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光の帯
- 1 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 00:22:56 HOST:O044009.ppp.dion.ne.jp
- もし もしだよ?
地球の寿命があと5年なら…
私は 私は…
- 2 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 00:35:17 HOST:O044009.ppp.dion.ne.jp
- ―アメリカ 大学 天文学部―
「Professor nick!!Professor nick!!」 (ニック教授!!ニック教授!!)
バタバタとサンダル姿で走る無造作の髪と髭を生やした若い男が走っていた。
どうやら助手らしい
「What is it?」 (何ですか?)
「The photograph of the object in question wasconfirmed!!」 (例の物体の写真が確認されました!!)
助手は一枚の大きなレントゲン写真のようなのを見せた
「I do it…It is unbelievable」 (し…信じられない)
- 3 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:22:02 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 東京 中学校 2007年―
「号外〜号外〜!!」
朝の学校の正門に立っていた新聞部の男子が新聞を渡していた
「はあ、またフォトン?」
無愛想に新聞を受取った 翠(すい)は
言った
「まあまあ、翠。最近こんなような話題しかないんだよ」
そう言ったのは
翠と同級生の3年生の雅(みやび)
「フォローになってないよ」
翠はそう言って くしゃと新聞を丸め
カバンに押し込んだ
- 4 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:28:00 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 東京 中学校 2007年―
一時間目が始まった
窓側の席の翠は空を見ていた
一時間目から国語とか ヤル気ないよ…
翠の近くの席では
「見た?●●テレビ」
「見たァ〜フォトンでしょ」
「あれ、ヤバくない?」
「やぶぁいっしょ」
ああ、何の話とか思えばまたフォトン?
みんな信じてるわけ?そんなオカルトな…
「寒ぃ…」
真冬の気候では窓側の席にはすきま風が通った
- 5 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:35:19 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―光の帯―
フォトン、フォトンと騒がれていたのは
この地球にはとんでもない危機が
丁度12月だから、あと5年後にやってるくらしい
偉いアメリカの教授さんが発見したんだって
発見当時はまだ深刻なことは起こってなかったんだけど
どんどんその確証が高くなってるらしい
まあ、私は信じてないけど…
フォトンって言うのは 正式に
フォトン・ベルト(または光の帯)
って呼ばれるものが地球の外にあるらしい
名前通り光りかかった帯状のとてつもなく
でかい物体。
今、騒がれている奴。
フォトンは長い時間をかけて5年後に
地球に覆いかぶさるらしい
知ってる?今の以上気象などの火山活動は
フォトンが原因だとされてるらしい
まあ、違うって言う人もいるけど
- 6 :芽音:09/26(水) 18:38:52 HOST:KD124210033127.ppp-bb.dion.ne.jp
- がんばれww
- 7 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:44:56 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―光の帯―
何でフォトンが危機だと思う?
またフォトンが凄いんだって、
難しい話しをすると地球は磁力がある
だから方位磁石とか電気とか鳥が安全に動いたり
真っ直ぐに飛ぶことができる
だけど近年この磁力が低下してるらしい
原因はフォトン
仮だけどね 仮
学者の説は様々だけど
フォトンが地球にかぶさると
まずこの磁力がまったく作動しなくなる 作動しないと
地球の中心のコアって言うところも作動しなくなって
地球が自転しなくなる だから
想像したら太陽がないところって寒…
そんで二つ目
かぶさると 夜がなくなる。
何で?え いや、詳しくはわからないけど
光の帯 の光じゃない?
そんで かぶさった3日間は
漆黒の太陽が出ないくらい世界になる
そして そのあとは夜がこなくなるらしい
勿論、磁力がないから電気も使えない
だからその3日間はいくら赤道に近い都市でも
関係ない極寒の世界になる 毛布でなんとかはならない
本当にマイナス何十度の世界または百度とか
- 8 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:45:29 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- 芽音様
ありがとうございます^^
- 9 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 18:55:28 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―フォトン―
怖い話しでしょ?
まだ怖いのがあるんだって
どこか何年、何千年も前から
文明 まやや一族では
昔から天文学が凄い一族らしい
最近になってわかった 太陽から一番近い
惑星から遠い惑星まで順番にしかも正確に
何千年も前のまやや一族が推測していたらしい
とりあえず凄い一族らしい
それでその一族の地球滅亡の日の予言
丁度5年後…
詳しくは記されてないけど12月22日あたり
怖いでしょ?
また 一部の学者の間ではこのフォトンは
滅亡ではなく新人類と表しているんだって
アメリカでは実際に3人の子供が誕生されている
ただの人間じゃなくて常人よりも
遺伝子がかなり優れているとか
免疫が強いなどなど
このこともフォトンの原因だととらえている
まあこんな説得力ありそうだけど
そりゃまた頑固な学者もいて
今、賛成派と否定派が半々
新聞では10ページくらいがフォトン
何でもフォトンのせいにして裁判とか
宗教者は暴れだすとか
世の中腐ってる
- 10 :な (yOpAIxq5hk):09/26(水) 19:16:12 HOST:O175130.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 東京 中学校 2007年―
「温暖化をなくしましょう!!これで発表を終わります」
パチパチ
理科のレポート発表
学級の殆どがフォトンについて
フォトンなんで地球よりも大きいらしいのに
本当に小さい体と頭脳の人間が敵うはずない
「フォトンが来るらしいです!!」
小太りの山田が言った
「おいおい〜んなこと知ってるって〜」
からかうのが上手な ってか目立ちたがりの
井上は言った
クラスは爆笑
「し、仕方ないだろ!!レポートは冬休みの間でその時はまだフォトンは有名じゃなかったんだから」
「いやいや!!知ってるって」
また爆笑
はァ フォトンとかどうでもいいって
「はい、次…翠〜」
先生が笑いをさえぎるように言った
「…はい」
仕方なく教壇になった テーマは
【動物の生態】
「翠〜お前、フォトンじゃねーの?」
井上…
「なんだっていいでしょ」
「お前フォトンしらねーのかよ!!」
またクラスの爆笑
「おい、山田〜教えてやれよ〜」
井上がいやらしい目でみた
「え…いやだよお」
ビビる山田
バン!!翠はレポートを叩き付けた
「フォトンが何?井上、お前怖いんじゃない?」
「ばっ、違えよ!!」
「はいはい、レポートを」
先生が間に入った
翠は発表しはじめた
- 11 :な (yOpAIxq5hk):09/27(木) 18:42:52 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 テレビ局 2007年―
「―ということです。…それでは速報です」
国民の約4人に1人が見てるといわれている
多くはフォトンの実態 科学者など
真剣なニュースから珍ニュースまで幅広く扱っている
人気な番組だ
「フォトンの発見者、アメリカのニック教授が映し出したフォトン・ベルトが嘘ではないかという情報が入りました!!」
生放送の番組。
その瞬間もの凄い数の電話などかかってる様子がわかった
家族が見ていて
いやいや見ていた 翠
「うわ。お姉ちゃんこれなんなの?」
翠の妹の碧(みどり)が聞いた
「決まってるでしょフォトンが嘘だったのよ」
- 12 :な (yOpAIxq5hk):09/27(木) 18:51:23 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 テレビ 2007年―
翌日になって
「昨日おお伝えしたフォトン・ベルトの真実。今日は日本の天文学学者のお二方に来て貰ってます」
アナウンサーが順に紹介した
今日は土曜日
学校も休みで碧も休み
オカルト好きは妹は番組をゆずらない
しかしまだ幼い碧が翠に質問してくるから
翠はテレビをみないといけない
「フォトンはないと思いましたけどね」
学者が言った
「でもあるかもしれないんでしょ!!?」
視聴者の観客がわって出た
どうやら、学者VS市民 の言い合いだ
曖昧な表現の学者
ここぞとばかり言い張る客
はァ めんどくさ弱肉強食じゃないまるで
すると ピピッと画面上に
テロップが流れた
【アメリカ●●大学教授ニック氏が自殺】
「ほれ、来た」
翠は満足げにいった
「自殺ぅ〜?」
と妹
「嘘が大事になって焦ったのよ馬鹿な教授」
- 13 :な (yOpAIxq5hk):09/27(木) 18:52:58 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- 訂正―
オカルト好きは妹は番組をゆずらない× オカルト好きの妹は番組をゆずらない●
- 14 :な (yOpAIxq5hk):09/27(木) 19:07:09 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- ―ニック氏の最後―
ニック氏は矛盾がありすぎたようだ
怖がりの地球人はなんとしてもこの恐怖から
逃れたいような 無理矢理の質問をニック氏
にぶつけた
ニック氏は最後、アメリカのテレビ番組で
「Why do not you believe me?」 (何故私を信じない?)
「A human being is weak」 (人間は弱い)
とニック氏は画面に向かって言う
「Do not be afraid」 (恐れるな)
「Love Christ」 (キリストを愛せ)
「God is a friend of the justice!!!」 (神は正義の味方だ!!!)
その時に番組のスタッフに取り押さえられた
「What I say is not wrong!!」 (私の言ってる事は間違ってない!!)
