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あの風のように。
- 1 :亮:10/13(土) 14:33:11 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
初めましてww 亮(何度も言うようですが女)です。
今回は、恋愛モノを・・・ww
お粗末な小説かもしれませんが、よろしくお願いします。
:::::::::::::::::::::::::::::::
――――あの風のように。
ピピピピピピピ・・・
目覚ましが鳴る。
現在、午後4時
目覚ましが鳴ったので、起きる少女。
何故4時なのか・・・
:::::::::::::::::::::::::::::
character
● 流野 千年 ルノチトセ
現在、中学1年生。 初恋は6年の頃、陸上部に所属(?)
- 2 :亮:10/13(土) 14:54:25 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
決まって午後4時になると、主人公の千年は窓から外を見る。
目線の先は決まって同じ人。
――――初恋の、人
名前も知らない、学校も、年齢も知らない人。
「はぁ、もう明日だ、中学の入学式。 あの人一緒の学校かなぁ・・・?」
千年は溜め息混じりに言った。
比較的に足の速かった千年は、小学生の頃陸上部に所属していた。
中学校でも陸上部に入ろうと思っている。
「でも、いつ見てもカッコイイなぁ。」
名前も知らない人。
たった数十秒間の幸せ。
―――――――翌日。
入学式、結構かったるかったと思う。
校長先生の話を聞こうとすればするほど眠たくなった。
「はぁあぁ〜、やっと終わったぁ・・・」
新しく出来た友達、理奈が言った。
「かったるいよねぇ〜、先生の話。」
千年も理奈に同感する。
「それよりさ・・・、」
理奈が意味ありげに千年の方を見た。
「ウチ初めて千年見たとき、一瞬惚れちゃったよぉ///」
顔を赤らめながら理奈が言った。
そりゃそうだろう。
千年は、身長が167と長身。 長めだけどショートカット、それに顔がイケメン。
何度か女子に告白された事がある。(街中で、逆ナンされたことも)
- 3 :阿友美:10/13(土) 14:59:41 HOST:FLA1Aey026.tky.mesh.ad.jp
- メッチャ面白そう!!!!
応援しますねン!!!
- 4 :亮:10/13(土) 15:11:02 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
● 阿友美 様♪ 初コメありがとうございますww ご期待に添えられるか分かりませんが、頑張ります^^
更新します↓↓↓
::::::::::::::::::::::::::::::
「よく言われるよ。かっこいいとか、男みたいとか」
教室へ続く廊下を歩きながら、千年が言った。
「ん・・・ゴメン; 嫌だった?言われるの。」
「ううん、ある意味嬉しいよ 私みたいなヤツ、なかなかいないらしいし。」
ニカっと笑いながら言う。
と同時に、曲がり角を曲がろうとした。
「「うっわぁあぁぁああぁぁっっ!?!?!?」」
ドスンッッ
鈍い音がして、千年と誰かが倒れた。
「大丈夫? ゴメンね?」
ムクっと立ち上がった君は、確かそう言ったね。
千年の頬から少量の血が。
「ゴメン!! 本当にゴメン!!」
名札がチラっと見えた。
―――三上
三上君は、千年の腕を掴んで走った。
「女の子なんだから、手当てしないと」
三上君は、一瞬で千年が女なのか否か判断したのだろう。
だって、千年の通う学校では、女子はズボンでもいいから、千年はズボンを履いていたのだ。
・・・と、千年の目から涙がこぼれた
- 5 :亮:10/13(土) 16:10:25 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
こうやって、女の子扱いされたのは、何年ぶりだろう。
初対面の子に女だって分かってもらえたのは、何年ぶりだろう。
嬉しい
というただ一言でしか表せない。
この人だけは、私を分かってくれる。
そう思うだけで、自然に涙がでてきた。
「・・・ん!!・・・さん!! 流野さん!!」
三上君が千年の名前を連呼している。
「どしたの?どっか痛い?」
心配そうな顔で、千年の顔を覗き込む三上君。
「ううん、大丈夫。 ちょっと・・・ね。」
ニコ、と微笑む千年に、不覚にもドキッとしてしまう三上君。
「あれ? 何で三上君、私の名前知ってるの?」
「ん、同じクラスだし・・・。 気付かなかった?」
千年の問いに、笑いながら言う三上君。
「ゴメン・・・」
そう言いながら俯く千年に、いやいや、と言いながら笑いかける三上君。
「俺、三上烈(ミカミレツ)。 ヨロシク♪」
まるで、小動物が尻尾を振っているような可愛さの笑顔。
「陸上部入ろうと思ってるんだ♪ でも、此処ないんだよな。」
陸上部
そう聞いて千年は、寒気がした。
「・・・」
突然、表情が変わる。
「どした・・・?」
「いや・・・何でも・・・ないよ・・・。」
アハハ、と弁解する千年。
ガシッ
三上君が千年の腕を掴む。
「何でもない訳無いだろ!?!?!?」
口調が変わった。
「聞か・・・ない・・・で・・・・・・」
ただ、それしか言えなかった。
思い出したくなかった。
千年は、喉から声を必死で出したが、それは呟きほどでしかなかった。
- 6 :亮:10/13(土) 16:31:42 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「そか・・・じゃ、聞かない。 流野が聞いてほしくないんなら。」
三上君、さっきと口調が違う。
カッコイイ・・・
「うん、そうして・・・。 此処、陸上部無いんだぁ、 でもさ、部活案内に載ってなかった?陸上部。」
千年が、ポケットにしまってあったプリントを出して見せる。
「あ、本当だ・・・」
三上君が言った。
「部活見学の時、見てみるよ。」
入る気は無いが、少し、見たかった。
皆の走る姿が。
「じゃ、私クラスに戻ろっと。 鞄とかイロイロ置いてるし・・・」
千年が言った。
「嗚呼、俺もだww 何で走ってたんだっけ・・・?あれ?思い出せない」
笑顔で言う三上君。
可愛い
「ま、一緒に戻るか・・・、」
さてと、と立ち上がる2人。
静かな廊下に、2人分の足音が響く。
まだ、春。
暖かい風が、2人の髪をくぐった。
――――ガラッッ
やっぱり、誰もいない。
「あ、」
千年の机の上に、可愛らしいピンクの紙。
::::::::::::::
千年へww
えっと、用事があるのでさき帰るね♪
また今度一緒に帰ろ?
