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あのね、先生。
- 1 :瞳:2006/04/20(木) 18:55:39
初めまして、 瞳と言います。
文章が変になってしまう時も あるかもしれませんが、 みなさんの温かい目で見守ってあげてください。
では、 「あのね、先生。」 を書かせて頂きます。
- 2 :瞳:2006/04/20(木) 19:06:07
3月―
先生、
もうすぐ春だよ
先生は今 誰と笑い、 誰を愛してますか?
そっか、 もう3年も経つんだね。
- 3 :瞳:2006/04/20(木) 19:22:18
3年前の4月―
イスを傾け、後ろを向き 友達とぺちゃくちゃと話していた私
8時25分 チャイムが鳴った。
そして、その音とほぼ同時に ドアの開く音がした
―ああ、担任のご登場ね。
今日から中学3年生。
まあ、今更 担任に期待してるわけでもない
きっと、いい奴じゃないに決まっている
そう思いながら、 友達と話しを続けようとすると 友達は黒板の方を指で指し、
「ねッ・・ね、愛」 なんて言ってる。
めんどくさがりながら、 あたしは「え?」といいながら前を向く
「おはよう。 3年2組の担任になった、矢野 徹平だ。 1年間頑張ろうな、よろしく。」
それが先生と私の出逢いだった。
- 4 :瞳:2006/04/20(木) 19:31:09
- すみません;
日本語さっそく可笑しくなりました・・
きっと、いい奴じゃないに決まっている ↓ きっと、いい人じゃないよね
です・・
- 5 :瞳:2006/04/21(金) 16:43:26
サラサラな黒髪。 黒縁のお洒落な眼鏡。 大きな目に、
スラッと伸びた高身長。
でも、感じるのは
新米ならではの、少しの緊張感。
「年は22。今年、大学を卒業した。 皆、今年は受験生だ。 頼りない俺だけど、 精一杯フォローをしていくつもりだ。 一緒に頑張ろうな。」
なんて、言って少しの微笑み
「ねえ、愛・・カッコよくない?」
友達の佑香が言う
私もそう思ったけど 「そう?」と軽く流しておいた
その後、軽い自己紹介をし、入学式をした
―先生、 先生のこともっと知りたいな。
- 6 :瞳:2006/04/21(金) 22:56:29
入学式が終わり、放課後。
教室に戻ると 先生の周りには沢山の生徒の姿。
特に、高い声をあげながら騒ぐ 女子の姿が目立った
私は自分の机に戻り、 帰りの準備をした
「愛ー部活もう行く?」
佑香が訊く
「んー・・だって、洗濯物が…」
私は、サッカー部のマネージャーだった。 しかも今日は、久しぶりの晴天。
ここ最近、季節外れで雨の日が続いたので 洗濯物がたまっていたのだ。
「そっかあ。じゃあ、またね! あたしはせんせーと話してくる」
佑香は語尾にハートをつけるような 甘い口調で言い、笑った
「うん、バイバイ」
私の返事を訊いて、 佑香はニコッと笑い先生の元へ向かった
私がバックを持って、 教室を出ようとドアを開けようとすると
「あ、えーっと・・宮川ッ!…だよな?」
なんて生徒達の中から 大声で叫ぶ先生の姿。
私が振り向くと
「部活頑張れな、また明日。」
白い歯を出して、 周りの生徒と 変わらないような笑顔の先生は とても素敵で、
胸がギュッと締め付けられました。
- 7 :瞳:2006/04/22(土) 14:05:00
-
部室に行くと、 クラスメイトの高野 優希がいた。 軽く頭を下げて部室に入ると、
「今日の練習も頑張ろうなー」 なんて笑顔で言う 「・・あたしはやらないし。」
「そうだな、じゃあ洗濯ッ」
私は「そうだね」と軽く返事をして、 洗濯物に手をつけた
「なあ」
高野が神妙な顔つきで言う
「あの、ほら・・矢野先生だっけ? やっぱ、かっこいいよな。」
少し引きつった笑顔で 私に言うから
「うーん、どうかな。」
って、高野の気持ちを察し言った
「そっか。」
高野はさっきよりも明るい口調で、 「変なこと言ってごめん」 と小さい声で言い、タオルを肩にかけて 部室を出て行った。
―高野、好きなコいるんだ。 だから・・やきもち?
そんなことを思いながら、洗濯をしていた
だt
- 8 :瞳:2006/04/22(土) 14:06:00
- うわわわ・・;
気にしないで下さい、、
- 9 :瞳:2006/04/22(土) 14:16:29
7時10分―
やっと練習が終わり、 もう辺りは暗くなっていた
部室の鍵を閉める時、 手に何かが触れた。
紙だった。
少ない電灯の明かりで、 見てみると
―洗濯お疲れえ♪笑 用があるから先帰ってるネ 佑香
なんだ、帰るの一人か・・ 部員も大体の人が 帰っちゃったし。
「宮川ッ」
振り向くと、高野がいた 汗で濡れた髪で 春風が少し私たちを包んだ
「なに?」 「あッ、そのー・・・今日ひとり?」
「あはは・・佑香がいないからねー」
そして高野は一呼吸おいて
「送るよ」
と無愛想に下を向いて言った
- 10 :ゆぴ(◇'`d) (97ZUvR/QKk):2006/04/22(土) 20:23:16
- あげえ♪+。
頑張ッてくださあ-いい
- 11 :瞳:2006/04/22(土) 22:50:17
- ゆぴ(◇'`d) 様
ageあリがとうございます。 頑張リます★
でわ、更新します
しばらくの沈黙が流れた 相変わらず、高野は俯いたまま。
「・・あッ、大丈夫」 私は答えた
「そっかあ、気をつけろよ?」
小さく頷くと 私の頭に大きな手ををポンッと 置き髪の毛をぐしゃぐしゃにして、
「じゃあな。」
大きな背の君を見送った後、 校門を一人ででた
携帯をみると7時13分。 学校から家まで、20分。
―街灯が明るい処を歩いていこ・・
歩いて、10分くらい経っただろうか。 後ろの方から、
コツッ・・コツッ
という一定な足音が聴こえた
コツッ、コツッ
どんどん早くなっていく足音
―やだッ
そう思った瞬間、
「「う゛わあッ!!!!!!!」」
という大きな声。
「キャアッ」 と思わず目を瞑り、耳を塞いで 小さく屈みこむと
「ごめん、ごめん、俺だよ。 担任の矢野。 宮川の後姿が見えたから・・つい。」
「せ・・せんせーえ・・・」 思わず情けない声がでる
「そんなにビックリすると思わなかったんだよー あ、ひとり?」
私は見れば分かるじゃない、 という目つきで先生をみた
「しょーがねーなあ。 俺が家まで送るよ。」
「えッ、いいですよ。」 すかさず返事を返すと
「ここら辺、危ないんだろ? 学年主任の川島先生が言ってたぞ。」
そう言って、高野が頭を撫でたように 先生も同じことをして、 髪をぐしゃぐしゃにした。
―先生・・
- 12 :瞳:2006/04/23(日) 06:28:32
「先生?」 私の呼び掛けに横を向いたまま 返事をする先生。
「なんだ?」
「・・彼女、いるの?」
そう言った私の答えに、 苦笑し
「どうかなー」
なんて笑った
そんな先生の答えに、 「なんだ」と思い先生をみた。
やっぱり カッコ良いよ、先生。 私が今、14歳で先生は22歳―
先生は学年の男子みたいに 馬鹿みたいに騒いでなくて、
大人なんだな って感じてしまう。
「あ、先生ここです。」 そう言い、自分の家に指を指すと 先生は戸惑うことなく、 すかさずインターホンを鳴らした
「えッ・・・・・!!???」
- 13 :瞳:04/25(火) 21:55:09 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
―ピーンポーン
夜の静かな住宅街に、機械音が鳴り響く
「「はい?」」
お母さんの声がする。 私は、先生が口を開く前に
「愛だよ!愛!鍵開けてッ!!!」
そんな行動に先生は 「ぽかん」という効果音がつきそうな顔つきで 私のことをみていた
ガチャッ
私の顔つきが明るくなったのと同時に、 お母さんが玄関から出てきた
先生は、お母さんを見ると 深々とお辞儀をして丁寧に、
「愛さんの担任になりました、矢野です。 今日は愛さんの部活動が遅くなりましたので、 自宅まで送らせて頂きました」
そして、それを訊いて母は 「どうも」とつられるままにお辞儀をした
先生はそれだけ言って、 一呼吸おいて
「じゃあ、宮川。また明日」 と笑顔で言い終わってから、 母にもう一度深いお辞儀をし背を向けた
- 14 :瞳:04/27(木) 20:02:29 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
先生の姿が見えなくなった頃、 母が言った
「今時珍しい好青年ね」
私はその答えに「そうだね」 って軽く返事をした。 そのままリビンぐに行き夕食を食べ、 自室のベッドに転がった
少し目を閉じてみる―
何も考えないようにしていても ふと高野の顔が浮かんできた
その時、 メールの受信音が鳴った ビックリして跳ね起きる私。 ベットの脇に置いてあった携帯電話を、 雑に取り上げ画面をみる
―高野 優希
- 15 :りぃぁ:04/27(木) 22:32:21 HOST:ntkgwa043245.kgwa.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- 先生ものだぃすきww
頑張ってくださぁい♡
- 16 :瞳:04/28(金) 17:06:36 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- りぃぁ 様
それは良かったです★ ことからも応援お願いします!
でわ、更新します
私は躊躇なく 携帯電話の中央のボタンを押し、 メールを開いた
ただぶっきらぼうで、 件名もなにもなく空白のメール。 不器用なのが伝わってきて、 本文には一言
----------------------- 送信者:高野 優希 件名: 本文:家帰れた? -----------------------
なんだか微笑ましいものが私の中にできて 「ありがとう。」って送っておいた
すると、一分もしない間に 受信音が鳴った
----------------------- 送信者:高野 優希 件名:RE:ありがと(b'v`*) 本文:大事な話しあるんだけど、 今電話しても平気? -----------------------
なんのことだろう、 なんて思いながら「うん。」って送った
そして十分後― 着信音が鳴った
画面には 【高野 優希】と表示されている
慌てることなく、 いつもどうりに電話にでる
「もしもし?」
<<あッ、え・・っと俺。 高野だけど>>
「分かってるよ」 私は微笑しながら答えた
<<その、大事な・・話しのことなんだけど。>>
私は「うん?」と答えた 高野くんが息を大きく吸う音がした そしてゆっくり、 私に分かるようにはっきと
「好きだよ、宮川。」
- 17 :瞳:04/28(金) 17:09:23 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
ミスしました・・
× 私に分かるようにはっきと
↓
○ 私に分かるようにはっきりと
それと、今の段階では 短編小説にならないかもです。 一般に移った方が宜しいでしょうか? みなさんの意見を 宜しかったらお聞かせ下さい
- 18 :と〜じ:04/28(金) 21:34:07 HOST:softbank221089247206.bbtec.net
- ヶ"ヶ"↑↑ΘδεδΘ
ァト移らんデモ大丈夫ゃとおもぅで!! 短編小説のの他の見てもめっさ長ぃさヵぃ! 気にせんでぇえωとチャウ??
- 19 :瞳:04/28(金) 22:38:20 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- と〜じ 様
age&意見をあリがとうございます★ そうですかー じゃあ、このまま続けるような 方向でいきたいと思います。
でわ、更新します
愛は鈍感だったから、 普通の女の子はきっと高野の必死なアプローチに気づくはず。
私の部屋には、 ただ時計の音だけがした
嘘だ。 冗談だよ、きっと。
・・そうだよ。 喉が熱くなるような感覚で、 唾を飲み込んで、
「え、えへへッ。 やめようよ、そーゆうのッ」
と明るく振りまった
<<冗談じゃないンだけど。 ずっと、好きだったんだけど。>>
高野の声は少しトーンが下がり、 部活のような時のような高野ではなかった
本気だった。 高野も真剣に私のことを考えてくれている 私も、半端な態度でこの気持ちを受け取ってはいけない
「高野・・私、高野のこと真剣に考えたい。 だから、時間を少し下さい」
電話越しなのに、 自然と頭を下げている自分がいた
少しの沈黙が流れた―
<<・・・うん、わかった。>>
それだけ言うと、 高野は一方的に電話を切った
私は少しだけ目を閉じるつもりが、 いつの間にか寝てしまっていた
今の私には、明日の私に 何が起こるか知らなくて、 ただ夢にも高野が出てきたのを覚えてる
―明日に何が起こるか知らずに。
- 20 :と〜じ:04/29(土) 17:41:16 HOST:softbank221089247206.bbtec.net
- A回めヶ"↑↑
続きはょぅょみたぃゎァァ≧□≦ 頑張ってな^∀^/~
- 21 :瞳:05/02(火) 18:52:20 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- と〜じ 様
2回目のageあリがとうございます★ あと応援してくださっているのに、 更新が遅れてごめんなさい。 テスト前なので 更新遅れるかもしれませんが、 応援宜しくお願いします。
でわ、更新します
結構早く寝たのに。 私は寝不足だ
考えすぎ そう、 いつものように高野と接しれば・・
そんなことを考えながら、 通学路の道を一人歩く。
―あッ、佑香だ
私はそう思って、
「佑香あー!」 と、大きな声で叫んだ 一瞬、佑香がこっちを見た気がしたのだけれども だけど佑香はスグに前を向いてしまった
聴こえなかったのかな、 ぐらいしかその時の私は思っていなくて でも、
クラスに行ってから分かったの
- 22 :瞳:05/05(金) 22:01:17 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- 更新が遅れてごめんなさい
叔父が亡くなり、 祖母の方へ帰郷していました
でわ、 また頑張ります
クラスのドアが すでに開いていた
私はいつものように 「おはよーう」と言ったつもりが いつも返してくれる、 仲の良い友達から返事が返って来ない。
「お、ッ・・おはよう」
もう一度大きな声で言って 自分の席へと言った
チラホラ返って来る返事は 私が望んでた人たちからではなかった
失礼だけど。
あぁ、そっか これがシカト・・
なんで?
