教科書がなくなりました。6月6日,山井舞の財布の中身が
  
 全て無くなっていました。6月7日。福川夢のジャージが

 ドブに捨ててありました・・・≫






  悲惨な状況を先生はよく理解できずにいた





  

  放送を聞いているうちに,今までのことを




 
  思い出したのか,夢が泣き出した─










  夢が泣き出したことにより,このクラスには






  いじめがある・・ということを物語っていた─




 

 

20 :とも:08/19(日) 11:17:39 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
≪この状態が夏休みを過ぎ,今日でも続いています。

 止めようとする人はいません・・・悪化するだけです。

 ・・・けど・・・変わろうとした人はいます。

 ・・・・・・・・・あたしは言うだけのことは言いました。

 あとは先生がどうするか,決めてください≫






   舞が全て言い終えた後に,ブチッとマイクの



   
   スピーカーボタンが切れる音が聞こえた







   怒ってるのかな・・・







   悠はメールを送った




   ---------------------------

   送信:舞さん
   件名:ありがとう

   本文:舞さーん\(^o^)/
      本当にありがとう。
      今クラスはしーんと
      してるよ!先生の顔…
      焦りまくりだよ♪
      早く教室に戻ってきてね。

   ---------------------------






   送ったメールはすぐに舞に届いた








   そして3分も経たないうちに,メールが着た








   ---------------------------
 
   受信:舞さん
   件名:どういたしまして

   本文:あたしは真実を言ったまでだから
      これでいじめが無くなるとは、
      言えないけどね。もっといじめが
      悪化するかもしれないし…。
      まあでもそうなったら3人で頑張ってく
      しかないね(*^-^*)

   ---------------------------





   舞さんの言葉はすごい説得力あるよなあ...








   そう思っているうちに,もう1通メールが届いた








   ---------------------------

   受信:みく
   件名:許さない
  
   本文:あんたたちタダで済むと
      思うんじゃねぇよ
      まヂふざけないでね
      あーあっ 明日が楽しみだわあ♪

   ---------------------------








   件名を読んだだけでも,ゾクッとした






   本文は悲惨なものだった─







   悠はメールを送り返してみた





21 :とも:08/19(日) 11:17:50 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
---------------------------

   送信:みく
   件名:RE:
  
   本文:もう辞めようよ…
      あとでみくが大変に
      なるだけだよ…?

   ---------------------------









   メールを読んでいるみくの表情を伺ってみた






   するとみくはニタッと余裕の笑みを浮かべていた─






   悠にメールが届く








   ---------------------------

   受信:みく
   件名:RE:RE:
  
   本文:なーにバカなこと言ってんの?
      いじめは永遠不滅よ♪
      もちろん…あたしと悠の友情も…
      永遠不滅よね??
      いじめは絶対になくならないわ
      あたしが危ない立場に立つことも
      絶対にないわ(*^-^*)
      あんたを集中的に,あとの2人も…
      たーっぷりいじめてあげるからね♪♪

   ---------------------------






   ぶりっこというような感じの雰囲気のメールだった






   けど内容は変わらずにひどいものだった─


22 :とも:08/19(日) 11:24:01 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 



   悠はそのメールをみて,立ち上がった






   クラスが沈黙している中での騒音・・・






   当然のように,クラス中のみんなや先生が





   悠に注目した







   悠は今にもなきそうな顔をしながら,みくのもとへ行った─







「・・・・・・ふざけんじゃねーよ!!!!」






   みくの胸倉を掴みながら,大声で叫んだ







『おっ,おい・・・辞めなさい!!!本田!席につきなさい!!!!』






「先生が,そんなんだから・・・いじめが進行するんです!!!!!

 先生はさっきの放送聞いていて・・・何も思わなかったんですか?!?!
 
 思っていないでしょう。思っていたんだったら・・・すぐに解決しますよね??

 そこまでひどいものだと思っていないんじゃないですか?!?!

 もしそうだとしたら,誰が止めるんですか?!?!?」




  
   先生に向かって叫んだ







   精一杯の声で・・・









   お願い











   先生・・・









   
   タスケテよ─・・・




23 :とも:08/19(日) 11:28:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



『とっ,とにかく・・・・・まずは落ち着いて・・・。

 席に座りなさい』




「嫌です」








   先生を鋭い目で睨む・・





   先生が目をそらした





   みくの方に目線を移す










「どうしてあたしたちをいじめるの?!?!?!

 あたしたち・・なんか悪いことした???

 あたしたちはいじめられるために学校行ってるんじゃないんだよ?!?!

 この辛さ・・・分かる???あんたに分かるのかよっっっ?!!?!?!」






   みくが必死になっている悠を見て,笑う






   そして口パクでこう言った











   ”あんたの存在自体がムカつくのよ”









   その言葉で脱力した








   みくの胸倉をつかんでいた手を離す─










「先生・・・・あたし・・・呆れました」



『・・・・・・・・』







   先生は顔をしかめながら,困った表情を見せる












「あたしは・・・先生を訴えてもいいですか・・・・・??」








24 :とも:08/19(日) 11:31:06 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


『なにっ?!?!!』





「・・・・・・ふ」






『何がおかしいっ??』








   鼻で笑った悠を先生は指を指して言う












「・・・・・・いや・・・。先生は自分のことになると・・敏感に反応するんですね・・

 先生は気楽でいいですね。いじめに気づかないフリをしていれば

 いいんですから・・・。いじめなんて無いような顔して,ただ当たり前のように

 授業を進めて行けばいいんですからね」







   嫌みったらしく先生に言った






   もうコイツには何も期待しない─








   そして最後に先生を数秒睨んでから教室を出た─










   先生がありえないことを言った







25 :とも:08/19(日) 11:39:08 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



『まったく・・・・・本田は困った奴だなあ・・・。

 あーゆー生徒がいるからいじめが起こったりするんだ。

 時間の無駄だ!・・・授業を始めるぞ。

 教科書79Pをひら─・・・・・ガタガタガタッ








   先生の声を遮るように,椅子が倒れる音がした







『今度はなんなんだっっっ?!?!?!!?』








   先生は呆れたようにして,怒鳴る







   1人の男子生徒が先生の胸倉を掴む








「てめえ・・・・・・・・っ」





『なにするんだっ,神宮寺?!?!やめなさいっっ!!!!!!』




「てめえいつまでも寝ボケてんじゃねえぞ・・・

 いじめがあるんだろ,このクラスに・・・だったら認めろよ!!!!

 てめえがなんとかしねぇといけねぇんだろうが」




   

   彼の名前は 神宮寺 雄平(Zinguzi yuhei)






   結構モテる人だけど,不良っぽい人・・・








   神宮寺が先生に向かってとても低く,小声で言った




26 :とも:08/19(日) 11:40:26 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「お前・・・教師辞めれば??」






   そういい,胸倉を掴んでいた手をバッと離す





   神宮寺が教室を出て,走っていった─












   クラスが,少しずつ動き出した─・・・・・






27 :のんたン('v`ょ (kWA4cOL6R.):08/19(日) 11:42:38 HOST:240.134.200.121.megaegg.ne.jp
いっきに読みました!
続き気になります(∩゚∀`∩)
更新頑張ってね-ッ

28 :とも:08/19(日) 12:05:01 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 
  のんたン('v`ょ  さん

  いっきに読んでくれたんですか…
  すごく嬉しいです(・∀・) +゜
  もちろん頑張ります^^
  あげありがとうですたあ!!!

  

29 :とも:08/19(日) 12:12:18 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


  
   神宮寺は悠を追いかけていた






   屋上に行くと,悠がいた








「自殺でもすんの」



「わっ?!!?!」



「はは,今ビビったろ」



「・・・うん」



「ここ・・・めっちゃ気持ちいなあー」







   ぶっきらぼうに空を見ながら,言った






「あのさ・・・神宮寺さん・・だよね・・・・・??」



「雄平でいいよ」



「ゆっ,雄平はさあ・・・・なんでここに来たの?」



「お前が心配だったから」



「どうして?あたしは・・嫌われ者だよ??」




「俺は嫌ってないもん」




「あたし・・・いじめられてるよ??」




「俺,いじめに参加してねえもん。お前のことずっと前から気になっててさあ」



「へえー・・・そっかあ」







   その後,沈黙が流れた






「すっごーい気持ちいいねえ・・・」



「ってかお前・・・」




「・・・え??」






「お前,ニブくね???」




「なにが??」




「ああああー,ニブいいいい」





「??」







   悠は状況をつかめずにいた



 




30 :とも:08/19(日) 12:42:51 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「俺・・・さっき結構重大なこと言ったよね」



「・・・え??そうだっ・・・け??あはは,ごめん・・・」



「まあいいけど」



「なんて言ったの??」



「んー・・・・・・お前のことずっと前から気になってたってゆった・・・」







   神宮寺は赤くなっていた






「えっ?!!?!」





   
   もちろん,悠の顔も赤くなっていた









「俺さあ,お前がいじめられてるとこ見るの・・・辛くて・・いっつも目逸らしてた。

 ごめんな??もっと俺が早く動けばよかったんだよな」



「ううん!!!!そんなことないよっ!!!!すごい嬉しいよ,こうしてあたしに

 喋りかけてくれるし・・・」



「喋りかけてくれるのが嬉しいの?」



「えっ,あぁ,うん。あたし,高校2年生になってからさあ・・・いじめられっぱなしで。
 
 2年生になってから男の子とまともに喋ったこと・・・少ないんだよね。

 しかもいじめられてるから,みんな近づかないでしょ??