By 理奈
::::::::::::::
理奈からだった。
全く、溜め息がつくほどいい子だ。
「さて、さっさと帰るか。」
三上君は言った。
「うん」
- 7 :雫 餡子 (EJtHT/7YUM):10/13(土) 17:12:31 HOST:d202051047041.cable.ogaki-tv.ne.jp
- 「あげ」しにきましたぁー!(ぇ
アドバイスかぁ・・・ 別に悪いところはあんまり無い感じですがねww
理奈c!? 実は私の本名ですw あ、言っちゃった。
漢字は違うんですがね
この理奈cも私みたいに 悪魔になっていったらめっちゃくちゃ共感度UPですねぇ
あげまぁす! まっちゃ気になるです
- 8 :亮:10/13(土) 17:37:22 HOST:p4081-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
雫 様ww
わざわざコメありがとうですww 本名ですか!?!?!? スンゴイ偶然・・・((驚愕 悪魔になっちゃったり・・・(?)
アゲどぅもです(^□^) 今日はちょっと、更新できないんですが、また今度更新しますww それでは (^□^)ノシ
- 9 :KIKYO:10/13(土) 18:17:09 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
- 新作おめでとー★★
今度は恋愛モノかぁ〜なんか期待度UPUP↑↑だねぇ。。。 頑張れッ!! わたし的には烈くんが気になるところです((ぇ
- 10 :優 (xFy/V8wehE):10/13(土) 18:56:42 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp
亮さん、来ましたよ! 来て頂いてありがとうございました。
アドバイスなんて無いですよ! ただ1つだけ言える事は、 あまり♪などの記号は使わない方が いいですね。 小説に♪が入るかな?って 思ってしまいます。
あと、叫び声の所も、 あまり大げさにやらないほうがいいと 思います…
なんて偉そうな事言ってしまいましたが 話的に良いと思いますから、 これからも頑張って下さい!
また来て下さい、 お待ちしています。
- 11 :沙夜:10/14(日) 08:32:44 HOST:u40241.koalanet.ne.jp
- いえ〜ィ!!
遊びに来たぜ^^
今度は恋愛モノかぁ〜〜〜〜〜…(うずうず) 萌える←ぇ
- 12 :亮:10/15(月) 19:01:28 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
KIKYOへww
期待に添えられるかなぁ/// さぁて、烈はどうなるんでしょうかぁ!?!?
優 様へ
ワザワザコメ有難うです。 ♪は控えます;; でも、叫び声は大げさでないと!! 本当に、アドバイス有難うございました(^□^)/
沙夜へ
いらっしゃぁ〜〜い♪♪♪ そうそう、恋愛モノ初(?)挑戦。 萌えドモですよww
::::::::::::::::::::::::::::::::
日が傾き、辺りには電灯の光しかない所を進む2人。
「家、こっちなの?」
千年はそう聞くが、
「まぁね」
と曖昧な返事を笑顔で返してくる。
「なぁ、」
三上君は、沈黙を破り、言った。
「俺、さ。 どう思う?」
唐突に聞かれ、言葉が出ない千年。
「いや、そういう意味じゃないよ。 よく、八方美人て言われるから・・・男なのにね」
ハハ、と虚しく笑いながら言う三上君。
そんな君の顔が、堪らなく悲しそうに見えた。
「そんなこと、ないよ!! 私だって、よく男みたいって言われるし・・・ 男と間違えられて、逆ナンされたこともあるし・・・」
千年は、途中で恥ずかしくなり俯きながら言った。
「そっかぁ・・・そう言われたの、俺、はじめてかもな」
三上君はニカ、と笑う。
「私も。 男の子に、しかも初めて会った子に女だって分かってもらえたの、はじめてだったし。」
「似たもの同士じゃん!!」
三上君がそういったら、千年は堪らなく笑いたくなった。
「うん。 そうだね。」
- 13 :亮:10/15(月) 20:06:28 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
次の日、雀がチュンチュンと囀る中、千年はボーーッと歩いていた。
「おはっよ〜!!」
何事かと千年が振り向くと、声の主は君だった。
「やっほ!! 昨日も思ったけど、家近くなんだよね?」
「確かに。」
結局、三上君と千年は一緒に登校する事に。
「おはよ」
途中で、理奈も加わった。
「ねぇねぇ、千年って、いつから三上君と仲良いの?」
理奈はコソっと言った。
その言葉を聞いた瞬間、千年は耳から顔全体にかけて、真っ赤に赤面した。
「どうかした? 流野?」
三上君が聞く。
「ん? なんでもないって」
一気に、血の気が引いていった。
フゥ、と溜め息をつく千年。
授業が始まっても、すぐ終わったような感覚がした。
ついに、放課後。
今日は部活見学初日だ。
この学校は、なにやら設立者が金持ちらしく、陸上用のグラウンドがある。
千年はそこへ行ってみた。
・・・が、
誰もいない。
そう思った瞬間、腕を掴まれた。
「!!!」
千年は、戦闘体制に入った。
「いやぁ、いい子GET!!! 君、陸上部に入るの!?!?!? 決定。いや、否定はさせないから。」
――――誰?