「I will be sorry」 (後悔することになる)
とニック氏はポケットからナイフを取り出し
スタッフに向け 近づけないさせた
「Oh, it is an earthian…」 (嗚呼、地球人よ…)
「Do not forget the name of Professor nick」 (ニック教授の名前を忘れるな)
「I pray to miss my prediction」 (私の予言が外れることを祈る)
「I am good luck that for a stupid earthian…」 (愚かな地球人に幸あれ…)
そしてナイフを自分にきりつけ
命をたった
- 15 :な (yOpAIxq5hk):09/28(金) 17:09:19 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- ―あれから―
ニック氏の自殺によって
新聞やテレビではもちきりとなった
しかし重要なフォトンを決定できる証拠がなく
ニック氏に携わる助手たちは悔やんだ
それから2週間、3週間もなると
市民からはただの昔話しとなって
1ヵ月後の2008年になって
どんどんフォトンは薄れていった
ニック氏は
本当のことだろうか…
- 16 :な (yOpAIxq5hk):09/28(金) 17:14:21 HOST:JJ081227.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 中学校 2008年―
春
翠は見事に高校に進学した
雅も同じ高校に進学した
2人は学校から帰宅途中だった
「あ〜、フォトンどーなったんだろうね」
雅が相変わらずのオカルト
「またその話し〜?もう終わったでしょ」
「まあ〜でも終わってない気がする」
「2012年12月22日が楽しみじゃない」
「ええ〜やめてよ」
「あんたはどっちなのよ」
今は 2008年5月
フォトン到来 2012年12月22日―。
- 17 :な (yOpAIxq5hk):09/29(土) 12:27:36 HOST:X196164.ppp.dion.ne.jp
- ―アメリカ 大学2011年―
あれから4年―。
「How does it turn out?」 (どうなっている?)
「Yes. I finally summarized it in a sentence」 (はい、ようやく文章がまとまりました)
「Thank you whether it is so」 (そうか、ありがとう)
「I am Professor nidk soon」 (もうすぐですニック教授)
ニックの助手がいた。助手はまだ小さい少年に束の文章を渡した
- 18 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 11:16:31 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―日本 2011年冬―
高校を卒業して初めての冬
翠は19歳になった
世間ではもうフォトンなんてもんは
ただの都市伝説
信者たちがあと1年後のフォトン到来を
祭りにして
逮捕など
翠は会社の社員になっていた
翠は暴れる信者を真冬で寒いなか
コツコツと平然にあるいた
- 19 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 11:22:48 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―2011年―
翠は昔ながらの同級生と同窓会をしていた
話してるのは フォトンではない
12月31日終了まであと5分
「いや〜皆さん0時になったらジャンプしようぜ!」
井上だ
彼は性格は悪いものの成績は常にトップだった
彼は東京の中心地でIT企業社の端くれらしい
「あははテメー一人でやれや!」
「翠〜何うかない顔してんの」
「雅…」
久しぶりのあった雅は大人っぽく
弁護士になるため大学に進学らしい
凄い…
「ん〜ん別に」
「ふーん」
は〜あ つまらない
この世の中つまらない
何かすごいこと起きないかなあ
…そうだフォトンだよ あれどうなったんだっけ…
どうせなら起きて欲しい…かも
刻々と時間は過ぎた
- 20 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 11:26:50 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―年明け―
「3!2!1!あけましておめでと〜!!」
年が明けた
その時
「臨時ニュースです」
カウントダウンを終えたテレビだ
「臨時〜?おいおいこれから歌が始まるのに」
アナウンサーは
「アメリカ●●大学より世界同時中継です」
翠もみんなも身を乗り出した
世界同時中継?そんな大事…
- 21 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 11:35:11 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―世界同時中継―
一人の若い男が映し出された
どうやらどこのチャンネルをまわしても
この映像らしい
男は翠と同じくらいだろうか…
「Good evening world all of you」 (世界の皆さんこんばんは)
「My name is ncdk」 (私の名前はニックです)
ニック?
翠は反応した ニックって大分前
フォトンのことで自殺した…
「Do the all of you remember the words of Professor nidk?」 (皆さんはニック教授の言葉を覚えていますか?)
画面に釘付けになるみんな
ぼそぼそとフォトンと聞こえる
「I inherit his thought」 (私は彼の考えを受け継いでいます)
「There is not it for one year more either」 (あと1年もない)
「A day of the fate is December 22!」 (運命の日は12月22日だ!)
「In addition, I come…」 (また来る…)
と言って パンっと手を叩いた
その時に画面が音楽番組に変わった…
みんなが騒然となる
「フォトンが…?来るのか?」
- 22 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 11:38:38 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- いろいろな誤字脱字申し訳ありません
nidk ではなく nick でニックです
ごめんなさい
- 23 :ヨシ子 (v1KyDc8qk2):09/30(日) 13:47:06 HOST:p6180-ipad203niigatani.niigata.ocn.ne.jp
めっちゃ面白いです:) 文才力めっちゃありますね 憧れます! 応援しているので頑張ってください(´^o^`)
- 24 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 18:02:02 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ヨシ子様
ありがとうございます^^ これからも読んでください
- 25 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 18:26:27 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―粉雪―
さっきの中継は嘘のようには
凄くリアルだった
翠は身震いをした
妙な空気の中、同窓会は終わった
翠は雅と別れると
家に帰ろうと一人雪の降る中歩いた
誰もいない 暗い 怖い
運命の日はもっと暗いんだろうな…
その時 車が翠の前で止まった
「翠。迎えにきたよ」
車の窓を開けて顔を出してきたのは
高校卒業の時に大学生に
告白されて okした人
翠も高校1年で卒業した人だけど
結構気にしていた人だ
「潤…」
翠は潤(じゅん)の車の助手席にのった
潤は正月のあいだ故郷に帰ってきた
潤は天文学のすごい大学に通っている
彼の心を動かしたのはフォトンだった
- 26 :な (yOpAIxq5hk):09/30(日) 18:37:04 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―それぞれの想い―
車のなか
潤は
「さっきのテレビ見た?」
「うんフォトンでしょ?」
「そうなんだ」
「それが?」
「さっき俺の大学の教授から電話あってさ」
また潤のうんちく… こんなに私がフォトンに
詳しいのかは彼に吹きこまれたからだ
「それで?」
「さっきのテレビあるだろ?あの人は第二のニックさ」
「第二のニック?」
「年は19歳お前と同じ。彼はまだ小さいながらも驚異的な頭脳で●●大学に飛び級」
「そんで?」
翠は興味津々だ
潤はニッ笑いとハンドルを動かした
「第二のニックは自殺したニックの数倍の頭脳。そして彼はニックの考えに共感している」
翠は難しそうそうな顔をした
「それが?」
「つまり!前にニックは矛盾があったけど第二のニックは数倍の頭脳だから確信が多いだろう」
「そうかもしれないけど」
「フォトンが来るんだ!」
潤はフォトン到来に賛成派らしい
「鬼畜…フォトンで死ぬんでしょ」
「まあ今の技術をなめるなよ」
「なんとかできるわけ?」
「それは秘密♪」
そして翠の家に降ろして
潤は帰っていった
- 27 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 18:46:18 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―悪寒―
潤があの日から2日後に飛行機で帰った
結局なんだか聞く事は出来なかった
寒気がする …冬だからか…
部屋ではジリジリ ストーブを焚いた
何時間かボーっとしてた翠は
時間に気付いた 04時
「やば…」
明日は雅と初詣だ
確か08時待ち合わせ…
「寝よ…」
ボーとベットに入った
- 28 :なnanami:10/01(月) 18:48:45 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- 今更ですが自己紹介します^^
今回「光の帯(ヒカリのオビ)」を 書かせてもらう な です 初めての投稿になります 目標はとりあえず最後まで(笑 アドバイスや感想があれば嬉しいです
本当に誤字脱字が多くてゴメンナサイ
では楽しんでください
- 29 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 18:49:23 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- 上の名前は私です
- 30 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 18:57:37 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―夢の悪戯―
「碧をよろしく!!愛してるよ潤」
「翠!!!」
場面は変わって
「空が……黒い」
『悪魔が来たああああ!!!!!』
『死にたくないっっっ!!あああああ』
家族が怯えている 家の外でも
もの凄い声が聞こえる
青い空から黒い漆黒の雲が覆い始めた
「フォトン?フォトンなの?」
家族は暴れ
『これは夢だ!!』
と 包丁を持ってきて
腹を切り刻んだ…
『ぎゃあああああ』
「あ…あっああああああああ」
翠は腰を抜かした
ハッ!! 翠が目覚めた
「はぁ、はぁ。ゆ…夢?」
時計を見たらは07時12分
翠は遅刻する!と思って
準備しながら
テレビをつけた
しかし時は06時05分…
時計の針は時を止めていた…
- 31 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 19:04:18 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―初詣―
ジャリジャリ
2人で鐘を鳴らした
そして翠はベンチに座っていた
「はい」
と温かい缶コーヒーを翠の頬につけた
「ひゃあああ!?…雅」
「うわ、こっちがビックリした…」
雅が翠の隣に座った
「寒い」
雅はコートを深くかぶった
「なーに浮かない顔してんの!!」
「ハハハ。チョット怖い夢見てさ」
無理に翠は笑顔で言った
あの夢のことも…
「ふ〜ん確かに肉親が自殺とか…ないわ〜」
「うん。それがさ妙にリアルっていうか…」
「考えすぎだって」
「そうかもしれないけどさ…死ぬのかなあ」
翠がうつむいている
雅がじっと翠を見つめた
- 32 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 19:11:44 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―勇気―
「そうかもしれないけどさ…死ぬのかなあ」
翠の言葉
そしたら 雅は
「確かに死ぬのは怖い」
突然の言葉に翠は雅の方を見た
「…でも皆が死んだら怖い」
「うん…」
「もしさ、自分だけが死んでみんながフォトンで死ななかったら、そりゃ〜恨むよ!!」
「…うん」
「でも…自分だけが生きて他のみんな…家族…日本人、世界中の人みんなが死んだら私は恨むと思う」
「え、何で?生きたんだからいいじゃん」
「そうかもしれないけど一人ぼっちの方が死ぬより怖いかも知れない」
「…よくわからない」
雅はニコっとした
「そりゃ翠は親の愛情で育てられたもんだ!」
「ええぇ〜やめてよーキモイ…」
「でもそのきもさが私にとっては無かった…」
そう と翠は言った
「何か食べよ!」
といった
「うん!!」
と歩き出した
「元気出たよ雅」
といった
「ん?何かいった?」
「ううん」
変なの! と雅が言った
この友情が続けばと…
- 33 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 19:20:03 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―翠の願い―
翠は願った
初詣の時に 500円の投入で
神様 いるなら貴方に願います
私が望む願いを…いえ
皆が望む願いを
叶えてください
地球を汚してごめんなさい
フォトンのせいなんかじゃないでしょ?
