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ピコ森

。+☆Angel Heart☆+゜

1 :みきてぃ:03/09(金) 01:07:12 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
『貴女はセイント・シャインの資質があるもの………さぁ目覚めなさい。』


「んっ…」

私は、まるで中世ヨーロッパのお城のような部屋で気がついた。

2 :みきてぃ:03/09(金) 01:10:47 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
こんにちは(○'∀`人*゚これから『。+☆Angel Heart☆+゚』を書いていく,みきてぃですwww物語を書くのは初めてなのですがェロく頑張っていきたいので,よろしくお願いします☆★彡

3 :みきてぃ:03/09(金) 01:27:14 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

「一体…ここは??」


目の前の王座に女の人が座っていることに気付く。

金髪のゆるいウェーブのかかったロングヘアー。純白のドレス。とても美しい女性――…。


『このシャイニング・キャッスルへようこそ。水無月 優菜【みなずき ゆうな】さん…いえ、セイント・シャインの資質を持つ者。』


優菜は、この女性が何を言っているのか分からなかった。


「シャ…シャイニング・キャッスルとかセイント・シャインとか…一体あなたは何を言ってるの!?ここはどこ!?私…自分の部屋で寝てたはずよ!!?」


金髪の女性は、ゆっくり話し始める。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

4 :みきてぃ:03/09(金) 01:38:27 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

『混乱させて、ごめんなさい。私は光の国のクイーンなのです。私たちは、あなたたち人類が住む地球の光を司る者。信じられないだろうけど………貴女には、世界を救ってほしいの。』




「……………え??」


一体この人は何を言っているのだろう。


クイーン?世界を救う??

優菜は頭の中が真っ白になった。


クイーンは話を続ける。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

5 :みきてぃ:03/09(金) 01:57:06 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
最初の方は全然ェロくないんでツマらないかもしれません(*ノд`。)ゴメンなさい↓↓↓↓


╋━━━━━━…‥☆・゚

『昔から光の国と闇の国の争いは絶えませんでした。闇の国は地球を闇で支配し、自分たちの支配下に置きたいと考えているのです。』


―――まるでアニメやゲームの中のような話。

優菜はそう思っていたが、どこか引き込まれる話だった。



『その闇の力の対抗勢力として光の国ではセイント・シャインと呼ばれる戦士を地球に置くことにしたのです。そして今回………』




優菜は口を開く。


「そのセイント・シャインに私が選ばれたってコトね??」


クイーンは、こくりと頷く。




21世紀を生きる普通の高校2年生の女の子が闇の国の者達と戦う??



信じられない……しかしクイーンは切羽詰まったような表情で優菜を見つめている。



困っている人は見捨てられない……優菜は決心した。



「わかった!私、セイント・シャインとして頑張るよ!!」



クイーンは安堵の表情を浮かべた。



『ありがとう、優菜。いえ、セイント・シャイン……』


まるで急に太陽の光が差し込んだかのように、辺りが眩しくなり、私は光に包まれた―――…

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

6 :みきてぃ:03/09(金) 02:12:41 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

気がつくと優菜は自分の部屋のベッドに横たわっていた。



「夢……??」


夢にしては、はっきり覚えている。優菜はボーっとしていたが時計を見て我に返った。


「はっはっ8時ーーッ!?遅刻しちゃうッ!!」


ベッドから勢いよく跳び起きると急いで支度をして家を飛び出した。


―――――――――――

キーンコーンカーンコーン


「ぎりぎりセーフ……」


優菜が机でぐったりしていると隣の席で彼氏でもある伊藤 凖平【いとう じゅんぺい】が話しかけてきた。


「おはよー、優菜。ギリギリなんて珍しいなぁ!!なんかあったのか??」

優菜は息を整えながら話す。

「なんか変わった夢…見ちゃってね………実は」



先生が出席簿で凖平と優菜の頭をパコパコッと叩く。


「仲良しなのはいいけどホームルーム始めるよ!」


クラスから笑いが起こった。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

7 :みきてぃ:03/09(金) 02:31:35 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

「ハァ……委員会の仕事長すぎ。」



すっかり暗くなった校庭を見ながら優菜は薄暗い廊下を歩きながら、つぶやく。


下校時刻は過ぎ、校舎はシーーンと静まり返っていた。



教室に戻り荷物をまとめていると、優菜はふいに“何か”の気配を背後に感じた。




振り返ると、ドアのところに黒いマントを羽織った22、3歳くらいの長身の男が立っていた。



『ほう……大きな光の力を感じる。こんな可愛らしいお嬢さんがセイント・シャインなのかい??』



優菜は一瞬で悟った。この人は闇の国の者だと。


「そうよ!そして私はあなたをたっ…倒さなくてはいけない!!」


『そんなに震えて…どうやって私を倒すんだい??すごいテクニックでも持ってるのかい??』


男はクスクス笑う。



足が…
声が震える。


私、どうすればいいの…!?


その時、無意識に身体が動いた。




「シャイニング・フォース!!」

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

8 :みきてぃ:03/09(金) 02:46:15 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

「光の戦士、セイント・シャイン!!……………………………って何これ!!??」



制服を着ていたハズなのに、胸元が大きく開いた服になっていた。胸の谷間の辺りでリボンが結ばれ、へそ出しのトップにミニスカート。


紺ソックスに上履きだった足元はロングブーツ。胸くらいまであるストレートヘアーはゆるい巻き毛になっていた。



「うそ……変身しちゃった…」



しかし、この感覚はなんだろう。闘い方が分かる…身体が軽い感じだ。



―――これなら戦える!


優菜は構えた。


『ほう……セイント・シャインというのは本当らしいな。光の力がさらに強大になった。我ら闇の国の野望を邪魔する者………排除する!!』


黒マントの男も構える。


『行くぞ!!』

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

9 :みきてぃ:03/09(金) 03:05:58 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

黒マントの男が瞬間移動したかのように消えた。


―――見える!!


優菜は瞬速で繰り出される男の拳を木の葉のように、ひらひらと避けた。




避けつつも攻撃を仕掛けるが男も優菜の攻撃を上手くかわす。



しかし、いくら変身したとはいえ男と女では体力に差が生じてしまう。




“避けきれない!!”



そう思った優菜は一旦、男と距離をとった。



「ハァ…ハァ…ハァ……」



優菜の息を切らす声を聞いた男はクスクス笑った。



「何が可笑しいのよ!?」



『光の戦士セイント・シャインと言っても所詮は女…………』



優菜が「え?」と油断した隙に男は教室に置いてあったスズランテープを操った。


シュルシュルシュル…


「きっきゃあぁぁぁぁ!?」




両手首と両足首にスズランテープが巻きついた。左右に引っ張られて優菜な大の字で宙に浮く。


『セイント・シャイン…お前はとても美しい顔と肉体を持っているな。しかし今回はそれが仇となったのだ!!』



男が優菜の胸元のリボンに手をかける。



「やっ…やめてぇーーッ!!!」



シュルッとリボンは解かれた。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

一旦切ります。

10 :& (DQR3XSYjuU):03/09(金) 14:43:40 HOST:d61-11-177-042.cna.ne.jp
最高おもしろいです♡
あげです♡

11 :みきてぃ:03/09(金) 16:26:53 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
゚+★ &サマ ★+゚
ァゲありがとうございますッ゚+(人vUVo●)文章がまとまっていなくて読みにくいでしょうが,これからもよろしくお願いします♪♪



╋━━━━━━…‥☆・゚

リボンが解かれ、優菜の豊満な胸があらわになる。



『ほう、白くて柔らかそうで…………………美味そうだ。』


ドクン………ドクン……


その男の目線で悟った。自然と優菜の目には涙が潤んでくる。




「い…いや……いらしいことはしないで………はぁん!!!」



男は優菜の両胸を両手で強く上下左右に揉み回す。



―――痛いッ!!凖平以外の男の人には触られたくないッ…!!こんなの嫌ッ!!!でも……声が…声が出ちゃう!!!





「やめ…やめて!あっ……はぁん!!…んっんふぅ………」



男は指先で優菜のピンク色の乳首を器用にいじりだす。


『ほうら……立ってきた』



「ハァ…あっあなたなんかに触られて……あっ…乳首が立つわけッ…ひゃあ……立ってなんかっ!!あぁぁぁん!!!」



チュパッ…ヂュパ…ジュルル



男は優菜の右胸の乳首を舐め始めた。



左胸は手で弄ばれる―…


「んっ…ぁあ!!やめっ…はぁん……んんっ!」


ジュボ…チュパ……ペロペロ………


優菜は凖平とも、まだ味わったことのない初めての行為に少し快楽を覚えつつも男に問いかける。



「あなたの目的は私を倒すことでしょ!?こんな辱め………一体なんの意味があるっていうの!!?」



男は行為を一旦、止めた。優菜の両胸は汗と男のよだれで光っている。


『殺そうと思えばセイント・シャインなど、いつでも殺せる………味わってみたいじゃないか……クイーンに選ばれた美しき正義の戦士の肉体を』


スズランテープの力がなくなり、優菜は床に力無く崩れる。



『闇の国の王に報告しといてやるよ。今回のセイント・シャインは、いい肉体を持ってるって。まだまだくたばるなよ??セイント・シャイン………』

そう言うと男はスゥー…と闇に溶けていった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

12 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/09(金) 17:41:18 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
トリップつけました♪+゚
見直すと誤字・脱字がャバいですねッ(*ノд`。)本当にスミマせん↓↓↓↓


╋━━━━━━…‥☆・゚

闇の国の者がいなくなると、服は自然と制服に戻り教室も何事もなかったかのように元通りになった。


しかし優菜は立ち上がれずにいた。



夜の暗闇と静寂が優菜を包む――…。



胸の部分は男の汗とよだれで濡れて、セーラー服から下着と地肌が透けて見えた。



「あいつ……王に報告するって言ってた。これから先まだまだ、こんなことが続くの…??」



目から大粒の涙がこぼれる――…



膝や足元にキラキラと涙は落ちた。




「あっ………!!」



太ももを見て優菜は自己嫌悪に陥る――…


制服のミニスカートの下のパンツはぐしょぐしょに濡れていて、いやらしい汁が水たまりを作っていた。




―――少シ気持チ良カッタ。



ハッと優菜は頭をブンブン振り暗い夜道を帰っていった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

13 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/10(土) 12:10:15 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
本当にツマらない話ですが頑張って書いていこうと思いますッ!!(*´・囚・`)ノ



╋━━━━━━…‥☆・゚

次の日、優菜は学校でまともに凖平と顔を合わすことができなかった。



もちろん凖平は不思議がる。


凖平と優菜は付き合って4ヵ月。学校では美男美女カップルとして有名であった。




しかし4ヵ月としては珍しく、2人はキスまでしかいっていない――…。



2人のぎこちなさがクラスで、ひっそりと話題になる。



「ちょっとちょっとちょっと〜〜〜〜ッ!!凖平どうしたんだよ〜〜ッ!優菜ちゃんとケンカでもしたのか〜ッ!??」



同じサッカー部に所属する高橋 弘人【たかはし ひろと】が凖平に絡む。



「わかんねーよ。昨日あいつ委員会だったから先に帰ったけど……そんときはまだ普通だった。委員会の時になんかあったのかな………」



弘人は口を挟む。



「いや!!4ヵ月も付き合ってるのに全く手を出してこない凖平に嫌気が差してきたんじゃねーか!!」



ケラケラ笑う弘人に「アホ」と言い残して、凖平は優菜のところへ向かった。




もちろん健全な高校2年生なんだから、Hに興味がないと言ったら嘘になる。しかし優菜が嫌がることをしたくないと思っていたが、今日の優菜の態度――――そして弘人の言葉。



もしかして―――…??





「優菜」


ボーー…としていた優菜がビクッと反応する。



「凖平……なっ何??」



「今日帰り、うちに寄ってかないか??優菜が好きだって言ってたバンドのアルバム買ったんだ。」


優菜の目が輝く。


「本当ーー!?行く行く!!」



その様子を見て凖平は安心した。さっきまで優菜はただ気分が落ち着いてただけなんだと―――…




しかし、どこか弘人の言葉も引っ掛かった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

14 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/10(土) 12:50:09 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

放課後、優菜は凖平の家におじゃました。



「おじゃましまーす。」



すると凖平の母親が玄関まで迎えにきた。



「おかえり、凖平……って、あら!!優菜ちゃん!!」



「こんにちは!おじゃましまーす!!」


優菜と凖平のお母さんは、もう仲良しだ。礼儀正しい優菜に好感を持ってる。



「あとでお茶持っていくわね。ごゆっくり、優菜ちゃん」




2人は2階の凖平の部屋に向かった。

―――――――――――

♪〜♪♪〜〜♪〜♪

「あ〜〜ッ!!やっぱりいいなぁ!最高〜ッ!」



凖平と優菜は、このバンドの話で気が合った。



このバンドが存在したから2人は付き合えた……と言っても過言ではない。




「いい曲だね〜ッ」


CDが終わり、優菜がウットリしていると凖平が真剣な顔で優菜を見つめていることに気付いた。




「………どうしたの??順平…」



「今日の学校での優菜…なんか変だった。昨日、俺とバイバイした後……委員会とかでなんかあった………??」



優菜は、ハッと昨日の委員会の後のことを思い出す。


じわっと汗ばんだ。



「……ううん。何もないよ??」


「相変わらず嘘つくの下手だな…」


凖平が優菜の肩を寄せ、そっとキスをする。



「んっ…んふぅ」


優しい凖平のキス……溶けてしまいそう――…。



しかし今日の凖平は、いつもと違った。


唇が下に落ちてくる。



「じゅっ…凖平??」




首筋を吸われたり、舐められる感覚が伝わってくる。



「お前は、いつもいい香りがするな……」



凖平が唇が、ついにセーラー服の襟元まで下がった。



「―――優菜が欲しい。」



優菜は強い力でベッドに押し倒された。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

15 :なつ♪:03/10(土) 13:21:51 HOST:br2004.jig.jp
おもしろいですね☆o(^-^)oこーゆうファンタジー系の小説ってけっこうスキなんです♪これからもがんばってくださぃ(;^∨^)/

16 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/10(土) 13:22:10 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「凖平…………」



優菜は驚いたが、“凖平にならあげられる…”と抵抗はしなかった。



「俺…止まんなくなるよ??…………最終警告。いいの??」




優菜は頬を紅く染めながら言う。







「初めては凖平がいいの。痛いの嫌だから……お願い…優しくして」




優菜が言い終わるのと同時に凖平はセーラー服のスカーフをしゅるっと取った。




優菜の襟元が緩む。



その緩んだ襟元に凖平は、また唇を押し当てキスマークを刻む。



「んっ………凖平…」



キスマークを付けながら、凖平はセーラー服の中に手を入れ始める。


「あ………」



ブラジャーをずらし、優しく乳房を揉み始める。




「ん…はぁ………はぁ…あぁ…」


優菜の呼吸が荒くなる。



その息遣いに凖平は興奮したようだった。



「服着ててもデカいと思ってたけど、こうやって生で触ると予想以上にデカいんだね………」




「あん……ばかぁ……はぁ……んっ…」




今度は乳首だけを集中して攻めてきた。


「あんっ……!!」



優菜の身体はビクンッと波打つ。



「お前、先端感じやすいんだね……もう固くなってる…………」



すると凖平は乳房から手を引きセーラー服をつかんだ。



優菜はハッと凖平の手をつかむ。



「凖平ッ!?」




「お前の身体………この目で見てみたい」


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

17 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/10(土) 13:34:38 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ なつ♪サマ ★+゚

ありがとうございます!!ファンタジー系の話,ヵラダ小説にゎあまりなかったんで受け入れてもらえるか不安だったんですヶドそぉいってもらえると嬉しいです♪♪♪ホントにコメントありがとうございます☆キュ=(*´∀`*)⇒ン★



╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜は昨日のことを思い出した。





―――いけない!!あの男のキスマークがまだ残ってる……!!




「お願い、凖平……恥ずかしいの!!電気…消して」




優菜がそう言うと凖平はスッと手を離し、カーテンを閉め電気を消した。




カーテンの隙間から夕日が差し込んではいるが、かなり暗くなった。




「優菜が嫌なことしたくない……我慢しなくていいから言えよ??」




優菜は嬉しくなって凖平に抱き着いた。




「凖平………大好き」


「知ってる」




わずかに夕日が差し込む薄暗い凖平の部屋で優菜は、ついにパンツだけの姿になった―――…

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

18 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 00:07:20 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

「優菜……綺麗だよ」



「あっあんまり見つめないで…………恥ずかしいよぉ」




凖平はまた優菜の乳房を揉み回しつつ、乳首を攻める。



「んっ……あぁ…はぁん…………っ!!!」



優菜の目が見開く。



凖平の右手はパンツの上から優菜の割れ目をなぞっていた。


パンツは割れ目に沿って、ぐっしょりと濡れていた。



「優菜はいやらしいな。もう、びちょびちょだよ??」


優菜の頬が、さらに紅潮する。


―――恥ずかしい!!



「そんなとこ…だっだめだよぉ………」



凖平が小悪魔的な表情を浮かべる。



「じゃあ、どこならいいの??」




「…………ばかぁ」



ズプ…ズププ………




パンツの隙間から凖平の指が優菜の中に入ってくる。


始めはゆっくり動いていたが、だんだん…だんだん指は速くなる―――…



グチュグチャズプズブグチャ―――!!!


「はぁっ…じゅんぺ!はやっだっだめ!!!はっいくっ…!いっちゃう!!あぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」




優菜はイッてしまった。


ハァ………ハァ……


―――すごい。“イク”って、こんな感じなんだ。



「優菜………まだまだ終わらないよ。」




凖平は自分のペニスを優菜の割れ目に、こすりつけた。



「凖平……いじわるしないで……………おチンチン入れて??」



凖平はクスッと笑う。



「最高。お前エロすぎ」




優菜の中に勢いよく挿入された。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

19 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 00:30:42 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


グチュグチュズププ……



グチュ……ズプッ……



ズプッグチュッ……パンパンパンパンパンッ!!


―――激しいピストンが続く。



「早いよぉ!!!じゅっ凖平いいッ……いい!!はぁ!はぁ!!ひゃ!!!あぁん!!あぁぁぁ!!」



「はぁ…はぁ!!優菜ん中……熱くて締め付けてきてっ…………!!!いいっ!いっ…いくぅぅぅ!!!」




凖平がペニスを抜くと同時に精子が一気に放出された。





ドピュ――――――ッ…




精子は優菜のお腹の上で汗と混ざり合う――…




その様子を外からカーテンの隙間を通して見ていた者がいた。






「くっくっくっ………王が言っていた通りだ。セイント・シャイン…なかなか淫らで、いい女じゃないか。」



スッ……と人影は消えた。



―――――――――――

気付けば時計は9時を回っていた。


「送ってかなくて平気か??遠慮すんなよ。」



「大丈夫!!歩いて15分だし!また明日学校でね、凖平」



「あぁ、おやすみ」



優菜は暗闇の道に消えていった。






―――今日、ついに凖平と………やっちゃったんだ。





嬉しいような恥ずかしいような。


思い出すだけで身体が熱くなる。




“おチンチン入れて!”


「私ってば、あんなこと!〜〜〜〜っ!!」



そんなとき、またあの嫌な気配を感じた。



―――前に誰かいる!!



『もう気付かれてますね』



コツ…コツ…と足音が近づく。

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

20 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 00:59:56 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

タキシードを着た……まるで吸血鬼のような容貌の男だった。


『ごきげんよう、セイント・シャイン……私の名はバルティーア。貴女のことは王からも親友であるラダスからも聞いてます。』



話し方は落ち着いていて吸血鬼というより執事といった雰囲気だった。



「ラ…ラダス??」


優菜の反応を見て、バルティーアは“やれやれ”といった表情を見せた。



『ラダスは貴女に名前すら告げなかったんですね……貴女もまだ鮮明に覚えているでしょう??昨晩の男を。』


「!!」


コツコツコツコツ…


バルティーアは近づいてくる。



「あっ…あなたは私をどうするつもりなの!?」



『そうですね……』



ガッと強い力で優菜のあごを持つ。



『今日は挨拶だけ済ませようと思っていたのですが………ラダスから聞いた話と、男とあんなに絡んで淫らに喘ぐ貴女を見たら、誰だって抑え切れなくなりますよ。』





バルティーアは優菜の唇にしゃぶりつく。


クチュ……クチュ…



「!?んっ…んん……!!!」




ドン!!!―――――…



優菜はバルティーアを突き飛ばす。



『いきなり何するのよ!?あなたみたいな人……許せない!!!』



優菜は叫ぶ。


『シャイニング・フォース!!』


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

21 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 01:32:39 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚

「光の戦士、セイント・シャイン!!」



『私の前でそんな服になっていいんですか??まぁ…セーラー服でも十分でしたけどね』



バルティーアはクックッと笑う。


「ふっふざけるのも、いい加減にしなさいッッ!!」



しかし、今回は迂闊に飛び込めない。バルティーアの腰のベルトには鞘に剣が収められている。拳では圧倒的に不利である。


お願い…私に力を!!




「セイント・シャインの名において命ずる……正義の剣【つるぎ】を!!ジャスティス・ブレード!!!」



カッと辺りが光り輝くと優菜の手には純白の刃と黄金の柄からなる一振りの剣が握られていた。



―――いける!!!


「覚悟しなさい!バルティーア!!」



優菜は踏み出す。


「はぁぁぁぁぁぁぁ!」



キィィィィィン――…



バルティーアは抜刀の勢いで優菜の剣を振り払う。


「くっ……!」



手がビリビリ痺れる。たった一度、刃を交えただけで…なんて威力なんだろう。




『もう終わりですか??セイント・シャイン…なら今度はこちらから行かせていただきます。』




―――速い!!



目ではバルティーアを追えているが身体が追い付かない。




バルティーアは剣を抜いたように見えたが、何の痛みもないままバルティーアは一歩下がる。




「……?いっ一体??」



バルティーアは、そんな優菜をよそ目にカウントダウンを始める。




『3、2、1………』



0となると同時に――…




優菜の服は切り刻まれていたらしく、辺りに桜の花びらのように布片が舞った――――…。

22 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 10:51:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「きゃあぁぁぁぁ!?」



思わず、優菜は両手で胸を隠し座り込む。


夜遅いし街灯も少ないから、きっとそんなにはっきり見られてる訳ではないだろう。



しかし圧倒的な力の差―――…



その力の差が、この暗闇でもバルティーアが優菜の身体を見透かしているように思わせた。



ひらひら――…
ひらひらひら――…



静かに布片は宙を舞う。



コツコツコツコツ…


その中を一歩ずつ一歩ずつ近づいてくる。



『所詮…光など、ろうそくの火のように―――か弱きもの。』



バルティーアは優菜にフゥ……と息を吹きかける。



「貴女も所詮ろうそくの火だ。」


―――――――!!?


「あっ……!?」


―――身体が動かない!こいつの瞳から……目がそらせない。


『さぁ…セイント・シャイン。手を離して私に貴女の全てを見せなさい。』


―――いっ…嫌!!


心は、どんなに抵抗しても身体がバルティーアの言うことを聞いてしまう。



夜の住宅街。
人通りの少ない暗い路上。



目の前には闇の国の者。


そしてセイント・シャインは全裸―――…



そんな状態で優菜は身体の意志を奪われた。

。oO★。..。☆。..。★Oo。

23 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/11(日) 16:18:49 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


バルティーアは優菜を住宅の塀に押さえつける。



「くっ………」


冷たい壁に押さえつけられ、優菜の胸が潰れる。


―――嫌っ…。



いつ人が通るか分からない路地で全裸…そして後ろ向きで何をされるのか分からない状況。




『セイント・シャイン……………他愛のない。』




バルティーアは優菜に命ずる。



『尻を突き出せ。』



「くぅ……っ!!」



優菜の意志とは裏腹に身体が動いてしまう。



バルティーアは後ろから優菜を抱きしめるような形で、右手で乳房を………左手でクリトリスをいじりだした。




――――嫌……感じたくなんかないのに………気持ちいい!!!!



クチュ…グチュ……ズプ…ジュプ!!!



「!…はぁん!!」




―――!声が出ちゃった…



『フフッ…それでいい、セイント・シャイン!!さっきの淫らな貴女を私に見せてみなさい!!』




「誰が………はぁ…あなたなんかに…んっ……感じる…もの……ですか!!!あぁぁ!!」



クリトリスをいじっていた左手が激しく出入りし始める。



ジュプ!ズブッ!グチャ!ズブブ!!!




「はぁ……やっ…やめ…んっんっはぁぁ!!!はぁ!!ひゃん!!あぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」








イってしまった――…

凖平以外の人で――…




優菜は頭の中が頭が真っ白になる。



立っていられない。



膝がガクッと折れ、座り込みそうになるとバルティーアが支えてきた。




『淫らな戦士セイント・シャインよ………私はイかせてくれないのかな??』



そう言うと今度は優菜を自分の方にに向かせた。



優菜の左足をバルティーアは持ち上げる。



ガクガクする右膝で優菜は、なんとかバランスを取り、両腕はバルティーアの首に回された。




『聖なる光………セイント・シャイン。淫乱な欲望を貴女の子宮の奥まで染み込ませてさしあげましょう。』




バルティーアのカチカチに固くなった肉棒が力強く優菜の中で突き上げてきた。

。oO★。..。☆。..。★Oo。

24 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/12(月) 02:27:29 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「あぁぁぁぁぁぁぁ!!いっ嫌!!そんな、いやらしいもの………早く抜いてぇーーーッ!!!」




『本当は欲しいんだろう??身体は正直だぞ……』



グチュッグチュッグチュッグチュッグチュッグチュッグチュッ――――


バルティーアは突き上げながら言う。




『お前のマンコから溢れてくる汁が俺の肉棒に絡み付く………。お前の中は熱くて……………………………………………………………………うっ!!』



優菜はハッと気付き叫ぶ。



「いやぁぁぁぁぁッ!!お願い抜いて!……早く!!」








――――――トロ……ゴポゴポ………









挿入されたままの優菜のあそこから大量の白い汁が出てきた。







―――優菜の汁とバルティーアの精子……。



バルティーアはズボッとペニスを抜く。



『楽しかったよ………また会えるといいね。その前に精神が壊れちゃってるかな??』




そう言いながらスゥ…と闇に溶けていった。


。oO★。..。☆。..。★Oo。

25 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/12(月) 13:39:35 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「はぁ……あん………はっ…………はぁ……」




服は戻り、辺りはまた静寂に包まれた――…




「頭の中……空っぽだ」




優菜はドシャッと崩れこみ、気を失った。

―――――――――――



「う………」



優菜はまた“あの場所”で気がついた――――。




『こんなにツラい使命を背おわしてしまって、ごめんなさい……』




私はクイーンに、ひざ枕され頭をなでられていた。




その言葉を聞いて、優菜は今までの堪えていたものが一気に溢れてくる。




「うっ…うあぁぁぁん」




優菜は、まるで小さな子供ように大泣きした。




―――しばらく泣いた。涙が枯れるくらい泣いた。



『優菜………貴女は頑張りました。辞めても…………いいんですよ?』




優菜は首を横に振る。



「辞めない……私が辞めたら他の誰かに、この使命を背負わせてしまうんだし…………」





フゥ…と気合いを入れる。



「私やります!!……必ず闇の国の王を倒します」


「ありがとう……優菜。では、そろそろ目覚めなさい」



優菜はパァッと光りに包まれて消えていった――――…





優菜が消えた後クイーンがポツリと呟く。




『光りあるところには必ず影が生ずる………光の国が存在するから闇の国が存在する…』




クイーンは王座に座る。



『つまり闇の国が存在するから光の国が存在するということ………セイント・シャイン、貴女はただ闇の国の【地球支配】という野望を達成させないために……………気を反らせるための存在。』


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

26 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/12(月) 14:18:35 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜が目を覚ますと、そこは路上ではなく、誰かの―――雰囲気的に女の部屋のベッドで寝ていた。





起き上がると同時に部屋のドアが開いた。



「水無月さん!!良かったぁ…気分はどう?」



そこに立っていたのは同じクラスの矢木 綾子【やぎ あやこ】だった。



綾子とは挨拶を交わす程度で、そこまで仲が良い……という訳ではない。



「びっくりしちゃった…塾の帰り道に水無月さんが倒れてるんだもの」



はいっと優菜に持ってきたホットココアを渡す。




「なにか……あった?」




ビクッと身体が反応してしまった。



「うっううん………何でもないよ。ちょっと目眩がして倒れただけ……」



綾子が優菜の顔を覗き込む。


「………なら、いいんだけど」



綾子もホットココアをすする。



「水無月さんとこんなに話すの………初めてだね」




綾子が顔を合わせて“えへっ”と笑う。



「そうだね……なんか新鮮!」


クスクスッと二人は笑う。



「学校でも……話し掛けて…………いい??」



「もちろん!・・・・・・・・・・・・学校?」


優菜がハッと時計を見ると時計は午前2時を回っていた。



「もうこんな時間!?帰らなくっちゃ!!」




玄関まで綾子は優菜を送る。



「気をつけてね。また明日………っていうか今日?」




優菜は笑いながら頷くと、家へ帰っていった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

27 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/12(月) 21:20:01 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――キーンコーンカーンコーン


「まっ…またギリギリ…」



ふぅ…と席で息づくと凖平が話し掛けてきた。


「またギリギリじゃねーか!!」



「だって昨日………あっ!」


優菜の口が止まった。



そう………昨日は凖平と初めて結ばれた夜―――


「……………………」


「……………………」



二人は顔を赤くして前に向き直った。




「ちゃんと起きれたみたいだね、水無月さん」



クスクスっと笑いながら綾子が話し掛けてくる。




「起きれた起きれた!あと優菜でいいよ。私も…綾子って呼んでいい?」



綾子は頬を紅潮させた。



「うん…わかった!優菜、1限体育だよ。着替えに行こう!!」



2人は着替えに向かった。


―――――――――――


その日の体育は高跳びだった。



高跳びの台は2台しかなく自分の順番が来るまで、みんな友達と話していた。



「ねえ〜〜〜〜ッ!!優菜さぁ…急に矢木さんと仲良くなって、どうしたの??」



クラスで1番仲良しの山崎 真耶【やまざき まや】が寄って来た。



「真耶!!えっ…昨日の夜………私、外で具合悪くなっちゃって………そしたら綾子が通り掛かって看病してもらったの!」



そうだったんだぁ……と真耶は伏せ目がちに話をする。




「あんま綾子と仲良くしない方がいい…と思う」



優菜がバッと真耶の方に振り返る。



「なんでそんなこと言うの……!?真耶がそういうこと言う子だなんて!!!」



違うの!っと、真耶は優菜の肩を掴む。



「優菜は噂に疎い子だったから知らなかったと思うんだけど………矢木綾子は伊藤凖平のことが好きだって…話題になったことがあるのよ」



優菜は思わず真耶の顔を覗き込む。




「…で、優菜と凖平が付き合い始めたって知ったとき大泣きしただとか、優菜のこと憎んでるとか………そういう話があったんだよ」


「そう………だったんだ」


話が終わるのと同時に優菜の順番が回ってきた。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

28 :失礼します:03/12(月) 21:54:59 HOST:ser350285007684007
あげます(=兪)ノ楽しく読んでますよ〜。頑張ってくださいね★

29 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/13(火) 00:37:34 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
コメントありがとうございます♪♪大変,嬉しいデス(・∀・)パワー全開になっちゃいますよぉヾ(o´∀`o)ノwwwこれからも頑張りますので,よろしくお願いします☆。*(●*//艸//)。*゚★


╋━━━━━━…‥☆・゚


―――綾子が凖平のことを??


全然、知らなかった。



もし本当だったら、今こうして私が凖平の隣の席で授業を受けていることだって………


もし私が綾子の立場だったら、きっとツラい……



“……き……づき……水無月…”


「おいっ!優菜??」



―――――――え??



凖平の声で、ふと我に返った。


教卓から先生が私を鋭い目で見ている。



「水無月!聞いているのか!?この問題を解いてみろ!!!」



―――しまった!!全然、話……聞いてなかった!



教科書を見てみるが、今すぐ黒板に解答するのは、難しい問題だった。



「すみません。話を聞いていなかったので、分かりませ……」

「先生!私が水無月さんの代わりにやります。」







優菜の言葉をかき消したのは綾子だった――…




後ろの席から優菜の横をスッと通り黒板に向かう。



肩くらいまでのツヤのある、こげ茶色の髪――…



整った顔立ちに、よく似合う眼鏡。




――――あれ?この香りって……




私と同じ香水だよね?きっと―――





“Angel Heart”



私は、まだ凖平に片思いをしてたとき廊下で凖平が『彼女にはこの香水をつけてほしい』って友達と話してたのを偶然聞いてから、つけ始めたんだよなぁ………たしか。



「………………あ」


思わず声が出た。



――――凖平ガ好キナ香水ヲ綾子ガ付ケテル??


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

30 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/13(火) 01:39:01 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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うそ………まさか…偶然だよね??きっと……



その後の授業は全くと言っていいほど頭に入らなかった。




休み時間になると綾子が優菜の席にやってきた。


「優菜ー!!どうしたの?さっきの時間。何か悩み事??相談に乗ろっか?」



優菜は頑張って笑顔を作るか、どこかぎこちない。


「ね…寝不足でぼんやりしちゃっただけ……!大丈夫だよ!!ありがとう」


“なら、いいんだけど”と綾子は去っていった。



昨日と同じ優しい綾子だった。



――――偶然…だよね!



