ピコ森

春風

1 :絢莉:09/12(水) 07:34:15 HOST:ser354910010712810
紙に黒い文字がずら〜っと並んでいる
それを目でおいながらシャーペンを走らせる

なんだ簡単だ

今は期末テストの真っ最中。

俺は自慢じゃないがいつも順位は一番

いつも通りテストを素早く済ませて時計を見ると後30分ものこっていた

退屈だ

不意に窓の外に目をやると荒れ放題の花壇が見えた

誰もいじらないのか

勿体無い

どうせ昼から暇なんだ花壇整備でもしょう

何植えるかな

次期的にチューリップとかかな

確かこの近くに種屋さんがあったなぁ

行ってみよう

そんな事を考えている内にいつの間にか時間は過ぎ

30分たっていた




2 :絢莉:09/12(水) 21:31:59 HOST:ser354910010712810
終学活を終え
急いで鞄を持ち上げると

「おいおい。もう帰んのかよ!」

友達の孝に呼止められ振り反る

「いやーまだ帰んねぇけど」

まだと言うか当分帰らないけど…

「お前頭いいもんなぁどうせ昼から暇なんだろ?」

今度は淳に話かけられた
こいつもまぁ友達なのだろう

「カラオケ付き合えよ」

孝が肩を叩いてきた

「悪いが暇じゃないんでね。大体男三人のむさくるしい所行きたねぇよ」

ちょっと毒舌で断る
と言うか本当にそう思った



3 :絢莉:09/12(水) 21:32:41 HOST:ser354910010712810
「付き合い悪いぞ」

ムスっとする孝

「また今度誘ってくれよ」

ふっと笑って言うと

「わかっかよ。またな」

じゃなと手を上げて教室を出ようとする二人に
敢えて一言

「お前ら赤点大丈夫なのか?」

大声で聞くと

廊下から

「うるせ!」

二人同じに叫んだ

あいつら大丈夫なのか…
まぁ大丈夫じゃねぇだろうな
まっ俺に関係ねぇし

種買い行こう

俺は教室を出て玄関へ向かった
玄関を出て右に出るとすぐ種屋だった

確かに近いな

「すいませんチューリップ有りますか」

レジに居たおばさんに話かけると
チューリップの球根を持って来てくれた

「有りますございます」




4 :絢莉:09/13(木) 17:27:08 HOST:ser354910010712810
俺は球根を買うと再び学校へ戻った

まず俺はスコップや釜を借りるために倉庫へ寄った

そこで少し球根を見つけ貰う事にした

俺は十個入りの袋を一つ買ってここにも十個。合わせ二十個の球根が手に入った

花壇に向かうと人影が見えた

どう考えても花壇整備をしている訳ではないし深く帽子を被ってる


5 :絢莉:09/14(金) 07:34:26 HOST:ser354910010712810
でも怪しい人ではないのだろう
うちの制服着てるし
どう見ても女子だ
なぜなら長い黒髪でスカートを履いているから