地球温暖化とか自然破壊とかは
地球にとって
私たち人間は核兵器のようなものなんでしょうか?
神さま いるなら願います
子供たちが笑顔で走り回れる世界を
それを叶える為に
大人は尽くします……
- 34 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 19:33:13 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―一人―
それから2ヶ月がたった
翠は毎日 あの夢を見るようになった
雅は大学が忙しいらしいから
全然あえない
怖い
雅そうだね
一人って怖い
しーん って感じが一番怖い
フォトンが来るのが早いかもしれない
もうすぐ来るかもしれない
翠はうずくまった
もう5日もろくに仕事で来てない
クビになるんだろうね〜…
翠は荷物をまとめた
向かった先は
実家
一人暮らしの家とめっちゃ遠いってわけでもないけど
ただ ただ
ぬくもりを
ただ ただ
感じたかった
暖かい何かじゃなくで
温かい何かを
私は求めているんだ…
汽車にのった
景色は
いつもと変わりなく
懐かしくも無く
ただただ雪化粧の雪だけ
外には大勢の人が歩いている
みんなはどう思ってんだろう
みんなは一人ぼっちは怖くないのかなあ?
空を見上げた
いつになく 空は快晴だった
宇宙には何があるの?
本当は?あるの?
翠はカバンの中に入っていた
7時12分で止まった
めざまし時計…
翠はぎゅと握り締めて
「フォトン・ベルト」
と つぶやいた
翠の声はあまりにも小さく
小さく
孤独をおもわせた
- 35 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 20:11:05 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―カフェ―
翠が高校卒業と同時に母に希望で
東北の方の田舎に念願の家を建てた
そうすぐで定年だった父は
早期退職して
田舎で癒し?
のカフェ店を母と開いた
妹の碧はまだ小学生だ
翠が帰ってくると
家族は温かく向かいいれた
- 36 :な (yOpAIxq5hk):10/01(月) 20:18:57 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―アメリカニューヨーク近郊―
「Look; and risa」 (梨紗見てごらん)
車椅子の乗った おじいさんが
空を見上げていった
「I see nothing」 (何も見えないわ)
「I saw a star at the time that a wife lived in」 (妻が生きていたときは星が見えたんだ)
「New York is already no use」 (もうニューヨークは駄目ね)
はははとおじさんが笑った
梨紗はおじいさんの肩を触って
「I will go to Japan」 (日本に行こう)
「In there, I seem to see a star」 (あそこは星が見えるらしいわ)
「Oh, I go. As a wife dear friend nick」 (嗚呼、妻そして親愛なるニックよいって来る)
- 37 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 00:11:51 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―民宿―
「久しぶり〜翠〜」
「そんな久しぶりじゃないでしょお母さん」
家に帰ってきたときお母さんは
翠に抱きついた
その後に
「お〜久あ」
と小学校6年生の碧(みどり)がやってきた
出てきたらと思ったら
すぐ部屋に戻ってしまった
「お父さんは?」
翠はあたりを見回した
「そうそう!うちカフェ店でしょ〜だけど今度から民宿やろうと思って〜」
母がのん気に言う
「民宿〜?まあ、いいけど」
「そうでしょ〜この店大き過ぎだから寂しいのよ〜」
「そんで?お父さんは?」
「早速お客さんがお泊りに来るのよ〜んでそのお迎えで」
「ふ〜ん」
「どうやら外人さんらしいのよ!」
「外人!?」
ほほほっ
と笑いながら晩ご飯の支度をした
「ちょっと、私の部屋は?」
「ああ、好きな部屋でいいわよ〜」
相変わらずのん気だ
「ったく」
と翠は荷物を持ち上げた
- 38 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 00:16:54 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―アダムス家―
「いや〜いらっしゃい!日本語わかるかな?」
と迎えに来た父が
に入れながら言った
若い女性は
「あ、お構いなく。私日本人なので」
と言っておじいさんの車椅子を押しながら入った
翠は母に無理矢理 接客をまかされた
「こんにちはようこそ」
翠は手を差し伸べた
おじいさんは覚えたての日本語で
「ありがとう」
と言った
「こんにちは今回お世話になるアダムスと言います」
- 39 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 00:25:07 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―ブルックと梨紗―
ロビーに入って
女性は言った
「こんにちは今回お世話になるアダムスと言います」
と軽くお辞儀をした
女性は黒髪でよくよくみると日本人だった
おじいさんは白髪と金髪が混じった髪
帽子をつけて車イスにのって
眼鏡をかけていた
「いらっしゃいアダムスさん」
と母が言った
母が部屋を案内した
おじいさんと女性は別々に部屋に割り振った
だけどおじいさんは英語で女性に
リビングにいたいと話しかけ
おじいさんはコーヒーを飲みながら
くつろいだ
「あの、お話いいですか?」
と女性が自分の部屋から顔を覗かせて
翠に言った
「え、あ はい」
女性は翠をイスに座らせて言った
「自己紹介が遅れました私、梨紗といいます」
「ハーフですか?」
「いいえ、おじいさん…ブルック・アダムスに拾われた孤児で」
「そうですか…話しって?」
「…あなたとは気が合いそうで…年も同じに見えたんで、話し聞いてもらえます」
翠は一旦悩んだけど
「いいですよ」
- 40 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 00:45:59 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―孤児園―
梨紗は ほっ として言った
「私は日本に生まれました。そして8歳の時にお父さんの仕事
の都合でニューヨークに引っ越しました。その3ヵ月後にお父
さんお母さんは離婚しました…私は母の方についていって12
歳まで暮らしました。」
「だけど病気で亡くなったんです。もう身元が居ないから本
当は父の方に行くしかないんです。私は父の住所を探して会
いにいきました。だけど、その時もう父は再婚してて子供が3
人いて…奥さんもいて,しかも父は自分の娘がいるっていって
なかったんです。ビックリしてました。その後居場所がなく
て…一人ぼっちで…しにたかった…」
一人ぼっち…
翠は反応した
雅の言葉を
「そうかもしれないけど一人ぼっちの方が死ぬより怖いかも知れない」
「そりゃ翠は親の愛情で育てられたもんだ!」
脳裏に雅の声が浮かんだ
梨紗の言葉は続く
「死のうかと思ったけど死 ねなかった…その時にブルックさんに拾われました。ブルックさんは自分自身で開いてる孤児園に引き取られました」
「まわりには沢山の一人ぼっちの子供がいました…でも丁度私くらいの年の女の子がいなくて…だから、あなたが私の友達です…これが相談です。私の友達になってくれませんか?」
翠は無意識に自然と言葉が出た
「当たり前じゃない…」
その言葉を聞いて 梨紗の目には涙が見えた
「私の名前は翠」
「翠…よろしくね」
「うん」
とその時 梨紗の携帯電話が鳴った
「ごめんね」
「ううん いいよ」
梨紗は電話にでた
「もしもし…え?そうなの?わかった」
「誰から?」
「孤児園に居た同い年のニックって子です」
「ニック?」
「はい。今は大学にいるんですけどね」
「大学って●●大学?」
「うんそうだけど何で?」
「ニックって第二のニック!?凄い…」
「ニックってそんな有名だったんだ…」
「有名どころじゃないよ」
「ははは」
翠は聞いてみた
「ニックがどうしたの?」
「うん。私のところに来るらしい」
「え?本当!?なんで!?」
「だって…ニックはブルックの孫だもの。最近彼忙しいからあえないと思ったんだけど…」
- 41 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 18:44:22 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―困惑―
つまり梨紗の話しは
ブルックの孫が第二のニック
そして第二のニックは梨紗と幼なじみ
そして第二のニックは今すぐに
梨紗とブルックのところに来るらしい
翠は思った
この話しが本当ならば
第二のニックにフォトンの事が聞けるかもしれない
翠は強く思った
翠の心はフォトンしかなかった
- 42 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 18:54:18 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―友達―
それから2〜3日がたった
翠は梨紗をつれて
自然を見にまわった
夜にはコーヒーを飲みながら
かすかな でも
満天の星空をみた
梨紗は
「おじいさんは星が大好きなの」
「星は…綺麗」
翠も言った
「うん」
「フォトンが来たら…みれなくなるのかな」
翠は言った
だって仮説だと
3日間は真っ暗で
そのあとは夜がない世界なんでしょ?