優菜は振り切った。





―――――――――――

次の日、学校に着くと何やら、どこのクラスも騒がしかった。



「な……なに?どうしたの??」



凖平がサッカー部の朝練で使ったTシャツを袋に入れながら言う。



「転校生だよ。今日いろんな部活の朝練を校長と制服の違う男と女が見に来てたんだ」



優菜が「そうなんだぁ」と言いながら鞄の中身を出しているとガラッ!とドアが開いた。





入ってきたのは担任の先生と――――…




学ランを着た男の子とブレザーを着た女の子。




クラスが歓声で溢れた。




「今日から、みんなの仲間になる黒澤 桐斗【くろさわ きりと】君と黒澤 鞠【くろさわ まり】さんだ。」


先生が促すと二人は話し出す。



「初めまして。黒澤 桐斗です。鞠とは二卵性の双子で…俺は兄です。よろしく」



クラスが女子がざわめく。


黒澤 桐斗は、どこか影があるが背が高く、とても端正な顔立ちだった。



「みなさん、初めまして。妹の黒澤 鞠です。これから、よろしくお願いしますね」


今度は男子がざわめいた。


黒澤 鞠は黒髪のロングヘアーで同じ高校2年生とは思えないくらい艶っぽい。




「すごい綺麗な兄妹ね」


凖平に話しかけていた私は気付かなかった。




桐斗と鞠の視線に――…


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

31 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/13(火) 02:37:07 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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休み時間になると、瞬く間に黒澤兄妹の席に人だかりができた。


「どこから来たの?」

「背、高いね!モデルさんとか??」

「超!色っぺぇ!!お姉様って呼んでもいいっすか!?」

誰かが“アホッ”と突っ込むと笑いが起きた。



鞠はスッ…と人だかりから離れると優菜と真耶のところへ来た。



「ちょっと優菜、優菜!」


真耶に視線の先には、こっちに向かってくる黒澤 鞠の姿―――…



「初めまして、黒澤 鞠です。貴女たちは?」



穏やかな声と妖艶な微笑みに優菜と真耶は慌てる。本当に同い年には見えない―――…



「はっはっはっ初めまして!私は水無月 優菜!!で……こちらは山崎 真耶!!」



「はっはっ初めまして!山崎 真耶です!!えっえーと……!今日は良いお天気でございますなぁ!!」



「……………………」



―――――――クスッ



鞠が笑い出す。



「ウフフッ!!面白いわね……貴女たち!」



笑った顔も、やはり艶っぽいが、どこか高校2年生らしい無邪気さを感じさせられた。





――――私たちは、すぐに打ち解けた。



―――――――――――



「ねえ優菜さん。よかったら、これから私と桐斗に校内案内してもらえませんか?」



帰りのHRが終わった後に鞠が頼んできた。



「いいよ!今日は用事も何もないし………あ!桐斗くん、水無月 優菜です。よろしくね!」



「……あぁ」


桐斗も同じ高校2年生には見えないくらい大人っぽいが少し見せてくれた笑顔は、あどけなかった。



「じゃあ行こっか!」



優菜の校内案内が始まった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

32 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/13(火) 13:03:26 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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科学室、職員室、更衣室、部室―――…



3人は、どんどん校内を回っていった。



「で、ここが地学室!化石とか…ちょっと珍しい物がいーーっぱいあるの」



優菜がショーケースの前で説明を始める。



「素敵ね……そういう時代を感じさせる物………嫌いじゃないわ」



鞠はショーケースの中の化石やら隕石の欠片やらに興味を示している。



優菜がフッと教室の方をを向くと桐斗があるポスターを見ているのに気がついた。



見てみると、それは惑星が描かれたポスターだった。



「宇宙っていいよね。なんだか大きすぎて想像が出来ない世界だけど………私は好き」



桐斗は優菜の声に少し驚いたような様子だった。




「太陽……水、金、地、火、木、土、天、海、冥…あ!もう冥王星は惑星じゃないんだっけ?」



桐斗が口を開く。



「地球は小さいな……だが最も美しい。……ひ………………ら…………に」



「え?」



――――最後の方がよく聞き取れなかったけど、まっいっか。



「じゃ次に行こうか!」




桐斗はポスターを振り返る。



“地球は小さいな。……だが最も美しい。――ゼヒ我ラの支配下ニ……。”


―――――――――――


一通り案内が終わる。



「はい!うちの学校は一応こんな感じ!!私の説明じゃ、ちょっと分かりづらいところもあっただろうけど、どうだった!?」



鞠が笑顔で応える。



「そんなことないわ。とても分かりやすかった!ありがとう優菜さん」



気付くと、時計は19時を回っていた。



校舎も人気がなくなってきた。




「それじゃあ、また明日!!」



優菜は2人にバイバイをし別れた。




鞠と桐斗も反対の道を歩み出す。



「色々と聞けたわね、桐斗………山崎 真耶、矢木綾子、そして伊藤凖平。フフッ……楽しい学校生活が始まりそう」



鞠がクスクスッと笑い出す。




「あぁ………そして報告通り、いい肉体をしていた。鞠……お前がいなかったら…きっと犯してたに違いないぜ。」



桐斗もククッと笑いをこぼす。



2人はフッと消えていった―――…。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

33 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/13(火) 13:47:15 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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9月ももう終わりに近づき、秋が深まろうとしていた。



半袖の白いセーラー服の女子も少なくなり、長袖の紺色のセーラー服が目立つようになった。



――――私がセイント・シャインになって、まだ1ヵ月も経ってないんだね……すごく9月は遅く感じた。




鞠とは、だいぶ仲良くなり、女の子に無愛想な桐斗も優菜には心を開いてくれたようだ。



鞠は、優菜以上に綾子と仲良くなっていた。



桐斗もサッカー部に入部し、凖平と仲良くなっている。




凖平いわく“運動神経がよくレギュラーの座も狙える”だそうだ。




黒澤兄弟は確実にクラスに…学校に馴染んでいった―――…。




ある日、綾子と鞠は放課後2人だけ教室に残って、お喋りをしていた。




「綾子さんは好きな方いらっしゃらないの??」




鞠の唐突な質問に綾子は戸惑う。



「え?………すっ好きな人!?」



綾子は顔を赤くし、その様子を見て鞠はクスクス笑った。




「この教室には2人しかいないじゃない………」



鞠が綾子を促す。




「ぜっ………絶対に…内緒にしてね??」



うんうん!と鞠が頷くと、そっと綾子は耳打ちをする。






「………え?伊藤君?」



綾子はバッと手で鞠の口を覆う。




わかったわかった!と鞠は手を離させる。



「でも伊藤君って優菜さんと………………」




「わかってる!だから辛いのよ………」







鞠がスッと綾子の眼鏡を外す。




「えっ?」



「綾子さん……とても素敵よ?胸だって、ほら!こんなに大きい…………」




鞠はセーラー服の中に手を入れ、綾子の胸を揉みだす。




「あん!………まっ…鞠さん…!?」




鞠は綾子のスカートの中に手を入れるとパンツの割れ目をスー……となぞり続ける。




「あら、濡れてきちゃった?感じやすいのね、綾子さん。こんな身体で誘われたら男なんてイチコロよ………………………もちろん伊藤君も例外じゃないわ」




綾子が“えっ?”と鞠の顔を見る。




鞠の目が妖しく赤く光り出す。




「手に入らないなら奪ってしまえばいいわ………この身体で」



綾子の目が虚ろになる。




「う……奪う………?」



鞠がクスッと笑う。



「そう……今、伊藤君は部活中。優菜さんは委員会…………チャンスじゃない」



綾子はグラウンドの方へ歩き始めた。




その背中を鞠はクスクス笑いながら見送った―…


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

34 :なつ♪:03/13(火) 20:48:08 HOST:br2004.jig.jp
あげぇ〜☆いつのまにか新キャラ続々登場しててビックリしました(Д)ノこれから楽しくなりそーな予感♪

35 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 00:01:30 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ なつ♪サマ ★+゚
また02コメントありがとうございますッ!!励みになります。*(●*//艸//)。*゚☆新しい人たちが何人か出て私も軽く混乱しそうな予感・・・(おい。頑張りますので,よろしくお願いします(Pq'U`★)⌒☆+。



╋━━━━━━…‥☆・゚


綾子はグラウンドで休憩している凖平に声をかける。



「伊藤君………」


凖平は聞き覚えのある、その声の方を向く。



「あぁ……矢木じゃん!どうした?何か用?」



綾子は表情変えずに言う。



「優菜が伊藤君に話があるって。優菜、教室で待ってるから………………一緒に来て」




「?……優菜が?」



凖平は少し不信に思ったが“ちょっと行ってくる”と仲間に告げ、綾子と一緒について行った。



桐斗も、その様子を確認すると部活中、いつの間にか消えていた―――…



―――――――――――


凖平は教室に入るが、優菜の姿どころか誰一人いない。



「おい?矢木……どういうことだ??」



ガラガラガラ―――…




綾子はドアを閉め、凖平に近づく。







「ねえ………伊藤君……………………………私を抱いて」




凖平は後ずさる。




「矢木?………お前、何言ってんの…俺には優菜がいるんだよ………そんな真似できねえ」




その時、凖平は綾子ごしに閉まったドアの窓からから、こちらを見ている人物と目が合った。







―――――黒澤 鞠!!




鞠の目が再び赤く光り出す。




「うっ……………ゆう…な………」



凖平の目が虚ろになる。



綾子は凖平の首に両腕を絡める。



凖平も綾子の腰に腕を回し――――…






二人の唇が重なる。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

36 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 00:27:53 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「んっ………………」



綾子の声が漏れる。




二人は舌の絡め合い、キスしながら凖平は綾子を机に座らせる。




――――――シュルッ




スカーフを取り、セーラー服を脱がし始める。



肌の露出が高くなれば、高くなるほど綾子の呼吸は荒くなった。




クチュ………ペチャ……



キスの音が教室に響き渡る。




「んふぅ………」



綾子が一度、唇を離す。




「伊藤君………私をめちゃくちゃにして!!」




途端、凖平は野獣と化し綾子と激しく感じ合った。


―――――――――――


その頃、優菜は委員会の仕事で一人、パソコン室で画面とにらめっこしていた。



「んーーーッ!!あと、もうちょっと!」



伸びをして気合いを入れ直してると桐斗が入って来た。



ハァ…ハァ…と息を切らせている。よっぽど焦っているのだろうか。



「…………あれ!桐斗君どうしたの?部活は?」





桐斗は息を整えながら話す。



「部活中に矢木が来て凖平を連れて行ってから、なかなか戻ってこないんだ…………ここには来てない…よな?悪かった!」



出ていこうとする桐斗の腕を優菜は、反射的に掴んでいた。





「綾子が……………凖平を………………?」




桐斗が、こくりと頷く。








――――Angel Heart。




「桐斗君!私も一緒に捜す!!」



桐斗は“行こう”と言うと、優菜に背中を向けて廊下を走り出す。



優菜も、その背中を追う。






その背中の裏側で……



桐斗ハ不気味ニ笑ッテイタ―…


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚


37 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 18:35:51 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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いない………どこにもいない!!!!


桐斗と色んな場所を探すが、凖平も綾子も見つからない。


優菜の顔から血の気が引いていくのが自分でも分かる。



嫌な想像が頭に浮かぶ。



自分のAngel Heartの香りが鼻をくすぐった。




「………っ!嫌!!」




思わず優菜は廊下に座り込んでしまった。



「水無月!!」



桐斗が肩を支えながら、優菜を立たせる。



―――――温かい手…。




桐斗の手の温もりが、じんわりと身体に染み込む。




なぜか、その温かさが嬉しくて苦しくて優菜の視界は涙で、ゆらゆら揺れた。




「しっかりしろ…水無月!大丈夫!きっと……何もないから」




優菜の胸がドキン――…と波打った。




こんなに必死になっている桐斗は初めて見る。



部活中ですら……どこか余裕があるのに。




“桐斗君って………私のためだけに必死になってくれてるの?ただの……私の自惚れ??”




優菜の中で………少しずつ桐斗の存在が大きくなっていった――――…


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38 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 20:29:12 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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「行けるか?水無月……」

桐斗が優菜の手を取る。



「大丈夫……考えてるだけじゃ、マイナスに考えちゃう。自分の目で確かめなきゃ」




桐斗の左手が唇をなぞる。



「えっ…………」




唇に緊張が走る。触れられている部分が、どんどん熱くなる気がした―――…





「よく言った、水無月。………まだ探してない教室もたくさん……………………………………………………………そういえば、まだ俺らの教室探してなかったよな?」



桐斗はスッと唇から手を離すと、自分達の教室へ向かう。



―――――――――――


「はふんっ!ひゃあん!もっとぉ………もっと突き上げてぇぇぇぇ!!」



グチュ…ズボッ…ジュブ…グチュグチュ!!




綾子の喘ぎ声と挿入が繰り返される音がのは教室に響き渡る。




夕焼けが教室を紅く染めた―――…



廊下を走りながら、優菜も差し込んでくる夕日の光りを見つめる。




――――いつもなら綺麗と思えるのに………今日の夕日はとても不気味に見えてくる。




赤い夕日の光りが教室の凖平と綾子、そして廊下を走る桐斗と優菜を妖しく包み込む―――…


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39 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 22:46:34 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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――――――!!



桐斗が教室の扉の前で何かに気付き、入るのをためらう。




「……………?桐斗君」




桐斗の脇から優菜が教室に入ろうとドアに手をかける。



「だめだ……!」


―――――フワッ




急に真っ暗になる。




「え……………?」




桐斗はグイッと自分の腕の中に優菜を閉じ込めていた。



―――――ギュッ



強い………力…………



優菜は身動きが取れず、ただただ桐斗の胸に顔をうずめる。




こんなに一緒に学校中を探し回ってくれた桐斗の胸の中は安らぎと緊張に満ちていた。




華奢に見えて、実はしっかり筋肉が付いている厚い胸板からは桐斗の命の鼓動が、触れている優菜の胸まで伝わってくる。




―――ドクン。ドクン。




その鼓動しか聞こえてこない腕の中で、優菜の別の声を聞いた。




「…………あん……は………じゅ…………いい………………んっ」




優菜の身体がビクッと反応する。




―――綾子?綾子なの?



頭にガンガン音が響く。



秋に似合わない生暖かい風が二人の髪を揺らす。



「確かめなきゃ……」




優菜は振り返ろうとすると、桐斗がきつく抱きしめてきて、それを阻止する。




「お願い………自分の目で確かめなきゃいけないのよ……!」





桐斗は優菜の瞳を見つめながら、そっと腕を解く。



一度、優菜は瞳を閉じ覚悟を決めると教室の方へ振り返り瞳を開けた。







ドアの窓越しに、自分の彼氏と友達が繋がっている姿が一瞬にして目に焼き付いた―――…


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40 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/14(水) 23:12:08 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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「水無月!!」



優菜を呼び止める桐斗の声も、もはや優菜には聞こえてなかった。




―――――ガラッ!!!




「!!!?」



ドアを開けたせいで風通しがよくなったのか、強い秋風が教室を通り過ぎた。



優菜のロングヘアーが激しく宙を舞う―――…





四人の時間が止まった。





まるで秋風がなにかを飛ばしてくれたかのように、虚ろだった凖平と綾子の瞳が、いつも通りに戻っていく。




「凖平も……………綾子も!これはどういうつもりなの!!?説明してみなさいよ!!!!」




優菜は怒りと悲しみが止まらない。



感情が溢れてくる。



瞳から大粒の涙がこぼれ落ち、頬は怒りで真っ赤に染まる――――…




慌ててズボンをはきながら凖平はいう。



「ちっ…違うんだ!なんか俺たち………急に頭の中がおかしくなって…!!」




優菜は綾子を睨みつける。



鞠の支配から急に解放された綾子は自分が何をしていたのか、なかなか理解できない様子で、ただガクガクと震えていた。




「もう………いらない…凖平なんていらない!!部活さぼって…こんなことしてるなんて…………」



優菜は拳を強く握る。




「探してくれた桐斗君にも失礼だよ!!!!綾子も見損なったわ!こういう方法で………凖平を奪うなんて!」






そう叫ぶと優菜は教室から飛び出していった。



「水無月という人がいながら………お前って奴は!」


桐斗は凖平に一言を言い残すと、夕日に染まった紅い教室を飛び出した。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

41 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/15(木) 11:00:49 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


ハァ……ハァ……ハァ…



どこに向かって走っているかなんて、自分でも分からない。



ただ足が勝手に動く。




立ち止まったら、いろいろ考え込んで自分が壊れてしまいそうだから。



凖平の彼女でいて、毎日が楽しかった。



いっぱい幸せを分けてもらった。




でも………それももう…………………おしまい。



“…き……づき……!”




―――――――!!






気付くと優菜は屋上に来ていた。




夕日が堕ちかけ、空は夜の闇の中でわずかに夕日の紅が溶けている。




泣いてるつもりなどないのに、目から自然と涙が頬を伝う。





――――――――バタン





「水無月……………」




桐斗が追いかけてきてくれた。





「桐斗………君……」


――――――!



桐斗の髪が優菜の涙を伝う頬を撫でる。




桐斗は優菜を抱きしめていた。






「この腕の中…………すごく落ち着くの……桐斗君の………腕の中…」





優菜も桐斗の腰に腕を回す。




「水無月………………」




桐斗の呼びかけに優菜がゆっくり顔を上げると、頬に手を添え、桐斗は優菜に優しい口づけをする―――…



甘く溶けてしまいそう。



桐斗が遠慮がちに舌を入れてくる。





優菜は、その舌を拒むことなく自分から舌を絡める。





「んっ……………」



思わず声が漏れる。



ペチャ………クチュ……チュ………クチャ………






二人が唇を離すと、糸が伝った――――…





「水無月………いい?」





桐斗の問いかけに優菜は、こくりと頷く。




―――私は、ただ寂しさを埋めてもらいたいだけ…………なのかな。




そんなことを思いながら、優菜はどんどん制服を脱がされていく。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

42 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/16(金) 00:32:10 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「俺が…………守ってやるよ…………水無月のこと…………………絶対」



優菜の頬が紅潮する。




「桐斗君…………」



二人は口づけを何度も繰り返した。




桐斗が優菜の上に重なる。




桐斗の指は繊細で………でも時折、激しく優菜の身体を攻めた。




ズプ……ズププ…ジュポ………ジュプ……………




「ここ………もう、ぐちょぐちょだよ?水無月の口は上も下も……………いやらしいんだね」



桐斗が、Sな笑顔を浮かべる。




「はぁ………ばかぁ…はぁ………んっ…恥ずかしいよぉ」





「乳首も……もうビンビンだね」



桐斗は人差し指だけで乳首も攻める。




優菜の乳首は余計に立って固くなっていく。



「もう………恥ずかしいってばぁ…………んっ……ねえ…早く………早く桐斗君の…………入れて??」




「俺の?俺の…………何が欲しいの?」





桐斗はじらして、優菜の耳を舐め始める。




桐斗の温かい吐息が耳にかかり、優菜の中に溶け込んでく。





「いじわるしないで………あっ………桐斗君の………はぁ………桐斗君のおチンチンが………欲しいのぉ………」




よく言えました、とばかりに桐斗の熱く固く、そして大きく膨脹したモノが優菜の中に入ってくる。




あまりの大きさに、優菜も痛がる。




瞳に涙が溜まる。




「桐斗君………だっだめ………はぁ…はぁ……おっきいよ………おっきすぎて…………」




優菜の言葉は、軽くあしらわれる。






桐斗は優菜の身体をバックの状態にさせると激しく腰を振り出す。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

43 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/17(土) 00:26:13 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



桐斗は時に激しく、時に優しく強弱をつけて突いてくる。



ズプッ…グチャ!!!グチュ!!クチュ…………!!





急激な変化に優菜のあそこは感じてしまう。



「んっ…んん……はぁ……うん……あん!!はっ………はぁはぁ……やんっ…………あぁぁぁぁぁ!!」




―――準平の顔がぼんやり浮かんだが、イった瞬間に頭は真っ白になった。



―――今、一瞬……



「うっ………」





桐斗もイってしまったようだ。





優菜からペニスを引き抜いた瞬間、ピューー…と白い液が出る。





ハァ…………ハァ……ハァ………ハァ………





二人の吐息だけが屋上の夜空に響く。





いくつか星が光っている。






その星を見ていたら、優菜の瞳から自然と涙が溢れてきた。




―――なに泣いてるんだろう…私。





バサッと優菜に学ランがかかった。




「風邪引くぞ、水無月」




桐斗は、上半身は裸だが、下はすでにズボンまではいていた。





「うん………」





優菜は茫然とした表情で下着を付け始める。




すると桐斗がギュッと後ろから抱きしめてくる。




「お前は何も悪くないんだぞ?」




耳元で囁かれて、その桐斗の色っぽさに優菜の身体はビクンと反応してしまう。





「うん…………ありがとう」





二人は、しばらく抱き合うと屋上を後にした。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

44 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/18(日) 00:29:58 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜と桐斗は鞄を取りに教室に戻った。





教室は静寂に包まれていて、綾子も準平もいなかった。




―――待ってるはず…ないよね。




優菜は、寂しさと同時に安堵感もあった。





「水無月……………」



急に桐斗に声をかけられ、優菜な少し驚く。




「な、なに?」




桐斗は少し言うのを、ためらったが決心したかのように優菜に告げる。





「俺と……付き合ってくれるか?」




えっ!?と優菜は、目を丸くする。





―――今の私は、ただ寂しさを埋めてくれる人を必要としてるだけかもしれない………。




―――こんな気持ちで桐斗君と付き合っても、また傷ついてしまう!




―――でも








―――でも、寂しい。




「うん……いいよ」



桐斗が、そっと優菜に近づいて優菜の頬に手を添える。





「大丈夫。俺………お前を傷つけたりなんてしないから」






そう言うと、桐斗は優菜の額に優しくキスをした。


―――――――――――


「じゃあ…また明日」



「うん、おやすみ」





校門で桐斗は優菜の背中を見送る。





完全に優菜が夜道に溶け込むと同時に、鞠がフッ…と現れる。





「セイント・シャイン……ちょろいものね。まんまと、あなたに身を預けてしまったじゃない」





鞠はクスクスと笑いながら、桐斗を目配せする。




「ああ………まさか、こんな簡単にセイント・シャインを抱けるとは思わなかったよ」




桐斗もククク…と笑う。



鞠と桐斗の笑い声が夜の町に響いた。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

45 :さやカ:03/18(日) 12:21:41 HOST:p002.net219126028.tnc.ne.jp
ドおもろフィスεミ(*o′∀`Pq☆О*゚(え

あげ↑↑

頑張って(σ*ゝω・)σЙё☆

応援Uてるカラ,

最新しまくツちゃツて(圉★*'凵`◎)b


46 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/18(日) 15:41:37 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ さやカ様 ★+゚

コメントありがとうございます(・∀・)読んでいただき非常に嬉しいです♪♪頑張って更新していくので,よろしくお願いします(○'∀`人☆+゜



╋━━━━━━…‥☆・゚


次の日から優菜と準平、そして綾子は一切、口を聞かなくなった。



もちろん、この変貌ぶりにクラスは、どことなくぎこちなかった。



賑やかで、お調子者の弘人でさえ準平に訳を聞けずにいた。



回りくどいことが嫌いでサバサバしている真耶は、この空気に耐えられず優菜に慎重に問いかける。



「優菜……なんかあったの?準平君とか………なんか変だよ?あんたたち」




この問いかけは、休み時間で賑やかだったクラスを、あっという間に沈黙にさせた。




優菜はフゥ…と、息をつく。




「別れた。どっかの誰かさんが教室で馬鹿なことしてたから」





教室に響き渡った。




なにか嫌な空気が流れる。





「………………………」



「………………………」




キーンコーンカーンコーン




沈黙を妨げるかのように予鈴が鳴った。



「私は優菜がそれでいいって思ってるんだったら、それでいい。」





真耶は、ポンっと優菜の肩を叩く。




その一言が、優菜に心に響く。




真耶がポンっと肩を叩いてくれたおかげで、両肩の重さが一気になくなる。




―――後悔はしてない。




「ありがとう…真耶」




自分の席へ向かう真耶の背中に、優菜はポツリと呟いた。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

47 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/19(月) 00:15:07 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


学校中に生徒たちの挨拶の声が響く。




「水無月、帰らないのか?」




帰りのSHR【ショート・ホーム・ルーム】が終わって桐斗が優菜の席にやってくる。




「ごめんね。世界史のレポート、今日の17時までなの。もうちょっと、まとめたいから今日は先に帰ってていいよ!」




もちろんクラス中が二人に注目する。





あまり女の子と話さない桐斗が、準平と別れたばかりの優菜と帰りの相談をしている―――…




これだけで話題性は十分だ。




「そっか。じゃあ先に帰るな。レポート頑張れよ」





そう言って桐斗は教室を出た。




桐斗がいなくなると、今度は真耶が優菜の席に近づく。



「優菜がレポート終わってないなんて珍しいねぇ!!真耶様のレポート見せてあげよっか??」



真耶が笑いながら、自分のレポートをひらひら優菜の目の前で揺らす。





「結構です!!!」




―――――クスッ





二人は声を出して笑い合う。



一息ついて、優菜がつぶやく。



「昨日………なんかレポート集中できなくて」





真耶は、ハッとすると優菜の頭を撫でた。




「頑張りなよッ!提出期限まで、あと1時間!」




“じゃあね〜”と、真耶も荷物を持ってソフトボール部の部活に行ってしまった。




「さて……頑張りますか!」



クラスメートが、すっかりいなくなった教室で優菜はレポートに集中した。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

48 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/20(火) 01:07:42 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


教室まで、グラウンドで部活をする生徒たちの声が届く。



―――――――ガラッ




「終わったぁぁ!」



レポートを提出し、教室に戻って来た優菜が伸びをする。





外は太陽は傾きかけているが、まだ暗くはない。





“久々に早く帰れそう”





優菜は荷物をまとめ、教室を出る。



―――――――――――



優菜の通学路の途中には住宅に囲まれた小さな公園があった。




最近は子供たちが、あまり外で遊ばないせいか誰もいないことが多い。





今日も横を通ると、誰もいなかった。



「よく遊んだなぁ…この公園」



こういう感傷的なときは、どうして昔をよく思い出すのだろう。





優菜は自然とブランコへ足が進む。





―――――ギィィ





ブランコに座ると、冷たい鉄の感触が伝わってくる。




「ブランコなんて……何年ぶりだろう」





ゆっくり優菜は足を動かしだす。






それに合わせてブランコも前後に揺れだす。





ギィ…ギィ…ギィ……




錆び付いた鉄と鉄が、擦り合う音が公園に響き渡る。






―――私、後悔なんてしてない……よね?





真耶の言葉が、再び自分に問う。




「後悔なんて………してない!」



思わず声が出た、その瞬間……



優菜は“何か”を感じ取った。





―――――!この気配…





気配のする方を向くと、黒いロングワンピースを着た黒髪の女が、ジャングルジムの頂上で脚を組んで座っていた。




「何か悩み事かしら?わたくしが聞いてあげても、よろしくてよ」




女はクスクス笑う――…


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

49 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/20(火) 14:46:20 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――――闇の国の者!




優菜はブランコから降りると、スッと身構える。





「女同士の闘いってことね……いいわ、やってやろうじゃない!!」





優菜は手を高く掲げる。






「シャイニング・フォース!!」




優菜は、まばゆい光と共にセイント・シャインへと変身する。




「光の戦士、セイント・シャイン!!」





女は、ひらっとジャングルジムから下りてくる。





『私の名はMary……メアリーよ。よろしくね、セイント・シャイン…』




「自己紹介なんて、どうでもいいわ!!行くわよ!」





優菜の眼光が鋭くなる。






「はぁぁぁぁぁぁぁ!」




優菜とメアリーの拳による攻防戦が繰り広げられる。




ガッ……ガツ!シュッ…シュッ……!バキッ!!





―――――力は互角!!







油断はできない………!






拳の一撃一撃を慎重にかわし、また一撃一撃を確実に繰り出す。






一秒で一体何回、拳を繰り出しているのだろう。




5発………いや10発かしら?






優菜の拳が段々、鈍ってくる。





メアリーは、優菜のわずかな鈍りも見逃さなかった。






『そういえば……貴女、闇の国では随分“淫ら”と有名ですよ?』





―――――――!?




『ラダスやバルティーア…………あと彼氏の浮気が許せなくて、同じクラスの男子生徒に抱かれたとか…』






「なっ………なによ、それ!」




優菜の拳が完全に止まった。





『甘い!!!!!!』





はぁぁぁぁぁぁぁあ!!




メアリーの渾身の蹴りが優菜のみぞおちに完璧にヒットする。






ドコォォォォォォッ!!


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

50 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/21(水) 00:29:44 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
50まできましたッヾ(o´∀`o)ノ.*゜♪


╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜の身体は公園のフェンスまで吹っ飛んだ。


「ぐっ…………痛っ」



フェンスは大きく歪み、だいぶ優菜のダメージを和らげてはくれたが、それでも優菜はすぐには動けなかった。




――――なんて凄まじい蹴りなの!?





全身がビリビリと麻痺して動けない。まるで身体に稲妻が直撃したような感じだ―――。




やっとのことで優菜は立ち上がる。



『これで終わりなの?セイント・シャイン……もっと私を楽しませてよ!!』





メアリーは容赦なかった。




立つだけで精一杯の優菜を殴り、蹴り続けた。





『ほらほら!!さっきまでの元気はどこにいったの!?』






優菜はメアリーの渾身の一撃を頬に喰らった。




口の中に血の味が広がる。





恐らく、どこかが切れたんだろう。




口の端から一筋、血が垂れた。


優菜の呼吸は、激しく乱れる。



「ハッ…ハァ……ゼィ……ハァ…!!!」





メアリーは拳を止めた。




『いい加減、もう飽きたわ。優菜さん…悪いけどトドメよ』





―――――――――!!




優菜は激しい呼吸を整えながら言う。


「はぁ………珍しいわねっ…はっ……私の名前を知ってるなんて…………」





“でも……この女の声……どこかで聞いたような?”




―――――ガツン!!!




「う…………!?」



優菜の世界が傾く。



――――メアリーは目の前にいる……今、私に攻撃したのは誰…………?




優菜は後頭部に強い衝撃を喰らい、そのまま気を失って倒れてしまった。





変身も完璧に解けてしまい、公園も元通りに戻っていた。




『………どうして邪魔をしたのかしら?とどめ……刺せたわよ』





優菜の背後を取り、気絶させた人物にメアリーは問いかける。





『まさか………本気でセイント・シャインに惚れたっていうの!?』



「………………………」





『黙ってないで答えなさい!!!キリト!!!』


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

51 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/21(水) 15:26:25 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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「ちょっと……………聞いてるの!?キリト!」




“キリト”と呼ばれる黒いジャケットを羽織った、その男はスッと優菜を抱き上げる。





「静かにしろ………メアリー、先に引き上げろ」





メアリーはフゥ…と息づく。




「セイント・シャインとは絶対に結ばれることはない………身体は繋がることはできても……所詮、光と闇。共存することは出来ないのよ」






メアリーは闇に溶けていく。






「覚えておきなさい…」







メアリーがいなくなると、キリトは抱き上げた優菜を見つめる。






「光と闇は共存できない…………か」





優菜の意識は、まだ戻る様子はない―――…






「こうして………今、肌と肌が触れることだって神は許してくれているのに……………」






キリトも、優菜を抱いたまま闇に溶けていった。




―――――――――――




「ここが………優菜の部屋」




キリトは、優菜をベッドに寝かせる。





優菜の部屋は非常に女の子らしい。





白を貴重とし、所々ピンクや赤い小物でアクセントをつけた部屋―――…





「この部屋………優菜と同じ香りがする」






そういうとキリトは再び闇に溶けていった。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

52 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/22(木) 01:13:44 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「ん…………」




優菜は目を覚ますと、そこが自分の部屋だったことに驚く。





―――誰が運んでくれたのかしら??





そんなことを思いながら、ふと窓を開ける。




まだ新聞配達の人が朝刊を入れにくる時間だった。




秋も深まり、涼しいというより、少し肌寒い朝の風が部屋に入ってくる。






新鮮で、まだ汚れていない風が優菜の身に染みる。





いつもなら気持ち良く深呼吸が出来るのに、今朝は何かが違った。






優菜は、何か言いようのない不安を感じていた。






準平のこと。

絢子のこと。



そしてセイント・シャインのこと。





―――昨日、メアリーと戦って何か感じたことがあったような気がしたけど………何だったかしら??





「とにかく昨日はやられっぱなしだったからなぁ……殴られすぎて、よく覚えてないや」





優菜は、アハハッと笑いながらシャワーを浴びに2階の自分の部屋から1階へ下りていった。



―――――――――――



「おはよう、優菜さん」




昇降口で、鞠が優菜に声をかけた。




―――――――――?




“なんだろう?…今の感じ”




優菜の身体は一瞬なにかを感じたが、優菜自身は“それ”がよく分からなかった。





「おはよう、鞠!一緒に教室まで行こう!!」




また今日も1日が始まる。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

53 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/23(金) 12:15:06 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


いつもと変わらない…1日のはずだった―――。




同じ教室。

時間割通りの授業。

騒がしい休み時間。





そして、さよならの挨拶―――…。






その日の夜中、水無月家に電話の音が鳴り響いた。




慌ただしく階段を上る足音で優菜は目を覚ます。




―――バタン!




部屋に入ってきたのは、優菜の母親だった。




ひどく顔色が悪い。




優菜は胸騒ぎを覚えた。




「お母さん…?一体どうしたの……?」




優菜が恐る恐る問いかけると、母親は“まだ信じられない”といった様子で答える。







「伊藤君………伊藤 準平君のお母さんから………」




母親に電話の子機を渡される。




ディスプレイには“通話中”と表示されていた。





不安で高鳴る胸を抑えながら、優菜は電話に出る。





「もしもし……?優菜ですけど……………準平のおばさま??」




受話器の向こうから、すすり泣く声が聞こえる。





「もしもし………?優菜ちゃん……?うちの子が……………………準平がっ!」





“うわぁぁぁぁん”と準平の母親は泣き出してしまった。





―――怖い、怖い、怖い!!一体……準平に何があったっていうの!?





優菜の心拍数は、どんどん上昇する。




頭の中に心臓の音が、嫌に響いてくる。




「おばさま!?準平は………準平がどうしたの!!?」




思わず大きな声になってしまう。




準平の母親は、必死に呼吸を整えているようだった。




「今日…………部活帰りに……あの子っ………………うっ」





準平の母親は続けて言う。






「トラックにはねられて…………今、意識不明なのよっっ!!!」





―――――――ドクン。



優菜の胸が大きく波打った。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

54 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/23(金) 12:38:24 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜は無意識だった。



電話を切ると、目の前に掛けられていた制服に素早く着替え、家を飛び出していた。





夜の肌寒い空気が優菜を撫でる。




自分の気持ちとは裏腹の夜の静寂さが、優菜をさらに急かした。





――――やだよ!準平……死んじゃやだよ!!!




自然と涙が溢れる。




“準平のこと………怒ってたはずなのに!!…………許せないはずだったのに!”





自分の矛盾している気持ちで、自分が余計に分からなくなる。






―――――――――――



涙を拭って、病院に駆け込む。





1階の待ち合い室に見慣れた背中があった。






「!おばさま………っ」






準平の母親は肩をビクッと震わせた。






「優菜ちゃん………来てくれたのね」




よほど泣いていたんだろう。




髪は乱れ、瞳は疲れ、頬には涙の跡がくっきり残っていた。






「準平の…様子は!?」





優菜は息を呑む。





「命に…………別状はないそうよ…………。」






――――――良かった!




優菜は、へなりと床に座り込む。





「ただ…………意識が戻らないのよ。このまま目を覚まさなかったら………………………………」





“うっ”と、準平の母親は泣き出してしまった。




それって…………



それって準平が…………




―――植物状態ニナルッテコト?



「私………準平に会ってきます!!!!」





優菜は、病室へ向かった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

55 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/23(金) 13:03:18 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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「伊藤 準平………ここだわ!」



準平の病室を見つける。




個室ではないようだが、準平以外に患者さんはいないようだ。





―――この扉の向こうに意識のない準平が……




怖い。開けたくない。





でも………





でも会いたい。



―――――ガラッ…



扉を開けると、3つのベッドが並んでいて、真ん中のベッドだけカーテンで閉じられていた。






月明かりが部屋に差し込む。




「準平………カーテン開けるよ?」



もちろん返事はなかった。




優菜は深呼吸をして、カーテンを開けた。








目の前には、頭に包帯が巻かれているが、まるで今にも目を覚ましそうな綺麗な準平の寝顔があった。




―――ピッ…ピッ…ピッ




準平の心臓も、ちゃんと動いている。





「早く起きなさいよ、バカ………………!」




再び、優菜の瞳から涙が溢れた。





「どうして…………?今にも起きそうな顔……してるのに………」




――――――――――!




奥のベッドに……いる!




月の光でカーテンに男のシルエットが映る。




「いい加減にしてよね………こんなときに!」





優菜は準平のベッドのカーテンを閉め、奥のベッドへ回った。





奥のベッドには、黒いジャケットを羽織った男が腰掛けていた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

56 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/23(金) 16:46:11 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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「あんたたちね………もっと場所とか状況とか!考えなさいよ!!」




優菜は泣き叫ぶ。




「いいわ…………そんなに望むなら………戦ってあげる!!!すぐ終わらせてあげるわ!!」





優菜が、高らかに手を掲げる。





「シャイニング・フオー……んんっ!?」





黒ジャケットの男は優菜を抱き寄せ、口づけをした。




―――この唇の感触……どこかで。





優菜はハッと我に返る。




「なっなにするのよ!!変身させてよ……!」






だが、男は優菜を離す様子がない。





――――こんな準平が隣のベッドで寝てるとこで………!





「離して……離してよ!準平にこんなとこ…………見られたくない!!!」





「……………………!」




何かが…………男の逆鱗に触れたようだった。






男の表情が急に真剣に、そして厳しくなる。





「………?なっなに?きゃっ!!!」




―――――ドサッ!!





優菜は強い力でベッドに押し倒される。





「いいか………私はお前も…………準平も殺そうと思えば、いつでも殺せるんだ」






男の目線が、すぐ隣の準平が眠っているベッドのカーテンに向く。






「嘘だと思うなら………殺してやろうか??あの男…………私は気に入らないしな」





優菜は思わず男の胸ぐらを掴む。





「お願い!!!それは、やめて………!!」





男が勝ち誇ったような笑顔を見せた。





「お前は俺の物だ…」





男は、また優菜に口づけをする。



キスされながら優菜は思い出そうとしていた。



―――この唇も…この瞳も…………私はどこかで感じたことがある。






―――ネェ、アナタハ誰??