千年はただ、純粋にそう思った。
- 14 :雫 餡子 (EJtHT/7YUM):10/15(月) 20:14:30 HOST:d202051035178.cable.ogaki-tv.ne.jp
- あげまーす!
応援してます! がばしょです!!
- 15 :亮:10/15(月) 20:39:01 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
雫 様
アゲありがとうですww 励みになります〜〜(^□^)
がばしょドモです^^
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「まぁ、いいからこっちこっち!!!」
なにやら超ナイスバディの女の人に、千年は腕をつかまれ拉致された。
―――相手のいのままに連れて行かれた千年。
「さて、はじめまして。 私は、茂河 沙羅よ! 新・陸上部の監督?って言うの? あぁ、顧問かなぁ・・・?まぁ、そんな感じ。」
沙羅は言った。
「陸・・・上・・・部・・・・・・」
千年は、呟いた。
「ちなみに〜、部員確保してるわよンww」
背の高くて、いかにもスポーツマンっぽい人や・・・・
えぇ!?!?!? 三上君・・・
三上君が、その確保したメンバーに入っていた。
「とりあえずww アップをしてから走ってみて」
沙羅が言った。
「え・・・あ・・・、はい・・・。」
千年は小声で言った。
屈伸やストレッチをして、千年はスタートラインへ立った。
ドクン・・・
ドクン・・・
ドクン・・・
心臓の鼓動が段々早くなっているのが分かった。
・・・と、
・・・ あの日、のことが鮮やかに蘇った。
「ヨーイ、スタート!!」
―――ピッ
「50mタイム、9秒03。」
「遅。」
一言聞こえた。
そして・・・千年は走った。
当てもなく、校舎の方へ。
- 16 :杏里:10/15(月) 20:47:49 HOST:p26010-adsao01tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
- あげに来たよ♪
また新しい小説書いたんだね?
- 17 :亮:10/15(月) 20:52:31 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
コワイ・・・怖い・・・怖い・・・・・・
やめ・・・て・・・・・・
そんな真っ暗闇の中、光が見えた。
「の!!! 野!!! 流野!!!」
また、だ。
また、三上君が私の名前を必死に呼んでいる。
「どうした?何で、あんなタイムなんだ???可笑しいだろ???」
三上君は言った。
「私・・・ね・・・。」
千年は、涙をこぼしながら全ての事を吐き出した。
自分のタイムが遅くて、部内に迷惑をかけていたこと。
それでも、リレーの選手という立場を譲らなかった事。
走る事が・・・怖い事・・・・・・。
「そっか。」
三上君の優しい笑顔。
「この春風、気持ちいいよな。 俺、だから走り始めたんだ・・・、この風と、一緒になりたかった。 なぁ、流野も一緒にあの風のようにならないか?」
三上君が言った。
―――あの風のように。
三上君となら、やっていけそうな気がした。
「う・・・ん。」
「さ、戻ろう?」
グイっと、三上君が千年の腕を掴んだ。
「痛!!」
さっき、足を捻ってしまった様だ。
「まぁ、屈した脱いでみろ。」
三上君は冷静に対処している。
脱いだ。
―――私目線 → 烈目線に・・・。
流野の足の裏には・・・肉刺。
痛々しい肉刺、 一つだけじゃない。 いくつも。
それだけたくさん、練習したのだろう。
手にも、肉刺。
筋力をつけるために、懸垂をしたんだろう。
こんなにも、努力しているヤツが、何故、報われない!?!?
俺は、そう思うと、涙が出てきた。
誰よりも・・・努力しているのは流野なのに・・・。
俺が、流野をリードしてやる。
あの風のように、走らせてやる。
- 18 :亮:10/15(月) 20:54:01 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
杏里 様
お久です♪♪ アゲどうもww そぅです、新しい小説です・・; どうでしょうかぁ・・・;
ちょっと、感想を・・・
- 19 :杏里:10/15(月) 20:59:41 HOST:p26010-adsao01tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
- 面白いと思うよ?
わたしはだいたい 陸上系は見ないけど、 この小説は見てしまうもん♪
- 20 :亮:10/15(月) 21:04:24 HOST:p6246-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
杏里 様
有難うございますww
では、今日はもうPCやめないと・・・なので、 明日以降更新させていただきますね(^□^)ノシ
- 21 :KIKYO:10/15(月) 21:05:53 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
- あげっ♪
三上君、なんか優しいね…惚れるわぁww ← 頑張ってね!!
- 22 :亮:10/16(火) 20:54:30 HOST:p17026-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
いやぁ、惚れるなんて・・・///// 三上君は・・・いい子なのかねェ・・?