「フォトンはきらい…」
と梨紗はコーヒーをすすった
ピンポーン
翠がドアを開けた
夜中にコートをかぶり
大分 雪が彼を包んでいた
彼は青く透き通った だか
とても強い目を持っていた
彼は雪のかぶった帽子を片手で取って
深くお辞儀をした
「こんにちは」
まだ日本語を覚えたてのようだ
「あ…あの」
翠は困惑した 遅いなと思った
梨紗は玄関に来た
「!ニック!!やっと来た」
と駆け寄った
ニック!?
「彼が第二のニック?」
彼は言った
「I was late to tell」 (申し遅れました)
「I am nick」 (私はニックです)
- 43 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 19:03:58 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―私はニック―
時刻はもう深夜を過ぎていた
母と父はニックが来る前に寝ていた
翠はニックをリビングを連れて行くと
リビングにはブルックがいた
「おじいさん!!」
ニックは駆け寄った
「おお、ニックか…久しぶりだ…」
なおこれからは英語は使わずに
日本語でわかりやすく伝えることにしよう
おじいさんは一目でニックだとわかった
一間あいて
翠は ブルックニック梨紗にコーヒーをついだ
「ありがとう」
ニックがすすった
「ねえ、フォトンのことは?どのくらいわかってるの?」
翠は思い切った
ニックはきょとんとした
梨紗は ニコッと笑った
だって いつも翠と話す時はフォトンなんだからと
梨紗は英語で聞いた
ニックはやっとわかったようで
言った
「あなた…フォトンに興味がアルんですか?」
「ええ」
「素晴らしい人デス」
「え あ、ありがとう」
「いいですヨ今までのこと全ていいまス。だからおじいさんに聞いてもらうために来日したんデスから」
ニックは
コーヒーをまたすすった
ブルックは
「さあ聞かせてもらおうか」
「うん。昔、天才と言われた天文学博士ブルック先生」
翠は驚いた
凄い…なんなのこの人たち…
ニックはゆっくり口をひらいた
- 44 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 19:15:26 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―真実―
ニックの話しを聞いた
まとめると こんな話しになる
フォトン・ベルト(光の帯)は
前と変わらず同じ軌道に乗って
確実に地球に12月22日に到来する
ここからは極秘で
何年か前からアメリカの政府は
この日の為にある巨大な引越しの予定を立てていた
引越しとは
選ばれた人間
を宇宙船に乗せて 何ヶ月か住み
地球の状態が落ち着いたら
戻ってくる計画
しかし新たにわかったことがある
フォトンはすぐに地球から
抜けてくれないらしい
推測で一度多い被さったら
2000年間はその光の状態が続く…
今 世界の人口は約80億人を突破した
宇宙船に乗れるのは少なくても10万人程度
残りの人は取り残される
だが フォトンで生命全滅もないそうだ
環境の変化 特に
暗黒の3日間で50億人が死に
そのあと 食料の作物など
畜産物や海産物の死滅によって
更に何億人も死ぬ
しかし生き残る可能性も
ないことはない
- 45 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 19:27:33 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―弱肉強食―
「…選ばれた人間って…」
翠はたまらなくなった
ニックは
「アメリカを作っている宇宙船デス。その5割はアメリカ人だと思いまス」
「ほんと…弱肉強食」
翠は泣きそうになった
梨紗は
「選ばれた人間だけ。皮肉」
ニック
「そうデス。選ばれるのはきっと医者、看護士、政治家、有名な歌手や芸能人、スポーツ選手あと特例な人。そして少ない100人程度の子供と50人程度の人工生殖の為にいるだけの男性と女性」
「じんこうせいしょく?」
翠は聞いた
ブルックは日本語で
「人口生殖は将来、人口を増やすためにひたすら子供を生殖して作る…ただそれだけの人たち」
梨紗は
「何ヶ月も住むらしいから、地球のありとあらゆる動物とか魚とか非常食を持っていくのだわ」
ニックは
「噂で聞きました。フォトンの到来で氷河期に入るかもしれないから地球の電力や森林などを奪うのデス」
「必要なものだけもって行って…人を見殺しにするのね…アメリカは」
翠は言った
ブルックはそれを止めるように
「いいえ。アメリカだけではありません。日本もできるだけ選ばれようと政治家たちが資金をアメリカに積んでるそうです」
- 46 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 19:33:55 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―父母―
沈黙が続いた
「そうだったの…」
と声がした
父と母がパジャマ姿で盗み聞きをしていた
「いやな世の中ね〜」
と母
「お父さんお母さん」
翠は言った
父と母は座った
父が
「きっとパパみたいな人は選ばれないだろ〜な〜」
「可能性はなくはなくいデス」
ニックはフォローした
母が言った
「ううんいいのよ。私はそれでいいと思うわ〜だって別に地球に居ても生きてるかもしれないんでしょ?」
母はのん気だ
翠が言った
「上等。フォトンが何よ私は選ばれることよりも生きていることを望む」
皆がうなずいた
後々になって その事が
世界同時中継によって
市民に知れ渡るのだった
- 47 :な (yOpAIxq5hk):10/02(火) 19:44:09 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―青年の苦―
2日たった
テレビではどこのチャンネルをまわしても
フォトン
政治たちなどはこの真実をマスコミによって
自白させられ 解雇など様々だった
市民は混乱した
翠は早朝にニックの部屋に行った
コンコン ガチャ
「ちょっといい?」
翠は言った
ニックはもう起きていた
「あの…質問デス」
雪の積もった窓を見ながら言った
「このことを国民に言ってよかったのでしょうカ?」
「…確かに国民は荒れてる」
「時々後悔するんですどんな時も。自分が16歳で大学に行った時も…同級生は高校生なのに…自分は」
「じゃあ、あなたの言ってる全ての言葉は自信をもてる?」
「それは言えまス」
「何で?」
「梨紗に告白したんデス。孤児園の時から」
翠は驚いた
「そうなんだ」
「ハイ。梨紗は一つ言いました。嘘は言わないでネ…と」
「梨紗は親に裏切られた…から?」
「ハイ。そうですだからそれから嘘はついてませン」
翠は笑顔になって言った
「だったらいいじゃない!!彼女を大事にして…あなたが言ったとこは間違ってないよ」
ニックも笑顔になった
「ハイ…!!…でも、どうやら裏切りそうです」
「な…なんで?」
「僕…宇宙船の選ばれた人間なんでス…昨日電話ありました」
翠は固まった…
- 48 :な (yOpAIxq5hk):10/04(木) 21:01:36 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―嘘―
「ホントなの?ニック」
戸惑った表情でニックは
「ハイ…」
「梨紗は?」
「梨紗には言ってませン。本来、選ばれた人の家族の1~2人は一緒に行けるンですが…僕は孤児園にいたのでブルックさんしか連れていけませン」
翠はそんな…と吐き捨てた
「ブルックさんは?」
「ハイ。ブルックおじさんは一緒に行こうって言いましたが何度言っても行かないって言ってるんデス…」
「…そう」
ガチャ
扉が開いた
そこにいたのは 梨紗と車椅子に乗ったブルックだった
梨紗は胸に手を当てて
苦しそうに笑顔で
「ニック…」といった
- 49 :な (yOpAIxq5hk):10/04(木) 21:19:08 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―偽り―
「良かったじゃない…ニック」
梨紗が言った
さらに
「ニックが選ばれるのは当たり前じゃない…だって天文学者だもの。おじいさんも…」
梨紗はブルックを見た
ブルックはうつむきに言った
「いや…私は行かんよ…私は地球が好きだ…地球から見る星が大好きだ…昔はよく寮を抜け出して妻と星を見に行ったものだ」
「…梨紗、おじいさん…僕も地球に残るよ」
皆がびっくりした
「何で?せったく選ばれたのに…」
「おじいさんの言う通り僕も地球が大好きだ…それよりも大切なのは…友達デス。梨紗も翠もおじいさんも翠のお父さんお母さん妹サン…みんな友達デス裏切る事は出来ませン」
「ニック…」
梨紗には涙が出ていた
友達…大切な…
翠は思った 私も友達がいる
梨紗 ニック おじいさん 父 母 碧
雅に潤… 井上や山田だって
地球人として地球を見放す事は
裏切ることなんだ……
でも…生きていたい…
- 50 :な (yOpAIxq5hk):10/05(金) 18:09:43 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―ハッピーバースデー―
翠は部屋に閉じこもった もう夜だ
死
ってなんだろう
なんでニックやブルックや梨紗は
こんなにも
強いんだ?