 ・・・でもこうして神宮寺くんが喋りかけてきてくれることが,すごい嬉しくて」



「だから雄平でいいってば」




「えっ?!?!またあたし神宮寺くんって言ってた??」




「うん」




「あはは,気をつけなくちゃだなー」




「喋りかけてもらえることが嬉しいんだよな??」




「うんっ!!!!」




「だったら俺が何回でも喋りかけてやるよ」







   神宮寺はそういい,屋上から去って行った─







「かっこいいなあ・・・」






   悠は嬉しさを隠せずに,満面な笑みで笑っていた





31 :とも:08/19(日) 12:46:30 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   悠も晴れやかな気持ちで教室に戻った







   ・・・どうなってるかな・・







   教室がどんな状態になっているのか,少し気になった






   舞さんの放送でちょっとでも変わってくれれば・・・







   



   少し期待もしていた








   
   だけど,その期待はすぐに消え去った







  いきなり後ろから,口をハンカチで押さえられた







   ハンカチには何かがついていて,それを嗅がせられた─





   意識がもうろうとする・・






   悠はろうかの床に倒れた─


  






32 :とも:08/19(日) 12:55:37 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「まじありえないコイツ・・・」

「あたしの神宮寺・・・取られたァ・・・ヒック・・・」

「なんでー?あんたの方が100倍可愛いから大丈夫だよ」

「ほんっと、殺したいわ」





   悠の意識がだいぶ戻ってきた





   耳の中に会話が聞こえてくる






   これは・・・みくたちのグループの声だ







「ねえ・・・こいつにさあ、なにか痛い目に合わせなくちゃ」









   みくの声だ  

   まださっきのこと根に持ってるのかな






   しつこいなあ・・・







「痛い目って・・どういう風にするの?みく・・」

「みくにいい方法あんだよねー」

「本当に?」

「うん、ちょっとヤバいけどさあ・・」

「あんまヤバいのしちゃだめだよ。あとですっげめんどくさくなるから」

「分かってるって。じゃあ、みくに任せてくれる?」

「「「「おっけー♪」」」」







   なに・・何が起こるの??






   怖い、タスケテ






   



   ダレカ・・・タスケテ






33 :とも:08/19(日) 12:58:56 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   みくグループがどこかに行った




   ここはどこだろう・・・??





   とにかくここから抜け出さなきゃ、危ない









   出口を捜した






   けど見つからない・・・







「あっ!!!」






   ここは・・・体育館用具倉庫だっ







   あまり人の出入りがない場所─







   こんなところで何するつもりだったんだろう・・・








   あたりを見回していると、小さいけど窓を見つけた








   そこから出ようとするけど、小さすぎて出れない









「どうしよう・・・どうしよう・・・・っ」







   不安と焦りが混ざり合う─






   動いているのがバレたら、どうなる?!






   怖いよ・・・








   悠は携帯を取り出した






   
   そして舞にメールを送った





34 :とも:08/19(日) 13:03:36 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

   
   ---------------------------

   送信:舞さん
   件名:助けて
   
   本文:舞さん!!助けて!!!!
      みくたちに連れられて
      体育館用具倉庫にいるの。
      みくたちが来たら、何されるか
      分からない!!お願い、助けて!!

    ---------------------------


  
 

   メールを送った後、すぐにメールが届いた







   ---------------------------
 
   受信:舞さん
   件名:わかった
 
    本文:今から行く

   ---------------------------









   これで一安心・・・





   
   悠は座りながら、安堵の息をもらした









   けど悠には安心する暇もなかった







 

「キャハハハハハハ」









   女の子たちの声がする





   みくたちだ─・・・










   舞さん、早く来て!!!!!!









   ガラガラガラッ











   戸が開く。悠は寝たふりをする・・







「まだ気絶してやんのー」




「本当にキモいわ。いつみてもキモいキモい」




「おい、ここかよー」







   ?!






   男の声がした








   まさか・・・






35 :とも:08/19(日) 13:06:43 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   予想は的中・・






「おい、こんな可愛い奴ヤっちゃってもいいのかよー?」



「いいよ、もうズッタズタにヤっちゃって♪」



「うお、ラッキー♪♪」




「・・じゃあ早速・・・」




「まだ!!!!!!待って」





「あ?」







「こいつが起きてからじゃないと、意味がないのよ」




「つまんねー、早くヤりてー」



「まあまあ、起きたらいくらでもヤれるんだから」






  
   ダメだ、今舞さんが来ちゃったら・・・




   
   舞さんが来たら、あたしと同じ目に合っちゃう!!!!









   バンッ









   いきなり用具倉庫の戸が開いた─






  

36 :とも:08/19(日) 13:14:39 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「誰?!?!?!」





   みくが戸を開けた人を見る─








「じ、神宮寺?!?」








   えっ、神宮寺くんなの?!?!







「悠を返せ」




「は??何言っちゃってんの????こいつはヤられる運命なの♪♪ごめんねぇー」





「ふざけんな、返せ」





「あ、よかったら神宮寺も混ざる???」




   みくが言う






「・・・・・・・・・」







   なんで黙るの??








「混ざってもいいよー♪人数多い方がヤりがいあるでしょ」





「・・・・・俺も入る」






「あははははは、やっぱり男は欲望には勝てないねっ」







   みくの友達がみくの肩に手を置きながら、言う─







   神宮寺がゆっくりとみくたちの方に近づく・・





   もうあたしの味方はここにはいないんだ・・・







   もうあたしはヤられる運命なんだ・・・









   そう思った瞬間、自分の体が浮いた







「バーカ、誰がこんなくだらねぇことするかっての」









   そう言い、悠をお姫様だっこしながら






   走っていった─









「待てや!!!!!!!!」






   
   後ろからみくたちが追いかけてくる







37 :とも:08/19(日) 13:53:34 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「へへっ、俺の足に追いつけるかよ」






   息を切らしながらも、神宮寺は独り言を言う





 
   やばい、かっこいい・・・







   悠は自分では気づいていないけど、神宮寺に惹かれていた─







   着いた場所は屋上だった・・





「・・・・・・ん・・」





  
   わざと、今起きたかのような顔をした







「あ、起きた」



「え・・ここ・・・どこ??・・・あたし・・・薬・・嗅がされてさあ」



「うん俺が連れ出した」




「えっ?!?!」




「みくたちの仕業だよ。お前に薬嗅がせたの・・・」




「そっかぁ・・・」




「てか、俺・・・めっちゃこの屋上が好きだ」




「・・・え??」





「笑うなよ??」




「なにが・・・?」




「これから話すこと・・・」



「笑わないよー」




「もう笑ってるじゃんか。あー言いたくねぇー」



「お願い、笑わないよ??絶対絶対、笑わないよ??」



「・・・じゃあ信じる」



「うん」




「俺な、初めて人に告白したんだ」




「えっ?!?!」




「今までは告白されて付き合ってたけど、今回は

 初めて告白したんだ。お前に・・・」




「・・・ん」






   さっきのことか、と悠は思い出す




   思い出すだけでも赤面するのにー







「本当に俺、お前が好きだから」





38 :とも:08/19(日) 13:59:02 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「ふふ、気になるから好きになってるよ・・??」



「今好きになった」




   神宮寺はニカッと八重歯を見せる






「あたしも、実はちょっぴり・・・神宮寺くんのこと気になってるんだ」




「えっ?!」




   
   神宮寺の顔がみるみる赤くなる






「まじで?」



「まじまじ」



「・・・じゃあ俺たち・・・付き合っちゃう??」



「・・・・・・んー・・・・・」



「?まだなんかあんの?」



「ないけど・・・あたしいじめられてるから・・・付き合えない」




「いじめられてるから付き合えないの?どうして?俺は付き合いたいよ」



「だめ、神宮寺くんにまでいじめの標的にされたら・・・あたし悲しいもん」



「別にいじめられてもいいよ。俺がお前のこと好きなのには変わりねぇもん」



「・・・本当にいいの?あたしと一緒にいること、後悔するかもしれないよ?」



「別にいいよ?」



「・・・・・じゃ・・・お願いします」



「こっ、こちらこそ//////」



「人生初の彼氏だあ・・・」



「まじで?!嬉しっ」






   神宮寺はそういい、悠を抱きしめた─






39 :とも:08/19(日) 14:04:09 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「ちょちょちょっ、だめだめ、見られちゃうよ」