付けたし!!! 肉刺は、まめって読みますww
::::::::::::::::::::::::::::::::
私目線に戻りますww
三上君と千年は、走ってグラウンドまで行った。
「お〜!! 流野!! さっきはゴメンな・・・」
確か・・・さっき「遅」って言った人だ。
「ううん、いいよ。 本当のことだし・・・。」
千年は俯きがちに言った。
はじめの方に、「比較的足の速かった千年は」 という表現を使った。
本当にはじめの方 は 速かった。
しかし、日に日に落ちていった。
「あ、その事なんだけど・・・」
顧問の、沙羅が口を挟んだ。
「流野ちゃんって、バランス悪いんだよね・・・
だから、フォームが段々崩れていっちゃって、遅くなるんだよ。」
―――納得。
「そ・・・・・・か・・・。」
安堵したのか、否かの表情の千年。
「ま、これから頑張りましょう!!」
「はいっ!!」
千年の声は、澄んだ青空に響いている。
- 23 :亮:10/18(木) 19:54:30 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
これから、三上君を三上って書くことにしますww
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「さって、練習始めましょう」
沙羅の声は、とても、綺麗で凛としている。
その一方で、千年は自分を不甲斐ない思いで考え直していた。
「強さ」の中にいる自分。
「強さ」の中には最大の「弱さ」が潜んでいる。
「ねぇ、」
三上が言った。
「ん・・・?」
「流野ってさ、今自分の事「弱い」って思ったでしょ?」
三上に虚を突かれた。
「・・・ん・・・っで???」
何で?、と発したかったらしいが、声がはっきりしない。
「でもさ、『弱さ』と『強さ』は、紙一重なんじゃないかなぁ? 強さがあるから、弱さがあり、弱さがあるから、強さがあるんだと思うよ。」
三上は、そう言いながら笑う。
まるで、太陽のように。
そして、千年はその光に耐えられなくて潜って行く、土竜の様に思えた。
「・・・すごい・・・ね。」
千年は言った。
俯いて、決して、三上の顔は見れないままで。
「ん?ありがと!! でもさ、そういうのは、顔を見て言ってくれると嬉しいな・・・?」
ちょっぴり悲しそうな三上の声。
「え?」
咄嗟に、千年が顔を上げると・・・
満面の笑みの三上。
「へへへへっ」
つられつられで、千年が笑う。
グラウンドの真ん中で、2人は笑い続けていた。
- 24 :亮:10/18(木) 20:22:04 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
―――次の日
・・・は、土曜だった。
今日は、練習は休みだ。
『強さと弱さは紙一重』
確かにそうかもしれない。
昨日三上に言われた言葉を、フフフ、と笑いながら再確認する千年。
もう、弱くなる事はない。
強がる必要もない。
ありのままで生きていこう。
「千年〜〜??」
久しぶりにお母さんが帰ってきた。
「お帰り〜〜!!」
そういいながらも会談を駆け下りていく千年。
「あら、また大きくなった?」
お母さんは言った。
確か、前会ったのは半年前。
そこから、5センチは伸びただろうか。
「まぁ、ね」
千年は言った。
お母さんは、雑誌の『talk』の社長だ。
ほぼ海外で生活していて、年に2,3回くらいしか帰ってこない。
「今日の1時くらいに、経つわ。」
お母さんは時計を見ながら言う。
現在、19時42分26秒。
4時、あの人は通るかな?
そんな思いで、千年はいっぱいいっぱいだった。
「そ、でも自主練するから・・・」
千年は二カッと笑いながら言う。
「かわったわねぇ・・・」
そんなお母さんの呟きなど、千年の耳には届かなかった。
- 25 :KIKYO:10/18(木) 20:30:34 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
- 頑張って★★
最近、Meはなかなか自分の小説を更新できません…((泣
なんか気になる展開だねぇッ あげあげ↑
- 26 :亮:10/18(木) 20:37:34 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
午前、11時。
自主練開始。
まず、家の周り約1kmを走る
大体、4分30秒はきれた。
「ハァ、まぁ、こんな・・・もんか・・・」
タイムを見ながら、千年はハァ、と息をつく。
脈が段々と速くなっている。
首に手を当ててみると、脈の動きがはっきりと分かる。
次は、股あげ60回、腹筋、背筋、腕立てを50回ずつ。
それで丁度、お昼の時間だ。
グウグウと鳴る自分の腹。
今日はラーメンにした。お母さんは、支度をするので、お握りで済ましたらしい。
ちゃちゃっと片付けると、どたどた足音を立ててシャワーを浴びに行く。
石鹸の香りが浴室を覆う。
シャボン玉も出来る。
そのあとは決まってベッドにダイブ。
・・・−−−―――4時きっかり。
ピピピピピピピピピピピ・・・
目覚ましが鳴る。
バタバタと窓に駆け寄る、千年。
しかしそこには、茶色の髪の三上しかいなかった。
「烈??」
千年は、最近三上の事を『烈』と呼ぶようになった。
「おぉ〜〜!!!千年、お前も練習する??」
三上が手を振りながら言った。
「オッケ!!!チャリ??」
千年が聞く。
「ん!! 今から取りに行く〜。」
三上は『あの』笑顔で言った。
次第に、三上は見えなくなった。
- 27 :亮:10/18(木) 20:39:42 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
KIKYO!!
アゲありがとぉ!!!!!
てか・・・卓球と、陸上又がけしてるんだけど・・・冗談抜きで・・・結構筋肉痛;;
屈伸とか、出来ねェ〜〜!!!!!!てな感じっス♪♪ ←♪ぢゃねェよ!!
