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操り人形

1 :SASA:06/25(日) 11:06:39 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
狂ったピエロはぼろ雑巾のように捨てられるだけ。



人形劇で使われた人形も同じ。







用の無なくなったものはすべて捨てられる。








人間の勝手な欲望により、作られ、そして捨てられる。







私の命も同じ。







親には逆らうことのできない、









親の期待そのままの







“操り人形”だった。







だからこそ、私は逃げ出した。





コウと楓喜と一緒に・・・







色々なものから。







逃げたくなかったけど、





逃げなければ、私は生きていなかったから。






だからこそ私は、ここに存在していて。









だから、コウを傷つけたお前らが許せない。












ねえ・・・コウを傷つけた罪は重いよ?



2 :SASA:06/25(日) 11:07:25 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
一般でも書かせていただいています。
今回は短編として頑張りたいと思います。
十話完結予定なので温かい目で見守っていてください。

3 :SASA:06/25(日) 11:13:03 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
人には生まれたときには可能性があるらしい。


しかし、それは年齢を重ねるごとにへっていくそうな。





そして、ゼロになった時に待ち構えているものは・・・








死だ。








第一話差し出された手










あの日、私は二人に手を差し伸べてもらった。


大事な幼馴染。そして兄。






水無月楓喜(みなづきふゆき)と春塚高貴(はるづかこうき)(コウ)に・・・







私は、その手をとった。



三人で一緒になって逃げて着いた先で安いボロアパートを借りてすんだ。





親戚の神原(かんばら)おじさんの援助もあったからだけど。



貧乏だったけど、それなりに楽しかったんだよ。




でもね、コウをあんたらは何度傷つけた?


4 :SASA:06/25(日) 11:13:22 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「何もしていない!」という少年を何度傷つけた?



だから、私はあなたたちを許さないの。



私に手を差し伸べてくれた唯一の人間の片割れを殺したあなたたちが・・・




ねえ、おじさん?

やられたら、やりかえしたっていいよね。



だって、私は許せないの。


5 :SASA:06/25(日) 11:13:44 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
ピ――――――――





病室に一つの音が響いた。




空を裂くように、闇を裂くように・・・


一つの、音。







そして、隣では楓喜が泣き崩れた。





        なにが、おこった?


こ た え な ん て み つ か る わ け が な い の







な ぜ あ な た が こ ん な こ と に な っ て し ま っ た の か な ん て




一度逝ってしまった人間は、もう二度と戻ってこなくて



ああ、人が逝くのってなんてカンタンなんだろう。なんて思って。







楓喜の嗚咽が耳に響いて。



どうすればいいのか分からなくて






気がついたときにはベッドの上にいて涙が止まらなかった。



コウを失った私は・・・どうすればいいんだろう?

6 :SASA:06/25(日) 11:13:59 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
ただ、一つ引っかかる点があった。



それは











――コウは自殺だった・・・――





なぜ、コウが自殺しなければいけないの?





だって、コウは家ではいつも笑っていたのに・・・






そしてたどり着いた結論。




それがイジメ。





コウの通っていた中学校・・・私立清明学園。




だからこそ、私は真実を確かめにいくの。





最愛の兄、コウのために・・・




コウを傷つけた罪は・・・重いよ?

7 :SASA:06/25(日) 14:58:03 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
ねえ・・・真相を教えてよ。




第二章レプリカ





「青空・・・大丈夫?」


コウが死んだ日から半年がたった日のことだった。


私・・・春塚青空(はるづかそら)はこれから清明学園に入学する。



「へーきよ、それと、私のことは高貴と呼びなさい。コウでもいいけどね。」
「でも・・・青空はまだ小学五年生なんだよ?」

そう・・・私は本来なら小学五年生。

でも、コウと同じ学年の人は今年で中等部卒業・・・



チャンスは、今しかない。


「身長も、コウと同じ168センチになったし。顔もそっくりだからばれないわよ。声はちょっと低くしなきゃ・・・でも・・・ほら、こうすればそっくりでしょ?」




そういって少し声を低くした。


もともと私とコウは兄妹だし。双子って言っていいほど似ていた。

・・・身長と声はちがかったけど。

8 :SASA:06/25(日) 14:58:33 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「うん・・・」
「ま、学校では赤の他人でいてね?」
「ええー!!」






・・・楓喜・・・一応私より年上でしょ・・・



「だってだってだって!青空とラブラブであまーい生活が送れるって思ったんだもん!」
「きもい。だって、楓喜をこれ以上ややこしいことに巻き込みたくないの。」





楓喜と私は所詮幼馴染。


たったそれだけの関係の人をコレ以上巻き込みたくはない。





「でも・・・なんで青空だけが」
「時間もずらしていくよ。」



そう言って楓喜を部屋の外へ追い出して清明学園の制服に着替える。



「コウ・・・」


氷帝学園の制服を来て鏡の前に立てば、コウが鏡の中にいるようで。



「コウ・・・・・・ねえ・・・なんで・・・自殺したの・・・?」


私は、そんなに頼りなかった?



私は、そんなに無力だった?



私は・・・そんなに幼かった?



9 :SASA:06/25(日) 14:58:51 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「私は・・・いや、俺は・・・負けないから・・・」



私はこれから春塚高貴として生きていく。





そして・・・コウを殺した奴等に何が何でも聞き出す。






コウは本当にいじめで自殺したのか。



だとしたら、何故コウをいじめたのか。






たとえ私がどれだけ傷ついてもかまわない。



たとえ誰かがどれだけ傷ついてもかまわない。


所詮は偽者(レプリカ)でも。



コウの自殺の原因が分かるのならば。




できることなら、コウ以上の苦しみを味合わせることができるのなら。




私は、虚偽の仮面をかぶり続ける。






「逝ってきます。コウ」





これから、戦場となる場所へ。



私はレプリカでしかないの。


本物のコウじゃない。



私は、ニセモノのレプリカ


10 :RARA:06/25(日) 15:56:55 HOST:softbank219181054063.bbtec.net
ちょっと・・・いや、めっちゃ楽しみ

早く続き読みたい!

頑張ってくらさい。



11 :SASA:06/25(日) 17:08:47 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>10
RARA様

マジッスカ!?ありがとうございます。
とても嬉しいです!というわけで頑張らせていただきます。
これからもあげよろしくお願いしま(殴)

Aが二個つくのが同じですねwおそろー(死)


12 :SASA:06/25(日) 18:42:41 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
こんな展開になるなんて


思ってもみなかった





第三章蜜色の月と羊




「(1−4かぁ・・・あれ・・・)」


新しくなったクラスメイトに自分の知り合いなんているわけが無い。


しかし、見覚えのある名前が確実に一人いるのだ。



「(『水無月楓喜』・・・楓喜・・・!?)」




1−4のクラスわけの張り紙が張られている所をキョロキョロと見回してみると楓喜がいた。






「(やったー!一緒のクラスだねv)」
「(楓喜・・・でも、話はしないからね?)」
「(なんで!なんで!)」
「(楓喜がイジメのターゲットにさえれるのが嫌なの!)」




以上、アイコンタクト。



ちなみに楓喜は目立たないように伊達眼鏡をしている。




そう、大事な人だから・・・コレ以上は失いたくないんだ・・・



コウは大切な人だった。
楓喜も、あたしにとっては大切な人。



コウの次に・・・大切な人。




もしかしたら、違うかもしんないけど。

13 :SASA:06/25(日) 18:43:26 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「(私・・・楓喜まで失ったら・・・壊れちゃうよ?)」
「(分かったよ・・・青空は・・・あ、ごめん。コウはマネージャーだよね?野球部の。僕は普通の選手として野球部に入っていい?)」


コウは・・・野球部のマネージャーだった。



だから、私も同じ道をたどる。


「(・・・楓喜がそれを望むなら、じゃ、教室で会いましょう。)」
「(オーケー!)」



これは、コウと清明学園の問題なのかもしれない。



私なんかが、口を挟んではいけないのかもしれない。

それでも、大事な兄を失ったから。







迂闊だった・・・



「よろしくね、春塚君。」


・・・なんでよりにも楓喜と隣の席なのよ!!

「よろしく、」



学校で、楓喜と仲良くしてはいけない。


それが、コウの自殺の原因を探ることを決めた日に誓った罰。




罪には罰を、

人が何かを得るためには、何かを捨てなければいけないの。


だから、これだけは許して。



私のワガママだけど。


14 :SASA:06/25(日) 18:52:58 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「(入学式かったるいし・・・サボるかな・・・)」



そう思い、裏庭へと急ぐ。

「(うっわ〜、広いし日当たりいいな〜)」


そう思い芝生に寝転ぶ。


桜の木が日陰になり、とても気持ちいい。



「眠くなってきたかも・・・」

そう呟いて小さくあくび。




「あ・・・俺のところとられてる・・・」



なんだよ〜、せっかく良い眠りには入れかけたのにー


そうおもい、私は起き上がる。





「きみ、しんにゅうせい?」
「はい、あなたは・・・先輩。ですよね?」




真紅のさらさらの髪。眠そうな赤褐色の瞳、そして右腕に抱えられた羊のぬいぐるみ。



「ん〜〜〜〜そうだよ。ここ、俺の場所なんだけど、ねてもいい?」
「あ、はい。どうぞ」


15 :SASA:06/25(日) 18:53:52 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
コイツは確か・・・柚院紫苑(ゆずいんしおん)。


コウと同じ、野球部の人。一群に入っていた奴。



コイツは、何か知っているかもしれない。


そんな奴は、たとえ何歳年上でも"先輩"をつけることはない。(心の中ではね。)



柚院紫苑は羊のぬいぐるみを抱えたまま寝てしまった


「蜜色・・・」


羊のぬいぐるみは蜜色だった。



黄色に近い、優しい色。


コウの、スキだった色。





快晴の日に、時々この色と同じ色に雲が染まるらしい。



だから、好きな色だ。と彼はいっていた




誰よりも、春を愛した人。





「雲なんて・・・全部白じゃん」




そう言って青空は上を見上げた



彼女の目に映った雲は、やはり白色だった。




「ウソツキ・・・」

しかし、彼女は気づかなかった。









自分の見た全部の雲が・・・蜜色だった事を。






彼女に、気づくはずも、なかった

16 :SASA:06/26(月) 18:11:49 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
声なんて、でなかった。

第四章無声慟哭


「失礼シマーッス・・・って誰も居ないじゃん。」

私が野球部に入ることを決めた理由は簡単。
コウも野球部マネージャーだったから。





何か・・・つかめるかもしれない。


そう思い、私は拳を軽く握り締めた。


「ここは、部外者立ち入り禁止だ」


後に誰かが来た。

コイツはコウのことを知ってるやつかな?


