ピコ森

―リクカヨ―

1 :夕華 (eIciS8mlVU):06/18(月) 22:47:28 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
   
         *

     彼はクラスの中心人物



    だけど実は恥ずかしがり屋



  意地っ張りで、素直になれなくて嫉妬深くて



    自分から「ごめん」と言えない。



    だけど彼は、自分なりに全力で



    好きな子を大切にしようとする。



     だから、嬉しい、好き
 
 
     もっと一緒に居たい。



              大和田 理久 × 武井 佳代


         * 


2 :夕華 (eIciS8mlVU):06/18(月) 22:51:57 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「好きなんだけど」






無理矢理連れ出しといて、いきなり告白






理久はいつも突然で強引で、自分が言いたい事はバンバン言う






「返事…」






いきなり告ってきたくせに、もう答えを聞こうとする






きっと理久のペースについていける人なんて居ない






「‥うん」






少しぐらい気持を落ち着かせろって感じだけど






理久はそんなの待ってくれないもんね






「好き、私も」






いつも真ん中に立ってみんなの人気者なのに






1人じゃすごく不安そうな顔して、






でも1人の人には、不器用なくせに






何か手を差しのべようとする






そんなとこが、ずっと好きだった。



3 :夕華 (eIciS8mlVU):06/19(火) 21:04:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あ、理久じゃん」






「来んのおせぇよ」






「つか理久って朝弱いんだっけ?」






ほら、また。






理久が教室に入った瞬間、みんな理久の周りに群れる






何でそんなに人気なんだよ、ってぐらいの人気ぶり。






「つか‥」






でも理久は彼女をほっとくほど酷い人じゃない






なんだかんだ言って、ちゃんと私のこと見てるもんね






「昨日眠れた?」






「うん、寝過ぎたけどね」






たくさんの友達を引きつれて私のところに話しかけてくれる






理久はすぐ恥ずかしがるから、すぐ自分の席に戻るんだけど。






「いーなあ、理久君は可愛い子ちゃんとつき合えて」






「お前も彼女居るくせに」






「はいはい」








4 :夏華:06/19(火) 22:23:35 HOST:ser357666003579924
新作1番のりッ(+嬉+'∀`)ノ
夏華のこと覚ぇててくれてぁりがとです!!
これカラも読みにくるんで頑張ってくださぃ★

5 :RE:蘭子|b'`$:06/20(水) 18:19:46 HOST:softbank219204161006.bbtec.net

*∞'`&)屮屮↑↑АGЁ⌒★
今作初レスいえい♡ ぶ

いやあ…
ウち強引彼氏好きですよw 誰
何カ...胸キュン多そウですネ!←
今回もしつこくお供します! 拒
更新頑張ッて下さいpq'`*


6 :夕華 (eIciS8mlVU):06/21(木) 20:02:56 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
夏華サンぇ
レスありがとうです!
1番ありがとうございます♡
頑張りますw
応援宜しくお願いします!!

RE:蘭子|b'`$サンぇ
レスありがとうです!
強引いいですねb
お供おねがいします♪
これからも応援宜しくお願いします!!

7 :夕華 (eIciS8mlVU):06/21(木) 20:56:04 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あのね、塚田君がね‥」






二人でずっと喋ってられるのは帰り道だけ。






理久はなにも言わないでずっと聞いてくれる






「塚田と仲いいな」






‥なんだろう、ちょっと機嫌悪そう






なになに?もしかして嫉妬?






「理久?」






「なに?」






意外にも、理久は普通に返事をしてくれた






「なんだよ」






理久は笑って言う






もしかして嫉妬とかしてないとか?






「意味分かんねえ」






笑って私を置いて先に行っちゃう理久






なんだよ、もう






理久の背中、格好いいな






なんてキュンとしちゃう女が居るんですから






背中見せないでよ。






「理久が嫉妬したらすぐ分かるよ」

8 :夕華 (eIciS8mlVU):06/21(木) 21:15:01 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「嫉妬したら置いていくもんね、私のこと」






もう1年ぐらい一緒ですから分かりますよ、そんぐらい。






「焼いてねぇよっ」






理久はわかりやすい






図星を言われると、目線をずらして言い放つように言う






「知ってるよ、理久が図星言われるとする事」






私の言葉に理久は顔を赤くする






「分かったから言うな」






なんでだろう、理久が顔赤くするとイジメたくなる。






「なにを分かったの?」






「‥」






あ、イジメすぎたかも






「焼いてねえってば」

9 :夕華 (eIciS8mlVU):06/21(木) 21:19:26 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
理久は私の髪をグチャグチャにする






どこで女がキュンとする仕草を覚えたんだよ、おい。






「あーもう」






さっきとは別人のように理久は弱々しくなる






「だって嫌なんだし」






本音を言うまでは時間がかかるけど






本音を言う時が可愛くて可愛くて‥






「お前は俺の彼女だろ」






ちょっと、






その言葉を聞いて惚れ直さない人が居ると思いますか






「理久好き」






「知ってる」

10 :夕華 (vPlR0wjeSo):06/24(日) 15:20:34 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「今日バスケ終わるの遅いんだよね」






私には得意なことが無いから部活に入ってない






だけど理久はバスケが上手。






「うん、いいよ。頑張って」






そしてバスケ部の副部長






完璧すぎます、理久氏は。






「7時には終わるけど‥」






「見学したいです」






付きあって結構たつのに、まだ理久のバスケしてる所は見たことがないんです






恥ずかしいことに。






「え、やだ帰って」






「ひどっ」






理久は照れると可愛いんだけど言うことは結構酷い






「いいじゃん、見たことないもん」






「…」






あはは、超悩んでる






そんなに恥ずかしいの?






「俺を見るなよ」






「見ないっ」






理久しか見ないけど。

11 :夕華 (vPlR0wjeSo):06/24(日) 21:04:51 HOST:softbank220060210130.bbtec.net


♭ 挨拶していませんでしたね 汗
  前の小説でもしてなかった気がしますが ←
  改めまして、夕華です。
  正直言ってこれが何作目か覚えてませんが
  今回も頑張りますb
  今回は500以内で収めようと思います('A`)
  コメくれるとかなり嬉しいです え
  今回も応援宜しくお願いします! ♭

12 :夕華 (vPlR0wjeSo):06/24(日) 21:26:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、先輩こんにちわー」






理久が入るなり後輩からの挨拶






それより今私は隠れてます、理久の後ろに。






無理矢理だけどね。






なぜかはもう分かるでしょ。






「先輩、今日は‥」






やっぱり。






気づくよね、こんな怪しい理久の格好






「…あの」






「もももう、練習していいからっ」






理久は後輩を無理矢理追い払う






「バスケ部の奴らうるさいから」






理久は私をバスケ部の人達から見えにくい場所に置く

13 :夕華 (vPlR0wjeSo):06/24(日) 21:32:13 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「ごめん、あいつら言いふらしてまじ‥」






ねえ理久






もう遅いよ。






「せんぱあい。誰っすか、その子」






理久はガクッと肩を落とす






「うるさい、お前ら練習してろっ」






「先輩に彼女居るとか何も聞いてないんですけどーっ」






理久はボールをぶつけて後輩を追い払う






「ごめん、寒かったらこれ着てて」






理久は私に制服の上着を貸してくれた






‥優しい。

14 :夕華 (vPlR0wjeSo):06/30(土) 18:34:37 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「理久ってバスケ上手いんだね」






「うん、ずっと上手いって言われてきたし」






理久はワザと自慢する






本当のことなんだけどね






「てかさ、ずっと俺のこと見てたでしょ。」






見ないわけが無い。






「ガン見野郎」






「うるさいっ」

15 :夏華:07/01(日) 00:54:37 HOST:ser357666003579924
理久の性格スキっ!!
キュンってきますねw←
更新楽しみにしてます☆

16 :思春期娘。:07/01(日) 09:04:35 HOST:59.172.12.61.ap.gmo-access.jp
ぃやぁー!!
理久ヵっこょすぎじゃなぃですヵ!!
ゥチのスキな人もこんな感じなんですょお♪
更新頑張ってくださぃ♪

17 :夕華 (vPlR0wjeSo):07/05(木) 19:50:54 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
夏華サンぇ
レスありがとうです!
スキですか♥♥
キュンキュンしてください 藁
頑張ります♬
これからも応援宜しくお願いします!!

思春期娘。サンぇ
レスありがとうです!
カッコよすぎですか 藁
頑張ります♬
応援宜しくお願いします!!

18 :夕華 (vPlR0wjeSo):07/07(土) 17:02:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ねえ、どうだった?」






「あたしもうすぐで赤点だよ」






どうしよう






「…」






どうしよう、どうしよう






「今回はみんな悪かったなー」






先生の話とか聞いてられません






ていうか、なにも耳に入にない






「…」






やってきました期末テスト






そして結果が帰ってきた






私ってこんなにバカだったっけ?






どうしようね、ほんとに。






誰にも言えないこの点数






やばいって、ほんとに。






「おまえ何点だった?」






来ましたよ、テンサイ理久君








19 :夕華 (eIciS8mlVU):07/11(水) 22:56:09 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「やだっ」






絶対誰にも教えないっ






「なんでよ、見せろって」






「理久笑うじゃん」






理久は私の言葉をスルーしてテストを獲ろうとする






「あ、やばい」






「なに‥」






あ、獲られた。






まただよ、理久はいきなり違うこと言って






私の気が抜けてる間に盗む。






しかも一瞬にして。






「…」






あーあ。






だから見ない方がよかったのに






理久、失笑中。






「‥普通じゃん」






そして棒読み






「もういいもん、気使わなくていいもん」






「怒った?」






「知るかっ!」

20 :夕華 (eIciS8mlVU):07/11(水) 22:56:15 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「やだっ」






絶対誰にも教えないっ






「なんでよ、見せろって」






「理久笑うじゃん」






理久は私の言葉をスルーしてテストを獲ろうとする






「あ、やばい」






「なに‥」






あ、獲られた。






まただよ、理久はいきなり違うこと言って






私の気が抜けてる間に盗む。






しかも一瞬にして。






「…」






あーあ。






だから見ない方がよかったのに






理久、失笑中。






「‥普通じゃん」






そして棒読み






「もういいもん、気使わなくていいもん」






「怒った?」






「知るかっ!」

21 :夕華 (eIciS8mlVU):07/11(水) 22:57:17 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
上ミスりました 汗
すみません;

22 :夕華 (eIciS8mlVU):07/11(水) 23:02:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「じゃあさ」






なんだよ、自分の自慢でもするのかよっ






「勉強しよっか」






「嫌」






「…」






あ、理久怒った






「お前これはないって。しかも俺もあんま良くないし」






そういえば理久の点数聞いてない‥






「テスト見せてっ」






「え」






「…」

23 :夕華 (eIciS8mlVU):07/11(水) 23:07:57 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
見なきゃよかった