- 28 :亮:10/18(木) 20:59:03 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
千年は、三上の姿が見えなくなるまで見送って、準備に取り掛かった。
「あ、お母さんは・・・もう行っちゃってるな。」
黒のTシャツ、ジャージに着替えながら千年は考えた。
「えっとぉ・・?お茶と・・・タオルに・・・・・・」
準備万端。
早速家を出ると、三上がいた。
「烈、早・・・。。。」
同然という千年に、三上が一言。
「そりゃぁ、もう、全速力で!!!」
ガッツポーズをしながら言う。
「なんじゃそりゃ・・・」
ハハハ、と笑いながら自転車を出す千年。
「出発!!! ちゃんと着いてきてね〜」
いやぁ、三上の自転車捌きは凄かった。
みるみるうちに引き離されていくような感じだった。
着いた時には、ヘトヘトになっている2人。
「お〜〜い!!!!!」
誰かが呼んでいる。
「やっほ〜〜!!!流野つれて来たぞ〜〜!!!!!!」
三上が叫ぶ。
「ほら、来いよ。」
三上が千年に手を差し出した。
2人は、青々とした芝生を風のように駆けて行く。
- 29 :亮:10/18(木) 21:13:29 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「やっほ! 流野」
誰か知らない人は言った。
「あぁ、俺、鏡 緋緒。 100mと、走り幅跳びが得意、あ、陸上部だよ。」
緋緒は言った、
―――これが、『彼』との出会いだった。
「あ、私は流野 千年。 主に短距離が得意なんだ」
なんだか、息が合ってる様子。
ちょっとムっときた様子の三上。
「嗚呼、俺はのけ者!?!?!?!?」
そう言って来たのは・・・またもや知らない、背の高い人。
「俺、木川 夜月。 一応走るんもできるけど、高跳びかなぁ??多分。」
夜月は言った。
「ヨロシク。」
こっちもなんだか和やかな雰囲気。
「で、俺が、須之内 啓祐。100mね!!」
- 30 :亮:10/18(木) 21:19:00 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
〜〜〜d(^□^)陸上部紹介です〜〜〜
● 流野 千年 女 100m
● 三上 烈 男 100m
● 鏡 緋緒 (かがみ ひお) 男 100m、走り幅跳び
● 木川 夜月 (きかわ やつき)男 高跳び
● 須之内 啓祐 (すのうち けいすけ) 男 100m
―――――こんな感じでスww
- 31 :亮:10/18(木) 21:55:07 HOST:p20150-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「まずは〜・・・・」
4時から練習していき、もう6時になろうとしている。
辺りは暗くなり始めている。
季節は春から夏に入ろうとしている。
『夏だから』と油断していると、すぐに暗くなってしまう。
「さぁ、今日のところは帰るか!!!」
三上が言った。
「OK」
方向的には、皆同じ方向だった。
最終的に千年の家まで一緒の道だったのは、 三上と緋緒。
なんだか、この2人とは上手く行って行けそうな気がする千年。
「じゃあね。 また明日。」
千年がそういうと、2人は揃って、「おう、」と返す。
バタン、と千年が玄関の扉を閉めるまで、緋緒と三上は見送った。
- 32 :亮:10/20(土) 16:02:11 HOST:p2085-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
家に帰ると、机の上に置手紙を発見した。
「さっき、こんなのあったっけ??」
千年は、そう思いながらも字を眼で追った。
読んでいると、あることに気がついた。
そうだ、もう夏にさしかかった今、夏休みの数週間前だ。
・・・と、言う事は・・・
「期末テスト!!!」
顔を蒼白させ、千年が叫んだ。
―――しかし、そこまで案ずる事はない。
千年は、成績もいいほうだからだ。
だいたい、30位以内をキープしている。
プルルルルルルル・・・・・・
電話が鳴った。
「はい、もしもし 流野ですが・・・」
固定電話を使うのは久しぶりだった。
「あぁ、俺。緋緒。」
緋緒・・・あっ!!
「緋緒君!?!? どしたん?」
電話番号は・・・部内連絡網でも見たのかな・・・?
「いや、明日なんだけどさ・・・テスト勉強するから、勉強教えてくんない?」
控えめな緋緒。
なんだか笑いがこみ上げてくる。
「いいよ。どこでやるの?」
千年は言った。
「俺んち。」
「部活は?」
「多分、テスト期間だから休みなんじゃない?」
そうか、と納得する千年。
「じゃ、明日ね」
「おう」
ガチャッ
電話を切った。
勉強会か・・・
・・・って、ん!?!?!? もしや、2人っきり!?!?