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

57 :優衣:03/23(金) 18:03:28 HOST:07002150520837_en.ezweb.ne.jp
アゲぇ♪
どうなるんヵ楽しみやぁ"

58 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/24(土) 00:33:00 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 優衣サマ ★+゚

コメントありがとうございます(・∀・)良い意味で皆様の想像を裏切る予想外なお話しにしようと思っています(○′艸`)アヒャw頑張っていきますので,よろしくお願いします♪♪



╋━━━━━━…‥☆・゚


くちゅ……くちゅ……



男と優菜の唾液が混ざり合う音が病室に響く。





優菜は、瞬きもしないで男の顔を見つめた。




今までと、今回は違う。




今回は、準平が“人質”として捕らえられてる。





私に失敗は許されない―――…





普通、女の子は知らない男に抱かれるなんて嫌だよね………。




ラダスやバルティーアの時は、感じてしまう自分もいたけど、確かに嫌だった。





でも、この闇の国の者は………





この男は…………





“初めて”キスされたような感じではない―――…





前にどこかで…………?





優菜は、男の顔を両手で自分の唇からグイッと離す。



銀色の糸が、唇と唇を繋ぐ。





「あなた……名前は?」





―――ラダスなの?バルティーアなの?





―――それとも、もっと身近な人なの?




男は、しばらく黙っていたが重々しく口を開いた。






「俺の名は……………」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

59 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/24(土) 11:49:11 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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「………俺の名は…?」




優菜が、男の言葉を反復する。






「………………やめた」






男は名乗るのをやめ、優菜の首筋に吸い付く。






「ひゃう……っ!名前くらい名乗ったらどうなのよ!?んっ………」





急に男の手つきが、荒々しくなった。





「お前は俺の物………いわば奴隷だ。奴隷に命令される筋合いはない!!」






セーラー服はめくり上げられ、ブラも上にずらされる。





「きゃあぁぁぁ!?」




ブラから解放された乳房が、プルンプルンと揺れる。







「なんだ…………もう立ってるじゃないか。お前はここをどうして欲しい??手か?口で弄ばれたいか?」






優菜は口で吸ってもらいたかったが、恥ずかしくて何も言えなかった。





そう黙っている間に男は優菜のミニスカートの中に手をいれ、パンツを脱がせた。





脱がせたパンツを、優菜に見せる。





「お前……いやらしいんだな。下の口から、よだれが出てるぞ」




優菜のパンツには、しみができていた。





―――恥ずかしい!!






……………………!?






「んっ!?……はぁ…っ!!」






優菜の視界は、さらに暗くなり、口の中にはカチンカチンに固くて太くて大きな“なにか”が入ってきた。







さらに自分のあそこにも生暖かいモノが出し入れされてる―――…







「はぁ…………んん!………………んぁ!!」






気付けば、男と69の形になっていた。






「お前の舌使いで、俺をイかせてみろよ?」



そう言いながら、男も舌と指で優菜のあそこを攻めてきた―――…



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

60 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/24(土) 12:05:11 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



口の中に男の大きく膨張したアレをねじ込まれ、優菜は呼吸することさえ難しかった。




そんな状況でも、男はお構いなしに優菜のアソコを攻め続ける。





「んんん…………っ!!はぁ……あぅん………」





自分でも、感じてアソコから汁がいっぱい出てる感触が分かる。






男が、その汁をゴックンゴックン飲んでいるのも分かる……………





しかし、その吸引がさらに気持ち良くてクリトリスを優しく刺激されて、さらに汁が溢れる。






溢れた汁が太ももを伝う―――…






「ふ………イっ………イっひゃう………はぁ!」






―――イきそうになった瞬間、男は優菜のあそこを弄るのを止めた。






優菜の口から、自分のアレも抜き出す。







「お前も俺にご奉仕してみろよ」





そういうと、男はベッドに腰掛け、優菜は床にひざまづかされる。






―――優菜は、男の股に顔を埋めさせられ、フェラを命令された。






「上手く出来たら、ご褒美をやるよ」






「……………本当ね?」






優菜は、自分でも淫らになったという実感が沸いてしまった。






―――デモ…デモ欲シインダモン!!





優菜は、男のアレにしゃぶりつく。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

61 :ムー:03/24(土) 15:37:53 HOST:p1071-ipad04kagawa.kagawa.ocn.ne.jp
アゲ。
桐斗と優菜がくっついてほしいなぁ〜
ラブAになってほしい


62 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/25(日) 00:43:31 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ ムー様 ★+゚


コメントありがとうございますッ(・∀・)そして読者サマの心が知れて,とても勉強になりました!!桐斗と優菜ですかぁ・・・ウンウン(○′艸`)ヮラwこれからも頑張りますので,よろしくお願いします♪♪




╋━━━━━━…‥☆・゚



棒の方は吸ったり、舐めたり……





二つの玉は、手で弄ぶ。





優菜は、やり方がよく分からなかったが一生懸命テクニックを存分に活かした。





「……うっ………何だよ………やれば出来るじゃねえかっ………はぁ…」





男は、甘い声を漏らす。





さっきのオレ様口調と、全然違う―――…





その声のギャップに優菜は、さらに燃えた。







激しく上下に口を動かす。




口の中では、舌が棒の先っぽをチロチロと攻める。





「うっ………はぁ!イっイク!!!」






そういうと男は、優菜の頭を両手で押さえた。





「んっ…………んん!」





―――優菜の喉の奥に、精子が勢いよく放たれる。





優菜の口は、精液でいっぱいになった。





やっと口からペニスが抜かれたが、精液を吐き出していいのか、これをどうしていいか分からず、ただ口を開けて男に瞳で訴えた。




―――私、まるで命令を待つ犬のようだわ…




優菜はそんな自分が恥ずかしくて、どこか興奮した。




その様子を見て、男はクスクス笑った。





「全部、飲みなさい。ちゃんと……味わいながら、ね」





もはや優菜は、男の言いなりだった。




男の命令に快感を覚え、喜んで応じた―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

63 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/25(日) 09:30:43 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


――――――ゴックン!





ネバネバしてて、ちょっと苦い………そんな味だった。




初めて味わった男の味。




「はぁっ……はぁ………うぇ………」




まだ喉に精液が絡み付いているような感覚。






とても“おいしい”なんて言えたものじゃない。






「よく出来ました」






そう言われると、優菜は準平が眠るベッドが見えるように四つん這いの体勢にさせられた。






「準平………はぅ!!」






バックから男に突かれる。






「はっ…………あぁ………うんっ!…はぁ!!」







―――――ギシッギシッギシッ……





ベッドのスプリングが腰の動きに合わせて軋む。







「準っ………ぺ……!!んっ…はぁ!あぅん!!ひゃん!!」







男の腰の運動が激しくなった。



―――――ギッギッギッギッギッギッ!!!




こんなのっ…こんなのって!!





子宮が、はち切れてしまいそう!!!!







「やっ……めて!!壊れちゃう………!アソコ!こっ壊れちゃうぅぅぅぅううぅぅうぅぅぅぅぅうぅううう!!」






お腹の中に熱いモノで、いっぱいになる。






「あぁぁあああぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!」







優菜は果てた。






ペニスは引き抜かれ、優菜のアソコからは、ドクドクと精液が溢れ出てくる。







優菜は、あまりの衝撃にビクンビクンと身体を引き付けていた―――…



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

64 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/25(日) 12:32:19 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「はぁ!はぁ……はぁっ……………はぁ」






腰が砕けて動けない……それとも、こういうのが“骨抜きにされた”っていうの?







病室は薄暗くて表情や視線くらいしか分からない。





でも、雰囲気や声からして素敵な男性であるような気がする―――…。






男は動けない優菜に毛布を掛けて、身支度を整えた。






「優菜、俺は闇の国の者。…………………名は」







優菜は、首だけで振り返る。





月の光が強く差し込み、逆光で男の表情すら分からなくなった。







「はぁ…………あなたの……ん……名は?」






男はバサッと黒ジャケットを翻す。






「俺の名は…………K【ケイ】だ」






そう言って、Kと名乗った男は消えていった。








―――まだ……まだ優菜には言えない。







―――もう少し。もう少しだけでいい。








―――もう少しだけ…アイツの“彼氏”でいたい。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

65 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/25(日) 12:51:41 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



しばらく時間が経ち、優菜はようやく起き上がれるようになった。






Kに乱された制服と髪を整える。






ベッドの端に放置されていたパンツを拾い上げる。






ベッドのシーツや床には、優菜の淫乱の痕跡が残っていた。






シーツに残ったシミを見つめながら、優菜はポツリと呟く。







「ごめんね…………桐斗」






確かに、準平は死なせたくない。






でも、それはきっと人として当たり前なこと。






―――きっと恋愛感情じゃない。





だって私は、綾子と愛し合った準平を許せてないんだもの。








私の“彼氏”は………桐斗ただ一人。








優菜は、準平のベッドのカーテンを開ける。








「それじゃ帰るね。あんた………私がいなかったら死んでたんだよ?この借りは大きいんだからね」






優菜は、準平の吐息を確認すると静かに病室を出た。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

66 :kgty:03/25(日) 15:59:32 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげ




















かもね

67 :ムー:03/25(日) 16:15:34 HOST:p3194-ipad10kagawa.kagawa.ocn.ne.jp
あげ
やっぱり桐斗―優菜だねぇ〜
これからもがんばって下さい
続きがめっちゃ気になる

68 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/26(月) 00:12:03 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ kgty様 ★+゚


コメントありがとうございます(・∀・)あげ・・・・かもねッ!?wwwオモシろかったです(´・ω・`)頑張りますので,よろしくお願いします♪♪♪



。+★ ムー様 ★+゚


再びコメントありがとうございます(・∀・)かたじけないッ!!!!ヮラwパワーみなぎってきます☆★頑張りますねッ↑↑↑↑どうぞ,お楽しみくださいませッ(ノU<o))




╋━━━━━━…‥☆・゚



次の日、HR【ホーム・ルーム】が始まっても隣の席に準平はいなかった。





「えー…伊藤は、しばらく家の事情で学校を休むことになった。配られたプリント類は机の中に入れといてやってくれ!」




先生は、“事故”とハッキリ言わなかった。





言っていたら、きっとクラス…いや学校中が噂で持ち切りになるからだろう。





準平が今どういう状況なのか、知っているのは私だけ。






命に別状はないって言われても、頭の片隅で最悪の場合を考えてしまう。





「ゆう………水無月!」




「!…………桐斗くん」






桐斗が、優菜の席に近づく。






―――私は昨日、見知らぬ男に抱かれ、本当なら桐斗くんには顔向けできない状態。






―――でも昨日のは、仕方ない………よね?






「水無月……話があるんだ。廊下に、ちょっといいか?」





―――――――――え?





優菜と桐斗は廊下の端で向かい合う。




優菜の心臓が、バクバクと大きく波打つ。






“昨日のことは知らないはずだから………大丈夫なはず”






でも…………………




「水無月…」






見つめる桐斗の瞳は、深くて鋭い―――…






まるで全てを見透かしているような―――…






「水無月………お前、隠してるだろ」






―――――――ビクッ!






優菜の瞳が大きく開く。






―――ドウシテ、バレテルノ!?


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

69 ://:03/26(月) 00:49:19 HOST:p053.net219126001.tokai.or.jp
ぁげw

凄い面白いです!!!!!!!!!!!

70 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/26(月) 07:01:56 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ //さま ★+゚


コメントありがとうございます(・∀・)その一言が,私には大変,嬉しくて仕方ありません☆★もっと上手に面白く話が展開できるよう日々精進,そして努力しますね!!これからも,よろしくお願いしますッヾ(*>∀<*●)ノ


ヶータイからの投稿なので,パソコンからだと見にくいでしょうが,御了承ください(>_<。)




╋━━━━━━…‥☆・゚



―――キーンコーンカーンコーン……。




廊下に予鈴が響き渡る。




廊下で騒いでいた生徒たちが、どんどん教室に吸い込まれていく。





“言わなきゃ…桐斗に一言『授業だから戻ろう』って”






しかし、見つめる桐斗の瞳から目が離せない。





それどころか、まるで金縛りになったかのように指一本動かせない―――…。







長い沈黙が続いた。あまりにも沈黙が長すぎて、優菜に“これ以上隠し切れない”と諦めの色が見え始めた。




桐斗は何も言わず、ただ真っ直ぐに優菜を見つめている。




“本当のことをきちんと言うしか……なんて切り出そう…?”






優菜は詰まった喉から、声を絞り出す。






「あのね………桐斗、落ち着いて聞いてね?」





嫌な汗が、一筋頬を伝う。





「実は昨日…………ね」




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

71 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/26(月) 07:24:07 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「準平のお母さんから…準平が事故に遭ったって電話がかかってきて………」






「やっぱり!!!家の事情なんて、なんか変だと思ってたんだ!!」






―――――――――え?





「あいつ………………事故に遭ってたのか。そうか辛いだろうな……」






―――これって、もしかして桐斗は最初から昨日のことじゃなくて………………準平のこと聞いてたの!?






優菜は、自然と安堵の一息をついていた。






「ありがとな。授業戻ろう。そろそろ先生も来るだろ………」






桐斗が優菜を促し、まだ騒がしいクラスに戻っていった――――。






桐斗が席につくと、鞠が妖艶な笑みを浮かべながら話しかけてきた。






「下手なお芝居ね」





クスクス笑いながら、鞠は桐斗の顔を覗く。






「優菜さん、とっても慌ててらしたわよ?彼女からしたら…笑えないわね」






ガラッと、英語の先生が入ってくる。





委員長が号令をかけた。





「起立ーー。礼。着席ー!!」






授業中、桐斗はチラッと少し離れた席に座る優菜の横顔に目をやる。






「我ながら、なかなか際どいカマをかけたな…」






桐斗がポツリと囁いた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

72 :あげ:03/26(月) 19:39:45 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
すんごいおもろお

73 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/26(月) 23:49:33 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ あげ様 ★+゚


コメントありがとうございます(・∀・)とても嬉しいです!!!!話も盛り上げていきたいと思います♪♪♪コメントを励みに頑張りますね゚+(●*>凵<pq)*゚




╋━━━━━━…‥☆・゚



冬も近づき、木々は葉を落とし続ける。






優菜は、葉が落ちていくのを見ていたら昔、何かの本で読んだ話を思い出した。







―――ある重い病気を持つ女の子の病室の窓からは、その病院で育てられている大きな大きな1本の木が見えました。


秋も深まり、大木は葉を落とし始めます。毎日あまりにも女の子が熱心に葉の枚数を数えるので、母親は気になって聞いてみました。


『どうして、木に残ってる葉の枚数を数えているの?』



女の子は答えました。



『この木の…最後の1枚の葉っぱが落ちたときに、きっと私も死ぬから』




―――――――準平!!







「そんなのダメっっ!」





授業中にも関わらず、優菜は机をバンッと叩き、思わず椅子から立ち上がっていた。






先生の目が点になっていた。





優菜は、言い訳の台詞も謝罪の言葉も思い付かない。





今、この状況を認識することでいっぱいいっぱいだった。





「あ……………あれ?」






クラスから、どっと笑いが起こる。





しかし先生のお怒りを買ってしまったようだ……






「水無月さん!!テキスト96ページ……読んでいただきます!」





「はっ…はい!!」




優菜は慌てて教科書を開き、英文を読み始めた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

74 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/27(火) 00:16:05 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



『えーと“Mary have managed to live up to their ideals.But……….”』




読み終えると、優菜は席に座った。





“終わった!そこまで難しい単語もなかったし良かった!”





優菜が、そっと胸を撫で下ろす。





「はい。水無月さん、ありがとう。これからは授業に集中しなさいよ」





何人かがクスクス笑った。





「確かに名前の“Mary”は【マリー】とも読めるけど、先生さっきから【メアリー】で話、進めてきたから次からは、そう読んでちょうだいね」






―――――――メアリー





そういえば闇の国の者でもいたなぁ。





今のところ唯一戦った女の子で………





黒髪に、黒いロングワンピース。






黒髪で………メアリー。






黒髪で………………






優菜はハッと首と動かす。




瞳に、ある人物を映し出す。




視線の先には









黒澤 鞠――――。






まり……

マリー……

Mary………

メアリー………





黒髪の………鞠――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

75 :だいスキ☆:03/27(火) 08:28:27 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
やっばあ
まぢおもろい

76 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/27(火) 23:53:02 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ だいスキ☆様 ★+゚


コメントありがとうございます(・∀・)とっても02嬉しいです♪♪頑張りますッッ!!εε=((/*≧▽≦)/これからも,よろしくお願いします(○′艸`)




╋━━━━━━…‥☆・゚




「優菜さん!この資料、委員会の先生から。渡しといてくれって!」





休み時間、優菜のところへ鞠がやってくる。





いつもの、艶っぽい無邪気な鞠だった。





その変わらない様子に、優菜の気持ちの歯車が狂い出す。





「あっ……ありがとう」





優菜は思わず、そっけない態度を取り、その場から逃げ出してしまった。





――――やだっ……こんなつもりじゃないのに






でも自分の勝手な思い込みだと分かっていても、身体は納得しなかった。







自分の自分勝手さに嫌気がさす。





――――鞠に失礼だわ。






謝らなくっちゃ!!





教室に戻ると、鞠は桐斗と話をしていた。





鞠の様子は悲しげで、その表情に優菜は罪悪感を抱いた。






――――鞠が闇の国の者だったら、兄妹なんだから桐斗だって闇の国の者ってことになる。





――――そんなわけない。黒澤兄妹は闇の国の者なんかじゃ………そんなハズない。あってはいけない。準平、綾子、そして鞠と桐斗まで失ったら、私はどうなってしまうか…………怖いのだから。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

77 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/28(水) 12:31:00 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――時間は少しだけさかのぼる。




優菜が鞠のもとから走り去った後、鞠は桐斗のもとへ行った。







「鞠、お前やっぱり“鞠”って名前、失敗だったんじゃないか?まさか、さっきの英語の授業で…水無月、気付いたんじゃ」





鞠がクスッと、笑みを浮かべる。






「彼女きっと今、心の中で葛藤しているのよ。私が闇の国の“メアリー”なのかも…でも、もしそうだったら私も、そして彼氏である桐斗も失ってしまうのが怖いってね……………」





桐斗の眉毛がピクッと反応する。






「なんで、お前が闇の国の者だったら俺まで失いそうで怖いんだ?」







鞠が“バカッ”と桐斗の額をコツンと叩く。







「あなた………私たちが兄妹っていう設定、忘れないでよ?妹が闇の国の者だったら、兄もそうであるって普通は思うでしょ?」







桐斗の時間が止まる。







「俺も……闇の国の者じゃないかと…疑われてるのか!?」





桐斗は少し取り乱してしまった。







「せっかく……せっかく、あいつの彼氏になれて………これから一緒に帰ったり、どこか出掛けたりできると…………」






ハッと桐斗は手で口を塞ぐ。






「大丈夫よ。伊藤くんが“偶然にも”ああいう状態になってしまった今あの子はこれ以上、人を失うのが怖いはず。結局はあの子……私たちを許してしまうわ」






鞠が教室のドアを見ながら“そろそろね”と言い、悲しそうな表情で話し始める。






「何の真似だ?」





「そろそろ飛び出して行った優菜さんの心の葛藤が落ち着いて、私の表情を伺いに戻ってくる頃よ」







鞠の予想通り、優菜は教室に戻ってきて鞠の表情を確認する。







――――そんなわけない。黒澤兄妹は闇の国の者なんかじゃ………そんなハズない。あってはいけない。準平、綾子、そして鞠と桐斗まで失ったら、私はどうなってしまうか…………怖いのだから。




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

78 :あげ:03/28(水) 20:22:19 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
早く更新して〜!!

79 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/28(水) 22:22:10 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


。+★ あげ様 ★+゚


ありがとうございますッ!!お待たせいたしました(*´・囚・`)ノ更新しますね♪♪




╋━━━━━━…‥☆・゚



放課後、優菜は鞠のもとへ駆け寄る。





「鞠!また…明日ね!」






優菜は何か吹っ切れたかのように、鞠にとびきりの笑顔で挨拶をした。





「優菜さん…えぇ、また明日ね!」





鞠も笑顔で返す。






―――気まずくならなくって良かった。





優菜は胸を撫で下ろす。







今まで重いリュックサックをしょっていたかのように怠かった肩が、嘘のように軽くなった。






思わず作り笑顔ではない、素顔の笑みがこぼれる。






「…………そっちの笑顔のほうが素敵よ」






鞠が呟く。が…優菜の耳に、その声は届いていなかった。







「桐斗!一緒に………帰ろ?」






少し、はにかみながら優菜は桐斗を誘う。







桐斗の口元も思わず綻んだ。






―――――――――――



「もうすぐだね……修学旅行」




帰り道―――…


優菜が、ぽつりと呟く。






「そうだな。水無月……旅行委員でしおり作り大変そうだったもんな」







この秋、優菜たちの学校では修学旅行で珍しく北海道へ行く。







どうして涼しい…いや、どちらかというと肌寒い季節に北海道へ行くのかというと、冬のほうが空気が澄んでいて有名な函館の夜景が綺麗に見えるからだそうだ。








「夜景………一緒に見れる?」





優菜が頬を紅く染めながら桐斗の顔を覗きこんだ。





桐斗は何も言わない代わりに、優菜の手を優しく握っていた―――…



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

80 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/28(水) 22:41:00 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



2週間が経った。




その間、闇の国の者は数人襲って来たが、優菜の身体を弄ぶだけで命を奪うことはなかった。







桐斗と優菜はキスをすることはあっても、それ以上のことは、あの日以来一度もすることはなかった。







「ついに明日………か」







自分の部屋で優菜は、服をハンガーに着せ、カーテンレールに掛ける。







―――準平の意識は、まだ戻らない。





―――綾子とも、ぎくしゃくしたまま。







それでも………





それでも明日からの3泊4日は楽しみたい。








修学旅行の出発は、目前に迫っていた。






―――――――――――





「おはよう!優菜!」




真耶が、はしゃいだ様子で話しかけてくる。






「もう私さぁ…楽しみで楽しみで!優菜!黒澤君と一緒に居たくて、しょうがないだろうけど私にも付き合ってもらうよっ!!」






そういうと真耶は優菜の手を引く。






真耶に手を引かれているときに、ちょうど桐斗と鞠が集合し、目が合う。







優菜は、二人に手を振った。






優菜は心から願う。







――――楽しい旅行になりますように…。




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

81 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/28(水) 23:25:19 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
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修学旅行初日は函館を中心に様々な観光スポット回った。






しかし、ほとんどが班行動で優菜はなかなか桐斗と一緒に回るチャンスはなかった。







たびたび優菜と桐斗は、お互いを気にしているのか目が合った。







一緒に回りたかったが、友達といても楽しかった優菜は、それだけでも満足だった。






初日の最後を締めくくる観光名所はトラピスチヌ修道院だった。






空は夕日で紅く染まり、トラピスチヌ修道院の白い壁も夕焼けで紅く染まっているようだった。






「じゃあ、ここでは個人行動とします。くれぐれも修道院から出ないように!!集合は17:30!」






先生が、こう告げると生徒たちからは歓声が上がり、あちこちに散らばって行った。






真耶は、桐斗に気を使ってか優菜を誘わなかった。






鞠は、綾子に声をかけている。






―――――――桐斗は?






優菜は少しパニックに陥り、おろおろしていると強い力で腕を引かれた。







「きゃっ………!?」






振り返ると、そこには優菜の腕を引く桐斗の姿があった。






優菜の胸が大きくときめいた。







夕焼けを背に桐斗は優菜に笑顔を向ける。






「やっと、つかまえた」






最初、優菜は寂しさを埋めるためだけに桐斗を付き合っていた。







しかし、いつのまにか優しく、時に強引で男らしい桐斗は、優菜の中で大きな存在になっていた―――…。



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82 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/29(木) 00:34:16 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
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「聖母マリアの像……だって!」





修道院の前は、大きく緑豊かな広場となっていて、その中心では白いマリア様の像が両手を広げ、優しく微笑んでいた。







「マリア様は、キリストのお母さんだから…神様のお母さんってことよね。すごいなぁ……」







桐斗からの返事がなかった。






ただ桐斗は険しい顔でマリア様の像をじっと見つめていた。







「きっ桐斗………?どうしたの?」







―――こんなに怒ったような怖い顔の桐斗、初めて見る…。







桐斗は、突然ハッと我に戻った。






「悪い優菜………ちょっとボーッとしてただけだ」






―――この世界の神は、ただ一人。我ら闇の国の王だけでいい…。





優菜も像を見つめながら語る。





「このマリア様………広げた両手が、まるで天使の羽みたいね」






“天使”






光の国のクイーンに選ばれた光の戦士セイント・シャイン―――…。







そのセイント・シャインに選ばれた優菜……お前こそが神の使い、いわば“天使”なのではないだろうか。






光の国のクイーンにとってだけでなく、俺にとっての天使にもなってしまった―――“天使の心”は、何人【なにびと】をも惑わすのだな。






「桐斗ってば!!」






優菜が桐斗に話し掛けた途端、強い南風が吹いた。







南風は優菜の髪を舞い上げ、桐斗の心をかき乱す。






―――優菜の香水“Angel Heart”が甘く香る。





桐斗は、優菜をじっと見つめる。







「桐斗…………?なんか今日ちょっと変だよ?」






長い時間見つめられ、優菜は照れて目線を外す。






「お前の“Angel Heart”が俺を狂わせてるんだろ?さ、次行くぞ」






桐斗が優菜の手を引く。







優菜は顔を赤らめ、いつもと雰囲気の違う桐斗にどこか緊張していた。






日は暮れる―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

83 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/29(木) 23:46:35 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



一日目は無事に全ての行程を終えた。






旅館での夕食には、蟹やメロンなど北海道の味覚を存分に味わうことが出来た。







みんなが待ち望んでいた夜の自由時間、そして就寝時間が来る。







「ねえねえ!男子の部屋に行こうよーッ!!」






優菜と同じ部屋の女の子たちも、男子の部屋へ行こうとしてるらしい。








「でもさー、優菜には桐斗君がいるじゃん?桐斗がいる部屋に行ってあげようよ!!」






優菜は思わず顔を赤くする。







「いっ…いいよ!いいってば!!みんなが行きたいとこで〜ッ!!」






―――今日の桐斗は、なんだか雰囲気が違って緊張しちゃうんだもん。






「そお?じゃ、どこの部屋にする??」






女の子たちは、また相談を始める。







真耶とも同じ部屋だが、修学旅行中でも朝と晩に外をランニングして身体を鈍らせないようにと、部活の顧問から指導が入ってるらしい。







「真耶……まだかな」







そんなことを思いながら部屋のカーテンを開ける。







―――――――――!?




嫌な予感と、変な視線を感じる。




―――――気のせいなんかじゃない




目の前には、北海道の雄大な自然が広がっていた。






しかし、ちょうど優菜の部屋の真下に黒いマントを羽織った男が、優菜を見上げている。






―――――見覚えがあった






―――――あいつは









―――――ラダス!!!




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

84 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/30(金) 01:08:57 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「ごめんっ!ちょっとトイレ!!」






優菜は、そういうと部屋を飛び出す。





階段を駆け降り、ロビーを横切る。






ちょうど桐斗は弘人達と大浴場から上がったところだった。






「浴衣って………ひらひらしてて、面白い服だな。初めて着る」






桐斗の、その言葉に弘人が驚く。







「黒澤…………どうして日本で17年間過ごして浴衣を着ない人生になるんだ?」






周りにいた友達も、思わず笑った。






ふと見渡すと、ロビーを通る優菜の姿が桐斗の目に入った。








――――――優菜??






弘人達は、どうやら優菜が横切っていったことに気付かなかったようだ。







「悪い。ちょっと喉が渇いたから、外の自販で飲み物買ってくる。先戻ってて」







そう言って、桐斗は何気なく弘人達から離れた。



―――――――――――





「久しぶりね、ラダス」





ラダスはマントを翻し、優菜にお辞儀をする。






「麗しき光の戦士セイント・シャイン………ご機嫌うるわしゅう」






「あなたのせいで、ご機嫌斜めよ!」







優菜は、ラダスを睨んだ。





「さて……やりますか」





ラダスが一つ息をついて、ポツリと言う。






「望むところよ…!シャイニング・フォース!!」




辺りが光で包まれた―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

85 :ムー:03/30(金) 13:30:22 HOST:p6128-ipad08kagawa.kagawa.ocn.ne.jp
あげです
早く更新してほしい!!


86 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/30(金) 21:01:40 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ムー様 ★+゚


またしてもコメントありがとうございます(・∀・)これからも頑張りますね☆★どうぞ,ごゆっくりッ(○'∀`人♪+゜





╋━━━━━━…‥☆・゚




「光の戦士セイント・シャイン!」






優菜はいつもの胸元が開いた、いやらしい服に変身をとげる。




「ほう………」






ラダスは久しぶりに見たセイント・シャインを、まじまじと見つめる。






―――なんだか、視線で犯されてる気分だわ…。






優菜は無意識の内に一歩後ろにたじろいた。






『成長期なのか?一回り胸が大きくなったように見える………』






ラダスの言葉で、優菜は頭に血が上る。







「どっどこ見てるのよ!この変態!!いいわ……あなたには勿体ないけど、ジャスティス・ブレードで倒してあげる!」







優菜は両手を胸の前で組み、祈りを捧げる。





「セイント・シャインの名において命ずる………正義のつる……!…?きゃあぁぁああ!!」







優菜が少し油断した隙にラダスは優菜を押し倒していた―――…。







ラダスが優菜の上に乗り、妖しい目線で優菜を見下す。







その様子を少し離れた木の影から、浴衣を着た“K”が様子を見る。








『おや……?セイント・シャイン。服を着てても分かるくらい乳首が立っていますね』







「………っ!はぁん!」






服の上から乳首を優しく撫でられ、優菜は思わず声を出す。






気持ちは拒絶しているのに、身体がラダスを求めてしまう―――!







『どうやら貴女は成長期ではなく…………発情期だったようですね』








ラダスはクスクスと笑った。


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87 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/30(金) 22:03:07 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



『前回は未遂に終わりましたが、今回はそうはいきません』







そういうとラダスは近くの木に絡み付いていた太いツタに目を付け、気を送る。







すると、ツタはゆっくりとラダスの思い通りに動き出した。








前回のスズランテープ同様ツタは優菜は両手、両足に絡み付く。








――――くっ!またしても………!!







ツタは優菜の指の先まで絡み付き、優菜の身体の自由は完全にラダスに奪われた。








――――私、何されるの……!?








この緊迫感が優菜に不安と期待を抱かせる―――…。








“私の馬鹿!!なに興奮してるのよぉ……!”







自分でも下の口から、いやらしい汁がドクドクと出ているのが分かった。







――――私






――――私、ラダスを求めてるの??







――――ラダスの言う通り“発情期”なのかもね。






ラダスの手が胸のリボンにかかったとき、優菜はもはや諦め…いや、快楽を得たいためか抵抗はしなかった。







―――――――シュルッ







服がゆっくり…はだけ、優菜の白い乳房があらわになる。







その時






――――――――ガサッ







ランニングを終え、旅館の入口が分からなくなり迷った真耶が、その場に鉢合わせてしまった―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

88 :雄大な自然を愛す人々:03/30(金) 22:17:55 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげあげあげあげあげ
おーもしろーい

89 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/30(金) 23:34:48 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 雄大な自然を愛する人々さま ★+゚


コメントありがとうございます!!!!(・∀・)とっても嬉しいです☆★頑張りますので,よろしくお願いしますッッ(^U^)/





╋━━━━━━…‥☆・゚




優菜、ラダス、真耶、そして少し離れた木の影から様子を見ていたK―――…。






その場の空気が止まる。







優菜は、思わず顔を真耶とは反対側に向ける。







――――服はセイント・シャインのまま



――――髪も普段はストレートヘアーだが、今は巻き毛になっていて雰囲気はかなり違う。






――――“水無月 優菜”って、バレてない…よね!?






優菜の不安は拭い切れない。





一方、真耶は目の前の光景に動揺を隠せなかった。







真耶は、男よりも部活を取ってきた女の子である。







スラッとした長身に、よく似合うショートカット―――…







その真っ直ぐな性格と整ったスポーティーな顔立ちは、多くの人を魅了した。







しかし、真耶はスポーツ以上に楽しいものはないと考え、多くの告白を断ってきた。







そのため男女の性行為については、大変疎くなっていて、よく言えば純情であった。








そんな純情な真耶にとって、目の前で繰り広げられている大人の世界は刺激が強すぎた。







「ふぅ…………」





――――――――ドサッ





真耶は一つ息をつくと、その場に倒れてしまった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

90 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/30(金) 23:52:58 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「真耶!!!」





―――真耶のもとへ駆け寄りたい!!





しかし無理にあがけば、あがくほど両手両足のツタが四肢に深く食い込む。








ラダスは、ある一点を見つめていた。






『おい!………そこにいるんだろ!?その女をメアリーのところへ連れていって記憶操作をしろ』







しかしラダスに命令された者は、なかなか影から出てこようとはしなかった。







「な……なに?ラダス、あなた誰に言ってるの?」






不思議がる優菜にラダスは視線を落とす。


ラダスが小声で何か言ったようだったが、優菜には聞き取れなかった。





―――あいつがセイント・シャインに惚れたという噂は………本当らしいな―――






ラダスは声を張り上げる。





『いいか!?今からコイツの視界を封じるから、その隙にお前は、その女を連れてけ!!』





「?……あなた何を言ってるの??」






―――――――バサッ!






優菜は、ラダスのマントに包まれる。






真っ暗で何も見えない…







「なっなにするのよっ!ん……!!んん…」







マントの暗闇の中で、優菜は唇を奪われる。






熱いラダスの舌が優菜の口内を犯した。






――――――何秒、何分くらい口づけを交わしていたのだろう。






ラダスは唇をやっと離す。





『全く………余計な邪魔が入ったな。続きは次回のお楽しみだ』






そう言ってラダスは消えていった。






優菜の服も元に戻る。





「真耶!?」






倒れていたはずの真耶が、忽然と消えていた―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

91 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/31(土) 11:47:10 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚




「真耶っ!?真耶ーー!!」






辺りの草木をかき分け優菜は真耶を捜すが、真耶の姿はどこにも見当たらない。







「どうしよう………このままじゃ真耶も光の国と闇の国の争いに巻き込まれちゃう……!!」







嫌な汗が流れる。






―――もしかして、もう今頃ラダスの仲間に連れていかれて…………!?








暗闇の孤独の中では、どうしても悪い方向に考えてしまう。







今だって、このまま闇に吸い込まれてしまいそうなのに―――…。






「一度戻ろう……こんな暗くちゃ見つかるものも見つからないよ………」







優菜は後ろ髪を引かれる思いで旅館に戻っていった。





―――――――――――




「おっそーーい!優菜どれだけトイレ行ってたの!?」







部屋の扉を開けると、そこには真耶が仁王立ちで待ち伏せていた。








「…………………え?」







――――真耶が、戻ってる!?








優菜は思わず真耶の両肩を掴む。








「真耶!!さっきまで……さっきまで………何してたの?」







真耶は目を丸くし、笑い始める。






「あははっ!優菜、あんた何言ってるの!?言ったでしょ。ランニングしてくるって!!さっき戻ってきたの」





――――――――あれ?





真耶は、さっきの出来事を忘れてる?





忘れてるっていうより、そんなこと見ても聞いてもございませんって感じ………。







『メアリーの記憶操作』








まさか……本当に記憶を操作されたっていうの!!?




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

92 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/31(土) 12:05:44 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



―――闇の国の者達は、どれだけ人類を超越した力を持ってるっていうの!?