見た私が馬鹿だった






理久なんかに勝てるわけないし






理久に近づくこともできないのに。






どこまで馬鹿なんでしょうか、私は。






「返す‥」






「泣くなよ?」






英語、98点






ありえませんって、こんなの。






「お前よりはいいけどさ、前より1点落ちてんだよね」






「理久ってガリ勉だったっけ」






「授業聞いてたら大体分かるじゃん」






なんか、違う






きっと理久は人間じゃないのね、そうよそうよ






「あ、ごめん、沈んだ?」






「もう勉強しないし」






「ごめんてー」

24 :夕華 (eIciS8mlVU):07/15(日) 17:33:50 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「起きてる?」






「‥」






あ、やばい






寝てた。






「誰のために勉強してんだよ」






「わけ分かんないもん」






もう勉強しないって言ったのに。






「勉強する気ないでしょ」






「理久が無理矢理連れて来たんじゃん」






文字ばっかりの教科書とテキスト






見るだけで破りたくなる。






「お前ノートに落書きしすぎ。聞いてないよね、授業」






図星。






「基本がなってないんだって。1年生やり直せ」






「英語はジェスチャーで伝わるのっ」






「テストの時は無理だけどね」






「…」

25 :夕華 (eIciS8mlVU):07/15(日) 17:48:24 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「お腹空いた」






「テキスト終わってからね」






‥ヤダヤダヤダ






勉強きらい






なんか食べないと何もできない






勉強したくない






…なんて






理久の前で言ったら殺されるだろーな。






なんか超真面目だし、ここでいっぱい言ったら切れるだろうし。






「‥」






「見すぎ。」






ガン見させてくれない理久君。






そんなに恥ずかしいの?






なんて言ったらよけい恥ずかしがるから言えません。






「ねえ大和田君。大和田君ってなんで頭いいの?」






「武井さんみたいにサボらないからね」






うわ、むかつく。






なんか笑顔で言ってるし






それに素でキュンと来たし






「大和田君ってさ、むかつくよね」






「武井さんってさ、結構前のテストで数学41点だったよね」

26 :思春期娘。:07/15(日) 18:33:56 HOST:60.172.12.61.ap.gmo-access.jp
こんな純粋なカッポー ←
ぃぃなぁ♪"
続き頑張ってくださぃ!

27 :夕華 (eIciS8mlVU):07/15(日) 19:24:57 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
思春期娘。サンぇ
レスありがとうです!
純粋ですかw 笑
頑張ります♥
応援宜しくお願いします!!

28 :夕華 (eIciS8mlVU):07/15(日) 19:37:59 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、もう6時半じゃん。帰らなくていいの?」






「まだいいよ」






まだ明るいし、遅くてもなにも言わないだろうし。






「そっか。そんなに勉強したいんだね」






…ちょっと待て、理久氏。






勉強とかするはずがないのに。






「じゃー帰る」






「ダメ。」






マジかよ






そんな顔で見つめないでよ、格好良すぎる‥






あー。






きもいな、自分。






「7時まではいいでしょ」






「急にお腹が痛くなった」






「じゃーもうお菓子食べれないけどね」






…意地悪、エス、ドエス。






お菓子が死ぬほど好きなこと知ってるくせに。






「…」






「佳代が頭悪いのが悪い。だから頭良くしてやるよ」





29 :夕華 (eIciS8mlVU):07/15(日) 19:49:01 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「やればできんじゃん」






理久氏からのお褒めの一言。






テキスト5ページは私にとってはキツすぎる






「腹へった?」






「大分前から。」






理久は笑って、私の腕をひっぱって私を立たせた






「送ってくから。はやく用意しろ」






「これちょーだい」






お菓子は貰っていかないと。






「はいはい。全部どーぞ」






「やった」






理久の言うとおりに、全部鞄に入れてやった。






「行くよ?」






「うんっ」






自転車の後ろに乗るのが好きで好きでたまらない私。






やばい、緊張してきた






「なんか緊張してない?」






「好きなの、後ろに乗るの」






「変人」






余計な一言だっての。






「知ってた?二人乗りすると罰金取られるんだって」






「へえ。じゃー佳代が払ってね」






理久は笑いながら言う






「嫌だし」






「じゃー下りろ」






‥でたよ、出ましたよ






理久氏のエス。






「なんか理久キャラ変わった」






「変わってない」

30 :夕華 (eIciS8mlVU):07/16(月) 19:26:41 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ありがとね」






「いーえ」






もう外は暗い






理久は1人で帰れるかな‥






「俺、男ね。1人で帰れるから」






「え‥」






なんでだろう






なんで理久は、私が考えてること分かるんだろう






すごい才能持ってたりする?






「…」






「‥理久?」






理久が急に黙り込んだ






「あー‥のさ…?」






なんか、じれったい。






いつもならバンバン言うくせに






どうしたんだろ‥






「まじキャラ変わるんですけど‥いい?」






「もう変わったじゃん」






あ、理久の顔赤い。






「いいから」






「うん?」






…え






え?






えっ?

31 :夕華 (eIciS8mlVU):07/22(日) 17:23:30 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
理久が






あの理久が






佳代を抱きしめた






「…」






何も喋れない






何も出来ない






信じられない






「‥今日は早く寝ろよ?」






理久はそう言うと、自分から私を離した






「お前の朝の顔さ、眠たそうで酷い顔してんの」






「酷くないもん」






偉そうに言う理久に、偉そうに返してやった

32 :夕華 (eIciS8mlVU):07/27(金) 13:22:50 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、そうだ」






日曜の朝9時






まだ眠たいのに、無理矢理起こされた俺。






「夏休み中はね、私の姉がうちに泊まるからね」






「は?」






「なんか機嫌悪くない?」






機嫌がいいはずが無い。






早くに起こされて、何も聞いてなかったのに。






「娘さんと一緒に来るらしいから。仲良くしてねー」






「…」








33 :夕華 (eIciS8mlVU):07/27(金) 13:38:44 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「やっだ、ほんと久しぶり!!」






「‥老けたね」






「あんたもねっ!」






荷物をたくさん抱えて来た、母ちゃんの姉さん






「あら理久じゃんっ、あんた大きくなったね!!」






大人な格好して、無駄に高いこのテンション。






「理久ってもう17だよね?」






「多分」






「うちの子と同い年じゃん、仲良くしてね?あの子、ひねくれてるけど。」






ひねくれてる女






一番扱いにくい。






「ちょっとママ、あたしマニキュア忘れちゃった。」






やっとタクシーから出てきた






親と似ていて大人しい格好と思った






だけど。






「あのマニキュアじゃないと嫌なの、だから帰りたい」






ギャルっていうか、無駄に派手というか






露出が多いというか‥






「ごめんね、すごくワガママで。」






「あたしの事?!」






お前以外いねぇよ。

34 :夕華 (eIciS8mlVU):07/27(金) 14:09:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ねえおばさん、あたしの部屋どこ?」






「理久の隣の部屋よ。狭いけど綺麗にしてるから」






あーあ






もう知らない、俺。






「サトミ、あんた部屋汚しちゃダメよ?」






「はいはい」






適当に流してるし。






「…あんた名前何」






いきなりだな。






「‥理久」






「ママァ、あたしのマニキュアどうすればいいの?」






スルーかよ。








35 :あい:07/28(土) 09:54:26 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
面白いデス(●'З`)db⌒☆頑張ってください☆ァヶ゛

36 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 14:42:52 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あいサンぇ
レスありがとうです!
めっちゃ嬉しいです♡
もっと面白くなるように頑張りますw
頑張ります♬
応援宜しくお願いします!!

37 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 14:58:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「理久、あんた携帯鳴ってるわよ」






「あー」






誰だよ、今忙しいのにかけてくんなよ‥






と、思ったのはナシにして下さい。






「もしもし」






「あ、理久?」






佳代だ






「あのね、沙希が佑輔君のアド知りたいらしいから、沙希にメールしてくれる?」






「ああ、あいつね。佑輔のアド送ればいいの?」






「うん、そうなの。じゃお願いね」






切れた。






まあ、しょうがない






佳代は自分の用件を言ったらすぐに切るから。






「だーれ?」






「関係ねぇし」






「女?」






あーしつこい






俺に興味ねぇくせに






こーゆー事はすぐ聞いてくる






「いいじゃん、彼女?好きな子?」






「うるせぇな。つかお前それはずせよ、家の中なのに」






家の着いたときからつけてる、サングラス






「嫌だ。」






「…」

38 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 18:22:30 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ねみ‥」






俺が起きるのを待ってたみたいに






俺が部屋のドアを開けたらあいつが前に立っていた






「なに」






しかも、ばっちり化粧して。






「無くなったの。」






「なにが?」






「マスカラ。」






だから何だよ






って感じだけど、こいつなら言うだろう






「マスカラが無いの嫌。だから買いに行きたい」






ってな。






「親と行けばいいじゃん?」






「うちのママがここら辺の事分かるわけないでしょ」






人にものを頼むときの態度かよ?






まじ生意気っていうか‥






「ほら、早く着替えて!ダサイ格好したらダメだからね?!」






「あーもう‥」

39 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 18:33:28 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「てか安くない?!あたしあんなに安いの初めて見た!!」






「そうですか。」






マスカラとか無くていいじゃん






つーか化粧とかめんどくさいだろ‥






「理久ーッ!!!」






「あんた生きてたの!?」






最悪






クラスの奴らに会ってしまった可哀相な俺。






「誰?友達?」






いや、あいつらは好きなんだけどさ‥






「‥理久、お前この子誰だよ?」






「佳代はどうしたの?!」






ほらね。






「佳代はっ!?あんた佳代どうしたの!!」






「セクシーな女にしたのかよ」






勘違い激しいからな、こいつ達は。






「俺の親の姉の、娘。夏休みだけこっちに来てんの」






「は。お前それ早く言えよ」






「もーまじビビッた。言うの遅すぎっ」






言えないって、あのテンションの時は。

40 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 22:02:56 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「へえーん。」






「…なに」






キモイぐらいに笑うこいつ






「やっぱり彼女、居たんだ?」






秘密を知っちゃった的な顔をする






いろいろうるさそう、こいつに知られると。






「どんな子?あたしより可愛い?」






あーうぜ。






「可愛いんじゃないの、お前より」






化粧の濃さは負けるけど。






「はあ‥」



41 :夕華 (eIciS8mlVU):07/28(土) 22:12:19 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「理久にも彼女居るのね。あたしも作んないと」






いきなりすごいスピードで、バックからマスカラと鏡を取りだした






「は、なにしてんの」






「え、早く彼氏見つけないと。いつでも準備しとかないと男来ないじゃん」






なんか真剣な顔してやってると思ったら。






「いつ彼氏と別れたの?」






なんとなく聞いたけど






いきなり顔が暗くなった






「‥あたしお腹空いた。だけどお金ない」






「おごれって?」






「あの店がいい!!」

42 :夏華:07/29(日) 12:25:07 HOST:ser357666003579924
久しぶりのぁげです☆
きゃぁーーーーーーwwww
リクゃばぃ!かっこょすぎ!!