「今だけいいじゃん!俺のこの喜びが分かるのかよっ!!」



「分からないけど・・・」



「うあー、悠大好きだーーっ」



「苦しッ・・・・・」



 

   神宮寺は思いっきり悠を抱きしめた





「・・・・俺が悠を守ってやるから」




「・・ん?なんか言った??」



「なーんも言ってねぇ」





 

   うそ、本当は聞こえてたよ






   今の言葉・・すごい嬉しかった








   ありがとう・・







「ね、ね、雄平っ!!!」




「へ?」




「雄平はさあ、誕生日いつなの?」




「8月10日」




「うおおぅ、あたしも8月10日だよ」




「まじで?!」




「・・・って感じの運命があったらなあー・・・」




「おいー」




   
   神宮寺くんと一緒にいると、すごい満たされる─






   いじめのことなんてぶっ飛ばしてくれるほど・・






   神宮寺くんの存在は、大切なんだ





40 :とも:08/19(日) 14:09:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「教室戻ろ」



「もう戻っちゃうの?」



「あぁ。あんまサボってたら・・留年しちゃうべ」



「つまんなーい」



「・・・・もっと俺と一緒にいたかった?」




   雄平がニヤニヤとした顔をしながら、悠に言う





「まさかっ!」



「うぉっ、素直じゃねーやつめ。そんな奴にはこうしてやるっ」









   チュ








「・・・さー教室戻りましょー」




「・・・・・・・・へ?」





   雄平は悠にキスをした




   あまりにも吃驚したので、悠は動けずにいた






「どうした?そんなによかったのか?」



   そういい、雄平は悠の手を引っ張る




「・・・・・初チューだよー・・・」




「えっ?!!?まじで?!」




「うん」




「やった♪悠の何もかもを俺が奪うんだ♪♪」




「あはは」




「じゃあ、男と手繋いだこととかもないわけ?」




「それはあるよっ!!」




「えー、俺が1番がよかった・・・」




「まっ、まあまあ、落ち込まないでさ」





   今度は悠が雄平の手を引っ張る





「また今度チューしようなー」




「変態っ」




「ケケケ」





   雄平の手を引っ張りながら、教室に戻る





41 :とも:08/19(日) 14:14:58 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   教室に戻ると、いつもとかわらない雰囲気だった






   舞が悠たちに向かって歩いてくる─






「悠・・・大丈夫だった?」



「舞さん・・大丈夫だったよ!ゆうへ・・・神宮寺くんが助けてくれたから♪」



「そっか。よかった・・・。神宮寺、ありがとう」



「おうよ」



「てか、あんたら付き合ってるでしょ」




「「え?」」




「白状しちゃいな?あたしの目は節穴じゃないんで」




「・・・・・バレちゃった♪」




「やっぱり」





   舞が満足そうな顔をしながら、言う






「実はさっきから付き合ってるんだ♪舞さん、よく分かったねー」



「まあね」






   キーンコーンカーンコーン






   悪いタイミングでチャイムが鳴った




   もうちょっと喋りたかったのにー・・・







「またあとで喋ろうな」








   雄平がそういい、席につく






「うちらも席戻ろっか♪」



「そうだね」





  
   席に座ると、先生が教室に入ってくる






『今日は自習だ。そして本田、山井!ちょっと多目的室に来なさい』





   先生が言う





   悠と舞は席を立ち、先生のあとについていく─






42 :アミーゴ:08/19(日) 14:19:05 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
アゲエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!
この小説
☆*:;;:*★大好き*:;;:*☆(≧ω≦)人(≧∀≦)☆*:;;:*★
(コメントアリガト☆)

43 :とも:08/19(日) 14:20:28 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「自習とかラッキーじゃん♪」


「遊ぼうぜ」







   自習になる場合は、みんな遊んでいる





   自習をする人なんて4分の1くらいの人だけだ・・






   多目的室に行くと、先生が2人を座るように促す─



   話の内容は分かっている。どうせいじめのことだろう






『今回先生が本田と山井に話したいことは、分かっているだろう』



「「はい」」



   
   2人の声がそろう





『いじめについて、話を把握しておくべきだと先生は思うんだ。いじめについて、

 話してくれるか?』



「そう簡単にやすやすと話せる内容ではありません。
 
 先生はいじめについて、知った後で何をするつもりですか?」


   舞が言う



『私は、いじめの内容について悲惨なものであれば、
 
 PTA役員と相談したり先生方と相談しなければならない。

 もしその内容が大したものでないのであれば、様子を見ておく』



「・・・・・・・・っ」






   コイツ・・何も変わってないじゃん





   様子を見とく?ふざけんな。



   今まで散々様子見といて、何もしなかったじゃん・・






「ふざけないでくれますか?」






   舞がすわりながら、言った




44 :とも:08/19(日) 14:32:12 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


『なんだとっ・・・!お前等が、いじめについて困っているみたいだから

 私は仕方なく・・・・っ』



   先生は顔を歪めて言う





「先生の手は必要ありません。困っているのは事実ですが、あなたの手は

 借りなくてもいいです。あなたには・・なにも期待していませんから」



『・・・・・山井・・・・お前・・・いい加減な態度を取ってると・・』




   先生の顔がブルブルと震える・・




   怒りがこみ上げているようだ




   
   まずい、まずいよ舞さん・・・






「私達はいじめを受けています。そのいじめの内容は悲惨なものですよ?

 だからこそ、言いたくないことだってある。言いにくいことだってある。

 それを信用できない先生に言うはずがないでしょう?先生は、生徒に信頼

 されていないんですから・・」




   舞はそういい、先生を睨む




   先生も舞を睨み返す─







「・・話はそれだけでしょうか?もう他にないようでしたら、私・・行きますけど。

 こんなところにいて、何ができる。時間の無駄です。

 行こう、悠」




「うん」







   そうだ、舞さんが言っていることが正しいんだ






   こんなやつ、頼りにしてない







45 :とも:08/19(日) 14:38:56 HOST:softbank220008020168.bbtec.net




   教室に戻ると、ワイワイしていた・・



   

「本当にあいつ、頼りにならないよね」



「だよね・・」



「あんなやつに相談するよりも、もっと安心して相談できる先生に相談しよう」



「うん」



「じゃ」



「また後でね」





   
   ブブブブブ





   いきなりメールが届いた





   メールは3通も届いていた






   

46 :とも:08/19(日) 14:48:17 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   ---------------------------

   受信:由紀
   件名:ごめんね
  
   本文:今までごめんね。
      許してもらえることでは
      ないって分かってるけど…。
      本当にごめんなさい。
      それと、助けてください。
      みくが怖い。みくは、どっかの
      不良と関係を持ってるみたいで、
      なんか薬にも手を出してるんだって。
      この前、薬渡されたよ。
      怖いよ。廃人になりたくないよ…
      助けて…悠…。

   ---------------------------





   内容はみくのグループの 長松 由紀(Nagamatu yuki)

   

   
   という子からだった─




 
   ---------------------------

   送信:由紀っち
   件名:RE:
  
   本文:助けるって…
      どうすればいいの?
      あたしに何ができるのかな?
      とりあえず、みくから離れた
      方が安全なんじゃないかな?

   ---------------------------





   送信っと・・






   2通目を開いてみた





   ---------------------------

   受信:亜希子
   件名:ごめんなさぃ
  
   本文:ごめんなさぃ。
      今まで悠にしてきたことの
      重さが分かったょ。
      悠、辛かったね。
      ぁたしたちのせいだね。
      ごめんね。また、仲良くしてくれる?
      ぁと、みくが最近怖いんだょね。
      麻薬とかにも手、出してるっぽぃの。
      注射持ってるんだよ。最近・・
      悠も注意した方がぃぃよ。
      またメール送るね♪
   
   ---------------------------




   亜希子もみくのこと・・・嫌ってるの?


 


 
   なんで?なんで今になって・・・?





   みくが麻薬に手、出してるって?






   悠はみくの麻薬について、亜希子にメールを送ってみた





   ---------------------------

   送信:亜希子
   件名:RE:

   本文:あんまり気にしないでいいよ。
      もう、大丈夫!気にしないでね♪
      みくは麻薬に手を出してるの?
      危なくない?
      止めたほうが・・・いいんじゃない?

   ---------------------------





   送信っと・・・





   もう1通は・・・







   ---------------------------

   受信:美智(Michi)
   件名:fuhiiojskd

   本文:空がキラキラしてるー
      すごい宇宙が見えるよ?
      みくには見えますか??

   ---------------------------



 

   なに・・・コレ・・・






 


47 :とも:08/19(日) 15:09:40 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
なんでこんな文なの・・・



   美智?





   どうしたの・・・?