―――私、セイント・シャインはそんな奴らに勝てるのかしら……。







優菜は力無く、その場に座り込んでしまった。







「ちょっと優菜?顔色が少し悪いよ?汗もいっぱいかいてるみたいだし、露天風呂でも入ってきたら??」







「そだね……そうする」








真耶に勧められ、優菜は浴衣と下着を持って、1階にある露天風呂付きの大浴場へ向かった―――…。




―――――――――――



「真耶っ!ナイス・アシスト!!」







優菜がいなくなると、同じ部屋の女の子達が騒ぎだす。






真耶は、何が何だか分からなかった。







「なに?私……何かしたの?」






女の子達は、興奮した様子で話し始める。







「大浴場は男湯と女湯で分かれてるけど、大浴場から行ける露天風呂は繋がってるのよ〜ッ!!つ・ま・り、混浴になってるってこと!!」







そういうと女の子の一人が携帯電話を取り出す。








「弘人君って桐斗君と同じ部屋だったよね!なんとか桐斗君を露天風呂に誘導してもらお!!」








―――こういう時の団結力はスゴいな……。






そんな事を思いながら真耶は布団に入り、優菜の帰りを待つことにした。




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

93 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/31(土) 12:38:06 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「わぁ…………大きなお風呂。檜の良い匂い…」






時計は夜12時を回っていて、大浴場は優菜一人の貸し切り状態だった。








身体と髪を洗い、優菜は外にある露天風呂に進む。






白濁色の温泉は、肩コリ・疲労回復に効果があると看板が立っていた。







「真ん丸な……お月様」







優菜は、露天風呂と自然を満喫していた。




―――――――――――



その頃、弘人の部屋ではトランプ大会が開催されていた。






♪♪〜♪〜〜♪♪




「これ誰の携帯?鳴ってるぞー」




「あ!おれおれ」





弘人はそういうとメールを読み始める。





「ほぅ…………………」






弘人は、楽しそうな笑みを浮かべると携帯を閉じた。






「じゃ次はポーカーな!負けた奴は罰ゲームとして、暗ーーい露天風呂に一人で入ってくるってのでどうだ!?」








弘人が、そう話を切り出すとテンションが上がっていた、みんなも話に乗ってくる。







弘人はトランプを不自然に切って、みんなに配る。







「今回はカードの交換なしの一発勝負にしようぜ。いっせーのーせ!!」








みんながトランプを出すと桐斗がワンペアなのに対し、他のメンバーは3カードやフルハウス、ましてロイヤルストレートフラッシュなど奇跡的なカードを出した。







「弘人……仕組んだな」







桐斗が弘人を冗談半分で睨む。





「まぁ……暗くて何か出そうだけど貸し切りの露天風呂に入れるじゃん!入ってきた証拠として露天風呂に置いてある石鹸でも持ってきてよー!!」






そういうと弘人は桐斗を部屋から閉め出した。







部屋の中では、弘人が他の男子達に事情を説明する。






「そういうことだったのかぁ!!弘人やるぅ!」






「そういうこと!じゃ桐斗が帰ってくるまで大富豪でもやってようぜ!」





弘人達の部屋は、また盛り上がり始めた―――…



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

94 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/31(土) 13:26:18 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



優菜は星を見上げていた。







「記憶操作されたとはいえ………真耶に私の正体バレなくて良かった」







温泉に顔を半分埋めると、口から泡をブクブク出した。







『それは是非、我らに感謝してほしいものですね』






―――――――――!!






露天風呂の塀に、ラダスが腰を掛けていた。






優菜は思わず立ち上がる。






「あっあなた………!!なんで、こんなとこに!?今日はもう引き上げたんじゃないの!?」







ラダスはクスクス笑うと塀から降りて、湯舟に近づいてくる。









『誰も今日はさっきので終わりとは言っていないでしょう………それに今セイント・シャイン自ら、私に身体を見せてくれているんだ』








優菜は思わず立ち上がってしまったことにハッと、気付き胸を両手で隠し湯舟に浸かる。






『そんな魅惑的な肉体を見せつけられたら……襲わない方が貴女に失礼だと私は思いますが??』







―――――――ジャブッ





ラダスは服を着たまま、湯舟に入ってくる。







黒いマントが温泉に浮かび、白濁色を闇に染める―――…。








「やっやだ…………来ないで………見ないで!」








優菜は、湯舟の隅に追い込まれる。






「ひゃあ………!!!」







ラダスは湯の中で強引に優菜の両手を胸から外すと、そのまま両手を引き上げて優菜を湯舟のふちに座らせる。







『お前の身体すごく熱いな?温泉のせいか??……それとも俺のせいか?』





ラダスは、ふちに座らせた優菜をそのまま床に押し倒した―――…。




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

95 :みきてぃ (/zOk9d333I):03/31(土) 13:53:25 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「やっやだぁ…………」







―――この身体のほてりは温泉のせい?それとも…






―――それとも本当に、この男のせい??






「そのような甘い声……私には抵抗しているように聞こえないのだが?」






ラダスが耳元で囁き、そのまま耳を…首筋を…乳房を……そして乳首を舐め始める。






「はぁん………はぁ……あぅ…………はうん!」






優菜は激しく喘いでしまう。





「セイント・シャイン………ずいぶん淫らになったな。俺好みの良い女だ」






そのラダスの言葉に、また感じてしまう―――…





―――ベチャッ…クチュ…チュパ………





身体がビクンビクンと波打つ。





呼吸も激しくなる。






『こっちの具合はどうだ??』





ラダスの指が優菜の身体を滑り、ついに敏感なところに触れる。






『おや?……このドロッとした熱い汁は湯ではないな??』






ラダスは指に、その汁を絡め優菜に見せつける。






「やだ………はぁ……そんなの見せないでぇ…」






『これが貴女の淫乱だ』






ラダスは指を舐めると、頭を優菜の股に埋める。






『さぁ……味わせてもらうぞ。セイント・シャイン!!』





そういうとラダスは、優菜のアソコ舌をねじ込んだ―――…



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

96 :みきてぃさいこー***:03/31(土) 15:32:30 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげあげあげあげあげあげあげあげあげあげあげあげあげあげ
むえちゃおもろおござんすばい

97 :kgtyでありあげであり大好き☆でありあげでありみきてぃさいこーである人:03/31(土) 18:04:51 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
めっちゃあげー
もっといっぱい更新してちょー

98 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 00:03:40 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
そぉだったんですかッッ!!スゴいビックリですΣ(`・д・ノ)ノいつも02ありがとうございます☆★頑張りますねッ(゜▽゜)(゜▽゜)





╋━━━━━━…‥☆・゚



―――――――ビクンッ





優菜の身体が敏感に反応した。ラダスは優しく優菜の中をかき回す。





グチュ……クチュ……




―――――頭の中…真っ白だ。何も考えられない。





いやらしい音が頭の中に、やけに響いてくる。




優菜は、もはや抵抗しなかった。




喘いで喘いで……今の自分の状況に悦楽さえ感じていた。





『この時を待ちわびたぞ……セイント・シャイン』





そういうとラダスはズボンのチャックを下げ、大きく膨脹したアレを出した。





髪や服が温泉で濡れたラダスは妙に色っぽく、さらに優菜をそそった。





「大きい……大きいよぉ…早くぅ…………早く入れてぇー!!」





――――――ズプズプ!




「ああぁぁぁぁあん!」





あまりの大きさに優菜のアソコは壊れてしまいそうだった。ドクドクと汁が滴る。




ラダスは激しく突きを繰り返してくる。




「さぁ……私をイカせてみなさい!セイント・シャイン!!」



―――――――――――



その頃、しぶしぶ桐斗が男湯の大浴場に着いた。




「露天風呂には行かなかったけど……大浴場さっき弘人達と入ったしなぁ…………脱ぐのもめんどいし、露天風呂に行って石鹸だけ取ってくればいいか」




桐斗は大浴場を通って露天風呂へ向かった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

99 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 00:21:09 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



―――もうダメ……!!アソコ突き上げられすぎて何も考えられない!




『うっ………セイント・シャイン!貴女のアソコは締め上げてきて……私のに…絡み付いてきて!はぁぁ!!』



―――――――ドピュッ



「ああぁぁぁぁぁあ!」




優菜も思わず声を上げる。




―――――――――!?




なんだ?今の声………この先から…露天風呂から?



桐斗は思わず駆け出す。その声が、どこか優菜に似ていたからだ。



「優菜………優菜じゃないよな!?」




そんな淡い願いも、はかなく散っていった―――…




目の前の露天風呂の湯舟のすぐそばで自分が愛する女と、自分の知り合いの身体が繋がっていた。




しかも接合部分からは白い液がドクドク流れ出て、湯舟の湯と同化していった。




優菜は目をつぶり、胸を大きく上下させ呼吸を整えようとしている―――。




ラダスは自分のペニスを優菜のアソコから引き抜いた。その先端からは、まだ白い液が溢れ出ていた。





ラダスは桐斗に気付くと悪びれる様子もなく、淡々と声をかけた。




「やぁ………そんなところに立ち尽くして、どうしたんだい? 風呂に入りにきたんだろ?? どうぞ私たちに構わず入ってください。もう私も行きますから…」



そういうとラダスは消えて行った。




―――――――――え?




優菜の瞳に桐斗が映った。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

100 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 00:36:39 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
100まで来ました+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+



╋━━━━━━…‥☆・゚



―――私ノ目ノ前ニイルノハ……桐斗?




「桐斗………どうして」



優菜は上半身を力無く起こす。




「うぅ……………!」




身体を起こすと、優菜の下の口からラダスの精液と優菜の愛液が混ざってドクドク出てきた。




桐斗は優菜に駆け寄り、声をかける。



「優菜………今の奴に抱かれたのか!?」




「あっ…………………」




優菜の瞳から涙が一筋、流れる。




――――私は、ただ桐斗を悲しませただけじゃない。




――――ラダスに…闇の国の者に桐斗を見られてしまった。





――――下手したら、桐斗が闇の国の者に狙われてしまう!!





優菜は桐斗の肩を掴む。




「桐斗………ごめんね…私………信じてもらえないかもしれないけど……ある者達に狙われてるの…………」




優菜の視界がグラグラ揺れたり、ぼやける―――。





身体も変に熱い。




「あっ…あれ?私……」





そういうと優菜は気を失ってしまった。




「優菜!?」




桐斗が優菜を抱き上げると、優菜の身体は風邪で熱を出したかのように熱かった。




「のぼせたんだな…」




桐斗は優菜を抱えて脱衣所に戻った。幸い、人はいなかった。脱衣所においてある優菜の下着や浴衣を着せ終わると、また抱き上げる。




「お前が狙われてること………知ってるよ。俺も、お前を狙って鞠とわざわざ学校まで侵入したんだから。なのに、お前は俺の心配ばかりして……」




桐斗はそっと優菜の額に口づけする。




「困ったやつだ」




☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

101 :アンナ:04/01(日) 09:16:20 HOST:softbank221032060185.bbtec.net
あげ!
面白いです◆。
頑張ってね!!

102 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 09:40:24 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「……………………?」



ゆっくり瞼を開けると、部屋の女の子達が私を覗き込んでいた。真耶も心配そうな表情で覗きこんでいる―――…。



「ここは…旅館の部屋? 私いつのまに布団に入ったの……?」




「あぁ…もう優菜! 心配したんだからね!!」



そういって真耶が優菜をそっと抱きしめた。




―――まだ頭が少しクラクラして、うまく首が座らない。



―――なんだかフワフワしてて、浮いてる気分。



「優菜が露天風呂でのぼせて倒れてたところに“偶然にも”桐斗君が鉢合わせたんだからね! これこそまさに……愛の力!?」



女の子達は、そう言ってキャーキャー騒ぎだす。



「ちょっと!! 優菜、本当に熱っぽいんだから静かにしなさい!」




真耶が喝を入れると女の子達はピタッと静かになった。



―――――さすが真耶。



「でも優菜、あの子達が言ってることは本当。体調が戻ったら、桐斗君にお礼言っときな。おやすみ」




他の女の子達はオールをするようで他の部屋に遊びに行ってしまったようだ。





真耶も明日のランニングが早いからと隣のベッドで横になった。




―――桐斗が闇の国の者に見られてしまった。この先、人質に取られることだって考えられる。でも………





でも、その前に………




私、桐斗に裸見られちゃった!!?



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

103 :あんこ:04/01(日) 09:48:04 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
おもしろいだよ
更新急げ〜
そして100おめでとー

104 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 09:59:12 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ アンナ様 ★+゚


コメントありがとうございます!!とーーっても嬉しいですッ゜+。(*′∇`)。+゜頑張りますので,よろしくお願いします☆★




╋━━━━━━…‥☆・゚



眩しい朝日の光りがカーテンの間から差し込む。



「朝………………?」



―――身体がほてって熱くて…………なんだか、だるい。



「真耶?」



隣のベッドは、もぬけの殻だった。どうやら、既に部活の友達と早朝ランニングに出掛けたらしい―――…。



「ふぅ…………………」



一息つくと優菜は、また眠りにつく。


―――――――――――


「…な………ゆう………優菜!!」



身体の揺れと名前を呼ぶ声で、優菜は目を覚ます。



「真耶…? ゴホッゴホッ!!」


「あーーほら! 横になってなって!! 顔赤いし、多分のぼせて、そのまま熱出しちゃったんだよ」



起き上がろうとする優菜を真耶は優しく制止した。


「先生にも言っといたから今日はここで寝てな。夕方に帰ってくるからね! じゃ、優菜の分も楽しんでくるよー!」



みんな行っちゃうんだね……なんだか淋しい。


「いってらっしゃい」



―――――――バタン!


真耶の扉を閉めた音が虚しく部屋に響く。


孤独は色んなことを考えてしまうから怖い――。



「………寝ちゃお」



優菜はまた、静かに眠りについた。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

105 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/01(日) 10:03:24 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ あんこ様 ★+゚

いつも02ありがとうございます(・∀・)今日はこれから出掛けて,そのままバイトなので更新は夜になりそうです(*ノд`。)少々お待ちください。。。。。

106 :あげであり大好き☆でありあげでありみきてぃさいこーでありあんこである人:04/01(日) 11:53:49 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
始めからみてるけど面白くなかッてところはない!!!
あげあげ
ちなみにあんなでなくあんこだよ★

107 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/02(月) 00:19:53 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
間違えてましたかッッ((゚Д゚;)゚Д゚)゚Д)゚))ホントに申し訳ないです(>_<。)いつも02ありがとうございます↑↑↑↑頑張りますね☆★彡



╋━━━━━━…‥☆・゚


どれくらい眠っていたのだろう。


みんながいない午後の旅館は静寂に包まれていた。音といったら風の音と、たまに廊下を小走りする女将さんの足音くらい。



ふと壁に掛けられてる時計に目をやると午後3時を回ったところだった。


「今日の旅館到着予定時刻は17:30………か」


優菜は静かに重い瞼を閉じた。


あと2時間30分も、この頭痛、そして静寂と孤独に耐えなくてはならない。


頭がクラクラする。


――――――――キィィ


気のせい…………? 瞼を開けたくても重くて開けられない。

きっと気のせい………


ピシャ……。


―――――――――!?



思わず額から伝わった冷たさに瞼が開く。額には水気を含んだ、冷たいおしぼりが乗っていた。



「なんで…………どうしてここにいるの?」


目の前には、出掛けたはずの桐斗の姿―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

108 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/02(月) 00:33:56 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「いちゃわりーのかよ」


桐斗は、そういうと優菜の額からズレたおしぼりを直す。


「いえ………そういうわけでは……」



しばらく二人の間に沈黙が流れた―――。



「先生に頼んで、俺だけ先に旅館帰らせてもらったんだ。優菜を旅館に一人置いてったんじゃ心配で修学旅行どころじゃなくってさ」



――――――――ドキン



ただでさえ熱があるのに、その言葉はさらに優菜の身体と気持ちを熱くした。



自分でも頬が熱を帯びているのが分かる。額のおしぼりの水気も全部蒸発しちゃいそう―――…。



「桐斗……ありがとう」



こんなに優しくしてくれる桐斗に自分は何をしてあげられるんだろう。ただでさえ、危険な争いに巻き込んでしまったのに…



――― そうだ…私は桐斗にきちんと説明しなくちゃ。今、話さなかったら桐斗は何も知らないまま危険な状況に陥ってしまう。



「桐斗……ねえ、話があるの」



「…………なに?」



桐斗は作業を止めて、優菜を見つめる。



「私……信じてもらえないかもしれないけど戦ってるの。地球上には存在しない闇の国の人達と…」



桐斗は、こんな突拍子のない話を笑いもせずに真剣に聞いてくれた。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

109 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/02(月) 00:53:11 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「そうか……優菜は、そんな大変な使命を一人で背負ってたんだな」



桐斗は優菜の簡単な話を聞くと、馬鹿にもせずに優菜の髪を撫でた。



「でね…昨日、露天風呂で桐斗……闇の国の者に“私の知り合い”って顔見られちゃったから危険な目に合ってしまうかもなの。………ごめんなさい」



「謝んなって」


桐斗は、髪を撫でていた手でトンッと額を小突いた。優菜は怒られると思っていたが予想外の反応にホッと胸を撫で下ろす。



しかし、今度は桐斗から話を切り出す。



「昨日は露天風呂で、その“闇の国の奴ら”に何されたの?」



――――――― あっ…!


優菜は、あの時のぼせていて、ボンヤリとして覚えてなかったが桐斗の一言で頭にかかっていたモヤが一気に晴れたように鮮明に思い出した。




―――桐斗ノ目ノ前デ“ラダス”ニ抱カレテイタンダ………。



「ちっ違うの! あれは…たまたま露天風呂に入ってる時に狙われて! 別に何かがあったってわけじゃ…!!」



思わず下手な嘘をつく。

半分は嘘、半分は本当の―――…。



「熱くさせちゃって悪かったな。今の忘れて。そうだ、熱計っとこうぜ。水無月さっきから顔赤いし」


そういえば頭に血が昇った感じだ。痛むような熱いような………。



「ほら熱計るから、落ち着いて目閉じろよ」



「うん……」



開け放った窓から涼しい風が吹き込んでくる。



その風は唇と唇を重ねた二人のわずかな隙間を通り抜けていく―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

110 :chery:04/02(月) 14:21:58 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
こうしんーーーー
いそげーーーー
あげーーーー
おもしろいーーーー

111 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/03(火) 00:33:10 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ chery様 ★+゚


いつもありがとうございます♪♪更新しますね+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+



╋━━━━━━…‥☆・゚


「しっ! 静かに…」



優菜の同じ部屋の女の子達が続々と帰ってくるが、みんな息をひそめながら入ろうとする。その様子を見ていた真耶の苛立ちは限界に達した。



「ちょっと!! あんた達ねぇ……黒澤君がいたっていいじゃない! ました優菜は病人なんだから何かあるわけないでしょ!?」



―――――――ガラッ!



勢いよく部屋のドアを開けると、そこには桐斗の影はおろか人の気配もなかった。聞こえてくるのは寝室から優菜の寝息だけだった。



「桐斗君……優菜のために先に帰ってたよね。もう部屋に戻っちゃったのかな?」



女の子達は、残念とばかりにドッと畳みの上に腰を下ろした。



真耶は寝室へ足を進めていた。


軽く柱をノックして中に入る。


目の前には朝より呼吸が落ち着き眠っている優菜の寝顔―――…。



「ただいま。…………あら?」



優菜の額に乗るおしぼり。朝、私たちが部屋を出る時にはなかった……。





「黒澤 桐斗……いい奴じゃん。良かったね、優菜」


真耶は一言そう残して、静かに寝室を後にした。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

112 :いちご:04/03(火) 13:03:32 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
こーうーしーんー

113 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/04(水) 01:55:03 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ いちご様 ★+゚


いつも02ありがとうございます(・∀・)



╋━━━━━━…‥☆・゚


「修学旅行も残すは明日と明後日!! 元気に行ってみよーう」



3日目の朝、優菜のテンションとは打って変わって、真耶以外の部屋の女の子達は元気がなかった。



目の下には隈が出来ている。どうやら、この二日間ほぼオールだったらしい。



「みんな根性ないなぁ!」


ぐったりしている女の子達に呆れたのは真耶だった。真耶は今日も早起きして部活の早朝ランニングに行ってきたらしい。


優菜が拳を上げる。


「よーし!! 昨日の寝てた分を取り戻すぞー! 真耶!!」

「おー!! 行くぞ! 優菜!」



二人は部屋を飛び出していった。





ロビーでは集合30分前にも関わらず、たくさんの生徒が集合していて、その中には弘人や桐斗の姿もあった―――。



真耶が優菜の背中を押してくる。


「ちょっ……真耶!?」

「ちゃんと黒澤君に昨日のお礼してきなさい!」



ドンッと真耶が優菜を押すとバランスを崩しそうになった優菜は、ちょうど桐斗の目の前に飛び出してしまった。



「きっ桐斗……おはよ」


桐斗はニッコリ笑った。


「ああ、もう大丈夫なのか? 優菜」



二人は、しばらく他愛のない話を続けた。しかし先生達の集合の声がロビーに響き渡る。



「じゃあ…行くね」



優菜が真耶の元へ行こうとした時、グッと強い力で引き寄せられる―――。



桐斗が耳元で囁いた。



「今日の夜行く、函館の夜景…一緒に見よう」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

114 :(・∀・)にぱ:04/04(水) 20:58:25 HOST:d61-11-177-137.cna.ne.jp
あげちゃえーww

115 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/05(木) 00:49:59 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ (・∀・)にぱ様 ★+゚

ァゲありがとうございますッ゜+。(*′∇`)。+゜頑張りますね♪♪



╋━━━━━━…‥☆・゚



「夜景………?」



―――今日の行程の一番最後にある“函館の夜景”


「………………嫌か?」


「嫌なんかじゃない!」



優菜は勢いよく首を横に振った。その様子を見て桐斗の顔の緊張が解けたようだった。


「そっか…良かった。じゃ後でな」



そういって桐斗は弘人達のところへ戻っていった。



―――桐斗と二人で夜景…ちょっぴり緊張する、かな?



少し離れた場所から真耶が優菜の名前を呼ぶ。


「優菜ぁー!! 点呼! 行くよ!」



―――――――――――



あっという間に3日目も過ぎていく。日は落ち、風も冷たく肌に染みていく。バスはゆっくり目的地の夜景の見える展望台へ進む。


「あっ!! あのロープウェイで山の展望台まで昇るんじゃない!?」


「本当だぁ! 大きいゴンドラ!!」



バスの中では、みんな大騒ぎだった。それもそのはず、修学旅行の函館の夜景は、学校行事の中で卒業式に次いで告白する生徒が多いと有名であるからだ。



やがて、バスは止まり自由時間を告げる先生の声が響き渡った―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

116 :あんこ:04/05(木) 13:18:41 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
1日にもっといっぱい更新して欲しいよー
あげだよー
がんばれよー
ふぁんだよー

117 :波実:04/06(金) 00:34:26 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
ぁげです♪
頑張って下さいね★+.
毎回楽しく見させて頂いてます(●^o^●)♪

118 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/06(金) 00:38:12 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ あんこ様 ★+゚


いつも02ありがとうございます♪♪いっぱい更新したいのですが,学校が始まってしまい,部活とバイトもあるので時間的にちょっぴり厳しいです(>_<。)でも最後まで,ちゃんとやり遂げたいと思います!!!!頑張りますねッ☆★彡



╋━━━━━━…‥☆・゚



「優菜………!」



――――――――ドキン


自由時間になった途端、桐斗に名前を呼ばれた優菜の胸を高ぶらせる。



何度も聞いてる声。

今まで苗字だったが、最近何度か名前を呼ばれた声―――。



「桐斗………」


「行くぞ」


桐斗は微笑むと優菜の手を取り、ロープウェイへとリードしていく。


優菜の思考回路は遮断され、心拍数は上がるばかりだった。



―――心臓が壊れちゃいそう



優菜は桐斗の横顔を見つめる。たまに辛そうな顔を覗かせる、この横顔。


―――あなたは一体何を想って、そんな顔をするの?



優菜は気付く。


“私、桐斗のこと全然知らない。分かってない”



その結論は優菜にある決意を抱かせた。今日これから夜景を見に行く、その場で………



―――桐斗ノコト、モット知リタイ


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

119 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/06(金) 00:41:23 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


コメントありがとうございますッ゜+。(*′∇`)。+゜とても嬉しいです♪♪これからも頑張るので,よろしくお願いします(・∀・)


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

120 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/06(金) 23:46:45 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


ロープウェイのゴンドラの中は広かったが、学生や一般のお客で窮屈だった。この時期は空気が澄んでいて夜景が綺麗に見えるので普段の倍くらいの旅行客で賑わうらしい。


しかし、ゴンドラの中で優菜は壁際で桐斗が盾になっていてくれていたので人混みは、さほど辛くはなかった。桐斗も、どこか嬉しそうな表情をしていた。会話は、ほとんどなかったが二人はたまに目を合わせて微笑み合った。



ゴンドラが止まり扉が開くと、まるでマラソン大会のスタートのように人が流れ出ていった。



「桐斗、ありがとう…大丈夫だった?」


「あぁ大丈夫だ。あれくらいで心配すんなよ」


桐斗は優菜の髪を手でクシャッとすると、その手でまた優菜の手を取り歩き出した。優菜の身体は恥ずかしさと緊張で熱くなるばかりだった。



「桐斗! あそこから展望台に出られるみたいだよ」



夜景を見に行く人と帰る人でごった返す通路を、なんとか人をかき分けて入口を目指す。外からの冷たい風が優菜たちの髪をなびかせた。




「わぁ…………!!」



優菜は思わず声を挙げる。目の前には、まるで宝石箱をひっくり返したような街の光が夜の暗闇の中でキラキラと輝いていた―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

121 :anko:04/07(土) 13:35:50 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
 あ げ

   がんばーれ

 こうしーん

122 :波実:04/07(土) 22:20:12 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
大変かもしれませんが.頑張って下さいね♪
主さんのペースで頑張って下さい★+.

123 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/07(土) 23:20:57 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ anko様&波実サマ ★+゚


また02コメントありがとうございますッッ。゚(ρд<。)゚・。 ホントに02嬉しいです!!!!!! 学校,部活,バイトがなんだーーッ(・∀・)←ぇ。頑張ります♪♪



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

124 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/07(土) 23:38:53 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「すごい………綺麗…」


夜景のあまりの美しさに優菜は声が出なかった。街の光はくっきりと函館の形を表し、また海にボンヤリと映る光も風情があった。



「こういうのが……調和っていうのかな。街の光と夜の闇の…光と闇の」


桐斗がぽつりと呟き、優菜も相槌をついた。


「そうだね……」



優菜は夜景に心を奪われていて、桐斗の意味深な言葉は右の耳から左の耳へ抜けてしまっていた。



桐斗は壮大な夜景を見ながら、ある考えに達する。


光の国が存在するから闇の国が存在する。

闇の国が存在するから光の国が存在する。

光と闇は共存できない。



光が強ければ闇は消え、闇が強ければ光は消える―――。


だけど



今、目の前に広がる夜景は“光と闇の共存”なのだ。



自分は、優菜と共に生きていくことができるんじゃないのか―――?



「ねぇ…桐斗」


物思いにふけっていた桐斗は急に優菜に声を掛けられ、我に返った。優菜の顔は暗闇にも関わらず夜景の光でハッキリは見えないが表情が分かるくらい、よく見えた。


「なに?」


優菜は桐斗の肩に自分の頭を乗せ、腕を回す。この暗闇と夜景が優菜をにわかに大胆にした。



「桐斗の小さい頃のお話し、聞かせてほしいな」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

125 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/08(日) 00:01:13 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「俺の?」


全く想定していなかった優菜の発言に桐斗は思わず目を点にした。優菜はこくりと首を縦に振る。



「なんか…桐斗のこと、もっと知りたいなって」



―――話せるはずがない


闇の国の者として生まれ、物心ついたときには武術や魔術の修業をしていた。学校などなく親から世の理を教えられ、身につけていった。闇の国の男は10歳になると他国・異世界への攻撃・侵略が許され、自分はひたすら暴れ狂い力を付けていった。



そんな時たまたまセイント・シャインの噂を聞き興味を抱いたところ、メアリーに声を掛けられ地球に潜入し、セイント・シャインをいたぶる作戦に乗り、今に至る。



―――優菜に話せるはずがない。


桐斗を見つめる優菜の瞳は街の光が反射し、いつも以上に輝いていた。その輝きは余計に桐斗の冷静さを失わせる。体中の血液が逆流しているようだ。



何を話せばいいのか分からない。



優菜は自分の言葉を待っている。



訳が分からなくなった桐斗は、いつの間にか優菜の唇に自分の唇を重ねようとしていた。


「だーめ。桐斗の過去の話し聞かせて」


桐斗はフッと笑う。


「過去なんか知っても何も変わらない。俺にとっては、今が1番大切なんだ」



暗闇の中でも優菜が、はにかんでいるのが分かった。桐斗はそんな優菜にお構いなしに口づけをした―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

126 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/08(日) 09:44:31 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「んっ…………」


長いキスで優菜は思わず息が漏れる。桐斗は構わず舌をねじり入れてきた。桐斗の舌は歯の裏側を舐めたり、唇を舐めてくる。


優菜は桐斗の口づけに溺れていたが、ふと我に返るとゆっくり絡めていた舌を解く。



「だめ…人が………みんな見てるよぉ」


桐斗は、とろんとした優菜の瞳を見つめ頬をそっと撫でた。桐斗の手から温かさが伝わり、優菜の頬に染み込む。


「悪いけど……今夜は俺、止まんないから」


優菜は、こくりと頷いた。優菜からしてみれば桐斗とは、あの屋上以来、桐斗と身体が繋がったことがなかったのだ。



桐斗と優菜は自然に会える露天風呂で深夜の待ち合わせの約束を交わした―――…。





集合時間も近づき、桐斗と優菜はバスへ戻る。優菜は真耶の隣の席に戻る。


「おかえり優菜!! いやぁ〜、見てるこっちが恥ずかしかったよ」



一気に優菜の顔が赤くなる。耳の裏側がドクンドクンと脈打った。


「み……見てたの?」



真耶はにんまり笑うと優菜の肩に手を回し、顔を寄せた。優菜の耳元で真耶は囁く。



「あれだけ長ーーーいキスしてれば、私達が見てても気付かないのが当たり前よ」


「っ………もう真耶!」



真耶はクックッと笑い、優菜をからかった。優菜も、やがて笑いだし二人ではしゃいだ。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

127 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/08(日) 10:23:14 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



さすがに三泊目になると、今までオールしていた生徒たちも疲れがピークに達したらしく、あまり騒がしい部屋はなかった。


優菜も部屋のみんなが寝静まったのを確認すると、そっと物音を立てないように部屋を出た。廊下もシーンと静まり返っていて先生たちの影もなかった。



女風呂にも脱衣所にも誰もいなかった。ほっとすると同時に緊張が走る。静かな脱衣所で服をたたみ、バスタオルを巻いて入ることは禁止されているのでタオルで前を隠す。



女風呂を抜け、露天風呂へ続く道を歩く。あまりの肌寒さに緊張など忘れ、少し小走りになる。



露天風呂に、まだ桐斗はいなかった。勢いよく湯舟に飛び込む。冷えた身体は温かいお湯で、じんわりと温められる。急に温められ、指先や足の先がじんじんと痺れる。



「はぁ………温かい」


「唇は冷えているみたいだな………」


「………え?んっ…!」



視界がいきなり暗くなり唇が塞がれる。水面が揺れ、隣に誰かが入ってきたのが分かった。熱い口づけで思わずタオルを掴んでいた手が緩み、タオルは湯舟の中を流れていく。



「大胆だな………」


「……え?きゃあぁ!」



桐斗に指摘され、タオルが流されていたことに初めて気付く。幸い温泉は白濁色で、はっきり身体は見えない。



「見せてみろよ………」



桐斗は優菜の首筋に唇を走らせ始めた―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

128 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/08(日) 16:33:11 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――いっぱい、いっぱい刻まれていく。


首筋に桐斗は優菜が明日セーラー服を着ることもお構いなしにキスマークを付けていく。



「おいで……」


桐斗は優菜を抱き上げ、湯舟の中で向かい合うように自分の上に座らせた。優菜のアソコに桐斗のアレが当たる。すでにアレはカチンカチンに固くなっていて、大きく膨張していた。


桐斗は優菜の両胸を弄び始めた。桐斗の上に座っている優菜は両胸まで、ちょうど水面から出ていた。


優菜は思わず声が出る。


「桐斗ぉ……んっ…また……のぼせちゃうよぉ」


「のぼせる前にイカせてやるさ」


桐斗の左手は優菜の腰におかれ、右手の中指は勢いよく優菜のアソコに挿入された。


出し入れされるたびに、お湯も一緒にアソコに入ってくる。そのお湯の感覚が、また優菜を感じさせた。


水面が激しく揺れる。


「ひゃあぁん! 桐斗っ……指……早いよぉ! んんっ……はあぁん」


―――ドロ……コポ…


桐斗の指も優菜の汁がドボドボ出てくるのを、湯舟の中でも感じたらしい。優菜は思いきり湯の中でマン汁を出していた。



優菜は桐斗の指使いでイッてしまい、力が抜けて桐斗にだらっと抱き着いた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

129 ::04/08(日) 20:26:15 HOST:d61-11-177-113.cna.ne.jp
あげ!

130 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/08(日) 23:35:56 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ ・様 ★+゚


あげありがとうございます♪♪これからも頑張りますッ+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+


╋━━━━━━…‥☆・゚



桐斗に身体を預けて改めて実感する。広い肩幅、厚い胸板、細いのに筋肉質な腕。見上げると、高い鼻、切れ長な目元、ふっくらとした唇、シャープな顎が目に入る。少し長めの髪は襟足だけ、お湯で濡れて光っていた。


桐斗も優菜を抱きしめる。細いのにボリュームのある胸、きゅっとくびれた腰、適度に肉の付いた尻。長い茶色の髪は水面に揺れ、長い睫毛も汗でキラキラ光っている。



―――こんなに肌と肌で触れ合える。俺達は共存できるんじゃないか?



その時、桐斗の頭の中に前に鞠に言われた言葉が響く。



“光と闇は共存できないのよ!?”



―――くそっ!!


桐斗の思考回路は混乱し、苛立ちと焦りを感じ始める。その苛立ちと焦りは優菜に向けられた。


ぐったりしている優菜のアソコに思い切りアレを挿入し、突き上げた。


「ひゃうん! 桐斗!? 桐斗ぉぉ………!!」


優菜の悲鳴にも近い叫びも桐斗の耳には、既に届いてなかった。ただただ、ひたすら乱暴に腰を振っていた。



「はぁッ!! あっ! あぁん………ふぁ…あぁぁぁぁぁぁん!!」



―――もっと、もっと乱れろよ。優菜………。



―――もっと俺に酔いしれろ。



―――俺無しじゃ生きられない身体にしてやるから。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

131 :波実:04/09(月) 00:34:04 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
こんなに更新してくれると.すごく嬉しいです♪
頑張って下さい★+.
あげ!!

132 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/09(月) 06:44:01 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


そういってくださると,スゴい嬉しいです♪♪頑張った甲斐がありました(´・ω・`)あげ,ありがとうございます↑↑↑(・∀・)



╋━━━━━━…‥☆・゚



「はぁ……はぁ…はぁ」



呼吸は乱れ、優菜の肩は大きく上下していた。桐斗も優菜の中でイッてしまい、中出しされたのも優菜は感覚で分かった。


お腹がパンパンに破裂してしまいそうなくらい中に出され、桐斗がアレを引き抜くと優菜のアソコにはお湯が入ってくる代わりに桐斗の大量の精液が出ていった。


「優菜……気持ち良かったか?」



桐斗の問いかけに優菜は顔を上げ、にっこり笑った。無邪気な笑顔が次の瞬間、妖艶になる。



「桐斗……次は私がやってあげる…。湯舟の縁に………座って?」



積極的な優菜に桐斗は少し驚いたが、すぐに言う通りに湯舟に腰掛けた。すると優菜は湯舟に浸かったまま桐斗の股間に顔を埋めて、肉棒を舐め回す。


「また……大きくなってきちゃったね?」


優菜は口でしゃぶり出す。出したり入れたり、口の中では舌で先っぽを舐めたり。その行為を行う優菜の瞳は、とろんとしていて喜びに満ちていた。



―――これが我々がしてきた行いの成果か…。



優菜は、いつの間にか淫乱になっていっていた。闇の国の者達のタイプの女性に変貌を遂げていたのだった―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

133 :anko:04/09(月) 18:55:22 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
おもしろーいーよー
ふぁーいーとーッ


134 :波実:04/09(月) 21:01:31 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪゛

135 :  (HweBimUSp6):04/09(月) 22:41:56 HOST:220-213-106-046.pool.fctv.ne.jp
゚゚*゚:.。:. Angel Heart゚*゚:.。:.