「なら、座ってならいいのかよ。」




私は振り向く。


アイスブルーの冷たい瞳。



コイツは・・・高橋冬貴(たかはしふゆき)だ。



野球部部長。



やっぱり美形だね。うん。




野球部は美形が多い。




コウも美形だったけど(ていうよりも、美人)

「ッ?!コ・・・コウか・・・?お前・・・コウなのか・・・?」
「は?何なにいってんの?」

わざとわかっていないフリをする。



私ってば女優になれるかもv




「な・・・なんで生きてんだよ!」




ああ、そうだね。





君たちからすればコウはもう生きてないんだから。



「ハァ?生憎だけど俺はこの13年間ずっと生きてたんだけど。」

「高橋―。なにやってんだよ・・・って・・・コウ・・・?」




スポーツ狩りの身長の小さな奴が来た。



確かコイツは・・・桐生健太(きりゅうけんた)。

17 :SASA:06/26(月) 18:19:40 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「何言ってんですか?ていうか・・・俺のこと知ってんですか?そー言う呼び方する人って・・・必ず俺の知ってる人なんですけど・・・」




あはは☆★固まっちゃったよ。


あ、でも、これから"仲良く"しなきゃいけないからな。


からかうのはこの辺にしておくか。



「な、何言ってんだよ!確かに、俺らは酷いことしたかも知んないけど・・・






そんなひどい言い方することないじゃん!」




酷いことしたかもしんない?


・・・やっぱりコイツらなのかな?



ていうか、何がおこったのかを聞き出せないかなぁ・・・





でも、もし仮にコイツらがコウを殺したのだとしたら・・・。











コウが死んでから私や楓喜がどんだけ苦しんだかしってんのかよ。




味あわせてやろうか?この苦しみを。



・・・って、まだコイツらって断定しちゃ駄目だよね。



コウが言ってた。



『人を憎むのは身内とかが殺されたときぐらい。


そして、証拠がないんならうらんじゃだめ』



って・・・。



だから私は、まだコイツらを恨まない。コイツらはあくまで可能性だけだから・・・。

18 :SASA:06/26(月) 18:26:14 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「俺、マネになりたくて来たンすけど・・・」
「その前にはっきりさせろよ!なんで・・・お前は・・・」


「話が見えません。先輩たちの言っている"コウ"は少なくとも俺じゃないことしか分かりません。」





そういわれた瞬間殴られた。




うっわ・・・グーで殴るなよ。



殴った相手は・・・ああ、やはり桐生健太か。



あ、ヤバイ。ちょっと泣きそう・・・。




「何するんですか?」
「何言ってんだよ!お前は・・・









俺らの仲間だっただろ!?」





そんなこといわれても、困るよ。










だって、私はコウじゃないから。



あなたの望む答えは返せないの。




「・・・暴力でしか貴方たちは解決できないんですか?」
「うっせぇ!俺は・・・いや、おれたちはお前のマネージャーなんて認めないからな!」

19 :SASA:06/26(月) 18:26:42 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
・・・ガキだな。



五歳も年下の私に言われるなんて本当にガキだよ?




「俺は、何があってもマネになってみせます。いや、なります。」

そう言って私は部室から出て行った。


あてもなく、校舎内を歩いた。



そして、行き着いた先は今日の朝見つけた絶好の昼寝場所。







腰が抜けたかのように、私はヘタリと座り込んだ。


「ッ・・・・・・・・・」






忘れていた。自分が"女"だという変えられない事実を。









あんな五歳も年上の男に囲まれて、平気なほど図太い神経を持っていないことを。










五歳も年上の男に殴られて、平気なほど頑丈な体じゃないことを。







「コウ・・・コウッ!!」








何故、貴方は逝ってしまったのですか?




何故、貴方は自殺をしたのですか?




何故、誰も教えてくれないのですか?





何故、私がこんなにも貴方に会いたいのに、貴方は姿を現してはくれないのですか?





20 :SASA:06/26(月) 18:27:10 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

そのあとは、声も出さずに泣いた。



「あれ・・・きみは・・・あさの・・・」




顔を上げて、振り返る。








それは、朝の柚院紫苑だった。







「ないてんの?」



・・・そうきかれても、答えることなどできない。




しゃべることすらままならない状態だから。





「ないて、いいよ。」




そういって、柚院紫苑は私を抱きしめた。




私も、思わず抱きついてしまった。



「・・・こえ、ださないの?」



・・・それが癖なんです。



物心ついたときから、声を出して泣いたことはなかった。





だって、泣いたって分かると親に殴られたから。





「ま、べつに、いいか。」





そのあとも、柚院紫苑にしがみついてたくさんたくさんないた。



コウが逝って以来、初めて流した涙だと思う。





少しだけ、嬉しかった。


21 :SASA:06/27(火) 17:50:50 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
もう二度と、会いたくないって思ってた。




第五章涙のしっぽ



「ぁ・・・ぅ・・・?」
「あ、おきた?」





目が覚めたときは、保健室だった。





目の前にはやはり柚院紫苑がいた。





「ねえ、一つきいてもいい?」
「あ、なんスか?」


柚院紫苑は私のあごをつかんだ。




「な・・・「きみ、皆から"コウ"って言われてるけど・・・本物じゃないんでしょ?」」
「そうですよ。俺は"皆さんの言っているコウ"じゃないです。」




そういう、意味でいいんだよね?





ていうか、実際私はコウじゃないし。


「君って・・・青空ちゃんでしょ?」


22 :SASA:06/28(水) 18:08:09 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
一瞬、固まった。





何故だろう?何故この人は私のことを知っているの?



「何故・・・?」
「コウが生きてたときにいってたよ。『世界で一番可愛い俺の妹。』って。」



そんなことを言っていてくれたの?





私なんかのために?




こんな・・・あなたのために何一つ出来なかった馬鹿で情けない妹のために?





「もう一回聞くよ?きみは、青空ちゃんだよね?コウじゃ・・・ないよね・・・?」



私は、静かにうなずいた。





「そっかぁ・・・」
「あの・・・何故、コウが自殺したのか・・・ご存知ありませんか・・・?」

23 :SASA:06/28(水) 18:08:33 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

柚院紫苑は少しだけ、悲しそうな眼をして、言った。






「ごめんね、おれも、くわしくしらないんだ。」
「そう、ですか・・・ありがとうございます。」




そう言って、保健室を出て行こうとした。





「あ、まって、青空ちゃん」
「なんですか?」




思わず、振り返る。




「少なくとも、おれは、青空ちゃんのみかただからね?」
「ありがとうございます。では、失礼します。」






そう言って、保健室を出た。




柚院紫苑・・・いや、柚院先輩は今たぶんないてるんだと思う。



柚院先輩は、私がコウじゃないって気づいた。



でも、コウが私のことを話すぐらいの相手だからきっとかなり仲がよかったんだと思う。



そんな仲のよかった人が死んでしまった・・・。


でも、またそっくりの人が現れた。

「きっと・・・辛いんだろうな。」




それでも、今度は涙なんてでなかった。




だって、私は他の誰かが泣いても、涙を見せてはいけないから。





「コウ・・・さん・・・・・・?」

ああ、何故こんなにもタイミングが悪いのだろうか?

24 :SASA:06/28(水) 18:08:55 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「どちら様ですか?」




そう言って、貼り付けたような笑みを浮かべる。





江崎空(えざきかなた)。できればもう二度と会いたくなかった人物。


同じ、“空”をもつ人物。



「な・・・「近づかないでいただきたいですね。」」



そう言って、私は妖しい笑みを浮かべた。







所詮、この男はそれだけの男だったんだということ。



私とコウの違いに気づかないほどの男だということ。



「生きて・・・たんですね・・・」
「何のことでしょうか?」



「青空はッ・・・青空はどこにいるんですか!?」




・・・コイツは、まだ探していたのか?






そして、空ははっと口を押さえる。





「ま・・・さか・・・青空・・・?」



やばい、思わず笑みが漏れてしまいそうだ。




上出来だよ、空。



「気づくの、遅い。」



でも、やはりコウは約束を守ってくれていたんだ。




「久しぶりだな。空。」


もう二度と、交わることのない道だと思っていた。



そして、私はもう二度と、コイツに近づいてはいけない。




コイツを、私の私情に巻き込んではいけない。


25 :SASA:06/28(水) 22:52:11 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
もう一度、帰りたいと、心から思った。




第六章懐郷病の雲





空にこんなにも早くあったのは予想外だった。




でも、私の計画にひびが入ることはない。


もう二度と、交わることのない道だと思っていた。




「近づくなよ?」






それが、罰。



「俺・・・は・・・ッ「いいわけは聞かない。」」



言い出したらきりがないから。







「俺は・・・ううん、私はお前らの・・・敵だから。」

これは、あくまで宣戦布告。




一人称を直したのも、"コウ"がいった言葉じゃなくて"私"が言った言葉にしたかったから。






「コウを死に追いやった奴等を私は許す気なんてない。少なくとも、誰がコウを自殺に追いやったのかがわかるまでは・・・お前も敵だぞ?空。」
「ッ・・・」






空、お前も同罪なんだ。




お前はコウが苛められていることを知っていたんだろう?





そして、死に追いやった。




「私は、貴方たちを許さない。」




そう言って、足早に去ろうとした時だった。




「青空ッ・・・」




そう言って空に抱きしめられた。

26 :太陽仔:06/29(木) 17:37:19 HOST:softbank221085244043.bbtec.net
あげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

27 :黒雛 (vuhMSi6wNU):06/29(木) 17:54:41 HOST:EATcf-551p252.ppp15.odn.ne.jp
今日和
アゲありがとうございましたぁ。
続きが楽しみすぎますッ
というわけでアゲww

28 :SASA:06/29(木) 18:26:17 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>26太陽仔様
あげありがとうございます♪
とっても嬉しいです!

>>27黒雛様
あげありがとうございます!
いえいえ、コチラこそ。この間はとっても嬉しかったですから。
続きが楽しみですか!?ありがとうございます♪
あげありがとうございます。

29 :SASA:06/29(木) 18:32:48 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
肩に、水が当たる感覚がする。



「サヨナラ、空。」




空がないても、私は泣かなかった。










「空・・・」




空の名前をポツリと呟いた。





胸が、締め付けられるような痛さが体中にはしった。



私達は、もう二度と交わってはいけないんだ。




数学で言うと、ねじれの位置に居る。





並行にも交わらない。垂直にも交わらない。




二度と、会ってはいけないと思っていた。





空の背中が、どんどん小さくなっていく。






本当は、追い駆けて抱きしめたい。



本当は、追い駆けてごめんねを言いたい。



本当は、追い駆けて『好き』といいたい。


本当のことを話したい。

『私はまだ空を愛しているよ』っていいたい。





でも、そんなことは許されないの。


30 :SASA:06/29(木) 18:33:18 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

『私は、貴方たちを許さない。』なんて・・・そんなこといいたくないの。




よりによって、空には。




「空は、許さなくてもいいからね。」




聞こえていないだろうけど、ポツリと呟いた。




悲しまれるぐらいならば、恨んでほしい。





「かえりたい・・・な、」



二人で笑いあえた日々に。



コウが生きていた日々に。





でも、後を振り向くことは許されないから。




だから、私は"帰りたい"なんて望んではいけない。





私が"外に出たい"とのぞんだのだから。


だから、私はもう振り向かない。



かえりたいとも望まない。

31 :SASA:06/29(木) 19:20:33 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
そこまでして、私をやめさせたいか?