「何してんの?」

俺は普通に話しかけた
その子は驚いて顔を上げた。よっぽど深く帽子を被っているのだろう顔はみえなかった

「あっ落とし物しちゃて…」

小声で言い困った様に顔を下げる彼女

「何落としたん?」

気になって聞いてみた
こんなに必死で探しているんだ。きっと大事な物なのだろう

「えっえっと…とっても大事な物なの」

おろおろしながら答える彼女
可哀想になってきた

「しょがねぇ手伝ってやるよ」

ニィと笑って言うと

「えっ悪いよ」

慌て立ち上がり顔を横にふるその子に

「あ〜じゃあ先に花壇整備手伝ってよ。なら良いだろ」

俺が言うと
彼女は少し考える仕草をして

「分かった」

と顔を上げた
口元が笑っているのがわかった。



6 :絢莉:09/14(金) 07:35:09 HOST:ser354910010712810
「よし!宜しくな俺、竜哉あんたは?」

今更だか俺の名前は竜哉である

「アタシは山田宜しく」

苗字だけ?
珍しい子だな
まっいっか

俺は腰を下ろし花壇の草を抜き始めた

山田も手伝ってくれた

山田が居たおかげで早く片付いた

7 :絢莉:09/14(金) 17:41:13 HOST:ser354910010712810
「サンキュー次球根植えよう」

球根を十個山田に渡した

植え始めると

「ねぇ」

きいなり話かけられ振り向く

「何?」

聞き返すと

「何年?」

いきなりの質問にちらっと山田のリボンを見る
青色

「山田と同じ2年だよ」

うちの学校は学年でリボンの色が違うだ

「え!?じゃあこの学校で行方不明の人がいるの知ってる?」

何故か帽子を更に深く被り聞いてくる山田

「あぁ確かにいたな2年だっけ。まぁうちの学校クラス多いしあんま分かんねぇけどな」

少し考える素振りをして答えると

「そっか」

なぜか安心したように言う山田

「何で?」

不思議に思い聞いて見ると

「何でもない」

球根を植えながら答える山田



8 :絢莉:09/14(金) 17:41:53 HOST:ser354910010712810
山田はいろいろおかしい
大体帽子からしておかしい。

不思議に思いながら
きっとプライベートな事なのだろうとそれ以上追求するのは辞めた

そうこうしているうちに球根を植えは早くも終わった。

「はぁ」

立ち上がる山田

「サンキューな助かったわぁ」

俺も立ち上がる

とっ瞬間強い風が吹いた
その風に山田の帽子は吹き飛ばされ桜の木に引っかかってしまった


9 :絢莉:09/16(日) 20:45:40 HOST:ser354910010712810
俺はその帽子を無意識に目で追ってから
山田へと目線を移した

一瞬時が止まったと錯覚した

長い黒髪が良く似合う白い肌に大きい瞳

可愛い

この世の物じゃないほど可愛い

俺は慌て顔を背けた

「やだぁ帽子引っかかっちゃたぁ」

困った様にな声をだす山田

チラッと横目で表情を確かめる 山田は困って木を見つめていた

「ありゃあ取れないな」

俺も木を見て呟く



10 :絢莉:09/16(日) 20:46:20 HOST:ser354910010712810
「だよね」

顔を伏せる山田
なんでこんなに可愛いのに顔隠してたんだろう

「いいじゃん山田可愛いし」

俺は普通を装おって言う

「え?」

びっくりしたように顔を上げる山田に

俺はニコっと笑いかけた

「可愛いくないし!」

顔を背ける山田
いや可愛いから!

「アタシに見覚えないよね?」

山田は目線を俺に向け直し聞いて来た

意味の分からない質問だ

「わりぃ可愛いけど見覚えないや何組?」

俺はさりげなくクラスを聞いた

「ふ〜んならいいや」

何がいいんだ!?
てかクラス教えてくれないの!!

「ねぇ春になったら花見しよ」

突飛おしのない山田の提案

「桜ならグランドの方が綺麗だぞ」

ここ桜の木一本しかねぇし

11 :絢莉:09/17(月) 20:36:55 HOST:ser354910010712810
「桜じゃないよチューリップ!」

チューリップ!?
確かに花だけど

俺は思わず笑ってしまった

「いいぜ」

まぁいいや
山田と花見出来んならなんでも

「じゃ今度はアタシの探し物手伝ってよ」

ニコっと笑い腰を下ろす山田

「あぁ」

頷いて俺も腰を下ろす

手探りで探して見る

良く考えると何落とたんだ山田?