て、一般使用説にもあったよ??
たまたま??

136 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/10(火) 00:17:10 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ anko様&波実サマ ★+゚

いつも,ありがとうございます(・∀・)頑張りますね♪♪

。+★ サマ ★+゚

スイマせん!!!一般は,あんまり覗かないので同じタイトルだったと気付きませんでした(>_<;)

タイトルのAngel Heartは香水の名前から取ってます。私,Angel Heartの香りが好きなんで・・・。小説でもAngel Heartの香りを話のポイントにしたつもりです。なので,このタイトルにしました。しかし一般のAngel Heartのファンの方には大変申し訳ないです。ご指摘ありがとうございました(´・ω・`)

☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

137 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/10(火) 00:41:14 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「おはよう、優菜」


「おっおはよ、桐斗!」


修学旅行、最終日の朝。

優菜は少し動揺したが、桐斗といつも通り挨拶を交わした。旅館のロビーに集合した生徒のほとんど目が開ききってない様子である。ソファーで再び眠ってしまっている男子生徒も何人か目に入った。



「ほら!! しゃんとしなさい!荷物はまとめてバスに乗せなさい」



先生達の声がロビーに響き渡った。先生達からしてみれば嫌な音の目覚まし時計であった。



荷物を詰め込み、バスの席に着くと同じ部屋の女の子達が優菜の周りに集まって来た。


「優菜ぁ!! この三泊四日………夜景以外で桐斗君と何かあったぁ!?」



優菜は一つ息をついた。

「残念ながら、みんなが期待してたような事はございません!!」


キッパリ優菜がそう告げると女の子達は“なぁんだぁ”とばかりに自分達の席へ戻っていった。優菜も慌てないでハッキリ言えば、みんな信じてしまうと学習していた。



―――何もなかったわけではない。


昨日の夜はもちろんのこと。思えば、その前日は桐斗がわざわざ看病しに来てくれたり、その前にはラダスに抱かれたり。



思い返せば、何かと慌ただしい修学旅行だった。しかし、やはり桐斗と過ごした最後の夜は優菜にとって特別な夜になっていた―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

138 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/10(火) 23:39:11 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


修学旅行も無事に終わり、学校生活は日常に戻っていた。冷たい空気が廊下に立ち込み、休み時間は教室のストーブで暖まる生徒が一気に増えた。


気付けば、季節はもう冬になろうとしていた―――…。


修学旅行が終わり、変わったことと言えば準平が目を醒ましたことである。


ちょうど修学旅行から帰ってきた晩に水無月家の電話が鳴り、準平の母親から連絡があった。もう少し落ち着いたら学校にも行けるそうだ。


しかし正直なところ、優菜は準平に未練などなくなっていた。準平の意識がなかった数カ月間、優菜は桐斗から沢山の愛を貰った。



もはや、優菜の心のほとんどが桐斗で占めていた―――。



―――――――――――


「準平…本当に良かった。花瓶の水、替えてくるわね」


そう言うと、準平の母親は花瓶を持って病室から出ていった。準平は目が醒めたばかりのせいか、ぼんやりしていることが多かったが母親は気にはしていなかった。



それが、準平が思い悩んでいるからなど知る由もなかったからだ。



準平は一人残された病室で天井を見つめ、自分の意識がなくなった日―――あの事故の日を思い出していた。



―――俺はあの時、交差点を渡ろうとしたけで信号が点滅してたから次の青まで待つことにしたんだ。



―――そしたら



―――自分の背中にピッタリと人間がくっついてきたんだ…。



―――顔は見えなかったけど黒いロングヘアーに黒いワンピースを着た女。



―――その女が何か呪文のようなものを唱え始めて



―――頭がクラクラして、ふらついた俺を




―――後ロカラ道路ヘ突キ飛バシタンダ。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

139 :あんこ:04/11(水) 16:29:26 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
おッもしろーい
も――――――――ッと更新してほしいで――――――――す

140 :波実:04/11(水) 20:22:28 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
ぁげ♪

141 :anko:04/12(木) 21:02:18 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
こうしん・・・


142 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/13(金) 00:03:25 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ anko様 ★+゚


お待たせいたしました(>_<。)申し訳ありませんッ!!コメントありがとうございます☆★とても嬉しいです(・∀・)



。+★ 波実サマ ★+゚


いつも,ありがとうございます☆★コメントがあるたびに嬉しくなっちゃいます(ノ∀<o))頑張りますね♪

143 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/13(金) 00:27:39 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



準平は、この事を母親や誰かに打ち明けたかったか、なぜか出来なかった。

口に出そうとすると喉が詰まるような感覚に陥り、声が出せなくなるからである。また、それでも話してしまったら自分の身が危ない……そんな言い知れぬ不安と恐怖が準平を襲うのであった。



―――きっと、これは事故後に見た変な夢だろう。


準平は瞼を閉じ、眠りについた。






準平は気付くと、学校の廊下である背中を追いかけていた。

見慣れた長い茶色のロングヘアー。流れてくる香水の香り。この香りは確か……


―――“Angel Heart”


「優菜ッ!?」


準平は名を呼ぶが女の子は振り返ろうとはせず、延々と続く廊下を走り続ける。


高校の男と女では体力にはかなり差があるだろうが、準平は優菜らしき女の子になかなか追いつけなかった―――。


「優菜……ってば!」


準平は渾身の力を込めて走り、やっと女の子の肩を掴んだ。そのままグイッと肩を振り返らせると女の子のロングヘアーはパサリと落ち、肩くらいまでのミディアムヘアーへと変わり、振り向くとその優菜だった顔は矢木 綾子へと変貌を遂げていた。


「やっ………矢木??」



綾子は準平の肩を女子とは思えない強い力で掴んだ。


『私を抱いたんだから…責任、取ってくれるよね?』


準平と綾子、二人の時間が止まる。



強い風が廊下を通り抜けていった。その風はゴミをも巻き上げ、準平は顔を覆う。



風が収まり、ゆっくり準平は瞼を開ける。



目の前には綾子の顔……



綾子の顔は半分めくれていて、その下から不気味に笑う顔が見えた。


「うわぁぁぁぁぁぁあ」




準平は病室で自分の叫び声で目を醒ましていた―――…。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

144 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/13(金) 19:37:32 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「ゆ……夢か」



心臓の鼓動が、まるで本当に全力で走った後のように早い。一気に血液が身体を駆け巡る。準平は額の汗を袖でグッと拭うと、またベッドに潜り込んだ。



―――学校行ったら、やっぱり優菜にちゃんと謝らなきゃな…あと矢木にも。


準平はカーテンの隙間から見える、まだ夜が明けてない暗い空をジッと見つめていた。


―――夢の中で見た矢木の顔が半分めくれて、半分見えた…あの笑った女の顔。



―――気味が悪かったけど…あの顔どこかで?



―――――――――――


いつもと同じ朝。

優菜はいつもと同じセーラー服に同じコートを羽織り、いつもと同じ時間に家を出た。吐く息が白かった。冷たい風が頬を撫で、優菜の眠気を吹き飛ばしていった。



下駄箱で上履きに履き変え、教室の扉を開けると明らかにいつもと違う風景だった。別に教室の広さが変わったわけではない。席が変わったわけでもない。


しかし、優菜の隣の席には人だかりが出来ていた。


“そこの席は………”



優菜は、なぜか足音を殺して自分の席に歩み寄った。静かに鞄を置き人込みの隙間から、そっと台風の中心を覗き込む。





―――人込みの中心にいたのは、紛れも無い伊藤 準平だった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

145 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/13(金) 19:38:17 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「ゆ……夢か」



心臓の鼓動が、まるで本当に全力で走った後のように早い。一気に血液が身体を駆け巡る。準平は額の汗を袖でグッと拭うと、またベッドに潜り込んだ。



―――学校行ったら、やっぱり優菜にちゃんと謝らなきゃな…あと矢木にも。


準平はカーテンの隙間から見える、まだ夜が明けてない暗い空をジッと見つめていた。


―――夢の中で見た矢木の顔が半分めくれて、半分見えた…あの笑った女の顔。



―――気味が悪かったけど…あの顔どこかで?



―――――――――――


いつもと同じ朝。

優菜はいつもと同じセーラー服に同じコートを羽織り、いつもと同じ時間に家を出た。吐く息が白かった。冷たい風が頬を撫で、優菜の眠気を吹き飛ばしていった。



下駄箱で上履きに履き変え、教室の扉を開けると明らかにいつもと違う風景だった。別に教室の広さが変わったわけではない。席が変わったわけでもない。


しかし、優菜の隣の席には人だかりが出来ていた。


“そこの席は………”



優菜は、なぜか足音を殺して自分の席に歩み寄った。静かに鞄を置き人込みの隙間から、そっと台風の中心を覗き込む。





―――人込みの中心にいたのは、紛れも無い伊藤 準平だった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

146 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/14(土) 11:46:03 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
同じの2回も投稿してました。。。スイマせん(>_<。)


╋━━━━━━…‥☆・゚


準平が優菜の瞳に映った途端、時間が止まったようだった。準平はまだ優菜に気付いていない様子だった。やはり未練はなくても動揺してしまう。


優菜が、ふと教室を見渡すと綾子と鞠の姿が目に入った。綾子とは、あの日以来、全くと言っていいほど口を聞いていない。綾子も自然に優菜を避けているようだった。鞠とは今でも普通に話せるが、綾子と一緒にいるときは彼女も避けてしまっていた。



キーンコーンカーンコーン


朝のSHRの始まりを告げるチャイムが学校中に鳴り響く。


隣の席の人だかりが少なくなっていき、席へ戻っていく人と人の隙間から準平は優菜の姿を見た。優菜はただ前だけをジッと見ていた。視界の端で準平がこちらを見ているのは分かっていたが振り向きたくなかったのだ。


やがて先生が入ってくる。

朝の一礼をすると先生は口を開いた


「おはよう。伊藤! 久しぶりだなぁ! 良かった良かった。手続きがあるから事務室に行くようにな。あと、このプリント持ってけ」



先生は手に持ったプリントをひらひらさせていた。“今、取りにこい”というサインなのだろう。準平を席を立つと、優菜の机の横を通って前へ歩む。



――――――――!?



準平が優菜の机の上にノートの端を切って折りたたんだような小さなメモを置いていった。最初はゴミかと思ったが、紙が透けて文字が書いてあるのが見えた。



小さなメモには、こう書かれていた。



“話がある。放課後、屋上に来てほしい”



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

147 :anko:04/14(土) 16:09:47 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
話むづかしいー
でもおもろいー
こーうーしーんー

148 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/14(土) 19:15:58 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ anko様 ★+゚


いつも02ありがとうございますッ゜+。(*′∇`)。+゜難しいですか・・・!!まぁ私も軽く混乱しています。。。。←ぇ。頑張りますね♪♪♪


╋━━━━━━…‥☆・゚


一日。優菜と準平は少し気まずい思いで授業を受けた。休み時間は自然と席を離れ、真耶や桐斗と会話を楽しんだ。桐斗と話しているときに目が泳いでしまい、桐斗に“どうした”と気付かれてしまったが、優菜は自然にごまかしたつもりだった。


―――桐斗は、そんな優菜の挙動不振に…もちろん気付いていた。


準平=元カレは変わることのない事実なのだ。



あっという間に一日は過ぎ、明るく光っていた太陽はいつの間にか赤い夕日になり、空を染めていた。


桐斗の帰りの誘いを断り、優菜は教室から生徒がいなくなるまで静かに椅子に座っていた。



グランドから野球部の声が届く。



優菜は重い腰を上げると屋上へ向かう階段を昇り始めた。


扉を開けると、ギギギ…と鉄の音が響いた。


優菜は一つ息をつくと、顔を上げた。



目の前には、紅い夕焼けの空をバックにグランドを見下ろす準平の姿があった―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

149 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/14(土) 19:43:18 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「優菜………」


久しぶりに準平に名を呼ばれた。久しぶりに準平と顔を合わせた。


「準平………」


―――病室で眠っていた準平が嘘みたいだ。どんなに話し掛けても瞼を開けてくれなかった準平が、自らの足で立ち、私を真っ直ぐ見つめている。



準平は私に近づく。


「今さら…許してほしいとは言わない。でも、あの教室での出来事……本当のことを伝えたいんだ」



「……………」



準平の告白に、優菜は相槌さえ打たなかった。優菜からしてみれば、あの教室で見た光景はどんなに言い訳をしようと揺るぎない真実だったからだ。準平は、そんな優菜の思いに感づいたみたいだったが、話し始めた。



「優菜が教室の扉を開けた途端、俺も矢木も……頭のモヤが吹っ飛んだんだ。その前は記憶がボンヤリしてて…どうしてあんな事してたのか分からないんだ」



―――ボンヤリしてる?都合のいい言い訳ね。


優菜は半ば呆れていた。



「本当なんだ。俺も矢木も…どうして、あんな事になったのか」



“もう、いいよ”


優菜がそう言おうとした時、準平の口から出た言葉に優菜は引っ掛かった。



「俺も矢木も……同じ事を思っていたんだ。信じてもらえないだろうけど、俺達まるで……………誰かに操られたような感覚なんだ」



―――操られた?


―――そういえば闇の国の者にも身体を操る人がいたような。



―――バルティーア。



―――さらにメアリーは記憶をも操る。




―――まさか?



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

150 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/14(土) 20:08:20 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


準平のその言葉を聞いて、優菜は顔を上げた。


「操られた………?」


その時、準平を通して屋上のフェンスに何者かが座っているのを優菜は確認した。黒い布が風になびいている。逆光で顔も服装もよく分からない。



「信じてくれ。俺と矢木は自ら進んで、あんな事をした訳じゃないんだ!」


準平の言葉もちゃんと耳に届いていたが、準平の後ろにいる人物に優菜は気を取られていた。

その人物はフェンスの上にゆっくり立ち上がった。僅かに顔に夕日が当たる。



―――――――あっ!!



その人物に優菜は見覚えがあった。なびいていた布の正体は黒いロングワンピースだった。口元には微かにに笑みがこぼれている。



「メアリー……!?」



思わず“メアリー”と声を発してしまった優菜は、ハッと口を押さえる。



「メアリー?」



準平はゆっくり振り向いた。そして彼の瞳は大きく見開く。



「あのワンピース…………口元!!」



その発言に驚いたのは優菜だった。


「準平………………知ってるの!?」


準平は優菜に振り返る。


「知ってるも何も………あいつが俺の背中を押して道路に突き飛ばしてトラックに!!!」



―――――――!!



優菜の頭の中が真っ白になった。


「背中を……押して?」


途端、準平がドサッと、その場に倒れてしまった。それと同時にメアリーはフェンスから下り、近づいてくる。



『お喋りな子ね。黙っていれば、貴女にただの事故と思わせられたのに』


メアリーはクスクスッと笑った。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

151 :波実:04/15(日) 15:01:22 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
ぁげますっ☆+.

152 :ゆうこ:04/15(日) 17:24:35 HOST:p4077-ipbfp03matuyama.ehime.ocn.ne.jp
あげだぁ☆+゜
めっちゃ続き気になる!!!

153 :ファンクラ☆:04/15(日) 19:14:14 HOST:d61-11-177-174.cna.ne.jp
あげってぃーの(∀)

154 :クリーム:04/15(日) 21:53:09 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
ふぁーいとッ
もッッッとこーしんしてほしーでス


155 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/15(日) 22:57:25 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02サンクスです!!感激ですッ!!頑張りますねッ゜+。(*′∇`)。+゜



。+★ ゆうこサマ ★+゚


コメントありがとうございます(・∀・)期待を裏切らないよう面白い話を書こうと努力しますねッ!!↑↑



。+★ ファンクラ☆様 ★+゚


あげ,ありがとうございます♪♪コメントかわゆいですね(○′艸`)



。+★ クリーム様 ★+゚


いつも02本当にありがとうございます!!!!!頑張りますね♪♪(´☆ω☆`)キュピーン!!

156 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/15(日) 23:15:47 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


しばらく、メアリーの笑い声だけが空高く響き渡った。


夕日の紅が、こんなに憎らしいと思ったのは初めてだった。優菜にとって、まるで自分の怒りの色に見えたからだ。


喉から、やっと声を絞り出すのに準平が倒れてから2、3分かかった。



「あなた………準平に……何したのよッ!?」



メアリーは風でなびく髪をかきあげながら無邪気に言い放った。


『そうね……何ヶ月か前には一度、背中を押したことがあったわ。今は……私のこと見られちゃったし、少し記憶操作をさせてもらってるわ』



その台詞の後―――。


しばらく優菜は我を忘れていた。気がついたら、いつの間にかセイント・シャインに変身していて、ジャスティス・ブレードを手にメアリーに怒りをぶつけていた。メアリーは小形のナイフで応戦していた。



『セイント・シャイン! 太刀筋がめちゃくちゃよ!! こんなので私に勝てると思って!?』


メアリーは、優菜の剣を全て受け流していった。



「はぁぁぁぁぁぁあ!」



優菜自身も、こんな剣の立ち振る舞いでは勝てないことは分かっていた。



―――落ち着かなくちゃ



―――でも




―――この怒り…止められない!!



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

157 :クリーム:04/16(月) 22:43:56 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
はーやーくー

158 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/17(火) 00:02:38 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ クリーム様 ★+゚


申し訳ございませんッッ(>_<。)お待たせいたしました↑↑↑更新しますね(・∀・)



╋━━━━━━…‥☆・゚


剣を交わし始めて、15分が経過した。


優菜は依然、感情に任せて剣を振るっていたが体力の消耗が激しく、それを自覚していた。メアリーには、かすり傷一つ付いていない。


「はぁ……はぁ……」



優菜の呼吸が、そして太刀筋が乱れる。



メアリーは優菜の剣を受け流してばかりで、攻撃する気配が全く見られない。優菜も、その事に気付き、苛立ち始めていた。



「あなたね………受けてばかりじゃなくって、攻撃したらどうなのよ!! 馬鹿にしてるの!?」



優菜が渾身の一撃を振り下ろそうとした、その時―――優菜の手からジャスティス・ブレードが弾かれた。



剣は優菜の後方に円を描いて飛んでいき、屋上のコンクリートに突き刺さる。



「あっ……………!」


優菜の口から思わず驚きの声が出た。


メアリーは持っていた小形のナイフで一瞬のうちに優菜の手元を捌いたのだった。


『セイント・シャイン………貴女の力量には失望したわ!! もういいわ…』



――――!!?



―――身体が…動かない?



メアリーがナイフを構えた。



『今、貴女の脳に直接、命じているの。“動くな”って』



メアリーはワンピースの裾を軽く持ち、優菜に優雅な一礼をする。



『さようなら。セイント・シャイン』



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

159 :波実:04/17(火) 19:53:07 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
がんばって下さいね♪
応援してます☆+.

ぁげっ★

160 :くりむ:04/17(火) 22:34:35 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげー
ふぁーいと

161 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/18(水) 00:42:13 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★波実サマ&くりむ様★+゚

いつも02ホントにありがとうございます・・・!!!!ホントに嬉しいです(*´▽`*)頑張りますので,よろしくお願いします☆★彡



╋━━━━━━…‥☆・゚



――――もうだめ!! 殺される!!



メアリーが持つナイフの刃に優菜の姿が映る。その顔は引き攣っていて目が見開いていた。


優菜は恐怖で目を閉じると、様々な映像がフラッシュバックされた。


小学校、中学校、高校―――。色んな過去の出来事が思い起こされる。


準平と過ごした楽しい日々。桐斗と過ごした、かけがえのない時間―――…。



もう、全部…おしまい。



過去の映像がフラッシュバックした後、優菜の視界はまばゆい光に包まれた。前後左右も分からない、まさに動けない状況。



その時、優菜の目の前に手が差し延べられた。



―――――――誰?



しかし、逆光ともやで顔がハッキリ分からない。


「準平なの……? 桐斗!?」





『あの世でクイーンを恨みなさい!!』




――――――――!!!



メアリーの余裕を感じられる最後の、この一言で優菜は我に返った。



目の前が暗くなった。




顔に、服に、足に温かいモノがかかる。まだ驚きから解放されない。




「血………………」



優菜とメアリーの間に一人の男が立っていた。男の脇腹から勢いよく血液が流れ出ている。




「どうして庇ってくれたの? ねぇ…………K!?」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

162 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/19(木) 00:02:34 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜もメアリーも一瞬、何が起きたのか頭の中が処理しきれなかった。


ただ目の前で起こった現実―――Kが優菜を庇って怪我を受けたことを理解するのに必死だったに違いない。



しかし、優菜もメアリーも身体が勝手に動いていた。


二人は敵か味方かも忘れ、ただKに近寄っていた。



Kの脇腹からは、まだ血がドクドクと流れ出てくる。優菜は自分の胸元のリボンを解くと、それをKの脇腹に巻いた。まるでボタンのないブラウスのように胸元が際どく露出したが、優菜は気にしなかった。そのようなことを気にする余裕すらなかったからだ。




恐る恐る優菜はKの胸に耳を当てた。Kの心臓の鼓動が静かに優菜の耳にまで届いたことに安堵感を覚えた。どうやら気を失っただけのようだ。



『全く………!』


メアリーは言葉を吐き捨てると、Kの傍らに膝をついた。



『セイント・シャイン…私は邪魔さえ入らなければ、あの時……確実に貴女の命を奪えた』



―――確かに。


優菜は思わず俯いた。己の弱さに嫌気がさす。



『次回、私が現れるまでに腕を磨いておくことね』



そう言うとメアリーはKの胸に手を起き、目を閉じて何かを念じ始めた。すると、みるみる二人は影に溶けていく。



『ごきげんよう…セイント・シャイン』



屋上に優菜と気絶した準平だけが残された。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

163 :波実:04/19(木) 19:35:21 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
ぁげっ★+.

なんかKとくっついてほしいかも♪笑

164 :あんこ:04/19(木) 20:00:02 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
も――――――――っと更新してほしいやい
あっげ

165 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/19(木) 23:25:13 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02ありがとうございますッ゜+。(*′∇`)。+゜優菜が誰とどうなるかは・・・・楽しみにしててください♪♪♪



。+★ あんこ様 ★+゚


いつも02ありがとうございます♪♪平日はちょっと厳しいけど休日に頑張って更新しようと計画中です(´☆ω☆`)キュピーン!!いつもお待たせして申し訳ありません(>_<。)

166 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/19(木) 23:40:48 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



「準平!! 起きて!」


日はすっかり暮れ、空には月と光り輝く星々が散らばっていた。気温も低く、手足が冷え切っていた。


「う…………?」


準平は朧げな表情で優菜を見つめる。その準平の眼差しを見て、優菜は先程のメアリーの言葉が頭に蘇る。


―――そっか。記憶操作…されたんだよね。


「ねぇ…準平? どこまで覚えてる?」


準平が困惑した顔で優菜の瞳を見つめた。


「だからっ…何度言わせるんだよ!? 俺は矢木と自らの意思であんな事したんじゃねえよ!」



―――どうやらメアリーを見たことや、事故の真相を知ったときのことは覚えていないようだ。


「もう…いいよ」



優菜は、そう吐き捨てると腰を上げ、一人で扉に向かう。その様子を見て準平は焦ったようだった。


「おいっ…優菜!!」


名前を呼ばれ、優菜は立ち止まった。しかし、決して振り向きはしなかった。


「分かったから。準平の言葉は信じる。でも……もう恋人同士には戻れないのよ」



二人の間に冷たい冬の風が通り抜けていった。



優菜は準平を残して屋上を去った。自分の足音が、いやに頭の中に響き渡った―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

167 :波実:04/20(金) 20:55:05 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
楽しみにしておきますね♪+.
平日が大変でしたら休日でもいいので.頑張ってくださいね★+.
みきてぃ様のペースで頑張ってください☆

168 :クッキー:04/20(金) 22:17:51 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
休日がんばれー
あげー
おもしろいよー

169 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/21(土) 00:23:59 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02ありがとうございますッ+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+ 優しい言葉をいただき感激しました!!!!!楽しみにしてくださってるのにホント自分勝手でスミマせんッッ(>_<。)頑張りますので,よろしくお願いします♪♪♪



。+★ クリーム様 ★+゚


いつも02ホントにありがとうございますッ。゚(ρд<。)゚・。もっと更新したいのですが,私の都合で申し訳ないです↓↓↓↓でも頑張ります☆★これからもよろしくお願いしますッm(._.*)m

170 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/21(土) 00:39:19 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ くっきー様 ★+゚


ホントに申し訳ありません(>_<。)お名前間違えてました・・・・ゴメンなさい!!!!!!!



╋━━━━━━…‥☆・゚



ちょうど晩御飯の支度が終わった頃のようだ。玄関まで、おいしそうな匂いが漂ってくる。ただいまと、優菜が靴を脱いでると母親が優菜を迎えにきた。


「おかえりなさい。ちょうど御飯できてるわよ。冷めないうちに着替えてらっしゃい」


優菜は何も応えず、静かに二階へ上っていった。まるで母親の言葉など聞こえていないように呆然としていた。



「…………? 優菜、どうしたのかしら?」


優菜の母親は疑問を残しながらリビングへ戻っていった。




優菜は薄暗い自分の部屋に入ると電気も付けず、着替えもせずにベッドに倒れ込んだ。両肩が、まるで見えない手で押さえ付けられているかのように重い。



ごろんと、優菜は仰向けになった。白い天井が広がっている。



「準平とは………あれで良かったんだよね? 今さら恋人になんてなれない…………。今は桐斗の方が大事…………」



口に出したつもりはなかったのに無意識に声が出ていた。



「どうして……………」




「どうして、あの時……Kは私のこと庇ってくれたんだろう」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

171 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/21(土) 00:56:43 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚



物思いにふけっているうちに、どうやら優菜は眠ってしまったらしい。カーテンも閉めずに眠ったため、朝日の眩しい光が大きな窓から優菜の部屋を明るく照らす。


「眩し…………い…」


優菜は寝返りを打って窓に背中を向けた。土曜日なので学校はない。早起きなどしたくないのに眩しい太陽の光によって優菜の脳はすっかり活動し始めてしまった。


顔を洗い、着たまま寝てしまったセーラー服を、しわにならないようにハンガーに掛け、ホームウェアに着替えて、一階のリビングに下りていった。すでにキッチンで母親が食器洗いを行っていた。



「おはよう優菜。昨日あのまま寝ちゃったんでしょ」


そういうと、母親はテーブルにたくさんの料理を並べる。


「はい、昨日の残りよ」



言われてみれば、優菜はお腹が減っている。夕べから何も食べていないのだ。



「いただきまーす」



優菜は朝食である昨日の晩御飯の余りに箸を付け始めた。





♪♪〜♪〜〜♪♪♪〜♪



――――――?



優菜のポケットの中に入っている携帯電話が鳴り始めた。



―――土曜日のこんな朝早くから誰だろう?


画面に名前が表示された。その名前を見て優菜は一安心する。


「もしもし? 」



「どうしたの? 桐斗」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

172 :波実:04/21(土) 20:43:23 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
自分勝手なんかじゃないですよ☆+.
頑張って下さい♪

あげっ↑(・∀・)↑

173 :くっきー:04/21(土) 22:11:22 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
ふぁいっつ
めえっちゃあげ

174 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/22(日) 00:12:03 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ&くっきー様 ★+゚


いつも02サンクスです♪♪゜+。(*′∇`)。+゜頑張りますッッ!!!!!


╋━━━━━━…‥☆・゚


携帯電話から桐斗の声が届く。番号は交換していたが、あまり連絡したことがなかったため優菜の心は大きく弾んだ。



『いや…。たいしたことじゃないんだけど……今日…暇?』


「うん、何もないよ」


『じゃ遊園地に行かないか? 実は弘人からチケット貰ってたんだけど…誘うタイミングがなくてさ………』



―――それで当日の朝にって訳か。


こんなに、おっちょこちょいな桐斗は珍しい。優菜の表情には自然と笑みがこぼれていた。


「わかった! 頑張って支度する! じゃあ11時に駅でね」


携帯電話の通話ボタンを押すと、優菜は急いで御飯を食べ始めた。食べながら、今日の服装はどうしようやら、どのバッグを持っていこうかなど頭の中は、桐斗とのデートのことでいっぱいだった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

175 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/22(日) 00:36:03 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


その日は雲一つない晴れ渡った青空が広がっていた。


気温は平年並み。やはり冬は寒い。


優菜は黒のダッフルコートを羽織り、ピンクのチェックのマフラーを首に巻いた。そこにロングブーツを履き、玄関の全身鏡に自分を写す。


朝食の時に頭の中で考えていた通りのバランスだった。その姿に優菜は大満足し、家を出る。


待ち合わせの5分前に駅に着いたのに、そこには既に桐斗の姿があった。


「桐斗! 早いね!」


桐斗が、いつもと違う雰囲気な気がするのは彼が私服を着ているせいだろうか。そんな桐斗の隣に並んで歩くのに、優菜の身体には少しの緊張が走った。


「おう。じゃあ行くか」


桐斗の表情が綻んだ。そんな無邪気な笑顔に優菜の心も思わずときめく。



二人で切符を買ったり、電車に乗ったり。そんな他愛のない出来事一つ一つが優菜の心に思い出として刻まれていった―――。



着いた遊園地は、なかなか敷地が大きく、最近出来たお化け屋敷がリアルで怖いと好評なところだった。


ジェットコースターにコーヒーカップ、ウォータースライダーに観覧車。


数え切れないくらいアトラクションを回っていると時間はあっという間に過ぎていった。



もうすぐ閉園という時間になって桐斗がふと話を切り出した。



「最後、あれ行かない?」


そういって桐斗が指差したのは、お化け屋敷だった―――。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

176 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/22(日) 09:28:24 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


そのお化け屋敷のコンセプトは廃墟となった病院であった。賑やかな遊園地の中にある古ぼけた病院は、かなり異質なものであった。


並んでみると、カップルや中高生が多いような感じだ。あまり小さな子供は並んでいない。通路には“心臓の弱い方は入れません”など退場を促す看板がいくつも見受けられた。ムードは満点だ。



「なっ……なんか本格的………だね」


優菜は思わず立ち退く。列はどんどん進み、順番が近づいてくる。優菜の心臓が大きく波打った。口の中はカラカラだ。


「大丈夫だって。別に殺される訳じゃないんだから」



桐斗はいたって冷静だった。



「そっそうだね……」


優菜は大きく息を吸った。



入口にはボロボロのナース服を着た女の人が俯き、立っていた。長い前髪の隙間から大きな目が覗いた。


「……二名様ですね。では、こちらの懐中電灯をお持ちください」



女性から懐中電灯を渡され、案内されると、ぽっかりと病院の扉が口を開けていた。先は真っ暗で何も見えない。



「では………霊が蔓延るの廃病院の夜をお楽しみ下さい」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

177 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/22(日) 16:48:31 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――さすが有名になるほどのお化け屋敷だ。


優菜は心底入ったことを後悔した。しかし桐斗は、そんな優菜にお構いなしに手を引いて前に進む。


「桐斗…………こっ怖くないの!?」


「俺は…もっと恐ろしいとこ知ってるからな。優菜………怖いか?」


「う……うん。怖すぎてやばい……………」



―――もっと恐ろしいところ?


このお化け屋敷が全然怖くない桐斗が“恐ろしい”って感じるとこって…一体?



「ねえ? 桐斗………桐斗が恐ろしいって感じるとこって―――」


肝心なところを聞こうとした、その時に限ってタイミング悪く、優菜の真横から患者の格好をしたお化けが飛び出してくる。


「いっいやぁぁぁぁ!」



思わず桐斗を置いて、優菜は一人で走り出してしまった。しかし止まろうと思っても、どんどんお化けが驚かしてくるので止まるにも止まれない。



「もうやだぁぁぁぁぁ」



―――――ドン!!



何かにぶつかって優菜は思わず尻餅をついて転んでしまった。ぶつけたお尻を摩りながら優菜は顔を上げる。どうやら人にぶつかってしまったらしい。


「すみませ…………」


―――この感じ。



優菜はぶつかった人物を見つめる。桐斗より少し背が低い―――男だ。



向こうも優菜のことを認識したらしい。



『いーえ。ほう………あんたが“せいんと・しゃいん”っちゅーやつか』



―――闇の国の者!!



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

178 :亜美:04/22(日) 17:50:40 HOST:p4077-ipbfp03matuyama.ehime.ocn.ne.jp
あげです
めっちゃ気になりますw

179 :あはは:04/22(日) 21:26:21 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あーげッ

180 :波実:04/22(日) 22:17:35 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪+.

181 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 00:08:34 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 亜美サマ ★+゚


コメントありがとうございます♪♪♪頑張りますねッo(o^▽^o)o〃


。+★ あはは様 ★+゚


いつも02感謝ですッッ!!!!スゴい支えになってます(*´・囚・`)ノ


。+★ 波実サマ ★+゚


本当にいつもありがとうございますヾ(o´∀`o)ノ.*゜☆ コメで元気付けられてます♪♪♪頑張りますね(・∀・)

182 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 00:23:04 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


外見は優菜と同い年くらいで、やんちゃな雰囲気の男だった。服装も今時のラフな格好である。


「どうして………こんなところに闇の国の者が!?」


優菜は思わず距離を取るが、男はお構いなく近付いてくる。


『俺も、よう分からへん。なんや導かれるようにココに来てはったんや………あんたと俺が引き合ったんちゃう?』



男は、にやりと笑うと優菜を壁際に追いやった。手を壁につき、優菜の逃げ道を奪う。



「仲良くしよーな。セイント・シャインちゃん」


優菜は混乱した。この軽いノリの男は、今までの闇の国の者と全くタイプであると同時に、男が言ってることを理解できなかったからだ。さらに、いつお化けが襲ってくるかも分からない状況である。



――― 一般のお客さんを巻き込む訳にはいかない。でも………戦わなきゃ、さらに多くの人を巻き込む!!


優菜は無意識の内に右手を高らかに掲げていた。



「シャイニング・フォース!!!」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

183 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 13:37:39 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「光の戦士! セイント・シャイン!!」


セイント・シャインに変身すると、男の目は突然輝き出した。


『おぉーーっ! ほんまに変身しよった!!』



「……………え?」



―――やばい。この男のテンポについていけない。


優菜は余計な考えを振り払おうした。きっと、これは私を油断させるための作戦に違いない―――…。


「……っんもう!! 覚悟しなさい! 行くわよ!!」



――――!?


男の目付きが、急に激変したのを優菜は感じ取った。今までの朗らかな雰囲気だった男の目は、冷酷で見つめるもの全てを凍らせてしまいそうであった。



『覚悟せなあかんのは……………あんたや』



男が風を巻き起こした。その風は優菜にぶつかってくる。しかし、ただの風ではない。



「…………冷た……!」



優菜の身体の表面が徐々に凍り付いていく。足元は、もはや完全に凍り付いていて身動きが取れなくなっていた。



「あぁ………!?」



―――まるで身体に何本も針を刺されているような感覚。もはや“冷たい”ではなく“痛い”!



膝から下は分厚い氷が足全体を覆っていた。上半身は動かそうと思えば動かせるが、激痛を伴った。



『どないしたん? 動いてみーや。セイント・シャインちゃん?』


男は優菜を見下ろしながら、クックッと笑った―――…。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

184 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 14:59:38 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


『そや……言い忘れとったな。俺の名はシンジ。お察しの通り、闇の国の者や』



シンジと名乗った男は、一歩一歩、優菜に歩み寄ってきた。優菜の身体は震え出す。もちろん寒さだけのせいではない。メアリー以外の闇の国の者達がセイント・シャインにしてきたことは、ただ一つ。


優菜の瞳から自然に涙が溢れ出た。


「いや………やめて………痛いことは……もう嫌っ!」


シンジはフッと笑うと、優菜の頬に手を添えた。その手は温かかった。


「安心せい。痛くない………………………気持ちええことや」



そういうと、シンジは優菜の胸元のリボンを解いた。リボンは少し凍り付いていて、氷の破片がパラパラと落ち、地に溶けていった。優菜の豊満な胸は、ついにあらわになった。



すでに立っている優菜のピンク色の乳首にシンジはしゃぶりつく。冷え切った身体にとって、シンジの唇と舌は温かく、気持ち良かった。


「あぁ………うんっ…」



思わず優菜の口からは甘美な声が出る。



『ええ声や、セイント・シャイン。もっと出してみぃ?』


シンジは更に激しく優菜の乳首を攻める。いらやしい、よだれの音が暗闇に響く―――。



「はぁ……! あぁ…うん!!そんなぁ……はぁん」



―――――コツコツコツ



その音を優菜は確かに聞いた。あれは―――誰かが、こちらに向かって歩いてくる足音。間違いない。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

185 :波実:04/23(月) 17:51:51 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
がんばってください♪
あげっ☆+.