第七章継ぎはぎだらけの海






「春塚高貴です。皆さんのお手伝いを精一杯やりたいと思いますので、よろしくお願いします。」



そういって、ぺこりと頭を下げると味気ない拍手が起きる。(内、一名だけは盛大な拍手)


今日からマネージャー仕事の始まり。






やっぱり男子は嫌なのかよ。


マネージャーになりたいって言う人は200人以上。








・・・多くねぇ?



まあ、野球部は皆美形だし。





マネージャー試験は毎年やっているらしいけど、去年なれなかった人とかもやっているらしく。







野球部部員は200人ぐらいだけど、一人一人にマネがついても平気なぐらい。





ていうか、余裕でおつりが来る。





「あ、これやっててね。」





そう言って洗濯物とドリンク作りをまかされた。
ほかは皆応援。





毎年たくさんのマネージャーが応募するらしいけど・・・。

マネージャーになれた人は実際、ほとんど居ないらしい。




去年、一昨年は1人らしく、2・3年のマネは居ない。




一人って言うのはもちろんコウのこと。



「(・・・よくある悪マネの所為でコウが死んだ・・・って言う可能性はなさそうだな・・・)」



ドリンクをつくりながらそんなことを考えていた。


32 :SASA:06/30(金) 19:51:55 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「休憩だ!」



しばらくしたらそんな声が聞こえてきた。


ああ、高橋先輩の声か。


「ドリンクもらっていくわね!」


そう言って200人もの女子が一気にドリンクをもらっていく。



・・・少し余分に作っておいてよかったな・・・。



これから彼女たちは自分の目当ての人に渡しに行くんだろう。



あたかも「自分が作りました」という表情を浮かべて。



とりあえず、もらえないで悲しそうにしている男子の下にドリンクを持っていく。


「お疲れ。」



ふと、横を見ると空がたくさんの女子に囲まれていた。



それを見て、少し心の中で苦笑いをした。


昔は、私だけの空だった。


私は空しか居なくて、




空にも私しか居なくて、

『だいすきだよ。』


って空はいつも私に言ってくれて



今思えば馬鹿みたい。


こんなろくでもない女の所為で、空の人生は、私が壊してしまった。

33 :☆ЁЯIйA☆:06/30(金) 20:22:31 HOST:softbank221089247206.bbtec.net
かなりスト−リ−がしっかりしてますねww
才能ぁります!!頑張ってさぃ☆
ヶ”ヶ”↑↑≧∀≦*

34 :SASA:06/30(金) 22:21:41 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>33
☆ЁЯIйA☆様あげありがとうございます!
とても嬉しいですw
ストーリーしっかりしていますか!?そんな、嬉しい限りのほめ言葉ですw
私にはもったいなさ過ぎます(恥)

あげありがとうございます、今後ともご贔屓に(ry)

35 :SASA:06/30(金) 22:49:45 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
ごめんなさい、といえればいいのに。




でも、きっともう遅いんだろうね。


「おつかれ。」


そういって、男子に渡した瞬間だった。



「うぇ、なんかこれ不味くね?」
「ホントだ、捨てちまえ。」




そういって、ドリンクを捨てる男子。






高橋がニヤリと笑ったのが少し見えた。




女子共が多すぎて次の瞬間には見えなくなったけど。


嗚呼、お前が仕組んだのか。




「邪魔なんだよ!」



そういわれて頭からドリンクをかぶせられた。


あ〜あ、びっちゃびちゃ。
なんかべとべとしてるし。



「そうか、なら次から自分でドリンク持ってきな。」




泣いちゃダメ。泣いたら負けなの。






「お前なんて野球部に必要とされてないんだよ!」




知ってるよ、私はどこでも必要とされてないから。


そういわれて、入ったままのドリンクを頭から投げつけられた。





痛いな・・・。




ドサッ、と倒れこむ。





36 :SASA:07/01(土) 11:08:01 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

地面はドリンクで水浸し。海みたい。





でも、やっぱり一本のボトルに入れることのできるドリンクの量は、限られてるからところどころまだちゃんとした地面の所がある。




つぎはぎみたい・・・。





「春塚くん!」


楓喜に抱きかかえられる感覚がした。



・・・意識がもうないってぇの。



ていうか、私の忠告無視ですか。









「莫迦じゃない・・・青空。何であんなことやられても黙ってんのさ。」

今、私は保健室でシャワーを浴びている。




壁一枚で私たちの距離は邪魔されている。




「コウのため。」



コウは、めったなことがない限り怒らなかった。





水がピチャピチャとはねる音がする。




「しょうがないの」



「青空・・・青空は本当に、最後の罰を実行するの?」







最後の罰。それは、私がコウの自殺を探る時に誓った自分自身へ最後の罰。





"ある一定条件"を超えたらその罰が始動する。




私の決めた罰は三つ。

37 :SASA:07/01(土) 16:00:09 HOST:softbank221028140232.bbtec.net






一つは、学校で楓喜と話さないこと。

二つは、泣かないこと(泣いちゃったけどね。)







三つめは・・・これが最後の罰。





「あたりまえじゃない。」



自殺の原因を調べるってことは、必ず誰かを傷つけなければいけなくなる。


傷つける罪に対する罰。






「楓喜・・・泣かないで。」






楓喜のしゃくりあげる声が聞こえた






って、それは無理な相談か。






でもね、楓喜。もうどうしようもないのよ。




私は、コウが大好きだったから。

38 :SASA:07/02(日) 20:05:14 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
貴女が好きでした。

世界で一番好きな人でした。

でも、この思いはもう貴女に届かない。

この声も、この思いも

もう二度と貴女には届かない。





君が好きでした。

世界で一番好きな人でした。

でも、この想いはもう君には届かない。

届けちゃいけない。

この声も、この想いも

届けてはいけない。




第八章星に喰われた月





39 :S A S A-ササ-:07/02(日) 20:14:26 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
よく名前間違えられるので少し変えました(笑)
あ、青空の過去のことは本編では書かないつもりでいます。
本編が終わったあとの番外編で書くつもりでいます。
それまではご想像にお任せします(笑)
あと二章で完結です。
できれば来週の前半に完結させたいなー。

――――――――――――――――――――

「青空・・・。」


・・・わぁ、キノコの妖精さんだ



じゃなくて、空だった。


何だか今、ものっそい笑顔で微笑みたくなったよ。(いや、いろんな意味でね。別にいい意味とはかぎんないよ。)




ちなみに、なんで空の事を『キノコの妖精』って言ったかっていうのは空は前髪パッツンで後がかりあげてあるからキノコに見えるのさ。
ていうか、何でネギ買ってるところに現れんのさ。






空は豆腐買ってるし。




家庭的だね(って人のこと言えないか)







「ごめんね。」

もう二度と、交わることのない道だとおもっていた。





「外に、でないか?お前と、話したい」



空は途切れ途切れに言った。








40 :S A S A-ササ-:07/02(日) 20:28:14 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「こうやって、公園で話すのも久しぶりだね。」


今は公園のベンチで空と一緒に座っている。





「お前が、行かなければよかったんだ。」


そう、私の所為。




「ごめんね」



私が居なければ良かったんだ。




「謝るな。俺の立場がなくなる。」

空は、変わったよ。




昔みたいに、笑わないし感情だって出さなくなった。




私の所為、そう、全部私の所為なんだ。

「勝手に居なくなって、ごめん。」
「青空、もう一度戻ってきて。」


そういわれて抱きしめられた。




「ごめん。」




もう、私はもう二度と戻れないの。



「貴方の婚約者には戻りたくない。」


私は、空の婚約者だった。


遠い、昔のことだけど。

41 :S A S A-ササ-:07/02(日) 22:34:11 HOST:softbank221028140232.bbtec.net


空の婚約者には、もう戻れない。



ううん、戻ってはいけない。





「俺の婚約者は、嫌か?」





嫌なわけが、ない。




「うん。」



違うの。




でも、本当の気持ちはいってはいけない。

コウのためにも、いえない。



空に言ったらきっと、すがりたくなるから。


助けて欲しくなるから。


もう一度"愛して欲しい"と願ってしまうから。

「楓喜が、待ってるから。」

そう言って、立ち上がった。


空の切れ長の瞳に涙がたまるのが見えた。


「空、空はもう。1人で平気だよ。私にはまだやることが残されてる。




空には、私以上の人を見つけてほしい。」





42 :S A S A-ササ-:07/03(月) 17:05:32 HOST:softbank221028140232.bbtec.net




こんなこといいたくない。



でも、空には・・・幸せになってほしい。


こんなろくでもない女の事なんて忘れてほしい。



どうしようもないほどに、君が好きなんだよ。


どうしようもないほどに、君を愛しているんだよ。


どうしようもないほどに、君から離れたくないんだよ。





でもね、この思いは届けちゃいけないの。






ごめんね、ごめんね・・・。





私のワガママで空をたくさん傷つけてゴメンネ。


でも、最後に謝れてよかったよ・・・。



「サヨナラ」


"また明日"は言わないよ。




明日会えるかもわかんないからね。


もしかしたら明日には地球が滅びているかもしれないからね。



もしかしたら明日には私は生きてないかもしんないからね。


もしかしたら明日には星が月を食べているかもしれないからね。


もしかしたら明日には最後の罰が下るかもしれないからね。


だからこそ、"また明日"はいえないよ。

43 :S A S A-ササ-:07/03(月) 17:19:14 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
嗚呼、お前らの仕業だったんだな。


分かったよ、コウ。私のやるべきことが。



第九章水色の金平糖



「そっかぁ・・・じゃあ、若に会ったんだ。」
「うん、」


今は楓喜とお昼ご飯。

昨日の夜ご飯と朝ごはんの時に若とあったとこを楓喜に言うの忘れてたんだよね・・・。



「戻るつもりはないか?っていわれた。もちろん戻るつもりはないけど」

コウのために。

コウのためには、自分の感情をしまいこまないといけない。

操り人形にならなければいけない。


昔の私みたいに・・・。



「でもさぁ・・・春塚もよくやるよなぁ・・・。」


そんな声が聞こえてきた。





44 :S A S A-ササ-:07/03(月) 17:23:02 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

「高橋・・・先輩の声・・・?」



楓喜と眼を見合わせて声のするほうへ向かう。




「もう一度、このゲームをやるしかねぇだろ?春塚があと何週間。いや、何日持つか。」

桐生がそういい、わらった。





「せやなあ、昔は八ヶ月やったっけ?」


野球部レギュラーで囲んで話し合いをしている所だった。






「そうだ、あいつを追い詰めて殺したのは俺たちの責任だ。だが、だからこそ喜んだやつだって居る。







もう一度、春塚を追い詰めて殺そう。」



高橋がそう言った。




何故・・・?


何故あんたらなんかにコウが殺されなければいけなかったの?




コウは何にも悪いことしてないじゃん!

「今の話からするに・・・コウは、あいつらのゲームの所為で死んだってこと・・・?」


楓喜の手は震えていた。


許せない、許せないよ。




でも・・・


「楓喜、最後の条件は満たしたわね。」

そういって、立ち上がった。





もう、一人称も、声を低くすることすら考えなくていいんだ。

45 :(●´∀`)/姫香:07/03(月) 17:34:33 HOST:c155239.net61215.cablenet.ne.jp
ぉもれぇ〜age


46 :S A S A-ササ-:07/03(月) 17:47:04 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>45(●´∀`)/姫香様
面白いですか!?あげありがとうございます!
これからも頑張らせていただきます!
というわけで続き。

************




「春塚!?」


野球部も気づいたみたい。



「あんたらは最低よ。そんなことでコウを殺すなんてね、ああ、あと私はコウの妹。




だからあんたたちの言っていたコウじゃないわ。」






コイツらの所為で、コウが死んだの?