- 23 :瞳:05/05(金) 22:18:42 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
ただその時の私の目はきっと ひどく虚ろだっただろう
私なりに平常心をもって 机の中にいつも通りに教科書を入れる
カサッ
手に紙らしきものに触れた
―手紙・・
私はノートの切れ端を 千切り取ってある手紙を開いた
―あたし見ちゃった。 あたし先生のこと好きなのに。 さっそく一緒に帰ったの? 結局、昨日あたし待ってたのになあー あーあ。 私のこと怒らせた愛が悪いのよ? 先生に言ったら、
殺 し て や る。
その字は紛れもなく佑香の字だった 私がその手紙を見終わり、 佑香のほうに視線をやると 佑香はクラスの中心グループの女子とつるんで 私を欺くように
フフ クスクスッ
と手を口に当てながら笑った
もう・・嫌。
悲しくて 悲しくて、 喉にカッと熱いものが溢れてきたよ
- 24 :瞳:05/07(日) 19:48:43 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
8時25分―
やっぱり先生は チャイムと同時に教室に入ってきた
佑香の席は私の後ろなので チャイムと同時に 席に戻ってきた
そして小さく
「「チクんなよ」」
と言った
もうそれ以外のことは考えられなくて 先生の朝の連絡も ちょっとしたジョークも 聞き取れなくなってた
あの頃の私は。
先生のせいだ・・ 先生がいけないんだ
本当は分かってる 先生が悪くないってこと
だけど
悲しくて。
- 25 :nao:05/08(月) 20:09:53 HOST:p163.net220148003.tnc.ne.jp
- age
- 26 :nao:05/08(月) 20:09:57 HOST:p163.net220148003.tnc.ne.jp
- age
- 27 :そら:05/09(火) 20:16:34 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 28 :瞳:05/09(火) 20:52:57 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- nao 様
一気に2度の ageをあリがとうございます。 更新がんばリます!
そら 様 初ageあリがとうございます。 これからも応援?笑 してください!
お 知 ら せ
更新についてのお知らせがあリます。 私、瞳の学校は 今週、修学旅行があリ 来週には中間テストがあリます。 ですので、しばらく更新できなくなる可能性があリます。 皆様にご迷惑をお掛けしまして 本当に申し訳あリません。
テストが終わリ次第、 沢山更新していきたいと思います。
これからも引き続き 「あのね、先生。」と瞳を宜しくお願いします。
- 29 :瞳:05/09(火) 21:06:57 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
今日は凄く時間が長く感じた もう、昨日に戻りたい
そんな思いから 放課後の教室で一人、 涙を止めることができなくて泣いた
ガラガラガラ・・
ドアの開く音がして つい反射的にドアの方に視線を向けた そこに立っていたのは、先生だった。
「宮川、どうした? 放課後教室に残るなって言っただろ。」
そう先生は言った でも、すぐ私のただ事ではない 泣き顔をみて何も言わずに 私の傍に寄ってきて
「先生がいるだろ。一人で抱え込むな。」
と力強く、そして優しく言って 大きな手で頭を撫でてくれた。
その優しさが嬉しくて いろんな気持ちとともに 更に涙が止まらなくなってしまった
先生はそれ以上何も言わず、 私が口を開くまで傍にいてくれた。
もう一時間は経ったかな。 だけど、先生はまだいてくれる
「先生・・?」
と話しかけると、
「宮川っ」 と言う。
「はッ・・はい。」 と答えると
「おまじない。」
と言って、手をグーにして 私の前に手を差し出してきて、 受け取るよう言った
両手で受け取り、 ゆっくり開いて見てみると 私の小さな手の中から
苺の飴がでてきた。
私が確認した後に、 先生の方に視線を向けると
「秘密ね」
と、ニコッと笑った
- 30 :瞳:05/10(水) 16:19:54 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
その事からきっかけで、 私はマネージャーの仕事が少ない時 放課後先生が教室の教卓で仕事をしている時 傍にいて話していた
先生はどんな話しでも 真剣に訊いてくれた 私が誰かを疑っていた時、
「疑うな、信じろ。 信じれば、きっと誰かの役にたつから。」
と言ってくれた その言葉が今でも鮮やかに蘇る
でも、佑香たちのことは言ってない 何だか言ってはいけない気がして。
先生と私は学校に繋がれていて、 おまけに歳が八つも違くて、 すごく大人だなって 改めて感じてしまう。
先生との他愛もない会話が嬉しくて、 どんなに佑香たちに無視されても 先生がいればそれでいいって思った
相変わらず佑香は 先生のことが気になってるらしい
- 31 :瞳:05/10(水) 16:29:13 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
―体育祭の季節がやって来た
私の学校は毎年6月頃に 体育祭をする。
先生が言った
「今年の体育祭は、中学校最後となるわけだし 先生たちで話しあった結果、 学年種目は騎馬戦になった。」
その言葉を訊いて
「えー」 とかいう女子もいれば 「俺、大将やりてえ!」 など言う男子もいる
とにかく、私は佑香たちと 同じ騎馬にならないことを願った
だけど、そんな上手くいくはずなかった
―体育の時間
体育の先生によって、 騎馬がもう分けられていた
「上に乗るのは、 相田ー、上岡ー、木立ー・・」
と先生が続けていって
「宮川、以上。」
と言った
そのあとに発表されたメンバーは 私が一番なりたくなかった、 佑香たちのグループだった
きっと、 何かが起こる
そう思いながら、 グループごとに分かれて座っていると 後ろから佑香が小声で
「えぇーまじでえ? あいつが上に乗るなら、 落としちゃおっかなあ〜♪」
と言ってきた
ほら、やっぱり
何かが起きるよね
- 43 :瞳:05/13(土) 19:42:34 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- うわわ・・
コピッたのを ミスしてしまいました。 本当にすみません、気にしないで下さい
まい 様 更新が遅くなってしまって 本当にすみません。 でも、もう少し待っていてください。 すみませんでした
- 44 :瞳:05/13(土) 19:51:56 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
「じゃあ、早速騎馬を作ってみろ。」
そう先生が言うと、 辺りは一斉に騎馬を作り始めた
私も遅れないようにと、 少し急いでいた だけど、 佑香たちにはそんなの関係なく、 マイペースにやっていた
佑香とクラスの女子が 手を組んだところに足を置くと
「・・痛ッ!」
足元に目線をやると 佑香が私の足を捻じるようにつねっていた
佑香たちは 私のその声を訊いて また馬鹿にしたように笑った
私はただ俯き、 その痛みに黙って耐えることしか出来なかった
今日の体育の時間は まだ良かった 本当に騎馬を組んだ時にでも、 落とされてしまっていたら―・・
そんなことばかり 考えてしまう、弱い自分が大嫌いだ
早く、 放課後になって
- 45 :瞳:05/13(土) 20:06:31 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
午後になると 雨が沢山降ってきた
梅雨―
この様子じゃ、 今日の洗濯物は干せないだろうし きっとサッカー部も 室内で筋トレでもするだろう
よかった、 先生と一緒にいれる
「先生ー?」
放課後の静かな教室で 黙々と自分の仕事を仕上げていく先生に やっぱり一緒にいたくて、 話したくて、 思わず出た言葉。
「なんだ?」
先生はパソコンの画面に 目をやったままこっちに向こうとしない
私は知っている 先生がわざわざ私のために 職員室で仕事をしないでいてくれていること
「・・ありがとう。」
思わず言ってしまった すると先生は メガネを外し、 少しリラックスした格好を作り、
「んーあ? よく分かんないけど、ありがと。」
と先生も言ってきた それが面白くて、 ちょっとお馬鹿っぽくて、
二人で笑った
少しの沈黙が流れてから 訊いてみた
「彼女いるー?」
すると、 先生は応えた
「7人。 毎日変わってるよー」
なんて先生は 真面目な顔をして言うので
「えッ・・えぇええ・・」
と、馬鹿みたいに 私は落ち込んでしまった 少し膨れた私の頬を 軽く触れて、
「冗談だからね」
と頭をポンポンッと撫でた
「本当は?」
私はもおう一度訊いてみる すると、
「いないなあ。 先生、本当に 好きな人じゃなくちゃ、 駄目だから。」
と苦笑した
「
- 46 :そら:05/14(日) 09:16:08 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- 私もこの小説1番大好きですっっw
頑張ってくださーいwwあげぇ↑
- 47 :みかん:05/14(日) 09:19:38 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげまっす☆☆この小説おもしろいですね〜(^^)
大ファンになっちゃいましたァ(*´∀`*)頑張ってください♪♪♪
- 48 :ななヵ:05/14(日) 09:36:25 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげぇ↑↑
- 49 :ななヵ:05/14(日) 12:48:16 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげ
- 50 :ももこ:05/14(日) 15:12:09 HOST:cad439-012.dynamic.tiki.ne.jp
- あげwww
- 51 :瞳:05/14(日) 15:24:18 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- 訂正部分が沢山あリますね
修学旅行中に、 PCいじってないせいか(笑) タイピングミス多発ですみません。
えーっと、 たぶん訂正しなくても ほんと私の馬鹿なミスですので 温かく見守ってあげてください。
そら 様 あリがとうございます★ そら様には沢山応援してもらって 感謝しています
みかん 様 初めまして★ 大ファンだなんて・・ 私にはもったいないです笑 頑張リます!
ななヵ 様 2度のageあリがとうございます!
ももこ 様 ageあリがとうございます! 応援してください
- 52 :瞳:05/14(日) 15:37:06 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
私はずっと 横目で先生の仕事姿を見ていた
真剣に仕事に取り組んで、 少し失敗したと思ったら 顔をしかめて、 大きなため息をつく。
この先生の表情を知っているのは 放課後の私だけの特権なんだ、 と嬉しくなって 思わず先生の隣で にやけてしまっている自分がいる
馬鹿みたいだけど、 本当の話。
この間貰ったいちごの飴は なんだかもったいなくて
家に帰って ベッドに横になっても ずっとずっと握り締めてた
本当に私にとっての 「おまじない」 になったような気がする
まだにやけている私に対して 「ん?何だよ。」 とこっちを見て先生は言う
だから 「先生が可愛くて、ちょっとね」 と笑ってみせる
すると先生はまた パソコンの画面を見て 「生徒にそう言われるとは思ってもなかったな」 なんて笑った
下校時刻となり、私は教室を出て 下駄箱へと向かった
薄暗くなった廊下を 一人で歩く私
下駄箱から靴を取り出し、 傘たてから 自分の傘を取り出して 昇降口を出た
「・・た、かの?」
- 53 :瞳:05/14(日) 15:50:38 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
そこには 無表情な顔で 傘を差した高野がいた。
「一緒に帰ろうぜ。」
そう呟いた 私は「うん」と首を縦に 振ることしかしか出来なかった
梅雨の雨の中、 しかももう辺りは暗い。
彼氏でもない男の子と一緒に帰って、 もし佑香たちにでも見られたら―
だなんて、心配ばっか
そんな不安気な私の顔をみて 高野は
「返事。」 とだけ言った
「返事・・?」 私は傘から高野の顔を覗いた
「今日一緒に帰ってくれたってことは、 つき合ってくれンだろッ?!」
そう高野の声は 怒鳴るように大きくなり、 思わず私は、怖くなり 体を小さくして目を瞑った
すると高野は 私の手首を強い力で引っ張り 自分の体の方に寄せ、
キスをした
私の手からは 握っていた傘も取れ、 ただ高野の唇から自分の唇を外そうと 必死に力を入れていた
「ン・・ッ、ん!」
どんなに抵抗しても 相手は男の子
力が勝てるはずなかった
- 54 :瞳:05/15(月) 11:50:22 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
高野が唇を離した時には 言いようのないものが 胸の底から込みあがってきて 涙が止まらなかった
「ハァ・・ハア」
苦しかったせいか 息切れが止まらない。
私は唇を強く 制服の袖で何度も拭いた
「・・・宮川。」 そう言って高野は近づいてきた
私は黙って 学校の方へと走り去った
―先生・・ッ、先生!
そう思いながら走っていくと ドンッという音と共に 何かにぶつかった
「すッ・・すみませ・・・。」
涙のせいで 上手く言葉がでない でも、精一杯そう言って顔を上げると
「宮川?どうした。」
先生がいた。
- 71 :瞳:05/18(木) 16:54:52 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
先生の顔を見たら、 安心して 胸の底から何かが込み上げてきた
悲しくて、 怖くて、
どうしたいいのか分からなくて・・
いつの間にか私は 先生の大きな背中に手を回していた。
「・・・。」
先生は何も言わずに、 頭を優しく撫でてくれた
私が少し落ち着くと
「家まで送っていくから。」 と言ってくれた
私は首を縦に振って 人少ない住宅路を先生と歩いていった
街灯と月の明かりだけが 先生と私を照らす
先生と一緒に帰れる 嬉しい気持ちと、
高野にされたキスのショックさ 絶対好きな人とするんだ、 なんて言うのが 今ではばかばかしくて、
ファーストキス、 消えちゃった。
先生は何も聞かない 何も言わないし、 ただ私の隣を道しるべみたいに 歩いてくれている。
ただ、それだけ。 それだけだけど、
あったかい。
涙が止まらない
- 72 :ななヵ:05/18(木) 18:05:13 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 73 :瞳:05/18(木) 18:07:30 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- 月日がたち
いつのまにか季節が 1つ終わりを告げていた
あの時の高野のことも 誰にも話していない。 もちろん 先生にも。
高野の顔を見るたび、 フラッシュバックが起きて 吐き気に襲われる
怖い。
夏に近づくたび、 ジリジリと 燃えつくような暑さと 梅雨がまだ 完全にあけていないせいか 少し、 蒸し暑く感じる
今日は体育祭
今までの騎馬戦の練習では 大きな怪我などはなかった
「3の2ッ!完全燃焼しようぜーッ!」
矢野先生の いつもの雰囲気と違う 掛け声とともに クラスの皆で
「「オ―――ッ!!!!」」
さあ、 体育祭の始まりです。
- 74 : :05/18(木) 18:54:35 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 75 :瞳:05/18(木) 19:00:29 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- ななヵ 様
また2ageあリがとうございます!