これからも頑張ってくださぃ!

43 :あい:07/30(月) 08:26:41 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
リクカッコイイ!!彼氏にしたいデス((ワラ

頑張ってください!ァヶ゛☆


44 :RE:蘭子|b'`$:07/30(月) 20:02:52 HOST:softbank219204161006.bbtec.net

ちょ──っお久しぶりです(ω)!
夏休みわいかがお過ごしでしょうかw ぷ

いやあ…っ゜+.(*ノェノ)゚+.
理久くん.やたらカッコイイですねえ♡ ←
サトミちヤんもいいキャラですねpq'`*
安いマスカラうちも欲しいですよw え

更新頑張って下さい(^ω^)



45 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 15:00:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
夏華サンぇ
レスありがとうです!
お久しぶりです♥
やばいですかw 笑
頑張ります♬
これからも応援宜しくお願いします!!

あいサンぇ
レスありがとうです!
理久が彼氏でいいんですか?w
頑張ります♪
応援宜しくお願いします!!

RE:蘭子|b'`$サンぇ
レスありがとうです!
ですね。
やたらカッコイイですか 藁
マスカラ高いですもんね 泣
頑張ります♪
これからも応援宜しくお願いします!!

46 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 15:25:34 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「‥頼みすぎだろ」






お前ほんとに女かよ






「は、こんなの普通じゃん」






いや、女じゃないって、この量






つか、異常。






「どんだけー‥」






なんか、自分が小食に感じてきた






「でも細いよね」






「…」






いきなり食べるのを止めて






俺をずっと見つめる






「理久‥あたしの事見すぎだよ」






「…」






「あたし食べても太らないし。だから細いの」






また嬉しそうにどんどん食べ始める






‥食べないよりは、食べるほうがいいよな






食い過ぎは別だけど。






「こっち居てさ、友達と会えないけどいいわけ?」






「いいの。あたし友達すぐできるから」






「そーですか」






緊張しねぇし






落ち着かないわけじゃないし






別に嫌いじゃないし






夏休みだけでも、遊んでやるか。

47 :あい:08/01(水) 17:58:18 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
頑張って下さーいヽ(○´3`)3`)3`)3`)ノ
ァヶ゛ます☆

48 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 22:19:36 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あいサンぇ
レスありがとうです!
頑張ります♬
アゲありがとうございますw
応援宜しくお願いします!!

49 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 22:31:03 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、もしもし理久?」






「うん、俺」






2日ぶりに聞く、佳代の声






嬉しい






「あのね、明日暇?」






「明日?暇暇。」






「希美ちゃんカップルと花火しようっ」






あー






佳代と遊べる






大分遊んでなかったし






絶対行く。






「いいよ、何時から?」






「5時ー。遊んで花火するって」






「分かった。じゃあな」






今日はきっと






興奮して眠れないな。

50 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 22:47:40 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「りーくー」






「なんですかー」






甘ったるい声で俺の名前を呼ぶ






露出しまくりの服で平気で男に触る






あいつしか居ねぇよな。






「あたし明日暇なの」






「で?」






「買い物行きたいっ」






人の頼む時だけ上目使い






長い爪で俺を突く






そんなの効かねぇよ。






「明日は俺も用事あるの」






「なにするの?」






…言うべきか






言わないべきか






こいつに言ったら親にチクって






騒いで‥






「あ、彼女か。」






自分から気づくしは成長したな、こいつも。






「佳代だっけ?あたしも会いたいから行くっ」






「駄目」






「なんで!あたしも行きたいっ」






「駄目ー」








51 :夕華 (eIciS8mlVU):08/01(水) 22:55:04 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「てか理久とじゃなきゃ買い物行きたくない」






「なんでよ」






俺が立って、部屋を出ても






こいつはついてくる。






「サトミは理久がいいのー」






「俺は嫌なのー」






なんか、犬みたいにチョロチョロするこいつ






「あら、あんた達仲いいのねえ」






「理久がサトミのこと拒否するぅ…」






俺が悪いみたいに言いやがって‥






「明日、サトミと理久は一緒に買い物行ってきますっ」






「は?!」






「サトミ洋服欲しい。もうすぐ誕生日だから買ってねー」






「…」

52 :あい:08/02(木) 09:54:35 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
おお。。サトミちゃん粘り強い!!

(+'u`pァヶ゛q)◇+。

53 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 22:23:04 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あいサンぇ
レスありがとうです!
粘り強いですかね? え
これからも応援宜しくお願いします!!

54 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 22:32:45 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「…あ?」






やばい






はんぱない、この暑さ






まだ朝なのに






「暑いよ‥」






ここの家、朝からクーラーつけちゃ駄目だもんな…






「理久‥」






そうだ、彼女と遊んでるんだっけ






でもあいつ朝に弱いし、もしかしたら






あたしと買い物行ってくれるかも






「…」






なんて思ったけど、やっぱ居ない。






当たり前か、彼女が大事だもん






「んー‥」






いやだ、この嫌な感じ






また1人






ずっと1人






いつも、1人…

55 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 22:47:03 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「佳代の花火超きれー!」






久しぶりの理久と一緒






嬉しい






「竜君の花火も綺麗っ」






「希美みたいじゃん?」






「もー竜君っ!」






超ラブラブ‥






「佳代、ほら」






「え‥」






「線香花火、佳代好きだよね」

56 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 22:53:35 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「うんっ、理久も好き?」






「うん、好き」






理久は私の隣に座って、火をつけてくれる






「宿題終わった?」






「まったく…」






あんなの多すぎるよ






頭悪い私ができるはずない‥






「今度一緒にやんない?」






「教えてくれるの!?」






「もち。」






理久がいればすぐ終わるっ!






ていうか、また理久と会えるっ






「理久は頭いいもんね」






「知ってる」

57 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 22:58:49 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「理久ー」






「あー?」






今日は緊張したって、マジで。






佳代は浴衣着てたし、なんかやたらと






可愛くて。






「あたしと買い物行こうよ」






「あー今度ね」






やべ、サトミの言葉とか全然頭入んない






「サトミと出かけたくないのー?!」






「だってお前金もってねぇじゃん」






「…」






あ、黙った






「理久と遊ぶためにお金貯めたんだよっ」






自慢気に札を見せつける






「友達と行けば?」






「こっちに友達なんか居ない」






「そーでしたね」

58 :夕華 (eIciS8mlVU):08/04(土) 23:08:10 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あたし暇なんだもん。ママ達いっつも出かけるし、理久はサトミの事相手してくんないもん」






なんだこいつは。






やたらと派手で、気が強いくせに






やたらと寂しがり屋






すごいギャップ。






「‥いつがいいの?」






「明日っ!!」






今日は早く寝ないと






明日の夜は死ぬだろう‥






「サトミね、洋服とかね、アイスとか食べたりね、今すごい欲しい靴があってね…」






わかりやすい奴。






「でね、ママから誕生日代もらっていっぱい買ってね、理久からも買ってもらってね‥」








59 :夕華 (eIciS8mlVU):08/05(日) 18:32:16 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「次あそこ行く!!」






なんで女って






買い物の時だけすごい体力があんの?






「お前‥」






そんなに高い靴はいて






一回も転ばないで走り回って‥






「なにー?」






「…別に」






「クレープ食べたーい」






どんだけだよ。






ちなみに僕の手、あいつが買った物でふさがってます。






あいつの手もふさがってますし。






よく金があるよな‥






「お昼なに食べるー?」






「なんでもいいー」






「あたしも何でもいいや」

60 :夕華 (eIciS8mlVU):08/05(日) 18:43:08 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「サトミ足疲れたあ‥」






そんだけ高い靴じゃ足もつかれるって。






「ベンチ座りたい」






「はいはい」






俺も疲れたし、しばらく休むかな。






「‥大和田?」






俺もあいつも、顔を上げる






あー






やばい






学校の奴…






「‥佳代、来てるよ?」






うわ‥






絶対勘違いするよね、この現場






「ごめん瑠璃‥」






やばい、佳代登場…






「あっ、お姉さんの娘さん?」












61 :夕華 (eIciS8mlVU):08/06(月) 15:39:20 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「え、なんで知ってんの?」






「いろんな子がみんなに言ってたよ」






良かったような、そうでもないような‥






「な、なんでもないから。ただ買い物を‥」






「あは、分かってるよ」






佳代が物わかりがいい奴でよかった、ほんとに。






「ちゃんと佳代とメールとかしてよ?夏休み中は会えないんだから。」






佳代の友達に言われてしまった






「はいはい」






「じゃ、私行くね。じゃあね」






佳代がサトミに手を振る






「…」






ただ微笑んで頷くだけ。






もっと愛想よくできないのかよ






つか、サトミらしくない






「機嫌悪い?」






一応、佳代達が行って聞いてみた






「なんか嫌。なんで理久の彼女が可愛いの!?」






え、そんな。






「理久にもあんな可愛い彼女が居るって、あたしどんだけモテないんだよ‥」






そんなにレベル低いですかね、俺は。






「いいな…」






「あ?」






「別に。」








62 :夕華 (eIciS8mlVU):08/11(土) 23:08:06 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「どこ行くの?」






「登校日なんで。」






登校日なんて無くてもいいのに。






「…学校楽しいの?」






「楽しいんじゃない?」






別になにもいらなかったよな‥






「あたしも行こうかなー」






「…」






なに言い出すんだ、こいつは。






「あんた何言ってんの、ちょっとはお手伝いしなさいよ」






いいところにサトミママ登場






「お手伝いってなに」






「掃除とかいろいろ。いつまでもゴロゴロしちゃ駄目っ」






「いっつもサトミのことどこにも連れて行ってくれないくせにっ」






あー






始まったよ、喧嘩。






「俺、行ってきます」






「あ、いってらっしゃーい」






「理久行っちゃったじゃーん!」






「部屋のカーテン開けて窓もあけなさいっ」







63 :夕華 (eIciS8mlVU):08/11(土) 23:24:58 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「理久おはよー」






「おひさー」






懐かしいな、教室。






ちょっとしか経ってないけど






「‥佳代は?」






いつも居るのに佳代が居ない






どこ行った?






「倉掛君とどっか行ったよ?」






あーらヤダ。






朝から嫌なこと聞いちゃったわね。






「仲良さそうにね。」






「…」






だから何だよ。






「もー。探してこいって言ってんのに」






「倉掛と佳代は友達です」






「今頃ラブラブかもね、佳代と倉掛」

64 :夕華 (eIciS8mlVU):08/11(土) 23:46:16 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*


「居ねぇ‥」






一階にも、二階にも居ない






どこだよ‥






「あ」






居た。






「佳代?」






つか、1人‥






倉掛はどうした?