でも、もういいの。コウの自殺の原因が分かったから。





「なにいって・・・。「楓喜、サヨナラ。」」




最後に別れを告げるのは、楓喜だけでいいよね。






最後の罰。それは、"コウの自殺の原因が分かったらコウの後をおう事"


47 :S A S A-ササ-:07/03(月) 17:58:23 HOST:softbank221028140232.bbtec.net




屋上に、上がった。



空は晴れていて、水色の金平糖をまぶしたように綺麗。




「コウ・・・もう、一人じゃないからね。」

そういって、フェンスをよじ登る。


「青空ッ!」



空だ。


楓喜も居る。



野球部まで。




でもね、バイバイ。



これが、罪で罰なの



私が生き続ける限りは続くから。



いずれ、追いつかれてしまうのならば手の届かない所へいってしまえばいい。






「好きだッ!!」





空が叫んだ





48 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/03(月) 17:58:27 HOST:N018138.ppp.dion.ne.jp
すごい。。。

5分で読み切っちゃいましたよ

面白すぎです(o´∀`o)

Lastまでがんばって下さい。
うちの学校の演劇でやりたいくらいです。。。

アゲです。

49 :S A S A-ササ-:07/03(月) 18:07:07 HOST:softbank221028140232.bbtec.net

でもね、もう遅すぎるんだよ。


「さようなら、貴方たちがコウのことを・・・ううん、







      私の最愛の兄のことを忘れないように祈ります。」



そして、少し微笑んで、言い放つ。





「かなた、わたしもだよ。



  ずっと、いえなくてごめんね。





      にげてごめんね。」







空の表情が、一瞬驚いたような顔になって、でも、少し微笑んだような気がした。


まるで、幼い頃に戻ったみたいに。


でも、だからこそ




「さようなら」



「青空ァァァアアア――――!!」





最後に、空と楓喜の声が聞こえた。






でもね、コウを独りぼっちにさせるわけにはいかないから。






私は、水色の金平糖の中に飛び込んだ。







サヨウナラ。







――――――――――――――――――――――――
にんげんは、しょせん、“りこてき”ないきものなんだ。
じぶんのよくをみたすために、だれかをきずつける。
でも、これでわかったでしょ?
あなたたちのやったことの、つみのおもさ。


50 :S A S A-ササ-:07/03(月) 18:09:05 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>48
亞代李様
すごいですか!?そんな(照)
五分で読みきりましたか!?ありがとうございますw
もうじき完結予定なのでお楽しみにw

面白すぎですか!?うわぁー。もうどうしよ(ry)
え、まじですか!?こんな小説でよろしければ。どんどんじゃんじゃんやってください(爆)

あげありがとうございます♪

51 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/03(月) 19:52:20 HOST:K097087.ppp.dion.ne.jp
更新早いですねぇ。。。
すばらしいです。(´∀`*☆)))
しかも、様までつけていただけるとは。。。
光栄です。

≫44までしか読んでないでアゲしたんで。。。

まさか自殺するとは。。。

でも、一回自殺まで考えたことあるんで
何となくわかります。

その吹っ切れる感情

完結までしっかり読みますよぉ
☺がんばって下さい☺

52 :S A S A-ササ-:07/04(火) 18:42:54 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>51亞代李様。あげありがとうございます。
最終章が近いんで(笑)
いえいえ、様をつけるのなんて常識ですよv少なくとも私の中では。

それだけ、青空にとってはコウって言う人物は大切な存在だったんですねー。
幼馴染の楓喜や大好きな、婚約者の空を残してでも・・・。
書いている途中に泣きそうになった事を覚えていますw
私も、幾度となく自殺未遂起こしましたw

ありがとうございます!というわけで更新です!


53 :S A S A-ササ-:07/04(火) 18:48:43 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
※これはよんでも読まなくてもいいです。
最終章―last1なのですが、今考えてみれば無駄だったなぁと(笑)
最終章での付け足しというか・・・なにが起こったかのような感じです。
では、どうぞ。

******
目が覚めたらそこは、真っ白の世界。






何にもない。





最終章骨の一欠片までお前のものにして 前





「あれ・・・。私ってば・・・死んじゃったの・・・?」



思わずそんなことを口にする。



死後の世界ってこんなんだったんだ・・・。



私の創造していた世界と全然違うな。




「なんにも、ない。」




コウがいない。






死んで意味あったのかな?





私はコウともう一度一緒に過ごすために死んだ。





でも、コウが居ない。

「死に損じゃんか・・・。」




せめて、もう一度謝りたかったのに。






気づけなくてごめんなさい・・・って・・・。



「コウ・・・どこに居るの?」





出てきて欲しいと願った。


54 :S A S A-ササ-:07/04(火) 19:07:02 HOST:softbank221028140232.bbtec.net



こんな真っ白な世界から私を連れ出して欲しいと願った。






「うわぁぁあああ、ああぁぁああん。」





涙がこぼれた。




私は一人ぼっち。もう二度と皆には会えない。






『青空ッ』




コウだ。どこから出てきたの・・・?




でも、紛れもない、本物のコウだ!!







「っコウ!!」





『青空・・・なんで、ここに・・・』
「コウに会いたかったんだもん・・・。」





コウが私を抱きしめた。



コウの匂いだ。コウの香りだ・・・ッ!!






でも、温度はなかった。





冷たかった。




55 :S A S A-ササ-:07/04(火) 19:21:40 HOST:softbank221028140232.bbtec.net


『青空を心配しているヤツはたくさん居るんだ。青空はまだ戻れる。だから・・・もどって。』
「え・・・?」

『この世界にいる間はまだ死んでない。いわゆる仮死状態だ。自分の意思でまだ戻れる。』



「コウも・・・ここに来たの?コウは望んで逝ったの!?」

『うん、ごめんね・・・』





そういって、コウは抱きしめる力をさらに強くした。


望んで逝くほど、コウは辛い思いをしてたんだね。





ごめんね、気づけなくて。



ごめんね、貴方の苦しみを理解することができなくて・・・。





「ごめんなさい、ごめんなさい。私はコウを守れなかった。コウの苦しみを理解できなかった。それと、まだ生きられるって分かったら、帰りたくなっちゃった。」
『それでいいんだよ。』






そういって、コウは私を放してウィンクした。





「体が・・・」



『もうそろそろタイムリミットだから。』



体が消え始める。






「本当に、ありがとう。お兄ちゃん。ダイスキだよ。」


よかった、最後にお兄ちゃんっていえて。






最後でいいからあなたのことをお兄ちゃんって呼びたかったの。



『ありがとう、もうここにはくるなよ。』








「あ・・・」

56 :S A S A-ササ-:07/04(火) 22:12:32 HOST:softbank221028140232.bbtec.net




目が覚めたら、真っ白の部屋だった。




「あれ・・・夢・・・?」







違う。心が叫んでいる。






夢じゃないって。






「茶髪・・・。」







右肩には茶髪が一本。




それが、何故か自然とコウだと分かった。





きみはたしかにいた。



 あのばしょにじつざいしていて

  わたしがしのうとするのをとめたんだ。






そう思うと、涙が止まらなかった。









「コウ・・・ううん、おにいちゃん。本当に・・・ありがとう。」





声を振り絞った。








大好きだよ。最後まで私を守っていてくれてありがとう・・・。





大好きだよ。最後まで、私をちゃんとした道に戻してくれてありがとう・・・。




57 :S A S A-ササ-:07/04(火) 22:37:34 HOST:softbank221028140232.bbtec.net





大好きだよ。お兄ちゃん。








最終章 骨のひとかけらまでもお前のものにして











私には、兄がいました。





兄はとても優しい人でした。





私たちのために、いつも美味しいご飯を作ってくれたり、遊んでくれました。







でも、兄は死にました。










兄は、自ら望んで逝きました。







兄は、優しすぎたから逝ってしまったのです。



兄が逝き、私は兄の自殺の原因を探りました。




とてもくだらない。人の欲にまみれた汚い理由が兄の自殺の原因でした。




でも、私は恨んではいないのです。





恨んだ所で何になるのでしょうか?




それに、兄もそれを望んでいないのです。





私は、普通の小学五年生に戻りました。





そして、兄の分までたくさん笑おうと決めたのです。







58 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/05(水) 16:55:57 HOST:N020073.ppp.dion.ne.jp
最終章―last1ってことはもうおしまいってコトですか?

面白かったです。

最後のコウの髪の毛の所と

Lastが個人的に好きです。

メッチャよかったです。

番外編とかって書くんですか?

とりあえず

(○´艸`●)アゲ(○´艸`●)しておきますね

59 :あのー・・・:07/05(水) 19:21:29 HOST:ser350265006214287
私の知ってるサイトにとても似ているのですが・・・そのサイトはもう閉鎖してしまいましたがこぅいうのはゃめてほしぃです。。。

60 :S A S A-ササ-:07/05(水) 19:38:39 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>58亞代李様。
あげありがとうございますw
もうすぐ終わりですw
面白かったですか!?ありがとうございます。
本当にいつもあげありがとうございます。
はい、書きますよ〜〜。

>>59様
はじめまして、あげありがとうございます。
それは私のサイトのことだと思います。
この作品をサイトで公開していました。
誤解させてしまった事を、心より深くお詫び申し上げます。m(_ _)m

61 :S A S A-ササ-:07/05(水) 20:22:01 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
兄の生きたかった今日を・・・笑っていたかった今を。私は必死で生きています。


夏が来ました。




私は、飛び級を承諾されました。




もちろん。兄の通っていた中等部へそのまま進学のつもりです。

楓喜も、空もいるから。



私はもともと頭いいし。


秋が来ました。


中等部一年としての許可が下りました。



春からだけど。



皆と一緒に通えることが嬉しくて、少しだけ泣きました。



それと、今までコウとか私を苛めてきた人が、おうちに来ました。



皆いっせいに土下座したので、少しびっくりしました。





冬が来ました。


私は、今兄の墓の前に立っています。


「コウ・・・。コウが死んでから。もう一年たったよ。」


そう言って、墓の前にしゃがみこむ。


「見て、女子中等部の制服。やっぱりさぁ・・・。男子の制服より良いや。胸もおっきくなったんだよ?」



もう一度言います。


私には、兄がいました。




世界で一番大好きでした。






でも、兄は死んでしまいました。







自殺でした。








「コウ・・・。コウは幸せだった?」




屋上から飛び降りた日以来、髪を切った事はない。



今はもう肩よりも長い。


そんな髪が、風になびく。




あなたの墓の前で、祈ります。






62 :S A S A-ササ-:07/05(水) 20:25:05 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
どうか、どうか。あなたが来世では幸せになれますようにと。




そして、もう一度あなたの妹に生まれてきたいと・・・。





「コウ・・・あのね、この間神原おじさんが言ってたんだけどね。“青空”って名前決めてくれたのって・・・コウだったんでしょ?
びっくりしちゃった。でも、いい名前付けてくれてありがとね。」



何よりも、空を愛した人でした。



空の事をいつも話してくれた人でした。



そして、名前の通りに高貴なひとでした。




高貴なまま逝きました。






「“青空”と書いて“そら”と読む・・・なんて・・・。生まれたときから決まってた婚約者だった“空”の名前とあわせるように“青空”って・・・。普通の人じゃ思い浮かばないよ。」



最近、空を見ると少しだけ悲しくなります。





それは、あなたが本当に私たちの事を見ていてくれているか心配になるからです。



あ、それとびっくりするような報告があります。

「青空」


後ろを振り向けば、君。


63 :S A S A-ササ-:07/05(水) 20:50:37 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「空!」




そう言って、空に抱きついた。


先輩方がいたけど、気にするもんか。





私達はもう一度婚約します。



今度は自分たちの本心で。





見守っていてください。




私たちを・・・。





「なんか、実感ないよな・・・。もう一周忌なんて。」



桐生が呟く。




「そんなこと言わないで。」



そう言って、桐生を睨んだ。




「お前は、何で責めないんだ?先輩たちも・・・。俺も・・・。」




空が俯いて呟く。



風が吹きました。




私の髪がなびきます。





64 :ピカチュウ:07/05(水) 20:52:22 HOST:i58-95-157-186.s11.a044.ap.plala.or.jp
アゲ!!
超面白いんだけど・・・・。
応援してます!。
頑張って!