なわけないか。
- 33 :KIKYO:10/20(土) 17:30:03 HOST:softbank219210242013.bbtec.net
- ふ、二人っきりとか…((笑
これから何が起こるのでしょうねぇ ←こら
てか、筋肉痛とか大丈夫?? ま…無理はしないでくださいよダンナ。。。 んじゃ頑張ってね〜♪ アゲ★
- 34 :亮:10/20(土) 19:50:27 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
KIKYOぇ。
いや、筋肉痛通り越して、何故か右膝痛めた;; アゲどもですww
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チュンチュンチュン・・・
雀たちが鳴いている。
「ふぁぁあぁ、朝かぁ・・・」
千年は布団から出る。
学校。
そういえば、今日は勉強会するんだっけ・・・
と、まぁそんな感じの思いで準備をしていた。
「いっちきます(笑 」
一人で寂しい家に、いってきます、の一言。
しかし、誰もいってらっしゃい、とは返ってこない。
「あ、おはよう!! 千年。」
やはり、いつも同じ場所で出会う里奈。
「よっ!!」
数分歩いていると、誰かに肩をたたかれた。
「緋緒君!?!?」
千年は振り向きながら言った。
「大正解。」
「あ、烈もいたんだ!! おはよう」
千年は、今気づいたかのように言った。
否、今気づいたらしい。
「おはよ」
ちょっと膨れっ面の三上。
それをキョトン、とした顔で見つめる里奈は何かを察したように、こう言った。
「 青春・・・ねぇ・・・。 」
あまりにも呟きに過ぎなかったので、多分緋緒と烈の耳には届いていないだろう。
『青春』
- 35 :亮:10/21(日) 08:19:28 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
キーーンコーーンカーーンコーーン・・・
チャイムだ。
ギリギリ、教室まで着いた。
「セーーッフ!!!」
ふぅ、と汗を拭っている4人の後ろに、先生が・・・
「さっさと席に着きなさいよ。」
そこまで怖くない先生が担任だったので、ある意味ラッキーだったかもしれない。
「「「「はぁ〜い。」」」」
緋緒は、千年の隣だった。
「はいはい、これから朝の挨拶をします。」
「起立!! 気をつけ、 礼!!」
先生の合図で、学級委員が号令をかけた。
それに合わせ、皆が礼をする。
「おはようございます」
校舎内に、『おはようございます』の声が響く。
「着席」
ガタガタ・・・
千年たちの通う学校は、朝の8時から20分間読書の時間がある。
「へぇ、殺人事件ねぇ・・・」
緋緒は、千年の読んでいる本を覗き込みながら言った。
「面白いよ。 てか、顔近いし
- 36 :亮:10/21(日) 11:29:09 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
すみません;;↑の。
「面白いよ。 てか、顔近いし
は、「面白いよ。 てか、顔近いし。」 の間違いです;; 本当に失礼しました。
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「へぇ、見せてよ。」
千年の言った言葉なんて気にせず、緋緒はますます顔を近づけてきた。
「/////」
声にならない恥ずかしさ。
それを膨れっ面で睨む三上。
「おいおい、朝から熱いのはいいけど、程々にしとけよ〜」
冷やかしの声までしてきた。
いっやぁぁあぁぁあああぁ!!!!!! ←絶叫。
「なぁんてな」
緋緒は、ニヤッと笑いながらきちんと座りなおした。
ふぅ・・・危なかった///
千年は内心、そう思うのであった。
授業は、真面目に受けている緋緒。
「千年ってさ、何で英語の教科書持ってんの??」
次は、理科で移動教室だ。 千年は、初めて間違えていた事に気付いた。
「あぁ!!!」
蒼白な顔をして、千年は言った。
「だと思って、はい。」
緋緒は、千年の理科の教科書を持ってきてくれていた。
「あ、ありがと。」
そんなやり取りを見ている三上の機嫌は、最高に悪かった。
- 37 :亮:10/21(日) 20:26:26 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
こんばんわww
あ、一つ言っておきますが、ウチに何台かPCがあるので、ID(?)みたいなのが違う場合がありますww
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「お、烈も一緒に行くか?」
千年が、三上に気付き、言った。
「え? いや、遠慮しとくわ・・・」
なんか怪しい・・・
朝、里奈が言った『青春』も気になる・・・
そこまで敏感じゃない千年は、思考回路がブチ壊れそうなほど考えたが、わからなかった。
「そ・・・か・・・・・・」
千年は、力なく言った。
なぁんか最近、三上はノリが悪くなったような・・・。
キーーンコーーンカーーンコーーン・・・
チャイムも鳴り、皆が席についているというのに、三上だけがいない。
蹴つったのか・・・?
「先生!!」
千年が手を挙げた。
「どうした? 流野。」
「お腹が・・・痛く・・・て・・・。」
千年が、演技で顔を真っ青に変えて言った。
「そうか、じゃぁ、鏡。 ついて行ってやれ。」
先生は、近くにいた緋緒を名指して、言った。
「は?」
- 38 :亮:10/21(日) 20:53:37 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「早く、言ってくれるよな?」
ほぼ強制的に先生が言った。
お願い・・・と言うより、 命令っぽい物。
「え、嗚呼、はい」
緋緒は、頷きながら千年の元へ行った。
「ねぇねぇ、あの二人って・・・結構似合ってない?」
クラスの女子が小声で言っている。
「だよねぇ〜。 だってさ、流野さん美人だし。」
まぁ、当の本人たちには全く聞こえていないのだが。
―――――ガラッ・・・ピシャンッ
2人は教室から出た。
「でさ、嘘なんでしょ? お腹痛いっての。」
緋緒にはなんでもお見通しなのか・・・?