 
   美智の方を見てみた






   美智の目はうつろ・・





   爪を噛んでいる─







   まさか・・・







   ---------------------------

   送信:亜希子
   件名:至急

   本文:美智って・・・
      麻薬打った?
      美智の様子が変なの!

   ---------------------------






   メールの返事はすぐに来た







   ---------------------------

   受信:亜希子
   件名:RE:

   本文:みくに進められて
      打ったっぽいよ・・・

   ---------------------------






「・・・・・・そんな・・・・・・っ」







   みく・・・絶対に許せない・・・










   キーンコーンカーンコーン







   チャイムが鳴り、自習が終わる









「・・・・・・雄平っ・・・・・!!!」




「え?」




「ちょっと来て・・・っ」





「なんだ?!」








   屋上に行く・・




48 :とも:08/19(日) 15:09:55 HOST:softbank220008020168.bbtec.net




「・・・ヒック・・・・・っ・・・・・ヒック・・・・・」




「ハア・・・ッ・・・ハア・・・っ・・・どうした?」



「・・・・・美智が・・・・・・っ・・・ヒック・・・・・うっ・・・・・」






   悠はその場に泣き崩れた






「おい・・・どうしうたんだよ」




「・・・美智がっ・・・・・・」




「落ち着け」




「・・・・・・ん・・・ごめん・・・・・」





   雄平もその場にしゃがんだ




   そして悠の頭を優しく撫でる・・







「話せるか?」



「・・・ん。ごめんね・・・ありがと」



「なんのなんの」




「・・・・・・・・・・・っ・・・美智がね・・・麻薬に手・・出してるの・・・

 麻薬・・・もう打ったかもしれない・・・・・・・目が・・・うつっ・・・・・ろ

 なの・・・・・・っ」


49 :ハート:08/19(日) 15:42:29 HOST:206.net059085201.t-com.ne.jp
あげ〜〜〜♥

50 :雫 餡子  (EJtHT/7YUM):08/19(日) 15:46:53 HOST:d202051047130.cable.ogaki-tv.ne.jp
あげ!!
私もここで小説書いてます!
お互い頑張りましょう

51 :とも:08/19(日) 15:49:23 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  ハート さん

  アゲてくれてありがとう♥
  これからも頑張るので応援よろしく!
  
   
  雫 餡子 さん

  餡子さんの小説、読ませてもらいますね♪
  アゲありがとう⌒☆
  お互い頑張ろうね

  
  

52 :とも:08/19(日) 15:55:07 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「それもみくが、やれって言ったことなのか?」



「・・・・・たぶん・・・そっ・・・うかも・・・ヒック・・・・・」



「もー泣くなよなあー・・・」




   雄平は悠を抱きしめた


   
   そして大事に大事に、悠の頭を撫でる・・







「俺ができることはなんもないかもしんねぇけど・・・

 できる限りのことはすっから。お前、もう泣くなよ」



「・・・ごめ・・・っ」



「でも俺もそういう経験あんだよな」





   雄平が昔のことを思い出すかのように、言った






「えっ?!」



「俺のダチがさ、麻薬に手出しちゃってよ」



「・・それで・・・その人は・・・?」



「分かんね、今連絡とか取ってねぇからなー。

 麻薬打ったあとすげえ狂ったぞ。何回も手ぇ出してたからなぁ・・・」



「そっかぁ・・・」



「ま、美智は大丈夫だろ。もう麻薬に手を出させなければ、狂うこともないと思うよ」



「・・・大丈夫かな」



「だーいじょうぶだって」



  


   雄平が悠の頭をポンポンッとする




 

「あハハ、本当に大丈夫のような気がしてきたよ・・・」



「だろ?」



「・・・・・ありがと」



「お礼は?」



「お礼・・?」



 
   雄平が悠をじーっと見る






   悠は恥ずかしくなり、俯く





「俯くなよー・・・ま、いっか」




   雄平は俯く悠のあごをクイッとあげ、キスをする






「・・・・・・・・・っ・・・・・」




「よし、行くぞ」




「・・・・・うん/////」





53 :とも:08/19(日) 16:01:49 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「おい、なんかあったら俺に言えよ?」



「えっ、あぁ・・・うん・・・」



「俺頼りねぇかもしんないけど、悠を支えることくらいはできるからさ」



「・・ありがと・・・・・・」



「どうする?」



「え?」



「美智のこと・・・」



「そうだよね・・・どうしようもないんだよ・・・」



「・・・・・・・・・難しいなあ・・・・・」



「・・・・・・・・・・・」




   2人の間に沈黙が流れる─





「あっ、そうだ」





   いきなり雄平が声をあげた






「なに?」



「俺にいい案があるんだ。俺に任せられるか?」



「・・・・・・危なくない?雄平が危なくならない?」



「大丈夫だよ!・・・・・俺の心配してくれるんだな」



「当たり前だよっ・・・か、彼氏なんだし・・・・・・」




   悠がごにょごにょと言う




   それを見て、雄平がフッと笑った─





「俺に任せろ」



「分かった」



「じゃ、急ぐから」



「えっ?・・・・・もう実行するの?」



「早めに実行した方がいいだろ?」



「・・・・・あ、そうだね・・・」



「また後でなっ」






   雄平は悠に手を振りながら、屋上を後にした─





「ふ〜・・・っ・・・気持ちいなあ・・・」







   悠は空を見上げながら、言った



54 :アミーゴ:08/19(日) 16:04:35 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
あげ↑↑↑↑↑↑↑↑
がんばって!!

55 :とも:08/19(日) 16:05:48 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  アミーゴ ちゃん

  うお、めっちゃ嬉しい♪
  もち頑張るよ^^
  アミーゴちゃんの小説も
  たまに覗きに行くね!


56 :のんたン('v`ょ (kWA4cOL6R.):08/19(日) 16:07:26 HOST:240.134.200.121.megaegg.ne.jp
めちゃ面白いですッ
よかったらわたしのとこも来て下さい('v`)
――もしも世界に2人だけになっても――です。
ヘボヘボだけどね;
続き気になります(∩゚∀`∩)

57 :アミーゴ:08/19(日) 16:08:27 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
うちも【いじめ】の小説書くことにしました☆
そちらもヨロシク♪

58 :とも:08/19(日) 16:09:43 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   その頃、雄平は美智の手を取り屋上に行った




   

「なに〜?なんなの〜?神宮寺く〜ん」




   ひどくねっとりとした言葉使いだった





「屋上にいいもんあんだ」



「へ〜え。麻薬かな〜?それともハッパ〜?それともタマかな〜〜?楽しみだなあ〜」



   
   美智がそういっているうちに、屋上についた




   屋上にはまだ悠がいた・・





「悠、いたんだな。よかった・・」



「え〜なに〜ぃ?仲直りでもさせようってわけぇ〜?」



「ちげぇよ」



「なによぉ〜」



「まぁ仲直りはしてほしいけどよ」



「仲直りしてやってもいいよぉ〜」



「えっ、まじで?」



「そのかわりぃ〜・・・神宮寺くんがあたしと付き合わなきゃだめだけどぉ〜〜」



「んー・・・考えとくわ」




   ”考えとくわ”なんて真っ赤な嘘だっつーの





   俺は悠一筋だしっ








「悠っ!!!」



「あ、雄平」



「美智・・・連れてきた」



「・・・美智・・・」



「はろぉ〜」




   美智はうつろな目で笑った




   その笑顔には、何も輝きがなかった─





59 :とも:08/19(日) 16:17:54 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

   唇はガサガサ、目の中に光がない・・・


   髪の毛は毛先がボサボサ・・・




   あんなに可愛かった美智なのに─





「美智・・・麻薬辞めよう?」



「辞めれないの〜あたし、あれがないと生きてけないよ〜ぉ」



「お願い、美智っ!!麻薬辞めよう?」



「ごめんねぇ〜む・りぃ〜」



「美智っ、このままじゃアンタが壊れるだけだよっ?!

 あたし美智のそんな姿見たくないよ・・・・・っ」




   悠は今にも泣きそうな顔をした



   すると美智がこう言った





「ずいぶん友達想いなんだねぇ〜」



「・・・・・?」



「いいよぉ〜麻薬やめてやっても」



「ほっ、ほんと・・・?」



「美智、本当か?」



「うん、ほんとぉ〜♪けどぉ〜・・・そのかわりにぃ〜神宮寺くんちょうだいね??」



「・・・・・・・・・・え?」




   悠は一瞬フリーズした




   もちろん雄介も固まっていた





「あたし前から神宮寺くん好きだったの。けど、悠と付き合ってるんでしょ〜ぉ?