65 :S A S A-ササ-:07/05(水) 20:53:06 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「そりゃ・・・コウを苛めた理由を聞いたときは恨んだ。でもね、コウは恨んでない。



 そして・・・皆は責められれば満足かもしれない。でも、それじゃ何の解決にもならないんだ。



  『俺たちは責められたから、もういいだろ?』じゃだめなんだよ。


   それじゃあ、私が男装して、年齢を誤魔化してまで自殺の原因を探った意味がなくなる。







    私と楓喜はこの傷を・・・皆は傷と罪悪感を一生隠し続けて、忘れないでほしかったから・・・。






     それだけ、“命の重さ”は大切なんだ。それがたとえ“たった一人の人間”でも・・・。」



私達は、少しだけ泣きました。






これからも、私達はあなたの事を思い出して泣くでしょう。




でも、そのあとには必ず笑います。







ねえ、操り人形は捨てられたら自由なんだ。




糸が切れたら自由なんだ。大空へ飛びたてるんだよ。





ねえ、あなたは今幸せですか・・・?






私も、コウももう操り人形じゃない。






私は、お墓の前で一粒の涙を流しました。


66 :S A S A-ササ-:07/05(水) 20:58:23 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>64ピカチュウ様。
あげありがとうございます!次で終わりですのでw
応援ありがとうございます!頑張らせていただきますね。

67 :S A S A-ササ-:07/05(水) 21:16:43 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
そして、また春が来ました。



私は、走り出します。



“操り人形”としての自分ではなく、“春塚青空”として・・・。

だから、最後に一言だけ、




『大好きだったよ。お兄ちゃん。』



夢から覚めても貴方はいないけれど、






あなたは、私の心の中で生きているから・・・。




「いってきます。コウ」

理由を探るときと同じ言葉だけど、意味は違うよ。


もう、涙は流さない。



ねえ、コウ。私これのおかげで分かったよ?


生きていることって当たり前じゃないんだね。


笑えることって、素敵なことなんだね。



生きる道はたくさんあるんだね。



あなたのように、逝ってしまう場合もあるかもしれない。

でも、それは間違った決断とは思わないよ?



ねえ、忘れないで。


自殺する人間がいれば、悲しむ人間が確実にいる。


そして、世の中にはコウのような人間の欲にまみれた理由で・・・苛められている人がいるということを・・・。


死ぬことは生きることの何倍も簡単。
生きることは死ぬことの何倍も難しい。

だから、生きていることには楽しみがあるんだよ。


あ、それと最後に一言だけ。

――This valid moment is important and the highest!――


この言葉を、忘れないで。





     〜fin〜

68 :S A S A-ササ-:07/05(水) 21:38:23 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
後書き

ブジ完結しました!
短い間でしたが、とても楽しかったです!
これを書きながら、自分が青空だったら・・・復讐を考えていたと思います。
大切な兄を殺された悲しみと戦いながらも・・・
大好きな婚約者との切ない恋心・・・
それでも、最後は青空は生きたんです。
この作品は当初、HPで連載していたのですが、諸事情により閉鎖・・・。
しかし、あと一話で簡潔だったので書きたい!と思い。ココに投稿しました。

キャラ解説

春塚青空
強い子。大好きなお兄ちゃんのために男装して性別偽って頑張るってところが可愛いですよね。
ただ、責任感が強すぎる。
コウが死んだのは自分の所為だ。自分が頼りなかった所為だ・・・。って思いこんで。
まあ、そんな可愛いヒロインちゃんでした。
微妙に腹黒・毒舌

水無月楓喜
青空を支える優しき伏兵。って感じですね。
青空のために何かしてあげたい・・・って思うのに青空が拒否する。この物語で一番かわいそうだったと思います。
裏設定で、楓喜は青空がスキって言う設定がありました(笑)

春塚高貴
コウはとにかく優しいお兄ちゃん!ッて感じにしました。
優しすぎたから死んじゃったんですね。妹にも言えずに・・・。
1人で抱え込むタイプなんですね〜。でも、名前の通りに高貴に逝ってしまいました。高貴かどうかは分かりませんが(苦笑)

江崎空
空は・・・カナシイ子。とにかく悲しい子。
すれ違いあう青空の気持ちに気づきつつも、自分は何もできない・・・。

柚院紫苑
ゆったりとしたお馬鹿な子をイメージしました。
コウのお友達ってことはやっぱりのほほーんとさせるべきかなぁ。と

桐生健太&高橋冬雪
敵です。なるべく悪いイメージにして。
部長なのにそれでいいのか!?と冬雪への疑問を感じた方がいるかもしれません。
はい、あなたは間違っていません(笑)

そして神原オジサンは名前だけ(笑)

あ、それと最後の英語の意味ですが・・・
「生きているこの瞬間が、大切で最高なんだ!」って意味です。
この物語を通して、何かを感じていただけたら幸いです。

次からは番外編を書いていく予定です。
今のところ予定しているのは
・青空たちの幼い頃
・コウのお話

もしもリクエストがありましたらお気軽に。(御希望に添えない場合もございます)


短い期間でしたが、ありがとうございました!


SASA

69 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/06(木) 16:48:19 HOST:N017228.ppp.dion.ne.jp
ついに完結しちゃいましたね。。。

淋しいような。。。

でも、凄く面白かったです。

私も復讐考えますね。。。(笑)

番外編も凄く楽しみにしています!

―This valid moment is important and the highest!―
ってすばらしいですね。

感激しました!生きてる瞬間って大切ですね。
このパソコンをやっている時間だって
今、打っているキーボードの文字も
この瞬間だって今しかないわけで。。。

なにかトンネルの向こう側から光が見えた感じがしました。

凄く元気になったような気がします。

番外編がんばって下さい。

p.s.
私のくだらない小説にアゲしていただき有難うございました。
これからも読んでいただければ幸いです(○´∀`●)

70 :ピカチュウ:07/06(木) 17:16:21 HOST:i58-95-157-186.s11.a044.ap.plala.or.jp
あ〜終わっちゃった・・・・・。
番外編絶対見るので、教えてくださいね。

71 :S A S A-ササ-:07/07(金) 18:27:48 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>69
亞代李様。あげありがとうございます!番外編もあるのでwお楽しみに。
面白かったですか!?ありがとうございます!
でも、考えなかった青空はちゃんとコウの考えを読んだんですねー。
『コウだったら多分・・・。』って考えたのでしょうか?(←書いた本人)

英文に関しては多分文法間違っていると思います(爆)
あの文法は、青空がこの経験を通して学んだことって感じですかねぇ?
コウはもういなくなってしまったけれど、それでも、大切なものを思い続けることができることはとてもしあわせなことなんですね。


PS;RE いえいえいえいいえ(多!)
私のほうがくだらないですよ^^。
早く完結してしまいましたし。
はい!もちろんです!


>>70ピカチュウ様
はい!終わりました(ぁ)
とりあえずこのスレで書く予定なので、頻繁に見ていれば更新されているかもw!?



番外編。書きます。

******

その時、私達は生きていたのかどうかが、わからない。



分かるのは、苦しかったことだけ。





番外編〜傷跡〜






『かな、みて。きれいなおはなだねぇ。』


あれは、何歳の時のことだったんだろうか?


多分、四歳の時だったと思う。


私と、空。


昔、『た』の発音ができなかったから空のことを『かな』って呼んでたんだっけ・・・?



『青空ちゃん。あの花はめずらしくてね、オキナグサっていうんだよ。』

『おきなぐさ・・・?』


三歳年上だった、空。


私にとって、外の世界を教えてくれるのは空だけだった。


******
番外編始まりました!(笑)

72 :S A S A-ササ-:07/07(金) 18:29:27 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
その時、私は空が婚約者だなんて知るわけがなかったけれど。


親同士が勝手に決めた婚約だったからしょうがないね。


本人には一切知らされなかったし。



もし、仮に知らされたとしても私は意味がわかんなかったと思う。




『オキナグサはね、だんがいぜっぺきとか、そうげんにしか咲かないんだって。』
『そうなんだ・・・。すごいねぇ・・・。』



だからこそ、私は空が好きだった。




いつも身近で笑っていてくれて、いろんなことを教えてくれた。第二のお兄ちゃん。


『かな、だいすきだよ。』
『うん、ぼくも。』


あんな事件が起こるなんて、思ってもみなかった。





私は、昔体が弱くて一日中寝ている日もあった。





でも、あの日。私が我侭を言ったんだ。







“そとにでたい。”と・・・





73 :S A S A-ササ-:07/07(金) 18:34:18 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
でも、その日は酷い暑さの日だった。




空と一緒に遊んでいたら、急に鼻血が出て。


でも、そのままにしてたら、口から血が出て。




私は生死の境をさまよった。




心拍数がゼロになったらしい。





起きた時には、空の顔にはあざがあった。


お兄ちゃんに聞いてみた所、空は空の祖父に殴られたらしい。




空は、その事件の所為で本来行くはずだった私立の小学校への入学を断られた。





でも、空は笑ってた。



そんなとき、だった。





話はそれるが、私の両親・楓喜の両親はとても仲がよくって親同士いつも遊んでいた。



私が空以外の人と遊ぶ時は、私、楓喜、お兄ちゃん。だった。




でも、それは昔の話・・・。



私の母親と楓喜の父親が不倫していたことが発覚するまでは・・・。




74 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/07(金) 22:03:28 HOST:K098029.ppp.dion.ne.jp
アゲ^∀^アゲ^∀^アゲ^∀^アゲ

番外編始まりましたね。。。

すっごい楽しみです!