「あ、理久っ。もーすぐ始まるね、だから私行くね!」






なんだよこいつ






なんか焦ってる。






「倉掛は?」






「…多分、もう帰ったんじゃない?



65 :夕華 (eIciS8mlVU):08/11(土) 23:54:22 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「佳代?」






「え」






ずっとおかしい、佳代。






「どうした?」






「え?なにが?」






あんまり聞かないほうがいいのか?






いや、でも聞きたいし






でも佳代が嫌かもだし‥






「あ、勉強いつにする?」






「勉強‥あ、勉強ね。いつでもいいよ」

66 :夕華 (eIciS8mlVU):08/13(月) 22:00:09 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「おはよー佳代」






「美沙おはよ」






佳代に異常なし。






だけど






「おはよ」






「っおはよ‥」






俺が来ると変になる






とうとう嫌われた?






ええ、嫌だそんなの






「てか‥」






「武井さん」






…あなたが呼び出してから佳代が変なんですよ






倉掛君。

67 :夕華 (eIciS8mlVU):08/13(月) 22:00:54 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「時間いい?」






「ああ‥うん…」






呼び止める権利なんてねぇよな‥






「なにウジってんだよ」






出ました、涼様。






クラスで一番大人でまともな奴






「倉掛はあー見えて女好きだから気をつけな?」






「え」






「一週間で女変えてたからね。今はそこまで無いけど」













まじかよ






「中学で一緒だったからね」






「え、じゃあ何。佳代のこと狙ってんの?」






まさかね。






まさかね。






「多分な。言ってたけど他校の奴しか付きあう気ないって。実際、他校の奴ばっかと付きあってたし、武井は校内の子なんだし本気かも」






恐ぇよ、涼‥






「よく知ってんな」






「俺に知らない事はない。」






「ですよね」

68 :夕華 (eIciS8mlVU):08/13(月) 22:16:07 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、理久っ。あんたなんで2日も学校行ったの!?」






「二年だけの用事があったんだよ」






やっぱ家にはこいつが居る






もう慣れたけど。






「あんたなんか悩んでるでしょー」






「え」






「彼女か。どうした、喧嘩?」






なんだこいつ、なぜ分かる…






「あ、様子が変なんだ?」






俺なにも言ってねぇし






「そういうのちゃんと聞いたほうがいいよ?聞かないままってありえない。たぶん彼女も悩んでるし」






「なんで」






「女を分かってねぇな。気づいてほしいんだよ、佳代リンも。」






佳代リンって。






「いい、あんたは彼女から話しを聞く。んでその原因が男だったらそいつ殴るの」






「ええっ」






「そしたら彼女がキューンッてなってもっとラブラブになる」

69 :夕華 (eIciS8mlVU):08/14(火) 21:46:16 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「またどっか行くの?」






「ちょっとね」






‥なんだよ、その顔。






「連れてかないよ?」






「サトミの悩殺顔も効かないのかよっ」






んなの効くか。






「サトミ1人で悲ちぃ‥」






「じゃあ俺行くからー。7時までには帰る」






「ちょっとー!!」



70 :夕華 (eIciS8mlVU):08/14(火) 21:55:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「わり、遅れた」






「ううん、全然」






さて。






どうする僕。






ファミレスの中で勉強中にズバッと聞くか






それなりの雰囲気になって聞くか。






「じゃあ‥入ろっか」






「おおおおうっ」






やばい、焦るな俺






「何にしよっかなぁ‥」






佳代、最近へんだけどどうした?






こんな感じ?






俺は彼氏だし別に聞いていいんだろうけど






もももももももし






佳代が倉掛に告られて変になってる






とかだったらどうよ?






俺なにか返せますかね?






普通にお友達の事殴れないし、つか殴ったら痛いし






「…理久?」

71 :夕華 (eIciS8mlVU):08/14(火) 22:00:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「決めた?」






「あ、佳代と同じのでいいよ」






「そう」






佳代はいつもより普通だし






俺が悩んでる間にも、店員さんに注文してくれてるし






気がきく子だなってなんか思っちゃってるし






「勉強がんばらなきゃ」






そう、そう。






俺の目的は勉強。






そう、勉強…

72 :333:08/15(水) 13:13:19 HOST:softbank219208230171.bbtec.net
あげです!めちゃオモロ(・∀・)

73 :あい:08/16(木) 11:18:57 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
あげぇぇぇええぇ

74 :夕華 (eIciS8mlVU):08/18(土) 16:15:55 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
333サンぇ
レスありがとうです!
あげありがとうございます♥
嬉しいですw
応援宜しくお願いします!!

あいサンぇ
レスありがとうです!
あげありがとうございます♬
これからも応援宜しくお願いします!!

75 :夕華 (eIciS8mlVU):08/18(土) 16:25:49 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あのー‥」






「ここ意味分かんない‥」






こんな小さい声じゃ聞こえませんよね…






「か‥」






「お待たせしました」






丁度いいタイミングで店員登場






「ね、ここって7でいいの?」






「え、あ、はい」






じ、自信をもて僕!






落ち着け自分‥






「ね、佳代」






「ん?」






「‥最近どうした?」






「え?」

76 :夕華 (eIciS8mlVU):08/18(土) 16:48:20 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「倉掛となんかあった?」






「ああ‥」






聞いちゃったよ






この勇気、今日は自分を褒めるわよ






「‥告られた」






「あ、そうだったんだ…」






ああ涼様






涼様の言ったこと当たってますよ






「理久と付きあってる。って言っても、なんかよく呼び出されてて‥」






「嫌‥だよね」






「うん…」

77 :(xFy/V8wehE):08/18(土) 16:58:57 HOST:KHP059134127182.ppp-bb.dion.ne.jp

「君だけのあたし。」を
書いている優です★+.
いいですね、この小説('A`)!
はまりました*
こっちも見に来て下さいな♪!


.

78 :夕華 (eIciS8mlVU):08/19(日) 17:15:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
優サンぇ
レスありがとうです!
嬉しいですw
拝見します♪
応援宜しくお願いします!!

79 :夕華 (eIciS8mlVU):08/19(日) 17:24:29 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「うはは、告られたの!」






「なに笑ってんだよ」






笑えないって、こんなの。






涼に言っても






あ、やっぱり?






だけ。






「理久はなんて言ったの?」






「とりあえず休みだし、休み終わってもまだ‥」






「超ありえないんですけど!!」






ええ、なんすかこの子。






「俺は絶対渡さないって言わなきゃっ」






「そんな事いえねぇよ」






「ほんと恥ずかしがり屋ですよね」






自分でも分かってますよ








80 :夕華 (eIciS8mlVU):08/22(水) 21:55:52 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「暇」






「あそ」






「遊ぼ」






「嫌」






なんーか






こいつはやたらと俺に絡んでくる






「あたし友達居ないもん、友達ほしー‥」






「作ればいいじゃん」






「やだ面倒くさいっ」






矛盾…






「もー佳代ちゃんとの事なんも言ってあげないっ」






「は?」






なんか言ったっけ、こいつ






「あたしが何があったか聞けってい言ったんじゃん!」






「そうだったねー」






「恩知らず」






むかつく






「学校始まっても気まずいんじゃない?サトミがなんか言ってあげないと、理久君なにも言えないもんね」






なめやがって






「相手に獲られるよ?女なんてね、優しくてカッコイイ男にコロッといくからねえ」






おばさんかよ、こいつ。






「大好きな佳代ちゃんには新しい彼氏いて、毎日ラブラブで理久の事なんか昔の男だもん、話しかけてもくれもしないって」






「…」

81 :あい:08/24(金) 09:13:30 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
あげます(*◈・∀・▧*σ)σがんばれ夕華サン ☻

82 :夕華 (eIciS8mlVU):08/26(日) 15:07:05 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あいサンぇ
レスありがとうです!
あげありがとうございます★!
頑張ります♡
これからも応援宜しくお願いします!!


83 :夕華 (eIciS8mlVU):08/26(日) 15:21:28 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―*

「…」






どうしようね、この状況






あんだけ「遊ぶ」って騒いだのに






俺のベットの上で寝やがった。






俺の腕をちゃっかり掴んでるし






動こうとしてもほどけない。






「おい‥」






こんな寝顔見ると、起こす気力無くすって






放送禁止な顔ですから。






「かーちゃーん‥」






ここから一階に聞こえるはずねぇか…






ちょっと思う






いや、かなり思う






こいつの化粧とってみたい






って。






でもすごい顔だと思うし






見たら気絶するかもしんないし、止めておこう








84 :夕華 (eIciS8mlVU):08/26(日) 15:29:29 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

ここはメルヘンな国






お城の周りには、綺麗に咲いた可愛い花






白くて大きくて、いつも見張りがいるお城






そこにいるお姫様は、綺麗な茶色のクルクル巻かれた髪






長いまつげに、細い指






ピンクのドレスを着て、高いヒールを履いたお姫様






そんな姫と結婚することになったのは俺






なんたって王子ですから。






「理久様、サトミ姫とお幸せに」













は?






「え、サトミ‥?」

85 :夕華 (eIciS8mlVU):08/26(日) 15:36:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「ちょ、ちょ待て。俺帰る」






「今さら何ですか。ほら、姫があそこに」






え、やだ






やだやだやだ






「サトミ姫ー!」






なに呼んでんだよこの人っ






「はあいっ」






そんな喋り方キモイってば






「うっそお、結婚する相手って理久様だったのぉ?」






見たくない






だって絶対いつもより化粧濃いはずっ






「理久様、目を開けて」






いやだいやだいやだ






ええ、ちょっと待とうよ君






い‥






いいいいいっ…

















86 :夕華 (eIciS8mlVU):08/26(日) 15:42:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
時計の針は、2時をさしている






もちろん外は暗い






「夢…」






気付けば大量の汗






「こえぇっ」






もうほんとダメじゃん俺






いっつも誰かの隣で寝ると






そいつと結婚する夢を見る






修学旅行の時なんか






涼と結婚する夢を‥






「どんだけー…」






あ、サトミが居ない






と思ったら。






ベットから落ちてるし。






腹出して寝やがって






風邪引くだろうがっ






「ちゃんとしろバカッ」






俺の布団をかけてやる俺






なんて優しいのだろう。






「眠‥」

87 :夕華 (eIciS8mlVU):08/28(火) 23:56:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「人のこと言えないじゃん」






「…」






こいつに布団かけてやったら






俺が風邪ひいちゃった






キャハッ!