まぁ分かるだろうと手を草むらに這わせた

カッ

何か手に当たった

見るとピンクの小さいハートのついた指輪



12 :絢莉:09/17(月) 20:37:29 HOST:ser354910010712810
「これか?」

手に持ち山田に見せる

「あっこれ…これ!」

目を見開き指輪を見て
いきなり山田は

「ここっここ掘って!」

指輪が落ちていた場所を指差し叫ぶ

本当に訳の分からないやつだ

「なんで?」

一応聞いてみた

「いいから掘って」

やっぱ言わねぇか

とにかく掘る事にした

あの指輪彼氏からのプレゼントかな?
そんな事を考えて掘っていると

カッ

何かにスコップが当たった

良く見てみる

こっこれ


骸骨・・・
骸骨だ
山田に目をやる
青い顔
当たり前か

「俺先生に言い行って来る」

俺は教務室に向けて走らり出した

13 :絢莉:10/03(水) 20:46:04 HOST:ser354910010712810
後ろから小さい声で

「ありがとう」

と聞こえた気がしたが気のせいだろう

ガラー

俺は教務室に駆け込み
事のしだいを説明し
先生を連れて花壇の場所へ戻った

あれ?

山田が居ない
怖くて帰ったかな?

当たりを見回している俺の後ろで先生が話しをしている

「山田だな・・・」

山田・・・

俺は一瞬心臓が止まったと思った。

「山田?」

振り返り先生に問いかける

「あぁ2年で行方不明になっている女子生徒だ」

まさか・・・

14 :絢莉:10/03(水) 20:46:58 HOST:ser354910010712810
「先生写真ありますか?」

慌て聞くと

「あぁあるぞ教務室来い」

先生に言われついていく
どうか別人であって欲しいと願いながら

教務室に着くと

「これだ」

写真を出し山田という女子生徒を指差す

先生は他の先生を集め再び外へと出ていった

目を疑った

山田だ・・・

さっきまで一緒にいて
一緒に球根植えていた
山田がそこに居た

世界で独りぼっちになった気分だ

先生が誰一人居ない教務室がその気持を更に煽る

俺はそのまま走って学校を飛び出した





数日後。
事のしだいを風の噂で聞いた

15 :絢莉:10/03(水) 20:51:12 HOST:ser354910010712810
本名は山田亜沙美。
亜沙美は同じクラスに付き合っている彼氏がいたらしい
だが彼氏と別れ話でこじれあの場所で殺害された
と言うもの