頑張って下さい。。。

アゲ^∀^アゲ^∀^アゲ^∀^アゲ

75 :S A S A-ササ-:07/08(土) 11:10:01 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
亞代李様
わぁ!たくさんのあげありがとうございます!
はい!はじめちゃいました(爆)
ありがとうございます。
頑張らせていただきますね!

――続き――

しかし、楓喜の母親も違う男と不倫していた。




三人は、それぞれ逃げた。





子供たちを置いて・・・。







残されたのは、子供たち。






昔の、優しかった父親の面影もなく、父親は暴力を振るってきた。




お兄ちゃんと、私と、楓喜。




一つの家に三人の子供たちとお父さん。




お兄ちゃんは、吐くものが無くなるまでおなかを殴られ続けた。

私は、灰皿を頭に投げつけられたりした。



楓喜は背中がただれるぐらいタバコを背中に押し付けられた。



今でもその傷跡はのこっている。




声を出して、なくことができなくなった。




お兄ちゃんは学校に行ってたけど、私と楓喜は幼稚園や小学校にいかせてもらえなかった。




お父さんは、私たちを家族とは思ってくれなかった。




76 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/08(土) 11:35:27 HOST:N017243.ppp.dion.ne.jp
そんな暗い過去があったなんて。。。

青空ちゃんがんばれ☆って感じです。。。

($☆'v'★)ノ*アゲ

77 :S A S A-ササ-:07/09(日) 09:27:34 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
亞代李様

あげありがとうございますw
そうです、青空ちゃんは意外と大変な子だったんです(笑)
応援ありがとうございます(^∀^)
亞代李様もがんばってください。


そういえば誤字脱字修正
>>8
氷帝学園=清明学園
>>43
若=空
です(汗)
******



今思えば育児放棄されたんだと、思った。




なく時も、子供部屋に行って、声を出さずにないた。




声を出すと、お父さんが上に着たから。



きて、殴って、蹴って、気絶するまでやられたから。


空は、前よりはくる回数は減ったけれど時々遊びに来ていた。

お父さんは、その時だけ優しくなった。



空の前では、笑っていた。



泣きたく、なかったから。





泣いたら、そのまま助けてくれるんじゃないかって期待しそうになったから。



そんなことを続けていたら、私は壊れた。




上手に笑えなくなった。


いや、“笑う”事以外できなくなった。


気づいたのは、お兄ちゃんと楓喜だけだった。





78 :S A S A-ササ-:07/09(日) 10:44:07 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
空が帰ったあとは、いつもお父さんに暴力を振るわれた。



でも、それでもお父さんが好きだった。


大好きだった。





昔のように・・・優しかったお父さんに戻ってくれるんじゃないかって・・・期待していたから。




でも、そんなこと、あるわけがなかった。




ある日、事件が、起こった。





いつものように、私が料理を作っているときだった。





お父さんが後からやってきて私の服を脱がした。







当事、五歳だった。







腕はがりがりなのに。胸なんてぺったんこなのに(まあ、今もだけど)足なんて棒っきれみたいなのに。




お父さんは、私を壊れるまで抱いた。






初めて抱かれた瞬間、何か大切なものを失ったような気がした。









幼かったけれど、それだけはわかった。



******
なんかカラダ系いっちゃいましたね。
スイマセンm(_ _)m
この一週間は更新あんまできそうにないんで今日更新しちゃいます。
次から後編です♪


79 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/09(日) 11:09:34 HOST:N020084.ppp.dion.ne.jp
+アゲです+

これくらいなら平気ですよ。。。

私も結構そっち系に行ってましたし。。。

父親にやられるなんて。。。
青空ちゃん。。。
かわいそう。。。

SASA−ササ−様も
青空ちゃんも

頑張って下さい(´∀`*☆)

80 :りーーこ:07/09(日) 11:32:12 HOST:220-213-104-071.pool.fctv.ne.jp
私もアゲます。

いままでずっと見ていましたが

ホントにかわいそうですね。。

なんか涙がぁ・・・って感じです(つД`泣))



S A S A-ササ-さん がんばってくださいね!!!!

81 ::07/09(日) 15:15:07 HOST:58x13x45x40.ap58.ftth.ucom.ne.jp
【評価した小説の名前】 

 繰り人形

【その小説の作者】

SASAさん

【評価】

間違えて本編の途中から読んでしまい、
評価もばっちりしてしまったので、悔しいから書きます。


まず。
「小説」を書きたいのであればせめて地の文に句読点をつけましょう。
そして文字と文字の間を空ける書き方
( こ う い う の )も、止しましょう。

視覚的な効果は小説においてあまり重要じゃないから。
視覚に訴えるのはテレビと同じ、漫画と同じ。
「文章(言葉)で表現できないんだ」とみなされてしまいます。

で。
過剰改行、私は好みませんね。スクロールが大変です。
書いている本人も何がなんだか分からなくなってしまうと思うし、
ただでさえ文章が淡白なのに、こんなにたくさん間を空けてしまうと、
文章が薄っぺらく見えてしまいます。

読みやすくしようと思ってやったのかもしれませんが、
もう少し間を詰めたってバチは当たりません。


>そう・・・私は本来なら小学五年生。
>「身長も、コウと同じ168センチになったし…」

えっ。

男の子ならあるかもわかんないですが、
さすがに小学5年生で168ってきついんじゃないでしょうか。
しかも半年前は小学4年生……。

現在の小学6年生女子の平均身長は、148だったかな?
まあ全部が全部平均ってことはないだろうけど、
そしたら一応説明しておくべきじゃないでしょうか。

ああ、しかも漢数字と算用数字が混ざってる。
私、これ一番苦手です。
横書きならば算用数字を使えますから、小学五年生も「5」でいいのでは。



82 ::07/09(日) 15:15:38 HOST:58x13x45x40.ap58.ftth.ucom.ne.jp
うわっ死ぬ。
小説雑談と間違えました。orz
大変申し訳ない。

83 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/09(日) 15:58:38 HOST:N020016.ppp.dion.ne.jp
SASA−ササ−様
age有難うございました。
何かここ上2つくらい大変なことになってますね(汗)

小説なんてみんな妄想なんですから、
別にちょっとくらい可笑しくっていいと思いますよ

Dancing*age*ageですよ

頑張って下さい。

84 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/10(月) 18:20:04 HOST:H017185.ppp.dion.ne.jp
おちてたのでアゲ!

がんばってください

85 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/12(水) 16:40:12 HOST:N019203.ppp.dion.ne.jp
SASA−ササ−様

落ちてるんであげます。

がんばってください。。。


86 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/12(水) 21:06:29 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
うわぁ。カキコがいっぱい(笑)
返信遅れてしまい申し訳ございません!
英作文やら新聞×2が重なっておりまして(汗)
新聞一つと英作文が終わりましたのでレスだけ〜・・・。

>>79亞代李様
いつもあげありがとうございます!本当に嬉しいです!!
へいきですか(笑)よかったです。
頑張らせていただきます!!
>>80りーーこ様
あげありがとうございます!マジッスカ!?ああ、りーーこ様の貴重な涙が・・・。
期待に沿えるようにがんばらせていただきます!
>>81>>82
あちらでも言いましたが「操り人形」です。
あちらでは評価ありがとうございました
>>83亞代李様
いえいえそんなことはございませんよ。
むしろいつもあげていただいて本当にありがとうございます。
あはは、そうですね。
でも、それ以前に評価で自分の作品にいいところがひとつもないというところがとても悲しかったですorz
励ましありがとうございます!
>>84亞代李様
あげありがとうございます!
亞代李様もがんばってください!
>>85亞代李様
本当にいつもあげありがとうございます!
おかげさまであまり下がらずにすみました!
大好きで(ry)
亞代李様もがんばってください!

87 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/13(木) 15:32:58 HOST:K097051.ppp.dion.ne.jp
S A S A-ササ-様

いつも有難うございます***
私もS A S A-ササ-様が大好き...(蹴)グハッ!

まぁ、上のは気にしないで下さい。。。(謝)

頑張って下さい。。。

88 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/13(木) 18:57:50 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>87
亞代李様

いえいえいえいえいえいえ、こちらこそ。
キャー!とっっっっても嬉しいです!

気にしちゃいます(笑)頑張らせていただきますね!

******
たった一つのことを後悔している。


それは、はかなくも甘い、恋の事。



番外編〜傷跡〜 後編

『逃げよう、こんなところに居たら、僕たちいつか死んじゃうよ。』


お兄ちゃんが言った言葉だった。

『榊叔父さんに連絡がついた。もうこんな苦しい思いなんてしなくていいんだ。東京に、いこう』


お兄ちゃんは、私を抱きしめて言った。

『ごめんなぁ・・・こんな頼りない兄ちゃんで。お前の、大切なものを守ってやれなくって。』


そして、もういちどだけ、お兄ちゃんは私を抱きしめた。

『まって。』



小さな手で、震える手で、声で。いった。

『かなは、しらないよ?』

心がその人の所為で壊されたとしても、空が好きだった。

自分の所為で、将来を駄目にされたんだからその償いだけでも・・・。


そう、思っていた。

『ごめん、ね』


そういって、私の頭にお兄ちゃんは手を置いた。

『空にはおしえることはできない。』
『なんで?』
『青空のため。』


自分のため・・・自分の所為。

出発日が決まった。

そして、その日に空が遊びに来た。


『ぼくから、はなれていかないでね?』
『うん。』

保障は、できなかった。


私はこのとき、初めて空に嘘をついた。



89 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/13(木) 19:08:11 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>88あ。ミス発見。

榊叔父さん=神原叔父さん

本当にスイマセンm(_ _)m

90 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/15(土) 11:42:54 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
『青空ちゃん。どうしたの?』


やっぱり、空には元気がないことはばれてしまった。


空にいうことができたら、どれだけよかったんだろうか。

私には、『サヨナラ』の時間すら許されることはない。

でも、幼い心には、『サヨナラ』と言えない時間はあまりにも残酷すぎた。


『空、帰るわよ。』
空の母さんが、むかえにきた。


『青空ちゃん。バイバイ。またね。』


でも、またねなんていえるわけがない。

『ごめんね・・・ッ』

空が、理解できないような顔をしている。


『・・・また・・・ねッ』

“また会える。”という保証はなかったけれど。

そう言って、私は走った。

あのときの、空の悲しそうな顔は、いまでもわすれられない。




忘れることが、できない。

91 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/15(土) 12:05:38 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
それでも、空への感情を拭い去ることはできなかった。


空が、コウの学校の後輩だと知っても、わざわざ会いに行くようなことはしなかった。


たった一回だけ、お兄ちゃんがお弁当を忘れたから届けただけで。


会いに行く必要性がまったくないと思っていたから。



コウに、空に私の居場所を教えないで。と約束した。

コウは守ってくれた。


コウは、空に私の居場所を教えなかった。

それは、私の心を壊したのは空であり、大分治ってきたのにそれを再発させる危険性を恐れたからってコウは考えたからだ思う。



私の所為で、空の人生は崩れた。

人生を台無しにした女なんかに会いたくないだろうと思った。


それでも、後悔せずにいられない。




92 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/15(土) 13:05:32 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
そういえば、初め高橋冬雪が出てきた時に「高橋冬貴」としていましたが、ただしくは「冬雪」です。
ご迷惑おかけします。m(_ _)m



93 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/16(日) 11:01:32 HOST:H016235.ppp.dion.ne.jp
!age!