怖いよ
だって
今がスキだもん
壊したくない
フォトンなんか来るなよ…
来てなんか言ってゴメンって…
笑 っ て 生 き た い …
私 は 強 く な い
なみだがあふれた
「♪☆♪」
携帯が鳴った
―メール dear 翠
「誕生日オメデトウな!!夜だけど外来いよ!!」
feom 潤
- 51 :な (yOpAIxq5hk):10/05(金) 18:18:18 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―大好きでしかない―
「潤?今日…誕生日だ…覚えててくれた!」
窓を見た だけど潤はいない
翠は夜中02時を回っているが
パジャマ姿の翠はカーディガンをはおって
そっと階段を下りた
もう春に近いのに東北は
雪がまだ遅れたクリスマスのように
待っていた
翠は ガチャとあけた
すると
誰もいない…
「…潤?」
翠は玄関を出てあたりを見た
「!?きゃ」
翠は何者かに 引っ張られて
雪の積もったところに
倒れた
「痛…!!潤」
そこには潤がいた
「オ…オメぇ…出るの遅ぇよ!!」
いかにも凍傷すんぜんだ
「ご…ごめんって〜」
潤も翠のとなりに倒れた
「あ、メールありがとう」
「ん〜ん別にぃ」
「んで?なにしに来たの?」
「まあ話しがあって〜」
翠は よいしょ
と声を出して 立ち上がった
すっ と手を差し伸べて
「入って」
「…おう」
潤は手をつかんだ
- 52 :な (yOpAIxq5hk):10/05(金) 18:35:54 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―辛すぎる―
「話しって?」
潤にコーヒーを出した
「まあとてつもなく言い出しにくいけど…」
コーヒーを置いた
「俺に弟いただろ?」
「あ…優(すぐる)君だよね」
「そいつがよ…死んだんだ」
翠は固まった
優は潤と結構 年は離れてた
年は16歳
頭の良かった 潤の弟だけあって
彼も良く 有名な高校へ進んだ
翠と潤は幼なじみで
小さい時はいつも遊んでいた
それに比べ 優は
人見知りが激しく
あまり会話が出来なかった
「え…!?なんで?」
「フォトン」
と言った
「え…?」
「アイツ…最近引きこもるようになってなにしてんだと思ったらフォトンの信者になってさ」
「え…?なんで死んだ…?」
「デモだよ。デモ抗議。ニュース見なかった?都心でフォトン信者の集まりで一昨日集団デモが起こったんだ」
「嘘…」
潤は続ける
「その中に優がいたらしくて、何人か警察と乱闘して数人命を落とした…」
「…その中に優君が」
「おう…あいつ…不愛想だけどよ…俺との間だったらよ…いつもお兄ちゃんおにいちゃんって…」
潤は我慢できなくなった涙を流した
翠は察した
辛いんだ… と
いや 辛すぎるんだ… と
「…あと翠には…」
とポケットから紙を出した
「?何?」
「選ばれ者のチケット…宇宙船に乗せるんだ」
「…え…」
「2枚貰った。一枚は俺、もう一枚はお前」
「ちょ…チケットは肉親じゃ駄目って…」
「…優は居ないし新しく制度が変わって50歳以上の人は連れて行けない特例のない一般人はだからオヤジとかは無理…だから…肉親じゃないけど、愛してるから…」
「え…」
翠は 戸惑った
「なあ…今のままじゃ駄目なんだ…結婚しない?」
- 53 :な (yOpAIxq5hk):10/06(土) 23:51:27 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―善と悪―
翠は
―ごめん、考えさせて―
と言って
潤に部屋を紹介して
自分の部屋に入ってベットに入った
その間 無言だった…
え?いきなり結婚とか
潤の事は大好き
結婚したいと思ってる
だけど…だけど
時期がなぁ…
何で 何で
な ん で ?
私が引き受けたら
チケットを受取ることになる
そうしたら
ニックと梨紗…ブルックさん
父、母、碧 雅 皆を
裏切ってしまう
でも…でも
死 ぬ の は
い や だ
- 54 :な (yOpAIxq5hk):10/07(日) 16:53:11 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―好き嫌い―
潤は次の日
「返事…来週までくれるかな」
「わかった」
と行って
仕事に帰った
潤がここに来たのは誰も知らない
まして
ここの会話も誰も知る事もない
いつもなら
梨紗と買い物に行ってたり
碧と勉強してたけど…
今日は 一人で
散歩した
いろいろなところ
出来れは 一人で
何もさえぎるものがないところ
A lonely splash (孤独はね)
Though I am fierce, I can feel at ease (怖いけど安らげる)
What do I do? (私はどうしたらいいですか?)
I evade now (私は今を逃げている)
Are you no use? (駄目ですか?)
Must not I love loneliness? (孤独を愛してはいけませんか?)
Am I a betrayer? (私は裏切り者ですか?)
Must not I take the happiness? (幸せを取ってはいけませんか?)
Are you no use? (駄目ですか?)
- 55 :な (yOpAIxq5hk):10/08(月) 23:59:42 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―愛シテル―
次の日 翠はメールで
dear潤
「愛してる。ずっと。返事okします」
from翠
私はそう送った
そして
dear翠
「ありがとう」
from潤
と―。
家族に言った
父も母も碧も梨紗もニックもブルックも
大いに喜んだ
うん
これで良かったんだよ
翠は雅にメールを打った
- 56 :な (yOpAIxq5hk):10/09(火) 00:08:52 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―だって、だって―
dear雅
「私、潤と結婚する」
from翠
返事が来た
《え?そうなの?おめでとう^^》
【ありがとう。でもね…聞いてもらいたいの】
《?なーに》
【雅は自分の幸せの為に裏切る?裏切らない?】
《何?いきなり》
【わかんなかったらいいよ。ゴメン】
《ううん。いいけど…》
【どっちなの?】
《私は…どっちでもない!》
【…へ?】
《わっかんないよー》
【どっちでもないって…】
《そんなのさあ考えてたら頭痛くなるよ》
【ええー】
《何よ!それ》
【はは…】
《まあ、どちらにしても理由がある。私はどっちでも言い訳できるような理由はつけるよ?》
そのメールを見た翠は ハッとした
【…ありがとう!】
- 57 :な (yOpAIxq5hk):10/09(火) 00:12:07 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―I&You―
裏切るんじゃない
裏切らないんじゃない
どっちでもない
私は
私の道を
みんなが私が
納得のする
答えを…
- 58 :な (yOpAIxq5hk):10/12(金) 16:47:36 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―恐―
結婚した
普通の結婚
楽しかった だけど
あのことは言ってない
自 分 が 選 ば れ た 人 間 な ん て
言ってないんじゃない
言えないだけ
潤には黙ってもらってる
怖い
避けられるのが
怖い
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年6月22日
- 59 :な (yOpAIxq5hk):10/12(金) 17:00:21 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―選ばれし招待状―
潤と二人暮らしをして
ちょうど3ヶ月
翠は朝 新聞をとろうとしたら
一枚の封筒が入っていた
そこには 英語で
【選ばれし人間へ】
と書かれていた
「!じ、潤!」
翠は英語が苦手なので潤に封筒を渡した
潤は急いで封筒をあけると
一枚の紙 と2枚のチケットが入っていた
手紙には書かれていた
dear 選ばれし人間よ
こんにちは諸君。私はアメリカの開発局の代表だ
君達はただの人間では無いと思っている
是非、われわれの一員になってくれないか?
後悔はさせない地球人として生きるのだ
無駄にならない死を…ね
さて、この手紙が届くのは9月22日のことだろう
あとフォトン・ベルトが地球にくるまで
ちょうど3ヶ月となった。
心の準備は出来ているだろうか?
あと2ヵ月後、11月22日までには
アメリカのチケットに書かれている
住所のところまで来てくれ
時間は厳守だ。少しでも遅れたら
選ばれた人間ではない
君たちは選ばれた人間なんだ いいか?