「クーラーつけっぱなしとかバカじゃん」






「お前が落ちなかったら風邪引かなかったんだよ」






あーやばい






声が違う






「朝食ったの?」






「理久のこと見てたから食べてない」






何気に嬉しかったりする






「いいよ、食べてきて。俺1人で大丈夫」






「追い出すとかひどっ。いいけど」






「違うって」





88 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 00:01:57 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あ、涼?風邪ひいた」






「え、なんでよ。つかなんで電話?」






「涼の声が聞きたかったの」






「そうかい」






変にノリはいい涼






「暇なんだ?」






「うん」






「武井は?」






そこは聞かないでおこうよ、涼さん






「行ってあげようか?」






「うん、待ってる」






涼はいっつも風邪引くと来てくれる






超優しくて頭良くてハンサムなイケメン君で完璧。





「なんか女みたい」






「俺、女だったら涼に惚れてた」






「どうも」

89 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 14:40:50 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「やっぱ告られてたんだな」






「何も言えなかったんです」






「俺も言えない、多分」






涼は優しいな






ほんとは言えるのに、俺がいるからそんな事言う






「理久は武井と居ろ」






「りーくー」






うわ、来た






「サトミねえ、ママと買い物‥」






「…」













涼に言ってない‥






「他に女居たのかよ」






「違う違うっ」






涼は浮気する奴には恐いから‥






「じゃ、誰」






「親の姉の子ども‥」






恐いってば。






「俺の女とかじゃなくて、たただ家に居るだけの‥」






やばい、噛みまくり






だって恐いんだもん、涼






「この子とできたら友達止める」






「絶対無いっ!!」






「理久!」

90 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 15:08:09 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あの人恐いね」






「普段は超優しいんだけどね」






なんとか涼は帰った






「まだ全部聞いてない」って顔して。






「なんであんなに恐いわけ?」






「知らね」






そう言えば、なんでだろ






「あーあ。理久が風邪引かなかったら‥」






「遊びに行けたのに。って?」






なんか最近、サトミが読めてきた






わかりやすいって言うか、素直すぎるっていうか。






「行ってやるってば」






「え!!」






「行かなかったらウザイじゃん」






サトミは目を輝かせたまま。






「理久大好きッ」






「あっそ」






「でも恋愛対象には絶対ならないッ」






「…」








91 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 15:12:41 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

一緒に買い物に行ってやったら






かなり買ってて、俺は荷物持ち。






まあ、読めてたけど。






途中でクラスメイトに会って勘違いされるし






浮気って騒がれるし






クラスの奴はそういう奴ばっかりって分かってるけど。






「お腹空いた‥」






「おごらないけど。」






「サトミがおごってやるんだよっ」






ちょっとこいつも成長した






いや、ほんとにほんのちょっと。






こういうの、楽しかったりする。


92 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 18:37:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ええ、今日から学校始まるの?」






「うん。そっちは?」






「あと6日‥」






なんか知らねぇけど、俺の学校は夏休みが開けるのが早い






めんどくさ






「佳代リン守るりなよっ?」






「はいはい」






言われなくても分かってる






だって嫌だし、佳代が居なくなるの






「サトミが家で待っててあげるからね!!」






「待ってなかったら殺す」






「いってらっしゃいダーリン」






誰だよ、こいつ






うけるけど。






「お昼までには帰ってきなさいよー?」






やばい、もう時間






「あたし達もそろそろ帰んないとねぇ」






「…」

93 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 18:44:04 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「3日後には出ようかしらね」






「荷物まとめるの手伝うから」






「サトミもまとめなさいねー」






そうじゃん、ずっとここに居るんじゃないんだ






「あんた荷物多いんだから、さっさとしなさいよー」






…帰りたくない。






「分かってる?」






「分かってるって」






嫌だ






帰りたくない






理久が居ないなんてヤダ






誰も居なくなる






「学校に戻れるじゃない、友達にも会えるね」






「うん、そうだね」






「サトミなら友達多いでしょー?」






「うん」

94 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 18:47:58 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、理久」






「おはよ」






今日はいつもと違う行動






いつもは友達と居るけど






今日は佳代の隣。






「おはよう、武井さん」






来た、倉掛






「朝から仲いいね」






佳代は苦笑い






「だって付きあってるしね」






「‥武井さん、後で言いたい事あるんだ、いいかな」






「俺も行くけど。」






「は?」

95 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 18:55:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「佳代の彼氏だし。男と2人ってちょっとね」






あえて優しく。






「なにー、理久どうしちゃったの?」






「今日は佳代にベタベタじゃんー」






でた、冷やかし






こいつら好きだからいいんだけど。






「理久‥」






ほんとはこんな事言うの、かなり焦ってる






答えられなくなったらどうしよかと。






でも涼が目を細くして監視してるんです、影で。






俺がなにも言えないから






「佳代は俺の。倉掛のじゃないから」






「え、倉掛って佳代の事好きなの?」






あ、口がすべった







96 :夕華 (eIciS8mlVU):08/29(水) 19:07:08 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「もう呼び出ししないでね、俺も嫌だから」






「…なんだ、知ってたの」






倉掛の声が可愛くなった






と、思うのは俺だけ?






「ごめん、元彼に似てたから」






「もとかのっ?」






佳代が?






「すごい好きだったから。武井さんが似てて、その人のこと思い出して」






‥クラスのやつ、今まで冷やかしてたくせに






かなり聞き入ってるし。






「ごめんね、いろいろと。もうその人も諦めるよ、もう俺のこと気にしないで」






「…」






「かっこいい‥」






えっ?






「倉掛君ってやっぱカッコイイッ」






「次の新しい恋の相手、あたしじゃダメ!?」






おい…






「その人ってどんな人だったの?」






「佳代そっくり?」






「優しい感じだったのー?」






出た、女子の質問攻め






「ああ‥うん、優しかったんだ」






「倉掛君って優しい人好きなんだねっ」






「なんかそんな感じするっ」




97 :(・∀・):08/30(木) 14:55:43 HOST:softbank219011062035.bbtec.net

あげます。
おもしろいです。


98 :夕華 (eIciS8mlVU):08/30(木) 18:25:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
(・∀・)サンぇ
レスありがとうです!
あげありがとうございます♪
そう言ってもらえると
嬉しいです★!
応援宜しくお願いします!!

99 :夕華 (eIciS8mlVU):08/30(木) 18:35:08 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ただいまー」






倉掛は女子に囲まれながら下校






そうなったのは俺のおかげ。






ですよね?






「理久ー」






「あー?」






「…」






なんだよ、こいつ。






いきなり騒ぎ出したり、いきなり黙ったり。






「お腹空いたあ」






「もうすぐじゃないの?」






「そーだね」






こいつキャラ変わった






いいけど。






「ね。サトミが居なくなったら寂しいー?」






「静かにはなるだろうね」






「寂しいか聞いてんの」






まだ帰んねぇくせに何聞いてんだよ






「お前のこと忘れないでやるから」






「適当に流したな」






「そんな事ありませんよ」

100 :夕華 (eIciS8mlVU):08/30(木) 18:37:58 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「今からサトミと遊ぼうっ」






「もう夜じゃん。眠いって」






「サトミ眠くないよ」






俺は眠いんすよ、サトミサン。






「じゃあ一緒に寝よっか」






「は。」






「嘘だし」






意味分かんない、あいつは。

101 :夕華 (eIciS8mlVU):08/30(木) 18:44:09 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「遅れるわよー?」






「分かってるってば」






課題やってねー‥






まあいい、許してくれるし






「行くの?」






「今日は朝練あるから。早く行かねぇと」






そう、僕は今日






朝からバスケで汗を流すのです






なんて青春‥






「…いってらっしゃい」






「やべ、遅れるっ」





102 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 18:49:52 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ただいまー」






思ったよりも部活が長引いた






んで、今は夜の7時半






「あ、あんたサトミ知らない?」






「え、知らない」






「居ないのよお。家出でもしたのかしら」






落ち着いてんな‥






まあ、あいつのことだし






どうせマスカラか何か買いに行ったんだろ






「ちょっと見に行ってきてよ」






「えーっ」






「サトミに何かあったらどうするのっ」






腹へってんのに。






「見つけたら電話してね。ご飯作って待ってるから」






ふつう自分の娘探すなら親が行くだろ






「サトミと喧嘩かんじゃないわよ?」






「しねぇよ」

103 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 19:01:15 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「どこ居んだよ‥」






あいつのアドも番号も知らないし






どこ探せばいいんですか、ほんとに。






「あ、理久ー」






「あっタケじゃん」






古い友達発見






タケは遠出が多いからサトミ見たかも






「あのさ、茶髪で巻き髪の派手な女見てない?」






「そんなのたくさん居るし」






だよな…






「駅前だったらそんな奴たくさん居るよ」






「ありがと、行ってみる」






あいつ、ここらへんの事知らないし






下手に行くと迷うし‥

104 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 19:13:52 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「まじ居ねぇ…」






もう8時なのに。






なんか本気で心配になってきた






あいつ何処行くか分かんねえし‥






「いいじゃん、サトミちゃんから誘ってきたんだし」






「行きたくない」






「サトミちゃんだよ?遊ぼうって言ってきたの」






‥え、なにあれサトミ?






「サトミ行かないっ。そんな事したくない」






「お前どこでもいいって言っただろ。俺の言うこと聞けよ」









「すみません、俺の連れです」

105 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 19:23:34 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「こいつ相手しないほうがいいですよ、超ワガママなんで」






「はっ?ウゼッ」






よかった、すぐサトミから離れた。






逆切れされてたら俺死んでたし






「…何してんだよ」






「…」






なにも言わない






「誰、あいつ」






「知らない‥」






「は?」






意味分かんない、こいつ






遊んでただけ?






「ちゃんと言ってから行けよ」






心配して損した






探しにきても意味なかった。






「何もされてないんだろ?」






「うん」






「ちゃんと親に謝れよな。帰るぞ」








「っやだ」

106 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 19:31:14 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「サトミ帰りたくない」






「は?」






「ここがいい‥」






今にも泣き出しそうな顔






な、なんでっ






「理久と離れるのやだ」






「俺?」






「もう1人になりたくないっ」






いきなり泣き出すサトミ






なにもできない、俺






「理久はサトミのこと相手してくれる。遊んでくれるし一緒に寝てくれるっ、お腹出して寝てたら布団かけてくれるっ」






「おい‥」






「居ないんだもん、友達。理久みたいな人居ないんだもん‥」








107 :夕華 (eIciS8mlVU):08/31(金) 19:57:15 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「友達居ないから理久が嬉しかった。理久は優しいからっ‥」






お、落ち着こう自分






サトミはだからその‥






友達居なくて、寂しかった。






んだよね?