続きも頑張って下さい!

いつもいつも本当に有難うございます

94 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/16(日) 19:36:49 HOST:H016034.ppp.dion.ne.jp
age♂age♂sunday+night

がんばってください。。。

95 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/17(月) 09:23:06 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>93
亞代李様あげありがとうございます♪
いえいえ、コチラこそ。とっても嬉しいです!

>>93
亞代李様
いつもあげありがとうございます♪
日曜日の夜にですか(笑)
日曜日と分からなかった受験生の私は志望校に落ちること決定ですねw
頑張らせていただきます!


******


でも、何を後悔すればいいのかが、わからなくなってきた。

空と出会ってしまったことの?

『そとにでたい』といってしまったことの?


生まれてきてしまったことへの?






『かなを、すきになれて、しあわせでした。』


その言葉がいえなかったから?

今なら、いえるかもしれない。


『あなたを、すきになれて、しあわせでした』

声は届かないけれど。


この声は、もう二度と届かないけれど。


   〜fin〜

96 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/17(月) 09:29:37 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
ごめんな。こんな頼りない兄ちゃんで。



でもな、本当にお前のことは愛してたんよ。



番外編 真実



「コウ!きいてよ!」


そう言って俺の後ろをチョコチョコとついてくるのは柚院紫苑。


俺の友達。

身長が小さくて男なのに可愛くて・・・。


弟みたいに感じている。

まあ、楓喜も弟みたいなもんだけどね。


俺たちは逃げたんだ。



あの父親の元から・・・。

「おれのかみ、からかうやつがいるんだよ!」
「からかうやつの気が知れないね。紫苑の髪はこんなに綺麗なのに。」


そう言って、紫苑の頭を撫でてやれば紫苑は嬉しそうに眼を細める。


「マネージャー!ドリンク!」
「はい!」



俺は男子野球部のマネージャー。

これがまたやりがいがある。


それに、男子野球部は女子のマネージャー制度はないから楽だ。


女子って言うのは青空以外どうも好きになれない。


・・・フェンスにしがみついている女子を見ていると本当に女性恐怖症になりそうだ。


じゃあなんで青空は平気かって?そんなの決まってるじゃん。可愛いもん。

俺は結構シスコンなのかもしれない。

はい、そこ。ロリコンとか言うな。


実際青空は世界で一番可愛いし。

って、こんなこという時点でロリコンか?

97 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/17(月) 09:45:15 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
野球部って言うのは何故か美形が多い。


まあ、フェンスにしがみつくまでは行かないけど、ちょっとだけ女子の気持ちが分かるような気がする。


美形の彼氏がいればそれだけで自慢できるもんな。

「コウ・・・さん・・・。」



あー。なんかきちゃったよ。俺泣いちゃうよ。



「どうした?空。」
「青空の居場所を・・・ッ」

「何度言わせたら分かる?お前に青空をあわせるわけには行かない。」」

清明学園は小・中・高校舎が同じ。


だから空はいつも俺に会いに来る。

空は青空の元婚約者。


「前にも言っただろ?青空はお前の所為で一度壊れたんだ。そりゃ・・・
青空だってお前の人生を壊した。でもな、



俺はコレ以上青空を壊したくない。」


そのあとの空の言葉を無視して俺は洗濯物を終わらせるために洗濯機のある場所へと急ぐ。



部活が終わる。


103 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/20(木) 16:46:36 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>102姫華様。
あげありがとうございます♪
ご期待に沿えるように精一杯努力させていただきます!

******


着替えの時、青空・楓喜・俺の写っている写真を見る。



これで一日頑張ったって思えるんだよなぁ・・・。




やっぱり青空は可愛い。うん。世界で一番だ。

「コウ!だれ?それ。」

そう言って、紫苑が俺の背中に乗ってくる。




「重いよ。紫苑。これはね、俺の妹。んで、コッチのヤツが幼馴染。」
「かわいい!コウに似てるね!双子じゃない?」
「違うって。今小学四年生だし。可愛いだろ〜?そこら辺のちんちくりんなヤツにはぜってー渡さない。世界で一番可愛いだろ?ま、俺の妹だから当然だけどな。」

「うん!ていうか、ココの学校じゃないよね?見たことないもん」
「ああ、姫聖(ひさ)学園にいかせてるから」

「うわ、都大会であたっちゃうじゃん!」
「そうだな。ま、ウチの学校が勝つに決まってるけどな。」
「わー!コウ試合でないのにすっげー。ま。よゆだけどねー!あー。でもかわいいなー。」
「あたりまえじゃん。」


「世界で一番可愛い、俺の妹。」
俺は微笑みながらそう言って、紫苑の髪を撫でた。


紫苑は、嬉しそうに目を細めた

104 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/21(金) 13:07:30 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
中2になった。


空が野球部に入ってきた。

空は思った以上の活躍を見せた。



あの冬雪くんが認めるほどに・・・空は天才的な野球センスを持っていた。

ココからが本題。理由は何でだかはしらない。


俺はイジメられるようになった。

クラスでは、シカト・物を隠す・机の上に花を置く。




先生は何も言わなかった。

部活では、わざわざ俺の目の前でドリンクを捨てる・こぼす・投げつける。


殴ったり蹴ったり・・・金を出せとも言われた。

まあ、野球部の監督がウチの叔父さん・・・神原叔父さんだからおじさんの前ではあんまり手出しされなかった。


といっても、叔父さんは部活不在の時が多いんだけどね。




苦しかった。辛かった。毎日を生きるのは。


ただ、家ではいつもの通り俺は笑ってた。



青空は今が一番大切なんだ。
青空の笑顔はもう壊さないと決めたから。

両親がいない分、俺が精一杯愛情を注いでやるって決めたんだから。


105 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/21(金) 20:36:04 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
そんなときだった。



俺は弁当を家に忘れた。



落ち葉も散る、11月のことだった。

俺のいじめが始まってから8ヶ月がたとうとしていた


別に購買があるからよかったんだ。

・・・購買っていくのイヤなんだけどね。



なんでかって?きまってんじゃん。行けば金持ってるって思われてとられるからだよ。





「コウッ!」

・・・幻聴か?はたまた幻覚か?

遠くから姫聖学園の制服を着た青空が来るんだが・・・。


「お弁当、忘れてたよ!」

間違いない。青空だ。


「あ、ありがと。迷子にならんかったか?ちゃんと帰れるんか?」
「うん!もう子供じゃないもん!」


ふと、視線を感じた。


視線を追った先にいたのは・・・冬雪君・・・野球部の部長。




「やっぱ送ってくよ。」


危険を感じた。それは本能的に。




106 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/21(金) 20:57:59 HOST:K098093.ppp.dion.ne.jp
ageです。
お久しぶりです。
そんなつもりはなかったんですけれども。。。
掲示板うろついていて、
ageしたら、98だ!みたいな感じで。。。
それで。。。つい。。。
言い訳ですね。。。
すみませんでした。
自粛させていただきます。
申し訳ございませんでした。
更新頑張って下さい。

107 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/22(土) 22:49:34 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>106

亞代李様
あげありがとうございます。
とっても嬉しいですw
そうですか。いえ、別にいいですよ。
ただ、100を狙っていただけですので(爆)

応援ありがとうございますw


*************

その日の部活が終わり、俺は部室で着替えていた。


「春塚。アレはお前の妹か?」


冬雪君が話しかけてきた。

「あ、うん・・・。」

冬雪君は俺の事をコウって言わなくなった。
まあ、それは皆同じだけど。

「随分可愛いじゃねぇの・・・姫聖学園の子ねぇ・・・」


そう言って、冬雪くんがクツリと笑った。

それは、本当に冷たい笑いで・・・思わず身震いがした。


「青空に・・・なにしようとしてんのさ。」
「黙れ。田舎モン。小市民が。」

“田舎モン”これが俺のあだ名・・・みたいなもの。まあ暴言に変わりはない。

父さんと一緒に住んでいたところは田舎だったから。


まあ、方言は今でも微妙に残ってるけど。


「っ・・・ねえ!俺なんかした!?冬雪くんに!なんかしたんなら謝るよ・・・ごめん。


だから青空には手を出さないでよ!」

そう言って、俺は冬雪くんに掴みかかった。



「汚らわしい小市民の手でさわるな!」

そう言って、冬雪くんに撥ね退けられて突き飛ばされた。


108 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/23(日) 13:14:34 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
まあ、冬雪君は高橋財閥の御曹司だから、そりゃ俺みたいなのは小市民だろうけど。


「土下座でも何でもしろよ。そうすりゃ、少しは考えてやるぜ?」

鬼・・・。自然とそう思った。



周りに助けを求めようと視線を泳がす。


紫苑はいなかった。(まあ、いつもサボってるからしょうがないけど。)

空は、俺から目をそらした。



俺を助けてくれるやつなんていないんだ・・・。

「おね・・・がいし・・・ます。青空には・・・てを・・・ださないで・・・」


俺は土下座した。

悔しいけど、悲しいけど、


青空を守るためならば・・・。

頭を踏みつけられた。



「見てみろよ!コイツ本当に土下座してるぜー?」

浴びせられる罵声。


そのあとは、ひたすら暴力。



空は暴力が始まると同時に帰った。

耳につくのは男たちの下品な笑い声。


涙は流さない。




こんな奴等のためには、俺は屈しない!


それが、俺の最後の誇り。

109 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/23(日) 20:12:23 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「ゲホッ・・・。」


吐くものはもう何もないけれど、胃液のようなものが流れでた。

「汚ねーな!自分で出したもんなんだからなめてかたづけろよ!」


そう言って、胃液に顔をつけられる。

でも、青空のため・・・。


これをやれば、青空は助かるんだ・・・。

暴行は一時間半にも及んだ。


「ハハハッ!ま、今日はお前の妹をヤらないでおいてやるよ。これから、これ毎日な」

冬雪くんの言葉に絶望した。



つまり、俺が受けた暴行は“今日青空が安全”っていうだけ。

「なんだったんだろ、俺の一時間半。」


ポツリと呟く。



「ははは・・・ハはははハハハは!」

俺は。壊れたように笑いだした。


見つけたよ。青空がアイツラにレイプされない方法。


「ごめん・・・ごめん。な。」

俺は屋上に向かう。




俺が見せしめに死んでしまえばいいんだ。

それに、こんな事をされたあとだ。


冬雪くんたちは自分たちをせめて青空には手を出さない。


・・・なんかやだな。人が傷つくのって。

「青空・・・楓喜・・・」


ごめんな。俺はお前らには幸せになってほしいんだ。




110 :姫華:07/23(日) 22:36:09 HOST:61-208-219-190.fgo.jp
ぁげ。。。
コウゎ優しすぎるょ・・・


111 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/23(日) 22:51:08 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>110
姫華様あげありがとうございます♪
そうですよね・・・コウは優しすぎたんですよね・・・。
そして、だからこそ逝ってしまったんです。
でも、彼がいなければこの物語は成立しないんですよね。
大事な要で(ry)

******
『送信者 高貴
件名 ごめんな。
本文 ごめん。今日帰れそうにない。』


それを楓喜に送って、送信ボタンをおした。

「春塚!?」



野球部の皆だ。

俺は、もうフェンスの向こうにいた。


ごめんな、もう遅すぎるんよ。

『さ よ な ら』


微笑んで落ちた。

今日、晴れててよかったなぁ。



だって、青空の中に落ちていけるんだから。

青空とずっと一緒にいれるんだ。


青空、ごめんな。

おめーのにーちゃんはな、莫迦だからこんな結末でしか、おめーを助けること思い浮かばなかったんだわ。


いずれ、お前がおっきくなれば俺ンことどう思うんだろうな。

でも、な。


おめーのことは本当に愛してたんよ?