時間は守れ
死を無駄にしたくない
なお このチケットは他のものに譲ってもかまわないが
くれぐれも内容は内密にしておくように
憐れな人間が寄ってくると面倒だ…
では 後程また君達には手紙を送ろう
幸あれ
from u.s.a
- 60 :な (yOpAIxq5hk):10/12(金) 17:14:12 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―傲慢―
「何よ…言ってることが傲慢じゃない」
翠が言った
「ああ…でも、仕方ないことなんだ」
潤は紙を折りたたんだ
「傲慢よ。何様」
「アメリカがいないと…俺たちは宇宙にいけないままフォトンに…」
「…」
翠はソファーと腰をかけた
「翠。仕方ないよ。人は必ず死ぬんだ」
「だけど…偉すぎる、発言が」
「それは…な…そうだ翠。お前家族に言ったのか?」
一間置いた後 翠は
首を横に振った
「どうするんだ?俺から言おうか?」
「ううん。けじめ…つけたいの」
- 61 :な (yOpAIxq5hk):10/12(金) 17:22:51 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―けじめ―
翠は 実家に戻った
ニックも梨紗も呼んだ
「実はね…私、選ばれた人間なの」
一同が驚いた
「え?」
思わず 母が聞いた
「もしかして、フォトンのですカ?」
ニックが言った
「うん」
躊躇いもなく翠は言った
その目はとても真っ直ぐだった
「あの手紙来たンですカ…?」
「ええ」
「あの手紙って?」
梨紗が聞いた
「u.s.aのじゃろ?」
ブルックが言った
碧が言った
「お姉ちゃんは助かるの?」
翠は 今までの目から ズキッとした
潤がいないから どうしたら…
「なるほどね」
と碧が言った
「…え?」
「お姉ちゃんは他の人とは一味違うと思ってたよ」
何が言われるかとおもった
翠は驚いた
「かあー!!確かにな!!翠を選ぶとは流石アメリカも見る目があるなあ」
と父が一本取られたように言った
- 62 :な (yOpAIxq5hk):10/12(金) 18:07:21 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―責―
翠は実家の自分の部屋にいた
コンコン
「?はい」
ガチャ
「ちょっといい?」
入ってきたのは梨紗だった
梨紗は翠の隣に座った
「辛い?」
梨紗は言った
「え?何で?」
「苦しいよね」
「…う、うん」
「…ねえ!梨紗は?」
翠は思い切って聞いた
「え?チケットの事?」
「…うん。ニックさんはチケットを棄てた…でも梨紗は?」
「え…?」
「だって、チケットは肉親だけだけど梨紗にも可能性は…」
梨紗は翠の言葉をさえぎって言った
「ううん。実は、ニックの力は世界に比べると小さいの」
「え?」
「お正月のテレビ。あれは確かにニックの力だけど、それは小さいニックがテレビに映る事によって本当であるということを地球の人に本当だって思わせるトリックなの」
翠は驚いて言葉に出なかった
「でもニックの力は本物よ。ただu.s.aによって今までのフォトンの仮説はニックであるかのように出てたの」
「…そうなんだ…だから?」
「うん。ニックは小さいからとかでチケットが一枚しか貰えなかった。ブルックさんは元から行かない予定だったし」
「…私って最低かな」
「…それはわからない。ただ、私ならどっちでもいいような考えは持つよ?」
その言葉を聞いて はっとした
雅が前言っていた事だ
「別に地球にいたからって死ぬわけじゃないからね」
「…」
「私は…ううん。私たちは勝つよ?絶対」
梨紗は ぐっと腕に力をためた
怖がってる場合じゃないんだ
目的はみんな一つ
生 き る 事 な ん だ
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年9月28日
- 63 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 00:20:23 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- みなさんこんばんわ^^
な です 今日でラストスパートかけたいと思います 本当は明々後日テストなもんで^^;((本音
出来れば感想やアドバイスください
この一日で全て変わります笑
- 64 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 00:24:45 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―相談―
翠は夜遅くに父と母をリビングに呼んだ
「チケット…あるでしょ?」
翠は話した
全てを 自分の想ってる事を
その目はまた
真っ直ぐな目をしていた
「…わかった。好きにしなさい」
父が軽く微笑んだ
母が
「あなたがそれでいいなら…私たちは嬉しいわ」
そして夜はふけた
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年10月01日
- 65 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 00:30:53 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―荷造り―
とうとう出発が明日となった
メールで潤は
「 明日迎えにいくよ。翠の家族もお見送りでさ 」
翠は わかった
と返信した
いつもと変わらない 風景
いつもと変わらない 家族 友達
「♪☆♪」
メールが来た
雅からだ
「 明日行くんだよね?ごめんね明日どうしても… 」
「 ううん。ありがとう 」
「 行っちゃうんだよね 」
「 …あのね、雅 」
メールを終えた 翠は
ベットに転がった
コンコン
ガチャ
「碧…」
入ってきたのは 碧だった
「明日行くんでしょ?」
「…うん。ごめんね?碧」
「ううん。私生きるから。何が何でも」
「うん」
「…寝る。明日ね」
「うん。明日」
と言って ガチャと閉めた
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月21日
- 66 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 00:46:35 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―出発―
当日
潤は翠とその家族とニック達を車に乗せ
アメリカのあの住所の先に行った
どうやらそこからバスに乗って
ロケットのある場所へ行くらしい
出発直前 現地では
報道陣や選ばれなかった人たちが
埋め尽くしてた
警察官が必死にバリケードを作っている
残り5分になった
車のなかでは殆ど無言だった
潤が
「…じゃあ、そろそろ」
父と母が悲しそうな顔をした
翠は
「うん」
と言った 荷物をひょいと上げた
「碧。ちょっとチケット持ってて」
と翠が言った
「ん」
碧はためらいも無くつかんだ
スタッフからあと3分 と聞こえた
その時に 翠は碧を担いで
潤に差し伸べた
「!?」
碧と潤が驚いた
「翠!?」
「ごめん潤。私のかわりに碧を連れて行って」
「はあ!?何言ってんのおねえちゃん!!」
碧が言った
「す、翠」
潤も戸惑っている
「私…地球が好きなの。大好きなの!!お互い生きよう。たとえ離れていても」
潤は一瞬止まったが
微笑んだ 潤は碧と荷物を持ち上げた
「!?ちょっと潤さん?」
碧は言った
父と母は
「碧!!しっかり生きろぉ!!潤君も!!」
どうやら あの相談のことはそれだったようだった
ニックも梨紗も翠も
「生きて!!私たちも生きるから!!」
と叫んだ
「バカ!!おねえちゃんのバカああああ」
碧も叫んだ
「絶対、生きるからああああ」
と 小学5年生にはあまりにもキツかった
スタッフから残り1分と聞こえた
「じゃあ行くわ」
と潤が全てを察したように言った
「潤。好きだから。これは変わらない」
「あたりまえだろ!」
と くいっと後ろを向いて歩いた
「潤!!碧のことよろしくね!!帰ってきて!!」
と力いっぱい 翠が叫んだ
他の人の声で聞こえなかったが
確かに潤の口は
「 生 き ろ 」
と言っていた
彼の背中は一段と大きかった
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月22日
- 67 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 00:53:05 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―love―
帰りに父の運転で帰った
何だか 気持ちは晴れていた
「あ!」
と母が空から指を指した
大きな飛行機雲のようなのが
下から上に流れていた
「出発したんだ…」
翠は思い出した
最後の潤の言葉を
「 生 き ろ 」
大丈夫 生きるよ…
翠は想った
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月22日
- 68 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 01:00:58 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―久しぶりの…―
それから経って
都市ではますます
【取り残された!!差別だ!!】
など 様々なことが起こって
反乱に近かった
翠は実家に住むことになった
実家ではいつもの風景だった
「♪☆♪」
メールが来た
「 もし良かったら俺のうちの明日の昼来いよ皆いるぜ 」
珍しい…井上からだった
翠は気分をかえに
遠い井上の家に言った
ピーンポーン
ガチャ
「お、待ってたぜ」
と井上が出た
しばらく見ないうちに大分大人っぽくなっていた
「ひ、久しぶり」
「久〜翠」
「雅!!」
井上の横から雅が出てきた
「集まりが悪くてよ。雅と山田しか来てねえんだ」
山田もいた
あまり変わってなかった
「とりあえず入れよ」
「うん。おじゃましまーす」
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月27日
- 69 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 01:15:05 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―嵐の予感―
「てーか何?」
翠は言った
「ん?ああ」
井上はしらじらとした
バリっと翠がせんべいをかじる
「…僕。仕事あるから」
山田が正座で言った
「嘘だろ〜?」
と井上が言った 山田がギクっとした
「図星かよ…」
と井上が言った
「んでー?」
と翠が言った
「…言うよ」
「言えよ」
と翠が言った
「わかったって言うから」
「いや、だから言えよ」
と翠が
「あーもーわかっ…」
「はい!!もういいから」
と雅が言った
「実は…相談でよ」
「相談?」
「おう…俺…自殺しようなかって」
「自殺ぅ!?」
翠と雅が叫んだ
嵐の予感だ…と翠は想った
「う、うるせーよ!!隣に聞こえるだろ!!」
「ご…ごめん」
と雅が謝った
「…どーして?」
「フォトンだよ。もしこの話しが本当なら極寒の地球だろ?マイナス100度はくだらねえって言ってるだろ?ネットでもチケット手に入らなかったし…」
翠は目線を下におろした
井上は続ける
「電気も使えないって事は死んだも同然じゃん!!学者ではほど全滅が予想されてるとかよお!!生きてるより…死んだほうが楽…なんじゃ…」
雅も黙り込んだ
だがこの女は違った
翠は立ち上がって 井上の襟元をつかんで
ビンタした
「!ってえ!!」
「あんた…死んだほうが楽とか…ふざけんなよ」
「…だって!!そうだろ。生きてるなんて辛い…」
井上はよわよわと言った
「馬鹿!!生きてることが…幸せなんだよ」
翠は真っ直ぐな目をしていた
井上はしばらく呆然と立ち尽くし
そして 膝をついて
泣いた
「死にたく…ねえ!!」
井上は言った
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月27日
- 70 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 01:21:53 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―嵐の静けさ―
井上は何度も何度も
死なないと言った
自殺はないだろうと誓った
帰り道
「あのメール…ほんとうだったんだ」
二人で帰っていると雅が言った
「うん」
「チケット…妹さんにあげたって?」
「うん」
「後悔は?」
「あるはずない」
雅は黙った
翠が
「死ぬは怖いでも生きてるのも怖い二つとも怖いなら…私は生きるほうをとるよ」
「私も」
「だって…誓ったもん」
また 潤の言葉を思い出した
「 生 き ろ 」
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年11月27日
- 71 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 01:30:11 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―都市の異変―
翠は実家でニュースを見た
毎時間 同じ様なことばかり
勿論 憎いフォトンさんのせい
今 世界では1分間に1620人くらい死んでるらしい
つまり一秒間に18人?
殆どが自殺や反乱に巻き込まれて
死んだ人
フォトンは…くるんだろうか?
ピピ!
と テレビから音が鳴った
「速報です。選ばれし者の宇宙船から取られた写真にフォトン・ベルトとみられる光の帯が見つかったそうです」
え…
翠は想った
じゃあ…フォトンは…本当?
しばらく見ると
「どうやら…フォトンは12月22日ちょうどに来るようです」
力の抜けたアナウンサーが言った
翠もテレビを見ていた 梨紗とニック
にも力が抜けた
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年12月01日
- 72 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 01:39:27 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―対策―
全てを失った気がした…
「♪☆♪」
雅からだ
「 フォトン本当らしいね 」
「 うん 」
「 これからどうする? 」
「 わかんない 」
「 うちに来ない? 」
「 え? 」
「 もしものために対策ねってるんの 」
「 対策? 」
「 とりあえず明日、翠に家族の梨紗さん達連れてきてよ 」
「 え…うん 」
父と母や梨紗、ニック、ブルックに説明した
なんとか説得して
雅にうちについた
てか…
豪邸!?