半ば半信半疑に思う千年。
「まぁ・・・ね。」
「そういえば、さっき、烈が屋上に行ってたような・・・?」
緋緒は、千年の様子を見ながら、嫌味混じりに言った。
「・・・!!!」
「やっぱ、烈の事なんだ〜」
図星を指され、あまり嬉しくない千年。
「ま、頑張れよ。 俺はもう教室帰るし。」
踵を返しながら、緋緒が言った。
って・・・もう屋上への扉の前なんだけど。
と思う千年
「じゃな」
緋緒は、走りながら理科室へと帰っていった。
・・・ドクン
・・・ドクン
・・・ドクン
心臓の鼓動が速くなっているのが分かる。
そして、千年はドアノブに手をかけた・・・・
- 39 :亮:10/22(月) 19:24:31 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
・・・ドクン
・・・ドクン
・・・ドクン
段々と、心臓の鼓動がはやくなる。
緋緒が此処に連れて来てくれてから、一体、何時間経ったのだろう。
否、何時間も経ったように感じた。
そして・・・
―――――ガチャッ
遂に、扉を開けた。
「あ、寝てる。」
澄んだ水色の空。
薄っすらと浮かぶ、朝の月。
ゆっくりと、自分のペースで動く真っ白な雲。
「クークークー・・・」
三上は、そんな空の下で寝ていた。
「ねぇ、何で寝てるの?」
聞いてるはずもないのに、千年は三上の髪の毛を触りながら問う。
―――いつものような、太陽みたいな顔じゃない。
安心してる、まるで、星のようにやわらかい光の、顔。
いつの間にか、千年も寝ていた。
「おい、千年!? 起きろよ」
久々に聞くような、三上の声。
なんだか、安心するなぁ・・・・・・。
- 40 :亮:10/23(火) 16:54:41 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「ん・・・?・・・あ、うん」
三上の声で起きた千年は、とりあえず返事をした。
「お前、なんかあった?? 何で此処で寝てんの?」
前までは、『千年』って読んでくれてたのに、
今は ――――― 『お前』
「いや、烈がいなかったから・・・心配で・・・」
ボソボソと俯きながら言った。
「それで・・・
「そしたら、先生が『鏡もついていけ』って・・・。
緋緒は、『屋上じゃないの?』って言って、此処まで連れて来てくれたんだ・・・。」
それまで静かに聞いていた三上も、『緋緒』と言う言葉に反応した。
「緋緒・・・。」
三上の、小さな呟き・・・
そして、最終警告―――――
- 41 :亮:10/23(火) 19:48:47 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「お前・・・」
小さな、震えた三上の声。
「お前、いっつも『緋緒、緋緒!!』って!!! お前を立ちなおさせたのは誰!!?? なんで俺を無視するんだよ!?!?!?」
もう、耐えられなかったのだろう。
憎み。
恨み。
悲しみ。
怒り。
「俺は・・・俺は・・・」
もう、初めに会った時の三上ではなかった。
あの、太陽のような笑顔ではなく、
大粒の涙が流れていた。
「違うよ・・・烈。」
そっと近寄る千年。
「私は、まだ緋緒の事は『好き』と思ってない。 寧ろ、烈の事が気になってるんだよ!?!?!?」
千年が言ったと同時に、チャイムが鳴る。
キーーンコーーンカーーンコーーン・・・
「・・・んで・・・?」
三上は、涙をめいっぱい含んだ目で、千年を見た。
「無視なんか、しない。 嫌いになんか、ならないから。」
生まれて初めて、こんなに素直になれた。
「私は、烈が・・・好き・・・!!」
それを、誰かが影で聞いているとも知らないで―――、
千年は、言った。
- 42 :亮:10/23(火) 20:36:22 HOST:p17131-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「ま・・・じ・・・で?」
三上は信じられない様子で、千年に聞き返した。
「まじだよ・・・///」
頬を真っ赤に染め、千年は言う。
「・・・俺も。」
三上は、はっきり言った。
「!!!」
「じゃ、俺等は付き合ってるってことで!!」
ニコ、と笑う三上にはまた、太陽の光が灯ったようだった。
「うん。」
「教室戻ろう?」
―――さっきと変わらない空。
変わらない、階段。
変わらない、君の笑顔。
ひとつだけ、変わったことがある。
―――君と、想いが通じ合った事。
否、同じときに変わった人だっていたかもしれない。
そう、 『緋緒』 もその一人である・・・
ガラッ
今、2時間目が終わったところ。
「あ!千年。 大丈夫だった?」
相変わらず、心配性な理奈。
「実は・・・赫々云々だったんだよ」
千年は、理奈の耳元で本当のことを話した。
「!!! おめでとう!!」
理奈は、心から祝ってくれた。
緋緒にも・・・報告しよっかな・・・?
密かにそう考えた千年だったが、三上の事を思って考え直した。
まぁ、それには至らなかったが。
―――時が過ぎ・・・下校時間!!
「あぁ!!!」
そのとき千年は、重大な事を思い出していた。
「どした?」
隣にいた三上は、聞いてきた。
「い・・・嫌ぁ・・・、今日緋緒と勉強会・・・;;」
『緋緒』と言ってしまったので、チラッと三上のほうを見る千年。
しかし、三上は笑っていた。
「大丈夫。 今日は、部の皆で緋緒んち行って勉強会。」
「え?」
「って、顧問の茂河に言われた♪」
嬉しそうに言う三上。
ほ、っと一安心。
よかった、2人きりじゃなくて・・・
千年は胸を撫で下ろした。
- 43 :亮:10/27(土) 10:20:56 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
お久しぶりですww 早速更新↓↓
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「ってことで、緋緒の家までランニング〜!!!」
と、三上は言うと同時に走り出した。
「えっ!?!?ちょっ・・・ちょっとぉ〜〜??」
そうも言いながら、千年は三上より速く緋緒の家に着いた。
「勝利〜〜〜!!!!!」
ゼェゼェ言っている三上を尻目に、千年はVサインをした。
否、勝利したのは本当であるが、1位ではなかった。
ゴールの緋緒の家には、すでに啓祐と夜月がいた。
「おっす!!」
片手を挙げながら挨拶してくる啓祐。
「はよ。 あ、今はこんにちは、かな?」
そう言っているのは、夜月
「なんで、はいってないのさぁ〜〜?」
ノラノラと立ち上がり、インターフォンを押そうとする三上。
――――が、ツルッと滑ってしまった。
下を見ると・・・なんと床が・・・
「「「「大理石ぃいぃぃぃいいいぃ!?!?!?!?」」」」
- 44 :亮:10/28(日) 08:23:40 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
おはようございますww 早速更新です↓↓
:::::::::::::::::::::::::::
ピーーンポーーン
「はい」
インターフォンから、女の人の声が聞こえてきた。
「緋緒の友達ですけど・・・」
夜月が言った。
「緋緒様のお友達ですね、どうぞ、お入りください。」
そう、インターフォンから聞こえたかと思うと、すぐ隣にあった門が開いた。
「うっわぁぁあぁ・・・」
歓声を上げる啓祐。
皆は、驚きながらも門を潜った。
「どうぞ、此方です。」
さっき、インターフォンから聞こえてきた声とそっくりな声音をした女の人がそこには立っていた。
「私、鏡家の手伝い役の宮内でございます。」
宮内は、そう言いながら、玄関の戸を開けた。
玄関を通り、廊下を進んでいくとふいに宮内が立ち止まった。
「此方が、緋緒様の部屋でございます。」
―――コンコンッ
宮内が茶色くて綺麗な扉をノックした。
「お友達様をお連れ致しました。」
「入れ」
中からは、緋緒の声が聞こえた。
―――ガチャッ
「失礼致します。」
宮内の後ろを、皆はついていった。
「それでは、私はこれで。」
宮内はそういい残して出て行った。
「よぉ、緋緒 お前、金持ちだなぁ・・・」
啓祐が部屋を見渡しながら言った。
「・・・」
無言で返す緋緒
- 45 :亮:10/28(日) 09:09:29 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
また今度更新しに来ますねww
それでわww (^□^)ノシ
(0ω<)chu〜★ (´□`;)ヤ、ヤメロォ!!