名無し 様 ageあリがとうございます★
- 76 :瞳:05/18(木) 19:24:53 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
[―・・プログラムナンバー6番、 『まだまだ負けないぞ』 生徒対先生のリレー対決です。 それでは入場です―・・・]
皆が一斉に自分の席から立ち上がったり、 身を乗り出したりしている
私の目線はもちろん、 先生、 矢野先生だよ
先生は堂々と胸を張って 駆け足で入場する 他の年配の先生たちとは違い、 ひときは目立っている
「徹平せんせえー頑張ってえ」
と語尾にハートが付くような 甘い声で佑香が応援する。 私も声を出さないが、 心の中で佑香と同じことを思っていた
[位置について、よーい]
その声とともに、 生徒2人と先生2人が 位置につく
どうやら、 先生はアンカーみたいだ
―ドンッ
スタートした。 先生達がやはり遅れている
一人の先生は体育の先生だが、 現役の運動部の生徒に 勝てるはずがない
歓声が沸く
あっという間に、 生徒の方はもうアンカーだ
アンカーは、 高野だった
私は複雑な気持ちで 高野を見ていた
バトンが渡った
そう思った瞬間、 高野がバトンを落としてしまった
その少しの間に 先生たちのグループが追いつこうとしている
大好きな先生も もうスタートラインに立って 準備をしていた
高野が走り始めた ほんの少しの瞬間で 先生にバトンが渡った。
先生は固く握り、 高野以外の野球部の生徒を抜かした
「キャーッ!先生かっこいい!」
佑香はずっと叫んでいる
私も本当は言いたかった 堂々と 「かっこいいよ、素敵だよ」 って。
先生は結局、 高野と2人で対決しているような 感じになった。
あと、もう少し もう少し
先生はついに 高野を抜かした。
その瞬間 大きな歓声に包まれて、
先生は1位でゴールに入った 先生は心の底から 笑って、2位でついた高野と固い握手を交わした
その時の先生の笑顔が 今でも鮮やかに思い出される。
- 84 :瞳:05/20(土) 13:28:24 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
お昼の時間をはさんで、 午後のプログラムに入った
[―・・プログラムナンバー12番、 『3学年学年種目、騎馬戦』 生徒の入場です―・・・]
ああ、 ついに来てしまった
私はそう思いながら、 駆け足で入場した アナウンスで先に男子が騎馬戦を することを言った
さすが男子なわけでもあって、 やる気が漲っている。 太鼓の音と共に、 敵のチームに駆けていった
ウワアアアアア―――
それはあっという間の出来事で、 私のクラスは大勝利。 大将も嬉しそうな顔をして 帽子を沢山握っていた
アナウンスで女子が 次にやることを言われた
『騎馬を組んでください。』
その一声で、 一斉に騎馬を作り始めた 佑香たちも 私に早く乗れと 言うような目で見てくる。
「・・・。」
なるべく負担をかけないように 足をゆっくり 佑香たちの手のひらに乗せていく
「あーあ、まじ最悪ゥ。」
佑香がダルそうな声で言う 他の子も「ねー。」と相槌をする
「やっぱさあ、作戦実行しない?」 佑香が小声で呟く 他の子も「いいねっ。」 と笑う
次の瞬間、 大きな太鼓の音がした
- 94 :瞳:05/23(火) 20:30:12 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
太鼓の合図の音と共に、 私の騎馬は 他の騎馬と比べ物にならない程 ダッシュで走り始めた
「やッ・・ちょ、ちょっと速いよ!」
私の言葉など 佑香たちの耳には入ってない様子だった というか、聴こえてない振り。
「キャッ!」
その瞬間、 騎馬が一気に傾いた 私の騎馬は崩れ落ちた
佑香は 「・・いったあい。」
と腰を抑えている 他のクラスメイトもだ。
どうやら、 クラスメイトの倉田 佐奈が 小さな石につまずいたのが原因らしかった
私はうずくまっている 頭に激しい痛みが襲った
佑香は小さく笑った でも、演技を続けていた ~~~~
- 95 :いく:05/23(火) 20:36:59 HOST:user060092.clovernet.ne.jp
- 更新されてるッ!!!
あげwです☆
- 96 :奈央子:05/24(水) 18:58:10 HOST:p120.net220148017.tnc.ne.jp
- あげあげ
- 97 :みき:05/24(水) 20:42:12 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 98 :瞳:05/25(木) 19:12:59 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- いく 様
更新遅くてすみません テストの結果が駄目だったので 微妙にパソコン禁止なんです 応援しててくださいね
奈央子 様 ageageですか笑 あリがとうございます!
みき 様 ageあリがとうございます!
- 99 :瞳:05/25(木) 19:26:38 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
駄目。 だんだん 視界が薄れていく―・・・
「「・・みッ、みや…か」」
誰かが私の名前を呼んでいる声が聞こえる
誰?
「すぐ保健室にッ」
先生、 先生だ―・・
薄れていく記憶の中で 自分の体が ふわっと浮かぶように
先生に抱きかかえられた
それからの記憶は覚えてなくて 保健室のベッドの上で 目を覚ました
隣には先生が付き添ってくれていた。
- 100 :奈央子:05/25(木) 19:37:57 HOST:p234.net220148013.tnc.ne.jp
- age
- 101 :d(ゝc_,・●) (Ap4wqlRXwI):05/25(木) 20:11:14 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- あげーwww
毎日更新されてるか見てましたーwこの小説、すっごく大好きなんですよーー♪ これからも頑張って更新してくださいね♪
- 102 :いく:05/27(土) 17:52:47 HOST:user060092.clovernet.ne.jp
- あげです☆
- 103 :瞳:05/28(日) 16:01:45 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- 奈央子 様
ageあリがとうございます!
d(ゝc_,・●) 様 毎日更新されてなくてすみません 受験生なので・・ ってこれじゃ言い訳ですね; 頑張リます★
いく 様 ageいつもあリがとうございます!
- 104 :瞳:05/28(日) 16:07:02 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
「せッ・・先生?」
先生を呼ぶと 私が目を覚ましたのに気づいた 先生は私を見て優しく笑って
「気分はどうだ?」
と言ってくれた 大丈夫です、と言ったけれど 先生のさっきの笑顔で 急に恥ずかしくなって、 目を合わせて言うことができなかった
「・・・先生、佑香、佑香・・たちは?」 恐る恐る訊く私に 先生には全部お見通しだった
「宮川、何も心配しなくていい。 無理は絶対にするなよ。」
先生はそれだけ言った 私にはその言葉が嬉しくて、 でも、少し複雑な気持ちも入り混じって
「は・・い、はい・・・。」 と涙を流して 言うことしか出来なかった
先生、 大好き。
ありがとう。
- 105 :瞳:05/28(日) 16:19:36 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
私の中学校最後の体育祭は 保健室のベッドの上で 先生と私の2人で 幕を閉じた
ちなみに私のクラスは どのクラスにも負けない程の 圧勝だったらしく、 先生も私に 嬉しそうに報告してくれた
―放課後
体育祭を急な仕事で 見にこれなくなった母が 私が倒れたことを訊き、迎えに来た
「忙しいところすみません。 実は、騎馬戦の最中にですね―・・・」
と先生は母に事情を話した。 先生の話しを訊いてから母は深く頭を下げ 私の元へ駆け寄ってきて 強く抱きしめた
「ちょッ・・と、お母さん!」 先生の前で私を抱きしめる母を 少し恥ずかしく思って言った だけど、母は腕の力を緩めようとはしなかった
母の気持ちも分かり 「・・私は大丈夫よ。」と呟いた
その日、 私と母は手を繋ぎながら帰った
少しも恥ずかしくなかった 私のことを心配してくれる人が まだいてくれたのだ
本当にそれが嬉しくて。
- 106 :瞳:05/28(日) 16:26:06 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
月日はたち、 私はサッカー部のマネージャーを 無事に終えることができた
高野ともいろいろあったが 今では先生のお陰で 普通に話せるようにまでなった
体育祭の後、 先生と話をした佑香たちも 私を無視することはなくなって、 今では前と同じくらい仲が良くなった
どれもこれも、 全部、先生のお陰。 今の私もいるのも、先生のお陰だよ
私は先生と最後に撮った ただ平凡な教室での写真の先生に 「ありがとう」と呟く
いつまでも、 いつまでも、
私は先生のことが好きだよ
ことが終わりを告げたのは、 迫った一週間前。
- 107 :d(ゝc_,・●) (Ap4wqlRXwI):05/28(日) 16:36:28 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 108 :瞳:05/28(日) 16:41:19 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
受験が迫っているという一月。 未だに、私は先生に頼っている
先生と私の放課後は この寒い季節になっても変わらない
「せんせー、 ここどうやるのー?」
問題集の問題を指しながら私は言う 「あー、これは・・」 と先生は嫌がらず教えてくれる そんな教えてくれる先生の横顔に 思わず見惚れてしまう
少し曇る窓をみると 雪がはらはらと落ちてきた
「先生ッ! みてみて!雪だよ!」
中学三年生になった今も 小学生みたいに騒ぐ私。
「おいおい、宮川。 話の途中だってーの。」
先生は能天気な私に、 少し呆れている だけど先生は絶対に私を見放したりしない そこらへんの先生とは違うの。
私はその先生の呆れた表情だって きちんと覚えている
「東京に雪。 一年ぶりくらいかなあ。」 私が思わず呟くと 先生は笑って
「初雪が宮川とか。 これはきっと何かあるかもな。」
と笑い飛ばした 私も「そうですね。」と笑った
先生は気づいてくれているのかな、 私の気持ち
- 109 :瞳:05/28(日) 16:49:34 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
いつもageあリがとうございます! 一気に更新しちゃいます笑
私は、それからその問題を解いてから 初雪の中、 暗くなった住宅街を 一人で歩いていた
深々と降る雪が 私を一人だと感じさせる
寂しい。
そう思って歩いていると 後ろから雪を踏みしめて走る音がする
「宮川。 道、暗いだろ。」
私が今一番傍にいて欲しい人が 私のために走ってきてくれた
「あ、えっと・・はい。」 素直ではない私は 首を縦に振る
「あ、でも普段の夜道より明るいですよね。」 そう言った私に 少し首を傾げて「なんで?」と訊いた
「だって、街灯の光が雪にあたって 反射して・・光っているもの。」
その私の答えに 先生は「そうだな」と笑った
足跡のついていない道を 小さい私の足跡と 大きい先生の足跡で 沢山足跡をつけていく。
これからも、 ずっとつけていけたらいいのに。
- 110 :瞳:05/29(月) 09:48:43 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
「先生ッ!!!」
私は強く握り締めた 合格通知を先生に見せに 3年2組の教室に飛び込んでいった
「どうだった?」
先生の周りには クラスメイトが沢山囲んでいた 私は笑みを浮かべ
「合格。ありがとう、先生。」 と言った
先生は「よかったな。」と 頭を撫でてくれた
嬉しいんだけど 先生の何気ないこの行動とか 先生は私が 生徒ってことしか頭にないから こんなこと出来るんだな、 って思ってしまう
胸が少し痛くなるの
その後、みんなが 「おめでとう。」って 喜んでくれた
「このクラスで 先生は本当に良かったよ。 皆で卒業しような。」
先生は笑った
- 111 :瞳:05/29(月) 13:23:15 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
そうして時は過ぎて 卒業式の丁度一週間と一日前。
「せんせ・・一緒に帰れない?」
私は後ろで手を組み 少し恥ずかしそうに訊いた
「あー・・そうだなー・・・。」
先生は眼鏡を外して 少し考える
「やっぱり迷惑よね、先生。」 すると先生は
「じゃあ、 もうちょっと待ってて。」
と眼鏡をかけなおした 私は相槌をして、 先生の隣で 先生の仕事が終わるまで待った
外にでると 3月の冬の寒さが 私と先生の熱を奪う
「先生・・。」 特に用があるわけではないのに 先生を呼ぶ
先生は前を向いたまま 「なんだ?」と答える
「別に用はないんだけど・・ 先生、もうすぐ卒業だよ。」
「悲しいな。」 と先生は微笑む
「私、先生に出逢えて良かった。」 そう、 私はずっと言いたかった ありがとうって 何回言っても足りないよ
「俺もだよ。」 先生は相変わらず こっちを見ようとはしない
私は先生の横顔を見つめる なんだか・・ 少し悲しそうな顔。
「先生、好きです。」
- 112 :d(ゝc_,・●) (Ap4wqlRXwI):05/29(月) 15:13:16 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- 遂に告白しちゃいましたねッ☆返事とか先がどうなるか気になりますッッッ☆〃
あげw
- 113 :瞳:05/29(月) 16:34:29 HOST:EATcf-184p165.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
あリがとうございます★ 応援あリがとうございますー
先生は何も言わずに 先生の大きくて 温かい手が 私の頬を軽く撫でた
先生は頬にキスをして、 私の顔をもう一度よく見て
「ありがとう。」 と微笑んだ
涙が止まらなかった 先生の優しさが 嬉しくて 悲しくて 寂しくて...
大好きで 大好きで、
しばらくの間 涙を止めることができなかった
その後、 先生と私は 住宅街を2人で黙って歩いた
手を繋ぐわけでもなく 何か会話をするわけでもなく
それだけで
温かかった
- 119 :瞳:05/30(火) 16:53:01 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
- いく 様
切ないですか笑 あリがとうございます★
名無し 様 ageあリがとうございます!
髪の毛 様 初めまして笑 ageあリがとうございますー
PM10:00
運命の電話が鳴り響く
TRRRRRRR...