 神宮寺くんはあたしのものなんだからぁ〜・・・絶対に渡せないよぉ〜?」



   美智が言う



   

「ねっ、神宮寺くんちょうだいよぉ〜。いいでしょ?」




「あ・・・・・」


  
   何かを言いたそうにしている悠を、雄平は見逃さなかった



「・・・悠・・?」



「あたし・・・・・」



   悠が口を開いた







60 :とも:08/19(日) 16:22:48 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「・・・・・・ごめん・・・・・美智・・・」



   悠はキリッとした顔つきになった




「ごめんねっ、美智。美智のことはすごい大切だよ・・・。

 麻薬なんてやめて欲しいと思ってるし、またもとの可愛い美智に戻って

 ほしいって思ってる・・・。けどね、美智と同じように雄平も大事なんだっ!

 雄平は絶対に譲れないの。あたしも好きだから・・・。

 美智もあたしが雄平のこと・・どれくらいに大切にしてるか・・・
 
 分かるでしょ?・・・・・・・・・だから・・・ごめんね?」



「・・・・・・・・・悠・・・・・」



   雄平はちょっぴり嬉しそうな顔をしたが、


 
   すぐに真面目な顔に戻した




「・・・・・・・・・・・」



   
   美智は黙って俯いている─





「・・・・・・も〜・・・・・・」




   美智がゆっくりと口を開いた





「うん、分かるよ。美智にも・・・」





   美智は普通の口調に戻った



61 :アミーゴ:08/19(日) 16:24:47 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
ドキドキ!!!!!あげ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

62 :とも:08/19(日) 16:25:06 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「・・・・・・美智・・・?」



   悠は美智の口調が変わったことを不思議に思った











「美智ね、麻薬なんて・・・打ってないんだ」













「「・・・・・・・・えっ?!」」







   衝撃的な一言が、美智の口から出た・・





63 :とも:08/19(日) 16:29:28 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

 
「・・・・・麻薬・・・打ってないの・・・?」



「・・・うん、打ってないよっ・・」



「じゃあ、さっきまでの口調とかは芝居か?」



「そうだよ・・・。こうでもしなければ、みくからは逃れられないから・・」



「どっ、どういう意味・・・?」



「みくね、悠たちをいじめるようになってからね・・・生活とかすごい狂ったの。

 不良とかに手、出すようになったし・・・麻薬とかにも。

 前あたし麻薬差し出されて、”友達でしょ?”って言われたんだ・・・。

 そのときはちょうど邪魔が入って、打たなかったけど。

 みくがすっごい怖いの・・・。怖くて、怖くて・・。

 だからこうでもしなければ、みくの標的から逃れられないんだよね・・・。

 ごめんね?悠・・・今までいじめてて・・・。

 本当にごめんなさい。許してくれるとは思わないけど、

 少なくとも今後は悠の味方になるからね」



「・・・・・・・・美智・・・」



「お前、いい奴だな」




   雄平が微笑みながら、美智に言う




「まぁね」




   そういい、美智も笑い返す




   晴れ晴れとした笑顔・・




   その笑顔はみくの恐怖から解放された感じだった─・・




64 :とも:08/19(日) 16:35:27 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「あーあっ、スッキリしたよ」




   美智が大きく背伸びをしながら、言う




「スッキリ?」



「うんっ、人に本音言えたし!!」



「そっかぁ・・・。そんなことなら、いつだって聞くよ?」



「ほんと?」




   美智の表情がパアッと明るくなった─




「もれなく俺もついてくるけどな」





   雄平が言った



   美智が大笑いした・・





「よし、教室に戻ろうかな!」




「あたしも戻る!」




「俺も」




「ねぇねぇ・・・・・・」





   美智が少し声を小さくした言った





 
「どうしたの?」



「教室に戻ったら、またお芝居しなくちゃいけないのかなあ・・・?

 もうあんなお芝居、疲れたよ・・・」



   ため息をつきながら、言う



   そうだよね。疲れるよね・・・







「もうお芝居なんかしなくていいんじゃないか?

 ありのままのお前で、堂々としてればいいじゃんじゃねぇ?」




   返答に困っていた悠をカバーするかのように、


   

   雄平が答えた







「・・・・・そっか♪そうだよね!あたし何も悪いことしてないもんねっ♪♪

 ありがとう!神宮寺くん!

 ・・・あたし、悠たちには感謝しきれないくらい感謝してるからねっ!!!

 じゃっ、お先に教室戻らせてもらうよ!」




   自信がついたのか、美智はスキップしながら




   教室に戻って行った─・・





「よかった、雄平に任せて・・・」



「一件落着だな。よかったな」



「ありがと」



65 :とも:08/19(日) 16:42:58 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  教室に行くと、4人の女の子が悠の机を取り囲んだ





「・・・・・なっ、・・何?」



「「「「今まで・・・・・ごめんなさいっっっ」」」」




   いきなり土下座をして謝られた・・



   女の子の甲高い声が、クラス中の動きを止めた




  

   悠は唖然とする





   どうして、いきなり?!







「ごめんね、本当はいじめたくなかったんだ・・。

 けどなんかいじめなきゃ標的になっちゃうと思って・・・。」



「流れていじめちゃったんだよね・・ごめんね??本当にごめんね・・・」



「よければコレ、書いてくれるかな??あっ、舞ちゃんもっ!!!!

 夢ちゃんは休みだからあとであたし、家まで届けてくるんだ♪」



   そういい、プロフィールを渡された



「あたしのも書いて!!」




「あっ、うん・・書く。ありがとう・・・・・」




   次々とプロフィールを渡された



  
   まるで転校生のように、悠の周りに群がった






 

「本当にごめんね」



「今までのぶん、いっぱい仲良くしようね」



「ごめんね、蹴ったの・・・痛くなかった??」





   そこには、亜希子と由紀の姿もあった・・






「・・・・・・ふふっ・・・」




   悠は笑いながら、泣いた




「あああーっ、泣いちゃった・・・」



「てか、笑いながら泣いてるよっ・・・」



「あはははははは!!」





   クラス中に、明るい笑い声が戻った─





66 :とも:08/19(日) 16:45:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


『席につきなさい』



   
   保健室の先生が教室に入ってきた




   クラス中がザワめく。




 
   当然のことだろう、保健室の先生が授業を教えることなんて



   
   保健体育以外めったに少ないことだった・・





「あれー?どうしたんスかー?」





   1人の男が軽々しく保健室の先生に言った






   すると保健室の先生は、教卓をバンッと叩いた






   クラスがシーンとする─・・・







「今日、1人の女の子が保健室に来ました」







67 :とも:08/19(日) 16:49:31 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   理由はないのだけれど、みくの方を向いてみる・・




   するとみくがいなかった






   保健室に行ったのは・・みく?








「その女の子は、いじめられている・・・ということで

 私に相談に乗ってください、と言ってきました」








   みくだ








   そんなこと言うの、みくしか思いつかないもん








「その女の子が、私に中指を薬指を見せてきました。

 ・・・そしたら・・パンッパンに膨れ上がっていました。

 どうしたの?と聞くと、なんでもないです、と言って

 笑ったんです。なんでもないはずが、ないでしょう。

 よければ先生が力になるわよ?と言ったら、すぐに

 打ち明けてくれました。いじめを受けている、この指も

 いじめられてなったもの・・・といっていました」





   そういい、悠をチラッと見る保健室の先生─・・








   は?!







   いじめられているのは、私です







   と、言いたかったけれどいえなかった







68 :アミーゴ:08/19(日) 16:52:01 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
え??誰々?????
チョ―気になる〜〜〜〜

69 :のんたン('v`ょ (kWA4cOL6R.):08/19(日) 16:56:45 HOST:240.134.200.121.megaegg.ne.jp
よかったああ((∞'з`ノ)ノ
雄平めちゃカッコイイ!

70 :アミーゴ:08/19(日) 17:31:45 HOST:218-228-211-205.eonet.ne.jp
アゲ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

71 :佳奈:08/19(日) 17:35:08 HOST:61-27-117-56.rev.home.ne.jp
楽しっ!!
がばしょ(∀)
応援してるよっ(・・)ノ

72 :とも:08/23(木) 15:58:37 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


  アミーゴ さん

  アゲありがとう^^
  アミーゴさんも小説頑張ってよ♪
  応援してるからね!

 
  のんたン('v`ょ さん

  雄平かっこいいですよね。 笑
  アゲてくれてありがとう♪
  これからも頑張ります!

  
  佳奈 さん

  応援ありがとう♪
  すごいすごい嬉しいです!
  頑張ります^^


73 :とも:08/23(木) 16:03:13 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「・・・・・・ざっけんじゃないわよ・・・」






   先生が話しているときに、誰か女の子の声がした





  

   その声のもとを辿り、みんなが後ろを振り返る─・・









   すると、そこには欠席していた夢がいた










「何言ってんのよ?みくがいじめられてるって・・・??

 いじめられてんのはあたし達なのよっ!!!!!

 デタラメ言わないでよっ!!!!!!!!」








   普段は大人しい夢だったが、今は怒りに震えているようだった









「ふっ、福川さんっ!!?」



「先生、それでもあなた・・・・・・・・教師ですか?」






   夢はそう言い、席につく







「・・・・・ふ、ふ、福川さんっ!!教師と生徒ですよ!!
 