だからあんなに必死に指輪探してたんだ・・・





それから月日は巡り桜の次期チューリップも咲いた

山田と植えたチューリップ。

確かにこの世のものとは思えないと思ったけど
本当にこの世のものじゃないとはな

フッ

自然と笑いが口からもれた。

花見しょうって言ったくせに

「嘘付きやがって」

俺は桜の木に腰を下ろし呟いた
もちろん独り言

のつもりだった

「どんな?」

不意に返答が帰って来て驚き振り返る


16 :絢莉:10/03(水) 20:52:14 HOST:ser354910010712810
見覚えのある姿
会いたいと思っていあ人

彼女の美しい黒髪が春風に舞う
帽子を深く被ってたいる

「山田・・・」

俺は未だ状況がつかめず確かめるように彼女の名前を呼んだ

「何?」

帽子を取り可愛い顔で聞き返して来る山田

山田だ

山田・・・

「お前なにしてんだこんなところで!」

正気に戻り慌て聞く
良く考えると変な質問だ

「何でって?花見しよって言ったじゃん」

当たり前の様に言う山田

「いいのか亜沙美さんあんた死んでんだろ?」


17 :絢莉:10/06(土) 14:54:27 HOST:ser354910010712810
何言ってんの?と言うふうに顔を傾げる山田

「え?だって山田が双子なんて先生何も…」

意味が分からず聞く

「違う学校だもん」

「制服うちのじゃん」

「姉のスペだよ。この学校他校の生徒入れないじゃん。だから下校狙って人混みに紛れて入ったんだよ」

なるほどで帽子深く被ってた訳か
姉さん知ってる人に見られたらヤバいからな

もちろん先生に見られてもヤバいわけで帰ったんだな



18 :絢莉:10/06(土) 14:55:31 HOST:ser354910010712810
「なんだよ!なら名前ぐらい教えてけよな」

ハァとため息をつくと

「だってアタシ女子高で男子苦手で」

苦笑いする山田

「何ですぐ姿見せないんだ!」

軽く怒ると

「いや…竜哉がウチを姉と間違ったら面白いかなっと…」

エヘッと笑う山田
「やっぱ狙ったのか!てぇか面白くない!」

俺は激怒しながら叫ぶ

「ごめんって!アタシが居なくて寂しかった?」

「笑いながら聞くなよ!寂しかったよ」

顔を赤くして言う俺に

「姉がねあの日ここで探してって言った気がしたんだ。だから姉がアタシ達を合わせてくれたのかな」

急に真顔で言う山田
なら姉さんにお礼いわなきゃだな

19 :絢莉:10/06(土) 14:57:26 HOST:ser354910010712810
「ところでお前名前は?」

「里織だよ」

桜とチューリップが綺麗に咲き乱れていた







最後まで付き合って下さった方本当に有難うございます

よかったら感想など教えて頂けると嬉しいです



20 :米沢牛:10/07(日) 23:23:19 HOST:05001018052108_va.ezweb.ne.jp
絢莉さん、
宣伝レスを見て
春風を読ませてもらいました。


物語としては、
ファンタジーホラーって感じで表現されていてとても綺麗な印象をうけました。


内容的にはどこかで見たような感じも若干しますが、
後味も良いスッキリとした良い作品に仕上がりましたね!


それでは、
アドバイスさせてもらいますね!


先ずは、いかなる文章を書くときも常に、と。は入れて下さい!これは、作家としての基本ですよ。


そして、春風の内容的には主人公の紹介が遅過ぎます。


主人公の名前の紹介が遅いと読者は主人公と作品両方に対して感情移入が出来ません。


掴みの部分で読者の心を掴み切れずにせっかくの読者を逃がしてしまいます。これでは作家として非常に損をします。


物語の第1話の自然な流れの中で紹介して下さいね!


次に短編小説の中で、謎の少女山田さんが自分の白骨死体を主人公に発見して欲しかったって設定なのに、


主人公と山田さんの会話が淡々と進み過ぎてインパクトがありませんでした。


なにか唐突に指環を発見したって感じがしてしまいます。


ファンタジー路線でしかも短編で作品を書くのなら、


主人公と山田さんの会話をもっと恋愛トークではずませるとかしながらキーワードの指環発見のために主人公をどんどん誘導して行かないとダメです。


短編小説は長編物と違いより、起承転結のメリハリを付け計算しながら話の展開をしなければ、


作家と読者の間に感覚のズレが生じてしまいます。


読者はまだ話が続くと思っているのに、話は急展開して行きいきなり終わり?オイオイ!みたいな感じです。


今回の春風は、そんなオイオイ!って感じでいきなり終わってしまったって感じでした。


あと、
作家には、どっかで見た、読んだって思われない、独自な発想も絶対に必要ですよ。


次回作では、より独創性溢れるテーマの作品を目指してはいかがでしょうか?


いろいろ指摘させてもらいましたが、


絢莉さんは、
フワっとした気持ちの良い文章を書ける方なので、


またファンタジー路線で作品を書かれてみてはいかがでしょうか?


次回作楽しみにしていますね!


o(^-^)o




21 :絢莉:10/08(月) 00:06:07 HOST:ser354910010712810
アドバイスありがとうございます。
すごいピンポインで指摘して頂いて本当に分かりやすかったです。
、や。は自分でも付けなきゃとは思っているのですがどこで付けたら良いのか分からないと言う…
次は頑張りたいと思います。
それに名前を出すのが遅れるのは自分でもどこで紹介しょうか分からなくて(泣
小説いっぱい書いて頑張りたいと思います


今回は本当にありがとうございました

独自の小説書ける様に頑張ります。




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