表示は「佑香」だ こんな時間にどうしたんだろう、 と思い電話に出る
「もしもし?」
「あッ・・ゆ、佑香だけど…。」 いつもの佑香とは違い 電話先の佑香はとても暗かった
「どうしたの?」 と私が聞くと
「・・落ち着いて、 訊いて・・・ね?」
佑香の深い深呼吸が聞こえた
「先生・・ 矢野先生が、
交通事故で
意 識 不 明だって・・・。」
- 120 :瞳:05/30(火) 17:02:56 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
―先生、矢野先生が 交通事故で意識不明だって
その言葉が何度も何度も 頭中でぐるぐると回る
「・・・愛?」 佑香の心配する声が聞こえる だけど佑香のその優しささえも、 分からなくなってきている
嘘、 だって先生と私、 一緒に帰ってもの
先生
「また明日。」って 言ったもの
「嘘・・嘘だよ、 ね、嘘でしょ?」
「詳しくは分からないけど、 学校の帰りに飲酒運転をしてたドライバーが 先生を轢いたらしくて・・・ で、ひき逃げしようとしたらしいの。」
学校の帰り―・・・ つまり、 私とわかれた後?
ねえ、 分からないよ
先生、 先生・・・
- 121 :瞳:05/30(火) 17:22:40 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
沈黙の時間が流れた 涙が出ない
なんで? あぁ、そっか
これは悪い夢だからだよね 先生が意識不明だなんて あれ、
どれが夢?
「とにかく、 詳しくは明日になると思う。 ね、先生を信じよう? 今日は寝れないかもしれないけど 寝なきゃ愛が壊れちゃうよ・・。」
私は「うん。」とだけ頷いた 佑香は何も言わずに電話を切った
プーッ プーッ プーッ・・・
神様、 これは夢ですよね?
その瞬間 涙が溢れんばかりに止まらなかった
まるで赤ん坊が泣くように―
その声を訊いて 母が部屋に飛び込んできて 「どうしたの」 と連呼して私は、 ただ首を横に振ることしか出来なかった
- 122 : :05/30(火) 17:54:13 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげw
- 123 :瞳:05/30(火) 18:01:42 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
- 名無し 様
ageあリがとうございます★
AM1:00
先生、 大丈夫? 痛くない?
AM4:00
先生、 また明日・・ だよね? 今日、 会えるよね
AM7:00
「・・愛、ちゃんと寝た?」 そう言って母は 部屋に入ってきた 私は首を横に振った
母の目は 少し赤く 涙を溜めていた
母はそれから 「先生待ってるよ、 早く学校行かなくちゃね。」
と言って 涙を拭った 私は「うん。」と言った
朝食を見ると 何だか吐き気がして、 食べることは出来なかった
私が弱くてどうするの 先生、頑張ってるよ 頑張れ、頑張れ
そう自分に言い聞かせながら 制服を着て
玄関を一歩出た
- 124 :瞳:05/30(火) 18:18:46 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
足取りが重い 駄目。
目眩がする―
教室に着いた ドアを開ける、 開けろ、 開けろ、自分。
目を瞑って開けると 女子が固まって泣いたり、 男子は暗い顔をしている
それをみた私は 絶望的に悲しくて、 ドアの前で座り込んで 大声で泣いた
先生は 死んだわけじゃないのに―・・
「あッ・・う゛・・・愛。」 佑香が嗚咽しながら 私の元へ駆け寄ってきた
私たちは 何も言わずに抱き合った
AM8:25
チャイムが鳴る 先生、 先生が来るはず
私たちの願いは届かず 入ってきたのは、 学年主任と教務主任と校長が入ってきた
―・・先生は?
- 125 :いく:05/30(火) 20:21:21 HOST:user060092.clovernet.ne.jp
- あげです☆
- 126 : :05/30(火) 21:30:32 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげます↑
- 127 :瞳:06/01(木) 20:01:18 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
- いく 様
ageあリがとうございますー
名無し 様 ageあリがとうです★
- 128 :瞳:06/01(木) 20:17:07 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
「えー・・みなさんに 悲しいお知らせをしなくてはなりません。」
学年主任が口を開けた 教務主任も校長も、 下を向いたまま黙っている
みんなは 無事であってほしいという思いで 先生の目を見つめる
「矢野先生が、 事故にあったことは ご存知かもしれませんが、 明朝5:46分、 ご家族に見守られ
亡くなりました。」
- 133 :瞳:06/03(土) 18:46:25 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
先生、 先生・・・
先生、 先生・・・
嘘吐き。
「また明日。」
先生言ったよね 先生・・言ったよね?
「明日」
なかったよ。 だって、いないよ
先生が。 先生、
いない・・。
どこに行ったの 置いてかないで
寂しい 寂しい
好き 好き
大好き
行かないで 傍にいて
髪を撫でて 抱きしめて キスをして
連れてってよ
- 134 :奈津:06/03(土) 20:47:09 HOST:179085.146210.hyogo.h555.net
- アゲ!
この小説ハマっちゃぃましたぁww 大好きです゜+.☆(★%'`!d*)⌒♪+.゜*
- 135 :瞳:06/04(日) 16:44:03 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
- 奈津 様
ドン2はまってください笑 あたしも大好きです★
- 136 :瞳:06/04(日) 16:52:04 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
皆涙を流した 男子は悔し涙を浮かべ
「んで・・ッ、なんで せんせーがッ!せんせ、せんせ・・」
と何度も繰り返し 言っていた
女子の中には 自力で立てなくなる女子もいた もちろん、私もだ
もう 何が何だか分からなくなって みんなに支えられて泣いていた
「では・・黙祷をしましょう。」 学年主任の言葉で 我に返り 前を見据えた
「黙祷。」
静かな朝の教室に 嗚咽が聞こえる
「目を開けてください。」
前がくすんでみえない 先生がいない
「お通夜は明日午後6時から。 告別式は明後日午前9時からです。」
そう言って 先生達は 教室を出て行った
- 137 :naoko:06/10(土) 12:10:32 HOST:p246.net220148009.tnc.ne.jp
- ageage
- 138 :瞳:06/10(土) 20:04:17 HOST:EATcf-182p240.ppp15.odn.ne.jp
*お知らせ*
みなさん お久しぶりです。 ここ最近、 更新できていなくて 本当にすみません。
瞳は一応受験生で、 明日英検準2級、 来週県統一模試、 来週期末テスト。 というハードな生活をしていまして、 PCが使えなくなります。 テストが終わり次第、 沢山更新します。 ご迷惑をかけて申しわけございません。
naoko 様 ageあリがとうございます 更新できなくて すみません。
- 148 :瞳:06/23(金) 18:33:39 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
いつもいつも ageあリがとうございます 今日でテストが終了しました 全然更新できなくて 申し訳御座いませんでした↓
☆ 様 そういってもらえると 光栄です あリがとうございます
ぽこ 様 ageあリがとうございますー
ユカ 様 こんなヘボ小説で 涙を流してくださって あリがとうございますッ///
リコ 様 結果はどうあれ一応終わリました; 応援してくださってあリがとうございます!
名無し 様 はい がんばリます!
夏樹 様 ageあリがとうございます
本当にみなさん、 あリがとうございます。
- 149 :瞳:06/23(金) 18:44:00 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
「ね・・ッ、あ…愛?」 佑香が鼻を啜りながら言う
私は涙が止まらない目を 佑香に向けて 「なに?」と 聴こえないくらいの声で言った
「行く・・よね?先生の…。」 私は何も言わずに 佑香の問いにすぐ相槌をした
「だよね…あたし、怖い。」 佑香は続ける 「だって、・・だって、 先生の顔見るんだよ? もう笑わない、先生の顔を…。」
佑香はそれ以上なにも言わないで ハンカチで顔を隠している 私は何を言ったらいいのか 正直わからなかった。
「だからこそ、 行くんだよ。 先生に逢いに行くの。」
私は佑香の目を見て はっきりと言った
「先生は・・私たちを待ってるのよ。」
- 150 :d(ゝc_,・●):06/23(金) 19:37:33 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- あげwこれからどんA更新してくださいねっw毎日見に来ますワラ
- 151 :瞳:06/23(金) 23:15:53 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
毎日みてください笑 更新は毎日できるようがんばリます! 応援してくださいね☆
更新します
その後はいつも通りの 平常授業となった 教室がひどく色あせて見える
白、・・黒
ねえ、 なんでこんなに みんなの目は虚ろなんだろう?
悔しくて 悲しくて 逢いたくて、
授業中に涙を流す みんなに気づかれないよう、 声を殺して涙を流したつもりが
私を合図に みんなこらえていた感情を 赤ん坊のようにむき出しにした
教科の先生は 困った表情をしながらも 何も言わずに目に涙を溜めていた
みんな、 みんな悲しいんだよね
私だけじゃないんだよね
改めて感じる、 色あせた教室―・・
ふと脳裏に先生の笑顔が浮かぶ
『宮川、宮川ッ』
先生、 待ってよ
だめ 「また明日。」だんて 先生、死んじゃうんだよ
だめ だめ
だめ だめ だめ だめ・・
- 152 :死に神:06/24(土) 09:19:24 HOST:ser350255001060421
- おもしろいッス!笑
更新頑張れば〜! 毎日絶対に見に来ます!
- 153 :ちなつ:06/24(土) 14:53:23 HOST:020085.146210.hyogo.h555.net
- アゲ!
- 154 :瞳:06/25(日) 12:52:50 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- 死に神 様
あリがとうございます 是非見てください
ちなつ 様 ageあリがとうございますー
更新します
家に帰ると 玄関で母が待っていてくれた こんな寒い季節の中、 涙を溜めて 私を待っていてくれた
「あ・・愛?大変だったでしょう?」
私は表情がもう出せなくなっている ただ、そういう母を 虚ろな目でみつめるだけ
もう何も感じない もう何も考えられない
私の心を察したのか母は 私を強く抱きしめ その場で涙を流した
私も 何も考えずに
ただ涙が 私の目から一粒落ちた
- 155 :瞳:06/25(日) 13:02:59 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
家に入ると 母はソファーに私を座らせ 温かいココアを入れてくれた
でも その温かさも 今の私には傷に沁みるだけ
母はその重い口を開いて
「愛…泣いていいのよ。 無理しないで、お母さんが愛の弱音も 何でも訊くから……愛・・。」
ふとその言葉を訊いて ココアの温かさがやっと 心の癒しにもなった
涙が止まらないの 私のせいなの 先生は、 私を家まで送ったから
だから、 だから…
その言葉達を 私は声に出すことは出来なかった
母は黙って 手を握っていてくれる
私は言った
「本当は・・ッ、 せんせッ…のこと好きだったの。 段々、本当に好きになってきちゃったの… …もう、どうしたらいいのよ。」
- 156 :瞳:06/27(火) 18:44:36 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
母は私の告白に戸惑いをみせず、 私を抱きしめ
「辛いね、悲しいね。」
と涙を流して言った 私はそれから涙を止めることはできなかった 朦朧とした意識の中で
―先生・・
ただ、それだけを思った
ふと思い出したことがある たぶん11月くらいのことだと思う 放課後の教室に 先生と、私。 そう、あの幸せな時だ
「せんせーって年下すき?」 だなんてふざけて訊いた私に、 苦笑しながらもこう答えた
「好きになったら 歳なんて関係ないだろう?」
そう夕日の沈む頃、 先生は目を細めながらも笑った その先生の笑顔は 私の胸に焼き付いている でも、なんだか恥ずかしくて
「あー!せんせえ、ロリコンだあ。」 だなんて馬鹿にしたように笑った でも先生はそのことを否定しなかった。
あの時のことを思い出した
無性に悲しくなる 泣きたくなる 逢いたくなる
- 157 :ななこ:06/28(水) 14:23:21 HOST:183085.146210.hyogo.h555.net
- アゲ
- 158 :d(ゝc_,・●):06/28(水) 17:46:51 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- アゲェェェ
更新待ってます↑
- 159 :瞳:06/29(木) 18:33:58 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- ななこ 様
ageあリがとうございますー
d(ゝc_,・●) 様 いつも2あリがとうございます☆
更新します
私はその夜、 深い眠りについた 疲れていたのだろう。
先生の夢も 何もみなかった
またそれが悲しかった
自分のベッドの上から窓を開ける 今の私とってもっとも嫌な 今まで見たこともないような、 晴天が広がる
また、一粒 涙を落とした―…
コンコンッ
母だろうか ドアをノックしている。 私は 「はい」と答えると、 やっぱり母が入ってきて
「今日・・学校へ行く? 休んでも構わないわよ。」
と力のない声で言った だから私は首を縦に振った 母は「そう。」と言うとまたドアを閉めた
―眩しい
空は青くて、 どこまでも澄んでいる
3月に入ってから 初めての晴天だったと思う
でも、 今の私には その晴天もただの灰色にしか見えないの
- 160 :d(ゝc_,・●):06/29(木) 18:35:18 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- アゲェwいつも2しつこくてゴメンナサイ|゚Д゚)ノ
- 161 :まつ。:06/30(金) 02:24:11 HOST:ser350278005111578
- 今、一気に読みました。
めっちゃ切ないです…。 すっごい切なくて、泣いてしまいました(。ノ□`q) 更新大変だと思うけど、 頑張ってください。
- 162 :さえ:06/30(金) 09:16:14 HOST:61.7.2.133
- まぢアゲ上上上がんばれよーん!!!