「もうやだ、帰ったらまた1人になる‥」






最初はサトミはワガママって思ってた






だけど






なんか、そこらへんのワガママと違うっていうか‥






「じゃあ、親と話そうよ」






「え‥」






「大丈夫、俺もついてく」






サトミは下を向いたまま






「俺居るじゃん?」






「…」






やっぱサトミも女だな






抱きしめたら、耳まで赤くした






「勘違いすんなよ?お前の泣き顔ヤバイから、他の人が見ないようにしてるだけ」






「理久なんか恋愛対象になんないしっ」






「同感です」

108 :あい:09/02(日) 11:14:47 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
あげぇーがんばってくださーい(♫+♡・艸・♡+♦)

109 :夕華 (eIciS8mlVU):09/07(金) 22:27:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あいサンぇ
レスありがとうです!
頑張ります♪
これからも応援宜しくお願いします!!

110 :海里:09/07(金) 23:06:02 HOST:FLH1Agd205.stm.mesh.ad.jp
やっと見つけましたァ!!
アゲ↑↑
頑張って下さい♪

111 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 20:59:37 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
海里サンぇ
レスありがとうです!
アゲありがとうございます♪!
頑張りますw
これからも応援宜しくお願いします!!

112 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 21:08:47 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、あんたどこ行ってたの!」






「心配したんだからぁ」






そんな事言いながら、母ちゃん達は夕食の準備






「ママ」






「んー?」






「サトミ帰りたくない」






「えー?何言ってんの、また遊び来るってば」






サトミの「帰りたくない」を






適当に流した

113 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 21:15:42 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「学校行きたくないの」






「なんでよ、学校楽しいって言ってたじゃない」






「嘘だもん‥」






さすがに手の動きが止まった






俺の母ちゃんまで。






「友達居ない。学校行ったらいつもハブかれる‥」






泣き出しそうなサトミ。






震える声






「ちょ、あんた何言ってんの?友佳ちゃんは‥」






「友佳はもう居ない」






「え?」






「学校に来てないんだもんっ」






いきなり、サトミが家を飛び出した






「サトミ!?」






「ちょっ…」

114 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 21:22:44 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「俺探してくるんで」






また誰かも分かんない男と居るかもしれない。






サトミは、ただ相手がほしいだけだから






「理久っ、サトミどうしちゃったの?」






おばさんは、どうも分かってないらしい






「サトミの話し聞いてれば、サトミはサトミのままだったと思う」






「え?」






「サトミは弱いんですよ」






変なまねしないうちに






探さないと…

115 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 22:59:20 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「なにしてんの」






「…」






サトミは、俺ん家から少し離れた公園に居た






ただ1人で、ブランコに座って。






「俺は何があったか知らない。だけど逃げちゃ意味ねぇだろ」






「‥だって」






涙声なサトミ






「友佳が、一番始めの人だったから…」






「友佳?」






「友佳はサトミの友達だった。ただ1人の友達だったの」





116 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 23:04:45 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「友佳はね、サトミのこと分かってくれた。
 





 友佳だけだった、ずっと一緒に居てくれたの。






 だけど友佳はみんなからイジメられた






 助けたかったけど、恐かった






 クラスの女子みんなで友佳イジメて






 恐くて恐くて、気づいたらイジメる側に居て






 友佳を助けたら、サトミもイジメられるってなって






 そんなの嫌で、見たくない友佳の泣き顔見て





 
 みんなで友佳見て笑ってた。






 本当は見方だ。なんて言いたくても






 今さら言えなくて、友佳は1人で






 友佳は、学校に来なくなった」






「…」

117 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 23:14:43 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「友佳が来なくなって






 メールもできなくなって






 そしたら、次はサトミがイジメられた。






 今まで一緒に笑ってた人が






 今度はサトミのこと笑ってきて






 恐くて、辛くて痛くて






 友佳の気持分かった。






 誰も助けてくれない






 男子も、関係ないって顔して






 先生の前では普通にしてて






 ただ恐くて、生きてる感じなくて






 嫌だった、友佳が来れなくなるのも分かった…」






流れてくる涙を拭かないで






ずっと下向いて話すサトミ

118 :夕華 (eIciS8mlVU):09/09(日) 23:23:08 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「だからね、理久が嬉しかったの。






 ワガママ言っても、無視しないでくれて






 そんな人初めてだから






 どうしたらいいか分からなかった。






 1人が嫌で付いてきてって言ったら






 付いてきてくれるし、嬉しくて…」






静かな夜の公園に






サトミのすする声だけが響いた






「サトミが悪いの。サトミのせいで友佳の人生狂った‥」






今にも大声だして泣き出しそうなサトミ






必死にこらえてるのが、俺にも分かった






「苦しい?」






「だって…」






「泣くのが一番いい。と思うよ、俺は」

119 :夕華 (eIciS8mlVU):09/16(日) 17:41:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「…友佳ちゃん、イジメられてたの」






「…」






サトミの母親の間に、何とも言えない空気が流れる






「助けてやれなかったの?」






「恐かった‥」






「友佳ちゃんはサトミの親友じゃなかったのっ?」






荒々しく、サトミに言葉をぶつけた






サトミは小さくなって、俺の後ろに隠れるように






顔を下げた






「あのねぇ‥友佳ちゃんは大事な友達だったんでしょ?
 なんであんたは弱いの、友佳ちゃんが大切なら
 恐くても助けてあげるのが友達でしょ?」






「…」






おばさんの言ってることは正しいけど






今サトミはどうしたい とか






分かってないんだと思う。






ていうか、聞いてあげてないんだろ






だからサトミは弱いんだよ






「友達いなくなるのも、自分のせいじゃないの?」






「ちょっと、それは違うんじゃない」

120 :夕華 (eIciS8mlVU):09/16(日) 18:01:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「サトミちゃんだって、
 お姉ちゃんに聞いてほしいことあるんじゃない?
 ちゃんと聞いてたの?」





俺じゃなくて、サトミじゃんなくて






母ちゃんが言った






「…そうかもね。聞いてなかったのかも」






はぁ、と、おばさんは息を吐いた






「サトミ、あんたはどうしたいの?」






慣れないことに、少し戸惑うサトミ






「…友達がほしい」






「友達?」


121 :夕華 (eIciS8mlVU):09/16(日) 18:12:20 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「もう、あの学校じゃ友達できない。
 だから…」






「他の学校行けば、頑張れるの?」






サトミは少し黙った






「頑張りたいの」






「…そう。じゃあ頑張るのよ。今度は話しちゃんと聞くから」






母ちゃんが笑った






「制服姿、見せてね。スカート短くしすぎちゃダメよ?」






母ちゃんの言葉に、サトミが少し笑った






「っし。こうなったら入学手続きしなきゃ!転校って事にしときましょ」






「友達できる?」






小さい声で、俺に聞いてきた






「さあ。お前次第だろ」






「気がきく事言えねぇのかよ」






「誰だよお前」

122 :夕華 (eIciS8mlVU):09/16(日) 20:59:37 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「新しい学校で頑張ってね」






「うん、サトミならできるって」






「なに自分で言ってるのよ」






今日はサトミ達が帰る日






長かったな






「あ、ごめん、もう時間」






おばさんが忙しそうに、荷物を肩にかけた






「理久、ありがとね」






「は?」






え、なんですか、サトミってお礼言える子だったんですか






「って言うのが、感動のお別れってもん?」






こいつ…






「サトミ急ぎなさいっ」






サトミも重そうな荷物を持つ






来たときと同じような、派手な服を着て。






「派手だな」






「これがサトミですけど。」






可愛いこと言えっての。






「駅まで一緒に行こうか?」






「なに言ってんの、タクシーに任せればいいのよ」






おばさんとサトミは、タクシーに荷物を積み込んで






中に入って、窓を開けた








123 :夕華 (eIciS8mlVU):09/16(日) 20:59:51 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「ありがとね、また来るわ」






「こんどは私が行く」






「ね、理久」






小さい声で、サトミは俺を呼んだ






「あんたさ、昨日初めてあたしのこと「サトミ」って呼んだでしょ」






「え、呼んだっけ」






「嬉しかったっス」






なんだよ、その言葉。






ちょい感動なんですけど






「また来るから。ばいばーい」






「サトミの制服姿見て萌えんなよーっ」






ずっと、タクシーの窓から手を出して






笑って帰って行った

124 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 20:45:43 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「帰って来たねー!」






やっぱ、都会は人が多くて混雑してる






理久が居たとこは田舎だったけど






別に嫌いじゃなかった、実は。






「あたしちょっと出かけてくる」






「え!どこ行くの?」






「ちょっとー」








125 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 20:53:43 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「…」






懐かしい家。






庭には、前と同じように綺麗な花が咲いてる






毎日のように来てたのに






もう、何年も来てない‥






「よし‥」






おもいきって、インターフォンを押した






「はーい?」






この声だって、なつかしい






毎回、「いらっしゃい、サトミちゃん」






って言ってくれてたもん






「サトミです…」






覚えてないかもしれない






ていうか、思い出したくないかもしれない‥






「友佳ね。ちょっと待って、今呼んでくるわ」






「…はい」

126 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 21:02:00 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
5分ぐらいたって、玄関が開いた






「…」






少し痩せた友佳






あたしと目を合わせてくれない






当たり前‥






「久しぶり」






玄関の手すりに手をかけたまま、なにも言わない






「ごめんね」






「…」






「友佳だけだったのに、
 あたしのこと分かってくれたの友佳だけだったのに
 一緒になってイジメてごめんね」





恐かった、友佳に謝るの






「今さら‥」って、帰って行かれるかと思った






「恐くて、自分のことしか考えられなくて
 イジメられるのがすごい嫌で
 そしたら、今度はあたしがイジメられた」






「え…」
 


127 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 21:15:59 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「だからね、あたし今学校行ってないんだ」






友佳は、あたしがイジメられてたのを知らない






「頑張るの、あたし。
 あたしね、新しい学校に行くんだ。
 だから頑張りたいの、友佳といっ‥」





「許してないよ。私のことイジメたあいつも
 それを知ってて無視した先生も
 男子も、他のクラスだった子も
 私まだ許してないよ」





聞くと、やっぱり辛かった






許すはずないし‥






「でもサトミのこと恨んでない」

128 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 21:31:19 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「知ってるし、サトミの性格。
 私も頑張ろうって思ってた。
 でも1人じゃ恐くて
 きっとまた不登校になると思う」





やだ、その先言わないで






あたしが言うって決めた‥






「だか‥」






「友佳と学校行きたいっ!」






「え‥」






うわ、なにしてんのあたし






ドン引きじゃん、友佳






「‥嘘、ほんとに?」






「え?」






「私もサトミと行きたかったの、学校」






ううううう、うそ






え、まじで?