教えられた住所には
家というのか?
ビルだった
1・2・3…10階建て…
「あ!いらっしゃ〜い」
と雅がいた
雅は笑顔で手をふった
みんなは呆然とあの高さを眺めている
「ここは都市ですカ…?」
とニックが言った
「あ、あはははは」
と引きつった顔で翠は手を振り替えした
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年12月02日
- 73 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 02:02:19 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―雅家の対策―
翠一同は最上階の10階にいた
「てか…雅ってお嬢様だっけ?」
と思わず聞いた
「えー?まさか?コレが?」
と言った
翠は我慢できずに
雅に首を絞めた
「く、苦しいいいいい」
梨紗があわてて
「す、翠!!」
翠を止めた
「だって〜だって〜」
と翠は言った
そして父と母の方を見た
「あん!?何か文句あんの?」
と母がキッと翠を見た
「ごめんよ〜翠〜こんな貧乏人で」
と父が言った
心でまったくだと翠は想った
「はいはいはいはいはい」
いきなり照明が落ちた
巨大なスクリーンが出てきた
雅はリモコンを持って
「ではーこれから対策言います!!」
「何でスクリーンなんだよ!!」
と翠はまたむかついた様子で言った
雅の話しはこうだ
この10階建てのビルはこのフォトン到来に向けて作られた非難用の建物。この壁はとても厚く、他の家やビルとは比べ物にならないくらいの厚さの断熱材が入っている。このビルを使って暗黒の3日間を乗り切る作戦だ。食料も実際宇宙で使われている熱が逃げない寝袋。薪の暖炉などが作られていた
この話しを聞いた一同は
ただただの唖然だった
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年12月02日
- 74 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 02:12:22 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―期待―
雅の自慢に聞こえる話には
翠は不満だったが
この対策は満足していた
「凄い!!来て良かった!」
と父が言った
「そうね〜」
「安心ですネ」
ニックが言う
「これで新年越えるのお〜」
とブルックが言った
一方 宇宙では
「おら!!しっかり働けよ」
とバシバシ人を叩いていた
叩かれていたのは
潤 だった
「すみません…」
潤は明らかに痩せていた
碧が近くにいた
碧は怯えていた
どうやら選ばれ者にも身分がふりわけられ
雑用されていた
夜ご飯のパン一切れだった
この10センチほどのパンを2等分して
分けるらしい
潤はパンを2割にも満たないほど
取って 多いほうを碧にあげた
「じゅ…潤さん。半分にしよう」
「いや…碧ちゃんを死なせるわけには…いかないから」
「だって…ボロボロじゃない…」
「約束したんだ…翠と…生きるって」
碧は黙り込んだ
「せめて…碧ちゃんだけ…でも」
「!そんなこと言わないで!!」
と泣きそうな顔で言った
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年12月02日
- 75 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 02:18:10 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―運命の日前夜―
「明日ね」
「うん」
みんなが言った
「一番、嘘でした〜がいいけどね」
母が言った
「うん…そうだっら…ね」
と翠は言った
みんなで宴会をした
家族や友達、雅、メイドさん達
みんなで…生きたらいいね
夜はふけた
フォトン到来 2012年12月22日 現在 2012年12月21日
- 76 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 02:22:30 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―フォトン・ベルト―
みんなはやっぱり寝ていなかった
時刻は朝の6時
テレビをつけても
みんな家に帰ってるから
テレビは休止だ
そして…
7時12分
突然 快晴だった空に
黒い雲が覆ってきた
「フォトン…ベルト」
と翠は言った
翠は時刻を見た
前のめざまし時計と同じ時間…
メイドから悲鳴が聞こえた
「きゃあああああああ」
「フ…フォトンだあああああ」
翠は空を見た
どんどん漆黒の雲を多いかぶさる
翠は想った
お 前 は フ ォ ト ン な の か ?
時刻07時12分
- 77 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 12:59:03 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―暗闇―
凄く厚い窓からは
はっきりと黒い雲が見えた
「フォト…ン」
翠は言った
「みなさん完全防備ですよおお!!」
と雅が言った
するとみんなは慌てて
防寒をした
そしてみんなで固まった
身を寄せあった
総勢30人ほど
みんな身震いしながら
奴を見ていた
「本当なんですネ…恐ろしい…フォトン・ベルト」
ニックが言った
「!!ねえ」
梨紗が壁を指した
断熱材をしっかりいれたものの
そこからなんと
氷がもの凄いスピードで
壁が凍結していた
あっ という間に
人の吐く息が
白くなった
時刻07時15分
- 78 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 13:16:08 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―死―
ほぼ同時刻に
宇宙では
フォトンの衝撃で
船 自体
大きく揺れた
身分で一番したに割り振れてた
1000人ほどの人たちが
無理矢理押し込まれた
広場では
その衝撃で
壁に頭をぶつけたり
人がかさなったりして
窒息で
死ぬ者がいた
潤は衰弱ながらも
しっかりと碧を抱いた
第一波その衝撃は
凄かった
潤と碧は狭い広場
で人たちに
踏みつけられた
ぶつかって ぶつかって
本当にここが幸せなのだろうか?
「あ!!潤さん」
と碧が言った
二人ともボロボロだった
だがしっかりと碧を抱いて離さない
「生きろ…俺たち人間は…生きることしか出来ないのか?」
と言った
「し…死なないで」
人々は混乱して
暴れている 中には何人が動いていない者がいる
碧は怯えた
潤は倒れているがしっかり手を握った
「お…前は…生きろ」
とポケットからピン止めを出した
「これ…おねえちゃんの?」
「昔…俺が翠にあげたのと同じ…翠はあれから毎日これを付けてくれた…これは絆の…証だよ…お前は…生きろ…だから」
とピンを碧につけた
「このピンを地球に帰ったらこれを翠に…見せてな」
「わかった!!もう喋らないで」
あまりにも衰弱していた
「ああ…最後にお前の笑顔…拝みたかった」
とゆっくり目を閉じた
「!潤さん!!潤さん!!」
「 生 き ろ 」
声は聞こえなかった だか
口では確かに言っていた
「 生 き ろ 」
「潤さああああん!!」
混乱でうるさかったが
ただ 碧の声は
みんなに届いていた
みんなは静かになった
碧があたりを見ると
潤と碧を囲んでいた
中には泣いてる人もいた
「俺たちは…生きるしかないんだ…」
やっと団結した気がした
時刻07時43分
- 79 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 13:26:19 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―一日目―
壁は完全に凍っていた
マイナス何十度でも
耐えられる 人を包むシートは
ほぼ無意味だった
みんなは震えて
喋る事もできない状態だった
「み、皆」
翠は言った
「寝ちゃ駄目だからね?」
「わかってる」
一方宇宙では
大分落ち着いた
碧は涙を流しながら
潤の亡骸をしっかり膝に乗せる
碧は ちらっ と
分厚い窓をみた
広場ではここにしか窓がない
「!みなさん」
と碧は言った
人たちは慌てて一つの窓を見た
「ち…地球が…」
「地球が…白い…」
地球はもう半分ほど
真っ白だった
フォトンは光を帯びていて
オーロラのように輝いている
「こんな美しい者が地球を氷河にする…のか」
あまりにも醜かった
碧は想った
きっと…日本には氷河が…
碧はしっかり潤の手を握った
そして髪につけている
ピンをさわって
「 生 き ろ 」
と地球に言った
時刻13時54分
- 80 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 13:35:52 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―一日目後半―
翠たちは殆ど
無言状態だった
喋ってる余裕なんてもう初めから
ないのだ…
いつ凍え死ぬのかわからないからだ
空の黒い雲はもう完全に窓を多いつくしていた
勿論テレビもラジオも付かない
電気もつかえない
翠はひたすら考えた
「 生 き ろ 」
「!!桜木さん!?」
メイドの一人が言った
メイドの桜木が目を瞑って
声をかけても答えない
彼女は死んでいた
唇が真っ青になっていた
「!!!」
目の前の死に誰もが驚いた
「ちょ…佐藤!!佐藤」
なんと23人いたメイドの
15人が一夜にして死んだのだ…
父がなんとかたちあがって
死んだメイドを少し移動させた
ニックも手伝った
メイドがかけていた
毛布を
体全体にかけて
一礼した
父とニックが戻ってきた
ニックが
「皆さん…黙祷しまショウ」
と言って みんなで黙祷した
天井からガチャと聞こえた
「!!?」
天井から出てきたのは
「ひぇぇぇぇぇ寒ぃぃぃぃぃ」
と井上だった
「って井上!?」
時刻16時43分
- 81 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 13:45:29 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―初日の夜―
「ひぇぇぇ寒ぃぃぃぃ」
井上が震える
慌てて 毛布とシートを渡した
「どうしたの!?アンタ」
「どうしたじゃねええよ」
井上は続けた
「俺もよ家で完全防備体勢でいたらよ。急に雲ってきたと思ったら急に氷だしてよ…通行人がみんな凍って死んでんだよ!」
その言葉にみんな驚いた
「俺は必死に走った…100メートル11秒フラッシュでな」
と自慢げに言った
「いや、それはどうでもいいけどさ」
と翠が言った
「でも凄いです。でもどうしてここに?」
と梨紗は言った
「おう…俺もそろそろ駄目かなって思ったらそこにビルがあるじゃねえか!!」
井上はテンションが高い
「なるほどね〜住居不審だねってかどんだけアンタの身体能力」
翠が言う
「まあまあ結構ですよ」
と雅が言った
「流石だな〜」
と井上が食料の乾パンを食べた
「とりあえずここで生き残っているのは俺達って考えていいぜ」
みんなは黙り込んだ