- 163 :しずく:06/30(金) 14:15:45 HOST:zaqdb72fa6e.zaq.ne.jp
- あげです!!私も先生に恋してます☆
切ないですね・・・・。泣いちゃいましたよ・・・。
- 164 :d(ゝc_,・●):06/30(金) 14:43:58 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- アゲェェェ↑↑↑
- 165 :瞳:07/01(土) 21:45:02 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
本当にいつも2あリがとうございます! 感謝しています♪
まつ。 様 泣いて頂けるだなんて・・ いやあ///あリがとうございます! 更新頑張リますね☆
さえ 様 まぢ(笑)頑張リますー 応援して下さいネ
しずく 様 先生に恋してるんですか! 本当に大変なことだと思います。 でも負けずに頑張ってください。 この小説で少しでも勇気を持ってくださったら幸いです。
- 166 :瞳:07/01(土) 21:57:01 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
こんなに時間の流れを早く感じたのは、 初めてかもしれない 何度か母は私の部屋を訪れ、 軽食を置いていったりしたが 喉を通ることは無かった
ベッドの上で 半日を過ごしていた 時計に目をやると、 時間は午後4時。
壁にかかった白黒の制服を見つめる
私はYシャツに手をつけ、 制服に袖を通した。 とても重たく感じたのは きっと気のせいではなかったと思う
通夜の会場は昨日の夜、 クラスの連絡網で回ってきたらしく 最寄の駅から10駅ぐらい離れた、 少し遠い先生の実家の近く。
今の私には、 早く行っておいた方がいいと思った
いつ、何処で 足取りが止まってしまうかわからなったから
- 167 :まつ。:07/01(土) 23:02:05 HOST:ser350278005111578
- ァゲ↑です(*ゝ∀・*)bホンマにこの小説スキです
- 168 :瞳:07/02(日) 08:10:30 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- まつ。 様
そう言って貰えて光栄ですw 楽しんでください
更新します
階段を下りると、 母が心配そうにリビングから顔を出して 「…大丈夫なの?」と訊いた だから 「私は強いから。」 と言って家を出た
3月の寒さが身にしみる 私の手にはもう感覚すらない
ねえ、先生? 先生の手で温めてくれないの?
そう思う自分が馬鹿馬鹿しくて、 無償に虚しく思った
私は最寄の駅へと向かった
- 169 :瞳:07/02(日) 09:47:16 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
高校生の帰りが見られる、夕方 人ごみの中、 私はふらついた足取りで きっぷを買う
改札口を通り、階段を降りる
ホームが広がっている
―ここに飛び降りれば、 先生と一緒のとこに行けるのかな…
ふと思い、目を閉じる
私は一歩、一歩と 足を線路に向けて歩き出す
そう、あと、一歩。
その瞬間、 後ろから誰かに抱き寄せられ 助けられた。
「危ねえよ!」
後ろを振り向くと、 近くの高校の制服を身にまとった 黒髪の、眼鏡の青年―…
先生に似ている…
私はその高校生の胸で 泣いた
先生、先生… ごめんなさい、ごめんなさい。
愛、馬鹿なことしようとしてた
先生が助けてくれたの?
- 170 :嘉穂:07/02(日) 10:59:33 HOST:ser350255001060421
- この小説、一番好きです!(◎*o∪0`*)♂+。
これからも読みに来るので、頑張って更新してくださいね♪ あげ。q(uεμq◎)。.゜.
- 171 :瞳:07/02(日) 19:55:56 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- 嘉穂 様
うわわわわあ〜…w あリがとうございます☆ 出来る限リの力を出して頑張リます
更新します
ホームに電車が入った。 私はその場所から動かなかった。 いや、動けなかった。
周りには人が沢山集まってきた つまりは野次馬。
―ほっといてよ… という私の気持ちをよそに 助けてくれた青年は、
「ベンチに座ろ。 俺、飲み物買ってくんね。」
と言い、私の腕を掴み 体を支えてベンチに座らせた
そして「ほれ」と、 温かいココアを渡して
「次の電車乗ればいいよ。」と そっけなく言った
その人は それ以上何も訊かなかった
温かいココアが 心に染みて、…傷に沁みた
だけど、 心地よい。
- 172 :瞳:07/02(日) 20:20:24 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
その青年は電子掲示板を見て 「次の電車くるの5分後。」
とぽつりと言って
「どこ行くん?」
と私が一番訊いてほしくて、 訊きたくない言葉。
「……XXX駅に。」
「ふーん、最初から死のうと思ってたわけじゃないんだ。」
と平然とした態度で言った
「俺、東高2年の藤田 大樹。」 そう言って、 その場には適していない笑顔を見せた
「私、もう行くので… 助けてくれてありがとうございました。」
そう言って、 まだ温かいココアを持って ベンチを去った
- 173 :瞳:07/02(日) 21:03:23 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
ホームにたっていると どうしても先生が私を呼んでいるように聞こえる
〔宮川、 宮川… 先生は寂しい。 お前がいなくて、寂しいよ。〕
そうだよね、 寂しいよね。
寒いでしょう?
待って、 今私もそっちに行くわ
そうしたら―…
「…ばっかッッ!」
また助けられた
この人は嫌だ 先生に似ているくせに、
私を助ける
先生は待ってる
寂しい 悲しい
- 174 :嘉穂:07/02(日) 21:42:13 HOST:ser350255001060421
- あげ!やっぱりすごくおもしろいです!
瞳サン、すごいですよ!!毎日見に来ますねワラ
- 175 :まつ。:07/02(日) 23:58:54 HOST:ser350278005111578
- 何度もごめんなさぃ。。
ァゲ↑↑( ̄▽ ̄*)ノ〃主サンは、文才がぁるなぁ〜と読むたびに思ぃますッ☆ 大変だと思ぃますが、更新楽しみにしてますッ♪♪〃
- 176 :d(ゝc_,・●):07/03(月) 10:21:23 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- あげます↑
- 177 :瞳:07/03(月) 16:50:34 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- 嘉穂 様
すごくないですよ〜 [すごい]をつけるならきっと、 すごいキモいか、すごいばかが 私にはあってると思います♪笑
まつ。 様 文才なんて・・ いや、才能どころか全然; 更新頑張リますねー
d(ゝc_,・●) 様 ageあリがとうございます! 応援してくださいねー
- 178 :瞳:07/03(月) 16:56:07 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
「ほら、電車きた。」
ホームを見ると、 電車が入ってきた。
「これに乗るんだよな? また自殺行為されちゃ困るから、 一緒に乗っていくよ。」
そう言って、 私をまたたたせて 丁度よく開いたドアに乗せた
私はあっという間のことで、 涙もでない
きっと、 心が疲れているんだ
それに、何なんだろう、この人は。 何がしたいの?
先生に似ているくせに、 なんで、 なんで私を助けるの?
先生だったら、 私を待ってるはずなのに―…
「ココア飲んじゃえば。 それ、カイロじゃないし。 冷めると美味しくないよ、きっと。」
- 179 :d(ゝc_,・●) :07/04(火) 18:31:06 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- 下がってたので・・・あげます↑
あげw
- 180 :瞳:07/04(火) 20:57:59 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
ageあリがとーございます☆ いつもいつもすみません笑
更新します
「で、駅はわかったけど これから何処行くん?」
藤田 大樹は悪びれもない その顔で私に問いかけてきた
訊いてほしくて、 訊いてほしくなかった言葉
えーっと・・ 私はこれから何処へ?
そう、先生
先生のところへ行くのよ
もうすぐ逢えるの
「先生に逢いに。」 きっとその時の私は 無表情もいいところだろう
「先生に逢う前に自殺行為なんかすんなって。 先生の自宅に行くん?」
「いえ。」 私は首を横に振って 「XXXホールよ。」
お通夜の会場の名前を言った。 普通、そんな10駅も離れた、 まして10代の私たちにはほぼ関係ない 通夜の会場など、 藤田 大樹が分かるはずもなかった
「ふーん、何そこ。」
「お通夜よ。」 冷静に答えている自分が怖かったし、 本当は、 先生の死を認めてないんじゃなかって。
その時の藤田の 一瞬にして青ざめていく顔を 私は何の感情もなしに見ていた
- 186 :瞳:07/06(木) 13:10:57 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
「先生・・死んだの?」
藤田は私に訊いた
「うん、そうらしいね。 だけど信じてないよ。」
しばしの沈黙が流れて、 手に触れていたココアは 冷めていた
「あと・・2駅だよ。」 藤田が言った
私は相槌をした
電車が止まる
〔次はーXXXーXXXです。〕
「降りよっか?」
藤田は私に手を差し伸べて、 私はその手を強く握り、
電車を降りた
ココアよりも 温かい手でした
- 187 :瞳:07/06(木) 15:56:37 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
改札口を出る時に、 藤田とお別れをした
「先生悲しむだろ? 死ぬんじゃねーよ。」
とやっぱり笑った つられて私も微笑む
「ありがとう。本当に。 私、愛。宮川 愛。 いつかまた逢えたらいいね。」
と言うと、 藤田から手をさし伸ばされる
「ん、握手。」
私は黙って手をさし伸ばして、 藤田に本当に感謝した
何処の誰だかもわからないような 中学生を助けた青年。 少しの間の時間でしたが、
とても元気になりました。
愛は、 自殺行為なんかしません。
先生が私をあっちの世界で待ってるだなんて、 ただの愛の妄想にしか過ぎませんでした。
ありがとう、 ココアと笑顔。
私は藤田の手を離し、 駅のところにたてられた 小さい通夜の案内板の矢印の 「矢田家」という通夜の場所へと向かった
- 188 :d(ゝc_,・●):07/06(木) 15:59:30 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- あげぇぇ↑↑
- 189 :瞳:07/06(木) 16:13:03 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
ageあリがとうございますー 頑張リまっするねー ↑謎なので気にしないでください。
更新します
しばらく歩くと 後ろから走ってくる音がする
「―あ…、あーいー!」
そこにきたのは佑香と クラスの友達。
私は藤田と出逢ったお陰で 少しだけ気持ちに余裕ができた
「あの・・サ、今日学校来なかったけど大丈夫?」
クラスの女子が言う
「うん、大丈夫。 皆はもう大丈夫なの?」
そして佑香が言う
「うん、皆で今日話し合った。 みんな笑顔で卒業しようって決めたよ! 先生も喜ぶよね?」
佑香の笑顔に、 少し涙がそそられたが 我慢した。 私は「うん」と言い、 前を見据えて言った。
「行こう。」
- 190 :瞳:07/06(木) 17:03:30 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
〔矢田家〕
そこは駅から歩いて5分程の 洋風のホールだった
「ここ・・だ、ね…。」 建物を目にした佑香が、 抑えきれなくなった涙を流す
つられてクラスの女子も流すが、 私は先生に会うまでは 流さないと決めた
「お名前をお願いします。」
そう言ってきたのは、 先生と同い年くらいの女性
私たちは黙って名前を書いた。
中に入ると、 ただならぬ嗚咽と泣き声。
―あ、先生。
先生の遺影。
笑ってる 笑ってる 笑ってる
亡くなったなんて、 本当に信じられないくらい
親族席に座っているのは、 おそらく先生の両親。
先生の母は よろめきながらも 必死に自分の体を支え、 通夜に来た人たちに挨拶をしていた
こんなにも 悲しい日があるなんて、
中学生の子供の私には 思ってもいなかった。
- 191 :d(ゝc_,・●):07/06(木) 17:46:43 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- また2アゲェ↑
頑張リまっするっておもしろいですねwPCの前で爆笑してましたッッッッ藁
- 192 :瞳:07/06(木) 21:50:01 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
あー・・え、いつも私は ものすごくハイテンションなので☆ ここでは猫かぶってます笑 ageあリがとうございます
更新します
やっと実感。
いない いない
何処にもいないね
探してもいない 掴めない
ねえ、
何処に逝くの?
素敵な人。
先生、 私はここです
先生の処に逝きたいです
だけど まだ逝けません
気づけばお焼香の列で、 私と佑香は 抱き合いながら涙を流していた
- 193 :瞳:07/06(木) 22:05:18 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
私と佑香の お焼香の番がやってきた
先生の親族に一礼をし、 先生の遺影をみる
駄目、 倒れるな
自分に言い聞かし、 震える指先で お焼香を済ませる
隣からは 佑香の嗚咽が聞こえる
そして、 また親族に一礼した
案内された お清めの会場で、 合流したクラスメイトと泣いた
先月―
〔ねえー愛訊いてえ!〕
全員の受験が終わった頃、 先生とクラスメイトで わいわいと教室で遊んだり、話したりした
当然、先生の横には 沢山の人がいる
私は何となくその輪に 入っていなかった
ふと、先生の横にいた佑香が 私に呼びかけた
〔愛ー面白いの! せんせえ、大人なのに オレンジジュースの方がすきなんだってえ〕
少し馬鹿にした言い方で キャハハと甲高い笑い声もあげた
私は「えー」と苦笑しながら 聞き流していた。
ふと、現実に戻される。
「どうぞ、食べてください。」 と言うホールの人。 当然食べる気もしないし、
平然とした態度で 料理に手をつける、 無神経な大人たちの行動を 私たち子供は横目で見ていた
「それじゃあ・・ジュースでも。 お清めなのよ?ね?」
ホールの人たちが そう言って、 さっきのことを思い出した
先生… オレンジジュースすきなんだっけ。
「オレンジ・・ジュースを。」 私はコップを差し出した
クラスメイトはビックリとした顔をしている
ホールの人は瓶の栓をあけ、 コップに気持ちだけのオレンジジュースを入れた
- 194 :ぁぃヵ:07/08(土) 19:33:44 HOST:05004013098840_vh.ezweb.ne.jp
- 今、一気によみました♂♂泣いちゃったょ;
- 195 :d(ゝc_,・●):07/08(土) 19:36:39 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- アゲェww
- 196 :嘉穂:07/08(土) 23:25:35 HOST:ser350255001060421
- あげ
- 197 :瞳:07/09(日) 08:11:57 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- ぁぃヵ 様
一気に読んでくださって、 あリがとうございます; これからも泣かせます!←意味不
d(ゝc_,・●) 様 いつもあリがとうです! 応援よろしくお願いしまーす
嘉穂 様 ageあリがとうございます☆
更新します
私は注ぎ込まれた 一杯のオレンジジュースを見つめる そして、 クラスメイトは 私の行動を見つめていた
私は一気に飲み干す
ハア・・ッ、ハア
涙が溢れ出る
先生、 先生、 先生。
佑香も先生の言葉を思い出したのか、 クラスメイトに言い、 みんなで オレンジジュースを注ぎあった
そしてホールに響き渡るような声で
「せんせーッ! 本当に、本当に有難う御座いましたあッ!!」
と涙を流しながら言った
周りにいた大人たちは振り返り、 私たちを軽蔑した目でみる
でも、ホールで無神経に 食べ物を漁っている大人よりは 全然ましだと思う
軽蔑するのはこっちだ
先生の死をなんだと思ってるの?