嬉しい‥






「サトミとまた親友になりたい。
 帰りに寄り道したり、手紙回したり
 学校行くとき、またサトミに迎え来てもらいたい」






「…遅れても、ずっと待っててあげる」






「いっつも遅れるのはサトミでしょ」






嬉しかった、友佳が笑ってる






あの、可愛い友佳のままだった

129 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 21:46:45 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

そう、来る9月1日






今日から、楽しい楽しいスクールライフが始まる






そして






I LOVE!!!!






な佳代に会えるッ!






「おはよ」






「イッ!!」






やーん、誰かと思えば涼様






「なんか1組の女子が呼んでるけど」






「えー?」

130 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 21:54:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「あ、あたし沢木メイです!」






沢木メイ‥






あ、あの癒し系の子ね。






「今度、映画行きませんかっ?」






「映画!?」






映画‥ですか。






そうっすね、でもですね、僕には‥






「もちろん2人でじゃなくて、他の人誘って…」






「ごめん、俺彼女いるから」






佳代に疑われることしたくないし






つか、佳代一筋ですし?






やーんなに僕ッ。






…なんか、テンション高いね、僕。

131 :夕華 (eIciS8mlVU):09/18(火) 22:06:32 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「おら理久ぅ。だれだよあの女子ッ」






「てめぇモテるからって調子のってんじゃねーよー」






ギャル女子登場






今日も厚化粧!






「彼女大事にしない男は嫌いよ!!」






「あなただけに守られたかったのにィ!」






「何してんの」






意味分かんね、こいつら。






「佳代の心境」






「違うから」






あーめんどくせ






「なにスルーしてんだよ、メイに誘われても断れよ!?」






「分かってるってー」






「太平洋に平和を!!」






「おっぱっぴー」

132 :夕華 (eIciS8mlVU):09/20(木) 21:46:26 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「大和田君!」






今どき、「大和田君」なんて呼ぶ人いたっけ?






「あ、沢木さん」






「今から移動?」






「まあね」






「そっか」






…なんだ、この会話。






付きあってねぇっての。






「美術の先生って、すごいうるさくない?」






「あーそれ思う。授業じゃねーもん」






つか、涼様どこ行った?






移動1人でとかヤダー






「じゃあ頑張ってね。あたしも頑張るねっ」






「はーい‥」






なんだろう、なんなんだろう






沢木さんは何をしたいのか






まったく分からない






謎だ…








133 :夕華 (eIciS8mlVU):09/20(木) 21:53:09 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「沢木メイか」






「あ?」






恐いっすよ涼様






いつから居たんですか






「甘え上手で一途。好きになった奴は絶対手に入れる。
 たとえそれが、彼女持ちでも。
 沢木メイってそーゆーヤツ」






「なんで知ってんの!?」






「俺に知らないものは無い」






涼様ッ!!

134 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 22:40:18 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「佳代、あんたヤバイんじゃない?」






「え、なにが?」






「あの謎の沢木メイがさ、最近理久にくっついてるよ」






沢木さんって…






なに考えてるのか、なにしてるのか






誰にも分からない人だったっけ。






「好きな人には一直線だし、絶対諦めないんだよ?」






やだな、私あの人苦手…






世界が違うし、同じ空気を吸ってるとは思えない






「手を出すなって沢木メイに言ったら?」






「うううん‥」








135 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 22:55:06 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「大和田君。あたしね、すっごく地理が苦手なんだぁ‥」






「へえ」






「今度、教えてくれない?」






え!






「勉強会しないっ?あたし友達誘うから、大和田君も誘ってくれる?」






彼女いるって言ったこと、実はスルーされてた?






「悪いけど、彼女いるし。疑われることしたくないし
 他でやってくんない?」






「彼女誘ったら?彼女が居れば安心じゃない?」






「じゃあ沢木さんどうすんの?」






「あたしも適当に男子誘っとくよ。
 大和田君の仲良しの人にするねっ」






えええ、そんな勝手に‥






「彼女に聞いてみてねっ。
 明日の昼からファミレスに集合だよ!」






「ちょ‥」

136 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:00:01 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「よー理久ぅ。お前って聞いて安心したあ」






結局、佳代つれて来ることになった。






佳代も勉強苦手だって言ってたし






「武井さんって私服かわいいー」






「あは‥ありがと、沢木さんも可愛いね」






沢木さんの私服はなんか意外で






大人っぽいんだけど、佳代のいう通り可愛い






俺は佳代のほうが好みだけどよ。






「じゃあ入ろうか、大和田君っ」






誘った皆川を放って、俺に来た






なぜー…

137 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:08:33 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「ねぇねぇ、あたしここ苦手」






「どこ?」






「地球のねー…」






さっきから、沢木さんは理久ばっかり。






理久の隣も沢木さんだし






なんか、ちゃっかり密着してるし






沢木さんのバカさに呆れてるけど、理久はちゃんと教えてるし






嫉妬心がでかくなってるし






なんなの自分ーっ






「武井、大丈夫?」






「え?」

138 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:15:44 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「沢木さん理久ばっかじゃん」






「うははー‥」






ですよね。






「あれ。武井さん全然勉強進んでないねぇ。どうしたの?」






「べつに…」






「え、嘘、大和田君って頭いいーっ!」






話しかえんなよ






もーまじムカツク‥






「やだあ、なに言ってんのぉ?
 冗談言ってなんて言ってないしー。
 理久かわいー!」





今、さりげなく理久って言った!?






なにこいつ、信じらんない






「でねでね、メイは大和田君みたいな人が彼氏がいいなー」






「…」






「メイと付きあっちゃう?本気にしないでよ、嘘に決まってんじゃんかーっ」






「…」

139 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:22:38 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「武井さーん!」






う、来た






「ノート提出できたぁ?あたしバッチリだったよ」






「へー」






理久とラブラブだったもんね






「なんかねぇ、理久は提出できなかったらしいの。
 あたしがうるさすぎたんだってー!」






「へえ」






「帰った後もぉ、たくさんメールしてたし
 いろいろ話しちゃった。ずぅっと長い時間してたもん‥
 理久に謝っててくれる?」





「自分で言えば?」






なにが言いたいの、こいつ






自慢したいの?嫉妬させたいの?






なんか、この素で嬉しそうなのがもっとムカツク






「…だよね。理久と会ったら長話しないように気をつけるー」






ムカツク事いいながら可愛い笑顔しやがって。






もーほんとに






沢木さんてつかめない

140 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:26:21 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「でさ、皆川がうぜーんだよ」






「へー」






なんか、佳代くらい






なんで?






「佳代ー‥」






「へー」






やっぱり聞いてねぇ。






聞くべき?






聞かなきゃサトミに怒られる気がする






もう、ここには居ないけど。






「どうした?」






「へ?」






「暗いけど‥」






やばい、佳代が黙った






聞かなきゃよかった?



141 :夕華 (eIciS8mlVU):09/21(金) 23:29:11 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「いっこだけ聞いていい?」






「うん」






なんでもこいッ






「なんで沢木さんが、理久のこと呼び捨てだったの?」






「え、うそ、あいつ呼び捨てしてんの?」













まじで?






「ごめん、俺から言っとく」






「ううん…」






だよな、嫌だよな、あんな女




142 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:05:19 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「沢木さん」






「あ!どう‥」






「俺のこと勝手に呼び捨てすんの、やめてくれない?」






別に呼び捨てはいいんだけどね。






佳代が嫌がってるし、仲いい友達じゃないし






「あはは、ごめんねー。なんか流れで呼んじゃってた」






「別に。じゃあ、それだけだから」






「あ、待って!」






沢木さんが、俺の腕を掴んだ






「武井さん、あたしのこと嫌がってる?」






「え?」






「あたし別に悪気はないんだよね。
 でもいっつも相手が嫌そうな顔するから」






みんな沢木さんのこと掴めてねぇもん






どうしたらいいか迷いますよ






「武井さんの事嫌いじゃないから、あたし」






「あ、うん」






「武井さんによろしくねー」






「…」

143 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:17:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「涼ってどーゆー人が好きなわけ?」






「えー‥とりあえず人間らしい人だったらいい。 
 特別な個性とかいらねぇし、特別目立ってるとかどうでもいい」






もったいないっすよ






涼は超個性派なのに。






「普通な人が一番いい」






もーそんなこと言わないで涼様






カッコイイ顔して、モモジュースという可愛いの飲んで廊下歩いてる涼様






素敵すぎ。






「あ。なにあれ」






涼が、女子トイレを指さした






「お前さ、なんなの。超調子こいてね?」






「水でもかぶれば、ちょっとは反省するでしょ」

144 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:23:45 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
超びっくりした






誰かに水かけた、あいつら






「冷たい?今暑いからちょうどいいよね、もっとかけてあげる」






涼も気づいた






水かけてるのは岩城。






明るいけど、怒ったら超恐いやつ






女子から孤立した派手グループ






「反抗もしないわけ?あたしらが恐いの?うけるんですけど」






「二限目の授業でんなよ?サボって怒られちゃえよー」






…俺ってなんなの。






なんか、サトミ思い出した






サトミも、こんなのされてたんだよな

145 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:34:42 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「ねー岩城」






「あ、理久じゃん。なに女子トイレ覗いてんだよー」






岩城は笑う






自分がなにしてんのか、分かってんの?こいつ






「ちょっとさ、それ酷いっしょ。
 よーく話し合おう?岩城ならできるってー
 岩城は物わかりいいし」





「意味わかんねぇ。なにあんたぁ。
 こいつの見方すんのー?」






「4対1はさすがに恐いっ…」






って






沢木さんかよ!!






沢木さん見事にイジメられてんじゃん!?






「ね、岩城達いいやつだし今日はここまでにしよ。
 俺が話し聞くからさ」






「もー理久超いいやつぅ。あたし達あんたのこと愛してるよー」







「ありがとー。じゃーなー」

146 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:42:43 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「大和田君たち、授業行かないの?」






「保健室行くぞ。ほら、立て」






涼が沢木さんに手をかす






「あたしってそんなに変わってる?」






「え?」






「よく言われる、変わってるって。
 普通にしてても言われるし‥」






制服をしぼって、水を出す沢木さん






少し、くらい顔して。






「早くいこ、保健の先生も暇じゃねえし」

147 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:47:19 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「岩城さんたちも酷いことするわねぇ。
 担任の先生にはもう言った?」






「…まだ」






「ちゃんと言わなきゃまた‥」






「あたし先生に言う気ありません」






「どうして?」って顔して、先生は沢木さんの前に座った






「先生に言っても、なんにもならないでしょ。
 ただ注意するだけで終わって、また岩城さんは同じことするに決まってる」





沢木さんって、意外と現実的






「…そう。じゃ、先生これから出張だから行くわね。
 ごめんなさいね、なにもしてあげられなくて」






「いいえ」

148 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 22:51:52 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「なあ」






「なに?」






「なんで反抗しなかった?」






実は気になってた。






沢木さんはなんでもどんどん言うし‥






「それが普通だと思った。
 普通じゃないらしいから、あたし。
 普通なことしてみようって思って」






「普通…」

149 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 23:03:24 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「別に普通じゃん、沢木は。」






ずっと黙ってた涼が、口を開いた






「普通に人間じゃん。
 性格が特別なだけ。
 そんぐらいで変わってるって言えねぇよ」






「‥そう?」






「変わってるんじゃなくて、特別なだけ。
 誰にももってない特別なもの持ってるだけ。
 そういうの羨ましい」






涼が笑った






「特別…」






「その性格変えないほうがいい。
 沢木だけもってる特別」






…おっと?