186 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 21:13:16 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


あげありがとうございますッ゜+。(*′∇`)。+゜いつも02感謝です♪♪♪

187 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/23(月) 21:28:18 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――こっちに向かってくるのは、もしかして私が置いていってしまった桐斗………?



―――こんな姿、見せられない!!



「やめてっ! 離してーーっ!!」


優菜は懸命にもがいた。冷気によって軋んだ身体は抵抗すればするほど悲鳴を上げる。


―――痛い!!


しかし、こんな淫らな姿を桐斗に見られる訳にはいかない。


シンジも何かの気配を感じたらしい。動きを止め、優菜の身体から唇を離す。



『この気配は…………』


その表情からは僅かに笑みがこぼれていた。



「やめて!! 彼には手を出さないで………!」



『彼………………?』


シンジは優菜に振り返る。その真剣なシンジの瞳に優菜は思わず気後れした。


『笑わせてくれるね』



ドコォォォ!!



―――うっ!?



優菜には何が起こったのか分からなかった。ただ、みぞおちに激しい痛みを感じ、薄れゆく意識の中で、桐斗とシンジが対面してしまったことだけは認識した。



会話が途切れ途切れ断片的に聞こえてきた。



シンジの声だ。


『お久しゅう。脇腹の具合はどうなん?』



―――脇腹?


―――桐斗、そんなこと一言も………。



優菜の意識は、ここで途切れた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

188 :波実:04/25(水) 00:56:12 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪
展開が楽しみです☆+°

189 :由美佳:04/25(水) 16:24:53 HOST:p4077-ipbfp03matuyama.ehime.ocn.ne.jp
波実さンと同じく展開がめっちゃ気になります!!!
頑張ってくださぃ(d0vQ*)+。

190 :波実:04/25(水) 21:20:38 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげえ(・∀・)あげえ

191 :おおつか:04/25(水) 22:17:48 HOST:softbank218180159083.bbtec.net
影からこっそりみてましたよ|壁]´・ω・`)
更新がんばってください!

192 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/25(水) 23:34:31 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02コメント感謝です♪♪♪ホントに02ありがとうございます!!!!すごく勇気づけられま━━(*゚∀゚*)━━すッ!!これからも頑張りますね☆★〃



。+★ 由美佳サマ ★+゚


コメントありがとうございます♪♪これからも,もっと皆様がドキドキしてくださったら幸いです(^U^)頑張りますね☆★



。+★ おおつかサマ ★+゚


きゃッ(●ノ▽ノ)影からだなんて////←ぇ。読んでくださって,ありがとうございます☆★頑張りますね(・∀・)

193 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/25(水) 23:50:54 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜は遊園地のベンチで、桐斗の肩に頭を預けた格好で目を覚ました。


「ん………?」


まだ意識が朦朧とする優菜の頭にアナウンスが響いてくる。


“もうすぐ閉園のお時間になります。皆様、出口までお急ぎください”


ふと顔を上げると桐斗と目が合った。桐斗は目だけで笑うと、優菜の身体を優しく支える。


「歩けそうか? ………肩、支えた方がいいか?」


「大丈夫だよ。ありがとう」



優菜の意識も大分はっきりしてきたらしい。自分の二本の足で身体のバランスも取れるようになった。


「じゃあ出口に向かうとするか」


桐斗が、そう切り出すと夕焼けのオレンジに染まる遊園地の中を、二人は肩を並べて出口に向かって歩み始めた。


会話は特にない。


桐斗に、どうしてベンチに座っていたのかと聞いてみた。返答は『優菜は、お化け屋敷の中でお化けにビックリして気を失った』だった。



―――シンジって人も、全部……夢だったのかな?


しかし、夢にしては妙に覚えている。記憶の中ではシンジと桐斗が対面をし、さらに会話までしていたのだから―――。



優菜は、あることを思い出した。前フリも無しに優菜は桐斗に急に話を振る。



「桐斗って………今、脇腹を怪我してたりするの?」



強い風が吹き抜けていった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

194 :ゆの:04/26(木) 03:05:57 HOST:ser352898013235123
Σいま聞いちゃうの!?(笑)


あげです(*/ω\*)

195 :波実:04/26(木) 20:22:14 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげですっ!(●^o^●)

196 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/26(木) 23:30:49 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ゆの様 ★+゚


コメントありがとうございます♪♪そうです!!今,聞いちゃうんです!!!!(゚∀。)wこれからも頑張りますので,よろしくおねがいします☆★彡



。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02ホントにありがとうございます(ΩДΩ)なんかもう。。。。。大好きですwきゃっ/////これからも頑張りまーすッ(´☆ω☆`)

197 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/26(木) 23:51:20 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「なーにいってるんだよ。ほら」


そう言って、桐斗はシャツをちらっとめくり、優菜に見せる。脇腹には傷痕も何もない綺麗な素肌が、そこにあった。



「あ………………そうだよね! 桐斗がそんな訳ないよね!!」



―――シンジって奴……桐斗が脇腹を怪我してるとか言ったから不安になっちゃった。



―――桐斗が怪我してるんなら、それはそれで心配だけど



―――そうじゃない。



―――最近、私は脇腹に傷を負った人を知っていたから。



―――桐斗。あなたが闇の国の者の“K”なんじゃないかって不安になっちゃったの。



優菜の身体からは力が抜け、一気に軽くなった。足取りも軽くなる。その様子に桐斗もほっと胸を撫で下ろしたようだった。







楽しい時間はあっという間に過ぎていくものである。気付けば、もう地元の駅に到着していた。



「じゃあね! 桐斗!! 今日はありがとう。また学校でね」



優菜は大きく桐斗に向かって手を振ると商店街の人込みの中に消えていった。


優菜の背中が見えなくなるまで桐斗は見送ると、くるりと向きを変え、歩き出す。



「………………っ!」



桐斗が着ていたセーターには小さく血が滲んでいた。


「お化け屋敷………ちょっとビビッたのかな、俺」


バッグからタオルを出すと、セーターの上から脇腹を押さえた。



「優菜も単純だよな……何ともない左脇腹を見せただけで、右も平気だって思い込んじまった」



ポツリと呟くと、桐斗は夜の闇に溶けていった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

198 :波実:04/27(金) 21:49:36 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
私もみきてい様好きですっo(≧∇≦o)笑

あっ!
私のことは呼びすて&タメ語でいいですよv(^^)v

199 :麻莉亜:04/27(金) 22:18:56 HOST:07052060922099_ed.ezweb.ne.jp
面白いです!!
頑張ってください★

200 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/27(金) 23:25:59 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 皆様へ ★+゚


ご支援ホントにありがとうございます♪♪ついに200まできてしまいました(・∀・)

これからも頑張りますのでよろしくお願いします☆★彡

201 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/28(土) 00:02:55 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


そんなッ!!!!大切な読者サマを呼びタメだなんてッッ(>_<)ありがとうございます☆★彡 では。。。。少しずつ話し方を軽ーく(?)していきますね(´・ω・`)w



。+★ 麻莉亜サマ ★+゚


コメントありがとうございます!!!!!!これからも面白いものを書けるように頑張りますね♪♪(*´ω`*)

202 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/28(土) 22:45:22 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


冬休みが近づき、クラスではクリスマス会が企画されていた。


このクリスマスパーティーを企画したクラスの女の子、立川 美里【たちかわ みさと】が帰りのSHR後、教卓に立ち、説明を始めた。


なんでもクラスで学校の近くに豪華な別宅を持つ生徒がいるらしい。そこを使ってホームパーティーをしようというものだった。



「と、いうわけでクリスマスは、なるべく予定を開けておいてください」



それと、と美里は説明を付け加える。


「当日、みんなでプレゼント交換をしたいと思うので、3000円以内のプレゼントを用意しておいてください。でわ、よろしくお願いします」



美里が話を終えると、教室はいつも以上に騒がしくなった。何を着ていこう、何を買おう―――もちろん優菜も真耶と騒いでいたが、ふと窓際の席で黙々と帰りの支度をしている桐斗が目に入った。


優菜は思わず駆け寄った。



「桐斗!! クリスマスパーティー楽しみだね」


しかし桐斗の表情は、どこか暗くて、すねているようにも見えた。


「俺は………クリスマス、優菜と二人で過ごしたかった」



ポツリと呟いた桐斗の一言


あまり、わがままを言わない桐斗のその一言が、優菜はとても愛おしく思えた。



「わかった。じゃあ二人で抜け出そう? パーティー」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

203 :いちご:04/29(日) 20:25:00 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
ひさしぶりにみたら話すすんでたよー
あげー
がんばってねー
ふぁいとー


204 :波実:04/29(日) 20:44:43 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげヽ(´∇`)ノ

205 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/30(月) 23:06:51 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ いちご様&波実さま ★+゚


いつも02ありがとうございます☆★(*・∀・*)お待たせいたしましたッッ!!(>_<)

206 :波実:04/30(月) 23:15:13 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
ファイトです♪

207 :みきてぃ (/zOk9d333I):04/30(月) 23:26:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


年末の期末試験も終わり、心なしか校内が慌ただしい雰囲気が漂っていた。12月を“師走”と言うだけある。


何度か雪も降った。ニュースなどでは例年に比べて暖冬であると言っているが、とてもそうは思えない寒さが続いた。


―――明日から冬休みだ。


「ちょっと優菜ぁ!! どうだった?」


終業式も終わり、成績表を受け取った真耶が優菜のもとへ駆け寄った。


「うーん………可もなく不可もなくって感じかな」


二人は成績表を交換しながら笑い合った。ふと教室を見渡すと、優菜は鞠と目が合った。鞠は、どうやらずっとこちらを見ていたらしい。優菜は真耶の手を引き、鞠の席に向かった。


「鞠さん! どうだった?成績」


優菜が尋ねると、鞠は“はい”と成績表を開いて見せる。


その成績表を見て、優菜と真耶の口が開いて閉じなかった。



「こんな成績表………見たことない」



ズラっと並んだ“S”の文字。鞠は奇跡にも近い、オールSの成績を取っていた。


「あら簡単よ? 成績で“S”を取るだなんて」


「すごいよ! 鞠さん!! 今度、勉強教えてね」


一通り騒ぐと優菜と真耶は鞠のもとから去っていった。


鞠は自分のオールSの成績表を見つめながら、物思いにふけっていた。


―――Sヲ取ルナンテ簡単ヨ。


―――少シ、教師達ヲ操レバイイダケノ話。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

208 :波実:05/02(水) 17:40:34 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪
がんばってください☆+.
みきていさんが来るまであげておきますね★

209 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/02(水) 22:42:18 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


大変申し訳ありませんでしたッッ(>_<)でも。。。。ありがとうございます☆★彡 頑張りまーすッo(>U<)o

210 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/02(水) 23:05:05 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


街はにぎやかだ。商店街ではクリスマスソングが流れ、住宅街では電飾で飾られた家々が夜な夜なライトアップされた。


クリスマスは近づく。


パーティーに参加する生徒たちは思い思いのドレスやフォーマルスーツを用意していた。優菜もピンクのプリンセスドレスを用意した。

プレゼントは、誰の手に渡ってもいいように、無難な照明インテリアを選んだ。



―――今年は、一段と寒さが厳しいクリスマスイブとなった。


夕方、パーティーが開催される豪邸に続々と生徒たちが集まり始めた。


男子はスーツ姿が多いようだ。女子はチャイナドレスやワンピースドレスなど様々で華やかであった。


胸元に華をあしらった白いパーティースーツに身を包んだ真耶は、壁に寄り掛かながら優菜の到着を待った。


肩と胸元を大胆に露出したプリンセスドレスを纏った優菜は、会場内で真耶の姿を見つけると一目散に駆け寄った。


「お待たせ! 待った? 真耶」


優菜はドレスの裾を軽く持ち、本物の王女のように一礼をする。


「優菜ー………そんなドレス着ちゃって! 彼氏、ヤキモチ焼いちゃうよ!?」


二人で笑い合っていると、このパーティーの企画をした美里の声がマイク越しに響き渡る。



「みなさん! 今日はお集まりいただき、ありがとうございます。聖なる夜を楽しみましょう! メリークリスマス!!」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚


季節外れですみません;

211 :すとろべりい:05/03(木) 18:09:33 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
ふぁーいっ
こーうーしーんー

212 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/04(金) 13:24:55 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ すとろべりい様 ★+゚


いつも02感謝です↑↑↑頑張りますねッッ(*UoU人).+゚

213 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/04(金) 13:41:13 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「メリークリスマス、優菜」


優菜の後ろから声をかけてきたのは桐斗だった。桐斗は黒いフォーマルスーツを着用していた。クリスマスに黒は暗い気がしたが、落ち着きがあって少し影がある桐斗には、黒がとても似合っていた。



真耶は、いつの間にか他の友達と話していた。恐らく気を使ってくれたのだろう。


「お前さ……準平とかが普通にいる、この会場でそのドレス。俺にケンカ売ってるのか?」


桐斗は頬を赤らめながらも少し怒ったような口調だった。テーブルからシャンパンの入ったグラスを一つ取り、揺れるシャンパンの水面を、じっと見つめていた。


優菜はクスッと口元を緩めて笑った。


「桐斗……ヤキモチ?」



途端、桐斗はグラスのシャンパンを口に含むと、桐斗の唇は優菜の唇を覆った。



「…………っ!?」


優菜には何が起こったのか分からなかった。ただ、すぐ目の前には桐斗の長い睫毛が伏せられていて、口の中には桐斗の舌とシャンパンの味が広がっていくのが分かった。



口の端から、よだれとシャンパンが一筋流れる。


周りには数人クラスメートもいた。


“恥ずかしい…!”


―――――ゴクン。



「美味いだろ?」


桐斗が優菜の唇から溢れたシャンパンを指で拭いならが不敵な笑みを浮かべていた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

214 :みちか:05/04(金) 15:43:04 HOST:p4077-ipbfp03matuyama.ehime.ocn.ne.jp
あげ⌒!!!
まぢ大好きですw
この話☆+゜

215 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/04(金) 23:49:34 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ みちかサマ ★+゚


あげありがとうございますm(._.)m とっても嬉しいデス♪♪♪コレから,もっとより良いモノにするために頑張りますねッ+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+

216 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/05(土) 00:05:40 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜と桐斗が話をしていると、急に入口辺りにいた男子が騒ぎ始めた。その騒ぎは、どんどん会場内に響き渡る。まるで波のように歓声が広まっていった。



「なになに!? 一体これは何の騒ぎ?」



歓声の先にいた人物は―――黒澤 鞠だった。


鞠は深いスリットの入った黒いキャミソールワーピースの装いで現れた。髪はアップにまとめられ、胸元が露で、白い太腿も際どく露出されている。なんといっても身体のラインが綺麗で、普段以上に艶っぽく見えた。



「あの馬鹿………」


桐斗が呆れた様子で溜め息をつく。


「自慢の妹さんじゃない! 鞠さん綺麗………」



―――でも鞠さんのこの感じ、どこかで感じたことあるような?


優菜の心の中で、何かが引っ掛かったが、特に気には留めなかった。


ドレスを着た鞠は、男も女も見境なく魅了させた。



「自慢の妹…………ね」


桐斗は小声でポツリと呟いた。






パーティーは、どんどん盛り上がりを見せた。歌い出す生徒や踊り出す生徒まで現れる。


しかし、そんな中、優菜は微弱ながらも“ある気配”を感じていた。



―――近くはないけど、遠くもないわね。



―――感じるわ。



―――闇の国の者!!



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

217 :波実:05/05(土) 07:30:30 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ(*^□^*)

218 :ぶるーべりい:05/05(土) 09:18:27 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげー
たのしいー

219 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/05(土) 10:41:51 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ&ぶるーべりい様 ★+゚


いつも02読んでいただき,ありがとうございます!!!!!.+゚*(о゚д゚о)*゚+.

頑張りますッ!!!!!

220 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/05(土) 10:59:15 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「じゃあ……俺、少しあいつらとも話してくる」


そう言って、桐斗は弘人たちのところへ行ってしまった。優菜は、それを笑顔で見送ると、そっと壁際に寄り、会場を見渡した。


気配は感じるが、未だにその姿を捉えることができずにいた。


―――まぁ気配も微弱だし、私…神経質になりすぎかもね。



一つ息をついた、その時


『せっかくのパーティーやっちゅうのに………もっと楽しまへんと損やで?』


どこかで聞いた声だった。


ふと顔を上げると、目の前にはスーツを着用したシンジが佇んでいた。急激に気配を間近で肌で感じるようになった。


「あなた…お化け屋敷にいた……!! どうして!? 今さっきまで気配をあまり感じなかった…!」


シンジは優菜の口の動きを止めるかのように、人差し指を“ちょん”と優菜の唇に乗せる。


『気配を消す……なんて他愛のないこっちゃ』


ニッコリ笑うとシンジは優菜の手を取り、ひざまづいた。



『セイント・シャイン…あんたに戦い、申し込ませてもらうわ』


そう言って、シンジは優菜の手の甲に軽く口づけを交わした。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

221 :波実:05/06(日) 12:41:18 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪

222 :ゆう:05/06(日) 15:05:29 HOST:p3072-ipad202kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
あげ

223 :ぶどーう:05/06(日) 19:52:29 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
こーうーしーんー
あげー

224 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/06(日) 23:34:23 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


いつも02ありがとうございます♪♪+゚ 嬉しいデス+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+ サランヘヨー☆


。+★ ゆう様 ★+゚


ぁげありがとうございます゚+.ヾ(●´T`●)ノ.+゚ スゴく嬉しいです♪♪これからも頑張りますネ!!!!


。+★ ぶどーう様 ★+゚


フルーツセレクションですね(o'∀`bb)。*゜←ぇ。いつも02ありがとうございます♪♪励みになります♪頑張りまーすッ!!

225 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/06(日) 23:54:40 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――不審者でも、こんなに堂々としていれば自然に溶け込んでしまうものなんだろうか?


誰一人シンジが、この場にいることに気付かない。このパーティーの噂を聞いて、他のクラスの人間も何人かいるらしい。だから見知らぬ他人がいても皆、気を許してしまうのだろう。



シンジは立ち上がると、じっと優菜を見つめた。優菜の答えを待っているのだろう。


優菜を見つめていたのはシンジだけではなかった。弘人たちと談笑している桐斗も、綾子と話をしている鞠も視線だけは優菜に向けられていた。



そんな中、優菜は重い口をゆっくりと口を開く。


「いいわ、受けて立ちます。でも…ここではなく他の場所へ。それが出来ないなら私は変身しないわ!」


『物事はっきりいう、ええコやな。嫌いやないで』


そういうとシンジは、会場の奥にある階段へ歩き始める。暗黙の了解で優菜はシンジの後ろに付いていく。


「どこへ行くの?」


優菜が尋ねると、シンジは振り返らずに答える。


『屋根の上や…庭は人に見られる危険があるやろ?』


二人は階段の先の暗闇に溶けていく。





「綾子さん、ごめんなさい。私…お手洗いに行ってくるわね」


そういうと鞠は、シンジと優菜が消えていった階段を上り始める。



二階に着き、三階へ上がる階段に足をかけた時、目の前の踊り場で待ち伏せていた男がいた。


「遅いぞ、鞠」


「早いわね、桐斗。優菜さんのことになると、いつもそう……」




桐斗と鞠―――。


二人は階段を駆け上がる。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

226 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/07(月) 00:41:49 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


『ほう………普通、女の子っちゅーのは高いとこ怖がる思おてたわ』


躊躇なく屋根に上り、立ち上がった優菜を見て、シンジは感心しているようだった。


「女の子は意外とそんなにやわじゃないのよ」




屋根の上で二人は遂に対峙した―――。


夜の冷たい風が身体に染み込む。痛さにも似た寒さだった。ドレスが風になびき、優菜の長い髪も宙を舞う。



―――行くわよ!!


「シャイニング・フォース!!」


優菜の身体が光に包まれる。

その様子をシンジはただ見つめ、桐斗と鞠は怪盗のごとく階段の踊り場のバルコニーから庭の大木に飛び移り、二人の様子を伺っていた。



「光の戦士! セイント・シャイン!!」


変身した優菜を見て、シンジは小さな子供のようにはしゃいでいた。



『おぉーーーッ!! これが“セイント・シャイン”っちゅーわけかぁ! ほんまに変身しよったぁ』



―――なんか…戦いずらい。


優菜の率直な感想だった。


しかし次の瞬間、急にシンジの顔は打って変わって冷酷な眼差しに変わる。



『“聖なる・光”やとか“光の戦士”やとかゆーとるけど、あんた…所詮クイーンの捨て駒なんや』


―――――え!?


―――――こいつ、今なんて?


『隙だらけや!!!』


シンジは隙を狙って、片手で優菜の首を掴み持ち上げる。どんなに抵抗してもシンジの右手はガッチリと首を絞めるばかりだった。


「かはっ………ぐっ…」


―――苦しい!



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

227 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/07(月) 00:59:37 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


どんなにもがいても、優菜の足は虚しく空気を蹴るだけだった。


『苦しいか? セイント・シャイン』


優菜は首を掴まれた右手から逃れることだけで頭がいっぱいいっぱいであった。必死に両手でもがくが、シンジの腕は少しも緩まない。



―――ダメ…意識が……朦朧としてきた…。


『ええ顔しとるで、セイント・シャイン……その顔めっちゃそそられるわ』




そのシンジの行動に、桐斗の怒りは収まらなかった。



「シンジ………あいつ!!!」


飛び出そうとする桐斗を鞠は必死に止める。


「大丈夫よ!! セイント・シャインの存在は闇の国の者たちにとって最大の娯楽………シンジは、彼女を殺せば闇の国の者全員を敵に回すことになるって、ちゃんと分かってるはずだから!!」


「分かってる………分かってるけど、やるせないんだよ!!」



―――仕方ないわね。



「優菜!! 待ってろ……今! …………!?」



桐斗の視界は急に傾き、そのまま倒れてしまう。


「鞠……お前………俺に…………」



そういって桐斗は気を失ってしまった。


「桐斗………私があなたの代わりにこの戦い、見届けるわ」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

228 :波実:05/07(月) 01:11:07 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
今日はパソからあげっ♪

229 :ぴーちー:05/07(月) 08:23:36 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげー

230 :波実:05/07(月) 23:13:47 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
あげっ♪

231 :あい:05/07(月) 23:18:49 HOST:softbank126070050142.bbtec.net
面白いです!!ハマりますぅ・・
もしよかったら、*男女ゲーム*作ってるので
見に来てヤってください!アドバイスとかも、
してくれたら嬉しいです☆

232 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/09(水) 00:23:23 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


2回もァゲてくださって,ありがとうございます+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+
更新遅くてゴメンなさい。。。今プライベートのほうが少しゴタ02してまして(>_<。)今週中にゎ更新したいと思います♪♪頑張りますネヾ(●´T`●)ノ



。+★ ぴーちー様 ★+゚


ぃつも02感謝です!!!!ぁりがとうございます.+゚*(о゚д゚о)*゚+. 大変申し訳ありませんが更新もぉ少しかかってしまいそうです。。。ゴメンなさい(>_<。)



。+★ あい様 ★+゚


コメントぁりがとうございます(゜▽゜)ぉ話し書いていらっしゃるんですネ!!!!今度読んでみたいと思います♪♪とてもァドバイスなんて出来る人間ではありませんが,ョロシクお願いします(^人^)

233 :波実:05/10(木) 01:07:05 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
プライベート事情ならしょうがないですよね...;;
頑張ってください!!

234 :波実:05/10(木) 21:57:49 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ

235 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/11(金) 00:00:42 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


ぃつも02ホントにありがとうございます!!!!!今度パフェおごらせてくださいッ・・・ぇ(゜▽゜)w

236 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/11(金) 00:18:37 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――もうダメ…限界!


優菜は諦めて瞼を閉じた。


“人って、こんなに呆気なく死んでしまうものなんだ”


そんな事を思っていると、突然 呼吸が楽になっていった。せき止められていた水が急に流れ出したかのように、喉に空気がどんどん入ってくる。


どうやらシンジは、力を抜いたらしい。まだ手は首を絞めているが、そこまで苦しくはなかった。優菜の両足も、きちんと地についている。



「ハァ………ハァ……」


呼吸をするたびに身体に空気が染み込んでいくような感覚だった。“空気が美味しい”とは、まさしくこの事だと優菜は身を持って感じる。



しかし安心したのも、つかの間であった。



シンジは掴んだ優菜の首を、思いきり地面に叩きつけた。



辺りに鈍い音が響き渡る。



「……………くっ!」



優菜は強く頭部を打ち付けた。視界はチカチカし、意識も吹っ飛ぶ寸前であった。



しかし、シンジが口から漏らした一言を優菜は聞き逃してはいなかった。



「さぁ………楽しませてもらうわ。セイント・シャイン」



―――やんちゃそうなシンジでも、やはり闇の国の者だと実感させられた一言だった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

237 :波実:05/11(金) 15:23:55 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
パフェ食べたいですっ(・∀・)爆

いい展開かも―っ♪


あげです★

238 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/12(土) 11:30:58 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


ァゲありがとうございます(Pq'3`*)。+゜パフェゎ・・・・給料が入った機会に☆★笑。

いい展開ですかァ////照。テンポ良く頑張っていきます!!!!(o'U`*。)

239 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/12(土) 11:50:23 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


優菜は知らない。


気を失った後のことを―――…。






優菜の頭を地面に打ち付けた後、シンジは優菜を抱き上げた。


「そこにいるんやろ? メアリー」


鞠はドレスのスカートの裾を軽く持ち、ふわりと屋根の上に飛び移った。



「セイント・シャイン………抱かないの?」


鞠は腕組みをし、少し首を傾げながら、シンジに問う。


明るい月明かりの下、シンジの口元には笑みがこぼれていた。



「ま・こだわりっちゅーものがあるんや。ここでは抱けへん」



そう言うと、シンジは優菜の額に軽く口づけをする。


「どこに連れていくつもりなの?」



突然、強い風が吹き、各々の服をなびかせる。鞠のドレスも激しく風と踊った。




「セイント・シャインは、闇の国にある俺の屋敷に連れていく」



「……………ざ…け……な」


少し遠くから、声が聞こえる。



鞠が振り返ると、そこには自力で術を破った桐斗が弱々しく屋根に飛び移ってきたところだった。



「ふざけ……る…な! 闇の……国に連れ………てくなんて………!!」



そんな桐斗を横目で見ながら、シンジは優菜を抱き上げたまま影に溶けていった―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

240 :波実:05/12(土) 15:13:07 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪
みきていさんは何歳なんですかっ?*^^*
小説上手すぎです(*^□^*)

241 :ナノ:05/12(土) 15:46:31 HOST:p7239-ipad09kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
本当にうまいですよね!!
気が早いですが、すでに次回作まで待ち遠しいです!!

242 :ぴーいち:05/12(土) 21:14:18 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげー
はやくこうしんー

243 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/13(日) 00:21:04 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


ァゲありがとうございます♪♪私は高2です(゜▽゜)皆様ょり少し年上・・・なのでしょうか!???(>_<)w上手いだなんて・・・私なんて,まだ02ですil||li _| ̄|○ il||li でもとても嬉しいデス☆★ぁりがとうございます♪


。+★ ナノ様 ★+゚


コメントぁりがとうございます!!!! そんな02;私なんて,まだまだ甘チャンです(>_<。)でもホントにぁりがとうございます!!!!もう次回作まで期待してくださるなんて感動ですッ(ΩДΩ)


。+★ ぴーいち様 ★+゚


ぃつも02ぁりがとうございます♪♪これからも頑張って行きま----す!!!!!

244 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/13(日) 00:45:23 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「………………うっ」


針を刺したような頭の痛みで優菜は目を覚ました。見知らぬ部屋、見知らぬベッドで眠っていたことに気付く。


部屋は、まるで豪邸の一室のように広く、華やかであった。しかし、どこか暗い雰囲気である。


カーテンを開けると、夜なのか外は暗い。


「そういえば………どうして変身が解けてないんだろう?」


優菜の身体は、セイント・シャインの変身から解放されていなかった。


今までは、闇の国の者が去ったり、戦いが終わったりすれば勝手に変身が解けていたのに、今回は未だ元の服に戻れていない。


「服も戻らないし、ここもどこなのか分からないし…………もう何がどうなってるのよーーー!!」



――――カチャ


優菜の叫びと共に部屋のドアが開かれる。驚いて振り返ると、そこにはシンジの姿があった。


「ほな質問に答えたる。変身が解けないのは、この国の空気のせいやで」


―――この国の空気?


「地球人の身体じゃ、この空気は猛毒やからな。セイント・シャインの潜在能力で身体が自己防衛しとるんやろ」


――― 一体この人は何を言っているんだろう?



シンジは飄々と質問に答え続けた。


「それから、ここは俺ん家。つまり、闇の国っちゅーわけ。つまり………」


そう言うと、シンジは優菜を壁際に追いやった。



「逃げられへんで」


二人の唇が重なる―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

245 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/13(日) 09:55:18 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


唇が重なっている間、優菜には一体何が起こっているのか、理解に苦しんだ。


ただただシンジの唇から温もりが伝わってくる。熱い舌が優菜の唇を割って、ねじ込まれてくる。



―――ここは闇の国?



―――そしてシンジの屋敷



―――訳が分からないけど……



「ここであなたとキスしてるのも訳分かんなーーーい!!!」


優菜は渾身の力を込めて、シンジの肩を突き飛ばした。


シンジの唇の端から血が流れていた。どうやら優菜が勢い余って噛んでしまったらしい。


しかし、その唇の両端は上がっていた。シンジの表情には余裕が見受けられた。


「くくく…………あっはっは!! 言うたやろ? 逃げられへんって」


シンジは一瞬の隙に優菜の脚を払う。


「きゃっ……!?」


バランスを崩し、優菜は尻餅を着いた。立ち上がる間もなく、シンジは優菜の上に馬乗りになる。


優菜を見下すシンジの瞳がとても冷酷で残酷に見えた―――。


「どうして欲しい?」


「私の上から降りて欲しい!」


優菜の率直な返答にシンジは笑った。


「くっくっくっ………それは無理な注文だな」



そう言うとシンジは優菜の首筋に食いついてくる。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

246 :波実:05/13(日) 14:53:44 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
みきていさん!!
私と同じ年ですよ―っ♪

高2のパソヲタです(・∀・)にぱ

247 :んぎゃあ:05/13(日) 19:16:23 HOST:ymgc-adsl-772.enjoy.ne.jp
あげー
ふぁーあいとーおう

248 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/13(日) 23:32:10 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


同い年ですかぁぁぁ(゜▽゜)驚きですッッ!!ぁたしもヲタですwパソコンゎよく使い方が分からないので,alwaysヶータイです。ヶータイヲタですw


。+★ んぎゃあ様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます♪♪これからも頑張っていきますネ(^U^)/ファイトーオー!!!!

249 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/13(日) 23:50:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「やだ! やめて!! 私の上から降りてーー!!」


優菜の悲痛な叫びは部屋に響き渡る。誰かが助けに来てくれるような気配も足音もしない。


二人の行為の音だけが、耳に嫌に残った。


シンジは何度も何度も、幾度となく優菜の首筋に吸い付き、彼の口づけの跡を残していった。


「こんなのって………」


優菜の瞳から、ついに涙が溢れ出た。涙は顔の両側に流れ、耳や髪を濡らしていった。


涙の跡がひんやりとする。その感覚が、この現実をさらに実感させる。―――これは夢ではないのだと。



「なんや? こんなの………もう飽きたって言うんか?」


「!! そんなこと言ってないわよ!」



もう遅かった。


シンジは優菜の上に乗ったまま、手を伸ばし、ベッドサイドにある引き出しを探ると、中から一本のロープを取り出す。


優菜は、そのロープを見て、これから先に起こることを多少、予知した。


顔から血の気が引くのが分かる。



「いやっ!! 離してーー!」


「ほな…ちょっとの間、おやすみしててな」


シンジは、ロープを出した引き出しから白いハンカチと、何かの液体が入った小ビンを取り出した。


その液体をハンカチに含ませ、優菜の口元を覆うと優菜の意識は遠ざかっていった。


「ほう………これが“クロロホルム”っちゅーわけか」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

250 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/14(月) 10:27:32 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


気付くと、優菜は既に全裸にされていた。それだけではない。悪い予感は、やはり的中していた。


「痛っ………」


ロープが身体のあらゆる所に食い込む。それは腕だったり、胸だったり、腰だったり、尻だったり。


脚はなんとか床につくが、優菜は天井から吊り下げられていた。部屋にシンジの姿はなかった。


―――なんて恥ずかしい縛り方なんだろう。


優菜の豊満な胸が縛り上げることにより、その膨らみを更に強調させる。先端にある突起は既に立ち、固くなっていた。


アソコを締め上げるロープは少しきつめで、それだけで優菜のアソコはヨダレを垂らし始める。


「んん………はぁん!」


思わず声が出る。縛られていることに感じている自分の淫乱さが嫌で仕方なかったが、その嫌さを忘れるくらい自分が淫乱になったことを自覚する。


「あっ……あん! ん…」

自分が動くたびに、股や胸に食い込んだロープは違った刺激を優菜に与えた。


「んっんっ……んんーーー!!」


―――――ガチャ


ロープだけでイキそうになったその時、部屋のドアが開いた。


「おっ、気がついたようやな。セイント・シャイン。なんや? もう、いやらしい汁出してるやないか」


シンジは優菜に歩み寄った。


「これからもっと気持ち良くさしたるわ」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

251 :波実:05/14(月) 13:33:14 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
携帯ですかあ(・∀・)

私は携帯依存症です♪笑
あげっ

252 :波実:05/15(火) 22:00:51 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
あげっ♪

253 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/16(水) 00:14:49 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


大変ぉ待たせしましたァ(>_<)ァゲぁりがとうございます☆ヲタ仲間ですね〜ッ♪♪←ぇ。こんな私ですが末永くょろしくです(゜▽゜)w

254 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/16(水) 00:29:38 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


シンジは優菜の身体を弄び続けた。

見たことないような図太いバイブ、ムチ、蝋燭―――。


ありとあらゆるSMの道具を優菜に試した。優菜は泣き、そして叫んだ。部屋に屋敷に、その声は響き渡る。耳を裂くくらい悲痛な叫びであった。


―――しかし、それももう過去の話である。


「はぁ! はうぅ……ご主人…………様ぁ!!」


太いバイブをアソコと尻と二本も突っ込まれた優菜は、もはや理性を失っていた。その表情は喜びに溢れている。


「何が欲しいんや? セイント・シャイン。そのお口できちんと伝えてみーや?」


優菜は汗ばんだ身体をくねらせ、潤んだ瞳でシンジを見つめ、そして求めた。


「ご主人様の………アレが欲しいのおぉぉぉぉお!!」


“ヴィィィィィィイン”


優菜の返答と共にバイブの振動は“強”にされた。


「ひゃあぁぁぁぁぁぁああぁぁぁああん!! ダメぇ………イッちゃうーーーッ!!!」


途端、バイブのスイッチは切られ、二本とも抜かれてしまった。


「お願い………イカせて?」


優菜が求めるとシンジはアレをズボンの中から取り出す。


「最後はコレでフィニッシュや」


シンジのアレは勢いよく優菜のアソコに挿入された―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

255 :波実:05/16(水) 07:25:55 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪

256 :波実:05/16(水) 21:53:12 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげ(^∀^)

257 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/17(木) 23:09:57 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚

ぃつも02ァゲぁりがとうございますッ(゜▽゜)最近,更新遅くてゴメンなさい(>_<)頑張りますネ!!!!