- 198 :瞳:07/09(日) 09:31:56 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
その後、私たち3年2組は ホールを後にした。
私以外を除いては。
静まり返った ホール内に残ったのは、 本当にほんの少しの人たち。
私はその中で 明らかに浮いていた。
先生の両親と目が合うと、 慌てて一礼をし言った
「初めまして。 私、宮川 愛と申します。 矢野先生クラスの生徒でした。」
はっきりと伝えると、 先生の母が
「あら..まあ、そうなの。」 と目を細めて微笑んだ そして、私は続けた
「矢野先生に・・ 会わせてくれませんか?」
一瞬時が止まったような気がした でも、先生の母は いい人だった
一呼吸置いてから 「ええ、徹平も喜ぶわ。 ・・ありがとう、こんないい生徒さんを持ってたのね。」
と涙を拭い、 お棺を開けてくれた
私は少し怖くて、 手が震えていた
思わず目をつぶる
- 199 :瞳:07/09(日) 11:16:31 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
目を開けると、 そこには傷1つない先生の姿―
思わず、言葉を失う
「寝てるみたいでしょ? 傷はないんだけど・・ 打ち所が悪かったみたいなの。」
そう先生のお母さんが言うと 「ごめんなさいね、席を外す・・わ。」
そんな言葉も耳に入らない
え? どうして?
本当に寝てるみたい・・
死に化粧の香りが先生からする 綺麗な顔をしていて、 あの時の、 先生のまま。
頬に触れる
私は腰を抜かした ビックリして、 涙が留めるとなく流れてくる
人って死ぬと、 こんなにも冷たくなるんだって思った
もう一度触れると、 あの手の温かさを感じないことが とても悲しくて。
次の瞬間、 私は先生の唇に 自分の唇を少し押し当てた
- 200 :しずく:07/09(日) 15:13:21 HOST:zaqdb72f9f4.zaq.ne.jp
- あげ!!感動だぁ!!!悲しい!!
- 201 :瞳:07/10(月) 22:46:35 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- しずく 様
感動って言ってもらえて 光栄です。 あリがとうございます。
●○お知らせ○●
私、瞳は 精神的に参ってきてしまい、 パソコンを触ることも あまり無くなってきてしまいました。 みなさんにご迷惑をかけるかもしれません。 でも、 今の瞳には 頑張ることはできません。 本当にごめんなさい。
精神的なものをなくして、 必ず近日に戻ってきます。 みなさんに約束します。
なので、 待っていてください。
どうか瞳を支えてください。
7月10日 22時46分 瞳
- 202 :※あかね※:07/10(月) 23:33:34 HOST:softbank221091071034.bbtec.net
- この話とても大好きです。
先生のところを自分の彼氏に 当てはめるとすごくA悲しいです… 私は瞳さんが戻ってきて この話の続きを書ける日まで ずっとA待っています。 だから頑張ってください。 私たちは瞳さんを応援し続けます。
- 203 :!!!!!!:07/10(月) 23:35:06 HOST:softbank221091071034.bbtec.net
- 頑張れ〜
- 204 :う:07/11(火) 21:46:15 HOST:softbank221029168025.bbtec.net
- あげです!本当に感動しました!
いつでも、更新待ってます!
- 205 :d(ゝc_,・●):07/13(木) 19:05:36 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- ずっと瞳サンが戻ってきてくれるまで待ってます♪
早く治して元気になってくださいねw
- 206 :瞳:07/15(土) 14:22:50 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- ※あかね※ 様
!!!!!! 様 う 様 ホスト名が一緒だったので 同一人物さんと考えさせてもらいます。 何度も何度も 瞳のためにあリがとうございます。 応援していてください。 頑張リます。
d(ゝc_,・●) 様 本当にあリがとごうざいます。 何て言っても 足りないくらいですね。 瞳がこんなのですみません。
※お 知 ら せ※
瞳を応援してくださって 本当にあリがとうございます。 まだまだ情緒不安定のところもあリ、 きちんと一定に更新できるようにはまだなリませんが みなさんのお陰で 本当に元気になリました。
頑張リます。
- 207 :あい:07/15(土) 20:16:03 HOST:v017245.ppp.asahi-net.or.jp
- いまこの小説一気に読みました。
涙が出てきました。
瞳さん。。 応援してます!
- 208 :瞳:07/15(土) 21:17:09 HOST:EATcf-181p7.ppp15.odn.ne.jp
- あい 様
本当にあリがとうございます。 みなさんの一言が 本当に私の支えです。 応援していてください。
更新します。
冷たい。
先生がしてくれた 額にしてくれた唇の温かさは、 一体、 誰が奪ったのだろう?
先生の綺麗な頬に 私の涙が落ちる
私の非常識で大胆な行動は 本当に親族の方にも 迷惑をかけたと思う。
だけど、 誰一人私を止めずに 温かく見守っていてくれた
そして私は 先生の姿を目に焼きつけ、 お焼香をして
親族に一礼した
そして先生のお母さんは
「遠くなのに、きてくれてありがとう。 気をつけて帰ってね。 あなたが事故にあってしまったら、 徹平も悲しむわ。 だから…ッ、い…・・ 生きて。 徹平の分まで。」
- 209 :車:07/16(日) 09:12:36 HOST:softbank221029168025.bbtec.net
- あげです!!
主さん、具合大丈夫ですか?心配です。
- 210 :あゆか:07/16(日) 09:31:29 HOST:231.39.205.61.west.flets.alpha-net.ne.jp
- こんにちわ!
あゆかです。(‘v‘))) 初めて小説かくので、アドバイスお願いしますッ!!!
- 211 :紗良:07/16(日) 19:47:53 HOST:ohta133051.catv.ppp.infoweb.ne.jp
- 切なくて涙が・・・(つд`)+゜
頑張って下さい!
- 212 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/16(日) 22:47:20 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- すごいです。感動しました。今までピコ森の小説でこんなに感動した事はありません。涙が溢れて仕方ありません。私は瞳様を応援します!こんな作品を作れる瞳様は素晴らしい人です。どうか体調をよくして、この素晴らしい作品を更新してください!私はいつまでも待ちます!私、瞳様の大ファンです!!!!!!!!!!!!!
- 213 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/16(日) 23:36:16 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あげます!
- 214 :沙耶:07/16(日) 23:46:53 HOST:60-56-152-153.eonet.ne.jp
- 初めて読みました
途中から涙がボロボロでて大変でした 瞳さんも精神的にダメになっちゃってつらかったと思います。 でも、書いてくれてとても嬉しいです。 すごくすごく、たくさん、いっぱい、頑張って応援します! だから、頑張って書いてください!!!!!!!!!
- 215 :d(ゝc_,・●):07/17(月) 00:12:52 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげます↑↑元気になってくれてよかったです♪
あの、※あかね※ サンと!!!!!! サンは同じ人ですが、う サンは別人だと思います♪
頑張ってくださいねwww
- 216 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/17(月) 19:00:56 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あげです!
- 217 :瞳:07/17(月) 21:44:34 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- 車 様
何度もあリがとうございます。 具合は大丈夫です。 本当にあリがとうございます。
あゆか 様 すみません、 今自分で精一杯でして。 本当に御免なさい。 余裕ができましたら、是非。
紗良 様 切ないのを目指してたリ・・笑 あリがとうございます。 そう言ってもらえて嬉しいです。 リオ 様 素晴らしいなんて、 瞳は全然そんなことあリません。 みなさんに支えられているからこそ、 小説を書くことができます。 私は弱くて、脆くて、醜い人間です。 でも、こうやって 小説を少しずつでも更新できることが 私の生きがいでもあリます。 これからも応援してあげてください。
リオ 様 またまたあリがとうございます。
沙耶 様 本当にそう言ってもらえて、 感謝しています。 精神的に駄目になった時もあリましたが みなさんのお陰で、 本当に元気になリました。 頑張って沢山更新します。
d(ゝc_,・●) 様 いつもあリがとうございます。 あ、そうなんですか。 教えてくださってあリがとうございます。 それとともに、 間違えてしまったみなさん すみませんでした。
リオ 様 ageあリがとうございます。
今日も明日も更新できませんが 明後日できると思うので、 どうぞ引き続き読んであげて下さい。
- 218 :瞳:07/17(月) 22:41:54 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
更新できそうなので 更新します笑
「生きて」
先生のお母さんの言葉。 何度も私の脳裏に その言葉だけが繰り返し聞こえる
私、何度死のうと思った? 私、何度先生のところへ逝きたいと思った?
自分が情けなくて、 自分の小ささが惨めだった
だけど、 今なら言える
「生きます。 先生の分まで。」
もう私は 私を傷つけない
先生を裏切らない
先生の死を無駄にしない
死なない、 死んではいけない。
私には 「明日」がある
きっと待っててくれてる 誰かが私を待ってる
「明日」という扉の奥に―
先生、 有難う。
ね、 大好き。
- 219 :蓮♪:07/18(火) 10:41:27 HOST:FLH1Ada240.chb.mesh.ad.jp
- ぁげ!!
このような小説初めて見ました!! 本当に感動しました!! 体の方を気を付けてくださいねッ♪
- 220 :d(ゝc_,・●):07/18(火) 13:10:52 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- あげます↑↑↑
- 221 :瞳:07/18(火) 18:42:11 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- 蓮♪ 様
そうですか。 あリがとうございます。 もう体・・ っていうか、 精神的に大丈夫です笑 頑張リます。
d(ゝc_,・●) 様 何度もあリがとうございますー よーし更新するぞオ笑
更新します。
先生の最後の顔は 一生忘れないと思う。
日が経つにつれ 綺麗なものになったり 薄れていくことなんてないように、
ずっとずっと 心の中に 私の中で
大切にしていく
そう誓った。
そうそう、 明日のお葬式には行かないの。 もう先生に きちんとお別れしたから。
もう泣かない。
不規則に揺れる電車内で、 私はそう思っていた。
無事に家にも帰ることが出来たし、 もう私の決めたことは ずっと変わらないと思う。
- 222 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/18(火) 20:13:51 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あげます!
- 223 :瞳:07/18(火) 20:23:09 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- リオ 様
あリがとうございます。
更新します
それから数日後、 クラスにも落ち着きができ 誰も先生の話をしなくなった
だけど、 忘れたわけじゃない
みんな 毎日戦ってる。
先生がいないクラスなんて すごくつまらなくて、 何のために学校ってあるんだろう、 って思っちゃうくらい。
でも、 その学校で 先生と出逢えたんだ。
先生って 本当に凄いね。
明日、 ついに 私たちは 卒業となります。
この一年、 沢山なことがありました
だけど、 どれもこれも 先生がいてくれたお陰で 乗り越えてこられることができました。
明日の卒業式、
先生に 名前を呼ばれて
胸を張って 卒業したかった。
だけど、 先生はいないから
でも、 私は生きてるから
「生きる。」
- 224 :瞳:07/18(火) 20:30:52 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
3月15日―
鳥の囀りで目が覚める カーテンを開け、 窓の外をみてみる
一面の雪。 そして、晴天。
思わず微笑む
雪・・ 初雪は 先生と見たんだった
無邪気にはしゃぐ私を 先生は見守ってくれてた
そして私は勢いよく 階段を降りていき、
家族に 「おはよう。」と言った
先生が亡くなってからの 初めての心の底からの笑顔。
母は泣いた。
私は少し恥ずかしくなったけど 「ありがとう。」って 顔をみて言うことができた
朝食を食べ、 身支度をする
鏡の前で 制服を着た自分を見つめる
思わず、 自分の頬に触れ微笑む
先生、 キスしてくれたね とか思い出した
そんな私の様子を母はみて
「素敵。 愛、とっても輝いてるわ。」
と満更でもないように、 微笑んでいた
- 225 :p:07/18(火) 21:01:22 HOST:39.net059086094.t-com.ne.jp
- g
- 226 :p:07/18(火) 21:01:31 HOST:39.net059086094.t-com.ne.jp
- g
- 227 :瞳:07/18(火) 21:40:59 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- p 様
ageのことですか??笑 あリがとうございますー
更新します
「寒ッ・・。」 玄関を出たときに、 ふと言葉がもれる。
一面真っ白な雪。
この雪に 先生とふたり、 足跡をつけて歩いたっけ。
Burberryのマフラーに 3年間着こなした制服を身にまとい、 晴れ晴れとした気持ちで 学校へと向かった
途中、佑香と会う
佑香の頬は寒さのせいで ピンク色に染まっていた
「おはよ、佑香。」
佑香は笑みを浮かべて 「おはよッ!愛。」 と元気よく言う
妙な沈黙が流れる これも、 今日3年間過ごしてきたものが 終わりを告げるから?
「佑香・・。」 先に沈黙を破ったのは 私だった。
「ん?なにー。」
「3年間、本当にありがとう。 佑香とはいろいろあったけど、 感謝してるのよ。」
そう言うと 「卒業前に泣かすなー ばか愛ー!」
と涙を拭って 聞こえないくらい小さな声で
「ありがとう。」
と呟いた
- 228 :沙耶:07/18(火) 22:23:49 HOST:60-56-152-153.eonet.ne.jp
- やばい・・・涙が・・・
あげ
- 229 :まな:07/18(火) 22:52:32 HOST:05004014386734_ec.ezweb.ne.jp
- 途中までの展開が早くてびっくり。
愛ちゃんかわいいんだろなぁ
- 230 :瞳:07/19(水) 07:41:56 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- 沙耶 様
あリがとうございます〜
まな 様 一応短編で 最初は意識でてまして・・笑 すみません。 愛はきっと あたしに似なくて かわいいこだと思います!