- 46 :亮:10/29(月) 19:44:43 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「ねぇ、」
少々の沈黙を、緋緒が破った。
「テスト終わったら、大会あるよね。」
そうだった、テストの後は・・・
決まって陸上の大会があるんだった。
勉強会も終わり、テストも無事終わった頃のお話(?)
「さ、久しぶりに登場!!! の私、沙羅です!!」
まぁ、読者の皆様覚えてらっしゃいますでしょうか・・・
「まぁ!!! ↑の亮のコメントがムカつくこと!!!」
沙羅は、プンスカ怒っていた。
「ま、練習をします。 千年はちょっとこっちへ来なさい。」
沙羅は、手招きをしながら言った。
「さ、バランスとってみな!」
―――そう、
特別バランスの悪い千年は、毎日コツコツとバランスの練習をしていた。
ビシッ、と決まった。
「合格。 それなら、今週の大会も大丈夫ね」
ピーーーーー!!!
学校の時計が5時30分をさす頃、沙羅が練習終了の笛を吹いた。
「集合!!!」
沙羅の声で、一斉に集まり始めた部員。
「さ、明後日は本番よ。 明日は部活なし!!
ゆっくり体を休めなさい。」
「有難うございました。」
一気に解散する。
ただ、千年は緋緒に引っ張られていった。
ザァザァザァ・・・と、夏風に吹かれる木々。
「何?」
如何わしげに聞く千年。
「俺、さ、」
ひとまず沈黙。
「お前の事が好きだった。」
―――瞬間
油断していた瞬間を付かれ、唇を奪われた。
「じゃ、な」
破滅へのカウントダウンは・・・
まだ、始まったばかり。
- 47 :亮:10/29(月) 19:52:48 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
次日。
ドクン・・・
ドクン・・・
この感覚、2度目だ。
「緋緒が・・・私を・・・?」
ピロリロリン♪
携帯がなる。
発信者は・・・三上だ。
『 題名:やっほww
暇だなァ・・・
てか、今日遊ばない??』
三上からのお誘いメール。
いつもだったら即OKなんだけど・・・
『 題名:スマン;;
今日はちょっと・・・(汗
また今度にしてくれん?』
送信ッと・・・
こんな複雑な気持ちのまま行っても、きっと楽しくない・・・
現在、午後9時59分
破滅の時まで、
後14時間。
後、
- 48 :亮:10/29(月) 20:01:39 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
↑ミスりました;; 最後の『後、』はスルーでお願いしますww
遂にクライマックスですww :::::::::::::::::::::::::::::::
ピピピピピピピ・・・
いつもの目覚まし。
そして目を覚ます。
少しだけ違うのは、起きる時間だろう。
現在、午前4時30分
破滅まで、残り・・・
7時間、30分。
遂に・・・このときがやってきた。
『 大 会 』
出場競技は、11時15分からの女子低学年100m
今、アップをしている。
現在、午後10時45分。
招集は、11時から。
さてさて、破滅まで、後・・・1時間と15分。
「女子低学年100mに出場の方、招集場所へお集まりください。」
放送がなる、
風のように、胸を高鳴らせて向かう。
2列目の4レーン。
すごくいいコースだ。
1列目はもう始まっている・・・
次だ。
そのとき、
三上の言葉が頭をよぎった。
『あの風のように、走ってみようよ。』
いつか言われたあの言葉。
その通りに走ろう。
- 49 :亮:10/29(月) 20:04:56 HOST:p34189-adsau08doujib4-acca.osaka.ocn.ne.jp
「よーい」
パーーンッ
さっきまで聞こえていた声援が、パタッと止む。
『あの風のように』
::::::
結果がどうなったかは、貴方には分かりますか?
ここで書いていた『破滅』
それは、今までの弱気な自分の『破滅』
―――そして、これからの新しい『スタート』
それを分かっているから、人間は生きていくのではないでしょうか。
長い間読んでくださった方々、本当に有難うございました。
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