俺ってここに居ないほうがいい系?






やだー、涼様にも春到来っ?
 

150 :夕華 (eIciS8mlVU):09/22(土) 23:11:30 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「次三限目か。つか沢木は立ち直りはやいな、もう教室帰ったろ?」






見事な立ち直りでしたよ






あんなの俺には無理






「てかさあ、涼は普通な人がよかったんじゃないのー」






「特別も悪くねーよ」






「なんすか、それ」






あ、そういえば






俺って岩城たちの話し聞かなきゃじゃん






どーしよ…






「岩城たちと仲良くねー」






「…」






「俺しらねー」

151 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 18:40:11 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「理久サボり?」






「多分‥」






めずらしい、理久のサボり。






なんでだろ…






「あのさー‥その時、沢木もサボってたらしいんだよね」






「‥沢木さん?」






うそ、まさか一緒に居たの?






でも…






勝手な被害妄想はダメダメッ






涼も一緒にサボってたし、たぶん涼とサボってただけ。






たぶん‥






「ごめん、言わなきゃよかった‥よね?」






「ううん。別にいいよ」



152 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 18:48:57 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「あ、武井さんっ」






「沢木さん…」






会いたくなかったのにー…






「大和田君は?」






「‥知らない」






「なんだぁ」






…沢木さん、理久のこと好きなのか。






もーショック






こんな可愛い子が相手じゃ






自信ない






「ねぇねぇ、今度また武井さんと大和田君と
 友達と4人で遊ぼうよ」






「うん…」






「武井さんの私服に憧れてんだよねっ」






「…」

153 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 21:30:19 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
あーあ






私はなにもできないのに






沢木さんは余裕でライバルを遊びに誘ってるし






なんだろーね、なんで私って余裕がないんだろう






「佳代、顔が死んでるよ」






最近よく言われますよ






だってね。だってね。






謎の美少女 沢木メイが相手ですよ






あなた勝てますか。






理久は沢木さんと同じタイミングでサボってるし






なんか不安だしなんかだし






自分意味分かんないし






空は青いし。






「きゃー‥」






今の私には、眩しすぎる空

154 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 21:35:14 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「佳代かえろー」






「うい。」






「おっさんかよ」






だって。






もー今日は決めましたからね、理久氏。






聞く、聞く






全部聞く。






「あの、う、理久」






「あー?」






落ち着け自分






「今日、理久サボってたねー‥」






「あー、うん。大変だった」






「ななな‥に‥してた、のーっ?」

155 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 21:42:16 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「話しかた変だよね?」






「いつもと変わりませんっ」






「沢木さんが大変だったから、涼と沢木さんと保健室に居た」






…え






えええ‥






「なんかさ。岩城たちに絡まれててヤバかったから。
 ずぶ濡れだったし」






あ、なんだ、そーゆーこと。






っても、やっぱ嫌






沢木さんが大変だったって事は分かったけど‥






「サトミのことであったから、見過ごせなくて」






「…そう」






「ごめん、佳代に言っとけばよかった」






「ううん」






嘘をついた






嫌でたまらないのに、許したふりをした






でも、沢木さんが大変だから






分からないと、自分の我が侭突き通しちゃダメだ。






「…」

156 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 21:45:02 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「はあ‥」






昨日は理久にメールする気分じゃなかった






なんか落ち込む。






1人で廊下を歩くって、こんなにも孤独なんだ。






仲良しのコは休みだし、理久と話す気になれないし






トイレに閉じこもっちゃえ。








157 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 21:55:23 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
ここの学校のトイレは良いにおいだからいい。






ずっと居ても嫌にならないし






「メイィ、あたし今日化粧のノリよくない?」






「え、知らない」






「そ、そうだよねー‥」






出たよ、謎の美少女






また掴めないような事言ってるし。






「てかさ、あんた。最近大和田君といっしょだね」






「えー?そう?」






…盗み聞きは好きじゃない






だけど、聞きたい






沢木さんの気持






「好きなのー?」






「えへへー」






「なにぃ、ハッキリ言ってよぉ」






「なんで他人に言わなきゃいけないのー」






そこは言おうよっ…






もーほんと分からない。沢木さん。






言うかと思えば言わないし、言わなくていいこと言うし






「大和田君はねぇ、すっごく優しいよ。
 カッコイイし大人だし、武井さんのこと大事にしてるし
 あたしそーゆー人好きだなあ」






「恋じゃーん!」






「恋じゃないしー」

158 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 22:03:28 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
空は曇り






おまけに雨まで降ってる






傘は持ってきてない






最低な日だ






「濡れたくない‥」






理久は早退しちゃったし、帰る人居ないから…






「ついてない‥」






「ねえねえ、入る?」






「え…」






って






沢木さんじゃん!!






うわ、うわ、うわっ






「傘ないんでしょ?濡れたら風邪引くよ」






「いいよ、大丈夫」






「じゃあ、貸す」






強引に、傘を私の手にかけた






「あたし雨好きだからいいの」






「え!」






沢木さんは、雨のなかに駆けだした






「駄目だよっ!」






焦った、予想外な事するんだもん






「えー。あたし濡れるの好きなのに」






なぜ雨に打たれながら笑える…

159 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 22:07:28 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「でさ、大和田君って」






出た、理久の話し






てか、2人で帰ってるってどうよ。






「いいなあ、武井さんって大事にされてるね。
 あたし彼氏いないからなー」






「大和田君みたいな人いいよねぇ」






「超カッコイイ、まじ大人!武井さん羨ましいー」






理久の話しばっかり






もう、やだ…






「‥武井さん?」






「沢木さんは…」






私から理久を離そうとしてるの?

160 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 22:11:27 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「なに?」






「沢木さんは、理久が好きなの?」






やばい、泣きそう






「私は理久が好きだから、沢木さんに嫉妬してる。
 沢木さんが相手じゃ自信ないし、勝てない‥」






「ちょちょちょ、ちょっと!」






なに、もう






今泣きそうなの我慢してんのにっ






「なんであたしが
 大和田君のこと好きってなってるの?」






「…」








っは?

161 :夕華 (eIciS8mlVU):09/23(日) 22:17:59 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「やっだ、止めてよ武井さん!?」






止めてよって‥






え?






「うわ、ごめん、なに。
 もしかして‥ずっとそう思ってた?」






そりゃ、もちろん。






「…ごめん。大和田君がお兄ちゃんに似てて」






おにいちゃんッ!?






「4年前に死んじゃったんだよね。
 大好きだったから、お兄ちゃんみたいな人が居ると
 異常に側に居たくなるの」






「う、うん‥?」






「だから全然好きとかじゃないから!!
 うわ、まじめにごめんっ
 ほんと違うから!」





ななななんか、うまくまとまらない‥






「あたしはね、武井さんと大和田君の間を引き裂こうとか
 全然思ってないんで。
 勘違いさせてごめんなさいー‥」






「ううん…」












なんだ‥


162 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 21:41:54 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「ええええ!!!」






「え、知らなかった?」






「涼と沢木さんって付きあってるの!?」






私ってなにも知らない…






「理久ってなんでも知ってるよね」






「涼には負ける」






涼はすごい‥






誰も知らないこと知ってる。






でも絶対ばらさない






すげー






「私涼みたいな人になりたい」






「なに、急にどうした」






「私大人になる」






「頑張れー」

163 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 23:28:58 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*サトミ*

「友佳ごめん!遅れたっ」






「いっつもでしょー」






「ごご、ごめん」






「いいって。ほら、行こ」






いつものように、あたしが遅れて






友佳が怒りながらも許してくれる






これが日常






あの日と同じ






これからも、ずっと。

164 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 23:34:11 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*涼&沢木メイ*

「沢木」






「涼」






「好き」






「知ってる」






こいつら、ほんとに愛し合ってんのか?






まあいい、個性派な2人






2人だけの世界がある。






ものすごい世界が。






「俺って平凡じゃん」






「だねー」






「沢木は特別」






「存在が?」






「もち」






意外とバカップル。

165 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 23:43:49 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
―‥*

「佳代ー」






「んー?」






「俺ね、佳代のこと好き」






「え!!」






理久は恥ずかしがり屋






な、はずなのに。






「え!!ってなに」






「だって…」






きゃーっ






理久が手繋いできた!!






「今日で三ヶ月」






「え?」






「付きあって三ヶ月目じゃん」






「…あ」

166 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 23:50:56 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
「忘れてた系っ?」






「いいいいいや、覚えてた!!」






そうじゃん、今日は三ヶ月目じゃんっ






うわーあたしバカッ






「久々デートする?」






恥ずかしがり屋、意地っ張り、素直になれ無い






「するっ」






そんな理久が、今日も明日も好き





                      +END+








167 :夕華 (eIciS8mlVU):09/24(月) 23:58:15 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
♭ 終わりました。
  ありかどうございました。
  次の小説は、たぶん
  自己満な小説かもでス。 
  決まってないんですけどね。
  今までありがとうございました。 ♭

168 :夕華 (eIciS8mlVU):09/26(水) 18:35:51 HOST:softbank220060210130.bbtec.net

♭ 君に恋した

書いてます
来て下さい

169 ::09/26(水) 20:12:58 HOST:r-124-18-67-210.commufa.jp

影ファンでしたのです←
今書いてる小説もがンばってくださいっ

170 :あい:09/28(金) 17:08:37 HOST:softbank220061029045.bbtec.net
「リクカヨ」
おもしろかったです∞⌒(◇b'v`★)b
夕華サン最高です!!!!

171 :夏華:09/29(土) 19:21:28 HOST:ser357666003579924
リクめっちゃスキでした(>_<)
次からも頑張ってください!!

172 :夕華 (eIciS8mlVU):09/29(土) 19:35:17 HOST:softbank220060210130.bbtec.net
れサンぇ
レスありがとうです!
影ファン!ww
頑張ります♥
新しいのも見に来て下さいネ♪
今までありがとうございました!!

あいサンぇ
レスありがとうです!
ありがとうございます♪
最高(・∀・)
嬉しい言葉です♬
今までありがとうございました!!

夏華サンぇ
レスありがとうです!
ほんとですかッ!!
理久はモテるなァ‥ ←
頑張ります♪
今までありがとうございました!!


inserted by FC2 system