- 231 :瞳:07/19(水) 07:47:27 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
そして 私と佑香は歩いていった
「宮川せんっぱ〜い、 今日卒業ッスねえ!」
大きい声で 私に声をかけてきたのは サッカー部の2年生。
「ありがとー 練習頑張るんだぞー!」
と私が言うと
「えーえ、それは無理ッス。」 と笑いながら即答し 走り去っていった。
「んもう。」 という呆れとともに、 後輩にも愛しさが湧いてきて 思わず微笑む
―3年2組
「「おはよー」」
佑香と元気よく 教室に入っていった
- 232 :d(ゝc_,・●):07/19(水) 11:53:30 HOST:nc03.wf.dion.ne.jp
- あげます↑↑感動してPCの前で号泣してました!!
応援してます!(*´∀`*)
- 233 :しずく:07/19(水) 12:44:56 HOST:zaqdb72fe9c.zaq.ne.jp
- あげ!!頑張ってください☆
- 234 :rkrk:07/19(水) 15:08:28 HOST:nc02.wf.dion.ne.jp
- ァゲです↑小説雑談でとてもょぃ話の小説と聞いて読んでみました!!もぅ感動です!!!これヵラも頑張ってさぃ♪応援してます!!続き楽しみに待ってます☆彡
- 235 :蓮♪:07/19(水) 17:24:42 HOST:FLH1Ada092.chb.mesh.ad.jp
- ぁげ!!
もぅ,涙がぁ〜 頑張ってくださぃ♪
- 236 :瞳:07/20(木) 17:04:30 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- d(ゝc_,・●) 様
応援してくださって あリがとうございます★
しずく 様 頑張リます!
rkrk 様 小説雑談で・・え!笑 そんな、いや、素で嬉しいです★ 頑張リますー
蓮♪ 様 涙・・ 嬉しいです笑 あたしが涙ですね〜 頑張っちゃいますー
- 237 :瞳:07/20(木) 18:15:33 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
みんなが一斉に振り向き 「おはよう。」 って、言って 心の底からの 素敵な笑顔をみせた
やっぱり、 私はこのクラスがすきだ
教卓をみると、 先生の写真が置いてある
「・・え。」
思いがけないことで 私は少し戸惑うと
「やっぱさー最後は矢野先生一緒じゃなきゃな! みんなで卒業すんの!」
と豪快に クラスの男子が笑った
よく写真をみてみると 先生らしい笑顔で写っていた。
優しくて 頼もしくて とても素敵な笑顔。
私はこのひとに この1年間を素敵にしてもらった
私が黙って 先生の写真をみつめてると 佑香が言った
「みーんなッ あたしこのクラスでよかったああ〜」
とありったけの声で。 佑香の行動に みんな驚きはしていたが すぐに笑顔をみせ、 「あたしもー!」 「3の2最高だしねえ!」という言葉が あちこちから聞こえてきた
先生、 私たち 本当に3の2でよかった
- 238 :瞳:07/20(木) 18:40:56 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
副担任が教室に入ってくる 盛り上がってた雰囲気が 一気に下がる
副担の名前は 阿部 康。 独身、32歳。
悪いやつでもないけれど、 先生に比べれば.. ってなってしまう。
「えー、いよいよ卒業だな。 本当は俺がここに立つんじゃなくて 矢野先生が立てたらどんなにいいことか・・」
みんなそう思ってる だけど口に出さない
私たちは 今、旅立とうとしているから
と、みんなが冷たい視線でみると 阿部は気づいたのか、
「って、ごめん、ごめん。 つーことで廊下に並べー。」
と言い、 私たちは廊下に並ぶ
- 239 :フティ:07/20(木) 22:02:41 HOST:07012350075930_vc.ezweb.ne.jp
- 初age★
涙堪えるので必死です〜… 頑張って下さいね!!
- 240 :しいな:07/21(金) 12:34:37 HOST:05004014386734_ec.ezweb.ne.jp
- 高野はどうなったの?
- 241 :瞳:07/21(金) 15:25:09 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- フティ 様
頑張リますね〜 涙流しちゃってください!笑
しいな 様 高野は・・笑 えーっと、どこいったんでしょう?笑 でもクラスメイトなのでー まあ、どこかで きっとでてくると思います!
- 242 :瞳:07/21(金) 18:42:07 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
名前の順に並ぶ
私はクラスの中では 少し後ろのほうだ
「宮川ー。」
隣の男子が話しかけてくる 彼は同じサッカー部の 和田 千尋。
男なのに、千尋。
「なに?」
「卒業だな。」
その一言が 少しおかしくて噴出してしまう
「なによーもうー 今更言わなくたってえ。」
とクスクスと私は笑う つられて和田も笑う
少し間を置いてから
「宮川って、 東高の藤田って知ってる?」
―え。 あの時のひと?
「一応・・。」
注意深く言うと
「そっかあ!良かった〜。」 と安心したように 目を細めて笑う
「なんで?」 と聞きなおすと、
「いや、俺、実はね 藤田先輩ン家の近くに住んでるんだけど、 [お前の学校に宮川 愛ってこいる?] って聞くからさ、 [いますけど、なんでッスかー?]って訊いたら [いろいろあって。 俺、できれば会いたいんだけど。] って言ってたからさあ!」
と笑窪を出して笑う
藤田 大樹。
あたしを 引き止めてくれた
何より、
先生に似ているひと。
- 243 :瞳:07/21(金) 18:44:21 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- ・・いや、あの。
宮川の隣に和田が 並ぶのはちょっと不自然ですね笑
すみません。 いや、ばかなんです。
3の2は 「や」行が きっといないんです。 ↑苦しい言い訳
すみません
- 244 :しいな:07/21(金) 19:27:06 HOST:05004014386734_ec.ezweb.ne.jp
- 瞳さんってリアルに3年2組?
- 245 :沙耶:07/21(金) 19:28:18 HOST:60-56-152-153.eonet.ne.jp
- あげ
- 246 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/21(金) 21:24:40 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あげです!
- 247 :瞳:07/21(金) 23:11:22 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
- しいな 様
いや、 ただ3年B組がすきでして笑 ちょっとひねって Bじゃなくて2にしましたー
沙耶 様 ageあリがとうございますー
リオ 様 宣伝?してくれてたみたいで・・ あリがとうございます★
- 248 :瞳:07/21(金) 23:36:28 HOST:EATcf-275p7.ppp15.odn.ne.jp
「それ・・本当?」 私が確かめると、
「おう。」 と和田は笑って 「あとで連絡先教えるわ。」 と言った
すごく絶妙なタイミングで 阿部が「静かにしろー。」と言い、 廊下があっというまに 静かになった
卒業。
やっと実感。
- 249 :リオ (fd3pH8h7Iw):07/22(土) 11:37:06 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あわわわわわ。あ、あの!勝手なことしてすいません!でも、素晴らしい小説なので、もっと沢山の人に見て欲しいなぁ…なんて。すいませんでしゃばりで…。お前がすな!って話ですよね。すいません。応援してるんで頑張ってください!
- 262 :瞳:07/29(土) 14:26:51 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
放置みたいなことして 本当にすみません。 更新は近々するので、 もう少し待っていてください。
仁菜$ 様 あたしも愛だったら 絶対にくじけてます。 でも愛にはやっぱり頑張って欲しいです笑 ageあリがとうございます。 愛香 様 素敵な小説と言って貰えて 本当に嬉しいです。 あリがとうございます。
d(ゝc_,・●) 様 いつもいつもあリがとうございます。 あ、そうだったんですか〜 先生との恋は 大変だと思いますけど 頑張ってくださいね。
柚子 様 いやいや・・ そんな褒められるような 小説ではあリませんよ; でも嬉しいです。 あリがとうございます。
名無し 様 そう言ってもらっているのに 全く更新できなくて 本当にごめんなさい。 それと有難う御座います。
- 263 :ハナ:07/30(日) 00:57:45 HOST:05004013918469_vi.ezweb.ne.jp
- 謝らないで下さい。本当にこの小説って素敵だと思います
- 264 :柚菊 (111HBuO8jI):07/30(日) 18:23:56 HOST:ZC249075.ppp.dion.ne.jp
- 今まとめて読みました!!
とてもすばらしいです!! 泣けますョ。。。 なんか。。普通の小説より泣ける。。!! 応援してます!!更新もまってます(笑
- 265 :瞳:07/30(日) 20:59:04 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- ハナ 様
本当にあリがとうございます。 その一言一言で 本当に励まされてます。 あリがとうございます。
柚菊 様 はい、 更新頑張リます。 応援しててください。 本当に嬉しいです。 あリがとうございます。
遅くなってごめんなさい。 では、更新します。
[3年1組の入場です。]
体育館にアナウンスが流れ、 渡り廊下で待つ際に 遠くの方からかすかに聞こえてきた。
外は雪が降り始め、 口からは白い息が漏れる。 自然と手を温める。
一歩一歩 歩いていく。
一歩 一歩―…
[3年2組の入場です。]
体育館に少し近づいて アナウンスがより近くで聞こえる。
先生は今、 私たちを見守ってくれているだろうか?
ふと思ったけど、 先生のことだ。 すぐに答えは見つかる。
先生はきっと、 微笑みながら 見守ってくれているだろう。
私が体育館に入るまで あと一組。
体育館には 沢山の保護者がいるのが見える。
「宮川ッ・・ っせーのっ。」
と小さい声で 和田が呟き、 それを合図にふたりで一歩を出す。
- 266 :仁菜$:07/31(月) 11:38:13 HOST:173.143.210.220.dy.bbexcite.jp
- 早くラストがみてみたいです⌒★
頑張ってかいちゃってくだはい00
- 267 :さち:07/31(月) 12:05:22 HOST:KHP059143080004.ppp-bb.dion.ne.jp
- 泣ける。゚(ノдヾ)゚。
言葉に力がある人だなぁと思いました。 応援しています!!
- 268 :なな☆♪:07/31(月) 12:58:03 HOST:eaoska158236.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
- 泣きました!!
感動です!
- 269 :瞳:07/31(月) 17:53:55 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- 仁菜$ 様
はい、頑張って ラストまで頑張リます。
さち 様 言葉に力なんて・・ そんな力なくて、 ごめんなさいー 応援あリがとうございます。
なな☆♪ 様 あリがとうございます。 応援してください。
- 270 :瞳:07/31(月) 18:06:31 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
大きな拍手に迎えられる 目頭が熱くなり、 必死に上を向いて歩いた
花道を通り 席に向かう。
私たちがクラスの列の最後だったので、 そのまま全員で一礼し、 着席した。
背筋をピンっと伸ばし、 前を見据え、 他のクラスの入場を待った。
隣をチラッとみると、 和田は唇を かみ締めていて 目は少し潤んでいた。
―――
「以上、卒業生178名。」
式が進められ、 その時間をぼーっと過ごす。
卒業証書の授与も、 矢野先生に呼ばれるはずの名前が呼ばれず、 ふと不思議に思った。
ばかだ。
現実逃避してる自分がいる。
授与式は人数が多いわりには 早く終わり、 校歌を歌い、 卒業式のために練習してきた 学年曲も歌った。
合唱中に、 涙が止まらなくなった。
歌詞と自分を 照らし合わせていて、 涙が止まらない。
- 271 ::07/31(月) 20:39:37 HOST:nc01.wf.dion.ne.jp
- ァゲ↑本当に小説書くの上手ですね!!感動します♪更新待ってます!
- 272 :リオ (fd3pH8h7Iw):08/01(火) 11:55:31 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- あげ!
- 273 :まな仔:08/01(火) 19:44:41 HOST:softbank219035110064.bbtec.net
- あげです!!
涙がすごく出てきましたッ。 すっごいうまいですね。
- 274 :瞳:08/02(水) 13:14:53 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- 様
褒めてくださって あリがとうございます。 更新遅いのですが、 見てくれくださったら幸いです。
リオ 様 ageあリがとうございますー
まな仔 様 ほんとですか? あリがとうございます。 応援よろしくお願いします。
- 275 :瞳:08/02(水) 13:25:56 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
中学校の卒業式って 当たり前のことながら、 小学校の頃と全然違う。
みんなそれぞれの道へ向かい、 本当にバラバラになるから 思えば思うほど 淋しくなる
涙が止まらない 私は涙も拭わずに、 そのまま流れた涙は制服に滲みこむ
「全員起立。」
その言葉とともに 席を立つ
そして礼をし 退場となった
同じ花道をもう一度通り、 教室に向かった
- 276 :瞳:08/02(水) 23:03:43 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
教室に入ってから 佑香と抱き合って泣いた
「卒業したんだね。」 と佑香が言い、 ふたりで目を合わせて
『おめでとう。 これからも宜しく。』
と口を揃えて言い 目を細めて笑った
先生、 無事に卒業することができました
先生、 今日先生がいなかったことは とっても淋しくて哀しくて、 受け止めたくない事実だけど
でも 私は今生きています。
先生の分まで
みんなで
生きます。
- 277 :瞳:08/02(水) 23:08:25 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
ホームルームが終わり、 校門へと向かう
一段一段の 何の変哲もない階段だけど 少し愛おしさが感じる
なんだろう この気持ち。
途中お世話になった先生に会い、 握手をして
「元気で。」
と言って後にした
校門にでると、 和田の隣に 見たことのあるような人がたっていた
- 278 :瞳:08/02(水) 23:24:32 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
藤田・・ 大、…樹?