258 :みあい:05/18(金) 12:45:26 HOST:softbank219214092043.bbtec.net
一気に読めちゃいますた('・ω・`)
シンジエロぃっすねぇ♪"
好みですゎ(藁


259 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/18(金) 23:21:56 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ みあい様 ★+゚

一気に読んでくださって,ありがとうございます!!!!ェロいですか(゜▽゜)感想いただくと,やはり照れますね(//>_<//)ありがとうございます!!!!

260 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/18(金) 23:40:08 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


味わったことなかった。


優菜にとって全てが初めての快感だった。


―――SM


―――そして荒々しいピストン運動




「はぁ! はぁあ! ひゃあぁぁあ!!」


シンジの腰の振りの速さと勢いは凄まじいものだった。優菜は悲鳴にも近い声で喘ぎ続けた。それは芝居でも演技でもない。


シンジの動きに合わせて、ほぼ吊されている優菜の身体も大きく揺さぶられる。いつの間にかロープの痛みもアソコの痛みも快楽へ変わっていった。


「もう……! ダメ! アソコが…壊れちゃうぅぅ!!」


優菜は精神的にも肉体的にも限界であった。シンジは、こういったプレイにかなり経験があるようだった。縛り方、いたぶり方に、もはや慣れているようだ。


「うっ…………!」


突然、シンジが低い声を漏らした。


「きゃぁぁあぁああぁぁぁ!!」


―――挿入されたアソコの奥が………熱い!


―――中出しされた


ひざまづきたくても、ロープがそれを許さなかった。ガクガクと震えながらも一心に立とうとする優菜の膝。


繋がった部分から白い液が流れ出る。


シンジが一気に、それを引き抜くとドッとアソコから中出しされたシンジの精液が溢れ出た―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

261 :波実:05/19(土) 15:53:42 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪

262 :やはあ:05/19(土) 20:27:45 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
ひさしぶりだーあ
おもしろいー
あげー

263 :ひかる:05/20(日) 17:57:10 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
あげ


264 :ちぇりー:05/20(日) 19:27:09 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
こーうーしーんー
すんげおーもーしーろーいー

265 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/21(月) 00:23:43 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実サマ ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц (○・∀・)bтндйк уoц゜・*:.。. .。.: 頑張ります☆


。+★ やはあ様&ちぇりー様 ★+゚


ぉ待たせしてスミマせん(>_<)ぃつも02ぁりがとうございます♪♪感謝です゚+.ヾ(●´T`●)ノ


。+★ ひかる様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます♪♪これからも頑張りますネ+゚*。:+(人´∀`o)+゚*。:゚+

266 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/21(月) 11:57:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


「はぁ! はぁ…!」


優菜は全身の力が抜け、力無く身体をロープに預けた。あらゆる部位にロープは食い込み血が滲んでいるが、そんなことも気にならない以上に、膝に力が入らない。


大胆に開かれたままの脚。


アソコからは、未だ大量の精液が流れ出る。

シンジは優菜の髪に手をやると、行為によって乱れた髪を優しく撫でた。髪を撫でる、その手が暖かくて、なぜか優菜は涙が出そうになる。

「ええ子や、セイント・シャイン。美しくて従順で淫乱で………アイツが惚れたのも、分からないでもないな」


そう言うと、シンジは吊していたロープを解いた。優菜はドシャッと床に崩れ落ちた。


シンジは茫然とした優菜を仰向けにし、馬乗りになり、ロープを解き始めた。

―――束縛から開放されていく。


優菜の頭の中には、それくらいの感覚しか残っていなかった。

手、胸、腰、尻、脚。
あらゆる場所にロープの跡が付き、血が滲んでしまっていた。

「白い肌…傷つけてもうたな」

シンジは、その箇所を丁寧に舐めていく。


ちょうど胸を舐めたときだった。


「ん…………あぁん!」

優菜は思わず声を上げた。みるみる乳首が固く尖っていく。その様子を見たシンジのアソコも固く膨張した。


「なんや? セイント・シャイン……ほんなら、もう1ラウンド行くで!!」


部屋には二人の喘ぎ声と、いやらしい音だけが響き渡った―――。


☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

267 :波実:05/21(月) 21:20:40 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげ☆

268 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/21(月) 23:45:06 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


ぃつも感謝してます♪♪
ぁりがとうございます(゜▽゜)頑張りますネ☆

269 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/22(火) 00:12:09 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚





その頃、会場内で真耶は優菜を探していた。


「おっかしーなぁ。どこ行っちゃったんだろう? 優菜…」


うろたえる真耶の肩に一人の男が腕を回し、耳打ちをする。


―――弘人だ。


「ちょっ……何すんのよ! 弘人!!」


「山崎……よーく会場見てみろよ? 水無月もいないけど桐斗もいないだろ?」


優菜を探すのに必死だった真耶は弘人に指摘され、何か納得したようだった。


「まあ…クリスマスだしね」


「そういうこと! 俺達んとこ来いよ! 今、みんなでポーカーやってんだ」


真耶は促されるまま、ポーカーに混ざった。





夜風が冷たい。そうだ、ここは確か屋根の上なんだよな―――。


「動けそう? キリト」


頭上で聞き慣れた声が聞こえる。優菜ではない、鞠の声だ。

シンジが去った後も桐斗は動けずにいた。鞠の術は強力だ。女の術が破れない自分と目の前で惚れた女を連れさらわれた自分に腹が立って仕方ない。


そんな桐斗の心情を鞠は汲み取っているようだった。


「闇の国では大体、男は身体能力、女は魔力に長けると言われているわ。あなたが私の術を破れなくて当然よ」


桐斗は顔を鞠とは反対の方へ向けた。それは、まるで小さな子供がふて腐れているようだった。そんな桐斗の様子を鞠は呆れた様子で見守る。


「それに、どうしてそんなに優菜さんのことを愛してしまうの? 私には分からないわ。結ばれることは決してないのに…」


その言葉を聞いた桐斗は笑い出した。鞠には意味が分からない。桐斗はスッと腕を動かし、指差した。指の先には夜の街が広がり、闇の中にクリスマスのイルミネーションが色とりどりに浮かび上がる。


「光と闇は共存できる。結ばれることもあるかもしれない………お前はこの光景を見て、そう思えないか?」


桐斗の口元が少しだけ緩んだように見えた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

270 :波実:05/23(水) 08:08:25 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ☆

271 :結花:05/23(水) 15:27:09 HOST:05004011365171_vm.ezweb.ne.jp
初めて見たけど
面白いし桐斗がかっこいい!!
是非主人公は桐斗と!!

更新楽しみにしてます
ちなみに私は高1です〜



272 :すいか:05/23(水) 16:41:39 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

273 :波実:05/23(水) 19:55:40 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ☆

274 :ナノ:05/24(木) 12:07:53 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
あげ

275 :めろん:05/24(木) 18:42:58 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
はーやーくー

276 :波実:05/25(金) 20:32:47 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ☆

277 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/25(金) 22:46:26 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


何度もァゲぁりがとうございます(ΩДΩ)更新遅くなってゴメンなさーいッ!!!!


。+★ 結花さま ★+゚


コメントぁりがとうございます!!!!読んでくださって大変嬉しいです(゜▽゜)どうなるかゎ・・・・お楽しみに♪♪w


。+★ すいか&めろん様 ★+゚


ぃつも02お待たせしてしまってゴメンなさぃ(>_<。)大変申し訳ないです!!精一杯頑張りますッ☆★


。+★ ナノ様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます!!!!とっても嬉しいです(゜▽゜)頑張りますッ♪

278 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/26(土) 12:55:31 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+゚'゚+☆+゚'゚+★+'゚'+。


身体の痛みで、優菜は目を覚ました。


「痛っ…………」


一体あの後、私はどうなってしまったのだろう。
自分でも信じられないくらいシンジとの行為に悦楽を感じて…その後のことは何も覚えていない。


―――身体に残った痕だけが、その後を物語っていた。


優菜は服を着ていなかったが、ベッドで寝かせられていて、毛布も掛けられていた。隣には眠っているシンジの姿があった。寝顔がとても、あどけない。まさか、この人がSMプレイをするだなんて誰が思うだろう。


シンジを起こさないようにベッドから抜け、落ちていたシーツを適当に身体に巻き付け、優菜は廊下に出た。


まるで屋敷というより城という感じだ。そして、何より薄暗い。


しかし、優菜はどこかで、この城と似たような雰囲気の場所を知っていた。



―――そうだ。光の国のシャイニング・キャッスルと雰囲気が似てるんだ。


優菜は壁に身を寄せながら、城の散策に踊り出た。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

279 :ぱいなっぷる:05/26(土) 17:40:35 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげーっ
はやくこうしんーっ

280 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/27(日) 09:02:55 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ぱいなっぷる様 ★+゚

゜・*:.。. .。.:тндйк уoц (○・∀・)bтндйк уoц゜・*:.。. .。.:
ぃつもお待たせしてしまってスミマせん(>_<)

281 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/27(日) 09:29:56 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


薄暗い廊下を延々と続いているように思われた。同じ扉が均一にいくつも並び、先は見えない。


このまま闇に溶けてしまいそうな気さえした。


歩いてきた廊下を振り返ることも出来なかった。前も後も闇だと知ったら絶望感を味わうことになりそうだったからだ。


―――もうシンジの部屋に戻ることはできない。



―――なら、進むしかないじゃない!!


キッと前を見据えたその時、突き当たりに他の部屋とは比べ物にならないくらい神々しくて、大きな扉が見えたのだ。


―――あ!


優菜は、どこか安堵感を覚えるのと同時に、その扉は、まるで今まで優菜の覚悟を試していたかのようにも思えた。


「迷って……られないわよ! 私の世界に帰らなくっちゃ」


その扉は、まるで優菜を室内へ招くかのように自ら開いていった。


「な…なに? 入れってこと?」


開かれた扉の先は、廊下以上に暗かった。部屋があるのか、廊下が続いているのかさえ分からない。


恐る恐る中に入ると勢いよく扉が音を立てて閉まった。


―――バァァァァァアン


「きゃあぁぁぁぁあ!」


音に驚いた優菜は思わず、その場に座り込んでしまった。身体には、ただ闇が絡み付いた。瞳から自然に涙が溢れる。そんな優菜の耳に靴音が響いた。



コツコツコツコツ


―――誰?


―――誰かが近づいてくる。


コツコツコツコツ


―――まだ姿すら見えてないのに



―――この圧迫感は何!?


靴音はもうしない。すぐ近くにとても大きな気配を感じる。


―――この圧迫感に押し潰されてしまいそう。


その時、男の声が響き渡った。


『初めてお目にかかる、セイント・シャイン。我は…………闇の国の王、だ』



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

282 :ringo:05/27(日) 17:47:33 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
age-age-

283 :結花:05/27(日) 22:08:57 HOST:05004011365171_vm.ezweb.ne.jp
うわわ!!
続き気になります!!
あげーっ!!

284 :彩紀:05/28(月) 17:21:07 HOST:p2107-ipbfp02matuyama.ehime.ocn.ne.jp
おぉー!!!
ついに闇の王出現??!!
めっちゃですw
更新Uてくださぃ⌒(・艸´*)

285 :波実:05/28(月) 21:20:50 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
気になるっ♪
あげっ☆

286 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/28(月) 23:32:53 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ringo様 ★+゚

ぃつも02ぁりがとうございます!!感謝しています ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:


。+★ 結花さま ★+゚

ァゲぁりがとうございます♪読んでくださって非常に嬉しいデス ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:


。+★ 彩紀さま ★+゚

ぁりがとうございます♪遂に出現ですw頑張りますネ ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:

。+★ 波実さま ★+゚

ぃつも02ぁりがとうございます!!!かなり支えになっております ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:

287 :REK:05/28(月) 23:37:15 HOST:i121-114-91-1.s02.a006.ap.plala.or.jp
あげ♂♂♂

メッチャおもろぉょぉ〜★★

いっつも、読んでたんだヶど、あげ♂書くの忘れてました。

それほど、集中してみてましたヵらぁ〜ww★

これヵらも、頑張って★★

288 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/29(火) 00:16:18 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


―――万物をまばゆく照らす光


―――万物を漆黒で包みこむ闇


一方が強ければ他方は消滅してしまう、まさに対象的な二つの力。

―――今、小さな光は巨大な闇と対面している。

四方は闇。逃げ場はない。


はっきりと姿は見えないが、強い気配が優菜の身体に針のように鋭く突き刺さる。

あまりのプレッシャーに優菜は立ち上がることはおろか、呼吸をするのに精一杯だった。優菜の小さな身体に空気が重くのしかかる。


「…………………!」


その時、目の前に小さな明かりが灯った。燭台に蝋燭が立っていて、そのうちの一本に小さな炎が宿っている。どんなに小さくても光があることに優菜は安心した。まるで希望の光のように見えた。



『ほう………震えているな。怖いか? 私が…』


光が揺らめく。

どうやら燭台は王が手に持っているらしい。王の手元が明るく照らし出されている。


しかし優菜の身体は依然、恐怖を感じていた。声を絞り出そうとしても空気が漏れるだけであった。



『ふっ………まるで捨てられた子猫のようだな』



―――――!!


王の膝は曲げられ、座り込んだ優菜と同じ目線の高さになる。手元の燭台の光が弱々しく、しかし優しく二人の顔を照らした。優菜は驚きを隠せない。


「貴方が………闇の国を治める………王?」


『あぁ、名はウォルス。皆は私を王と呼ぶ。意外か?』


―――もっと年上を想像していたわ…。


とにかく王は若く見えた。二十代前半、下手したら、あまり優菜たちと変わらないかもしれない。


艶やかで、腰まである長いストレートの黒髪。
黒い鎧を身に纏い、さらにマントを羽織っている。切れ長の目によく通った鼻。


世間一般では彼を美男子と呼ぶだろう。しかし、やはり闇の王だ。

光の国のクイーンとは正反対のオーラ。“冷酷”“残忍”“悪意”そんなものを感じさせ、見るもの全てに恐怖感を与える。


『セイント・シャイン。貴女を歓迎いたしましょう』


不敵な笑みを浮かべた王は燭台を起き、動けない優菜を抱き上げた。そのまま歩き出すと優菜を突然、放り投げた。


「きゃっ!! ………って、あれ?」


―――ふかふかしてる。これって、もしかしてベッド?


ベッドサイドの燭台に蝋燭の光を一つ付ける王は優菜を見下して言い放った。


『闇の国の王の寝室へ、ようこそ。セイント・シャイン………覚悟はよろしいですね?』


王は優菜に襲い掛かる―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

289 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/29(火) 00:23:47 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ REKさま ★+゚


コメントぁりがとうございます!!!!今まで読んでくださっていて・・・非常に嬉しいですッッ(>_<。)これヵラも頑張りますネ ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:

290 :わーお:05/29(火) 15:05:14 HOST:d61-11-177-012.cna.ne.jp
更新されてる!あげー!!
ってか、ウォルスとくっついて欲しいなーww

291 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/29(火) 20:38:20 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ わーお様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц:.。. .。.:ウォルスですかぁ(>艸<)どぉなるでしょうか・・・ぉ楽しみに!!!!ぇ。

292 :8y:05/29(火) 21:56:08 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー
こうしんー

293 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/29(火) 23:31:52 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 8y様 ★+゚


ぃつも02ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:

294 :みきてぃ (/zOk9d333I):05/30(水) 00:03:35 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


恐怖とプレッシャーで優菜の身体は思うように動かない。身体が脳の信号を拒否した。


ウォルスは優菜の身体に巻き付くシーツを取り、彼女を生まれたままの姿へ還した。


『ほう………お前のことは、ちゃんと報告で受けているぞ。これが噂に聞くセイント・シャインの柔肌………まるで手に吸い付くようだ』


「……………っ!」


ウォルスの手先は優しく優菜の両胸を揉みほぐした。先端も固く尖り出す。手は時に優しく、時に激しく優菜を攻めた。


「やっ……はぅ…ん!」


あまりの快感に思わず優菜は、その唇から甘美な声を漏らしてしまった。自分でも信じられなかった。ウォルスと会ってから、どこかでこうなることを望んでいた自分がいたことに―――。


『セイント・シャイン。貴様、色んな箇所に縛られた形跡が残っているな』


ウォルスはシンジから受けた屈辱の痕を見つけ、そう言うと首筋や胸、腰などの痕を優しく熱い舌で舐め始める。


「ん………ぁあ!」


ビクンビクンと、優菜の身体は性感帯を燻られるたびに波打った。

そしてウォルスの指先は脇腹を滑り落ち、優菜のアソコに到着する。


『ココはどうされたんだ? 答えてみろ、セイント・シャイン』


「そんな………こと…言えるわけがっ……はぁぁん!!」


ウォルスは指で優菜の茂みをかき分ける。触れられているような、いないような―――なんともいえない感触に優菜のアソコは感じ、ヒクヒクとヨダレを垂らし始める。


「そんなに………見ちゃだめぇ…!」


振り絞って出した声だった。もちろん止めてくれるわけない。


『欲しいんだろ!? セイント・シャイン、俺の肉棒がぁぁぁあ!!』








やはり、彼は闇の国の王である。“冷酷”“残忍”“悪意”―――性行為中でさえ、十分に感じさせられた。

荒々しかった―――。

彼は、女を性欲処理機ぐらいにしか思っていないのではないだろうか?



優菜は虚ろな瞳で天井を眺めていた。


全身にウォルスの精液がかけられた身体―――。


髪の毛からも、それが滴り落ちてくる。


処女ではないのに、あまりにも荒々しいプレイとウォルスの大きなアレの出し入れによって出血した優菜のアソコ―――。


優菜は肉体的にも精神的にも雑巾のようにボロボロだった―――しかし、心のどこかで悦楽を感じていたのも事実である。



゚+,。,+★+。,。+☆+。,。+゚

295 :chery:05/30(水) 19:44:11 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー
こうしんー

296 :くえ:05/31(木) 19:20:00 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげーあげーあげーッ

297 :ランピー:05/31(木) 19:28:44 HOST:FLH1Ach228.fko.mesh.ad.jp
はじめまして!この小説とてっも面白いです!
更新がんばってくださいww

298 :きょろ:06/01(金) 22:29:07 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

299 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/02(土) 05:40:19 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ chery&くえ&きょろ様 ★+゚


何度も02ァゲぁりがとうございます!!!!!!更新遅れてしまってゴメンなさいッ(ノ>□<)ノ
ホントにぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц。. .。.:



。+★ ランピー様 ★+゚


そういってくださると,とても嬉しいです\(o^▽^o)/ぁりがとうございます☆”これからも頑張りますネ ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц・*:.。. .。.:

300 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/02(土) 06:13:34 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


ウォルスとの激しい行為の後のことは記憶が、あやふやであった。


気付くと、もとの世界に戻っていてクリスマスのプリンセスドレスのまま、自分の部屋のベッドで眠っていた。カーテンの隙間から早朝の柔らかい光が差し込んでいる。



―――今までのこと全てが悪い夢だったのかな



重い身体を起こし、なんとかドレスのチャックを下ろした、その時だった―――。




「なっ……なにこれ?」



優菜の身体には、シンジとウォルスの荒々しいプレイの痕がくっきりと残されていた。特に胸が酷い。シンジに縛られた痕とウォルスに力強く揉まれたためか、大きな手形が赤く残っている。


思わず膝の力が抜け、その場に座り込んでしまった。



―――私、セイント・シャインとして何が出来るんだろう。






「んっんっ……はぁ! もっと…! もっとぉぉぉぉお」



女が淫らに乱れる声が部屋中に響き渡る。天蓋付きのベッドの中で1組の男女が悦楽に溺れていた。


「じらさないでぇ…早く………早く入れてぇぇ! はぅん!!!」


バックから女のアソコに男の図太いアレが挿入され、激しく出し入れされた。辺りには女のいやらしい汁がピストン運動の度に飛び散った。


「イクーーー! イッちゃうーー!!」


女が、ガクッとベッドに力尽きると男もアレを抜き出す。ヒクヒクと痙攣した女のアソコからはドロドロと白い汁が溢れ出して止まらない。


行為が終わると男は服を着始める。女も余韻に浸っている間もなく、よろよろと下着を身につけ始めた。


『では…失礼する。ミス・ミシュア』


「えぇ。気をつけて、ミスター・ウォルス」


そういってウォルスはスゥーっと消えていった。ミシュアが一つ息をつくと部屋にノックの音が響く。



『クイーン。おはようございます。お目覚めですか?』


ミシュアは乱れた金髪の長い髪を手櫛で整えながら扉に向かう。


「おはよう。起きているわ」


長いカーテンを開けると、朝の光の国が広がっていた。



今日も一日、光の国が平和でありますように―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

301 :なつ:06/02(土) 07:48:45 HOST:softbank221032060185.bbtec.net
初あげです♪
300おめでとう(^o^)

302 :きょろ:06/02(土) 08:29:31 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
さんびゃくー
おめでとー
あげー

303 :きぃ:06/02(土) 11:30:06 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
文章の上手さに尊敬します(*・∀・)ノ応援してるので頑張ってください♪

304 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/03(日) 11:26:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ なつ様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます!!!!300まで行けたのも皆様のおかげです♪♪コレからも頑張りますネ ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц・*:.。. .。.:


。+★ きょろ様 ★+゚


ぃつも02ホントに感謝です(゜▽゜)ついに300まで来ちゃいました!!本心こんなに長くなると思っていなかったので驚いてます(ノ゚O゚)ノこれからも頑張ります ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:


。+★ きぃ様 ★+゚


コメントぁりがとうございます!!!上手いだなんて・・・もったいなきお言葉(>_<)まだ02未熟者ですが精進していきたいと思います(゜▽゜)ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц:.。. .。.:

305 :波実:06/03(日) 19:41:12 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ♪

306 :きょほ:06/03(日) 20:50:46 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー
こうしんー

307 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/04(月) 10:28:00 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
昨日更新しようとして誤って書いた文章を全部消えてしまいヘコんでいました。。。負けません!!w



。+★ 波実さま ★+゚


ぃつも02ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц (○・∀・)bтндйк уoц゜・*:.。. .。.:


。+★ きょほ様 ★+゚


更新遅くなってゴメンなさいです(>_<)ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц (○・∀・)bтндйк уoц゜・*:.。. .。.:

308 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/04(月) 11:05:34 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


冬休みは平穏な毎日だった。闇の国の者に襲われることもなく2週間程度の短い休みは、あっという間に終わっていった。


―――変わったことと言えば、桐斗の携帯が、冬休みが始まって1週間くらい全く繋がらなかったのだ。


優菜は鞠にもメールをしてみたのだが鞠の携帯も繋がらず、年越しは真耶たち友達とすることになった。桐斗との年越しを考えたいた優菜には少し残念な結果であった。


ようやく桐斗と鞠の携帯が繋がるようになったのは新年が始まって数日後―――新学期が始まる前日だった。






冬の冷たい空気が立ち込める学校。

次第に生徒たちの挨拶の声が響き始める。


「おはよう桐斗。明けましておめでとう」


優菜はクラスに入ると真っ先に桐斗の机に向かい、挨拶をする。


「あ…あぁ。明けましておめでとう」


桐斗は考え事をしていたのか呆然としていて、優菜の声に少し驚いた様子だった。


「どうして携帯…繋がらなかったのかな? 冬休み」


「携帯は…………壊れてたんだ。ゴメンな」


桐斗が返答をすると同時にチャイムが鳴り響き、生徒たちは着席し始める。


「もう…早く修理してよね。寂しかったんだから」


そう言い残して優菜は席へ向かった。桐斗は、その背中を見つめるばかりである。



―――年末年始、必ず闇の国の者は、闇の国に戻らなければならない、か。





「闇の国………久しぶりに帰ってきたな」


久しぶりの空気は、思わず桐斗を散歩へ誘った。
部屋から出ると行く当てもなく城内をさまよった。


ある廊下を通ったときだった。


――――!?


桐斗の嗅覚は、ある香りを感じていた。


―――すごく微弱だけど…この香りは“Angel Heart”?


目の前にある部屋はシンジの部屋。


桐斗は悟った。


―――クリスマス


あの後、優菜の身がどうなったのかを。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

309 :いちご:06/04(月) 13:16:33 HOST:07042480929101_eh.ezweb.ne.jp
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325 :かな:06/04(月) 19:47:56 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
荒らすな

326 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/04(月) 23:13:02 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
なんだか・・・スゴいコトになってて驚きました((゜□゜;)


。+★ かな様 ★+゚

ぁりがとうございます!!!ぉ話し頑張りますネ\(o^▽^o)/

327 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/04(月) 23:50:32 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


冬の空気は寒いというより痛いと感じる。冷たい北風が吹くたびに身体に細い針が何十本も突き刺さるようだ。


授業と授業の間の休み時間、生徒たちはストーブの周りに大集合し談話をしているのが、この時期に当たり前の光景であった。皆、口を揃えて“私立だったら暖房なのに”と文句を言っている。


そんな中、優菜は必死に机に向かって何か作業をしていた。声を掛けずらい雰囲気だったが桐斗は気になり、声を掛ける。


「優菜…? 何やってるんだ、さっきから」


声を掛けられた優菜は驚いた面持ちで桐斗を見上げ、一息ついた。


「次の授業…ノート当たるんだ。予習したんだけど、よく分からなくって」


桐斗は優菜のノートを数秒見つめると、スラスラのノートの隅に数式を解いていった。


「ここで二つの式、作れるだろ? あとは連立方程式にすればいいんだ。XとY…出るだろ?」


「すごいよ! 桐斗、ありがとう」


難題が解かれ、優菜の顔から、いつもの笑みがこぼれる。桐斗も微笑み返すとスッと席を立ち上がり廊下へ出ていってしまった。


「…………桐斗?」


やがてチャイムがなり、授業が始まってしまった。


桐斗が帰って来たのは、帰りのSHRが終わった後であった―――。






廊下へ出ていった桐斗には行く当ても目的もなかった。


ただ、あの無邪気な笑顔の優菜をずっと見つめていたら、教室という場所にも関わらず想いが抑え切れなくなり優菜を抱いてしまったに違いない―――そう察知したのだった。


「優菜…一体お前は何人の闇の国の者達の前で、その顔を歪ませてきた………?」


そう思うと腹の底からグツグツと怒りが沸いてくる。頭の奥に痛みが走る。


―――情けない。これがヤキモチってやつなのか。


―――こんな人間らしい感情が湧いてくることにも驚いているがな。



゚+,。,+★+。,。+☆+。,。+゚

328 :みあい:06/05(火) 10:12:52 HOST:softbank219214092047.bbtec.net
えぇー!!!
どぉなっちゃうのー??
あげあげあげ

329 :anko:06/05(火) 16:22:54 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
age-age-

330 :おか:06/05(火) 18:01:03 HOST:i220-220-59-120.s02.a015.ap.plala.or.jp
頑張ってください

あげ♪

331 :波実:06/06(水) 08:56:54 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ★!

332 :おわい:06/06(水) 18:39:31 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あっげー

333 :うわあい:06/06(水) 18:39:46 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あっぐえー

334 :つー:06/07(木) 19:36:55 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
こうしーん・・・

335 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/07(木) 23:07:37 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
更新できなくて大変,申し訳ありません(>_<。)
中間テストなどでバタ02してました↓↓↓もぉすぐ更新しますので少々お待ちください。。
お詫び申し上げます(ΩДΩ)


。+★ みあい様 ★+゚

コメントぁりがとうございます♪♪ ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:続きゎもう少々ぉ待ちください;


。+★ anko&おあい&うわあい&つー様 ★+゚


何度もァゲぁりがとうございます!!!! ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:ホントに申し訳ありません;OTL


。+★ おか様 ★+゚


コメントぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц・*:.。. .。.: 頑張りますッ♪♪


。+★ 波実さま ★+゚


ぃつも02ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.: ぉ待たせして大変申し訳ありません;

336 :あい:06/07(木) 23:57:20 HOST:220-213-096-090.pool.fctv.ne.jp
忙しいのは分かるけど。
コメ返しするくらいならさっさと更新したら?

337 :いちご:06/08(金) 05:24:08 HOST:07042480929101_eh.ezweb.ne.jp
>>336
上から目線かよ(´ー`)┌
あー痛い痛いww

338 :波実:06/08(金) 11:05:19 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
中間は大変ですよね;

プライベートが落ち着いたら頑張ってくださいっ★!

339 :むは:06/08(金) 22:55:32 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
ふぁいとー


340 ::06/09(土) 20:02:35 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
こうしんー・・・

341 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/10(日) 01:00:00 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 皆様へ ★+゚


ぁたしが遅筆なばかりにコメ返ししかできなくてスミマせんでした↓↓放置と思われるのが嫌でコメ返ししたのですが更新しろよって話ですよネ(>_<。)

それでもァゲてくださった皆様ぁりがとうございます!!



╋━━━━━━…‥☆・゚


「ちょっと桐斗ー!! 一体今までどこにいたの? 学校終わっちゃったよ!?」


SHRが終わり、ざわつく教室に帰ってきた桐斗の元へ優菜は駆け寄った。が、桐斗の表情はどこか引き攣っていて、優菜は思わずたじろいてしまった。


そんな優菜の様子に気付いたのか、桐斗は少しぎこちない笑顔を作る。


「優菜。よかったら…一緒に帰らないか?今日」


その言葉は優菜の表情に笑みをもたらした。


「うん! 帰ろ! ………一緒に」






風は冷たいが、よく晴れた気持ちのいい天気であった。澄み切った青空がどこまでも続く。二つの足音が軽快に響く。


「白い息が出るね」


二人は他愛のない会話をしながら川の土手にある舗装されたコンクリートの道を歩いた。優菜と桐斗の家は学校から真逆の位置にあるが、桐斗が優菜を家まで送ってくれることになった。


水音が心地よく身体に染みる。穏やかな流れだった。


優菜は少し戸惑いながらも、桐斗の冷たくなった左手を握った。


桐斗は少し驚いたように振り返る。優菜は頬を紅潮させたまま俯いていた。


繋がった手―――桐斗の左手は優しく優菜の右手を包みこむ。


会話はなくても、二人の気持ちは繋がった手から伝わっていた。



―――が、幸せな時間はごくわずかだった。


二人の足音は同じタイミングで止まった。



「桐斗………修学旅行の時にも言ったけど、あなたを危険な目に遭わすかもしれない」



―――この強大な気配、以前にも感じたことがある!!


「桐斗、下がってて!」



繋ガレタ手ハ解カレタ―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

342 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/10(日) 01:20:46 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


コンクリートの道路に黒い影が広がる。どんどん重くなる気配に、優菜は立っているだけで精一杯であった。


―――肩が、膝が、全身が重くて………潰れてしまいそう。


川辺に自生している雑草や花も見えない何かに踏まれているかの様に押し潰されていた。


やがて影から一人の男が現れる。


―――バサッ


マントを翻した、その男は以前ウォルスと名乗った男であった。


「嘘………でしょ!? なんでっ…闇の国の王が………わざわざっ!!」


喉から振り絞って出した優菜の声は、震えていて掠れていた。


『久しぶりだな、セイント・シャイン。ほら、闇の国の者が現れたぞ。さぁ…変身したまえ』


桐斗のことが気掛かりだったが、振り返る余裕すらなかった。ウォルスの瞳を目線から反らした瞬間、殺されてしまってもおかしくはない程の圧迫感であったからだ。


晴れ渡った夕焼けの空に暗黒の雲が広がり始める。


「行くわよ……! シャイニング・フォース!!」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

343 :波実:06/10(日) 18:17:33 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ★!
みきていさんの
ペースで頑張ってくださいっ♪

344 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/10(日) 23:58:50 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


ぃつも02ぁりがとうございます!!!!! ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:涙が出そうです;


╋━━━━━━…‥☆・゚


「光の戦士………セイント・シャイン!!」


優菜が変身を遂げるとウォルスは、その姿をなめ回すように見つめる。その視線に優菜は耐えられなかった。


―――桐斗もいるって言うのに…!!


重い圧迫感を振り払い、優菜は一歩を踏み出した。その“一歩”に込められた勇気は計り知れない。


「いい加減に……しなさいよ!!」


次の瞬間。


セイント・シャインの姿は消え、優菜が立っていた地面には砂が舞い上がった。そのスピードは桐斗でも目で追うのに必死な程である。いつの間に脚力を磨いたのだろう。



―――狙うはウォルスの



―――右か


―――左か



桐斗の軽い焦燥感とは裏腹に、ウォルスの表情には余裕が憎らしいほど滲み出ていた。口元にはうっすら笑みさえ浮かべている。


また飛び交う優菜も、ウォルスの表情を認識したのだろう。その瞬速の気配からは苛立ちと怒りを感じられ、動きもやや荒くなる。


桐斗は察知した。


“これは王の心理作戦だ………!”



気付いた時には遅かった。



「ジャスティス・ブレードぉぉお!!」


―――キィィィィィイン



辺りに金属音が鳴り響く。金切り声にも似た、その音は余韻を残し、消えていく―――。



「捌かれた………!」


ウォルスは腰の鞘から一瞬で抜刀をし、優菜の太刀筋を見事な手つきな捌いていた。



『敗れたり。セイント・シャイン』



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

345 :むえ:06/11(月) 20:16:37 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー
ふぁいとー

346 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/11(月) 22:49:43 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ むえ様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц (○・∀・)bтндйк уoц゜・*:.。. .。.: 頑張りますネ!!



╋━━━━━━…‥☆・゚


ウォルス―――闇の国の王という地位は伊達ではない。


優菜には何が起こったのか全く認識できなかった。ただ自身の周りに一陣の風が舞い上がった―――それだけのように思われた。


そして次の瞬間、まるで優菜の身体の表面で小爆発が起こったように一気に風が巻き起こる。


「きゃぁぁ!?」


―――痛みはない。


何が起こったのか、恐る恐る思わず閉じてしまった瞼を開けると



桃色の花びらが宙を舞っていた。まるで季節を間違えた桜が、いそいで花を落とすかのように―――。



「狂い咲き………?」


優菜は舞っていたひとひらの花びらを手に取る。目線の先ではウォルスが剣を鞘に納めている様子が伺えた。私は馬鹿にされているのか―――そう思った矢先のことだった。



“私…服着てない!?”


「いやぁぁぁぁぁあ!」


優菜は両手で胸を隠し、座り込んでしまった。


舞っていた桃色の花びらはセイント・シャインのコスチューム



ウォルスは、あの一瞬で服を細々と切り刻み、その剣の切っ先で風を巻き起こし、軽い小爆発まで起こしたというのか―――。



「ありえない……」


ウォルスは歩み寄ってくる。また、あのプレッシャーに押し潰されそうになった。呼吸が上手くできない程の気迫―――これが闇の国の王!!



「やだ………来ないでよ…」


女の本能が身体に危険信号を送っているが分かる。しかし身体自体が動かない。膝はがくつき、腰はほぼ抜けている。


どうしようもない。


目頭が熱くなり、視界が揺らいだ。一筋の涙が頬を伝う。


ウォルスは優菜を見下せる位置に立った。



「こないで! いやぁぁぁあ!!」








―――優しい風が優菜の頬を撫でる。



―――視界は暗い。



―――大きな見慣れた背中が優菜の目の前に現れた。



―――その手にはジャスティス・ブレード。



―――そう、この背中は



「桐斗………!」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

347 :波実:06/13(水) 22:47:20 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
あげえっ!!

348 :めろん子:06/14(木) 17:02:49 HOST:i220-221-230-37.s02.a018.ap.plala.or.jp
凄くこういう小説すきです!!(・∀・)
ぱくりたいくらいです! 殴

今日始めて読んだけど大ファンになりました!!

349 :くっきー:06/14(木) 19:24:43 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

350 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/14(木) 23:38:44 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚

ぉ待たせいたしました!!ぃつもぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:


。+★ めろん子さま ★+゚

そぉいってくださると私も嬉しいです!! ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:実ゎこの話,セーラームーンを久しぶりに読んで思いついた話なんですょ;


。+★ くっきーさま ★+゚

ァゲぁりがとうございます!! ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:ぃつもお待たせしてしまってゴメンなさい(>_<)



╋━━━━━━…‥☆・゚


「き………りと?」


状況を認識するのに優菜は精一杯であった。


桐斗の背中越しに見えるジャスティス・ブレードの切っ先は、真っ直ぐウォルスの額に向けられている。三人は微動だにしなかった。もっともウォルスだけは笑みを浮かべていたが―――。その緩んだ口から低い声が洩れる。



「くっくっ……面白い。貴様はたしか桐斗………と言ったかな? メアリーと組んだと噂を聞いているぞ」


必死に笑いを堪えようとするウォルスを、桐斗は反論もせず、じっと見つめていた。


―――メアリーと組んだ?