この気持ちに嘘はねぇし。

おめーの笑顔と引き換えなら、別に俺の命ぐらいよかったし。


大好きだから。ずっと、ずっと。




112 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/23(日) 23:11:19 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
それと皆へ


――こんなことされても、俺は皆が大好きだったよ?――



地面に叩きつけられる感触は意外と痛くなくって。

そのあとは意識がシャットダウンした。










「笑ってる・・・」
「なぁ・・・なんで笑ってんだよ・・・。」



野球部の俺たちはコウの顔を見て驚いた。

コウの顔は笑ってた。


「コウの事を、忘れよう。」


その笑顔を忘れるために俺たち選んだ手段だった。




――こんなことされても、俺は皆が大好きだったよ?――

コウの声が聞こえた、気がした。


でも、振り向いても振り向いた先にあったのは一輪の花。名も知らない、花。


そして、その花に風が吹いた・・・。


「風の、いたずらか・・・?」


俺たちの上では青空がムカつくくらいに青かった。


******
コウは優しすぎたんです。
周りに愛を与えて・・・でも、その見返りはなくて。
周りに相談できるような人がいなくて・・・
誰にも心配をかけさせたくなかったから・・・
最期の瞬間を探していたんですね。
だから、生きていく理由も捜せなくて。
でも、最期に自分ができるのはやはり妹を守ることだって思ったから。
だから、1人きりで逝ってしまったのです。

113 :亞代李 (vvw1EL7uPM):07/23(日) 23:12:57 HOST:H017003.ppp.dion.ne.jp
お久ageです($☆'v'★)ノ*:.

すみませんでした。
楽しみにしていた100を取ってしまって。。。
気をつけますね。

コウ!!!泣かせてくれますね。。。
マヂ感動ですよ。。。
すごい青空のこと愛してたんですねぇ。。。
慈悲深なこんなにいい兄いいですねぇ。。。

頑張って下さい(○´艸`●)

114 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 12:01:07 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
>>113亞代李様
あげありがとうございます。
もういいですよ。111は取れたので。

コウはいいお兄ちゃんですよねぇ〜。
こんなお兄ちゃんはいないと思いますが(苦笑)
まさに理想のお兄ちゃんですよね。
こんなに自分の事を愛してくれるお兄ちゃんがいたらどれだけよかったことか・・・って思わず青空を恨む作者です(爆)

頑張らせていただきますね!!


************

番外編〜青空を見上げて〜

※このお話は“もしも青空が第九話でそのまま死んでしまったら・・・”という物語です。

本編とはまったく違います。







「青空・・・。久しぶり。コウも」

俺たちは、コウと青空の月命日の日には毎回こうやってお参りに来る。


コウが死んでから4年・・・。青空が死んでから3年がたとうとしていた


楓喜はそのあと何度も自殺未遂を起こした。

ただ、あとで見つかった青空の遺書から見つかったのだ・・・



『楓喜は死なないで、あたしや、コウの分まで生きて』と・・・。


それは、青空が死ぬ事を前提にコウの自殺を調べたのだ。と俺たちは再三胸を痛ませた。


ただ、楓喜はその遺書の通りに生きている。

遺書の裏には・・・何度も消された鉛筆の跡。そして鉛筆で文字を消した後のようなものがあったあとに・・・小さく書かれていた。



『野球部の方々。ご迷惑かけて申し訳ありませんでした。私のことは忘れてください。
ただ、コウのことだけは覚えていてください。そして、生きてください。それが、貴方達の精一杯の罪の償いです。
私は、あなたたちが生きる事を望みます。』


皆は自殺未遂を1回でもしかけた。ただ、俺は1回もしなかった。

それは、野球部の部長として・・・そして、コウを苛めろと命令したのは俺であったからこその行動だった。





115 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 13:36:41 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「カザくん・・・。」


女性の声がした。

俺たちは一斉に振り向く。



「かあ・・・さん・・・とう・・・さん・・・青空とコウの・・・」

お母さん。と小さく楓喜が呟くのが聞こえた。


「ひさし・・・ぶりね・・・大きく・・・なったわね・・・。」



楓喜のお母さんは泣き出す。

「なんでッ・・・今更・・・。」


楓喜は母親の胸に顔をうずめ肩あたりを軽く、何度も殴った。


そして、泣き出す。

「ごめんなさい・・・あなたには・・・いいえ、あなたたちには・・・本当に辛い思いをさせたわね・・・。」


楓喜の母親もなきだす。



「もう少し前に・・・来られれば・・・この子達は・・・。」

青空の母親も涙を流す。



俺たちは胸を締め付けられるような思いだった。

そうだ。俺たちがコウを苛めなければ・・・こんなことにはならなかったんだ・・・。


何故、俺たちはコウを苛めてしまったんだ?


ゲーム感覚でイジメなんてしていいわけがない・・・。そんなの分かっていたのに・・・。

コウの妹・・・いや、青空をレイプする気なんて本当はなかった。



ただ、コウは優しい事を知っていた。

だからこそ、俺たちはコウが俺たちの暴行を受け続けると思ったんだ。





でも、結果としては・・・コウは自殺した。




116 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 13:45:43 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
俺たちは、全員泣いた。



中には、直接関係しなかった・・・紫苑や空。他の部員もいた。

でも、そいつらも泣いた。


8ヶ月間気づかなかった紫苑は別として・・・いや、別にしない方がいいか。

何もしなかったやつらも同罪って事をコイツらは皆分かっている。


特に空は・・・。

「お義母さん・・・本当に申し訳ありません!」



そう言って、空は土下座した。

そして、何度も謝った。


空の頬に熱いものが伝わるのを、俺は見た。

「本当に・・・申し訳ありません!



俺の・・・俺の所為なんです!申し訳ありません!」

俺も土下座した。


俺がいけなかったんだ。



俺さえいなければ、コウも青空も・・・逝かずにすんだ。

「違う・・・違うわ・・・顔を上げて・・・。」


俺は、顔を上げる。

空も顔を上げた。


117 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 14:13:52 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
「私たちが・・・あの子達を見捨てずに・・・ちゃんと育てていれば・・・。あの人の・・・夫の暴力に耐えていれば・・・浮気なんて、しなければ・・・。」


青空の母さんは嘆くようにいった。

「そらちゃん・・・ごめんね・・・こーちゃん・・・ごめんね・・・ちゃんと育ててあげられなくて・・・ごめんね・・・やっと、皆で仲良く暮らす準備ができたのに・・・」

そう言って、青空の母さんは墓を撫でる。


「あの人は・・・貴方達の父さんは死んでしまったわ・・・。変な言い方かもしれないけど、もう・・・暴力を受けずにすむのよ・・・。」

青空の母さんは涙を流し続ける。



青空の生きろって言った意味が分かったような気がする。

俺たちは、死ぬまで背負い続けなければいけないんだ。


そして、お前たちに関わったすべての人の悲しみを見なければいけないんだ。

そして、俺たちが自分の罪を償えるのはそれしかないんだ・・・。


「多分、そんな理由はほとんどないと思います。」

空が俺の気持ちを察したのか言った。


「アイツは、そんな事を考えられるほど頭がよくない。よく考えてください。アイツは小学5年生だったんですよ?

もしかしたら・・・多少はそんな事を考えたのかもしれません。

でも、アイツは・・・人が傷つく事を毛虫のように嫌います。


遺書に、あんな事を書いたのは・・・ほかに書くことがなかったから・・・。だと思います。」


“だった”それは、過去形を現して、もうココに青空がいないことを示している。


「アイツは・・・多分。自分やコウさんの代わりに・・・もっともっと空を見てほしいと思ったんですよ。そして・・・」

空は一度息を詰まらせる。



「親に強姦をされた、操り人形でも・・・生きる意味があるって言う事を証明したかったんですよ。」

空は、墓に水をかけて呟いた。



――――お前はもう、操り人形なんかじゃないよ――――

と・・・。


俺たちは、ココへくるたびに毎回。そのセリフを言う。



――――お前はもう、操り人形なんかじゃないよ――――


         〜fin〜


*************
このお話はどちらかというと番外編ではなく、>>49の続きとして読んだ方がいいのかもしれませんね(汗)

118 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 14:16:45 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
UPする予定の話は全部UPしました。
今まで本当にありがとうございました。
一般の方でも書いているのでぜひ読みに来てくださいね。

レスアンカーリンクが多すぎますと出たので、Ctrl+fで検索してよんでください〜。すいません〜。

とりあえず、全話のタイトルとサブタイトルを・・・。
>>1序章 〜本当は、ずっと、ずっと、一緒にいたかったの・・・〜
>>3差し出された手 〜コウ・・・サヨナラは・・・いえなかったね・・・〜
>>7レプリカ 〜本物だからこそできた事がある。レプリカだからこそできる事もある。〜
>>12蜜色の月と羊 〜涙と引き換えに、この子と引き換えに手にいれたものは、コウの自殺を探る権利〜
>>16無声慟哭 〜もし、声を出して泣くことができたら、どれだけ幸せだったんだろう?〜
>>21涙のしっぽ 〜涙はもう、流さないときめたから〜
>>25懐郷病の雲 〜かえらない、かえれない、二度とかえらない、あのときを。この胸が痛くなる〜
>>31継ぎはぎだらけの海 〜最後の罰。それは、必ず迫ってくる。〜
>38星に喰われた月 〜届くことのない声を、あなたに。〜
>43水色の金平糖 〜さようなら、みんな。だいすきだった。かなた。〜
>53骨の一欠片までお前のものにして前編〜戻りたいと望んでしまってもいいの?〜
>57骨の一欠片までお前のものにして〜貴方はもういないけれど、私の中で生きています。〜

番外編

>71傷跡前編    〜私は生きていてもいいのかな?操り人形に生きる資格なんてある?〜
>88傷跡後編    〜ごめんなさい、ごめんなさい。でも、だいすきでした。〜
>96真実      〜本当は、お前が嫁に行くまで・・・愛してやりたかった。〜
>>144青空を見上げて 〜お前たちはもう、操り人形なんかじゃないよ・・・。〜

読み直したいところへどうぞ〜。

ではでは。

119 :S A S A-ササ- (SkuvIJ9cfU):07/24(月) 15:19:47 HOST:softbank221028140232.bbtec.net
あ、失敗です(汗)

× >>144青空を見上げて 〜お前たちはもう、操り人形なんかじゃないよ・・・。〜
○>>114青空を見上げて 〜お前たちはもう、操り人形なんかじゃないよ・・・。〜

が正解です。すいません。





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