 あなたのその態度は─・・」







   先生が言い終わるうちに、夢が鞄をドサッと床に投げつけた












「・・・・・真実は、1つなんです。先生方は、本当のことを

 知らない。まがい物を信じ込んでいるだけなんです。

 ・・本当のことを知ったほうが・・・いいと思いますけど?

 それからそういうことを言ってください。

 デタラメばっか抜かしてると・・・いい加減あたしも

 キレますよ?」






   夢が落ち着いた声で話す






   まるで今までの夢じゃないみたい─・・







   そっか、夢、変わったんだ







   いじめに立ち向かおうとしてるんだ・・








74 :とも:08/23(木) 16:07:39 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   夢の意見に、同意しているのか1人の男子生徒が立った







「俺、本当のこと知っています・・」









   その男の子は関川くんだった






   関川くんはみくたちと一緒にいじめをしていた子だった









「関川さん??何を知っていると?」







「このクラスにはいじめがあり、俺がいじめをしていたことです」







   クラス全体がザワッとざわめいた─








   すごい、本当にみんな変わり始めているんだ・・











「いじめられているのは、舞さん、夢さん、そして悠さんなんです」










   関川くんが俯きながら言った











「ほ、本当なの???」







   保健室の先生も驚いていた





  
   震える手で、顔を抑える・・






「葉山さんが言っていたことは・・・嘘、ということなのね・・・?」







   先生の声が震えている








   動揺しているんだ・・







75 :とも:08/23(木) 16:15:27 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   キーンコーンカーンコーン





   チャイムが鳴った




   これから真実が・・





   本当のことが分かるってのに。







   ・・けど、先生はいてもたってもいられないんじゃないかな










   ─これだけの証言があるのだったら







   みくがあたし達をいじめていること、それが本当だってことが・・









   悠は嬉しくなってきた






   すると、舞が悠の前に立ちはだかった










「悠・・」




「どうしたの?」




「彼氏できた♪」





「ほっ、本当??」





「ほんとっ♪」



76 :とも:08/23(木) 16:15:38 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

  舞さんの声が弾んでいる






   嬉しいんだろうな








「久遠 大樹って言う人だよ♪先輩なの♪♪」





「あの、久遠さん?!」






「うん♪」







   久遠 大樹 Kuon taiki さんは





   この学校の先輩で、結構人気がある人・・






   舞さん・・・すごーい♪








「おめでとう♪すごい嬉しいよ!!!!!!」





「ありがと」







   舞さんが嬉しそうにはにかむ・・






   嬉しいんだろうな〜







   舞さん、笑うと可愛いなぁ








「今度Wデートしようねっ」






「そうだね」






   舞さんがニッコリと微笑むと、どこかに行ってしまった







   やったね、舞さん!!!!!



   
彼氏といえばあたしにも雄平がいる・・








   雄平に会いたくなってきた─・・







   雄平どこかなーっ?







   悠は教室を見回した








   あれ・・・?雄平がいない・・








   悠は屋上に行くことにした






   屋上は雄平とあたしのデートスポットだから♪笑




77 :とも:08/23(木) 16:27:46 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

   屋上に行くと、雄平がいた






   けど・・雄平の隣には女の人がいた─






   誰だろう・・?あの人・・?








   悠は目を細めてみてみる







   すると・・








「美智・・・?」









   目の前の現実を受け止められなかった






   分かるのは、美智が雄平に抱きついていることだった─・・・







「うそっ・・なんで・・・?」








   悠は身を潜めて、しばらく見ていることにした・・







   耳を澄ますと、会話が聞こえてきた








「あたし・・・神宮寺くんのこと・・好きなの。本当だよ?」




「・・・・・ありがと。でも、俺には悠がいるから、美智の気持ちには

 答えられねぇから」






「それでもいいっ!!!あたしは神宮寺くんのことが好き!!!」





   美智の雄平を抱きしめるちからが強まる─









「その気持ちは嬉しいけど、俺は悠しか見えねぇから。

 美智・・気持ちはまじ嬉しいよ?」



「・・・・・好きなの。付き合って?第2の彼女でいい。

 本命は悠でもいいからっ!お願いっ!!!!!」



「美智・・悪い。まじ悠しか見えない。悠だけ見ていきたいから」



「嫌っ!付き合うって言ってくれるまで離さないからっ!!!」




「美智・・・いい加減にしねぇとキレるぞ」






   雄平は少し低めの声で言った



   けれど美智は動揺しなかった



78 :とも:08/23(木) 16:31:06 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


 「キレてもいい、あたしのこと・・・殴ってもいいから!!神宮寺くんが傍に

 いてくれなきゃあたしはダメなのっ・・・」





「俺はお前を守る気とかないから」





「傍にいてくれるだけでいいからっ・・・」







   それでも美智は粘っていた









「おい、美智。離せ」




「嫌っ!!!!!」




「美智、本当に辞めてくれない?俺まじお前と付き合う気とかないから」




「・・・・・・・・・っ!!」






   尚も粘り続ける美智に、雄平がキレた







「お前いつまでも甘ったれてんじゃねぇよ。お前は守ってくれる人が

 欲しいだけなんだろうがっ。みくの存在が怖いから、彼氏作って

 そこに逃げようとしてるだけなんだろーが!ふざけんじゃねぇぞ。

 悠は立ち向かってるじゃんかよ。・・・・・一生懸命頑張ってるじゃんかよ!

 俺はお前を守る気はねぇから。離せよっ」





「雄平・・」







   悠は影で見ていながら、雄平の頼もしさに嬉しくなっていた



   そして雄平は無理矢理、美智から逃れた




   すると美智が雄平の胸倉を掴み・・・








  チュ








  
   雄平にキスをした─・・









79 :とも:08/24(金) 10:16:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 



   悠は雄平と美智のキスシーンを目の当たりにしてしまった







「・・・・・やめろよっ」





   雄平が美智を軽く突き飛ばす






「ふふ、もし今のを悠が見てたらどうなったかなあ〜?」




「知るか」




「悠・・そこにいるんだよ?ね?悠っ!!」





   美智が悠のいるところを見ながら、少し大きめの声で言った






   バレてたんだ・・



   美智はあたしがいることを知りながら雄平にキスしたんだ─








「・・・・・・・・っ」







   悠は仕方なく、姿を現した─・・





   雄平の顔は唖然としていた







「ゆっ、悠・・・」




「今の見てたでしょ?キスシーン・・」





「うん、全部見てたよ・・」






「・・・あ、そ。んじゃあ話が早いね。あたし・・雄平のこと好きなの。

 あたしに譲ってくれる?」





「・・・・・・お前まだそんなこと言ってんのかよ。いい加減辞めろよ!」






「黙っててよ。神宮寺くん」






「・・・・ごめん、雄平・・」







   悠が顔をあげ、雄平を見る・・





「何がごめん?」














「・・別れよう」









 

80 :とも:08/24(金) 10:23:27 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「は?」






   雄平が首をかしげる








「・・ごめんねっ、あたし・・雄平とやってく自信なくなっちゃったよぉ・・・・・っく」





「悠・・」






   悠は両手で顔をおさえ、泣き出した








「だからあたしのことなんて、もう忘れて美智と付き合い奈よっ!・・・ごめんねっ」






   悠は泣きながらも、屋上を飛び出して行った





「おい悠っ!!」





「・・・あはは、彼女の許可も下りたってわけだしぃ〜付き合おっか♪♪♪」




 
   ドンッ





  
   雄平は美智のことを突き飛ばした



   その衝動で美智がしりもちをついた






「・・ったぁ〜い・・」






「・・っざけんじゃねぇよ」






   美智の体が震える





   雄平が今までにない怖い顔をしていた








「お前・・まじふざけんなよ?」






「・・は?」






「お前とは付き合う気ねぇ、って何回も言っただろ。

 なんで分かんねぇの?」





   
   雄平はそういい、美智を睨むと「悠!」と言いながら走って行った








「・・・・・・ちっ」







   美智が舌打ちをする・・







81 :とも:08/24(金) 10:41:51 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
   雄平は足が速いから、すぐに悠に追いついた


   悠の腕を強引に引っ張り、理科室に入る─





 

「辞めてよ・・っ」




「やだ」






  
   キーンコーンカーンコーン








   運よく、授業始まりの予鈴が鳴った






「チャイム鳴ったじゃん・・・」




「俺、お前とは別れないから」




「嫌だよ!別れようよっ、あたし・・彼氏が他の女の子とキスしてるとこ・・

 見ちゃったもんっ!そんなの嫌だもんっ!!」




「ごめん。俺が悪かったよ・・・・・・・許してくれよ・・・」






   雄平は搾り出すような声を出した



   