思わず唾を飲む
和田が私に気づき 「宮川〜ちょっと来いよ〜!」 と手招きをした
私は少し戸惑いながらも 和田に駆け寄った
「な、ほら、宮川だよッ先輩!」
そう言って 和田は藤田の背中を押す
藤田は手を頭に回し、 少し困った素振りをして
「えーあの…藤田です。 覚えてる? あ、卒業おめでとう。」
と笑った
- 279 :仁菜$:08/03(木) 11:33:45 HOST:173.143.210.220.dy.bbexcite.jp
- あーゥチも中03だヵら
卒業したくな⌒い00
てヵ受験いャー
- 280 :瞳:08/03(木) 15:47:28 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- 仁菜$ 様
卒業嫌ですよね; でも高校も楽しみですー 受験がんばリましょうね♪
更新します。
「あ、・・有難うございます。」
深々とお辞儀をしながらも、 少しまだ気持ちが動転していて 目を合わすことができない。
顔をあげると、 藤田が
「あ、突然でごめんね? あれからどうしたのかなあ、 って思ったから。」
とまだ少し恥ずかしさをみせながらもそう言った
「大丈夫・・です。」
と私が言うと和田が笑って
「先輩ッ、俺ら今からクラスで 昼飯食いに行くンすよ。 だからそのあとにでもゆっくり話ししたらどッすか? 今からじゃあんま話せないと思いますけど〜。」
と和田は一人でペラペラと喋り、 話を進めている
藤田は苦笑をしながらも
「じゃ、それでどう? 夜とかなら大丈夫かな。」
と言うので 私は
「もちろん。」
と言って笑った
- 281 :瞳:08/03(木) 15:58:10 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
3月―
先生、
もうすぐ春だよ
先生は今 誰と笑い、 誰を愛してますか?
そっか、 もう3年も経つんだね。
―――
先生、私は先生よりも 大切な人が見つかりました
藤田大樹。
私の命を助けてくれた、 あの時の人です。
本当のこと言って、 先生にすごく似ているんです。
だけど、 先生と大樹は違う人間だって きちんと分かっています
先生にも失礼になっちゃうし、 もちろん大樹にも。
もう私は高校3年生になりました。 進路も決まりました。 そして、今年もまた 冬がやってきました。
今は先生のことで 涙に明け暮れることもありません。
私先生を好きになって 本当に良かった。
大樹に助けてもらって 本当に良かった。
―――
大樹と私は、 あの卒業式の夜から
連絡を取り合うようになりました。
そのことについて もう少しお話しをしたいと思います。
- 282 :まあ:08/03(木) 19:37:50 HOST:05004014386734_ec.ezweb.ne.jp
- 短編じゃないような
- 283 :桜:08/03(木) 20:25:20 HOST:softbank218134098028.bbtec.net
- age!!
- 284 :瞳:08/03(木) 21:03:09 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- まあ 様
すみません。 私もそれに気づいて 移動したほうがいいかな と考えたんですけど、 やっぱりここで書いたので そのままで続けていきたいと思いました。 もうすぐ終わるのですみません。
桜 様 ageあリがとうございます。
- 285 :リオ (fd3pH8h7Iw):08/03(木) 23:14:45 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- うっわ!あげ!なんじゃこりゃ!素晴らしいッスね!
あー・・、宮川ちゃんは先生より大切な人が出来ちゃったのか・・。ちょっと寂しいな; でも宮川ちゃん!新しい恋を頑張れ! わしゃーいつだって見方じゃよ!(誰
- 286 :しずく:08/04(金) 10:40:17 HOST:zaqdb72fb50.zaq.ne.jp
- 先生は、宮川ちゃんの事どう思ってたんだ〜??
めっちゃ知りたいわ〜!!
- 287 :瞳:08/04(金) 20:13:50 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- リオ 様
あ、あリがとうございます笑 そういうふうに 感想言ってもらえると ほんとに元気が湧いてきます♪
しずく 様 えーっと、 じゃあ番外とかできたら そのことについて 触れたいと思いますー あリがとうございます。
- 288 :瞳:08/04(金) 20:29:33 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
ばか騒ぎの夜も もうすぐ終わりに近づき、 私はまだまだ 遊びに行くという友達と別れ、 夜8時、 藤田と待ち合わせしていた
小走りで 待ち合わせの駅へと行く
街灯の下で 背の高い、 見覚えのある人がいた
藤田。
「あ・・ッ、あの!!!」
声をかけると、 私の声に気づき振り向く
「おう!」 とニコッと笑った
藤田の顔は 寒い中待っていたせいか、 赤く染まっていた
そして 藤田と近くの カフェに入ると 藤田はすぐにココアを頼んで
「俺の奢りね。」
とまた笑ってみせた
- 289 :しずく:08/05(土) 09:50:59 HOST:zaq7d0485b7.zaq.ne.jp
- あげ!!
先生を忘れちゃイヤだめだよ!!
- 290 :瞳:08/05(土) 13:16:51 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- しずく 様
ageあリがとうございます。 愛は先生を忘れませんね。 いや、これは絶対です笑 忘れたら、駄目でしょうね!
更新します。
「え、でも・・この前も。」 と私が言いかけると
「俺の方が年上だよ? 気にしないで大丈夫だから。 あと、今日は卒業式だったしー まあ、とにかく気にすンなよ!」
と言って、 咳払いをして
ゴホン
「えー、ゴホン、ゴホン あーこの度は・・」
などと変なことを言っている その時に丁度 温かいココアが運ばれてきた
すると 「卒業おめでとう!」
と大きな声で言って 顔を赤くして微笑んだ
私は 「有難う。いただきます。」
と藤田の目をみて笑った
―――
藤田と沢山の話をしていると 確かに面白くて、 優しくて、 気が利いていて、 先生に似ているのは確かな事。
自分が怖くなった。
先生と藤田を 重ねてしまっている。
馬鹿だ。
先生を 忘れてしまいそうで―
- 291 :しずく:08/05(土) 13:50:32 HOST:zaq7d0485b7.zaq.ne.jp
- あげ!!
- 292 :仁菜$:08/05(土) 23:32:18 HOST:173.143.210.220.dy.bbexcite.jp
- あーゥチも塾にめちゃかっこいい先生ォるんャ
けど00恋じゃないケド、しゃべると嬉素なンだァァ。
だれヵと別れたりいなくなったりすることって
めっちゃつらいンだと思うなァァ00
今00たのしーことガめちゃ幸せャン♪
- 293 :瞳:08/06(日) 11:31:27 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- しずく 様
ageあリがとうございます。
仁菜$ 様 そうなんですかあ 今楽しいことが幸せですよね。 わかリます。
- 294 :瞳:08/06(日) 11:40:00 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
少しの沈黙が流れ、 沈黙を破ったのは藤田だった
「宮川愛さん。」
急にフルネームになるので 驚きながらも答えると
「俺と 付き合ってください。」
藤田の顔は真剣だった でも、 まだ逢って2回目だ。
藤田が悪い人のような気は全くしない。 むしろ、一緒にいたい、 と思うような温かい心の人だった。
でも、私にはまだ 自分の気持ちがわからない。
「有難うございます。 返事は、・・まだ、ちょっと。」
躊躇しながらも答えると
「うん、わかってる。 えっと・・これ!!」
と言って、ケータイを開いて画面をみせた。 そこには藤田のメールアドレスと 携帯電話の番号が書いてあり、
(登録しろってわけね。) と思い、 携帯電話を取り出し、 慣れた手つきで打ち込む。 それが終わり、藤田の顔をみると
「じゃあ、 今日はもう遅いから帰りな?」
と言って頭を 軽くポンポンッと叩き、
「あ!やっぱ送っていきます!」
と笑った
- 295 :サ右+.(*'v`*)゜+:08/06(日) 23:17:24 HOST:softbank218134098028.bbtec.net
- あげ!!
- 296 :瞳:08/07(月) 12:33:13 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- サ右+.(*'v`*)゜+ 様
ageあリがとうございます。 応援してくださいね。
更新します。
「・・有難う。」
私は小さく呟いて、 藤田は「うん」とだけ言い、 私たちは寄り添うように歩いた
―――
「うち・・ここ。」 私は自分の家に向かって、 指を指す。 藤田は
「ん、じゃあこれで。」 と言い、 振り向かず 手を振り去って行った
なんだか とても寂しく感じた
何でだろう。
―――
あれから3ヵ月。 私は藤田と毎日逢ったりする中で あの時の返事を返した。
「大樹先輩、 遅くなってごめんなさい。 今の私には彼方が必要です。」
涙が出た 止まらなかった 誰に対する涙かはわからない
罪悪感? 喪失感?
私 馬鹿みたい
ねえ先生、 これでいいんだよね?
私、幸せを みつけたよ。
歩いていく
前を見据えて 立ち止まらない。
あのね、先生―
終わり
- 297 :ハナ:08/07(月) 13:22:55 HOST:05004013918469_vi.ezweb.ne.jp
- お疲れ様です,素敵な小説でした((´I`*))♪+'番外編や新しいのも書くんですか?
- 298 :リオ (fd3pH8h7Iw):08/07(月) 16:27:48 HOST:nthygo198136.hygo.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
- 瞳様、お疲れ様でした。
とっても素晴らしい小説だと思います! このお話私、大好きです^^ また何か書くようでしたら、是非教えて下さい!
- 299 :($◇'`美樹艸):08/07(月) 17:48:15 HOST:ser356623003493011
- はじめまして!前から見させてもらってました($*o'∀`o)中Bの美樹です☆*+,゚めっちゃ感動しましたぁ↑↑↑(Pд`*涙*q)お疲れさまです♪*+゚美樹も先生に恋してるんですょ(◎'v`$*)+゜なんでまぢ泣けました(p*/+д`*q)番外編楽しみにしてますょォ☆これからも頑張ってくださぃ(*'A`b)b応援してます!
- 300 :瞳:08/07(月) 20:23:20 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- ハナ 様
あリがとうございます☆ 番外編はここで ちょっと書こうかなあ・・ って思っています。 新しいのもこれが終わったら書こうと思います!
リオ 様 あリがとうございます☆ すきって言ってもらえて嬉しいです! たぶん、もうちょっと ここで番外書くと思います。
($◇'`美樹艸) 様 あリがとうございます☆ 私も中3ですよ! 先生に恋って大変ですよね・・ でも愛みたいに がんばってくれれば幸いです。 応援しています♪
- 301 :瞳:08/07(月) 20:37:12 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
ここでは矢野徹平が 交通事故で亡くなるまでの 矢野目線から書きたいと思います。 少し前の文章と被ります。
もしよかったら 読んで下さい
―あのね、先生。番外編―
そうして時は過ぎて 卒業式の丁度一週間と一日前。
「せんせ・・一緒に帰れない?」
宮川は後ろで手を組み 少し恥ずかしそうに俺に問う
「あー・・そうだなー・・・。」
眼鏡を外して 少し考える
卒業式前で仕事も多い 書類やら何やら 沢山ある
そう考えていると 宮川は
「やっぱり迷惑よね、先生。」 と下を向いて言うので 「じゃあ、 もうちょっと待ってて。」
と眼鏡をかけなおした
宮川は黙って 俺の仕事が終わるのを待つ
俺はまだ、 宮川の気持ちに 気づいてもいなかったんだ。
- 302 :瞳:08/07(月) 20:42:35 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
外に出ると、 頬が寒さで痛くなる程だった
「先生・・。」 と宮川に呼ばれ 前を向いたまま 「なんだ?」と答える
「別に用はないんだけど・・ 先生、もうすぐ卒業だよ。」
宮川の表情はみえない みたらいけない気がした
「悲しいな。」 本当にそう思う 俺も来年この学校にいるかもわからないし、 本当に担任を持てて よかったと思う
「私、先生に出逢えて良かった。」
その言葉は 今何かが終わりそうな気がする 「俺もだよ。」
思わず涙が出そうになる 不覚だ。
「先生、好きです。」
- 303 :瞳:08/07(月) 20:50:24 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
俺は振り向き、 宮川の赤くなった頬を触れる
生徒にこんな感情を 持ってはいけないと 頭の何処かで ストップがかかっていた
だけど 愛おしかった 触れたかった
宮川の頬にキスをし
「ありがとう。」 と言った
それ以上 言葉はでなかった
いや、 必要なかった
宮川をみると 宮川は泣いている
ふと 罪悪感に襲われる
宮川を家まで送る 宮川の家の前で 「せんせ・・」 と小さな声で呼ばれる
俺は平常心を装って 精一杯の声と笑顔で 「ん?」と問う
宮川が口を開こうとしたので
「また明日な。」
そう、 また明日
明日があるって ばかだけど思ってた
でも そんな保障なんて 何処にも無かったんだ
- 304 :しずく:08/07(月) 21:16:02 HOST:zaqdb72fd63.zaq.ne.jp
- 瞳さんお疲れさまデス!!
番外編頑張ってください。。。
- 305 :瞳:08/07(月) 21:34:05 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
- しずく 様
あリがとうございます☆ 番外・・ 今日で終わっちゃうかもです笑
更新します。
暗い住宅地を歩く
手前に見える 十字路を曲がったら すぐそこにアパートだ
あー 今の俺は俺じゃない
駄目だ
俺は教師だ 宮川を好きになるなんて もっての他だ
ぼーっとしながら 暗い夜道を歩く
角から無免許の軽自動車が 猛スピードで曲がってくるだなんて 思ってもいなかった
キキ――ッ!!!
ドンッ
鈍い音とともに 俺の短い生涯は終わった
即死だった
- 306 :瞳:08/07(月) 21:40:46 HOST:EATcf-185p107.ppp15.odn.ne.jp
*「あのね、先生。」 を読んでくださった皆様へ*
今まで「あのね、先生。」 を読んでくださって有難う御座いました。 瞳はいつも中途半端で、 まさかこんなに続くとは思ってもいなかったし、 完結出来たことに達成感と嬉しさを感じます。 どれもみなさんからの 温かい応援のお陰です。 本当に有難う御座いました。 番外編も中途半端な終わりかたですみません。 新しい小説は近々書く予定です。 そしたら 報告させて頂きたいと思います。
今まで応援してくださって 本当に有難う御座いました。 これからも瞳を宜しくお願いします。
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