「苦しむとかの問題じゃねえ。俺が外で見たのはほぼ瞬間的だ…」
時刻23時23分
- 82 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 13:53:17 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―二日目―
夜が明けたらしい
時計も止まっているし
空は暗い
間隔で朝だなと感じた
「ご飯にしよう」
みんな寝ていない
「あと、もう少し…だよ」
と雅が言った
乾パンをみんなに配ると
ブルックが動いていない
「ブルックさん?ブルックさん!!」
梨紗がブルックを摩った
ニックが冷たいブルックの脈をとった
「どう?」
と翠が言う
ニックはしばらくして
首を横に振った
「!!…そ、そんなァ」
―ブルック・アダムス― 死去 76歳 時刻推定 05時32分
梨紗は泣いた
ニックは悔しそうな顔をした
「みんな!」
メイドが言った
新たに8人いたメイドの
5人が死んでいた
「そ…そんな」
一行は毛布をまたかけて
黙祷した
死体の列が並ぶ
「もう…何も失いたくないっ」
時刻08時21分
- 83 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 14:01:20 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―二日目後半―
残りの人は
翠 雅 井上 ニック 梨紗
父 母 メイド3人だった
みんな目を開けていることで
精一杯だった
寒いし 眠いし
何とか暖炉の火を保っている程度だった
もうみんなの足や手は
凍傷していた
もう何時間も間隔がない
「点呼しまショウか…」
とニックが言った
それぞれ名前を言って
生きていると言う
「翠、生きてます」
と…だが
「…」
「お父さん?」
父から声が聞こえない
よく翠が見ると
目が閉じていた
「お父さんっ!!」
「翠!お母さんも…」
と梨紗が言った
「あ…ああああ」
と翠は泣いた
―有沢謙― 死去 52歳 時刻推定 16時43分
―有沢結城― 死去 49歳 時刻推定 16時53分
時刻17時56分
- 84 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 14:03:01 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- 潤も書いてませんでした((汗
―神田潤― 死去 22歳 時刻推 13時49分
- 85 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:25:51 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―3日目―
もう極限状態だった
3日目の最終日
ここを生き残れば
多分生きられる
だか 父と母とブルックの死は
大きすぎた
多分間隔での昼
ニックのいつもの点呼の声がしない
「ニック…点呼しない?」
と翠が言った
「…」
「ニック?…まさか」
一番ニックに近い井上が確認した
「…死んでる」
「!ニックさんっ」
雅がショックを受けた
翠が
「梨紗!!」
梨紗は何とか
目が開いていたが
意識が薄れていた
「梨紗!!」
「翠?私…もう駄目か…も…友達になって…くれて…ありが…と…う」
梨紗は力なく言った
「梨紗!?死んじゃ駄目ぇぇぇぇ」
だが…二人は目覚めることはなかった…
―ジェン・アダムス― 死去 19歳 時刻推定 13時43分 (ニックという名は仮名)
―内藤・アダムス・梨紗― 死去 19歳 時刻推定 14時50分
「嘘…うそよおおお」
と翠は叫んだ
メイド3人も亡くなっていた
残りは 翠 雅 井上
3人だった
時刻15時00分
- 86 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:36:35 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―四日目―
もう限界だった
食料はあったが
食べる気力も体力もない
「私たちこのまま死ぬのかな」
と雅が言った
その言葉に翠と井上が言葉をなくす
死ぬのかなあ私
翠の意識がなくなっていた
翠は目覚めた
実家にいた
あたりは桜が咲いていた
空は快晴 雲ひとつなかった
「あれ…?」
翠は家に入った
「あ、翠おかえり」
母がいつもの通り向かいいれた
翠は何が何だかわからなく
自分の部屋に入った
そこには潤がいた
「潤!!」
「おう!!」
潤はベットに座り漫画を読んでいた
翠は潤の隣に座って言った
「ねえ、死って怖いよね」
「お前…忘れたのか?」
「え…?」
「俺が言った事」
「なんだっけ?」
「 生 き ろ 」
翠は ハッとした
翠は思い出した
「生きる事と死ぬ事どっちも辛いなら私は生きるほうをとるよ」
「死ぬのが幸せなんかじゃない!!」
「生きていることが幸せなんだ!!」
「翠…生きろ」
「 生 き ろ 」
翠の髪に止めているピンが風になびいた
その時 翠の目に一筋の涙が
伝った
その時 強烈な風が襲った
「!!!」
「翠。お前なら大丈夫だ。お前は生きろ」
潤は笑顔で言った
「…うん」
翠は目覚めた
そこは寒いいつもの地獄の空間だった
時刻06時03分
- 87 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:47:07 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―Three hope―
井上と雅も意識を失っていた
「井上!!雅!!」
翠は必死に起こした
翠は何かに気付いた
壁の氷が完全に溶けていた
「!!井上!!雅!!」
「ん…」
二人は目を覚ました
「壁が!!溶けてる!!」
「あ…」
二人は驚いている
しかもなんだがさっきよりは気温が上がっている気がする
翠と雅と井上は
立ち上がった
3人は力を振り絞って
天井を壊した
壊して 壊して
そこから一筋の光が差し伸べていた
「光だ!!」
咄嗟に残りの板をはがした
そして3人は外にでた
その景色をみて驚いた
そこはいつもの快晴だった
「太陽が…」
太陽はいつものようにサンサンとしていた
しかし
ビル10階立てのはずが
3人が外にでると
そこは平面の雪だった
つまり10階分の雪が降っていたらしい
「あ!!東京タワー」
東京タワーも雪に埋もれていた
そのタワーは全てが凍りで
凍結していた
「生存者は…私たちだけ…?」
3人は膝をつき 泣いた
泣いて 泣いた
「!!見て!!」
翠は何かをみつけた
「何?」
翠の近くに
雪の地面に文字が書かれていた
「あ!!」
3人は笑顔になった
そこに書かれていたのは
「 生 き ろ !! 」
時刻07時56分
- 88 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:53:47 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―傷跡―
それから何ヶ月か経った
雪は完全に溶けてなくなった
だがそこには見るも無残は残骸しかなかった
3人は食料や薪を上手に使って
生き抜いた
高いビルには
かすかだが
生存者がいた
翠たちが確認しただけで28人の人たちが生きていた
見つけた時はお互い
泣きあった
そしてこう言った
「私たちが選ばれた人間なんだ!!」
と…
それから夜はこない
だがかすかに電力は使えた
さらに月を重ねると
地球には1200人ほどの人が生きていた
その人たちは日本を拠点として
集まり 電力を作ったり
食料をなんとか確保したりした
だがあんなに寒い日が続いたから
植物は全て枯れ果てていた
だか 生存者たちは諦めなかった
ただ、ただ
生 き る こ と を
- 89 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:54:21 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- そろそろ最終回です^^
感想とかよろしくお願いします
- 90 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 15:57:03 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―遠く離れても―
宇宙では何とか
雑用されながらも
必死に碧は生きていた
碧が窓を見ると
「!!見て!!地球が…」
「おお!!」
無残な白い地球は青い地球となっていた
「お姉ちゃん…」
碧はピンをぎゅっと握った
- 91 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 16:01:06 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―A confusion cherry tree―
人口はちゃくちゃくと日本を拠点に
増えていった
3人は実家に帰ることにした
「!!見て」
3人が驚いた
植物なんてなんにもないのに
生きているばずなんてないのに
実家の前には一本の
狂い桜が咲いていた
「生きなきゃ」
雅は言った
「生きてないとみんなに怒られるよ」
「うん」
「生きてるってなんて幸せなんだろう」
3人は実感した
- 92 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 16:08:32 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- ―Live―
それから何年かたって
宇宙から碧が帰ってきた
碧は急いだ
都市に行くと
驚いた
普通に人が会社に出勤して
普通に買い物したり
碧は実家へ急いだ
実家の周辺には桜が咲いていた
今は夏なのに…
碧は思った
この満開の桜は
死んでいった人たちなのだろうか…
碧はピンを外した
ぎゅっと握りしめると
思いっきり走った
風が心地よかった
前と同じ草のにおいがした
玄関をあけた
ガチャ
「ただいまー!!!」
生きていることが幸せなんだ
桜の花びらが一枚散った
その花びらには
こう書いてあった
「 生 き ろ !! 」
the END
- 93 :な (yOpAIxq5hk):10/14(日) 16:15:10 HOST:O044078.ppp.dion.ne.jp
- 一応終わりです^^
どうでしたか?感想待ってます 誤字脱字あってごめんなさい
初めての小説でした この「光の帯」 は、ちょっとホラーでしたでしょうか?笑
実はこの話しはありえる話しなんです((えー 「フォトン・ベルト」と言う言葉を聞いて
ハッとする人は少なくないと思います オカルト(?)の間ではフォトンは実在する って言われているんですよ ためしに「フォトン・ベルト」で検索することを オススメします←
この本当?嘘?のことを題材にして 書きました
みなさんにとっての死とはなんでしょう?
生きているとはなんでしょう?
避けられずにはいられません ただ私にとっては潤も言ってた通り
生きていることが幸せなんだと思います
もしこの話しは本当ならあなたはどうしますか?
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