「・・・・・・とにかくっ、雄平とはもう付き合えないよ・・・っ」




   悠の目からは、また涙が流れてくる・・







「俺、悠と別れたくねぇよ・・」





「・・・・・・っ」





「絶対に大切にする。悠を泣かせない。絶対に笑わせてやるから・・・。

 いつも通りに付き合おう?」





「・・・・・・・・」




  
    悠は黙っていた─








「悠が、俺のこと嫌いだったら・・しょうがねぇけどさ」







   雄平は悲しそうな顔をした




82 :とも:08/24(金) 10:42:07 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


   嫌いなわけないじゃん





   ぎゃくに好き過ぎなんだってば・・







「・・・・・嫌いなわけないじゃん・・・」








   悠が雄平を見ながら言う






「・・ハハ、よかった・・・。俺、嫌われてんのかと思った」





「嫌わないよ・・・もう1回、雄平のこと信じるよ?」





「・・信じてよ」





「分かったっ・・・」
 


 
   悠はそういうと、雄平に思いっきり抱きついた





「今度、あんなことしたら許さないからね」




「おう」





   そういい、2人は長いキスをした



83 :とも:08/24(金) 10:58:12 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「あーよかった・・」



「・・何が?」




   雄平が顔を隠しながら言う





「・・・・・・・・て・・」





「聞こえないー」





「お前と別れなくてっ!」






   雄平がムキになって言う





「あたしもだよ〜」





「もう絶対に悠に不安な思いさせねぇから、安心しろよ?」






「安心させていただきます」






「おう。・・・・あ、授業サボってんだよな。俺ら・・」






「あっ、そだねぇ〜!雄平が無理矢理サボらしたんだよね!」





「俺のせいかよ。・・・・まぁ、そうだけども」








「あはは、認めるんだ♪」







「うるっせ!・・これから、何する?」






 
   雄平が、その場に立ち上がる








「学校探検するか?」







「えーでもみんなにバレるよ??」






「大丈夫だっての!抜き足差し足忍び足でなっ」






「・・・・うーん」






「ほら、行くぞっ」






   雄平が、強引に悠の手を引っ張る






   

   その強引なところも、好きだよ・・







   悠は心の中でつぶやいた─



84 :とも:08/24(金) 11:01:40 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

   そして雄平が理科室の扉を開けた



   するといきなり男4人が雄平の顔を殴りつけた─






   雄平は踏ん張ることができず、その場に倒れた








「雄平っ?!・・・大丈夫??」




 
   悠が雄平のところに行き、しゃがみこむ・・




   雄平は頬を押さえながら、上を見た






「よお」







   男4人の中の1人が悠の手を引っ張る





「いたっ・・・・・?!」






「何すんだよ、離せよ」








   雄平が悠をグイッと自分の方へと引き寄せる








「お前はぁ・・・・・・・・・・・・・・・そこで美智様とヤってろ?」







   男がそういうと、雄平の腹を殴った







「・・・・・・・うっ!!」




   雄平がふらつく







「雄平っ、雄平っ!!!助けて!!!!!」






   悠が連れ去られ、理科室の扉は鍵が閉められた


 
   理科室だけが、外側から鍵をかける式になっている─・・









   雄平は「悠」と叫び続けた






   だが、叫んでも悠は戻ってこなかった・・・
















85 :とも:08/24(金) 12:10:36 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「ってかまじ悠・・・邪魔だよねぇー」





   いきなり後ろから声がした


   雄平が振り返る





「は?てかお前、いつからそこにいた?」



「・・・前からよ♪・・・もうちょっとであたし達・・・付き合うところだったのにねぇー・・・」




「いや、俺らは何があっても付き合わねぇよ」




「あはは。強気だね♪・・・・・ま、強気になってられるのも今のうちだから♪

 最後の抵抗・・頑張ってよ??」




   美智が雄平の頬に手を当てながら、言う


   雄平がその手を振り払う・・





「もぉ、女の子には優しくしなきゃでしょっ」




「お前なんか女じゃねぇ」




「・・・こぉーんなに魅力的な女の子が目の前にいるのにぃ?」




「悠の方が何倍も可愛いから」




「・・・あらそう」




 
   美智がいきなり冷たい顔をした




   そして携帯を取り出した







「・・・・・これ、悠の現場の様子だからね」




「は?」




「まあ、せいぜい歯でも食いしばってみてなさいよ。じゃあね」




   美智はそう言うと、「開けて」と言う


   それと同時にカチャという音がし、理科室の扉が開く・・




「見張り役なの♪」



   
   美智は振り返り、そういった




「別に聞いてねぇよ」



  
   雄平はそう言って携帯の画面に視線を戻す




「待ってね。もうちょっとで映像映ると思うからねっ」




   美智がそういうと、ゆっくりと理科室の扉が閉まった・・






86 :とも:08/24(金) 12:21:20 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


   それから10分くらいが経った・・


   
   雄平は座りながら、携帯の画面を見ていた




「なんも流れねぇじゃん・・・」




   1人でそう呟いていると、画面が切り替わった






「やめてよっ、やめ・・・やああああああああ!!」





   誰か女の子の叫び声がする




   聞き覚えのある声・・




   愛しい声─・・





   これは・・悠の声だ。







   ザーザーしている画面の中で、人が動き回るのが分かる─・・




   次第にはっきりと状況が映し出された




   画面に美智が映る






「雄平?見てる?これはあなたの愛しい愛しい悠だよん♪

 ちゃんと見えるかな?雄平が見なきゃ、意味のないこと

 なんだからね・・・?」



「やめろよ」




「やめる?何を?」




「・・・悠に何してんだよ・・・っ」





   そう、悠は床に倒れていた


   

   その顔は真っ青になっていて

   
   
   苦しそうな顔をしていた─・・






「ちょっと痛い目に合ってもらうだけだから♪」




「何するんだよ・・?」




「根性焼・き♪♪」





  
   根性焼きとは、タバコの火がついている部分を皮膚に押し付けることだ─・・





   雄平はゾクリとした






「は?!やめろよっ!!!」






   携帯越しに怒鳴る

  
   



「辞めないわよ。だって、雄平が悪いんだもの・・。

 雄平があたしと付き合わないからだよ??」




「・・・・・お前、ひどすぎる・・・」




「ひどいのは雄平なんだからね・・・?自分を責めなさい?」




「あんたたち、やっていいわよ」





「本当にやるぞ?痛いぞ結構・・・。この子に耐えられんのか?」



「大丈夫だよきっと。だって・・雄平の彼女だからね♪♪」




「・・・・・・っ」




   雄平はただただ携帯の画面を見ることしかできなかった



   

87 :とも:08/24(金) 12:23:57 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 

   男がタバコに火をつける・・


   
   ああ、こいつは本気だ




   まじでやるつもりなんだ





   俺のせいにして─・・・





   
   

   悠の肌に傷がつく・・





   悠の肌に跡が残ってしまう─・・




 
 

   悠だけは守りたい









   マ モ リ タ イ ・・・








「美智・・・・・」




「なに?」





   ゆっくりとタバコが、悠の腕に近づいて行く─・・












「俺と付き合おう」












88 :とも:08/24(金) 12:29:49 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


「・・・あんたたち、ちょっと辞めて!!」



   
   美智の声で、男の動きがとまる─・・





   まるで奴隷みたいだな






   そんなに美智が怖いのか・・?







「もう1回・・言ってくれる・・・?」




「俺と付き合おう」




「ふふっ・・・・・いいわよ。やぁーっと、あたしの魅力に気づいたってわけだ♪♪」





「・・・・・・・・・そのかわり」





「え?なに?条件あるの??」





「悠を今すぐ返せ。ここに来させなくてもいいから・・

 悠に傷ひとつ付けずに保健室とか、どこでもいいから・・。

 そこから解放してやってくれ・・」




「おっけー♪♪ほら、あんたたち。そういうことよ。

 悠を保健室に連れて行って」





   男たちが悠を抱える・・




   美智が画面に視線を戻した






「いい選択をしたね。これで、神宮寺くん・・・あっ、雄平でいいよね?」




「あぁ」





「雄平は・・あたしのもの♪♪・・うふふふふふ。

 じゃあ、今から理科室行くからね♪」




「あぁ」





   画面がいきなり切り替わった



 


   ドカッ





   雄平が机を思いっきり、蹴り飛ばした







89 :とも:08/24(金) 12:34:03 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   理科室の扉が開く・・



   するといきなり美智が飛びついてきた





「やった♪嬉しいっ!!!!」




「そうか・・」





   雄平が力なく言う






「もぉー!もっとテンションあげて!!ホラ、笑って!!」



   
   美智が笑う





「いーよな。気楽で・・・」






   ボソッと言った



  