優菜の思考回路はショート寸前であった。


―――メアリーは闇の国の者だった。桐斗は、その“メアリー”と組んでいた?


―――と、いうことは桐斗は………。



優菜の頭にガンガン音が鳴り響く。絶望の鐘の音の様にも聞こえる、その音は次第に大きくなっていった。
顔から血の気が引くのを感じる。


ウォルスはマントを翻し、ふわりと飛んで二人と距離を取った。カツンと乾いた靴の音が鳴る。


「ここで殺すことは、たやすい。しかし、貴様はもう1ステージ踊ってくれそうだな」


桐斗は諦めたかのようにジャスティス・ブレードを下ろす。いや、ウォルスとの力量の差に本人も自覚しているのだろう。“敵う相手ではない”と―――。


「よく聞け! セイント・シャイン。その者は我々の仲間…闇の国の者だ! 確か君には“K”と名乗っていたかな?」


優菜と桐斗―――二人の茫然とした顔を見回しながらウォルスは消えて行く。



「さぁ……諸君には愉快なドラマを期待しているよ」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

351 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/16(土) 00:41:16 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


ウォルスが去ると、優菜の服は元の制服へ戻り、立ち込めていた空の暗雲も散っていった。


しかし、時刻は午後7時を回り、辺りはもう暗い。優菜は身体に力が入らなかった。ウォルスの言葉が頭を反芻する。


“その者は我々の仲間…闇の国の者だ!”


桐斗が私を騙していた…?


苛立ち、不安、悲しみ、憎しみ―――様々な感情が優菜の心に芽生え、どの感情を優先させればいいのか分からなく、優菜自身もさらに焦りだす。


「大丈夫…か?」


聞き慣れた声が優菜の耳に届いた。顔を上げることが出来なく、優菜は桐斗の足元だけ見つめるばかりだった。腰にも膝にも力は入らない。この場から立ち上がることすら出来ない。


―――桐斗がどんな顔をしているのか怖い。


―――今のあなたはもう闇の国の“キリト”として不敵な笑みを浮かべているのか


―――“黒澤 桐斗”として私を見つめているのか


その時。


「優菜………黙ってて悪かった」


桐斗の、この一言が優菜の心に芽生えた、ある感情を爆発させた。威力は抜群である。


「どうして…っ! どうして騙してたのよ!? バカ!」


優菜はふらつきながらも自力で立ち上がると、桐斗と距離を取りながら、彼を睨みつけた。


「私をこんな気持ちにさせといて………! 嘘つき!!」


優菜は桐斗とは反対側へ走り出した。

瞳から涙が止まらない。


いっぱい


いっぱい好きだった。


でも


この気持ちは、もう終わり―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

352 :はぷ:06/16(土) 08:55:57 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

353 :くろ:06/17(日) 17:48:47 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
あげ

354 :なっちょ:06/17(日) 19:29:16 HOST:ser357662000137279
スゴィですッ(●^▽^●)
上手です★ぁげま⌒ス

355 :ぱいなっぷる:06/17(日) 19:34:16 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

356 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/18(月) 00:03:14 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ はぷ&ぱいなっぷる様 ★+゚

ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:頑張ります!!


。+★ くろ様 ★+゚

ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:読んでくださって嬉しいです♪♪


。+★ なっちょ様 ★+゚

そんな勿体ないお言葉・・・!!ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:嬉しいです(>_<。)



╋━━━━━━…‥☆・゚


時は無情にも過ぎていく。暗くなったと思ったら、あっという間に太陽が昇った。あまり眠れなかった優菜は洗面台でバシャバシャと冷水で顔を洗うと、鏡で自身を見つめる。


―――大丈夫。もう私は騙されない…まやかしの優しさに。


キッと瞳を開き、部屋へ戻る。茶色くて長い髪が靡いた。昨日のシャンプーの残り香が鼻を擽る。


気持ちは戦場へ出る戦国武将のようであった。セーラー服のスカーフは、まるで兜の緒である。


「行ってきます」


いつもと同じ朝。


いつもと同じ通学路。


いつもと違うのは優菜の気持ち―――ただ、それだけ。





朝のSHRの始まりを告げるチャイムが鳴り響くと、同時に優菜は教室へ入り着席した。


教卓の方向を見ると、視界のぎりぎり端に桐斗らしき人物の姿が嫌でも目に入った。


―――不愉快。


気持ちはそう思っているのに、身体は別の反応を起こす。勝手に端に映っている桐斗を視界の中心に映し出そうとしている。そして、目頭が熱くなり、目の前が揺らぐ。


―――敵なのに


―――憎いはずなのに


―――身体は求めてしまう。


―――あなたの眼差しを



―――それが余計に憎らしい。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

357 :pepu:06/18(月) 17:08:09 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
age

358 :mumu:06/19(火) 18:27:45 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
本当にうまいですね(●'∀'*●)
おもしろすぎです!!
続きが気になる〜

359 :panps:06/20(水) 18:11:24 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
age

360 :ラン:06/21(木) 20:26:53 HOST:ser359495000238674
はじめから読みました。
すごくいい小説ですね。
更新頑張ってください。
応援してます。

361 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/21(木) 23:40:28 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
遅れてゴメンなさい(>_<。)


。+★ pepu&panps様 ★+゚

大変ぉ待たせいたしました!!ごめんなさい;
ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:


。+★ mumu様 ★+゚

そんなッッ////ぁたしなんて,まだ02です;;でも,ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:頑張ります♪


。+★ ラン様 ★+゚

読んでくださって&勿体なきお言葉ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:嬉しいです♪頑張ります!!

362 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/21(木) 23:56:38 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


学校中にチャイムの音が鳴り響く―――5限終了を告げる鐘の音だ。残るは1日の疲れが出て眠る人が多数現れる6限のみ。長かった1日も、ようやくゴールが見えてきた。


優菜と桐斗は一言も会話を交わしていない。ぎこちない空気が二人の間に絶え間無く流れていた。


しかし、クラスの人間は誰ひとりとして、その違和感に気がつかなかった。


準平の時と違って、物静かな桐斗は学校で、あまり優菜に話し掛けなかったし、そんな桐斗に気を使ってか優菜も積極的に話し掛けなかったからだ。


―――はぁ…疲れた。


授業の疲れと精神的な疲れが優菜の身体に苦痛を訴える。休み時間、優菜は椅子から腰を上げられずにいた。


そんなとき、スカートのポケットから振動が伝わってくる―――。



優菜は面倒臭そうにポケットに手を突っ込み、携帯を開く。画面には“新着メール1件”の文字。フォルダは“高校の友達”。


―――学校にいるんだから直接話せばいいのに…誰?



フォルダを開くと、そこには“黒澤 桐斗”という名前が目に飛び込んできた。



―――ドクン、ドクン



優菜の動悸は激しくなり、疲れは一気にどこかに吹き飛んでしまった。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

363 :ラン:06/22(金) 19:58:07 HOST:ser359495000238674
いつのまにか更新してるー↑
あげです。
この小説大好きです。

364 :ぺっぷす:06/23(土) 07:50:29 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

365 :ラン:06/23(土) 13:39:28 HOST:ser359495000238674
下がってたからあげます。


何回もすいません(><)

366 :ぺぴしゅ:06/23(土) 20:12:15 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげーえ・・・

367 :mumu:06/24(日) 17:42:12 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
あげ


368 :pq:06/24(日) 20:08:57 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー・・・・・・・・

369 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/25(月) 10:57:19 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ ラン様 ★+゚

ァゲぁりがとうございます!!!!ぉ待たせしてゴメンなさいm(__)mとても嬉しいです ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:


。+★ ぺっぷす&ぺぴしゅ&pq様 ★+゚


ぃつもァゲ本当にぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:嬉しいです!!!!ぉ待たせいたしました;


。+★ mumu様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц*:.。. .。.:嬉しいです!!!!



╋━━━━━━…‥☆・゚


「なっ……何よ! 今更メールだなんて…!!」


携帯を持つ手が震える。読みたい―――しかし読むのが怖い。優菜はメールを開かず、電源ボタンを押し、携帯を閉じてしまった。またドサリと机に俯せになる。


「大丈夫? 優菜さん、具合でも悪い?」


落ち着きのある、この声―――今、思えば…この声はあの人の声と同じだった!!



「メアリーーー!」



ざわついていた教室が水を打ったかのように静まり返った。優菜は無意識のうちに声を出し、机をバンッと叩いて立ち上がっていたのである。優菜の前に立っていたのは黒澤 鞠であった。


「あっ………鞠?」


鞠はもちろん、クラス中の生徒の視線が優菜に突き刺さった―――。優菜は、その場の空気に耐えられず教室から飛び出してしまった。


女子トイレの個室に飛び込んだ優菜は確信を得ていた。ずっと胸に引っ掛かっていた疑問が溶けてゆく。


“鞠は………やっぱりメアリーだ! 間違いない!”


―――桐斗と鞠。やはり二人は手を組んで私を…!!


優菜は、ゆらりと個室から出てくると、廊下の突き当たりに力無く座り込む。その瞳からは光の粒が溢れていた―――。


6限の始まりを告げる鐘が虚しく響き渡った。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

370 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/25(月) 11:31:32 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


6限―――。

教室には飛び出していった優菜はもちろん、桐斗の姿もなかった。


「欠席は水無月と黒澤 桐斗だな。では、授業を始める」


そういって先生は黒板に板書を始めた。教室にはチョークが黒板にぶつかる音が響く。桐斗と優菜がいない古文の授業が始まった―――。






『ミシュア………ミシュア!』


名前を呼ばれ、風呂場でシャワーを浴びていたクイーンは水が滴るのも気にせず、タオルを一枚身体に巻き付け、男のもとへ急いだ。


『何事? ウォルス………きゃっ!!』


ウォルスは駆け寄ってきたミシュアの腕を引き、ベッドに押し倒す。その弾みでミシュアの身体に巻き付いていたタオルは際どく、はだけた。


ウォルスはミシュアの白い内ももを指でスゥーっとなぞる。ミシュアは頬を赤らめ、瞳が潤んだ。


『お前のその顔が―――俺を獣にするんだよ』


優しかった指先は激しくミシュアの秘部にねじり込まれた。


『あっ……きゃ…ひゃあぁぁぁぁあん』


ウォルスは中をかき回し、指を奥の奥まで突き刺す。その荒々しさにミシュアは発狂直前だ。


指が抜かれると、ウォルスの反り返ったアレがミシュアの中を占拠した。獣のような激しい行為―――イッてしまったウォルスの精液がミシュアの秘部から溢れ出てくる。


力尽きた二人はベッドで、しばらく甘い時間を過ごした。その時に出てきたのが桐斗とセイント・シャインの話である。



『そういえば、最近“桐斗”君とセイント・シャインの噂を光の国でも聞くようになったわ』


ミシュアがウォルスの肩を揺らして、話に耳を傾けさせる。


『あぁ…本当みたいだぞ、その噂。この前、アイツ…セイント・シャインを助けようと俺に剣を向けたんだ』


ウォルスは、そう言いながらミシュアの肩をそっと抱く。


『きっ…危険よ! まだ“気”のコントロールも出来てないのに愛し合っては………!』


ミシュアは、あまりの驚きにベッドから身体を起こす。明るい光の中、あらわになったミシュアの乳房をウォルスは優しく揉みほぐした。


『均一に力が合えば大丈夫だが……闇が強ければ光が消え、光が強ければ闇が消える。さて、あの二人の場合、先に消えるのはどちらかな?』


ウォルスは再びミシュアをベッドの中へ誘う―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

371 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/25(月) 12:12:08 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


夕焼けのオレンジ色が空の片隅に、僅かに残っている。もう夜であろうか。校内には、その僅かなオレンジ色の光が差し込んでくるが、灰暗い。


もう涙は枯れた。


帰らなくては―――。


ずっと廊下で座り込んでいた優菜の腰には、痛みが帯びていた。そんな腰を摩りながら優菜は、やっと立ち上がった。


教室には、誰の影も残っていない。


荷物をまとめて、早く気味の悪い教室から出ようと振り返った時。



不思議な気配を感じた―――それは闇の国の気配ではない。


優しくて温かい―――。



「なっ…なぜ、ここに貴女が!!」


『お久しぶりですね、セイント・シャイン』


緩いウェーブのかかった金髪のロングヘアー。純白のワンピース。穏やかな微笑み。


「クイーン!!」


クイーンの微笑みが少し曇ったように見受けられた。


『伺いたいことがございます。セイント・シャイン…いえ、水無月 優菜さん』



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

372 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/25(月) 12:41:26 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


クイーンを見ていると、その美しさを目を奪われて、時が経つのを忘れてしまいそうだ。


とても、これから良い話をしてくれるとは思えない。光の国のクイーンがわざわざ人間界にまで下りてきたのだ。


「話とは…一体?」


なかなか話し出そうとしないクイーンに優菜は話を促した。覚悟はできている―――どんな話でも、きっと受け止められるだろう。


優菜の瞳を見つめるクイーンの瞳は失望しているのか、憤りを感じているか。様々な感情が入り交じった瞳をしていた。


『あなたは………愛する者のために自分自身が消えることを厭わないですか?』


―――えっ?


そう一言を残すと、クイーンは教室のドアに向かって歩き出す。金髪の髪がゆらゆらと波打った。


『桐斗君と共存することは出来るわ。ただし、力の均衡が取れなくなったとき、あなたか彼…どちらかが消えることになる』


優菜は、その話を呆気に取られたような顔で聞くコトしか出来なかった。頭の中でクイーンの言葉がこだまする。


『その覚悟があなたにあるかしら』


そう言って振り返ったクイーンの顔は険しかった。まるで自分自身に言い聞かせるかのように―――。そのままクイーンは光に包まれ消えていった。


“ただし、力の均衡が取れなくなったとき、あなたか彼…どちらかが消えることになる”


―――でも、クイーンは確かに言った。


“桐斗君と共存することは出来るわ”



不思議と気持ちが踊っていることに気がつく。口元には笑みが浮かび上がっている。私はさっきまで何を悲しんでいたのだろう。


―――確かに桐斗と鞠に裏切られたことが悲しかった。


―――だけど1番悲しかったのは、そうじゃない。


―――桐斗が闇の国の者だったら、永遠に結ばれない。









―――それが私は悲しかったの。



―――あなたを



―――桐斗をこんなにも好きになってしまったから。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

373 :ラン:06/25(月) 19:21:56 HOST:ser359495000238674
あげです(´ω`)

374 : なお:06/26(火) 11:09:36 HOST:softbank219214092097.bbtec.net
下がってたからあげます!

375 :あひょ:06/26(火) 15:09:19 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげー

376 :ラン:06/26(火) 21:11:19 HOST:ser359495000238674
更新頑張って.....(´`)

377 :るい:06/27(水) 00:05:33 HOST:cwtl7sgts51.jp-t.ne.jp
とってもお話を作るのが
お上手ですね(・ω・)ノ
夢中でよんでしまいます(>_<)笑
更新頑張ってください★

378 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/27(水) 01:02:42 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ラン様 ★+゚


2回もァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:嬉しいです♪頑張りますネ^^


。+★ なお様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:皆様にォモシろい物語を提供できればと思います!!(^O^)/


。+★ あひょ様 ★+゚


ホントにぃつも02ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:読んでくださるのがとても嬉しいです^^


。+★ るい様 ★+゚


ぁたしにゎ勿体ないお言葉です(v_v。)ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:嬉しいですp(^^)q



╋━━━━━━…‥☆・゚


その日の晩、優菜の晴れきった心とは裏腹に、冷たい雫が大地を濡らした。


もしかしたら雪になるかもしれない、そんなことを思いながら外を見る優菜の心は、何か忘れ物をしているような、どこか間の抜けた心情だった。



―――きっと、この雨のせいだ。明日は土曜日で学校もないことだし気晴らしにどこか出掛けよう。


少し開いた窓から冷え込んだ空気が入ってくる。窓を閉め、カーテンを閉じると雨の音だけが聞こえてくる。


“ザァァァーー…”


―――まるで誰かが悲しんで泣いてるみたい。


優菜はベッドの中で少し切ない気持ちになった―――。





翌朝。


空は曇ってはいるが、なんとか雨は持ちこたえているようだ。


一階に下り、テレビをつけると、普段はあまり見ないチャンネルで血液型占いがやっていた。


『A型のあなたは、大切な用事を忘れていそう。もう一度メールをチェックしよう』



普段なら気にならない占いが、どうしてか胸に引っ掛かった。その占い結果が現実味を帯びていたからかもしれない。


―――もしかしたら何かレポートの締め切りとか忘れてるかもしれない。


受信ボックスを開くと、未読メールを意味するアイコンが付いていた。フォルダは“高校の友達”。


「いっけない!!」



思わずボタンを連打してしまった。しかし、そのメールはレポートのメールでも、真耶からのメールでもなかった。


勢いよく開いたメールの送信者は黒澤 桐斗であった。


『話したいことがある。6限、屋上にきてくれ。俺、お前が来るまで待ってるから』


―――嘘でしょ!?


反射的だった。ハンガーに掛けてある制服を取り、直ぐさま着替えると家を飛び出している自身がいた。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

379 :みきてぃ (/zOk9d333I):06/28(木) 23:39:55 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


学校の校門は固く閉ざされていた。当たり前だ。今日は土曜日―――公立の高校は普通、休みである。部活動は定休日なのか練習試合なのか、校舎は静かだ。


開かない校門に苛立ちを覚えた優菜は、数歩下がると助走をつけて、門をふわりと飛び越えた。セーラー服は靡き、髪は頬をくすぐる。まるで怪盗の様な身のこなしである。着地で少し痺れる脚など気にもせず、優菜は屋上へ向かった。





―――優菜はやはり現れない。


―――メールを送ったのは優菜への甘えか。


―――許されることによって得る、己への自己満足か。


6限終了のチャイムが学校中に鳴り響いた。それは嫌なくらい桐斗の頭にも反響する。頭がガンガンするのも、きっとチャイムのせいだ。


一気に校舎が賑やかになった。生徒たちの黄色い声は屋上にいる桐斗の耳にも届き、こびりつく。


―――まるで自分のことを笑われているようだ。


イライラは止まらない。




暴 走 直 前。




誰か俺を止めてくれ。


何時間くらい天を見上げていたのだろう。生徒たちの声は次第に消えていき、空には暗雲が広がり始めていた。



“ポツン”


遂に空まで泣き出したか。大泣きの空は数多の涙を地上に落とした。桐斗の髪も制服も全てを濡らした。


―――俺はこんな目に遭ってまで、やはり優菜を待つのか。


雨は桐斗に降り注ぎ、夜風は彼を骨の髄まで冷やした。


寒いはずなのに身体はほてる。視界がぐらつき、桐斗はそのまま眠るように意識をなくした―――。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

380 :波実:06/29(金) 21:46:42 HOST:KHP059141070099.ppp-bb.dion.ne.jp
久々のあげです♪

381 :ぺじょ:06/30(土) 09:30:08 HOST:ymgc-adsl-1640.enjoy.ne.jp
あげ―――――――――――

382 :ラン:07/01(日) 15:13:13 HOST:ser359495000238674
あげ・・・・・;

383 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/02(月) 01:20:14 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま ★+゚


ぉ久しぶりです!!ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:嬉しいです♪♪


。+★ ぺじょ様 ★+゚


ぺじょ様もホントに長い期間読んでくださってぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:ご期待に添えるょぅに頑張ります!!


。+★ ラン様 ★+゚


ぃつもァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:頑張りますネ♪♪



╋━━━━━━…‥☆・゚





「桐斗!?」


勢いよく開いたドアから眩しい太陽の閃光が射した。優菜の目は眩み、思わず両手で目を覆う。ゆっくり瞼を開き、手を下ろした。眩しい太陽の下、首がガクリと垂れ下がり、柵にもたれ掛かって座り込んでいる少年の姿が飛び込んできた。



「嘘っ………桐斗ぉ!!」


優菜が駆け寄っても、その頬を優しく撫でても少年は反応を示さない。ただただ荒い呼吸を繰り返すだけであった。


「ひどい熱………」


―――昨日の雨の中、ずっと私を待っていてくれたの?私には桐斗を救うことが出来ないの!?


愛しくて、切なくて―――優菜の瞳から涙が溢れる。


思わず、その両手で桐斗を包み込み神に祈っていた。



“お願い………桐斗を助けて! 私の力を分け与えて使ってでも……お願いッ!”



少し強い風が吹いた。


その風音の中でクイーンが何かを制止するような声が聞こえた気がする―――。



『ダメ………! その願いは…………!!』




―――――!?


優菜は自分自身が光りを発しているコトに気がついた。茶色い髪はクイーンのような金髪に色を変え、力が漲ってくる。



「これだけの生命力!!………桐斗に分け与えれば助かる!」



―――忘れていたんだ



―――“強すぎる光は闇を消す”って。



―――だから







―――桐斗の身体が透けていった時も私は“助けられるんだ”って思い込んでて




―――自分を止められなかったんだね。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

384 :ラン:07/02(月) 17:52:45 HOST:ser359495000238674
やった(*^□^*)更新してるぅ〜*
更新頑張って下さいね。


あげときます。

385 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/03(火) 00:02:23 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ラン様 ★+゚

楽しみにしていただけて光栄ですッ↑↑ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:


╋━━━━━━…‥☆・゚


私の両手から消えていく。


桐斗の重みが。


桐斗の温もりが―――。



「お願い………早く目を覚まして! 桐斗っ!!」

強く願えば願うほど自信の輝きが増し、桐斗の影が薄くなる。我を忘れるほど優菜は必死であった。何度も何度も―――幾度も桐斗を呼び続ける。そっと頬に触れ、唇に触れ、想いは止まらない。


「桐………斗…」




優菜の唇と桐斗の唇が重なり合った、その時―――











桐斗の身体は影に溶けてしまった。



優菜の両手は、ただ空気を抱く。



晴れ渡った空。


春は、もう近い。



訳も分からなく優菜はひたすら泣き、校舎中を探し回った。



休日の誰もいない校舎はシンと静まり返り、けだるい雰囲気が流れている。その雰囲気を割くように優菜は声を枯らした。







「どこっ…………どこ行っちゃったのよ!? 桐斗ぉぉぉぉぉぉぉぉお!」



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

386 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/05(木) 21:06:54 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


どこをどんなに探しても桐斗の姿は見当たらなかった。息は荒れ、足取りは重い。一体どれだけの距離を走り回ったのだろう。一体、桐斗はどこに消えたのだろう。本当に空に溶けていってしまったのか―――。




涙は枯れ果てた。


もう泣かない。


もう泣けない。







無気力のまま休みは明け、優菜は力無く学校への登校を余儀なくされた。


クラスへ入ると、些細なことだが何か胸に突っ掛かりを覚える。



―――何かがおかしい。




優菜は思わず手で口を覆った。



違和感の原因は机だ。桐斗の席が跡形もなく無くなっている。



「鞠さん!!」


優菜は思わず視界に入った鞠のもとへ駆け寄った。少し優菜の声で驚いているようだ。



「桐斗は………!? 桐斗はどうしたの!!?」


鬼気迫る優菜の迫力に、鞠は呆気に取られたような顔で答える。





「桐斗………? 桐斗さんって、どちらのかた?」



クラス中の視線が優菜の身体に突き刺さる。しかし、優菜は視線など気にしていられなかった。気にすることができなかった。





―――桐斗ガ存在………シテイナイ?



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

387 :ラン:07/05(木) 21:24:18 HOST:ser359495000238674
あげます(≧▼≦)

388 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/05(木) 23:53:42 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ラン様 ★+゚


ァゲぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:遅くなってスミマせんでした↓物語もぃよ02・・って感じなトコまで来ました!!ョロシクぉ願いします♪"



╋━━━━━━…‥☆・゚


頭が真っ白だった。


自分で自分が何をしているのか分からなかった。


教室を飛び出し、向かったのは屋上だった。


―――ここは桐斗に初めて抱かれた場所。


―――そして桐斗が消えてしまった場所…。


胸が締め付けられて窒息してしまいそう。自分の周りだけ空気が薄い気がするのは気のせいだろうか。



気付けば胸の前で手を組み、天に向かって祈りを捧げていた。



「お願い…………戻ってきて………もう一度抱きしめてよぉ!!」



涙が溢れ、睫毛を濡らした。優菜が瞼を開いた、その時だった。まばゆい光りが優菜を包み、身体が透けていく。これは何度か経験している―――クイーンが私を呼んでいるのだ。






目を覚ますと、優菜は謁見の間にいた。無数の大きな窓からは優しいオレンジ色の光りが差し込んでいる。


目の前の王座には、クイーンが腰を落ち着かせていた。


優菜は横たえていた身体を急いで正し、立て膝をついてクイーンと向き合った。クイーンは一つ息をつき、唇を動かした。



『セイント・シャイン。いえ、優菜さん………聞きたいことは分かっています。順を追って話しましょう』



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

389 :ふぁん (KTEdUwDubw):07/06(金) 00:32:24 HOST:05004014717713_vj.ezweb.ne.jp
あげっ

390 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/07(土) 00:11:40 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ ふぁん様 ★+゚

ぁりがとうございます ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:頑張りますネ♪♪


╋━━━━━━…‥☆・゚


『闇の存在である黒澤 桐斗は………あなたの“光”によって消えてしまったのです』



唐突すぎるクイーンの言葉。その言葉はゆっくり、しかし確実に優菜の身体に浸透してゆく。



「わ………私は普通の人間として生まれたのよ? 闇だとか光だとか………そんなもの……」



クイーンは王座から、腰を上げた。その姿は、まるで素晴らしい絵師によって描かれた一枚の絵画のようだ。



『わたくしが“セイント・シャイン”の使命を与えたその瞬間、あなたは光の国の者として力を備えたのです』



クイーンの瞳に嘘偽りは見受けられなかった。これが現実なのかと優菜は自身の運命を憎む。怒りの矛先をどこへ向ければいいのか分からない。


そんな優菜の傍らにクイーンは寄り添い、優しく頭に手を乗せた。その手は温かく、母を思わせる。



『悲観することはありません。彼は、あなたの強すぎる“光”によって………あなたの影に溶けただけなのです』


思わず優菜はクイーンを見つめる。クイーンの碧い瞳は深くて海のようだ。


『強すぎる“光”ならば闇が消えない程度に光を調節をすればいいのです。コントロールをわたくしが直々にお教えしましょう。ただし、その修業をするには長い時間が必要で人間の寿命では、とても足りません』



クイーンは続けて言う。



『そのためには寿命が長く“気”のコントロールができる身体………つまり身も心も光の国の者にならなくてはならない…………人間界を、今までの暮らしを捨てる覚悟が必要なのです』




その言葉の衝撃は、優菜の身体に雷が落ちたように大きなショックを与えた。



―――つまり



―――桐斗をとるか、今までの暮らしをとるか





――― 一世一代の大決断を私は迫られたのだ。



―――間違いは許されない。



―――私はどちらを取る?



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

391 :波実:07/07(土) 13:10:56 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
あげっ★!

392 :めえ:07/07(土) 13:56:39 HOST:ymgc-adsl-734.enjoy.ne.jp
あげー

393 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/08(日) 00:33:35 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+★ 波実さま&めい様 ★+゚


ぃつも02ァゲぁりがとうございます!!ココまで来れたのも,お二人の力が大きいです ゜・*:.。. .。.:тндйк уoц゜・*:.。. .。.:ぁともう少しですので,もう少々ぉ付き合いください☆*゚・。+゚$゙



╋━━━━━━…‥☆・゚


「くっ………クイーン…」


やっと喉から声を出せた。人生を賭けた、あまりにも大きすぎる選択肢に優菜の思考回路はパニックに陥った。



―――こんな状況で、すぐに答えは出せない。


そんな優菜の心をクイーンを読んでいた。



『彼を救いたければ急がなくてはなりません。今のあなたは、どんどん光が強くなっている。このままでは、あなたの影の中にまで光が届き、彼が本当に消えてしまう』



クイーンの言葉は、さらに優菜を急かす。


―――桐斗のいない人生



優菜は、そっと両手で自分を抱きしめる。瞳を閉じ、桐斗の腕を思い出した。



大きくて、温かい桐斗の腕の中―――。



もう一度
















もう一度、あの腕に包まれたい。



―――決意。






お父さん、お母さん。



真耶。


鞠は………また会えるかな? 闇の国のメアリーだもんね。


準平。綾子。

仲直りくらいしたかったな。



クラスのみんな。




地球で出会ったみんな。



みんな大好き。







―――さようなら。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

394 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/08(日) 00:56:08 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


普通の高校生だった私。



こんな人生、全く予想なんて出来なかった。



セイント・シャインに変身できるようになったことさえ驚きだったのに、今では地球人を捨て、光の国の住人になった。光の国の人たちは皆、優しい。修業で疲れた私に優しく声を掛け、たまに差し入れを持ってきてくれる。



己の“光”のコントロールは非常に困難だ。修業を始めて大分コントロールできるようにはなったが、まだ正確さには欠ける。桐斗が安定して存在できるような光の気のコントロールは難しい。



クイーンが闇の国の王であるウォルスと恋仲であることを知ったときは腰が抜けてしまうほど驚いた。しかし、クイーンは光と闇の恋を知っていたからこそ、優菜の助けになろうと思ったのだと言う。



地球ではクイーンが新たにセイント・シャインを選び、闇の国の者たちと奮闘しているらしい。命を狙われているのか、身体を弄ばれているのか―――あまり想像はしたくはない。



しかし、クイーンとウォルスは光の国と闇の国の平和条約を締結しようと段取りを組んでいるのだ。二人の結婚は、平和の象徴にもなる。


険しい道のりだが、締結したら地球にセイント・シャインを置くという決まりも使命もなくなり、光、闇、地球の皆が幸せになる日がくるのではないだろうか―――。


私は祈っている。



そんな日が来ることを。



☆.。:*・★゚☆.。:*・★゚

395 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/08(日) 01:36:07 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
╋━━━━━━…‥☆・゚


〜エピローグ〜



『準備はいい? 優菜』



「はい。クイーン」



シャイニング・キャッスルの中にある、とある一部屋。そこは儀式の間と呼ばれ、重要な祭典があるときのみ扉が解放される。



光の国の者は寿命が長く、しかも不老である。今日という日のために何百年も修業してきたが、顔つきは高校2年生だった、あの頃となんら変わりはない。



―――ついに会える。



―――やっと会える。



床に描かれた魔法陣の中心に優菜は座り、気のコントロールを始める。クイーンは魔法陣の外から召喚の呪文を唱え始めた。


『時は満ちた………還ってきなさい!』


クイーンが呪文の終わりにそう叫ぶと優菜自身の影に動きがあった。ぐにゃりと歪み、影から人が現れる。



消えてしまったあの日と同じ制服。髪。顔―――。その人物はゆっくりと瞼を開け、優菜をじっと見つめ、口を開いた。



「優………菜?」



無意識のうちに優菜の目からは涙が溢れていた。



「やっと………やっと会えた!!」


思わず桐斗の胸の中に飛び込んでしまった。桐斗は優菜の勢いの良さに少しよろめいたが、すぐに強く抱きしめる。


「暗闇の中を………ずっとさまよってたんだ。何十年、何百年も。そしたら、ある日一筋の光が見えたんだ………」



優菜は桐斗の胸に埋めていた顔を上げ、彼を見つめる。桐斗の瞳も潤んでいて、涙が今にもこぼれてしまいそうであった。



「その光は優菜………君だったんだ」


泣きそうな桐斗。


そんな桐斗の頬に優菜は優しく手を添えた。


「おかえり……、桐斗」


「優菜………ただいま」



二人は数百年ぶりに唇を重ねた。深く、深く。


『あいつら……俺達がいること忘れてるんじゃねえか?』


ウォルスがぼやくと、クイーンは笑いながらウォルスの背中を押し、扉へ向かう。


『邪魔しちゃ悪いわよ。さっ出る出る!』


そう言いながらも二人は嬉しそうだ。



平和条約が締結された今、“気”のコントロールが出来る者は誰でも国の行き来が許された。学校でコントロールの授業がされるくらいだ。



「闇のウォルス王と光のクイーンが結婚した………ということは俺達のことも許されるよな?」



儀式の間で互いの身体を感じ合っている最中、桐斗は真剣な顔で優菜を見つめた。



「えっ………?」



「優菜、結婚しよう」




桐斗のその言葉に、優菜は顔を赤らめながら首を縦に振り、口づけを交わした。



―――いっぱい待った。



―――ずっと貴方を待っていた。



―――これからはずっと一緒。



―――私も貴方を幸せにするから



―――貴方も私を幸せでいっぱいにしてね。





―――大好きだよ。




。+☆Angel Heart☆+゚


―――END―――

396 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/08(日) 01:47:56 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+゚'゚+☆+゚'゚+★+'゚'+。


『。+☆Angel Heart☆+゚』完結しました!!初めての作品なので,疑問が残る点などあるかもしれませんが許してくださいッ(>_<;)

応援してくださった皆様ホントにぁりがとうございました!!!!!1つ1つのァゲからたくさんの力をいただきましたo(^Ц^)o



。+♪Special Thanks♪+゚


めえ様(1番最後のお名前で)

波実様

ラン様

ぃつもぁりがとうございました^^


and YOU☆★彡


゚+,。,+★+。,。+☆+。,。+゚

397 :ラン:07/08(日) 10:56:36 HOST:ser359495000238674
完結おめでとうございます。最後らへんになると涙がでそうでした。感動しました。この小説、すごくよかったです。
主サンお疲れ様でしたぁ。

398 :チャキ:07/08(日) 16:40:09 HOST:wtl7sgts57.jp-t.ne.jp
完結おめでとうございます!
……って、今までカキコしたことはありませんでしたが、ずっと読んでいました!
大ファンです!
感動でした(>_<)
みきてぃ様、お疲れさまでした(^O^)/

399 :波実:07/08(日) 18:44:26 HOST:05004031716380_ek.ezweb.ne.jp
みきてぃさん♪
お疲れ様でした★!

エロもあり.最後には感動があって最高の小説でした*^^*

最後の最後まで
どうなるかわからないラストもドキドキでした♪

また小説を書く時も是非応援させてください☆

本当にお疲れ様でした♪
ありがとうございました(^o^)/

400 :あお:07/08(日) 19:30:15 HOST:220-213-105-124.pool.fctv.ne.jp
隠れファンでした。
最後、桐斗と優菜が再会、結婚ってところがもぉ感動しました。
よかったら番外編とかもかいてほしいです。

401 ::07/08(日) 23:35:33 HOST:05004011365171_vm.ezweb.ne.jp
ずっとコッソリ
読んでました!
最高です!
みきてぃ様!!!
本になったら
絶対買うのに…!




402 :みきてぃ (/zOk9d333I):07/09(月) 00:23:44 HOST:wtl7sgts55.jp-t.ne.jp
。+゚'゚+☆+゚'゚+★+'゚'+。

こんなにたくさんの方ヵラ,コメントぃただけるなんて思ってもいなかったので嬉しいばかりです'Д`。

読んでくださった皆様,コメントくださった皆様に御礼申し上げます●'v`●

良いアイディアが浮かんだら,また書いてみようかなと思います。

また皆様と出会えるコトを願って・・・★'U`pq


゚+,。,+★+。,。+☆+。,。+゚

403 :めえ:07/09(月) 19:12:58 HOST:ymgc-adsl-734.enjoy.ne.jp
おめでとー
おもしろかったよー

404 :えいこ:07/11(水) 10:25:30 HOST:ser359497000828629
最初は展開早くて笑ったけど、
ドンドン世界が出来上がって一気に読みました!
エロあり泣きありで、共存ていう大切なものを思いださせてくれました。
このまま、エロ?アニメ化してほしいくらいです。
完結 お疲れ様でした。
面白かったです!

405 :くろ:07/16(月) 16:54:25 HOST:p2011-ipad203kokuryo.gunma.ocn.ne.jp
終わっちゃった…。
本当にただエロなだけじゃなくて、
ストーリー性があったのが大好きでした。
次回作、期待します!!

女の子ショッピング♪

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