「え?なんか言った?」




「別に」




「これからどこ行くー?」




「どこでもいいよ」




「雄平んち、行きたいなーっ」




「わり、今日おふくろいねぇから」




「えー別にいいよぉー。2人きりってことで、いいじゃん♪♪」




「おふくろいないと、だめなんだ。悪いな」





「ちぇー」




  
   美智が雄平をじーっと見る






「なに」




「ねぇ・・・キスして?」






90 :とも:08/24(金) 12:42:24 HOST:softbank220008020168.bbtec.net


「・・・・・ごめん、今そんな気分じゃないから」



「付き合ってるのに?」




「付き合ってるとか、そんなん関係ねぇじゃん」




「ふーん・・」




「俺、行くわ」




「ちょっと待ちなさいよ!」





   美智が雄平の袖をぐいっと引っ張る





「・・・・・なんだよ!辞めろよ!!迷惑な─・・」





   雄平はハッとした表情をした



   



「危なかったわね。口の利き方ってもんがあるもんねぇ・・・」




「ちっ。で、なんだよ?」




「やっぱなんでもないよ♪」




「そ」





   雄平はそういうと、美智の手をはらった



   そして開いている扉の向こうへ行った・・






「やっかいだわぁー」





91 :とも:08/24(金) 12:52:12 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   雄平は保健室に行った


   すると悠がベットで寝ていた





   幸い、先生はいない・・





「よかった・・」




   
   雄平は悠のもとへと行った




   
   そして寝ている悠を抱きしめた




   
   悠が起きてしまわないように、そっと・・









「ごめんな。悠・・・お前を守ってやれなくて。

 こうするしか、お前を守る方法見つからなかった・・。

 俺、いつまでも悠のこと好きだから。

 ・・大好きだから・・・。・・・・・・っ・・・・絶対にいつか悠のこと
 
 力一杯抱きしめるからなっ。それまで待ってろよ・・?」




   雄平の目から、一滴の涙が流れ落ちた







「ごめんな・・・っ。俺、ガキでごめんな・・・・・」




   そう言って、悠を抱きしめた





「I love you」





   雄平はそう言って保健室を出た









92 :とも:08/24(金) 13:01:30 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



   その頃、美智は 山城 武 Yamashiro takeru

  
    
   という男といた・・





「はぁーあっ」




   美智がため息をつく



   するとすかさず、武が聞いてきた




「どした?」




「・・・なーんもないっ」




「嘘だろ?俺に隠し事はできねぇよ?」




「・・・・・・・このままでいいのかなーって・・・・」




「ん?」





   武が首をかしげる




   美智がニコッと微笑みながら答えた






「あたしね、今好きな人いて。その人に傍にいてもらいたいけど・・・

 その人には彼女がいるのね?

 ・・で、今その2人を引き離したの。成功したよ・・・。

 けど人の気持ち・・踏みにじっていいのかなって。

 あたしには人の気持ちコントロールする権利なんてないでしょ?」




「まぁ、な」




「本当はすごい傍にいてほしいんだけど・・やっぱりしょうがないのかなって思って」




「お前が思ってること、そいつらも思ってるんじゃねーの?」




「・・・え?」




「だから、お前が思っているようなことも、その彼女と彼氏も思ってると思うよ?」




「・・・・・・・・」





   美智が黙り込んだ




93 :とも:08/24(金) 13:04:58 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「お前は、ただ傍にいてほしいって思ってるだけなんだと思う。

 本当は対して好きじゃねぇんだろ?・・・心の支えが欲しいだけなんだろ?

 支えてくれる人がほしいだけなんだろ?」





「・・・・・・・・」




「図星だな」






   そう、武に言われたこと全てが当たっていた




   誰かに支えてもらいたい・・





   美智は精神的にボロボロになっていた







   それは、みくが怖いから







   みくから守ってくれるのは、雄平しかいないんだ




   ずっとそうおもってた・・・



 
   けど、あたしには身近にいていっつも傍にいてくれる人・・いるじゃんね








「俺とかお前のこと、守れるけど?」







   武、ありがとう





   あたし武に傍にいてほしいよ





   悠たちはただ羨ましかっただけ

  
   
   ただ、それだけのこと・・




 
   気づかせてくれてありがとう




   武・・







「今からでも、遅くないかな?」



「何が」




「・・・謝るの・・・・・」




   

94 :とも:08/24(金) 13:10:12 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


「間に合うんじゃねぇの?要は気持ちの問題でもあるだろ」




「気持ちの・・・・問題・・・」




「ちゃんと謝れよ」




「・・・・ん」





   美智がその場を飛び出していった




   武が美智の後ろ姿を、暖かい目で見ていた─・・







   美智が雄平を捜す・・




   雄平のいる場所は屋上だったよね?






   美智は無我夢中で走り続けた─






   屋上に行くと、雄平がいた





   後姿が悲しそうに見える・・



   傷つけているのは、あたしなんだよね


   早く謝らなくちゃだよね。





「・・・・・雄平」






   



95 :とも:08/24(金) 13:18:58 HOST:softbank220008020168.bbtec.net



「美智か・・・」



 

   雄平は脱力した声で言った





「悠だと思った・・・?」




「まぁな・・・。で、なに?」





「あのね・・・・・・。ごめんなさいっ」






   
   美智が深々と頭を下げて、言った





「え?」



「2人の仲を壊してしまって、ごめんなさい」




「・・・・・なんだよ、急に」




「あたしね、雄平に言われたとおりだったんだよ。

 ただ心の支えとか、守ってくれる人が欲しかっただけなの。

 みくが怖いから・・・。誰かが傍にいてくれなきゃ、

 すごくすごく怖いの」




「・・・・・・で、お相手は見つかったわけ?」




「相手は見つかったんじゃなくて、ずっと前から傍に

 いてくれた人なんだよ。ずっとずっと、あたしのこと

 傍で見守ってくれている人なんだよ・・。

 あたし、気づかなかった。自分見失ってたし・・・。

 傍にいてくれる人がいるから、今の自分がいるの」




「へぇ」




「・・・というわけで、今までごめんなさいっ。

 本当に本当にごめんね・・・。

 もうあたしのしてきたこと、もう終わったからね。

 悠に甘えちゃいなよ♪」




「何言ってんだよ」





   雄平が嬉しそうな顔で笑った



   すると美智が驚いた顔をした・・





「悠のこと、すごい好きなんだね」




「なんだよ急に」





「すごい笑顔になったもん。今・・・。

 雄平のその笑顔、あたし好きだよ」



「どーも」




「悠にも謝っといてね」




「おう。お前、前まではお前のことすっげ嫌な奴だと

 思ってたし、嫌いだったけど・・今は別に嫌いじゃねぇから」



「ありがと。・・・さっ、早く行きなよ!!!!!

 悠のところに」




「おう♪」




   雄平が全力疾走して屋上から差って行った





「よかったぁー!!!!」




   美智が空に向かって、叫んだ



   するとメールが届いた




96 :とも:08/24(金) 13:22:08 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   メールを開いてみると、武からだった



 

「なんだろ」





   ---------------------------
 
   受信:武
   件名:[無題]

   本文:よく頑張ったな。
      おめでとう。
      俺ンとこ、おいで

   ---------------------------





   美智がすぐにメールを送り返した





   ---------------------------

   送信:武
   件名:RE:

   本文:やだなー。
      話聞いてたの?
      でも、ありがとう。
      武のおかげだよ〜(*^-^*)
      まぢありがとね!!
      武大好き♪

   ---------------------------







   そういい、美智は武と付き合うことになった




                  < 美智の話は終わりということです>







   

97 :とも:08/24(金) 13:24:49 HOST:softbank220008020168.bbtec.net
 


   教室に戻っても、みくたちのイジメはまだ続いていた




   でも、もう怖くなんかない




   だって・・雄平がいるから





   あとね、みくたちのグループしかあたしのこと





   いじめてないから・・・







   舞さんの放送から、今日までにかけて・・





   あたしたちをいじめる人は少なくなった。









   舞さんのおかげでもあるんだから♪






   みくが悠に向かって、ケシゴムのカスを大量に投げてきた─




  
   けど、大丈夫!






「ヘラヘラして・・・っ。ムッカつく!」







98 :チョコ:08/24(金) 16:14:38 HOST:p4160-ipbf304niigatani.niigata.ocn.ne.jp
面白いねン!!悠カワええ!!

これからも、頑張ってねぇ〜〜ww

あたしも、裏切りから・・・ ってのを書いてます!!

よかったら!!見に来てくださいww

99 :ミルク:09/07(金) 18:26:36 HOST:76.net059085065.t-com.ne.jp
チョー面白い!!!

100 :まき:09/07(金) 19:32:25 HOST:ser357651000554674
更新待ってまーす☆+゚
雄平かっこいい^^

101 :しお:09/17(月) 10:34:50 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
やばい,いい!!
小説書くの上手ですねっ(`・ω・´)
ブッ通しで見ちゃいました☆
頑張って下さい!!

102 :ゅか:09/27(木) 23:14:51 HOST:p3109-ipbf509sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
めっちゃうまぃですねぇ♪頑張って下さぃ!!


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